JP2015170565A - 照明用光源及び照明装置 - Google Patents

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【課題】発光素子の光軸に対して垂直方向から見た場合に発生する光のつぶつぶ感を抑制できる。【解決手段】直管LEDランプ1は、長尺状の筐体20と、筐体20内に配置され、複数のLED素子12が配置された長尺状の基板11とを備え、筐体20は、LED素子12からの光を拡散させる光拡散機能を有し、筐体20のうち、LED素子1212の光軸に垂直かつ筐体20の短手方向におけるLED素子1212の側方に位置する側方部の光拡散機能は、筐体20のうち、LED素子12の光軸に位置する前方部の光拡散機能より大きい。【選択図】図2

Description

本発明は、照明用光源及び照明装置に関し、例えば、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)などの発光素子を有する照明用光源及び照明装置に関する。
LEDは、高効率及び長寿命であることから、従来から知られる蛍光ランプ又は白熱電球などの各種ランプに対する代替光源として期待されている。中でも、LEDを用いたランプ(LEDランプ)の製品開発が盛んに進められている。
この種のLEDランプとして、例えば、直管形蛍光ランプに代替する直管形のLEDランプ(直管LEDランプ)が知られている(特許文献1参照)。
このような直管LEDランプは、長尺状の外郭筐体の両端部に設けられた口金と、LEDモジュールと、LEDモジュールを点灯させるための点灯回路とを備える。LEDモジュールは、例えば、基板と、基板上に実装された複数のLED素子とを備える。
特開2009−043447号公報
しかしながら、LEDのような発光素子を用いた直管LEDランプでは、当該直管LEDランプを発光素子の光軸に対して垂直方向から見た場合に、光のつぶつぶ感(輝度ばらつき)が発生する恐れがある。
そこで、本発明は、発光素子の光軸に対して垂直方向から見た場合に発生する光のつぶつぶ感を抑制できる照明用光源及び照明装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る照明用光源は、長尺状の筐体と、前記筐体内に配置され、複数の発光素子が配置された長尺状の基板とを備え、前記筐体は、前記発光素子からの光を拡散させる光拡散機能を有し、前記筐体のうち、前記発光素子の光軸に垂直かつ前記筐体の短手方向における前記発光素子の側方に位置する側方部の前記光拡散機能は、前記筐体のうち、前記発光素子の光軸に位置する前方部の前記光拡散機能より大きい。
また、前記筐体は、光拡散粒子を含有し、前記側方部における前記光拡散粒子の量は、前記前方部における前記光拡散粒子の量より多くてもよい。
また、前記発光素子からの光が前記側方部を透過する距離は、前記発光素子からの光が前記前方部を透過する距離よりも大きくてもよい。
また、前記筐体の長手方向と垂直な断面において、前記筐体の肉厚は、前記前方部から前記側方部に近づくほど厚くなってもよい。
また、前記側方部における前記光拡散粒子の濃度は、前記前方部における前記光拡散粒子の濃度より高くてもよい。
また、前記筐体は、透光性を有する透光部材と、前記透光部材を覆い前記光拡散粒子を含有する光拡散膜とを備えてもよい。
また、前記筐体は、前記発光素子から前記側方部の内面までの距離が、前記発光素子から前記前方部の内面までの距離よりも大きくてもよい。
また、前記筐体は、当該筐体の長手方向と垂直な断面が楕円形の筒体であり、前記筐体の長手方向と垂直な断面において、前記発光素子の光軸に垂直な方向の径は、前記発光素子の光軸に平行な方向の径より大きくてもよい。
また、前記筐体は、内面及び外面の少なくとも一方に繰り返し形成された凹凸部を有してもよい。
また、前記側方部における前記凹凸部の面粗度は、前記前方部における前記凹凸部の面粗度より高くてもよい。
また、本発明の一態様に係る照明装置は、上記の照明用光源を備える。
本発明によれば、発光素子の光軸に対して垂直方向から見た場合に発生する光のつぶつぶ感を抑制できる。
図1は、実施の形態1に係る直管LEDランプの一例を示す概観斜視図である。 図2は、実施の形態1に係る直管LEDランプの一例の一部をX−Z平面で切断した断面図である。 図3Aは、実施の形態1に係る直管LEDランプの比較例について説明するための側面図である。 図3Bは、実施の形態1に係る筐体の効果の一例について説明するための、X方向から見た側面図である。 図4は、実施の形態1の変形例1に係る直管LEDランプの一例の一部をX−Z平面で切断した断面図である。 図5は、実施の形態1の変形例2に係る直管LEDランプの一例の一部をX−Z平面で切断した断面図である。 図6は、実施の形態1の変形例3に係る直管LEDランプの一例の一部をX−Z平面で切断した断面図である。 図7は、実施の形態2に係る直管LEDランプの一例の一部をX−Z平面で切断した断面図である。 図8は、実施の形態3に係る照明装置の一例を示す概観斜視図である。
