JP6028594B2 - 発電装置 - Google Patents

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本発明は、振動を利用した発電装置に関する。
振動を利用した発電技術としては、圧電素子を利用した発電方法がよく知られている。圧電素子を利用した発電方法の多くは、圧電素子に何らかの方法で外部から力を加えることにより、圧電素子を変形させて発電するものである。
圧電素子を利用した発電方法としては、例えば、下記特許文献1に記載のものがある。すなわち、下記特許文献1では、音による空気の圧力変動を利用して圧電素子により発電する音力発電装置、および、振動による圧力変動を利用して圧電素子により発電する振動力発電装置が記載されている。
また圧電素子に代えて磁歪素子を利用した発電方法も提案されている。磁歪素子を利用した発電方法としては、例えば、下記特許文献2に記載のものがある。
図13Aおよび図13Bは、下記特許文献2に記載の振動を利用した発電素子の構成例を示す図である。すなわち、図13Aは、下記特許文献2に示された発電素子の構成を示す上面図、図13Bは、下記特許文献2に示された発電素子の構成を示す側面図である。
図13Aおよび図13Bにおいて発電素子100は、連結ヨーク100aおよび100bと、磁歪棒110aおよび110bと、コイル120aおよび120bと、永久磁石140aおよび140bと、パッシブヨーク150とを備えて構成されている。
図14は、図13Aに示した発電素子を片持ち梁構成とした場合の発電装置の構成例を示す図である。図14において発電装置は、発電素子100の連結ヨーク100aを固定部材で固定した片持ち梁構成とし、連結ヨーク100bに曲げ応力Pを印加することにより、磁歪棒110aおよび110bが曲げ変形される。これにより磁歪棒110aおよび110bに発生する逆磁歪効果により、コイル120aおよび120b(図13A参照)を貫く磁束が変化することで、コイル120aおよび120bに誘導電圧(または誘導電流)が発生する。これにより、発電素子100に振動を印加することで発電が可能となるものである。
特開2006−166694号公報 特許第4905820号明細書
特許文献1に記載された圧電素子を利用する発電方法では、圧電素子を構成する圧電材料が脆性材料であり、曲げや衝撃に対して弱い材料である。そのため過度に力を加えることができず、発電量を増加させるために大きな曲げや衝撃を加えることが難しいという問題がある。また、圧電素子は低周波でインピーダンスが高く、圧電素子より低いインピーダンスを有する負荷を接続した際に、負荷に発生する電圧が小さくなるため、発電により得られる電力が小さくなり、発電の効率が低いという問題がある。
一方、特許文献2に記載された磁歪棒110aおよび110bを構成する磁歪材料は、延性材料であり、圧電材料に比べて曲げや衝撃に強いため、大きな曲げや衝撃を加えることで発電量を増加させることが可能である。また素子のインピーダンスが圧電材料よりも低いことから、インピーダンスの低い負荷の接続による発電効率の低下が少ないため特許文献1に記載の圧電材料の問題点を解消することができる。
このように、特許文献2に記載された発電素子では、大きな曲げや衝撃を加えることで発電量を増加させることが可能となっているが、振動を利用した発電装置としては、振動による発電効率をより高くした発電装置が求められるようになってきている。
そこで本発明の目的は、上記の課題に対応して、振動を磁歪素子に与えて発電する発電装置において、振動による発電効率をより高めることが可能な発電装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、一端を固定し支持する支持体を介して振動源からの振動を受けて振動し、振動エネルギーを電気エネルギーに変換する振動電力変換手段と、前記振動電力変換手段から供給される電力を受電して負荷に供給する電源回路とを備えて構成される発電装置であって、前記振動電力変換手段は、
磁歪材料で構成された磁歪部材と、前記磁歪部材に平行に配置されて磁性材料で構成される磁性部材と、前記磁歪部材と前記磁性部材を磁気的に連結する第1及び第2の連結部材と、前記磁歪部材、前記磁性部材、並びに前記第1及び第2の連結部材の少なくともいずれか一つに巻かれた磁気コイルと、前記磁歪部材、前記磁性部材、並びに前記第1及び第2の連結部材のいずれか一つの端部に少なくとも一つ配置され、前記磁歪部材と前記磁性部材と前記連結部材とからなる磁気ループに磁気バイアスを供給する永久磁石と、前記振動に伴う振幅を強制的に制限する振幅制限部材を有するとともに、前記第2の連結部材側が前記支持体に結合され、前記磁歪部材の軸方向と垂直な方向に前記振動源からの振動を受けることで前記振動電力変換手段が振動し、該振動に伴って前記磁歪部材が伸張または収縮することで振動エネルギーから電気エネルギーに変換された電力が前記磁気コイルに発生する第1の電力発生手段と、前記振動に伴う振幅の増大で前記振幅制限部材に衝突することで所定の跳ね返り力を受けることで前記振幅が強制的に制限されることによる前記磁歪部材に与えられる振動周波数の増大に伴う振動エネルギーから電気エネルギーに変換された電力が前記磁気コイルに発生する第2の電力発生手段と、を有し、前記第1及び第2の電力発生手段により発生された電力を前記電源回路に供給する、ことを特徴としたものである。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第1の連結部材側に結合され前記振動電力変換手段に与えられた振動を持続させるための錘体を備えることを特徴としたものである。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記磁気コイルとして、少なくとも前記第1及び第2の連結部材のいずれかに巻かれた第1の磁気コイルを有することを特徴としたものである。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記錘体と前記第1の連結部材とを結合し前記第1の磁気コイルの収納空間を確保する非磁性体材料で構成された第1の継ぎ手、および/または、前記支持体と前記第2の連結部材とを結合し前記第1の磁気コイルの収納空間を確保する非磁性体材料で構成された第2の継ぎ手を備えていることを特徴としたものである。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記磁気コイルとして、前記磁性部材に巻かれた第2の磁気コイルを有することを特徴としたものである。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記錘体と前記第1の連結部材とを結合する非磁性体材料で構成された第1の継ぎ手、および/または、前記支持体と前記第2の連結部材とを結合する非磁性体材料で構成された第2の継ぎ手を備えていることを特徴としたものである。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記磁気コイルとして、少なくとも前記第1及び第2の連結部材のいずれかに巻かれた第1の磁気コイルと、前記磁性部材に巻かれた第2の磁気コイルとを有することを特徴としたものである。
