JP2015174197A - ビスとワッシャの整列結合治具、及び整列結合方法 - Google Patents

ビスとワッシャの整列結合治具、及び整列結合方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015174197A
JP2015174197A JP2014053578A JP2014053578A JP2015174197A JP 2015174197 A JP2015174197 A JP 2015174197A JP 2014053578 A JP2014053578 A JP 2014053578A JP 2014053578 A JP2014053578 A JP 2014053578A JP 2015174197 A JP2015174197 A JP 2015174197A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
washer
screw
alignment
fitting
alignment member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014053578A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6303660B2 (ja
Inventor
宏一 寺尾
Koichi Terao
宏一 寺尾
中川 治
Osamu Nakagawa
治 中川
幸治 中本
Koji Nakamoto
幸治 中本
木村 孝行
Takayuki Kimura
孝行 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Chugoku Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Chugoku Electric Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc, Chugoku Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2014053578A priority Critical patent/JP6303660B2/ja
Publication of JP2015174197A publication Critical patent/JP2015174197A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6303660B2 publication Critical patent/JP6303660B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Automatic Assembly (AREA)

Abstract

【課題】治具の部品点数を増大させたり、構成を複雑化したり、大型化させることなく、極めてシンプルな構成でありながら、効率よく多数のビスとワッシャを整列結合させることができるビスとワッシャの整列結合治具を提供する。【解決手段】ビス嵌合凹所5を複数個直線的に配列したビス嵌合凹所列5Aを複数列、上面に有したビス整列基板3を備えたビス整列パレット2と、第1のワッシャ整列部材21と、第1のワッシャ整列部材の下面に対して位置決め装着される第2のワッシャ整列部材30と、を有したワッシャ整列パレット20と、を備え、第1のワッシャ整列部材は、各ビス嵌合凹所5と一対一で連通し、且つワッシャを通過させる形状を有したワッシャ嵌合穴23を複数個有し、第2のワッシャ整列部材は、スリット35を有し、各ワッシャ嵌合穴内のワッシャ底面を支持して落下を防止する構成を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、手作業によってビスとワッシャを容易に結合させることができるようにしたビスとワッシャの整列結合治具、及びビスとワッシャの整列結合方法に関する。
各種装置類を製造する過程で部品同志を固定する手段としてビスとワッシャが多用されている。
工具を用いた手作業によりビスを取付け対象物のビス穴に取り付ける際には、予めワッシャの穴にビスのネジ部を差し込んでからネジ部をビス穴に差込み、ビス穴の反対側に突出したネジ部に対してナットを螺着して締結する作業が行われる。
