JP2015182731A - サービスプラグのカバー構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】サービスプラグ収容部の開口部とプラグカバーをなるべく小さく形成することができるサービスプラグのカバー構造を提供する。
【解決手段】バッテリユニット11に設けられたサービスプラグ収容部30にサービスプラグ31が配置されている。サービスプラグ収容部30に開口部35が形成されている。開口部35は、サービスプラグ31をバッテリケース20の外側から臨むことができる位置に形成されている。開口部35にプラグカバー40が装着される。プラグカバー40はゴム弾性を有する弾性部材からなり、開口部35を覆うカバー本体60と、開口部35の係止部55に嵌合する嵌合部61と、引掛け部62とを有している。引掛け部62は、プラグカバー40を係止部55から外す際に指もしくは工具を係止するための取っ手部として機能し、プラグカバー40の長手方向の一端側に片寄った位置に設けられている。
【選択図】図6

Description

この発明は、例えば電動車両等のバッテリユニットを備えた車両に適用されるサービスプラグのカバー構造に関する。
例えば電気自動車等の電動車両は、電源として複数のバッテリモジュールを直列接続してなるバッテリユニットを備えている。またバッテリユニットのメンテナンス時等の安全性を確保するために、例えば特許文献1に開示されているように電源遮断用のサービスプラグが設けられている。サービスプラグは、バッテリモジュールどうしを直列接続している電源回路の中間部に設けられた端子対と、該端子対を電気的に遮断することが可能なプラグ部材などを有している。プラグ部材にはロック状態とロック解除状態とを操作するための操作レバーが設けられている。
サービスプラグが比較的簡単に扱える位置に設けられている車両の場合には、安全上の配慮から、特許文献1のプラグカバー装置のように、金属製のフレームを含む剛性の大きなプラグカバーをボルト等の締結部材によってサービスプラグ収容部に締結するようにしている。これに対し車体のフロアパネルの下方にバッテリユニットが配置される車両では、サービスプラグが簡単に扱える位置にないため、ゴムの一体成形品のように比較的簡易な構造のプラグカバーをサービスプラグ収容部に装着することが可能である。
サービスプラグがフロアパネルの下側に配置される場合、フロアパネルにサービスプラグ用の開口(パネル穴)が形成され、このパネル穴がフロアパネルの一部である蓋部材によって覆われるのが通例である。すなわちサービスプラグを操作しないときには前記蓋部材を閉じた状態にしておき、サービスプラグを操作するときに前記蓋部材を開けてから前記操作レバーを操作するようにしている。このためフロアパネルに形成される開口(パネル穴)は、前記操作レバーを作業者が手指あるいは工具によって操作することができる大きさを有している必要がある。
特許第5360042号公報
特許文献1に記載されているプラグカバー装置は、カバーの側部に設けられたねじ部材によってプラグカバーをサービスプラグ収容部に固定するようにしている。このためサービスプラグがフロアパネルの下に配置されることを想定した場合に、サービスプラグ収容部の開口部は作業者の手指あるいは工具を挿入可能な大きさが必要となり、サービスプラグ自体の大きさと比較してかなり大きな開口部が必要となってしまう。開口部が大きくなるとプラグカバーが大形化することにより、コストが高くなったり、プラグカバーのためのスペースを確保することが難しくなったりする。またフロアパネルに形成するパネル穴も大きくなるため、何らかの補強対策が必要となる可能性もある。
従って本発明の目的は、バッテリユニットに設けられたサービスプラグ収容部に形成する開口部とこの開口部を覆うプラグカバーをなるべく小さく形成することができるサービスプラグのカバー構造を提供することにある。
本発明に係るサービスプラグのカバー構造は、バッテリユニットのバッテリケースに形成され内側にサービスプラグが配置されるサービスプラグ収容部と、前記サービスプラグ収容部に形成され前記サービスプラグを前記バッテリユニットの外側から臨むことができる開口部と、前記開口部に装着されるプラグカバーとを有し、前記プラグカバーは、前記開口部を覆うカバー本体と、前記開口部に形成された係止部に嵌合する嵌合部と、前記カバー本体に形成され前記嵌合部を前記係止部から外す際に指もしくは工具を係止可能な取っ手部とを具備している。