以下では、本発明の実施の形態に係る照明用光源及び照明装置について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態などは、一例であり、本発明を限定する趣旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、同じ構成部材については同じ符号を付している。
以下の実施の形態では、照明用光源の一態様である直管LEDランプ、及び、当該直管LEDランプを備える照明装置について例示する。
(実施の形態1)
まず、本発明の実施の形態1に係る直管LEDランプについて説明する。
本実施の形態に係る直管LEDランプは、長尺状の筐体と、筐体内に配置され、複数の発光素子が配置された長尺状の基板とを備え、筐体は、発光素子からの光を拡散させる光拡散機能を有し、筐体のうち、発光素子の光軸に垂直かつ筐体の短手方向における発光素子の側方に位置する側方部の光拡散機能は、筐体のうち、発光素子の光軸に位置する前方部の光拡散機能より大きい。なお、本実施の形態に係る直管LEDランプは、従来の直管形蛍光ランプに代替する直管LEDランプの一例である。
[直管LEDランプの全体構成]
まず、本実施の形態に係る直管LEDランプの構成の一例について、図1を用いて説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る直管LEDランプ1の一例を示す概観斜視図である。図1に示すように、直管LEDランプ1は、LEDモジュール10と、長尺状の筐体20と、筐体20の長手方向(管軸方向)の端部のそれぞれに固定された口金30及び口金40とを備える。直管LEDランプ1は、例えば、40形の直管LEDランプであり、ランプ全長が約1200mmである。
以下、直管LEDランプ1の各構成部材について、さらに、図2を用いて詳述する。図2は、本発明の実施の形態1に係る直管LEDランプの一例の一部をX−Z平面で切断した断面図である。
[LEDモジュール]
図1に示すように、LEDモジュール10は、直管LEDランプ1の光源であり、筐体20内に配置される。ここで、LEDモジュール10は、筐体20から端部がはみ出るように配置されている。
本実施の形態に係るLEDモジュール10は、表面実装(SMD:Surface Mount Device)型の発光モジュールであって、モジュール基板11と、モジュール基板11に実装された複数のLED素子12とを備える。また、図示しないが、LEDモジュール10は、さらに、複数のLED素子12を点灯するための点灯回路を備える。
[モジュール基板]
モジュール基板11は、基板の一態様であり、例えば、矩形の基板であって、長手方向(図1のY軸方向)が直管状の筐体20の長手方向と平行になり、かつ、短手方向(図1のX軸方向)が筐体20の短手方向と平行になるように、筐体20内に配置される。モジュール基板11は、例えば、接着剤50によって筐体20の内面に固定されている。あるいは、モジュール基板11は、筐体20内に固定されたヒートシンク(基台)の戴置面上に戴置されていてもよい。モジュール基板11と筐体20との接着に用いられる接着剤50は、例えば、シリコーン樹脂又はセメントである。
モジュール基板11は、例えば、長さ1150〜1200mm(長手方向)、幅5〜25mm(短手方向)、厚さ0.3〜2.0mmである。モジュール基板11の主面には、複数のLED素子12とがモジュール基板11の長手方向に並んで配置されている。なお、モジュール基板11は、筐体20より長手方向において長い。
具体的には、モジュール基板11は、LED素子12を実装するための実装基板である。モジュール基板11は、例えば、樹脂をベースとする樹脂基板、金属をベースとするメタルベース基板、セラミックからなるセラミック基板、又は、ガラスからなるガラス基板などである。
樹脂基板は、例えば、ガラス繊維とエポキシ樹脂とからなるガラスエポキシ基板(CEM−3、FR−4など)、紙フェノール若しくは紙エポキシからなる基板(FR−1など)、又は、ポリイミドなどからなる可撓性を有するフレキシブル基板などである。メタルベース基板は、例えば、表面に絶縁膜が形成されたアルミニウム合金基板、鉄合金基板又は銅合金基板などである。本実施の形態では、モジュール基板11として、CEM−3の両面基板を用いている。
モジュール基板11の長手方向の一方の端部は、口金30に覆われている。例えば、モジュール基板11は、筐体20から端部がはみ出るように配置されており、少なくともはみ出た部分は、口金30に覆われている。
なお、LEDモジュール10の光取り出し効率を向上させるために、モジュール基板11の表面に白色塗料(白レジスト)を塗装してもよい。白レジストは、高光反射性を有するので、LEDモジュール10の光取り出し効率を向上させることができる。また、白レジストを形成することによって、モジュール基板11の絶縁性(耐圧)を向上させることができ、かつ、金属配線の酸化を抑制することができる。
[LED素子]
LED素子12は、発光素子の一態様であり、モジュール基板11上に実装されている。本実施の形態では、複数のLED素子12は、モジュール基板11の長手方向に沿ってライン状に一列配置されるように実装されている。複数のLED素子12のそれぞれは、図1に示すように、互いに離間して配置されている。
