JP2015172513A - 廃棄物用放射能濃度測定装置および廃棄物用放射能濃度測定方法 - Google Patents

廃棄物用放射能濃度測定装置および廃棄物用放射能濃度測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】廃棄物に粗密が存在する場合であっても、廃棄物の放射能濃度の測定を高精度に行うことを目的とする。
【解決手段】フレコン7を押さえつけることにより廃棄物間の隙間を減少させて粗密を減少させ、同時に、廃棄物の粗密を減少させた状態のフレコン7の高さと直径を測定して体積を測定し、体積と重さから平均密度を測定して、平均密度により放射能濃度を補正するため、廃棄物に粗密が存在する場合であっても、廃棄物の放射能濃度の測定を高精度に行うことができる。
【選択図】図1

Description

廃棄物の放射能濃度を測定する廃棄物用放射能濃度測定装置および廃棄物用放射能濃度測定方法に関する。
過日、東北地方を襲った震災により、多くの家屋や建造物等が破壊され、震災の復興に伴い、多くの廃棄物が集積され、その多くの処理が行われず、滞積されているのが現状である。また、震災に伴う廃棄物には放射能に汚染されているものも多くあり、この点も、復興処理を遅らせる原因の1つとなっている。
現状、廃棄物の処理に際し、廃棄物の放射能濃度を測定し、放射能濃度が一定の基準値以下のもののみを焼却処分にし、基準値を超えるものは、放射性廃棄物として、別途管理・処理を行っている。なお、現在の基準値は8000ベクレル/kgである。
従来の廃棄物用放射能濃度測定装置は、廃棄物を載置するパレットと、装置の側面で、載置された廃棄物の側方に位置する領域に設置されるシンチレータと、パレット上の廃棄物の重量を測定する重量計と、放射能濃度を算出し、基準値と比較して選別する演算部とから構成されていた。廃棄物用放射能濃度測定装置においては、まず、フレキシブルコンテナバッグ(以下フレコンと称す)に廃棄物を収納する。次に、廃棄物用放射能濃度測定装置のパレット上にフレコンを載置し、この状態で廃棄物の重さを測定する。これと同時に、フレコンの側方に設置されたシンチレータで廃棄物全体の放射線量を測定する。次に、廃棄物の重さと廃棄物全体の放射線量とから、廃棄物の放射能濃度を算出する。そして、算出した廃棄物の放射能濃度を基準となる放射能濃度と比較し、焼却処理の可能な廃棄物と、焼却処理ができない廃棄物に選別していた。
実用新案登録第3186377号公報
しかしながら、震災の復興の際に発生する廃棄物は、建物や家電製品、自動車や船舶、土壌等の残骸が雑多に含まれ、1つのフレコンに収納される廃棄物は、様々な形状,大きさのものが不規則に混入されている。そのため、フレコン内の廃棄物の分布は一様ではなく、大小の隙間が存在し、フレコン内の廃棄物存在領域に粗密が生じていた。ここで、本来、シンチレータは、検査対象となる物を、径の一様な粒形に加工し、比較的小型の容器に収納した状態で放射線量を測定するものが一般的であった。このようなシンチレータを用い、不統一な形状,大きさの廃棄物が収納されたフレコン単位で放射能濃度を測定した場合、フレコン内の廃棄物が粗密な領域を混在させて収納されているため、測定結果に誤差が生じる場合があるという問題点があった。
本発明は、廃棄物に粗密が存在する場合であっても、廃棄物の放射能濃度の測定を高精度に行うことを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の廃棄物用放射能濃度測定装置は、フレキシブルコンテナバッグに収納された状態で廃棄物の放射能濃度を測定する廃棄物用放射能濃度測定装置であって、前記廃棄物が載置される載置台と、前記廃棄物の放射線量を測定する1または複数のシンチレータと、前記廃棄物の重量を測定する重量計と、前記廃棄物が収納された状態の前記フレキシブルコンテナバッグを上方から押圧して前記フレキシブルコンテナバッグの高さを測定する高さ測定装置と、前記廃棄物が収納された状態の前記フレキシブルコンテナバッグの直径を測定する直径測定装置と、前記放射線量および前記重量から前記廃棄物全体の放射能濃度を算出し、前記重量,前記高さおよび前記直径から前記廃棄物の平均密度を算出して、前記平均密度により前記放射能濃度を補正する演算部とを有することを特徴とする。
