JP2015177652A - 電力監視システム、電力監視方法、及びプログラム - Google Patents

電力監視システム、電力監視方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】様々な形態で各種の機器を接続した場合にも、消費電力を計測する精度を高めることができる電力監視システムを提供する。
【解決手段】分電盤20は、系統電力線101からの電力線を複数の電力線に分岐する。電力センサ71a〜71g、72は分電盤20内の電力線に設けられ、設けられている電力線を介して送られる電力の電力量を、電力が送られる方向毎に分けて計測する。消費電力センサ32は、主幹ブレーカ21の二次側に接続された接続線において、主幹ブレーカ21から複数の電力線に分岐する分岐ポイントまでの間に設けられ、接続線を介して送られる電力量を計測する。演算部は、電力センサ71a〜71g、72の計測値と消費電力センサ32の計測値とを用いて消費電力を演算する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電力監視システム、電力監視方法、及びプログラムに関する。
消費した電力量を計測して需要家に知らせることで、無駄な電力の削減に勤めることができるように構成した電力監視システムが知られている(例えば特許文献1)。また、太陽電池や蓄電池を導入して、自然エネルギーを有効活用することが行われている。
特開2013−210289号公報
特許文献1には、分電盤の主幹ブレーカを流れる電流と、各分岐ブレーカを流れる電流を計測して、消費電力量を計測することが記載されている。ところが、分電盤の分岐回路とは別系統で系統電力線を分岐して電力を供給する機器があると、このような計測方法では、正確な消費電力量を計測できないことがある。
例えば、オール電化住宅では、電気温水器は、分電盤の分岐回路とは別系統で分岐した電力線に接続されることがある。これに加えて、太陽電池、蓄電池、燃料電池等の発電・蓄電機器が普及していくと、これらの発電・蓄電機器は、一般的な機器とは別系統で電力線に接続されることが考えられる。更に、今後はV2H(vehicle to home)も普及してくると想定される。これらの機器は、分電盤により分岐された電力線に接続されるとは限らない。
上述の課題を鑑み、本発明は、様々な形態で各種の機器を接続した場合にも、消費電力量を計測する精度を高めることができる電力監視システム、電力監視方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
上述の課題を鑑み、本発明の一態様による電力監視システムは、系統電力線からの電力線を複数の電力線に分岐する分電盤と、前記分電盤内の電力線に設けられ、該設けられている電力線を介して送られる電力の電力量を、該電力が送られる方向毎に分けて計測する電力センサ部と、主幹ブレーカの二次側に接続された接続線において、前記主幹ブレーカから前記複数の電力線に分岐する分岐ポイントまでの間に設けられ、前記接続線を介して送られる電力量を計測する消費電力センサ部と、前記電力センサ部の計測値と前記消費電力センサ部の計測値とを用いて消費電力を演算する演算部とを具備することを特徴とする。
上記電力監視システムにおいて、前記分電盤は、主幹ブレーカと漏電ブレーカとを含み、前記主幹ブレーカと前記漏電ブレーカとを接続する接続線に消費電力センサ部が設けられ、前記演算部は、前記漏電ブレーカより後段の第1の区域にある電力センサの計測値と、前記主幹ブレーカと前記消費電力センサ部との間の第2の区域にある電力センサの計測値とを分類し、前記消費電力センサ部の計測値と、前記第1の区域にある電力センサの計測値と、前記第2の区域にある電力センサの計測値とを用いて前記消費電力を演算することを特徴とする。
上記電力監視システムにおいて、前記演算部は、前記第1の区域にある電力センサの計測値のうち、当該分電盤の外部の機器から当該分電盤に向けて供給される電力の電力量の総和を用いて、前記消費電力センサ部の計測値を補正することを特徴とする。
上記電力監視システムにおいて、前記演算部は、前記第2の区域にある電力センサの計測値のうち、当該分電盤の外部の機器に向けて当該分電盤から供給される電力の電力量の総和により、前記消費電力センサ部の計測値を補正することを特徴とする。
上記電力監視システムにおいて、更に、前記系統電力線と前記分電盤との間に系統電力計が設けられ、前記系統電力計より前段の第3の区域から分岐された電力線に、正負両方の電力が検出可能な電力センサが設けられ、前記演算部は、前記系統電力計の計測値と、前記第3の区域にある電力センサの計測値とを用いて、購入又は売電する電力を演算することを特徴とする。
上記電力監視システムにおいて、前記演算部は、前記第3の区域にある電力センサの計測値の総和により、前記系統電力計の計測値を補正するような演算により、前記消費電力センサ部の計測値を補正することを特徴とする。
