JP2024064292A - 発光制御システム及び発光制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】管理装置から発光装置へ送信する発光データのデータ量を抑えつつ、発光装置において演出効果の高い発光制御を実現する。【解決手段】互いに無線通信可能な発光装置10と管理装置50を備える発光制御システム100であって、管理装置50は、発光装置10に対して発光状態を指定する第1発光データを送信し、発光装置10は、一又は複数の発光素子と、この発光素子の発光状態を制御する制御部を備える。制御部は、第1発光データから、所定のアルゴリズムに基づいて、第1発光データよりもデータ量の大きい第2発光データを算出し、この第2発光データによって発光素子の発光状態を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、コップなどの物品に搭載された発光装置とその発光状態を制御するためのシステムに関する。また、本発明は、発光装置の発光状態を制御する方法にも関する。
従来から、発光装置を備えるコップが知られている(特許文献1,特許文献2)。例えば特許文献1に記載のコップは、コップ内に注がれている飲料水の適正濃度、腐敗程度及び適正温度を使用者に視覚的に示すために、飲料水の濃度や腐敗程度、温度に応じて発光装置の発光状態(オン/オフ,点滅)を制御することを特徴としている。また、特許文献2には、コップに注がれている内容物の温度及び量に従ってメロディーと光を発散することで、利用者は内容物の温度及び量を知らせることができるコップが開示されている。
また、本願出願人は、複数の発光装置の発光状態を制御するための技術として、例えば特許文献3に記載の発明を提案している。特許文献3には、例えば複数の発光装置のそれぞれがコップに搭載されており、一定距離内にいる発光装置同士が互いに呼応して、それらの点滅周期や点滅位相が徐々に一致していくというような光演出に用いられるシステムが開示されている。
特開平11-318672号公報 特開2006-55570号公報 特開2022-88287号公報
特許文献3に記載のシステムは、コップ等の物品に搭載された発光装置と外部の管理装置(PC等)とが無線ネットワークによって接続されており、基本的には、管理装置にて全ての発光装置の分の発光データを生成して、管理装置から各発光装置に対して発光データを送信することとしている。発光装置は、管理装置から受信した発光データに従って、自身に備わっている発光素子(LED等)の発光色や輝度、点滅周期などの発光状態を制御する。
ところで、発光装置が搭載された物品の見映えを良くするためには、発光素子の発光色や輝度、点滅周期などを複雑に制御して、例えば発光色が徐々に移り変わるといった演出を行うことが効果的である。しかしながら、発光素子の発光状態を複雑に制御しようとすると、管理装置から各発光装置に送信する発光データのデータ量(サイズ)が大きくなるという問題がある。すなわち、発光装置の発光色や輝度が1パターンのみであれば、管理装置から各発光装置へ送信する発光データのデータ量(サイズ)は最小限で済むが、発光装置の発光色や輝度を複雑に変化させようとすると、様々なパターンの発光データを発光装置に事前に送信する必要があるため、管理装置と各発光装置の間のデータの通信量が大きくなってしまう。特に、発光装置が複数の発光素子(LED等)を備えるものであり、発光素子それぞれの発光状態を異ならせることとすると、発光データのデータ量は発光素子の数に応じて飛躍的に大きくなってしまう。
このように各装置間のデータ通信量が大きくなると、通信状態が劣悪な環境においては、管理装置から発光装置へのデータ送信に遅延が発生し、適切なタイミングで発光装置を発光させることができなくなるという問題がある。また、データ通信量が大きいと、発光装置側で発光データを適切に受信できずにエラーが発生する恐れがある。ただし、このような問題の発生を恐れて発光データのデータ量を少なくすると、各発光装置の発光が単調なものとなって、光による演出の効果が損なわれてしまう。このように、従来技術においては、光による演出効果を高めることと発光データのデータ量を抑えることは、互いにトレードオフの関係にあった。
そこで、本発明は、管理装置から発光装置へ送信する発光データのデータ量を抑えつつ、発光装置において演出効果の高い発光制御を実現することを主な目的とする。
本発明の発明者は、従来技術が抱える問題の解決手段について鋭意検討した結果、発光装置に所定のアルゴリズムを予め記憶させておき、発光装置が管理装置から受信した発光データをこのアルゴリズムに基づいて拡張することで、管理装置から発光装置に対してデータ量の小さい発光データを送信しても、発光装置では実質的にはデータ量の大きい発光データを利用して見映えの良い光演出を実行できるようになるという知見を得た。そして、本発明者は、上記知見に基づけば、従来技術の課題を解決できることに想到し、本発明を完成させた。具体的に本発明は、以下の構成又は工程を有する。
本発明の第1の側面は、発光制御システム100に関する。この発光制御システム100は、互いに無線通信可能な発光装置10と管理装置50を備える。発光装置10と管理装置50は、インターネットなどの情報通信回線を通じて接続されたものであってもよいし、Wi-Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)といった公知の無線通信規格、その他の独自規格、SubGHz帯などの周波数、あるいはWLAN以外のP2MPやMesh通信によって無線通信するものであってもよい。本システム100には、発光装置10が複数含まれていてもよいが、一つのみであってもよい。発光装置10は、コップやランプ、ボールなどの物品に搭載することができる。管理装置50は、発光装置10に対して、発光装置10の発光状態を指定する第1発光データを送信する。管理装置50は、全体発光データを生成するためのコンピュータ(中央管理装置30)や、この全体発光データを発光装置10に対して送信するための送信機(位置管理装置40)を含むことが好ましい。発光装置10は、一又は複数の発光素子12a…と、この発光素子12a…の発光状態を制御する制御部11を備える。制御部11は、管理装置50から受信した第1発光データから、所定のアルゴリズムに基づいて、この第1発光データよりもデータ量の大きい第2発光データを算出する。なお、発光装置10に記憶されているアルゴリズムは、例えば管理装置50による制御によって変更することも可能である。そして、制御部11は、所定のアルゴリズムに従って求めた第2発光データによって一又は複数の発光素子12a…の発光状態を制御する。「発光状態」とは、発光色、輝度(発光強度)、点滅の周期、及び点滅の位相の一種又は二種以上の状態を意味する。
