JP2015177415A - 画像処理装置、その制御方法、及びプログラム、並びに撮像装置、及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】RAWデータの静止画撮影において、撮影時に複数のホワイトバランスのモードの積分処理と演算処理を行う必要をなくして、撮影処理時間の短縮を可能にする仕組みを提供する。
【解決手段】画像処理装置は、RAWデータの静止画撮影モードにおいて演算手段による全てのモードのホワイトバランス制御値の算出を所定の時間ごとに繰り返し行うように制御し、RAWデータの静止画の撮影指示が行われた場合に、前記繰り返し算出された全てのモードのホワイトバランス制御値のうち、直近のホワイトバランス制御値をRAWデータのヘッダ領域に格納する。
【選択図】図5
【解決手段】画像処理装置は、RAWデータの静止画撮影モードにおいて演算手段による全てのモードのホワイトバランス制御値の算出を所定の時間ごとに繰り返し行うように制御し、RAWデータの静止画の撮影指示が行われた場合に、前記繰り返し算出された全てのモードのホワイトバランス制御値のうち、直近のホワイトバランス制御値をRAWデータのヘッダ領域に格納する。
【選択図】図5
Description
本発明は、静止画像や動画像を撮像、記録、再生する画像処理装置、その制御方法、及びプログラム、並びに撮像装置、及びその制御方法に関する。
デジタルカメラ等の画像処理装置では、映像信号そのままの画像データ(以下、RAWデータという。)に対して画像処理を行うことで、JPEG形式等の画像データに変換するものがある。RAWデータに対する画像処理として、ホワイトバランスの調整処理があり、撮影後にホワイトバランスのモードを切り替えて適切な色調の画像データを得ることが可能である。なお、ホワイトバランスの調整には、RAWデータに含まれる映像信号の積分処理と、この積分処理によって得られた積分値を利用してホワイトバランスの演算処理とを行い、ホワイトバランス制御値を算出する必要がある。
従来、例えば、撮影時に複数のホワイトバランスのモードについてそれぞれホワイトバランス制御値を算出し、算出結果を映像信号に基づく画像データのヘッダ領域に格納する技術が提案されている(特許文献1)。この提案では、現像処理におけるホワイトバランスの調整において、ホワイトバランスを任意のモードに設定してもホワイトバランス制御値の算出を行う必要がなく、現像処理時間を短縮させることができるとしている。
しかし、上記特許文献1では、RAWデータの撮影時には、図6(a)に示すように、複数のホワイトバランスのモードの積分処理と演算処理を行うため、図6(b)に示すJEPG形式等の画像データの撮影時に比べて撮影処理時間が長くなるという問題がある。
そこで、本発明は、静止画撮影において、撮影時に複数のホワイトバランスのモードの積分処理と演算処理を行う必要をなくして、撮影処理時間の短縮を可能にする仕組みを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、撮像手段により得られた映像信号の積分処理を行い、ホワイトバランスのモードごとにホワイトバランス積分値を得る積分手段と、前記積分手段により得られたホワイトバランス積分値を用いた演算処理を行い、光源の色温度を補正するための全てのモードのホワイトバランス制御値を算出する演算手段と、RAWデータの静止画撮影モードにおいて前記演算手段による全てのモードのホワイトバランス制御値の算出を所定の時間ごとに繰り返し行うように制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、RAWデータの静止画の撮影指示が行われた場合に、前記演算手段によって繰り返し算出された全てのモードのホワイトバランス制御値のうち、直近のホワイトバランス制御値を前記RAWデータに格納することを特徴とする。
また、本発明は、複数のホワイトバランスモードを備える撮像装置において、撮像手段と、撮影モードで動作中であって、撮影指示を受け付ける前に、前記撮像手段により取得された画像データを解析して、前記複数のホワイトバランスモードのそれぞれに対応する補正値を算出する算出手段と、前記算出手段により算出された前記複数のホワイトバランスモードそれぞれに対応する補正値を格納するメモリと、撮影指示を受け付けたことに応じて前記撮像手段により取得された画像データと共に、前記メモリに格納されている前記補正値を記録媒体に記録する記録制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、静止画撮影において、撮影時に複数のホワイトバランスのモードの積分処理と演算処理を行う必要がなく、撮影処理時間の短縮が可能となる。