また、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、前記錘体と前記第1の連結部材とを結合し前記第1の磁気コイルの収納空間を確保する非磁性体材料で構成された第1の継ぎ手、および/または、前記支持体と前記第2の連結部材とを結合し前記第1の磁気コイルの収納空間を確保する非磁性体材料で構成された第2の継ぎ手を備えていることを特徴としたものである。
また、請求項9に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記磁気コイルとして、前記磁歪部材に巻かれた第3の磁気コイルを有することを特徴としたものである。
また、請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の発明において、前記錘体と前記第1の連結部材とを結合する非磁性体材料で構成された第1の継ぎ手、および/または、前記支持体と前記第2の連結部材とを結合する非磁性体材料で構成された第2の継ぎ手を備えていることを特徴としたものである。
また、請求項11に記載の発明は、請求項1ないし10のいずれか1項に記載の発明において、前記磁性部材と前記連結部材とが一体成形されてヨークを構成することを特徴としたものである。
また、請求項12に記載の発明は、請求項1ないし11のいずれか1項に記載の発明において、前記振動電力変換手段における前記磁性部材、および、前記第1及び第2の連結部材は、同一部材で構成されていることを特徴としたものである。
また、請求項13に記載の発明は、請求項1ないし12のいずれか1項に記載の発明において、前記磁歪材料は、延性を有することを特徴としたものである。
また、請求項14に記載の発明は、請求項1ないし12のいずれか1項に記載の発明において、前記磁歪材料は、鉄ガリウム合金であることを特徴としたものである。
また、請求項15に記載の発明は、請求項1ないし12のいずれか1項に記載の発明において、前記磁歪材料は、鉄コバルト合金であることを特徴としたものである。
本発明によれば、日常の環境下で生成される振動から効率的に電力を取り出すことが可能となるので、従来殆ど省みられなかった振動エネルギーを有効利用して電気エネルギーを産み出すことができる。すなわち本発明の発電装置を用いることにより、電気エネルギー産出のための費用を削減できるとともに、CO2排出量を低減できるので、電気エネルギー産出のための環境負荷を低減することができる。
一例として、本発明をワイヤレスセンサに適用した場合、現存するワイヤレスセンサのような有線による電源供給やバッテリ搭載が不要となるので、ワイヤレスセンサにおける電源供給コスト及びメンテナンスコストを削減することができ、ワイヤレスセンサシステム全体のコストダウンを実現することができる。
本発明の第1の実施形態に係る発電装置の構成を示す断面図であり正面から見た図である。 本発明の第1及び第3の実施形態に係る発電装置で用いられる継ぎ手の構成を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る発電装置で用いられる磁気コイル収納空間を確保する第2の構成を示す断面部分図である。 本発明の第1の実施形態に係る発電装置で用いられる磁気コイル収納空間を確保する第3の構成を示す断面部分図である。 本発明の第2の実施形態に係る発電装置の構成を示す断面図であり正面から見た図である。 本発明の第2の実施形態に係る発電装置で用いられる継ぎ手の構成を示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係る発電装置の構成を示す断面図であり正面から見た図である。 本発明の第3の実施形態に係る発電装置で用いられる磁気コイル収納空間を確保する第2の構成を示す断面部分図である。 本発明の第3の実施形態に係る発電装置で用いられる磁気コイル収納空間を確保する第3の構成を示す断面部分図である。 本発明の第4の実施形態に係る発電装置の構成を示す断面図であり正面から見た図である。 本発明の第4の実施形態に係る発電装置で用いられる継ぎ手の構成を示す斜視図である。 第1ないし第4の実施形態に係る発電装置に用いられる電源回路の構成を示す図である。 従来の発電素子の構成を示す上面図である。 従来の発電素子の構成を示す側面図である。 図13Aに示した発電素子を片持ち梁構成とした場合の発電装置の構成例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
[実施形態1]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る発電装置の構成を示す断面図であり正面から見た図である。なお、断面箇所については図2のA−A線(後述するフレームや振動源における断面箇所は除外している)を参照されたい。図1および図2において、本発明の第1の実施形態に係る発電装置1aは、フレーム9a内に収納されるように構成され、このフレーム9aが振動源10に固定されている。振動源10には、図示した矢印線の方向に振動が与えられるものとする。
図1の発電装置1aは、上述したフレーム9aに固定され後述する振動電力変換手段の一端を固定し支持する支持体(例.支柱)8aと、支持体8aを介して振動源10からの振動を受けて振動し、固有の振動周波数で共振することで振動エネルギーを電気エネルギーに変換する振動電力変換手段と、振動電力変換手段から供給される電力を受電して負荷に供給する電源回路11aとを備えて構成されている。
