JP2015174071A - スプレー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器の液体が漏れることがなく、また吐出されずにノズルに残留した液体を回収し、かつ外部から容器内に水分の流入しないスプレー装置を提供する。【解決手段】仕切り板15の貫通孔に連通し、かつ上端を液体通過口17とする収納溝を形成したシリンダ1と、液体通過口を覆う蓋体21と貫通孔を貫通して蓋体に接続し液体通過口を開閉する逆流防止桿2とを具え、一端にシリンダの内壁に当接するピストン部31を形成したピストン桿3と、ピストン桿を挿通させる弾性体34と、ピストン桿を内部に挿通させる固定蓋体5と、固定蓋体に挿通させるとともに、シリンダに接続して連通する中空の管体であって、かつ内壁に弾性体とピストン桿とが当接する内部当接部61を形成した上部押し圧管6と、壁面に液体出口を穿設し下端にシリンダに連通するガイド管72を備える。【選択図】図4A

Description

この発明はスプレー装置に関し、特に液体を収納した容器である瓶の口に取り付けるスプレー装置に関する。
目下市販されている液体形態の商品は容器に詰めて販売されている。その容器のほとんどがスプレー装置を設けてなり、該スプレー装置を押し圧し、圧力を変化させて容器内の液体を吐出させる。係るスプレー装置は、操作が容易であって、かつ一定の量を吐出させることができるという長所を具える。このため、液体を収納した容器から内容物を吐出させるための手段として広く応用されており、その応用範囲はシャンプー、ボディソープなどから、台所で使用する食器洗浄用の洗剤、浴室やトイレ用の洗剤などが含まれる。即ち、スプレー装置は幅広く応用され、適用される製品も多様化していて、目下斯業においてかなり広く利用される技術の一つとなっている。
上述するスプレー装置の構造と、その形態は、技術の発展に伴い研究開発が進められ、多くの修正がなされてきた。然しながら、多くの修正、変更がなされ改善されてきたといえども、従来のスプレー装置には今日なおも問題があり、改善すべき欠点が見られる。
図1は従来のスプレー装置の構造を示した断面図である。図面に開示するように、スプレー装置200は、噴霧ヘッド201を具える。一般に、噴霧ヘッド201はスプレー装置200が他の物体に衝突した場合、もしくは噴霧ヘッド201が予期せず押された場合に収納した液体が外部に漏れることを防ぐために、予め下方に押し圧して容器本体202に緊密に螺着された状態にする。然しながら、噴霧ヘッド201が下方に押し圧された状態を保っているため。スプレー装置200内のピストン203が開放し、液体通路204が開放状態となる。このため、運搬する過程において予期せず傾斜した場合は、容器本体202に収納した液体が液体通路204か、もしくはその他の隙間から滲み出る。
また、従来のスプレー装置には防水機能が具わっていない。このため、外部から水分が隙間を伝わって進入し、容器内の液体を変質させる。さらに、噴霧ヘッドを押した後、ノズル内に若干の液体が残留する。残留した液体は、ノズルからゆっくり流出し、引力によって滴り落ちる。但し、従来のスプレー装置には、ノズルに残留した液体を吸入して戻す機能を具えてない。これらは、いずれも従来のスプレー装置に見られる欠点である。
この発明は、噴霧ヘッドを押し圧した状態において、容器の内容物である液体が漏れることのないスプレー装置を提供することを課題とする。
また、この発明は、吐出されずにノズルに残留した液体を回収し、外部に滴り落ちることを効率よく防ぐことのできるスプレー装置を提供することを課題とする。
また、この発明は、外部から容器内に水分の流入しないスプレー装置を提供することを課題とする。