以下、本発明の実施形態の一例を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の画像処理装置の実施形態の一例である撮像装置としてのデジタルカメラの概略ブロック図である。
本実施形態のデジタルカメラ100は、図1に示すように、撮影レンズ10、絞り機能を備える機械式のシャッタ12、光学像を電気信号に変換する撮像素子14、及び撮像素子14のアナログ信号出力をデジタル信号に変換するA/D変換器16等を有する。タイミング発生回路18は、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御され、撮像素子14、 及びA/D変換器16にクロック信号や制御信号を供給する。なお、シャッタ12以外にも、撮像素子14のリセットタイミングの制御によって、電子シャッタとして、蓄積時間を制御することができ、動画撮影などに使用可能である。
画像処理回路20は、 A/D変換器16からのデータ或いはメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また、画像処理回路20によって、画像の切り出しや変倍処理を行うことで電子ズーム機能が実現される。
また、画像処理回路20では、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてシステム制御回路50が露光制御手段40、測距制御手段42に対して制御を行う、TTL方式のAF処理、AE処理、EF処理を行う。更に、画像処理回路20では、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行う。
メモリ制御回路22は、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、メモリ30、及び圧縮・伸長回路32を制御する。A/D変換器16のデータが画像処理回路20、及びメモリ制御回路22を介して、或いは直接メモリ制御回路22を介してメモリ30に書き込まれる。メモリ30には、撮影した静止画像データや動画像データが格納される。また、メモリ30は、システム制御回路50の作業領域としても使用することが可能である。
画像表示部28は、TFTやLCD等で構成される。メモリ30に書き込まれた表示用の画像データは、メモリ制御回路22を介して画像表示部28により表示される。画像表示部28に撮像した画像データを逐次表示すれば、電子ファインダ機能を実現することが可能である。
システム制御回路50は、デジタルカメラ100全体の制御を司る。システム制御回路50が実行するプログラムコードは、フラッシュロム等の不揮発性メモリ31に書き込まれて、逐次読み出される。また、不揮発性メモリ31には、システム情報を記憶する領域や、ユーザ設定情報を記憶する領域が設けられ、各種情報や設定が次回起動時に読み出される。
圧縮・伸長回路32は、適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮伸長する回路であり、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。
露光制御手段40は、シャッタ12を制御し、また、ストロボ48と連動することによりストロボ調光機能も有する。測距制御手段42は、撮影レンズ10のフォーカシングを制御し、ズーム制御手段44は、撮影レンズ10のズーミングを制御する。ストロボ48は、ストロボ調光機能の他に、AF補助光の投光機能も有する。露光制御手段40及び測距制御手段42は、TTL方式を用いて制御され,撮像した画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果に基づき、システム制御回路50が露光制御手段40及び測距制御手段42に対して制御を行う。
モードダイアルスイッチ60は、電源オフ、自動撮影モード、撮影モード、パノラマ撮影モード、動画撮影モード、再生モード、PC接続モード等の各機能モードを切り替え設定する。
シャッタスイッチ(SW1)62は、シャッタボタンの操作途中でオンとなり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理等の動作開始を指示する。
