JP2007312190A - オーディオ品質評価装置、オーディオ品質監視装置、及びオーディオ品質監視システム - Google Patents

オーディオ品質評価装置、オーディオ品質監視装置、及びオーディオ品質監視システム Download PDF

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Abstract

【課題】 評価対象システム101に於いて基準オーディオを提示することなく、オーディオ入力部102、伝送路106、受信復合部104、各々の性能特性に留意した評価対象システム101全体としてのオーディオ品質を自動的に絶対評価する。
【解決手段】 マーカ挿入部152は、オーディオ入力部102が送信するオーディオデータに該オーディオデータの再生予定時刻を特定するマーカデータを挿入し、品質評価部153は、受信したオーディオデータから上記マーカデータを検出し、該マーカデータに基づいて所定のオーディオ品質を算出する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、オーディオストリーミングシステムに於ける、オーディオ品質評価装置、オーディオ品質監視装置、及びオーディオ品質監視システムに関する。
オーディオデータを実時間で伝送し、それを実時間で受信再生させるオーディオストリーミングシステムでは、以下に記載する3つの要因によってオーディオ品質の劣化が発生する。
要因1
送信装置の性能劣化により正しいオーディオデータが予定された送信タイミングで送信されない場合。即ち、送信装置にオーディオ品質の劣化要因が含まれている場合。
要因2
伝送路において、遅延ジッタ、パケットロス等が発生し、正しいオーディオデータが予定された伝送時間で伝送路を伝送されない場合。即ち、伝送路にオーディオ品質の劣化要因が含まれている場合。
要因3
受信装置の性能劣化により正しいオーディオデータが予定された再生タイミングで再生されない場合。即ち、受信装置にオーディオ品質の劣化要因が含まれている場合。
従って、オーディオストリーミングシステムの性能を正しく評価するには、送信装置、伝送路、受信装置、各々の性能特性に留意したオーディオ品質の計測が必要になる。又、オーディオストリーミングシステムが、予定されている性能品質を維持しているか否かの監視にも、同様のオーディオ品質計測が必要になる。
ITU−R勧告BS.1116には、オーディオ品質を計測する際の主観的評価方法が開示されている。BS.1116では、送信前の基準オーディオと、受信後の再生オーディオの両者を提示し、評価者が評価点数をつけることにより、基準オーディオと再生オーディオとの評価点数の差によりオーディオ品質を絶対評価する。この方法では、基準オーディオと再生オーディオの両者を同一場所で比較評価する必要がある。
ITU−R勧告BS.1116
上記従来のオーディオ品質評価方法には、以下に記す解決すべき課題が残されていた。(1)基準オーディオと再生オーディオとを同一場所で比較評価することが困難であるため、オーディオストリーミングシステムのように送信場所と受信場所とが異なるビデオ品質評価には適していない。(2)評価者の主観的評価に基づく評価方法なので評価精度を高めるためには、多くの評価者を必要とし、評価コストが増大する。
本発明は、オーディオストリーミングシステムに於けるオーディオ品質評価装置であって、送信側が送信するオーディオデータに該オーディオデータの再生予定時刻を特定可能なマーカデータを挿入するマーカデータ挿入部と、受信したオーディオデータから上記マーカデータを検出し、該マーカデータに基づいて所定のオーディオ品質を算出する品質評価部とを備えることを主要な特徴とする。
本発明によれば、送信側が送信するオーディオデータに該オーディオデータの再生予定時刻を特定可能なマーカデータを挿入するマーカデータ挿入部と、受信したオーディオデータから上記マーカデータを検出し、該マーカデータに基づいて所定のオーディオ品質を算出する品質評価部とを備えることによって、オーディオ品質(フレームロス、再生時間の伸縮性、再生フレームの連続性、コンテンツ端ロス等)を客観的に実時間で算出することが可能になる。その結果、基準オーディオを提示することなく、送信装置、伝送路、受信装置、各々の性能特性に留意したオーディオストリーミングシステム全体としてのオーディオ品質を自動的に絶対評価出来るという効果を得る。又、従来の主観的評価方法のように多数の評価者を必要としないので、評価コスト、及び、評価時間を低減できるという効果を得る。
