JP2015175942A - 光学フィルタおよびそれを備えた撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】近赤外光を用いた焦点検出が可能であるとともに、近赤外光による色収差を有効に抑制可能な光学フィルタを提供する。
【解決手段】少なくとも400nm以上かつ600nm未満の波長範囲において、透過率が80%以上となり、630nm以上の波長範囲において、透過率が80%以上から80%未満へと変化し、少なくとも660nm以上の波長範囲において、透過率が2以上の変曲点を有することを特徴とする光学フィルタ。
【選択図】 図3

Description

本発明は、光学フィルタおよびそれを備えた撮像装置に関する。
従来より、被写体の輝度が低い場合に、被写体に対して照明光を照射することで、光学系の焦点状態を検出する撮像装置が知られている。このような撮像装置において、被写体が人物である場合に、人物に照明光を眩しいと感じさせないために、人間の目で感知できる可視光ではなく、人間の眼で感知できない近赤外光を照射光として照射する技術が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2010−175696号公報
一般に、色収差を防止するために、焦点検出センサの受光素子の前に、赤外光を遮断するための光学フィルタが配置されるが、従来技術のように、照明光として近赤外光を照射する場合には、受光素子が近赤外光を感知できるようにするために、光学フィルタは、近赤外領域の波長の光が十分に透過するように設計される。しかしながら、このような光学フィルタでは、照明光に含まれる近赤外光の光量が大きい場合に、色収差が生じてしまう場合があった。
本発明は、以下の解決手段によって上記課題を解決する。
[1]本発明の光学フィルタは、少なくとも400nm以上かつ600nm未満の波長範囲において、透過率が80%以上となり、630nm以上の波長範囲において、透過率が80%以上から80%未満へと変化し、少なくとも660nm以上の波長範囲において、透過率が2以上の変曲点を有することを特徴とする。
[2]上記光学フィルタに係る発明において、少なくとも630〜800nmの波長範囲内において、透過率が80%未満かつ5%以上となる波長領域を有するように構成することができる。
[3] 上記光学フィルタに係る発明において、800nm以上の波長範囲において、透過率が5%未満となるように構成することができる。
[4] 本発明の第1の観点に係る撮像装置は、上記光学フィルタと、照明光を照射する照明装置と、を有し、前記照明光の中心波長が630〜800nmの波長範囲内に存在することを特徴とする。
[5]本発明の第2の観点に係る撮像装置は、上記光学フィルタを有し、照明光を照射する照明装置が着脱可能となっており、前記照明光の中心波長が630〜800nmの波長範囲内に存在することを特徴とする。
[6]本発明の第3の観点に係る撮像装置は、上記光学フィルタを有することを特徴とする。
本発明によれば、近赤外光を用いた焦点検出が可能であるとともに、近赤外光による色収差を有効に抑制することができる。
図1は、本実施形態に係るカメラを示すブロック図である。 図2は、図1に示す焦点検出モジュールの構成例を示す図である。 図3は、第1実施形態に係る赤外線カットフィルタの分光透過特性を示すグラフである。 図4は、従来の赤外線カットフィルタの分光透過特性を示すグラフである。 図5は、第2実施形態に係る赤外線カットフィルタの分光透過特性を示すグラフである。 図6は、第3実施形態に係る赤外線カットフィルタの分光透過特性を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
≪第1実施形態≫
図1は、第1実施形態に係る一眼レフデジタルカメラ1を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態のカメラ1は、カメラボディ100とレンズ鏡筒200とストロボ装置300とを備え、カメラボディ100とレンズ鏡筒200とは着脱可能に構成され、カメラボディ100とストロボ装置300も着脱可能に構成される。
レンズ鏡筒200には、レンズ211,212,213、および絞り220を含む撮影光学系が内蔵されている。
フォーカスレンズ212は、レンズ鏡筒200の光軸L1に沿って移動可能に設けられ、エンコーダ260によってその位置が検出されつつ、レンズ駆動モータ230によってその位置が調節される。本実施形態では、フォーカスレンズ212の光軸L1方向の位置は回転筒の回転角に相関するので、エンコーダ260は、レンズ鏡筒200に対する回転筒の相対的な回転角を検出することで、フォーカスレンズ212の位置を求めることができる。
