JP2015176621A - 半導体装置及びその制御方法 - Google Patents

半導体装置及びその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015176621A
JP2015176621A JP2014052087A JP2014052087A JP2015176621A JP 2015176621 A JP2015176621 A JP 2015176621A JP 2014052087 A JP2014052087 A JP 2014052087A JP 2014052087 A JP2014052087 A JP 2014052087A JP 2015176621 A JP2015176621 A JP 2015176621A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
logic level
command
terminals
semiconductor memory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014052087A
Other languages
English (en)
Inventor
畠山 淳
Atsushi Hatakeyama
淳 畠山
石川 透
Toru Ishikawa
透 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Micron Technology Inc
Original Assignee
Micron Technology Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Micron Technology Inc filed Critical Micron Technology Inc
Priority to JP2014052087A priority Critical patent/JP2015176621A/ja
Publication of JP2015176621A publication Critical patent/JP2015176621A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)
  • Dram (AREA)

Abstract

【課題】テスト動作時において複数のチャネルに互いに異なる動作を実行させる。
【解決手段】第1の半導体メモリ装置ChAと第2の半導体メモリ装置ChBとに共通に接続された複数のテストパッドに第1のコマンド及び第1のコードを供給して第1の半導体メモリ装置ChAにセルフリフレッシュ動作を実行させ、第1の半導体メモリ装置ChAがセルフリフレッシュ動作を実行している間に、テストパッドに第2のコマンドを供給して第2の半導体メモリ装置ChBにリード動作又はライト動作を実行させる。本発明によれば、複数の半導体メモリ装置、つまり複数のチャネルに互いに異なる動作を実行させることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は半導体装置及びその制御方法に関し、特に、複数の半導体メモリ装置を含む半導体装置及びその制御方法に関する。
近年、半導体メモリとコントローラチップとの間のデータ転送レートのさらなる高速化が望まれている。これを達成するために、データ入出力のビット幅、即ち、入出力端子の数を従来の半導体メモリに比べ増加させた種々の半導体メモリが考案されている。このような半導体メモリの例として、ハイバンドウィドゥスメモリ(High Band−width Memory,HBM)、ハイブリッドメモリキューブ(Hybrid Memory Cube,HMC)、及び、ワイドI/O型DRAM(Wide−IO DRAM)(特許文献1参照)などが知られている。
このような半導体メモリでは、データ入出力端子を含む外部端子の数が通常のDRAMに比べて極めて多いため、各端子はマイクロバンプと呼ばれる微小電極によって構成される。マイクロバンプは非常に狭ピッチで多数配置されることから、テスト動作時においてテスタのプローブをマイクロバンプに直接接触させることは困難である。このため、このような半導体メモリにおいては、テスト用のパッド電極がマイクロバンプとは別に設けられており、テスト動作時においては、テスタのプローブをテスト用のパッド電極に接触させることによって信号の入出力を行う。
特開2012−243251号公報
ところで、上述のような半導体メモリには、複数のチャネル(メモリ部)を有するものがある。このような半導体メモリでは、複数のチャネルに対応して制御用及びデータ入出力のマイクロバンプが設けられている。即ち、複数のチャネルは、マイクロバンプを介して独立に制御される。しかしながら、複数のチャネルを有する半導体メモリにおいて、テスト用のパッド電極は、複数のチャネルに共通で設けられる。このため、このような半導体メモリをテストパッドを介して動作させる場合、複数のチャネルに同じ動作をさせるしかないという問題があった。発明者は、このような半導体メモリの一部のチャネルを、テストパッドを介してロックする機能を開発した。しかしながら、この方法は、所定のチャネルを非動作状態にすることはできるが、複数のチャネルを異なる動作状態で動作させることはできなかった。このため、複数のチャネルが異なる動作をした場合の相互の影響を検出できる機能が望まれている。
本発明の一側面による半導体装置は、第1の半導体メモリ装置を含む半導体装置であって、前記第1の半導体メモリ装置は、第1のコマンドに応じて第1の制御信号を発生する第1のコマンドデコーダと、前記第1の制御信号に応じて第1のコード信号の論理レベルを取り込み、取り込んだ当該第1のコード信号の論理レベルを保持するとともに第2の制御信号として出力する第1のラッチ回路と、前記第1のラッチ回路に接続され、前記第2の制御信号を受け取る共に、第3の制御信号を受け取る第1の制御回路であって、前記第2の制御信号が第1の論理レベルのときには、前記第3の制御信号の論理レベルに関係なく第3の論理レベルの第1のステート信号を出力し、前記第2の制御信号が第2の論理レベルで、前記第3の制御信号が第5の論理レベルのときには、第4の論理レベルの前記第1のステート信号を出力する第1の制御回路と、前記第1の制御回路に接続され、前記第1のステート信号が前記第3の論理レベルをとるときに、第1の周波数で変化する信号である第1のタイミング信号を生成し、前記第1のステート信号が前記第4の論理レベルをとるときに、前記第1のタイミング信号の発生を停止する第1のタイミング制御回路と、第1のメモリセルアレイと、前記第1のタイミング信号に応じて前記第1のメモリセルアレイを制御する第2の制御回路と、を含むことを特徴とする。
本発明の他の側面による半導体装置は、単一の半導体チップに集積された第1及び第2の半導体メモリ装置と、前記第1及び第2の半導体メモリ装置に共通に接続された複数の第1の端子とを含む半導体装置であって、前記第1の半導体メモリ装置は、前記複数の第1の端子を介して入力される信号を受信する第1の入力回路群と、第1のメモリセルアレイと、前記第1のメモリセルアレイに対するセルフリフレッシュ動作の動作周期を制御する第1のタイミング制御回路とを含み、前記第2の半導体メモリ装置は、前記複数の第1の端子を介して入力される信号を受信する第2の入力回路群と、第2のメモリセルアレイと、前記第2のメモリセルアレイに対するセルフリフレッシュ動作の動作周期を制御する第2のタイミング制御回路とを含み、前記第1のタイミング制御回路は、前記第1の入力回路群から出力される信号に基づいて前記セルフリフレッシュ動作の動作周期を変化させ、前記第2のタイミング制御回路は、前記第2の入力回路群から出力される信号に基づいて前記セルフリフレッシュ動作の動作周期を変化させ、前記第1及び第2の入力回路群は、前記複数の第1の端子を介して入力される信号に基づいて選択的に活性化されることを特徴とする。
本発明による半導体装置の制御方法は、第1の半導体メモリ装置と第2の半導体メモリ装置とに共通に接続された複数の第1の端子に第1のコマンド及び第1のコードを供給して前記第1の半導体メモリ装置に第1の動作を実行させ、前記第1の半導体メモリ装置が前記第1の動作を実行している間に、前記複数の第1の端子に第2のコマンドを供給して前記第2の半導体装置に第2の動作を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、複数の半導体メモリ装置(複数のチャネル)に互いに異なる動作を実行させることができる。
本発明の好ましい第1の実施形態による半導体装置10の構造を説明するための模式的な断面図である。 半製品10Aの構造を説明するための模式的な断面図である。 メモリチップ20の主面20Fの平面図である。 メモリチップ20の回路構成を説明するためのブロック図である。 チャネルChAに含まれる入力回路群51の構成を示すブロック図である。 チャネルChAに含まれる制御回路52の構成を示すブロック図である。 テストモード制御回路74の回路図である。 制御信号生成回路78の動作を説明するための表である。 ロック信号生成回路79の動作を説明するための表である。 セルフリフレッシュ制御回路75の回路図である。 タイミング制御回路76の回路図である。 通常動作時におけるセルフリフレッシュ動作を説明するためのタイミング図である。 メモリチップ20のテスト方法を説明するためのシーケンス図である。 テスト動作を説明するためのタイミング図である。 本発明の第2の実施形態による半導体装置100の構造を説明するための模式的な断面図である。 半製品100Aの構造を説明するための模式的な断面図である。 貫通電極TSV1,TSV2の接続状態を説明するための模式図である。 貫通電極TSV1の構造を示す断面図である。 本発明の第3の実施形態による半導体装置200の構造を説明するための模式的な断面図である。 本発明の第4の実施形態による半導体装置300の構造を説明するための模式的な断面図である。 本発明の第5の実施形態による半導体装置400の構造を説明するための略平面図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい第1の実施形態による半導体装置10の構造を説明するための模式的な断面図である。
