JP2015170412A - 演出システム、携帯発光装置、及び演出方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】少ない通信量で臨場感ある演出を行う演出システム、携帯発光装置、及び演出方法を提供する。【解決手段】複数の発光態様で発光可能な発光部と、複数の発光態様にそれぞれ対応する制御データであって、配置位置に応じた制御データを記憶する記憶部と、記憶部の特定のアドレスを指定するアドレス指定信号を受信する受信部と、記憶部の指定されたアドレスから制御データを読み出し、読み出した制御データに基づいて発光部を制御する制御部とを備えた携帯発光装置と、複数の携帯発光装置に一斉にアドレス指定信号を送信する送信部を備えた発光制御装置と、を有する演出システムによって上記課題を解決する。【選択図】図1
Description
本発明は、演出システム、携帯発光装置、及び演出方法に関し、特に多数の観客が集まるイベント会場において携帯発光装置を用いて臨場感のある演出を行う技術に関する。
イベント会場やコンサート会場では、多数の観客が個々にペンライト等の携帯発光装置を持ち、携帯発光装置を発光させたり点滅させたりすることで、視覚的効果を高め、会場の雰囲気を盛り上げることが行われている。しかしながら、ペンライトの発光色がそれぞれ異なっていたり、ペンライトが個別に点滅していたりすると、観客の一体感が損なわれるという問題点があった。
このような課題に対し、特許文献1には、送信機から受信機を有する複数のライトシステムに対して個別の制御信号をそれぞれ送信し、各ライトシステムが受信した制御信号に基づいて光出力を生成する技術が記載されている。
特許文献1のライトシステムは、複数のライトシステムを制御するためのシステム及び方法が開示されており、その方法は、無線通信を受信するように適合された複数のライトシステムを提供するステップ、無線通信信号を送信するように適合された送信機を提供するステップ、前記送信機から前記複数のライトシステムにライティング制御信号を送信するステップ、及び前記ライティング制御信号に応答して前記複数のライトシステムの少なくとも1つによって生成される光効果を変更するステップを備えている。特許文献1のライトシステムによれば、視覚的に連係した効果を発生させることができる。
しかしながら、特許文献1の技術では、複数のライトシステムに対してそれぞれ個別の制御信号を送信しているため、制御信号を送信すべきライトシステムが多い場合には、全てのライトシステムへ送信を行うための所要時間が膨大になるという欠点があった。したがって、同じ制御をさせるべきライトシステムであっても、最初に制御信号を受信したライトシステムと最後に制御信号を受信したライトシステムとでは、その動作にタイムラグが発生し、視覚的効果が損なわれるという問題点があった。
また、複数のライトシステムにおいて点灯と消灯を繰り返す場合等、制御信号を送信する回数が増大することでトラフィックが増大し、無線通信チャネルの占有度が増加してしまうという問題点もあった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、少ない通信量で臨場感ある演出を行う演出システム、携帯発光装置、及び演出方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために演出システムの一の態様は、複数の携帯発光装置と該複数の携帯発光装置を制御する発光制御装置とからなる演出システムにおいて、携帯発光装置は、複数の発光態様で発光可能な発光部と、複数の発光態様にそれぞれ対応する制御データであって、配置位置に応じた制御データを記憶する記憶部と、記憶部の特定のアドレスを指定するアドレス指定信号を受信する受信部と、記憶部の指定されたアドレスから制御データを読み出し、読み出した制御データに基づいて発光部を制御する制御部とを備え、発光制御装置は、複数の携帯発光装置に一斉にアドレス指定信号を送信する送信部と、を備えたことを特徴としている。
本態様によれば、発光制御装置からの一度のアドレス指定信号によって全ての携帯発光装置の発光を制御することができるので、少ない通信量で臨場感ある演出を行うことができる。
本発明の一の態様は、複数の携帯発光装置のうちの特定の携帯発光装置の配置位置を取得する配置位置取得部と、取得した配置位置に応じた制御データを取得する制御データ取得部とを備え、取得した制御データを特定の携帯発光装置の記憶部に書き込む書込み装置を備えることが好ましい。これにより、携帯発光装置の配置位置に応じた制御データを記憶部に書き込むことができる。
また、本発明の一の態様は、複数の携帯発光装置の配置位置に応じた発光態様を示す演出効果情報を生成する演出効果生成装置を備えることが好ましい。これにより、適切に演出効果情報を生成することができる。
上記目的を達成するために携帯発光装置の一の態様は、複数の発光態様で発光可能な発光部と、複数の発光態様にそれぞれ対応する制御データであって、配置位置に応じた制御データを記憶する記憶部と、記憶部の特定のアドレスを指定するアドレス指定信号を受信する受信部と、記憶部の指定されたアドレスから制御データを読み出し、読み出した制御データに基づいて発光部を制御する制御部とを備えたことを特徴としている。
上記目的を達成するために演出方法の一の態様は、それぞれ発光部を有する複数の携帯発光装置と該複数の携帯発光装置を制御する発光制御装置とを用いた演出方法において、携帯発光装置の複数の発光態様にそれぞれ対応する制御データであって、配置位置に応じた制御データを携帯発光装置の記憶部に記憶させる工程と、発光制御装置から複数の携帯発光装置に一斉に記憶部のアドレスを指定するアドレス指定信号を送信する工程と、アドレス指定信号を受信した携帯発光装置が記憶部の指定されたアドレスから制御データを読み出し、読み出した制御データに基づいて配置位置に応じて発光部を制御する工程と、を備えた演出方法を特徴としている。
