JP2015180029A - 映像信号処理装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】回路規模を従来よりも小さくすることができる映像信号処理装置を提供する。【解決手段】ダウンスケーラ20は、第1のフレーム周波数を有する第1の映像信号S0のフレームを複数の領域に分割した分割映像信号S11,S12,S21,S22の解像度を縮小する。動き検出部40は、解像度が縮小された複数の分割映像信号を1フレームに合成した合成縮小映像信号の動きベクトルMVを検出する。補間信号生成部611,612,621,622は、動きベクトルMVに基づいて、第1の映像信号S0の隣接するフレーム間に位置する補間映像信号S11i,S12i,S21i,S22iを生成する。フレームレート変換部711,712,721,722は、分割映像信号(S11a,S12a,S21a,S22a)と補間映像信号S11i,S12i,S21i,S22iとを時間方向に配列させて、第2のフレーム周波数及び第1の解像度を有する第2の映像信号S211,S212,S221,S222を生成する。【選択図】図1

Description

本発明は、高精細な映像信号を分割して信号処理する映像信号処理装置及び方法に関する。
現在、テレビジョン信号として伝送される映像信号は、フルHDと称される水平方向1920画素、垂直方向1080画素のフォーマットが主流である。映像信号のさらなる高精細化のため、フルHDに対して水平方向及び垂直方向それぞれ画素数を2倍にした4K2K、さらに4K2Kに対して各方向の画素数を2倍にした8K4Kと称される高精細なフォーマットが登場している。
特開2009−296193号公報 国際公開第2009/147795号
4K2Kフォーマットや8K4Kフォーマットのような高精細な映像信号はデータ量が膨大であるため、映像信号を分割して並列的に信号処理するのが一般的である。
映像信号処理装置の一例として、隣接する実フレーム間に1または複数の補間フレームを内挿してフレーム周波数を増大させるフレームレート変換装置がある。データ量が膨大な映像信号のフレーム周波数を複数倍に変換する場合には、1フレームを複数の領域に分割し、分割したそれぞれの領域の信号ごとにフレームレート変換の処理回路を設けて、フレームレート変換を施すことが必要となる。
フレームレート変換の処理回路は、補間信号を生成するために必要な動き検出回路を備えることが必要である。1フレームを例えば4つの領域に分割して、フレームレート変換の処理回路を4つ設けた場合には、一般的には4つの動き検出回路が必要となる。
一般的に動き検出回路は回路規模が大きい。よって、複数に分割された映像信号を並列的に信号処理する映像信号処理装置は、回路規模が非常に大きくなってしまう。回路規模の増大はコストの増大を招くため、回路規模を小さくすることが求められる。
本発明は、回路規模を従来よりも小さくすることができる映像信号処理装置及び方法を提供することを目的とする。
本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、第1のフレーム周波数及び第1の解像度を有する第1の映像信号それぞれのフレームを所定の分割数で複数の領域に分割した複数の分割映像信号それぞれの解像度を縮小するダウンスケーラと、解像度が縮小された複数の分割映像信号を1フレームに合成した合成縮小映像信号の動きベクトルを検出する動き検出部と、前記動きベクトルに基づいて、前記第1の映像信号の隣接するフレーム間に位置する補間映像信号を生成する補間信号生成部と、前記分割映像信号と前記補間映像信号とを時間方向に配列させて、第2のフレーム周波数及び前記第1の解像度を有する第2の映像信号を生成するフレームレート変換部とを備えることを特徴とする映像信号処理装置を提供する。
本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、第1のフレーム周波数及び第1の解像度を有する第1の映像信号それぞれのフレームを所定の分割数で複数の領域に分割した複数の分割映像信号それぞれの解像度を縮小するダウンスケーラと、解像度が縮小された複数の分割映像信号を1フレームに合成した合成縮小映像信号の動きベクトルを検出する動き検出部と、前記動きベクトルに基づいて、前記合成縮小映像信号の隣接するフレーム間に位置する補間映像信号を生成する補間信号生成部と、前記補間映像信号の解像度を前記第1の解像度に拡大して、拡大補間映像信号を生成するアップスケーラと、前記分割映像信号と、前記拡大補間映像信号を前記複数の領域に対応させて分割したときの領域信号とを時間方向に配列させて、第2のフレーム周波数及び前記第1の解像度を有する第2の映像信号を生成するフレームレート変換部と、
を備えることを特徴とする映像信号処理装置を提供する。
