JP2015182526A - 自動運転支援装置、自動運転支援方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、特許文献1に記載された走行制御計画生成装置では、優先度入力部に接続されて、手動運転時にドライバの運転嗜好を学習しそれぞれの優先度を求める学習部を備えている。例えば、旅行時間優先度の学習は、過去にドライバが手動運転していたときの旅行時間を取得しており、市場平均旅行時間に対する割合を求めることで学習する。また、燃費優先度は、過去にドライバが手動運転していたときの燃費を取得しておき、市場平均燃費に対する割合を求めることで学習する。
本実施例に係る自車両1の概略構成について図1に基づいて説明する。図1に示すように、本実施例に係る自車両1は自車両1に対して設置されたナビゲーション装置2と、車両制御ECU(Electronic Control Unit)3とから基本的に構成されている。
続いて、ナビゲーション装置2の概略構成について説明する。図1に示すように、本実施例に係るナビゲーション装置2は、自車の現在位置等を検出する現在地検出処理部11と、各種のデータが記録されたデータ記録部12と、入力された情報に基づいて、各種の演算処理を行うナビゲーション制御部13と、操作者からの操作を受け付ける操作部14と、操作者に対して地図等の情報を表示する液晶ディスプレイ(LCD)15と、経路案内等に関する音声ガイダンスを出力するスピーカ16と、不図示の道路交通情報センタや不図示の地図情報配信センタ等との間で携帯電話網等を介して通信を行う通信装置17と、液晶ディスプレイ15の表面に装着されたタッチパネル18とから構成されている。
また、ナビゲーション制御部13には車速センサ51が接続されている。また、ナビゲーション制御部13には、車両制御ECU3が電気的に接続され、自車両1の周辺に存在する他車両の自車両1に対する相対位置関係や相対速度等を取得可能に構成されている。
また、地図情報DB25の内容は、不図示の地図情報配信センタから通信装置17を介して配信された更新情報をダウンロードすることによって更新される。
図2に示すように、収束速度データファイル81は、自動運転による自動走行回数毎の、自動運転時の目標速度を設定する比率を記憶する複数の速度パラメータテーブル81A、81B、81C、・・・から構成されている。
次に、上記のように構成された自車両1において、ナビゲーション装置2のCPU41によって実行される処理であって、自車両1の自動運転中における上限速度である自動運転上限速度に、自動運転による所定の自動走行回数で段階的に達するように設定された基準目標速度パターンを補正する「基準目標速度パターン補正処理」について図3乃至図6に基づいて説明する。
図5に示すように、ドライバは、1回目乃至3回目の自動運転時に、ブレーキペダルを踏み込んで自動運転を解除したため、1回目の自動運転時の目標速度は「初期目標速度」である自動運転上限速度に設定され(S14)、「初期目標速度」は、一定速度、例えば、5(km/時間)減速されたF1(km/時間)に設定される(S24)。
一方、ほぼ同じ目標速度で、例えば、1〜5(km/時間)程度の誤差の目標速度で2回以上ブレーキペダルが踏み込まれていると判定した場合には(S27:YES)、CPU41は、S28の処理に移行する。
続いて、S29において、CPU41は、収束速度DB27から慣れフラグを読み出し、ONに設定して再度、収束速度DB27に記憶した後、当該処理を終了する。
図6に示すように、CPU41は、自動走行回数が「NA」回目で自動運転上限速度に達する基準目標速度パターン82(図5参照)に従って各自動運転時の目標速度を設定している(S14)。そして、目標速度が「FN(km/時間)」で、自動走行回数が「NA」回よりも少ない「NB1」回目のときに、ブレーキペダルが踏み込まれて自動運転が解除されている。このため、CPU41は、自動走行回数「NB1」回に関連づけて目標速度「FN(km/時間)」を収束速度DB27に記憶する(S22)。
また、例えば、以下のようにしてもよい。
前記慣れ情報取得手段を介して取得した前記慣れ情報が慣れていないという状態を表すものであるか否かを判定する慣れ情報判定手段を備え、前記基準パターン補正手段は、前記慣れ情報判定手段を介して前記慣れ情報が慣れていないという状態を表すものであると判定された場合に、前記基準目標速度パターンを補正することを特徴とする。
上記構成を有する自動運転支援装置によれば、ドライバが自動運転に慣れていないと判定された場合に、基準目標速度パターンが補正されるため、ドライバの自動運転に対する慣れに対応して基準目標速度パターンを補正することが可能となる。
前記操作状態取得手段を介して取得した前記ドライバの運転操作の状態が、加速を意図した加速操作状態又は減速を意図した減速操作状態であるか否かを判定する操作状態判定手段を備え、前記基準パターン補正手段は、前記操作状態取得手段を介して取得した前記ドライバの運転操作の状態が、前記加速操作状態又は前記減速操作状態であると判定された場合に、前記基準目標速度パターンを補正することを特徴とする。
