JP2007005094A - 発光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 観客席の領域に複数の絵や文字を出現させる際、観客への負担を抑え、発光のタイミングずれを抑える。
【解決手段】 アンプ50はマイクロホン30から出力された音声信号を増幅して周波数検知部60に出力する。周波数検知部60は、音声信号が表す音波の周波数を検知する。制御部100は、周波数検知部60により検知された周波数と同じ周波数を表す周波数データに対応付けて記憶されている輝度データをRFIDタグ110から取得し、LED駆動回路80へ送る。LED駆動回路80は、輝度データが指示する輝度に従って各LEDを制御し、各LEDを発光させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、コンサートホールやスタジアム等において観客席の領域に絵やメッセージを出現させる技術に関する。
例えば、コンサート会場においては、歌手や演奏者の指示にあわせて、複数の観客がペンシルライトを同時に動かす演出がされている。歌手や演奏者および大勢の観客が同じ動きをすることにより、観客は歌手や演奏者および他の観客との一体感や、コンサートに参加してイベントを盛り上げているという感覚を得て、イベント参加への満足感を得る。
このように、複数の観客が同じ物を動かすという演出は、イベントを盛り上げるのに非常に効果があるため、このような効果をより高めようとする技術も考案されている。
例えば特許文献1には、ペンシルライトを用いた演出方法が開示されている。特許文献1に開示されているペンシルライトは特定の周波数の電波を受信すると、発光体を光らせるようになっている。このペンシルライトを所持している観客に向けて電波を送信すると、観客が所持しているペンシルライトが点灯する。ある特定の席の観客がこのペンシルライトを持つようにすれば、人文字と同様に文字や模様を観客席に出現させることも可能であり、演奏や演劇の内容にあった文字や模様を出現させれば、観客は舞台に参加している感覚を得ることができ、一体感を得ることができる。
また、特許文献2にも、ペンシルライトを用いた演出方法が開示されている。特許文献2に開示されているペンシルライトは、ペンシルライトを一意に識別する識別子を記憶しており、記憶している識別子と同じ識別子、および発光色のデータとを受信すると、受信したデータが表す発光色の光が出力されるように、赤、青、緑のLEDを点灯させる。全ての観客にペンシルライトを持たせ、各ペンシルライトへ個別にデータを送信し、各ペンシルライトの発光を制御すれば、人文字と同様に文字や模様を観客席に出現させることができる。これを利用して、演奏や演劇の内容にあった文字や模様を出現させれば、観客は舞台に参加している感覚を得ることができ、イベントを盛り上げているという感覚を得ることができる。
特開昭62−40101号公報 特開2003−36981号公報
ところで、特許文献1,2に開示されている技術は以下のような問題も有している。特許文献1に開示されたペンシルライトは、一つの周波数に対してのみ反応する構成となっている。このため、複数の絵や文字を観客席に出現させようとすると、絵や文字毎に周波数を割当て、周波数毎にペンシルライトを用意することとなり、ペンシルライトの管理が面倒となる。また、出現させる文字や絵のパターン毎にペンシルライトを用意するため、文字や絵のパターンによっては、一人の観客が複数のペンシルライトを持つ場合もあり、観客に負担を強いることとなる。
また、特許文献2に開示された技術では、各ペンシルライトへデータを順次送信し、ペンシルライトを発光させる。このような構成であると、例えば、スタジアムのように数千〜数万の観客がいる場合、一つの絵を出現させる際には、数千から数万のペンシルライトへデータを順次送信していくこととなる。大量のペンシルライトへデータを順次送信していくと、最初にデータを受信したペンシルライトと、最後にデータを受信したペンシルライトとでは、データの受信に時間差が生じ、発光の際に時間差が生じることとなる。このようにペンシルライトの発光のタイミングに時間差が生じてしまうと、文字や絵の出現までに時間がかかってしまう。