本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、第1のフレーム周波数及び第1の解像度を有する第1の映像信号それぞれのフレームを所定の分割数で複数の領域に分割した複数の分割映像信号それぞれの解像度を縮小し、解像度が縮小された複数の分割映像信号を1フレームに合成した合成縮小映像信号の動きベクトルを検出し、前記動きベクトルに基づいて、前記第1の映像信号の隣接するフレーム間に位置する補間映像信号を生成し、前記分割映像信号と前記補間映像信号とを時間方向に配列させて、第2のフレーム周波数及び前記第1の解像度を有する第2の映像信号を生成することを特徴とする映像信号処理方法を提供する。
本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、第1のフレーム周波数及び第1の解像度を有する第1の映像信号それぞれのフレームを所定の分割数で複数の領域に分割した複数の分割映像信号それぞれの解像度を縮小し、解像度が縮小された複数の分割映像信号を1フレームに合成した合成縮小映像信号の動きベクトルを検出し、前記動きベクトルに基づいて、前記合成縮小映像信号の隣接するフレーム間に位置する補間映像信号を生成し、前記補間映像信号の解像度を前記第1の解像度に拡大して、拡大補間映像信号を生成し、前記分割映像信号と、前記拡大補間映像信号を前記複数の領域に対応させて分割したときの領域信号とを時間方向に配列させて、第2のフレーム周波数及び前記第1の解像度を有する第2の映像信号を生成することを特徴とする映像信号処理方法を提供する。
本発明の映像信号処理装置及び方法によれば、回路規模を従来よりも小さくすることができる。
第1実施形態の映像信号処理装置を示すブロック図である。 映像信号の1フレームを4つの領域に分割する場合の第1の分割例を示す図である。 映像信号の1フレームを4つの領域に分割する場合の第2の分割例を示す図である。 図1中のフレームメモリ10に入力される分割映像信号と、フレームメモリ10より出力される遅延分割映像信号との時間的な関係を示す図である。 図1中のフレームメモリ10より出力される拡張分割映像信号を示す図である。 図1中のダウンスケーラ20におけるダウンスケーリング、及び、フレームメモリ30による合成縮小映像信号の生成動作を概念的に示す図である。 図1中のフレームレート変換部711,712,721,722より出力される倍速分割映像信号を示す図である。 第2実施形態の映像信号処理装置を示すブロック図である。 図8及び図10中のアップスケーラ61によるアップスケーリングを示す図である。 第3実施形態の映像信号処理装置を示すブロック図である。
以下、各実施形態の映像信号処理装置及び方法について、添付図面を参照して説明する。以下詳述する各実施形態の映像信号処理装置及び方法は、隣接する実フレーム間に補間フレームを内挿するフレームレート変換装置及び方法を例とする。フレームレート変換装置及び方法は、フレーム周波数を2倍に変換する場合を例とする。フレーム周波数を3倍以上の整数倍に変換してもよい。
<第1実施形態>
図1において、フレームメモリ10及びダウンスケーラ20には、信号S11,S12,S21,S22が入力される。信号S11,S12,S21,S22は、図2に示す高精細な映像信号S0を図示のように4つの領域に分割した分割映像信号である。映像信号S0は、一例として、フレーム周波数60Hzを有する4K2Kフォーマットの映像信号であるとする。
図2は、映像信号S0の1フレームを水平に2分割、垂直に2分割して、分割映像信号S11,S12,S21,S22とした例である。図3に示すように、映像信号S0の1フレームを水平に4分割して、分割映像信号S01,S02,S03,S04としてもよい。
図2に示す分割映像信号S11,S12,S21,S22それぞれの容量は、実質的に、フルHDフォーマットの映像信号の1フレーム分の容量に相当する。フレームメモリ10は、フルHDフォーマットの映像信号の8フレーム分に相当する容量を有する。
フレームメモリ10は、分割映像信号S11を1フレーム期間遅延した遅延分割映像信号S11aと、分割映像信号S11を2フレーム期間遅延した遅延分割映像信号S11bとを出力する。フレームメモリ10は、分割映像信号S12を1フレーム期間遅延した遅延分割映像信号S12aと、分割映像信号S12を2フレーム期間遅延した遅延分割映像信号S12bとを出力する。
また、フレームメモリ10は、分割映像信号S21を1フレーム期間遅延した遅延分割映像信号S21aと、分割映像信号S21を2フレーム期間遅延した遅延分割映像信号S21bとを出力する。フレームメモリ10は、分割映像信号S22を1フレーム期間遅延した遅延分割映像信号S22aと、分割映像信号S22を2フレーム期間遅延した遅延分割映像信号S22bとを出力する。
分割映像信号S11,S12,S21,S22と、遅延分割映像信号S11a,S11b,S12a,S12b,S21a,S21b,S22a,S22bとは、図4に示すような時間的な関係を有する。図4において、tは時間である。
ところで、第1実施形態においては、フレームメモリ10より出力される遅延分割映像信号S11a,S11b,S12a,S12b,S21a,S21b,S22a,S22bは、図5に示すように、分割映像信号S11,S12,S21,S22に対して、隣接領域信号Sadjを加えた拡張分割映像信号S11ex,S12ex,S21ex,S22exを1または2フレーム期間遅延させた信号である。
