JP2015172258A - ウォッシャブルネクタイ - Google Patents

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晴美 玉置
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晴美 玉置
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Abstract

【課題】洗濯時の水がネクタイ内部に溜まらないようにしたウォッシャブルネクタイを提供する。【解決手段】ウォッシャブルネクタイ1は、合成繊維を含む表地1aを有する。表地1aは、一端に形成された大剣部2と、他端に形成された小剣部3とを有し、大剣部2及び小剣部3の裏地4,5が共に、合成繊維を含むメッシュ状の繊維で形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、ウォッシャブルネクタイに関し、より詳細には、耐洗濯性に優れたウォッシャブルネクタイに関する。
従来、ネクタイは、大別して、表地、芯地、及び裏地により構成されるが、この表地の素材には、絹織物が多く、また、芯地の素材としては、ウール、綿、アクリルなどが大半を占めている。このような素材で構成されるネクタイを一般家庭で洗濯機を使って洗濯することは非常に困難であり、一般的にはあまり行われていない。このため、万が一汚れてしまった場合には、ドライクリーニングに出すなどの対応を取っているのが実情である。
また、上記のネクタイは、学校などにおいて生徒の制服にも数多く採用されているが、学校の生徒は、通常、同じネクタイを毎日のようにしめるため、ネクタイを汚してしまうことも多い。しかし、ネクタイが汚れる度にドライクリーニングに出すのは、時間も費用もかかる上に、ネクタイ自体が傷んでしまうため、望ましくない。
これに対して、ネクタイの素材をポリエステル系の合成繊維で形成したものが知られている(例えば、特許文献1,2を参照)。これにより、洗濯による収縮、しわ、ほつれなどを少なくし、一般家庭で洗濯機を使って洗濯したときの耐洗濯性を向上させることができる。
実開昭63−98321号公報 実開昭62−17448号公報
しかしながら、上記のようにネクタイの素材を合成繊維とした場合であっても、ネクタイ自体が表地及び裏地により芯地を包むような袋構造になっているため、洗濯時にネクタイ内部に浸入した水が表地部分と裏地部分との間に溜まってしまい、表地部分に型崩れが生じ、脱水に時間がかかるという問題がある。
本発明は、上述のような実情に鑑みてなされたもので、洗濯時の水がネクタイ内部に溜まらないようにしたウォッシャブルネクタイを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、合成繊維を含む表地を有するウォッシャブルネクタイであって、前記表地は、一端に形成された大剣部と、他端に形成された小剣部とを有し、前記大剣部及び前記小剣部の裏地が共に、合成繊維を含むメッシュ状の繊維で形成されていることを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記表地と前記裏地との間に挿入された芯地を有し、該芯地は、合成繊維を含むメッシュ状の繊維で形成されていることを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第1または第2の技術手段において、前記合成繊維は、ポリエステル系繊維であることを特徴としたものである。
本発明によれば、ネクタイの裏地を、ポリエステル等の合成繊維を含むメッシュ状の繊維で形成することにより、洗濯時の水がネクタイ内部に溜まらないようにすることができるため、表地部分の型崩れを防止し、脱水を迅速に行うことができる。
本発明によるウォッシャブルネクタイの一例を示す図である。 図1(B)のY部を拡大した図である。 本発明によるウォッシャブルネクタイの試験結果の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明のウォッシャブルネクタイに係る好適な実施の形態について説明する。
図1は、本発明によるウォッシャブルネクタイの一例を示す図で、図1(A)は正面図、図1(B)は裏面図、図1(C)は図1(B)のXX断面の拡大図である。また、図2は、図1(B)のY部の拡大図である。図中、1はウォッシャブルネクタイ(以下、単にネクタイという)を示す。ネクタイ1は、合成繊維を含む表地1aを有し、この表地1aは、一端に形成された大剣部2と、他端に形成された小剣部3とを有する。
ここで、表地1aに含まれる合成繊維としては、洗濯による収縮、しわ、ほつれなどが発生し難く、速乾性を持つポリエステル系繊維であることが好ましい。そして、表地1aを形成する素材は、ポリエステル100%、ポリエステルと他の合成繊維との混紡、ポリエステルとシルクとの混紡などであってもよいが、耐洗濯性の観点からポリエステル100%がより好ましい。
大剣部2と小剣部3とは図示しない中継ぎ部で繋がれている。そして、大剣部2及び小剣部3には所定長の裏地4,5がそれぞれ縫い付けられている。また、図1(B)に示すように、大剣部2において、表地1aと裏地4との間には芯地9が挿入されている。同様に、小剣部3においても、表地1aと裏地5との間には芯地9が挿入される。つまり、芯地9は、大剣部2の先端から小剣部3の先端にかけて設けられ、ネクタイ1の芯材として機能する。
表地1a及び裏地4,5が裏側に折り返されてなる折り返し部1bは、ネクタイ裏側の略中央部にて一定幅で互いに重なり合うように形成されており、この折り返し部1bの端同士が大剣部2から小剣部3にかけて所定位置で縫合されている。そして、ネクタイ裏側の所定位置には小剣通し8が縫い付けられ、大剣部2及び小剣部3の裏側の所定位置にはそれぞれかんぬき止め6,7が施されている。