エンコーダ260で検出されたフォーカスレンズ212の現在位置情報は、レンズ制御部250を介して後述するカメラ制御部170へ送出される。そして、この情報に基づいて演算されたフォーカスレンズ212の駆動量Δdが、レンズ駆動制御部165からレンズ制御部250を介して送出され、これに基づいて、レンズ駆動モータ230は駆動する。
絞り220は、上記撮影光学系を通過して、カメラボディ100に備えられた撮像素子110に至る光束の光量を制限するとともにボケ量を調整するために、光軸L1を中心にした開口径が調節可能に構成されている。絞り220による開口径の調節は、たとえば自動露出モードにおいて演算された適切な開口径が、カメラ制御部170からレンズ制御部250を介して絞り駆動部240に送出されることで、絞り駆動部240により行われる。また、カメラボディ100に設けられた操作部150によるマニュアル操作により、設定された開口径がカメラ制御部170からレンズ制御部250に入力される。絞り220の開口径は図示しない絞り開口センサにより検出され、レンズ制御部250で現在の開口径が認識される。
また、図1に示すように、本実施形態のカメラ1はストロボ装置300を備える。ストロボ装置300にはメイン発光部301が設けられ、発光回路で構成されるストロボ駆動部302により発光駆動される。メイン発光部301の発光量や発光タイミングは、カメラ制御部170からの制御信号によって制御される。
さらに、ストロボ装置300には、AF補助光発光部303が設けられ、発光回路で構成されるAF補助光駆動部304により発光駆動される。AF補助光の発光はカメラ制御部170により制御されており、たとえば、カメラ制御部170により、被写体が低輝度であると判断された場合や、被写体のコントラストが低いと判断された場合に、AF補助光を発光するための制御信号がAF補助光駆動部304に送出され、これに基づき、AF補助光駆動部304によりAF補助光の発光駆動が行われる。また、本実施形態において、AF補助光発光部303は、赤色LEDを含む構成となっており、たとえば650nm〜740nm付近の近赤外領域の波長の光(近赤外光)をAF補助光として照射する。これにより、被写体が人物である場合に、人物にAF補助光を眩しいと感じさせることを有効に防ぐことができる。
一方、カメラボディ100は、被写体からの光束を撮像素子110、ファインダ135、測光センサ137および焦点検出モジュール161へ導くためのミラー系120を備える。このミラー系120は、回転軸123を中心にして被写体の観察位置と撮影位置との間で所定角度だけ回転するクイックリターンミラー121と、このクイックリターンミラー121に軸支されてクイックリターンミラー121の回動に合わせて回転するサブミラー122とを備える。図1においては、ミラー系120が被写体の観察位置にある状態を実線で示し、被写体の撮影位置にある状態を二点鎖線で示す。
ミラー系120は、被写体の観察位置にある状態では光軸L1の光路上に挿入される一方で、被写体の撮影位置にある状態では光軸L1の光路から退避するように回転する。
クイックリターンミラー121はハーフミラーで構成され、被写体の観察位置にある状態では、被写体からの光束(光軸L1)の一部の光束(光軸L2,L3)を当該クイックリターンミラー121で反射してファインダ135および測光センサ137へ導き、一部の光束(光軸L4)を透過させてサブミラー122へ導く。これに対して、サブミラー122は全反射ミラーで構成され、クイックリターンミラー121を透過した光束(光軸L4)を焦点検出モジュール161へ導く。
したがって、ミラー系120が観察位置にある場合は、被写体からの光束(光軸L1)はファインダ135、測光センサ137および焦点検出モジュール161へ導かれ、撮影者により被写体が観察されるとともに、露出演算やフォーカスレンズ212の焦点調節状態の検出が実行される。そして、撮影者がレリーズボタン(不図示)を全押しするとミラー系120が撮影位置に回動し、被写体からの光束(光軸L1)は全て撮像素子110へ導かれ、撮影した画像データを図示しないメモリに保存する。
クイックリターンミラー121で反射された被写体からの光束は、撮像素子110と光学的に等価な面に配置された焦点板131に結像し、ペンタプリズム133と接眼レンズ134とを介して観察可能になっている。このとき、透過型液晶表示器132は、焦点板131上の被写体像に焦点検出エリアマークなどを重畳して表示するとともに、被写体像外のエリアにシャッター速度、絞り値、撮影枚数などの撮影に関する情報を表示する。これにより、撮影者は、撮影準備状態において、ファインダ135を通して被写体およびその背景ならびに撮影関連情報などを観察することができる。
