JP2015178323A - 車両制御装置及び車両用パスワード設定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両制御装置の管理及び組み込み時の手間を増やさずに、パスワード流出による他の供給先への影響をなくすことができる車両制御装置及び車両用パスワード設定方法を提供することを課題とする。
【解決手段】パスワード記憶手段は、車両供給先毎に設定された複数のパスワードが書き込まれたパスワード書き込み部と、これらのパスワードのうちの1つを除いて他のパスワードを無効にするための情報が書き込まれた有効パスワード情報書き込み部とを有することを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両制御装置及び車両用パスワード設定方法に関し、各種車載システムの作動を制御する制御装置の技術分野に属する。
一般に、車両には、エンジン制御システム、ブレーキ制御システム、盗難防止システム、オーディオシステムなどの各種車載システムが設けられており、各車載システムは、その作動が固有の電子制御ユニット(以下、「ECU」(electric control unit)という)によってそれぞれ制御されるようになっている。
また、この種の車載システムについては、車両出荷後に、例えば、各システムのコンフィグレーションの書き換えやリプログラミング等の制御情報の変更、動作確認のための強制駆動、イモビライザの部品交換、キー登録等が行われることがあるが、この際、当該システムの各ECUに個別に設定されたパスワードを用いてセキュリティを解除しなければ実行できないようになっている。
一方、車両の販売形式として、同一メーカで製造された車両を他社ブランドで販売するOEM形式がある。この場合、通常、供給先(ブランド)毎に車両の一部を変更して出荷されている。
特に、供給先毎に一部のECUの制御情報を変更して車両が出荷される場合、当該ECUに設定されたパスワードを供給先間で共通にすると、いずれかの供給先から流出したパスワードを用いて、全ての供給先の車両について勝手に制御情報の変更や動作確認のための強制駆動等が可能となってしまう。
これに対して、各ECUについて供給先毎に異なるパスワードが設定されており、これによれば、仮にある供給先のパスワードが流出したとしても、この流出したパスワードでは他社ブランド車については制御情報の変更や動作確認のための強制駆動等ができなくなる。
なお、これに関して、特許文献1には、供給先毎に一部の制御情報を書換可能な不揮発性メモリに格納されたECUについて開示されている。ただし、パスワードについては特に言及されておらず、他社ブランド車についても制御情報の変更や動作確認のための強制駆動を供給先に出荷された後も自由にできるものである。
特開2001−265601号公報
しかし、各ECUについて供給先毎に異なるパスワードを設定すると、同一ECUであっても別部品として扱う必要があり、ECUの管理及び車両への組み込み時における手間が著しく煩雑となる。また、車両組立工程のEOL(End of line)で制御情報をECUの記憶装置に書き込む際、パスワード毎に書き込み装置が必要になり、また、書き込み作業が複雑化する。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、ECUの管理及び車両への組み込み時の手間を増やさずに、パスワード流出による他社への影響をなくすことができる車両制御装置及び車両用パスワード設定方法を提供するものである。
前記課題を解決するため、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明は、
車両に搭載された車載システムの作動を制御する車両制御装置であって、
車載システムに備えられ、該システムの動作を制御する制御情報を記憶する制御情報記憶手段と、
予め設定されたパスワードを記憶するパスワード記憶手段と、
入力されたパスワードが前記パスワード記憶手段に記憶されているパスワードと一致したときに、前記制御情報記憶手段への制御情報の書き込みを許可する制御情報書き込み許可手段と、を有し、
前記パスワード記憶手段は、車両供給先毎に設定された複数のパスワードが書き込まれたパスワード書き込み部と、これらのパスワードのうちの1つを除いて他のパスワードを無効にするための情報が書き込まれた有効パスワード情報書き込み部とを有する
ことを特徴とする。