発明を実施するための最良の形態について以下に説明する。
図1は、実施例1のオーディオ品質評価システムのシステム構成図である。
図に示すように本実施例のオーディオ品質評価システム100は、評価対象システム101と、オーディオ品質評価装置151とを含む。
評価対象システム101は、オーディオ入力部102と、符号化送信部103と、受信復号部104と、スピーカ105と、伝送路106とを備え、オーディオ品質評価装置151は、マーカ挿入部152と、品質評価部153とを備える。以下にオーディオデータの生成からオーディオ品質の評価まで、オーディオデータの流れに沿って、上記各部分の構成と機能とを合わせて説明し、実施例1のオーディオ品質評価システムの内容を明らかにする。
オーディオ入力部102は、マイクやDVDプレーヤーを内蔵し、一例としてサンプリング周波数が48KHz、2チャンネル、量子化16ビット/チャンネルのディジタルのオーディオデータを生成する。このオーディオデータは、オーディオデータ(1)として通常は符号化送信部103へ送出される。但し、評価対象システム101と、オーディオ品質評価装置151とが結合して利用される場合には、オーディオデータ(1)は、オーディオ入力部102からマーカ挿入部152を経由して符号化送信部103へ送出され、直接符号化送信部103へ送出されることは無くなる。
符号化送信部103は、オーディオ入力部102からオーディオデータ(1)を受入れて、又は、マーカ挿入部152からオーディオデータ(2)を受入れて、符号化し、更に符号化データを蓄積し、伝送路106に対応する伝送パケット107を構成し、伝送路106を介して受信復号部104へ送信する部分である。
マーカ挿入部152は、オーディオ入力部102から2チャンネルからなるオーディオデータ(1)を受入れると、一方のチャンネルのデータを破棄し、そこに以下に説明するオーディオマーカデータを上書きしてマーカチャンネルを生成する。このマーカチャンネルに、オーディオデータの再生予定時刻を特定可能なマーカデータを挿入し、オーディオデータ(2)として符号化送信部103へ送出する。以下にマーカ挿入部152が、オーディオデータに対してオーディオマーカデータを挿入する機能について説明する。
図2は、オーディオマーカデータの説明図である。
この図は、オーディオマーカデータの構成を示す図である。図に示すように、オーディオマーカデータ152−1は、0.4ms幅を有する24ビットから構成される。各ビットのデータ値は以下の定義に基いて設定される。
定義(1)
0.4ms周期の各ビットの境界で必ず極性を反転させることとする。
定義(2)
ビット値が1の場合に限って、上記0.4ms周期の各ビットの中央でも反転させることとする。即ち、ビット値が0の場合には各ビットの中央では反転させない。
定義(3)
オーディオマーカデータ相互間の間隔は0.8ms以上とする。
上記定義に基づいて、図2(a)のデータ値を信号レベル(H、L)で表すと図2(b)のように表される。図2(b)に示すように0.4ms周期の各ビットの境界で必ず極性が反転されている(定義1)。また、ビット値が1の場合には、ビットの中央(0.2ms)で極性が反転されている(定義2)。更に、オーディオマーカデータ相互間の間隔は0.8ms以上である(定義3)。
マーカ挿入部152(図1)はオーディオ入力部102からオーディオデータ(1)を受入れると、1/29.97秒毎に上記定義に基づいてオーディオマーカデータ152−1(図2)を生成する。24ビットのオーディオマーカデータ152−1は、上記マーカチャンネルの1オーディオフレームの中に挿入される。オーディオマーカデータ152−1は、オーディオデータの再生予定時刻を特定可能なマーカデータの一例として、そのオーディオフレームのフレーム番号fnが挿入される。このフレーム番号fnは、1/29.97秒経過毎にインクリメントされる。従って、出力側では、受信したオーディオデータからこのフレーム番号fnを取得することによって、そのオーディオフレームが入力側から送信された送信タイミング(及び再生予定時刻)を特定出来ることになる。又、0.4ms毎のデータ変化点を検出し、その0.4msの中間に別のデータ変化点が検出されればデータ値1を認識できるのでフレーム番号fnを読み出すことが可能になる。
