JP2015185318A - 防水コネクタ - Google Patents

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    • H01R13/4223Securing in resilient one-piece base or case, e.g. by friction; One-piece base or case formed with resilient locking means comprising integral flexible contact retaining fingers

Abstract

【課題】空きキャビティの数が増しても製造コストが増加することを抑制することが可能な防水コネクタを提供する。【解決手段】リアホルダ50のうち空きキャビティ21Vではない他のキャビティ21に対応する部分には端子金具10を前方に導入可能な端子導入口53が設けられるとともに前記リアホルダ50のうち前記空きキャビティ21Vに対応する部分は閉止部57により塞がれ、かつ、前記リアホルダ50の前面には、前記防水ゴム栓40の後面のうち少なくとも前記空きキャビティ21Vと対応する貫通孔41の周りを取り囲む部位を押圧する押圧シール部59が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、防水コネクタに関する。
従来、電線の端末部に固着された端子金具が後方から挿入可能とされたキャビティを複数有するハウジングを備え、そのキャビティの後側に防水ゴム栓を装着することでキャビティの後方を一括して塞いでシールする防水コネクタが知られている。防水ゴム栓には、各キャビティと対応する位置に前後方向に貫通する貫通孔が形成されており、各貫通孔の周面が各電線の外周面に液密状に密着することでキャビティの後方が密閉される。
この種の防水コネクタでは、複数のキャビティのうち一部のキャビティを、端子金具が挿入されない空きのキャビティとして残す場合には、電線で密閉されずに空いたままとなる防水ゴム栓の貫通孔を塞ぐべく、貫通孔にダミー栓を挿入することが知られている(例えば下記特許文献1に記載)。
特開2004−71200号公報
しかしながら、上記のような構成では、空きキャビティの数が多くなると、必要なダミー栓の数が増すため、製造コストの増加を招くという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、空きキャビティの数が増しても製造コストが増加することを抑制することが可能な防水コネクタを提供することを目的とする。
本発明の防水コネクタは、電線の端末部に固着された端子金具が後方から挿入可能とされたキャビティが複数設けられ、そのうち一部のキャビティは前記端子金具が挿入されずに空きキャビティとされるハウジングと、前記キャビティと対応する位置に前後方向に貫通する貫通孔を有して前記ハウジングのうち前記キャビティの後側の位置に装着され、前記貫通孔の周面が前記電線の外周面に液密状に密着可能とされた防水ゴム栓と、前記ハウジングのうち前記防水ゴム栓の後側に取り付けられるリアホルダと、を備え、前記リアホルダのうち前記空きキャビティではない他のキャビティに対応する部分には前記端子金具を前方に導入可能な端子導入口が設けられるとともに前記リアホルダのうち前記空きキャビティに対応する部分は閉止部により塞がれ、かつ、前記リアホルダの前面には、前記防水ゴム栓の後面のうち少なくとも前記空きキャビティと対応する前記貫通孔の周りを取り囲む部位を押圧する押圧シール部が設けられているものである。
本発明によれば、防水ゴム栓のうち空きキャビティと対応する貫通孔は、リアホルダの閉止部によって後方を塞がれるとともに、リアホルダの押圧シール部によって周囲を密閉されるので、空きキャビティにダミー栓を入れる必要がなくなるから、空きキャビティの数が増しても製造コストが増加することを抑制することができる。
本実施例における雌ハウジングを示す断面図 雌ハウジングの背面図 防水ゴム栓の背面図 リアホルダの正面図 雄ハウジングを示す正面図 雄ハウジングを示す断面図であって、図5のA−A位置における断面に相当する断面図
本発明の防水コネクタは、回路基板に取り付けられるとともに前記ハウジングと嵌合可能とされた相手側ハウジングを有し、前記相手側ハウジングには相手側端子金具が複数本備えられ、前記相手側端子金具は、前記端子金具との接続部が上下方向に複数段に分けて設けられ、かつ、前記接続部とは反対側の部分がそれぞれ前記相手側ハウジングの後面から後方に延びて下向きに略直角に屈曲されて前記回路基板に接続されるものであり、前記複数のキャビティは、前記相手側端子金具に対応して上下方向に複数段に分けて設けられ、そのうち最上段に位置するキャビティが前記空きキャビティとされており、前記閉止部は、その最上段の前記空きキャビティに対応して設けられているものとしてもよい。