そこで、本発明者は従来のスプレー装置に見られる欠点に鑑み鋭意研究を重ねた結果、中空の管体であって、中央の位置に貫通孔を穿設した仕切り板を内部に設け、底端において仕切り板の貫通孔に連通し、かつ上端を液体通過口とする収納溝を形成したシリンダと、該液体通過口を覆う蓋体と該貫通孔を貫通して該蓋体に接続する逆流防止桿とを具え、該収納溝に設けられて上下に往復運動を行い、該液体通過口を開閉する逆流防止桿と、一端に該シリンダの内壁に当接するピストン部を形成した中空の管体であって該シリンダに摺動自在に内設したピストン桿と、該ピストン桿を挿通させる弾性体と、該シリンダが貫通する開口部を形成した容器キャップと、該シリンダに内設する中空の管体であって該ピストン桿を内部に挿通させる固定蓋体と、該固定蓋体に挿通させるとともに、該シリンダに接続して連通する中空の管体であって、かつ内壁に該弾性体と該ピストン桿とが当接する内部当接部を形成した上部押し圧管と、壁面に液体出口を穿設し下端に該シリンダに連通するガイド管を形成してなり該上部押し圧管に挿通されて連通する中空のピストンと、及び該上部押し圧管に接続して連通するとともにノズルを具え、かつ下端に接続管を設けてなり、該ピストンを内設する中空の押し圧ヘッド部と、を具えてなるスプレー装置によって課題を解決できる点に着眼し、係る知見に基づいて本発明を完成させた。以下この発明について説明する。
請求項1に記載するスプレー装置は、中空の管体であって、中央の位置に貫通孔を穿設した仕切り板を内部に設けるとともに、底端において仕切り板の貫通孔に連通し、かつ上端を液体通過口とする収納溝を形成したシリンダと、
該液体通過口を覆う蓋体と、該貫通孔を貫通して該蓋体に接続する逆流防止桿とを具え、該収納溝に設けられて上下に往復運動を行い、上方に移動して該液体通過口を開放し、下方に移動して該液体通過口を閉鎖する逆流防止桿と、
一端に該シリンダの内壁に当接するピストン部を設けた中空の管体であって、該
シリンダに摺動自在に内設したピストン桿と、
該ピストン桿を挿通させて弾力を付与するための弾性体と、
該シリンダが貫通する開口部を形成した容器キャップと、
該シリンダに内設する中空の管体であって、該ピストン桿を内部に挿通させる固定蓋体と、
該固定蓋体に挿通させるとともに、該シリンダに接続して連通する中空の管体であって、かつ内壁が中心部に向かってせりだし、該弾性体と該ピストン桿とが当接する内部当接部を形成した上部押し圧管と、
壁面に液体出口を穿設し、下端に該シリンダに連通するガイド管を形成してなり該上部押し圧管に挿通されて連通する中空のピストンと、
該上部押し圧管に接続して連通するとともに、外方向に延伸するノズルを具え、かつ下端に接続管を設けてなり、該ピストンを内設する中空の押し圧ヘッド部と、を具えてなる。
請求項2に記載するスプレー装置は、請求項1におけるシリンダの一端を係合端とし、他端を吸入端とするとともに、該吸入端の口径を該シリンダより狭くする。
請求項3に記載するスプレー装置は、請求項2における係合端の外周面に係合部を形成し、かつ該係合部に近接した位置に鍔部を一体に形成する。
請求項4に記載するスプレー装置は請求項1における逆流防止桿が、間隔を置き、かつ複数の弾性体を介して設けられる第1桿体と第2桿体とによってなる。
請求項5に記載するスプレー装置は、請求項4における複数の弾性体が、円形か、くの字状か、半円形か、もしくは方形の内の任意の一つから選択される。
請求項6に記載するスプレー装置は、請求項4における第2桿体の一端にはテーパー部を形成する。
請求項7に記載するスプレー装置は、請求項1におけるピストン桿の外周面であって。該ピストン部に近接した位置に下端段差部を形成するとともに、該ピストン桿の他端には、外周面に上端段差部を形成する。
請求項8に記載するスプレー装置は、請求項7における固定蓋体が、上端の開口部を液体出口とし、下端の開口部を液体入口とするとともに、該液体入口の内周面に位置制限段差部を形成する。
請求項9に記載するスプレー装置は、請求項3における固定蓋体の外周囲面に、該シリンダの該係合部に係合する外方向に突起した凸起部を形成する。
請求項10に記載するスプレー装置は、請求項8における固定蓋体の内周面で該液体入口に近接した位置に螺刻してねじ山を形成する。
請求項11に記載するスプレー装置は、請求項10における上部押し圧管の下端の内周面に螺刻して、該固定蓋体の該ねじ山に螺合するねじ山を形成する。