なお、上述の「車両供給先」には、OEM先とメーカである自社も含まれる。
また、請求項2に記載の発明は、
車両に搭載された車載システムの作動を制御する車両制御装置にパスワードを設定するパスワード設定方法であって、
パスワード記憶手段に、車両供給先毎に予め設定された複数のパスワードを記憶するパスワード記憶ステップと、
前記パスワード記憶手段に、前記車両制御装置へ車両供給先に応じた制御情報を記憶する制御情報記憶ステップと、
前記パスワード記憶手段に記憶された複数のパスワードのうち、当該車両の供給先に設定されたパスワードを除いて他のパスワードを無効にするための設定を行う有効パスワード設定ステップと、を有する
ことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の車両用パスワード設定方法であって、
前記パスワード記憶ステップは、当該車両組立工程の実施前に行われる
ことを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項2または3のいずれか1項に記載の車両用パスワード設定方法であって、
前記有効パスワード設定ステップは、当該車両組立工程の終端で実行される
ことを特徴とする。
上述の各請求項に係る発明によれば、次の効果が得られる。
まず、請求項1に記載の発明によれば、パスワード記憶手段は、パスワード記憶手段は、車両供給先毎に設定された複数のパスワードが書き込まれたパスワード書き込み部と、これらのパスワードのうちの1つを除いて他のパスワードを無効にするための情報が書き込まれた有効パスワード情報書き込み部とを有する。そのため、複数のパスワードが既に書き込まれ、有効パスワード情報が未だ書き込まれていない状態で車両制御装置を車両組立工程において車体に組み込む場合、その後に有効パスワード情報が書き込まれるまでは、車両制御装置を供給先に依らずに共通部品として管理して車体に組み込めばよく、またこの車両制御装置を組み込んだ車両を供給先毎に区別する必要がない。また、他のパスワードを無効にして車両が出荷された後は、他のパスワードでは車両の制御情報の変更や動作確認のための強制駆動等ができない。したがって、仮にある車両供給先からパスワードが流出しても、流出したパスワードで他の供給先に出荷された車両の制御情報が変更されたり、動作確認のために強制駆動がされたりするおそれがない。以上により、車両制御装置の管理及び車体への組み込み時の手間を増やさずに、パスワード流出による他の供給先への影響をなくすことができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、パスワード記憶手段に、車両供給先毎に予め設定された複数のパスワードを記憶すると共に、車両制御装置へ車両供給先に応じた制御情報を記憶し、このパスワード記憶手段に記憶された複数のパスワードのうち、当該車両の供給先に設定されたパスワードを除いて他のパスワードを無効にするための設定を行うので、上述の請求項1に記載の発明と同様の効果が得られる。
また、請求項3に記載の発明によれば、パスワード記憶ステップは、当該車両組立工程の実施前に行われるので、車両組立工程の実施時に、車両制御装置には車両供給先毎に予め設定された複数のパスワードが既に記憶されており、この車両制御装置を車体に組み付け後はいつでも当該車載システムの動作確認を記憶された任意のパスワードを用いて行うことができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、有効パスワード設定ステップは、当該車両組立工程の終端で実行されるので、車両組立工程の終端まで車両を供給先毎に区別する必要がない。
本発明の実施形態に係る車両の製造から流通までの流れを説明する図である。 車両の車載システムの構成を示すブロック図である。 図2のECUの構成を示す図である。 図3の記憶装置の構成を示す図である。 車両用パスワード設定方法を説明するフローチャートである。 部品メーカ出荷時のECUの記憶装置に記憶された制御情報を説明する図である。
以下、本発明の実施形態に係る車両について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る車両の製造から流通までの流れを示している。図1に示すように、車両に搭載される部品、例えばエンジン用ECUは、各部品メーカで製造される。ここで、ECUを製造する部品メーカでは、車両の違法改造防止や盗難防止のために、組立が完了した各ECUにパスワード入力設定装置を用いてパスワードが入力設定され、エンジン本体などの他の部品X、Yと併せて自動車メーカに納入される。
