JP2015170916A - 光伝送装置及び光伝送制御方法 - Google Patents

光伝送装置及び光伝送制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】信号光の高精度な受信性能を実現することができるようにする。【解決手段】デジタル信号処理部5により抽出されたデータ信号の信号品質として、そのデータ信号のビット誤り率BERを測定するBERモニタ部6を設け、局発光/送信光制御部8が、全体制御部7の指示の下、BERモニタ部6により測定される信号品質が高まるように、局発光源3により発振される局発光の波長及びパワーを調整するように構成する。これにより、信号光の高精度な受信性能を実現することができる。【選択図】図1

Description

この発明は、信号光の伝送性能を高めて、通信ネットワークの大容量化を実現する光伝送装置及び光伝送制御方法に関するものである。
例えば、インターネット、携帯電話やスマートフォンなどの普及に伴って、通信ネットワークは社会インフラとしての重要性を高めている。
また、通信ネットワークは、大容量化が加速度的に進んでいるため、伝送装置の大容量伝送化や伝送品質の向上が重要な課題になっている。
伝送装置の大容量伝送化を実現する方法の1つとして、光コヒーレント伝送方式を適用することが考えられる。
光コヒーレント伝送方式は、40Gb/s(Giga bit per second)以上の大容量伝送を実現する技術であり、対向側の光伝送装置から送信された信号光を受信すると、その信号光と、自己の受信回路に搭載されている局発光源から発振された局発光とを干渉させることで、その信号光を復調して、その信号光からデータ信号を抽出する方式である。
光コヒーレント伝送方式では、受信した信号光の波長と、局発光の波長との関係が、受信性能に大きく影響する。
即ち、受信した信号光の波長と、局発光の波長との差が一定範囲内であれば、その信号光を復調することができるが、受信した信号光の波長と、局発光の波長との差が一定範囲を超えてしまうと、その信号光を復調することが困難になる。
ただし、受信した信号光の波長と、局発光の波長との差が一定範囲内であっても、復調後の信号光から抽出するデータ信号の信号品質を高めるには(例えば、データ信号における符号誤り率の低下)、局発光の波長が信号光の波長と一致するように制御することが望ましい。
以下の特許文献1には、複数の波長チャネルを波長多重して伝送する光伝送装置が開示されている。
この光伝送装置では、対向側の光伝送装置から送信された信号光を受信すると、その信号光の送信に用いられている波長チャネルを特定し、予め用意されている複数の局発光(相互に波長が異なる局発光)の中から、その信号光の送信に用いられている波長チャネルに対応する波長の局発光を選択するようにしている。
これにより、局発光の波長と信号光の波長が概ね一致するものと考えられるが、光伝送装置の周囲環境の変化や、送信側と受信側の光伝送装置における局発光源等の特性の差異などの影響で、局発光の波長と信号光の波長が完全に一致することは保証されない。
特開2010−109847号公報(図1、図3)
従来の光伝送装置は以上のように構成されているので、局発光の波長と信号光の波長が概ね一致しても、完全に一致するとは限らない。このため、信号光の受信性能を十分に高めることができないことがある課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、信号光の高精度な受信性能を実現することができる光伝送装置及び光伝送制御方法を得ることを目的とする。
この発明に係る光伝送装置は、局発光を発振する局発光源と、データ信号によって変調されている信号光を受信し、その信号光と局発光源により発振された局発光を干渉させて前記信号光を復調するコヒーレント受信手段と、コヒーレント受信手段により復調された信号光からデータ信号を抽出するデータ信号抽出手段と、データ信号抽出手段により抽出されたデータ信号の信号品質を測定する品質測定手段とを設け、局発光調整手段が、品質測定手段により測定される信号品質が高まるように、局発光源により発振される局発光の波長及びパワーを調整するようにしたものである。
この発明によれば、局発光調整手段が、品質測定手段により測定される信号品質が高まるように、局発光源により発振される局発光の波長及びパワーを調整するように構成したので、信号光の高精度な受信性能を実現することができる効果がある。
この発明の実施の形態1による光伝送装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態1による光伝送装置の全体制御部7及び局発光/送信光制御部8の処理内容(光伝送制御方法)を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1による光伝送装置の全体制御部7及び局発光/送信光制御部8の処理内容(光伝送制御方法)を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2による光伝送装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態2による光伝送装置の全体制御部13及び局発光/送信光制御部14の処理内容(光伝送制御方法)を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3による光伝送装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態3による光伝送装置の全体制御部13及び光波長制御部31の処理内容(光伝送制御方法)を示すフローチャートである。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による光伝送装置を示す構成図である。
図1において、送信光源1は送信光を発振する光源である。
変調部2はデジタル信号処理部5からデータ信号(送信データ信号)を受けると、送信光源1により発振された送信光を当該データ信号によって変調し、変調後の送信光である信号光(送信信号光)を対向側の光伝送装置(図示せず)に送信する変調器である。なお、変調部2は光変調手段を構成している。
局発光源3は局発光を発振する光源である。
コヒーレント受信部4は対向側の光伝送装置から送信された信号光(データ信号によって変調されている信号光(受信信号光))を受信し、その信号光と局発光源3により発振された局発光を干渉させることで当該信号光を復調し、復調後の信号光を電気信号に変換する受信機である。なお、コヒーレント受信部4はコヒーレント受信手段を構成している。
デジタル信号処理部5は例えばCPUを実装している半導体集積回路、あるいは、ワンチップマイコンなどから構成されており、コヒーレント受信部4により変換された電気信号に対する分散補償処理や誤り訂正処理などのデジタル信号処理を実施することで、その電気信号からデータ信号(受信データ信号)を抽出する一方、入力されたデータ信号(送信データ信号)を光信号に変換して変調部2に出力する処理を実施する。なお、デジタル信号処理部5はデータ信号抽出手段を構成している。
BERモニタ部6は例えばCPUを実装している半導体集積回路、あるいは、ワンチップマイコンなどから構成されており、デジタル信号処理部5により抽出されたデータ信号の信号品質として、そのデータ信号のビット誤り率(BER:Bit Error Rate)を測定する処理を実施する。なお、BERモニタ部6は品質測定手段を構成している。
この実施の形態1では、BERモニタ部6がデータ信号の信号品質として、そのデータ信号の符号誤り率であるビット誤り率を測定するものを示すが、データ信号の信号品質として、そのデータ信号の符号誤り数であるビット誤り数を測定するようにしてもよい。
全体制御部7は例えばCPUを実装している半導体集積回路、あるいは、ワンチップマイコンなどから構成されており、BERモニタ部6により測定されたビット誤り率BERに基づいて局発光/送信光制御部8を制御する処理を実施する。
また、全体制御部7は局発光/送信光制御部8による局発光の波長及びパワーの調整処理を常時有効にするか、外部から手動調整指示を受けたときにだけ有効にするかを設定する処理を実施する。なお、全体制御部7は局発光調整処理設定手段を構成している。
局発光/送信光制御部8は例えばCPUを実装している半導体集積回路、あるいは、ワンチップマイコンなどから構成されており、全体制御部7の制御の下、送信光源1により発振される送信光の波長を設定するとともに、BERモニタ部6により測定されたビット誤り率が減少(信号品質が向上)するように、局発光源3により発振される局発光の波長及びパワーを調整する処理を実施する。なお、全体制御部7及び局発光/送信光制御部8から局発光調整手段が構成されている。
図1の例では、光伝送装置の構成要素である送信光源1、変調部2、局発光源3、コヒーレント受信部4、デジタル信号処理部5、BERモニタ部6、全体制御部7及び局発光/送信光制御部8のそれぞれが専用のハードウェアで構成されているものを想定しているが、光伝送装置の全部又は一部がコンピュータで構成されていてもよい。
例えば、光伝送装置の一部(例えば、デジタル信号処理部5、BERモニタ部6、全体制御部7及び局発光/送信光制御部8)をコンピュータで構成する場合、デジタル信号処理部5、BERモニタ部6、全体制御部7及び局発光/送信光制御部8の処理内容を記述しているプログラムをコンピュータのメモリに格納し、当該コンピュータのCPUが当該メモリに格納されているプログラムを実行するようにすればよい。
図2A及び図2Bはこの発明の実施の形態1による光伝送装置の全体制御部7及び局発光/送信光制御部8の処理内容(光伝送制御方法)を示すフローチャートである。
次に動作について説明する。
図1には対向側の光伝送装置の構成を開示していないが、対向側の光伝送装置も、図1の光伝送装置と同様の構成であるものとする。
以下、説明の便宜上、図1の光伝送装置を「光伝送装置A」、対向側の光伝送装置を「光伝送装置B」とする。
この実施の形態1では、光伝送装置Aの局発光源3により発振される局発光の波長及びパワーの調整について説明する。
まず、光伝送装置Aの全体制御部7は、予め用意されている複数の波長の中から、送信光の波長を選択し、その選択した波長を送信光源1に設定する指示を局発光/送信光制御部8に出力する。
光伝送装置Aの局発光/送信光制御部8は、全体制御部7の指示の下、送信光源1により発振される送信光の波長を設定する。