連続して多数のビスをビス穴に取り付ける作業を実施する場合には、多数のビスを収容した箱と多数のワッシャを収容した箱から夫々ビスとワッシャを一個ずつ手で取りだしてからビスのネジ部にワッシャの穴を差し込む、といった細かい手作業が必須となる。
ビスにワッシャを結合させる作業は繁雑で効率が悪いため、従来からこの作業を効率化する提案が種々なされている。
特許文献1には、振動によるネジ組立装置が開示されているが、ワッシャ整列穴を多数備えたワッシャ整列皿を振動させる振動発生装置が必要であり、更に工程の最後に装置全体の上下を反転させる工程が必要となるため、装置構成が大がかりとなるという問題がある。このため、低コストでビスとワッシャの結合作業を実施するのには適さないことが明かである。また、多数のネジの棒状のネジ部をネジ整列皿の各ネジ穴内に効率的に嵌合させる作業がこの装置構成によって実現できるのか極めて疑問である。ビスのネジ部をネジ穴内に差し込む作業を一個ずつ手作業で行うとすると、作業性が極めて低いものとなる。
次に、特許文献2の座金装着装置では、ボルトの頭部を倒立状態で嵌合させる凹部を有したボルト受けと、座金(ワッシャ)を嵌合させる穴を有した座金揃え盤と、座金揃え盤の下面にスライド自在に係合して穴を開閉する底板と、を備える。凹部内にボルトの頭部を嵌合させたボルト受けの上方に、穴に座金を嵌合させた座金揃え盤、及び底板をセットしてから、底板を抜くことにより、座金が落下してボルトの雄螺子部に入り込む。
しかし、位置合わせ枠が必須となり、部品点数が増大する。また、底板にはスリットが存在しないので、板同士を合わせたときに雄螺子部は座金の穴に入っていない状態となる。また、ボルトの頭部を倒立状態で凹部内に嵌合させるのは個別の手作業となり、効率がよくない。
次に特許文献3のネジ・ワッシャ挿入治具では、まず平板の一面に設けた磁石シートにネジの頭部を吸着させる。次いで、シャーシに設けた段付き穴内に嵌合させたワッシャの中心穴内にネジのネジ部が入り込むように、シャーシ上から平板を重ねる。これにより、各シャーシにネジのネジ部が入り込むようにしている。
しかし、この従来技術では明らかに部品点数が多くなる。また、ネジの頭部を保持する手段として磁石を用いている点において、取扱性、作業性が決してよくない。更に、装置を反転させる工程が必要となる点も作業性の低下をもたらすことが明かである。
次に、特許文献4の部品組合せ治具は、ネジの頭部を下にして嵌合する穴を一面に備えたネジ整列板と、貫通穴を有し、ネジ整列板の一面に沿ってスライドするスライド板と、ワッシャを嵌合する段付きの貫通穴を有したワッシャ整列板と、を備える。穴にネジを嵌合させた後で、スライド板により穴を塞ぎ、ネジ整列板を上下反転させてワッシャ整列板上に配置し、その後スライド板をスライドして穴を開放することにより、ネジのネジ部をワッシャの穴に嵌合させる。
しかし、スライド板をズラしたり、戻したり、ネジ整列板を上下反転させる作業が必要であり、作業が煩雑となり、非効率である。また、ネジをワッシャに装着し終わった後で、粘着物上にボルト頭部を接着させる等の工程が煩雑である。
次に、特許文献5のワッシャ組み込み方法は、ビスを整列させる穴を有したパレットと、ワッシャを整列させる穴を有したパレットとを備え、ワッシャを保持したパレットを反転させ、ビスを直立させたパレットに被せ、ワッシャの穴をビスのネジ部に組み込むときワッシャの保持、離脱を鉤状の穴を有したワッシャ離脱穴を有したマグネットシートによって制御する。
しかし、この従来技術は、部品点数が多く、構成が複雑であるばかりか、作業性もよくない。
次に、特許文献6のボルト・ワッシャ組合せ装置では、半円状の切欠きを外周面に有した円盤状の回転体は、切欠き内部にスリットを備え、スリット内に支持板が出入りする。支持板がスリット内に入っている時には支持板上にワッシャが供給され、支持板よりも下方の切欠き内にはボルトがネジ部を上向きにして保持されている。回転体が回転する過程でボルトを上方に徐々に上昇させると共に、支持板を抜き取ることによりワッシャを落下させてボルトのネジ部に嵌合させる。