また、接眼レンズ134の近傍には、測光用レンズ136と測光センサ137とが設けられ、焦点板131に結像した被写体光の一部を受光する。測光センサ137は、二次元カラーCCDイメージセンサなどで構成され、撮影の際の露出値を演算するため、撮影画面を複数の領域に分割して領域ごとの輝度に応じた測光信号を出力する。測光センサ137で検出された信号は、カメラ制御部170へ出力され、自動露出制御に用いられる。
焦点検出モジュール161は、被写体光を用いた位相差検出方式による自動合焦制御を実行するための焦点検出素子であり、サブミラー122で反射した光束(光軸L4)の撮像素子110の撮像面と光学的に等価な位置に固定されている。
図2は、図1に示す焦点検出モジュール161の構成例を示す図である。本実施形態の焦点検出モジュール161は、コンデンサレンズ161aと、一対の開口が形成された絞りマスク161bと、一対の再結像レンズ161cと、一対の赤外線カットフィルタ161dと、一対のラインセンサ161eとを有し、フォーカスレンズ212の射出瞳の異なる一対の領域を通る一対の光束をラインセンサ161eで受光して得られる一対の像信号の位相ずれを周知の相関演算によって求めることにより焦点調節状態を検出する。
そして、図2に示すように被写体Pが撮像素子110の等価面(予定結像面)161fで結像すると合焦状態となるが、フォーカスレンズ212が光軸L1方向に移動することで、結像点が等価面161fより被写体側にずれたり(前ピンと称される)、カメラボディ100側にずれたりすると(後ピンと称される)、ピントずれの状態となる。
なお、被写体Pの結像点が等価面161fより被写体側にずれると、一対のラインセンサ161eで検出される一対の像信号の間隔Wが、合焦状態の間隔Wに比べて短くなり、逆に被写体像Pの結像点がカメラボディ100側にずれると、一対のラインセンサ161eで検出される一対の像信号の間隔Wが、合焦状態の間隔Wに比べて長くなる。
すなわち、合焦状態では一対のラインセンサ161eで検出される像信号がラインセンサの中心に対して重なるが、非合焦状態ではラインセンサの中心に対して各像信号がずれる、すなわち位相差が生じるので、この位相差(ずれ量)に応じた量だけフォーカスレンズ212を移動させることでピントを合わせる。
また、上述したように、本実施形態では、被写体の輝度が低い場合や被写体のコントラストが低い場合に、ストロボ装置300のAF補助光発光部303により、近赤外光を含むAF補助光が被写体に対して照射される。被写体に照射されたAF補助光は、被写体に反射した後に、赤外線カットフィルタ161dを通過し、ラインセンサ161eで受光される。これにより、被写体の輝度が低い場合や被写体のコントラストが低い場合でも、被写体にピントを合わせることが可能となる。また、本実施形態では、被写体が人物である場合に人物がAF補助光を眩しく感じないようにするために、近赤外領域の波長の光を含む光がAF補助光として照射される。そのため、本実施形態に係るラインセンサ161eは、撮像素子110の受光センサと比べて、近赤外領域の波長の光の検出感度が高くなるように設計されている。なお、近赤外光をAF補助光として被写体に対して照射してもよい。
赤外線カットフィルタ161dは、AF補助光の波長(近赤外領域の波長)よりも長い波長の赤外光を吸収または反射して遮断する一方、AF補助光(近赤外領域の波長の光)およびAF補助光の波長(近赤外領域の波長)よりも短い波長の可視光を透過させる。ここで、図3は、第1実施形態に係る赤外線カットフィルタ161dの分光透過特性を示すグラフである。なお、図3に示すグラフでは、横軸に波長を示しており、縦軸に、赤外線カットフィルタ161dの透過率と、AF補助光の光量とを示している。
赤外線カットフィルタ161dは、図3に示すように、400nm以上かつ600nm未満の可視光領域において、透過率が80%以上となるように設計されている。また、赤外線カットフィルタ161dは、630nm以上の波長範囲内において、透過率が80%以上から80%未満へと変化するように設計されている。たとえば図3に示す例では、630nm以上の波長範囲内である660nm付近において、透過率が80%以上から80%未満へと変化している。なお、上述したように、630nm以上の波長範囲において、透過率が80%以上から80%未満へと変化するように、赤外線カットフィルタ161dを設計することが好ましいが、この構成に限定されず、たとえば、600nm以上かつ630nm未満の波長範囲において、透過率が80%以上から80%未満へと変化するように、赤外線カットフィルタ161dを設計することもできる。