1つの実施形態では、前記プラグカバーと前記開口部がそれぞれ長軸と短軸とを有する形状であり、前記取っ手部が前記プラグカバーの長手方向の一端側に片寄った位置に形成されている。また前記サービスプラグが倒伏位置と起立位置とにわたって回動可能な操作レバーを備え、前記操作レバーは、持ち手部と、回動支点とを含み、前記操作レバーが前記倒伏位置のとき前記取っ手部が前記回動支点より前記持ち手部に近い位置に配置されてもよい。さらに前記取っ手部が前記プラグカバーの裏面側に突出する裏面側凸部を備え、前記裏面側凸部は、前記プラグカバーの装着状態において、前記操作レバーが倒伏位置にある際の前記サービスプラグの最上端よりも下方に突出して形成されてもよい。またこれらの実施形態において、前記バッテリユニットの上方に配置されるパネル部材の一部で前記開口部と対応した位置に形成されたパネル穴と、該パネル穴を塞ぐ蓋部材とを具備し、該パネル穴と蓋部材とが、それぞれ前記開口部の長手方向に延びる形状であってもよい。
本発明に係るサービスプラグのカバー構造によれば、バッテリユニットに設けられたサービスプラグ収容部に形成される開口部とこの開口部を覆うプラグカバーをなるべく小さく形成することができる。
バッテリユニットを備えた車両の一例を示す斜視図。 第1の実施形態に係るサービスプラグ部を備えた車両の一部の断面とバッテリユニットを示す側面図。 図2に示された車両のサービスプラグ部を示す平面図。 図3中のF4−F4線に沿うサービスプラグ部を示す断面図。 図3に示されたサービスプラグ部でフロアパネルの蓋部材が外された状態の平面図。 図5中のF6−F6線に沿うサービスプラグ部でプラグカバーを外す途中の断面図。 図3に示されたサービスプラグ部でプラグカバーが外された状態の平面図。 図7中のF8−F8線に沿うサービスプラグ部の断面図。 第2の実施形態に係るサービスプラグ部の断面図。 図9に示されたサービスプラグ部でプラグカバーを外す途中の断面図。 第3の実施形態に係るサービスプラグ部の断面図。 第4の実施形態に係るサービスプラグ部の断面図。 図12に示されたサービスプラグ部でプラグカバーが移動した状態の断面図。
以下に第1の実施形態に係るサービスプラグのカバー構造について、図1から図8を参照して説明する。
図1は、電動車両の一例である車両10と、車両10に搭載されるバッテリユニット11の一例を示している。車両10は、走行用動力源として電気モータのみを備えた電気自動車でもよいし、エンジンと電気モータとを併用するハイブリッド車であってもよい。
図2は、車両10の車体の一部をなすパネル部材の一例であるフロアパネル15と、フロアパネル15の裏面(下面)15a側に配置されたバッテリユニット11と、サービスプラグ部17などを示している。バッテリユニット11は、密閉構造のバッテリケース20と、バッテリケース20に収容されたバッテリモジュール21とを備えている。バッテリモジュール21は、複数のバッテリセル(例えばリチウムイオン電池)を組合わせることによって構成されている。
図3は、サービスプラグ部17をフロアパネル15の上方から見た平面図である。図4は、図3中のF4−F4線に沿う断面図である。図4に示されるようにバッテリケース20の上面に、上に凸の形状のサービスプラグ収容部30が形成されている。サービスプラグ収容部30の内側にサービスプラグ31が配置されている。サービスプラグ収容部30の上面に形成された開口部35(図6〜図8に示す)にプラグカバー40が装着されている。プラグカバー40については後に詳しく説明する。
図4に示されるようにバッテリユニット11の上方に配置されるフロアパネル15の一部にパネル穴45が形成されている。パネル穴45はサービスプラグ収容部30と対応した位置に形成されている。パネル穴45は、取外し可能な蓋部材46によって塞ぐことができるようになっている。蓋部材46はボルト等の固定用部材47(図3に示す)によって、フロアパネル15に固定される。フロアパネル15と蓋部材46との間には、パネル穴45の全周を囲むシール材48が設けられている。
図5は、蓋部材46を取外した状態のサービスプラグ部17を示している。フロアパネル15には固定用部材47(図3に示す)を挿入するための孔47aが形成されている。図6は図5中のF6−F6線に沿う断面図であるが、プラグカバー40を取外す途中の状態が示されている。図7はプラグカバー40が取外されたサービスプラグ部17を示している。図8は図7中のF8−F8線に沿う断面図である。
サービスプラグ31は、バッテリケース20に固定されたベース部材50と、ベース部材50に挿入されたプラグ部材51とを含んでいる。ベース部材50には、バッテリモジュール21の電源回路の一部をなす端子対が配置されている。プラグ部材51に操作レバー52が設けられている。操作レバー52は持ち手部52aと回動支点52bとを有し、回動支点52bを中心として、図8に実線で示す倒伏位置(ロック位置)と、図8に2点鎖線L1で示す起立位置(ロック解除位置)とに回動可能であり、起立状態のときにプラグ部材51をベース部材50から引き抜くことができるように構成されている。