LED素子12は、LEDチップと蛍光体とがパッケージ化された、いわゆるSMD型の発光素子である。LED素子12は、パッケージと、パッケージに配置されたLEDチップと、LEDチップを封止する封止部材とを備える。LED素子12は、例えば、白色光を発する白色LED素子である。
パッケージは、白色樹脂などによって成形された容器であり、逆円錐台形状の凹部(キャビティ)を備える。凹部の内側面は傾斜しており、LEDチップからの光を上方に反射させるように構成されている。
LEDチップは、パッケージの凹部の底面に実装されている。LEDチップは、単色の可視光を発するベアチップであり、ダイアタッチ材(ダイボンド材)によって、パッケージの凹部の底面にダイボンディング実装されている。LEDチップは、例えば、通電されると青色光を発する青色LEDチップである。
封止部材は、光波長変換体である蛍光体を含む蛍光体含有樹脂であり、LEDチップから発せられた光を所定の波長に変換(色変換)する。また、封止部材は、LEDチップを封止することで、LEDチップを保護する。封止部材は、パッケージの凹部に充填されており、当該凹部の開口面まで封入されている。
封止部材は、LEDチップが発する光の色(波長)と、光源として求められる光の色(波長)とに基づいて選択された材料を含む。例えば、LEDチップが青色LEDチップである場合に白色光を得るために、封止部材として、YAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)系の黄色蛍光体粒子をシリコーン樹脂に分散させた蛍光体含有樹脂を用いることができる。これにより、黄色蛍光体粒子が青色LEDチップの青色光によって励起されて黄色光を放出するので、封止部材からは、励起された黄色光と青色LEDチップの青色光との合成光として白色光が放出される。なお、封止部材に、シリカ(SiO)などの光拡散材を含有させてもよい。
このように構成されるLED素子12は、正極及び負極の2つの電極端子を有しており、これらの電極端子とモジュール基板11に形成された金属配線とが電気的に接続されている。
[筐体]
筐体20は、内部にモジュール基板11が配置された長尺状の筐体である。具体的には、筐体20は、LEDモジュール10の一部を覆う透光性を有する長尺状の透光性カバーである。
例えば、図1に示すように、筐体20は、両端部に開口を有する長尺状の筒体である。具体的には、筐体20は、直管状の外管であり、LED素子12からの光を拡散させる光拡散機能を有し、筐体20のうち、LED素子12の光軸に垂直かつ筐体20の短手方向におけるLED素子12の側方に位置する側方部の光拡散機能は、筐体20のうち、LED素子12の光軸に位置する前方部の光拡散機能より大きい。これにより、直管LEDランプ1をLED素子12の光軸に対して垂直方向から見た場合に発生する光のつぶつぶ感を抑制することができる。つまり、側方部における光のつぶつぶ感を抑制することができる。
このような光のつぶつぶ感は、例えば、LED素子12が離間して配置されていることにより生じる輝度ばらつきによって生じる。具体的には、図2の断面図において、LED素子12の光軸方向よりも、筐体20の短手方向におけるLED素子12の側方部の方が、LED素子12から筐体20の内壁部までの距離が短い。このため、仮に筐体20の光拡散機能が円周方向に全て同等であれば、光軸方向よりも、側方部の方がつぶつぶ感がより目立って認識される。
また、特に、LED素子12がSMD型の場合、LEDチップが、白色樹脂などによって成形された容器の逆円錐台形状の凹部(キャビティ)に配置されていることにより、筐体20の側方部がLEDチップに対して容器の陰となる。したがって、前方部よりも側方部における光のつぶつぶ感が大きくなりやすい。
また、直管LEDランプ1は、照明器具への取り付け時に、筐体20の前方部が照明器具の照射方向となるように取り付けられる。言い換えると、基板11の裏面が照明器具と対向するように取り付けられる。したがって、筐体20の前方部における光透過率を高くすることにより、照射方向を明るく照らすことができる。ここで、光透過率は光拡散機能が大きいほど低くなる性質を有する。よって、前方部では光拡散機能を小さくすることにより、光透過率の低下を抑制できる。
したがって、本実施の形態では、側方部の光拡散機能を前方部の光拡散機能より大きくすることにより、光のつぶつぶ感が大きくなりやすい側方部において当該光のつぶつぶ感を抑制することができるとともに、前方部における光透過率の低下を抑制することができる。
以下、筐体20の構成について、より詳述する。
例えば、図2に示すように、筐体20は、光拡散粒子22を含有し、側方部における光拡散粒子22の量は、前方部における光拡散粒子22の量より多い。これにより、LED素子12から側方部に出射された光は、当該LED素子12から前方部に出射された光よりも拡散される。よって、側方部における光のつぶつぶ感を抑制することができる。