このように構成されるオーディオマーカデータ152−1に基づいて、出力側では、そのオーディオフレームが入力側から送信された送信タイミング(及び再生予定時刻)を特定することが出来るので、オーディオ品質評価システム100(図1)中におけるオーディオデータの欠損などを認識することが可能になる。
マーカチャンネルにオーディオマーカデータ152−1(図2)が挿入されたオーディオデータは、マーカ挿入部152(図1)によってオーディオデータ(2)として符号化送信部103(図1)へ送出される。符号化送信部103(図1)は、上記のように、このオーディオデータ(1)、又はオーディオデータ(2)を符号化し、更に符号化データを蓄積し、伝送パケット107を構成し、伝送路106を介して受信復号部104へ送信することになる。
図1に戻って、受信復号部104は、伝送路106を介して符号化送信部103から伝送パケット107を受信して復号化し、オーディオデータ(3)としてスピーカ105と、品質評価部153へ送出する部分である。スピーカ105は、オーディオデータ(3)を受入れて音響再生し、所定の目的に供する部分である。伝送路106は、例えばインターネット網などのようにディジタルのオーディオデータを伝送可能なネットワークである。
品質評価部153は、受信復号部104からオーディオデータ(3)を受入れて、上記オーディオマーカデータ152−1(図2)を検出し、該オーディオマーカデータ152−1(図2)に基づいて後に説明する品質データを算出して出力する部分である。品質評価部153の詳細な構成とその機能について以下に説明する。
図3は、品質評価部の構成図である。
図に示すように品質評価部153は、オーディオキャプチャ部153−1と、マーカ読出部153−2と、品質計算部153−3と、品質出力部153−4とを有する。
オーディオキャプチャ部153−1は、オーディオデータ(3)を受入れて、オーディオデータ(マーカチャンネル)を取得し、マーカ読出部153−2へ出力する部分である。マーカ読出部153−2は、オーディオキャプチャ部153−1からオーディオデータ(マーカチャンネル)を受入れて、オーディオマーカデータ152−1(図2)を読み出して品質計算部153−3へ送出する部分である。
品質計算部153−3は、マーカ読出部153−2から受入れた各マーカデータのビット値に基づいて、以下に記載する品質データを計算し、品質出力部153−4へ送出する部分である。品質計算部153−3によって計算される品質データの詳細について以下に説明する。
<1>コンテンツ端での再生ロス時間が計算される。
コンテンツの始端、及びコンテンツの終端のフレーム番号(又は再生予定時刻)が予め分かっている場合には、フレーム番号(又は再生予定時刻)を追跡することによって、コンテンツの始端近傍、又はコンテンツの終端近傍での再生ロス時間が計算される。
<2>再生ロス時間が計算される。
フレーム番号(マーカデータ値)の連続性を検査することによって、伝送路106(図1)などでロスされ、再生出来なかった時間間隔が時系列的に計算される。
<3>再生不連続回数が計算される。
フレーム番号(マーカデータ値)の連続性を検査することによって、フレーム番号(マーカデータ値)が不連続になる場合の回数が時系列的に計算される。
<4>再生戻り回数が計算される。
フレーム番号(マーカデータ値)の連続性を検査することによって、時系列的にフレーム番号(マーカデータ値)の進行が逆転する場合の回数が時系列的に計算される。
<5>再生時間伸縮率が計算される。
フレーム番号(マーカデータ値)から特定される再生予定時刻と実際の時刻経過との比較により、本来の再生予定時刻に比べ、再生が進んでいるか、遅れているかが時系列的に計算される。