納入された部品は、自動車メーカの車両組立工程において車体に順次組み付けられる。組み立てが完了した車両は、車両組立工程のEOLにおいて、例えばキー設定(スマートキーレス/ノーマルキーレス)、ハンドル設定(右ハンドル/左ハンドル)等に関する車両の供給先に依らない制御情報と共に、制御パラメータやプログラム等の供給先毎に異なる制御情報が制御情報入力装置を用いて当該ECUに入力される。これら制御情報が入力された車両は、自社(A社)または他社(B〜D社)のブランド車として各供給先に出荷される。
各供給先に出荷された車両は、供給先において所定のサービス用ツールを用いることで、各ECUのパスワードを解除して制御情報の変更や動作確認のための強制駆動等を行うことができる。また、供給先にて部品交換する際も、同様にサービス用ツールを用いて実施することができる。
次に、図2を参照しながら、車両の車載システムの構成について説明する。
図2に示すように、車両1は、例えば、エンジン制御システム10、ブレーキ制御システム20、盗難防止システム30、オーディオシステム40等の複数の車載システム10〜40を備えている。
各車載システム10〜40は、車載機器100と該車載機器100を個別に制御するECU200とをそれぞれ備えている。例えば、エンジン制御システム10は、エンジン100Aと該エンジン100Aを制御するエンジン用ECU200Aとを備え、主に燃料噴射、点火時期、アイドル回転等を電子制御するものである。ブレーキ制御システム20は、ブレーキ100Bと該ブレーキ100Bを制御するブレーキ用ECU200Bとを備え、車輪への制動力配分等を電子制御する所謂EBD(Electronic Brake force Distribution)である。盗難防止システム30は、盗難防止装置100Cと該盗難防止装置100Cを制御する盗難防止用ECU200Cとを備え、電子的にキーを照合して専用のキー以外ではエンジンの始動ができないようにする所謂イモビライザである。オーディオシステム40は、カーオーディオ機器100Dと該カーオーディオ機器100Dを制御するオーディオ用ECU200Dとを備える。
なお、上述の車載システム10〜40は例示に過ぎず、ECUによる電子制御が必要な車載機器(例えば、モータ、トランスミッション、エアバッグ、ランプ、パワーステアリング、パワーウィンドウ、カーエアコン、カーナビゲーション、サスペンション、騒音低減装置等)の車載システムであればよい。また、上述のECU200は、各車載システムに個別に設けられているものであるが、複数の車載システムを統合的に制御する統括型ECUであってもよい。
次に、図3を参照しながら、各ECU200の構成について説明する。
図3に示すように、各ECU200は、車載機器100及び図示しないセンサ等の外部機器と接続され、これらに対して信号を入出力する入出力部210を有する。また、ECU200は、外部機器から入出力部210を介して入力された入力信号に基づいて所定の演算を行うCPU220を有し、該CPU220による演算結果は、入出力部210を介して車載機器100に出力される。さらに、ECU200は、CPU220での演算に用いられる各種制御情報を記憶する記憶手段として、一旦記憶された内容を電気的に消去したり、書き換えることができない読取専用記憶手段230と、一旦記憶された内容を電気的に消去したり、書き換えたりすることができる書換可能記憶手段240と、を有する。
ここで、上述の読取専用記憶手段230は、例えばマスクROM等の電源を切ってもデータが消えない不揮発性メモリが望ましい。同様に、書換可能記憶手段240は、例えばフラッシュROM(フラッシュメモリ)等の不揮発性メモリが望ましい。
次に、図4を参照しながら、各記憶手段230、240の構成について詳細に説明する。
図4(a)に示すように、読取専用記憶手段230は、パスワード記憶部231と有効パスワード情報記憶部232とを有する。パスワード記憶部231には、IDとその供給先名とその供給先に予め設定されたパスワードとが供給先毎に複数記憶される。また、有効パスワード情報記憶部232には、有効パスワード情報として、上述のパスワード記憶部231から選択された供給先(図4では、C社)のID(図4では、3)が一つだけ記憶される。