例えば、筐体20は、光拡散粒子22が分散された、透明樹脂材料又はガラスから構成される基材21が成形されることにより構成されている。例えば、基材21は、シリカが70〜72%のソーダ石灰ガラスを主成分として含み、熱伝導率が約1.0W/m・Kのガラスである。あるいは、アクリル(PMMA)又はポリカーボネート(PC)などの樹脂である。また、例えば、光拡散粒子22は、シリカ若しくは炭酸カルシウムなどの光拡散材(微粒子)、又は、白色顔料である。
ここで、光拡散粒子22は、例えば筐体20に均一な濃度で含有され、筐体20の側方部の厚みは、当該筐体20の前方部の厚みよりも大きくなっている。言い換えると、LED素子12からの光が側方部を透過する距離T1は、LED素子12からの光が前方部を透過する距離T2よりも大きい。これにより、筐体20が含有する光拡散粒子22の濃度を均一とした場合であっても、側方部における光のつぶつぶ感を抑制することができる。
ここで、例えば、筐体20の長手方向と垂直な断面において、筐体20の肉厚は、前方部から側方部に近づくほど厚くなっている。つまり、筐体20の肉厚は、前方部から側方部にかけて次第に厚くなっている。上述した光のつぶつぶ感は、前方部から側方部に近づくほど大きくなりやすい。そこで、筐体20の肉厚を前方部から側方部に近づくほど厚くすることにより、前方部と側方部との間の位置において、光透過率の低下を抑制しつつ光のつぶつぶ感を抑制することができる。
このように、本実施の形態に係る直管LEDランプ1は、LED素子12の光軸に垂直かつ筐体20の短手方向におけるLED素子12の側方に位置する側方部の光拡散機能は、筐体のうち、LED素子12の光軸に位置する前方部の光拡散機能より大きいことにより、側方部における光のつぶつぶ感を抑制できるという効果を奏する。以下、これについて、図3A及び図3Bを用いて説明する。
図3Aは、本実施の形態に係る直管LEDランプの比較例について説明するための側面図であり、図3Bは、本実施の形態に係る筐体の効果の一例について説明するための、X方向から見た側面図である。図3Aに示す比較例に係る直管LEDランプ1A、及び、図3Bに示す本実施の形態に係る直管LEDランプ1のいずれにおいても、LED素子12は発光状態となっている。
図3Aに示す比較例に係る直管LEDランプ1Aは、本実施の形態に係る直管LEDランプ1と比較して、筐体20に代わり、周方向に肉厚が略同一の筐体20Aを備える点が異なる。具体的には、側方部の肉厚が前方部の肉厚と略同一となっている。このような直管LEDランプ1Aでは、図3Aに示すように、SMD型のLED素子12の容器が影となり、側方部において、LED素子12が配置された位置に対応して光のつぶつぶ感が発生する。
これに対して、本実施の形態に係る直管LEDランプ1では、比較例に係る直管LEDランプ1Aと比較して、側方部の肉厚が厚くなっていることにより、側方部の光拡散機能が高くなっている。したがって、本実施の形態に係る直管LEDランプ1では、図3Bに示すように、側方部におけるLED素子12の容器の影が薄くなる。よって、側方部における光のつぶつぶ感が抑制される。
[給電用口金]
口金30は、LEDモジュール10に電力を供給するための給電用口金である。口金30は、筐体20又はモジュール基板11の長手方向(Y軸方向)の一方の端部に設けられる。口金30は、LED素子12を点灯させるための電力を直管LEDランプ1外部から受ける。
口金30は、筐体20の長手方向の一方の端部に蓋をするようにキャップ状に構成されている。例えば、口金30は、接着剤によって筐体20の一方の端部に接着される。本実施の形態では、口金30は、一方に開口を有し、他方に底面を有する円筒である。
なお、口金30と筐体20との接着に用いられる接着剤は、例えば、シリコーン樹脂である。例えば、接着剤は、モジュール基板11と筐体20との接続に用いられる接着剤50と同じ材料から構成される。このとき、筐体20からはみ出たモジュール基板11の他方の端部と口金40とを接着剤によって固定してもよい。
口金30は、口金本体31と、給電ピン32とを備える。例えば、口金本体31は、筒状の口金本体であり、口金30の外郭をなす。口金本体31は、給電ピン32を保持する。
具体的には、口金本体31は、開口及び底面を有する筒状の口金本体である。口金本体31は、例えば、ポリブチレンテレフタレート(PBT)などの樹脂材料から構成される。ここで、口金30は、例えば、給電ピン32と樹脂材料とを用いたインサート成形によって作製される。なお、樹脂成形体である口金本体31に給電ピン32を圧入することで、口金30を作製することもできる。
給電ピン32は、具体的には、LEDモジュール10を発光させるための電力を照明器具などの外部機器から受ける一対の導電ピンである。例えば、給電ピン32は、真鍮などの金属材料から構成される。給電ピン32を照明器具の受金に装着することで、給電ピン32は、照明器具に内蔵された電源装置から直流電力を受けることができる。給電ピン32は、口金本体31の底面の外面から外方に向かって突出し、かつ、口金本体31の内底面から開口に向かって突出している。給電ピン32のうち、口金本体31の内底面から開口に向かって突出している部分は、モジュール基板11の接続点にリード線(不図示)によって接続される。
なお、本実施の形態に係る口金30は、JIS C 7709−1に準拠した直管LEDランプにおけるGX16t−5口金(L形ピン口金)であるので、給電ピン32は、L字形である。