これは、回転体に設けた切欠き内から支持板を出入れすることにより、支持板上のワッシャを下方に位置するボルトのネジ部に落下、嵌合させるものであるが、支持板にはスリット状の長穴が存在せず、後述する本願発明の構成とは全く異なったものである。また、これは自動化の為の技術に関するものであり、後述する本発明のような作業現場における手作業に用いるものではない。
特開平2−243227号公報 実開昭59−62937号公報 特開昭63−150122号公報 特開平9−29559号公報 特開昭61−257724号公報 実開平2−90022号公報
従来、ビス(ボルト)のネジ部にワッシャ(座金)の穴を挿通させる作業を効率化しようとすると、治具や装置の構成が複雑化、大型化したり、作業性が低下することが多かった。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、治具の部品点数を増大させたり、構成を複雑化したり、大型化させることなく、極めてシンプルな構成でありながら、作業現場における手作業により効率よく多数のビスとワッシャを整列、結合させることができるビスとワッシャの整列結合治具、及び整列結合方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1の発明に係るビスとワッシャの整列結合治具は、ビスの頭部を嵌合させてネジ部を上方に突出させるビス嵌合凹所を複数個直線的に配列したビス嵌合凹所列を複数列、上面に有したビス整列基板を備えたビス整列パレットと、第1のワッシャ整列部材と、該第1のワッシャ整列部材の下面を位置決め支持する第2のワッシャ整列部材と、を有したワッシャ整列パレットと、を備え、前記第1のワッシャ整列部材は、前記ビス整列基板上面に位置決めされた状態において前記各ビス嵌合凹所と一対一で連通し、且つワッシャを通過させる形状を有したワッシャ嵌合穴を複数個有し、前記各ワッシャ嵌合穴は、前記各ビス嵌合凹所列と並行なワッシャ嵌合穴列を形成しており、前記第2のワッシャ整列部材は、前記各ワッシャ嵌合穴列と対向しつつ平行に延び、前記ワッシャの外径よりも幅が狭く、且つ長手方向一端縁が開放した複数本のスリットを有し、前記第1のワッシャ整列部材の下面に位置決めされた際に前記各ワッシャ嵌合穴内のワッシャ底面を支持して落下を防止する構成を備えていることを特徴とする。
請求項2の発明は、前記ビス整列基板は、前記嵌合凹所を形成した領域の2つの対向する端縁に沿って、前記ワッシャ整列パレットを位置決めするガイド部を備えていることを特徴とする。
部品点数を増やすことなく、各パレット間に位置決めを容易にする手段としてガイド部を設けた。
請求項3の発明は、請求項1又は2に係るビスとワッシャの整列結合治具を用いたビスとワッシャの整列結合方法であって、前記ビス整列基板上面に複数の前記ビスを載置して該ビス整列パレットを振動させることにより、前記各ビスの頭部を前記各ビス嵌合凹所内に嵌合させる工程と、前記第1のワッシャ整列部材の下面を前記第2のワッシャ整列部材により位置決め支持した状態で、前記第1のワッシャ整列部材上面に複数の前記ワッシャを載置して振動を加えることにより、前記各ワッシャを前記各ワッシャ嵌合穴内に嵌合させる工程と、前記各ビス嵌合凹所内から上方に突出する前記各ビスのネジ部が、前記ワッシャ整列パレット上の前記各ワッシャの穴内に挿通されるように、前記ビス整列パレット上に前記ワッシャ整列パレットをセットする工程と、前記第1のワッシャ整列部材、及び前記第2のワッシャ整列部材を前記ビス整列パレットから離脱させる工程と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、治具の部品点数を増大させたり、構成を複雑化したり、大型化させることなく、極めてシンプルな構成でありながら、作業現場における手作業により効率よく多数のビスとワッシャを整列、結合させることができる。
本発明の一実施形態に係るビスとワッシャの整列結合治具の全体構成を示す分解斜視図である。 (a)(b)及び(c)はビス整列パレットを用いたビスの整列手順を示す説明図であり、(d)はビス嵌合凹所内に頭部を嵌合させたビスの状態を示す断面図である。 (a)及び(b)はワッシャ整列パレット上においてワッシャを整列させる手順を示した説明図であり、(c)はワッシャ嵌合穴内にワッシャが嵌合されて保持された状態を示す断面図である。 ビス整列パレット上にワッシャ整列パレットをセットした状態を示す斜視図である。 (a)乃至(d)はビス整列パレットにより保持されたビスの雄螺子部に対してワッシャ整列パレットにより保持されたワッシャの中心穴を挿通させてから第2のワッシャ整列部材を離脱させるまでの手順を示す要部断面図である。