上記構成を有する自動運転支援装置によれば、ドライバの運転操作の状態が、加速操作状態又は減速操作状態であると判定された場合に、基準目標速度パターンを補正するため、ドライバの自動運転時の走行速度への慣れに対応して基準目標速度パターンを補正することが可能となる。
前記基準パターン補正手段は、前記操作状態取得手段によって取得した前記ドライバの運転操作の状態が、前記加速操作状態の場合には、前記基準目標速度パターンを該基準目標速度パターンよりも少ない自動走行回数で前記自動運転上限速度に段階的に達する第1目標速度パターンになるように補正し、前記操作状態取得手段によって取得した前記ドライバの運転操作の状態が、前記減速操作状態の場合には、前記基準目標速度パターンを該基準目標速度パターンよりも多い自動走行回数で前記自動運転上限速度に段階的に達する第2目標速度パターンになるように補正することを特徴とする。
上記構成を有する自動運転支援装置によれば、ドライバの運転操作の状態が、加速操作状態の場合には、基準目標速度パターンよりも少ない自動走行回数で自動運転上限速度に段階的に達する第1目標速度パターンになるように補正する。これにより、ドライバの自動運転への慣れが早い場合には、自動運転上限速度により早く達するようにすることができる。一方、ドライバの運転操作の状態が、減速操作状態の場合には、基準目標速度パターンよりも多い自動走行回数で自動運転上限速度に段階的に達する第2目標速度パターンになるように補正する。これにより、ドライバの自動運転への慣れが遅い場合には、自動運転上限速度により遅く達するようにすることができ、ドライバが自動運転に確実に慣れることが可能となる。
前記自車両の速度が前記自動運転上限速度よりも低い所定目標速度に達する毎に、前記ドライバが前記減速操作状態を所定回数以上行ったか否かを判定する減速操作判定手段と、前記減速操作判定手段を介して前記所定目標速度に達する毎に、前記ドライバが前記減速操作状態を所定回数以上行ったと判定された場合には、前記自車両の自動運転中における上限速度を前記所定目標速度に再設定する目標速度再設定手段と、を備えたことを特徴とする。
上記構成を有する自動運転支援装置によれば、所定目標速度に達する毎に、ドライバが減速操作状態を所定回数以上行ったと判定された場合には、自車両の自動運転中における上限速度を所定目標速度に再設定する。これにより、自動運転時の上限速度をドライバの好む上限速度に再設定することが可能となり、ドライバの自動運転を使用する機会を増やすことが可能となる。
前記自動運転による自動走行回数をカウントする走行回数カウント手段を備え、前記慣れ情報は、前記走行回数カウント手段によってカウントされる前記自動走行回数を含み、前記慣れ情報判定手段は、前記走行回数カウント手段によってカウントされる前記自動走行回数が前記自動運転上限速度に最初に達する第1走行回数未満の場合に、前記慣れ情報が慣れていないという状態を表すものであると判定することを特徴とする。
上記構成を有する自動運転支援装置によれば、自動運転の自動走行回数が、自動運転時の走行速度が自動運転上限速度に最初に達する第1走行回数未満の場合に、ドライバは、自動運転に慣れていないと判定するため、ドライバの自動運転への慣れを正確に判定することが可能となる。
前記基準パターン補正手段によって前記基準目標速度パターンを補正した後、再度、補正された該基準目標速度パターンに基づいて前記自動運転を継続するように制御する制御手段を備えたことを特徴とする。
上記構成を有する自動運転支援装置によれば、基準目標速度パターンを補正した後、再度、補正された該基準目標速度パターンに基づいて自動運転を継続するため、自動運転時の走行速度を更に早く自動運転上限速度に到達させることが可能となると共に、ドライバを自動運転に更に早く慣れさせることが可能となる。
2 ナビゲーション装置
3 車両制御ECU
11 現在地検出処理部
25 地図情報DB
26 ナビ地図情報
27 収束速度DB
41、71 CPU
42、72 RAM
43、73 ROM
61 自動運転開始ボタン
78 アクセルセンサ
79 ブレーキスイッチ
81 収束速度データファイル
82 基準目標速度パターン
83 第1目標速度パターン
85 第2目標速度パターン
Claims (9)
- 自車両の自動運転中における上限速度である自動運転上限速度に、自動運転による所定の自動走行回数で段階的に達する基準目標速度パターンを設定する基準パターン設定手段と、
前記自車両が前記自動運転からドライバの運転操作によって手動運転に切り替わった際に、前記ドライバの運転操作の状態を取得する操作状態取得手段と、
前記ドライバの前記自動運転に対する慣れ情報を取得する慣れ情報取得手段と、
前記操作状態取得手段を介して取得した前記ドライバの運転操作の状態と前記慣れ情報取得手段を介して取得した前記慣れ情報とに基づいて、前記基準目標速度パターンを補正する基準パターン補正手段と、
を備えたことを特徴とする自動運転支援装置。 - 前記慣れ情報取得手段を介して取得した前記慣れ情報が慣れていないという状態を表すものであるか否かを判定する慣れ情報判定手段を備え、