プラグ部材51には、プラグ部材51がベース部材50に挿入された状態において前記端子対を導通させる導体が設けられている。プラグ部材51がベース部材50に挿入された状態において、前記端子対がプラグ部材51の前記導体によって導通することにより、バッテリモジュール21の電源回路が閉路する。プラグ部材51がベース部材50から引抜かれると、電源回路が分断されることによりバッテリモジュール21が電源遮断状態となる。
図7と図8に示されるように、サービスプラグ収容部30の上面を構成する壁に開口部35が形成されている。この開口部35にプラグカバー40(図4と図6に示す)が装着されるようになっている。開口部35は、プラグカバー40が外された状態において、バッテリケース20の外側(上方)からサービスプラグ31を臨むことができる位置に形成されている。
図7に示すように開口部35の一例は、サービスプラグ収容部30の上方から見て長円形をなしている。すなわちこの開口部35は、長手方向に延びる長軸X1と、長軸X1に対し直角な方向に延びる短軸Y1とを有している。開口部35の長手方向の両端35a,35bはそれぞれ略半円形であり、両端35a,35b間に直線部35c,35dが形成されている。開口部35の内周縁に係止部55が形成されている。
開口部35に装着されるプラグカバー40は、ゴムあるいはエラストマ等のゴム弾性を有する弾性部材の一体成形品であり、開口部35を覆うカバー本体60と、カバー本体60の全周に形成された溝形の嵌合部61(図4と図6に示す)と、カバー本体60に形成された引掛け部62とを有している。カバー本体60は、開口部35に応じた長細い形状(長軸X1と短軸Y1とを有する長円形)をなしている。図5に示すようにカバー本体60の長手方向の両端60a,60bはそれぞれ略半円形であり、両端60a,60b間に直線部60c,60dが形成されている。
プラグカバー40の嵌合部61は、プラグカバー40を弾性変形させることにより、開口部35の係止部55に嵌合することができるようになっている。嵌合部61を係止部55に嵌合させることにより、プラグカバー40がサービスプラグ収容部30に固定されるとともに、開口部35全体がカバー本体60によって覆われ、サービスプラグ収容部30の内側に密閉された空間Sが確保される。
なお、引掛け部62は、プラグカバー40を開口部35の係止部55から取外す際に、作業者等が指あるいは工具を係止可能な取っ手部の一例である。このように、取っ手部としての引掛け部62をプラグカバー40のカバー本体60に形成することで、作業者の手指あるいは工具を挿入するための開口部35の拡大化を防ぐことができる。
図5等に示されるようにカバー本体60を上方から見て、引掛け部62は、カバー本体60の中央Cから長手方向の一端60a側に片寄った位置に形成されている。引掛け部62の外面(上面)側は、作業者等が手指あるいは工具75(図6に示す)を挿入して引掛けることができるような凹部となっている。カバー本体60の裏面(下面)側には、サービスプラグ収容部30の内側の空間Sに向かって突出する引掛け部62の裏面側凸部80が形成されている。図4に示されるように、裏面側凸部80は、サービスプラグ収容部30の内面30aと操作レバー52との間の空間Sに収容されている。すなわち、引掛け部62は、操作レバー52の持ち手部52aと回動支点52bのうち、持ち手部52aに近い位置に配置される。これにより、引掛け部62に指や工具を係止させてプラグカバー40を開口部35の係止部55から取り外した後、操作レバー52の持ち手部52aを操作する際に、再度、指や工具を挿入するにあたって、体勢を変える必要が無いので作業性がよい。
このようにプラグカバー40の長手方向の一端60a側に片寄った位置に引掛け部62が設けられており、引掛け部62の裏面側凸部80がサービスプラグ収容部30の内面30aと操作レバー52との間の空間Sに収容されている。そして、裏面側凸部80は、プラグカバー40の装着状態において、操作レバー52が倒伏位置にある際のサービスプラグ31の最上端よりも下方に突出して形成されている。これにより、プラグカバー40が前後逆向きに開口部35に取付けられようとしたときには、裏面側凸部80がサービスプラグ31と干渉することにより、逆向きであることが判るようになっている。このためプラグカバー40が誤って逆向きの不完全な状態で開口部35に無理やり装着されてしまうことを回避でき、プラグカバー40が所定のシール性能を発揮することができる。