また、光伝送装置Aの全体制御部7は、予め用意されている複数の波長の中から、対向側の光伝送装置Bで設定される送信光の波長と同じ波長を選択し、その選択した波長を局発光源3に設定する指示を局発光/送信光制御部8に出力する。
局発光/送信光制御部8は、全体制御部7の指示の下、局発光源3により発振される局発光の波長を設定する。
また、局発光/送信光制御部8は、全体制御部7の指示の下、局発光源3により発振される局発光のパワーを設定する。例えば、予め指定されている基準のパワーに設定する。
対向側の光伝送装置Bにおいても、光伝送装置Aと同様に、送信光の波長、局発光の波長及びパワーが設定される。
これにより、光伝送装置Aの局発光源3により発振される局発光の波長と、対向側の光伝送装置Bの送信光源1により発振される送信光の波長が完全に一致することもあるが、光伝送装置Aと光伝送装置Bの周囲環境の違いや、光伝送装置Aの局発光源3と光伝送装置Bの送信光源1の特性の差異などの影響で、光伝送装置Aの局発光源3により発振される局発光の波長と、対向側の光伝送装置Bの送信光源1により発振される送信光の波長が完全に一致することは保証されない。
対向側の光伝送装置Bの変調部2は、デジタル信号処理部5からデータ信号を受けると、送信光源1により発振された送信光を当該データ信号によって変調し、変調後の送信光である信号光を光伝送装置Aに送信する。
光伝送装置Aのコヒーレント受信部4は、対向側の光伝送装置Bから送信された信号光を受信すると、その信号光と局発光源3により発振された局発光(局発光/送信光制御部8により設定された波長の局発光)を干渉させることで当該信号光を復調し、復調後の信号光を電気信号に変換してデジタル信号処理部5に出力する。
光伝送装置Aのデジタル信号処理部5は、コヒーレント受信部4により変換された電気信号を受けると、その電気信号に対する分散補償処理や誤り訂正処理などのデジタル信号処理を実施することで、その電気信号からデータ信号(光伝送装置Bのデジタル信号処理部5から出力されたデータ信号)を抽出する。
光伝送装置AのBERモニタ部6は、デジタル信号処理部5がデータ信号を抽出すると、そのデータ信号の信号品質として、そのデータ信号のビット誤り率BERを測定し、そのビット誤り率BERを全体制御部7に出力する。
全体制御部7は、BERモニタ部6から出力されたビット誤り率BERを取得し、そのビット誤り率BERをモニタ値(1)として保持する(ステップST1)。
光伝送装置Aの全体制御部7は、適正な局発光の波長を探索するために、局発光の波長を短波側に微変更する指示を局発光/送信光制御部8に出力する。この波長の微変更は、予め用意されている複数の波長間の間隔より小さな変更を意味する。
局発光/送信光制御部8は、全体制御部7の指示の下、局発光源3により発振される局発光の波長を短波側に微変更する(ステップST2)。
光伝送装置Aのコヒーレント受信部4は、局発光/送信光制御部8が局発光の波長を短波側に微変更すると、対向側の光伝送装置Bから送信された信号光と、局発光源3により発振された波長微変更後の局発光とを干渉させることで当該信号光を復調し、復調後の信号光を電気信号に変換してデジタル信号処理部5に出力する。
デジタル信号処理部5は、コヒーレント受信部4により変換された電気信号を受けると、その電気信号に対して同様のデジタル信号処理を実施することで、その電気信号からデータ信号を抽出する。
BERモニタ部6は、デジタル信号処理部5がデータ信号を抽出すると、そのデータ信号の信号品質として、そのデータ信号のビット誤り率BERを測定し、そのビット誤り率BERを全体制御部7に出力する。
全体制御部7は、BERモニタ部6から出力されたビット誤り率BERを取得し、そのビット誤り率BERをモニタ値(2)として保持する(ステップST3)。
光伝送装置Aの全体制御部7は、保持しているモニタ値(1)とモニタ値(2)を比較することで、局発光の波長を短波側に微変更することに伴って信号品質が劣化しているか否かを確認する(ステップST4)。
全体制御部7は、信号品質が劣化していなければ、ステップST2の処理に戻り、局発光の波長を更に短波側に微変更する指示を局発光/送信光制御部8に出力する。このとき、全体制御部7は、そのモニタ値(2)をモニタ値(1)として保持する。
光伝送装置Aのコヒーレント受信部4は、局発光/送信光制御部8が局発光の波長を更に短波側に微変更すると、対向側の光伝送装置Bから送信された信号光と、局発光源3により発振された波長微変更後の局発光とを干渉させることで当該信号光を復調し、復調後の信号光を電気信号に変換してデジタル信号処理部5に出力する。
デジタル信号処理部5は、コヒーレント受信部4により変換された電気信号を受けると、その電気信号に対して同様のデジタル信号処理を実施することで、その電気信号からデータ信号を抽出する。
BERモニタ部6は、デジタル信号処理部5がデータ信号を抽出すると、そのデータ信号の信号品質として、そのデータ信号のビット誤り率BERを測定し、そのビット誤り率BERを全体制御部7に出力する。
全体制御部7は、BERモニタ部6から出力されたビット誤り率BERを取得し、そのビット誤り率BERをモニタ値(2)として保持する(ステップST3)。
光伝送装置Aの全体制御部7は、保持しているモニタ値(1)とモニタ値(2)を比較することで、局発光の波長を更に短波側に微変更することに伴って信号品質が劣化しているか否かを確認する(ステップST4)。
全体制御部7は、信号品質が劣化していなければ、ステップST2の処理に戻り、局発光の波長を更に短波側に微変更する指示を局発光/送信光制御部8に出力する。
したがって、波長の微変更に伴って信号品質が劣化するまで、ステップST2〜ST4の処理が繰り返し実施される。
全体制御部7は、信号品質が劣化すると、局発光の波長を短波側に微変更する前の波長のときに、BERモニタ部6により測定されたビット誤り率BER(ステップST1で測定されたビット誤り率BER)をモニタ値(1)として保持するとともに、短波長側への微変更に伴って信号品質が劣化したときのモニタ値(2)を保持する。
光伝送装置Aの全体制御部7は、信号品質が劣化すると、ステップST1でビット誤り率BERが測定されたときの局発光の波長を基準にして、局発光の波長を長波側に微変更する指示を局発光/送信光制御部8に出力する。この波長の微変更は、予め用意されている複数の波長間の間隔より小さな変更を意味する。
この実施の形態1では、局発光の波長を長波側に微変更する場合の変更幅と、局発光の波長を短波側に微変更する場合の変更幅とが同一であることを想定している。
局発光/送信光制御部8は、全体制御部7の指示の下、局発光源3により発振される局発光の波長を長波側に微変更する(ステップST5)。
光伝送装置Aのコヒーレント受信部4は、局発光/送信光制御部8が局発光の波長を長波側に微変更すると、対向側の光伝送装置Bから送信された信号光と、局発光源3により発振された波長微変更後の局発光とを干渉させることで当該信号光を復調し、復調後の信号光を電気信号に変換してデジタル信号処理部5に出力する。
デジタル信号処理部5は、コヒーレント受信部4により変換された電気信号を受けると、その電気信号に対して同様のデジタル信号処理を実施することで、その電気信号からデータ信号を抽出する。
BERモニタ部6は、デジタル信号処理部5がデータ信号を抽出すると、そのデータ信号の信号品質として、そのデータ信号のビット誤り率BERを測定し、そのビット誤り率BERを全体制御部7に出力する。
全体制御部7は、BERモニタ部6から出力されたビット誤り率BERを取得し、そのビット誤り率BERをモニタ値(3)として保持する(ステップST6)。
光伝送装置Aの全体制御部7は、保持しているモニタ値(1)とモニタ値(3)を比較することで、局発光の波長を長波側に微変更することに伴って信号品質が劣化しているか否かを確認する(ステップST7)。
全体制御部7は、信号品質が劣化していなければ、ステップST5の処理に戻り、局発光の波長を更に長波側に微変更する指示を局発光/送信光制御部8に出力する。このとき、全体制御部7は、そのモニタ値(3)をモニタ値(1)として保持する。
光伝送装置Aのコヒーレント受信部4は、局発光/送信光制御部8が局発光の波長を更に長波側に微変更すると、対向側の光伝送装置Bから送信された信号光と、局発光源3により発振された波長微変更後の局発光とを干渉させることで当該信号光を復調し、復調後の信号光を電気信号に変換してデジタル信号処理部5に出力する。
デジタル信号処理部5は、コヒーレント受信部4により変換された電気信号を受けると、その電気信号に対して同様のデジタル信号処理を実施することで、その電気信号からデータ信号を抽出する。
BERモニタ部6は、デジタル信号処理部5がデータ信号を抽出すると、そのデータ信号の信号品質として、そのデータ信号のビット誤り率BERを測定し、そのビット誤り率BERを全体制御部7に出力する。
全体制御部7は、BERモニタ部6から出力されたビット誤り率BERを取得し、そのビット誤り率BERをモニタ値(3)として保持する(ステップST6)。
光伝送装置Aの全体制御部7は、保持しているモニタ値(1)とモニタ値(3)を比較することで、局発光の波長を更に長波側に微変更することに伴って信号品質が劣化しているか否かを確認する(ステップST7)。
全体制御部7は、信号品質が劣化していなければ、ステップST5の処理に戻り、局発光の波長を更に長波側に微変更する指示を局発光/送信光制御部8に出力する。
したがって、波長の微変更に伴って信号品質が劣化するまで、ステップST5〜ST7の処理が繰り返し実施される。
光伝送装置Aの全体制御部7は、信号品質が劣化すると、短波長側への微変更に伴って信号品質が劣化したときのモニタ値であるモニタ値(2)が測定されたときの波長(以下、「波長A」と称する)と、長波長側への微変更に伴って信号品質が劣化したときのモニタ値であるモニタ値(3)が測定されたときの波長(以下、「波長B」と称する)とを用いて、適正な局発光の波長Cに決定する。
例えば、下記の式(1)によって、適正な局発光の波長Cを計算するが、式(1)の計算結果が小数点を含む場合には小数点以下を切り捨てるようにする。あるいは小数点以下を四捨五入するようにする。
C=(A+B)/2 (1)
光伝送装置Aの局発光/送信光制御部8は、全体制御部7により決定された波長Cを局発光源3により発振される局発光の波長に設定する(ステップST8)。