振動電力変換手段は、磁歪材料で構成された磁歪部材3aと、磁歪部材3aに平行に配置されて磁性材料で構成される磁性部材4aと、磁歪部材3aと磁性部材4aを磁気的に連結する第1の連結部材40aおよび第2の連結部材40bと、少なくとも第1の連結部材40aおよび第2の連結部材40bのいずれか一方に巻かれた磁気コイル5a,5bと、磁歪部材3a、磁性部材4a、並びに第1の連結部材40a及び第2の連結部材40bのいずれか一つの端部に少なくとも一つ配置され、磁歪部材3aと磁性部材4aと連結部材40a,40bとからなる磁気ループに磁気バイアスを供給する永久磁石7a,7bと、を有して構成される。
なお、磁気コイル5aの収納空間は、磁歪部材3a、磁性部材4a及び第1の連結部材40aとで形成される空間のみならず第1の連結部材40aと錘体2aとを結合する第1の継ぎ手6aの内部にも形成される。また、磁気コイル5bの収納空間は、磁歪部材3a、磁性部材4a及び第2の連結部材40bとで形成される空間のみならず第2の連結部材40bと支持体8aとを結合する第2の継ぎ手6bの内部にも形成される。
本実施形態において、永久磁石7a,7bは、磁歪部材3aの両端に配置される例を示しているが、この例に限らず、例えば第1の連結部材40aと磁性部材4aの連結部付近で磁性部材4aの一端に設けるようにしても良い。なお永久磁石7a,7bの配置は、本実施形態に限らず、後述する第2および第3の実施形態においても同様に適用することができる。
ここで、磁歪部材3aは、鉄ガリウム合金や鉄コバルト合金で構成され、ヨークを構成する、磁性部材4a、および、第1及び第2の連結部材40a,40bは、異なる部材で構成してもよいし同一の部材で構成してもよい。また少なくともいずれか一方の磁気コイル5a,5bは、電源回路11aに接続(図10参照)される。電源回路11aについては後述する。
なお、図示例では第1の連結部材40aに錘体2aが連結される例を示しているが、錘体2aは適宜設ければ良く、錘体2aを設けることが必須の要件でないことに留意されたい。
また本実施形態においては、振動電力変換手段の振動に伴う振幅を強制的に制限する振幅制限部材12a,12bをフレーム9aに設けている。振幅制限部材12a,12bは、所定の跳ね返り力を与える金属部材で構成されている。
次に、上記した振動電力変換手段の動作について説明する。いま振動源10から矢印方向の振動を受けることにより支持体8aが振動し、磁歪部材3aと、磁性部材4aと、第1及び第2の連結部材40a,40bと、磁気コイル5a,5bと、継ぎ手6a,6bと、永久磁石7a,7bと、錘体2a(取付けられていた場合)とで構成された振動電力変換手段が下記に示す式(1)に従って共振する。
ここで、kは振動電力変換手段の共振に係る実質的な弾性率に対応するバネ定数値、mは振動電力変換手段の共振に係る実質的な質量に相当する質量値である。fは共振周波数で、振動電力変換手段の共振に係るバネ定数値kや質量値mが一定であれば所定値となる。
なお、ヨーク(磁性部材4aと第1及び第2の連結部材40a,40bとで構成)、永久磁石7a、磁歪部材3a、および、永久磁石7bで磁気ループを構成する。振動により磁歪部材3aが変形すると、逆磁歪効果により磁歪部材3aの磁束が変化するので、これにより第1及び第2の連結部材40a,40bのいずれか一方に巻かれた磁気コイル5a,5bに誘導電圧(または誘導電流)が発生する。これによる電力の発生を第1の電力発生手段と称する。
本実施形態の場合、磁気コイル5a,5bは、共振現象が起きても変形の少ない第1及び第2の連結部材40a,40bのいずれか一方に巻かれるので、磁気コイル5a,5bにより共振現象に伴う変形が制限されることはない。なお、上記では磁気コイル5a,5bを第1及び第2の連結部材40a,40bのいずれか一方に巻くようにした例を示したが、磁気コイル5a,5bを第1及び第2の連結部材40a,40bの両方に巻いてもよいことは勿論である。
上述した振動に基づいて上記第1の電力発生手段から電力が発生するが、振動が所定の振幅を超えた場合には上記した振動電力変換手段がフレーム9aに設けられた振幅制限部材12a,12bに衝突することになる。そうなると振動電力変換手段は、振幅制限部材12a,12bから所定の跳ね返り力を受けることになり、振動電力変換手段の振動に伴う振幅が強制的に制限される。しかし磁歪部材3aには、上述した共振周波数等よりも高い周波数の撃力が与えられることになり、磁歪部材3aに衝撃が加わることで磁歪部材3aが大きく変形することになり、この逆磁歪効果により磁歪部材3aの磁束が大きく変化するので、第1及び第2の連結部材40a,40bのいずれか一方に巻かれた磁気コイル5a,5bに誘導電圧(または誘導電流)が発生することとなる。これによる電力の発生を第2の電力発生手段と称する。第2の電力発生手段による発電量が上記第1の電力発生手段に加わる構成となるため発電装置全体の発電量を大きくすることができる。また上記では磁歪部材3aに磁気コイルが巻かれていない例を説明したが、上記第2の電力発生手段が加わることになるため、磁歪部材3aに磁気コイルを巻いて構成することでさらに発電量を大きくすることができる。
図2は、本発明の実施形態に係る発電装置で用いられる継ぎ手の構成を示す斜視図であり、図2は図1における継ぎ手の構成を例に説明するが、図7における第3の実施形態においても同様であるため、図7の説明では触れないことにする。
図2において、非磁性体材料で構成される第2の継ぎ手6bは、図1に示した磁性部材4aと第1及び第2の連結部材40a,40bとで構成されたヨークと支持体8aとを連結するものであり、第2の連結部材40bに巻かれることになる磁気コイル5bの図示を省略している。そして第2の連結部材40bと支持体8aの間には磁気コイル5bを収納する空間が第2の継ぎ手6b内に形成されているのが図から看てとれる。支持体8aおよび支持体8aの表裏にそれぞれ配設した第2の継ぎ手6bを貫通する孔にボルトを通しその後にナットで締め付けて第2の継ぎ手6bを支持体8aに固定する。同様に、第2の連結部材40bおよび第2の連結部材40bの表裏にそれぞれ配設した第2の継ぎ手6bを貫通する孔にボルトを通しその後にナットで締め付けて第2の継ぎ手6bを第2の連結部材40bに固定する。図示の白丸はボルトを通す孔の位置を示し、ボルト及びナットは図示省略されている。
図1に示した第1の連結部材40aと錘体2aとを連結し磁気コイル5aを収納する空間が形成される、非磁性体材料で構成された第1の継ぎ手6aについては図2に示していないが、図示されている第2の連結部材40bと第1の連結部材40aとが磁歪部材3aおよび磁性部材4aの中間点を縦に結ぶ線で線対称になるだけで構成は同じであるため図示省略する。ただし、図2に示している支持体8aと対称となるものは錘体2aになる。