分割映像信号S11に対する隣接領域信号Sadjは、分割映像信号S11の下側と右側と右斜め下側に隣接する領域の信号である。分割映像信号S12に対する隣接領域信号Sadjは、分割映像信号S12の下側と左側と左斜め下側に隣接する領域の信号である。
分割映像信号S21に対する隣接領域信号Sadjは、分割映像信号S21の上側と右側と右斜め上側に隣接する領域の信号である。分割映像信号S22に対する隣接領域信号Sadjは、分割映像信号S22の上側と左側と左斜め上側に隣接する領域の信号である。
図4では、隣接領域信号Sadjを省略した状態の遅延分割映像信号S11a,S11b,S12a,S12b,S21a,S21b,S22a,S22bを示している。
フレームメモリ10は、分割映像信号S11,S12,S21,S22を1または2フレーム期間遅延させて出力する際に、隣接領域信号Sadjを付加した状態の遅延分割映像信号S11a,S11b,S12a,S12b,S21a,S21b,S22a,S22bを出力すればよい。
遅延分割映像信号S11a,S11bは、補間信号生成部611に入力される。遅延分割映像信号S11aは、フレームレート変換部711に入力される。遅延分割映像信号S12a,S12bは、補間信号生成部612に入力される。遅延分割映像信号S12aは、フレームレート変換部712に入力される。
遅延分割映像信号S21a,S21bは、補間信号生成部621に入力される。遅延分割映像信号S21aは、フレームレート変換部721に入力される。遅延分割映像信号S22a,S22bは、補間信号生成部622に入力される。遅延分割映像信号S22aは、フレームレート変換部722に入力される。
ダウンスケーラ20は、分割映像信号S11,S12,S21,S22それぞれを、水平方向に1/2倍、垂直方向に1/2倍にダウンスケールする。ダウンスケーラ20は、分割映像信号S11,S12,S21,S22の解像度を1/4に縮小した縮小分割映像信号S11ds,S12ds,S21ds,S22dsを出力する。
縮小分割映像信号S11ds,S12ds,S21ds,S22dsはフレームメモリ30に書き込まれ、1フレームの映像信号に合成されて出力される。縮小分割映像信号S11ds,S12ds,S21ds,S22dsを1フレームに合成した合成縮小映像信号を合成縮小映像信号S0dsと称することとする。
合成縮小映像信号S0dsの容量は、実質的に、フルHDフォーマットの映像信号の1フレーム分の容量に相当する。フレームメモリ30は、フルHDフォーマットの映像信号の2フレーム分に相当する容量を有する。
フレームメモリ30は、合成縮小映像信号S0dsを1フレーム期間遅延した遅延合成縮小映像信号S0dsaと、合成縮小映像信号S0dsを2フレーム期間遅延した遅延合成縮小映像信号S0dsbとを出力する。合成縮小映像信号S0dsa,S0dsbは、動き検出部40に入力される。
図6は、ダウンスケーラ20におけるダウンスケーリング、及び、フレームメモリ30による合成縮小映像信号S0dsの生成動作を概念的に示している。合成縮小映像信号S0dsの左上の領域が縮小分割映像信号S11dsに相当し、右上の領域が縮小分割映像信号S12dsに相当する。合成縮小映像信号S0dsの左下の領域が縮小分割映像信号S21dsに相当し、右下の領域が縮小分割映像信号S22dsに相当する。
動き検出部40は、合成縮小映像信号S0dsa,S0dsbを用いて、マッチング法等の種々の公知の手法を用いて、合成縮小映像信号S0dsの画像の動きベクトルMVを検出する。動きベクトルMVの検出精度を高めるために、動き検出部40は、3フレームまたはそれ以上の合成縮小映像信号S0dsを用いて、動きベクトルMVを検出してもよい。
動きベクトルMVは、メモリ50に書き込まれる。メモリ50は、動きベクトルMVを書き込む容量以上の容量を有すればよい。
メモリ50に書き込まれた動きベクトルMVのうち、図6に示す縮小分割映像信号S11dsの領域の動きベクトルMVは、メモリ50より読み出されて補間信号生成部611に入力される。メモリ50に書き込まれた動きベクトルMVのうち、図6に示す縮小分割映像信号S12dsの領域の動きベクトルMVは、メモリ50より読み出されて補間信号生成部612に入力される。
メモリ50に書き込まれた動きベクトルMVのうち、図6に示す縮小分割映像信号S21dsの領域の動きベクトルMVは、メモリ50より読み出されて補間信号生成部6211に入力される。メモリ50に書き込まれた動きベクトルMVのうち、図6に示す縮小分割映像信号S22dsの領域の動きベクトルMVは、メモリ50より読み出されて補間信号生成部622に入力される。
縮小分割映像信号S11dsの領域は、位置的には、分割映像信号S11(遅延分割映像信号S11a,S11b)の領域に対応する。縮小分割映像信号S12dsの領域は、位置的には、分割映像信号S12(遅延分割映像信号S12a,S12b)の領域に対応する。