光伝送装置Aのコヒーレント受信部4は、局発光/送信光制御部8が局発光の波長を設定すると、対向側の光伝送装置Bから送信された信号光と、局発光源3により発振された局発光とを干渉させることで当該信号光を復調し、復調後の信号光を電気信号に変換してデジタル信号処理部5に出力する。
デジタル信号処理部5は、コヒーレント受信部4により変換された電気信号を受けると、その電気信号に対して同様のデジタル信号処理を実施することで、その電気信号からデータ信号を抽出する。
BERモニタ部6は、デジタル信号処理部5がデータ信号を抽出すると、そのデータ信号の信号品質として、そのデータ信号のビット誤り率BERを測定し、そのビット誤り率BERを全体制御部7に出力する。
全体制御部7は、BERモニタ部6から出力されたビット誤り率BERを取得し、そのビット誤り率BERをモニタ値(4)として保持する(ステップST9)。
光伝送装置Aの全体制御部7は、適正な局発光のパワーを探索するために、局発光のパワーを所定値だけ下げる指示を局発光/送信光制御部8に出力する。
局発光/送信光制御部8は、全体制御部7の指示の下、局発光源3により発振される局発光のパワーを所定値だけ下げる変更を行う(ステップST10)。
光伝送装置Aのコヒーレント受信部4は、局発光/送信光制御部8が局発光のパワーを下げる変更を行うと、対向側の光伝送装置Bから送信された信号光と、局発光源3により発振されたパワー変更後の局発光とを干渉させることで当該信号光を復調し、復調後の信号光を電気信号に変換してデジタル信号処理部5に出力する。
デジタル信号処理部5は、コヒーレント受信部4により変換された電気信号を受けると、その電気信号に対して同様のデジタル信号処理を実施することで、その電気信号からデータ信号を抽出する。
BERモニタ部6は、デジタル信号処理部5がデータ信号を抽出すると、そのデータ信号の信号品質として、そのデータ信号のビット誤り率BERを測定し、そのビット誤り率BERを全体制御部7に出力する。
全体制御部7は、BERモニタ部6から出力されたビット誤り率BERを取得し、そのビット誤り率BERをモニタ値(5)として保持する(ステップST11)。
光伝送装置Aの全体制御部7は、保持しているモニタ値(4)とモニタ値(5)を比較することで、局発光のパワーを下げることに伴って信号品質が劣化しているか否かを確認する(ステップST12)。
全体制御部7は、信号品質が劣化していなければ、ステップST10の処理に戻り、局発光のパワーを更に下げる指示を局発光/送信光制御部8に出力する。このとき、全体制御部7は、そのモニタ値(5)をモニタ値(4)として保持する。
光伝送装置Aのコヒーレント受信部4は、局発光/送信光制御部8が局発光のパワーを更に下げる変更を行うと、対向側の光伝送装置Bから送信された信号光と、局発光源3により発振されたパワー変更後の局発光とを干渉させることで当該信号光を復調し、復調後の信号光を電気信号に変換してデジタル信号処理部5に出力する。
デジタル信号処理部5は、コヒーレント受信部4により変換された電気信号を受けると、その電気信号に対して同様のデジタル信号処理を実施することで、その電気信号からデータ信号を抽出する。
BERモニタ部6は、デジタル信号処理部5がデータ信号を抽出すると、そのデータ信号の信号品質として、そのデータ信号のビット誤り率BERを測定し、そのビット誤り率BERを全体制御部7に出力する。
全体制御部7は、BERモニタ部6から出力されたビット誤り率BERを取得し、そのビット誤り率BERをモニタ値(5)として保持する(ステップST11)。
光伝送装置Aの全体制御部7は、保持しているモニタ値(4)とモニタ値(5)を比較することで、局発光のパワーを更に下げることに伴って信号品質が劣化しているか否かを確認する(ステップST12)。
全体制御部7は、信号品質が劣化していなければ、ステップST10の処理に戻り、局発光のパワーを更に下げる指示を局発光/送信光制御部8に出力する。
したがって、局発光のパワーの下げに伴って信号品質が劣化するまで、ステップST10〜ST12の処理が繰り返し実施される。
全体制御部7は、信号品質が劣化すると、局発光のパワーを変更する前のときに、BERモニタ部6により測定されたビット誤り率BER(ステップST9で測定されたビット誤り率BER)をモニタ値(4)として保持するとともに、局発光のパワーの下げに伴って信号品質が劣化したときのモニタ値(5)を保持する。
光伝送装置Aの全体制御部7は、信号品質が劣化すると、ステップST9でビット誤り率BERが測定されたときの局発光のパワーを基準にして、局発光のパワーを所定値だけ上げる指示を局発光/送信光制御部8に出力する。
この実施の形態1では、局発光のパワーを下げる場合の下げ幅と、局発光のパワーを上げる場合の上げ幅とが同一であることを想定している。
局発光/送信光制御部8は、全体制御部7の指示の下、局発光源3により発振される局発光のパワーを所定値だけ上げる変更を行う(ステップST13)。
光伝送装置Aのコヒーレント受信部4は、局発光/送信光制御部8が局発光のパワーを上げる変更を行うと、対向側の光伝送装置Bから送信された信号光と、局発光源3により発振されたパワー変更後の局発光とを干渉させることで当該信号光を復調し、復調後の信号光を電気信号に変換してデジタル信号処理部5に出力する。
デジタル信号処理部5は、コヒーレント受信部4により変換された電気信号を受けると、その電気信号に対して同様のデジタル信号処理を実施することで、その電気信号からデータ信号を抽出する。
BERモニタ部6は、デジタル信号処理部5がデータ信号を抽出すると、そのデータ信号の信号品質として、そのデータ信号のビット誤り率BERを測定し、そのビット誤り率BERを全体制御部7に出力する。
全体制御部7は、BERモニタ部6から出力されたビット誤り率BERを取得し、そのビット誤り率BERをモニタ値(6)として保持する(ステップST14)。
光伝送装置Aの全体制御部7は、保持しているモニタ値(4)とモニタ値(6)を比較することで、局発光のパワーを上げることに伴って信号品質が劣化しているか否かを確認する(ステップST15)。
全体制御部7は、信号品質が劣化していなければ、ステップST13の処理に戻り、局発光のパワーを更に上げる指示を局発光/送信光制御部8に出力する。このとき、全体制御部7は、そのモニタ値(6)をモニタ値(4)として保持する。
光伝送装置Aのコヒーレント受信部4は、局発光/送信光制御部8が局発光のパワーを更に上げる変更を行うと、対向側の光伝送装置Bから送信された信号光と、局発光源3により発振されたパワー変更後の局発光とを干渉させることで当該信号光を復調し、復調後の信号光を電気信号に変換してデジタル信号処理部5に出力する。
デジタル信号処理部5は、コヒーレント受信部4により変換された電気信号を受けると、その電気信号に対して同様のデジタル信号処理を実施することで、その電気信号からデータ信号を抽出する。
BERモニタ部6は、デジタル信号処理部5がデータ信号を抽出すると、そのデータ信号の信号品質として、そのデータ信号のビット誤り率BERを測定し、そのビット誤り率BERを全体制御部7に出力する。
全体制御部7は、BERモニタ部6から出力されたビット誤り率BERを取得し、そのビット誤り率BERをモニタ値(6)として保持する(ステップST14)。
光伝送装置Aの全体制御部7は、保持しているモニタ値(4)とモニタ値(6)を比較することで、局発光のパワーを更に上げることに伴って信号品質が劣化しているか否かを確認する(ステップST15)。
全体制御部7は、信号品質が劣化していなければ、ステップST13の処理に戻り、局発光のパワーを更に上げる指示を局発光/送信光制御部8に出力する。
したがって、局発光のパワーの上げに伴って信号品質が劣化するまで、ステップST13〜ST15の処理が繰り返し実施される。
光伝送装置Aの全体制御部7は、信号品質が劣化すると、パワーの下げに伴って信号品質が劣化したときのモニタ値であるモニタ値(5)が測定されたときのパワー(以下、「パワーD」と称する)と、パワーの上げに伴って信号品質が劣化したときのモニタ値であるモニタ値(6)が測定されたときのパワー(以下、「パワーE」と称する)とを用いて、適正な局発光のパワーFに決定する。
例えば、下記の式(2)によって、適正な局発光のパワーFを計算するが、式(2)の計算結果が小数点を含む場合には小数点以下を切り捨てるようにする。あるいは小数点以下を四捨五入するようにする。
F=(D+E)/2 (2)
光伝送装置Aの局発光/送信光制御部8は、全体制御部7により決定されたパワーFを局発光源3により発振される局発光のパワーに設定する(ステップST16)。
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、局発光を発振する局発光源3と、対向側の光伝送装置Bから送信された信号光を受信し、その信号光と局発光源3により発振された局発光を干渉させることで当該信号光を復調し、復調後の信号光を電気信号に変換するコヒーレント受信部4と、コヒーレント受信部4により変換された電気信号に対する分散補償処理や誤り訂正処理などのデジタル信号処理を実施することで、その電気信号からデータ信号を抽出するデジタル信号処理部5と、デジタル信号処理部5により抽出されたデータ信号の信号品質として、そのデータ信号のビット誤り率BERを測定するBERモニタ部6とを設け、局発光/送信光制御部8が、全体制御部7の指示の下、BERモニタ部6により測定される信号品質が高まるように、局発光源3により発振される局発光の波長及びパワーを調整するように構成したので、信号光の高精度な受信性能を実現することができる効果を奏する。
なお、局発光源3により発振される局発光の波長及びパワーを制御する際、対向側の光伝送装置Bから送信された信号光(受信信号光)の波長が変化すると、局発光源3の波長が、その受信信号光の波長に追従して最適値に調整されるため、その受信信号光の波長を意図的にずらしていけば、局発光源3側の波長も、その受信信号光の変化に追従して波長が変化していき、最適値に調整される。
この実施の形態1では、全体制御部7が、局発光/送信光制御部8による局発光の波長及びパワーの調整処理を常時有効にするか、外部から手動調整指示を受けたときにだけ有効にするかを設定することができる。
局発光の波長及びパワーの調整処理を常時有効する設定がなされた場合は、図2A及び図2Bのフローチャートに示す処理が繰り返し実施される。
一方、外部から手動調整指示を受けたときにだけ有効にする設定がなされた場合は、外部から手動調整指示を受けたときにだけ、図2A及び図2Bのフローチャートに示す処理が実施される。
実施の形態2.