例えば、発光装置10に複数の発光素子12a~12cが設けられている場合、制御部11は、ある一つの発光パターンを指定する第1発光データから、複数の発光パターンを指定する第2発光データを求め、各発光素子12a~12cに異なる発光パターンを割り当てて、各発光素子12a~12cの発光状態を制御することができる。また、例えば、発光装置10に発光素子12aが一つのみ設けられている場合には、制御部11は、ある一つの発光パターンを指定する第1発光データから、複数の発光パターンを指定する第2発光データを求め、一つの発光素子12aに割り当てる発光パターンを時間経過に伴って変化させることとしてもよい。このように、本発明においては、発光装置10自体が、管理装置50から受信した第1発光データを、それよりもデータ量の大きい第2発光データへと拡張する演算処理を行う。これにより、管理装置50から発光装置10へ送信する第1発光データのデータ量を抑えつつ、発光装置10は、第2発光データに従ってより複雑な発光制御処理を実行することができる。その結果、管理装置50から発光装置10へのデータ送信の高速化を図るとともに、通信状態が劣悪な環境においてもデータの送信エラーが発生することを防止できる。
本発明に係る発光制御システム100において、発光装置10には、発光素子12a~12cが複数個設けられていることが好ましい。なお、発光素子12a~12cは、それぞれ発光色や輝度を調節できるものであることが好ましい。また、この場合、第2発光データは、複数の発光パターンを指定するものであることが好ましい。本願明細書において、「発光パターン」とは、発光色及び輝度の少なくとも1つ以上を規定したデータである。このため、発光パターンは、発光色のみを規定することもあるし、発光色及びその輝度を規定することもある。また、発光パターンは、輝度を経時的に変化させる周期(つまり点滅周期)を規定するものであってもよい。この場合、制御部11は、複数の発光素子12a~12cのそれぞれに発光パターンを割り当てて、発光素子12a~12cの発光状態を制御する。つまり、制御部11は、各発光パターンに従って発光素子12a~12cを発光させる。なお、後述するとおり発光パターンの数は発光素子12a~12cと同数であることが好ましいが、発光パターンの数は発光素子12a~12cの数より多くても少なくても問題はない。このように、発光装置10自身で複数の発光パターン(第2発光データ)を求めるようにすることで、複数の発光素子12a~12cをそれぞれ異なる発光パターン(発光色や輝度)で発光させるといった複雑な演出が可能となる。その際に、管理装置50は発光装置10に対して複数の発光パターンを送信する必要はなく、少なくとも一つの発光パターンを送信すれば十分である。
本発明に係る発光制御システム100において、制御部11は、発光素子12a~12cに割り当てる発光パターンを時間の経過に伴って変化させることとしてもよい。このようにすれば、ある一つの発光素子を一つの発光パターンで発光させ続けるのではなく、ある発光素子を異なる発光パターンで発光させることができるため、より複雑な演出が可能となる。
本発明に係る発光制御システム100において、管理装置50から発光装置10へと送信される第1発光データは、一つの合成色を指定するものであることが好ましい。この場合に、発光装置10が独自に算出する第2発光データの各発光パターンは、この合成色を分解することにより得られた複数の分解色をそれぞれ指定するものであることが好ましい。すなわち、発光装置10には、合成色を複数の分解色へと分解するためのアルゴリズムが記憶されていればよい。具体的には、ある合成色を分解することにより得られた複数の分解色とは、それぞれの分解色のみに着目すると合成色とは異なる色に見えるが、これらの複数の分解色全体に着目する(各分解色を合成する)と実質的に合成色に見える色を意味する。このため、各分解色を複数の発光素子12a~12cのそれぞれに割り当てた場合、一つ一つの発光素子12a~12cに着目すると合成色とは異なる色で発光しているように見えるが、発光装置10全体を俯瞰すると合成色で発光しているように見えるようになる。このように、発光装置10が独自に算出する第2発光データは、管理装置50から送信された第1発光データと一定の相関性があることが好ましい。これにより、発光装置10の発光色を、演出上の目的とする色に調整しやすくなる。
本発明に係る発光制御システム100において、発光素子12a~12cは、N個(Nは2以上の整数)設けられており、制御部11は、N個の発光パターンを含む第2発光データを算出することが好ましい。この場合に、制御部11は、N個の発光素子のそれぞれにN個の発光パターンをそれぞれ割り当てて、発光素子の発光状態を制御することが好ましい。すなわち、例えば発光素子12a~12cが3個設けられている場合に、制御部11は、3個の発光パターンを含む第2発光データを算出することとなる。そして、制御部11は、3個の発光パターンを、3個の発光素子12a~12cに対して一つずつ割り当てる。このように、発光装置10は、管理装置50によって生成された第1発光データに基づいて、発光素子12a~12cの分だけの発光パターンを含む第2発光データを算出すると良い。これにより、例えば管理装置50からの第1発光データには1個の発光パターンしか含まれていない場合であっても、発光装置10は、この第1発光データを自己の発光素子12a~12cの数に対応する複数の発光パターンへと拡張することができる。
本発明に係る発光制御システム100において、発光装置10の制御部11は、N個の発光素子12a~12cに対して割り当てる発光パターンを時間の経過っっsに伴って順番に変化させることとしてもよい。これにより、例えば発光装置10の発光部位が回転するといったように、発光部位が規則的に移動しているような演出を行うことができる。
本発明に係る発光制御システム100において、発光装置10の制御部11は、各発光素子12a~12cが各発光パターンに基づいて発光する単位時間において、各発光素子12a~12cの輝度を所定速度で明るくした後に暗くするフェイドイン・フェイドアウト制御を行うこととしてもよい。この場合に、制御部11は、各発光素子12a~12cの輝度の総量が一定範囲内となるように、フェイドイン・フェイドアウト制御を行うことが特に好ましい。例えば、各発光素子12a~12cの輝度の総量は、常に、第1発光データの発光パターンが規定する輝度のN倍(Nは発光素子の個数)の値であることが好ましく、この値に対して±20%又は±10%の範囲で変動することとしてもよい。これにより、発光装置10の発光部位が規則的かつ滑らかに移動しているような美しい演出を行うことができる。
本発明の第2の側面は、発光装置10に関する。第2の側面に係る発光装置10は、前述した第1の側面に係る発光制御システム100に含まれる発光装置10と実質的に同じ構成を含む。すなわち、第2の側面に係る発光装置10は、管理装置50を無線通信可能なものである。この発光装置10は、一又は複数の発光素子12a…と、この発光素子12a…発光状態を制御する制御部11を備える。この制御部11は、管理装置50から前記発光装置10の発光状態を指定する第1発光データを受信した場合に、この第1発光データから、所定のアルゴリズムに基づいて、第1発光データよりもデータ量の大きい第2発光データを算出し、この第2発光データによって発光素子12a…の発光状態を制御する。