上記電力監視システムにおいて、前記分電盤には、主幹ブレーカと配電用ブレーカとが設けられており、前記主幹ブレーカから前記配電用ブレーカとを接続する接続線には、当該接続線を介して送られる電力を計測する消費電力センサ部が設けられ、前記演算部は、前記消費電力センサ部が計測する計測ポイントより配電用ブレーカ側の第1の区域にある電力センサの計測値と、前記主幹ブレーカと前記計測ポイントとの間の第2の区域にある電力センサの計測値とを分類し、前記消費電力センサ部の計測値と、前記第1の区域にある電力センサの計測値と、前記第2の区域にある電力センサの計測値とを用いて前記消費電力を演算することを特徴とする。
本発明の一態様による電力監視方法は、系統電力線からの電力線を複数の電力線に分岐する分電盤内の電力線に、該設けられている電力線を介して送られる電力の電力量を、該電力が送られる方向毎に分けて計測する電力センサ部を設け、主幹ブレーカの二次側に接続された接続線において、前記主幹ブレーカから前記複数の電力線に分岐する分岐ポイントまでの間に、前記接続線を介して送られる電力量を計測する消費電力センサ部を設け、前記電力センサ部の計測値と前記消費電力センサ部の計測値とを用いて消費電力を演算することを特徴とする。
本発明の一態様によるプログラムは、系統電力線からの電力線を複数の電力線に分岐する分電盤内の電力線に設けられ、該設けられている電力線を介して送られる電力の電力量を該電力が送られる方向毎に分けて計測する電力センサ部の計測値を取得するステップと、主幹ブレーカの二次側に接続された接続線において、前記主幹ブレーカから前記複数の電力線に分岐する分岐ポイントまでの間に設けられ、前記接続線を介して送られる電力量を計測する消費電力センサ部の計測値を取得するステップと、前記電力センサ部の計測値と前記消費電力センサ部の計測値とを用いて消費電力を演算するステップとを含むことを特徴とする。
本発明によれば、分電盤の電力線に正負両方の電力が検出可能な電力センサを設け、この電力センサの計測値を用いて消費電力量を演算することにより、様々な形態で各種の機器を接続した場合にも、消費電力量を計測する精度を高めることができることができる。
本発明の第1の実施形態に係る電力監視システムの概要を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る電力監視システムにおける分電盤の周辺を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る電力監視システムにおける演算部の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る電力監視システムにおける演算部の説明に用いるフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る電力監視システムにおける電力センサの説明に用いるブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る電力監視システムにおける電力センサでの計測値の処理の説明に用いるブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る電力監視システムにおける分電盤の周辺を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る電力監視システムにおける分電盤の周辺を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電力監視システム1の概要を示すブロック図である。図1において、需要家施設10は、系統電力を消費する電力需要家(以下、需要家と称する)の施設である。需要家施設10は、例えば、住宅、商業施設、あるいは産業施設などに該当する。需要家施設10には、系統電力線101を介して系統電力100が供給される。なお、需要家は、電力を購入するばかりでなく、電力を売電する場合もあり得る。
需要家施設10には、電気温水器11、太陽電池12、蓄電池13が設置されている。また、需要家施設10には、照明、冷蔵庫、テレビ等の負荷機器15が設置されている。系統電力線101は、分電盤20を介して分岐され、負荷機器15に接続される。また、系統電力線101は、需要家施設10毎に様々な形態で分岐され、電気温水器11、太陽電池12、蓄電池13に接続される。なお、電気温水器11、太陽電池12、蓄電池13等の接続形態については、後に説明する。
また、需要家施設10には、系統電力計31が設けられる。また、需要家施設10には、消費電力センサ32(消費電力センサ部)が設けられる。需要家施設10には、上記の系統電力計31と消費電力センサ32の他に各種電力センサ(電力センサ部、電力センサ51、61、71a〜71g、72(図2)など)が設けられている。
電力監視システム1は、さらに、多入力電力センサ端末81、ホームゲートウェイ82、電力管理サーバ83を備える。
多入力電力センサ端末81は、系統電力計31と消費電力センサ32の他に各種電力センサ(電力センサ51、61、71a〜71g、72(図2)など)の計測値等の情報を収集して、収集した情報をホームゲートウェイ82に送る。