なお、図2に示したA−A線は、図1に示した切断面の位置を示すもので、図1の断面図は図2における正面から見た図に対応することになる。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る発電装置で用いられる磁気コイル収納空間を確保する第2の構成を示す断面部分図である。図1では第1の連結部材40aと錘体2aとを連結する非磁性体材料で構成された第1の継ぎ手6aの内部に、および、支持体8aと第2の連結部材40bとを連結する非磁性体材料で構成された第2の継ぎ手6bの内部に、それぞれ磁気コイル収納空間を確保しているが、図3では、第1の連結部材40aの磁性部材4a側端部および磁歪部材3a側端部を錘体2a側に拡張(錘体2a側に拡張された第1の連結部材40aを40a’と称する)して磁気コイル収納空間を確保する構成にしたものである。また、第2の連結部材40bの磁性部材4a側端部および磁歪部材3a側端部を支持体8a側に拡張(支持体8a側に拡張された第2の連結部材40bを40b’と称する)して磁気コイル収納空間を確保する構成にしたものである。この場合には上述した第1および第2の継ぎ手6a,6bを省くことができるが、継ぎ手に代わる結合手段が必要になる。当該結合手段としては、公知のネジ止め,嵌合技法などを使用することができる。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る発電装置で用いられる磁気コイル収納空間を確保する第3の構成を示す断面部分図である。図1では第1の連結部材40aと錘体2aとを連結する非磁性体材料で構成された第1の継ぎ手6aの内部に、および、支持体8cと第2の連結部材40bとを連結する非磁性体材料で構成された第2の継ぎ手6bの内部に、それぞれ磁気コイル収納空間を確保しているが、図4では、錘体2aの一部および支持体8aの一部に凹部を形成(凹部が形成された錘体を2a’、凹部が形成された支持体を8a’と称する)して磁気コイル収納空間を確保する構成にしたものである。この場合には上述した第1および第2の継ぎ手6a,6bを省くことができるが、継ぎ手に代わる結合手段が必要になる。当該結合手段としては、公知のネジ止め,嵌合技法などを使用することができる。
次に、電源回路について説明する。図12は、図1に示した電源回路11aの構成例を示す図である。図12において電源回路11aは、磁気コイル5a,5bに発生する交流電流を整流する整流手段111、整流手段111で整流された脈流を平滑する平滑手段112、二次電池やコンデンサで構成される蓄電手段114、蓄電手段114に蓄電された電力を出力端子116に出力する出力手段115、および、平滑手段112の平滑出力を充電入力として蓄電手段114に蓄電させ、蓄電手段114に蓄電された電力を出力手段115から出力端子116に出力する制御を行う制御手段113を備えて構成されている。
したがって、磁歪部材3aの軸方向と垂直な方向に振動源10からの振動を受けることで上記した振動電力変換手段が振動し、該振動に伴って磁歪部材3aが伸縮または収縮することで振動エネルギーから電気エネルギーに変換された電力が磁気コイル5aおよびまたは5bに発生し、磁気コイル5aおよびまたは5bに発生した電力が上記した電源回路11aに供給され、電源回路11aでは、供給された電力を、整流手段111および平滑手段112を介して蓄電手段114で蓄電するとともに出力手段115から負荷(図示せず)に供給するようにしている。
なお後述する第2の実施形態に係る発電装置に用いられる電源回路11b、および第3の実施形態に係る発電装置に用いられる電源回路11cにおいても同様であるので、第2および第3の実施形態における説明では電源回路の構成及び動作の説明を省略する。
[実施形態2]
図5は、本発明の第2の実施形態に係る発電装置の構成を示す断面図であり正面から見た図である。なお、断面箇所については図6のB−B線(後述するフレームや振動源における断面箇所は除外している)を参照されたい。図5および図6に示す本発明の第2の実施形態に係る発電装置1bは、フレーム9b内に収納されるように構成され、このフレーム9bが振動源10に固定されている。振動源10には、図示した矢印線の方向に振動が与えられるものとする。
図5の発電装置1bは、上述したフレーム9bに固定され後述する振動電力変換手段の一端を固定し支持する支持体(例.支柱)8bと、支持体8bを介して振動源10からの振動を受けて振動し、固有の振動周波数で共振することで振動エネルギーを電気エネルギーに変換する振動電力変換手段と、振動電力変換手段から供給される電力を受電して負荷に供給する電源回路11bとを備えて構成されている。
振動電力変換手段は、磁歪材料で構成された磁歪部材3bと、磁歪部材3bに平行に配置されて磁性材料で構成される磁性部材4bと、磁歪部材3bと磁性部材4bを磁気的に連結する第1の連結部材42aおよび第2の連結部材42bと、磁性部材4bに巻かれた(第2の)磁気コイル5cと、磁歪部材3b、磁性部材4b、並びに第1の連結部材42a及び第2の連結部材42bのいずれか一つの端部に少なくとも一つ配置され、磁歪部材3bと磁性部材4bと連結部材42a,42bとからなる磁気ループに磁気バイアスを供給する永久磁石70a,70bと、を有して構成される。振動により磁歪部材3bが変形すると、逆磁歪効果により磁歪部材3bの磁束が変化するので、これにより磁性部材4bに巻かれた(第2の)磁気コイル5cに誘導電圧(または誘導電流)が発生する。これによる電力の発生を第1の電力発生手段と称する。
上記実施形態において、永久磁石70a,70bは、磁歪部材3bの両端に配置される例を示しているが、この例に限らず、例えば第1の連結部材42aと磁性部材4bの連結部付近で磁性部材4bの一端に設けるようにしても良い。なお永久磁石70a,70bの配置は、上記第2の実施形態に限らず、後述する第3および第4の実施形態においても同様に適用することができる。
また本実施形態においては、第1の連結部材42aと錘体2bとを連結する非磁性体材料で構成された第1の継ぎ手60a(図6参照)、並びに、支持体8bと第2の連結部材42bとを連結する非磁性体材料で構成された第2の継ぎ手60b(図6参照)とを有する例について示しているが、第1の継ぎ手60aおよび第2の継ぎ手60bに代わる結合手段を設けるようにしてもよい。その場合の結合手段として、例えば、公知のネジ止め,嵌合技法などを使用することができる。