本発明の第3の側面は、発光制御方法に関する。第3の側面に係る発光制御方法は、互いに無線通信可能な発光装置10と管理装置50によって実行される。前述したとおり、発光装置10は、基本的に、一又は複数の発光素子12a…と、この発光素子12a…の発光状態を制御する制御部11を備える。ここで、第3の側面に係る発光制御方法では、まず、管理装置50が、発光装置10に対して、この発光装置10の発光状態を指定する第1発光データを送信する(第1工程)。次に、発光装置10の制御部11が、管理装置50から受信した第1発光データから、所定のアルゴリズムに基づいて、第1発光データよりもデータ量の大きい第2発光データを算出する(第2工程)。次に、発光装置10の制御部11が、第2発光データによって発光素子12a…の発光状態を制御する(第3工程)。
本発明によれば、管理装置50から発光装置10へ送信する発光データのデータ量を抑えつつ、発光装置10において演出効果の高い発光制御を実現することができる。
図1は、本発明に係る発光制御システムの概要を示した模式図である。 図2(a)は、発光装置を搭載したコップの断面図であり、図2(b)は、発光装置の機能構成を示したブロック図である。 図3は、位置管理装置と中央管理装置を含む管理装置の機能構成を示したブロック図である。 図4は、発光装置の発光フローの一例を示している。 図5は、発光装置の発光状態の制御方法の一例を示している。
以下、図面を用いて本発明を実施するための形態について説明する。本発明は、以下に説明する形態に限定されるものではなく、以下の形態から当業者が自明な範囲で適宜変更したものも含む。
図1は、本発明の一実施形態に係る発光制御システム100の全体構成を模式的に示している。図1に示されるように、本実施形態に係る発光制御システム100は、複数の発光装置10と、これらの発光装置10を搭載した物品20と、中央管理装置30と、位置管理装置40を含む。なお、本願明細書では、中央管理装置30と位置管理装置40とを含めた装置を管理装置50と表現している。物品20に搭載された発光装置10と管理装置50は互いに無線通信することが可能に構成されている。例えば、各発光装置10と管理装置50はWi-Fi(登録商標)などの公知の規格に準じた無線LANで接続されていればよい。
図1に示されるように、発光装置10を搭載する物品20の例は、コップ20(a)、ランプ20(b)、ボール20(c)、及び起き上がり小法師の様な揺動体20(d)である。コップ20(a)、ランプ20(b)、ボール20(c)、及び揺動体20(d)は、いずれも透明又は半透明の材料で形成されており、その内部に搭載された発光装置10が発する光を透過して外部に放出する。いずれの物品20(a)~(d)も、本願出願人(チームラボ株式会社)の提案によって既に公知となっている物品である。ただし、発光装置10を搭載することのできる物品20は、ここに挙げたものに限定されず、光による演出に用いることができるものであれば、どのような物品であってもよい。
一例として、本発明では、カフェやレストランなどの飲食店において、コップ20(a)を発光させる演出を行うことを想定している。例えば、あるコップ20(a)が食卓から持ち上げられると、そのコップ20(a)に搭載されている発光装置10が発光を開始する。あるいは、あるコップ20(a)が持ち上げられた状態から食卓に置かれた状態に遷移したときに、発光装置10が発光を開始することとしてもよい。また、食卓に複数のコップ20(a)が置かれているような場合に、管理装置50は、各コップ20(a)の位置情報を定期的に取得しており、これによりコップ20(a)同士の距離などを常に把握している。そして、管理装置50は、例えば各食卓に設けられたコップ20(a)同士の発光状態を連動させることにより、食卓ごとにコップ20(a)の発光演出に統一感をもたせることもできる。
前述したようなコップ20(a)同士の発光状態の連動のように、同じタイプの物品を連動させるとよい。ただし、本発明では、このような同じタイプの物品の連動に限られず、例えば、コップ20(a)とランプ20(b)の発光状態の連動や、コップ20(a)とボール20(c)の発光状態の連動など、異なるタイプの物品の発光状態を連動させることも可能である。
以下では、発光装置10がコップ20(a)に搭載されている実施形態を例に挙げて、本発明の特徴について詳しく説明する。
図2(a)は、コップ20(a)の断面図を示し、図2(b)は、発光装置10のブロック図(b)を示している。コップ20(a)は、ガラスやプラスチックなどの公知の素材で形成されており、発光装置10から発せられた光が透過するように透明又は半透明に構成されている。図2(a)に示されるように、コップ20(a)は、通常のコップと同様に側壁21と底面22とを有し、側壁21の上部に液体を注ぎ入れる開口部が形成されている。ただし、本実施形態では、側壁21の中腹辺りに隔壁23が設けられている。これにより、飲料水などの液体が注がれる液体用空間24が側壁21と隔壁23によって区画されているとともに、発光装置10を収納するための装置用空間25が側壁21と隔壁23と底面22によって区画されている。すなわち、装置用空間25は液体用空間24の下部に位置し、これらの空間24,25は隔壁23によって隔てられている。また、本実施形態において、隔壁23は、液体用空間24側に向かってその中心部が凸状となるようにドーム状(半球形状)に湾曲したものとなっている。これにより、発光装置10から発せられた光が隔壁23を透過する際に効率的に拡散して、液体用空間24内の液体とその周囲の側壁21とを全体的に照明できるようになる。なお、コップ20(a)の形状は、図示したものに限定されず、その他種々の構造を採用することができる。例えば、コップ20(a)の側壁21の外面にハンドル(取っ手)を取り付けることも当然に可能である。
発光装置10は、コップ20(a)及びそこに注がれた液体を、コップ20(a)の内部から照明するための装置である。図2(b)に示されるように、発光装置10は、制御部11、発光部12、ICタグ13、記憶部14、通信部15、放音部16、液体検知センサ17、及び加速度センサ18を備える。なお、図示は省略しているが、発光装置10は、独自に発光部12を発光させることができるようにバッテリーを備えている。
