JP2015183739A - 軸受装置の冷却構造 - Google Patents

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【課題】 圧縮エアにより軸受装置を効率良く冷却することができ、かつ用途に応じた形状のノズル孔を固定側間座に高精度にかつ生産性良く設けることができる軸受装置の冷却構造を提供する。【解決手段】 軸受装置Jは、転がり軸受1の内外に対向する固定側軌道輪2および回転側軌道輪3にそれぞれ隣り合って固定側間座4および回転側間座5が設けられる。固定側軌道輪2および固定側間座3が固定部材6に設置され、回転側軌道輪3および回転側間座5が回転部材7に設置される。固定側間座4に、回転側間座5の周面に向けて冷却用の圧縮エアAを吐出するノズル孔15を、回転方向の前方へ傾斜させて設ける。固定側間座4におけるノズル孔15を構成する部分20を他の部分11aとは別体とする。ノズル孔15は、圧縮エアAの流れ方向と直交する横断面および流れ方向に沿う縦断面の少なくとも何れかの断面の形状が一様ではない。【選択図】 図2

Description

この発明は、軸受装置の冷却構造に関し、例えば、工作機械の主軸および主軸に組み込まれる軸受の冷却構造に関する。
工作機械の主軸装置では、加工精度を確保するために、装置の温度上昇は小さく抑える必要がある。しかしながら最近の工作機械では、加工能率を向上させるため高速化の傾向にあり、主軸を支持する軸受からの発熱も高速化と共に大きくなってきている。また、装置内部に駆動用のモータを組込んだいわゆるモータビルトインタイプが多くなってきており、装置の発熱要因ともなってきている。
発熱による軸受の温度上昇は、予圧の増加をもたらす結果となり、主軸の高速化、高精度化を考えると極力抑えたい。主軸装置の温度上昇を抑える方法として、冷却用の圧縮エアを軸受に送り、軸と軸受の冷却を行う方法がある(例えば、特許文献1)。なお、特許文献1では、2つの軸受間の空間に冷風を、回転方向に角度を付けて噴射して旋回流とすることで、軸と軸受の冷却を行っている。
特開2000−161375号公報
圧縮エアによる冷却では、潤滑等との関係から、圧縮エアを軸や軸受に直接吹き付けるのではなく、外輪間座に設けたノズルから内輪間座に吹き付けて、内輪間座を介して軸と軸受を冷却することが多い。その場合、ノズルから吐出された圧縮エアは、内輪間座の外周面に沿って軸方向に流れつつ内輪間座の熱を奪った後、軸受外部へ排出される。この空冷方式は、圧縮エアの流速が速く、かつ流量が多いほど冷却効果が大きい。
しかし、単に出口付近の孔径を絞っただけの単純な形状のノズルでは、ノズル出口でチョークし、流速が音速よりも速くならないため、大きな冷却効果を期待できない。流速を音速より速くするには、ラバール・ノズル等のように孔径が中間部で細くなって微妙に変化した超高速ノズルとする必要があるが、そのような複雑なノズル孔を金属材料からなる外輪間座に切削により加工することは難しい。
また、冷却効果を上げるために圧縮エアの流量を多くするとしても、流量は空気圧縮機の容量に依存するため、流量を限りなく多くすることはできない。ノズル孔の圧縮エア流れ方向の中間部に軸受装置外部と通じる空気孔を設けることで、軸受外部から空気を取り込んで冷却用エアの流量を増やすことができるが、前記同様に、ノズル孔と空気孔を金属材料からなる外輪間座に切削により加工することは難しい。
さらに、ノズル孔の圧縮エアの流れ方向と直交する横断面形状を非円形とするのが望ましい場合があるが、この場合も、非円形孔のノズルを金属材料からなる外輪間座に切削により加工するのは困難である。
この発明の目的は、圧縮エアにより軸受装置を効率良く冷却することができ、かつ用途に応じた形状のノズル孔を固定側間座に高精度にかつ生産性良く設けることができる軸受装置の冷却構造を提供することである。