ここで磁歪部材3bは、鉄ガリウム合金や鉄コバルト合金で構成され、また磁性材料で構成される磁性部材4bと第1及び第2の連結部材42a,42bとでヨークを構成するようにしている。なおヨークを構成する、磁性部材4b、および、第1及び第2の連結部材42a,42bは、異なる部材で構成してもよいし同一の部材で構成してもよい。また、(第2の)磁気コイル5cは、電源回路11bに接続(図示省略)されている。また、図示例では第1の連結部材42aに錘体2bが連結される例を示しているが、錘体2bは適宜設ければ良く、錘体2bを設けることが必須の要件でないことに留意されたい。
また本実施形態においては、振動電力変換手段の振動に伴う振幅を強制的に制限する振幅制限部材12c,12dをフレーム9bに設けている。振幅制限部材12c,12dは、所定の跳ね返り力を与える金属部材で構成されている。
さらに本実施形態の場合、(第2の)磁気コイル5cを上記第1の実施形態におけるように少なくとも第1及び第2の連結部材40a,40bのいずれか一方に巻かずに共振現象による変形が磁歪部材3bよりも少ない磁性部材4bに巻いた構成であるため、上記第1の実施形態よりも磁気コイルの巻数を多くすることができるので、振動による磁気コイルの誘導電圧(誘導電流)を上記第1の実施形態よりも大きくできるという有利性がある。
上述した振動に基づいて上記第1の電力発生手段から電力が発生するが、振動が所定の振幅を超えた場合には上記した振動電力変換手段がフレーム9bに設けられた振幅制限部材12c,12dに衝突することになる。そうなると振動電力変換手段は、振幅制限部材12c,12dから所定の跳ね返り力を受けることになり、振動電力変換手段の振動に伴う振幅が強制的に制限される。しかし磁歪部材3bには、上述した共振周波数等よりも高い周波数の撃力が与えられることになり、磁歪部材3bに衝撃が加わることで磁歪部材3bが大きく変形することになり、この逆磁歪効果により磁歪部材3bの磁束が大きく変化するので、磁性部材4bに巻かれた(第2の)磁気コイル5cに誘導電圧(または誘導電流)が発生することとなる。これによる電力の発生を第2の電力発生手段と称する。第2の電力発生手段による発電量が上記第1の電力発生手段に加わる構成となるため発電装置全体の発電量を大きくすることができる。また上記では磁歪部材3bに磁気コイルが巻かれていない例を説明したが、上記第2の電力発生手段が加わることになるため、磁歪部材3bに磁気コイルを巻いて構成することでさらに発電量を大きくすることができる。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る発電装置で用いられる継ぎ手の構成を示す斜視図である。図6において、非磁性体材料で構成される第2の継ぎ手60bは、図5に示した磁性部材4bと第1及び第2の連結部材42a,42bとで構成されたヨークと支持体8bとを連結するものである。そして支持体8bおよび支持体8bの表裏のそれぞれに配設した第2の継ぎ手60bを貫通する孔にボルトを通しその後にナットで締め付けて第2の継ぎ手60bを支持体8bに固定する。同様に、磁性部材4bおよび磁性部材4bの表裏に配設した第2の継ぎ手60bを貫通する孔にボルトを通しその後にナットで締め付けて第2の継ぎ手60bを磁性部材4bに固定する。図示の白丸はボルトを通す孔の位置を示し、ボルト及びナットは図示省略されている。なお、図6に示した第2の継ぎ手60bでは、共振による変形が特に大きい磁歪部材3bに対してはボルト及びナットで固定することを避けるようにしている。また図6には上記のボルト用貫通孔をヨークのうち磁性材料4bに形成した構成を示しているが、上記のボルト用貫通孔をヨークのうち第2の連結部材42bに形成した構成であってもよい。
なお、図5に示すように、第2の実施形態に係る発電装置では、磁性部材4bに(第2の)磁気コイル5cを巻くようにし、図1に示す(第1の)磁気コイル5a,5bは図5に示す第1及び第2の連結部材42a,42bのいずれにも巻かないので、第1の連結部材42aと錘体2bとの結合部、および、第2の連結部材42bと支持体8bとの結合部において、磁気コイル収納空間を確保する必要がない。このため、第2の実施形態に係る発電装置では、上述の第1の実施形態及び後述の第3の実施形態に係る各発電装置に比べて、第1の連結部材と錘体との結合部、および、第2の連結部材と支持体との結合部がより簡易な構成となっている。
なお、図6に示したB−B線は、図5に示した切断面の位置を示すもので、図5の断面図は図6における正面から見た図に対応するものになる。また図6では、第1の連結部材42aと錘体2bとを接続する第1の継ぎ手60aを図示していないが、第2の連結部材42bと第1の連結部材42aとが磁歪部材3bおよび磁性部材4bの中間点を縦に結ぶ線で線対称になるだけで構成は同じであるため図示省略する。ただし、図6に示している支持体8bと対称となるものは錘体2bになる。
[実施形態3]
図7は、本発明の第3の実施形態に係る発電装置の構成を示す断面図であり正面から見た図である。なお、断面箇所については図2のA−A線(後述するフレームや振動源における断面箇所は除外している)を参照されたい。図7において、本発明の第3の実施形態に係る発電装置1cは、フレーム9c内に収納されるように構成され、このフレーム9cが振動源10に固定されている。振動源10には、図示した矢印線の方向に振動が与えられるものとする。
図7の発電装置1cは、上述したフレーム9cに固定され後述する振動電力変換手段の一端を固定し支持する支持体(例.支柱)8cと、支持体8cを介して振動源10からの振動を受けて振動し、固有の振動周波数で共振することで振動エネルギーを電気エネルギーに変換する振動電力変換手段と、振動電力変換手段から供給される電力を受電して負荷に供給する電源回路11cとを備えて構成されている。
振動電力変換手段は、磁歪材料で構成された磁歪部材3cと、磁歪部材3cに平行に配置されて磁性材料で構成される磁性部材4cと、磁歪部材3cと磁性部材4cを磁気的に連結する第1の連結部材44aおよび第2の連結部材44bと、少なくとも第1の連結部材44aおよび第2の連結部材44bのいずれか一方に巻かれた第1の磁気コイル50a,50bと、磁性部材4cに巻かれた第2の磁気コイル50cと、磁歪部材3c、磁性部材4c、並びに第1の連結部材44a及び第2の連結部材44bのいずれか一つの端部に少なくとも一つ配置され、磁歪部材3cと磁性部材4cと連結部材44a,44bとからなる磁気ループに磁気バイアスを供給する永久磁石700a,700bと、を有して構成される。振動により磁歪部材3cが変形すると、逆磁歪効果により磁歪部材3cの磁束が変化するので、これにより第1及び第2の連結部材44a,44bのいずれか一方に巻かれた第1の磁気コイル50a,50bおよび磁性部材4cに巻かれた第2の磁気コイル50cに誘導電圧(または誘導電流)が発生する。これによる電力の発生を第1の電力発生手段と称する。