図3はこの発明の実施の形態2による光伝送装置を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
図3では、光伝送装置Aと光伝送装置Bが対向して、互いに信号光を送受信する例を示しており、光伝送装置Aと光伝送装置Bは同様の構成である。
なお、光伝送装置A,Bが自装置内の局発光の波長及びパワーを調整する際の処理内容は上記実施の形態1と同様である。
この実施の形態2では、光伝送装置A,Bが自装置内の送信光の波長を調整する機能を備えている。
デジタル信号処理部11は例えばCPUを実装している半導体集積回路、あるいは、ワンチップマイコンなどから構成されており、図1のデジタル信号処理部5と同様に、コヒーレント受信部4により変換された電気信号に対する分散補償処理や誤り訂正処理などのデジタル信号処理を実施することで、その電気信号からデータ信号(受信データ信号)を抽出する一方、入力されたデータ信号(送信データ信号)を光信号に変換して変調部2に出力する処理を実施する。
また、デジタル信号処理部11はBERモニタ部6により測定されたビット誤り率BER(信号品質)を示す信号品質情報をデータ信号(送信データ信号)として光信号に変換して変調部2に出力することで、その信号品質情報である送信データ信号を対向側の光伝送装置に送信させる処理を実施する。なお、デジタル信号処理部11はデータ信号抽出手段を構成している。
対向BERモニタ部12は例えばCPUを実装している半導体集積回路、あるいは、ワンチップマイコンなどから構成されており、デジタル信号処理部11により抽出された受信データ信号が信号品質情報であれば、その信号品質情報を全体制御部13に出力する処理を実施する。
なお、デジタル信号処理部11及び対向BERモニタ部12から信号品質情報送受信手段が構成されている。
全体制御部13は例えばCPUを実装している半導体集積回路、あるいは、ワンチップマイコンなどから構成されており、図1の全体制御部7と同様に、BERモニタ部6により測定されたビット誤り率BERに基づいて局発光/送信光制御部8を制御する処理を実施する。
また、全体制御部13は対向BERモニタ部12から出力された信号品質情報に基づいて局発光/送信光制御部8を制御する処理を実施する。
また、全体制御部13は局発光/送信光制御部8による局発光の波長・パワーの調整処理及び送信光の波長の調整処理を常時有効にするか、外部から手動調整指示を受けたときにだけ有効にするかを設定する処理を実施する。なお、全体制御部13は局発光調整処理設定手段及び送信光調整処理設定手段を構成している。
局発光/送信光制御部14は例えばCPUを実装している半導体集積回路、あるいは、ワンチップマイコンなどから構成されており、図1の局発光/送信光制御部8と同様に、全体制御部13の制御の下、送信光源1により発振される送信光の波長を設定するとともに、BERモニタ部6により測定されたビット誤り率BERが減少(信号品質が向上)するように、局発光源3により発振される局発光の波長及びパワーを調整する処理を実施する。
また、対向BERモニタ部12から出力された信号品質情報が示すビット誤り率BERが減少(信号品質が向上)するように、送信光源1により発振される送信光の波長を調整する処理を実施する。
なお、全体制御部13及び局発光/送信光制御部14から局発光調整手段及び送信光調整手段が構成されている。
波長分岐挿入多重部21は光伝送装置Aから出力された送信信号光と、図示せぬ光伝送装置(光伝送装置A,B以外の光伝送装置)から出力された送信信号光とを多重化して、多重信号光を伝送路に出力する一方、伝送路から多重信号光を受けると、その多重信号光を分離して、光伝送装置Bから出力された信号光である受信信号光を光伝送装置Aのコヒーレント受信部4に出力する処理を実施する。
波長分岐挿入多重部22は光伝送装置Bから出力された送信信号光と、図示せぬ光伝送装置(光伝送装置A,B以外の光伝送装置)から出力された送信信号光とを多重化して、多重信号光を伝送路に出力する一方、伝送路から多重信号光を受けると、その多重信号光を分離して、光伝送装置Aから出力された信号光である受信信号光を光伝送装置Bのコヒーレント受信部4に出力する処理を実施する。なお、波長分岐挿入多重部21,22は波長分岐挿入多重手段を構成している。
波長分岐挿入多重部21の全体制御部21aは光伝送装置Aの局発光/送信光制御部14が全体制御部13の指示の下で、送信光源1の波長を変化させると、光伝送装置Aから送信された信号光の通過を許可するフィルタ波長をフィルタ制御部21bに指示するとともに、光伝送装置Bから送信された信号光の通過を許可するフィルタ波長をフィルタ制御部21bに指示する処理を実施する。
フィルタ制御部21bは全体制御部21aの指示の下、フィルタ21c,21dのフィルタ波長を変化させる処理を実施する。
フィルタ21cは光伝送装置Aから出力された送信信号光と、図示せぬ光伝送装置(光伝送装置A,B以外の光伝送装置)から出力された送信信号光とを多重化し、その多重信号光の波長がフィルタ制御部21bにより制御されたフィルタ波長内であれば、その多重信号光を伝送路に出力する。
フィルタ21dは伝送路から多重信号光を受けると、その多重信号光を分離し、分離した信号光の波長がフィルタ制御部21bにより制御されたフィルタ波長内であれば、その信号光を光伝送装置A及び図示せぬ光伝送装置(光伝送装置A,B以外の光伝送装置)に出力する。
波長分岐挿入多重部22の全体制御部22aは光伝送装置Bの局発光/送信光制御部14が全体制御部13の指示の下で、送信光源1の波長を変化させると、光伝送装置Bから送信された信号光の通過を許可するフィルタ波長をフィルタ制御部22bに指示するとともに、光伝送装置Aから送信された信号光の通過を許可するフィルタ波長をフィルタ制御部22bに指示する処理を実施する。
フィルタ制御部22bは全体制御部22aの指示の下、フィルタ22c,22dのフィルタ波長を変化させる処理を実施する。
フィルタ22cは光伝送装置Bから出力された送信信号光と、図示せぬ光伝送装置(光伝送装置A,B以外の光伝送装置)から出力された送信信号光とを多重化し、その多重信号光の波長がフィルタ制御部22bにより制御されたフィルタ波長内であれば、その多重信号光を伝送路に出力する。
フィルタ22dは伝送路から多重信号光を受けると、その多重信号光を分離し、分離した信号光の波長がフィルタ制御部22bにより制御されたフィルタ波長内であれば、その信号光を光伝送装置B及び図示せぬ光伝送装置(光伝送装置A,B以外の光伝送装置)に出力する。
図3の例では、光伝送装置の構成要素である送信光源1、変調部2、局発光源3、コヒーレント受信部4、デジタル信号処理部11、BERモニタ部6、対向BERモニタ部12、全体制御部13及び局発光/送信光制御部14のそれぞれが専用のハードウェアで構成されているものを想定しているが、光伝送装置の全部又は一部がコンピュータで構成されていてもよい。
例えば、光伝送装置の一部(例えば、デジタル信号処理部11、BERモニタ部6、対向BERモニタ部12、全体制御部13及び局発光/送信光制御部14)をコンピュータで構成する場合、デジタル信号処理部11、BERモニタ部6、対向BERモニタ部12、全体制御部13及び局発光/送信光制御部14の処理内容を記述しているプログラムをコンピュータのメモリに格納し、当該コンピュータのCPUが当該メモリに格納されているプログラムを実行するようにすればよい。
図4はこの発明の実施の形態2による光伝送装置の全体制御部13及び局発光/送信光制御部14の処理内容(光伝送制御方法)を示すフローチャートである。
次に動作について説明する。
局発光の波長及びパワーを調整する際の処理内容は上記実施の形態1と同様であるため、ここでは、送信光源1により発振される送信光の波長を調整する際の処理内容を説明する。
なお、光伝送装置Aと光伝送装置Bの処理内容は同様であるため、ここでは、光伝送装置Aにおいて、送信光の波長を調整する際の処理内容を説明する。
光伝送装置Aの変調部2は、デジタル信号処理部11からデータ信号を受けると、送信光源1により発振された送信光を当該データ信号によって変調し、変調後の送信光である信号光を光伝送装置Bに送信する(波長分岐挿入多重部21、伝送路、波長分岐挿入多重部22を介して、送信信号光を光伝送装置Bに送信する)。
光伝送装置Bのコヒーレント受信部4は、光伝送装置Aから送信された信号光を受信すると、その信号光と局発光源3により発振された局発光(局発光/送信光制御部14により設定された波長の局発光)を干渉させることで当該信号光を復調し、復調後の信号光を電気信号に変換してデジタル信号処理部11に出力する。
光伝送装置Bのデジタル信号処理部11は、コヒーレント受信部4により変換された電気信号を受けると、その電気信号に対する分散補償処理や誤り訂正処理などのデジタル信号処理を実施することで、その電気信号からデータ信号(光伝送装置Aのデジタル信号処理部11から出力されたデータ信号)を抽出する。
光伝送装置BのBERモニタ部6は、デジタル信号処理部11がデータ信号を抽出すると、そのデータ信号の信号品質として、そのデータ信号のビット誤り率BERを測定し、そのビット誤り率BERを全体制御部13及びデジタル信号処理部11に出力する。
ここでは、BERモニタ部6がデータ信号の信号品質として、そのデータ信号の符号誤り率であるビット誤り率を測定するものを示すが、データ信号の信号品質として、そのデータ信号の符号誤り数であるビット誤り数を測定するようにしてもよい。