以上<1>〜<5>の内容が品質データとして品質計算部153−3から品質出力部153−4へ送出される。
品質出力部153−4は、品質計算部153−3から品質データを受入れて蓄積し、同時に、図示しない外部モニタ等に出力表示する部分である。その表示について以下に説明する。
図4は、品質出力部の動作説明図である。
図は、X軸方向に測定開始からの経過時間を表し、Y軸方向に、一例として品質出力部153−4(図3)から受入れたロス時間の時系列的変化を棒グラフで表している。他の品質データについても、同様に表示することが可能である。これらの品質データに基づいて、評価対象システム101(図1)のビデオ品質が確認される。図中アラーム発報閾値は、後記実施例2の説明で用いることになる。
以上説明したように、本実施例によれば、評価対象システムの送信側に於いて、オーディオデータのマーカチャンネルにマーカデータを挿入し、受信側では、オーディオデータのマーカチャンネルからこのマーカデータを検出し、オーディオ品質(再生ロス時間、再生時間の伸縮性、再生の連続性、コンテンツ端ロス等)を客観的に実時間で計算することが可能になるという効果を得る。従って、基準オーディオを提示することなく、送信装置、伝送路、受信装置、各々の性能特性に留意したオーディオストリーミング全体のオーディオ品質を自動的に絶対評価出来るという効果を得る。又、従来の主観評価方法のように多数の評価者を必要としないので、評価コスト、及び、評価時間を低減できるという効果を得る。
上記実施例1では、図1に示したようにオーディオ入力部102から送信されるオーディオデータを伝送路106を介して特定のスピーカ105で再生する場合に於けるオーディオ品質評価システムを構成した。本実施例では、このシステムを基にして、オーディオ入力部102から送信されるオーディオデータを、伝送路106を介して複数(不特定多数を含む)のスピーカで再生する場合に於けるオーディオ品質評価システムを構成する。
図5は、実施例2のオーディオ品質評価システムのシステム構成図である。
図に示すように本実施例のオーディオ品質評価システム200は、評価対象システム201と、オーディオ品質監視装置251とを含む。このオーディオ品質監視装置251は、評価対象システム201の伝送路上の任意の場所(通常は各ノードの位置)に設けられる。その結果、任意の場所に設けられるオーディオ品質監視装置251によってその近傍一帯に於けるオーディオ品質の監視が可能になる。図ではオーディオ品質監視装置251は、1箇所のみに設けられているが、これは、内容説明のための一例であって、本発明を限定するものではない。
評価対象システム201は、オーディオ入力部202と、マーカ挿入部203と、符号化送信部204と、オーディオ受信端末205−1〜205−nと、スピーカ206−1〜206−nとを備え、オーディオ品質監視装置251は、オーディオ受信端末252と、品質評価部253とを備える。以下にオーディオデータの生成からオーディオ品質の評価まで、オーディオデータの流れに沿って、上記各部分の構成と機能とを合わせて説明し、実施例2のオーディオ品質評価システムの内容を明らかにする。以下の各構成部分の説明では実施例1と異なる部分を明確にし、実施例1と同一の機能については、その詳細説明を省略する。
オーディオ入力部202は、実施例1のオーディオ入力部102(図1)と同様に、マイク、又はDVDプレーヤー等を内蔵し、一例としてサンプリング周波数が48KHz、2チャンネル、量子化16ビット/チャンネルのディジタルのオーディオデータを生成する。このオーディオデータは、オーディオデータ(1)としてマーカ挿入部203へ送出される。実施例1とは異なり、オーディオデータ(1)が、直接符号化送信部204へ送出されることは無くなる。