請求項12に記載するスプレー装置は、請求項1における上部押し圧管の上端外周面に第1環状係合突起を形成し、かつ該第1環状係合突起に係合する第2環状係合突起を該接続管の内壁に形成する。
請求項13に記載するスプレー装置は、請求項1におけるピストン部と該ピストン桿とが一体に形成される。
請求項14に記載するスプレー装置は、請求項1におけるピストン部が該ピストン桿の一端に係合して設けられる。
請求項15に記載するスプレー装置は、請求項8における固定蓋体の該液体出口の外周面に、付け根が高く外方向に急勾配を形成する傾斜角度を具えた防水部を形成する。
従来のスプレー装置の断面構造を示した説明図である。 この発明によるスプレー装置の分解図である。 図2Aに開示するスプレー装置の部材の断面構造を示した説明図である。 図2Aに開示するスプレー装置の斜視図である。 この発明によるスプレー装置の動作を示した説明図である。 この発明によるスプレー装置の動作を示した他の説明図である。 この発明によるスプレー装置の動作を示したその他説明図である。 この発明によるスプレー装置の他の動作を示した説明図である。 他の実施の形態によるスプレー装置の構造を示した説明図である。 その他の実施の形態によるスプレー装置の構造を示した説明図である。 別の実施の形態によるスプレー装置の構造を示した説明図である。 また別の実施の形態によるスプレー装置の断面構造を示した説明図である。
この発明は、噴霧ヘッドを押し圧した状態において、容器の内容物である液体が漏れることがなく、また吐出されずにノズルに残留した液体を回収し、外部に滴り落ちることを防ぎ、かつ外部から容器内に水分の流入しないスプレー装置を提供するものであって、中空の管体であって、中央の位置に貫通孔を穿設した仕切り板を内部設け、底端において仕切り板の貫通孔に連通し、かつ上端を液体通過口とする収納溝を形成したシリンダと、該液体通過口を覆う蓋体と該貫通孔を貫通して該蓋体に接続する逆流防止桿とを具え、該収納溝に設けられて上下に往復運動を行い、該液体通過口を開閉する逆流防止桿と、一端に該シリンダの内壁に当接するピストン部を形成した中空の管体であって該シリンダに摺動自在に内設したピストン桿と、該ピストン桿を挿通させる弾性体と、該シリンダが貫通する開口部を形成した容器キャップと、該シリンダに内設する中空の管体であって該ピストン桿を内部に挿通させる固定蓋体と、該固定蓋体に挿通させるとともに、該シリンダに接続して連通する中空の管体であって、かつ内壁に該弾性体と該ピストン桿とが当接する内部当接部を形成した上部押し圧管と、壁面に液体出口を穿設し下端に該シリンダに連通するガイド管を形成してなり該上部押し圧管に挿通されて連通する中空のピストンと、及び該上部押し圧管に接続して連通するとともにノズルを具え、かつ下端に接続管を設けてなり、該ピストンを内設する中空の押し圧ヘッド部と、を具えてなる。係るスプレー装置の構造と特徴を詳述するために具体的な実施例を挙げ、図面を参照にして以下に説明する。
図2A、2Bに開示するように、この発明によるスプレー装置は、シリンダ1を具えてなり、シリンダ1は管体であって、一端を係合端11とし、他端を吸入端12とする。実施例において、吸入端12の口径はシリンダ1より狭くする。係合端11の外周面には係合部13を形成し、かつ係合部13に近接した位置に鍔部14を一体に形成する。吸入端12内部には仕切り板15を設ける。仕切り板15の中央の位置には貫通孔151を穿設する。
シリンダ1の内部には、底端において仕切り板15の貫通孔151に連通し、かつ上端を液体通過口17とする収納溝16を形成するとともに、収納溝16には逆流防止桿2を設ける。逆流防止桿2は蓋体21を具える。実施例において蓋体21は円形を呈し、かつ収納溝16の上端の液体通過口17上を覆い、上下に往復運動を行って、上方に移動すると液体通過口17を開放し、下方に移動すると閉鎖する。
蓋体21は、底面において逆流防止桿22に接続する。逆流防止桿22は、間隔を置き、複数の弾性体223を介して設けられる第1桿体221と第2桿体222とによってなる。弾性体223は弾性によって蓋体21を引き付けて、蓋体21が液体通過口17から外れないようにする作用を有する。実施例において弾性体223は円形を呈する。
