JP2015173210A - 有機半導体結晶の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
有機薄膜トランジスタの製造においては、有機半導体を有機溶媒等に高濃度に溶解させた溶液(インク)を介する印刷技術により、省エネルギーかつ低コストで大面積の有機半導体膜を製造することができる可能性がある。
本発明者らは、特許文献1に記載の方法を参照して有機半導体結晶の作製を行ったところ、その結晶サイズは各種用途への応用の点からは必ずしも満足できるものではなく、さらなる改良が必要であった。
第1インクおよび第2インクを基板上で混合する工程とを含む、有機半導体結晶の製造方法。
(2) 第1インクおよび第2インクを、インクジェット法により基板上に付与する、(1)に記載の有機半導体結晶の製造方法。
(3) 第1有機溶媒の沸点より、第2有機溶媒の沸点が高い、(1)または(2)に記載の有機半導体結晶の製造方法。
(4) 基板表面が、第1有機溶媒に対する接触角が互いに異なる第1領域と第2領域とを有する、(1)〜(3)のいずれかに記載の有機半導体結晶の製造方法。
なお、本明細書において「〜」を用いて表される数値範囲は、「〜」の前後に記載される数値を下限値および上限値として含む範囲を意味する。
まず、従来技術(特許文献1)と比較した本発明の特徴点を詳述する。
まず、図1にて、溶解度−過溶解度図について説明する。図1は、有機半導体を溶媒に溶解させた溶液(有機溶液)に関する溶解度−過溶解度図を示す。なお、この状態の有機溶液は図1の安定状態A点にある。図1に示すように、有機溶液の状態は、温度の減少および/または濃度の増加によって、溶解度曲線の上側の未飽和領域(安定領域)から、溶解度曲線の下側の準安定領域に変化する。なお、安定領域では、自発的な結晶化は起きない。準安定領域は、溶解度曲線と過溶解度曲線との間の領域である。この準安定領域では、結晶成長だけが起き、核形成は起きない。過溶解度曲線の下側の領域は、過飽和領域である。過飽和領域では、核発生を起こして固相が瞬時に析出してしまう現象が起こり易く、核形成および結晶成長の両方が起こる。
従来技術では、有機半導体に対する良溶媒を含む第1インクと、有機半導体に対する貧溶媒を含む第2インクとを混合するため、良溶媒と貧溶媒との拡散速度が速い。つまり、溶解度−過溶解度図において、上述した溶解度曲線と過溶解度曲線との移動がすばやく進行するため、点Aが準安定領域にいる時間が短く、十分な結晶成長を促すことができない。
それに対して、本発明では、良溶媒と貧溶媒とを含む第2インクを使用している。そのため、有機半導体に対する良溶媒を含む第1インクと混合した際に、第1インク中の良溶媒が第2インク側に拡散する現象と、第2インク中の良溶媒が第1インク側に拡散する現象とが起こるため、マクロ的な視点で見ると、良溶媒と貧溶媒との拡散速度が従来技術よりも遅くなる。つまり、有機半導体の溶解度の低下速度がゆっくりとなる。そのため、溶解度−過溶解度図において、上述した溶解度曲線と過溶解度曲線との移動が遅くなり、点Aが準安定領域にいる時間がより長くなり、結果として形成される結晶がより大きなものとなる。
以下では、各工程で使用される材料および手順について詳述する。
本工程は、有機半導体に対する親和性が高い第1有機溶媒に有機半導体を溶解して得た第1インクと、第1有機溶媒より有機半導体に対する親和性が低く、第1有機溶媒と混合する第2有機溶媒および第1有機溶媒を混合して得た第2インクとを用意する工程である。第1インクは、有機半導体と、有機半導体の良溶媒に該当する第1有機溶媒とを含む。第2インクは、有機半導体の良溶媒および貧溶媒を含む。
以下では、まず、本工程で使用される材料について詳述し、その後工程の手順について詳述する。
本工程で使用される有機半導体の種類は特に制限されず、公知の有機半導体を使用することができる。具体的には、6,13−ビス(トリイソプロピルシリルエチニル)ペンタセン(TIPSペンタセン)、テトラメチルペンタセン、パーフルオロペンタセン等のペンタセン類、TES−ADT、diF−TES−ADT(2,8−ジフルオロ−5,11−ビス(トリエチルシリルエチニル)アントラジチオフェン)等のアントラジチオフェン類、DPh−BTBT、Cn−BTBT等のベンゾチエノベンゾチオフェン類、Cn−DNTT等のジナフトチエノチオフェン類、ペリキサンテノキサンテン等のジオキサアンタントレン類、ルブレン類、C60、PCBM等のフラーレン類、銅フタロシアニン、フッ素化銅フタロシアニン等のフタロシアニン類、P3RT、PQT、P3HT、PQT等のポリチオフェン類、ポリ[2,5−ビス(3−ドデシルチオフェン−2−イル)チエノ[3,2−b]チオフェン](PBTTT)等のポリチエノチオフェン類等が例示される。