シャッタスイッチ(SW2)64は、シャッタボタンの操作完了でオンとなり、システム制御回路50は、ストロボ撮影の場合、EF(フラッシュプリ発光)処理を行った後に、AE処理で決定された露光時間分、撮像素子14を露光させる。そして、システム制御回路50は、この露光期間中にストロボ48を発光させて、露光期間終了と同時に露光制御手段40により遮光することで、撮像素子14への露光を終了させる。
また、シャッタスイッチ(SW2)64がオンされると、システム制御回路50は、撮像素子14から読み出した信号をA/D変換器16、及びメモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データを書き込む読み出し処理を行う。
更に、シャッタスイッチ(SW2)64がオンされると、システム制御回路50は、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算による現像処理やメモリ30から画像データを読み出して圧縮・伸長回路32で圧縮する処理を行う。更に、シャッタスイッチ(SW2)64がオンされると、システム制御回路50は、記録媒体200に画像データを書き込む記録制御を行う。
表示切替スイッチ66は、画像表示部28の表示を切替える。この機能により、光学ファインダ104を用いて撮影を行う際に、画像表示部28への電流供給を遮断することにより、省電力を図ることが可能となる。
操作部70は、各種ボタン、タッチパネルや回転式ダイアル等から構成され、例えばメニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、ストロボ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタン等がある。また、操作部70には、サブメニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像移動−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン等もある。
ズームスイッチ72は、ユーザが撮像画像の倍率変更指示を行うためのスイッチである。ズームスイッチ72は、撮像画角を望遠側に変更させるテレスイッチと、広角側に変更させるワイドスイッチを有する。ズームスイッチ72は、ズーム制御手段44に撮影レンズ10の撮像画角の変更を指示し、光学ズーム操作を行うトリガとなる。また、ズームスイッチ72は、画像処理回路20による画像の切り出しや、画素補間処理などによる撮像画角の電子的なズーミング変更のトリガともなる。
電源手段86は、アルカリ電池の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Liイオン電池等の二次電池、ACアダプタ等から構成される。I/F90は、記録媒体200とのインタフェースであり、コネクタ92には、記録媒体200が接続される。記録媒体200は、メモリカードやハードディスク等で構成され、半導体メモリや磁気ディスク等の記録部202、デジタルカメラ100とのI/F(インタフェース)204、コネクタ92に接続されるコネクタ206を備える。
光学ファインダ104は、画像表示部28による電子ファインダ機能を使用することなく、撮影を行うことを可能にする。通信手段110は、USB、IEEE1394、LAN、無線通信等の各種通信機能を有する。コネクタ/アンテナ112は、通信手段110によりデジタルカメラ100を他の機器と接続する際に用いるコネクタ、或いは無線通信の場合はアンテナである。
図2は、撮影シーン変化検出時の処理のフローチャート図である。図2に示す処理は、システム制御回路50が不揮発性メモリ31に格納されたプログラムをメモリ30に展開して実行することにより実現される。
図2において、ステップS401では、システム制御回路50は、撮影シーンが変化したと判断した場合、撮影シーン変化フラグをオンに設定し、処理を終了する。
図3は、光源の色温度を補正するための補正値としてのホワイトバランス制御値(以下、WB制御値という。)の繰り返し算出処理のフローチャート図である。図3での各処理は、システム制御回路50が不揮発性メモリ31に格納されたプログラムをメモリ30に展開して実行することにより実現される。
図3において、ステップS501では、システム制御回路50は、全てのホワイトバランスモード(オート、太陽光、曇り、電球、蛍光灯、蛍光灯H、水中、ストロボ)に対応するWB制御値算出完了マークをクリアし、ステップS502に進む。
ステップS502では、システム制御回路50は、撮影シーン変化フラグを判定し、撮影シーン変化フラグがオフの場合は、ステップS503に進む。