このような構成によれば、相手側ハウジングに備えられた相手側端子金具のうち最上段に配置される端子金具、すなわち長さ寸法が最も大きい端子金具を省くことができるから、効率よく材料コストを低減することができる。
また、本発明の防水コネクタは、前記押圧シール部に、少なくとも前記空きキャビティと対応する前記貫通孔の周りを取り囲み前記防水ゴム栓の後面に食い込むリブが備えられているものとしてもよい。
このような構成によれば、防水ゴム栓の後面のうち少なくとも空きキャビティに対応する貫通孔の周りにリブが食い込んで密着するから、空いている貫通孔に液体が入り込むことをより確実に防ぐことができる。
<実施例>
以下、本発明を具体化した一実施例について、図1〜図6を参照しつつ詳細に説明する。
本実施例における防水コネクタは、電線Wの端末部に固着された雌型の端子金具(以下、雌端子金具10と称する)が収容される雌ハウジング20と、回路基板Pに接続される雄型の端子金具(以下、雄端子金具70と称する)が保持された雄ハウジング80とを備えている。以下、各構成部材において、各ハウジング20,80における嵌合面側をそれぞれ前方とし、また、図1および図5の上側をそれぞれ上方、下側を下方として説明する。
雌端子金具10は、導電性の金属板をプレス加工することで形成され、前端側には雄端子金具70が接続される箱形の接続部11が形成され、後端側には電線Wの端末に固着されるバレル部12が形成されている(図1参照)。接続部11には、後述するキャビティ21に形成されたランス22が係止可能な突起13が突設されている。
雌ハウジング20は、合成樹脂材により全体としてブロック状に形成されており、その内部には前後方向に延びる複数のキャビティ21が幅方向および上下方向に並んで形成されている。具体的には、本実施例では、キャビティ21は全部で33室が設けられ、雌ハウジング20の幅方向には11室が一列に並べられるとともに、上下方向には3段にわけて設けられている。そして、すべてのキャビティ21のうち最上段に配置された11室のキャビティ21は、雌端子金具10が挿入されずに空いたままで残される空きキャビティ21Vとされる。
各キャビティ21には後方から雌端子金具10が挿入可能とされている。各キャビティ21内の正規の位置に挿入された雌端子金具10は、キャビティ21内に設けられたランス22に係止されて抜け止め状態で収容される。また、キャビティ21の前壁には、雄端子金具70が挿入されるための開口部23が形成されている。
雌ハウジング20の前面には、雄ハウジング80との嵌合時に、雄ハウジング80の嵌合面88に突設された柱状凸部84(図5および図6参照)の周囲を密閉してシールする嵌合面シール部材25が装着されている。嵌合面シール部材25は、雌ハウジング20の前面の略全体を覆う形状をなすとともに、各キャビティ21と対応する位置に、前方から柱状凸部84が嵌合可能な嵌合穴部26が貫通形成されている。嵌合穴部26の周面には嵌合リップ部27が設けられ、嵌合された柱状凸部84の外周面に密着してその周囲をシールする。
嵌合面シール部材25の前側には、フロントホルダ28が取り付けられている。フロントホルダ28は、嵌合面シール部材25の前側の略全体を覆う覆い部29を有している。覆い部29には、嵌合穴部26に対応する位置に、雄端子金具70および柱状凸部84が挿入される挿入穴部31が貫通形成されている。フロントホルダ28は、覆い部29から後方へ向かって延出する複数の係止片32を有し、この係止片32が雌ハウジング20の外周面に突設された複数の係止突起33にそれぞれ係止することで、雌ハウジング20に組み付け状態に保持される。
雌ハウジング20のうちキャビティ21の後側には、防水ゴム栓40およびリアホルダ50が収容される収容凹部34が設けられている。収容凹部34は全キャビティ21の入口に連通する大きさをなして後方に開口して設けられている。
防水ゴム栓40は、雌ハウジング20の収容凹部34に緊密に嵌合可能な厚肉の板状に形成されている。防水ゴム栓40には、各キャビティ21と対応する位置毎に前後方向に貫通する貫通孔41が形成されている。貫通孔41は略円形をなし、すべての貫通孔41において同形状とされている。各貫通孔41の周面には3条の内周側リップ42が周設されている。内周側リップ42が電線Wの外周面に弾性的に当接することにより、貫通孔41の周面は電線Wの外周面に液密状に密着して各貫通孔41が塞がれる。
