JP6377557B2 - 通信システム、通信方法、およびプログラム - Google Patents
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Description
第一実施形態は、デジタル端末であるマスター端末とスレーブ端末との接続を行い、各端末で取得した音声に対して所望の音声処理を行う通信システムである。本形態では、スレーブ端末が音声を取得しマスター端末へ伝送し、マスター端末がスレーブ端末からの音声と自ら取得した音声に対して目的の話者の音声を強調する音声強調処理を行う例を説明する。
〔参考文献1〕日本電信電話株式会社、“手持ちのスマホでワイヤレスマイク機能を簡単に実現 〜スマホがテレビ電話・テレビ会議の拡張マイクとして使える「振幅スペクトルビームフォーマ技術」を開発〜”、[online]、[平成27年2月24日検索]、インターネット<URL: http://www.ntt.co.jp/news2014/1401/140129a.html>
〔参考文献2〕加古達也、小林和則、大室仲、“非同期分散マイクアレーのための振幅スペクトルビームフォーマの提案”、日本音響学会2013年春季研究発表会講演論文集、1-P-5、2013年
〔参考文献3〕浅野太著、“音のアレイ信号処理”、コロナ社、2011年
〔参考文献4〕向井良等、“非定常スペクトルサブトラクションによる音源分離後の残留雑音除去”、日本音響学会秋季研究発表会、2010年
ステップS128において、マスター端末1のノイズ除去部128kは、遅延バッファ部125kから遅延後の観測信号を受け取り、その観測信号に対して定常雑音のノイズリダクションを行う。ノイズリダクションは、例えば参考文献5に記載されたスペクトルサブトラクションを用いて実現することができる。ノイズ除去した観測信号はミキシング部129へ送られる。
〔参考文献5〕Steven Boll, “Suppression of Acoustic Noise in Speech Using Spectral Subtraction”, IEEE Trans. Acoust. Speech and Signal Processing, Vol. ASSP-27, pp.113-120, 1979
第二実施形態は、マスター端末が動画撮影機能を有しており、複数のスレーブ端末を用いて収音した遠方の音声を、マスター端末で撮影した動画に付加して出力する通信システムである。本形態のスレーブ端末は、例えばスマートフォンとする。スマートフォンで取得した音声をマスター端末に伝送し、マスター端末では取得した音声信号から目的の話者の音声を強調する音声強調処理を行う。また、各マイクで取得した音声信号を手元のスマートフォンを用いて任意にユーザーがミキシングすることができる機能を持つ。
上記実施形態で説明した各装置における各種の処理機能をコンピュータによって実現する場合、各装置が有すべき機能の処理内容はプログラムによって記述される。そして、このプログラムをコンピュータで実行することにより、上記各装置における各種の処理機能がコンピュータ上で実現される。
2 スレーブ端末
9 通信網
10 接続制御部
11 GUI制御部
12 音声処理部
13 動画処理部
14 バッファ処理部
15 映像出力部
20 接続制御部
21 A/D変換部
22 エンコード処理部
23 パケット送信部
120 A/D変換部
121 パケット受信部
122 デコード処理部
123 マイクバッファ処理部
124 遅延量決定部
125 遅延バッファ処理部
126 音声遅延量推定部
127 話者強調処理部
128 ノイズ除去部
129 ミキシング部
Claims (6)
- マスター端末と少なくとも1台のスレーブ端末とを含む通信システムであって、
上記スレーブ端末は、
当該スレーブ端末に接続されたマイクを用いてデジタルの観測信号を取得するA/D変換部と、
上記観測信号をパケットに格納して上記マスター端末へ送信するパケット送信部と、
を含み、
上記マスター端末は、
当該マスター端末に接続されたビデオカメラを用いてデジタルの映像信号を取得する動画処理部と、
当該マスター端末に接続されたマイクを用いてデジタルの観測信号を取得するA/D変換部と、
上記スレーブ端末から上記パケットを受信し上記観測信号を取り出すパケット受信部と、
当該マスター端末および上記スレーブ端末が取得した複数の観測信号のうち音声が含まれる観測信号の各組について相互相関が最大となる時間差を当該観測信号の音声遅延量として求める音声遅延量推定部と、
上記スレーブ端末ごとにパケット伝送時間を計測し、上記音声遅延量を用いて上記パケット伝送時間を補正して上記パケット伝送時間の算術平均を当該スレーブ端末の遅延量として求める遅延量決定部と、
上記スレーブ端末ごとに上記観測信号に対して当該スレーブ端末の遅延量に対応する遅延を与えて遅延後信号を生成する遅延バッファ処理部と、
上記映像信号に対して上記スレーブ端末の遅延量のうち最大の遅延量に対応する遅延を与えた遅延後映像信号を生成するバッファ処理部と、
上記遅延後映像信号に上記遅延後信号に基づく信号を付加して音声付映像信号を生成する動画出力部と、
を含む通信システム。 - 請求項1に記載の通信システムであって、
上記遅延量決定部は、計測したパケット伝送時間と真のパケット伝送時間の差がガウス分布に従うと仮定して上記パケット伝送時間から上記ガウス分布の平均と分散を求め、上記ガウス分布の平均と分散を用いて上記パケット伝送時間が外れ値であるか否かを判定し、外れ値であると判定されたパケット伝送時間は算術平均の計算に用いないものである
通信システム。 - 請求項1または2に記載の通信システムであって、
上記マスター端末は、上記遅延後信号に対して特定の話者の音声を強調する話者強調処理を行う話者強調処理部をさらに含む
通信システム。 - 請求項1から3のいずれかに記載の通信システムであって、
上記マスター端末は、
上記遅延後信号からノイズを除去してノイズ除去後音声信号を生成するノイズ除去部と、
上記ノイズ除去後音声信号の総和を算出して処理後音声信号を生成するミキシング部と、
をさらに含む通信システム。 - 少なくとも1台のスレーブ端末が、当該スレーブ端末に接続されたマイクを用いてデジタルの観測信号を取得するA/D変換ステップと、
上記スレーブ端末が、上記観測信号をパケットに格納してマスター端末へ送信するパケット送信ステップと、
上記マスター端末が、当該マスター端末に接続されたビデオカメラを用いてデジタルの映像信号を取得する動画処理ステップと、
上記マスター端末が、当該マスター端末に接続されたマイクを用いてデジタルの観測信号を取得するA/D変換ステップと、
上記マスター端末が、上記スレーブ端末から上記パケットを受信し上記観測信号を取り出すパケット受信ステップと、
上記マスター端末が、当該マスター端末および上記スレーブ端末が取得した複数の観測信号のうち音声が含まれる観測信号の各組について相互相関が最大となる時間差を当該観測信号の音声遅延量として求める音声遅延量推定ステップと、
上記マスター端末が、上記スレーブ端末ごとにパケット伝送時間を計測し、上記音声遅延量を用いて上記パケット伝送時間を補正して上記パケット伝送時間の算術平均を当該スレーブ端末の遅延量として求める遅延量決定ステップと、
上記マスター端末が、上記スレーブ端末ごとに上記観測信号に対して当該スレーブ端末の遅延量に対応する遅延を与えて遅延後信号を生成する遅延バッファ処理ステップと、
上記マスター端末が、上記映像信号に対して上記スレーブ端末の遅延量のうち最大の遅延量に対応する遅延を与えた遅延後映像信号を生成するバッファ処理ステップと、
上記マスター端末が、上記遅延後映像信号に上記遅延後信号に基づく信号を付加して音声付映像信号を生成する動画出力ステップと、
を含む通信方法。 - 請求項1から4のいずれかに記載のマスター端末としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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