本態様によれば、発光制御装置からの一度のアドレス指定信号で全ての携帯発光装置の発光を制御することができるので、少ない通信量で臨場感ある演出を行うことができる。
本発明によれば、少ない通信量で臨場感ある演出を行うことができる。
以下、添付図面に従って本発明の好ましい実施の形態について詳説する。
<演出システムの概要>
本実施形態に係る演出システムは、コンサート会場等の多数の観客が集まる会場において、観客がそれぞれ手にしているペンライト(携帯発光装置)の発光色や発光タイミングを制御することで、臨場感のある演出を行い、会場に一体感を持たせるためのシステムである。
本実施形態に係る演出システムは、コンサート会場等の多数の観客が集まる会場において、観客がそれぞれ手にしているペンライト(携帯発光装置)の発光色や発光タイミングを制御することで、臨場感のある演出を行い、会場に一体感を持たせるためのシステムである。
図1に示すように、演出システム10は、会場12において使用される。会場12には、実演者が実演を行うステージ14、及び実演を鑑賞する多数の観客がそれぞれ着席する複数の座席16が設けられている。この座席16に着席する観客は、それぞれペンライト20を所持している。すなわち、1つの座席16に対して1つのペンライト20が配置される。また、会場12の天井側には、複数の演出制御用赤外LED(Light Emitting Diode)30が配置されている。この複数の演出制御用赤外LED30は、会場12の舞台裏に設置されたコンピュータ40と接続されている。
<ペンライト>
図2のペンライト20の外観図に示すように、ペンライト20は、様々な色で自発光可能な発光部22と、観客によって把持される把持部24と、把持部24に設けられ、観客がペンライト20を操作するための操作部26と、メモリカードを装着可能なカードスロット28と、を備えている。
図2のペンライト20の外観図に示すように、ペンライト20は、様々な色で自発光可能な発光部22と、観客によって把持される把持部24と、把持部24に設けられ、観客がペンライト20を操作するための操作部26と、メモリカードを装着可能なカードスロット28と、を備えている。
また、図3のブロック図に示すように、ペンライト20は、バッテリ202、MCU(Micro Controller Unit)204、フルカラーLED206、赤外光受信部216、IrDA(Infrared Data Association)通信部218、EE−PROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)226等を備えている。
バッテリ202は、ペンライト20の各構成要素へ電力を供給する直流電圧電源であり、例えば複数の単4型乾電池が用いられる。バッテリ202のマイナス電位側は、接地電位(グラウンド)に接続されている。
MCU204は、ペンライト20を動作させるためのプログラムが記憶された記憶部と、記憶部からプログラムを読み出して実行する実行部を有し、ペンライト20の各構成要素を統括制御する制御手段として機能する。
フルカラーLED206は、発光部22を発光させるための光源である。フルカラーLED206は、赤色LED206R,緑色LED206G,青色LED206Bを備えており、それぞれの輝度を個別に制御することで、発光部22の発光色を所望の色に設定することができる。
赤色LED206R、緑色LED206G、青色LED206Bのカソード端子には、それぞれトランジスタ208R、208G、208Bのドレイン端子が接続されている。トランジスタ208R、208G、208Bは、それぞれ赤色LED206R、緑色LED206G、青色LED206Bの点灯/消灯を切り換えるためのスイッチング素子である。トランジスタ208R、208G、208Bのソース端子は接地電位に、ゲート端子はMCU204の出力端子に接続されており、トランジスタ208R、208G、208Bのスイッチング動作は、MCU204によって制御される。
また、赤色LED206R、緑色LED206G、青色LED206Bのアノード端子には、それぞれ電流制限抵抗210R、210G、210Bの一方の端子が接続されている。電流制限抵抗210R、210G、210Bは、各色LED206R、206G、206Bに流れる電流量を制限するための抵抗素子であり、それぞれ100[Ω]程度の抵抗値に設定されている。
電流制限抵抗210R、210G、210Bの他方の端子は、DC−DC(Direct Current to Direct Current)コンバータ212の出力端子がそれぞれ接続されている。DC−DCコンバータ212は、バッテリ202の出力電圧を昇降圧して3つの出力電圧を生成し、電流制限抵抗210R、210G、210Bを介して赤色LED206R、緑色LED206G、青色LED206Bのアノード端子に供給する。MCU204は、DC−DCコンバータ212の出力電圧の電圧値を制御することで、赤色LED206R、緑色LED206G、青色LED206Bのそれぞれの輝度を調整することができる。
なお、発光部22の発光デバイスはLEDに限定されるものではなく、豆電球や有機EL(ElectroLuminescence)、レーザ等を用いてもよい。