制御部11は、他の要素12~18の制御を行うための要素である。制御部11は、例えばプロセッサとメモリから構成される。プロセッサの例は公知のCPUやその他の制御回路である。プロセッサは、メモリに記憶されているプログラムやデータに従って所定の演算処理を行い、その演算結果をメモリの作業空間に書き出しながら各種の制御処理を実行する。メモリは、例えばRAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリから構成され、上記したプロセッサによる演算処理に利用される。本実施形態において、制御部11は、メモリに記憶されたプログラムを読み出し、このプログラムに従って、主に発光部12を発光させたり放音部16から音を出力するための処理を行う。
発光部12は、制御部11による制御に基づいて発光するように構成されている。発光部12は、例えばLEDなどの複数の発光素子12a~12cと、これらが搭載された基板(不図示)を有する。複数の発光素子12a~12cは、それぞれ、発光色と輝度を調整することができる。すなわち、発光素子12a~12cは、それぞれ、赤色に発光する赤色LED、緑色に発光する緑色LED、及び青色に発光する青色LEDをそれぞれ一又は複数個ずつ有していることが好ましい。例えば、各発光素子12a~12cは、赤色、緑色、青色をそれぞれ256階調(1byte)で表現することができ、全体として最大で1677万7216通り(3byte)の色を表現することができる。なお、図示した例では、コップ20(a)に3個の発光素子12a~12cが設けられているが、発光素子の数は1個であってもよいし、2個であってもよいし、4個以上であってもよい。
ICタグ13は、コップ20(a)(具体的には発光装置10)の位置を特定するための無線信号を発信する電子機器である。ICタグ13は、例えばRFID(Radio Frequency IDentification)やBluetooth(登録商標)などの無線信号発信機によって実現されるものであり、電磁界や電波等を用いた非接触型の近距離無線通信によって、位置管理装置40との交信を行う。なお、本発明において、ICタグ13の回路は、例えばパッシブ型、セミパッシブ型、又はこれに準ずる構造を有するものを採用できる。
ICタグ13は、基本的に、ICチップと発信回路とを備える。ICチップは、ICタグ13固有またはそれが取り付けられた対象物固有のID情報(タグID)を記憶した記憶回路を有しており、このタグIDを含む無線信号を発信回路を介して発信する。例えば、パッシブ型のICタグ13は、位置管理装置40から発信された電波を受信し、受信した電波をアンテナのコイルやショットキーダイオードにより起電力に変換し、この起電力によってICチップを起動する。ICチップは、起動すると、記憶回路に保持されている固有のタグIDを読み出して、読み出したタグIDを発信回路を介して位置管理装置40に対して発信する。また、ICタグ13は、セミパッシブ型を使用することも可能である。セミパッシブ型のICタグ13は、位置管理装置40から発信された電波を受信し、これを契機として内部の電源を作動させる。そして、電源から得た電力を利用して、ICチップを起動し、位置管理装置40に対して、記憶回路に記憶されている固有のタグIDを発信する。ICタグ13から発せられた無線信号は、例えば半径1m~15m程度まで到達させることができ、その無線信号の到達範囲は適宜調整可能である。
記憶部14は、主に発光素子12a~12cの発光状態の制御に利用されるデータやアルゴリズムを記憶するための要素(ストレージ)である。また、記憶部14には、制御部11(プロセッサ)での処理に用いられるプログラムが記憶されていてもよい。記憶部14は、ROM(Read Only Memory)等の不揮発性メモリから構成される。発光装置10の制御部11は、管理装置50から発光データ(第1発光データ)を受信した場合に、この記憶部14に記憶する。また、発光装置10の制御部11は、管理装置50から新しい発光データを受信した場合、古い発光データを記憶部14から消去して、新しい発光データを記憶部14に書き換えることが好ましい。
また、記憶部14は、管理装置50から受信した第1発光データから第2発光データを算出するための所定のアルゴリズムを記憶している。詳しくは後述するが、本発明では、管理装置50から受信した第1発光データではなく、発光装置10内で独自に算出された第2発光データに基づいて、発光素子12a~12cの発光状態を制御する。記憶部14に記憶されているアルゴリズムは、書き換えることも可能である。具体的には、中央管理装置30において新しいアルゴリズムを生成し、発光装置10に対して送信すると、発光装置10内の古いアルゴリズムが新しいアルゴリズムに書き換わることとしてもよい。発光装置10の制御部11は、記憶部14から第1発光データとアルゴリズムを読み出して、アルゴリズムに従った所定の演算処理を行うことで第2発光データを算出する。制御部11は、このようにして算出した第2発光データを記憶部14に記憶することとしてもよいし、制御部11内のメモリにのみ一時的に保存しておくこととしてもよい。なお、記憶部14は必須の要素ではなく、制御部11が備えるメモリを、ここで説明した記憶部14の代わりとして利用することも可能である。すなわち、制御部11のメモリに発光データやアルゴリズムを記憶しておくこともできる。
通信部15は、管理装置50との間で各種データの送受信を行うための要素である。通信部15は、管理装置50と無線LAN(Local Area Network)方式で無線通信を行うための機能を有する。具体的には、通信部15は、無線通信を行うための搬送波を送信及び受信するアンテナを有している。通信部15によって受信されるデータの例は、発光部12の発光状態を制御するための発光データ(第1発光データ)である。制御部11は、通信部15を介して管理装置50から発光データを受け取ると、前述したとおり、その発光データを記憶部14やメモリに記録する。
放音部16は、音声や効果音などの音を出力するための要素である。任意の要素であり、放音部16としては、空気を媒介にして音波(空気振動)を放出する一般的なスピーカを用いればよい。放音部16は、例えば発光部12による光の演出とともに、効果音等を出力する。放音部16は任意の要素であり、必ずしも発光装置10に搭載する必要はない。
液体検知センサ17は、コップ20(a)の液体用空間24に液体が存在することを検知するためのセンサである。液体検知センサ17の例は、静電容量式センサや光電式センサであるが、特に静電容量センサを用いることが好ましい。静電容量センサは、その測定面がコップ20(a)の隔壁23と対面するように設けられている。静電容量式センサは、物質の比誘電率の相違により発生する位相差を利用して液体の有無を検知する。例えば液体検知センサ17が光電式センサである場合は、液体用空間24に貯留された液体自体の色や液体に当たる光の色が変化すると検知が不安定となるという問題があるが、静電容量式センサは、液体の色や光の色が変化しても安定した検知が可能である。