全体制御部13は、BERモニタ部6からビット誤り率BERを受けると、上記実施の形態1と同様に、局発光の波長及びパワーを調整することが可能であるが、上述したように、局発光の波長及びパワーを調整する際の処理内容の説明は省略する。
光伝送装置Bのデジタル信号処理部11は、BERモニタ部6からビット誤り率BERを受けると、そのビット誤り率BERを示す信号品質情報をデータ信号(送信データ信号)として光信号に変換し、その光信号を変調部2に出力する。
光伝送装置Bの変調部2は、デジタル信号処理部11から光信号であるデータ信号を受けると、送信光源1により発振された送信光を当該データ信号によって変調し、変調後の送信光である信号光を光伝送装置Aに送信する(波長分岐挿入多重部22、伝送路、波長分岐挿入多重部21を介して、送信信号光を光伝送装置Aに送信する)。
光伝送装置Aのコヒーレント受信部4は、光伝送装置Bから送信された信号光を受信すると、その信号光と局発光源3により発振された局発光(局発光/送信光制御部14により設定された波長の局発光)を干渉させることで当該信号光を復調し、復調後の信号光を電気信号に変換してデジタル信号処理部11に出力する。
光伝送装置Aのデジタル信号処理部11は、コヒーレント受信部4により変換された電気信号を受けると、その電気信号に対する分散補償処理や誤り訂正処理などのデジタル信号処理を実施することで、その電気信号からデータ信号(光伝送装置Bのデジタル信号処理部11から出力されたデータ信号)を抽出する。
光伝送装置Aの対向BERモニタ部12は、デジタル信号処理部11により抽出された受信データ信号が信号品質情報であれば、その信号品質情報を全体制御部13に出力する。
光伝送装置Aの全体制御部13は、対向BERモニタ部12から出力された信号品質情報を取得し、その信号品質情報が示すビット誤り率BER(光伝送装置Bでのビット誤り率BER)をモニタ値(B1)として保持する(ステップST31)。
光伝送装置Aの全体制御部13は、適正な送信光の波長を探索するために、送信光の波長を短波側に微変更する指示を局発光/送信光制御部14に出力する。この波長の微変更は、予め用意されている複数の波長間の間隔より小さな変更を意味する。
光伝送装置Aの局発光/送信光制御部14は、全体制御部13の指示の下、送信光源1により発振される送信光の波長を短波側に微変更する(ステップST32)。
光伝送装置Aのデジタル信号処理部11は、局発光/送信光制御部14が送信光の波長を短波側に微変更すると、入力されたデータ信号(送信データ信号)を光信号に変換して変調部2に出力する。
光伝送装置Aの変調部2は、デジタル信号処理部11からデータ信号を受けると、送信光源1により発振された波長微変更後の送信光を当該データ信号によって変調し、変調後の送信光である信号光を光伝送装置Bに送信する。
光伝送装置Bのコヒーレント受信部4は、光伝送装置Aから送信された信号光を受信すると、その信号光と局発光源3により発振された局発光を干渉させることで当該信号光を復調し、復調後の信号光を電気信号に変換してデジタル信号処理部11に出力する。
光伝送装置Bのデジタル信号処理部11は、コヒーレント受信部4により変換された電気信号を受けると、その電気信号に対して同様のデジタル信号処理を実施することで、その電気信号からデータ信号(光伝送装置Aのデジタル信号処理部11から出力されたデータ信号)を抽出する。
光伝送装置BのBERモニタ部6は、デジタル信号処理部11がデータ信号を抽出すると、そのデータ信号の信号品質として、そのデータ信号のビット誤り率BERを測定し、そのビット誤り率BERを全体制御部13及びデジタル信号処理部11に出力する。
光伝送装置Bのデジタル信号処理部11は、BERモニタ部6からビット誤り率BERを受けると、そのビット誤り率BERを示す信号品質情報をデータ信号(送信データ信号)として光信号に変換し、その光信号を変調部2に出力する。
光伝送装置Bの変調部2は、デジタル信号処理部11から光信号であるデータ信号を受けると、送信光源1により発振された送信光を当該データ信号によって変調し、変調後の送信光である信号光を光伝送装置Aに送信する。
光伝送装置Aのコヒーレント受信部4は、光伝送装置Bから送信された信号光を受信すると、その信号光と局発光源3により発振された局発光を干渉させることで当該信号光を復調し、復調後の信号光を電気信号に変換してデジタル信号処理部11に出力する。
光伝送装置Aのデジタル信号処理部11は、コヒーレント受信部4により変換された電気信号を受けると、その電気信号に対して同様のデジタル信号処理を実施することで、その電気信号からデータ信号(光伝送装置Bのデジタル信号処理部11から出力されたデータ信号)を抽出する。
光伝送装置Aの対向BERモニタ部12は、デジタル信号処理部11により抽出された受信データ信号が信号品質情報であれば、その信号品質情報を全体制御部13に出力する。
光伝送装置Aの全体制御部13は、対向BERモニタ部12から出力された信号品質情報を取得し、その信号品質情報が示すビット誤り率BER(光伝送装置Bでのビット誤り率BER)をモニタ値(B2)として保持する(ステップST33)。
光伝送装置Aの全体制御部13は、保持しているモニタ値(B1)とモニタ値(B2)を比較することで、送信光の波長を短波側に微変更することに伴って信号品質が劣化しているか否かを確認する(ステップST34)。
全体制御部13は、信号品質が劣化していなければ、ステップST32の処理に戻り、送信光の波長を更に短波側に微変更する指示を局発光/送信光制御部14に出力する。このとき、全体制御部13は、そのモニタ値(B2)をモニタ値(B1)として保持する。
光伝送装置Aの局発光/送信光制御部14は、全体制御部13の指示の下、送信光源1により発振される送信光の波長を更に短波側に微変更する(ステップST32)。
光伝送装置Aのデジタル信号処理部11は、局発光/送信光制御部14が送信光の波長を更に短波側に微変更すると、入力されたデータ信号(送信データ信号)を光信号に変換して変調部2に出力する。
光伝送装置Aの変調部2は、デジタル信号処理部11からデータ信号を受けると、送信光源1により発振された波長微変更後の送信光を当該データ信号によって変調し、変調後の送信光である信号光を光伝送装置Bに送信する。
光伝送装置Bのコヒーレント受信部4は、光伝送装置Aから送信された信号光を受信すると、その信号光と局発光源3により発振された局発光を干渉させることで当該信号光を復調し、復調後の信号光を電気信号に変換してデジタル信号処理部11に出力する。
光伝送装置Bのデジタル信号処理部11は、コヒーレント受信部4により変換された電気信号を受けると、その電気信号に対して同様のデジタル信号処理を実施することで、その電気信号からデータ信号(光伝送装置Aのデジタル信号処理部11から出力されたデータ信号)を抽出する。
光伝送装置BのBERモニタ部6は、デジタル信号処理部11がデータ信号を抽出すると、そのデータ信号の信号品質として、そのデータ信号のビット誤り率BERを測定し、そのビット誤り率BERを全体制御部13及びデジタル信号処理部11に出力する。
光伝送装置Bのデジタル信号処理部11は、BERモニタ部6からビット誤り率BERを受けると、そのビット誤り率BERを示す信号品質情報をデータ信号(送信データ信号)として光信号に変換し、その光信号を変調部2に出力する。
光伝送装置Bの変調部2は、デジタル信号処理部11から光信号であるデータ信号を受けると、送信光源1により発振された送信光を当該データ信号によって変調し、変調後の送信光である信号光を光伝送装置Aに送信する。
光伝送装置Aのコヒーレント受信部4は、光伝送装置Bから送信された信号光を受信すると、その信号光と局発光源3により発振された局発光を干渉させることで当該信号光を復調し、復調後の信号光を電気信号に変換してデジタル信号処理部11に出力する。
光伝送装置Aのデジタル信号処理部11は、コヒーレント受信部4により変換された電気信号を受けると、その電気信号に対して同様のデジタル信号処理を実施することで、その電気信号からデータ信号(光伝送装置Bのデジタル信号処理部11から出力されたデータ信号)を抽出する。
光伝送装置Aの対向BERモニタ部12は、デジタル信号処理部11により抽出された受信データ信号が信号品質情報であれば、その信号品質情報を全体制御部13に出力する。
光伝送装置Aの全体制御部13は、対向BERモニタ部12から出力された信号品質情報を取得し、その信号品質情報が示すビット誤り率BER(光伝送装置Bでのビット誤り率BER)をモニタ値(B2)として保持する(ステップST33)。
光伝送装置Aの全体制御部13は、保持しているモニタ値(B1)とモニタ値(B2)を比較することで、送信光の波長を更に短波側に微変更することに伴って信号品質が劣化しているか否かを確認する(ステップST34)。
全体制御部13は、信号品質が劣化していなければ、ステップST32の処理に戻り、送信光の波長を更に短波側に微変更する指示を局発光/送信光制御部14に出力する。
したがって、波長の微変更に伴って信号品質が劣化するまで、ステップST32〜ST34の処理が繰り返し実施される。
全体制御部13は、信号品質が劣化すると、送信光の波長を短波側に微変更する前の波長のときに取得した信号品質情報が示すビット誤り率BER(ステップST31で取得した信号品質情報が示すビット誤り率BER)をモニタ値(B1)として保持するとともに、短波長側への微変更に伴って信号品質が劣化したときのモニタ値(B2)を保持する。