なお、有機半導体のSP値(MPa)1/2の測定方法としては、Fedorsの計算方法(R.F.Fedors,Polymer Engineering Science,14,p147−154(1974))を用いる。
第1有機溶媒は、上記有機半導体に対する親和性が高い有機溶媒である。親和性が高いとは、有機半導体の溶解度が高いことを意図し、いわゆる有機半導体の良溶媒に該当する。
第1有機溶媒の種類は特に制限されず、有機半導体の種類に応じて、適宜最適な有機溶媒が選択される。有機溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ノルマル−ブタノール、セカンダリーブタノール、ノルマル−ヘキサノール等のアルコール系溶媒;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、ジイソブチルケトン、シクロヘキサノン、シクロペンタノン等のケトン系溶媒;酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸−ノルマル−アミル、硫酸メチル、プロピオン酸エチル、フタル酸ジメチル、安息香酸エチル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、メトキシプロピルアセテート等のエステル系溶媒;トルエン、キシレン、ベンゼン、エチルベンゼン等の芳香族炭化水素系溶媒;四塩化炭素、トリクロロエチレン、クロロホルム、1,1,1−トリクロロエタン、塩化メチレン、モノクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素系溶媒;テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、1−メトキシ−2−プロパノール、プロピレングリコールモノメチルエーテル等のエーテル系溶媒;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド系溶媒;ジメチルスルホキシド、スルホラン等のスルホン酸系溶媒などが挙げられる。
式(1) A−1.5<S1<A+1.5
つまり、有機半導体のSP値であるAを基準として、上記有機溶媒XのSP値(S1)(MPa)1/2は(A−1.5)超(A+1.5)未満の範囲にあることが好ましい。第1有機溶媒のSP値が上記範囲内であれば、有機半導体に対する親和性がより高く、有機半導体の溶解度がより高い。なかでも、有機半導体に対する親和性がより高く、高濃度の第1インクを調製できる点で、有機溶媒XのSP値(S1)の範囲は、式(2)の関係を満たすことが好ましい。
式(2) A−1.0<S1<A+1.0
例えば、有機半導体であるTIPSペンタセンのSP値は19.4(MPa)1/2と計算される。よって、この有機半導体に好適な第1有機溶媒としては、上記式(1)を参照して、SP値(MPa)1/2が17.9超20.9未満の有機溶媒を使用することが好ましい。上記範囲のSP値(MPa)1/2を示す有機溶媒としては、例えば、トルエン(18.2)、テトラリン(19.9)、クロロホルム(19.0)、クロロベンゼン(19.4)、o−ジクロロベンゼン(20.5)、アニソール(19.5)などが挙げられる。なお、上記溶媒記載のカッコ欄は、各溶媒のSP値(MPa)1/2を意図する。
第1有機溶媒のSP値については、Polymer HandBook(Second Edition)第IV章 Solubility Parameter Valuesに記載があり、その値を本発明におけるSP値とする。また、単位は(MPa)1/2であり、25℃における値を指す。なお、データの記載がないものについては、R.F.Fedors,Polymer Engineering Science,14,p147−154(1974)に記載の方法で計算した値を本発明におけるSP値とする。
また、後述する第2有機溶媒のSP値に関しても、上記と同様の定義である。
なお、上記溶解度(質量%)は、第1有機溶媒の質量に対して、25℃にて、均一に溶解できる有機半導体の最大質量(質量%)を意図する。例えば、第1有機溶媒100gに対して、有機半導体が10gまで均一に溶解できる場合は、溶解度(質量%)は10質量%となる。
なお、沸点(℃)は、1気圧下でのものを意図する。
第2有機溶媒の種類は特に制限されず、有機半導体の種類に応じて、適宜最適な有機溶媒が選択される。有機溶媒としては、例えば、上述した第1有機溶媒で列挙した溶媒が挙げられる。
式(3) A−8.5<S2<A−4.0
式(4) A+4.0<S2<A+8.5
