JP5626084B2 - 充電コネクタ - Google Patents
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また蓋固定手段を2つの蓋に重ねて配置するため蓋固定手段を取り付けるためのスペースも必要である。
したがって、第1受電部に第1給電コネクタを接続する際には、第1蓋部を、第2受電部側に移動させて第1受電部を開放状態として、開放状態の第1受電部に第1給電コネクタを接続し第1受電部の充電作業を行うことができる。このとき、第1蓋部は第2受電部側に配されて、第2受電部の開放を阻止しているので、第1受電部の充電作業の際に他の受電部(第2受電部)との接触を防止することができる。
本発明は以下の構成としてもよい。
参考形態1の充電コネクタ10を図1ないし図15によって説明する。
本参考形態の充電コネクタ10は図1ないし図3に示すように、全体として略直方体状をなし前方方向(図3の右方向)に開口したハウジング11を有している。ハウジング11の開口11Aには、開口11Aを覆う枠部20が設けられている。
本参考形態の充電コネクタ10は充電作業を行っていないときには、図3に示すように、枠部20の下側の開口部25が第1蓋部30により閉じられるとともに、枠部20の上側の開口部22が第2蓋部35により閉じられることで各受電部12,15の開放が阻止された状態である。この状態においては、第1蓋部30は第1係止爪32が枠部20の第1係止突部27に係止されることで移動を規制され、第2蓋部35は第2係止爪37が枠部20の第2係止突部28に係止されることで移動を規制されている。
本参考形態において、第1蓋部30は、上述したように、交流受電部15に交流用給電コネクタ50が接続された状態においては交流用給電コネクタ50により直流受電部12の開放を阻止した状態で保持され、交流受電部15に交流用給電コネクタ50が接続されていない状態においては交流受電部15側に移動可能である。
したがって、本参考形態によれば、2つの受電部12,15に対応する開口部22,25を有する枠部20に、第2蓋部35と第1蓋部30とを取り付けた構成とするだけで、充電の際に他の受電部12,15との接触を防止することが可能であるので部品点数を減らすことができる。
次に、実施形態1の充電コネクタ60を図16ないし図21によって説明する。
本実施形態の充電コネクタ60は第2蓋部65が枠部20の交流受電部15に対応する上側の開口部22に着脱可能に取り付けられている点で参考形態1と相違する。参考形態1と同様の構成については同じ符号を付し重複した説明は省略する。
本実施形態の充電コネクタ60は充電作業を行っていないときには、図17に示すように、枠部20の下側の開口部25が第1蓋部30により閉じられるとともに、枠部20の上側の開口部22が第2蓋部65により閉じられることで各受電部12,15の開放が阻止された状態である。この状態においては、第1蓋部30は第1係止爪32が枠部20の第1係止突部27に係止されることで移動を規制されている。
本実施形態によっても参考形態1と同様に、2つの受電部12,15に対応する開口部22,25を有する枠部20に、第2蓋部65と上述の第1蓋部30とを取り付けた構成とするだけで、充電の際に他の受電部との接触を防止することが可能であるので部品点数を減らすことができる。また、本実施形態においても、第1蓋部30と第2蓋部65以外に別の部材を取り付ける必要がないので、省スペースである。
本明細書で開示の技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態であってもよい。
図22に示す充電コネクタ70では、第2蓋部71を取り外さずに第1蓋部30を交流受電部15側に移動させるだけで直流受電部12(第1受電部12)の充電作業を行うことができる。
このような構成においては、詳細は図示しないが、第1蓋部30を交流受電部15側(第2受電部側)に移動して直流受電部12(第1受電部)を開放状態とした際に、第1蓋部30が枠部20または第2蓋部71により係止される構成とすると、直流受電部12の充電の際に、交流受電部15には第2蓋部71および第1蓋部30が配されるとともに、第1蓋部30が枠部20または第2蓋部71により係止されるので、確実に交流受電部15との接触を防止することができる。なお、図22に示す充電コネクタ70は上述した点以外は概ね実施形態1と同様の構成であるので、同様の構成については同じ符号を付した。