なお、磁気コイル50aの収納空間は、磁歪部材3c、磁性部材4c及び第1の連結部材44aとで形成される空間のみならず第1の連結部材44aと錘体2cとを結合する第1の継ぎ手600aの内部にも形成される。また、磁気コイル50bの収納空間は、磁歪部材3c、磁性部材4c及び第2の連結部材44bとで形成される空間のみならず第2の連結部材44bと支持体8cとを結合する第2の継ぎ手600bの内部にも形成される。
本実施形態において、永久磁石700a,700bは、磁歪部材3cの両端に配置される例を示しているが、この例に限らず、例えば第1の連結部材44aと磁性部材4cの連結部付近で磁性部材4cの一端に設けるようにしても良い。
ここで磁歪部材3cは、鉄ガリウム合金や鉄コバルト合金で構成され、また磁性材料で構成される磁性部材4cと第1及び第2の連結部材44a,44bとでヨークを構成するようにしている。なおヨークを構成する、磁性部材4c、および、第1及び第2の連結部材44a,44bは、異なる部材で構成してもよいし同一の部材で構成してもよい。また、第1の磁気コイル50a,50bの少なくともいずれか一方と第2の磁気コイル50cは、電源回路11cに接続(図示省略)されている。
なお、図示例では第1の連結部材44aに錘体2cが連結される例を示しているが、錘体2cは適宜設ければ良く、錘体2cを設けることが必須の要件でないことに留意されたい。
本実施形態の場合、第1の磁気コイル50a,50bを少なくとも共振現象による変形の少ない第1及び第2の連結部材44a,44bのいずれか一方に巻き、更に第2の磁気コイル50cを振動による変形が磁歪部材3cよりも少ない磁性部材4cに巻いた構成であるため、上記第1及び第2の実施形態よりも磁気コイルの巻数を多くすることができるので、振動による磁気コイルの誘導電圧(誘導電流)を大きくできるという有利性がある。
また本実施形態においては、振動電力変換手段の振動に伴う振幅を強制的に制限する振幅制限部材12e,12fをフレーム9cに設けている。振幅制限部材12e,12fは、所定の跳ね返り力を与える金属部材で構成されている。
なお、上記では第1の磁気コイル50a,50bを少なくとも第1及び第2の連結部材44a,44bのいずれか一方に巻くようにした例を示したが、第1の磁気コイル50a,50bを第1及び第2の連結部材44a,44bの両方に巻いても良いことは勿論である。
上述した振動に基づいて上記第1の電力発生手段から電力が発生するが、振動が所定の振幅を超えた場合には上記した振動電力変換手段がフレーム9cに設けられた振幅制限部材12e,12fに衝突することになる。そうなると振動電力変換手段は、振幅制限部材12e,12fから所定の跳ね返り力を受けることになり、振動電力変換手段の振動に伴う振幅が強制的に制限される。しかし磁歪部材3cには、上述した共振周波数等よりも高い周波数の撃力が与えられることになり、磁歪部材3cに衝撃が加わることで磁歪部材3cが大きく変形することになり、この逆磁歪効果により磁歪部材3cの磁束が大きく変化するので、第1及び第2の連結部材44a,44bのいずれか一方に巻かれた第1の磁気コイル50a,50bおよび磁性部材4cに巻かれた第2の磁気コイル50cに誘導電圧(または誘導電流)が発生することとなる。これによる電力の発生を第2の電力発生手段と称する。第2の電力発生手段による発電量が上記第1の電力発生手段に加わる構成となるため発電装置全体の発電量を大きくすることができる。また上記では磁歪部材3cに磁気コイルが巻かれていない例を説明したが、上記第2の電力発生手段が加わることになるため、磁歪部材3cに磁気コイルを巻いて構成することでさらに発電量を大きくすることができる。
図8は、本発明の第3の実施形態に係る発電装置で用いられる磁気コイル収納空間を確保する第2の構成を示す断面部分図である。図7では第1の連結部材44aと錘体2cとを連結する非磁性体材料で構成された第1の継ぎ手600aの内部に、および、支持体8cと第2の連結部材44bとを連結する非磁性体材料で構成された第2の継ぎ手600bの内部に、それぞれ第1の磁気コイル収納空間を確保しているが、図8では、第1の連結部材44aの磁性部材4c側端部および磁歪部材3c側端部を錘体2c側に拡張(錘体2c側に拡張された第1の連結部材44aを44a’と称する)して第1の磁気コイル収納空間を確保する構成にしたものである。また、第2の連結部材44bの磁性部材4c側端部および磁歪部材3c側端部を支持体8c側に拡張(支持体8c側に拡張された第2の連結部材44bを44b’と称する)して磁気コイル収納空間を確保する構成にしたものである。この場合には上述した第1および第2の継ぎ手600a,600bを省くことができるが、継ぎ手に代わる結合手段が必要になる。当該結合手段としては、公知のネジ止め,嵌合技法などを使用することができる。
図9は、本発明の第3の実施形態に係る発電装置で用いられる磁気コイル収納空間を確保する第3の構成を示す断面部分図である。図7では第1の連結部材44aと錘体2cとを連結する非磁性体材料で構成された第1の継ぎ手600aの内部に、および、支持体8cと第2の連結部材44bとを連結する非磁性体材料で構成された第2の継ぎ手600bの内部に、それぞれ第1の磁気コイル収納空間を確保しているが、図9では、錘体2cの一部および支持体8cの一部に凹部を形成(凹部が形成された錘体を2c’、凹部が形成された支持体を8c’と称する)して第1の磁気コイル収納空間を確保する構成にしたものである。この場合には上述した第1および第2の継ぎ手600a,600bを省くことができるが、継ぎ手に代わる結合手段が必要になる。当該結合手段としては、公知のネジ止め,嵌合技法などを使用することができる。
[実施形態4]
図10は、本発明の第4の実施形態に係る発電装置の構成を示す断面図であり正面から見た図である。なお、断面箇所については図11のC−C線(後述するフレームや振動源における断面箇所は除外している)を参照されたい。図10に示す本発明の第4の実施形態に係る発電装置1dは、フレーム9d内に収納されるように構成され、このフレーム9dが振動源10に固定されている。振動源10には、図示した矢印線の方向に振動が与えられるものとする。