図4(b)に示すように、書換可能記憶手段240は、制御パラメータ記憶部241と制御プログラム記憶部242とを有する。制御パラメータ記憶部241には、CPU220で演算に用いられる制御パラメータが記憶され、制御プログラム記憶部242には、CPU220で実行される制御プログラムが記憶される。
なお、記憶手段230、240には、必要に応じて、車両の供給先に依らない制御情報を記憶する記憶部を設けてもよい。
上述の構成のECU200は、有効パスワード情報記憶部232に有効パスワード情報が何ら記憶されていない場合、パスワード記憶部231に記憶された複数の供給先のパスワードのうちで任意のパスワードを入出力部210を介してCPU220に入力すると、当該ECU200のセキュリティが解除され、制御パラメータ記憶部241に記憶された制御パラメータまたは制御プログラム記憶部242に記憶された制御プログラムを消去または書き換えができるように構成されている。
一方、有効パスワード情報記憶部232に有効パスワード情報として当該車両の供給先のIDが記憶されている場合、パスワード記憶部231に記憶された複数の供給先のパスワードのうちで有効パスワード情報で有効にされた供給先のパスワードを入出力部210を介してCPU220に入力した場合に限り、当該ECU200のセキュリティが解除され、制御パラメータ記憶部241に記憶された制御パラメータまたは制御プログラム記憶部242に記憶された制御プログラムを消去または書き換えができるように構成されている。
次に、図5を参照しながら、ECU200のパスワード設定方法について説明する。
まず、自動車メーカの車両組立工程において、予め準備されたある部品が車体に対して組み付けられる(ステップS1)。
このとき、組み付けられるECU200の記憶手段230、240は、図6に示すように、パスワード記憶部231には複数の供給先のパスワードが既に記憶されているが、有効パスワード情報記憶部232には有効パスワード情報が何ら記憶されておらず、制御パラメータ記憶部241、制御プログラム記憶部242にも供給先毎に異なる制御パラメータ、制御プログラムが何ら記憶されていない。
次に、部品の組み付けが終了したか否かを判定し(ステップS2)、全ての部品の組み付けが終了するまでステップS1に戻って、部品の組み付けを繰り返す。
ステップS2で、全ての部品の組み付けが終了したと判定されると、次に、車両組立工程のEOLにおいて、各種車載システムのECUの中から1つのECUだけを選択する(ステップS3)。
次に、選択されたECUの読取専用記憶手段に記憶された複数の供給先のパスワードのうちで任意の供給先のパスワードを当該ECUに制御情報入力装置を用いて入力する(ステップS4)。
次に、当該ECUに制御パラメータや制御プログラム等の供給先毎に異なる制御情報を制御情報入力装置を用いて入力する(ステップS5)。
次に、当該ECUに当該車両の供給先の有効パスワード情報を入力し、当該車両の供給先に設定されたパスワードを除いて他のパスワードを無効にするための設定を行う(ステップS6)。
このとき、ECUは、図3に示すように、パスワード記憶部231、有効パスワード情報記憶部232、制御パラメータ記憶部241、制御プログラム記憶部242に各種制御情報が書き込まれた状態となる。入力された有効パスワード情報は、読取専用の記憶手段に書き込まれるので、このステップS6以降、この有効パスワード情報の消去や書換はできない。
なお、上述のステップS3〜S6において、必要に応じて車両の供給先に依らない制御情報を入力してもよい。
最後に、制御情報の入力が完了していないECUがあるか否かを判定する(ステップS7)。全てのECUについて制御情報の入力が完了するまでステップS3に戻る。全てのECUについて制御情報の入力が完了すると、当該車両の組立を完了する。
以上により、本実施形態によれば、複数のパスワードが既に書き込まれ、有効パスワード情報が未だ書き込まれていない状態で車両制御装置を車両組立工程において車体に組み込む場合、その後に有効パスワード情報が書き込まれるまでは、車両制御装置を供給先に依らずに共通部品として管理して車体に組み込めばよく、またこの車両制御装置を組み込んだ車両を供給先毎に区別する必要がない。
また、本実施形態によれば、他のパスワードを無効にして車両が出荷された後は、有効にされた供給先以外のパスワードでは車両の制御情報の変更や動作確認のための強制駆動等ができない。したがって、仮にある車両供給先からパスワードが流出しても、流出したパスワードで他の供給先に出荷された車両の制御情報が変更されたり、動作確認のために強制駆動がされたりするおそれがない。