光伝送装置Aの全体制御部13は、信号品質が劣化すると、ステップST31でビット誤り率BERが取得されたときの送信光の波長を基準にして、送信光の波長を長波側に微変更する指示を局発光/送信光制御部14に出力する。この波長の微変更は、予め用意されている複数の波長間の間隔より小さな変更を意味する。
この実施の形態2では、送信光の波長を長波側に微変更する場合の変更幅と、送信光の波長を短波側に微変更する場合の変更幅とが同一であることを想定している。
光伝送装置Aの局発光/送信光制御部14は、全体制御部13の指示の下、送信光源1により発振される送信光の波長を長波側に微変更する(ステップST35)。
光伝送装置Aのデジタル信号処理部11は、局発光/送信光制御部14が送信光の波長を長波側に微変更すると、入力されたデータ信号(送信データ信号)を光信号に変換して変調部2に出力する。
光伝送装置Aの変調部2は、デジタル信号処理部11からデータ信号を受けると、送信光源1により発振された波長微変更後の送信光を当該データ信号によって変調し、変調後の送信光である信号光を光伝送装置Bに送信する。
光伝送装置Bのコヒーレント受信部4は、光伝送装置Aから送信された信号光を受信すると、その信号光と局発光源3により発振された局発光を干渉させることで当該信号光を復調し、復調後の信号光を電気信号に変換してデジタル信号処理部11に出力する。
光伝送装置Bのデジタル信号処理部11は、コヒーレント受信部4により変換された電気信号を受けると、その電気信号に対して同様のデジタル信号処理を実施することで、その電気信号からデータ信号(光伝送装置Aのデジタル信号処理部11から出力されたデータ信号)を抽出する。
光伝送装置BのBERモニタ部6は、デジタル信号処理部11がデータ信号を抽出すると、そのデータ信号の信号品質として、そのデータ信号のビット誤り率BERを測定し、そのビット誤り率BERを全体制御部13及びデジタル信号処理部11に出力する。
光伝送装置Bのデジタル信号処理部11は、BERモニタ部6からビット誤り率BERを受けると、そのビット誤り率BERを示す信号品質情報をデータ信号(送信データ信号)として光信号に変換し、その光信号を変調部2に出力する。
光伝送装置Bの変調部2は、デジタル信号処理部11から光信号であるデータ信号を受けると、送信光源1により発振された送信光を当該データ信号によって変調し、変調後の送信光である信号光を光伝送装置Aに送信する。
光伝送装置Aのコヒーレント受信部4は、光伝送装置Bから送信された信号光を受信すると、その信号光と局発光源3により発振された局発光を干渉させることで当該信号光を復調し、復調後の信号光を電気信号に変換してデジタル信号処理部11に出力する。
光伝送装置Aのデジタル信号処理部11は、コヒーレント受信部4により変換された電気信号を受けると、その電気信号に対して同様のデジタル信号処理を実施することで、その電気信号からデータ信号(光伝送装置Bのデジタル信号処理部11から出力されたデータ信号)を抽出する。
光伝送装置Aの対向BERモニタ部12は、デジタル信号処理部11により抽出された受信データ信号が信号品質情報であれば、その信号品質情報を全体制御部13に出力する。
光伝送装置Aの全体制御部13は、対向BERモニタ部12から出力された信号品質情報を取得し、その信号品質情報が示すビット誤り率BER(光伝送装置Bでのビット誤り率BER)をモニタ値(B3)として保持する(ステップST36)。
光伝送装置Aの全体制御部13は、保持しているモニタ値(B1)とモニタ値(B3)を比較することで、送信光の波長を長波側に微変更することに伴って信号品質が劣化しているか否かを確認する(ステップST37)。
全体制御部13は、信号品質が劣化していなければ、ステップST35の処理に戻り、送信光の波長を更に長波側に微変更する指示を局発光/送信光制御部14に出力する。このとき、全体制御部13は、そのモニタ値(B3)をモニタ値(B1)として保持する。
光伝送装置Aの局発光/送信光制御部14は、全体制御部13の指示の下、送信光源1により発振される送信光の波長を更に長波側に微変更する(ステップST35)。
光伝送装置Aのデジタル信号処理部11は、局発光/送信光制御部14が送信光の波長を更に長波側に微変更すると、入力されたデータ信号(送信データ信号)を光信号に変換して変調部2に出力する。
光伝送装置Aの変調部2は、デジタル信号処理部11からデータ信号を受けると、送信光源1により発振された波長微変更後の送信光を当該データ信号によって変調し、変調後の送信光である信号光を光伝送装置Bに送信する。
光伝送装置Bのコヒーレント受信部4は、光伝送装置Aから送信された信号光を受信すると、その信号光と局発光源3により発振された局発光を干渉させることで当該信号光を復調し、復調後の信号光を電気信号に変換してデジタル信号処理部11に出力する。
光伝送装置Bのデジタル信号処理部11は、コヒーレント受信部4により変換された電気信号を受けると、その電気信号に対して同様のデジタル信号処理を実施することで、その電気信号からデータ信号(光伝送装置Aのデジタル信号処理部11から出力されたデータ信号)を抽出する。
光伝送装置BのBERモニタ部6は、デジタル信号処理部11がデータ信号を抽出すると、そのデータ信号の信号品質として、そのデータ信号のビット誤り率BERを測定し、そのビット誤り率BERを全体制御部13及びデジタル信号処理部11に出力する。
光伝送装置Bのデジタル信号処理部11は、BERモニタ部6からビット誤り率BERを受けると、そのビット誤り率BERを示す信号品質情報をデータ信号(送信データ信号)として光信号に変換し、その光信号を変調部2に出力する。
光伝送装置Bの変調部2は、デジタル信号処理部11から光信号であるデータ信号を受けると、送信光源1により発振された送信光を当該データ信号によって変調し、変調後の送信光である信号光を光伝送装置Aに送信する。
光伝送装置Aのコヒーレント受信部4は、光伝送装置Bから送信された信号光を受信すると、その信号光と局発光源3により発振された局発光を干渉させることで当該信号光を復調し、復調後の信号光を電気信号に変換してデジタル信号処理部11に出力する。
光伝送装置Aのデジタル信号処理部11は、コヒーレント受信部4により変換された電気信号を受けると、その電気信号に対して同様のデジタル信号処理を実施することで、その電気信号からデータ信号(光伝送装置Bのデジタル信号処理部11から出力されたデータ信号)を抽出する。
光伝送装置Aの対向BERモニタ部12は、デジタル信号処理部11により抽出された受信データ信号が信号品質情報であれば、その信号品質情報を全体制御部13に出力する。
光伝送装置Aの全体制御部13は、対向BERモニタ部12から出力された信号品質情報を取得し、その信号品質情報が示すビット誤り率BER(光伝送装置Bでのビット誤り率BER)をモニタ値(B3)として保持する(ステップST36)。
光伝送装置Aの全体制御部13は、保持しているモニタ値(B1)とモニタ値(B3)を比較することで、送信光の波長を更に長波側に微変更することに伴って信号品質が劣化しているか否かを確認する(ステップST37)。
全体制御部13は、信号品質が劣化していなければ、ステップST35の処理に戻り、送信光の波長を更に長波側に微変更する指示を局発光/送信光制御部14に出力する。
したがって、波長の微変更に伴って信号品質が劣化するまで、ステップST35〜ST37の処理が繰り返し実施される。
光伝送装置Aの全体制御部13は、信号品質が劣化すると、短波長側への微変更に伴って信号品質が劣化したときのモニタ値であるモニタ値(B2)が測定されたときの波長(以下、「波長G」と称する)と、長波長側への微変更に伴って信号品質が劣化したときのモニタ値であるモニタ値(B3)が測定されたときの波長(以下、「波長H」と称する)とを用いて、適正な局発光の波長Iに決定する。
例えば、下記の式(3)によって、適正な局発光の波長Iを計算するが、式(3)の計算結果が小数点を含む場合には小数点以下を切り捨てるようにする。あるいは小数点以下を四捨五入するようにする。
I=(G+H)/2 (3)
光伝送装置Aの局発光/送信光制御部14は、全体制御部13により決定された波長Iを送信光源1により発振される送信光の波長に設定する(ステップST38)。
ここでは、光伝送装置Aの局発光/送信光制御部14が、全体制御部13の指示の下、送信光源1により発振される送信光の波長を短波側又は長波長側に微変更するものを示したが、波長分岐挿入多重部21の全体制御部21aは、局発光/送信光制御部14が、全体制御部13の指示の下、送信光源1の波長を変化させると、光伝送装置Aから送信された信号光の通過を許可するフィルタ波長をフィルタ制御部21bに指示するとともに、光伝送装置Bから送信された信号光の通過を許可するフィルタ波長をフィルタ制御部21bに指示する。
例えば、送信光源1により発振される送信光の波長を短波側に微変更された場合、波長微変更後の送信光の変調信号光(送信信号光)がフィルタ21cを通過できるように、フィルタ21cのフィルタ波長を短波側に微変更する。
また、送信光源1により発振される送信光の波長を長波側に微変更された場合、波長微変更後の送信光の変調信号光(送信信号光)がフィルタ21cを通過できるように、フィルタ21cのフィルタ波長を長波側に微変更する。