また、本発明の廃棄物用放射能濃度測定方法は、フレキシブルコンテナバッグに収納された状態で廃棄物の放射能濃度を測定する廃棄物用放射能濃度測定方法であって、前記廃棄物の放射線量を測定する工程と、前記廃棄物の重量を測定する工程と、前記廃棄物が収納された状態の前記フレキシブルコンテナバッグを上方から押圧して前記フレキシブルコンテナバッグの高さを測定する工程と、前記廃棄物が収納された状態の前記フレキシブルコンテナバッグの直径を測定する工程と、前記放射線量および前記重量から前記廃棄物全体の放射能濃度を算出する工程と、前記重量,前記高さおよび前記直径から前記廃棄物の平均密度を算出する工程と、前記平均密度により前記放射能濃度を補正する工程とを有することを特徴とする。
以上のように、フレコンを押さえつけることにより廃棄物間の隙間を減少させて粗密を減少させ、同時に、廃棄物の粗密を減少させた状態のフレコンの高さと直径を測定して体積を測定し、体積と重さから平均密度を測定して、平均密度により放射能濃度を補正するため、廃棄物に粗密が存在する場合であっても、廃棄物の放射能濃度の測定を高精度に行うことができる。
本発明の廃棄物用放射能濃度測定装置における要部構成を示す概略図 実施の形態1における廃棄物用放射能濃度測定装置の構成を示す図 本発明の廃棄物用放射能濃度測定装置に用いるフレコンと収納される廃棄物を示す概念図 実施の形態1における廃棄物用放射能濃度測定方法を説明するフロー図 実施の形態2における廃棄物用放射能濃度測定装置の構成を示す図
震災の復興等の際に発生する廃棄物は、原則的に焼却処分されるが、廃棄物が放射能に汚染されている場合は、廃棄物の放射能濃度を測定し、放射能濃度の基準を超えるものについては、焼却処分にせず、特別な管理下で処分されている。
本発明の廃棄物用放射能濃度測定装置は、廃棄物の放射能濃度を測定するものであり、必要に応じて焼却の可否を基準と比較することにより判断する選別機能を備えることができる。
図1は本発明の廃棄物用放射能濃度測定装置における要部構成を示す概略図である。
図1に示すように、本発明の廃棄物用放射能濃度測定装置は、パレット6上に載置され、廃棄物を収納するフレコン7を搬入し、廃棄物の放射能濃度を測定する装置であり、1または複数のシンチレータ1と、高さ測定装置2と、フレコン7の直径を測定する直径測定装置3と、廃棄物の重量を測定する重量計4と、台座5とから構成される。
シンチレータ1は、フレコン7に収納された廃棄物の放射線量を測定し、装置の側壁面のフレコン7の側周面と向かい合う位置に設置される。高さ測定装置2は、フレコン7を上部から下降して抑えて圧縮するように昇降可能な構成であり、フレコン7を圧縮した状態でフレコン7の高さを測定することができる。直径測定装置3は、台座5上に載置されたフレコン7を挟んで向かい合うように配置された1対のレーザ照射器からなり、あらかじめレーザ照射器間の距離が測定されており、各レーザ照射器からレーザを照射してフレコン7までの距離を測定することにより、フレコン7の直径を測定することができる。重量計4は台座5上に設置され、重量計4上に載置されたフレコン7に収納された状態の廃棄物の重量を測定する。