縮小分割映像信号S21dsの領域は、位置的には、分割映像信号S21(遅延分割映像信号S21a,S21b)の領域に対応する。縮小分割映像信号S22dsの領域は、位置的には、分割映像信号S22(遅延分割映像信号S22a,S22b)の領域に対応する。
しかしながら、縮小分割映像信号S11ds,S12ds,S21ds,S22dsの領域の大きさは、分割映像信号S11,S12,S21,S22の大きさを水平及び垂直方向双方に1/2に縮小したものである。よって、補間信号生成部611,612,621,622は、動きベクトルMVをそのまま用いて補間信号を生成することはできない。
そこで、補間信号生成部611,612,621,622は、それぞれ、動きベクトル拡大部(以下、MV拡大部)6mvexを有する。MV拡大部6mvexは、入力された動きベクトルMVの大きさを水平及び垂直方向双方に2倍に拡大して、拡大動きベクトルを生成する。これによって、動きベクトルMVの大きさは、映像信号S0のフレームに対応した大きさとなる。
補間信号生成部611は、拡大動きベクトルを参照して、遅延分割映像信号S11a,S11bに基づいて補間画素を生成し、遅延分割映像信号S11aと遅延分割映像信号S11bとの間の中央に位置する補間映像信号S11iを生成する。補間映像信号S11iは、フレームレート変換部711に入力される。
補間信号生成部612は、拡大動きベクトルを参照して、遅延分割映像信号S12a,S12bに基づいて補間画素を生成し、遅延分割映像信号S12aと遅延分割映像信号S12bとの間の中央に位置する補間映像信号S12iを生成する。補間映像信号S12iは、フレームレート変換部712に入力される。
同様に、補間信号生成部621は、拡大動きベクトルを参照して、遅延分割映像信号S21a,S21bに基づいて補間画素を生成し、遅延分割映像信号S21aと遅延分割映像信号S21bとの間の中央に位置する補間映像信号S21iを生成する。補間映像信号S21iは、フレームレート変換部721に入力される。
補間信号生成部622は、拡大動きベクトルを参照して、遅延分割映像信号S22a,S22bに基づいて補間画素を生成し、遅延分割映像信号S22aと遅延分割映像信号S22bとの間の中央に位置する補間映像信号S22iを生成する。補間映像信号S22iは、フレームレート変換部722に入力される。
フレームレート変換部711,712,721,722は、時間軸変換メモリとして作用するフレームメモリを有する。フレームレート変換部711は、遅延分割映像信号S11aと補間映像信号S11iとをフレームメモリに書き込み、映像信号S0(分割映像信号S11)が有するフレーム周波数の2倍のフレーム周波数で交互に読み出す。
これによって、フレームレート変換部711より、フレーム周波数120Hzを有する倍速分割映像信号S211が出力される。
フレームレート変換部712は、遅延分割映像信号S12aと補間映像信号S12iとをフレームメモリに書き込み、映像信号S0(分割映像信号S12)が有するフレーム周波数の2倍のフレーム周波数で交互に読み出す。これによって、フレームレート変換部712より、フレーム周波数120Hzを有する倍速分割映像信号S212が出力される。
同様に、フレームレート変換部721は、遅延分割映像信号S21aと補間映像信号S21iとをフレームメモリに書き込み、映像信号S0(分割映像信号S21)が有するフレーム周波数の2倍のフレーム周波数で交互に読み出す。これによって、フレームレート変換部721より、フレーム周波数120Hzを有する倍速分割映像信号S221が出力される。
フレームレート変換部722は、遅延分割映像信号S22aと補間映像信号S22iとをフレームメモリに書き込み、映像信号S0(分割映像信号S22)が有するフレーム周波数の2倍のフレーム周波数で交互に読み出す。これによって、フレームレート変換部722より、フレーム周波数120Hzを有する倍速分割映像信号S222が出力される。
フレームレート変換部711,712,721,722より出力される倍速分割映像信号S211,S212,S221,S222は、図7に示すような状態となる。
なお、図7において、分割映像信号S11と遅延分割映像信号S11aとの間に内挿される補間映像信号S11iと、遅延分割映像信号S11aと遅延分割映像信号S11bとの間に内挿される補間映像信号S11iとは同じ信号ではないが、便宜上、同じ符号を付している。2つの補間映像信号S12i,S21i,S22iも同様に互いに同じ信号ではないが、便宜上、同じ符号を付している。
ところで、フレームレート変換部711,712,721,722に入力される遅延分割映像信号S11a,S12a,S21a,S22aは、図5を用いて説明したように、隣接領域信号Sadjを加えた拡張分割映像信号S11ex,S12ex,S21ex,S22exを遅延させた信号である。
フレームレート変換部711,712,721,722は、フレームメモリに遅延分割映像信号S11a,S12a,S21a,S22aを書き込む際に、隣接領域信号Sadjを書き込まないように制御すればよい。
