JP2015177553A - 発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】振動を磁歪素子に与えて発電する発電装置において、構造的に堅牢で、振動による発電効率をより高めることが可能な発電装置を提供する。
【解決手段】振動源10から両矢印で示す方向の振動を受けることにより支柱8a,フレーム9aが振動し、磁歪部材3a、磁性部材4a、第1及び第2の連結部材15a,15b、磁気コイル5a、磁気回路の磁気抵抗を無くした中空形状の永久磁石7a,7b、および錘体2aで構成される振動電力変換手段が振動する。振動により磁歪部材3aが変形すると、逆磁歪効果により磁歪部材3aの磁束が変化することで磁気コイル5aに誘導電圧が発生することで発電する。図示例は単に一例を示すに過ぎず、磁気回路を構成するいずれかの部材の所定の部位に中空形状の永久磁石を少なくとも一つ以上設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、振動を利用した発電装置に関する。
振動を利用した発電技術としては、圧電素子を利用した発電方法がよく知られている。圧電素子を利用した発電方法の多くは、圧電素子に何らかの方法で外部から力を加えることにより、圧電素子を変形させて発電するものである。
圧電素子を利用した発電方法としては、例えば、下記特許文献1に記載のものがある。すなわち、下記特許文献1では、音による空気の圧力変動を利用して圧電素子により発電する音力発電装置、および、振動による圧力変動を利用して圧電素子により発電する振動力発電装置が記載されている。
また圧電素子に代えて磁歪素子を利用した発電方法も提案されている。磁歪素子を利用した発電方法としては、例えば、下記特許文献2に記載のものがある。
図6は、下記特許文献2に記載の振動を利用した発電素子の構成例を示す図である。すなわち、図6(a)は、下記特許文献2に示された発電素子の構成を示す上面図、図6(b)は、下記特許文献2に示された発電素子の構成を示す側面図である。
図6において発電素子100は、連結ヨーク100aおよび100bと、磁歪棒110aおよび110bと、コイル120aおよび120bと、永久磁石140aおよび140bと、パッシブヨーク150とを備えて構成されている。
図7は、図6に示した発電素子による発電装置の構成例を示す図である。すなわち図6に示した発電素子を片持ち梁構成として発電装置を構成したものである。図7において発電装置は、発電素子100の連結ヨーク100aを固定部材で固定した片持ち梁構成とし、連結ヨーク100bに曲げ応力Pを印加することにより、磁歪棒110aおよび110bが曲げ変形される。これにより磁歪棒110aおよび110bに発生する逆磁歪効果により、コイル120aおよび120b(図6参照)を貫く磁束が変化することで、コイル120aおよび120bに誘導電圧(または誘導電流)が発生する。これにより、発電素子100に振動を印加することで発電が可能となるものである。
特開2006−166694号公報 特許第4905820号明細書
特許文献1に記載された圧電素子を利用する発電方法では、圧電素子を構成する圧電材料が脆性材料であり、曲げや衝撃に対して弱い材料である。そのため過度に力を加えることができず、発電量を増加させるために大きな曲げや衝撃を加えることが難しいという問題がある。また、圧電素子は低周波でインピーダンスが高く、圧電素子より低いインピーダンスを有する負荷を接続した際に、負荷に発生する電圧が小さくなるため、発電により得られる電力が小さくなり、発電の効率が低いという問題がある。
一方、特許文献2に記載された磁歪棒110aおよび110bを構成する磁歪材料は、延性材料であり、圧電材料に比べて曲げや衝撃に強いため、大きな曲げや衝撃を加えることで発電量を増加させることが可能である。また素子のインピーダンスが圧電材料よりも低いことから、インピーダンスの低い負荷の接続による発電効率の低下が少ないため特許文献1に記載の圧電材料の問題点を解消することができる。
しかしながら、特許文献2に記載された振動発電素子は、パッシブヨーク150と連結ヨーク(100aおよび100b)とを、永久磁石(140aおよび140b)を介して接続しているので構造的な強度が不足するという問題があった。振動により磁歪部材(110aおよび110b)やパッシブヨーク150が伸縮することで、最悪の場合、永久磁石(140aおよび140b)との接続部分が外れてしまう可能性がある。
また、磁歪部材(110aおよび110b)とパッシブヨーク150と連結ヨーク(100aおよび100b)とで構成される磁気回路の磁路中に永久磁石(140aおよび140b)があるので、永久磁石(140aおよび140b)が大きな磁気抵抗となり、振動による発電量が低下してしまう問題があった。
そこで本発明の目的は、上記の課題に対応して、振動を磁歪素子に与えて発電する発電装置において、構造的に堅牢で、振動による発電効率をより高めることが可能な発電装置を提供することにある。