この発明の軸受装置の冷却構造は、転がり軸受の内外に対向する固定側軌道輪および回転側軌道輪にそれぞれ隣り合って固定側間座および回転側間座が設けられ、前記固定側軌道輪および固定側間座が、固定部材および回転部材のうちの固定部材に設置され、前記回転側軌道輪および回転側間座が、前記固定部材および回転部材のうちの回転部材に設置される軸受装置に適用される。この軸受装置において、前記固定側間座に、前記回転側間座の間座同士が対向する周面に向けて冷却用の圧縮エアを吐出するノズル孔を、前記回転側間座の回転方向の前方へ傾斜させて設け、前記固定側間座における前記ノズル孔を構成する部分を他の部分とは別体とし、前記ノズル孔は、前記圧縮エアの流れ方向と直交する横断面および前記圧縮エアの流れ方向に沿う縦断面の一方または両方の断面の形状が一様ではないことを特徴とする。例えば、前記固定側軌道輪が外輪であり、前記回転側軌道輪が内輪である。その場合、前記固定部材および回転部材は、例えばそれぞれハウジングおよび軸である。
この構成によると、固定側間座に設けたノズル孔より冷却用の圧縮エアを回転側間座の周面に向けて吐出することで、まず回転側間座に冷却し、この回転側間座を介して転がり軸受の回転側軌道輪および回転軸を冷却する。固定側間座に設けたノズル孔が回転側間座の回転方向の前方へ傾斜させてあるため、ノズル孔から吐出された圧縮エアは、回転側間座の周面に沿って旋回しながら軸方向に流れて軸受外部へ排出される。圧縮エアが旋回するため、軸方向にまっすぐ流れる場合と比べて、圧縮エアが回転側間座の周面を接している時間が長く、回転側間座を効率良く冷却することができる。このため、軸受装置および回転軸を冷却する効果が高い。
固定側間座におけるノズル孔を構成する部分を他の部分とは別体としたことで、ノズル孔を構成する部分を樹脂材等の加工が容易な材料で製作することができる。それにより、圧縮エアの流れ方向と直交する横断面および圧縮エアの流れ方向に沿う縦断面の一方または両方の断面の形状が一様ではないノズル孔を、固定側間座に高精度にかつ生産性良く設けることができる。このようなノズル孔を切削で加工するのは難しいが、樹脂材の射出成形なら容易に製作することができる。
この発明において、前記固定側間座が前記ノズル孔を円周方向に複数有する場合、それぞれのノズル孔を構成する部分を個別に、前記他の部分に設けられた嵌合用孔に嵌め込むと良い。
各ノズル孔を構成する部分を共通とすると、このノズル孔を構成する部分が環状または環状に近い形状となり、他の部分が、各ノズル孔を構成する部分を挟んで軸方向の両側に分断された形態となる。この形態は、ノズル孔を構成する部分が樹脂材である場合、固定側間座の軸方向の剛性が小さくなる。それぞれのノズル孔を構成する部分を個別に、他の部分に設けられた嵌合用孔に嵌め込んだ形態とすると、他の部分が軸方向の両側に分断されないため、固定側間座の軸方向の剛性の低下を防ぐことができる。
この発明において、前記ノズル孔の出口近傍の横断面形状が、周方向寸法に比較して軸方向寸法が長い扁平形状であっても良い。この明細書で言う前記扁平形状とは、周方向寸法に比較して軸方向寸法が極端に長い平べったい形状に限定されず、周方向寸法に比較して軸方向寸法が少しだけ長い形状も含む。
多量の圧縮エアをノズル孔から回転側間座に向けて吐出すると、圧縮エアはノズル孔の出口で流速が最大速度(例えば音速)となる。このとき、ノズル孔の出口と回転側間座の間のすきまが狭く、かつノズル孔の出口近傍の横断面形状が円形である場合、ノズル孔の出口と固定側間座の間の圧力が高くなりやすく、圧縮波が発生する。圧縮波が発生すると、ノズル孔の出口から吐出される圧縮エアの直進流れが阻害され、軸方向に拡散する。それにより、圧縮エアが回転側間座の周面と接する時間が短くなり、冷却効果が低下する。
ノズル孔の出口近傍の横断面形状が円形である場合に圧縮波が発生しやすいのは、ノズル孔の出口と回転側間座の間のすきまへの圧縮エアの流入量(質量流量)が、ノズル孔の中心の延長線上である軸方向の中央部で局所的に大きくなるためと考えられる。ノズル孔の出口近傍の横断面形状が扁平形状であると、圧縮エアの流入量が軸方向に均等化されるため、強い圧縮波が発生せず、圧縮エアが軸方向に拡散することなく、周方向に流すことができる。