電波受信モジュール214は、微弱電波によって送信されたペンライト20の制御信号(アクションコマンド)を受信するためのアンテナである。微弱電波とは、日本国の電波法で無線局の免許が不要とされている電波を指す。具体的には、周波数毎に定められた基準レベルより電界強度が低い電波であり、例えば周波数が10[MHz]の電波の場合であれば、無線設備から3[m]離れた位置における電界強度が500[μV/m]以下の電波が微弱電波である。
赤外光受信部216は、赤外線によって送信されたペンライト20のアクションコマンドを受信するための赤外線受光素子である。電波受信モジュール214又は赤外光受信部216によって受信されたアクションコマンドは、MCU204に入力される。図1に示した会場12では、アクションコマンドは、振幅変調された38kHzの赤外線が演出制御用赤外LED30から出力される。したがって、ここでは赤外光受信部216を用いてアクションコマンドを受信する。
IrDA通信部218は、IrDA規格の通信によりペンライト20の発光態様データ(コマンドデータ)を取得する通信手段である。書込み用受光トランジスタ219は、コマンドデータを受信する赤外線受光素子であり、書込み用赤外LED220は、コマンドデータを受信した際に応答信号を送信するための赤外線発光素子である。
書込み用受光トランジスタ219は、ベース端子がフローティングに構成されたPNPトランジスタ素子であり、エミッタ端子がバッテリ202のプラス電位に接続されるとともに、コレクタ端子がMCU204に接続されている。また、書込み用赤外LED220は、アノード端子がバッテリ202のプラス電位に接続されるとともに、カソード端子が電流制限抵抗222を介してMCU204に接続されている。書込み用受光トランジスタ219の受信信号はMCU204に入力され、書込み用赤外LED220はMCU204の制御により発光する。
スイッチ224は、操作部26に設けられたスイッチ群であり、電源スイッチや操作スイッチを含んで構成される。スイッチ224から出力される信号は、MCU204に入力される。
EE−PROM226は、書込み用受光トランジスタ219によって受信したコマンドデータを記憶するための記憶素子である。また、メモリカード228は、カードスロット28に装着された記憶媒体である。
MCU204は、事前にIrDA通信部218によって取得したコマンドデータをEE−PROM226に記憶させておく。その後、電波受信モジュール214又は赤外光受信部216によって受信したアクションコマンドに基づいて、EE−PROM226に記憶されたコマンドデータを読み出し、フルカラーLED206を制御する。
<コマンドデータ送信装置>
次に、ペンライト20にコマンドデータを送信するためのコマンドデータ送信装置について説明する。図4に示すように、コマンドデータ送信装置50は、制御部510、読取部512、データ格納部514、及び通信部516等から構成される。
次に、ペンライト20にコマンドデータを送信するためのコマンドデータ送信装置について説明する。図4に示すように、コマンドデータ送信装置50は、制御部510、読取部512、データ格納部514、及び通信部516等から構成される。
制御部510は、コマンドデータ送信装置50の各構成要素を統括制御する制御手段である。
読取部512には、光学スキャナ(不図示)が設けられており、観客が各自持参したチケット530の印刷面を読み取り、読み取り結果を制御部510へ入力する。
図5に示すように、チケット530には、座席位置情報としてテキスト532、バーコード534、マトリクス型二次元コード536(例えばQRコード(登録商標))等が印刷されている。なお、チケット530には、これらのうちいずれか1つが印刷されていればよい。
図4の説明に戻り、制御部510は、読取部512から入力された読み取り結果を解析し、チケット530の座席位置情報を取得する。すなわち、制御部510は、テキスト532を認識する文字認識機能、バーコード534を認識するバーコード認識機能、マトリクス型二次元コード536を認識するマトリクス型二次元コード認識機能のうち、チケット530の印刷内容に対応した機能を有している。
なお、チケット530に座席位置情報を記憶させた磁気ストライプを設け、読取部512において磁気ストライプを読み取る構成としてもよいし、チケット530に座席位置情報を記憶させたRF−ID(Radio Frequency−Identification)タグを設け、読取部512においてRF−IDタグを読み取る構成としてもよい。
データ格納部514は、会場12に配置される全てのペンライト20に対応する演出情報(アクションコマンドテーブル)やコマンドデータが格納された記憶手段であり、例えばハードディスクが用いられる。制御部510は、チケット530から取得した座席位置情報に対応するアクションコマンドテーブルとコマンドデータをデータ格納部514から読み出す。
通信部516は、発光素子518及び受光素子520を備えたIrDA規格の通信手段である。制御部510は、通信部516を介してこのチケット530を所持している観客のペンライト20のIrDA通信部218と通信を行い、データ格納部514から読み出したアクションコマンドテーブル等を送信データとしてペンライト20に送信する。ペンライト20は、受信したアクションコマンドテーブル等のデータを、EE−PROM226に書き込む。コマンドデータ送信装置50に、コマンドデータ等の書き込みが終了したことを会場12のスタッフやペンライト20を所持する顧客に知らせるための報知手段を設けてもよい。
このように、観客のペンライト20には、観客の座席位置に対応したアクションコマンドテーブル等が書き込まれる。その後、観客はそのペンライト20を持って、この座席16に着席する。なお、アクションコマンドテーブル等の書き込みが終了した後は、ペンライト20の操作部26のスイッチ224を無効化してもよい。この場合、アクションコマンドテーブル等の書き込みが終了した後は、観客はペンライト20を操作することはできない。