また、本実施形態によれば、ECUを製造する部品メーカにて供給先毎に予め設定された複数のパスワードがECUに記憶されるので、車両組立工程の実施時に、車両制御装置には車両供給先毎に予め設定された複数のパスワードが既に記憶されており、この車両制御装置を車体に組み付け後はいつでも当該車載システムの動作確認を記憶された任意のパスワードを用いて行うことができる。
また、本実施形態によれば、車両組立工程のEOLで有効パスワードが設定されるので、車両組立工程のEOLまで車両を供給先毎に区別する必要がない。
さらに、本実施形態によれば、供給先にて部品交換する場合、部品メーカから各供給先に出荷される際に自動車メーカのサービスステーションを経由し、このサービスステーションでECUを供給先のパスワードのみが有効となるように設定すれば、車両組立の場合と同様に、パスワード流出による他の供給先への影響をなくすことができる。
以上により、本実施形態によれば、車両制御装置の管理及び車両への組み込み時の手間を増やさずに、車両制御装置のパスワード流出による他の車両供給先への影響をなくすことができる
なお、本発明は例示された実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良および設計上の変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、本実施形態として車両用の制御装置について説明してきたが、OEM供給が行われる家電やパーソナルコンピュータ等の電気機器用の制御装置についても、同様に本発明を適用することができ、同様の作用効果が得られる。
以上のように、本発明によれば、車両制御装置の管理及び車両への組み込み時の手間を増やさずに、車両制御装置のパスワード流出による他の車両供給先への影響をなくすことができるので、この種の車両の製造技術分野において好適に利用される可能性がある。
1 車両
10〜40 車載システム
200 ECU(車両制御装置)
220 CPU(制御情報書き込み許可手段)
230 読取専用記憶手段(パスワード記憶手段)
231 パスワード記憶部(パスワード書き込み部)
232 有効パスワード情報記憶部(有効パスワード情報書き込み部)
240 書換可能記憶手段(制御情報記憶手段)

Claims (4)

  1. 車両に搭載された車載システムの作動を制御する車両制御装置であって、
    車載システムに備えられ、該システムの動作を制御する制御情報を記憶する制御情報記憶手段と、
    予め設定されたパスワードを記憶するパスワード記憶手段と、
    入力されたパスワードが前記パスワード記憶手段に記憶されているパスワードと一致したときに、前記制御情報記憶手段への制御情報の書き込みを許可する制御情報書き込み許可手段と、を有し、
    前記パスワード記憶手段は、車両供給先毎に設定された複数のパスワードが書き込まれたパスワード書き込み部と、これらのパスワードのうちの1つを除いて他のパスワードを無効にするための情報が書き込まれた有効パスワード情報書き込み部とを有する
    ことを特徴とする車両制御装置。
  2. 車両に搭載された車載システムの作動を制御する車両制御装置にパスワードを設定するパスワード設定方法であって、
    パスワード記憶手段に、車両供給先毎に予め設定された複数のパスワードを記憶するパスワード記憶ステップと、
    前記パスワード記憶手段に、前記車両制御装置へ車両供給先に応じた制御情報を記憶する制御情報記憶ステップと、
    前記パスワード記憶手段に記憶された複数のパスワードのうち、当該車両の供給先に設定されたパスワードを除いて他のパスワードを無効にするための設定を行う有効パスワード設定ステップと、を有する
    ことを特徴とする車両用パスワード設定方法。
  3. 前記パスワード記憶ステップは、当該車両組立工程の実施前に行われる
    ことを特徴とする請求項2に記載の車両用パスワード設定方法。
  4. 前記有効パスワード設定ステップは、当該車両組立工程の終端で実行される
    ことを特徴とする請求項2または3のいずれか1項に記載の車両用パスワード設定方法。
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