または、フレームレート変換部711,712,721,722は、フレームメモリに隣接領域信号Sadjを含む遅延分割映像信号S11a,S12a,S21a,S22aを書き込み、遅延分割映像信号S11a,S12a,S21a,S22aを読み出す際に、隣接領域信号Sadjを読み出さないように制御すればよい。
フレームレート変換部711,712,721,722に、遅延分割映像信号S11a,S12a,S21a,S22aを入力する代わりに、遅延分割映像信号S11b,S12b,S21b,S22bを入力してもよい。
以上のように、図1に示す第1実施形態の映像信号処理装置によれば、回路規模の大きい動き検出回路は、動き検出部40の1つのみである。図1に示す映像信号処理装置で実行される第1実施形態の映像信号処理方法は、1つの動き検出部40のみで、分割映像信号S11,S12,S21,S22のフレーム周波数を変換することができる。
よって、第1実施形態の映像信号処理装置及び方法によれば、回路規模を従来よりも小さくすることができ、低コストとすることができる。
動き検出部40は、ダウンスケーラ20によって解像度を1/4に縮小した合成縮小映像信号S0dsa,S0dsbに基づいて動きベクトルMVを検出している。動き検出部40が仮に映像信号S0における2フレームに基づいて動きベクトルMVを検出したとする。この場合、合成縮小映像信号S0dsa,S0dsbを用いた場合と同じ移動量(移動速度)の動きを検出するには、2倍のタップ数を必要とする。
動き検出部40は、合成縮小映像信号S0dsa,S0dsbを用いて動きベクトルMVを検出するため、必要とするタップ数は少なくてよい。よって、動き検出部40の回路規模も小さくすることができる。
第1実施形態の映像信号処理装置及び方法においては、フレームメモリ10より隣接領域信号Sadjを含む遅延分割映像信号S11a,S11b,S12a,S12b,S21a,S21b,S22a,S22bを読み出す必要があるものの、次の理由でさほど問題とならない。
補間信号生成部611,612,621,622で必要とするタップ数は、動き検出部40で必要とするタップ数よりも少ない。よって、隣接領域信号Sadjとしては、さほど大きな領域の信号を必要とせず、小さな領域の信号でよい。
以上説明した第1実施形態の映像信号処理装置の構成及び動作をまとめると次のとおりである。
ダウンスケーラ20は、第1のフレーム周波数及び第1の解像度を有する第1の映像信号S0それぞれのフレームを所定の分割数で複数の領域に分割した複数の分割映像信号(S11,S12,S21,S22)それぞれの解像度を縮小する。ダウンスケーラ20は、複数の縮小分割映像信号(S11ds,S12ds,S21ds,S22ds)を生成する。
動き検出部40は、複数の縮小分割映像信号(S11ds,S12ds,S21ds,S22ds)を1フレームに合成した合成縮小映像信号(S0ds(S0dsa,S0dsb))の動きベクトルMVを検出する。
Nを2以上の整数とする。補間信号生成部611,612,621,622は、動きベクトルMVを参照して、第1の映像信号S0の隣接するフレーム間に位置する、複数の領域それぞれに対応する(N−1)の補間映像信号(S11i,S12i,S21i,S22i)を生成する。
フレームレート変換部711,712,721,722は、複数の領域それぞれで、分割映像信号(S11a,S12a,S21a,S22a)と(N−1)の補間映像信号(S11i,S12i,S21i,S22i)とを時間方向に配列させて、第1のフレーム周波数のN倍の第2のフレーム周波数に変換する。
これによって、フレームレート変換部711,712,721,722は、第2のフレーム周波数及び第1の解像度を有する第2の映像信号それぞれのフレームを複数の領域に分割した複数のN倍速分割映像信号を生成する。
<第2実施形態>
図8に示す第2実施形態の映像信号処理装置において、図1に示す第1実施形態の映像信号処理装置と同一部分には同一符号を付し、その説明を適宜省略する。
第2実施形態の映像信号処理装置においては、フレームメモリ10は、分割映像信号S11,S12,S21,S22をそれぞれ1フレーム期間遅延した遅延分割映像信号S11a,S12a,S21a,S22aを出力する。遅延分割映像信号S11a,S12a,S21a,S22aは、図5で説明した隣接領域信号Sadjを加えた信号ではなく、分割映像信号S11,S12,S21,S22をそのまま1フレーム期間遅延させた信号でよい。
フレームメモリ10は、フルHDフォーマットの映像信号の4フレーム分に相当する容量を有すればよい。
補間信号生成部60は、動きベクトルMVを参照して、遅延合成縮小映像信号S0dsa,S0dsbに基づいて補間画素を生成し、遅延合成縮小映像信号S0dsaと遅延合成縮小映像信号S0dsbとの間の中央に位置する補間映像信号S0dsiを生成する。補間映像信号S0dsiは、映像信号S0を1/4に縮小した、実質的にフルHDフォーマットの補間映像信号である。