ここでは、ペンライト20とコマンドデータ送信装置50とはIrDA規格の通信を用いてアクションコマンドテーブル等のデータを送受信したが、データの送受信は2.4[GHz]帯近距離無線通信規格のIEEE802.15.1(Bluetooth(登録商標))や、USB通信規格を用いる態様も可能である。また、アクションコマンドテーブル等のデータをカードスロット28に挿入されたメモリカード228から取得してもよい。この場合、メモリカード228から読み取ったデータをEE−PROM226に書き込んでもよいし、アクションコマンド受信時にメモリカード228を読み出し領域として使用してもよい。
<演出制御用赤外LED>
演出制御用赤外LED30は、透明樹脂により5[mm]×7[mm]程度の大きさに形成された発光部を有している。会場12には、演出制御用赤外LED30が、座席16から7〜20メートル上方において、5メートル間隔で水平方向にマトリクス状に張り巡らされている。演出制御用赤外LED30は、コンピュータ40に制御され、会場12の下方に向けて30度の送信角度をもってアクションコマンドを発光送信する。このアクションコマンドは、38kHzの搬送波が振幅変調された赤外線である。
演出制御用赤外LED30は、透明樹脂により5[mm]×7[mm]程度の大きさに形成された発光部を有している。会場12には、演出制御用赤外LED30が、座席16から7〜20メートル上方において、5メートル間隔で水平方向にマトリクス状に張り巡らされている。演出制御用赤外LED30は、コンピュータ40に制御され、会場12の下方に向けて30度の送信角度をもってアクションコマンドを発光送信する。このアクションコマンドは、38kHzの搬送波が振幅変調された赤外線である。
図6に、会場12の天井側に配置された15個の演出制御用赤外LED30−1〜30−15の水平方向位置と、座席16の高さにおける演出制御用赤外LED30−1〜30−15の赤外光到達範囲31−1〜31−15の一例を示す。同図に示すように、各座席16は、いずれかの演出制御用赤外LED30の赤外光到達範囲に含まれている。したがって、演出システム10は、各座席16に着席した観客のペンライト20に対して、いずれかの演出制御用赤外LED30を用いてアクションコマンドを送信することができる。
<アクションコマンドのデータフォーマット>
アクションコマンドは、全ての演出制御用赤外LED30から一斉に送信されるデータであり、会場12内の全てのペンライト20において一斉に受信される。したがって、全てのペンライト20が同じアクションコマンドを受信する。
アクションコマンドは、全ての演出制御用赤外LED30から一斉に送信されるデータであり、会場12内の全てのペンライト20において一斉に受信される。したがって、全てのペンライト20が同じアクションコマンドを受信する。
アクションコマンドは、図7に示すように、50ビットのデータで構成される。各ビットはHレベルとLレベルとの2値のうちのいずれかの値をとり、ここではHレベルを「1」、Lレベルを「0」と呼ぶ。
アクションコマンドの最初のデータである4ビットのデータHDは、アクションコマンドの送信開始を示すヘッダーフォームであり、予め定められた値に設定されている。ペンライト20は、データHDにより通信の同期をとる。
データHDに続く6ビットのデータCstmは、顧客IDを示すカスタマーデータである。データCstmにより、64種類の顧客を識別することが可能である。ここでいう顧客とは、演出システム10を用いてイベントを運営するイベント運営者を指す。各運営者は、それぞれ固有の顧客IDを有しており、アクションコマンドのデータCstmとして用いる。
データCstmに続く12ビットのデータIDは、イベントの種別を示すイベントデータである。データIDにより、4096種類のイベントを識別することができる。運営者は、イベント毎に異なるデータIDを用いることができる。
データIDに続く3ビットのデータTmは、表示時間を示すタイムデータである。データTmの内容は、データTmに続く1ビットのデータStの値に応じて異なってくる。データStは、データStに続く12ビットのデータActCmdの値がペンライト20の座席位置情報を示すか、又はアクションコマンド番号を示すかを判別するフラグである。
データStが0のとき、データTmは1つの発光色に対する発光時間を示す。発光時間は、0.5秒/1.0秒/1.5秒/2.0秒/2.5秒/3.0秒/3.5秒/4.0秒の8種類のうちのいずれかが指定される。ペンライト20は、データTmで定義された発光時間だけコマンドデータで指定された発光色で発光し、発光時間経過後に次に指定された発光色の発光に移行する。最後の色データの発光が終了した後の動作は、後述するデータRptの値により異なる。
一方、データStが1のとき、データTmは各ビットがそれぞれR、G、Bの点灯/消灯のいずれかを示す。すなわち、赤色LED206R、緑色LED206G、青色LED206Bを、対応するビットが1のときは点灯、0のときは消灯させる。
データActCmdは、データStが0のとき、アクションコマンド番号を示す。ペンライト20は、このアクションコマンド番号をEE−PROM226のジャンプ先のアドレスとし、そのジャンプ先に格納されているコマンドデータに従って動作を行う。アクションコマンド番号は、4096種類の設定が可能である。
一方、データStが1のとき、データActCmdは、ペンライト20の座席位置情報を示す。この座席位置情報は、4096席の中から1席を選択することが可能である。
