JP2015178383A - 給油ノズル - Google Patents

給油ノズル Download PDF

Info

Publication number
JP2015178383A
JP2015178383A JP2014057456A JP2014057456A JP2015178383A JP 2015178383 A JP2015178383 A JP 2015178383A JP 2014057456 A JP2014057456 A JP 2014057456A JP 2014057456 A JP2014057456 A JP 2014057456A JP 2015178383 A JP2015178383 A JP 2015178383A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
valve opening
oil supply
opening lever
pin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014057456A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5880606B2 (ja
Inventor
山 口 武 司
Takeshi Yamaguchi
口 武 司 山
堅 勇 夏
Jian Yong Ya
堅 勇 夏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tatsuno Corp
Original Assignee
Tatsuno Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tatsuno Corp filed Critical Tatsuno Corp
Priority to JP2014057456A priority Critical patent/JP5880606B2/ja
Publication of JP2015178383A publication Critical patent/JP2015178383A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5880606B2 publication Critical patent/JP5880606B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Loading And Unloading Of Fuel Tanks Or Ships (AREA)

Abstract

【課題】給油のために弁開レバーを引いた際に、確実に(弁開レバーを)引いた状態を保持することができると共に、雨水が作業者の衣服に掛かってしまうという不都合を解消することが出来る給油ノズルの提供。
【解決手段】主弁を開閉する弁開レバー10と、レバーガード20に設けられて弁開レバー10の先端と係合する係止部40と、吐出管3の先端に設けられた開口及び流路途中に設けられた陰圧発生部に接続され、開口が燃料油により閉塞した時の陰圧発生部からの陰圧を受けて主弁を閉じる自動閉弁機構とを備えた給油ノズル100において、前記係止部40はレバーガード20の空間部に設けられた棒状部材(ピン)40である。
【選択図】図1

