JP2015170794A - ファイバーレーザ装置 - Google Patents

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蕪木 清幸
Kiyoyuki Kaburagi
清幸 蕪木
理 大澤
Osamu Osawa
理 大澤
寛之 高田
Hiroyuki Takada
寛之 高田
正明 山嵜
Masaaki Yamazaki
正明 山嵜
石井 修
Osamu Ishii
修 石井
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【課題】波長616nmまたはその近傍のレーザ光を高い強度で選択的に発振することができるファイバーレーザ装置を提供する。【解決手段】蛍光を発する発光物質としてプラセオジムイオンが含有されたコアを有する光ファイバーと、光ファイバーの一端面に配置された入射側ミラーおよび光ファイバーの他端面に配置された出射側ミラーよりなる共振器とを備え、励起光を入射側ミラーを介して光ファイバーの一端面に入射することにより、出射側ミラーからレーザ光を発振するファイバーレーザ装置において、入射側ミラーおよび出射側ミラーは誘電体多層膜よりなり、出射側ミラーは、616nm?3nmの波長域のいずれかの波長において反射率が95%?1%、605nmの波長において反射率が90%以下または97%以上で、635nmの波長において反射率が90%以下である分光反射率特性を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、光ファイバーの両端面に共振器が配置されてなるファイバーレーザ装置に関する。
分光方式の3Dシネマプロジェクタにおいては、赤色、緑色および青色の各色の光源として、互いに波長が15nm以上異なる2種類の光源が必要とされる。このような3Dシネマプロジェクタに用いられる光源としては、色再現性および寿命特性の観点から、レーザ光源を採用することが計画されている。
この3Dシネマプロジェクタにおいて、2種類の赤色レーザ光源のうち、一方の赤色レーザ光源としては、高い出力が得られることから、発振波長が640nmのレーザダイオードが採用されている。このため、他方の赤色レーザ光源には、波長625nm(640nm−15nm)以下または波長655nm(640nm+15nm)以上のレーザ光を発振するものであることが必要とされる。然るに、現在、発振波長が625nmの高出力レーザダイオードを得ることが困難である。従って、他方の赤色レーザ光源としては、発振波長が655nmのレーザダイオードを用いることが検討されている。
しかしながら、波長655nmの光の視感度(0.0816)は、例えば波長613nmの光の視感度(0.4656)に比べて極めて低い。そのため、他方の赤色レーザ光源として、発振波長が655nmのレーザダイオードを使用した場合には、十分な明るさを確保するために、大きいエネルギーが必要である、という問題がある。
ところで、レーザダイオード以外のレーザ光源としては、フッ化物ガラス中に希土類元素イオンがドープされたコアを有する光ファイバーを、レーザダイオードによって励起するファイバーレーザ装置が知られている(特許文献1乃至特許文献4参照。)。
図12は、フッ化アルミニウムを主成分としたフッ化物ガラス中にプラセオジムイオン(Pr3+)がドープされた材料の蛍光スペクトルを示す図である。この図に示すように、プラセオジムイオン(Pr3+)がドープされた材料においては、波長605nmおよび波長635nmにピークを有する蛍光スペクトルが得られる。従って、光ファイバーにドープされる希土類元素イオンとして、プラセオジムイオンを用いた場合には、発振波長が605nmまたは635nmのファイバーレーザ装置を得ることが可能である。
しかしながら、3Dシネマプロジェクタにおける他方の赤色レーザ光源としては、発振波長が625nmであることが必要であるため、発振波長が635nmのファイバーレーザ装置を使用することはできない。
また、DCI(Digital Cinema Initiatives)規格においては、赤色光の色再現限界値が613nmである。このため、3Dシネマプロジェクタにおける他方の赤色レーザ光源として、発振波長が605nmのファイバーレーザ装置を使用することはできない。
このように、3Dシネマプロジェクタにおける他方の赤色レーザ光源として使用可能な波長613〜625nmのレーザ光を発振するファイバーレーザ装置は製品化されておらず、その製品開発が望まれている。
特開平11−017266号公報 特開平11−204862号公報 特開2010−080927号公報 特開平04−127591号公報
本発明の目的は、波長616nmまたはその近傍のレーザ光を高い強度で選択的に発振することができるファイバーレーザ装置を提供することにある。