防水ゴム栓40の外周面には、収容凹部34の内周壁に弾性的に当接可能な3条の外周側リップ43が周設されている。防水ゴム栓40が収容凹部34に収容された状態では、防水ゴム栓40の外周側リップ43が収容凹部34の内周壁に弾性的に当接することにより、防水ゴム栓40と収容凹部34との間が液密状態にシールされる。なお、防水ゴム栓40の前面および後面は、貫通孔41をのぞく略全体が凹凸のない平らな面とされている(図3参照)。
リアホルダ50は、雌ハウジング20の収容凹部34内において防水ゴム栓40の後側に収容され、防水ゴム栓40を前方に押すとともに防水ゴム栓40が収容凹部34から離脱することを防ぐものである。リアホルダ50は合成樹脂製であって、防水ゴム栓40と同等の厚さ寸法(前後方向の寸法)を有している。リアホルダ50の外周面には、雌ハウジング20に設けられた被係止部35に係止する係止部51が複数設けられている。被係止部35は、雌ハウジング20の収容凹部34に設けられた開口部23であり、係止部51は、リアホルダ50の外周面に突設された突起である。リアホルダ50が収容凹部34に内嵌されると、係止部51が被係止部35に嵌合してリアホルダ50の離脱が防止される。係止部51と被係止部35との係止面52は、内側から外側に向かってわずかに後方に傾く傾斜をなしている。係止部51および被係止部35は、雌ハウジング20の上面側と下面側とに一対ずつ設けられている(図2参照)。
リアホルダ50のうち空きキャビティ21Vではない他のキャビティ21に対応する部分には、雌端子金具10を前方に導入可能な端子導入口53が設けられている(図2参照)。端子導入口53は、雌ハウジング20の下側2段のキャビティ21に対応して、リアホルダ50の下側部分に2段にわけて設けられている。端子導入口53は、雌ハウジング20の各段のキャビティ21と略同一の高さとなる位置に配置され、各段にはキャビティ21と同数が略同一ピッチで並べられている。
各端子導入口53は、キャビティ21の後端開口とほぼ同じ大きさの方形状をなして、リアホルダ50を前後方向に貫通している。各端子導入口53の下面には、雌端子金具10に設けられた突起13を前方に通過させる第1凹溝54が前後にわたり形成され、各端子導入口53の上面には、第1凹溝54よりも浅い第2凹溝55が前後にわたり形成されている。また、各端子導入口53の後端部には、雌端子金具10の前端をスムーズに誘い込むべくテーパ部56が形成されている。
そして、リアホルダ50のうち空きキャビティ21Vに対応する部分は閉止部57によって塞がれている。閉止部57は、すべてのキャビティ21のうち最上段に並べられた空きキャビティ21Vのすべてに対応して設けられている。
閉止部57は、空きキャビティ21Vに対応する部分に形成された孔部58の後端を塞ぐ壁状をなしている(図1参照)。孔部58は、前方から見ると、端子導入口53のうち第1凹溝54および第2凹溝55を削除した部分と略同形の方形状をなしている(図2および図4参照)。
閉止部57は端子導入口53のテーパ部56に対応する部位に形成され、閉止部57の厚さ寸法(前後方向の寸法)は、図1に示すように、テーパ部56の前後方向の寸法と同等とされている。閉止部57の後面とリアホルダ50の後面の他の部分とは段差のない平坦な面を構成している。上下左右に並べて配置された孔部58と端子導入口53とを有することにより、リアホルダ50は全体として格子構造をなしている。
端子導入口53と閉止部57とは、金型を入れ子構造にすることで選択的に形成することができる。すなわち、機種ごとに空きキャビティ21Vの位置および数が異なることに対して、入れ子のセットの仕方を変更することで容易に対応できるようになっている(図4参照)。
リアホルダ50の前面には、防水ゴム栓40の後面のうち各貫通孔41の周りを取り囲む部位を押圧する押圧シール部59が設けられている。押圧シール部59は、端子導入口53および孔部58の周壁を構成して格子状をなす部分の前端面である(図4参照)。
押圧シール部59には、各貫通孔41の周りを取り囲む形状をなして防水ゴム栓40の後面に食い込むリブ61が備えられている。リブ61は、押圧シール部59からわずかに突出している。リブ61は、端子導入口53および孔部58の周りを個別に取り囲む枠状部62がすべて切れ目なく連続して連なった形態とされ、全体として格子状をなしている(図4参照)。孔部58とリブ61との間には、第1凹溝54および第2凹溝55を形成可能な間隔が空けられている。