Description

本発明は、給油所で自動車等の給油口に挿入されて給液(給油)を行う給油ノズルに関する。
給油所において自動車に燃料油を給油する場合、自動車の給油口キャップを外した後に、給油機のノズル掛けより給油ノズルを取り外して自動車の給油口に挿入し、弁開レバーを引いて給油作業を行う。そして所定量の給油を行なった後、弁開レバーを戻し、給油ノズルを給油口から取り出して給油機のノズル掛けに掛け、自動車の給油口キャップを閉める。
前記給油ノズルは、ノズル先端に開口した空気流路管がタンク内の液によって閉塞されると、自動閉弁機構が作動して給液を停止するように構成されている(特許文献1参照)。
この自動閉弁機構は、弁開レバーを引いたままでも液面を検知すると給液が停止するようになっていると共に、引いた弁開レバーを係止金具に形成された突起で係止するように構成されている。引いた弁開レバーを突起で係止することにより、給油中に作業員は窓拭、タイヤチェック等のサービス作業を行うことができる。
しかし、積雪地域ではノズル掛けへ雪が吹き込み、給油ノズルにおけるレバーガード内の係止金具に雪が溜まり、この雪が凍結すると突起が水平になってしまう。そのため、次回の給油時に弁開レバーを突起に係止することができなくなり、給油中にその他のサービス作業を行うことができなくなるため、作業性が低下する恐れがある。
また、レバーガード内の突起を形成している係止金具にゴミ等の異物が溜まっても、突起が水平になってしまい、弁開レバーを突起に係止することができなくなる。
さらに、レバーガード内に水が溜まってしまうと、次回の給油時に給油ノズルをノズル掛けより外す際に、レバーガード内に溜まった水が作業者の衣服等に掛かって衣服を汚してしまう恐れもある。
特開昭50−43509号公報
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、給油のために弁開レバーを引いた際に、確実に(弁開レバーを)引いた状態を保持することができると共に、雨水が作業者の衣服に掛かってしまうという不都合を解消することが出来る給油ノズルの提供を目的としている。
本発明の給油ノズルは、主弁を開閉する弁開レバー(10)と、レバーガード(20)に設けられて弁開レバー(10)の先端と係合する係止部(40)と、吐出管(3)の先端に設けられた開口及び流路途中に設けられた陰圧発生部に接続され、開口が燃料油により閉塞したときの陰圧発生部からの陰圧を受けて主弁を閉じる自動閉弁機構とを備えた給油ノズル(100)において、
前記係止部(40)はレバーガード(20)の空間部に設けられた棒状部材(例えば、ピン41〜43)であることを特徴としている。
本発明において、前記棒状部材(41〜43)は複数本設けられているのが好ましい。
また本発明において、弁開レバー(10)の先端(13)に弾性体(6)で回動自在な係止片(30)を備え、係止部(40)では係止片(30)が棒状部材(41〜43)に当接するのが好ましい。
ここで、前記弾性体は(弁開レバー10の先端と)係止部(40)の係合が解除される方向に付勢されているのが好ましい。
さらに本発明において、係止片(30)が当接する棒状部材(41〜43)の給油ノズル本体側の棒状部材(43)は係止片(30)のストッパであるのが好ましい。
ここで本発明において、弁開レバー(10)の先端(13)は、レバーガード(20)の空間部内で案内されているのが好ましい。
上述したことに加えて、本発明において、前記係止片(30)が前記棒状部材(40)と係合する面は、弁開レバー先端(13)の移動軌跡(円弧)の曲率半径方向(接線と垂直な方向)に延在しているのが好ましい。
上述の構成を具備する本発明によれば、係止部(40)はレバーガード(20)の空間部に設けられた棒状部材(例えば、ピン41〜43)で構成されているので弁開レバー(10)の先端(13)と係合され易く、弁開レバー(10)の先端(13)と係止部(40)とが確実に係合する。そして、雪やゴミ等の異物がレバーガード(20)内に侵入しても、棒状部材(例えば、ピン41〜43)間の隙間と開口部(22c、22a、22d、22b)から容易にレバーガード(20)外へ排出される。
また、雪が凍結しても弁開レバー(10)の先端(13)と係止部(40)とが確実に係合するので、凍結による操作性の悪化を防止することが出来る。
さらに、棒状部材(例えば、ピン41〜43)の上方には積雪し難く、仮に積雪したとしても風で吹き飛ばされる。
これに加えて、上述した構成を具備する本発明によれば、突起を形成したプレート状の部材(いわゆる「プレートノッチ」)が不要になる。
本発明において、前記棒状部材(41〜43)を複数本設けていれば、弁開レバー(10)の先端が係止される位置が複数設定される。そのため、吐出流量(単位時間当たりの吐出量)を多くし(高吐出:短時間給油)、或いは少なくする(低吐出:長時間給油)ことを自由に選択することが出来る。
例えば、給油中に窓拭、タイヤチェック等のサービス作業を行うため、長時間給油を選択することができる。
また車両によっては、車両側において供給された燃料油が跳ね返り、当該跳ね返った燃料油が給油ノズル先端に付着してしまうことにより給油作業が停止してしまうこと(いわゆる「オート作動」)が高頻度で生じる場合がある。その様な場合には、低吐出で給油することを選択すれば良い。
そして本発明において、弁開レバー(10)の先端(13)に弾性体(6)で回動自在な係止片(30)を備え、係止部では係止片(30)が棒状部材(41〜43)に当接する様に構成すれば、片手で弁開レバー(10)を保持することが可能となり、操作性が向上する。
ここで前記弾性体(6)が(弁開レバー10の先端13と)係止部(40)の係合が解除される方向に付勢されていれば、弁開レバー用の弾性体(リターンスプリング5)の弾性反撥力により弁開レバー(10)が容易に給油停止位置に戻る。