また、赤外線カットフィルタ161dは、図3に示すように、AF補助光の中心波長(図3に示す例では730nm)において、透過率が80%未満かつ5%以上となるように設計されている。なお、カメラボディ100に装着されるストロボ300が照射するAF補助光の中心波長が予め決められていない場合には、近赤外領域内の所定の波長(たとえば、670nm、690nm、700nm、あるいは740nm)において、透過率が80%未満かつ5%以上となるように、赤外線カットフィルタ161dを設計する構成としてもよい。
さらに、本実施形態において、赤外線カットフィルタ161dは、図3に示すように、800nm以上の波長範囲において、透過率が5%未満となるように設計されている。すなわち、赤外線カットフィルタ161dは、赤外光は反射し、吸収することで、赤外光を透過しないように設計されている。
また、赤外線カットフィルタ161dは、波長と透過率とによって表されるグラフが660nm以上かつ800nm未満の波長範囲において、透過率が2以上の変曲点を有するように設計されている。たとえば図3に示す例では、赤外線カットフィルタ161dは、660nm以上かつ800nm未満の波長範囲において、P〜Pの3つの変曲点を有するように設計されている。なお、赤外線カットフィルタ161dはノイズの影響で透過率が変化する場合があるため、本実施形態では、ノイズの影響をできる限り除外した環境下で、660nm以上かつ800nm未満の波長範囲において透過率が2以上の変曲点を有するように、赤外線カットフィルタ161dが設計されている。
このように、赤外線カットフィルタ161dを、660nm以上かつ800nm未満の波長範囲において透過率が2以上の変曲点を有するように設計することで、赤外線カットフィルタ161dの透過率を適切な値に設計することができる。すなわち、仮に、660nm以上かつ800nm未満の波長範囲において、透過率の変曲点を0とした場合には、AF補助光の中心波長において透過率が5%未満となってしまう場合があり、また、透過率の変曲点を1つとした場合には、800nm以上の波長範囲においても透過率が5%以上となってしまう場合がある。これに対して、660nm以上かつ800nm未満の波長範囲において、透過率が2以上の変曲点を有するように、赤外線カットフィルタ161dを設計することで、近赤外光の波長範囲(特に、AF補助光の中心波長)において、赤外線カットフィルタ161dの透過率を80%未満かつ5%以上とすることができるとともに、赤外光の波長範囲において、赤外線カットフィルタ161dの透過率を5%未満とすることができる。
なお、赤外線カットフィルタ161dの製造方法は特に限定されない。たとえば、上述した図3の分光透過特性が得られるように、赤外吸収ガラスをコーティングすることで、赤外線カットフィルタ161dを製造することができる。あるいは、上述した図3の分光透過特性が得られるように、ガラス製またはプラスチック製の基板に多層膜をコーティングすることで、赤外線カットフィルタ161dを製造する構成としてもよい。
図1に戻り、AF−CCD制御部162は、オートフォーカスモードにおいて、焦点検出モジュール161のラインセンサ161eのゲインや蓄積時間などの蓄積条件を制御するものであり、焦点検出モジュール161に備えられた複数対のラインセンサ161eにて検出された像信号を各焦点検出エリアに対応させて読み出し、読み出した像信号をカメラ制御部170およびデフォーカス演算部163へ出力する。
デフォーカス演算部163は、AF−CCD制御部162から送られてきた各焦点検出エリアに対応した一対の像信号のずれ量をデフォーカス量に変換し、これをレンズ駆動量演算部164へ出力する。
レンズ駆動量演算部164は、デフォーカス演算部163から送られてきたデフォーカス量に基づいて、当該デフォーカス量に応じたレンズ駆動量Δdを演算し、これをレンズ駆動制御部165へ出力する。
レンズ駆動制御部165は、レンズ駆動量演算部164から送られてきたレンズ駆動量Δdに基づいて、レンズ制御部250を介して、レンズ駆動モータ230へ駆動指令を送出し、レンズ駆動量Δdだけフォーカスレンズ212を移動させる。