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るビスとワッシャの整列結合治具の全体構成を示す分解斜視図であり、図2(a)(b)及び(c)はビス整列パレットを用いたビスの整列手順を示す説明図であり、同図(d)はビス嵌合凹所内に頭部を嵌合させたビスの状態を示す断面図であり、図3(a)及び(b)はワッシャ整列パレット上においてワッシャを整列させる手順を示した説明図であり、同図(c)はワッシャ嵌合穴内にワッシャが嵌合されて保持された状態を示す断面図である。図4はビス整列パレット上にワッシャ整列パレットをセットした状態を示す斜視図である。また、図5(a)乃至(d)はビス整列パレットにより保持されたビスの雄螺子部に対してワッシャ整列パレットにより保持されたワッシャの中心穴を挿通させてから第2のワッシャ整列部材を離脱させるまでの手順を示す要部断面図である。
本発明に係るビスとワッシャの整列結合治具(以下、整列結合治具、という)1は、ビス整列パレット2と、ワッシャ整列パレット20と、から概略構成されている。
ビス整列パレット2は、整列対象となるビス50の頭部50aを嵌合させてネジ部50bを上方に突出させるビス嵌合凹所5を複数個直線的に配列したビス嵌合凹所列5Aを複数列、上面に有したビス整列基板3と、ビス整列基板3の3つの端縁に沿ってコ字状に固定され、ビス整列基板上面よりも上方に突出したガイド部(側板)10と、を有している。
ビス整列基板3は、ビス嵌合凹所5を形成した領域の2つの対向する端縁と、奥端縁に沿って、ワッシャ整列パレット20を位置決めするガイド部10を備えていることにより、ワッシャ整列パレット20をビス整列パレット2上に正確に位置決めすることができる。
ワッシャ整列パレット20は、第1のワッシャ整列部材21と、第1のワッシャ整列部材の下面、及び外周縁を位置決め支持する第2のワッシャ整列部材30と、を有している。本例では、第1のワッシャ整列部材21と第2のワッシャ整列部材30の平面形状は何れも四角形であるが、これは一例に過ぎない。
第1のワッシャ整列部材21は、第2のワッシャ整列部材30を間に介してビス整列基板3上面に位置決めされた状態において、各ビス嵌合凹所5と一対一で同軸状に連通し、且つワッシャ60を通過させる形状を有したワッシャ嵌合穴23を複数個有する。
第1のワッシャ整列部材21は、第2のワッシャ整列部材30上にセットされた状態(図3の状態)で、ガイド部10をガイドとしてビス整列基板3上面に位置決めされる(図4の状態)。この位置決め状態において各ワッシャ嵌合穴23が各ビス嵌合凹所5と一対一で対向しつつ連通する。
部品点数を増やすことなく、各パレット間に位置決めを容易にする手段としてガイド部10を設けた。
ビス整列基板3上にワッシャ整列部材30をセットする方向はどの方向からでも良いが、本例では図1中に示したスライド方向A(ビス整列基板面と並行な方向)からセットする場合を一例として挙げつつ説明する。
矩形の第1のワッシャ整列部材21の2つの対向する側縁には側板22が突設されている。
各ワッシャ嵌合穴23は、各ビス嵌合凹所列5Aと並行なワッシャ嵌合穴列23Aを形成している。各ワッシャ嵌合穴列23Aは、スライド方向Aと直交する方向に沿って所定のピッチで平行に配置されている。
第2のワッシャ整列部材30は、各ワッシャ嵌合穴列23Aと対向しつつ平行に延び、ワッシャ60の外径よりも幅が狭く、且つ長手方向(スライド方向A)の一端縁が開放した複数本のスリット35を有し、第1のワッシャ整列部材21の下面に位置決めされた際に各ワッシャ嵌合穴23内のワッシャ底面を支持して落下を防止する構成を備えている。
つまり、各スリット35は、ワッシャ嵌合穴列を構成する全てのワッシャ嵌合穴と対向し、且つ各スリットの巾方向中心部と各ワッシャ嵌合穴の中心点とが一致するように構成されている。また、各スリット35の幅寸法は、ワッシャ嵌合穴23から突出したネジ部50bを挿通させる程度に設定する。