第2桿体222は貫通孔151を貫通する。また。第2桿体222の一端にはテーパー部224を形成する。このため第2桿体222の一端は貫通孔151を貫通し、テーパー部224によって制限を受ける。よって貫通孔151から外れることがない。
シリンダ1にはピストン桿3を摺動自在に内設する。ピストン桿3は中空の管体であって、一端にピストン部31を形成する。実施例においては、ピストン桿3とピストン部31とは一体に形成する。ピストン部31はシリンダ1の内壁に当接する。
また、ピストン桿3の外周面であってピストン部31に近接した位置には、下端段差部32を形成するとともに、ピストン桿3の他端には、外周面に上端段差部33を形成する。さらに、ピストン桿3には上端から弾性体34を挿通させる。弾性体34は、弾性によってピストン桿3を元の位置に復帰させる作用を有する。
図2A、2Bに開示するように、シリンダ1は上端から容器キャップ4を貫通する。容器キャップ4には開口部41が形成され、かつ内周面には螺刻してねじ山42を形成する。容器キャップ4は、ねじ山42を液体容器である瓶の口部(図示しない)外周面に形成されたねじ山に螺合させて取り付ける。また、容器キャップ4の下端は鍔部14に当止する。
容器キャップ4は固定蓋体5に接続する。固定蓋体5は中空の管体であって、ピストン桿3が内部を貫通し、かつ下端がシリンダ1の係合端11内に係合する。
固定蓋体5は上端の開口部を液体出口51とし、下端の開口部を液体入口52とする。液体入口52の内周面には位置制限段差部53を形成する。固定蓋体5にはピストン桿3を挿通させて、位置制限段差部53がピストン桿3の下端段差部32に当止する。また、固定蓋体5の内周面で液体入口52に近接した位置に螺刻してねじ山54を形成する。
また、固定蓋体5の外周囲面には外方向に突起する凸起部55を形成し、凸起部55がシリンダ1の係合部13に係合する。
固定蓋体5の液体出口51の外周面には、付け根が高く外方向に急勾配を形成する傾斜角度具えた防水部56を形成する。防水部56は急勾配を有する傾斜角度を具える。このため外部から水がシリンダ1に流入することを防ぎ、スプレー装置に防水の効果を具えさせることになる。
固定蓋体5には上方から上部押し圧管6を挿通させる。上部押し圧管6は中空の管体であって、下端は固定蓋体5の液体出口51を通過してシリンダ1に接続し、シリンダ1に連通して液体通路を形成する。
また、上部押し圧管6は内壁が中心部に向かってせりだし、内部当接部61を形成する。内部当接部61には、弾性体34とピストン桿3の上端段差部33とが当接する。さらに、上部押し圧管6の下端には、内周面に螺刻して、固定蓋体5のねじ山54に螺合するねじ山62を形成する。また、上部押し圧管6の上端外周面には第1環状係合突起63を形成する。
上部押し圧管6にはピストン7を挿通させる。ピストン7は中空であって、上部押し圧管6に連通する。ピストン7は壁面に液体出口71を穿設する。また、ピストン7の下端には、シリンダ1に連通するガイド管72を形成する。
また、上部押し圧管6は押し圧ヘッド部8に接続して連通する。押し圧ヘッド部8は中空であって、外方向に延伸するノズル81を具える。また押し圧ヘッド部8は下端に接続管82を具える。接続管82は内周面に、上部押し圧管6の第1環状係合突起63に係合する第2環状係合突起83を形成し、ピストン7は上端から押し圧ヘッド部8内に設けられる。
この発明によるスプレー装置の構造は上述のとおりであって、組み立てた後の外観は図3に開示するとおりである。
図4Aから図4Cに、この発明によるスプレー装置の動作を開示する。図4Aに開示するように押し圧ヘッド部8を押し圧すると、上部押し圧管6がS1の範囲の分だけ下方に移動する。同時にピストン桿3のピストン部31がシリンダ1の内壁との圧力によって停止する。この状態において、押し圧ヘッド部8が下方に移動してピストン7の液体出口71が徐々にノズル81に連通する。
押し圧ヘッド部8がS1の範囲の分だけ下方に移動してピストン7の上端に当接すると、液体出口71とノズル81の内部空間に完全に合わさる。この場合、逆流防止桿2の蓋体21が下方に移動して液体通過口17を閉鎖する。