加速度センサ18は、発光装置10が搭載されたコップ20(a)の動作の加速度を測定するための要素である。加速度センサ18からの加速度測定データを制御部11によって処理することにより、例えば発光装置10の加速度、振動、及び傾きを算出できる。加速度センサ18は、例えば3次元空間で移動したコップ20(a)の加速度、移動した時間、移動した方向を測定する。また、加速度センサ18は、発光装置10が搭載されたコップ20(a)の傾倒角度を測定する用途でも用いられる。加速度センサ18は、例えばコップ20(a)に働く重力加速度を向き情報として取得することで、このコップ20(a)の傾倒角度を測定する。
図3は、管理装置50を構成する中央管理装置30と位置管理装置40のブロック図を示している。中央管理装置30と位置管理装置40は、バスによって接続されており、互いに情報の授受を行う。これらの中央管理装置30と位置管理装置40は一体として構成されていてもよいが、本実施形態では便宜上、2つのコンピュータ装置にそれらの機能を分散している。このため、ここで説明する中央管理装置30と位置管理装置40の機能ブロックは一例であり、例えば中央管理装置30が備える要素を位置管理装置40に設けたり、反対に位置管理装置40が備える要素を中央管理装置30に設けたりすることも可能である。
中央管理装置30は、基本的に複数の発光装置10の発光状態を制御する機能を担う。具体的には、中央管理装置30は、各発光装置10を制御するための発光データ(第1発光データ)を生成し、これを各発光装置10に発信する。中央管理装置30は、コンピュータ型の装置であり、中央制御部31と中央記憶部32を有する。
中央制御部31は、位置管理装置40を制御するとともに、発光データ(第1発光データ)の生成に必要な演算などを行う。中央制御部31は、例えばプロセッサとメモリから構成される。プロセッサの例は、公知のCPUやその他の制御回路である。プロセッサは、メモリに格納されたプログラムに従って所定の演算処理を行い、その演算結果をメモリの作業空間に書き出しながら各種の制御処理を実行する。メモリは、例えばRAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリから構成され、上記したプロセッサによる演算処理に利用される。本システム100に複数の発光装置10が含まれる場合、中央制御部31は、発光装置10ごとに発光データ(第1発光データ)を生成してもよいし、すべての発光装置10に対して同じ発光データを生成してもよい。
中央記憶部32は、主に各発光装置10(具体的にはコップ20(a))の位置情報や、各発光装置10の発光状態の制御に利用されるデータを記憶するための要素(ストレージ)である。また、中央記憶部32には、中央制御部31(プロセッサ)での処理に用いられるプログラムが記憶されていてもよい。中央記憶部32は、ROM(Read Only Memory)等の不揮発性メモリから構成される。中央記憶部32には、位置管理装置40によって取得された各発光装置10の位置情報が記憶される。また、発光装置10の位置情報が変化した場合、位置管理装置40に記憶されている位置情報も更新される。また、中央記憶部32には、中央制御部31によって生成された発光データ(第1発光データ)も記憶されている。
位置管理装置40は、基本的に複数の発光装置10と同じ空間内(部屋など)に設置されて、各発光装置10から位置情報を取得する役割を担う。例えば、位置管理装置40は、発光装置10付きのコップ20(a)を利用してサービスを提供する飲食店内、具体的には天井や壁面、あるいは床面に設置することが好ましい。また、位置管理装置40に各発光装置10との通信機能を持たせてもよい。例えば、位置管理装置40は、位置検出部41と通信部42を持つ。なお、この通信部42は中央管理装置30側に設けることも可能である。
位置検出部41は、発光装置10のICタグから発信される無線信号を受信するリーダを備える。例えば、無線信号のリーダは天井や壁面に複数設置されており、各リーダにおいて、1つの発光装置10のICタグから発信された無線信号の強度を検出することにより、各リーダからICタグまでの距離を測定する。位置検出部41は、複数のリーダから1つの発光装置10までの距離を求めることで、三角測量法などによってその発光装置10の座標値(X,Y)を求めることができる。なお、ICタグから発信される無線信号には、各発光装置10のID情報が含まれているため、位置検出部41は、このID情報に基づいて、上記のようにして測定した座標値に存在する発光装置10を特定することが可能である。位置検出部41は、このようにして各発光装置10の位置情報(座標値)を定期的に取得して、中央制御部31へと伝達する。中央制御部31は、位置検出部41から受信した位置情報を中央記憶部32に記録する。
通信部42は、各発光装置10との間で各種データの送受信を行うための要素である。通信部42は、前述した発光装置10の通信部15と同様に、無線LAN(Local Area Network)方式で無線通信を行うための機能を有する。通信部42によって送信されるデータの例は、発光装置10の発光状態を制御するための発光データ(第1発光データ)である。
次に、図4及び図5を参照して、コップ20(a)に搭載された発光装置10の発光フローの一例について説明する。
図4及び図5に示されるように、発光装置10の制御部11は、まず、管理装置50から、発光装置10全体の発光状態を指定する第1発光データを受信する(ステップS1)。この第1発光データは、例えば発光装置10の発光パターンを1つ指定するものである。より具体的には、図4及び図5に示した例では、第1発光データは、発光装置10の発光色を1つ指定するものである。さらに、第1発光データは、発光装置10の輝度の指定を含むものであってもよい。ここでは、この第1発光データによって指定された発光装置10の発光色を「合成色」と表現している。本実施形態において、発光装置10は3つの発光素子12a~12cを含むものであるが、もし仮に第1発光データに従って発光装置10の発光状態を制御する場合には、各発光素子12a~12cはすべて第1発光データで指定された合成色及び輝度で発光することになる。このように、第1発光データは、一つの合成色を指定するものであるため、各発光素子12a~12cが赤・緑・青をそれぞれ255階調で表現できる能力を持つ場合、そのデータ量は最小で3byteとなる。発光装置10は、この第1発光データに従って各発光素子12a~12cを発光させることも可能であるが、その場合は全ての発光素子12a~12cが同じ色で発光するという単調なものとなる。そこで、本実施形態では、以下のステップS2及びステップS3で説明するとおり、発光装置10自らが、所定のアルゴリズムで、第1発光データで指定された合成色を複数の分解色へと分解した第2発光データを生成する。これにより、第1発光データが単調なものであっても、発光装置10においてより複雑な光の演出を行うことを可能としている。