マーカ挿入部203は、実施例1のマーカ挿入部152(図1)と同様に、オーディオ入力部202からオーディオデータ(1)を受入れると、1/29.97秒毎にオーディオマーカデータ152−1(図2)を生成する。24ビットのオーディオマーカデータ152−1は、上記マーカチャンネルの1オーディオフレームの中に挿入される。オーディオマーカデータ152−1は、一例として、そのオーディオフレームのフレーム番号fnを表している。このフレーム番号fnは、1/29.97秒経過毎にインクリメントされる。従って、出力側では、受信したオーディオデータからこのフレーム番号fnを取得することによって、そのオーディオフレームが入力側から送信された送信タイミング(及び再生予定時刻)を特定出来ることになる。又、0.4ms毎のデータ変化点を検出し、その0.4msの中間に別のデータ変化点が検出されればデータ値1を認識できるのでフレーム番号fnを読み出すことが可能になる。
このように構成されるオーディオマーカデータ152−1に基づいて、出力側では、そのオーディオフレームが入力側から送信された送信タイミング(及び再生予定時刻)を特定することが出来るので、オーディオ品質評価システム200中におけるオーディオデータの欠損などを認識することが可能になる。
但し、実施例1のマーカ挿入部152(図1)は、評価対象システム101(図1)の構成要素には含まれず、オーディオ品質評価装置151(図1)に含まれていたが、本実施例では、マーカ挿入部203は、評価対象システム201の構成要素となっている。従って、上記のようにオーディオデータ(1)は、全て、マーカ挿入部203を経由して符号化送信部204へ送出されることになる。マーカ挿入部203が、オーディオデータに対してオーディオマーカデータを挿入する機能については実施例1と同様なので説明を省略する。
実施例1と同様に構成されたオーディオマーカデータ152−1(図2)が挿入されたオーディオデータは、オーディオデータ(2)として符号化送信部204へ送出される。符号化送信部204は、上記のように、このオーディオデータ(2)、を符号化し、更に符号化データを蓄積し、伝送パケット107を構成し、伝送路106を介してオーディオ受信端末205−1〜205−n、及びオーディオ受信端末252へ送信することになる。実施例1の符号化送信部103(図1)との相違点は、オーディオデータ(1)をオーディオ入力部202から受入れることが無くなる点のみである。
オーディオ受信端末205−1〜205−nは、伝送路106を介して符号化送信部204から伝送パケット107を受信してオーディオデータに復号化し、スピーカ206−1〜206−nへ送出する部分である。スピーカ206−1〜206−nは、オーディオ受信端末205−1〜205−nからオーディオデータを受入れて再生し、所定の目的に供する部分である。ここで、オーディオ受信端末205−1〜205−nとスピーカ206−1〜206−nとは、同一符号同士が1対1で接続されている。
オーディオ品質監視装置251を構成するオーディオ受信端末252は、伝送路106を介して符号化送信部204から伝送パケット107を受信してオーディオデータに復号化し、品質評価部253へオーディオデータ(3)として送出する部分である。ここで、オーディオ受信端末252は、伝送路106中に配設されている図示しない所定のノードと接続されている。伝送路106は、例えばインターネット網などのようにオーディオデータを伝送可能なネットワークである。
品質評価部253は、オーディオ受信端末252からオーディオデータを受入れて、上記オーディオマーカデータ152−1(図2)を検出し、該オーディオマーカデータ152−1(図2)に基づいて、実施例1の品質評価部153(図1)と同様に品質データを算出して出力する部分である。品質評価部253の詳細な構成とその機能は、実施例1の品質評価部153(図1)と同様なので説明を省略する。実施例1の品質評価部153(図1)と異なる点は、品質データの値が図4に示すアラーム発報閾値を越えるとアラーム情報を発報する機能を有している点のみである。
以上説明したように、本実施例では、評価対象システム201(図5)の伝送路106(図5)の任意の場所(通常は各ノードの位置)にオーディオ品質監視装置251(図5)を設けている。このオーディオ品質監視装置251(図5)は、実施例1のオーディオ品質評価装置151(図1)と同様にオーディオデータ中からオーディオマーカデータ152−1(図2)を検出し、オーディオ品質を実時間で計算する。その結果、オーディオ品質監視装置251(図5)が配置された位置の近傍一帯に於ける、実施例1と同様なオーディオ品質情報が取得可能になるという効果を得る。