アクションコマンドデータは、データActCmdに続いてそれぞれ1ビットのデータLd、データCD、データBr、データRptを有している。
データLdは、カウンタデータのロードフラグである。データLdが1、データStが0、かつ後述するデータUCが1のとき、後述するデータCountdataの値をカウンタのロードデータとする。なお、データStが0のとき、データLdは無効となる。ここで、カウンタとは、MCU204に内蔵されるハードウェアカウンタであってもよいし、MCU204の実行部のプログラムメモリ内のソフトウェアカウンタであってもよい。
データCDは、0のときはデータBrに従う。一方、1のときはデータBrに優先する。この場合、カウンタの値に関係なくコマンドデータで指定された最初の設定発光色で発光部22を発光させる。
データBrは、データStが0、かつデータBrが1のとき、カウンタの計時終了時に発光部22の点灯を開始する。データBrが0のときは、カウンタの計時終了時に発光部22を消灯させる。また、データStが1のときは、データBrが1のときに発光部22を点灯、データBrが0のときに発光部22を消灯させる。
データRptは、発光動作の繰り返しの有無を示すデータである。データRptが0のとき、コマンドデータで指定された最終発光色の発光時間が経過した後にその状態を維持させ、データRptが1のとき、最終発光色の発光時間が経過した後に最初の発光色に戻らせ、同様の発光動作を繰り返し行わせる。
データRptに続く8ビットのデータChkは、アクションコマンド全体に対してビット誤りが含まれているか否かを検出するためのチェックサムである。
演出システム10のコンピュータ40は、演出制御用赤外LED30を介して各ペンライト20に対して同じアクションコマンドを一斉に送信する。図7に示すように、この50ビットのアクションコマンドは、1ビットあたり500[μs]周期で変調されて送信され、送信所要時間は25[ms]となる。
ペンライト20は、このアクションコマンドを受信し、MCU204のRAMに格納する。なお、受信したアクションコマンドのデータHD(ヘッダーフォーム)やデータCstm(カスタマーデータ)、データID(イベントデータ)がEE−PROM226に記憶されたデータと一致しない場合には、一致しないと判断した時点でアクションコマンドの受信を終了してもよい。
また、ペンライト20は、データChk(チェックサム)によりビット誤りが検出された場合は、受信したアクションコマンドを破棄する。
<ペンライトの演出動作>
次に、図8、図9を用いて、アクションコマンドを受信したペンライト20における演出動作について説明する。このペンライト20には、予めコマンドデータ送信装置50により座席16の位置に応じたコマンドデータが書き込まれているものとする。
次に、図8、図9を用いて、アクションコマンドを受信したペンライト20における演出動作について説明する。このペンライト20には、予めコマンドデータ送信装置50により座席16の位置に応じたコマンドデータが書き込まれているものとする。
(ステップS1)アクションコマンドの受信が終了すると、MCU204は、受信したアクションコマンドのデータStが0の場合は、受信したデータActCmd、すなわちアクションコマンド番号をRAMから読み出し、値を2倍する。本実施形態では、図9(a)に示すように、各アクションコマンド番号を2倍した値のアドレスに、そのアクション番号に対応するアクションコマンドの格納先アドレスを記憶している。
(ステップS2)続いて、MCU204は、アクションコマンドテーブル領域から、アクションコマンド番号を2倍した値のアドレスに記憶されたアドレスデータを読み出す。
(ステップS3)読み出したアドレスデータが「FFFFh」であるか否かを判定する。アドレスデータFFFFhは、演出システム10からの解放を意味する。アドレスデータが「FFFFh」である場合は、ステップS4へ移行する。アドレスデータが「FFFFh」以外の場合は、ステップS5へ移行する。
(ステップS4)MCU204は、操作部26のスイッチ224を有効化することでペンライト20を演出システム10から開放し、処理を終了する。これにより、観客は、スイッチ224を操作することでペンライト20の発光を自由に変更することができる。
(ステップS5)次に、読み出したアドレスデータが「0000h」であるか否かを判定する。アドレスデータ0000hは、受信したアクションコマンドが、当該ペンライト20の実行すべき発光動作でないこと(非該当)を意味する。アドレスデータが「0000h」である場合は、今回のアクションコマンドに対する処理を終了する。したがって、ペンライト20の発光部22の発光は、アクションコマンド受信前の状態を維持する。アドレスデータが「0000h」以外の場合は、ステップS6へ移行する。
例えば、アクションコマンド番号が「440h」であれば、アクションコマンド番号を2倍した値は「880h」である。MCU204は、EE−PROM226のアクションコマンドテーブル領域からアドレス880hに記憶されたアドレスデータを読み出す。図9(a)に示す例では、アドレス880hに記憶されたアドレスデータは「0000h」である。したがって、MCU204は、発光部22の発光動作を変更せずに、今回のアクションコマンドに対する処理を終了する。
(ステップS6)MCU204は、アクションコマンドテーブル領域から読み出したデータを先頭アドレスとする16アドレス分(16バイト分)のコマンドデータを読み出す。