図4Bに開示するように、さらに押し圧ヘッド部8を押し圧してS2の範囲の分だけ下方に移動させると、押し圧ヘッド部8が上部押し圧管6を連動させて弾性体34が圧迫される。次いで上部押し圧管6のねじ山62が固定蓋体5のねじ山54に当接すると、シリンダ1内の空気はピストン桿3のピストン部31がシリンダ1内の空間を圧迫することでノズル81から吐出されるとともに、空気に運ばれた液体もノズル81から吐出される。
図4Cに開示するように、押し圧ヘッド部8が元の位置に復帰する場合、上部押し圧管6は弾性体34の付勢力によって上方に押し上げられ、ピストン桿3のピストン部31がシリンダ1の内壁との摩擦によって停止し、押し圧ヘッド部8と上部押し圧管6が継続して上方に移動する。次いで上部押し圧管6の内部当接部61がピストン桿3の上端段差部33に当接し、ピストン桿3が連動して上方に移動する。同時に、上部押し圧管6がピストン7の液体出口71を閉鎖する。
最後にピストン桿3の下端段差部32が固定蓋体5の位置制限段差部53に当止して、上方への移動が停止して押し圧ヘッド部8が元の位置に復帰する。この場合、同時にシリンダ1の内部空間が拡張する。よって、液体は圧力の関係で貫通孔151から収納溝16に流れ、蓋体21が開放し、徐々に液体通過口17を開放する。液体は逆流防止桿2を通過してシリンダ1に進入し、次のポンプの動作に備える。
また、押し圧ヘッド部8が元の位置に復帰する場合、液体出口71が徐々に閉鎖し、押し圧ヘッド部8の内部空間の圧力が徐々に増大する。このため真空吸引力が発生し、ノズル81内に残留する液体を回収する作用が発生する。したがって、ノズル81内に液体が残留して外部に滴り落ちることを防ぐことができる。
図5に、この発明によるスプレー装置の他の操作と、その動作を開示する。即ち、この発明によるスプレー装置は、押し圧ヘッド部8を固定し、液体漏れ、液体の外部への流出を防止する機能を具える。図面に開示するように、押し圧ヘッド部8を押し圧し、S1、S2の範囲を通過させた後、押し圧ヘッド部8を時計回りの方向に沿って回転させると、S3の範囲に至る。この場合、上部押し圧管6のねじ山62が固定蓋体5のねじ山54に螺合して締結された状態になる。また、逆流防止桿2がピストン桿3によって押し圧され、シリンダ1の収納溝16が弾性体223の変形によって閉鎖し密閉された状態となる。よって、液体の洩れることを防止する。
図6Aから図6Cに、他の実施の形態によるスプレー装置を開示する。図面に開示するように、逆流防止桿2の弾性体223は、上述する円形以外であってもよい。図6Aにおいては、弾性体223は、くの字状を呈し、図6Bにおいては半円形状を呈する。また、図6Cにおいては方形を呈する。
また、図7にその他実施の形態を開示する。図面に開示するように、ピストン桿3の一端のピストン部31とピストン桿3とを一体に形成する以外に、ピストン部31をピストン桿3の一端に係合させる形態としてもよい。
以上はこの発明の好ましい実施の形態であって、この発明の実施の範囲を限定するものではない。よって、当業者のなしえる変更、もしくは修正であって、この発明の精神の下においてなされ、かつこの発明に対して均等の効果を有するものは、いずれもこの発明の特許請求の範囲に属するものとする。
1 シリンダ
11 係合端
12 吸入端
13 係合部
14 鍔部
15 仕切り板
151 貫通孔
16 収納溝
17 液体通過口
2 逆流防止桿
200 スプレー装置
201 噴霧ヘッド
202 容器本体
203 ピストン
204 液体通路
21 蓋体
22 逆流防止桿
221 第1桿体
222 第2桿体
223 弾性体
224 テーパー部
3 ピストン桿
31 ピストン部
32 下端段差部
33 上端段差部
34 弾性体
4 容器キャップ
41 開口部
42 ねじ山
5 固定蓋体
51 液体出口
52 液体入口
53 位置制限段差部
54 ねじ山
55 凸起部
56 防水部
6 上部押し圧管
61 内部当接部
62 ねじ山
63 第1環状係合突起
7 ピストン
71 液体出口
72 ガイド管