次に、雌ハウジング20の組み付け手順の一例を説明する。
まず、雌ハウジング20の収容凹部34の前側部分に防水ゴム栓40を嵌着し、続いて、収容凹部34の後側部分にリアホルダ50を嵌めこむ。このとき、リアホルダ50のリブ61の全体が防水ゴム栓40の後面に食い込むとともに、リアホルダ50の押圧シール部59の全体が防水ゴム栓40の後面に押し付けられた状態になる。そして、リアホルダ50の係止部51が雌ハウジング20の被係止部35に嵌合して係止し、リアホルダ50が雌ハウジング20に固定される。これにより、防水ゴム栓40のすべての貫通孔41がリブ61および押圧シール部59によって個別に取り囲まれて密閉された状態に保持される。
次いで、電線Wの端末部に固着された雌端子金具10を、リアホルダ50の端子導入口53から前方に挿入する。雌端子金具10は、防水ゴム栓40の貫通孔41に挿入され、貫通孔41を押し広げてその前方に抜け出し、雌ハウジング20のキャビティ21に収容される。すると、雌端子金具10はランス22により係止されて抜け止めされる。また、雌端子金具10が挿入されたキャビティ21と対応する貫通孔41は、それぞれ電線Wによって液密状に塞がれる。さらに、貫通孔41内に電線Wが配されることで防水ゴム栓40が外側および前後両側に押され、リブ61の食い込みおよび押圧シール部59の押圧がより強固なものになる。
雄ハウジング(相手側ハウジング)80は合成樹脂製であって、図5および図6に示すように、複数本のタブ状をなす雄端子金具(相手側端子金具)70を保持する端子保持部81と、端子保持部81の前方に設けられて雌ハウジング20が嵌合可能とされた角筒状をなすフード部82とを備えている。
端子保持部81には、前後方向に貫通する端子取付孔83が複数形成されている(図6参照)。複数の端子取付孔83は、雌ハウジング20のキャビティ21のうち下側2段に配置されたキャビティ21と対応して、端子保持部81の下側部分に形成されている。端子取付孔83は、雄ハウジング80の幅方向に一定のピッチで配置され、また、上下方向に2段に分かれて配置されている。
各端子取付孔83は、端子保持部81の前面(以下、嵌合面88と称する)に個別に突設された柱状凸部84の中心(軸心)を貫通している。各端子取付孔83の後端部には、雄端子金具70の先端を案内する案内部85が拡開して設けられている。雄端子金具70は、各端子取付孔83に後方から圧入されて保持される。
雄端子金具70は、図6に示すように、雌端子金具10との接続部71が端子保持部81の嵌合面88から前方(フード部82の内側)に突出するとともに、回路基板Pとの接続部72が端子保持部81の後面から後方に突出した状態で各端子取付孔83に保持される。雄端子金具70のうち雌端子金具10との接続部71は、嵌合面88の下側部分において幅方向に複数並べられるとともに上下方向に2段に分けて配置されている。雄端子金具70のうち端子保持部81の後面から後方に突出する部分は、それぞれ下向きに略直角に屈曲されて回路基板Pに接続されている。なお、以下では、雄端子金具70のうち雌端子金具10との接続部71を含んで前後方向に延びる部分を水平部73と称し、回路基板Pに向けて垂下する部分を垂下部74と称する。
雄端子金具70のうち最下段に配置されるもの(以下、第1雄端子金具70Fと称する)の長さ寸法は、その一段上に配置されるもの(以下、第2雄端子金具70Sと称する)の長さ寸法よりも小さくされている。すなわち、第1雄端子金具70Fと第2雄端子金具70Sとで回路基板Pにおける接続位置が前後に一段ずれるように、第1雄端子金具70Fの水平部73の長さ寸法が第2雄端子金具70Sの水平部73の長さ寸法よりも小さくされている。また、第1雄端子金具70Fと第2雄端子金具70Sとで、雌端子金具10との接続部71が上下に一段ずれて配されるように、第1雄端子金具70Fの垂下部74の長さ寸法が第2雄端子金具70Sの垂下部74の長さ寸法よりも小さくされている。
端子保持部81のうち雌ハウジング20の空きキャビティ21Vに対応する最上段の位置には、後端部が塞ぎ部86によって塞がれた形態の細長い細孔部87が設けられている(図6参照)。細孔部87は、端子取付孔83のうち案内部85を除く部分と略同形状とされている。
塞ぎ部86は、案内部85に対応する部分に形成されており、案内部85と前後方向の寸法が同等とされている。なお、塞ぎ部86と端子取付孔83とは、金型を入れ子構造にすることで選択的に形成することができる。すなわち、機種ごとに空きキャビティ21Vの位置および数が異なることに対して、入れ子のセットの仕方を変更することで容易に対応できるようになっている。