図10の発電装置1dは、上述したフレーム9dに固定され後述する振動電力変換手段の一端を固定し支持する支持体(例.支柱)8dと、支持体8dを介して振動源10からの振動を受けて振動し、固有の振動周波数で共振することで振動エネルギーを電気エネルギーに変換する振動電力変換手段と、振動電力変換手段から供給される電力を受電して負荷に供給する電源回路11dとを備えて構成されている。
振動電力変換手段は、磁歪材料で構成された磁歪部材3dと、磁歪部材3dに平行に配置されて磁性材料で構成される磁性部材4dと、磁歪部材3dと磁性部材4dを磁気的に連結する第1の連結部材46aおよび第2の連結部材46bと、磁歪部材3dに巻かれた(第3の)磁気コイル5dと、磁歪部材3d、磁性部材4d、並びに第1の連結部材46a及び第2の連結部材46bのいずれか一つの端部に少なくとも一つ配置され、磁歪部材3dと磁性部材4dと連結部材46a,46bとからなる磁気ループに磁気バイアスを供給する永久磁石7000a,7000bと、を有して構成される。振動により磁歪部材3dが変形すると、逆磁歪効果により磁歪部材3dの磁束が変化するので、これにより磁歪部材3dに巻かれた(第3の)磁気コイル5dに誘導電圧(または誘導電流)が発生する。これによる電力の発生を第1の電力発生手段と称する。
上記実施形態において、永久磁石7000a,7000bは、磁歪部材3dの両端に配置される例を示しているが、この例に限らず、例えば第1の連結部材46aと磁性部材4dの連結部付近で磁性部材4dの一端に設けるようにしても良い。
また本実施形態においては、第1の連結部材46aと錘体2dとを連結する非磁性体材料で構成された第1の継ぎ手6000a(図11参照)、並びに、支持体8dと第2の連結部材46bとを連結する非磁性体材料で構成された第2の継ぎ手6000b(図11参照)とを有する例について示しているが、第1の継ぎ手6000aおよび第2の継ぎ手6000bに代わる結合手段を設けるようにしてもよい。その場合の結合手段として、例えば、公知のネジ止め,嵌合技法などを使用することができる。
ここで磁歪部材3dは、鉄ガリウム合金や鉄コバルト合金で構成され、また磁性材料で構成される磁性部材4dと第1及び第2の連結部材46a,46bとでヨークを構成するようにしている。なおヨークを構成する、磁性部材4d、および、第1及び第2の連結部材46a,46bは、異なる部材で構成してもよいし同一の部材で構成してもよい。また、(第3の)磁気コイル5dは、電源回路11dに接続(図示省略)されている。また、図示例では第1の連結部材46aに錘体2dが連結される例を示しているが、錘体2dは適宜設ければ良く、錘体2dを設けることが必須の要件でないことに留意されたい。
また本実施形態においては、振動電力変換手段の振動に伴う振幅を強制的に制限する振幅制限部材12g,12hをフレーム9dに設けている。振幅制限部材12g,12hは、所定の跳ね返り力を与える金属部材で構成されている。
さらに本実施形態の場合、(第3の)磁気コイル5dを上記第1の実施形態におけるように少なくとも第1及び第2の連結部材40a,40bのいずれか一方に巻かずに磁歪部材3dに巻いた構成であるため、上記第1の実施形態よりも磁気コイルの巻数を多くすることができるので、振動による磁気コイルの誘導電圧(誘導電流)を上記第1の実施形態よりも大きくできるという有利性がある。
上述した振動に基づいて上記第1の電力発生手段から電力が発生するが、振動が所定の振幅を超えた場合には上記した振動電力変換手段がフレーム9dに設けられた振幅制限部材12g,12hに衝突することになる。そうなると振動電力変換手段は、振幅制限部材12g,12hから所定の跳ね返り力を受けることになり、振動電力変換手段の振動に伴う振幅が強制的に制限される。しかし磁歪部材3dには、上述した共振周波数等よりも高い周波数の撃力が与えられることになり、磁歪部材3dに衝撃が加わることで磁歪部材3dが大きく変形することになり、この逆磁歪効果により磁歪部材3dの磁束が大きく変化するので、磁歪部材3dに巻かれた(第3の)磁気コイル5dに誘導電圧(または誘導電流)が発生することとなる。これによる電力の発生を第2の電力発生手段と称する。第2の電力発生手段による発電量が上記第1の電力発生手段に加わる構成となるため発電装置全体の発電量を大きくすることができる。
図11は、本発明の第4の実施形態に係る発電装置で用いられる継ぎ手の構成を示す斜視図である。図11において、非磁性体材料で構成される第2の継ぎ手6000bは、図10に示した磁性部材4dと第1及び第2の連結部材46a,46bとで構成されたヨークと支持体8dとを連結するものである。そして支持体8dおよび支持体8dの表裏のそれぞれに配設した第2の継ぎ手6000bを貫通する孔にボルトを通しその後にナットで締め付けて第2の継ぎ手6000bを支持体8dに固定する。同様に、磁性部材4dおよび磁性部材4dの表裏に配設した第2の継ぎ手6000bを貫通する孔にボルトを通しその後にナットで締め付けて第2の継ぎ手6000bを磁性部材4dに固定する。図示の白丸はボルトを通す孔の位置を示し、ボルト及びナットは図示省略されている。なお、図11に示した第2の継ぎ手6000bでは、共振による変形が特に大きい磁歪部材3dに対してはボルト及びナットで固定することを避けるようにしている。また、図11には上記のボルト用貫通孔をヨークのうち磁性材料4dに形成した構成を示しているが、上記のボルト用貫通孔をヨークのうち第2の連結部材46bに形成した構成であってもよい。
なお、図10に示すように、第4の実施形態に係る発電装置では、磁歪部材3dに(第3の)磁気コイル5dを巻くようにし、図1に示す(第1の)磁気コイル5a,5bは図10に示す第1及び第2の連結部材46a,46bのいずれにも巻かないので、第1の連結部材46aと錘体2dとの結合部、および、第2の連結部材46bと支持体8dとの結合部において、磁気コイル収納空間を確保する必要がない。このため、第4の実施形態に係る発電装置では、上述の第1の実施形態及び第3の実施形態に係る各発電装置に比べて、第1の連結部材と錘体との結合部、および、第2の連結部材と支持体との結合部がより簡易な構成となっている。
なお、図11に示したC−C線は、図10に示した切断面の位置を示すもので、図10の断面図は図11における正面から見た図に対応するものになる。また図11では、第1の連結部材46aと錘体2dとを接続する第1の継ぎ手6000aを図示していないが、第2の連結部材46bと第1の連結部材46aとが磁歪部材3dおよび磁性部材4dの中間点を縦に結ぶ線で線対称になるだけで構成は同じであるため図示省略する。ただし、図11に示している支持体8dと対称となるものは錘体2dになる。