また、光伝送装置Bにおける局発光の波長及びパワーの調整処理が常時有効である場合、光伝送装置Bにおける局発光が常に受信信号光にロックしている状態(光伝送装置Bにおける局発光が受信信号光に対して常に最適な波長になっている状態)になるので、光伝送装置Aにおいて、例えば、送信光源1により発振される送信光の波長を短波側に微変更した場合、光伝送装置Bにおける局発光の波長が、光伝送装置Aから送信された送信光の波長(=光伝送装置Bにおける受信信号光の波長)と一致するようになる。そのため、光伝送装置Bにおいて、送信光の波長を調整する処理を実施していなくても、光伝送装置Bから光伝送装置Aに送信される信号光の波長も短波側に微変更される。
そこで、波長分岐挿入多重部21の全体制御部21aは、光伝送装置Aの送信光源1により発振される送信光の波長が短波側に微変更された場合、光伝送装置Bから送信された変調信号光(受信信号光)がフィルタ21dを通過できるように、フィルタ21dのフィルタ波長を短波側に微変更する。
一方、光伝送装置Aの送信光源1により発振される送信光の波長が長波側に微変更された場合、光伝送装置Bから送信された変調信号光(受信信号光)がフィルタ21dを通過できるように、フィルタ21dのフィルタ波長を長波側に微変更する。
これにより、信号断を伴うことなく、送信光の波長を変化させることができるため、波長デフラグが可能になる。
図3には記述していないが、光伝送装置Aと光伝送装置Bの間に中継局が存在している場合には、送信光源1により発振される送信光の波長が短波側に微変更されれば、その中継局のフィルタのフィルタ波長も短波側に微変更し、送信光源1により発振される送信光の波長が長波側に微変更されれば、その中継局のフィルタのフィルタ波長も長波側に微変更する。
なお、この実施の形態2の場合、中継局のフィルタに対するフィルタ波長の変更指令は、光伝送装置Aの全体制御部13が出力する。
以上で明らかなように、この実施の形態2によれば、局発光/送信光制御部14が、全体制御部13の制御の下、対向BERモニタ部12から出力された信号品質情報が示すビット誤り率BERが減少(信号品質が向上)するように、送信光源1により発振される送信光の波長を調整するように構成したので、上記実施の形態1と同様に、信号光の高精度な受信性能を実現することができる効果を奏する。
実施の形態3.
上記実施の形態2では、送信光源1と局発光源3を搭載している光伝送装置A,Bについて示したが、1つの光源により発振される光を送信光及び局発光として用いるようにしてもよい。
図5はこの発明の実施の形態3による光伝送装置を示す構成図であり、図において、図3と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
光波長制御部31は例えばCPUを実装している半導体集積回路、あるいは、ワンチップマイコンなどから構成されており、全体制御部13の制御の下、送受信光源32により発振される送受信光の波長を設定するとともに、BERモニタ部6により測定されたビット誤り率BER及び対向BERモニタ部12から出力された信号品質情報(対向側の光伝送装置から送信された信号品質情報)が示すビット誤り率BERが減少(信号品質が向上)するように、送受信光源32により発振される送受信光の波長を調整する処理を実施する。
なお、全体制御部13及び光波長制御部31から局発光調整手段及び送信光調整手段が構成されている。
送受信光源32は送受信光を発振する光源である。
カプラ33は送受信光源32により発振された送受信光を分岐し、一方の光を送信光として変調部2に出力し、他方の光を局発光としてコヒーレント受信部4に出力する光分岐器である。
図5の例では、光伝送装置の構成要素である変調部2、コヒーレント受信部4、デジタル信号処理部11、BERモニタ部6、対向BERモニタ部12、全体制御部13、光波長制御部31、送受信光源32及びカプラ33のそれぞれが専用のハードウェアで構成されているものを想定しているが、光伝送装置の全部又は一部がコンピュータで構成されていてもよい。
例えば、光伝送装置の一部(例えば、デジタル信号処理部11、BERモニタ部6、対向BERモニタ部12、全体制御部13及び光波長制御部31)をコンピュータで構成する場合、デジタル信号処理部11、BERモニタ部6、対向BERモニタ部12、全体制御部13及び光波長制御部31の処理内容を記述しているプログラムをコンピュータのメモリに格納し、当該コンピュータのCPUが当該メモリに格納されているプログラムを実行するようにすればよい。
図6はこの発明の実施の形態3による光伝送装置の全体制御部13及び光波長制御部31の処理内容(光伝送制御方法)を示すフローチャートである。
次に動作について説明する。
この実施の形態3では、送受信光源32により発振された送受信光を送信光として用いるとともに、その送受信光を局発光として用いるようにしている。
このため、送信光の波長を変化させると、局発光の波長まで変化することになる。そのため、例えば、光伝送装置Aにおいて、波長の調整処理を実施する際には、光伝送装置Bでは、波長の調整処理を実施しないようにする。
即ち、いずれか一方の光伝送装置だけが波長の調整処理を実施するようにする。
この実施の形態3では、光伝送装置Bがビット誤り率BERを測定し、そのビット誤り率BERを示す信号品質情報を光伝送装置Aに送信する処理、光伝送装置Aの対向BERモニタ部12が光伝送装置Bから送信された送信データ信号が信号品質情報であれば、その信号品質情報を全体制御部13に出力する処理や、光伝送装置AのBERモニタ部6がビット誤り率BERを測定する処理などは、上記実施の形態2と同様であるため詳細な説明を省略する。
光伝送装置Aの全体制御部13は、送受信光源32により発振される送受信光の波長を短波長側に微変更する指示を光波長制御部31に出力する。
光伝送装置Aの光波長制御部31は、全体制御部13から送受信光の波長を短波長側に微変更する指示を受けると、送受信光の波長を短波長側に微変更する処理を繰り返し実施する(ステップST51)。
即ち、光波長制御部31は、予め設定されている回数だけ、送受信光の波長を短波長側に微変更する処理を繰り返し、送受信光の波長を短波長側に微変更する毎に、波長微変更後の送受信光を発振する。
光伝送装置Aのカプラ33は、送受信光源32により発振された送受信光を分岐し、一方の光を送信光として変調部2に出力し、他方の光を局発光としてコヒーレント受信部4に出力する。
光伝送装置AのBERモニタ部6は、光波長制御部31が送受信光の波長を短波長側に微変更する毎に、デジタル信号処理部11により抽出されたデータ信号の信号品質として、そのデータ信号のビット誤り率BERを測定し、そのビット誤り率BERを全体制御部13及びデジタル信号処理部11に出力する。
光伝送装置Aの対向BERモニタ部12は、光波長制御部31が送受信光の波長を短波長側に微変更する毎に、デジタル信号処理部11により抽出されたデータ信号が信号品質情報であれば、その信号品質情報を全体制御部13に出力する。
光伝送装置Aの全体制御部13は、光波長制御部31が送受信光の波長を短波長側に微変更する毎に、BERモニタ部6から出力されたビット誤り率BERと、対向BERモニタ部12から出力された信号品質情報とを取得して、そのビット誤り率BERと信号品質情報を保存する(ステップST52)。
例えば、送受信光の波長を短波長側に微変更する回数がN回に設定されている場合、N個のビット誤り率BERとN個の信号品質情報を保存する。
次に、光伝送装置Aの全体制御部13は、送受信光の波長を短波長側に微変更する前の波長を基準にして、送受信光源32により発振される送受信光の波長を長波長側に微変更する指示を光波長制御部31に出力する。
光伝送装置Aの光波長制御部31は、全体制御部13から送受信光の波長を長波長側に微変更する指示を受けると、送受信光の波長を長波長側に微変更する処理を繰り返し実施する(ステップST53)。
即ち、光波長制御部31は、予め設定されている回数だけ、送受信光の波長を長波長側に微変更する処理を繰り返し、送受信光の波長を長波長側に微変更する毎に、波長微変更後の送受信光を発振する。
光伝送装置Aのカプラ33は、送受信光源32により発振された送受信光を分岐し、一方の光を送信光として変調部2に出力し、他方の光を局発光としてコヒーレント受信部4に出力する。
光伝送装置AのBERモニタ部6は、光波長制御部31が送受信光の波長を長波長側に微変更する毎に、デジタル信号処理部11により抽出されたデータ信号の信号品質として、そのデータ信号のビット誤り率BERを測定し、そのビット誤り率BERを全体制御部13及びデジタル信号処理部11に出力する。
光伝送装置Aの対向BERモニタ部12は、光波長制御部31が送受信光の波長を長波長側に微変更する毎に、デジタル信号処理部11により抽出されたデータ信号が信号品質情報であれば、その信号品質情報を全体制御部13に出力する。
光伝送装置Aの全体制御部13は、光波長制御部31が送受信光の波長を長波長側に微変更する毎に、BERモニタ部6から出力されたビット誤り率BERと、対向BERモニタ部12から出力された信号品質情報とを取得して、そのビット誤り率BERと信号品質情報を保存する(ステップST54)。
例えば、送受信光の波長を長波長側に微変更する回数がM回に設定されている場合、M個のビット誤り率BERとM個の信号品質情報を保存する。ただし、M=Nでもよいし、M≠Nでもよい