例えば、アクションコマンド番号が「459h」であれば、アクションコマンド番号を2倍した値は「8B2h」である。MCU204は、EE−PROM226のアクションコマンドテーブル領域からアドレス8B2hに記憶されたアドレスデータを読み出す。図9(a)に示す例では、アドレス8B2hに記憶されたアドレスデータは「32A6h」である。したがって、MCU204は、EE−PROM226のコマンドデータ領域からアドレス32A6hを先頭とする16バイトのコマンドデータを読み出す。
本実施形態では、この16バイトのコマンドデータは、図9(b)に示すように、アドレス32A6h、32A7h、32A8h、…、32AFh、32B0h、32B1h、…、32B4h、32B5hに記憶されたデータに相当する。
(ステップS7)ステップS6において読み出したコマンドデータ及び受信したアクションコマンドの各データに従って、発光部22の発光動作を制御する。
<コマンドデータのデータ構成>
コマンドデータのデータ構成について、図10、図11を用いて説明する。コマンドデータは、ペンライト20が使用される座席16の位置(座席位置)により、それぞれデータ内容が異なっている。
コマンドデータのデータ構成について、図10、図11を用いて説明する。コマンドデータは、ペンライト20が使用される座席16の位置(座席位置)により、それぞれデータ内容が異なっている。
コマンドデータは、16バイトのデータで構成される。コマンドデータの最初の4ビットのデータは、アクション番号に対応する色データの制御を示すデータCntであり、3ビットのデータLngと、データLngに続く1ビットのデータUCで構成される。
データLngは、色データを格納したセクション数、すなわち発光部22の発光色数を示し、1から8までの値をとる。データCntは、カウンタの使用の有無を示し、1が使用、0が不使用を示す。
データCntに続いて、データLngで示されたセクション数nだけデータDT-x(x=1〜n)の領域となる。データDT-xは、発光部22の発光色を示し、それぞれ赤色LED206Rの発光輝度を示す4ビットのデータR、緑色LED206Gの発光輝度を示す4ビットのデータG、及び青色LED206Bの発光輝度を示す4ビットのデータBから構成される。すなわち、データDT-xは、DT-1〜DT-nまで用意され、1セクションにつき12ビットで構成されている。また、データDT-xの各色は、全消灯を示す0000から最大輝度での発光を示す1111まで16段階の輝度を有し、発光部22を16×16×16=4096色で発光させることが可能である。
データDT-nに続いて、表示パターンを示すデータPtnの領域となる。データPtnは、1セクションあたり2ビットのデータから構成されている。すなわち、データPtnはn×2ビットで構成される。
データPtnは、「00」は発光色を変化させない「フラット」を示し、「01」はアクションコマンドのデータTmで示される時間で消灯からデータDT-xの色まで輝度を徐々に増加させる「ライズ」を示す。
また、「10」はデータTmで示される時間でDT-xの色から消灯まで輝度を徐々に減少させる「フォール」を示し、「11」はデータTmで示される時間でDT-(x-1)の発光色からDT-xの発光色まで徐々に入れ替えさせる「グラデーション」を示す。
データPtnに続いて、カウント数を示すデータCountdataの領域となる。データCountdataはデータUCが1のときのみ存在する。
MCU204は、アクションコマンドのデータLdが1のとき、データCountdataの値をカウンタにロードする。MCU204は、アクションコマンドのデータTmが経過する毎にカウンタを減算し、カウンタの値が0になると、アクションコマンドのデータBrが1であれば発光部22の表示を開始させ、データBrが0であれば発光部22を消灯させる。なお、MCU204は、カウンタの値が0になるとカウンタの減算を終了する。
以上のように、コマンドデータのデータ長は、表示色数やカウンタの使用の有無で変化する。
例えば、図11(a)に示すように、1セクションの単色表示、すなわち表示色数が1色でカウンタを使用しない場合は、データ長は3バイトとなる。また、図11(b)に示すように、2セクションの遷移表示、すなわち表示色数が2色でカウンタを使用する場合は、データ長は5バイトになる。さらに、図11(c)に示すように、8セクションの遷移表示、すなわち表示色数が8色でカウンタを使用する場合は、データ長は16バイトとなる。
<演出動作>
次に、演出システム10の全体の動作を説明する。
次に、演出システム10の全体の動作を説明する。
イベント運営者は、予め会場12の演出態様を決定しておく。ここでは、図12に示す富士山を表す演出態様と、図13に示す富士山に雪が舞う表示の演出態様を行うものとする。ここでは、図12に示す演出態様をアクションコマンド番号の「1」、図13に示す演出態様をアクションコマンド番号の「2」とする。
図12に示す演出態様はアクションコマンド番号が1であるので、アクションコマンドテーブルのアドレス「0002h」は、この演出態様を示すコマンドデータのアドレスとなる。また、このコマンドデータは、ペンライト20が配置される座席16に応じて異なる。例えば、図12、図13において「a」、「b」、「c」、「d」で示される座席16に配置されるペンライト20の発光色は、それぞれ「空色」、「茶色」、「青緑色」、「草色」である。したがって、「a」、「b」、「c」、「d」のペンライト20は、それぞれコマンドデータのデータDT-xが異なる。
このように、コンピュータ40(演出効果生成装置の一例)は、イベント運営者が決定した演出態様から、各座席位置のペンライト20の発光態様を算出し、ペンライト20毎のアクションコマンドテーブル及びコマンドデータを生成する。生成したペンライト20毎のアクションコマンドテーブル及びコマンドデータは、コマンドデータ送信装置50のデータ格納部514に記憶させておく。