引掛け部62の裏面側凸部80を収容する空間Sは、操作レバー52を操作する際に指85を挿入するのに必要な空間でもある。このような空間Sに引掛け部62の裏面側凸部80が収容されるため、裏面側凸部80を収容するための特別な空間をサービスプラグ収容部30にわざわざ確保する必要がない。このためサービスプラグ収容部30が大きくなることが抑制される。
次に本実施形態のサービスプラグ部17の作用について説明する。
サービスプラグ31を操作する必要がないときには、フロアパネル15のパネル穴45を蓋部材46によって閉鎖しておく。サービスプラグ31を操作する必要が生じたときには、蓋部材46をフロアパネル15から取外すことにより、図5に示すようにパネル穴45を開口させる。パネル穴45はサービスプラグ収容部30の上方に位置している。このため蓋部材46を外した状態において、パネル穴45の下方にプラグカバー40を臨むことができる。
蓋部材46が取外された状態で、図6に示すようにプラグカバー40の引掛け部62に手指または工具75を引っ掛け、プラグカバー40の弾性を利用してプラグカバー40を変形させつつ矢印P1で示す方向に引き上げることにより、プラグカバー40を開口部35の係止部55から取外す。この引掛け部62はカバー本体60の長手方向の一端60a側に片寄った位置に設けられているため、引掛け部62を手指あるいは工具75(図6に示す)等によって引っ張ることにより、プラグカバー40を比較的用に撓ませることができ、プラグカバー40の嵌合部61を開口部35の係止部55から取外すことができる。
図7に示すようにプラグカバー40が開口部35から取外されると、開口部35の内側にサービスプラグ31が現われるため、操作レバー52を操作することができるようになる。そこで図8に示すように開口部35に指85を入れ、操作レバー52に指85を掛けて、矢印P2で示す方向に操作レバー52を回動させてプラグ部材51をロック解除状態にする。このロック解除状態のもとでプラグ部材51をベース部材50から引抜くことにより、バッテリモジュール21の電源回路が遮断されるため、メンテナンス等の作業を安全に行なうことができる。
メンテナンス等が終了したのちは、再びプラグ部材51をベース部材50に挿入して電源回路を閉路させる。そののちプラグカバー40の嵌合部61を開口部35の係止部55に嵌合させることにより、開口部35にプラグカバー40を装着する。そしてパネル穴45を蓋部材46によって塞ぎ、固定用部材47によって固定する。
本実施形態によれば、図7に2点鎖線Zで示す仮想の開口部に対し、指や工具を挿入するスペースを確保するために開口部をZ1だけ広げる場合、本実施形態のように長軸X1方向にZ1だけ広げた方が、短軸Y1方向にZ1だけ広げる場合よりも、開口部35の面積の増加を小さくすることができる。言い換えると、同じ寸法だけ開口部35を広げるのであれば長軸X1方向にZ1だけ大きくした方が、短軸Y1方向にZ1だけ大きくする場合よりも開口面積の増加が小さくてすむ。このため開口部35とプラグカバー40が大きくなることを抑制できる。同様の理由により、パネル穴45と蓋部材46が大きくなることも抑制できる。
しかも細長い形状のプラグカバー40の長手方向の一端側に引掛け部62が設けられており、プラグカバー40を開口部35から取外す際には引掛け部62を引くことによって、プラグカバー40を比較的容易に撓ませることができ、プラグカバー40を開口部35から取外すことができるものである。
図9と図10は、第2の実施形態に係るプラグカバー40Aを示している。プラグカバー40Aの長手方向の一端に、帯あるいは紐からなる引掛け部62Aが設けられている。例えば帯状の部材からなる引掛け部62Aの基部90は、カバー本体60の長手方向の一端60a側に片寄った位置においてカバー本体60の裏面に接続されている。このプラグカバー40Aを開口部35から取外すには、図10に示すように引掛け部62Aに手指あるいは工具を引っ掛けて引き上げることにより、プラグカバー40Aを変形させながら嵌合部61を開口部35の係止部55から外すことができる。
図11は、第3の実施形態に係るプラグカバー40Bを示している。プラグカバー40Bの長手方向の一端に、パネル穴45に向かって突出するように形成されたつまみ部62Bが設けられている。つまみ部62Bは、本発明で言う取っ手部の一例である。このプラグカバー40Bを開口部35から取外すには、つまみ部62Bに手指あるいは工具を引っ掛けて引き上げることにより、プラグカバー40Bの嵌合部61を開口部35の係止部55から外すことができる。
