JP2015173641A - 苗移植機 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、伝動ケースに動力を伝動する入力軸からのトルク変動に対して剛性を有する伝動ケースの構造を提供することを課題とする。【解決手段】本発明の苗移植機は、エンジンから動力の伝達を受けて駆動する整地装置を備え、前記整地装置は、前記エンジンからの動力が伝達される伝動ケースと、該伝動ケースの両側面から側方に向けて突出して設けられ、前記伝動ケース内で前記エンジンからの動力が伝達される駆動軸と、該駆動軸に固定される複数の整地ロータを備え、前記伝動ケースは、前記エンジンからの動力が伝達される入力軸を回転自在に支持するとともに、前記駆動軸が貫通する開口を有する本体と、前記駆動軸を回転自在に支持するとともに、前記本体の開口を塞ぐ蓋を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、枕地整地用の整地装置を備える苗移植機に関する。
特許文献1の整地装置は、リアアクスルケースからユニバーサルジョイント及び連結シャフトを介して連動連結される整地伝動軸に動力が伝達され、さらに整地伝動軸から伝動ケースに動力が伝達され、伝動ケースから突出される回転支軸によって回転駆動される回転体群を備える。伝動ケースは上下分割構造を有し、整地伝動軸に連動連結される入力軸を上下方向から挟むようにして支持している。
特許第4960123号公報
整地伝動軸が回転駆動されていることから、回転速度の変化、整地装置のトルク変化等に起因したトルク変動を受けることとなる。大きなトルク変動が生じた場合は、伝動ケースへの入力部、つまり入力軸付近に変形が生じる可能性がある。そこで、本発明は、伝動ケースに動力を伝動する入力軸からのトルク変動に対して剛性を有する伝動ケースの構造を提供することを課題とする。
本発明の苗移植機は、エンジンから動力の伝達を受けて駆動する整地装置を備え、前記整地装置は、前記エンジンからの動力が伝達される伝動ケースと、該伝動ケースの両側面から側方に向けて突出して設けられ、前記伝動ケース内で前記エンジンからの動力が伝達される駆動軸と、該駆動軸に固定される複数の整地ロータを備え、前記伝動ケースは、前記エンジンからの動力が伝達される入力軸を回転自在に支持するとともに、前記駆動軸が貫通する開口を有する本体と、前記駆動軸を回転自在に支持するとともに、前記本体の開口を塞ぐ蓋を備える。
前記伝動ケースの本体は、前記エンジンからの動力を駆動軸に伝達するベベルギアを収容する収容部と、該収容部の前面から前方に延出され、前記入力軸を支持するベアリングを収容する円筒部を備え、前記入力軸と、該入力軸に連結される整地伝動軸との連結部の周囲を保護する保護部材が前記円筒部の外周に固定される。
本発明によれば、分割構造を有しない本体により入力軸を支持することで、入力軸から受けるトルク変動に起因する伝動ケースの変形を防止できる。
田植機の側面図である。 田植機の伝動機構を示すスケルトン図である。 整地装置の全体構成を示す図である。 整地装置の伝動部を示す平面断面図である。 伝動ケースの断面図である。 伝動ケースの開口に設けられる保護構造の別実施形態を示す図である。 整地装置の支持アームにおける軸受け構造を示す拡大断面図である。
添付の図面を参照して、本発明の苗移植機の一実施形態である田植機1について説明する。
図1に示すように、田植機1は、エンジン2、動力伝達部3、植付部4及び昇降部5を備える。植付部4は、昇降部5を介して機体に連結されており、昇降部5によって上下方向に昇降可能である。植付部4には、動力伝達部3を介してエンジン2からの動力が伝達される。田植機1は、エンジン2の駆動によって走行しながら、植付部4によって圃場に苗を植え付ける。
エンジン2からの駆動力は、動力伝達部3においてミッションケース6を介して、PTO軸7に伝達される。PTO軸7はミッションケース6から後方に突出して設けられる。PTO軸7からユニバーサルジョイントを介して植付伝動ケース8に動力が伝達されて、植付部4が駆動される。また、ミッションケース6から後方に向けて駆動軸9が設けられ、駆動軸9からリアアクスルケース10に駆動力が伝達される。
植付部4における植え付け位置前方には複数のフロート11が配置される。植付部4において、フロート11の前方に整地装置20が配置されている。