この発明において、前記ノズル孔の縦断面が、長さ方向の中間部が狭く、超音速流れを可能とする形状であっても良い。
この場合、ノズル孔から吐出される圧縮エアの流速が速くなり、冷却効果が向上する。
この発明において、前記ノズル孔の前記圧縮エアの流れ方向の中間部に、軸受装置外部と通じる空気孔を設けても良い。
この場合、ノズル孔を流れる圧縮エアの動圧によって生じる負圧により、空気孔を通って軸受装置外部から空気がノズル孔に吸引される。それにより、ノズル孔から吐出される流量が多くなり、冷却効果が向上する。
この発明において、前記固定側間座の間座同士が対向する周面に環状の凹み部を設け、この凹み部に出口を開口させて前記ノズル孔を設けても良い。
この場合、圧縮エアがノズル孔から凹み部の空間に吐出されることで、圧縮エアが断熱膨張して、圧縮エアの温度が下がると共に流速が増す。これにより、冷却効果が向上する。
また、凹み部が設けられていると、前記凹み部の空間からこれよりも狭い固定側間座と回転側間座の間のすきまに圧縮エアが流れるため、前記すきまを流れる圧縮エアの周方向の各部の流速が均一化され、軸受内に流入する圧縮エアの流速が均一になる。それにより、圧縮エアと回転中の転動体との衝突音を小さくすることができる。
この発明の軸受装置の冷却構造は、転がり軸受の内外に対向する固定側軌道輪および回転側軌道輪にそれぞれ隣り合って固定側間座および回転側間座が設けられ、前記固定側軌道輪および固定側間座が、固定部材および回転部材のうちの固定部材に設置され、前記回転側軌道輪および回転側間座が、前記固定部材および回転部材のうちの回転部材に設置される軸受装置において、前記固定側間座に、前記回転側間座の間座同士が対向する周面に向けて冷却用の圧縮エアを吐出するノズル孔を、前記回転側間座の回転方向の前方へ傾斜させて設け、前記固定側間座における前記ノズル孔を構成する部分を他の部分とは別体とし、前記ノズル孔は、前記圧縮エアの流れ方向と直交する横断面および前記圧縮エアの流れ方向に沿う縦断面の一方または両方の断面の形状が一様ではないため、圧縮エアにより軸受装置を効率良く冷却することができ、かつ用途に応じた形状のノズル孔を固定側間座に高精度にかつ生産性良く設けることができる。
この発明の一実施形態に係る軸受装置の冷却構造を備えた工作機械主軸装置の断面図である。 同軸受装置の冷却構造の主要部の拡大断面図である。 図1のIII−III断面図である。 同軸受装置の冷却構造のノズル取付部の分解斜視図である。 この発明の異なる実施形態に係る軸受装置の冷却構造の主要部の断面図である。 この発明のさらに異なる実施形態に係る軸受装置の冷却構造の主要部の断面図である。 この発明のさらに異なる実施形態に係る軸受装置の冷却構造の断面図である。 同軸受装置の冷却構造のノズル出口の周辺部を軸方向から見た図である。 図8のIX−IX断面図で、(A),(B)は互いに異なる例を示す。 圧縮波が発生している状態におけるノズル孔の出口付近の圧力分布を示す図である。 圧縮波が発生している状態におけるノズル孔の出口付近の温度分布を示す図である。 (A),(B),(C)はノズル孔の出口近傍の横断面形状と質量流量との関係を示す図である。
この発明の一実施形態に係る軸受装置の冷却構造を図1ないし図4と共に説明する。この例の軸受装置の冷却構造は、工作機械の主軸装置に適用されている。ただし、工作機械の主軸装置だけに限定されるものではない。
図1に示すように、軸受装置Jは、軸方向に並ぶ2つの転がり軸受1,1を備え、各転がり軸受1,1の外輪2,2間および内輪3,3間に、外輪間座4および内輪間座5がそれぞれ介在している。外輪2および外輪間座4がハウジング6に設置され、内輪3および内輪間座5が主軸7に嵌合している。転がり軸受1はアンギュラ玉軸受であり、内外輪3,2の軌道面間に複数の転動体8が介在している。各転動体8は、保持器9により円周等配に保持される。2つの転がり軸受1,1は互いに背面組合せで配置されており、外輪間座4と内輪間座5の幅寸法差により、各転がり軸受1,1の初期予圧を設定して使用される。