図1に示すように、本実施形態による半導体装置10は、メモリチップ20とコントロールチップ30が積層された構成を有している。メモリチップ20はいわゆるワイドIO型のDRAMであり、その主面20Fには複数の表面マイクロバンプMFB(バンプ電極)及び複数のテストパッドTP(パッド電極)が設けられている。主面20Fとは、トランジスタなどの回路素子が形成されている側の面であり、図1に示す例ではメモリチップ20の主面20Fは下側を向いている。つまり、本実施形態ではメモリチップ20がコントロールチップ30上にフェイスダウン方式で積層されている。
コントロールチップ30は、メモリチップ20の動作を制御する半導体チップ(SOC;System on Chip)であり、回路基板40上にフェイスダウン方式で搭載されている。つまり、コントロールチップ30は、主面30Fが回路基板40側を向き、裏面30Bがメモリチップ20側を向くように搭載されている。コントロールチップ30の主面30Fには複数の表面マイクロバンプCFBが形成され、コントロールチップ30の裏面30Bには複数の裏面マイクロバンプCBBが形成されている。表面マイクロバンプCFBは回路基板40に設けられた基板電極41に接合され、裏面マイクロバンプCBBはメモリチップ20に設けられた表面マイクロバンプMFBに接合されている。そして、コントロールチップ30に設けられた内部回路は、表面マイクロバンプCFBに接続されるとともに、コントロールチップ30を貫通して設けられた貫通電極TSV(Through Substrate Via)を介して裏面マイクロバンプCBBに接続されている。
回路基板40は、メモリチップ20及びコントロールチップ30が搭載された上面側に基板電極41が設けられ、下面側に外部端子42が設けられた構造を有している。基板電極41と外部端子42は、回路基板40を貫通して設けられた図示しないスルーホール導体を介して相互に接続されている。また、基板電極41の上面には、メモリチップ20及びコントロールチップ30を覆うように封止樹脂50が設けられ、これにより1パッケージの半導体装置10として提供される。
かかる構成により、外部端子42を介して入力される信号(アドレス信号、コマンド信号、クロック信号、ライトデータなど)は、まずコントロールチップ30に入力され、コントロールチップ30による必要な信号処理を経て、メモリチップ20に供給される。一方、メモリチップ20から出力される信号(リードデータなど)は、コントロールチップ30に入力され、コントロールチップ30による必要な信号処理を経て、外部端子42から外部に出力される。
半導体装置10の製造工程においては、回路基板40上にコントロールチップ30及びメモリチップ20を搭載した後、封止樹脂50によってこれらのチップ20,30を封止しても構わないし、図2に示す半製品10Aを用意し、これをコントロールチップ30及び回路基板40に接続しても構わない。図2に示す半製品10Aは、メモリチップ20とその主面20Fを除く各面を覆う封止樹脂50からなる。このような半製品10Aを用いれば、仕様や用途によって異なるコントロールチップ30を適宜接続することができるため、汎用性を高めることが可能となる。
図3は、メモリチップ20の主面20Fの平面図である。
図3に示すように、メモリチップ20の主面20Fには、X方向およびY方向にマトリクス状に配置された4つのチャネルChA〜ChDが設けられる。各チャネルChA〜ChDは、それぞれが単独のDRAMとして動作可能な半導体メモリ装置であり、したがって、メモリチップ20は4つの独立したDRAMが1チップ化された構成を有している。
メモリチップ20の主面20Fには、各チャネルChA〜ChDに対応する複数のマイクロバンプMFBa〜MFBdが設けられている。各チャネルChA〜ChDに割り当てられるデータ用のマイクロバンプMFBa〜MFBd、すなわちデータ入出力端子の数は、それぞれ例えば128個と非常に多く、また、電源用のマイクロバンプMFBa〜MFBdなども多数必要であることから、チャネルChA〜ChDごとに例えば300個程度のマイクロバンプMFBa〜MFBdが設けられる。このため、チップ全体で1000個を超えるマイクロバンプMFBが用いられることになる。
これらマイクロバンプMFBの中には、ダイレクトアクセス端子と呼ばれるテスト端子が含まれる。但し、マイクロバンプMFBのサイズは非常に微小であることから、テスタのプローブをテスト端子に接触させることは困難である。このため、各テスト端子には、テスタのプローブを接触させるためのテストパッドTPがそれぞれ割り当てられている。テストパッドTPは、テスタのプローブを容易に接触させられるよう、マイクロバンプMFBよりも大きな平面サイズを有している。かかる構成により、積層前、例えばウェハ状態のメモリチップ20に対しては、テストパッドTPを用いて動作テストを行うことができ、コントロールチップ30に積層した後は、コントロールチップ30を介して外部からテスト用のマイクロバンプMFBにアクセスすることで、メモリチップ20の動作テストを行うことができる。
図4は、メモリチップ20の回路構成を説明するためのブロック図である。
図4において二重丸で示しているのはマイクロバンプMFB(バンプ電極)であり、二重四角で示しているのはテストパッドTP(パッド電極)である。また、信号名の先頭に「T」が付されている信号及びテスト信号TESTは、テスト端子を介して入力(又は出力)される信号である。図4に示すように、テスト端子には、それぞれ対応するテストパッドTPが設けられている。また、信号名の末尾に「a」〜「d」が付されている信号は、それぞれチャネルChA〜ChDに対応する信号である。
例えば、図4に示す信号SIGaは、チャネルChAに供給される入力信号であり、アドレス信号ADDa、コマンド信号CMDa、チップセレクト信号CSB1a、クロック信号CLKa、クロックイネーブル信号CKE1aなどからなる。チャネルChAは、これらの入力信号SIGaを受け、リード動作やライト動作などを行う。チャネルChAがリード動作を行った場合、読み出されたリードデータDQaが出力される。一方、チャネルChAがライト動作を行う場合、ライトデータDQaがチャネルChAに供給される。
他のチャネルChB〜ChDも同様であり、それぞれ対応する入力信号SIGb〜SIGdを受け、リードデータDQb〜DQdの出力又はライトデータDQb〜DQdの入力を行う。
一方、テスト端子を介して入力される信号は、各チャネルChA〜ChDに対して共通に入力される。テスト端子を介して入力される信号としては、アドレス信号TADD、コマンド信号TCMD、チップセレクト信号TCSB1、クロック信号TCLK、クロックイネーブル信号TCKE1、テスト信号TESTなどがある。これらの信号はチャネルChA〜ChDに対して共通に割り当てられているため、基本的に、テスト動作時においてはチャネルChA〜ChDが並列に動作を行う。
図4に示すように、チャネルChA〜ChDはそれぞれ入力回路群51、制御回路52、メモリセルアレイ53、データ入出力回路54及び切替回路55を有する。
入力回路群51は、マイクロバンプMFB又はテストパッドTPを介して入力される各種の制御信号の中から、制御回路52に供給する制御信号を選択する回路である。制御回路52は、入力回路群51を介して入力されるコマンド信号及びアドレス信号に応じてメモリセルアレイ53にアクセスすることにより、メモリセルアレイ53に対するリード/ライト動作を行う。メモリセルアレイ53は、複数のワード線と複数のビット線の交点にセルキャパシタとセルトランジスタからなるメモリセルが配置された構成を有しており、制御回路52の制御に応じてワード線を活性化するロウデコーダや、制御回路52の制御に応じてビット線をデータ入出力回路54に接続するカラムデコーダなどを含んで構成される。データ入出力回路54は、リード動作時にメモリセルアレイ53から読み出されるリードデータを外部に出力し、ライト動作時に外部から供給されるライトデータをメモリセルアレイ53に供給する。切替回路55は、マイクロバンプMFBからなるデータ入出力端子及びテストパッドTPからなるデータ入出力端子のうち、一方をデータ入出力回路54に接続し、他方をデータ入出力回路54から切り離す処理を行う回路である。
図4に示すように、チャネルChA,ChB,ChC,ChDに含まれる制御回路52は、それぞれチャネルChB,ChC,ChD,ChAに含まれる入力回路群51にロック信号LOCKb,LOCKc,LOCKd,LOCKaを供給する。つまり、各チャネルの入力回路群51及び制御回路52は、サイクリックに接続されている。ロック信号LOCKは、当該入力回路群51を非活性化させる信号であり、これがハイレベルになると、当該入力回路群51に供給される各種制御信号が制御回路52に伝達されなくなる。
ロック信号LOCKの制御は、テストパッドTPを介して入力されるアドレス信号TADDを用いて行われる。詳細については後述するが、アドレス信号TADDに含まれる4つのビットが各チャネルに割り当てられ、これにより各チャネルChA〜ChDを個別にロックし、且つ、個別にロック解除することができる。尚、本発明におけるロック信号LOCKの制御方法は、図4に示す方式に限定されるものではない。例えば、チャネルChA,ChB,ChC,ChDに含まれる制御回路52を用いる構成に変えて、チャネルChA,ChB,ChC,ChDとは別に、個別のロック信号LOCK制御用の回路を配置する構成としてもよい。