上記課題を解決するために請求項1に記載の発明は、振動電力変換手段の一端を固定または支持する支持体と、該支持体を介して振動源からの振動を受けて振動するように構成され、固有の振動周波数で振動することで振動エネルギーを電気エネルギーに変換する振動電力変換手段とを備えて構成される発電装置であって、前記振動電力変換手段は、磁歪材料で構成された磁歪部材と、該磁歪部材に磁気的に連結されるとともに該磁歪部材に平行に配置されて磁性材料で構成される磁性部材と、前記磁歪部材に巻かれた磁気コイルと、磁気バイアスを供給する中空形状の永久磁石とを有し、該中空形状の永久磁石は、前記磁歪部材、前記磁性部材及び前記連結部材とから成る磁気回路の磁路中のいずれかの部材の所定の部位に固着され、前記磁歪部材の軸方向と垂直な方向の振動が前記振動電力変換手段に与えられた際に、前記振動電力変換手段の前記磁歪部材が伸張または収縮することにより発電することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記中空形状の永久磁石は、磁気バイアスを付加すべき部材に貫通されて該部材の所定の部位で前記永久磁石の内面と前記部材との間に生じる空間を所定の充填材で充填して前記部材に固定することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記充填材は、熱硬化性樹脂であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記磁性部材と前記磁歪部材を磁気的に連結する第1及び第2の連結部材と、前記第1の連結部材に連結され、前記振動電力変換手段に与えられた振動を持続させる錘体を備えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記中空形状の永久磁石は、円柱状とされ、前記磁歪部材と磁性部材からなるヨークとで前記永久磁石を挟み、更に磁性材からなる固着手段で前記磁歪部材と前記ヨークを固着することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記固着手段は、磁性材からなるネジまたはリベットであることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項5または6に記載の発明において、前記ヨークに連結され、前記振動電力変換手段に与えられた振動を持続させる錘体を備えることを特徴とする。
本発明によれば、日常の環境下で生成される振動から効率的に電力を取り出すことが可能となるので、従来殆ど省みられなかった振動エネルギーを有効利用して電気エネルギーを産み出すことができる。すなわち本発明の発電装置を用いることにより、電気エネルギー産出のための費用を削減できるとともに、CO2排出量を低減できるので、電気エネルギー産出のための環境負荷を低減することができる。
また、構造的に堅牢な発電装置を提供することができるので途中で壊れることなく、長期間メンテナンスフリーで動作させられる。これにより維持管理コストを低減できる。
一例として、本発明をワイヤレスセンサに適用した場合、現存するワイヤレスセンサのような有線による電源供給やバッテリ搭載が不要となるので、ワイヤレスセンサにおける電源供給コスト及びメンテナンスコストを削減することができ、ワイヤレスセンサシステム全体のコストダウンを実現することができる。
また高効率な発電装置であるので、接続するワイヤレスセンサのデータ計測や通信頻度を上げることができる。この為ワイヤレスセンサの付加価値を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る発電装置の構成を示す断面図であり正面から見た図である。 本発明の実施形態に係る発電装置の振動電力変換手段の構造を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る永久磁石の設置の具体例(その1)を示す図である。 本発明の実施形態に係る永久磁石の設置の具体例(その2)を示す図である。 本発明の実施形態に係る電源回路の構成を示す図である。 従来の発電素子の構成を示す図である。 図6に示した発電素子による発電装置の構成例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
[実施形態1]
図1は、本発明の実施形態に係る発電装置の構成を示す断面図であり正面から見た図である。図1において、1aは発電装置、10は振動源、9aは振動源に固定されるフレーム、2aは錘、3aは鉄ガリウム合金や鉄コバルト合金からなる磁歪部材、4aはヨークを構成する磁性部材、8aはフレームに固定された支柱、7aと7bは磁歪部材3aに固着されたバイアス磁界発生用の中空形状の永久磁石、5aは磁歪部材3aに巻き回された磁気コイル、11aは磁気コイル5aに接続された電源回路、13は振動電力変換手段(後述する)を支柱8aに固定するピン、15aと15bは磁性部材4aを磁歪部材3aに磁気的に連結する連結部材である。