補間映像信号S0dsiは、アップスケーラ61に入力される。アップスケーラ61は、補間映像信号S0dsiを水平方向に2倍、垂直方向に2倍にアップスケールする。アップスケーラ61は、補間映像信号S0dsiの解像度を4倍に拡大した図9に示す4K2Kフォーマットの拡大補間映像信号S0usiを出力する。
拡大補間映像信号S0usiは、メモリ62に書き込まれる。メモリ62は、4K2Kフォーマットの映像信号の少なくとも1フレーム分に相当する容量を有する。
メモリ62に書き込まれた拡大補間映像信号S0usiのうち、図9に示す左上の領域信号S11usiはフレームレート変換部711に入力される。メモリ62に書き込まれた拡大補間映像信号S0usiのうち、図9に示す右上の領域信号S12usiはフレームレート変換部712に入力される。
メモリ62に書き込まれた拡大補間映像信号S0usiのうち、図9に示す左下の領域信号S21usiはフレームレート変換部721に入力される。メモリ62に書き込まれた拡大補間映像信号S0usiのうち、図9に示す右下の領域信号S22usiはフレームレート変換部722に入力される。
領域信号S11usi,S12usi,S21usi,S22usiとは、拡大補間映像信号S0usiのそれぞれのフレームを、分割映像信号S11,S12,S21,S22の領域に対応した複数の領域(ここでは4つの領域)に分割したときの、それぞれの領域の映像信号である。
フレームレート変換部711は、遅延分割映像信号S11aと領域信号S11usiとをフレームメモリに書き込み、映像信号S0が有するフレーム周波数の2倍のフレーム周波数で交互に読み出して、倍速分割映像信号S211を出力する。
フレームレート変換部712は、遅延分割映像信号S12aと領域信号S12usiとをフレームメモリに書き込み、映像信号S0が有するフレーム周波数の2倍のフレーム周波数で交互に読み出して、倍速分割映像信号S212を出力する。
フレームレート変換部721は、遅延分割映像信号S21aと領域信号S21usiとをフレームメモリに書き込み、映像信号S0が有するフレーム周波数の2倍のフレーム周波数で交互に読み出して、倍速分割映像信号S221を出力する。
フレームレート変換部722は、遅延分割映像信号S22aと領域信号S22usiとをフレームメモリに書き込み、映像信号S0が有するフレーム周波数の2倍のフレーム周波数で交互に読み出して、倍速分割映像信号S222を出力する。
以上のように、図8に示す第2実施形態の映像信号処理装置によれば、動き検出回路は動き検出部40の1つのみであり、補間信号生成回路も補間信号生成部60の1つのみである。図8に示す映像信号処理装置で実行される第2実施形態の映像信号処理方法は、1つの動き検出部40及び1つの補間信号生成部60のみで、分割映像信号S11,S12,S21,S22のフレーム周波数を変換することができる。
よって、第2実施形態の映像信号処理装置及び方法によれば、回路規模を第1実施形態の映像信号処理装置及び方法よりも小さくすることができ、低コストとすることができる。
第2実施形態の映像信号処理装置及び方法においては、アップスケーラ61によってアップスケールした拡大補間映像信号S0usiの領域信号S11usi,S12usi,S21usi,S22usiを補間映像信号としている。従って、領域信号S11usi,S12usi,S21usi,S22usiは、図1における補間映像信号S11i,S12i,S21i,S22iと比較すると画質が劣化しやすい。
よって、倍速分割映像信号S211,S212,S221,S222の画質は、第2実施形態の映像信号処理装置及び方法よりも第1実施形態の映像信号処理装置及び方法の方がよい。
以上説明した第2実施形態の映像信号処理装置の構成及び動作をまとめると次のとおりである。
ダウンスケーラ20及び動き検出部40の動作は、第1実施形態の映像信号処理装置と同じである。補間信号生成部60は、動きベクトルMVを参照して、合成縮小映像信号(S0ds)の隣接するフレーム間に位置する、(N−1)の補間映像信号(S0dsi)を生成する。
アップスケーラ61は、(N−1)の補間映像信号(S0dsi)の解像度を第1の解像度に拡大して、(N−1)の拡大補間映像信号(S0usi)を生成する。
フレームレート変換部711,712,721,722は、複数の領域それぞれの分割映像信号(S11a,S12a,S21a,S22a)と、(N−1)の拡大補間映像信号(S0usi)における複数の領域それぞれに対応した領域の領域信号(S11usi,S12usi,S21usi,S22usi)とを時間方向に配列させて、第1のフレーム周波数のN倍の第2のフレーム周波数に変換する。
これによって、フレームレート変換部711,712,721,722は、第2のフレーム周波数及び第1の解像度を有する第2の映像信号それぞれのフレームを複数の領域に分割した複数のN倍速分割映像信号を生成する。
<第3実施形態>
図10に示す第3実施形態の映像信号処理装置において、図1に示す第1実施形態及び図8に示す第2実施形態の映像信号処理装置と同一部分には同一符号を付し、その説明を適宜省略する。