図5は、チャネルChAに含まれる入力回路群51の構成を示すブロック図である。他のチャネルChB〜ChDに含まれる入力回路群51についても、それぞれ対応する信号を入出力する他は、基本的に同じ回路構成を有している。
図5に示すように、入力回路群51は、マイクロバンプMFBを介して供給される信号及びテストパッドTPを介して供給される信号を受ける入力回路61〜69を備える。各入力回路61〜69にはいずれもテスト信号TESTが供給されており、その論理レベルに応じて、入力された信号のいずれか一方を出力する。
具体的に説明すると、入力回路61にはクロックイネーブル信号CKE1a,TCKE1が入力され、テスト信号TESTがローレベルに非活性化している場合にはクロックイネーブル信号CKE1aが選択され、テスト信号TESTがハイレベルに活性化している場合にはクロックイネーブル信号TCKE1が選択される。選択された信号は、第3の制御信号であるクロックイネーブル信号PCKEとして出力される。
入力回路62にはクロック信号CLKa,TCLKが入力され、テスト信号TESTがローレベルに非活性化している場合にはクロック信号CLKaが選択され、テスト信号TESTがハイレベルに活性化している場合にはクロック信号CLK1が選択される。選択された信号は、クロック信号PCLKとして出力される。
入力回路63にはチップセレクト信号CSB1a,TCSBが入力され、テスト信号TESTがローレベルに非活性化している場合にはチップセレクト信号CSB1aが選択され、テスト信号TESTがハイレベルに活性化している場合にはチップセレクト信号TCSBが選択される。選択された信号は、チップセレクト信号PCSBとして出力される。
入力回路64にはロウアドレスイネーブル信号RASBa,TRASBが入力され、テスト信号TESTがローレベルに非活性化している場合にはロウアドレスイネーブル信号RASBaが選択され、テスト信号TESTがハイレベルに活性化している場合にはロウアドレスイネーブル信号TRASBが選択される。ロウアドレスイネーブル信号RASBaはコマンド信号CMDaの一部であり、ロウアドレスイネーブル信号TRASBはコマンド信号TCMDの一部である。選択された信号は、ロウアドレスイネーブル信号PRASBとして出力される。
入力回路65にはカラムアドレスイネーブル信号CASBa,TCASBが入力され、テスト信号TESTがローレベルに非活性化している場合にはカラムアドレスイネーブル信号CASBaが選択され、テスト信号TESTがハイレベルに活性化している場合にはカラムアドレスイネーブル信号TCASBが選択される。カラムアドレスイネーブル信号CASBaはコマンド信号CMDaの一部であり、カラムアドレスイネーブル信号TCASBはコマンド信号TCMDの一部である。選択された信号は、カラムアドレスイネーブル信号PCASBとして出力される。
入力回路66にはライトイネーブル信号WEBa,TWEBが入力され、テスト信号TESTがローレベルに非活性化している場合にはライトイネーブル信号WEBaが選択され、テスト信号TESTがハイレベルに活性化している場合にはライトイネーブル信号TWEBが選択される。ライトイネーブル信号WEBaはコマンド信号CMDaの一部であり、ライトイネーブル信号TWEBはコマンド信号TCMDの一部である。選択された信号は、ライトイネーブル信号PWEBとして出力される。
また、入力回路64〜66から出力されるロウアドレスイネーブル信号PRASB、カラムアドレスイネーブル信号PCASB及びライトイネーブル信号PWEBは、コマンド信号PCMDを構成する。
入力回路67にはアドレス信号ADDaのビットA[7]及びアドレス信号TADDのビットTA[7]が入力され、テスト信号TESTがローレベルに非活性化している場合にはビットA[7]が選択され、テスト信号TESTがハイレベルに活性化している場合にはビットTA[7]が選択される。選択された信号は、アドレス信号PADDのビットPA[7]として出力される。
入力回路68にはアドレス信号ADDaのビットA[6:0]及びアドレス信号TADDのビットTA[6:0]が入力され、テスト信号TESTがローレベルに非活性化している場合にはビットA[6:0]が選択され、テスト信号TESTがハイレベルに活性化している場合にはビットTA[6:0]が選択される。選択された信号は、アドレス信号PADDのビットPA[6:0]として出力される。ここで、PA[6:0]とは、PA6〜PA0からなる7ビットを意味する。他の類似する表記も同様の意味である。
入力回路69にはアドレス信号ADDaのビットA[11:8]及びアドレス信号TADDのビットTA[11:8]が入力され、テスト信号TESTがローレベルに非活性化している場合にはビットA[11:8]が選択され、テスト信号TESTがハイレベルに活性化している場合にはビットTA[11:8]が選択される。選択された信号は、アドレス信号PADDのビットPA[11:8]として出力される。
さらに、入力回路62〜69には、ロック信号LOCKaが供給される。ロック信号LOCKaがハイレベルに活性化すると、入力回路62〜69は非活性状態となり、対応する信号の出力動作を停止する。このため、ロック信号LOCKaが活性化すると、クロックイネーブル信号PCKE以外は制御回路52に伝達されなくなり、当該チャネルChAがロックされる。
図6は、チャネルChAに含まれる制御回路52の構成を示すブロック図である。他のチャネルChB〜ChDに含まれる制御回路52についても、それぞれ対応する信号を入出力する他は、基本的に同じ回路構成を有している。
図6に示すように、制御回路52はコマンドデコーダ71を含んでいる。コマンドデコーダ71はチップセレクト信号PCSBに基づいて活性化され、クロック信号PCLKに同期して、コマンド信号PCMDを構成するロウアドレスイネーブル信号PRASB、カラムアドレスイネーブル信号PCASB及びライトイネーブル信号PWEBをデコードする。
その結果、コマンド信号PCMDがアクティブコマンドを示している場合にはアクティブ信号ACTを活性化させ、コマンド信号PCMDがプリチャージコマンドを示している場合にはプリチャージ信号PREを活性化させ、コマンド信号PCMDがオートリフレッシュコマンドを示している場合にはオートリフレッシュ信号AREFを活性化させる。アクティブ信号ACT、プリチャージ信号PRE及びオートリフレッシュ信号AREFは、ロウ制御回路72に供給される。
また、コマンド信号PCMDがリードコマンド又はライトコマンドを示している場合、コマンドデコーダ71はリードライト信号R/Wを活性化させる。リードライト信号R/Wは、カラム制御回路73に供給される。
さらに、コマンド信号PCMDがモードレジスタセットコマンドを示している場合、コマンドデコーダ71は、アドレス信号PADDのビットP[7]がハイレベルであることを条件として、第1の制御信号であるテストモードレジスタセット信号TMRSを活性化させる。テストモードレジスタセット信号TMRSは、テストモード制御回路74に供給される。尚、コマンド信号PCMDがモードレジスタセットコマンドを示しており、且つ、アドレス信号PADDのビットP[7]がローレベルである場合は、テストモードレジスタセット信号TMRSは活性化せず、図示しない通常のモードレジスタに対してモードレジスタセット動作が行われる。
コマンドデコーダ71には、さらにクロックイネーブル信号PCKEが入力される。クロックイネーブル信号PCKEは、セルフリフレッシュモードへのエントリ及びイグジットに用いられる。具体的には、コマンド信号PCMDが所定のコマンドを示し、且つ、クロックイネーブル信号PCKEがハイレベルからローレベルに変化すると、コマンドデコーダ71はセルフリフレッシュエントリ信号SRENを活性化させる。セルフリフレッシュエントリ信号SRENは、第4の制御信号としてセルフリフレッシュ制御回路75に供給され、これによりセルフリフレッシュモードにエントリした状態が維持される。セルフリフレッシュモードにエントリした状態においては、セルフリフレッシュステート信号SSRSがハイレベルに活性化する。
一方、クロックイネーブル信号PCKEがローレベルからハイレベルに変化すると、セルフリフレッシュ制御回路75は、セルフリフレッシュステート信号SSRSをローレベルに非活性化させる。これにより、セルフリフレッシュモードにエントリした状態が解除され、当該チャネルChAはセルフリフレッシュモードからイグジットする。
セルフリフレッシュステート信号SSRSは、タイミング制御回路76に供給される。タイミング制御回路76は、セルフリフレッシュステート信号SSRSがハイレベルに活性化している間、所定の周期でタイミング信号SRFDMを活性化させる。詳細については後述するが、タイミング信号SRFDMの活性化周期は、テストモード制御回路74から出力される調整信号TSRCYCL[2:0]によって変化させることが可能である。
タイミング信号SRFDMは、ロウ制御回路72に供給される。ロウ制御回路72は、アクティブ信号ACT、オートリフレッシュ信号AREF又はタイミング信号SRFDMが活性化すると、ロウ制御信号RCTLを活性化することによって、メモリセルアレイ53に対してロウアクセスを行う。ロウアクセスとは、メモリセルアレイ53に含まれる1又は2以上のワード線を選択する動作である。ワード線の選択は、アクティブ信号ACTに応答したロウアクセスにおいてはアドレス信号PADDのビットPA[11:0]に基づいて行われ、オートリフレッシュ信号AREF又はタイミング信号SRFDMに応答したロウアクセスにおいては図示しないリフレッシュカウンタのカウント値に基づいて行われる。また、アクティブ信号ACTに応答して選択されたワード線は、プリチャージ信号PREに応答して非選択状態に復帰する。