発光装置10の制御部11は、記憶部14から、第1発光データで指定された合成色を複数の分解色に分解するためのアルゴリズムを読み出す(ステップS2)。ここにいう「分解色」とは、ある合成色を複数に分解することにより得られる色であり、それぞれの分解色のみに着目すると合成色とは異なる色に見えるが、これらの複数の分解色全体に着目する(各分解色を合成する)と実質的に合成色に見える色を意味する。発光装置10において完全にランダムなアルゴリズムを採用し、第1発光データで指定された合成色とは無関係な複数の色を作成することも可能ではあるが、その場合、発光装置10の各発光素子12a~12cの発光色をコントロールすることが不可能となるためあまり好ましくはない。一方で、第1発光データで指定された合成色と相関性のある複数の分解色を生成するためのアルゴリズムを採用することで、少なくとも発光装置10を俯瞰して見たときの色をコントロールすることが可能となる。
図4には、複数の分解色を得るためのアルゴリズムの一例が示されている。このアルゴリズムは、分解比率と、この分解比率を用いて3つの分解色を算出するための計算式が含まれる。本実施形態では、発光装置10に搭載されている発光素子12a~12cの数が3個であるため、1つの合成色から求められる分解色の数も3個としている。このように発光素子12a~12cの数と分解色の数は同数とすることが好ましいが、これに限らず、分解色の数は発光素子12a~12cの数よりも少なくすることとしてもよいし、多くすることとしてもよい。
図4に示されるように、分解色1~3は、ぞれぞれ、赤(R)・緑(G)・青(B)の各原色を256階調で表現したものである。この場合、分解色1~3を求めるためのアルゴリズムは以下の通りである。
[分解色1算出式]
=R×X/255
=G×Y/255
=B×Z/255
[分解色2算出式]
=R×Z/255
=G×X/255
=B×Y/255
[分解色3算出式]
=R×Y/255
=G×Z/255
=B×X/255
上記計算式において、R,G,Bは合成色のRGBである。また、R,G,Bは分解色1のRGBであり、R,G,Bは分解色2のRGBであり、R,G,Bは分解色3のRGBである。また、X,Y,Zは、分解比率であり任意の値を設定できる。例えば、図4に示した例において、分解比率は[X=255,Y=255,Z=48]となっている。なお、分解比率は、X,Y,Zの全てを255ではない数値とすると、各分解色と合成色との色の相違が大きくなる。このため、上記した例のようにX,Y,Zのうちの1つを255ではない任意の値とし、その他の2つを255に設定することが好適である。
次に、発光装置10の制御部11は、第1発光データで指定された合成色と上記のアルゴリズムに基づいて、複数の分解色を指定する第2発光データを算出する。図4に示した例において、合成色のRGBは[R255,G255,B255]であり、分解比率は前述のとおり[X=255,Y=255,Z=48]である。これらの値を上記計算式に当てはめると、分解色1~3は以下のように求まる。
[分解色1~3算出結果]
分解色1[R255,G255,B48]
分解色2[R48,G255,B255]
分解色3[R255,G48,B255]
分解色1~3はそれぞれ3byteで表すことができるため、これらの分解色1~3のデータ量の合計は9byteである。前述した通り、管理装置50で生成された第1発光データ(合成色)は3byteのデータであったことから、発光装置10の制御部11が上記のアルゴリズムを用いて分解色を算出することで、発光データのデータ量が3倍に拡張されたこととなる。発光装置10の制御部11は、このようにして求めた分解色1~3を記憶部14(ストレージ)又はメモリに記憶する。そして、発光装置10の制御部11は、これらの分解色1~3に基づいて発光素子12a~12cの発光状態を制御する。
続いて、図4に示されるように、発光装置10の制御部11は、発光のトリガーを検出したか否かを判断する(ステップS4)。発光トリガーが検出されない限り、この判断ステップは継続する。本実施形態では発光装置10に液体検出センサ17及び加速度センサ18が設けられているため、これらのセンサ17が出力した信号を発光トリガーとして利用することができる。例えば、液体検知センサ17はコップ20(a)内の液体が検知したときに信号を出力するため、発光装置10の制御部11は、この液体検知センサ17の出力信号を発光トリガーとすることができる。また、例えば、加速度センサ18はコップ20(a)の加速度の変化量を信号として出力するため、発光装置10の制御部11は、例えば、加速度センサ18からの出力信号に基づいて閾値以上の加速度の変化を検出したことや、閾値以上の加速度の変化を検出した後に加速度がゼロになった発光トリガーとすることができる。すなわち、前者の場合は、コップ20(a)が人手によって持ち上げられたと推測され、後者の場合、一旦人手によって持ち上げられたコップがテーブルに置かれたと推測される。このように、コップ20(a)をテーブルから持ち上げたり、テーブルに置いたりする動作を発光トリガーとすることも可能である。なお、本発明において、発光トリガー例は、上記したものに限定されない。例えば、コップ20(a)の傾きの変化を検知したときや、コップ20(a)の高度の変化を検知したとき、コップ20(a)内の液体の温度の変化を検知したとき、コップ20(a)の振動を検知したときなどを、発光トリガーとすることも可能である。また、コップ20(a)が人手によって把持されたときや、コップ20(a)の周囲の明度が変化したときなどを、発光トリガーとすることも可能である。この場合、上記のトリガーの検出に適したセンサ(傾きセンサ、高度センサ、温度センサ、振動センサ、圧力センサ、明度センサ等)を発光装置10に搭載すればよい。また、その他、管理装置50から発光装置10に対して発光を開始させる制御信号を送信することもできる。この場合、発光装置10は、管理装置50から制御信号を受信したことを発光トリガーとすればよい。
次に、発光トリガーを検出すると、発光装置10の制御部11は、発光部12の複数の発光素子12a~12cを発光させる制御を行う(ステップS5)。このとき、制御部11は、ステップS3で算出した複数の分解色(発光パターン)を指定する第2発光データに基づいて、各発光素子12a~12cの発光状態を制御する。最も単純には、制御部11は、3個の発光素子12a~12cのそれぞれに、3個の分解色をそれぞれ割り当てて、各発光素子12a~12cを発光させればよい。ただし、この場合、それぞれの発光素子12a~12cを較べてみれば異なる色(分解色)で発光しているものの、発光素子12a~12cの色は変わらないことから、観察者に対して単調な印象を与えるおそれがある。このため、本実施形態では、以下に説明するように、各発光素子12a~12cをより複雑に制御することが好ましい。