図10において、遅延分割映像信号S11aは、フレームレート変換部711及び切換部811に入力される。遅延分割映像信号S12aは、フレームレート変換部712及び切換部812に入力される。遅延分割映像信号S21aは、フレームレート変換部721及び切換部821に入力される。遅延分割映像信号S22aは、フレームレート変換部722及び切換部822に入力される。
図9に示す左上の領域信号S11usiは切換部811に入力され、図9に示す右上の領域信号S12usiは切換部812に入力される。図9に示す左下の領域信号S21usiは切換部821に入力され、図9に示す右下の領域信号S22usiは切換部822に入力される。
メモリ50に書き込まれた動きベクトルMVのうち、図6に示す縮小分割映像信号S11dsの領域の動きベクトルMVは、メモリ50より読み出されて切換部811に入力される。メモリ50に書き込まれた動きベクトルMVのうち、図6に示す縮小分割映像信号S12dsの領域の動きベクトルMVは、メモリ50より読み出されて切換部812に入力される。
メモリ50に書き込まれた動きベクトルMVのうち、図6に示す縮小分割映像信号S21dsの領域の動きベクトルMVは、メモリ50より読み出されて切換部821に入力される。メモリ50に書き込まれた動きベクトルMVのうち、図6に示す縮小分割映像信号S22dsの領域の動きベクトルMVは、メモリ50より読み出されて切換部822に入力される。
切換部811は、入力された動きベクトルMVに基づいて、遅延分割映像信号S11aの画像が静止画ではないと判断されるとき、領域信号S11usiを出力し、静止画であると判断されるとき、遅延分割映像信号S11aを出力する。
切換部812は、入力された動きベクトルMVに基づいて、遅延分割映像信号S12aの画像が静止画ではないと判断されるとき、領域信号S12usiを出力し、静止画であると判断されるとき、遅延分割映像信号S12aを出力する。
切換部821は、入力された動きベクトルMVに基づいて、遅延分割映像信号S21aの画像が静止画ではないと判断されるとき、領域信号S21usiを出力し、静止画であると判断されるとき、遅延分割映像信号S21aを出力する。
切換部822は、入力された動きベクトルMVに基づいて、遅延分割映像信号S22aの画像が静止画ではないと判断されるとき、領域信号S22usiを出力し、静止画であると判断されるとき、遅延分割映像信号S22aを出力する。
切換部811,812,821,822は、動きベクトルMVが0でなければ領域信号S11usi,S12usi,S21usi,S22usiを出力し、動きベクトルMVが0であれば遅延分割映像信号S11a,S12a,S21a,S22aを出力すればよい。
第2実施形態の映像信号処理装置及び方法においては、前述のように、アップスケーラ61によってアップスケールした拡大補間映像信号S0usiの領域信号S11usi,S12usi,S21usi,S22usiを補間映像信号としているため、画質が劣化しやすい。
第3実施形態の映像信号処理装置及び方法においては、切換部811,812,821,822は、静止画であると判断されるとき、領域信号S11usi,S12usi,S21usi,S22usiの代わりに、遅延分割映像信号S11a,S12a,S21a,S22aを出力する。よって、遅延分割映像信号S11a,S12a,S21a,S22aの画像が静止画であるときの画質の劣化を抑えることができる。
切換部811,812,821,822の代わりに混合部として、領域信号S11usi,S12usi,S21usi,S22usiに遅延分割映像信号S11a,S12a,S21a,S22aを混合してもよい。この場合、動きベクトルMVが0または所定の値より小さいときに、両者の信号を混合するのがよい。
第2実施形態の映像信号処理装置との相違点である、第3実施形態の映像信号処理装置の構成及び動作は次のとおりである。
切換部811,812,821,822は、動きベクトルMVに基づいて、複数の領域それぞれで、分割映像信号(S11,S12,S21,S22)の画像が静止画ではないとき領域信号(S11usi,S12usi,S21usi,S22usi)を出力する。
切換部811,812,821,822は、動きベクトルMVに基づいて、分割映像信号(S11,S12,S21,S22)の画像が静止画であるとき、領域信号(S11usi,S12usi,S21usi,S22usi)の代わりに分割映像信号(遅延分割映像信号S11a,S12a,S21a,S22a)を出力する。
これによって、フレームレート変換部711,712,721,722は、分割映像信号の画像が静止画であるとき、Nの分割映像信号を第2のフレーム周波数に変換する。
本発明は以上説明した第1〜第3実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。映像信号S0は、4K2Kフォーマットの映像信号に限定されない。
以上の説明より分かるように、フレーム周波数を4倍にする場合、補間信号生成部60または611,612,621,622は、隣接する2つの実フレーム間に内挿する3つの補間フレームを生成すればよい。このとき、動き検出部40は、3つの補間フレームを生成するのに必要な動きベクトルMVを生成すればよい。