一方、リードライト信号R/Wが活性化すると、カラム制御回路73は、カラム制御信号CCTLを活性化することにより、メモリセルアレイ53に対してカラムアクセスを行う。カラムアクセスとは、メモリセルアレイ53に含まれる1又は2以上のビット線を選択する動作である。ビット線の選択は、アドレス信号PADDのビットPA[11:0]に基づいて行われる。
図7は、テストモード制御回路74の回路図である。
図7に示すように、テストモード制御回路74は、アドレス信号PADDを受けてテストアドレス信号TPADDを生成するラッチ回路77と、テストアドレス信号TPADDに基づいて調整信号TSRCYCL[2:0]及びセルフリフレッシュ強制信号TFORCESRを生成する制御信号生成回路78と、テストアドレス信号TPADDに基づいてロック信号LOCKbを生成するロック信号生成回路79とを含む。
ラッチ回路77は、クロック信号PCLKに同期してアドレス信号PADDのビットPA[6:0]をそれぞれラッチする7台のD型フリップフロップ回路DFF1と、クロック信号PCLKに同期してアドレス信号PADDのビットPA[11:8]をそれぞれラッチする4台のD型フリップフロップ回路DFF2からなる。フリップフロップ回路DFF1は、ラッチしたアドレス信号PADDのビットPA[6:0]に基づいて、テストアドレス信号TPADDの相補のビットTPA[6:0]/TPAB[6:0]を生成する。また、フリップフロップ回路DFF2は、ラッチしたアドレス信号PADDのビットPA[11:8]に基づいて、テストアドレス信号TPADDの相補のビットTPA[11:8]/TPAB[11:8]を生成する。生成されたテストアドレス信号TPADDは、制御信号生成回路78及びロック信号生成回路79に供給される。
制御信号生成回路78は、テストアドレス信号TPADDのビットTPA[2:0]をそれぞれラッチする3台のD型ラッチ回路DLAT1と、テストアドレス信号TPADDのビットTPA[3]をラッチするD型ラッチ回路DLAT2とを備える。これらラッチ回路DLAT1,DLAT2は、テストモードレジスタセット信号TMRSがハイレベルに活性化し、且つ、テストアドレス信号TPADDのビットTPA[11:8]が所定の値を示していることを条件としてラッチ動作を行う。
具体的には、図8に示すように、テストアドレス信号TPADDのビットTPA[11:8]の値が「1100」である場合にラッチ動作が許可され、ビットTPA[2:0]が調整信号TSRCYCL[2:0]として出力され、ビットTPA[3]がセルフリフレッシュ強制信号TFORCESRとして出力される。調整信号TSRCYCL[2:0]は、図6に示したタイミング制御回路76に供給され、タイミング信号SRFDMの活性化周期を制御する信号として用いられる。また、セルフリフレッシュ強制信号TFORCESRは、第2の制御信号として図6に示したセルフリフレッシュ制御回路75に供給され、セルフリフレッシュステート信号SSRSを強制的にハイレベルに活性化させる信号として用いられる。
ロック信号生成回路79は、テストアドレス信号TPADDのビットTPA[1]をラッチするD型ラッチ回路DLAT3を備える。ラッチ回路DLAT3は、テストモードレジスタセット信号TMRSがハイレベルに活性化し、且つ、テストアドレス信号TPADDのビットTPA[11:8]が所定の値を示していることを条件としてラッチ動作を行う。
具体的には、図9に示すように、テストアドレス信号のビットTPA[11:8]の値が「0011」である場合にラッチ動作が許可され、ビットTPA[1]がロック信号LOCKbとして出力される。尚、ロック信号生成回路79は、各チャネルChA〜ChDで、ラッチするテストアドレス信号TPADDのビットが異なるように構成されている。即ち、チャネルChBのロック信号生成回路79は、テストアドレス信号TPADDのビットTPA[2]をラッチし、ロック信号LOCKcとして出力する。チャネルChCのロック信号生成回路79は、テストアドレス信号TPADDのビットTPA[3]をラッチし、ロック信号LOCKdとして出力する。チャネルChBのロック信号生成回路79は、テストアドレス信号TPADDのビットTPA[0]をラッチし、ロック信号LOCKaとして出力する。このように構成することで、図9に示すように、テストアドレス信号TPADDのビットTPA[3:0]を各チャネルに割り当てることができ、これにより、各チャネルChA〜ChDを個別にロックし、且つ、個別にロック解除することができる。
そして、上述した各ラッチ回路DLAT1〜DLAT3は、リセット信号RSTが活性化するとリセットされる。
図10は、セルフリフレッシュ制御回路75の回路図である。
図10に示すように、セルフリフレッシュ制御回路75はSRラッチ回路によって構成されており、セルフリフレッシュエントリ信号SREN又はセルフリフレッシュ強制信号TFORCESRによってセットされ、クロックイネーブル信号PCKEによってリセットされる。つまり、セルフリフレッシュエントリ信号SREN又はセルフリフレッシュ強制信号TFORCESRがハイレベルになると、セルフリフレッシュステート信号SSRSはハイレベルに活性化する。一方、セルフリフレッシュエントリ信号SREN及びセルフリフレッシュ強制信号TFORCESRがローレベルのときに、クロックイネーブル信号PCKEがハイレベルになるとセルフリフレッシュステート信号SSRSがローレベルに非活性化する。言い換えれば、セルフリフレッシュエントリ信号SREN又はセルフリフレッシュ強制信号TFORCESRの一方がハイレベルに維持されている場合、クロックイネーブル信号PCKEがハイレベルになってもセルフリフレッシュステート信号SSRSはハイレベルに維持されたままである。
後述のとおり、セルフリフレッシュエントリ信号SRENは、セルフリフレッシュコマンドの発行に応じて発生されるパルス信号である。従って、セルフリフレッシュエントリ信号SRENの活性化から所望の時間(セルフリフレッシュエントリ信号のパルス幅に等しい時間)が経過した後には、クロックイネーブル信号PCKEをハイレベルにすることでセルフリフレッシュ動作を終了することができる。一方、セルフリフレッシュ強制信号TFORCESRは、テストモード信号及びテストアドレスによりその論理レベルが設定される信号である。従って、一旦ハイレベルに設定されたセルフリフレッシュ強制信号TFORCESRは、所望のテストモード信号及びテストアドレスが入力されるまでハイレベルに維持される。そして、セルフリフレッシュ強制信号TFORCESRがハイレベルである期間においては、クロックイネーブル信号PCKEがハイレベルに変化しても、セルフリフレッシュステート信号SSRSはハイレベルに維持される。
図11は、タイミング制御回路76の回路図である。
図11に示すように、タイミング制御回路76は、インバータ回路81,82とNANDゲート回路83が循環接続されたオシレータ回路と、NORゲート回路と複数のインバータで構成されたパルス発生回路80によって構成されており、セルフリフレッシュステート信号SSRSによって活性化されると、タイミング信号SRFDMが周期的に活性化する。そして、タイミング信号SRFDMの活性化周期は、インバータ回路81,82及びNANDゲート回路83の駆動能力によって変化する。
インバータ回路81,82及びNANDゲート回路83の駆動能力は、電流制御回路84〜89によって調整される。具体的には、インバータ回路81,82及びNANDゲート回路83の高位側電源ノードと、内部電位VPERIが供給される電源配線との間には、それぞれ電流制御回路84〜86が接続されており、その電流供給量は反転された調整信号TSRCYCL[2:0]Bによって決まる。同様に、インバータ回路81,82及びNANDゲート回路83の低位側電源ノードと、接地電位VSSが供給される電源配線との間には、それぞれ電流制御回路87〜89が接続されており、その電流供給量は調整信号TSRCYCL[2:0]によって決まる。
電流制御回路84〜86は、並列接続されたPチャンネル型MOSトランジスタp0〜p2,pminによって構成される。トランジスタp0〜p2のゲート電極には、それぞれ反転された調整信号TSRCYCL[2:0]Bの各ビットが供給される。一方、トランジスタpminのゲート電極は接地電位VSSに固定されている。これにより、VPERI配線からインバータ回路81,82及びNANDゲート回路83に流れる動作電流量は、調整信号TSRCYCL[2:0]の値によって制御される。
同様に、電流制御回路87〜89は、並列接続されたNチャンネル型MOSトランジスタn0〜n2,nminによって構成される。トランジスタn0〜n2のゲート電極には、それぞれ調整信号TSRCYCL[2:0]の各ビットが供給される。一方、トランジスタnminのゲート電極は内部電位VPERIに固定されている。これにより、インバータ回路81,82及びNANDゲート回路83からVSS配線に流れる動作電流量は、調整信号TSRCYCL[2:0]の値によって制御される。
かかる構成により、調整信号TSRCYCL[2:0]の値によって、インバータ回路81,82及びNANDゲート回路83の駆動能力によって変化することから、タイミング信号SRFDMの活性化周期を変化させることができる。例えば、調整信号TSRCYCL[2:0]の値を最大値である「111」に設定すれば、トランジスタp0〜p2,n0〜n2が全てオンすることから、タイミング信号SRFDMの活性化周期は最短(周波数は最高)となる。また、調整信号TSRCYCL[2:0]の値を最低値である「000」に設定すれば、トランジスタp0〜p2,n0〜n2が全てオフすることから、タイミング信号SRFDMの活性化周期は最長(周波数は最低)となる。