本発明のファイバーレーザ装置は、蛍光を発する発光物質としてプラセオジムイオンが含有されたコアを有する光ファイバーと、この光ファイバーの一端面に配置された入射側ミラーおよび当該光ファイバーの他端面に配置された出射側ミラーよりなる共振器とを備えてなり、励起光を前記入射側ミラーを介して前記光ファイバーの一端面に入射することにより、前記出射側ミラーからレーザ光を発振するファイバーレーザ装置において、
前記入射側ミラーおよび前記出射側ミラーの各々は、誘電体多層膜によって構成されており、
前記出射側ミラーは、616nm±3nmの波長域のいずれかの波長において反射率が95%±1%で、605nmの波長において反射率が90%以下または97%以上であり、かつ、635nmの波長において反射率が90%以下である分光反射率特性を有することを特徴とする。
本発明のファイバーレーザ装置によれば、共振器を構成する出射側ミラーが、特定の分光反射率特性を有するため、波長616nmまたはその近傍のレーザ光を高い強度で選択的に発振することができる。
本発明のファイバーレーザ装置の一例における構成を示す説明用断面図である。 入射側ミラーの一例における分光反射率曲線図である。 出射側ミラーの一例における分光反射率曲線図である。 図3に示す分光反射率曲線の部分拡大図である。 出射側ミラーの他の例における分光反射率曲線図である。 図5に示す分光反射率曲線の部分拡大図である。 比較例1における出射側ミラーの分光反射率曲線図である。 図7に示す分光反射率曲線の部分拡大図である。 実施例1に係るファイバーレーザ装置から発振されるレーザ光の分光スペクトルを示す図である。 実施例2に係るファイバーレーザ装置から発振されるレーザ光の分光スペクトルを示す図である。 比較例1に係るファイバーレーザ装置から発振されるレーザ光の分光スペクトルを示す図である。 フッ化アルミニウムを主成分としたフッ化物ガラス中にプラセオジムイオン(Pr3+)がドープされた材料の蛍光スペクトルを示す図である。
以下、本発明のファイバーレーザ装置の実施の形態について説明する。
[ファイバーレーザ装置の構成]
図1は、本発明のファイバーレーザ装置の一例における構成を示す説明用断面図である。このファイバーレーザ装置は、励起光を受けて蛍光を発する光ファイバー10と、光ファイバー10内に発生した蛍光を共振する共振器20と、光ファイバー10に入射される励起光を出射する励起用レーザ素子30と、光ファイバー10および励起用レーザ素子30を結合するための結合用レンズユニット35とを備えてなる。
[光ファイバー]
光ファイバー10は、レーザ媒質となる断面円形の線状のコア15と、このコア15の外周面を覆うよう一体的に設けられた円筒状のクラッド16とにより構成されている。この光ファイバー10は、例えばジルコニアよりなる円筒状のファイバーチューブ17内に挿入されている。光ファイバー10におけるクラッド16とファイバーチューブ17とは、例えば耐熱性接着剤によって接着されている。
また、光ファイバー10の両端面は、発振波長(例えば616nm)の波長λに対して、1/5λの精度で鏡面仕上げが施されている。これにより、光ファイバー10の一端面(図において左端面)は、励起光が入射される入射側端面11とされ、光ファイバー10の他端面が、レーザ光が出射される出射側端面12とされている。
光ファイバー10におけるコア15を構成する材料としては、母材中に、励起光を受けて蛍光を発する発光物質としてプラセオジムイオン(Pr3+)が含有されてなるものが用いられる。
コア15の母材としては、AlF3 −BaF2 −SrF2 −CaF2 −MgF2 −YF3 等のフッ化アルミニウムを主成分としたフッ化物ガラス、ZBLANP(ZrF4 −BaF2 −LaF3 −AlF3 −NaF−PbF2 )等のZr系フッ化物ガラスなどを用いることができる。
コア15中におけるプラセオジムイオンの割合は、例えば500〜6000ppmである。
光ファイバー10におけるクラッド16を構成する材料としては、Al系フッ化物ガラス、Zr系フッ化物ガラスなどを用いることができる。
光ファイバー10の全長は、例えば30〜100mmである。
また、光ファイバー10におけるコア15の外径は、例えば7〜40μmである。
[共振器]
共振器20は、光ファイバー10の入射側端面11に配置された入射側ミラー21と、光ファイバー10の出射側端面12に配置された出射側ミラー22とにより構成されている。
共振器20における入射側ミラー21および出射側ミラー22の各々は、例えばSiO2 よりなる低屈折率層と例えばTa2 5 よりなる高屈折率層とが交互に積層されてなる誘電体多層膜により構成されている。入射側ミラー21および出射側ミラー22を構成する誘電体多層膜の厚みは、2〜5μmであることが好ましい。この厚みが過小である場合には、所望の分光反射率特性を実現することが困難である。一方、この厚みが過大である場合には、ファイバー軸に対して角度を持った光が入射側ミラー21または出射側ミラー22で反射される際に、コア15中に戻らない光(損失)が増加し、レーザの効率が悪くなる。