又、送信装置、伝送路の何れかに動作異常が発生した場合には、オーディオ品質に通常とは異なるデータが観測される。例えば、伝送路が輻輳した場合、再生ロス時間が増大するので、オーディオ品質データから異常を認識することが出来る。従って、従来技術とは異なり、基準オーディオを提示することなく、送信装置、伝送路、各々の性能特性に留意した、オーディオ品質を自動監視し、必要に応じてアラームを発報できるという効果を得る。
実施例では、1つのオーディオチャンネルをマーカデータ専用に利用する場合について説明したが、オーディオデータの可聴領域又は不可聴領域にマーカデータを挿入しても、実施例と同様の効果を得ることが出来る。可聴領域を利用する場合には、例えばマーカ挿入部が、高音域(20KHz前後)ノイズをオーディオデータに重畳し、マーカデータの値に応じて、該ノイズの位相を変化させるように構成し、品質評価部が、該ノイズの位相を検出し、マーカデータに変換できるようにしても良い。また、不可聴領域を利用する場合には、マーカ挿入部が、マーカデータを従来から公知の電子透かし方法により電子透かし情報をオーディオデータに埋め込むように構成し、品質評価部が、該電子透かし情報を検出してマーカデータに変換するように構成しても良い。
又、実施例では、マーカとして挿入する情報をフレーム番号に限定して説明したが、本発明はこの例に限定されるものではない。即ち、オーディオデータの再生予定時刻に対応するものであれば、他の情報を用いても良い。又、品質評価部でのマーカ検出精度を高めるため、マーカとして挿入する情報として、再びフレーム番号を挿入したり、オーディオコンテンツ終了までの残りフレーム数を追加して挿入しても良い。こうすることによって、マーカデータが冗長に構成されることになるので、品質評価部に於いてマーカ検出結果に異常が発生した場合に、追加挿入された冗長データにより、異常か否かを判断し、その値を補正させることが可能になる。
又、実施例では、オーディオマーカデータをオーディオデータとして表現する場合に、上記、定義(1)、定義(2)、定義(3)を定めているが、本発明は、この例に限定されるものではない。即ち、マーカデータを特定出来る構成で有れば他の構成であっても良い。又、オーディオマーカデータのビット数を24ビットに固定して説明したが本発明は、この例に限定されるものではない。即ち、オーディオストリーミングシステムで適用するオーディオコンテンツの時間長に応じてビット数を増減しても良い。
実施例1のオーディオ品質評価システムのシステム構成図である。 オーディオマーカデータの説明図である。 品質評価部の構成図である。 品質出力部の動作説明図である。 実施例2のオーディオ品質評価システムのシステム構成図である。
符号の説明
100 オーディオ品質評価システム
101 評価対象システム
102 オーディオ入力部
103 符号化送信部
104 受信復号部
105 スピーカ
106 伝送路
107 伝送パケット
151 オーディオ品質評価装置
152 マーカ挿入部
153 品質評価部

Claims (22)

  1. オーディオストリーミングシステムに於けるオーディオ品質評価装置であって、
    送信側が送信するオーディオデータに該オーディオデータの再生予定時刻を特定可能なマーカデータを挿入するマーカデータ挿入部と、
    受信したオーディオデータから前記マーカデータを検出し、該マーカデータに基づいて所定のオーディオ品質を算出する品質評価部とを備えることを特徴とするオーディオ品質評価装置。
  2. 前記マーカデータは、
    前記オーディオデータのフレーム番号であることを特徴とする請求項1に記載のオーディオ品質評価装置。
  3. 前記マーカデータは、
    前記再生予定時刻を特定可能な情報を複数個含む冗長データであることを特徴とする請求項1に記載のオーディオ品質評価装置。
  4. 前記マーカデータは、
    複数チャンネルのオーディオデータの内、特定チャンネルのデータに置き換えて挿入されることを特徴とする請求項1に記載のオーディオ品質評価装置。
  5. 前記所定のオーディオ品質は、