更に具体的には、第2のワッシャ整列部材30は、スリット35を有したベース板31と、ベース板31の3辺から上方に突設されたガイド側板32とを備えている。第1のワッシャ整列部材21はガイド側板32によりガイドされることにより、ベース板31上に正確に位置決めされる。
次に、整列結合治具1を用いたビスとワッシャの整列、及び結合方法について説明する。
整列結合治具1を用いたビスとワッシャの整列に際しては、まず、ビス整列パレット2を構成するビス整列基板3の上面に複数個のビス50をランダムに放出して載置し(図2(a))、その後、ビス整列パレット2を手作業により上下左右(任意の方向)に振動させたり、衝撃を加えることにより(図2(b))、各ビスの頭部50aを各ビス嵌合凹所5内に嵌合させる工程を実施する(図2(c)(d))。
ビス嵌合凹所5の内径、深さは、整列対象となるビス50の頭部50aの寸法、形状と、ネジ部50bの寸法に合わせて予め適切に設定されている。ビス50は重心が頭部50aにあるため、ビス整列基板3を面方向、その他の方向へ振動させたり、軽い衝撃を加えることにより、個々のビスがその頭部50aから個々のビス嵌合凹所5内に入り込み、ネジ部50bをビス嵌合凹所5から所定長突出させた倒立状態となる(図2(d))。
ビス嵌合凹所内に入らない余剰のビスは、ビス整列パレットを傾けることにより落下させて除外する。
次いで、第1のワッシャ整列部材21の下面に第2のワッシャ整列部材30を位置決めセットした状態で、第1のワッシャ整列部材21上面に複数のワッシャを載置して振動を加える工程を実施する(図3(a)(b))。
各ワッシャ嵌合穴23は、ワッシャを通過させることができる大径の貫通穴であるため、振動、衝撃を加えることにより、個々のワッシャを個々のワッシャ嵌合穴23内に嵌合させることができる。全てのワッシャ嵌合穴23の下面には第2のワッシャ整列部材21が配置され、ワッシャ嵌合穴列23Aの中心部にスリット35の中心部が位置するようになっている。しかも、スリット35の幅は、ワッシャ嵌合穴23よりも小さいため、ワッシャ嵌合穴内のワッシャの下面はスリット35の両側に位置する板面(スリット端縁)36によって支持された状態となっている。
ワッシャ嵌合穴23内に入らない余剰ワッシャは、ワッシャ整列パレットを傾けることにより落下させて除外する。
次いで、各ビス嵌合凹所5内から上方に突出する各ビスのネジ部50bが、第1のワッシャ整列部材21上の各ワッシャの中心穴60a内に挿通されるように、ビス整列パレット2上にワッシャ整列パレット20をセットする工程を実施する(図4、図5(a)(b))。
最後に、第1のワッシャ整列部材21、及び第2のワッシャ整列部材30を、ビス整列パレット2から離脱させるビスとワッシャの結合工程を実施する。この工程では、図5(c)(d)に示したように第2のワッシャ整列部材30を先に第1のワッシャ整列部材21から離脱させてから、第1のワッシャ整列部材21をビス整列パレット2から離脱させてもよいし、或いは第1のワッシャ整列部材21を先に第2のワッシャ整列部材30から離脱させてから、第2のワッシャ整列部材30をビス整列パレット2から離脱させてもよい。
何れにしても第1のワッシャ整列部材21、及び第2のワッシャ整列部材30を、ビス整列パレット2から離脱させることにより、図5(d)に示したようにビス嵌合凹所5内に頭部を嵌合させたビスのネジ部50bにワッシャの中心穴60aが挿通された状態となり、ビスとワッシャとの結合が完了する。
以上の工程を実施した結果、図5(d)に示したように、ビス整列パレット2の上面に設けたビス嵌合凹所5内に、ネジ部50bにワッシャを挿通させた状態のビスが収容された状態となる。
ビスを用いて部品同志の締結、固定を行う作業者は、作業開始前に整列結合治具1を用いてビスとワッシャを結合させることにより図5(d)の状態にしておき、上記作業にあたっては指によって個々のネジ部を掴んでビス及びワッシャを取り出すことにより、効率よく上記作業を実施することができる。
整列結合治具1は、部品点数が少なく、小型、軽量化が可能であり、しかも手作業により簡易にビスとワッシャを結合させることができる。また、整列、結合作業工程中にパレットの上下を反転させる等の煩雑な手順が不要である。
<発明の構成、作用、効果のまとめ>