そのため、軽作動で弁開レバー(10)の先端(13)と係止部(40)の係合を解除することが出来る。この場合、弁開レバー(10)の先端(13)と係止部(40)を係合させずに、作業者が弁開レバー(10)を握り続けて給油作業を行っている場合(いわゆる「手動給油」)に、前記弾性体(6)の弾性反撥力が邪魔になることはない。
本発明によれば、軽い操作により給油中の給油ノズル(100)を給油停止状態に操作することができるので、給油中に何らかの理由に車両が発進して給油ノズル(100)が車両から抜けてしまったとしても、給油ノズル(100)が落下した衝撃で係止片(30)と棒状部材(40)との係合が解除され、弁開レバー(10)が給油停止位置に戻り、給油は停止される。そのため、給油中に車両が発進して給油ノズル(100)が車両から抜けてしまったとしても、給油ノズル(100)から燃料が吹き出し続けてしまうことがない。
さらに本発明において、係止片(30)が当接する棒状部材(41〜43)の給油ノズル側の棒状部材(43)が係止片(30)のストッパであれば、当該ストッパ(43)により係止片(30)が棒状部材(41〜43)の裏側(給油ノズル本体1から離隔する側)に回り込んでしまうことが防止される。
ここで、弁開レバーの先端(13)がレバーガード(20)外方(側方)に引き寄せられ、レバーガード(20)から外れてしまうと、給油レバー(10)の給油ノズル側(本体側)の支点(P1)に捻る力が作用してしまい、弁開レバー(10)が折れてしまったり、変形したりしてしまう。
それに対して、本発明において弁開レバーの先端(13)がレバーガード(20)の空間部内で案内されていれば、前記棒状部材(40)が延在する方向についてレバーガード(20)から外れてしまうことはなく、弁開レバー(10)が本体側に保持できない状態になってしまうことが防止される。そのため、給油レバー(10)の給油ノズル側(本体側)の支点(P1)に捻る力は作用せず、弁開レバー(10)が折れてしまうことは防止され、変形することは防止される。
上述したことに加えて、本発明において、前記係止片(30)が前記棒状部材(ピン41、42)と係合する面(33)は、弁開レバー先端(13)の移動軌跡(円弧)の曲率半径方向(接線と垂直な方向)に延在していれば、前記係止片(30)と前記棒状部材(ピン41、42)の摩擦抵抗が最も強くなり、当該摩擦力により前記係止片(30)と前記棒状部材(ピン41、42)の係合状態(係止片30が棒状部材(ピン41、42)に引っ掛かった状態、あるいは係止された状態)が確実に保持される。
本発明の実施形態に係る給油ノズルの要部を示す断面図である。 実施形態における給油ノズルのレバー及びレバーガードを示す部分拡大側面図である。 図2のX−X断面矢視図である 実施形態における給油ノズルのレバーガード及びレバーを示す部分拡大斜視図である。 係止部材がピンの裏側に回り込んでしまった状態を示す説明図である。 図示の実施形態の第一変形例に係るピンの断面形状を示す説明図である。 図示の実施形態の第二変形例に係るピンの断面形状を示す説明図である。 図示の実施形態の第三変形例に係るピンの断面形状を示す説明図である。 図示の実施形態における係止片とピンの相対位置を示す部分拡大説明図である。 従来技術における係止片とピン部分拡大説明図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1において、本発明の実施形態に係る給油ノズルは全体が符号100で示されている。
給油ノズル100は、弁機構を含む筒胴部1と、グリップ2と先端パイプ(以下、「吐出管」と言う)3と、弁開レバー10と、レバーガード20を備えている。
弁開レバー10は、根元側11と、先端側12とが概略L字状に連なるように形成され、先端側12の端部(以下、「先端部」と言う)13がさらに根元側11から遠ざかるように先端側12に対してL字状に折れ曲がっている。
弁開レバー10は、根元側11の端部がピンP1回りに回動自在に軸支されており、ピンP1は筒胴部1に設けられている。弁開レバー10における先端部13にはピンP2が設けられており、ピンP2には係止片30が回動自在に軸支されている。ピンP2は、図1の紙面に直交する方向に延在している。
図1において、点線及び符号LAで示す弁開レバー10の位置は、例えば、給油を最速で行う場合のレバー位置(高吐出:短時間給油:以下「LA位置」と示す場合がある)である。
点線及び符号LBで示す弁開レバー10の位置は、給油を緩やかに行う場合のレバー位置(低吐出:長時間給油:以下「LB位置」と示す場合がある)である。
図1において実線で示す弁開レバー10の位置は、給油を行わない場合のレバー位置である。
LA位置及びLB位置から、図1における実線で示す弁開レバーの位置(給油を行わない位置)への復帰は、リターンスプリング5の弾性反撥力により行われる。リターンスプリング5は、給油レバー10の根元側11と筒胴部1に取り付けられている。
図1〜図4を参照して、図1の給油ノズル100におけるレバーガード20を説明する。
レバーガード20は、弓状部21と、顎部22を有している。弓状部21は概略コ字状であり、溝21Gが形成されている。顎部22には溝22Gが形成されており、溝22Gは弓状部21の溝21Gと連続している。
溝22Gの底部22Gb(図3参照)の形状は、図1において、曲率半径R22Gの円弧であり、曲率半径R22Gの曲率中心はピンP1であり、弁開レバー10の回転中心である。
溝22Gの開口上縁部22Gtは曲率半径R22Tの円弧であり、曲率半径R22Tの曲率中心も弁開レバー10もピンP1である。
曲率半径R22Tは、弁開レバー先端部13の先端部13E(ハッチングを施した部分)の曲率半径よりも小さくなる様に設定されている。弁開レバー先端部13の先端部13Eが、常時、レバーガード20の顎部22における溝22Gの開口上縁部22Gtよりも下側(溝の底部側)に位置するようにせしめ、以って、弁開レバー10がレバーガード20から外れないようにするためである。