ホームゲートウェイ82は、これら系統電力計31や消費電力センサ32の計測値、及び、各種電力センサ(電力センサ51、61、71a〜71g、72(図2)など)の計測値を多入力電力センサ端末81を介して受信する。ホームゲートウェイ82は、これらの計測値を受信した後、同計測値から、需要家が購入する電力量又は売電する電力量と、消費電力量とを計算により求める。そして、ホームゲートウェイ82は、算出された購入電力量又は売電力量や、消費電力量の情報を、ネットワーク84を介して、電力管理サーバ83に転送する。電力管理サーバ83は、これらの情報を基に、電力管理情報を生成する。需要家は、パーソナルコンピュータ85や、携帯端末86等で、電力管理サーバ83をアクセスすることにより、電力管理情報を取得し、電力使用状態を監視することができる。
次に、上述の電力監視システム1における分電盤20について説明する。図2は、上述の電力監視システム1における分電盤20の周辺を示すブロック図である。図2に示すように、分電盤20は、主幹ブレーカ21と、配線用漏電ブレーカ22(配電用ブレーカ)と、分岐ブレーカ23a〜23hとを具備する。主幹ブレーカ21の二次側と配線用漏電ブレーカ22の一次側は、電力線102(接続線)を介して接続される。主幹ブレーカ21は、契約された最大電流容量(契約最大電流容量)に従って、契約最大電流容量を超える電流が所定の時間継続して流れた場合に、その電流を遮断する。配線用漏電ブレーカ22は、漏電発生時に、電力の供給を遮断する。分岐ブレーカ23a〜23hは、分岐ポイントから分岐された複数の電力線141a〜141hに所定の電流値以上の電流が流れた場合に、電力の供給を遮断する。分電盤20で分岐された各電力線141a〜141hには、図示せずとも、負荷機器が接続される。
分電盤20の一次側(前段)は、系統電力計31を介して、系統電力線101に接続される。系統電力計31は、需要家が購入した又は売電した電力量を計測する。また、分電盤20の主幹ブレーカ21と配線用漏電ブレーカ22とを接続する電力線102に、消費電力センサ32が設けられる。
実際の需要家施設10では、各種の機器が様々な形態で接続されている。図示する接続形態は、その一例を示すものであり、図示する接続形態に制限されるものではない。同図に示す構成では、系統電力線101から電力線121が分岐され、この電力線121に電気温水器11が接続される。また、分電盤20において、主幹ブレーカ21と配線用漏電ブレーカ22とを接続する電力線102から電力線131が分岐され、この電力線131に太陽電池12が接続される。また、配線用漏電ブレーカ22の二次側(後段)に接続される電力線103から電力線142が分岐され、この電力線142に蓄電池13が接続される。
このように、各種の機器が様々な形態で接続されるのは、各種の理由による。例えば、電気温水器11は、屋外に設置されることが多く、また、消費電力が非常に大きい。このため、電気温水器11は、系統電力線101から直接電力線121を分岐して接続している。
太陽電池12は、商用電力系統が停電した際に単独運転とならないように、系統電力線101との接続を遮断できるようにする必要がある。そのため、太陽電池12は、主幹ブレーカ21の二次側に接続することが必要とされることから、主幹ブレーカ21と配線用漏電ブレーカ22との間の電力線102から電力線131を分岐して接続している。蓄電池13については、全ての機器に対して放電電力を供給できるように、配線用漏電ブレーカ22の後段の電力線103から電力線142を分岐して接続している。その他、分電盤の端子が不足している、電力線の取り回しがし難い等、各種の理由により、各種の機器が様々な形態で接続されると考えられる。
次に、本発明の第1の実施形態における需要家が購入した電力量又は売電した電力量及び需要家の消費電力量の計算処理について説明する。
前述したように、系統電力計31により需要家が購入した電力量又は売電した電力量が計測される。また、消費電力センサ32により需要家が使用する機器(例えば、負荷機器15(図1))で消費した電力量が計測される。ところが、上述のように、各種の機器が様々な形態で接続されていることにより、系統電力計31では売買する電力量を正しく計測できない。また、分電盤20の消費電力センサ32の位置では、蓄電池13、太陽電池12のように電源として機能する機器から供給される電力があると、消費電力量を正しく計測できない。
そこで、この実施形態では、機器が接続される電力線に、電力センサ51、61、71a〜71g、72を設ける。電力センサ51、61、71a〜71g、72は、電力が供給される方向によらず電力線を介して送られる電力を計測できる。また、電力センサ51、61、71a〜71g、72は、電力が供給される方向を検出して、計測した電力に方向の情報を付加して出力することができる。例えば、電力を供給する向きが入れ替わる場合には、双方向の電力量を、その向きに対応させて正負の値で示すようにしてもよい。
より具体的に電力センサ51、61、71a〜71g、72の配置について説明する。系統電力線101から電気温水器11に分岐された電力線121に、電力センサ51が設けられる。主幹ブレーカ21と配線用漏電ブレーカ22との間の電力線102から太陽電池12に分岐された電力線131に、電力センサ61が設けられる。分電盤20により分岐された電力線141a〜141gに、電力センサ71a〜71gが設けられる。配線用漏電ブレーカ22の二次側に接続された電力線103から分岐された電力線142に、電力センサ72が設けられる。
