JP2015178793A - 作業車 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エンジンからの排気を排出する排気管ユニット25と、排気管ユニット25を流れる排気を排気管ユニット25の中心C側から排気管ユニット25の外周側に向けて案内するガイド板41と、を備えている。
【選択図】図8
Description
エンジンと、
前記エンジンからの排気を排出する排気管と、
前記排気管を流れる排気を前記排気管の中心側から前記排気管の外周側に向けて案内するガイド部材と、を備えることにある。
前記ガイド部材は、排気下流側ほど前記排気管の径方向で幅広となるように形成されていると好適である。
前記ガイド部材は、前記排気管の内周面に片持ち支持されていると好適である。
前記ガイド部材の遊端側の端部は、排気上流側ほど前記ガイド部材の基端側の端部に近付く傾斜状に形成されていると好適である。
前記排気管の外周に、前記排気管内に外気を導入する外気導入口が形成され、
前記ガイド部材は、前記排気管を流れる排気を前記排気管の中心側から前記外気導入口側に向けて案内すると好適である。
前記排気管のうち前記外気導入口に対して排気下流側の部位に、前記外気導入口から前記排気管内に導入された外気を前記排気管の中心側に向けて案内する別のガイド部材が設けられていると好適である。
前記排気管は、排気上流側の小径管と、前記小径管に径方向で間隔をあけて外嵌される排気下流側の大径管と、を有し、
前記外気導入口は、前記小径管の外周面と前記大径管の内周面との隙間によって構成されていると好適である。
排気に含まれる粒子状物質を捕集する排気処理装置を備えると好適である。
図1には、作業車の一例としての自脱型コンバインを示している。このコンバインは、クローラ式の走行装置1と、走行装置1によって支持される機体フレーム2と、を備えている。機体フレーム2の前部には、植立穀稈を刈り取る昇降可能な刈取部3が備えられている。機体フレーム2の後部には、刈取穀稈を脱穀する脱穀装置4と穀粒を貯留するグレンタンク5とが、左右方向に並べて配置されている。機体フレーム2の前部であってグレンタンク5の前方には、運転者が搭乗する運転キャビン6が備えられている。運転キャビン6の下方には、エンジン部7が備えられている。グレンタンク5には、グレンタンク5内の穀粒を排出するアンローダ8が備えられている。
刈取部3は、左右向きの揺動軸心X1周りで揺動可能に構成されている。刈取部3は、植立穀稈を引き起こす引起装置9と、引起穀稈を刈り取る刈取装置10と、刈取穀稈を脱穀装置4に搬送する搬送装置11と、を有している。引起装置9は、引起支持パイプ12を介して、刈取入力軸(図示省略)を収容する刈取ギヤケース13に支持されている。刈取部3の上部は、前防塵カバー14及び後防塵カバー15によって上方側から覆われている。
図2に示すように、運転キャビン6には、運転者が着座する運転座席16が設けられている。運転座席16の前方側には、速度計17等の計器類を有するフロントパネル18が設けられている。運転座席16の左方側には、変速レバー19等の操作レバーを有するサイドパネル20が設けられている。運転キャビン6の右側部には、運転者が乗り降りする乗降口21が設けられている。乗降口21の下方側には、乗り降りの際の踏み台となる主ステップ22及び補助ステップ23が設けられている。
図2及び図3に示すように、エンジン部7は、ディーゼル式のエンジン24と、エンジン24からの排気を排出する排気管ユニット25(本発明に係る「排気管」に相当)と、排気処理装置26と、を有している。本実施形態では、排気処理装置26として、排気に含まれる粒子状物質を捕集するフィルタいわゆるDPF(ディーゼルパティキュレートフィルタ)を備えている。
排気処理装置26は、その長手方向が前後方向となる姿勢で、エンジン24の上部に支持されている。排気処理装置26の前端下部には、エンジン24からの排気が流入する流入口26aが設けられている。流入口26aには、エンジン24のうち排気を排出する排出口24aが連通接続されている。排気処理装置26の後端左側部には、排気処理装置26による処理後の排気が流出する流出口26bが設けられている。流出口26bには、排気管ユニット25が連通接続されている。
図4から図7に示すように、排気管ユニット25は、排気上流側(排気処理装置26側)から順に、テールパイプ27と、第一排気管28と、第二排気管29と、第三排気管30と、第四排気管31と、を有している。排気管ユニット25は、テールパイプ27、第一排気管28、第二排気管29、第三排気管30、第四排気管31の順に径が大きくなるように構成されている。排気管ユニット25の外周には、排気管ユニット25内に外気を導入する第一外気導入口32、第二外気導入口33、第三外気導入口34及び第四外気導入口35が形成されている。