図1及び図2において、ピンP1を中心点とする曲率半径RP2の円弧は、弁開レバー先端部13に設けられたピンP2の中心点の軌跡である。
また、図1及び図2において、ピンP1を曲率中心とする曲率半径R4の円弧L40(仮想線)上には、3本のピン41〜43が設けられている。3本のピン41〜43は、溝22Gの側部22Gs(図3参照)を貫通するように取り付けられている。
ここで符号40は、ピン41〜43を包括的に表示している。
図示の実施形態において、ピン41は、弁開レバー10に係合した係止片30の底面33が(ピン41に)当接した場合に、弁開レバー10を図1のLB位置(低吐出:長時間給油の位置)に保持する位置に設けられている。弁開レバー10が図1のLB位置に保持されれば、給油作業者が弁開レバー10を把持していなくても、吐出量が比較的少ない状態が保持される。吐出量が比較的少ない状態が保持されれば、給油中に作業者は窓拭、タイヤチェック等のいわゆる「サービス作業」を行うことが可能である。
ピン42は、弁開レバー10に係合した係止片30の底面33が(ピン42に)当接した場合に、弁開レバー10を図1のLA位置(高吐出:たん時間給油の位置)に保持する位置に設けられている。弁開レバー10が図1のLA位置に保持されれば、給油作業者が弁開レバー10を把持していなくても、吐出量が比較的多い状態が保持される。そのため、短時間で必要な量の給油を行うことが出来る。
図2において、係止片30にはスプリング(つる巻きばね)6が設けられており、スプリング6の弾性反撥力は、係止片30をピン42の上方に付勢している。そのため、係止片30がピン(図2ではピン42)により係止されている状態は、軽い作動(例えば、給油レバー10をグリップ2側に軽く引き寄せようとする動作)により解除される。
また、上述した様に、リターンスプリング5の弾性反撥力によって、弁開レバー10は給油停止位置(図1の実線で示す位置)側に付勢されている。
そのため、弁開レバー10はピン41、42に係止されている状態(LA位置或いはLB位置に保持されている状態)から、給油停止位置(図1において、給油レバー10を実線で示す位置)に戻る。そのため、給油中の作業者は、片手で給油ノズル100を給油停止状態に操作することができる。
図示の実施形態によれば、軽い操作により給油中の給油ノズル100を給油停止状態に操作することができるので、給油中に何らかの理由に車両が発進して給油ノズル100が車両から抜けてしまったとしても、給油ノズル100が落下した衝撃により、係止片30とピン41或いはピン42との係合が解除され、弁開レバー10が給油停止位置に戻り、給油は停止される。
そのため、図示の実施形態に係る給油ノズルで給油している最中に、何らかの理由で車両が発進してしまっても、給油ノズル100から燃料が吹き出し続けてしまうことがない。
図2、図4において、レバーガード20の顎部22には、軽量を兼ねた排水、排雪用の抜き孔22a、22b、22c、22dが形成されている。
抜き孔22cは、溝22Gの底部22Gb(図2)と、抜き孔22a及び抜き孔22bを連通している。抜き孔22dは、抜き孔22aと顎部22の(図2における)下側を連通している。
そのため、レバーガード20の溝21G、22Gに溜まった水や雪は、抜き孔22cから抜き孔22a、22b、22dの何れかを経由して、ノズルガード20の外部へ排出される。ここで、図2における符号SWは、ノズルガード20に溜まった雪が溶けた水や雨水を示す。
次に図5をも参照して、ピン43(係止片30を係止しないピン)について説明する。
図5は、ピン43を設けない場合を示しており、給油作業者が弁開レバー10を最大限に引き上げた状態(筒胴部1(図1)に最大限まで近接させた状態)を示している。
ピン43が設けられていないと、給油作業者が弁開レバー10を最大限に引き上げた際に、係止片30がピンP2を中心に(図5の)反時計方向へ回動して、ピン42の(図5における)右側の空隙から、ピン42の下方に回り込んでしまう恐れがある。
係止片30が回動してピン42の右側の空隙からピン42の下側に回り込んでしまうと、係止片30は、スプリング6(図2)の弾性反撥力により、図5における時計回りに回動する方向に付勢される。その結果、係止片30はピン42に下側から当接してしまう。
そして係止片30がピン42の下側に当接すると、給油レバー10が給油停止位置に戻らなくなってしまう。
それに対して本発明の実施形態では、図2で示すように、ピン42の右隣にピン43を設けているために、給油作業者が弁開レバー10を最大限に引き上げた状態で、係止片30がピンP2を中心に(図5の)反時計方向へ回動しようとしても、係止片30の底辺33がピン43と当接する。そのために、係止片30はピン42の右側の空隙からピン42、43の下方に回り込む(落ち込む)ことが防止される。
係止片30がピン41に当接した場合でも、係止片30の底辺33がピン42と当接するので、ピン41の右側の空隙から係止片30がピン41、42の下方に回り込んでしまうことはない。
すなわち、ピン43は係止片30がピン42下方に回りこんでしまうことを防止するストッパとして機能する。そしてピン42は、係止片30を係止して給油レバー10を保持する機能を有すると共に、係止片30がピン41下方に回りこんでしまうことを防止するストッパとしての機能も併せ持っている。
ここで、係止片30の底辺33がピン42、ピン43と確実に当接する様にするため、ピン41、42、43の間隔は、係止片30の長さよりも短く設定されている。
図1〜図5において、ピン41〜43の断面形状は「円形」である。ピン41〜43はレバーガード20(の溝側部22Gs)に圧入されており、断面形状が円形であれば圧入が容易であることによる。
但し、断面形状は「円形」に限定されるものではない。