本発明は、上述した背景の下になされたものであり、観客席の領域に複数の絵や文字を出現させる際、観客への負担を抑え、発光のタイミングずれを抑えることを可能とする技術を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために本発明は、周波数を示す周波数データと、可視光の出力または非出力を指示する指示データとの組を受信する受信手段と、前記受信手段により受信された周波数データと指示データとの組を記憶する記憶手段と、入力される音波の周波数を検知する周波数検知手段と、前記周波数検知手段により検知された周波数の周波数データと対になって前記記憶手段に記憶されている指示データが可視光の非出力を指示している場合には可視光を出力せず、可視光の出力を指示している場合には可視光を出力する光出力手段とを有する発光装置を提供する。
本発明においては、前記記憶手段は、位置を表す位置情報を複数記憶すると共に、前記周波数データと前記指示データとの組を該位置情報毎に複数記憶し、前記受信手段は位置情報を受信し、前記光出力手段は、該受信した位置情報に対応して前記記憶手段に記憶されている周波数データのうち、前記周波数検知手段により検知された周波数の周波数データと対になって前記記憶手段に記憶されている指示データに従って可視光の出力を行うようにしてもよい。
本発明によれば、観客への負担を抑え、発光のタイミングずれを抑えることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
[構成]
図1は、本発明の実施形態の全体構成を例示した図である。
発光装置1は、観客席に絵や文字を出現させるために、コンサートやスポーツイベントにおいて多数の観客に配られる装置である。発光装置1は、マイクロホンとLED(Light-Emitting Diode)とを備えており、マイクロホンに入力される音波に応じてLEDを点灯させる。また、発光装置1は、データの読み書きが可能なタイプのRFID(Radio Frequency IDentification)タグを備えており、外部から送信されるデータを記憶する。
コンピュータ2は、マウスやキーボード、ハードディスク装置や表示装置等を備えた一般的なコンピュータ装置である。コンピュータ2は、RFIDタグからのデータの読み出しや、RFIDタグへのデータの書込みを行うための制御ソフトウェアを記憶している。コンピュータ2において、この制御ソフトウェアが実行されると、発光装置1に書き込むデータを設定することが可能となる。また、コンピュータ2において、この制御ソフトウェアが実行されると、アンテナ3を介してRFIDタグと電波の送受信を行い、RFIDタグに各種データを書き込むことが可能となる。
[発光装置の構成]
図2は、本発明の実施形態に係る発光装置1の外観図であり、図3は発光装置1のハードウェア構成を示したブロック図である。図2に示したように、この発光装置1の筐体10の表面には、マイクロホン30と、チップ型の高輝度なLED41−1〜4、LED42−1〜4、LED43−1〜4が配設されている。また、発光装置1は、筐体10の内部に、RFIDタグ110、アンプ50、周波数検知部60、LED駆動回路80、発光装置1の各部に電気エネルギーを供給する電池90、および制御部100を備えている。なお、本実施形態においては、LED41−1〜4は赤、LED42−1〜4は緑、LED43−1〜4は青というように、LEDの発光色が異ならせてある。また、本実施形態においては、チップ型のLEDを用いているが、LEDは砲弾型等の他の形状であってもよい。
マイクロホン30は、入力される音波を電気信号である音声信号に変換して出力する。アンプ50は、マイクロホン30に接続されており、マイクロホン30から出力される音声信号を増幅して出力する。アンプ50で増幅された音声信号は、アンプ50に接続されている周波数検知部60に入力される。周波数検知部60は、例えばDSP(Digital Signal Processer)を備えており、音声信号が示す音波の周波数を検知し、検知した周波数を表す信号を出力する。周波数検知部60から出力された信号は、制御部100に入力される。
制御部100は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を備えており(いずれも図示略)、ROMに記憶されているプログラムに従って、発光装置1の各部の制御を行い、各LED点灯/消灯を制御する。