ここで、トランジスタpmin,nminのトランジスタサイズは、トランジスタp0〜p2,n0〜n2が全てオフしている場合におけるタイミング信号SRFDMの活性化周期がセルフリフレッシュモードの規格を満たすよう設計される。具体的には、所定のリフレッシュサイクル(例えば64msec)内にメモリセルアレイ53に含まれる全てのワード線が選択されるようなタイミング信号SRFDMの周期が得られるよう、トランジスタpmin,nminのトランジスタサイズが設計される。
図12は、通常動作時におけるセルフリフレッシュ動作を説明するためのタイミング図である。
図12に示す例では、時刻t11にセルフリフレッシュコマンドが発行されている。セルフリフレッシュコマンドは、ローレベルであるクロックイネーブル信号PCKEと、コマンド信号PCMDの所定の組み合わせによって表現される。セルフリフレッシュコマンドが発行されると、コマンドデコーダ71はセルフリフレッシュエントリ信号SRENを活性化させる。これにより、セルフリフレッシュ制御回路75がセットされ、セルフリフレッシュステート信号SSRSがハイレベルに変化する。その結果、タイミング制御回路76が活性化され、所定の周期でタイミング信号SRFDMが活性化されることになる。タイミング信号SRFDMはロウ制御回路72に供給され、これにより周期的なリフレッシュ動作が自動的に実行されることになる。
ここで、通常動作時においては調整信号TSRCYCL[2:0]の値が「000」に設定されている。このため、タイミング信号SRFDMの活性化周期Tsr_nは最長となる。
そして、時刻t12にクロックイネーブル信号PCKEがハイレベルに変化すると、セルフリフレッシュ制御回路75がリセットされ、セルフリフレッシュステート信号SSRSがローレベルに戻る。これにより、セルフリフレッシュモードからイグジットし、他のコマンドを実行可能なスタンバイ状態となる。
一方、テスト動作時においては、調整信号TSRCYCL[2:0]が任意の値に設定され、これによりトランジスタp0〜p2のいずれか及びトランジスタn0〜n2のいずれかをオンさせることができる。
トランジスタp0〜p2のいずれか及びトランジスタn0〜n2のいずれかがオンすると、タイミング信号SRFDMの活性化周期は、図12に示した活性化周期Tsr_nよりも短縮される。その短縮量は、オンさせるトランジスタの数によって制御することができる。特に限定されるものではないが、トランジスタp0〜p2のトランジスタサイズに2のべき乗の重み付けを持たせ、トランジスタn0〜n2のトランジスタサイズに2のべき乗の重み付けを持たせることが好ましい。これによれば、3ビットの調整信号TSRCYCL[2:0]を用いてタイミング信号SRFDMの活性化周期を8段階に選択することが可能となる。
ここで、調整信号TSRCYCL[2:0]を用いて短縮されたタイミング信号SRFDMの活性化周期は、オートリフレッシュコマンドの発行周期と同様の周期まで短縮可能であることが望ましい。これによれば、テスト動作時においてセルフリフレッシュモードにエントリしながら、オートリフレッシュ動作時における動作状態を再現することができる。
以上がメモリチップ20の構成である。次に、メモリチップ20のテスト動作について説明する。
図13は、メモリチップ20のテスト方法を説明するためのシーケンス図である。
図13に示すテストは、メモリチップ20に含まれる4つのチャネルChA〜ChDのうち、一部のチャネルChA,ChCがリフレッシュ動作を繰り返し実行している間に、他のチャネルChB,ChDがリードライト動作を繰り返し実行する動作状態を再現するテストである。このような動作状態は、各チャネルChA〜ChDに任意のコマンドが独立して発行される通常動作時においては頻繁に発生する。しかしながら、テスト動作時においてはチャネルChA〜ChDごとに設けられたマイクロバンプMFBを使用することができず、全てのチャネルChA〜ChDに共通に設けられたテストパッドTPを使用する必要があることから、一般的な構成を有するメモリチップではこのような動作状態を再現することはできない。
しかしながら、本実施形態においては、任意のチャネルChA〜ChDをロックさせる機能と、タイミング信号SRFDMの活性化周期を切り替える機能を利用することにより、テストパッドTPを使用するテストモードでありながら、上述した動作状態を再現することが可能となる。以下、具体的なテスト方法について説明する。
図14は、本実施形態によるテスト動作を説明するためのタイミング図であり、図13に示したシーケンスに対応している。
まず、テストパッドTPを介して全てのチャネルChA〜ChDにイニシャルデータを書き込んだ後(ステップS1)、チャネルChB,ChDをロックさせる(ステップS2)。チャネルChB,ChDのロックは、時刻t20にテストパッドTPを介してモードレジスタセットコマンドを発行するとともに、所定の値を有するアドレス信号TADDを入力することにより行う。所定の値とは、
TA[11:8]=0011
TA[3:0]=1010
である。これにより、ロック信号LOCKb,LOCKdがハイレベルに活性化するため、チャネルChB,ChDはコマンドを受け付けないロック状態となる。
この状態で、時刻t21にテストパッドTPを介してモードレジスタセットコマンドを発行するとともに、所定の値を有するテストアドレス信号TADDを入力することにより、チャネルChA,ChCにおいてセルフリフレッシュ強制信号TFORCESRを活性化させる(ステップS3)。所定の値とは、
TA[11:8]=1100
TA[3:0]=1111
である。このうち、TA[2:0]の値は任意である。これにより、チャネルChA,ChCにおいてはセルフリフレッシュ強制信号TFORCESRが活性化するため、セルフリフレッシュ制御回路75がセットされ、セルフリフレッシュステート信号SSRSがハイレベルに変化する。その結果、タイミング制御回路76が活性化され、所定の周期でタイミング信号SRFDMが活性化されることになる。ここで、タイミング信号SRFDMの活性化周期Tsr_tは、TA[2:0]の値を反映した調整信号TSRCYCL[2:0]によって指定される。本例では、調整信号TSRCYCL[2:0]の値が最大値である「111」であり、活性化周期Tsr_tが最短に設定されている。これにより、通常動作時によりも短い周期、例えば、オートリフレッシュコマンドの発行周期と同様の周期で、リフレッシュ動作が自動的に繰り返し実行されることになる。
次に、時刻t22にテストパッドTPを介してモードレジスタセットコマンドを発行するとともに、所定の値を有するテストアドレス信号TADDを入力することにより、チャネルChB,ChDのロックを解除する。かかる動作は、テストアドレス信号TADDとして、
TA[11:8]=0011
TA[3:0]=0000
を入力することにより行う。これにより、ロック信号LOCKb,LOCKdがローレベルに非活性化する。さらに、時刻t23にテストパッドTPを介してモードレジスタセットコマンドを発行するとともに、所定の値を有するテストアドレス信号TADDを入力することにより、チャネルChA,ChCをロックさせる。かかる動作は、テストアドレス信号TADDとして、
TA[11:8]=0011
TA[3:0]=0101
を入力することにより行う。これにより、ロック信号LOCKa,LOCKcがハイレベルに活性化する。これら時刻t22及びt23の一連の動作がステップS4に対応する。これにより、チャネルChA,ChCはコマンドを受け付けないロック状態となり、チャネルChB,ChDはコマンドを受け付け可能なロック解除状態となる。
この状態で、テストパッドTPを介して各種のコマンドを発行することにより、チャネルChB,ChDに対してリードライト動作を実行する(ステップS5)。具体的には、時刻t24にアクティブコマンドとともにロウアドレスRowを入力し、時刻t25にライトコマンドとともにカラムアドレスColを入力し、時刻t26にリードコマンドとともにカラムアドレスColを入力する。これにより、チャネルChB,ChDにおいては、メモリセルアレイ53に対してライトデータの書き込み動作及びリードデータの読み出し動作が実行される。このようなリードライト動作は、チャネルChB,ChDに対して繰り返し実行される。
この間、チャネルChA,ChCはセルフリフレッシュモードにエントリしているため、チャネルChB,ChDに対するリードライト動作とは非同期に、リフレッシュ動作が繰り返し自動的に実行されている。しかも、リフレッシュ動作の実行周期は、通常動作時における周期Tsr_nよりも大幅に短い周期Tsr_tに設定されているため、チャネルChA,ChCの動作状態は、オートリフレッシュコマンドが連続して発行される場合と同様の動作状態が再現されている。
つまり、通常動作時において、チャネルChA,ChCに対してオートリフレッシュコマンドが連続して発行されている間に、チャネルChB,ChDが連続してリードライト動作を実行している状態と同様の状態が再現される。このような動作状態では、チャネルChA,ChCからチャネルChB,ChDに対してリフレッシュノイズが与えられ、逆に、チャネルChB,ChDからチャネルChA,ChCに対してリードライトノイズが与えられることになる。
本実施形態においては、このような相互ノイズが生じている状態を再現することができるため、このような動作状態においても正しくリフレッシュ動作が実行できるか、或いは、このような動作状態においても正しくリードライト動作が実行できるか否かをテストすることが可能となる。しかも、この間においては、チャネルChA,ChCのセルフリフレッシュ強制信号TFORCESRがハイレベルであることから、クロックイネーブル信号TCKE1を変化させても、かかる変化はチャネルChA,ChCに対しては無効化される。