(2)上記実施形態では把手部を有する第1蓋部および把手部を有する第2蓋部を備えるものを示したが、2つの蓋部のうち、いずれか一方のみが把手部を有していてもよいし、双方ともが把手部を有してなくてもよい。
(3)上記参考形態1では係止爪を有する第1蓋部および第2蓋部を備えるものを示したが、2つの蓋部のうちいずれか一方のみが係止爪を有していてもよいし、双方ともが係止爪を有していなくてもよい。
(4)上記実施形態では第1受電部が直流受電部、第2受電部が交流受電部の例を示したが、第1受電部が交流受電部で第2受電部が直流受電部であってもよい。
11…ハウジング
11A…開口
11B…凹部
12…直流受電部(第1受電部)
15…交流受電部(第2受電部)
20…枠部
22…上側の開口部(第2受電部に対応する開口部分)
25…下側の開口部(第1受電部に対応する開口部分)
27…第1係止突部
28…第2係止突部
30…第1蓋部
31…第1把手部(把手部)
32…第1係止爪
35,65,71…第2蓋部
36…第2把手部(把手部)
37…第2係止爪
40…直流用給電コネクタ(第1給電コネクタ)
50…交流用給電コネクタ(第2給電コネクタ)
66…第3把手部(把手部)
Claims (6)
- ハウジングの凹部内に、第1給電コネクタが接続される第1受電部と、第2給電コネクタが接続される第2受電部とが並設された充電コネクタであって、
前記ハウジングの開口を覆うととともに、前記第1受電部および前記第2受電部に対応する開口部分がそれぞれ形成された枠部を備え、
前記第1受電部に対応する開口部分および前記第2受電部に対応する開口部分には、対応する開口部分を開閉可能な第1蓋部および第2蓋部がそれぞれ取り付けられ、
前記第1蓋部は、前記第2受電部に前記第2給電コネクタが接続された状態においては、前記第2給電コネクタにより前記第1受電部の開放を阻止した状態で保持され、前記第2受電部に前記第2給電コネクタが接続されていない状態においては、前記第2受電部側に移動して前記第2受電部の開放を阻止可能に取り付けられており、
前記第2蓋部は前記第2受電部に対応する開口部分に着脱可能に取り付けられる一方、前記第1蓋部は前記第2受電部側にスライド移動可能に取り付けられていることを特徴とする充電コネクタ。 - 前記第1蓋部は、前記第2蓋部が前記枠部に取り付けられた状態で前記第2受電部側に移動可能であるとともに、前記第2受電部側に移動して前記第1受電部を開放状態とした際に前記枠部または前記第2蓋部により係止されることを特徴とする請求項1に記載の充電コネクタ。
- 前記第2蓋部には前記ハウジングの外側に突出する把手部が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の充電コネクタ。
- 前記第1蓋部の端部のうち、前記第1蓋部が前記第1受電部の開放を阻止した状態で配されているときに、前記第2受電部側とは反対側に配される端部には、前記ハウジングの外側に突出する把手部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の充電コネクタ。
- 前記第1蓋部は前記第2受電部側にスライド移動可能に取り付けられる一方、前記第2蓋部は前記第1受電部側にスライド移動可能に取り付けられ、
前記第1蓋部および前記第2蓋部は、移動により対応する受電部を開放状態とした際に、他方の蓋部または前記枠部により係止されることを特徴とする請求項1に記載の充電コネクタ。 - 前記第1蓋部の端部のうち、前記第1蓋部が前記第1受電部の開放を阻止した状態で配されているときに、前記第2受電部側とは反対側に配される端部、および、前記第2蓋部の端部のうち、前記第2蓋部が前記第2受電部の開放を阻止した状態で配されているときに、前記第1受電部とは反対側に配される端部には、前記ハウジングの外側に突出する把手部がそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項5に記載の充電コネクタ。
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