図2に示すように、エンジン2からミッションケース6に動力が伝達される。ミッションケース6の内部には、油圧―機械式無段変速機(HMT)12、主変速機構13、HMT12から主変速機構13への動力の伝達を切り替える主クラッチ14、主変速機構13の出力軸の回動を制動する制動装置15が設けられる。
エンジン2からの動力は、ミッションケース6内のHMT12及び主変速機構13を経て、左右のフロントアクスルケース16・16に動力が伝達され、左右の前輪17・17が駆動される。
また、主変速機構13の出力軸から駆動軸9を介してリアアクスルケース10に動力が伝達される。リアアクスルケース10から後方に向けて整地駆動軸18が延出され、整地駆動軸18とユニバーサルジョイント等を介して連動連結される整地伝動軸19に動力が伝達される。そして、整地伝動軸19により整地装置20が駆動される。
図3に示すように、整地装置20は、支持リンク機構30を介して、植付部4を支持する植付フレームに取り付けられる。支持リンク機構30は、整地装置20を植付部4に対して昇降(回動)可能に支持する。つまり、整地装置20は、支持リンク機構30の昇降に応じて植付部4に対する高さを変更可能である。
支持リンク機構30は、整地装置20の延出方向に沿って設けられるリンク支軸31、リンク支軸31の両端に固定されるリンク32、リンク32と整地装置20を接続するとともに、整地装置20を支持する支持アーム33、及び、支持アーム33の下端と植付フレームを接続する補助リンク34を備える。
リンク支軸31は、両端部においてアーム35を介して植付フレームに回動自在に支持される。このように、支持リンク機構30では、リンク支軸31の回動に伴って、リンク32が回動して支持アーム33が上下動することで整地装置20の植付フレーム(植付部4)に対する高さを変更可能である。
リンク支軸31の中途部には、リンク支軸31を回動させるためのレバー36が設けられる。レバー36を操作することで、リンク支軸31を回動させて整地装置20の高さを調整可能である。
図3及び図4に示すように、整地装置20では、駆動軸9からの動力の一部がリアアクスルケース10を介して整地伝動軸19に分岐され、整地伝動軸19にユニバーサルジョイント等を介して連動連結される入力軸21、及び、入力軸21の入力を受ける伝動ケース22を介して、伝動ケース22の両側面から側方に向けて延出される駆動軸23に伝達される。駆動軸23に複数の整地ロータ24が固定される。駆動軸23は断面視四角形状に形成されており、整地ロータ24の中心の四角形状の開口と係合することで、整地ロータ24が駆動軸23に対して相対回転不能に固定されている。
図4に示すように、駆動軸23は、伝動ケース22の両側面から側方に向けて突出するロータ入力軸25と、ロータ入力軸25に接続され、両側方に延びるロータ駆動軸26と、ロータ入力軸25とロータ駆動軸26とを接続するジョイント27によって構成される。ロータ入力軸25及びロータ駆動軸26のジョイント27との接続は、それぞれスプライン嵌合によって実現されている。このように、ロータ入力軸25とロータ駆動軸26とをジョイント27を介してスプライン結合することで、ロータ入力軸25からロータ駆動軸26への動力伝達に際する伝達効率を向上することができる。さらに、スプライン溝によって接触面積を大きく取ることができるため、ロータ入力軸25及びロータ駆動軸26とジョイント27との間の摩耗を防ぐことができる。
図4に示すように、伝動ケース22内部では、整地伝動軸19と連動連結される入力軸21の端部にベベルギア28が設けられ、ベベルギア28と歯合するベベルギア29がロータ入力軸25の中途部に固定される。これらのベベルギア28・29を介してロータ入力軸25に動力が伝達される。ロータ入力軸25の回転に伴って、ジョイント27を介してロータ駆動軸26が駆動されて、整地ロータ24が回転する。
図4及び図5に示すように、伝動ケース22は、本体40と蓋42により構成される。本体40は、入力軸21が貫通する開口を有し、その開口の内周にて入力軸21を回転自在に支持するとともに、駆動軸23(ロータ入力軸25)が貫通する開口41を両側面に有する。蓋42は、駆動軸23(ロータ入力軸25)を回転自在に支持するとともに、本体40の開口41を塞ぐ。