そして、時刻t27においてプリチャージコマンドを発行した後、時刻t28にてチャネルChA,ChCのロックを解除する。かかる動作は、テストアドレス信号TADDとして、
TA[11:8]=0011
TA[3:0]=0000
を入力することにより行う。これにより、ロック信号LOCKa,LOCKcがローレベルに非活性化するため、チャネルChA,ChCはコマンドを受け付け可能なロック解除状態となる。
その後、時刻t29において、チャネルChA,ChCのセルフリフレッシュ強制信号TFORCESRを非活性化させる。かかる動作は、テストアドレス信号TADDとして、
TA[11:8]=1100
TA[3:0]=0000
を入力することにより行う。これにより、チャネルChA,ChCにおいてセルフリフレッシュ強制信号TFORCESRがローレベルとなり、時刻t20以前の状態に戻る。
このように、本実施形態においては、任意のチャネルChA〜ChDをロックさせる機能と、タイミング信号SRFDMの活性化周期を切り替える機能を有していることから、マイクロバンプMFBを使用できないテスト動作時においても、通常動作時の同様の動作状態を再現することが可能となる。
尚、上記実施形態では、通常動作時における調整信号TSRCYCL[2:0]の値を「000」としているが、通常動作時においても調整信号TSRCYCL[2:0]を任意の値とすることにより、リフレッシュ動作の実行周期を調整することも可能である。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図15は、本発明の第2の実施形態による半導体装置100の構造を説明するための模式的な断面図である。
図15に示すように、本実施形態による半導体装置100は、コントロールチップ30上に4つのメモリチップ21〜24が積層された構成を有している。メモリチップ21〜24は、上述したメモリチップ20と同じ回路構成を有するチップである。メモリチップ21〜24の主面21F〜24Fには複数の表面マイクロバンプMFB及び複数のテストパッドTPが設けられ、メモリチップ21〜23の裏面21B〜23Bには複数の裏面マイクロバンプMBBが設けられている。最上層に位置するメモリチップ24の裏面24Bには裏面マイクロバンプMBBは設けられていない。
メモリチップ21〜23には、表面マイクロバンプMFBと裏面マイクロバンプMBBとを接続する貫通電極TSVが設けられている。そして、下層に位置するコントロールチップ30又はメモリチップ21〜23の裏面マイクロバンプMBBと、上層に位置するメモリチップ21〜24の表面マイクロバンプMFBが互いに接合された構成を有している。
メモリチップ24に裏面マイクロバンプMBB及び貫通電極TSVを設けないのは、メモリチップ24が半導体装置100の最上段に位置するチップであるため、メモリチップ24に供給された信号をさらに他のチップに転送する必要がないからである。このようにメモリチップ24に貫通電極TSV及び裏面マイクロバンプMBBを形成しない場合、図15に例示するようにメモリチップ24を他のメモリチップ21〜23に比べて厚くすることができる。その結果、半導体装置100の製造の際に、熱応力(メモリチップ21〜24を積層するときに発生する熱応力)によるチップの変形を抑制することが可能になる。ただし、メモリチップ24として、メモリチップ21〜23と同様の構造を有するチップを用いてもよいのは勿論である。
半導体装置100の製造工程においては、回路基板40上にコントロールチップ30及びメモリチップ21〜24を搭載した後、封止樹脂50によってこれらのチップ21〜24,30を封止しても構わないし、図16に示す半製品100Aを用意し、これをコントロールチップ30及び回路基板40に接続しても構わない。図16に示す半製品100Aは、メモリチップ21の主面21Fが露出されるよう、メモリチップ21〜24を覆う封止樹脂50を備える。このような半製品100Aを用いれば、仕様や用途によって異なるコントロールチップ30を適宜接続することが可能となる。
メモリチップ21〜23に設けられた貫通電極TSVには、第1のタイプの貫通電極TSV1と、第2のタイプの貫通電極TSV2が含まれる。
図17(a),(b)は、それぞれ貫通電極TSV1,TSV2の接続状態を説明するための模式図である。
図17(a)に示す貫通電極TSV1は、積層方向から見た平面視で、すなわち図15に示す矢印Aから見た場合に、同じ平面位置に設けられた他層の貫通電極TSV1と短絡されている。つまり、図17(a)に示すように、平面視で同じ位置に設けられた上下の貫通電極TSV1が短絡され、これら貫通電極TSV1によって1本の信号パスが構成されている。この信号パスは、各メモリチップ21〜24の内部回路2に接続されている。したがって、この信号パスに対し、メモリチップ21の主面21Fを介してコントロールチップ30から供給される入力信号(コマンド信号、アドレス信号、クロック信号、ライトデータなど)は、各メモリチップ21〜24の内部回路2に共通に入力される。また、各メモリチップ21〜24の内部回路2からこの信号パスに供給される出力信号(リードデータなど)は、ワイヤードオアされてメモリチップ21の主面21Fからコントロールチップ30に出力される。
図18は、貫通電極TSV1の構造を示す断面図である。
図18に示すように、貫通電極TSV1は半導体基板90及びその表面の層間絶縁膜91を貫通して設けられている。貫通電極TSV1と半導体基板90の間には絶縁膜92が設けられており、これによって、貫通電極TSV1と半導体基板90との絶縁が確保される。
貫通電極TSV1の下端は、各配線層L0〜L3に設けられたパッドP0〜P3及びパッド間を接続する複数のスルーホール電極TH1〜TH3を介して、メモリチップ21〜23の主面に設けられた表面マイクロバンプMFBに接続される。一方、貫通電極TSV1の上端は、メモリチップ21〜23の裏面マイクロバンプMBBに接続される。裏面マイクロバンプMBBは、上層のメモリチップ22〜24に設けられた表面マイクロバンプMFBに接続される。これにより、平面視で同じ位置に設けられた2つの貫通電極TSV1は、互いに短絡された状態となる。図17(a)に示した内部回路2との接続は、配線層L0〜L3に設けられたパッドP0〜P3から引き出される内部配線(図示せず)を介して行われる。
図17(b)に示す貫通電極TSV2は、平面視で異なる位置に設けられた他のメモリチップの貫通電極TSV2と短絡されている。具体的に説明すると、各メモリチップ21〜23には、平面視で同じ位置にそれぞれ4つの貫通電極TSV2が設けられ、下層のメモリチップに設けられたN(N=1〜3)番目の貫通電極TSV2は、上層のメモリチップに設けられたN+1番目の貫通電極TSV2に接続される。下層のメモリチップに設けられた4番目の貫通電極TSV2(図17(b)では最も右側の貫通電極TSV2)は、上層のメモリチップに設けられた1番目の貫通電極TSV2(図17(b)では最も左側の貫通電極TSV2)に接続される。このような循環的な接続により、4つの独立した信号パスが形成される。
そして、これら4つの貫通電極TSV2のうち、平面視で所定の位置に設けられた貫通電極TSV2(図17(b)では最も左側の貫通電極TSV2)は、当該メモリチップ21〜23内の内部回路3に接続される。また、最上層のメモリチップ24に含まれる内部回路3は、メモリチップ23に含まれる最も右側の貫通電極TSV2に接続される。
かかる構成により、図17(b)に示す信号S1〜S4は、それぞれメモリチップ21〜24の内部回路3に対して選択的に入力されることになる。このような信号としては、チップセレクト信号CSやクロックイネーブル信号CKEなどが挙げられる。
このように、本発明による半導体装置は、複数のメモリチップ21〜24が積層されてなる積層型の半導体装置100に適用することも可能である。
尚、複数のメモリチップ21〜24を積層することによって図16に示す半製品100Aとした後は、メモリチップ22〜24のテストパッドTPが封止樹脂50で覆われるため、テスタのプローブを接触させることができないが、最下層のメモリチップ21のテストパッドTPにテスタのプローブを接触させることにより、貫通電極TSVを介して各メモリチップ21〜24に対して動作テストを実行することが可能である。また、図15に示す半導体装置100を構成した後は、コントロールチップ30からダイレクトアクセス用のマイクロバンプMFB,MBB及び貫通電極TSVを介して、各メモリチップ21〜24の動作テストを行うことができる。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
図19は、本発明の第3の実施形態による半導体装置200の構造を説明するための模式的な断面図である。
図19に示すように、本発明の第3の実施形態による半導体装置200は、コントロールチップ30がフェイスアップ方式で回路基板40上に搭載されている点において、図15に示した第2の実施形態による半導体装置100と相違している。メモリチップ21〜24の積層構造については、第2の実施形態による半導体装置100と同じである。本実施形態においては、コントロールチップ30と回路基板40との接続は、ボンディングワイヤBWを用いて行われる。このため、コントロールチップ30に貫通電極TSVを形成する必要が無くなる。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
図20は、本発明の第4の実施形態による半導体装置300の構造を説明するための模式的な断面図である。
図20に示すように、本発明の第4の実施形態による半導体装置300は、メモリチップ21〜24とコントロールチップ30がシリコンインターポーザSI上の別平面に搭載されており、かかるシリコンインターポーザSIが回路基板40に搭載されている点において、図15に示した第2の実施形態による半導体装置100と相違している。メモリチップ21〜24の積層構造については、第2の実施形態による半導体装置100と同じである。