図12は、第4の実施形態に係るプラグカバー40Cが閉じた状態を示している。図13は、同プラグカバー40Cが開位置に移動した状態(開状態)を示している。プラグカバー40Cの長手方向の一端に、パネル穴45に向かって突出するように形成された表面側凸部62Cが設けられている。表面側凸部62Cは、本発明で言う取っ手部の一例である。プラグカバー40Cはスライド式カバーであり、例えば合成樹脂等により形成され、開口部35の周囲に形成されたレール状の案内部を兼ねた係止部55に嵌合される。すなわちプラグカバー40Cの短手方向(短軸方向)の両端部が、開口部35の係止部55に嵌合する嵌合部61をなしている。
このプラグカバー40Cを開状態にするには、図13に示すように表面側凸部62Cに手指85あるいは工具を掛けて、プラグカバー40Cの長手方向の他端側に向かう方向(図13に矢印P3で示す方向)に、レール状の係止部55に沿ってプラグカバー40Cをスライドさせる。このようにプラグカバー40Cの嵌合部61を開口部35の係止部55から外す方向に移動させることにより開口部35が開状態となる。なお、サービスプラグ収容部30とプラグカバー40Cとの間には、開口部35の全周を囲むシール材100が設けられている。
上述した第2〜4の実施形態(図9〜図13)について、上述した事項以外の構成と効果については第1の実施形態(図1〜図8)と共通であるため、両者に共通の箇所に共通の符号を付して説明を省略する。
なお本発明を実施するに当たり、サービスプラグ収容部やプラグカバーの具体的な形状をはじめとして、サービスプラグ収容部の開口部、プラグカバーのカバー本体や嵌合部、引掛け部、車体のパネル部材、パネル穴、蓋部材などサービスプラグ部を構成する各要素の構造及び配置等の態様を適宜に変更して実施できることは言うまでもない。
プラグカバーは、ゴムあるいはエラストマ等のゴム弾性を有する弾性部材の一体成形品に限定されるものではない。また、プラグカバーの嵌合部を開口部の係止部から外す際に指もしくは工具を係止可能な取っ手部は、プラグカバーのカバー本体に形成されていればよく、プラグカバーの長手方向の一端に形成された構成に限られない。
11…バッテリユニット、15…フロアパネル(パネル部材)、17…サービスプラグ部、20…バッテリケース、21…バッテリモジュール、30…サービスプラグ収容部、30a…内面、31…サービスプラグ、35…開口部、40…プラグカバー、45…パネル穴、46…蓋部材、52…操作レバー、55…係止部、60…カバー本体、60a…長手方向の一端、61…嵌合部、62,62A…引掛け部(取っ手部)、62B…つまみ部(取っ手部)、62C…表面側凸部(取っ手部)、80…裏面側凸部、X1…長軸、Y1…短軸、S…空間

Claims (5)

  1. バッテリユニットのバッテリケースに形成され、内側にサービスプラグが配置されるサービスプラグ収容部と、
    前記サービスプラグ収容部に形成され、前記サービスプラグを前記バッテリユニットの外側から臨むことができる開口部と、
    前記開口部に装着されるプラグカバーとを有し、
    前記プラグカバーは、
    前記開口部を覆うカバー本体と、
    前記開口部に形成された係止部に嵌合する嵌合部と、
    前記カバー本体に形成され前記嵌合部を前記係止部から外す際に指もしくは工具を係止可能な取っ手部と、
    を具備したことを特徴とするサービスプラグのカバー構造。
  2. 前記プラグカバーと前記開口部がそれぞれ長軸と短軸とを有する形状であり、前記取っ手部が前記プラグカバーの長手方向の一端側に片寄った位置に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のサービスプラグのカバー構造。
  3. 前記サービスプラグが倒伏位置と起立位置とにわたって回動可能な操作レバーを備え、前記操作レバーは、持ち手部と、回動支点とを含み、前記操作レバーが前記倒伏位置のとき前記取っ手部が前記回動支点より前記持ち手部に近い位置に配置されることを特徴とする請求項2に記載のサービスプラグのカバー構造。
  4. 前記取っ手部は、前記プラグカバーの裏面側に突出する裏面側凸部を備え、
    前記裏面側凸部は、前記プラグカバーの装着状態において、前記操作レバーが倒伏位置にある際の前記サービスプラグの最上端よりも下方に突出して形成されることを特徴とする請求項3に記載のサービスプラグのカバー構造。
  5. 前記バッテリユニットの上方に配置されるパネル部材の一部で前記開口部と対応した位置に形成されたパネル穴と、該パネル穴を塞ぐ蓋部材とを具備し、該パネル穴と蓋部材とが、それぞれ前記開口部の長手方向に延びる形状であることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載のサービスプラグのカバー構造。
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