この実施形態では、転がり軸受1は内輪回転で使用される。よって、外輪2、内輪3が、それぞれ請求項で言う「固定側軌道輪」、「回転側軌道輪」であり、外輪間座4、内輪間座5が「固定側間座」、「回転側間座」である。また、主軸7が「回転部材」、ハウジング6が「固定部材」である。後で示す他の実施形態についても同様である。
外輪2,2および外輪間座4は、例えばハウジング6に対してすきま嵌めとされ、ハウジング6の段部6aと端面蓋40とにより軸方向の位置決めがされる。また、内輪3,3および内輪間座5は、例えば主軸7に対して締まり嵌めとされ、両側の位置決め間座41,42により軸方向の位置決めがされる。なお、図の左側の位置決め間座42は、主軸7に螺着させたナット43により固定される。
冷却構造について説明する。
図1の部分拡大図である図2に示すように、外輪間座4は、外輪間座本体11と、この外輪間座本体11とは別部材からなるリング状の潤滑用ノズル12,12とを有する。外輪間座本体11は断面略T字形状に形成され、この外輪間座本体11の軸方向両側に潤滑用ノズル12,12がそれぞれ対称配置で固定されている。外輪間座本体11の内径寸法は、潤滑用ノズル12,12の内径寸法よりも大きい。これにより、外輪間座4の内周面に、外輪間座本体11の内周面と、この内周面に続く潤滑用ノズル12,12の側面とで構成される凹み部13が形成されている。この凹み部13は、断面長方形の環状溝である。外輪間座4の凹み部13以外の内周面、すなわち潤滑用ノズル12,12の内周面と、内輪間座5の外周面とは、微小な径方向すきまδaを介して対向している。これにより、前記凹み部13と内輪間座5の外周面との間に、他よりも径方向幅の広い空間14が形成されている。
前記外輪間座本体11には、内輪間座5の外周面に向けて冷却用の圧縮エアAを吐出するノズル孔15が設けられている。この例では、複数個(例えば3個)のノズル孔15が設けられており、それぞれが円周方向等配に配置されている。各ノズル孔15は、長さ方向の中間部が狭くなり、超音速流れを可能とする形状とされている。例えば、ラバール・ノズルの形状である。ノズル孔15の出口は、外輪間座4の内周面の前記凹み部13に開口している。
また、図3に示すように、各ノズル孔15は、それぞれ内輪間座5の回転方向の前方へ傾斜させてある。つまり、外輪間座4の軸心に垂直な断面における任意の半径方向の直線Lから、この直線Lと直交する方向にオフセットした位置にある。ノズル孔15をオフセットさせる理由は、圧縮エアAを内輪間座5の回転方向に旋回流として作用させて、冷却効果を向上させるためである。なお、図1、図2では、外輪間座4を、ノズル孔15の中心線を通る断面で表示している。
外輪間座本体11の外周面には、軸受外部から各ノズル孔15に圧縮エアAを導入するための導入溝16が形成されている。この導入溝16は、外輪間座4の外周面における軸方向中間部に設けられ、各ノズル孔15に連通する円弧状に形成されている。導入溝16は、外輪間座本体11の外周面において、後述のエアオイル供給経路(図示せず)が設けられる円周方向位置を除く円周方向の大部分を示す角度範囲αにわたって設けられている。図1のように、ハウジング6に圧縮エア導入経路45が設けられ、この圧縮エア導入経路45に導入溝16が連通するように構成されている。ハウジング5の外部には、圧縮エア導入孔45に圧縮エアAを供給するエア供給装置(図示せず)が設けられている。