第1の本発明に係る整列結合治具1は、ビス50の頭部50aを嵌合させてネジ部50bを上方に突出させるビス嵌合凹所5を複数個直線的に配列したビス嵌合凹所列5Aを複数列、上面に有したビス整列基板3を備えたビス整列パレット2と、第1のワッシャ整列部材21と、該第1のワッシャ整列部材の下面を位置決め支持する第2のワッシャ整列部材30と、を有したワッシャ整列パレット20と、を備え、第1のワッシャ整列部材は、ビス整列基板上面に位置決めされた状態において各ビス嵌合凹所と一対一で連通し、且つワッシャを通過させる形状を有したワッシャ嵌合穴を複数個有し、各ワッシャ嵌合穴は、各ビス嵌合凹所列と並行なワッシャ嵌合穴列を形成しており、第2のワッシャ整列部材は、各ワッシャ嵌合穴列と対向しつつ平行に延び、ワッシャの外径よりも幅が狭く、且つ長手方向一端縁が開放した複数本のスリット35を有し、第1のワッシャ整列部材の下面に位置決めされた際に各ワッシャ嵌合穴内のワッシャ底面を支持して落下を防止する構成を備えていることを特徴とする。
ビス整列パレット2は、ビス嵌合凹所5内にビスの頭部を嵌合させてネジ部を上向きに突出させるに適した構造を有している。ワッシャ整列パレット20は、上側の第1のワッシャ整列部材のワッシャ嵌合穴内に嵌合したワッシャを下方に配置した第2ワッシャ整列部材のスリット35両側の板面36により支持している。このため、ビスを保持したビス整列パレット2の下面に、ワッシャを保持したワッシャ整列パレットの上面を配置することにより、全てのビスのネジ部を対応する全てのワッシャの中心穴内に挿通させることが可能となる。
構造がシンプルであり、小型化が可能であるため、低コストであり、携帯が容易であり、且つ作業スペースをとらずに手作業により使用することができる。
第2の本発明に係るワッシャの整列結合治具では、ビス整列基板3は、ビス嵌合凹所5を形成した領域の2つの対向する端縁に沿って、ワッシャ整列パレットを位置決めするガイド部を備えていることを特徴とする。
これによれば、両パレットの位置合わせを正確化して作業性を高めることができる。
本発明に係るビスとワッシャの整列結合方法は、ビスとワッシャの整列結合治具を用いたビスとワッシャの整列結合方法であって、ビス整列基板上面に複数のビスを載置して該ビス整列パレットを振動させることにより、各ビスの頭部を各ビス嵌合凹所内に嵌合させる工程と、第1のワッシャ整列部材の下面を第2のワッシャ整列部材により位置決め支持した状態で、第1のワッシャ整列部材上面に複数のワッシャを載置して振動を加えることにより、各ワッシャを各ワッシャ嵌合穴内に嵌合させる工程と、各ビス嵌合凹所内から上方に突出する各ビスのネジ部が、ワッシャ整列パレット上の各ワッシャの穴内に挿通されるように、ビス整列パレット上にワッシャ整列パレットをセットする工程と、第1のワッシャ整列部材、及び第2のワッシャ整列部材をビス整列パレットから離脱させる工程と、を備えたことを特徴とする。
ビスは頭部側に重心があるため、ビス整列基板上において振動、衝撃を加えることにより、容易にビスはビス嵌合凹所内に頭部から入り込んで直立した状態となる。
ワッシャ整列パレット上にランダムに載置したワッシャは、該ワッシャ整列パレットに振動、衝撃を加えることにより、容易に各ワッシャ嵌合穴内に入り込む。ワッシャの下面は第2のワッシャ整列部材の板面36によって支持される。各ビスのネジ部が各ワッシャの中心穴内に挿通されるように、両パレットを重ねることにより、全てのビスのネジ部に対してワッシャを結合させることができる。
ビス整列基板3に設けたガイド部10に沿ってワッシャ整列パレットを位置決めすることにより、上記作業性を高めることができる。
1…整列結合治具、2…ビス整列パレット、3…ビス整列基板、5…ビス嵌合凹所、10…ガイド部、20…ワッシャ整列パレット、21…ワッシャ整列部材、22…側板、23…ワッシャ嵌合穴、23A…ワッシャ嵌合穴列、30…ワッシャ整列部材、31…ベース板、32…ガイド側板、35…スリット、50…ビス、50a…頭部、50b…ネジ部、60…ワッシャ、60a…中心穴

Claims (3)

  1. ビスの頭部を嵌合させてネジ部を上方に突出させるビス嵌合凹所を複数個直線的に配列したビス嵌合凹所列を複数列、上面に有したビス整列基板を備えたビス整列パレットと、
    第1のワッシャ整列部材と、該第1のワッシャ整列部材の下面を位置決め支持する第2のワッシャ整列部材と、を有したワッシャ整列パレットと、を備え、