LED駆動回路80は、筐体10に配設されているLEDを点灯させる回路であり、制御部100と、LED41−1〜4、LED42−1〜4、およびLED43−1〜4に接続されている。LED駆動回路80は、制御部100から出力されるデータに従って各LEDに流す電流を制御し、各LEDの発光を制御する。
RFIDタグ110は、データの読出しおよび書込みが可能なタイプの無線ICタグである。RFIDタグ110は、記憶部を備えており、アンテナ3から送信された電波を受信し、電波で送信される各種データや、RFIDタグ110を一意に識別するタグ識別子等を記憶することが可能となっている。
図4は、RFIDタグ110が記憶しているデータテーブルTB1のフォーマットを例示した図である。このデータテーブルTB1は、「周波数」というフィールドと、「LEDの輝度」というフィールドとを有している。これらのフィールドにおいて、「周波数」フィールドには、周波数を表す周波数データが格納され、また、「LEDの輝度」フィールドには、R(赤:LED41−1〜4),G(緑:LED42−1〜4),B(青:LED43−1〜4)の各LEDの発光時の輝度を指示する輝度データが格納される。例えば図4に示した例において、1行目のレコードの「周波数」フィールドに格納されている「500」は500Hzを示しており、「LEDの輝度」フィールドに格納されている「(0,255,0)」という輝度データは、Rの輝度を0、Gの輝度を255、Bの輝度を0にするように指示している。なお、輝度データにおいて、0はLEDの消灯を指示しており、数値が大きくなるにつれて高い輝度を指示している。
なお、周波数データと輝度データをデータテーブルTB1に格納させる際には、アンテナ3から周波数データと輝度データとが送信される。RFIDタグ110は、周波数データと輝度データとを受信すると、受信した周波数データと輝度データとを関連付けてデータテーブルTB1に格納する。また、RFIDタグ110は、制御部100に接続されており、記憶しているデータを制御部100からの要求に応じて制御部100へ出力することが可能となっている。
[実施形態の動作]
次に本実施形態の動作について説明する。なお、以下の説明においては、30列×30行=900の座席を有するコンサートホールにおいて、各座席の観客に発光装置1を配布し、観客席の領域に絵や文字を表示させる場合を想定して動作の説明を行う。
[発光装置へのデータ書込み動作]
まず、コンピュータ2のユーザがコンピュータ2を操作し、制御ソフトウェアを実行させると、図5に例示したようにコンサートホールの座席の配置図がコンピュータ2の表示装置に表示される。ここで、コンピュータ2は、例えば、ステージから見て最前列左端の座席に対して「0101」、その右隣の座席に対して「0102」、・・・、最後列右端の座席に対して「3030」というように、表示されている座席毎に、各座席を一意に識別する識別子を付与している。なお、本動作例においては、識別子の上二桁は座席の列に対応しており、下二桁は座席の行に対応している。
次にユーザがコンピュータ2のマウスを操作し、表示されている座席のうちの一つをクリックする操作を行うと、この座席の観客に配布される発光装置1における各色LEDの発光時の輝度を設定する画面が、図6に例示したように表示される。図6に示した画面においては、R(赤:LED41−1〜4)、G(緑:LED42−1〜4)、B(青:LED43−1〜4)のLED毎に、0〜255の範囲で輝度を設定できるようになっている。ユーザはキーボードを操作して数値を入力し、各色LEDの輝度を設定する。輝度の設定が終了した後、ユーザが図6に示した画面の決定ボタンをクリックする操作を行うと、設定された数値が輝度データとして記憶される。
そして、輝度データが記憶されると、表示画面上において、輝度データが設定された座席の色が変化する。例えば、識別子が「0923」である座席についてRを0、Gを255、Bを0に設定した場合、この識別子に対応付けて(0,255,0)という輝度データが記憶され、表示画面上の9行23列目の座席の色が変化する。
ユーザは、この操作を繰り返して表示画面上の座席の色を変化させることにより、観客席に出現させようとする絵または文字を、図7に例示したように表示装置の画面上に描いていく。絵または文字の描画が済むと、次にユーザは、画面左上に表示されているリストボックスをクリックし、周波数を選択する。ユーザが周波数を選択した後、画面左側に表示されている決定ボタンをクリックする操作を行うと、各座席の識別子に対応付けて、選択された周波数を示す周波数データと、座席毎に設定された輝度データとが記憶される。