つまり、有機半導体のSP値であるAを基準として、上記有機溶媒YのSP値(S2)(MPa)1/2は(A−8.5)超(A−4.0)未満の範囲にあるか、または、(A+4.0)超(A+8.5)未満の範囲にあることが好ましい。第2有機溶媒のSP値が上記範囲内であれば、有機半導体に対する親和性の低さと、第1有機溶媒との混和性とのより良好な両立が可能となる。なかでも、本発明の効果がより優れる点で、有機溶媒YのSP値(S2)の範囲は、式(5)または式(6)の関係を満たすことが好ましい。
式(5) A−7.5<S2<A−5.0
式(6) A+5.0<S2<A+7.5
なお、上記溶解度(質量%)は、第2有機溶媒100gに対して、25℃にて、均一に溶解できる有機半導体の最大質量(質量%)を意図する。例えば、第2有機溶媒100gに対して、有機半導体が1gまで均一に溶解できる場合は、溶解度(質量%)は1質量%となる。
なお、沸点(℃)は、1気圧下でのものを意図する。
なお、本発明の効果がより優れる点で、第2有機溶媒の沸点が第1有機溶媒の沸点より高いことが好ましい。
第1有機溶媒のSP値と第2有機溶媒のSP値との差(MPa)1/2の絶対値は特に制限されないが、両者がより均一に混和して、本発明の効果がより優れる点で、2.5超10未満であることが好ましく、3.0以上5.0以下であることがより好ましい。
第1インクは、上述した第1有機溶媒に有機半導体を溶解させて得られる。
第1インクの製造方法は特に制限されず、例えば、所定量の第1有機溶媒に所定量の有機半導体を添加して、必要に応じて撹拌および/または超音波処理などを施す方法が挙げられる。
第1インク中における有機半導体の含有量は特に制限されないが、本発明の効果がより優れる点で、第1有機溶媒100質量部に対して、0.01〜3.0質量部が好ましく、0.1〜1.0質量部がより好ましい。
第2インクの製造方法は特に制限されず、例えば、所定量の第1有機溶媒に所定量の第2有機溶媒を加えて混合する方法が挙げられる。
第2インク中における第1有機溶媒と第2有機溶媒との体積比(第1有機溶媒の体積/第2有機溶媒の体積)は特に制限されないが、本発明の効果がより優れる点で、0.1〜9.0が好ましく、0.5〜5.0がより好ましい。
本工程は、上記で用意した、第1インクおよび第2インクを基板上で混合する工程である。本工程を実施することにより、第1インクおよび第2インクが混和して、有機半導体の析出が進行し、有機半導体結晶が得られる。
なかでも、本発明の効果がより優れる点で、第1インクと第2インクとの混合溶液中において、第1有機溶媒の総体積と第2有機溶媒の総体積との比(第1有機溶媒の体積/第2有機溶媒の体積)は0.1〜10となることが好ましく、1.0〜6.0がより好ましい。
なかでも、第1インクおよび第2インク中の第1有機溶媒および第2有機溶媒の撹拌速度をより抑制することができ、本発明の効果がより優れる点で、上記インクジェット法が好ましい。
以下、インクジェット法の態様について詳述する。
第1インクおよび第2インクの吐出順は特に制限されず、例えば、第2インクを先に基板上に所定の位置に吐出して、その後速やかに第1インクを同位置に吐出する方法や、第1インクを先に基板上に所定の位置に吐出して、その後速やかに第2インクを同位置に吐出する方法や、第1インクおよび第2インクを同時に所定の位置に吐出する方法などが挙げられる。なかでも、第1インク中の第1有機溶媒の蒸発を抑制することで、本発明の効果がより優れる点で、第2インクを先に基板上に所定の位置に吐出して、その後速やかに第1インクを同位置に吐出する方法が好ましい。
インクジェット装置にて第1インクを吐出する際の一滴あたりの体積は特に制限されないが、本発明の効果がより優れる点で、1〜1000pLが好ましく、10〜100pLがより好ましい。
インクジェット装置にて第2インクを吐出する際の一滴あたりの体積は特に制限されないが、本発明の効果がより優れる点で、1〜1000pLが好ましく、10〜100pLがより好ましい。
なお、インクジェット装置としては、インクジェットヘッドを備えた公知の装置を使用することができる。
なかでも、所定の位置に有機半導体結晶を析出させることができる点で、第1有機溶媒に対する接触角が互いに異なる第1領域と第2領域とを有する基板を使用することが好ましい。つまり、いわゆる親液パターンおよび撥液パターンを有する基板が好ましい。このような基板を使用すると、インクジェット法により着滴させた液滴を一定の領域内に画定することができ、より大きな有機半導体結晶を得ることができる。
上記第1領域と第2領域とは、第1有機溶媒に対する接触角の大きさが異なる領域である。第1領域と第2領域との接触角の差の絶対値は特に制限されないが、インクがより一方の領域内に留まりやすい点で、20°以上が好ましく、25°以上がより好ましい。上限は特に制限されないが、50°以下の場合が多い。