光伝送装置Aの全体制御部13は、(N+M)個のビット誤り率BERを保存すると、(N+M)個のビット誤り率BERの中で、最小のビット誤り率BERmin1を特定し、最小のビット誤り率BERmin1が測定されたときの送受信光の波長λ1を特定する。
また、全体制御部13は、(N+M)個の信号品質情報を保存すると、(N+M)個の信号品質情報が示すビット誤り率BERの中で、最小のビット誤り率BERmin2を特定し、最小のビット誤り率BERmin2が測定されたときの送受信光の波長λ2を特定する。
光伝送装置Aの全体制御部13は、送受信光の波長λ1,λ2を特定すると、送受信光の波長λ1と送受信光の波長λ2の中間の値(例えば、波長λ1と波長λ2の平均値)を送受信光の最適な波長に決定する。
光伝送装置Aの光波長制御部31は、全体制御部13により決定された波長を送受信光源32により発振される送受信光の波長に設定する(ステップST55)。
以上で明らかなように、この実施の形態3によれば、光波長制御部31が、全体制御部13の制御の下、BERモニタ部6により測定されたビット誤り率BER及び対向BERモニタ部12から出力された信号品質情報(対向側の光伝送装置から送信された信号品質情報)が示すビット誤り率BERが減少(信号品質が向上)するように、送受信光源32により発振される送受信光の波長を調整するように構成したので、上記実施の形態1と同様に、信号光の高精度な受信性能を実現することができる効果を奏する。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 送信光源、2 変調部(光変調手段)、3 局発光源、4 コヒーレント受信部(コヒーレント受信手段)、5 デジタル信号処理部(データ信号抽出手段)、6 BERモニタ部(品質測定手段)、7 全体制御部(局発光調整処理設定手段、局発光調整手段)、8 局発光/送信光制御部(局発光調整手段)、11 デジタル信号処理部(データ信号抽出手段、信号品質情報送受信手段)12 対向BERモニタ部(信号品質情報送受信手段)、13 全体制御部(局発光調整処理設定手段、送信光調整処理設定手段、局発光調整手段、送信光調整手段)、14 局発光/送信光制御部(局発光調整手段、送信光調整手段)、21,22 波長分岐挿入多重部(波長分岐挿入多重手段)、21a,22a 全体制御部、21b,22b フィルタ制御部、21c,21d,22c,22d フィルタ、31 光波長制御部(局発光調整手段、送信光調整手段)、32 送受信光源、33 カプラ。

Claims (9)

  1. 局発光を発振する局発光源と、
    データ信号によって変調されている信号光を受信し、前記信号光と前記局発光源により発振された局発光を干渉させて前記信号光を復調するコヒーレント受信手段と、
    前記コヒーレント受信手段により復調された信号光から前記データ信号を抽出するデータ信号抽出手段と、
    前記データ信号抽出手段により抽出されたデータ信号の信号品質を測定する品質測定手段と、
    前記品質測定手段により測定される信号品質が高まるように、前記局発光源により発振される局発光の波長及びパワーを調整する局発光調整手段と
    を備えた光伝送装置。
  2. 送信光を発振する送信光源と、
    前記送信光源により発振された送信光をデータ信号によって変調し、変調後の送信光である信号光を対向側の光伝送装置に送信する光変調手段と、
    前記品質測定手段により測定された信号品質を示す信号品質情報をデータ信号として前記光変調手段に出力することで、前記信号品質情報を前記対向側の光伝送装置に送信させる一方、前記データ信号抽出手段により抽出されたデータ信号から、前記対向側の光伝送装置から送信された信号品質情報を取り出す信号品質情報送受信手段と、
    前記信号品質情報送受信手段により取り出される信号品質情報が示す信号品質が高まるように、前記送信光源により発振される送信光の波長を調整する送信光調整手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の光伝送装置。
  3. 送信光を発振する送信光源と、
    前記送信光源により発振された送信光をデータ信号によって変調し、変調後の送信光である信号光を対向側の光伝送装置に送信する光変調手段と、
    局発光を発振する局発光源と、
    前記対向側の光伝送装置から送信された信号光を受信し、前記信号光と前記局発光源により発振された局発光を干渉させて前記信号光を復調するコヒーレント受信手段と、
    前記コヒーレント受信手段により復調された信号光から前記データ信号を抽出するデータ信号抽出手段と、
    前記データ信号抽出手段により抽出されたデータ信号の信号品質を測定する品質測定手段と、
    前記品質測定手段により測定された信号品質を示す信号品質情報をデータ信号として前記光変調手段に出力することで、前記信号品質情報を前記対向側の光伝送装置に送信させる一方、前記データ信号抽出手段により抽出されたデータ信号から、前記対向側の光伝送装置から送信された信号品質情報を取り出す信号品質情報送受信手段と、
    前記信号品質情報送受信手段により取り出される信号品質情報が示す信号品質が高まるように、前記送信光源により発振される送信光の波長を調整する送信光調整手段と
    を備えた光伝送装置。
  4. 前記品質測定手段は、前記データ信号抽出手段により抽出されたデータ信号の信号品質として、前記データ信号の符号誤り率又は符号誤り数を測定することを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の光伝送装置。
  5. 前記局発光調整手段による局発光の波長及びパワーの調整処理を常時有効にするか、外部から手動調整指示を受けたときにだけ有効にするかを設定する局発光調整処理設定手段を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の光伝送装置。
  6. 前記送信光調整手段による送信光の波長の調整処理を常時有効にするか、外部から手動調整指示を受けたときにだけ有効にするかを設定する送信光調整処理設定手段を備えたことを特徴とする請求項2または請求項3記載の光伝送装置。
  7. 前記光変調手段から送信された信号光を前記対向側の光伝送装置に出力する一方、前記対向側の光伝送装置から送信された信号光を前記コヒーレント受信手段に出力する波長分岐挿入多重手段を備えており、
    前記対向側の光伝送装置における局発光の波長及びパワーの調整処理が常時有効である場合、
    前記波長分岐挿入多重手段は、前記送信光調整手段が前記送信光源の波長を変化させる際、前記光変調手段から前記対向側の光伝送装置に出力する信号光に対するフィルタ波長及び前記対向側の光伝送装置から前記コヒーレント受信手段に出力する信号光に対するフィルタ波長を変化させることを特徴とする請求項2または請求項3記載の光伝送装置。
  8. 局発光源が、局発光を発振する局発光発振処理ステップと、
    コヒーレント受信手段が、データ信号によって変調されている信号光を受信し、前記信号光と前記局発光発振処理ステップで発振された局発光を干渉させて前記信号光を復調するコヒーレント受信処理ステップと、
    データ信号抽出手段が、前記コヒーレント受信処理ステップで復調された信号光から前記データ信号を抽出するデータ信号抽出処理ステップと、
    品質測定手段が、前記データ信号抽出処理ステップで抽出されたデータ信号の信号品質を測定する品質測定処理ステップと、
    局発光調整手段が、前記品質測定処理ステップで測定される信号品質が高まるように、前記局発光発振処理ステップで発振される局発光の波長及びパワーを調整する局発光調整処理ステップと
    を備えた光伝送制御方法。
  9. 送信光源が、送信光を発振する送信光発振処理ステップと、
    光変調手段が、前記送信光発振処理ステップで発振された送信光をデータ信号によって変調し、変調後の送信光である信号光を対向側の光伝送装置に送信する光変調処理ステップと、
    局発光源が、局発光を発振する局発光発振処理ステップと、
    コヒーレント受信手段が、前記対向側の光伝送装置から送信された信号光を受信し、前記信号光と前記局発光発振処理ステップで発振された局発光を干渉させて前記信号光を復調するコヒーレント受信処理ステップと、
    データ信号抽出手段が、前記コヒーレント受信処理ステップで復調された信号光から前記データ信号を抽出するデータ信号抽出処理ステップと、
    品質測定手段が、前記データ信号抽出処理ステップで抽出されたデータ信号の信号品質を測定する品質測定処理ステップと、
    信号品質情報送受信手段が、前記品質測定処理ステップで測定された信号品質を示す信号品質情報をデータ信号として前記光変調手段に出力することで、前記信号品質情報を前記対向側の光伝送装置に送信させる一方、前記データ信号抽出処理ステップで抽出されたデータ信号から、前記対向側の光伝送装置から送信された信号品質情報を取り出す信号品質情報送受信処理ステップと、
    送信光調整手段が、前記信号品質情報送受信処理ステップで取り出される信号品質情報が示す信号品質が高まるように、前記送信光発振処理ステップで発振される送信光の波長を調整する送信光調整処理ステップと
    を備えた光伝送制御方法。
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