なお、この例では、分電盤20により分岐された電力線141a〜141hのうち、電力線141hには、電力センサを設けていない。電力線141hに接続される機器は負荷機器であることが予め定まる場合には、電力線141hのように電力センサを設けなくてもよい。一方、どのような機器が接続されるか定まらない場合には、各電力線141a〜141gのように、電力センサを設けておくことにより、もれなく電力が供給される方向に対応させて電力量を計測することができる。上記の何れの場合においても、消費電力センサ32の位置で電力を計測することにより、各電力線141a〜141hのそれぞれ接続される負荷機器において消費される消費電力を計測できる。
系統電力計31や消費電力センサ32の計測値と、上記の電力センサ51、61、71a〜71g、72の計測値を用いることで、様々な形態で、電源として機能する機器を含む各種の機器が接続された場合にも、購入又は売電される電力や、需要家の消費電力量を、計算により正しく求めることができる。このことについて、以下に更に説明する。
図2に示したように、この実施形態では、機器が接続される電力線121、131、141a〜141g、142に、設けられている電力線を介して送られる電力の電力量を、該電力が送られる方向毎に分けて計測する正負両向に電力が検出できる電力センサ51、61、71a〜71g、72が設けられる。なお、以下の説明で、設けられている電力線を介して送られる電力の電力量を、該電力が送られる方向毎に分けて計測することを、単に「正負両向に電力が検出できる」ということがある。ここで、電力センサ51、61、71a〜71g、72の設置場所を、3つの区域A、区域B、区域Cに分けて整理する。
区域Aは、配線用漏電ブレーカ22より負荷機器側(配線用漏電ブレーカ22の二次側)の区域とする。区域Bは、主幹ブレーカ21の二次側であって、主幹ブレーカ21から消費電力センサ32の計測点までの間の区域とする。なお、消費電力センサ32の計測点は、配線用漏電ブレーカ22の一次側の近くに設けておき、消費電力センサ32の計測点から配線用漏電ブレーカ22の一次側までの間で、電力線102を分岐しないこととする。区域Cは、系統電力計31の一次側(系統電力計31から系統電力線101に向かう側)の区域とする。また、電力が供給される方向を次のように定義する。系統電力線101から負荷機器に電力を供給する方向を正方向、負荷機器側から系統電力線101に電力を供給する方向を負方向とする。
このような条件のもとで、各電力センサの設置場所を整理した場合、区域A(第1の区域)、区域B(第2の区域)、区域C(第3の区域)にそれぞれ属する電力センサは、以下のようになる。
区域A:電力センサ71a〜71g、電力センサ72
区域B:電力センサ61
区域C:電力センサ51
まず、区域Aについて考察する。上述のように、区域Aには、電力センサ71a〜71gと、電力センサ72とがある。電力センサ71a〜71gは、各電力線141a〜141gに接続された負荷機器の電力を双方向に計測している。電力センサ72は、蓄電池13の電力を双方向に計測している。
ここで、蓄電池13が充電状態のときには、電力線141a〜141hに接続された負荷機器の電力量と蓄電池13の充電電力量とを含めた電力量が消費電力センサ32の計測値として計測される。これに対して、蓄電池13が放電状態になると、電力線141a〜141hに接続された負荷機器には、電力線102からの電力と、蓄電池13の放電電力とが供給される。ところが、消費電力センサ32では、電力線102から負荷機器に供給される電力量のみが計測され、蓄電池13の放電電力量を計測することができない。したがって、区域Aでは、消費電力量を正しく求めるためには、蓄電池13のように、主幹ブレーカの1次側を除く分電盤20の外部から分電盤20に電力を供給する蓄電池13の放電電力量に相当する電力量を計測して、消費電力センサ32の計測値を補正する必要がある。
蓄電池13の放電電力量に相当する電力量は、区域Aに属する電力センサのうち、負方向の電力を計測した電力センサの計測値から取得できる。つまり、蓄電池13が充電状態の場合、電力センサ72で計測される電力は正方向であり、区域Aの他の電力センサ71a〜71gで計測される電力も正方向である。蓄電池13が放電状態の場合、電力センサ72で計測される電力は負方向であるのに対して、区域Aの他の電力センサ71a〜71gで計測される電力は正方向である。このことから、区域Aに属する電力センサのうち、負方向となる電力センサの計測値を取得すれば、蓄電池13の放電状態の電力量に相当する電力量を計測できる。
区域Bでは、供給される系統電力と太陽電池12の発電電力とが消費電力センサ32の計測値として計測される。電力センサ61は、太陽電池12の電力を双方向に計測している。上記の定義に従えば、太陽電池12の発電電力は、負方向の電力量として検出される。区域Bでは、電力センサ32以外に正方向の電力量が生じていても電力センサ32では計測できない。このため、消費電力量を正しく求めるためには、区域Bに属する電力センサのうち、正方向の電力量となる電力センサの計測値を補正する必要がある。このことから、消費電力量は、以下の式により求めることができる。