入射側ミラー21を構成する誘電体多層膜における低屈折率層および高屈折率層の層数は、それぞれ10〜25層(合計で20〜50層)である。
また、出射側ミラー22を構成する誘電体多層膜における低屈折率層および高屈折率層の層数は、それぞれ10〜25層(合計で20〜50層)である。
入射側ミラー21としては、励起用レーザ素子30からの励起光の透過率が大きく、発振されるレーザ光の波長域の光の反射率が大きいものが用いられる。
出射側ミラー22としては、616nm±3nmの波長域のいずれかの波長において反射率が95%±1%である分光反射率特性を有するものが用いられる。出射側ミラー22における616nm±3nmの波長域の光の反射率が過小である場合には、コア15の内部での蓄積エネルギーが十分でないため、励起光の入射エネルギーの閾値(レーザ発振の閾値)が大きくなり、効率が悪くなる。一方、出射側ミラー22における616nm±3nmの波長域の光の反射率が過大である場合には、コア15内でのわずかな吸収や拡散等により取り出し出力が減少する。実験的には、95%が最適であることが判明している。
また、共振器20は、下記の条件(1)および条件(2)の少なくとも一つを満足するものである。
条件(1):
出射側ミラー22が、605nmの波長において反射率が90%以下であり、かつ、635nmの波長において反射率が90%以下である分光反射率特性を有する。
条件(2):
出射側ミラー22が、605nmの波長において反射率が97%以上であり、かつ、635nmの波長において反射率が90%以下である分光反射率特性を有する。
上記の条件(1)を満足することにより、光ファイバー10のコア15中において、波長605nmまたはその近傍の光が、その増幅が不十分で反転分布状態にならないため、レーザ発振することを防止することができる。
同様に、上記の条件(1)および条件(2)のいずれかを満足することにより、光ファイバー10のコア15中において、波長635nmまたはその近傍の光が、レーザ発振することを防止することができる。
また、上記の条件(2)を満足することにより、波長605nmまたはその近傍の光は、吸収損失が大きくなるため、レーザ発振した光を出射側ミラー22から放射することを防止することができる。
上記の条件(1)および条件(2)のいずれも満足しない場合には、波長605nm若しくはその近傍のレーザ光、または635nm若しくはその近傍のレーザ光が発振されるおそれがある。
尚、入射側ミラー21または出射側ミラー22に半値幅10nm程度の狭帯域ミラーを使用して発振波長を制限することも可能であるが、誘電体多層膜の層数が80層(8μm)以上必要であり、このようなミラーを用いた場合には、前述したようにレーザの効率が極端に悪くなってしまう。
入射側ミラー21の一例を挙げると、23層のSiO2 よりなる低屈折率層と23層のTa2 5 よりなる高屈折率層とが交互に積層された誘電体多層膜によって構成され、低屈折率層の厚みの合計が1.6μm、高屈折率層の厚みの合計が2.3μmである。この例の入射側ミラー21の分光反射率曲線図を図2に示す。この入射側ミラー21は、波長560〜620nmの波長域の光の反射率が99%以上で、波長430〜480nmの光の透過率が95%以上である。
出射側ミラー22の一例を挙げると、14層のSiO2 よりなる低屈折率層と14層のTa2 5 よりなる高屈折率層とが交互に積層された誘電体多層膜によって構成され、低屈折率層の厚みの合計が1.8μm、高屈折率層の厚みの合計が1.1μmである。この例の出射側ミラー22の分光反射率曲線図を図3に示し、この図3に示す分光反射率曲線の部分拡大図を図4に示す。この出射側ミラー22は、上記の条件(1)を満足するものであり、波長616nmの光の反射率が95%、波長605nmの光の反射率が86%、波長635nmの光の反射率が90%である。
出射側ミラー22の他の例を挙げると、21層のSiO2 よりなる低屈折率層と21層のTa2 5 よりなる高屈折率層とが交互に積層された誘電体多層膜によって構成され、低屈折率層の厚みの合計が2.1μm、高屈折率層の厚みの合計が1.5μmである。この例の出射側ミラー22の分光反射率曲線図を図5に示し、この図5に示す分光反射率曲線の部分拡大図を図6に示す。この出射側ミラー22は、上記の条件(2)を満足するものであり、波長619nmの光の反射率が95.8%、波長605nmの光の反射率が98.8%、波長635nmの光の反射率が81%である。
[励起用レーザ素子および結合用レンズユニット]
励起用レーザ素子30は、結合用レンズユニット35を介して、共振器20における入射側ミラー21に対向するよう配置されている。
励起用レーザ素子30としては、光ファイバー10のコア15中のプラセオジムイオンを励起し得る波長の光、例えば430〜480nmの波長域の青色光を出射するものが用いられる。このような励起用レーザ素子30の具体例としては、GaN系レーザダイオードなどが挙げられる。