本体40は、入力軸21が貫通する開口及び駆動軸23が貫通する開口41を有する一体的な箱状部材として形成され、かつ、その内部にベベルギア28・29を収容する収容部40aと、入力軸21が貫通する開口を有する円筒状部材として形成され、収容部40aから前方(リアアクスルケース10側)に延出される円筒部40bを備える。本体40は、収容部40aと円筒部40bを含むように一体的に成形されている。
円筒部40bの内周面には、伝動ケース22内を密封するオイルシール50、及び、入力軸21を回転自在に支持するベアリング51・51が開口側から順に配置される。
蓋42は、本体40の両側面に設けられる開口41を塞ぐことにより、本体40の内部空間を密封する。蓋42の外側面と本体40の内側面との間にはO−リング52が設けられる。蓋42の中央部にはロータ入力軸25が貫通する貫通部が設けられており、その貫通部に沿って蓋42の両側面から側方に向けて突出するボス部43が一体的に設けられる。ボス部43の内周面に、伝動ケース22内を密封するためのオイルシール53、及び、ロータ入力軸25を回転自在に支持するベアリング54が開口側から順に配置されるとともに、オイルシール53を固定する止め輪55が設けられる。
伝動ケース22を本体40と、本体40の開口41を塞ぐ蓋42とによって構成することで、一体的に成形される本体40の剛性を大きく取ることができる。このように本体40を継ぎ目のない一体構造で成形することで、ベアリング51を介して本体40に支持されている入力軸21にトルク変動が生じた場合のトルクが本体40に掛かることがなく、本体40の変形を防ぐことができる。つまり、回転運動することによってトルク変動を伴う入力軸21によるガタ、又は伝動経路に設けられる軸等の不釣合いに起因するガタが本体40に及ぼす影響を出来る限り小さくすることができる。従って、本体40の変形に起因して伝動ケース22の密閉性が損なわれることを防ぐことができる。
また、本体40を一体的に成形することで、伝動ケース22を組み立てる際の本体40の組み立てが不要となるとともに、本体40の内部での組み付け位置を成形時に確定することから、本体40の内部部品を組み付けて伝動ケース22を組み立てる際の各部品の位置決め精度を高くすることができる。
さらに、蓋42を継ぎ目のない高剛性の構造とするとともに、駆動軸23(ロータ入力軸25)を支持するためのベアリング54を保持し、かつ、本体40の側方に突出するボス部43を蓋42に一体的に設けていることにより、ロータ入力軸25にトルク変動が生じた場合でも高い剛性を有する蓋42、及び蓋42が固定される本体40を含む伝動ケース22全体によって吸収することができる。これにより、ロータ入力軸25によるガタが蓋42に及ぼす影響を出来る限り小さくすることができる。従って、蓋42における密閉性を確保でき、ベアリング54の破損を防ぐことができる。
図4に示すように、ジョイント27の伝動ケース22側の端部は、ボス部43の外側端部を覆うとともに、ボス部43の外側端部から伝動ケース22の内方側に向けて延出するように設けられている。言い換えれば、ジョイント27の内側端部には、ロータ入力軸25の外径と比べて拡径された拡径部27aが設けられ、さらに拡径部27aの外周部がボス部43の突出端部をオーバーラップするように延出されている。
このように、ジョイント27の拡径部27aの開放部を伝動ケース22のボス部43に被せて配置することで、オイルシール53までの経路をラビリンス状に形成している。
整地ロータ24の回転によって巻き上げられ、伝動ケース22と整地ロータ24の間に侵入した藁等の夾雑物は、整地ロータ24付近に溜まり、その後、整地ロータ24側から伝動ケース22側に向かって進む。
従って、ジョイント27の内側端部の開放部から内部に侵入してボス部43の開口に向かう経路は、夾雑物の進行方向(伝動ケース22の外側から内側に向かう方向)と逆方向となる。そして、ボス部43の外側端部からオイルシール53に向かう侵入方向は、さらにその逆方向となる。このように、ジョイント27を設けることによって、伝動ケース22のオイルシール53へ到達する経路を夾雑物の進行方向と逆方向となるようなラビリンス構造にしている。
以上のように、ロータ入力軸25とロータ駆動軸26を連結するジョイント27の一部を拡径部27aとし、その拡径部27aが伝動ケース22のボス部43を覆うように設けることで、伝動ケース22のオイルシール53への夾雑物の侵入を効果的に防ぐことができる。