ステップS503では、システム制御回路50は、全てのホワイトバランスモード(以下、WBモードという。)に対応するWB制御値の算出が完了したことがマークされているかを判定し、完了していない場合は、ステップS504に進む。
ステップS504では、システム制御回路50は、WB制御値を算出するWBモードを切り替え、ステップS505に進む。
ステップS505では、システム制御回路50は、ステップS504で切り替えたWBモードのWB制御値を算出し、ステップS506に進む。WB制御値の算出に際しては、本実施形態では、スルー画像を表示するために取得された画像データの解析処理、具体的には、撮像したRAWデータに含まれる映像信号の積分処理と、積分処理によって得られたホワイトバランス積分値を利用した演算処理とを行う。
ステップS506では、システム制御回路50は、ステップS505で算出したWBモードのWB制御値の算出が完了したことをマークし、ステップS502へ戻る。
ステップS503に戻って、システム制御回路50は、全てのWBモードに対応するWB制御値の算出が完了していると判定した場合は、ステップS508に進み、所定の時間(例えば2秒)が経過するのを待って、ステップS501に戻る。
ステップS502に戻って、システム制御回路50は、撮影シーン変化フラグを判定した結果、撮影シーン変化フラグがオンの場合は、ステップS507に進む。
ステップS507では、システム制御回路50は、撮影シーン変化フラグをオフに設定して、ステップS508に進み、所定の時間(例えば2秒)が経過するのを待って、ステップS501に戻る。
図4は、RAWデータ撮影処理のフローチャート図である。図4での各処理は、システム制御回路50が不揮発性メモリ31に格納されたプログラムをメモリ30に展開して実行することにより実現される。
図4において、ステップS601では、システム制御回路50は、ユーザによるシャッタボタンの操作により撮影指示(シャッタスイッチ(SW2)64がオン)されると、ストロボ48を用いた撮影であるかを判定する。そして、システム制御回路50は、ストロボ48を用いた撮影である場合は、ステップS602に進む。
ステップS602では、システム制御回路50は、全てのWBモードに対応するWB制御値を算出し直し、ステップS609に進む。即ち、ストロボ撮影の場合は、システム制御回路50は、図3に示す処理を撮影指示後に再度実行することになる。
ステップS609では、システム制御回路50は、撮影画像のサムネイル画像について現像処理を行い、JPEG形式のサムネイル画像データをRAWデータのヘッダ領域に格納し、ステップS610に進む。
ステップS610では、システム制御回路50は、ステップS602で算出し直した全てのWBモードに対応するWB制御値をRAWデータのヘッダ領域に格納し、RAWデータを記録媒体200へ記録して、処理を終了する。
ステップS601に戻って、システム制御回路50は、ストロボ48を用いた撮影であるかを判定した結果、ストロボ48を用いた撮影でないと判定した場合は、ステップS603に進む。
ステップS603では、システム制御回路50は、撮影シーン変化フラグを判定し、撮影シーン変化フラグがオンの場合は、ステップS604に進む。
ステップS604では、システム制御回路50は、撮影シーン変化フラグをオフにした後、上述したステップS602、ステップS609、及びステップS610の処理を実行して、処理を終了する。即ち、撮影指示後に、撮影シーンが変化した場合は、システム制御回路50は、図3に示す処理を撮影指示後に再度実行することになる。
ステップS603に戻って、システム制御回路50は、撮影シーン変化フラグを判定し、撮影シーン変化フラグがオフの場合は、ステップS605に進む。
ステップS605では、システム制御回路50は、全てのWBモードのWB制御値の算出が完了したことがマークされているかを判定し、完了している場合は、ステップS609に進む。
ステップS609では、システム制御回路50は、撮影画像のサムネイル画像について現像処理を行い、JPEG形式のサムネイル画像データをRAWデータのヘッダ領域に格納し、ステップS610に進む。
ステップS610では、システム制御回路50は、撮影指示前に図3に示す処理で算出した直近の全てのWBモードのWB制御値をRAWデータのヘッダ領域に格納し、RAWデータを記録媒体200へ記録し、処理を終了する。
ステップS605に戻って、システム制御回路50は、全てのWBモードのWB制御値の算出が完了したことがマークされていない場合は、ステップS606に進む。ここでは、図3に示す処理において、直近の全てのWBモードのWB制御値の算出途中で撮影指示が行われた場合が該当する。