イベント当日、複数の観客が、チケット530及びペンライト20を持参してイベントの会場12に来場する。
観客は、会場12に受付において、チケット530をコマンドデータ送信装置50の読取部512の読み取り位置に提示し、ペンライト20をコマンドデータ送信装置50の通信部516の通信位置に近接させる。
コマンドデータ送信装置50は、チケット530の座席位置情報を読み取り、データ格納部514から読み取った座席位置情報に対応するアクションコマンドテーブルとコマンドデータを、通信部516から送信する。通信部516に近接されたペンライト20は、IrDA通信部218によりこのアクションコマンドテーブルとコマンドデータを受信し、EE−PROM226に書き込む。
アクションコマンドテーブルとコマンドデータの書き込みが終了すると、観客はそのペンライト20を持って、チケット530に記載された座席16に着席する。このとき、全てのペンライト20は発光部22が消灯しており、操作部26のスイッチ224が無効化されている。
やがて、全ての観客が座席16に着席し、イベントが開始される。
イベント運営者は、コンピュータ40を用いて、観客のペンライト20に対して所望のアクションコマンドを送信する。ここでは、コンピュータ40から各ペンライト20に対して、演出制御用赤外LED30を介して、データTm=4秒、データSt=0、データActCmd=1、データLd=1、データCD=0、データBr=1、データRpt=0の制御信号を一斉に送信する。
各ペンライト20は、この制御信号を一斉に受信する。それぞれのペンライト20のMCU204は、データActCmd=1を2倍した値のアドレスからアドレスデータを読み出し、このアドレスデータのアドレスからコマンドデータを読み出す。
ここでは、各座席16の観客の各ペンライト20のコマンドデータは、データLng=1、データUC=0、データPtn=「Rize」となっている。また、データDT−1は、図12に示す「a」の座席16のペンライト20は「空色」、「b」の座席16のペンライト20は「茶色」、「c」の座席16のペンライト20は「青緑色」、「d」の座席16のペンライト20は「草色」となっている。
したがって、各ペンライト20の発光部22は、この制御信号を受信すると、全消灯状態から4秒間かけて徐々に、「a」の座席16のペンライト20は空色、「b」の座席16のペンライト20は茶色、「c」の座席16のペンライト20は青緑色、「d」の座席16のペンライト20は草色に変化し、その状態を維持する。これにより、図12に示した演出態様が完成する。
次に、イベント運営者は、コンピュータ40を用いて、観客のペンライト20に対して、データTm=1秒、データSt=0、データActCmd=2、データLd=1、データCD=1、データBr=1、データRpt=0のアクションコマンドを一斉に送信する。
各ペンライト20は、この制御信号を一斉に受信する。それぞれのペンライト20のMCU204は、データActCmd=2を2倍した値のアドレスからアドレスデータを読み出し、このアドレスデータのアドレスからコマンドデータを読み出す。
例えば、図13に示す座席16−1のペンライト20のコマンドデータは、セクション数が7、1色目が白色のグラデーション、2色目が空色のグラデーション、3〜7色目が空色のフラット、である。また、座席16−2のペンライト20のコマンドデータは、セクション数が7、1色目が空色のフラット、2色目が白色のグラデーション、3色目が空色のグラデーション、4〜7色目が空色のフラット、である。
同様に、座席16−3のペンライト20のコマンドデータは、セクション数が7、1〜2色目が空色のフラット、3色目が白色のグラデーション、4色目が空色のグラデーション、5〜7色目が空色のフラット、であり、座席16−4のペンライト20のコマンドデータは、セクション数が7、1〜3色目が空色のフラット、4色目が白色のグラデーション、5色目が空色のグラデーション、6〜7色目が空色のフラット、であり、座席16−5のペンライト20のコマンドデータは、セクション数が7、1〜4色目が空色のフラット、5色目が白色のグラデーション、6色目が空色のグラデーション、7色目が空色のフラット、であり、座席16−6のペンライト20のコマンドデータは、セクション数が7、1〜5色目が空色のフラット、6色目が白色のグラデーション、7色目が空色のグラデーション、であり、座席16−7のペンライト20のコマンドデータは、セクション数が7、1色目が空色のグラデーション、2〜7色目が空色のフラット、7色目が白色のグラデーション、である。
したがって、各ペンライト20の発光部22は、この制御信号を受信すると、0〜1秒目において、座席16−1のペンライト20の発光部22が空色から白色に変化する。座席16−2〜16−7のペンライト20の発光部22は、空色の状態を維持している。
制御信号の受信後の1〜2秒目において、座席16−1のペンライト20の発光部22が白色から空色に変化し、座席16−2のペンライト20の発光部22が空色から白色に変化する。座席16−3〜16−7のペンライト20の発光部22は、空色の状態を維持している。
また、2〜3秒目において、座席16−2のペンライト20の発光部22が白色から空色に変化し、座席16−3のペンライト20の発光部22が空色から白色に変化する。座席16−1,16−4〜16−7のペンライト20の発光部22は、空色の状態を維持している。
さらに、3〜4秒目において、座席16−3のペンライト20の発光部22が白色から空色に変化し、座席16−4のペンライト20の発光部22が空色から白色に変化する。座席16−1〜16−2,16−5〜16−7のペンライト20の発光部22は、空色の状態を維持している。