シリコンインターポーザSIは、表面マイクロバンプSFB、裏面マイクロバンプSBB及びこれらを接続する貫通電極TSVを有している。表面マイクロバンプSFBは、メモリチップ21の表面マイクロバンプMFB及びコントロールチップ30の表面マイクロバンプCFBに接続され、裏面マイクロバンプSBBは回路基板40上に設けられた基板電極41に接続される。かかる構成により、本実施形態においてもコントロールチップ30に貫通電極TSVを形成する必要が無くなる。
このように、メモリチップ20(21〜24)とコントロールチップ30の接続方法としては種々の接続方法を用いることができ、本発明においてこれらの接続方法が特定の接続方法に限定されるものではない。
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。
図21は、本発明の第5の実施形態による半導体装置400の構造を説明するための略平面図である。
図21に示すように、本実施形態による半導体装置400は、メモリマクロ410と、メモリマクロ410とは異なる機能を有する制御回路421〜424が単一の半導体基板に集積されたエンベディッド型チップである。メモリマクロ410は、第1の実施形態におけるメモリチップ20と同じ回路構成及び同じ機能を有している。制御回路421〜424はメモリマクロ410とは異なる機能を有する回路ブロックであり、特に限定されるものではないが、CPU(Central Processing Unit),GPU(Graphics Processing Unit),DSP(Digital Signal Processor)などのロジック系回路や、センサなどのアナログ系回路、DC/DCコンバータなどの電源系回路を任意に選択することができる。
このように、本発明はエンベディッド型の半導体装置に適用することも可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。さらに、上述した各実施形態で説明した構成は、それぞれ単独で具現化するだけでなく、異なる実施形態における構成要素を組み合わせることも可能である。
2,3 内部回路
10 半導体装置
10A 半製品
20〜24 メモリチップ
20F〜24F メモリチップの主面
20B〜24B メモリチップの裏面
30 コントロールチップ
30F コントロールチップの主面
30B コントロールチップの裏面
40 回路基板
41 基板電極
42 外部端子
50 封止樹脂
51 入力回路群
52 制御回路
53 メモリセルアレイ
54 データ入出力回路
55 切替回路
61〜69 入力回路
71 コマンドデコーダ
72 ロウ制御回路
73 カラム制御回路
74 テストモード制御回路
75 セルフリフレッシュ制御回路
76 タイミング制御回路
77 ラッチ回路
78 制御信号生成回路
79 ロック信号生成回路
80 パルス発生回路
81,82 インバータ回路
83 NANDゲート回路
84〜89 電流制御回路
90 半導体基板
91 層間絶縁膜
92 絶縁膜
100,200,300,400 半導体装置
100A 半製品
410 メモリマクロ
421〜424 制御回路
BW ボンディングワイヤ
CBB 裏面マイクロバンプ
CFB 表面マイクロバンプ
ChA〜ChD チャネル
DFF1,DFF2 フリップフロップ回路
DLAT1〜DLAT3 ラッチ回路
L0〜L3 配線層
MBB 裏面マイクロバンプ
MFB 表面マイクロバンプ
n0〜n2,nmin Nチャンネル型MOSトランジスタ
p0〜p2,pmin Pチャンネル型MOSトランジスタ
P0〜P3 パッド
SBB 裏面マイクロバンプ
SFB 表面マイクロバンプ
SI シリコンインターポーザ
TH1〜TH3 スルーホール電極
TP テストパッド
TSV,TSV1,TSV2 貫通電極

Claims (20)

  1. 第1の半導体メモリ装置を含む半導体装置であって、
    前記第1の半導体メモリ装置は、
    第1のコマンドに応じて第1の制御信号を発生する第1のコマンドデコーダと、
    前記第1の制御信号に応じて第1のコード信号の論理レベルを取り込み、取り込んだ当該第1のコード信号の論理レベルを保持するとともに第2の制御信号として出力する第1のラッチ回路と、
    前記第1のラッチ回路に接続され、前記第2の制御信号を受け取る共に、第3の制御信号を受け取る第1の制御回路であって、前記第2の制御信号が第1の論理レベルのときには、前記第3の制御信号の論理レベルに関係なく第3の論理レベルの第1のステート信号を出力し、前記第2の制御信号が第2の論理レベルで、前記第3の制御信号が第5の論理レベルのときには、第4の論理レベルの前記第1のステート信号を出力する第1の制御回路と、
    前記第1の制御回路に接続され、前記第1のステート信号が前記第3の論理レベルをとるときに、第1の周波数で変化する信号である第1のタイミング信号を生成し、前記第1のステート信号が前記第4の論理レベルをとるときに、前記第1のタイミング信号の発生を停止する第1のタイミング制御回路と、
    第1のメモリセルアレイと、
    前記第1のタイミング信号に応じて前記第1のメモリセルアレイを制御する第2の制御回路と、を含むことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1の半導体メモリ装置は、さらに、
    前記第1のコマンドに応じて複数の第2のコード信号の論理レベルをそれぞれ取り込む複数の第2のラッチ回路であって、当該複数の第2のラッチ回路は、取り込んだ当該複数の第2のコード信号の論理レベルを保持するとともに調整信号として、前記第1のタイミング制御回路に供給する、複数の第2のラッチ回路を備え、
    前記第1のタイミング制御回路は、前記調整信号に応じて、前記第1の周波数を変化させることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第1のコマンドデコーダは、第2のコマンドに応じて、第1の期間第7の論理レベルをとり、第1の期間経過後に当該第7の論理レベルから第8の論理レベルに遷移する第4の制御信号を発生し、
    前記第1の制御回路は、前記第2の制御信号が前記第2の論理レベルをとり、かつ、前記第3の制御信号が第6の論理レベルをとるときに、前記第4の制御信号が前記第7の論理レベルをとると、前記第3の論理レベルの前記第1のステート信号を出力し、前記第3の制御信号の論理レベルが前記第6の論理レベルから前記第5の論理レベルに遷移するまで前記第3の論理レベルの前記第1のステート信号を出力し続けることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. 前記第2のコマンドがセルフリフレッシュコマンドであることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記第3の制御信号がクロックイネーブル信号であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の半導体装置。
  6. 前記第1のメモリセルアレイは、複数のワード線を含み、前記第2の制御回路は、前記第1のタイミング信号に応じて、前記複数のワード線のうちの1又は複数を選択的に活性化することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の半導体装置。
  7. 前記半導体装置は、さらに、第2の半導体メモリ装置と複数の第1の端子を含み、
    前記第2の半導体メモリ装置は、
    前記第1のコマンドに応じて第5の制御信号を発生する第2のコマンドデコーダと、
    前記第5の制御信号に応じて前記第1のコード信号の論理レベルを取り込み、取り込んだ当該第1のコード信号の論理レベルを保持するとともに第6の制御信号として出力する、第3のラッチ回路と、
    前記第3のラッチ回路に接続され、前記第6の制御信号を受け取る共に、前記第3の制御信号を受け取る第3の制御回路であって、前記第6の制御信号が前記第1の論理レベルのときには、前記第3の制御信号の論理レベルに関係なく前記第3の論理レベルの第2のステート信号を出力し、前記第6の制御信号が前記第2の論理レベルで、前記第3の制御信号が前記第5の論理レベルのときには、前記第4の論理レベルの前記第2のステート信号を出力する、第3の制御回路と、
    前記第3の制御回路に接続され、前記第2のステート信号が前記第3の論理レベルをとるときに、第2の周波数で変化する信号である第2のタイミング信号を生成し、前記第2のステート信号が前記第4の論理レベルをとるときに、前記第2のタイミング信号の発生を停止する第2のタイミング制御回路と、
    第2のメモリセルアレイと、
    前記第2のタイミング信号に応じて前記第2のメモリセルアレイを制御する第4の制御回路と、を備え、
    前記複数の第1の端子は、前記第1及び第2の半導体メモリ装置に共通に接続され、前記第1及び第2の半導体メモリ装置に、前記第1のコマンド、前記第1のコード信号及び前記第3の制御信号を共通に供給することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の半導体装置。
  8. 前記第1の半導体メモリ装置は、さらに、前記複数の第1の端子と前記第1のコマンドデコーダとの間に接続された第1の入力回路であって、第7の制御信号が第9の論理レベルをとるときに前記複数の第1の端子から供給される前記第1のコマンド及び前記第1のコード信号を前記第1のコマンドデコーダへ転送し、前記第7の制御信号が第10の論理レベルをとるときに前記複数の第1の端子から供給される前記第1のコマンド及び前記第1のコード信号の前記第1のコマンドデコーダへの転送を停止する、第1の入力回路を備え、