このような廃棄物用放射能濃度測定装置および廃棄物用放射能濃度測定方法では、フレコン7に収納された廃棄物をパレット6上に載置した状態で、台座5上に配置された重量計4上に搬入する。その後、まず、フレコン7に収納された廃棄物の重量を重量計4で測定する。次に、高さ測定装置2にて、フレコン7を上部から押圧し、フレコン7内の廃棄物を圧縮して、廃棄物間の隙間を減少させた状態で、フレコン7の高さHを測定する。同時に、直径測定装置3の1対のレーザ照射器からレーザを照射することにより、フレコン7の直径Dを測定する。また、シンチレータ1によりフレコン7に収納された廃棄物の放射線量を測定し、放射能濃度を算出する。次に、フレコン7の高さHおよび直径Dからフレコン7に収納された廃棄物の体積を算出する。次に、測定した重量と算出した体積から、フレコン7に収納された廃棄物の平均密度を算出する。そして、平均密度により、後述するように、廃棄物自体の放射線の自己吸収作用を考慮した計数効率を選択し、廃棄物の放射能濃度を補正する。
このように、廃棄物が収納されたフレコン7を押圧して廃棄物間の隙間を最小限にした状態で、フレコン7の高さおよび直径を測定して体積を算出し、体積と重量から廃棄物の平均密度を算出して、平均密度により放射能濃度を補正することができるため、様々な廃棄物がフレコン7に混入された状態においても、廃棄物の放射能濃度の測定を高精度に行うことができる。
なお、台座5に回転機構をさらに設け、載置されたパレット6を回転させ、フレコン7をパレット6の載置面と平行な面内で回転させながら、放射線量の測定および直径Dの測定を行うこともできる。
フレコン7を回転させながら放射線量を測定することにより、フレコン7内に放射線量の異なる廃棄物が無秩序に収納されていたとしても、フレコン7内の放射線量を全領域にわたって順次測定し、周辺の廃棄物の放射線の影響を排除する平均化を行って、フレコン7に収納された廃棄物の放射線量を正確に測定することができる。また、フレコン7を回転させながらフレコン7の直径Dを測定することにより、フレコン7の断面形状が不均一な場合であっても、フレコン7の全周、または複数個所における直径Dを測定して体積および平均密度を算出することができるため、より正確な放射能濃度を補正を行うことができる。
また、放射能濃度を補正した後、基準値と比較し、焼却可能かどうかを選別する選別機構をさらに設けることもできる。選別結果は、電子タグやバーコード等の識別票をあらかじめフレコン7に付与しておき、識別票に選別結果を入力しても良い。また、選別結果に応じて、選別後のフレコン7の出力先を区別するようにしても良い。
以下、具体的な実施の形態を例示する。
(実施の形態1)
まず、図2,図3を用いて、実施の形態1の廃棄物用放射能濃度測定装置について説明する。
図2は実施の形態1における廃棄物用放射能濃度測定装置の構成を示す図であり、図2(a)は正面図、図2(b)は上面図である。図3は本発明の廃棄物用放射能濃度測定装置に用いるフレコンと収納される廃棄物を示す概念図である。図4は実施の形態1における廃棄物用放射能濃度測定方法を説明するフロー図である。
図2に示すように、実施の形態1の廃棄物用放射能濃度測定装置は、次のような構成要素を備える。
シンチレータ1は、フレコン7に収納された廃棄物8の放射線量を測定し、装置の側壁面のフレコン7の側周面と向かい合う位置に設置される。シンチレータ1は、外乱を抑制し、廃棄物からの放射線量を正確に測定するために、周囲を鉛等の放射線の進入を防ぐ材質で囲まれ、先端のみがフレコン7の方向に露出している。シンチレータ1の先端部分は、放射線の進入を防ぐ材質と面一な状態で露出しても良いが、指向性と測定範囲とを最適にするために、例えば、5mm程度突出させても良い。
高さ測定装置2は、フレコン7を上部から下降して、フレコン7を押さえて圧縮するように昇降可能な構成であり、フレコン7を圧縮した状態でフレコン7の高さを測定することができる。例えば、高さ測定装置2は、シンチレータ1が設置された装置の側面と向かい合う側面等に設けられ、昇降板9が昇降可能に設けられ、昇降板9が水平状態を保ったまま下降してフレコン7の上部を押圧し、廃棄物8間の隙間を縮小させる構成である。この状態で、パレット6の上面から昇降板9の下面までの高さをフレコン7の高さHとして測定する。