撮像素子110は、カメラボディ100の、被写体からの光束の光軸L1上であって、レンズ211,212,213を含む撮影光学系の予定焦点面となる位置に設けられ、その前面にシャッター111が設けられている。この撮像素子110は、複数の光電変換素子が二次元に配列されたものであって、二次元CCDイメージセンサ、MOSセンサまたはCIDなどで構成することができる。この撮像素子110で光電変換された電気画像信号は、カメラ制御部170で画像処理されたのち図示しないメモリに保存される。なお、撮影画像を格納するメモリは内蔵型メモリやカード型メモリなどで構成することができる。
操作部150は、シャッターレリーズボタンや撮影者がカメラ1の各種動作モードを設定するための入力スイッチを備えており、オートフォーカスモード/マニュアルフォーカスモードの切換が行えるようになっている。また、シャッターレリーズボタンのスイッチは、ボタンの半押しでONとなる第1スイッチSW1と、ボタンの全押しでONとなる第2スイッチSW2とを含む。この操作部150により設定されたシャッターレリーズボタンのスイッチSW1,SW2および各種モードはカメラ制御部170へ送信される。
カメラボディ100にはカメラ制御部170が設けられている。カメラ制御部170はマイクロプロセッサとメモリなどの周辺部品から構成され、レンズ制御部250と電気的に接続され、このレンズ制御部250から、フォーカスレンズ位置などのレンズ情報を受信するとともに、レンズ制御部250へデフォーカス量や絞り制御信号などの情報を送信する。また、カメラ制御部170は、撮像素子110から画像情報を読み出すとともに、必要に応じて所定の情報処理を施し、図示しないメモリに出力する。また、カメラ制御部170は、これらに加えて、撮影画像情報の補正やレンズ鏡筒200の焦点調節状態、絞り調節状態などの検出など、カメラ1全体の制御を司る。
以上のように、第1実施形態では、赤外線カットフィルタ161dが、630nm以上の波長範囲において、透過率が80%以上から80%未満へと変化するように設計されている。また、赤外線カットフィルタ161dは、630nm〜800nmの波長範囲内において、透過率が80%未満かつ5%以上となる波長領域を有するように設計されている。これにより、第1実施形態に係る赤外線カットフィルタ161dでは、近赤外光であるAF補助光の波長範囲において、透過率が5%以上となるため、被写体の輝度やコントラストが低いためにAF補助光として近赤外光を照射した場合に、近赤外光であるAF補助光が赤外線カットフィルタ161dを通過して、ラインセンサ161eに入射されるため、近赤外光を用いて光学系の焦点状態を適切に検出することができる。さらに、第1実施形態に係る赤外線カットフィルタ161dでは、近赤外光であるAF補助光の波長範囲において、透過率が80%未満に抑えられるため、AF補助光の光量が大きい場合でも、AF補助光による色収差を有効に抑制することが可能となる。
ここで、図4は、従来の赤外線カットフィルタの分光透過特性を示すグラフである。従来の赤外線カットフィルタでは、図4に示すように、近赤外光であるAF補助光が照射された場合に、光学系の焦点状態を適切に検出することができるように、近赤外領域の波長における透過率が最大透過率に近い値となるように設計されていた。そのため、従来の赤外線カットフィルタでは、赤外線カットフィルタに入射した近赤外光のほぼ全てが、赤外線カットフィルタを透過して、ラインセンサ161eに受光されることとなり、AF補助光の光量が大きい場合に、AF補助光により色収差が生じてしまう場合があった。また、このような色収差を防止する方法としては、近赤外領域の波長の光も遮断するように赤外線カットフィルタを設計する方法も考えられるが、この場合、AF補助光として近赤外光を利用することができないという問題が生じる。これに対して、本実施形態に係る赤外線カットフィルタ161dは、近赤外領域の波長範囲において、透過率が5%以上となるため、AF補助光を用いて光学系の焦点状態を適切に検出することができるとともに、透過率が80%未満に抑えられるため、近赤外光であるAF補助光の光量が大きい場合でも、AF補助光による色収差を有効に抑制することが可能となる。
また、第1実施形態に係る赤外線カットフィルタ161dは、少なくとも400nm以上かつ600nm未満の波長領域において、透過率が80%以上となるように設計されている。これにより、近赤外光よりも短い波長の可視光は、赤外線カットフィルタ161dを通過して、ラインセンサ161eに受光されるため、被写体の輝度やコントラストが高くAF補助光が照射されない場合でも、光学系の焦点状態を適切に検出することができる。また、上述したように、近赤外光をAF補助光として利用するカメラ1では、ラインセンサ161eの近赤外光に対する感度が高くなるように設計されているが、赤外線カットフィルタ161dで近赤外光の透過率を抑えることにより、近赤外光を、それ以外の可視光と同程度の強度で受光することが可能となるため、AF補助光が照射されない場合の色収差も有効に抑制することができる。