P_a=W_a+Σ(An−|An|)/2+Σ(|Bn|+Bn)/2 …(1)
P_a:消費電力量
W_a:消費電力センサ32の計測値
An:区域Aに属する電力センサの計測値
Bn:区域Bに属する電力センサの計測値
ここで、Σ(An−|An|)/2は、区域Aに属する電力センサの中で電力が負方向となる計測値の総和を示す。つまり、計測値Anが正の値を示す(+A)であれば、
(A−|A|)/2=(A−A)/2=0
となり、計測値はキャンセルされる。これに対して、計測値Anが負の値を示す(−A)であれば、
(A−|A|)/2=(−A−A)/2=−A
となる。よって、Σ(An−|An|)/2により、区域Aに属する電力センサの中で電力が負方向となる計測値の総和が求められる。
また、Σ(|Bn|+Bn)/2は、区域Bに属する電力センサの中で電力が正方向となる計測値の総和を示す。つまり、計測値Bnが負の値を示す(−B)であれば、
(|B|−B)/2=(B−B)/2=0
となり、計測値はキャンセルされる。これに対して、計測値Bnが正の値を示す(+B)であれば、
(|B|+B)/2=(B+B)/2=B
となる。よって、Σ(|Bn|+Bn)/2により、区域Bに属する電力センサの中で電力が正方向となる計測値の総和が求められる。
(1)式より、区域Aでは、負方向の電力のみが加えられる。区域Aで負方向となるのは蓄電池13の放電電力である。また、区域Bでは、正方向の電力のみが加えられる。区域Bにあるのは太陽電池12だけであり、太陽電池12の発電電力は常に負方向であり、正方向の電力はない。よって、本実施形態では、(1)式は、
P_a=W_a+Σ(An−|An|)/2
となる。ここで、Σ(An−|An|)/2は、蓄電池13の放電電力量となる。したがって、(1)式で示す演算は、以下の関係を意味するものとなる。
(消費電力量)=(消費電力センサ32の計測値)+(蓄電池13の放電電力量)
次に、区域Cについて考察する。上述のように、区域Cには、電力センサ51がある。電力センサ51は、電気温水器11の電力を双方向に計測している。ここで、系統電力計31では、電気温水器11の電力を計測していない。したがって、区域Cの電力センサの計測値をCnとすると、購入又は売電される電力量は、以下の式により求めることができる。
P_b=W_b+ΣCn …(2)
P_b:購入又は売電の電力量
W_b:系統電力計の計測値
Cn:区域Cに属する電力センサの計測値
上式の演算結果が正の場合には、電力量は、購入電力量となる。上式の演算結果が負の場合には、電力量は、売電電力量となる。
本実施形態では、ΣCnは、電気温水器11の消費電力量である。したがって、上式は、以下の関係を意味するものとなる。
(購入又は売電力量)=(系統電力計31の計測値)+(電気温水器11の消費電力量)
次に、購入又は売電力量や消費電力の計算処理について説明する。前述したように、電力センサ51、61、71a〜71g、72の計測値は、図1における多入力電力センサ端末81を介して、ホームゲートウェイ82に送られる。上述の計算処理は、図1に示したホームゲートウェイ82の演算部95で行われる。
図3は、このような計算処理を行うためのホームゲートウェイ82の演算部95の機能ブロック図である。図3に示すように、演算部95には、情報入力分類部96と、消費電力演算処理部97と、購入・売電力演算処理部98と、接続位置情報記憶部99とが設けられる。消費電力演算処理部97は、(1)式に基づいて、消費電力量を算出する。購入・売電力演算処理部98は、(2)式に基づいて、購入又は売電力量を算出する。また、接続位置情報記憶部99には、電力センサ51、61、71a〜71g、72の位置情報が記憶される。すなわち、接続位置情報記憶部99には、電力センサ51、61、71a〜71g、…、72が、区域A、区域B、区域Cのうちのどの区域に属するかの情報が記憶されている。
図4は、このような演算部95で、購入又は売電される電力量及び消費電力量を算出するための処理を示すフローチャートである。図4において、情報入力分類部96は、所定の計測時間(例えば1分)が経過した否かを判定し(ステップS1)、所定の計測時間が経過したと判定すると(ステップS1:Yes)、電力センサ(電力センサ51、61、71a〜71g、72)の計測値An(A1,A2,…)、Bn(B1,B2,…)、Cn(C1,C2,…)を収集する(ステップS2)。情報入力分類部96は、接続位置情報記憶部99の情報を基に、これらの計測情値を、区域A、区域B、区域C毎に分類する(ステップS3)。そして、情報入力分類部96は、区域Aに属する電力センサの計測値Anを消費電力演算処理部97に転送し、区域Bに属する電力センサの計測値Bnを消費電力演算処理部97に転送し、区域Cに属する電力センサの計測値Cnを購入・売電力演算処理部98に転送する(ステップS4)。また、消費電力演算処理部97は消費電力センサ32の計測値M_aを設定し(ステップS5)、購入・売電力演算処理部98は系統電力計31の計測値M_bを設定する(ステップS6)。そして、消費電力演算処理部97は、区域Aに属する電力センサの計測値An及び区域Bに属する電力センサの計測値Bnと、消費電力センサ32の計測値M_aとから、(1)式に基づいて、消費電力量を算出する(ステップS7)。また、購入・売電力演算処理部98は、区域Cに属する電力センサの計測値Cnと、系統電力計31の計測値M_bとから、(2)式に基づいて、購入又は売電力量を算出し(ステップS8)、ステップS1にリターンする。