直径測定装置3は、台座5上に載置されたフレコン7を挟んで向かい合うように配置された1対のレーザ照射器およびレーザ受信機からなり、あらかじめレーザ照射器間の距離が測定されており、各レーザ照射器から同時にレーザを照射してフレコン7までの距離を測定することにより、フレコン7の直径を測定することができる。この際、2つのレーザ照射器からフレコン7にレーザを照射し、フレコン7で反射したレーザをレーザ受信機で受信する。2つのレーザ受信機は、レーザを照射してからレーザを受信するまでの時間を演算部13に送信する。演算部13では、2つのレーザ受信機から受信した時間から、フレコン7と2つのレーザ受信機までの距離を算出し、2つのレーザ受信機間距離からこれらの距離を減算してフレコン7の直径を測定する。
重量計4は台座5上に設置され、重量計4上に載置されたフレコン7に収納された状態の廃棄物8の重量を測定する。廃棄物8が収納されたフレコン7は、パレット6上に載置された状態で搬入され、台座5上に設けられる載置台11にパレット6に載せられたまま載置される。
また、台座5には載置台11を回転させる回転装置12が設けられる。回転装置12は、シンチレータ1による放射線量測定の際、および直径測定装置3によるフレコン7の直径の測定の際に、載置台11上のフレコン7を回転させる。フレコン7を回転させながら放射線量を測定することにより、フレコン7に収納されている廃棄物8が不均一に放射能に汚染されていたとしても、放射線量のばらつきを平均化して、制度良くフレコン7全体の放射線量を測定することができる。また、フレコン7の直径が均一でない場合であっても、フレコン7を回転させることにより、複数個所の直径Dを測定でき、高精度にフレコン7の体積を測定することができる。
また、測定されたフレコン7の高さH,直径Dおよび重量は、演算部13に送信される。また、演算部13には、各シンチレータ1で測定された放射線量が送信される。演算部13では、フレコン7の高さHおよび直径Dからフレコン7の体積を算出し、この体積と重量からフレコン7に収納された廃棄物8の平均密度を算出する。同時に、各シンチレータ1で測定された放射線量から放射線量を平均化し、重量を用いて廃棄物8全体の放射能濃度を算出する。さらに、算出された放射能濃度を平均密度を用いて補正する。
図3に示すように、フレコン7は円柱状の袋であり、フレコン7に収納される廃棄物8は、様々な形状の物や様々な大きさの物が混在し、土壌や水分を含んだ物も含まれる。このように、様々な形状の物や様々な大きさの物が混在するため、フレコン7内には、廃棄物8間に多くの隙間14が生じている場合がある。そこで、本発明の廃棄物用放射能濃度測定装置では、フレコン7を押圧して隙間14を減縮させた状態で、フレコン7の高さや直径を測定して、廃棄物8の正確な体積を算出することができる。さらに、正確な体積と重量から平均密度を算出し、平均密度を用いて放射能濃度を補正するため、精度良く廃棄物全体の放射能濃度を算出することができる。
次に、このような廃棄物用放射能濃度測定装置を用いて廃棄物の放射能を測定する方法について図2〜図4を用いて説明する。
まず、廃棄物8が収容されたフレコン7をパレット6に載置した状態で、フォークリフトにより、フレコン7を載置台11上に搬入する。ただし、フレコン7の搬入はフォークリフトにより行うことに限らず、クレーンで吊り下げて搬入しても良く、ベルトコンベアやレール等を用いて搬入しても良い(ステップ1)。
次に、重量計4により、フレコン7に収納された状態の廃棄物8の重量を測定し、演算部13に送信する(ステップ2)。
次に、高さ測定装置2の昇降板9がフレコン7上から降下し、フレコン7を押圧して廃棄物8の隙間14を減縮させる。この状態で、フレコン7の高さHを測定し、演算部13に送信する。載置台11に載置されたパレット6の高さは規格で定まっているので、高さHは、フレコン7を押圧した状態の昇降板9の位置により定まる(ステップ3)。