[非給電用口金]
口金40は、直管LEDランプ1を照明器具に取り付ける機能を有する非給電側の口金である。口金40は、図1に示すように、筐体20又はモジュール基板11の長手方向(Y軸方向)の他方の端部に設けられる。なお、口金40は、照明器具を介してLEDモジュール10の所定領域を接地(アース)してもよい。
口金40は、筐体20の長手方向の他方の端部に蓋をするようにキャップ状に構成されている。例えば、口金40は、接着剤によって筐体20の他方の端部に接着される。本実施の形態では、口金40は、一方に開口を有し、他方に底面を有する円筒である。
口金40は、口金本体41と、非給電ピン42とを備える。例えば、口金本体41は、筒状の口金本体であり、口金40の外郭をなす。
具体的には、口金本体41は、開口及び底面を有する筒状の口金本体である。口金本体41は、例えば、ポリブチレンテレフタレートなどの樹脂材料から構成される。ここで、口金40は、例えば、非給電ピン42と樹脂材料とを用いたインサート成形によって作製される。なお、樹脂成形体である口金本体41に非給電ピン42を圧入することで、口金40を作製することもできる。
非給電ピン42は、例えば、真鍮などの金属材料から構成された断面T字状の導電ピンである。非給電ピン42は、口金本体41の底面から外方に向かって突出するように設けられている。非給電ピン42は、口金本体41の内面側には露出しておらず、口金本体41に埋め込まれている。なお、非給電ピン42は、口金本体41の底面を貫通するように設けられていてもよい。
なお、口金40がLEDモジュール10の所定領域を接地する場合、非給電ピン42とモジュール基板11とは接続される。
[効果等]
以上のように、本実施の形態に係る直管LEDランプ1は、LED素子12からの光を拡散させる光拡散機能を有し、筐体20のうち、LED素子12の光軸に垂直かつ筐体20の短手方向におけるLED素子12の側方に位置する側方部の光拡散機能は、筐体20のうち、LED素子12の光軸に位置する前方部の光拡散機能より大きい。
これにより、直管LEDランプ1をLED素子12の光軸に対して垂直方向から見た場合に発生する光のつぶつぶ感を抑制することができる。つまり、側方部における光のつぶつぶ感を抑制することができる。
また、本実施の形態において、筐体20は、光拡散粒子22を含有し、側方部における光拡散粒子22の量は、前方部における光拡散粒子22の量より多い。
これにより、LED素子12から側方部に出射された光は、当該LED素子12から前方部に出射された光よりも拡散される。よって、側方部における光のつぶつぶ感を抑制することができる。
また、本実施の形態において、LED素子12からの光が側方部を透過する距離T1は、LED素子12からの光が前方部を透過する距離T2よりも大きい。これにより、筐体20が含有する光拡散粒子22の濃度を均一とした場合であっても、側方部における光のつぶつぶ感を抑制することができる。
また、本実施の形態において、筐体20の長手方向と垂直な断面において、筐体20の肉厚は、前方部から側方部に近づくほど厚くなっている。よって、前方部と側方部との間の位置において、光透過率の低下を抑制しつつ光のつぶつぶ感を抑制することができる。
(実施の形態1の変形例1)
次に、実施の形態1の変形例1に係る直管LEDランプについて説明する。図4は、実施の形態1の変形例1に係る直管LEDランプの一例の一部をX−Z平面で切断した断面図である。
本変形例における直管LEDランプ1Aの基本的な構成は、図1に示される実施の形態1における直管LEDランプの構成と同様である。したがって、本変形例では、実施の形態1と異なる点を中心に説明する。
図4に示すように、本変形例における筐体220は、実施の形態1における筐体20と比較して、透光性を有する透光部材221と、透光部材221を覆い光拡散粒子を含有する光拡散膜222とを備える点が異なる。
透光部材221は、両端部に開口を有する長尺状の筒体であり、例えば、可視光に対して透明な樹脂材料又はガラスから構成される。例えば、透光部材221は、シリカガラス製のガラスバルブ(クリアバルブ)である。つまり、光拡散膜222によって透光部材221が覆われていない状態では、透光部材221内に配置されたLEDモジュール10は、透光部材221の外側から視認することができる。この透光部材221は、筐体220の長手方向と垂直な断面において、肉厚が略同一となっている。
光拡散膜222は、透光部材221の内面又は外面の少なくとも一方を覆い、例えば、シリカ若しくは炭酸カルシウムなどの光拡散材(微粒子)を含有する樹脂、又は、白色顔料である。この光拡散膜222は、例えば、LED素子12の光軸に垂直かつ筐体220の短手方向におけるLED素子12の側方において、LED素子12の光軸に位置する前方よりも厚く形成されている。つまり、側方部における光拡散粒子の量は、前方部における光拡散粒子の量よりも多くなっている。
したがって、本変形例に係る直管LEDランプは、実施の形態1に係る直管LEDランプ1と同様の効果を奏する。すなわち、直管LEDランプをLED素子12の光軸に対して垂直方向から見た場合に発生する光のつぶつぶ感を抑制することができる。つまり、側方部における光のつぶつぶ感を抑制することができる。