ステップS606では、システム制御回路50は、WB制御値を算出するWBモードを切り替え、ステップS607に進む。
ステップS607では、システム制御回路50は、ステップS606で切り替えたWBモードのWB制御値を算出し、ステップS608に進む。
ステップS608では、システム制御回路50は、WBモードのWB制御値の算出が完了したことをマークし、ステップS605に戻る。
ステップS605において、システム制御回路50は、ステップS607で算出したWBモードのWB制御値を含む全てのWBモードのWB制御値の算出が完了したことがマークされている場合は、ステップS609に進む。
ステップS609では、システム制御回路50は、撮影画像のサムネイル画像について現像処理を行い、JPEG形式のサムネイル画像データをRAWデータのヘッダ領域に格納し、ステップS610に進む。
ステップS610では、システム制御回路50は、ステップS607で算出したWBモードのWB制御値を含む全てのWBモードのWB制御値をRAWデータのヘッダ領域に格納し、RAWデータを記録媒体200へ記録し、処理を終了する。
図5(a)は通常のRAWデータの撮影処理を時間軸に沿って示すタイミングチャート図、図5(b)は本実施形態のRAWデータの撮影処理を時間軸に沿って示すタイミングチャート図である。
図5から判るように、本実施形態では、静止画撮影モードの動作中において、ストロボ撮影ではなく、かつ撮影シーンの変化がない場合は、撮影指示後に予め繰り返し算出されたWB制御値のうち、直近のWB制御値をRAWデータのヘッダ領域に格納する。
そして、直近のWB制御値がヘッダ領域に格納されたRAWデータを1つのファイルにして記録媒体200へ記録する。これにより、RAWデータの静止画撮影において、撮影指示後にWB制御値を算出するための複数のWBモードの積分処理と演算処理を行う必要がなく、約0.6秒(図5参照)の撮影処理時間の短縮が可能となる。
また、本実施形態では、ストロボ撮影の場合又は撮影指示後に撮影シーンが変化した場合は、全てのWBモードのWB制御値を算出し直し、また、全てのWBモードのWB制御値の算出途中で撮影指示が行われた場合は、未算出のWBモードのWB制御値を算出する。これにより、適正なWB制御値を用いた撮影が可能となる。
なお、本発明は、上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。ネットワーク又は各種記憶媒体を介して取得したソフトウェア(プログラム)をパーソナルコンピュータ(CPU,プロセッサ)にて実行することでも実現できる。
10 撮影レンズ
14 撮像素子
16 A/D変換器
18 タイミング発生回路
20 画像処理回路
22 メモリ制御回路
30 メモリ
31 不揮発性メモリ
50 システム制御回路
14 撮像素子
16 A/D変換器
18 タイミング発生回路
20 画像処理回路
22 メモリ制御回路
30 メモリ
31 不揮発性メモリ
50 システム制御回路
Claims (12)
- 撮像手段により得られた映像信号の積分処理を行い、ホワイトバランスのモードごとにホワイトバランス積分値を得る積分手段と、
前記積分手段により得られたホワイトバランス積分値を用いた演算処理を行い、光源の色温度を補正するための全てのモードのホワイトバランス制御値を算出する演算手段と、 RAWデータの静止画撮影モードにおいて前記演算手段による全てのモードのホワイトバランス制御値の算出を所定の時間ごとに繰り返し行うように制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、RAWデータの静止画の撮影指示が行われた場合に、前記演算手段によって繰り返し算出された全てのモードのホワイトバランス制御値のうち、直近のホワイトバランス制御値を前記RAWデータに格納することを特徴とする画像処理装置。 - 前記制御手段は、RAWデータの静止画の撮影指示が行われた場合に、ストロボ撮影かを判定し、
ストロボ撮影と判定した場合は、前記撮影指示の後に前記演算手段によって前記ホワイトバランス制御値を算出し、
算出した前記ホワイトバランス制御値を前記RAWデータに格納することを特徴とすることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記制御手段は、RAWデータの静止画の撮影指示が行われた場合に、撮影シーンが変化したかを判定し、