≪第2実施形態≫
次に、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。第2実施形態では、図1に示すカメラ1において、赤外線カットフィルタ161dが、図5に示す分光透過特性を有すること以外は、第1実施形態と同様の構成を有する。以下において、図5を参照して、第2実施形態に係る赤外線カットフィルタ161dについて説明する。なお、図5は第2実施形態に係る赤外線カットフィルタ161dの分光透過特性を示すグラフである。
第2実施形態に係る赤外線カットフィルタ161dは、図5に示すように、透過率が緩やかに変化している第1実施形態とは異なり、透過率が階段状に変化している。
しかしながら、第2実施形態に係る赤外線カットフィルタ161dは、第1実施形態と同様に、少なくとも400nm〜600nmの波長領域において透過率が80%以上となり、630nm以上の波長範囲において透過率が80%以上から80%未満へと変化している。また、第2実施形態に係る赤外線カットフィルタ161dは、第1実施形態と同様に、AF補助光の中心波長(図5に示す例では730nm)において透過率が80%未満かつ5%以上となり、800nm以上の波長領域において透過率が5%未満となるように設計されている。
加えて、第2実施形態に係る赤外線カットフィルタ161dは、第1実施形態と同様に、波長と透過率とによって表されるグラフが、少なくとも660nm〜800nmの波長範囲において、透過率が2以上の変曲点を有するように設計されている。たとえば図5に示す例において、赤外線カットフィルタ161dは、660nm〜800nmの波長範囲において、P〜Pの3つの変曲点を有するように設計されている。
以上のように、第2実施形態に係る赤外線カットフィルタ161dは、透過率が階段状に変化しているが、第1実施形態と同様に、少なくとも400nm〜600nmの波長領域において透過率が80%以上となり、600nm以上の波長範囲において透過率が80%以上から80%未満へと変化し、AF補助光の中心波長において透過率が80%未満かつ5%以上となり、800nm以上の波長領域において透過率が5%未満となるように設計されている。また、少なくとも660nm〜800nmの波長範囲において、透過率が2以上の変曲点を有するように設計されている。これにより、第2実施形態においても、近赤外光をAF補助光として照射した場合に、AF補助光を用いて光学系の焦点状態を適切に検出することができるとともに、AF補助光の光量が大きい場合でも、AF補助光による色収差を抑制することが可能となる。
≪第3実施形態≫
次に、本発明の第3実施形態を図面に基づいて説明する。第3実施形態では、図1に示すカメラ1において、赤外線カットフィルタ161dが、図6に示す分光透過特性を有すること以外は、第1実施形態と同様の構成を有する。以下において、図6を参照して、第3実施形態に係る赤外線カットフィルタ161dについて説明する。なお、図6は第3実施形態に係る赤外線カットフィルタ161dの分光透過特性を示すグラフである。
第3実施形態に係る赤外線カットフィルタ161dは、図6に示すように、660nm以上であり、かつ、AF補助光の中心波長(図6に示す例では730nm)未満の波長範囲において、透過率が5%未満となる波長領域を有している。
しかしながら、第3実施形態に係る赤外線カットフィルタ161dも、第1実施形態と同様に、少なくとも400nm〜600nmの波長領域において透過率が80%以上となり、600nm以上の波長範囲において透過率が80%以上から80%未満へと変化するように設計されている。また、第3実施形態に係る赤外線カットフィルタ161dは、第1実施形態と同様に、AF補助光の中心波長(図6に示す例では730nm)において透過率が80%未満かつ5%以上となり、800nm以上の波長領域において透過率が5%未満となるように設計されている。なお、AF補助光の中心波長は730nmに限定されない。
加えて、第3実施形態に係る赤外線カットフィルタ161dは、第1実施形態と同様に、波長と透過率とによって表されるグラフが、少なくとも660nm〜800nmの波長範囲において、透過率が2以上の変曲点を有するように設計されている。たとえば、図6に示す例において、赤外線カットフィルタ161dは、660nm〜800nmの波長範囲において、P〜P10の4つの変曲点を有するように設計されている。