(実施の形態1の変形例2)
次に、実施の形態1の変形例2に係る直管LEDランプについて説明する。図5は、実施の形態1の変形例2に係る直管LEDランプの一例の一部をX−Z平面で切断した断面図である。
本変形例における直管LEDランプの基本的な構成は、図1に示される実施の形態1における直管LEDランプの構成と同様である。したがって、本変形例では、実施の形態1と異なる点を中心に説明する。
図5に示すように、本変形例における筐体320は、実施の形態1における筐体20と比較して、側方部における光拡散粒子22の濃度が、前方部における光拡散粒子22の濃度より高くなっている点が異なる。
例えば、筐体320は、当該筐体320の長手方向と垂直な断面において、肉厚が略同一であり、上述したように、側方部における光拡散粒子22の濃度が、前方部における光拡散粒子22の濃度より高くなっている。つまり、側方部における光拡散粒子の量は、前方部における光拡散粒子の量よりも多くなっている。
したがって、本変形例に係る直管LEDランプは、実施の形態1に係る直管LEDランプ1と同様の効果を奏する。すなわち、直管LEDランプをLED素子12の光軸に対して垂直方向から見た場合に発生する光のつぶつぶ感を抑制することができる。つまり、側方部における光のつぶつぶ感を抑制することができる。
また、筐体320の長手方向と垂直な断面において、筐体320の肉厚を略同一にすることができるので、容易に成形することができる。
(実施の形態1の変形例3)
次に、実施の形態1の変形例3に係る直管LEDランプについて説明する。図6は、実施の形態1の変形例3に係る直管LEDランプの一例の一部をX−Z平面で切断した断面図である。
本変形例における直管LEDランプの基本的な構成は、図1に示される実施の形態1における直管LEDランプの構成と同様である。したがって、本変形例では、実施の形態1と異なる点を中心に説明する。
図6に示すように、本変形例における筐体420は、実施の形態1における筐体20と比較して、内面及び外面の少なくとも一方に繰り返し形成された凹凸部を有する点が異なる。つまり、実施の形態1における筐体20は、光拡散粒子22を含有することにより光拡散機能を有した。これに対し、本変形例における筐体420は、内面及び外面の少なくとも一方に繰り返し形成された凹凸部によって光拡散機能を有する。なお、本実施の形態では、筐体420は、外面に繰り返し形成された凹凸部を有する。
例えば、筐体420は、当該筐体420の長手方向と垂直な断面において、肉厚が略同一であり、側方部における凹凸部の面粗度は、前方部における凹凸部の面粗度より高くなっている。具体的には、例えば、側方部の外面の算術平均粗さ(Ra)は、前方部の外面の算術平均粗さ(Ra)より大きい。ここで、筐体420の光拡散機能は、凹凸部の面粗度が高いほど、高くなる。
したがって、本変形例に係る直管LEDランプは、実施の形態1に係る直管LEDランプ1と同様の効果を奏する。すなわち、直管LEDランプをLED素子12の光軸に対して垂直方向から見た場合に発生する光のつぶつぶ感を抑制することができる。つまり、側方部における光のつぶつぶ感を抑制することができる。
また、本変形例に係る筐体420は、光拡散粒子を含有することなく、凹凸部を有することにより光拡散機能を有する。よって、凹凸のない円筒(クリアバルブ)を成形した後に、外面及び内面の少なくとも一方を加工して凹凸部を設けることにより、光拡散機能を有する筐体420を製造できる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2に係る直管LEDランプについて説明する。図7は、実施の形態2に係る直管LEDランプの一例の一部をX−Z平面で切断した断面図である。
本実施の形態における直管LEDランプの基本的な構成は、図1に示される実施の形態1における直管LEDランプの構成と同様である。したがって、本実施の形態では、実施の形態1と異なる点を中心に説明する。
図7に示すように、本実施の形態における筐体520は、実施の形態1における筐体20と比較して、LED素子12から側方部の内面までの距離L1が、LED素子12から前方部の内面までの距離L2よりも大きい点が異なる。つまり、実施の形態1における筐体20では、側方部における光拡散粒子22の量を前方部における光拡散粒子22の量よりも多くすることにより、側方部の光拡散機能を前方部の光拡散機能より高くした。これに対し、本実施の形態における筐体520は、LED素子12から側方部の内面までの距離が当該LED素子12から前方部の内面までの距離より大きくなるようにLEDモジュール10を配置することにより、本実施の形態における直管LEDランプを前方部から視認した場合にくらべて、側方部から視認した場合の光のつぶつぶ感を効果的に軽減している。
ここで、本実施の形態における筐体520は、実施の形態1における筐体20と同様に、透明樹脂材料又はガラスから構成される基材が、光拡散粒子を含有することにより構成されている。