以上のステップS1〜ステップS8の処理を繰り返すことにより、例えば1分毎に、購入又は売電される電力量及び消費電力量を算出することができる。
次に、電力センサ51、61、71a〜71g、72のより具体的な構成について説明する。上述のように、電力センサ51、61、71a〜71g、72は、機器が接続される電力線121、131、141a〜141g、142の電力を正負両方向に計測する。また、これらの電力センサ51、61、71a〜71g、72は、分電盤20の限られたスペースに取り付ける必要がある。
そこで、この実施形態では、電力センサ51、61、71a〜71g、72を、カレントトランスを用いて構成している。カレントトランスは、電力線を流れる電流を正負両方向に検出できる。また、カレントトランスは、限られたスペースの電力線にも、取り付けが容易である。カレントトランスで検出された電流に電圧を乗算すれば、電力が求められる。この電力を所定時間累積すれば、電力量が求められる。なお、消費電力計32についても、このようなカレントトランスを用いて構成することができる。
図5及び図6は、電力センサ51、61、71a〜71g、72をカレントトランスを用いて構成した場合の説明図である。図5に示すように、本実施形態では、電力センサ51、61、71a〜71g、72と対応する位置に、カレントトランス90が設置される。そして、これらのカレントトランス90の電流計測値から、正負双方向の電力量が求められる。
より具体的には、図6に示すように、カレントトランス90により、電流値の瞬時値が計測される。この計測値がA/Dコンバータ91で、正負の両方向にサンプリングされる。
カレントトランス90の計測値は瞬間で変化するので、サンプリングは高速に行われる。カレントトランス90の計測値は、例えば10msec(ミリ秒)のサンプリング周期でサンプリングされる。この場合は、1秒間の計測で100回のサンプリング値が得られる。
1秒間の計測で得られた正負それぞれのサンプリング値は、正負の極性により分類されて、正方向電力演算部92a及び負方向電力演算部92bに送られる。正方向電力演算部92a及び負方向電力演算部92bで、1秒間の計測で得られた正負それぞれのサンプリング値が100回の平均値paとして求められる。そして、1秒間の電力量(W/h)は、この平均値paに時間1/3600(=1/60分/60秒)を乗算することで、
P1s=1/3600*pa
として求められる。
このように、本実施形態では、カレントトランス90を用いて、電力センサ51、61、71a〜71g、72が構成される。カレントトランス90では、電力は、電圧と電流の積になる。電圧の方向は変化がないので、電流が正であれば電力は正の電力になり、電流が負であれば負の電力が計測できる。A/Dコンバータ91で、計測値を正負のそれぞれでサンプリングすることで、正負双方向の電力値を検出できる。
以上説明したように、本発明の第1の実施形態では、分電盤20において、電力線121、131、141a〜141g、142に、正負両向に電力が検出できる電力センサ51、61、71a〜71g、72が設けられる。この電力センサ51、61、71a〜71g、72の計測値と、系統電力計31、消費電力センサ32の計測値とを使い、(1)式及び(2)式で示す演算を行うことで、様々な形態で各種の機器が接続された場合にも、購入又は売電される電力量や需要家の消費電力量を、計算により正しく求めることができる。
なお、上述の例では、電気温水器11、太陽電池12、蓄電池13を設置する場合の例について説明したが、V2H(Vehicle to Home)の場合も、同様である。また、上述の実施形態では、電力線に電力センサを設けているが、電気温水器11、太陽電池12、蓄電池13等の機器側に電力センサを設けるようにしても良い。
なお、上述の例では、分電盤20に、主幹ブレーカ21と、配線用漏電ブレーカ22と、分岐ブレーカ23a〜23hとを設けているが、配電用漏電ブレーカに代えて、配電用ブレーカを設ける構成としても良い。
<第2の実施形態>
図7は、本発明の第2の実施形態に係る電力監視システムにおける分電盤420の周辺を示すブロック図である。図7において、系統電力線501、主幹ブレーカ421、配線用漏電ブレーカ422、分岐ブレーカ423a〜423h、系統電力計431、消費電力センサ432は、第1の実施形態の分電盤20における、系統電力線101、主幹ブレーカ21、配線用漏電ブレーカ22、分岐ブレーカ23a〜23h、系統電力計31、消費電力センサ32と同様である。