例えば、緑のLEDの輝度を最大として図7に示したように「ア」という文字を描画し、周波数を500Hzに設定して決定ボタンをクリックする操作を行うと、座席の色が変化している9行23列目の座席に関しては、周波数データ「500」と、輝度データ「(0,255,0)」とが対応付けて記憶される。また、青のLEDの輝度を最大として図8に示したように「イ」という文字を描画し、周波数を1000Hzに設定して決定ボタンをクリックする操作を行うと、座席の色が変化していない9行23列目の座席に関しては、周波数データ「1000」と、輝度データ「(0,0,0)」とが対応付けて記憶され、10行15列目の座席に関しては、周波数データ「1000」と、輝度データ「(0,0,255)」とが対応付けて記憶される。
観客席の領域に出現させようとする文字・絵の描画が終了すると、発光装置1への周波数データと輝度データとの書込みが行われる。具体的には、まずユーザは発光装置1をアンテナ3に近づけた後、画面に表示されている書込みボタンをクリックする操作を行う。書込みボタンをクリックする操作が行われると、表示画面上の各座席に付与されている識別子と、座席毎に記憶された周波数データおよび輝度データとが、アンテナ3を介して発光装置1へ送信される。
そして、これらの識別子とデータとを受信した発光装置1では、受信した識別子とデータとがRFIDタグ110に記憶される。例えば、識別子が「0923」である座席について、周波数データ「500」に対応付けて輝度データ「(0,255,0)」、周波数データ「1000」に対応付けて輝度データ「(0,0,0)」が記憶されている場合、アンテナ3からは、識別子「0923」と、周波数データ「500」と輝度データ「(0,255,0)」、および周波数データ「1000」と輝度データ「(0,0,0)」とが送信される。そして、これらのデータを受信したRFIDタグ110では、識別子「0923」が記憶され、また、図4に例示したように、送信されたデータがRFIDタグ110のデータテーブルTB1に格納される。
RFIDタグ110は、データの書込みが終了すると、データの記憶が終了したことを示す情報をアンテナ3へ送信する。この情報がアンテナ3にて受信されると、コンピュータ2はデータの書込みが終了した座席を網掛け表示し、次の発光装置1をアンテナ3に近づけるように促すメッセージを表示する。このメッセージが表示された後、データの書込みが終了した発光装置1はユーザによりアンテナ3から遠ざけられ、データの書込みが行われていない発光装置1がアンテナ3に近づけられる。データの書込みがされていない発光装置1をアンテナ3に近づけた後、ユーザが書込みボタンをクリックする操作を行うと、データの書込みが終了していない座席について、上述したように識別子と各種データの書込みが行われる。
表示画面上の各座席について、識別子と各種データの書込みが終了すると、コンピュータ2は、観客に配布される全ての発光装置1へのデータ書込みが終了したことを知らせるメッセージを表示して、データの書込みが終了したことを報知する。
[発光装置の動作]
次に発光装置1の動作について説明する。なお、以下の説明では、上述した発光装置1へのデータ書込み動作が既に行われ、コンサートホールにおいて、1行1列目の座席の観客には記憶している識別子が「0101」である発光装置1、1行2列目の座席の観客には、記憶している識別子が「0102」である発光装置1、・・・、30行30列目の座席の観客には、記憶している識別子が「3030」である発光装置1というように、各発光装置1が、識別子が表す座席の観客に配布されている場合を想定して動作の説明を行う。
まず、各座席の観客に発光装置1が配布されている状態で、例えば、周波数が500Hzの音をスピーカSPから出力すると、スピーカSPから出力された音はコンサートホール全体に広がり、各観客が所持している発光装置1に到達する。この音が発光装置1のマイクロホン30に到達すると、到達した音が音声信号に変換され、この変換された音声信号がアンプ50で増幅される。そして、アンプ50で増幅された音声信号は、周波数検知部60に入力される。