次に、上記のように構成された実施例の作用および効果について説明する。
本実施例の防水コネクタは、電線Wの端末部に固着された雌端子金具10が後方から挿入可能とされたキャビティ21が複数設けられた雌ハウジング20を有し、そのうち一部のキャビティ21は雌端子金具10が挿入されずに空きキャビティ21Vとされるものである。この雌ハウジング20のうちキャビティ21の後側の位置には、キャビティ21と対応する位置に前後方向に貫通する貫通孔41を有して、その貫通孔41の周面が電線Wの外周面に液密状に密着可能とされた防水ゴム栓40が装着され、防水ゴム栓40の後側にはリアホルダ50が取り付けられている。そして、リアホルダ50のうち空きキャビティ21Vではない他のキャビティ21に対応する部分には雌端子金具10を前方に導入可能な端子導入口53が設けられるとともにリアホルダ50のうち空きキャビティ21Vに対応する部分は閉止部57により塞がれ、かつ、リアホルダ50の前面には、防水ゴム栓40の後面のうち各貫通孔41の周りを取り囲む部位を押圧する押圧シール部59が設けられている。
この構成によれば、防水ゴム栓40のうち空きキャビティ21Vと対応する貫通孔41は、リアホルダ50の閉止部57によって後方を塞がれるとともに、リアホルダ50の押圧シール部59によって周囲を密閉されるので、空きキャビティ21Vにダミー栓を入れる必要がなくなるから、空きキャビティ21Vの数が増しても製造コストが増加することを抑制することができる。また、最上段のキャビティ21に加えてその他のキャビティ21の一部も空きキャビティ21Vにしたい場合には、それに合わせて金型の入れ子を変更することで閉止部57を形成してもよいし、またその他のキャビティ21の分だけダミー栓を用意してもよい。これにより、すべての空きキャビティ21Vにダミー栓を必要とする場合に比してコストの増加を抑制することができる。
また、防水コネクタは、回路基板Pに取り付けられるとともに雌ハウジング20と嵌合可能とされた雄ハウジング80を有し、雄ハウジング80にはタブ状の雄端子金具70が複数本備えられ、雄端子金具70は、雌端子金具10との接続部71が嵌合面88において上下方向に2段に分けて設けられ、かつ、雌端子金具10との接続部71とは反対側の部分がそれぞれ端子保持部81の後面から後方に延びて下向きに略直角に屈曲されて回路基板Pに接続されるものであり、雌ハウジング20に設けられた複数のキャビティ21は、雄端子金具70に対応して上下方向に複数段に分けて設けられ、複数のキャビティ21のうち最上段に位置するキャビティ21が空きキャビティ21Vとされ、閉止部57は、その最上段の空きキャビティ21Vに対応して設けられている。
この構成によれば、仮に雄ハウジングに備えるとした場合に最も長い寸法を要することになる雄端子金具、すなわち雄ハウジングの最上段に位置して最も長い水平部と最も長い垂下部とを備える必要がある雄端子金具を省くことができるから、効率よく材料コストを低減することができる。
また、押圧シール部59には、各貫通孔41の周りを取り囲んで防水ゴム栓40の後面に食い込むリブ61が備えられている。この構成によれば、防水ゴム栓40の後面のうち各貫通孔41の周りにリブ61が食い込んで密着するから、空いている貫通孔41に液体が入り込むことをより確実に防ぐことができる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では、本発明を、キャビティ21が幅方向に11室、上下方向に3段にわけて設けられた雌ハウジング20に適用した場合について説明したが、これに限らず、本発明は、例えばキャビティが1段のみ、2段のみまたは4段以上にわけて配置されたハウジングにも適用することができ、また、各段におけるキャビティの配置数がいかなる数であっても適用することができる。
(2)上記実施例では、リアホルダ50は収容凹部34に内嵌されるものとしているが、これに限らず、例えばリアホルダはキャップ状をなしてハウジングの後端部に被せられて装着されるものであってもよい。
(3)上記実施例では、閉止部57は、空きキャビティ21Vに対応する部分に形成された孔部58の後端を塞ぐ壁状をなしているが、これに限らず、例えば、孔部の前端または途中部分を塞ぐ壁状をなすものとしてもよく、もしくは孔部の全体を埋めるものとしてもよい。