さらに、ジョイント27の拡径部27aによって夾雑物の進路を物理的に遮っていることから、ジョイント27の内側端部に到達する夾雑物の量を低減できる。これとともに、回転体として配置されるジョイント27の外周に沿って夾雑物が進むこととなり、夾雑物が拡径部27aを越える際に、回転の遠心力を夾雑物がジョイント27から離れる方向に作用させることで、夾雑物をジョイント27から振り落とす効果も期待できる。
また、伝動ケース22は駆動軸23に対して回転不能に固定されている。つまり、回転不能に固定されている伝動ケース22のボス部43に対して駆動軸23が回転することとなる。これにより、ジョイント27の内周面とボス部43の外周面との間に摺動部56が形成される。
そして、ジョイント27とボス部43の隙間に夾雑物が侵入した際でも、摺動部56により夾雑物を粉砕することができる。従って、ジョイント27の内部に夾雑物が侵入したとしても、摺動部56のスクレーパー効果によって粉砕し、オイルシール53に到達することを防止でき、駆動軸23に絡みつくことを防止できる。
図5に示すように、伝動ケース22の本体40の上面には、オイル穴57が形成され、オイル穴57を塞ぐためのニップル58が取り付けられている。そして、伝動ケース22内に潤滑油が充填されている。これにより、伝動ケース22内から潤滑油が漏れたことを確認することで、伝動ケース22のオイルシール50・53のリップに破損を確認できる。オイルシール50・53の破損を早期に発見して処置することで、それらよりも内側に配置されているベアリング51・54、ベベルギア28・29等の破損を防ぐことができる。
また、本体40の後面下部に、内部の潤滑油を取り出すためのドレン(不図示)が設けられており、内部の潤滑油を容易に排出して交換することが可能である。
なお、伝動ケース22内には、潤滑油に換えてグリスを充填しても良い。
図5に示すように、本体部40の円筒部40aの外周に保護部材70が固定される。保護部材70は、入力軸21と整地伝動軸19との連結部の周囲を保護するものであり、入力軸21に連結される整地伝動軸19及びこれらの間に設けられるユニバーサルジョイント等を被覆して保護する。
保護部材70は、蛇腹状の保護ブーツであり、本体40の前方に向けて延出される円筒部40bの周囲にクリップ71を用いて固定される。円筒部40bは、箱状に形成される収容部40aの前面から前方に向けて延出されることから、円筒部40bの長さをそのままクリップ71の固定部として利用することが可能であり、保護部材70の固定長を長く取ることが可能である。これにより、保護部材70をより強固に取り付けることができ、抜け落ちたり隙間が空いたりすることを防止できる。従って、保護部材70側から伝動ケース22の内部に土泥や夾雑物が侵入することがなく、係る侵入物による不具合の発生を防ぐことができる。
図6は、伝動ケース22(ボス部43)の開口に設けられる保護構造の別実施形態を示す。
図6に示すように、ジョイント27には拡径部27aを設けることなく、ボス部43の開放端部を径方向外側に延出した延出部80を設け、かつ、ロータ入力軸25の外周に板材81を設ける。板材81は、ロータ入力軸25の外周に固定される円盤状の部材であり、ボス部43の延出部80と対向するように配置される。このように、整地ロータ24側から進行する夾雑物を板材81によって阻止するとともに、板材81と延出部80との間に侵入する経路を径方向に向けて設けることで、ボス部43の開口まで到達する夾雑物の量を低減することが可能である。さらに、板材81はロータ入力軸25の回転と共に回転することにより、ボス部43の延出部80に対して相対的に回転することとなる。つまり、板材81とボス部43の延出部80の間に侵入した夾雑物をすり潰すことができる。
図7に示すように、支持アーム33における駆動軸23の支持部には、筒状に形成されるサイドケース60が設けられる。
サイドケース60は、駆動軸23を回転自在に支持するベアリング61及びベアリング61の両側部に配置されるオイルシール62を収容する。サイドケース60内では、駆動軸23の断面形状に応じた開口を有し、かつ、円形状の外周面を有するカラー63が駆動軸23に固定され、カラー63の外周面にベアリング61及びオイルシール62が固定されている。
カラー63の両側端部には、板状の円盤状に形成された保護部材64が設けられる。保護部材64は、カラー63の外側端に当接して設けられる。保護部材64は、駆動軸23に固定され、駆動軸23の回転とともに回転可能に構成される。