例えば、図6(a)で示す第一変形例の様に、断面形状が「ひし形」であっても良い。ここでピン41〜43は、給油機のレバーハンガー(図示せず)に給油レバー100が係止されている状態において、図6(a)で示すように、断面形状のひし形の角部が上方を向いているように配置されるべきである。
図6(a)で示すように、ひし形の角部が上方を向いていれば積雪し難い。しかし、図6(b)で示すように、ひし形の辺が上方を向いて配置されてしまうと、上方を向いて配置された辺に雪SWが積もってしまうからである。
或いは、図7(a)で示す第二変形例の様に、断面形状が「三角形」であってもよい。その場合、ピン41〜43は、給油機のレバーハンガー(図示せず)に給油レバー100が係止されている状態において、図7(a)で示すように、断面形状の三角形の頂点が上方を向いて配置されるべきである。
図7(a)で示すように、断面形状の三角形の頂点が上方を向いていれば、積雪し難い。しかし、図7(b)で示すように、三角形の辺が上方を向いて配置されてしまうと、上方を向いて配置された辺に雪SWが積もってしまうからである。
さらに、図8(a)で示す第三変形例の様に、断面形状が「楕円形(長円形)」でもよい。断面形状が楕円形(長円形)の場合、ピン41〜43は、給油機のレバーハンガー(図示せず)に給油レバー100が係止されている状態において、図8(a)で示すように、断面形状の楕円形の長径が垂直方向に延在して配置されるべきである。
図8(a)で示すように、断面形状の楕円形の長径が垂直方向に延在して配置されていれば、積雪し難い。しかし、図8(b)で示すように、楕円形の短径が垂直方向に延在して配置されてしまうと、上方を向いている部分に雪SWが積もってしまうからである。
図9、図10を参照して、係止片30のピン41、42に係止される面(図9の面33、図10の面33J)の延在する方向について説明する。
図1〜図5では明確には図示されていないが、図示の実施形態に係る係止片30において、ピン41、42(図9、図10ではピン42)と係合(当接)する面33は、給油レバー先端13の軌跡(円弧)の法線Ln方向に一致している。
そして、図9、図10において、直線Ltは、給油レバー先端13の軌跡(円弧)の接線(図示せず)と平行な直線であって、ピン42の中心を通過する直線である。直線Ltは給油レバー先端13の軌跡(円弧)の接線と平行であるため、給油レバー先端13の軌跡(円弧)の法線Ltと直交している。
図9において、図示の実施形態では、係止片30のピン42に係止される面33は、前記法線Ln方向に延在しており、前記直線Lt方向と直交している。
ピン42と係止片30の摩擦抵抗が最も強く働くのは、給油レバー先端13の軌跡(円弧)の接線(図示せず)と平行な直線Lt方向である。係止片30のピン42と当接する面33は、法線Ln方向に延在し、直線Lt方向と直交しているため、ピン42と係止片30の摩擦抵抗が最も強く働き、面33はピン42に確実に引っ掛かる(係止される)。
図9において、符号θは係止片30の上面31と法線Lnとの為す角度であり、例えば、θは約70°である。
一方、図10で示す既存の係止片30Jでは、ピン42に係止される面33Jと上面31は必ず直交しているため、ピン42に係止される面33Jは法線Ln方向に延在しておらず、直線Ltとも直交していない。
そのため、図9の場合に比較して、ピン42と係止片30Jの摩擦抵抗が弱く、ピン42と係止片30Jの当接面33Jとが確実に係止されない。
図示の実施形態によれば、レバーガード20(溝G22内)に設けられた複数のピン41〜43と、弁開レバー10の係止片30とが係合するので、弁開レバー10は所定の位置(LA位置、LB位置)に確実に保持される。
雪やゴミ等の異物がレバーガード20内に侵入しても、ピン41〜43の隙間と開口部(抜き孔22c、22a、22d、22b)から容易にレバーガード20外へ排出される。
さらに、ピン41〜43の上方には積雪し難く、仮に積雪したとしても風で吹き飛ばされる。
図示の実施形態によれば、ピン41〜43を設けているため、弁開レバー10の先端が係止される位置を、LA位置(高吐出:短時間給油)、LB位置(低吐出:長時間給油)の2種類に設定できる。
そして図示の実施形態において、弁開レバー10の先端13にスプリング6を備えており、スプリング5(リターンスプリング)を備えているので、給油ノズルは給油位置LA、LBから容易に給油停止位置に戻ることが出来る。そのため、軽作動で弁開レバー10の先端13とピン41又はピン42の係合を解除することが出来る。その際に、作業者が弁開レバー10を握り続けて給油作業を行っていても(いわゆる「手動給油」でも)、スプリング6の弾性反撥力が手動給油作業を阻害することはない。
さらに図示の実施形態において、ピン42、43は係止片30のストッパとして機能するため、係止片30がピン41、42の下側の空間に回り込んでしまうことが防止される。
また、弁開レバー10の先端13は、レバーガード20の溝の側部22Gs内で案内されているので、弁開レバーの先端13がレバーガード20から外れることが防止され、給油レバー10に捻る力が作用することはない。そのため、弁開レバー10が折れてしまうことはなく、変形することも防止される。
これに加えて、図示の実施形態では、係止片30は、摩擦抵抗が最も強い状態でピン41、42と係止されるので、係止片30とピン41、42の係合が確実に保持される。
図示の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記述ではないことを付記する。
1・・・弁機構を含む筒胴部
2・・・グリップ
3・・・先端パイプ/吐出管
5・・・リターンスプリング
6・・・弾性部材/つる巻きばね
10・・・弁開レバー
13・・・先端部
10・・・弁開レバー
20・・・レバーガード
22・・・顎部
22G・・・溝
30・・・係止片
40・・・棒状部材/ピン