図5は、本発明の好ましい実施形態に係る発光素子12a~12cの制御例を示している。図5(a)に示されるように、発光装置10には3個の発光素子12a~12cが設けられており、これらの3個の発光素子12a~12cが同心円上に配置されている。また、前述したとおり、発光装置10では、1つの合成色(発光パターン)から、3つの分解色1~3(3つの発光パターン)が生成されている。この場合に、発光装置10の制御部11は、発光素子12a~12cに対して割り当てる分解色を時間の経過に伴って順番に変化させることが好ましい。すなわち、図5(b)に示されるように、すなわち、第1の発光素子12aには、分解色1、分解色2、分解色3の順で発光パターンを割り当て、所定単位時間(例えば0.25~3秒)ごとに各分解色1~3で発光させ、その分解色1~3を順番に切り替える。同様に、第2の発光素子12bには、分解色2、分解色3、分解色1の順で発光パターンを割り当て、第3の発光素子12cには、分解色3、分解色1、分解色2の順で発光パターンを割り当てている。なお、発光素子12a~12cを各分解色で発光させる単位時間は、例えば管理装置50からの制御によって調整することも可能である。
また、発光装置10の制御部11は、各発光素子12a~12cが各分解色に基づいて発光する単位時間において、各発光素子12a~12cの輝度を所定速度で明るくした後に暗くするフェイドイン・フェイドアウト制御を行うことが好ましい。すなわち、図5(b)に示されるように、単位時間ごとにみてみると、各発光素子12a~12cは、最初は消灯した状態(あるいは輝度がほぼゼロの状態)となっているが、指定された分解色1~3で発光を開始すると、徐々にその輝度を増大させ、輝度の頂点を迎えた後に、徐々に輝度を低下させて最終的には再び消灯する(あるいは輝度がほぼゼロとなる)。このように徐々に輝度を上げた後に再び下げることを、本願明細書ではフェイドイン・フェイドアウトと称している。このようなフェイドイン・フェイドアウト制御が、各発光素子12a~12cについて行われる。
さらに、各発光素子12a~12cの輝度の合計値は、常にほぼ一定であることが好ましい。すなわち、前述したように、発光素子12a~12を個別に見ると、フェイドイン・フェイドアウト制御によってその輝度が明るくなったり暗くなったりするものの、発光装置10全体(つまりコップ20(a)全体)を見ると、この発光装置10から放たれる光の総量は常にほぼ一定とすることが好ましい。そのためには、各発光素子12a~12cの輝度の合計値がほぼ一定となるように、発光素子12a~12cの輝度変化の周期の位相をずらすと良い。つまり、各発光素子12a~12が同じ周期でフェイドイン・フェイドアウトを繰り返すと、発光装置10全体としては点滅しているように見えるが、発光素子12a~12のフェイドイン・フェイドアウトの周期をずらすことで、発光装置10全体としては常時点灯しているように見せることができる。
より具体的には、発光装置10の制御部11は、例えば、常に、第1発光データが規定する輝度のN倍(Nは発光素子の個数)とすることを目標値として、各発光素子12a~12cの輝度の総量を制御するとよい。ただし、各発光素子12a~12cをフェイドイン・フェイドアウトさせると、輝度の総量を厳密に第1発光データが規定する輝度のN倍とすることは困難であることから、この目標値に対して、所定範囲で輝度の総量が増減することは許容される。すなわち、第1発光データが規定する輝度のN倍を目標値としたときに、この目標値の±20%又は±10%の範囲で、各発光素子12a~12cの輝度の総量が変動することとしてもよい。図5(b)及び図5(c)に示した例では、各発光素子12a~12cの輝度の総量が最も小さくなるタイミングをt1で示し、その時の総量をL1としている。同様に、各発光素子12a~12cの輝度の総量が最も大きくなるタイミングをt2で示し、その時の総量をL2としている。この場合に、発光素子12a~12cの輝度の総量の最小値L1と最大値L2のいずれもが、上記した輝度の目標値に対する所定範囲内(例えば輝度の目標値の±20%の範囲内)となれば良い。
前述した条件を満たすように各発光素子12a~12cの発光状態を制御することで、発光装置10を備えるコップ20(a)を俯瞰した場合にはコップ20(a)全体として合成色で発光しているが、さらに目を凝らして発光素子12a~12cを観察した場合にはそれぞれの分離色が滑らかに回転しているように見えるようになるという、斬新な光演出を行うことができる。従来、このような発光素子12a~12cの発光状態を独立して変化させる場合には、管理装置50から発光装置10に対して、各発光素子12a~12cの発光パターンを指定するための発光データを送信する必要があることから、管理装置50から発光装置10への通信量は大きくならざるを得なかった。一方で、本発明では、前述した通り、管理装置50から発光装置10へは少なくとも発光パターンを1つ指定する第1発光データを送信すれば済むため、管理装置50から発光装置10への通信量を抑えることができる。そして、本発明では、発光装置10がそれぞれ発光パターンを拡張するためのアルゴリズムを有しているため、管理装置50から受信した発光データのデータ量が小さい場合でも、各発光素子12a~12cの発光状態を独立して変化させることができる。
続いて、発光装置10の制御部11は、各発光素子12a~12cの発光を停止させるためのトリガーを検出したか否かを判断する(ステップS6)。このような停止トリガーを検出するまでは、制御部11は各発光素子12a~12cの発光を継続させる(ステップS5)。停止トリガーは、特に限定されず、例えば発光トリガーに対応したものであることが好ましい。例えば、コップ20(a)内に液体が注がれたのを液体検知センサ17によって検知したことを発光トリガーとした場合には、このコップ20(a)から液体がなくなったことを停止トリガーとすることができる。また、加速度センサ18によって所定の閾値以上のコップ20(a)の傾きが検出されたことを停止トリガーとすることもできる。この場合、傾きの閾値は、コップ20(a)を手で持って、そこに注がれた液体を飲み切るのに必要とされるコップ20(a)の角度に設定すればよい。手で持ってコップ20(a)内の液体を飲み切ろうとすると、必ずコップ20(a)の傾きをある角度以上とすることが必要となるため、このときの角度を閾値として停止トリガーに設定すればよい。閾値以上のコップ20(a)の傾きが検出されるまでは、発光部12は点灯したままとなる。その他に、コップ20(a)の高度の変化を検知したときや、コップ20(a)内の液体の温度の変化を検知したとき、コップ20(a)の振動を検知したとき、コップ20(a)が人手によって把持されたとき、コップ20(a)の周囲の明度が変化したときなどを、発光の停止トリガーとすることも可能である。また、管理装置50から発光装置10に対して発光を停止させる制御信号を送信することもできる。この場合、発光装置10は、管理装置50から制御信号を受信したことを停止トリガーとすればよい。