なお、第1領域および第2領域のいずれか一方が親液性領域で他方が撥液性領域であることが好ましい。なお、親液性領域とは、第1有機溶媒に対する接触角が15°以下の領域を意図し、撥液性領域とは、第1有機溶媒に対する接触角が40°以上の領域を意図する。
なお、上記接触角の測定方法としては、25℃で、第1領域(または、第2領域)上に第1有機溶媒を滴下して、滴下後1秒時点での接触角を測定する。
上記第1領域および第2領域の作製方法は特に制限されず、公知の方法を採用でき、例えば、親液化処理(親水化処理)としては基板上に光照射(UV照射)を行う方法が挙げられ、撥液化処理(撥水化処理)としては公知の撥液剤(撥水剤)(例えば、ヘキサメチルジシラザン)を基板上に付与する方法が挙げられる。
(1)インク準備工程
2,7−ジオクチル[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(C8−BTBT)を20mgはかり取り、o−ジクロロベンゼン(o−DCB)(比重=1.31)1.5mlを加え、超音波処理を10分間行って溶解させ、第1インクを作製した。
o−DCBとジメチルホルムアミド(DMF)をそれぞれピペットではかり取り、合計が3mlとなるように混合し、第2インクを作製した。o−DCBとDMFの混合割合は、後述する表1に従った。例えば、「体積比2:1」の第2インクではo−DCB(2ml)とDMF(1ml)とを混合し、「体積比1:1」の第2インクはo−DCB(1.5ml)とDMF(1.5ml)とを混合した。
なお、表1中のDMSOは、ジメチルスルホキシドを意図する。
200nmの酸化膜付きSiウェハにUV/O3処理を行い、表面の清浄化、親液化処理を行った。その後、5質量%のオクタデシルトリメトキシシラン/トルエン溶液に一晩浸漬して表面を撥液化した。この撥液表面上に、600μm×100μmの開口を持つメタルマスクを磁石で吸着させ、その状態で再度UV/O3処理を行うことで、メタルマスク開口部分に対応する親液性領域と、メタルマスクで遮蔽された部分に対応する撥液性領域を形成した。o−DCBの接触角は親液性領域では<15°、撥液性領域では約40°であった。
表1に示した第1インクおよび第2インクの組み合わせをそれぞれ別のインクジェットヘッドに充填した。第1インクおよび第2インクそれぞれの吐出体積(1滴あたりの体積)は、30pLおよび300pLとした。なお、吐出の順番としては、第2インク(10滴)を親液性領域内に打滴し、そこに第1インク(50滴)を打滴して、第1インクおよび第2インクを混合した。混合後、数秒後に有機半導体結晶が析出し、その後数分で溶媒が蒸発して乾燥し、有機半導体膜が得られた。
各実施例および比較例にて析出した有機半導体結晶をクロスニコル顕微鏡で観察し、親液性領域内で最大の結晶を選び、その結晶の親液性領域内における占有率{(結晶の面積/親液性領域の面積)×100}として評価した。評価基準は以下の通りであり、A〜Cであることが好ましい。
「A」:占有率が80%超
「B」:占有率が65%超80%以下
「C」:占有率が50%超65%以下
「D」:占有率が50%以下
また、「体積比」欄は、第1有機溶媒:第2有機溶媒の体積比を表す。
また、o−DCBに対する有機半導体(C8−BTBT)の溶解度(質量%)は3.8質量%であり、DMFに対する有機半導体(C8−BTBT)の溶解度(質量%)およびDMSOに対する有機半導体(C8−BTBT)の溶解度(質量%)はそれぞれ0.1質量%以下であった。
Claims (4)
- 有機半導体に対する親和性が高い第1有機溶媒に前記有機半導体を溶解して得た第1インクと、前記第1有機溶媒より前記有機半導体に対する親和性が低く、前記第1有機溶媒と混和する第2有機溶媒および前記第1有機溶媒を混合して得た第2インクとを用意する工程と、
前記第1インクおよび前記第2インクを基板上で混合する工程とを含む、有機半導体結晶の製造方法。 - 前記第1インクおよび前記第2インクを、インクジェット法により前記基板上に付与する、請求項1に記載の有機半導体結晶の製造方法。
- 前記第1有機溶媒の沸点より、前記第2有機溶媒の沸点が高い、請求項1または2に記載の有機半導体結晶の製造方法。
- 前記基板表面が、第1有機溶媒に対する接触角が互いに異なる第1領域と第2領域とを有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の有機半導体結晶の製造方法。
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