Claims (6)

  1. 主弁を開閉する弁開レバーと、
    レバーガードに設けられて弁開レバーの先端と係合する係止部と、
    吐出管の先端に設けられた開口及び流路途中に設けられた陰圧発生部に接続され、開口が燃料油により閉塞したときの陰圧発生部からの陰圧を受けて主弁を閉じる自動閉弁機構とを備えた給油ノズルにおいて、
    前記係止部はレバーガードの空間部に設けられた棒状部材であることを特徴とする給油ノズル。
  2. 前記棒状部材は複数本設けられている請求項1に記載の給油ノズル。
  3. 弁開レバーの先端に弾性体で回動自在な係止片を備え、係止部では係止片が棒状部材に当接する請求項1または請求項2に記載の給油ノズル。
  4. 前記弾性体は係止部の係合が解除される方向に付勢されている請求項3に記載の給油ノズル。
  5. 係止片が当接する棒状部材の給油ノズル本体側の棒状部材は係止片のストッパである請求項2〜4の何れか1項に記載の給油ノズル。
  6. 弁開レバーの先端は、レバーガードの空間部内で案内されている請求項1〜5の何れか1項に記載の給油ノズル。
JP2014057456A 2014-03-20 2014-03-20 給油ノズル Active JP5880606B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014057456A JP5880606B2 (ja) 2014-03-20 2014-03-20 給油ノズル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014057456A JP5880606B2 (ja) 2014-03-20 2014-03-20 給油ノズル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015178383A true JP2015178383A (ja) 2015-10-08
JP5880606B2 JP5880606B2 (ja) 2016-03-09