最後に、発光装置10の制御部11は、上記の停止トリガーを検出した場合に各発光素子12a~12cの発光を停止させる(ステップS7)。その後、再び、発光トリガーを検出する(ステップS4)まで、各発光素子12a~12cは消灯したままとなる。なお、発光素子12a~12cの消灯中に、発光装置10が管理装置50から新しい第1発光データを受信した場合、制御部11はこの第1発光データから新しい第2発光データを算出する処理を行う(ステップS1~S3)。このようにして、第2発光データ、すなわち複数の分解色を更新することも可能である。この場合には、次に発光トリガーが検出されたときは、発光素子12a~12cは、新しい第2発光データで指定された分解色に基づいて発光することとなる。
その他、管理装置50(中央管理装置30)は、発光装置10の位置情報に基づいて、各発光装置10に送信する発光データ(第1発光データ)を選択することとしてもよい。これにより、例えば、発光装置10がある場所で発光開始する場合と、それとは異なる場所で発光する場合とで、発光装置10の発光色を異ならせることができる。また、管理装置50は、複数の発光装置10の位置情報に基づいて、これら複数の発光装置10に送信する発光データ(第1発光データ)を選択することとしてもよい。例えば、第1の発光装置10と第2の発光装置10とが同じ卓上に配置されている場合や、所定範囲内(2~3m以内)の近距離にいる場合、これらの第1の発光装置10と第2の発光装置10に対して同じ発光データを送信すればよい。これにより、近距離にいる複数の発光装置10の発光パターンを統一することができる。
また、管理装置50(中央管理装置30)は、複数の発光装置10に対して同じ発光データ(第1発光データ)を一斉送信することとしてもよい。例えば、位置管理装置40の通信部42が配置された部屋と同じ部屋に複数の発光装置10が存在している場合、位置管理装置40の通信部42からこれらの発光装置10に対して同じ発光データを一斉送信することができる。このような場合でも、各発光装置10に異なるアルゴリズムを記憶させておけば、各発光装置10によって算出される第2発光データはそれぞれ異なったものとなる。このため、管理装置50から各発光装置10に対して同じ発光データを提供する場合であっても、各発光装置10はそれぞれ異なるパターンで発光することとなる。これにより、多数の発光装置10を効率的に発光させることができる。
以上、本願明細書では、本発明の内容を表現するために、図面を参照しながら本発明の実施形態の説明を行った。ただし、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本願明細書に記載された事項に基づいて当業者が自明な変更形態や改良形態を包含するものである。
10…発光装置 11…制御部
12…発光部 12a~12c…発光素子
13…ICタグ 14…記憶部
15…通信部 16…放音部
17…液体検知センサ 18…加速度センサ
20…物品 20(a)…コップ
21…側壁 22…底面
23…隔壁 24…液体用空間
25…装置用空間 30…中央管理装置
31…中央制御部 32…中央記憶部
40…位置管理装置 41…位置検出部
42…通信部 50…管理装置
100…発光制御システム

Claims (10)

  1. 互いに無線通信可能な発光装置と管理装置を備える発光制御システムであって、
    前記管理装置は、
    前記発光装置に対して、前記発光装置の発光状態を指定する第1発光データを送信し、
    前記発光装置は、
    一又は複数の発光素子と、
    前記発光素子の発光状態を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、
    前記第1発光データから、所定のアルゴリズムに基づいて、前記第1発光データよりもデータ量の大きい第2発光データを算出し、
    前記第2発光データによって前記発光素子の発光状態を制御する
    発光制御システム。
  2. 前記発光素子は、複数個設けられており、
    前記第2発光データは、複数の発光パターンを指定するものであり、
    前記制御部は、複数の前記発光素子のそれぞれに前記発光パターンを割り当てて、前記発光素子の発光状態を制御する
    請求項1に記載の発光制御システム。
  3. 前記制御部は、前記発光素子に割り当てる前記発光パターンを時間の経過に伴って変化させる
    請求項2に記載の発光制御システム。
  4. 前記第1発光データは、一つの合成色を指定するものであり、
    前記第2発光データの各発光パターンは、前記合成色を分解することにより得られた複数の分解色をそれぞれ指定するものである
    請求項2に記載の発光制御システム。
  5. 前記発光素子は、N個(Nは2以上の整数)設けられており、
    前記制御部は、N個の前記発光パターンを含む前記第2発光データを算出し、N個の前記発光素子のそれぞれにN個の前記発光パターンをそれぞれ割り当てて、前記発光素子の発光状態を制御する
    請求項4に記載の発光制御システム。
  6. 前記制御部は、前記発光素子に対して割り当てる前記発光パターンを時間の経過に伴って順番に変化させる
    請求項5に記載の発光制御システム。
  7. 前記制御部は、各発光素子が各発光パターンに基づいて発光する単位時間において、各発光素子の輝度を所定速度で明るくした後に暗くするフェイドイン・フェイドアウト制御を行う
    請求項6に記載の発光制御システム。
  8. 前記制御部は、各発光素子の輝度の総量が一定範囲内となるように、前記フェイドイン・フェイドアウト制御を行う
    請求項7に記載の発光制御システム。
  9. 管理装置と無線通信可能な発光装置であって、
    一又は複数の発光素子と、
    前記発光素子の発光状態を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、
    前記管理装置から前記発光装置の発光状態を指定する第1発光データを受信した場合に、前記第1発光データから、所定のアルゴリズムに基づいて、前記第1発光データよりもデータ量の大きい第2発光データを算出し、
    前記第2発光データによって前記発光素子の発光状態を制御する
    発光装置。
  10. 互いに無線通信可能な発光装置と管理装置によって実行される発光制御方法であって、
    前記発光装置は、
    一又は複数の発光素子と、
    前記発光素子の発光状態を制御する制御部を備え、
    前記方法は、
    前記管理装置が、前記発光装置に対して、前記発光装置の発光状態を指定する第1発光データを送信する工程と、
    前記発光装置の前記制御部が、前記第1発光データから、所定のアルゴリズムに基づいて、前記第1発光データよりもデータ量の大きい第2発光データを算出する工程と、
    前記発光装置の前記制御部が、前記第2発光データによって前記発光素子の発光状態を制御する工程とを含む
    発光制御方法。
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