次に、回転装置12により、フレコン7を回転させながら、直径測定装置3によりフレコン7の直径を測定し、演算部13に送信する。直径Dの測定に際しては、フレコン7が1回転する間に、直径を連続的または断続的に測定し、演算部13にて、測定した直径を平均化したものをフレコン7の断面円の直径Dとする(ステップ4)。
同時に、またはそれと相前後して、フレコン7を回転させながら、シンチレータ1により廃棄物8の放射線量を測定し、演算部13に送信する。シンチレータ1は、1つでも良いが、複数設置される場合は、各シンチレータ1がフレコン7の側周表面を分割して放射線量を測定する。この時、フレコン7を回転させながら放射線量を測定することにより、フレコン7の全周から放射線量を測定することができる(ステップ5)。
次に、演算部13は、シンチレータ1が測定した放射線量を受信すると、廃棄物8の重量と放射線量から、フレコン7全体の放射能濃度を算出する。1つのシンチレータ1は、フレコン7が回転している際に放射線量を測定するため、フレコン7内の仮定されるある点における放射線量を繰り返し測定することになる。また、シンチレータ1で測定される放射線量は、放射線源からの距離に反比例し、仮定される1点の放射線量の測定結果は、フレコン7の回転に応じて刻々と変化する。そのため、回転するフレコン7内の廃棄物8の放射線量の測定結果は回転に伴い変化する。よって、測定に用いられた全てのシンチレータ1を考慮し、あらかじめ求められる距離と放射線量との関係を考慮してフレコン7全体の放射線量を均一化する。さらに、均一化された放射線量と重量から、廃棄物8が収納されたフレコン7全体の放射能濃度を算出する。これにより、廃棄物8の放射線量のムラを均一化して、正確な放射能濃度を算出することができる(ステップ6)。
同時に、演算部13は、廃棄物8が収納されたフレコン7の重量,高さHおよび半径Dが入力されると、フレコン7の体積を算出し、平均密度を算出する(ステップ7)。
最後に、ステップ6で算出した放射能濃度をステップ7で算出した平均密度を用いて補正する。
平均密度を用いて放射能濃度を補正することにより、フレコン7内の廃棄物8の放射線量がばらついていたとしても、より正確に、フレコン7全体の放射能濃度を測定することができる。
ここで、一般的に、Ge半導体検出器あるいはNaI(Tl)シンチレーション検出器などを用いた放射能濃度測定装置では、通常、測定試料の量(体積)が決められており、余程の高密度の試料でない限り、試料から放出される137Csや134Csに由来するγ線の試料自身による自己吸収は無視できる程度であり、検出器の計数効率はその影響を受けず一定としても大きな測定誤差は生じない。すなわち、放射能濃度の計測結果に対する補正は、バックグラウンドの計数率と、試料の体積および平均密度と、一定の計数効率により行われ、放射能濃度は単純に試料の平均密度に逆比例するだけである。
しかしながら、本発明のようにフレコン7に充填された大容量の廃棄物8の放射能濃度を測定する場合には、廃棄物8自体のγ線の自己吸収作用による遮蔽効果が無視できないオーダとなる。
例えば、直径1mのフレコン7の中心に存在する放射能汚染物である廃棄物8から放出される放射線は、その間にある厚み50cmの廃棄物8を通過して検出器に入射することになる。そのため、測定試料である廃棄物8の平均密度が1[g/cm]であった場合には、厚み50cmの廃棄物8は、単純にその密度だけで考えれば、4.4cmの厚みの鉛に等価な放射線遮蔽量となる。また、137Csの662keVのγ線の強度は、厚み5cmの鉛で、およそ百分の1に減衰し、上述の厚み4.4cmの鉛はこれに匹敵する厚みである。
このように、放射能濃度が同じであるにも関わらず、試料である廃棄物8の平均密度により、検出器に入射する放射線の数が変化することが予想される場合、計数効率を一定とすることは、大きな測定誤差を伴うばかりでなく、場合によっては非安全側の評価になる可能性がある。