図4に示すように、外輪間座本体11におけるノズル孔15を構成する部分(以下、「ノズル孔構成部」とする)20はノズル孔15毎にそれぞれ設けられ、各ノズル孔構成部20は、外輪間座本体11の大半部分を占める他の部分11aとは別体に形成されている。図の例では、各ノズル孔構成部20は、径方向から見て略長方形の形状とされているが、他の形状であっても良い。これら各ノズル孔構成部20は、外輪間座本体11に径方向に貫通して設けられた嵌合用孔21に圧入等により嵌め込むことで、他の部分11aに固定される。前記導入溝16は、ノズル孔構成部20と他の部分11aの外周面にそれぞれ形成された溝部16a,16bで構成される。
ノズル孔構成部20は、例えば樹脂材からなり、射出成形等により製作される。このため、ラバール・ノズルのような、圧縮エアAの流れ方向の中間部が狭く、流れ方向に沿う縦断面が一様でない複雑な形状のノズル孔15も、高精度にかつ生産性良く形成することができる。なお、外輪間座本体11の他の部分11a、および外輪間座本体11以外の各部品(保持器9は除く)は、軸受鋼等の金属製である。
潤滑構造について説明する。
図1に示すように、外輪間座4は、軸受内にエアオイルを供給する前記潤滑用ノズル12,12を有する。各潤滑用ノズル12は、軸受内に突出して内輪3の外周面との間でエアオイル通過用の環状すきまδbを介して対向する先端部30を含む。換言すれば、潤滑用ノズル12の先端部30が、内輪3の外周面に被さるように軸受内に進入して配置される。また、潤滑用ノズル12の先端部30は、保持器9の内周面よりも半径方向の内方に配置されている。
図2に示すように、潤滑用ノズル12には、この潤滑用ノズル12と内輪3の外周面間の前記環状すきまδbにエアオイルを供給するエアオイル供給孔31が設けられている。このエアオイル供給孔31は、軸受側に向かうに従い内径側に至るように傾斜し、先端部30の内周側に出口が開口している。エアオイル供給孔31には、ハウジング6および外輪間座本体11に設けられたエアオイル供給経路(図示せず)を通ってエアオイルが供給される。内輪3の外周面におけるエアオイル供給孔31の延長線上の箇所には、環状凹み部3aが設けられている。
潤滑用ノズル12から吐出されたエアオイルの油が前記環状凹み部3aに溜り、この油が、内輪3の回転に伴う遠心力により、傾斜面である内輪3の外周面に沿って軸受中心側へと導かれる。
排気構造について説明する。
この軸受装置Jには、冷却用の圧縮エアおよび潤滑用のエアオイルを排気する排気経路46が設けられている。排気経路46は、外輪間座本体11における円周方向の一部に設けられた排気溝47と、ハウジング6に設けられ前記排気溝47に連通する径方向排気孔48および軸方向排気孔49とを有する。前記外輪間座本体11の排気溝47は、エアオイル供給経路が設けられる位置とは対角の円周方向位置にわたって形成されている。
上記構成からなる軸受装置の冷却構造の作用について説明する。
外輪間座4に設けたノズル孔15より冷却用の圧縮エアAを内輪間座5の外周面に向けて吐出することで、まず内輪間座5に冷却し、この内輪間座5を介して転がり軸受1の内輪3および主軸7を冷却する。その際、以下の理由により、内輪間座5を効率良く冷却することができる。
第1の理由は、ノズル孔15がラバール・ノズルのような超音速流れを可能とする形状である点である。前記エア供給装置により圧縮エアAの圧力、流量等を調整することで、ノズル孔15から超音速の圧縮エアAが吐出される。また、図の例の場合、外輪間座4の内周面の凹み部13と内輪間座5の外周面との間の空間14に圧縮エアAが吐出されるため、空間14で圧縮エアAが断熱膨張して、温度が下がると共に、体積が増加する。体積が増加することで、さらに流速が増大する。このように、低温で超高速の圧縮エアAを内輪間座5に吹き付けることで、内輪間座5を効率良く冷却する。
なお、前記凹み部13が設けられていると、凹み部13の空間14からこれよりも狭い外輪間座4と内輪間座の間の径方向すきまδaに圧縮エアAが流れるため、内輪間座5の外周面に沿って流れる圧縮エアAの周方向の各部の流速が均一化され、軸受内に流入する圧縮エアAの流速が均一になる。それにより、圧縮エアAと回転中の転動体9との衝突音を小さくすることができるという効果もある。