    前記第1のワッシャ整列部材は、前記ビス整列基板上面に位置決めされた状態において前記各ビス嵌合凹所と一対一で連通し、且つワッシャを通過させる形状を有したワッシャ嵌合穴を複数個有し、
    前記各ワッシャ嵌合穴は、前記各ビス嵌合凹所列と並行なワッシャ嵌合穴列を形成しており、
    前記第2のワッシャ整列部材は、前記各ワッシャ嵌合穴列と対向しつつ平行に延び、前記ワッシャの外径よりも幅が狭く、且つ長手方向一端縁が開放した複数本のスリットを有し、前記第1のワッシャ整列部材の下面に位置決めされた際に前記各ワッシャ嵌合穴内のワッシャ底面を支持して落下を防止する構成を備えていることを特徴とするビスとワッシャの整列結合治具。
  2. 前記ビス整列基板は、前記ビス嵌合凹所を形成した領域の2つの対向する端縁に沿って、前記ワッシャ整列パレットを位置決めするガイド部を備えていることを特徴とする請求項1に記載のビスとワッシャの整列結合治具。
  3. 請求項1又は2に係るビスとワッシャの整列結合治具を用いたビスとワッシャの整列結合方法であって、
    前記ビス整列基板上面に複数の前記ビスを載置して該ビス整列パレットを振動させることにより、前記各ビスの頭部を前記各ビス嵌合凹所内に嵌合させる工程と、
    前記第1のワッシャ整列部材の下面を前記第2のワッシャ整列部材により位置決め支持した状態で、前記第1のワッシャ整列部材上面に複数の前記ワッシャを載置して振動を加えることにより、前記各ワッシャを前記各ワッシャ嵌合穴内に嵌合させる工程と、
    前記各ビス嵌合凹所内から上方に突出する前記各ビスのネジ部が、前記ワッシャ整列パレット上の前記各ワッシャの穴内に挿通されるように、前記ビス整列パレット上に前記ワッシャ整列パレットをセットする工程と、
    前記第1のワッシャ整列部材、及び前記第2のワッシャ整列部材を前記ビス整列パレットから離脱させる工程と、を備えたことを特徴とするビスとワッシャの整列結合方法。
JP2014053578A 2014-03-17 2014-03-17 ビスとワッシャの整列結合治具、及び整列結合方法 Active JP6303660B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014053578A JP6303660B2 (ja) 2014-03-17 2014-03-17 ビスとワッシャの整列結合治具、及び整列結合方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014053578A JP6303660B2 (ja) 2014-03-17 2014-03-17 ビスとワッシャの整列結合治具、及び整列結合方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015174197A true JP2015174197A (ja) 2015-10-05
JP6303660B2 JP6303660B2 (ja) 2018-04-04

Family

ID=54253863

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014053578A Active JP6303660B2 (ja) 2014-03-17 2014-03-17 ビスとワッシャの整列結合治具、及び整列結合方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6303660B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20230103073A (ko) * 2021-12-31 2023-07-07 주식회사 윈텍오토메이션 Pvd 코팅 혼합적재를 위한 와셔 공급장치

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5962937U (ja) * 1982-09-29 1984-04-25 富士通株式会社 座金装着装置
JPH1029119A (ja) * 1996-07-12 1998-02-03 Iwatsu Electric Co Ltd ボルトの配列組み合わせ方法及び治具