すなわち、放射線量が同じでも、試料の平均密度により検出器に入射する放射線の数が変化するということは、もはや一定の計数効率では放射能濃度を補正できないということであり、試料の平均密度ρの関数である計数効率で補正する必要がある。
以上により、平均密度を用いて放射能濃度を補正する際には、補正後の放射能濃度A[Bp/kg]は、
Figure 2015172513
の式により求めることができる。
式(1)の中で、nはグロス計数率[s−1]、nはバックグラウンド計数率[s−1]、Vは試料の体積[m]、ρは試料の平均密度[g/cm]、ε(ρ)は平均密度ρの関数である計数効率である。
なお、式(1)中の計数効率ε(ρ)は、検体の高さおよび検体の平均密度に依存する係数であり、放射線が測定装置に入射する計数率の放射能1Bqあたりの係数である。計数効率ε(ρ)は、ρが異なる複数個所で実測した後、関数を当てはめてテーブルファイル化しても良い。
また、放射性Csには137Csと134Csとの2種類が存在するが、137Csまたは134Csの一方の放射線を放射能濃度を測定し、他方の影響を補正する係数を計数効率ε(ρ)に含めても良い。
その後、震災の復興で発生した廃棄物8は、放射能濃度を測定し、基準値と比較することにより、焼却処分を行うか別途管理・処分するかの選別を行う。現状の基準値は8000ベクレル/kgであり、8000ベクレル/kg以下の物のみが焼却処分される。
このように、廃棄物8が収納されたフレコン7を押圧して廃棄物8間の隙間を最小限にした状態で、フレコン7の高さおよび直径を測定して体積を算出し、体積と重量から廃棄物8の平均密度を算出して、平均密度により放射能濃度を補正することができるため、様々な廃棄物8がフレコン7に混入された状態においても、廃棄物8の放射能濃度の測定を高精度に行うことができる。
なお、回転装置12は回転数を可変としても良く、その場合、シンチレータ1の性能や、フレコン7のサイズ等により任意に回転数を決定する。
(実施の形態2)
次に実施の形態2として、移動可能な廃棄物用放射能濃度測定装置について説明する。
図5は実施の形態2における廃棄物用放射能濃度測定装置の構成を示す図であり、図5(a)は側面図、図5(b)は上面からみた要部外略図である。
図5に示すように、実施の形態2における廃棄物用放射能濃度測定装置は、コンテナ10の内部に、実施の形態1で示したような、シンチレータ1,高さ測定装置2,直径測定装置3,重量計4,台座5,載置台11,回転装置12,演算部13等が設置される構成である。
このような構成においても、廃棄物8が収納されたフレコン7を押圧して廃棄物8間の隙間を最小限にした状態で、フレコン7の高さおよび直径を測定して体積を算出し、体積と重量から廃棄物8の平均密度を算出して、平均密度により放射能濃度を補正することができるため、様々な廃棄物8がフレコン7に混入された状態においても、廃棄物8の放射能濃度の測定を高精度に行うことができる。さらに、コンテナ10内に装置が設置されることにより、廃棄物用放射能濃度測定装置の移動が容易になり、必要に応じて廃棄物用放射能濃度測定装置を移動させて、迅速,簡便に震災の復興における廃棄物8の放射能測定を行うことができる。
また、移動させる際に、クレーン等で吊り下げて、トラック等への積載を容易にするために、コンテナ10の4角等に穴部や環状金具等で、吊り下げ部15を設けても良い。
また、測定後のフレコン7をコンテナ10の出口まで運ぶレール16を設けても良い。コンテナ10の正面の入り口からフォークリフト等でフレコン7を搬入し、正面と平行または直交する面の出口に至るレール16を床面に設ける。また、出口を2箇所設け、その間にレール16を設け、算出した放射能濃度を基準値と比較した結果に応じて、選択的にいずれかの出口に搬送させる構成としても良い。また、搬入のために入り口側にレール16を設けても良い。
さらに、コンテナ10内に、周囲の少なくとも一部に放射線の侵入を防止する鉛ガラス17等の遮蔽物を設けた、制御室18をさらに配置しても良い。
1 シンチレータ
2 高さ測定装置