以上のように、第3実施形態に係る赤外線カットフィルタ161dは、AF補助光の中心波長(図6に示す例では690nm)よりも短い波長において、透過率が5%未満となる波長領域を有するが、第1実施形態および第2実施形態と同様に、少なくとも400nm〜600nmの波長領域において透過率が80%以上となり、600nm以上の波長範囲において透過率が80%以上から80%未満へと変化し、AF補助光の中心波長において透過率が80%未満かつ5%以上となり、800nm以上の波長領域において透過率が5%未満となるように設計されている。また、少なくとも660nm〜800nmの波長範囲において、透過率が2以上の変曲点を有するように設計されている。これにより、第3実施形態に係る赤外線カットフィルタ161dは、AF補助光として近赤外光を照射した場合に、近赤外光を用いて光学系の焦点状態を適切に検出することができるとともに、近赤外光であるAF補助光の光量が大きい場合でも、AF補助光による色収差を有効に抑制することが可能となる。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
たとえば、上述した実施形態では、赤外線カットフィルタ161dを、対物レンズ161cとラインセンサ161eとの間に配置する構成を例示したが、この構成に限定されず、赤外線カットフィルタ161dは、ラインセンサ161eの前であれば、焦点検出モジュール161のいずれの位置に配置してもよい。
また、上述した実施形態では、カメラボディ100に着脱されるストロボ装置300が近赤外光であるAF補助光を照射する構成を例示したが、この構成に限定されず、たとえば、カメラボディ100にAF補助光発光部を内蔵し、カメラボディ100に内蔵されたAF補助光発光部が近赤外光であるAF補助光を照射する構成としてもよい。
さらに、上述した実施形態では、660nm以上の波長領域において、赤外線カットフィルタ161dの透過率が2以上の変曲点を有する構成を例示したが、660nm以上の波長領域において2以上の透過率の変曲点を有していればよく、たとえば660nm未満の波長範囲においても変曲点を有する構成としてもよい。
また、上述した実施形態では、赤外線カットフィルタ161dが、630nm〜800nmまでの波長領域内において、透過率が80%未満かつ5%以上となる波長領域を有する構成を例示したが、この構成に特に限定されず、たとえば、630nm〜800nmまでの波長領域内において、透過率が75%未満かつ7%以上となる波長領域を有する構成としてもよい。
なお、本実施形態に係るカメラ1は、特に限定されず、例えば、一眼ミラーレスデジタルカメラ、デジタルコンパクトカメラ、デジタルビデオカメラ、携帯電話用のカメラなどのその他の光学機器に本発明を適用してもよい。
1…カメラ
100…カメラボディ
110…撮像素子
161…焦点検出モジュール
161d…赤外線カットフィルタ
161e…ラインセンサ
170…カメラ制御部
200…レンズ鏡筒
300…ストロボ装置
303…AF補助光発光部

Claims (6)

  1. 少なくとも400nm以上かつ600nm未満の波長範囲において、透過率が80%以上であり、
    630nm以上の波長範囲において、透過率が80%以上から80%未満へと変化し、
    少なくとも660nm以上の波長範囲において、透過率が2以上の変曲点を有することを特徴とする光学フィルタ。
  2. 請求項1に記載の光学フィルタであって、
    少なくとも630〜800nmの波長範囲内において、透過率が80%未満かつ5%以上となる波長領域を有することを特徴とする光学フィルタ。
  3. 請求項1または2に記載の光学フィルタであって、
    800nm以上の波長範囲において、透過率が5%未満となることを特徴とする光学フィルタ。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の光学フィルタと、
    照明光を照射する照明装置と、を有する撮像装置であって、
    前記照明光の中心波長が630〜800nmの波長範囲内に存在していることを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項1〜3のいずれかに記載の光学フィルタを有する撮像装置であって、
    照明光を照射する照明装置が前記撮像装置に着脱可能となっており、
    前記照明光の中心波長が630〜800nmの波長範囲内に存在していることを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項1〜3のいずれかに記載の光学フィルタを有する撮像装置。
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