第1〜第3実施形態の映像信号処理装置をハードウェアで構成してもよく、ソフトウェア(コンピュータプログラム)で構成してもよい。第1〜第3実施形態の映像信号処理装置を、ハードウェアとソフトウェアとを混在させて構成してもよい。ハードウェアとソフトウェアとの使い分けは任意である。
20 ダウンスケーラ
40 動き検出部
6mvex 動きベクトル拡大部
60,611,612,621,622 補間信号生成部
61 アップスケーラ
711,712,721,722 フレームレート変換部
811,812,821,822 切換部

Claims (7)

  1. 第1のフレーム周波数及び第1の解像度を有する第1の映像信号それぞれのフレームを所定の分割数で複数の領域に分割した複数の分割映像信号それぞれの解像度を縮小するダウンスケーラと、
    解像度が縮小された複数の分割映像信号を1フレームに合成した合成縮小映像信号の動きベクトルを検出する動き検出部と、
    前記動きベクトルに基づいて、前記第1の映像信号の隣接するフレーム間に位置する補間映像信号を生成する補間信号生成部と、
    前記分割映像信号と前記補間映像信号とを時間方向に配列させて、第2のフレーム周波数及び前記第1の解像度を有する第2の映像信号を生成するフレームレート変換部と、
    を備えることを特徴とする映像信号処理装置。
  2. 前記動きベクトルの大きさを前記第1の映像信号のフレームに対応した大きさに拡大して拡大動きベクトルを生成する動きベクトル拡大部をさらに備え、
    前記補間信号生成部は、前記拡大動きベクトルを参照して、前記補間映像信号を生成する
    ことを特徴とする請求項1記載の映像信号処理装置。
  3. 第1のフレーム周波数及び第1の解像度を有する第1の映像信号それぞれのフレームを所定の分割数で複数の領域に分割した複数の分割映像信号それぞれの解像度を縮小するダウンスケーラと、
    解像度が縮小された複数の分割映像信号を1フレームに合成した合成縮小映像信号の動きベクトルを検出する動き検出部と、
    前記動きベクトルに基づいて、前記合成縮小映像信号の隣接するフレーム間に位置する補間映像信号を生成する補間信号生成部と、
    前記補間映像信号の解像度を前記第1の解像度に拡大して、拡大補間映像信号を生成するアップスケーラと、
    前記分割映像信号と、前記拡大補間映像信号を前記複数の領域に対応させて分割したときの領域信号とを時間方向に配列させて、第2のフレーム周波数及び前記第1の解像度を有する第2の映像信号を生成するフレームレート変換部と、
    を備えることを特徴とする映像信号処理装置。
  4. 前記動きベクトルに基づいて、前記複数の領域それぞれで、前記分割映像信号の画像が静止画ではないとき前記領域信号を出力し、前記分割映像信号の画像が静止画であるとき、前記領域信号の代わりに前記分割映像信号を出力する切換部をさらに備え、
    前記フレームレート変換部は、前記分割映像信号の画像が静止画であるとき、前記分割映像信号を前記第2のフレーム周波数に変換する
    ことを特徴とする請求項3記載の映像信号処理装置。
  5. 前記ダウンスケーラは、前記複数の分割映像信号それぞれの解像度を、前記分割数の逆数に縮小することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の映像信号処理装置。
  6. 第1のフレーム周波数及び第1の解像度を有する第1の映像信号それぞれのフレームを所定の分割数で複数の領域に分割した複数の分割映像信号それぞれの解像度を縮小し、
    解像度が縮小された複数の分割映像信号を1フレームに合成した合成縮小映像信号の動きベクトルを検出し、
    前記動きベクトルに基づいて、前記第1の映像信号の隣接するフレーム間に位置する補間映像信号を生成し、
    前記分割映像信号と前記補間映像信号とを時間方向に配列させて、第2のフレーム周波数及び前記第1の解像度を有する第2の映像信号を生成する
    ことを特徴とする映像信号処理方法。
  7. 第1のフレーム周波数及び第1の解像度を有する第1の映像信号それぞれのフレームを所定の分割数で複数の領域に分割した複数の分割映像信号それぞれの解像度を縮小し、
    解像度が縮小された複数の分割映像信号を1フレームに合成した合成縮小映像信号の動きベクトルを検出し、
    前記動きベクトルに基づいて、前記合成縮小映像信号の隣接するフレーム間に位置する補間映像信号を生成し、
    前記補間映像信号の解像度を前記第1の解像度に拡大して、拡大補間映像信号を生成し、
    前記分割映像信号と、前記拡大補間映像信号を前記複数の領域に対応させて分割したときの領域信号とを時間方向に配列させて、第2のフレーム周波数及び前記第1の解像度を有する第2の映像信号を生成する
    ことを特徴とする映像信号処理方法。
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