図8に示すように、ガイド板41は、第三排気管30の排気下流側の端面から排気上流側に入り込んだ位置に配置されている。ガイド板41は、第四排気管31の排気上流側の端部と第三排気管30の排気下流側の端部との重複範囲L内に配置されている。ガイド板41は、第三排気管30の内周面のうち下側に固定されている。つまり、ガイド板41は、第三排気管30の内周面のうち下側に片持ち支持されている。また、ガイド板41の遊端側の端部(上端部)と第三排気管30の内周面のうち上側との間には、間隔Sがあいている。ガイド板41の遊端側の端部(上端部)は、側面視において第三排気管30の内周面に対して平行となるように形成されている。ガイド板41の高さHは、第三排気管30の上下方向の内径Dの略半分(内径Dよりも若干大きい程度)に設定されている。
第三排気管30を流れる排気は、ガイド板41によって排気管ユニット25の中心C側から排気管ユニット25の外周側に向けて案内される。具体的には、第三排気管30を流れる排気は、左ガイド部41Lによって排気管ユニット25の中心C側から排気管ユニット25の外周側のうち左方側に向けて案内されると共に、右ガイド部41Rによって排気管ユニット25の中心C側から排気管ユニット25の外周側のうち右方側に向けて案内される。つまり、第三排気管30を流れる排気(特に、排気管ユニット25の中心C側を流れる排気)は、ガイド板41の中央部Pを挟んで、排気管ユニット25の外周側のうち左方側と右方側とに分岐する。そして、ガイド板41によって案内された排気は、第四外気導入口35からの外気と合流する。つまり、第三排気管30を流れる排気は、ガイド板41によって排気管ユニット25の中心C側から第四外気導入口35側に向けて案内される。
図10及び図11に示すように、後防塵カバー15は、前後方向に開閉可能に構成されている。後防塵カバー15は、ハンドル47によって開閉操作される。後防塵カバー15は、支持フレーム48に支持されている。支持フレーム48は、支持アーム49及び支持アーチ50に前後方向に移動可能に支持されている。
図12に示すように、補助ステップ23は、主ステップ22の下方側に配置されている。補助ステップ23は、使用位置と収納位置とに切替可能に構成されている。補助ステップ23は、基部23aを介して機体フレーム2側の支持部61に前後向きの揺動軸心Y1周りで揺動可能に支持されている。補助ステップ23は、バネ62によって揺動軸心Y1周りで揺動するように付勢されている。補助ステップ23は、足踏み式のペダル63によって揺動操作される。
(1)上記実施形態において、ガイド板41は、第三排気管30の内周面のうち下側に片持ち支持されているが、第三排気管30の内周面のうち上側に片持ち支持されていてもよい。また、ガイド板41は、第三排気管30の内周面のうち上側と下側とに両持ち支持されていてもよい。
25 排気管ユニット(排気管)
26 排気処理装置
32 第一外気導入口
33 第二外気導入口
34 第三外気導入口
35 第四外気導入口
41 ガイド板(ガイド部材)
141 ガイド板(ガイド部材)
241 ガイド板(ガイド部材)
341 別のガイド板(別のガイド部材)
C 排気管ユニットの中心(排気管の中心)
Claims (8)
- エンジンと、
前記エンジンからの排気を排出する排気管と、
前記排気管を流れる排気を前記排気管の中心側から前記排気管の外周側に向けて案内するガイド部材と、を備える作業車。 - 前記ガイド部材は、排気下流側ほど前記排気管の径方向で幅広となるように形成されている請求項1に記載の作業車。
- 前記ガイド部材は、前記排気管の内周面に片持ち支持されている請求項1又は2に記載の作業車。
- 前記ガイド部材の遊端側の端部は、排気上流側ほど前記ガイド部材の基端側の端部に近付く傾斜状に形成されている請求項3に記載の作業車。
- 前記排気管の外周に、前記排気管内に外気を導入する外気導入口が形成され、
前記ガイド部材は、前記排気管を流れる排気を前記排気管の中心側から前記外気導入口側に向けて案内する請求項1から4のいずれか一項に記載の作業車。 - 前記排気管のうち前記外気導入口に対して排気下流側の部位に、前記外気導入口から前記排気管内に導入された外気を前記排気管の中心側に向けて案内する別のガイド部材が設けられている請求項5に記載の作業車。
- 前記排気管は、排気上流側の小径管と、前記小径管に径方向で間隔をあけて外嵌される排気下流側の大径管と、を有し、
前記外気導入口は、前記小径管の外周面と前記大径管の内周面との隙間によって構成されている請求項5又は6に記載の作業車。 - 排気に含まれる粒子状物質を捕集する排気処理装置を備える請求項1から7のいずれか一項に記載の作業車。
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