第2の理由は、ノズル孔15が内輪間座5の回転方向の前方へ傾斜していることである。これにより、ノズル孔15から吐出された圧縮エアAは、内輪間座5の外周面に沿って旋回しながら軸方向に流れて、前記排気経路46を通って軸受外部へ排出される。圧縮エアAが旋回するため、軸方向にまっすぐ流れる場合と比べて、圧縮エアAが内輪間座5の外周面と接している時間が長く、内輪間座5をより一層効率良く冷却することができる。
ノズル孔構成部20を樹脂材等により製作したことにより、ノズル孔15がラバール・ノズルのような、圧縮エアAの流れ方向の中間部が狭く、流れ方向に沿う縦断面が一様でない形状であっても、高精度にかつ生産性良く製作することができる。金属の鋳造品に対して切削により、縦断面が一様ではないノズル孔を加工することは難しい。
また、この実施形態は、ノズル孔15毎に個別にノズル孔構成部20に設け、各ノズル孔構成部20を、外輪間座本体11の他の部分11aに設けられた嵌合用孔21に嵌め込む構成としてある。ノズル孔構成部20を各ノズル孔15で共通とすると、ノズル孔構成部20が環状または環状に近い形状となり、他の部分11aがノズル孔構成部20により軸方向の両側に分断された形態となる。この形態は、ノズル孔構成部20が樹脂材である場合、外輪間座4の軸方向の剛性が小さい。この実施形態の構成であると、ノズル孔構成部20によって他の部分11aが軸方向の両側に分断されることがなく、外輪間座4の軸方向の剛性の低下を防ぐことができる。
以下、この発明の異なる実施形態について説明する。
図5に示す実施形態は、ノズル孔15の圧縮エアAの流れ方向の中間部に、軸受装置外部と通じる空気孔33を設けてある。この場合、ノズル孔15を流れる圧縮エアAの動圧によって生じる負圧により、空気孔33を通って軸受装置外部から空気Bがノズル孔15に吸引される。それにより、ノズル孔15から吐出される圧縮エアAの流量が多くなり、冷却効果が向上する。
図6は、一般的な形状のノズル孔15に空気孔33を設けた例を示すが、図5のように、超音速流れを生じさせることが可能な形状のノズル孔15に空気孔33を設けても良い。図5および図6のいずれについても、空気孔33を設けたことにより、ノズル孔構成部20および嵌合用孔21の断面形状が図2のものと若干異なっている。他の構成は、図2のものと同じである。
図7ないし図9はさらに異なる実施形態を示す。前記各実施形態のノズル孔15が、圧縮エアAの流れ方向に沿う縦断面が一様でない形状であるの対し、この実施形態のノズル孔15は、圧縮エアAの流れ方向と直交する横断面が一様でない形状である。すなわち、冷却効率を向上させるために、ノズル孔出口15a近傍の横断面形状を、周方向寸法に比較して軸方向寸法が扁平形状としている。例えば、図9(A)のように軸方向に細長い長方形とするか、または図9(B)のように軸方向に細長い楕円形とする。ここで、前記扁平形状とは、周方向寸法に比較して軸方向寸法が極端に長い平べったい形状に限定されず、周方向寸法に比較して軸方向寸法が少しだけ長い形状も含む。
ノズル孔出口15a近傍の横断面形状を扁平形状とすると冷却効率が向上する理由について説明する。
図8のように、多量の圧縮エアAをノズル孔15から内輪間座5に向けて吐出すると、圧縮エアAはノズル孔出口15aで流速が最大速度(例えば音速)となる。このとき、ノズル孔出口15aと回転間座5の間のすきまδaが狭く、かつノズル孔出口15a近傍の横断面形状が円形である場合、ノズル孔出口15aと内輪間座5の間の圧力が高くなりやすく、前記すきまδaにおけるノズル孔出口15a付近Cで圧縮波が発生する。圧縮エアAの供給量が多いほど、強い圧縮波が発生する。圧縮波が発生すると、ノズル孔15から吐出される圧縮エアAの直進流れが阻害され、図10、図11のように、軸方向に拡散する。それにより、圧縮エアAが内輪間座5の外周面と接する時間が短くなり、冷却効果が低下する。図10は、圧縮波が発生している状態におけるノズル孔の出口付近の圧力分布を示し、図11は、圧縮波が発生している状態におけるノズル孔の出口付近に温度分布を示す。