8 押し圧ヘッド部
81 ノズル
82 接続管
83 第2環状係合突起

Claims (15)

  1. 中空の管体であって、中央の位置に貫通孔を穿設した仕切り板を内部に設けるとともに、底端において仕切り板の貫通孔に連通し、かつ上端を液体通過口とする収納溝を形成したシリンダと、
    該液体通過口を覆う蓋体と、該貫通孔を貫通して該蓋体に接続する逆流防止桿とを具え、該収納溝に設けられて上下に往復運動を行い、上方に移動して該液体通過口を開放し、下方に移動して該液体通過口を閉鎖する逆流防止桿と、
    一端に該シリンダの内壁に当接するピストン部を設けた中空の管体であって、該
    シリンダに摺動自在に内設したピストン桿と、
    該ピストン桿を挿通させて弾力を付与するための弾性体と、
    該シリンダが貫通する開口部を形成した容器キャップと、
    該シリンダに内設する中空の管体であって、該ピストン桿を内部に挿通させる固定蓋体と、
    該固定蓋体に挿通させるとともに、該シリンダに接続して連通する中空の管体であって、かつ内壁が中心部に向かってせりだし、該弾性体と該ピストン桿とが当接する内部当接部を形成した上部押し圧管と、
    壁面に液体出口を穿設し、下端に該シリンダに連通するガイド管を形成してなり
    該上部押し圧管に挿通されて連通する中空のピストンと、
    該上部押し圧管に接続して連通するとともに、外方向に延伸するノズルを具え、かつ下端に接続管を設けてなり、該ピストンを内設する中空の押し圧ヘッド部と、を具えてなることを特徴とするスプレー装置。
  2. 前記シリンダの一端を係合端とし、他端を吸入端とするとともに、該吸入端の口径を該シリンダより狭くすることを特徴とする請求項1に記載のスプレー装置。
  3. 前記係合端の外周面に係合部を形成し、かつ該係合部に近接した位置に鍔部を一体に形成することを特徴とする請求項2に記載のスプレー装置。
  4. 前記逆流防止桿が、間隔を置き、かつ複数の弾性体を介して設けられる第1桿体と第2桿体とによってなることを特徴とする請求項1に記載のスプレー装置。
  5. 前記複数の弾性体が、円形か、くの字状か、半円形か、もしくは方形の内の任意の一つから選択されることを特徴とする請求項4に記載のスプレー装置。
  6. 前記第2桿体の一端にはテーパー部を形成することを特徴とする請求項4に記載のスプレー装置。
  7. 前記ピストン桿の外周面であって。該ピストン部に近接した位置に下端段差部を形成するとともに、該ピストン桿の他端には、外周面に上端段差部を形成することを特徴とする請求項1に記載のスプレー装置。
  8. 前記固定蓋体は、上端の開口部を液体出口とし、下端の開口部を液体入口とするとともに、該液体入口の内周面に位置制限段差部を形成することを特徴とする請求項7に記載のスプレー装置。
  9. 前記固定蓋体の外周囲面には、該シリンダの該係合部に係合する外方向に突起した凸起部を形成することを特徴とする請求項3に記載のスプレー装置。
  10. 前記固定蓋体の内周面で該液体入口に近接した位置に螺刻してねじ山を形成することを特徴とする請求項8に記載のスプレー装置。
  11. 前記上部押し圧管の下端の内周面に螺刻して、該固定蓋体の該ねじ山に螺合するねじ山を形成することを特徴とする請求項10に記載のスプレー装置。
  12. 前記上部押し圧管の上端外周面に第1環状係合突起部を形成し、かつ該第1環状係合突起に係合する第2環状係合突起を該接続管の内壁に形成することを特徴とする請求項1に記載のスプレー装置。
  13. 前記ピストン部と該ピストン桿とが一体に形成されることを特徴とする請求項1に記載のスプレー装置。
  14. 前記ピストン部が該ピストン桿の一端に係合して設けられることを特徴とする請求項1に記載のスプレー装置。
  15. 前記固定蓋体の該液体出口の外周面には、付け根が高く外方向に急勾配を形成する傾斜角度を具えた防水部を形成することを特徴とする請求項8に記載のスプレー装置。
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