(4)上記実施例では、複数のキャビティ21のうち最上段に並べられたすべてのキャビティ21が空きキャビティ21Vとされ、閉止部57はそれに対応して設けられているが、これに限らず、閉止部は、他の段のキャビティを空きキャビティとしてそれに対応して設けてもよく、また最上段のキャビティのうち一部のキャビティのみを空きキャビティとしてそれに対応して設けてもよい。
(5)上記実施例では、空きキャビティ21Vのすべてに対応して閉止部57が設けられているが、これに限らず、空きキャビティの一部に対応して閉止部を設け、他の空きキャビティに対応する貫通孔にはダミー栓を挿入するものとしてもよい。
(6)上記実施例では、押圧シール部59は、防水ゴム栓40の後面のうちすべての貫通孔41の周りを取り囲む部位を押圧するものとしているが、これに限らず、押圧シール部は、例えば空きキャビティと対応する貫通孔の周りのみを個別にまたは一括して取り囲む部位だけを押圧するものとしてもよい。
(7)上記実施例では、押圧シール部59に設けられたリブ61はすべての貫通孔41の周りを取り囲む形状をなすものとされているが、これに限らず、例えばリブは、空きキャビティと対応する貫通孔の周りのみを個別にまたは一括して取り囲む形状をなすものとしてもよい。
(8)上記実施例では、雄ハウジング80は回路基板Pに取り付けられるものとされているが、これに限らず、例えば雄ハウジングは、電線の端末部に固着された雄型の端子金具が挿入されて収容されるものであってもよい。
(9)上記実施例では、第1雄端子金具70Fと第2雄端子金具70Sとで回路基板Pにおける接続位置が前後に一段ずれるように水平部73の長さ寸法が異なるものとされているが、これに限らず、第1雄端子金具と第2雄端子金具とで回路基板における接続位置が前後にずれることなく一列に並べて配置されるものであってもよく、その場合においても、垂下部の長さ寸法は、上段に配される雄側端子金具ほど大きくする必要があるから、最上段に配置される雄端子金具を省くことは有利である。
P…回路基板
W…電線
10…雌端子金具(端子金具)
20…雌ハウジング(ハウジング)
21…キャビティ
21V…空きキャビティ
40…防水ゴム栓
41…貫通孔
50…リアホルダ
53…端子導入口
57…閉止部
59…押圧シール部
61…リブ
70…雄端子金具(相手側端子金具)
71…雌端子金具との接続部(端子金具との接続部)
80…雄ハウジング(相手側ハウジング)
88…嵌合面(相手側ハウジングの前面)

Claims (3)

  1. 電線の端末部に固着された端子金具が後方から挿入可能とされたキャビティが複数設けられ、そのうち一部のキャビティは前記端子金具が挿入されずに空きキャビティとされるハウジングと、
    前記キャビティと対応する位置に前後方向に貫通する貫通孔を有して前記ハウジングのうち前記キャビティの後側の位置に装着され、前記貫通孔の周面が前記電線の外周面に液密状に密着可能とされた防水ゴム栓と、
    前記ハウジングのうち前記防水ゴム栓の後側に取り付けられるリアホルダと、を備え、
    前記リアホルダのうち前記空きキャビティではない他のキャビティに対応する部分には前記端子金具を前方に導入可能な端子導入口が設けられるとともに前記リアホルダのうち前記空きキャビティに対応する部分は閉止部により塞がれ、かつ、前記リアホルダの前面には、前記防水ゴム栓の後面のうち少なくとも前記空きキャビティと対応する前記貫通孔の周りを取り囲む部位を押圧する押圧シール部が設けられている防水コネクタ。
  2. 回路基板に取り付けられるとともに前記ハウジングと嵌合可能とされた相手側ハウジングを有し、
    前記相手側ハウジングには相手側端子金具が複数本備えられ、
    前記相手側端子金具は、前記端子金具との接続部が上下方向に複数段に分けて設けられ、かつ、前記接続部とは反対側の部分がそれぞれ前記相手側ハウジングの後面から後方に延びて下向きに略直角に屈曲されて前記回路基板に接続されるものであり、
    前記複数のキャビティは、前記相手側端子金具に対応して上下方向に複数段に分けて設けられ、そのうち最上段に位置するキャビティが前記空きキャビティとされており、
    前記閉止部は、その最上段の前記空きキャビティに対応して設けられている請求項1に記載の防水コネクタ。
  3. 前記押圧シール部に、少なくとも前記空きキャビティと対応する前記貫通孔の周りを取り囲み前記防水ゴム栓の後面に食い込むリブが備えられている請求項1または請求項2に記載の防水コネクタ。
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