第2の実施形態では、電気温水器411、太陽電池412、蓄電池413が設けられている。分電盤420において、主幹ブレーカ421の二次側と配線用漏電ブレーカ422の一次側とを接続する電力線502から電力線531が分岐され、この電力線531に太陽電池412が接続される。また、配線用漏電ブレーカ422の二次側に接続された電力線503から電力線542が分岐され、この電力線542に蓄電池413が接続される。また、配線用漏電ブレーカ422の二次側に接続された電力線503から電力線543が分岐され、この電力線543に電気温水器411が接続される。そして、この第2の実施形態では、機器が接続される電力線531、541a〜541g、542、543に、正負両向に電力が検出できる電力センサ461、471a〜471g、472、473が設けられる。
本実施形態では、区域A、区域B、区域Cにそれぞれ属する電力センサは、以下のようになる。
区域A:電力センサ471a〜471g、電力センサ472、473
区域B:電力センサ461
(1)式より、区域Aでは、負方向の電力のみが加えられる。区域Aで負方向となるのは蓄電池413の放電電力である。また、区域Bでは、正方向の電力のみが加えられる。区域Bにあるのは太陽電池412だけであり、太陽電池412は正方向の電力はない。よって、(1)式は、
P_a=W_a+Σ(An−|An|)/2
となる。本実施形態では、Σ(An−|An|)/2は蓄電池413の放電電力量となる。したがって、本実施形態では、(1)式は、以下の関係を意味するものとなる。
(消費電力量)=(消費電力センサ432の計測値)+(蓄電池413の放電電力量)
なお、区域Cに属する電力センサはないので、(2)式より、購入又は売電力量は、
(購入又は売電力量)=(系統電力計431の計測値)
となる。
<第3の実施形態>
図8は、本発明の第3の実施形態に係る電力監視システムにおける分電盤620の周辺を示すブロック図である。図8において、系統電力線701、主幹ブレーカ621、配線用漏電ブレーカ622、分岐ブレーカ623a〜623h、系統電力計631、消費電力センサ632は、第1の実施形態における、系統電力線101、主幹ブレーカ21、配線用漏電ブレーカ22、分岐ブレーカ23a〜23h、系統電力計31、消費電力センサ32と同様である。
第3の実施形態では、電気温水器611、太陽電池612、蓄電池613が設けられている。分電盤620において、主幹ブレーカ621の二次側と配線用漏電ブレーカ622の一次側とを接続する電力線702から電力線731が分岐され、この電力線731に太陽電池612が接続される。また、主幹ブレーカ621の二次側と配線用漏電ブレーカ622の一次側とを接続する接続する電力線702から電力線732が分岐され、この電力線732に蓄電池613が接続される。また、配線用漏電ブレーカ622の二次側に接続された電力線703から電力線743が分岐され、この電力線743に電気温水器611が接続される。そして、この第3の実施形態では、機器が接続される電力線731、732、741a〜741g、743に、正負両向に電力が検出できる電力センサ661、662、671a〜671g、673が設けられる。
本実施形態では、区域A、区域B、区域Cにそれぞれ属する電力センサは、以下のようになる。
区域A:電力センサ671a〜671g、電力センサ673
区域B:電力センサ661、662
(1)式より、区域Aでは、負方向の電力のみが加えられる。区域Aにあるのは電気温水器611であり、電気温水器611は、負方向の電力となることはない。また、区域Bでは、正方向の電力のみが加えられる。区域Bで正方向の電力となるのは、蓄電池613の充電電力である。よって、(1)式は、
P_a=W_a+Σ(|Bn|+Bn)/2
となる。ここで、Σ(|Bn|+Bn)/2は、蓄電池613の充電電力量である。したがって、上式は、以下の関係を意味するものとなる。
(消費電力量)=(消費電力センサ632の計測値)+(蓄電池613の充電電力量)
なお、区域Cに属する電力センサはないので、(2)式より、購入又は売電力量は、
(購入又は売電力量)=(系統電力計631の計測値)
となる。
以上説明したように、本発明では、様々な形態で各種の機器を接続した場合にも、購入又は売電力量や、消費電力量を正しく計測することができる。
なお、電力監視システム1の全部又は一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行っても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。更に「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、更に前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
1:電力監視システム
11,411,611:電気温水器
12,412,612:太陽電池
13,413,613:蓄電池
20,420,620:分電盤
21,421,621:主幹ブレーカ
22,422,622:配線用漏電ブレーカ(配電用ブレーカ)
23a〜23h:分岐ブレーカ
31,431,631:系統電力計
32,432,632:消費電力センサ(消費電力センサ部)
51,61,71a〜71g,72,461,471a〜471g,472,473,661,662,671a〜671g,673:電力センサ(電力センサ部))