ノズル孔出口15a近傍の横断面形状が円形である場合に圧縮波が発生しやすいのは、ノズル孔出口15aと内輪間座5の間のすきまδaへの圧縮エアAの流入量(質量流量)が、図12(C)のように、ノズル孔15の中心の延長線上である軸方向の中央部で局所的に大きくなるためと考えられる。図9(A),(B)のノズル15のように、ノズル孔出口15a近傍の横断面形状が扁平形状であると、図12(A),(B)のように、圧縮エアAの流入量が軸方向に均等化されるため、強い圧縮波が発生せず、圧縮エアAが軸方向に拡散することなく、周方向にスムーズに流すことができる。
なお、この実施形態の軸受装置Jは、外輪間座4が潤滑用ノズルを有していないため、外輪間座と外輪間座本体の区別がない。そのため、各ノズル孔構成部20は、外輪間座4の大半部分を占める他の部分4aとは別体に形成されて、他の部分4aに設けられた嵌合用孔21に嵌め込んである。
以上の各実施形態では、転がり軸受1を内輪回転で使用する場合を示したが、外輪回転で使用する場合も、この発明を適用することができる。その場合、例えば内輪3の内周に嵌合する軸(図示せず)が固定部材、外輪2の外周に嵌合するローラ(図示せず)が回転部材である。
1…転がり軸受
2…外輪(固定側軌道輪)
3…内輪(回転側軌道輪)
4…外輪間座(固定側間座)
4a…他の部分
5…内輪間座(回転側間座)
6…ハウジング(固定部材)
7…主軸(回転軸)
11a…他の部分
15…ノズル孔
15a…ノズル孔出口
20…ノズル孔構成部(ノズル孔を構成する部分)
21…嵌合用孔
33…空気孔
A…圧縮エア
J…軸受装置

Claims (6)

  1. 転がり軸受の内外に対向する固定側軌道輪および回転側軌道輪にそれぞれ隣り合って固定側間座および回転側間座が設けられ、前記固定側軌道輪および固定側間座が、固定部材および回転部材のうちの固定部材に設置され、前記回転側軌道輪および回転側間座が、前記固定部材および回転部材のうちの回転部材に設置される軸受装置において、
    前記固定側間座に、前記回転側間座の間座同士が対向する周面に向けて冷却用の圧縮エアを吐出するノズル孔を、前記回転側間座の回転方向の前方へ傾斜させて設け、前記固定側間座における前記ノズル孔を構成する部分を他の部分とは別体とし、前記ノズル孔は、前記圧縮エアの流れ方向と直交する横断面および前記圧縮エアの流れ方向に沿う縦断面の一方または両方の断面の形状が一様ではない軸受装置の冷却構造。
  2. 請求項1に記載の軸受装置の冷却構造において、前記固定側間座は前記ノズル孔を円周方向に複数有し、それぞれのノズル孔を構成する部分が個別に、前記他の部分に設けられた嵌合用孔に嵌め込まれた軸受装置の冷却構造。
  3. 請求項1または請求項2に記載の軸受装置の冷却構造において、前記ノズル孔の出口近傍の横断面形状が、周方向寸法に比較して軸方向寸法が長い扁平形状である軸受装置の冷却構造。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の軸受装置の冷却構造において、前記ノズル孔の縦断面が、長さ方向の中間部が狭く、超音速流れを可能とする形状である軸受装置の冷却構造。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の軸受装置の冷却構造において、前記ノズル孔の前記圧縮エアの流れ方向の中間部に、軸受装置外部と通じる空気孔を設けた軸受装置の冷却構造。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の軸受装置の冷却構造において、前記固定側間座の間座同士が対向する周面に環状の凹み部を設け、この凹み部に出口を開口させて前記ノズル孔を設けた軸受装置の冷却構造。
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