結合用レンズユニット35は、2つのレンズ36,37が励起用レーザ素子30から出射される励起光の光路に沿って並ぶよう配置されて構成されている。
本発明のファイバーレーザ装置によれば、共振器20を構成する出射側ミラー22が、特定の分光反射率特性を有するため、波長616nmまたはその近傍のレーザ光を高い強度で選択的に発振することができる。
〈実施例1〉
図1に示す構成に従い、下記の仕様のファイバーレーザ装置を作製した。このファイバーレーザ装置を作動させ、発振されるレーザ光の分光スペクトルを分解能が約1nmの分光器で測定した。結果を図9に示す。
[光ファイバー]
光ファイバーの全長:40mm
コアの材質:フッ化アルミニウムを主成分としたフッ化物ガラス中に3000ppmのプラセオジムイオンがドープされてなるもの
コアの外径:15μm
[共振器]
入射側ミラーの構成:SiO2 (波長500nmの光による屈折率=1.46)よりなる低屈折率層(層数=23、合計の厚み=1.6μm)とTa2 5 (波長500nmの光による屈折率=2.03)よりなる高屈折率層(層数=23、合計の厚み=2.3μm)とが交互に積層されてなる誘電体多層膜(全体の厚み=3.9μm)によって構成した。
入射側ミラーの分光反射率特性:図2に示す通り(波長430〜480nmの光の透過率>95%、波長560〜620nmの光の反射率>99%)。
出射側ミラーの構成:SiO2 (波長500nmの光による屈折率=1.46)よりなる低屈折率層(層数=14、合計の厚み=1.8μm)とTa2 5 (波長500nmの光による屈折率=2.03)よりなる高屈折率層(層数=14、合計の厚み=1.1μm)とが交互に積層されてなる誘電体多層膜(全体の厚み=2.9μm)によって構成した。
出射側ミラーの分光反射率特性:図3に示す通り(波長616nmの光の反射率=95%、波長605nmの光の反射率=86%、波長635nmの光の反射率=90%)。
[励起用レーザ素子]
GaN系レーザダイオード(励起光のピーク波長=445nm)を使用した。
〈実施例2〉
出射側ミラーを下記の仕様のものに変更したこと以外は、実施例1と同様の構成のファイバーレーザ装置を作製した。このファイバーレーザ装置を作動させ、発振されるレーザ光の分光スペクトルを測定した。結果を図10に示す。
出射側ミラーの構成:SiO2 よりなる低屈折率層(層数=21、合計の厚み=2.1μm)とTa2 5 よりなる高屈折率層(層数=21、合計の厚み=1.5μm)とが交互に積層されてなる誘電体多層膜(全体の厚み=3.6μm)によって構成した。
出射側ミラーの分光反射率特性:図5に示す通り(波長619nmの光の反射率=95.8%、波長605nmの光の反射率=98.8%、波長635nmの光の反射率=81%)。
〈比較例1〉
出射側ミラーを下記の仕様のものに変更したこと以外は、実施例1と同様の構成のファイバーレーザ装置を作製した。このファイバーレーザ装置を作動させ、発振されるレーザ光の分光スペクトルを測定した。結果を図11に示す。
出射側ミラーの構成:SiO2 よりなる低屈折率層(層数=10、合計の厚み=1.5μm)とTa2 5 よりなる高屈折率層(層数=9、合計の厚み=0.5μm)とが交互に積層されてなる誘電体多層膜(全体の厚み=2.0μm)によって構成した。
出射側ミラーの分光反射率特性:図7および図8に示す通り(波長616nmの光の反射率が95%、波長605nmの光の反射率が95.3%、波長635nmの光の反射率が92%)。
図9および図10に示す結果から、実施例1および実施例2に係るファイバーレーザ装置によれば、波長616nmまたはその近傍のレーザ光を高い強度で選択的に発振することができることが確認された。
10 光ファイバー
11 入射側端面
12 出射側端面
15 コア
16 クラッド
17 ファイバーチューブ
20 共振器
21 入射側ミラー
22 出射側ミラー
30 励起用レーザ素子
35 結合用レンズユニット
36,37 レンズ

Claims (1)

  1. 蛍光を発する発光物質としてプラセオジムイオンが含有されたコアを有する光ファイバーと、この光ファイバーの一端面に配置された入射側ミラーおよび当該光ファイバーの他端面に配置された出射側ミラーよりなる共振器とを備えてなり、励起光を前記入射側ミラーを介して前記光ファイバーの一端面に入射することにより、前記出射側ミラーからレーザ光を発振するファイバーレーザ装置において、
    前記入射側ミラーおよび前記出射側ミラーの各々は、誘電体多層膜によって構成されており、
    前記出射側ミラーは、616nm±3nmの波長域のいずれかの波長において反射率が95%±1%で、605nmの波長において反射率が90%以下または97%以上であり、かつ、635nmの波長において反射率が90%以下である分光反射率特性を有することを特徴とするファイバーレーザ装置。
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