上述した本発明の発電装置をワイヤレスセンサの電源装置として適用することで、ワイヤレスセンサにおける電力供給に関する問題点を克服することが可能となる。ワイヤレスセンサは、振動を計測するセンセとして、高速道路や鉄道、建物、回転機などの構造ヘルスモニタリング用の振動センサや加速度センサ、タイヤ圧のモニタリングセンサ等に実用化されている。
1a〜1d 発電装置
2a〜2d 錘体
3a〜3d 磁歪部材
4a〜4d 磁性部材
5a,5b、50a,50b (第1の)磁気コイル
5c、50c (第2の)磁気コイル
5d (第3の)磁気コイル
6a、60a、600a、6000a 第1の継ぎ手
6b、60b、600b、6000b 第2の継ぎ手
7a,7b、70a,70b、700a,700b,7000a,7000b 永久磁石
8a〜8d 支持体(支柱)
9a〜9d フレーム
10 振動源
11a〜11d 電源回路
12a〜12h 振幅制限部材
40a、42a、44a、46a 第1の連結部材
40b、42b、44b、46b 第2の連結部材
111 整流手段
112 平滑手段
113 制御手段
114 蓄電手段
115 出力手段
116 出力端子

Claims (15)

  1. 一端を固定し支持する支持体を介して振動源からの振動を受けて振動し、振動エネルギーを電気エネルギーに変換する振動電力変換手段と、前記振動電力変換手段から供給される電力を受電して負荷に供給する電源回路とを備えて構成される発電装置であって、
    前記振動電力変換手段は、
    磁歪材料で構成された磁歪部材と、
    前記磁歪部材に平行に配置されて磁性材料で構成される磁性部材と、
    前記磁歪部材と前記磁性部材を磁気的に連結する第1及び第2の連結部材と、
    前記磁歪部材、前記磁性部材、並びに前記第1及び第2の連結部材の少なくともいずれか一つに巻かれた磁気コイルと、
    前記磁歪部材、前記磁性部材、並びに前記第1及び第2の連結部材のいずれか一つの端部に少なくとも一つ配置され、前記磁歪部材と前記磁性部材と前記連結部材とからなる磁気ループに磁気バイアスを供給する永久磁石と、前記振動に伴う振幅を強制的に制限する振幅制限部材を有するとともに、前記第2の連結部材側が前記支持体に結合され、
    前記磁歪部材の軸方向と垂直な方向に前記振動源からの振動を受けることで前記振動電力変換手段が振動し、該振動に伴って前記磁歪部材が伸張または収縮することで振動エネルギーから電気エネルギーに変換された電力が前記磁気コイルに発生する第1の電力発生手段と、前記振動に伴う振幅の増大で前記振幅制限部材に衝突することで所定の跳ね返り力を受けることで前記振幅が強制的に制限されることによる前記磁歪部材に与えられる振動周波数の増大に伴う振動エネルギーから電気エネルギーに変換された電力が前記磁気コイルに発生する第2の電力発生手段と、を有し、前記第1及び第2の電力発生手段により発生された電力を前記電源回路に供給する、
    ことを特徴とする発電装置。
  2. 前記第1の連結部材側に結合され前記振動電力変換手段に与えられた振動を持続させるための錘体を備えることを特徴とする請求項1に記載の発電装置。
  3. 前記磁気コイルとして、少なくとも前記第1及び第2の連結部材のいずれかに巻かれた第1の磁気コイルを有することを特徴とする請求項1または2に記載の発電装置。
  4. 前記錘体と前記第1の連結部材とを結合し前記第1の磁気コイルの収納空間を確保する非磁性体材料で構成された第1の継ぎ手、および/または、前記支持体と前記第2の連結部材とを結合し前記第1の磁気コイルの収納空間を確保する非磁性体材料で構成された第2の継ぎ手を備えていることを特徴とする請求項3に記載の発電装置。
  5. 前記磁気コイルとして、前記磁性部材に巻かれた第2の磁気コイルを有することを特徴とする請求項1または2に記載の発電装置。
  6. 前記錘体と前記第1の連結部材とを結合する非磁性体材料で構成された第1の継ぎ手、および/または、前記支持体と前記第2の連結部材とを結合する非磁性体材料で構成された第2の継ぎ手を備えていることを特徴とする請求項5に記載の発電装置。
  7. 前記磁気コイルとして、少なくとも前記第1及び第2の連結部材のいずれかに巻かれた第1の磁気コイルと、前記磁性部材に巻かれた第2の磁気コイルとを有することを特徴とする請求項1または2に記載の発電装置。
  8. 前記錘体と前記第1の連結部材とを結合し前記第1の磁気コイルの収納空間を確保する非磁性体材料で構成された第1の継ぎ手、および/または、前記支持体と前記第2の連結部材とを結合し前記第1の磁気コイルの収納空間を確保する非磁性体材料で構成された第2の継ぎ手を備えていることを特徴とする請求項7に記載の発電装置。
  9. 前記磁気コイルとして、前記磁歪部材に巻かれた第3の磁気コイルを有することを特徴とする請求項1または2に記載の発電装置。
  10. 前記錘体と前記第1の連結部材とを結合する非磁性体材料で構成された第1の継ぎ手、および/または、前記支持体と前記第2の連結部材とを結合する非磁性体材料で構成された第2の継ぎ手を備えていることを特徴とする請求項9に記載の発電装置。
  11. 前記磁性部材と前記連結部材とが一体成形されてヨークを構成することを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に記載の発電装置。
  12. 前記振動電力変換手段における前記磁性部材、および、前記第1及び第2の連結部材は、同一部材で構成されていることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1項に記載の発電装置。
  13. 前記磁歪材料は、延性を有することを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1項に記載の発電装置。
  14. 前記磁歪材料は、鉄ガリウム合金であることを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1項に記載の発電装置。
  15. 前記磁歪材料は、鉄コバルト合金であることを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1項に記載の発電装置。
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