Family

ID=54262744

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014057456A Active JP5880606B2 (ja) 2014-03-20 2014-03-20 給油ノズル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5880606B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04128199A (ja) * 1990-09-14 1992-04-28 Tominaga Oil Pump Mfg Co Ltd 給油装置
JPH10218299A (ja) * 1996-12-02 1998-08-18 Tokico Ltd 給油ノズル
JPH11268799A (ja) * 1998-03-20 1999-10-05 Tokico Ltd 給油ノズル
JP2007112487A (ja) * 2005-10-21 2007-05-10 Tokiko Techno Kk 給油ノズル

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04128199A (ja) * 1990-09-14 1992-04-28 Tominaga Oil Pump Mfg Co Ltd 給油装置
JPH10218299A (ja) * 1996-12-02 1998-08-18 Tokico Ltd 給油ノズル
JPH11268799A (ja) * 1998-03-20 1999-10-05 Tokico Ltd 給油ノズル
JP2007112487A (ja) * 2005-10-21 2007-05-10 Tokiko Techno Kk 給油ノズル

Also Published As

Publication number Publication date
JP5880606B2 (ja) 2016-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5624022B2 (ja) フィラーネックのためのネックエンド
EP2061670B1 (en) End piece for the filling of a tank
KR200379665Y1 (ko) 혼유방지장치
EP2679428A1 (en) Gas-supplying unit structure for fuel tank
JP6227919B2 (ja) フック外れ止め装置
JP4892398B2 (ja) フィラーパイプの給油口構造
JP5880606B2 (ja) 給油ノズル
CN103303130A (zh) 用于柴油燃料箱的具有阻挡装置的加注管
US20060243348A1 (en) Fuel nozzle having improved hold-open clip
US8434531B2 (en) Fuel dispensing nozzle hold open clip release assembly
US6648016B2 (en) Valve assembly for a fuel tank
WO2007104762A1 (en) Fuel-dispensing nozzle inhibitor
JP5691532B2 (ja) 燃料タンクの給油部構造
JP2018515386A (ja) 給油ネック
JP5700308B2 (ja) 給油装置のノズル掛け
US8082942B2 (en) Oil pipe connector
KR200437277Y1 (ko) 주유기
JP2010143584A (ja) 給油ノズル、給油ノズル掛け及び給油装置
JP6432278B2 (ja) フィラーパイプの給油口構造
US20090084466A1 (en) Gas tank adaptor
US3020940A (en) Dispensing nozzle with automatic control
JP3212969U (ja) 流体ディスペンサ
JP4165178B2 (ja) 燃料噴き返し防止装置
JP6767191B2 (ja) 給油ノズル格納装置及びそれを備えたタンクローリ
JP2005289454A (ja) 給油ノズル

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150814

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150828

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5880606

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150