振動源10の矢印(図左端参照)方向の振動によりフレーム9aおよび支柱8aが振動することで、錘2aと磁性部材4aと磁歪部材3aと磁気コイル5aと中空部が所定の充填材(後述する)で充填されて固着された永久磁石7a,7bと第1及び第2の連結部材15a,15bとで構成された振動電力変換手段が以下に示す式(1)に従って振動する。
ここで、kは振動電力変換手段の共振に係る実質的な弾性率に対応するバネ定数値、mは振動電力変換手段の共振に係る実質的な質量に相当する質量値である。fは共振周波数で、振動電力変換手段の共振に係るバネ定数値kや質量値mが一定であれば所定値となる。
磁歪部材3aと磁性部材4aと中空部が所定の充填材で充填されて固着された永久磁石7a,7bと連結部材15a,15bとで磁気回路を構成する。振動により磁歪部材3aに応力が加わると、逆磁歪効果により磁歪部材3aの磁束が変化するので、これにより磁気コイル5aに誘導電圧(または誘導電流)が発生する。
なお、図1では振動電力変換手段の一部に錘2aを設ける構成を示しているが、図1に示す例ではピン13で振動電力変換手段を支柱8aに固定しているので回転方向の自由度がフリーなので錘2aが無くても振動電力変換手段を動作させることが可能である。また、図1では磁性部材4aと磁歪部材3aを長さ方向の両端で連結部材15a,15bにより磁気的に接続する構成を示しているが、磁性部材4aに第1、第2の連結部を形成してなる連結ヨークを用いて磁歪部材3aを支持するようにしても良い。
ここで本発明の実施形態に係る発電装置で用いられる電源回路11aの構成について説明する。図5は、本発明の実施形態に係る電源回路の構成を示す図である。図5において、111は磁気コイル5a(コイル巻線)に発生する交流信号を整流する整流手段、112は整流手段111の整流信号を平滑する平滑手段、114は二次電池やコンデンサで構成される蓄電手段、115は蓄電手段114に蓄電した電力を出力端子116に出力する出力手段である。113は平滑手段112で平滑した直流電圧を蓄電手段114に蓄電させるとともに、蓄電手段114に蓄電された電力を出力手段115に供給する制御を行う制御手段である。
図2は、本発明の実施形態に係る発電装置の振動電力変換手段の構造を示す断面図であり、図1に示した図を上面から見た図である。図2において本発明の実施形態に係る発電装置の振動電力変換手段は、支柱8aにピン13で振動電力変換手段を固定し、振動電力変換手段を振り子状に振動させるものである。このように構成することで、磁歪部材3aの軸方向と垂直な方向の振動(図1の左端の両矢視線参照)が振動電力変換手段に加えられた際に、支柱8aの一端にピン13により固定されている磁歪部材3aの軸方向と垂直な方向の振動がフリーになることで振動電力変換手段が低振動周波数で動作し磁歪部材3aが伸縮または収縮することにより発電できるので、低い振動周波数領域で発電することができる。
次に、バイアス磁界発生用の中空形状の永久磁石7a,7bの設置の具体例について説明する。
[具体例1]
図3は、本発明の実施形態に係る永久磁石の設置の具体例(その1)を示す図である。図3においては、幅を有する環状の永久磁石7a,7bを所定の充填材、例えば、フェノール樹脂、PET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂、PBT(ポリブチレンテレフタレート)樹脂などの熱硬化性樹脂を用いて、この例では磁歪部材3aに充填し磁歪部材3aに固定するものである。そして図2に示しているようにこの例では磁気回路を構成する磁歪部材3aにバイアス磁界を供給できるように永久磁石7a,7bの幅方向(矢印参照)に着磁させている。
また本例では幅を有する環状の永久磁石を2個使用する例を示しているが、1個でもよく、さらには3個以上設けてもよいことは云うまでもない。また、幅を有する環状の永久磁石を磁歪部材3aに設ける例を示しているが、これに限定されず、磁気回路の磁路を形成する部材、例えば、上記した磁性部材4a、連結部材15aなど、のいずれかの箇所に設ければよい。
また環状の永久磁石の例を実施例として示したが、中空形状にした永久磁石であれば環状のものに限定されないことは云うまでもない。
このように本発明の実施形態に係る発電装置は、振動電力変換手段を構成する磁気回路の磁路中のいずれかの部材の所定の部位に中空形状の永久磁石を固着したことを特徴とするものである。
また振動電力変換手段を振り子状に振動させる構造にしているので、低い周波数で大きな発電量が得られるという格別の作用効果を有するものである。
なお、図示していないが、磁気コイル5aを巻き回す位置は、上記した実施形態に係る発電装置のような磁歪部材3aのみに限定されず、例えば、磁性部材4a、継ぎ手を付加して連結部材15a,15b、若しくは、磁歪部材3aと磁性部材4aの両方、更には、磁歪部材3aと継ぎ手を付加した連結部材15a,15bの両方に巻き回すことができることはいうまでもない。