    コンテンツ端でのフレームロス数の算出に基づく、コンテンツの始端近傍、又はコンテンツの終端近傍に於ける再生ロス時間であることを特徴とする請求項1に記載のオーディオ品質評価装置。
  6. 前記所定のオーディオ品質は、
    前記マーカデータの連続性の検査に基づく再生ロス時間であることを特徴とする請求項1に記載のオーディオ品質評価装置。
  7. 前記所定のオーディオ品質は、
    前記マーカデータの連続性の検査に基づく再生不連続回数であることを特徴とする請求項1に記載のビデオ品質評価装置。
  8. 前記所定のオーディオ品質は、
    前記マーカデータの連続性の検査に基づく再生戻り回数であることを特徴とする請求項1に記載のオーディオ品質評価装置。
  9. 前記所定のオーディオ品質は、
    前記マーカデータに基づく再生予定時刻と実際の時刻経過との比較に基づく再生時間伸縮率であることを特徴とする請求項1に記載のオーディオ品質評価装置。
  10. オーディオストリーミングシステムに於けるオーディオ品質監視装置であって、
    オーディオデータの再生予定時刻を特定可能なマーカデータが挿入されたオーディオデータを受信し、該オーディオデータから前記マーカデータを検出し、該マーカデータに基づいて所定のオーディオ品質を算出することを特徴とするオーディオ品質監視装置。
  11. 前記所定のオーディオ品質劣化が、予め定められているレベルを超えるとアラームを発報することを特徴とする請求項10に記載のオーディオ品質監視装置。
  12. 請求項10に記載のオーディオ品質監視装置が、前記オーディオストリーミングシステムを構成する少なくとも1つのノードに接続されることを特徴とするオーディオ品質監視システム。
  13. オーディオストリーミングシステムに於けるオーディオ品質監視システムであって、
    送信側が送信するオーディオデータに該オーディオデータの再生予定時刻を特定可能なマーカデータを挿入するマーカデータ挿入部と、
    受信したオーディオデータから前記マーカデータを検出し、該マーカデータに基づいて所定のオーディオ品質を算出する品質評価部とを備えることを特徴とするオーディオ品質監視システム。
  14. 前記品質評価部は、前記所定のオーディオ品質の劣化が、予め定められているレベルを超えるとアラームを発報することを特徴とする請求項13に記載のオーディオ品質監視システム。
  15. 前記マーカデータは、
    前記オーディオデータのフレーム番号であることを特徴とする請求項13に記載のオーディオ品質監視システム。
  16. 前記マーカデータは、
    前記再生予定時刻を特定可能な情報を複数個含む冗長データであることを特徴とする請求項13に記載のオーディオ品質監視システム。
  17. 前記マーカデータは、
    複数チャンネルのオーディオデータの内、特定チャンネルのデータに置き換えて挿入されることを特徴とする請求項13に記載のオーディオ品質監視システム。
  18. 前記所定のオーディオ品質は、
    コンテンツ端でのフレームロス数の算出に基づく、コンテンツの始端近傍、又はコンテンツの終端近傍に於ける再生ロス時間であることを特徴とする請求項13に記載のビデオ品質監視システム。
  19. 前記所定のオーディオ品質は、
    前記マーカデータの連続性の検査に基づく再生ロス時間であることを特徴とする請求項13に記載のオーディオ品質監視システム。
  20. 前記所定のオーディオ品質は、
    前記マーカデータの連続性の検査に基づく再生不連続回数であることを特徴とする請求項13に記載のオーディオ品質監視システム。
  21. 前記所定のオーディオ品質は、
    前記マーカデータの連続性の検査に基づく再生戻り回数であることを特徴とする請求項13に記載のオーディオ品質監視システム。
  22. 前記所定のオーディオ品質は、
    前記マーカデータに基づく再生予定時刻と実際の時刻経過との比較に基づく再生時間伸縮率であることを特徴とする請求項13に記載のオーディオ品質監視システム。
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