例えば、筐体520は、当該筐体520の長手方向と垂直な断面が楕円形の筒体であり、筐体520の長手方向と垂直な断面において、LED素子12の光軸に垂直な方向の径は、LED素子12の光軸に平行な方向の径より大きい。すなわち、筐体520は、X−Z平面で切断した断面形状が楕円形である。これにより、LED素子12が筐体520の管軸と一致するように配置することにより、LED素子12から側方部の内面までの距離L1が、LED素子12から前方部の内面までの距離L2よりも大きくなっている。
以上のように、本実施の形態では、LED素子12から側方部の内面までの距離L1が、LED素子12から前方部の内面までの距離L2よりも大きい。これにより、本実施の形態に係る直管LEDランプは、実施の形態1に係る直管LEDランプ1と同様の効果を奏する。すなわち、直管LEDランプをLED素子12の光軸に対して垂直方向から見た場合に発生する光のつぶつぶ感を抑制することができる。つまり、側方部における光のつぶつぶ感を抑制することができる。
なお、筐体520の長手方向に垂直な断面形状は楕円形状でなくてもよく、例えば略円形状であってもよい。例えば、筐体520の肉厚を一層厚く形成し、基板11のLED素子12が配置された面から筐体520の管軸までの距離が当該面の反対側の面から管軸までの距離よりも遠くなるようにLEDモジュール10を配置することにより、前方部における光透過率の低下を抑制しつつ側方部における光のつぶつぶ感を抑制してもよい。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3に係る照明装置は、上述の照明用光源を備える照明装置である。例えば、実施の形態3に係る照明装置は、実施の形態1に係る直管LEDランプ1を備える。
図8は、本発明の実施の形態3に係る照明装置9の一例を示す概観斜視図である。図8に示すように、実施の形態3に係る照明装置9は、ベースライトであり、直管LEDランプ1と、照明器具900とを備える。
直管LEDランプ1は、実施の形態1に係る直管LEDランプ1であり、照明装置9の照明用光源として用いられる。なお、本実施の形態に係る照明装置9は、一例として2本の直管LEDランプ1を備える。
照明器具900は、直管LEDランプ1と電気的に接続され、かつ、直管LEDランプ1を保持する一対の受金910と、受金910が取り付けられる器具本体920とを備える。
器具本体920は、例えば、アルミ鋼板をプレス加工などすることによって成形することができる。また、その表面は、直管LEDランプ1から発せられた光を所定方向(例えば、下方)に反射させる反射面の機能を有する。
照明器具900は、例えば、天井などに固定具を介して装着される。なお、照明器具900には、直管LEDランプ1の点灯を制御するための回路などが内蔵されていてもよい、また、直管LEDランプ1を覆うようにカバー部材が設けられていてもよい。
以上のように、本実施の形態に係る照明装置9は、実施の形態1、2及びその変形例と同様の効果を奏する。すなわち、直管LEDランプをLED素子12の光軸に対して垂直方向から見た場合に発生する光のつぶつぶ感を抑制することができる。つまり、側方部における光のつぶつぶ感を抑制することができる。
(その他)
以上、本発明に係る照明用光源及び照明装置について、上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記の実施の形態において、LEDモジュールが、パッケージ化されたLED素子を用いたSMD型のLEDモジュールである場合について説明したが、これに限らない。LEDモジュールは、基板上に複数のLEDチップが直接実装され、複数のLEDチップを蛍光体含有樹脂によって一括封止した構成であるCOB(Chip On Board)型のLEDモジュールでもよい。
また、筐体内に配置される基板(LEDモジュール)は、2枚以上並べてもよい。この場合、接続端子を介してそれぞれの基板に設けられた金属配線を接続すればよい。
また、筐体は、例えば、LEDモジュールを覆う長尺状の透光性カバーと、基台とによって構成されてもよい。この場合、LEDモジュールは、例えば、基台に戴置される。つまり、筐体は、一体の筐体でなくてもよく、透光性カバーと筐体となど、複数に分割可能な筐体であってもよい。
また、上記実施の形態では、口金本体は、外径が略均一の円筒であるとして説明した。言い換えると、口金本体は、開口面又は底面に平行な断面の形状が略均一の円筒であるとして説明した。しかしながら、口金本体は、筒状であればよく、例えば、幅広領域と幅狭領域とを含む構成、すなわち、口金本体の側面に段差を有する構成であってもよい。あるいは、口金本体は、開口面又は底面に平行な断面の形状が略均一の角筒でもよい。
なお、口金本体は、底面を有していなくてもよい。つまり、口金本体は、両端に開口を有する筒体でもよい。
また、筐体の端部が口金を覆ってもよい。つまり、口金の外径が筐体の端部の内径より小さくてもよい。
また、筐体、口金が円筒である場合について説明したが、筐体及び口金は、円筒でなくてもよい。例えば、筐体及び口金は角筒でもよい。