本実施形態において、上記の裏地4,5は、合成繊維を含むメッシュ状の繊維で形成されている。なお、図1(B)及び図2では、裏地4,5のメッシュ部分を強調するために、粗めに図示しているが、実際には芯地9が目立たない程度の細かいメッシュとされる。裏地4,5を形成する素材は、表地1aと同様に、ポリエステル系繊維とされ、耐洗濯性の観点からポリエステル100%がより好ましい。裏地4,5の具体的なメッシュ構成としては、例えば、素材はポリエステル100%、目付は87g/m、糸使い(繊度)は50デニール、組織はニット、編目密度は30ウェール(経)/インチ、52コース(緯)/インチとされる。
ここで、図2に示すように、大剣部2側の表地1aと裏地4との間には芯地9が設けられているが、裏地4のメッシュが粗すぎると、大部分の芯地9が見えて目立ってしまい、美観を損ねてしまう可能性がある。一方、裏地4のメッシュを細かくし過ぎると、十分な水抜き効果を得ることができない可能性がある。このため、美観を保ちつつ、十分な水抜き効果を得ることができるように、上記のように裏地4に適切な編目密度を設定することが好ましい。なお、図2では大剣部2側のみ示したが、小剣部3側についても同様に裏地5に適切な編目密度を設定すればよい。
このように、ネクタイ1の裏地4,5を、ポリエステル等の合成繊維を含むメッシュ状の繊維で形成することにより、洗濯時の水がネクタイ内部に溜まらないようにすることができるため、表地1aの型崩れを防止し、ネクタイ1の脱水を迅速に行うことができる。
また、芯地9についても、合成繊維を含むメッシュ状の繊維で形成されている。芯地9を形成する素材は、表地1a、裏地4,5と同様に、ポリエステル系繊維であることが好ましい。芯地9の具体的なメッシュ構成としては、例えば、素材はポリエステル100%、繊度は330デシテックス(dtex)、組織は平二重織、編目密度は68ウェール(経)/インチ、54コース(緯)/インチ、色は白色とされる。このように、芯地9についてもメッシュ状のポリエステル系繊維にすることで、ネクタイ裏地部分からの水抜き効果に加え、芯地9の水分吸収を低減することができるため、より効果的に脱水することが可能となる。
図3は、本発明によるウォッシャブルネクタイの試験結果の一例を示す図である。上記で説明したウォッシャブルネクタイについて、所定の試験試料を作成し、耐洗濯性、洗濯堅ろう度、ピリングについて試験を行った。まず、耐洗濯性については、JIS L 0217 104法に基づく試験を行った。このJIS L 0217 104法による試験方法の概要について説明する。
試験装置の水槽の標準水量を示す水位線まで液温40℃の水を入れ、これに標準使用量となる割合で洗濯用合成洗剤(JIS K 3371に規定する第1種(弱アルカリ性))を添加して溶解し、洗濯液とする。この洗濯液に溶比を1対60になるように試料及び必要に応じて負荷布を投入して運転を開始する。なお、試験装置の水流は弱とする。5分間処理した後、運転を止め、試料及び負荷布を脱水機で脱水し、次に洗濯液を30℃以下の新しい水に替えて、同一の溶比で2分間すすぎ洗いを行う。
そして、2分間のすすぎ洗いを行った後、運転を止め、試料及び負荷布を脱水し、再び2分間のすすぎ洗いを行い、脱水し、直接日光の影響を受けない状態で吊干しをする。これを30回繰り返し、外観、変退色(色の変化の程度)、寸法変化率(長さ,大剣幅)について評価した。なお、外観の評価結果は目視による。また、変退色の評価結果は1級〜5級の等級で示され、5級が最も色の変化が少ないことを意味する。また、寸法変化率は、試験前後での寸法変化をパーセントで示したもので、プラス数値が伸び、マイナス数値が縮みを示す。このようにいずれも良好な結果が得られている。
また、洗濯堅ろう度は、JIS L 0844 A-2号に基づく試験を行った。これは、試料及び添付白布からなる複合試料を、規定の方法に基づいて試験液に入れて処理し、水洗いして乾燥した後、試料の変退色と、添付白布の汚染の程度を、所定の判定基準に基づく等級によって評価するものである。添付白布としては、ポリエステル及び綿を使用した。なお、変退色及び汚染の評価結果は1級〜5級の等級で示され、5級が最も色の変化及び汚染が少ないことを意味する。これについても良好な結果が得られている。
また、ピリングは、「擦れ作用による毛玉のできる度合い」を評価するものである。毛玉(ピル)の生じた状態をピリングといい、JIS L 1076 A法に基づく試験を行った。これは、所定の要領で作製した複数の試験試料を専用の回転箱に投入し、この回転箱を10時間回転させて、複数の試験試料の毛玉の出来具合を、判定標準写真と比較することで判定する。ピリングの評価結果は1級から5級の等級で示され、5級が最も毛玉のできる度合いが小さいことを意味する。これについても良好な結果が得られている。
このように、上記によれば、ネクタイの裏地を、ポリエステル等の合成繊維を含むメッシュ状の繊維とした場合であっても、耐洗濯性、洗濯堅ろう度に優れ、毛玉の出来難いウォッシャブルネクタイを提供することができる。
1…ウォッシャブルネクタイ(ネクタイ)、1a…表地、1b…折り返し部、2…大剣部、3…小剣部、4,5…裏地、6,7…かんぬき止め、8…小剣通し、9…芯地。

Claims (3)

  1. 合成繊維を含む表地を有するウォッシャブルネクタイであって、
    前記表地は、一端に形成された大剣部と、他端に形成された小剣部とを有し、前記大剣部及び前記小剣部の裏地が共に、合成繊維を含むメッシュ状の繊維で形成されていることを特徴とするウォッシャブルネクタイ。
  2. 請求項1に記載のウォッシャブルネクタイにおいて、前記表地と前記裏地との間に挿入された芯地を有し、該芯地は、合成繊維を含むメッシュ状の繊維で形成されていることを特徴とするウォッシャブルネクタイ。
  3. 請求項1または2に記載のウォッシャブルネクタイにおいて、前記合成繊維は、ポリエステル系繊維であることを特徴とするウォッシャブルネクタイ。
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