JP2000317739A (ja) * 1999-05-10 2000-11-21 Union Giken:Kk 整形装置、搬送装置、繰出し装置及び装着装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5962937U (ja) * 1982-09-29 1984-04-25 富士通株式会社 座金装着装置
JPH1029119A (ja) * 1996-07-12 1998-02-03 Iwatsu Electric Co Ltd ボルトの配列組み合わせ方法及び治具
JP2000317739A (ja) * 1999-05-10 2000-11-21 Union Giken:Kk 整形装置、搬送装置、繰出し装置及び装着装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20230103073A (ko) * 2021-12-31 2023-07-07 주식회사 윈텍오토메이션 Pvd 코팅 혼합적재를 위한 와셔 공급장치
KR102639635B1 (ko) 2021-12-31 2024-02-22 주식회사 윈텍오토메이션 Pvd 코팅 혼합적재를 위한 와셔 공급장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP6303660B2 (ja) 2018-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW200843268A (en) Reconfigurable harness board
US20150228517A1 (en) Universal process carrier for substrates
JP6303660B2 (ja) ビスとワッシャの整列結合治具、及び整列結合方法
JP6251077B2 (ja) ワーククランプトレイおよびその製造方法
JP5962606B2 (ja) 固定治具、およびそれを用いた組電池の組立方法
JP2010098780A (ja) リニアモータの組立治具
JP3187721B2 (ja) ボルトの配列組み合わせ方法及び治具
JP4324342B2 (ja) 電子部品の整列方法及び電子部品整列装置
JP2019082039A (ja) 制震装置における粘弾性ダンパーのボルト固定用治具及び、制震装置の組み立て方法
JP6489525B2 (ja) 電気機器の製造方法、製造用治具及び取り外し用治具
KR200450073Y1 (ko) 멀티 어셈블리 지그
KR20140106319A (ko) 지그용 클립
WO2014132398A1 (ja) ネジ整列治具
JP6348299B2 (ja) 流路付きワーククランプトレイ
JPWO2019012615A1 (ja) 調整用治具および位置合わせ方法
CN114323379B (zh) 推力测试治具及芯片装片推力测试方法
KR101520846B1 (ko) Pba 공정용 지그 및 pba 공정방법
TW201430394A (zh) 導引柱組裝裝置及導引柱組裝方法
US11924973B2 (en) Clamping mechanism and transferring apparatus
CN209822601U (zh) 晶片治具
TWM494335U (zh) 多件式顯示器背板
JP2017011006A (ja) 半導体ユニット
JP2019172411A (ja) ねじ整列器
JP2015220311A (ja) 電気部品の組立装置及び組立方法
TWM517973U (zh) 電路板固定裝置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20150807

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20150807

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171030

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6303660

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150