また、例えば、上記の実施の形態では、給電用口金のみの片側から筐体内の全LEDに給電を行う片側給電方式を採用したが、両側の口金の両方とも給電ピンとするG13口金及びL形口金などの両側給電方式を採用してもよい。この場合、一方側の給電ピンも他方側の給電ピンも1ピンとするような構成でもよい。あるいは、一方側の給電ピンも他方側の給電ピンも一対の給電ピンとして両側から受電するような構成でもよい。また、一対の給電ピン又は非給電ピンは、棒状金属に限らず、平板金属などによって構成されてもよい。
さらに、上記給電方式の態様から、本発明に係る直管LEDランプでは、例えば、以下のバリエーションが挙げられる。すなわち、一方側がL形口金及び他方側が非給電ピンを持つ口金で構成された片側給電方式、両側がL形口金で構成された両側給電方式、両側がL形口金で構成された片側給電方式、G13口金で構成された両側給電方式、並びに、G13口金で構成された片側給電方式などである。
また、上記実施の形態に係る直管LEDランプは、外部電源から直流電力を受電する方式であるが、電源回路(AC−DCコンバータ回路)を内蔵することにより、外部電源から交流電力を受電する方式であってもよい。
また、筐体は、当該筐体の内面又は外面に印刷されたドットパターンによって光拡散機能を有してもよい。
また、上記の実施の形態において、LEDモジュールは、青色LEDチップと黄色蛍光体とによって白色光を放出するように構成したが、これに限られない。例えば、赤色蛍光体及び緑色蛍光体を含有する蛍光体含有樹脂を用いて、これと青色LEDチップと組み合わせることによりに白色光を放出するように構成してもよい。また、青色以外の色を発光するLEDチップを用いてもよく、例えば、青色LEDチップが放出する青色光よりも短波長である紫外光を放出する紫外LEDチップを用いて、主に紫外光により励起されて青色光、赤色光及び緑色光を放出する青色蛍光体粒子、緑色蛍光体粒子及び赤色蛍光体粒子によって白色光を放出するように構成してもよい。
また、上記の実施の形態において、発光素子としてLEDを例示したが、半導体レーザなどの半導体発光素子、有機EL(Electro Luminescence)又は無機ELなどの発光素子を用いてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1、1A 直管LEDランプ(照明用光源)
9 照明装置
10 LEDモジュール
11 モジュール基板(基板)
12 LED素子(発光素子)
20、20A、220、320、420、520 筐体
21 基材
22 光拡散粒子
30、40 口金
50 接着剤
31、41 口金本体
32 給電ピン
42 非給電ピン
221 透光部材
222 光拡散膜
900 照明器具
910 受金
920 器具本体

Claims (11)

  1. 長尺状の筐体と、
    前記筐体内に配置され、複数の発光素子が配置された長尺状の基板とを備え、
    前記筐体は、前記発光素子からの光を拡散させる光拡散機能を有し、
    前記筐体のうち、前記発光素子の光軸に垂直かつ前記筐体の短手方向における前記発光素子の側方に位置する側方部の前記光拡散機能は、前記筐体のうち、前記発光素子の光軸に位置する前方部の前記光拡散機能より大きい
    照明用光源。
  2. 前記筐体は、光拡散粒子を含有し、
    前記側方部における前記光拡散粒子の量は、前記前方部における前記光拡散粒子の量より多い
    請求項1に記載の照明用光源。
  3. 前記発光素子からの光が前記側方部を透過する距離は、前記発光素子からの光が前記前方部を透過する距離よりも大きい
    請求項2に記載の照明用光源。
  4. 前記筐体の長手方向と垂直な断面において、前記筐体の肉厚は、前記前方部から前記側方部に近づくほど厚くなる
    請求項3に記載の照明用光源。
  5. 前記側方部における前記光拡散粒子の濃度は、前記前方部における前記光拡散粒子の濃度より高い
    請求項2〜4のいずれか1項に記載の照明用光源。
  6. 前記筐体は、透光性を有する透光部材と、前記透光部材を覆い前記光拡散粒子を含有する光拡散膜とを備える
    請求項2〜5のいずれか1項に記載の照明用光源。
  7. 前記筐体は、前記発光素子から前記側方部の内面までの距離が、前記発光素子から前記前方部の内面までの距離よりも大きい
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の照明用光源。
  8. 前記筐体は、当該筐体の長手方向と垂直な断面が楕円形の筒体であり、
    前記筐体の長手方向と垂直な断面において、前記発光素子の光軸に垂直な方向の径は、前記発光素子の光軸に平行な方向の径より大きい
    請求項7に記載の照明用光源。
  9. 前記筐体は、内面及び外面の少なくとも一方に繰り返し形成された凹凸部を有する
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の照明用光源。
  10. 前記側方部における前記凹凸部の面粗度は、前記前方部における前記凹凸部の面粗度より高い
    請求項9に記載の照明用光源。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の照明用光源を備える照明装置。
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