81:多入力電力センサ端末
82:ホームゲートウェイ(演算部)
83:電力管理サーバ
90:カレントトランス(消費電力センサ部、電力センサ部)
95:演算部
96:情報入力分類部
97:消費電力演算処理部
98:購入・売電力演算処理部
99:接続位置情報記憶部

Claims (9)

  1. 系統電力線からの電力線を複数の電力線に分岐する分電盤と、
    前記分電盤内の電力線に設けられ、該設けられている電力線を介して送られる電力の電力量を、該電力が送られる方向毎に分けて計測する電力センサ部と、
    主幹ブレーカの二次側に接続された接続線において、前記主幹ブレーカから前記複数の電力線に分岐する分岐ポイントまでの間に設けられ、前記接続線を介して送られる電力量を計測する消費電力センサ部と、
    前記電力センサ部の計測値と前記消費電力センサ部の計測値とを用いて消費電力を演算する演算部と
    を具備することを特徴とする電力監視システム。
  2. 前記分電盤は、主幹ブレーカと漏電ブレーカとを含み、前記主幹ブレーカと前記漏電ブレーカとを接続する接続線に消費電力センサ部が設けられ、
    前記演算部は、前記漏電ブレーカより後段の第1の区域にある電力センサの計測値と、前記主幹ブレーカと前記消費電力センサ部との間の第2の区域にある電力センサの計測値とを分類し、
    前記消費電力センサ部の計測値と、前記第1の区域にある電力センサの計測値と、前記第2の区域にある電力センサの計測値とを用いて前記消費電力を演算する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力監視システム。
  3. 前記演算部は、前記第1の区域にある電力センサの計測値のうち、当該分電盤の外部の機器から当該分電盤に向けて供給される電力の電力量の総和を用いて、前記消費電力センサ部の計測値を補正することを特徴とする請求項2に記載の電力監視システム。
  4. 前記演算部は、前記第2の区域にある電力センサの計測値のうち、当該分電盤の外部の機器に向けて当該分電盤から供給される電力の電力量の総和により、前記消費電力センサ部の計測値を補正することを特徴とする請求項2又は3に記載の電力監視システム。
  5. 更に、前記系統電力線と前記分電盤との間に系統電力計が設けられ、
    前記系統電力計より前段の第3の区域から分岐された電力線に、正負両方の電力が検出可能な電力センサが設けられ、
    前記演算部は、前記系統電力計の計測値と、前記第3の区域にある電力センサの計測値とを用いて、購入又は売電する電力を演算する
    ことを特徴とする請求項4に記載の電力監視システム。
  6. 前記演算部は、前記第3の区域にある電力センサの計測値の総和により、前記系統電力計の計測値を補正するような演算により、前記消費電力センサ部の計測値を補正することを特徴とする請求項5に記載の電力監視システム。
  7. 前記分電盤には、主幹ブレーカと配電用ブレーカとが設けられており、前記主幹ブレーカから前記配電用ブレーカとを接続する接続線には、当該接続線を介して送られる電力を計測する消費電力センサ部が設けられ、
    前記演算部は、前記消費電力センサ部が計測する計測ポイントより配電用ブレーカ側の第1の区域にある電力センサの計測値と、前記主幹ブレーカと前記計測ポイントとの間の第2の区域にある電力センサの計測値とを分類し、
    前記消費電力センサ部の計測値と、前記第1の区域にある電力センサの計測値と、前記第2の区域にある電力センサの計測値とを用いて前記消費電力を演算する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力監視システム。
  8. 系統電力線からの電力線を複数の電力線に分岐する分電盤内の電力線に、該設けられている電力線を介して送られる電力の電力量を、該電力が送られる方向毎に分けて計測する電力センサ部を設け、
    主幹ブレーカの二次側に接続された接続線において、前記主幹ブレーカから前記複数の電力線に分岐する分岐ポイントまでの間に、前記接続線を介して送られる電力量を計測する消費電力センサ部を設け、
    前記電力センサ部の計測値と前記消費電力センサ部の計測値とを用いて消費電力を演算する
    ことを特徴とする電力監視方法。
  9. 系統電力線からの電力線を複数の電力線に分岐する分電盤内の電力線に設けられ、該設けられている電力線を介して送られる電力の電力量を該電力が送られる方向毎に分けて計測する電力センサ部の計測値を取得するステップと、
    主幹ブレーカの二次側に接続された接続線において、前記主幹ブレーカから前記複数の電力線に分岐する分岐ポイントまでの間に設けられ、前記接続線を介して送られる電力量を計測する消費電力センサ部の計測値を取得するステップと、
    前記電力センサ部の計測値と前記消費電力センサ部の計測値とを用いて消費電力を演算するステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータにより実行可能なプログラム。
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