サイドケース60の両側端は、カラー63の両側端よりも外側に延出されている。保護部材64は、カラー63の外側端からサイドケース60の外側端よりも外側に向けて延出され、サイドケース60よりも径方向外側に延出され、さらにサイドケース60の内側に向けて延出される。言い換えれば、保護部材64は、駆動軸23の軸方向に沿ってサイドケース60の内側に向けて凹むように設けられる中央部64aと、凹んだ中央部64aから軸方向外側に向けて延出され、サイドケース60の外側端を覆うようにクランク状に折り曲げて形成される外周部64bとを含む。
このように、サイドケース60の両端の開口に保護部材64をそれぞれ設けることで、オイルシール62までの経路をラビリンス状に形成している。
整地ロータ24の回転によって巻き上げられ、サイドケース60と整地ロータ24の間に侵入した藁等の夾雑物は、整地ロータ24付近に溜まり、その後、整地ロータ24側からサイドケース60側に向かって進む。
従って、保護部材64の内側端部の開放部から内部に侵入してサイドケース60の開口に向かう経路は、夾雑物の進行方向(サイドケース60の外側から内側に向かう方向)と逆方向となる。そして、サイドケース60の外側端部からオイルシール62に向かう侵入方向は、さらにその逆方向となる。このように、保護部材64を設けることによって、サイドケース60のオイルシール62へ到達する経路を夾雑物の進行方向と逆方向となるようなラビリンス構造にしている。
また、夾雑物は、整地ロータ24から駆動軸23に沿って保護部材64の中央部64bに向けて進み、さらに中央部64aから外周部64bに到達するときに、中央部64aの凹みを越える必要がある。つまり、中央が凹んだ形状を有する保護部材64によって、夾雑物の進行に抵抗を付与することができる。
以上のように、保護部材64をサイドケース60の両端の開口を外側から覆うようにそれぞれ設けることで、サイドケース60のオイルシール62への夾雑物の侵入を効果的に防ぐことができる。
そして、保護部材64は、駆動軸23(ロータ駆動軸26)に固定されることで、保護部材64をサイドケース60に対して回転させることができる。これにより、保護部材64の開放部から、保護部材64の内周面とサイドケース60の外周面との間に侵入した夾雑物を細かく砕くことができる。
サイドケース60の上面にはグリス穴66と、グリス穴66を塞ぐグリスニップル67,が設けられている。サイドケース60内にオイルシール62によって囲まれる内部空間にグリスが充填される。このようにグリスを充填させることで、オイルシール62のリップが破損してしまった時でもグリスによって内部への侵入を防ぐ効果が期待できる。
オイルシール62の外側にはドーナツ状の止め輪65が設けられている。止め輪65は、サイドケース60の内周面に固定され、オイルシール62を位置決めしている。止め輪65により、サイドケース60内に追加的なラビリンス構造を設けることができる。
1:田植機、20:整地装置、21:入力軸、22:伝動ケース、23:駆動軸、24:整地ロータ、25:ロータ入力軸、26:ロータ駆動軸、27:ジョイント、28・29:ベベルギア、40:本体、40a:収容部、40b:円筒部、41:開口、42:蓋、43:ボス部、50:オイルシール、51:ベアリング

Claims (2)

  1. エンジンから動力の伝達を受けて駆動する整地装置を備え、
    前記整地装置は、前記エンジンからの動力が伝達される伝動ケースと、該伝動ケースの両側面から側方に向けて突出して設けられ、前記伝動ケース内で前記エンジンからの動力が伝達される駆動軸と、該駆動軸に固定される複数の整地ロータを備え、
    前記伝動ケースは、前記エンジンからの動力が伝達される入力軸を回転自在に支持するとともに、前記駆動軸が貫通する開口を有する本体と、前記駆動軸を回転自在に支持するとともに、前記本体の開口を塞ぐ蓋を備えることを特徴とする苗移植機。
  2. 前記伝動ケースの本体は、前記エンジンからの動力を駆動軸に伝達するベベルギアを収容する収容部と、該収容部の前面から前方に延出され、前記入力軸を支持するベアリングを収容する円筒部を備え、
    前記入力軸と、該入力軸に連結される整地伝動軸との連結部の周囲を保護する保護部材が前記円筒部の外周に固定される請求項1に記載の苗移植機。
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