    前記第2の半導体メモリ装置は、さらに、前記複数の第1の端子と前記第2のコマンドデコーダとの間に接続された第2の入力回路であって、第8の制御信号が前記第9の論理レベルをとるときに前記複数の第1の端子から供給される前記第1のコマンド及び前記第1のコード信号を前記第2のコマンドデコーダへ転送し、前記第8の制御信号が前記第10の論理レベルをとるときに前記複数の第1の端子から供給される前記第1のコマンド及び前記第1のコード信号の前記第2のコマンドデコーダへの転送を停止する、第2の入力回路を備え、
    前記半導体装置は、さらに、前記第7及び第8の制御信号の論理レベルを互いに独立に制御する第5の制御回路をさらに含むことを特徴とする請求項7に記載の半導体装置。
  9. 前記複数の第1の端子がパッド電極であることを特徴とする請求項7又は8に記載の半導体装置。
  10. 前記半導体装置は、さらに、前記第1の半導体メモリ装置に接続され、前記第2の半導体メモリ装置に接続されない複数の第2の端子と、前記第2の半導体メモリ装置に接続され、前記第1の半導体メモリ装置に接続されない複数の第3の端子と、を備えることを特徴とする請求項7乃至9のいずれか一項に記載の半導体装置。
  11. 前記複数の第2及び複数の第3の端子は、バンプ電極であることを特徴とする請求項10に記載の半導体装置。
  12. 前記複数の第2及び第3の端子に対応して接続された複数の貫通電極を含むことを特徴とする請求項10又は11のいずれか一項に記載の半導体装置。
  13. 第1の半導体メモリ装置と第2の半導体メモリ装置とに共通に接続された複数の第1の端子に第1のコマンド及び第1のコードを供給して前記第1の半導体メモリ装置に第1の動作を実行させ、
    前記第1の半導体メモリ装置が前記第1の動作を実行している間に、前記複数の第1の端子に第2のコマンドを供給して前記第2の半導体装置に第2の動作を実行させることを特徴とする半導体装置の制御方法。
  14. 前記複数の第1の端子に前記第1のコマンドと第2のコードを供給して前記第1の半導体メモリ装置に第1の動作を停止させることを特徴とする請求項13に記載の半導体装置の制御方法。
  15. 前記複数の第1の端子に前記第1のコマンドと第3のコードを供給して前記第1の半導体メモリ装置の第1の入力回路を非活性化し、
    前記複数の第1の端子に前記第1のコマンドと第4のコードを供給して前記第2の半導体メモリ装置の第2の入力回路を非活性化することを特徴とする請求項13又は14に記載の半導体装置の制御方法。
  16. 前記第1の動作がセルフリフレッシュ動作であることを特徴とする請求項13乃至15のいずれか一項に記載の半導体装置の制御方法。
  17. 前記第2の動作がリード動作又はライト動作であることを特徴とする請求項13乃至16のいずれか一項に記載の半導体装置の制御方法。
  18. 単一の半導体チップに集積された第1及び第2の半導体メモリ装置と、前記第1及び第2の半導体メモリ装置に共通に接続された複数の第1の端子とを含む半導体装置であって、
    前記第1の半導体メモリ装置は、前記複数の第1の端子を介して入力される信号を受信する第1の入力回路群と、第1のメモリセルアレイと、前記第1のメモリセルアレイに対するセルフリフレッシュ動作の動作周期を制御する第1のタイミング制御回路とを含み、
    前記第2の半導体メモリ装置は、前記複数の第1の端子を介して入力される信号を受信する第2の入力回路群と、第2のメモリセルアレイと、前記第2のメモリセルアレイに対するセルフリフレッシュ動作の動作周期を制御する第2のタイミング制御回路とを含み、
    前記第1のタイミング制御回路は、前記第1の入力回路群から出力される信号に基づいて前記セルフリフレッシュ動作の動作周期を変化させ、
    前記第2のタイミング制御回路は、前記第2の入力回路群から出力される信号に基づいて前記セルフリフレッシュ動作の動作周期を変化させ、
    前記第1及び第2の入力回路群は、前記複数の第1の端子を介して入力される信号に基づいて選択的に活性化されることを特徴とする半導体装置。
  19. 前記第2の半導体メモリ装置に接続されることなく前記第1の半導体メモリ装置に選択的に接続された複数の第2の端子と、
    前記第1の半導体メモリ装置に接続されることなく前記第2の半導体メモリ装置に選択的に接続された複数の第3の端子と、をさらに備え、
    前記複数の第1の端子は、前記複数の第2及び第3の端子よりも平面サイズが大きいことを特徴とする請求項18に記載の半導体装置。
  20. 前記複数の第1の端子はパッド電極であり、前記複数の第2及び第3の端子はバンプ電極であることを特徴とする請求項19に記載の半導体装置。
JP2014052087A 2014-03-14 2014-03-14 半導体装置及びその制御方法 Pending JP2015176621A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014052087A JP2015176621A (ja) 2014-03-14 2014-03-14 半導体装置及びその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014052087A JP2015176621A (ja) 2014-03-14 2014-03-14 半導体装置及びその制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015176621A true JP2015176621A (ja) 2015-10-05

Family

ID=54255687

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014052087A Pending JP2015176621A (ja) 2014-03-14 2014-03-14 半導体装置及びその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015176621A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9851401B2 (en) Stacked memory device and semiconductor memory system including the same
TWI688963B (zh) 修復電路、使用其的半導體裝置和半導體系統
US8803545B2 (en) Semiconductor device semiconductor device testing method, and data processing system
US9515001B2 (en) Semiconductor device having potential monitoring terminal to monitor potential of power-supply line
US20120262196A1 (en) Semiconductor device including plural core chips and interface chip that controls the core chips and control method thereof
JP5635924B2 (ja) 半導体装置及びその試験方法
US8885430B2 (en) Semiconductor memory device and data processing system
JP5647014B2 (ja) 半導体装置
US20110305057A1 (en) Semiconductor memory device, memory controller, and data processing system including these
JP2011154627A (ja) 半導体装置及びそのテスト方法並びにシステム
US20130121092A1 (en) Semiconductor device including plural semiconductor chips stacked to one another
JP2013197576A (ja) 半導体装置
JP2013206255A (ja) 半導体装置及びその動作タイミング調整方法
US11456283B2 (en) Stacked semiconductor device and test method thereof
US10991415B2 (en) Semiconductor device performing implicit precharge operation
JP2014186598A (ja) 半導体装置
US20130162275A1 (en) Semiconductor device having command monitor circuit
JP2015176621A (ja) 半導体装置及びその制御方法
JP2015179380A (ja) 半導体チップ及びシステム
US20150226784A1 (en) Semiconductor device having plural memory units and test method therefor
JP2013131282A (ja) 半導体装置
WO2014175057A1 (ja) 半導体装置
JP2015025809A (ja) 半導体装置及びその試験方法
JP2014160524A (ja) 半導体装置及びそのテスト方法
JP2015158957A (ja) 半導体装置