またピン13を介して支柱8aに固定せず、支柱8aに直接固定するようにしてもよい。但し、この場合には上記の実施形態に係る発電装置と同じように振動周波数領域を低減させるのは難しくなる。
さらに取付面は、図1に示した取付面に限定されず、振動源からの振動方向と支柱とが平行となるように取り付けることで、例えば縦方向に発電装置を設置可能である。
[具体例2]
図4は、本発明の実施形態に係る永久磁石の設置の具体例(その2)を示す図である。図4(a)は、図2と同様、本発明の実施形態に係る発電装置の振動電力変換手段の構造を示す断面図であり上面から見た図であり、また図4(b)は本発明の実施形態に係る発電装置の振動電力変換手段の構造を示す断面図であり正面から見た図で、それぞれ磁気コイルの巻き回しを省略している。図4(a),(b)においては、円柱状で中空の永久磁石7a’,7b’を磁歪部材3aとヨーク16で挟み、磁性体のネジ(例えば、鉄製ネジ)6a,6bで固定するようにしたものである。
図4に示されるように本方法は、永久磁石7a’,7b’の中空部を図3に示したような所定の充填材を用いて充填し所定の部材に固着する必要がない。そして図4に示す例では磁気回路を構成する磁歪部材3aに磁性部材からなるネジ6a,6bを介してヨーク16と磁歪部材3aにバイアス磁界を供給することができる。
また本例では円柱状で中空の永久磁石を2個使用する例を示しているが、1個でもよいことは云うまでもない。なお、本例ではヨーク16が図1に示す磁性材料4aと連結部材15a,15bを一体に構成したものに相当する。
また図4に示す具体例では、円柱状で中空の永久磁石7a’,7b’を磁性部材からなるネジ6a,6bで固定し、ネジ6a,6bが磁気回路の磁路の一部を形成するようにしているが、ネジに限定されず、磁性体であれば他の固着手段(例えば、リベット等)を用いてもよいことは云うまでもない。
上述した本発明の発電装置をワイヤレスセンサの電源装置として適用することで、ワイヤレスセンサにおける電力供給に関する問題点を克服することが可能となる。ワイヤレスセンサは、振動を計測するセンサとして、高速道路や鉄道、建物、回転機などの構造ヘルスモニタリング用の振動センサや加速度センサ、タイヤ圧のモニタリングセンサ等に実用化されている。
1a 発電装置
2a 錘体
3a 磁歪部材
4a 磁性部材
5a 磁気コイル
6a,6b ネジ
7a,7a’,7b,7b’ 永久磁石
8a 支持体(支柱)
9a フレーム
10 振動源
11a 電源回路
13 ピン
15a,15b 連結部材
16 ヨーク
111 整流手段
112 平滑手段
113 制御手段
114 蓄電手段
115 出力手段
116 出力端子

Claims (7)

  1. 振動電力変換手段の一端を固定または支持する支持体と、該支持体を介して振動源からの振動を受けて振動するように構成され、固有の振動周波数で振動することで振動エネルギーを電気エネルギーに変換する振動電力変換手段とを備えて構成される発電装置であって、
    前記振動電力変換手段は、
    磁歪材料で構成された磁歪部材と、該磁歪部材に磁気的に連結されるとともに該磁歪部材に平行に配置されて磁性材料で構成される磁性部材と、前記磁歪部材に巻かれた磁気コイルと、磁気バイアスを供給する中空形状の永久磁石とを有し、
    該中空形状の永久磁石は、前記磁歪部材、及び前記磁性部材から成る磁気回路の磁路中のいずれかの部材の所定の部位に固着され、
    前記磁歪部材の軸方向と垂直な方向の振動が前記振動電力変換手段に与えられた際に、前記振動電力変換手段の前記磁歪部材が伸張または収縮することにより発電することを特徴とする発電装置。
  2. 前記中空形状の永久磁石は、磁気バイアスを付加すべき部材に貫通されて該部材の所定の部位で前記永久磁石の内面と前記部材との間に生じる空間を所定の充填材で充填して前記部材に固定することを特徴とする請求項1に記載の発電装置。
  3. 前記充填材は、熱硬化性樹脂であることを特徴とする請求項2に記載の発電装置。
  4. 前記磁性部材と前記磁歪部材を磁気的に連結する第1及び第2の連結部材と、前記第1の連結部材に連結され、前記振動電力変換手段に与えられた振動を持続させる錘体を備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の発電装置。
  5. 前記中空形状の永久磁石は、円柱状とされ、前記磁歪部材と磁性部材からなるヨークとで前記永久磁石を挟み、更に磁性材からなる固着手段で前記磁歪部材と前記ヨークを固着することを特徴とする請求項1に記載の発電装置。
  6. 前記固着手段は、磁性材からなるネジまたはリベットであることを特徴とする請求項5に記載の発電装置。
  7. 前記ヨークに連結され、前記振動電力変換手段に与えられた振動を持続させる錘体を備えることを特徴とする請求項5または6に記載の発電装置。
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