以下同様に、4〜5秒目において、座席16−4のペンライト20の発光部22が白色から空色に、座席16−5のペンライト20の発光部22が空色から白色に変化し、5〜6秒目において、座席16−5のペンライト20の発光部22が白色から空色に、座席16−6のペンライト20の発光部22が空色から白色に変化し、6〜7秒目において、座席16−6のペンライト20の発光部22が白色から空色に、座席16−7のペンライト20の発光部22が空色から白色に変化する。
最後に、7〜8秒目において、座席16−7のペンライト20の発光部22が白色から空色に変化し、座席16−1のペンライト20の発光部22が空色から白色に変化する。以下、同様の処理を繰り返すことで、座席16−1〜16−7において雪が舞い落ちるイメージの表示をすることができる。
さらに、イベント運営者は、コンピュータ40を用いて、観客のペンライト20に対して、データTm=4秒、データSt=0、データActCmd=3、データLd=1、データCD=1、データBr=1、データRpt=0のアクションコマンドを一斉に送信する。
各ペンライト20は、この制御信号を一斉に受信する。それぞれのペンライト20のMCU204は、データActCmd=3を2倍した値のアドレスからアドレスデータを読み出し、このアドレスデータのアドレスからコマンドデータを読み出す。
データActCmd=3のとき、図13に示す座席16−11,16−12,16−13のペンライト20のコマンドデータは、カウンタ使用、セクション数が2、1色目が白色のグラデーション、2色目が白色のフラット、であり、カウンタの値がそれぞれ0,1,2である。
この結果、座席16−11は、アクションコマンドを受信してから、4秒かけて茶色から白色に変化する。座席16−12は、アクションコマンドを受信してから4秒後に、4秒かけて茶色から白色に変化する。座席16−13は、アクションコマンドを受信してから8秒後に、4秒かけて茶色から白色に変化する。このように、富士山に雪が積もる様子を演出することができる。
本発明の技術的範囲は、上記実施形態に記載の範囲には限定されない。各実施形態における構成等は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、各実施形態間で適宜組み合せることができる。
10…演出システム、12…会場、14…ステージ、16…座席、20…ペンライト、22…発光部、24…把持部、26…操作部、28…カードスロット、50…コマンドデータ送信装置、202…バッテリ、204…MCU、206…フルカラーLED、216…赤外光受信部、218…IrDA通信部、226…EE−PROM、510…制御部、512…読取部、514…データ格納部、516…通信部、チケット530、532…テキスト、534…バーコード、536…マトリクス型二次元コード
データLdは、カウンタデータのロードフラグである。データLdが1、データStが0、かつ後述するデータUCが1のとき、後述するデータCountdataの値をカウンタのロードデータとする。なお、データStが1のとき、データLdは無効となる。ここで、カウンタとは、MCU204に内蔵されるハードウェアカウンタであってもよいし、MCU204の実行部のプログラムメモリ内のソフトウェアカウンタであってもよい。
Claims (5)
- 複数の携帯発光装置と該複数の携帯発光装置を制御する発光制御装置とからなる演出システムにおいて、
前記携帯発光装置は、
複数の発光態様で発光可能な発光部と、
前記複数の発光態様にそれぞれ対応する制御データであって、配置位置に応じた制御データを記憶する記憶部と、
前記記憶部の特定のアドレスを指定するアドレス指定信号を受信する受信部と、
前記記憶部の前記指定されたアドレスから制御データを読み出し、前記読み出した制御データに基づいて前記発光部を制御する制御部と、
を備え、
前記発光制御装置は、
前記複数の携帯発光装置に一斉にアドレス指定信号を送信する送信部と、
を備えた演出システム。 - 前記複数の携帯発光装置のうちの特定の携帯発光装置の配置位置を取得する配置位置取得部と、
前記取得した配置位置に応じた制御データを取得する制御データ取得部と、
を備え、
前記取得した制御データを前記特定の携帯発光装置の記憶部に書き込む書込み装置を備えた請求項1に記載の演出システム。 - 前記複数の携帯発光装置の配置位置に応じた発光態様を示す演出効果情報を生成する演出効果生成装置を備えた請求項1又は2に記載の演出システム。
- 複数の発光態様で発光可能な発光部と、
前記複数の発光態様にそれぞれ対応する制御データであって、配置位置に応じた制御データを記憶する記憶部と、
前記記憶部の特定のアドレスを指定するアドレス指定信号を受信する受信部と、
前記記憶部の前記指定されたアドレスから制御データを読み出し、前記読み出した制御データに基づいて前記発光部を制御する制御部と、
を備えた携帯発光装置。 - それぞれ発光部を有する複数の携帯発光装置と該複数の携帯発光装置を制御する発光制御装置とを用いた演出方法において、
前記携帯発光装置の複数の発光態様にそれぞれ対応する制御データであって、配置位置に応じた制御データを前記携帯発光装置の記憶部に記憶させる工程と、
前記発光制御装置から前記複数の携帯発光装置に一斉に前記記憶部のアドレスを指定するアドレス指定信号を送信する工程と、
前記アドレス指定信号を受信した携帯発光装置が前記記憶部の指定されたアドレスから制御データを読み出し、前記読み出した制御データに基づいて前記配置位置に応じて前記発光部を制御する工程と、
を備えた演出方法。
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