3 直径測定装置
4 重量計
5 台座
6 パレット
7 フレコン
8 廃棄物
9 昇降板
10 コンテナ
11 載置台
12 回転装置
13 演算部
14 隙間
15 吊り下げ部
16 レール
17 鉛ガラス
18 制御室

Claims (7)

  1. フレキシブルコンテナバッグに収納された状態で廃棄物の放射能濃度を測定する廃棄物用放射能濃度測定装置であって、
    前記廃棄物が載置される載置台と、
    前記廃棄物の放射線量を測定する1または複数のシンチレータと、
    前記廃棄物の重量を測定する重量計と、
    前記廃棄物が収納された状態の前記フレキシブルコンテナバッグを上方から押圧して前記フレキシブルコンテナバッグの高さを測定する高さ測定装置と、
    前記廃棄物が収納された状態の前記フレキシブルコンテナバッグの直径を測定する直径測定装置と、
    前記放射線量および前記重量から前記廃棄物全体の放射能濃度を算出し、前記重量,前記高さおよび前記直径から前記廃棄物の平均密度を算出して、前記平均密度により前記放射能濃度を補正する演算部と
    を有することを特徴とする廃棄物用放射能濃度測定装置。
  2. 前記フレキシブルコンテナバッグを回転させる回転装置をさらに有し、
    前記シンチレータは、前記フレキシブルコンテナバッグを回転させながら前記廃棄物の放射線量を測定し、
    前記直径測定装置は、前記フレキシブルコンテナバッグを回転させながら連続的または断続的に前記フレキシブルコンテナバッグの直径を測定し、
    前記演算部は、前記放射線量を平均化してから前記放射能濃度を算出し、前記直径測定装置で測定された直径を平均化して前記平均密度の算出に用いる
    ことを特徴とする請求項1記載の廃棄物用放射能濃度測定装置。
  3. 前記放射能濃度の補正が、前記廃棄物が放射線を自己吸収することによる放射線の遮蔽効果を考慮して、前記平均密度に応じて求められる計数効率を用いて行われることを特徴とする請求項1〜請求項2のいずれかに記載の廃棄物用放射能濃度測定装置。
  4. コンテナ内に収納され、移動可能であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の廃棄物用放射能濃度測定装置。
  5. フレキシブルコンテナバッグに収納された状態で廃棄物の放射能濃度を測定する廃棄物用放射能濃度測定方法であって、
    前記廃棄物の放射線量を測定する工程と、
    前記廃棄物の重量を測定する工程と、
    前記廃棄物が収納された状態の前記フレキシブルコンテナバッグを上方から押圧して前記フレキシブルコンテナバッグの高さを測定する工程と、
    前記廃棄物が収納された状態の前記フレキシブルコンテナバッグの直径を測定する工程と、
    前記放射線量および前記重量から前記廃棄物全体の放射能濃度を算出する工程と、
    前記重量,前記高さおよび前記直径から前記廃棄物の平均密度を算出する工程と、
    前記平均密度により前記放射能濃度を補正する工程と
    を有することを特徴とする廃棄物用放射能濃度測定方法。
  6. 前記放射線量の測定を、前記フレキシブルコンテナバッグを回転させながら行い、
    前記フレキシブルコンテナバッグの前記直径の測定を、前記フレキシブルコンテナバッグを回転させながら行い、
    前記放射線量を平均化してから前記放射能濃度を算出し、前記直径を平均化して前記平均密度の算出に用いる
    ことを特徴とする請求項5記載の廃棄物用放射能濃度測定方法。
  7. 前記放射能濃度の補正が、前記廃棄物が放射線を自己吸収することによる放射線の遮蔽効果を考慮して、前記平均密度に応じて求められる計数効率を用いて行われることを特徴とする請求項5または請求項6のいずれかに記載の廃棄物用放射能濃度測定方法。
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