撮影シーンが変化した場合は、前記撮影指示の後に前記演算手段によって前記ホワイトバランス制御値を算出し、
算出した前記ホワイトバランス制御値を前記RAWデータに格納することを特徴とすることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 撮像手段により得られた映像信号の積分処理を行い、ホワイトバランスのモードごとにホワイトバランス積分値を得る積分ステップと、
前記積分ステップで得られたホワイトバランス積分値を用いた演算処理を行い、光源の色温度を補正するための全てのモードのホワイトバランス制御値を算出する演算ステップと、
RAWデータの静止画撮影モードにおいて前記演算ステップによる全てのモードのホワイトバランス制御値の算出を所定の時間ごとに繰り返し行うように制御する制御ステップと、
RAWデータの静止画の撮影指示が行われた場合に、前記演算ステップで繰り返し算出された全てのモードのホワイトバランス制御値のうち、直近のホワイトバランス制御値を前記RAWデータに格納する格納ステップと、を備えることを特徴とする画像処理装置の制御方法。 - 撮像手段により得られた映像信号の積分処理を行い、ホワイトバランスのモードごとにホワイトバランス積分値を得る積分ステップと、
前記積分ステップで得られたホワイトバランス積分値を用いた演算処理を行い、光源の色温度を補正するための全てのモードのホワイトバランス制御値を算出する演算ステップと、
RAWデータの静止画撮影モードにおいて前記演算ステップによる全てのモードのホワイトバランス制御値の算出を所定の時間ごとに繰り返し行うように制御する制御ステップと、
RAWデータの静止画の撮影指示が行われた場合に、前記演算ステップで繰り返し算出された全てのモードのホワイトバランス制御値のうち、直近のホワイトバランス制御値を前記RAWデータに格納する格納ステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。 - 複数のホワイトバランスモードを備える撮像装置において、
撮像手段と、
撮影モードで動作中であって、撮影指示を受け付ける前に、前記撮像手段により取得された画像データを解析して、前記複数のホワイトバランスモードのそれぞれに対応する補正値を算出する算出手段と、
前記算出手段により算出された前記複数のホワイトバランスモードそれぞれに対応する補正値を格納するメモリと、
撮影指示を受け付けたことに応じて前記撮像手段により取得された画像データと共に、前記メモリに格納されている前記補正値を記録媒体に記録する記録制御手段とを有することを特徴とする撮像装置。 - 前記記録制御手段が記録する前記補正値には、前記複数のホワイトバランスモードそれぞれに対応する補正値を含むことを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
- 前記算出手段は、前記撮影指示を受け付ける前に、繰り返し補正値を算出し、前記メモリに新たに算出された前記補正値が格納されることを特徴とする請求項6又は7に記載の撮像装置。
- 前記記録制御手段は、前記撮像手段により取得された画像データと前記メモリに格納されている前記補正値とを1つのファイルにして前記記録媒体に記録することを特徴とする請求項6乃至8のいずれか一項に記載の撮像装置。
- 前記算出手段は、撮影指示を受け付ける前にスルー画像を表示するために取得された画像データを用いて前記補正値を算出することを特徴とする請求項6乃至9のいずれか一項に記載の撮像装置。
- 前記記録制御手段は、撮影指示を受け付けたことに応じて前記撮像手段により取得された画像データをRAWデータとして記録することを特徴とする請求項6乃至10のいずれか一項に記載の撮像装置。
- 複数のホワイトバランスモードを備える撮像装置を制御する方法において、
撮影モードで動作中であって、撮影指示を受け付ける前に、撮像手段で取得された画像データを解析して、前記複数のホワイトバランスモードのそれぞれに対応する補正値を算出する算出ステップと、
前記算出ステップで算出された前記複数のホワイトバランスモードそれぞれに対応する補正値をメモリに格納するステップと、
撮影指示を受け付けたことに応じて前記撮像手段により取得された画像データと共に、前記メモリに格納されている前記補正値を記録媒体に記録するステップとを有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
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