前記基準パターン補正手段は、前記慣れ情報判定手段を介して前記慣れ情報が慣れていないという状態を表すものであると判定された場合に、前記基準目標速度パターンを補正することを特徴とする請求項1に記載の自動運転支援装置。 - 前記操作状態取得手段を介して取得した前記ドライバの運転操作の状態が、加速を意図した加速操作状態又は減速を意図した減速操作状態であるか否かを判定する操作状態判定手段を備え、
前記基準パターン補正手段は、前記操作状態取得手段を介して取得した前記ドライバの運転操作の状態が、前記加速操作状態又は前記減速操作状態であると判定された場合に、前記基準目標速度パターンを補正することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自動運転支援装置。 - 前記基準パターン補正手段は、
前記操作状態取得手段によって取得した前記ドライバの運転操作の状態が、前記加速操作状態の場合には、前記基準目標速度パターンを該基準目標速度パターンよりも少ない自動走行回数で前記自動運転上限速度に段階的に達する第1目標速度パターンになるように補正し、
前記操作状態取得手段によって取得した前記ドライバの運転操作の状態が、前記減速操作状態の場合には、前記基準目標速度パターンを該基準目標速度パターンよりも多い自動走行回数で前記自動運転上限速度に段階的に達する第2目標速度パターンになるように補正することを特徴とする請求項3に記載の自動運転支援装置。 - 前記自車両の速度が前記自動運転上限速度よりも低い所定目標速度に達する毎に、前記ドライバが前記減速操作状態を所定回数以上行ったか否かを判定する減速操作判定手段と、
前記減速操作判定手段を介して前記所定目標速度に達する毎に、前記ドライバが前記減速操作状態を所定回数以上行ったと判定された場合には、前記自車両の自動運転中における上限速度を前記所定目標速度に再設定する目標速度再設定手段と、
を備えたことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の自動運転支援装置。 - 前記自動運転による自動走行回数をカウントする走行回数カウント手段を備え、
前記慣れ情報は、前記走行回数カウント手段によってカウントされる前記自動走行回数を含み、
前記慣れ情報判定手段は、前記走行回数カウント手段によってカウントされる前記自動走行回数が前記自動運転上限速度に最初に達する第1走行回数未満の場合に、前記慣れ情報が慣れていないという状態を表すものであると判定することを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれかに記載の自動運転支援装置。 - 前記基準パターン補正手段によって前記基準目標速度パターンを補正した後、再度、補正された該基準目標速度パターンに基づいて前記自動運転を継続するように制御する制御手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の自動運転支援装置。
- 制御部と、自車両の自動運転中における上限速度である自動運転上限速度を記憶する記憶部と、ドライバの運転操作の状態を取得する操作状態取得手段と、前記ドライバの前記自動運転に対する慣れ情報を取得する慣れ情報取得手段と、を備えた自動運転支援装置で実行される自動運転支援方法であって、
前記制御部が実行する、
前記自動運転上限速度に、自動運転による所定の自動走行回数で段階的に達する基準目標速度パターンを設定する基準パターン設定工程と、
前記自車両が前記自動運転からドライバの運転操作によって手動運転に切り替わった際に、前記操作状態取得手段を介して前記ドライバの運転操作の状態を取得する操作状態取得工程と、
前記慣れ情報取得手段を介して前記慣れ情報を取得する慣れ情報取得工程と、
前記操作状態取得工程で取得した前記ドライバの運転操作の状態と前記慣れ情報取得工程で取得した前記慣れ情報とに基づいて、前記基準パターン設定工程で設定した前記基準目標速度パターンを補正する基準パターン補正工程と、
を備えたことを特徴とする自動運転支援方法。 - 自車両の自動運転中における上限速度である自動運転上限速度を記憶する記憶部と、ドライバの運転操作の状態を取得する操作状態取得手段と、前記ドライバの前記自動運転に対する慣れ情報を取得する慣れ情報取得手段と、を備えたコンピュータに、
前記自動運転上限速度に、自動運転による所定の自動走行回数で段階的に達する基準目標速度パターンを設定する基準パターン設定工程と、
前記自車両が前記自動運転からドライバの運転操作によって手動運転に切り替わった際に、前記操作状態取得手段を介して前記ドライバの運転操作の状態を取得する操作状態取得工程と、
前記慣れ情報取得手段を介して前記慣れ情報を取得する慣れ情報取得工程と、
前記操作状態取得工程で取得した前記ドライバの運転操作の状態と前記慣れ情報取得工程で取得した前記慣れ情報とに基づいて、前記基準パターン設定工程で設定した前記基準目標速度パターンを補正する基準パターン補正工程と、
を実行させるためのプログラム。
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