周波数検知部60は、入力された音声信号の周波数を検知し、検知した周波数を示す信号を出力する。ここで、マイクロホン30に入力した音の周波数は500Hzであるため、500Hzを示す信号が周波数検知部60から出力される。周波数検知部60から出力された信号は制御部100に入力される。制御部100は、周波数検知部60から出力された信号を受取ると、この信号が表す周波数をRAMに格納する。
次に制御部100は、RFIDタグ110と通信を行い、この格納された周波数を示す周波数データに対応付けてデータテーブルTB1に格納されている輝度データを取得する。例えば、ステージから見て最前列左端の座席(1行1列目の座席)にいる観客に配布された発光装置1において、周波数データに対応付けられた輝度データがいずれも「(0,0,0)」であるとすると、制御部100は輝度データ「(0,0,0)」を取得する。また、例えば、識別子が「0923」である発光装置1においては、周波数検知部60で検知された周波数が500Hzである場合、制御部100は輝度データ「(0,255,0)」を取得する。
発光装置1は、輝度データを取得すると、この輝度データをLED駆動回路80へ出力する。LED駆動回路80は、制御部100から出力された輝度データに応じてLEDの発光を制御する。具体的には、輝度データが表すR,G,B各色の輝度に従って、R,G,Bの各LEDへ流す電流を制御し、各LEDの輝度を制御する。
例えば、ステージから見て最前列左端の座席(1行1列目の座席)にいる観客に配布された発光装置1においては、周波数検知部60で検知された周波数が500Hzである場合、輝度データ(0,0,0)が制御部100から出力されてLED駆動回路80に入力する。この場合、RGB各色の輝度は0となっているため、LED駆動回路80は、LED41−1〜4、LED42−1〜4、LED43−1〜4のいずれにも電流を流さず、各LEDを点灯させない。
一方、「ア」の文字を出現させるために点灯する発光装置1(識別子が「0923」の発光装置)においては、周波数検知部60で検知された周波数が500Hzである場合、輝度データ(0,255,0)が制御部100から出力されてLED駆動回路80に入力する。この場合、赤の輝度は0となっているので、LED駆動回路80は、赤色の光を出力するLED41−1〜4には電流を流さず、LED41−1〜4を点灯させない。また、緑のLEDの輝度は255となっているので、LED駆動回路80は、最大の輝度でLED42−1〜4が発光するようにLED42−1〜4に電流を流し、LED42−1〜4を点灯させる。また、青のLEDの輝度は0となっているので、LED駆動回路80は、青色の光を出力するLED43−1〜4には電流を流さず、LED43−1〜4を点灯させない。
このように、同じ周波数の音が入力されても、観客に配布された発光装置1においては、発光するものと発光しないものとがあるため、500Hzの音が出力された場合、特定の座席位置にある発光装置1のみが発光し、「ア」という文字が観客席に出現する。
次に、例えば、周波数が1000Hzの音をスピーカSPから出力すると、発光装置1においては、スピーカSPから出力された音が音声信号に変換され、この変換された音声信号がアンプ50で増幅される。そして、アンプ50で増幅された音声信号は、周波数検知部60に入力される。
周波数検知部60は、入力された音声信号の周波数を検知し、検知した周波数を示す信号を出力する。ここで、マイクロホン30に入力した音の周波数は1000Hzであるため、1000Hzを示す信号が周波数検知部60から出力される。周波数検知部60から出力された信号は制御部100に入力される。制御部100は、周波数検知部60から出力された信号を受取ると、この信号が表す周波数をRAMに格納する。
次に制御部100は、RFIDタグ110と通信を行い、この格納された周波数を示す周波数データに対応付けてデータテーブルTB1に格納されている輝度データを取得する。例えば、スピーカSPから500Hzの音が出力された時に発光した発光装置1、即ち、識別子が「0923」である発光装置1においては、周波数検知部60で検知された周波数が1000Hzである場合、制御部100は輝度データ「(0,0,0)」を取得する。また、識別子が「1015」である発光装置1においては、周波数検知部60で検知された周波数が1000Hzである場合、制御部100は輝度データ「(0,0,255)」を取得する。
発光装置1は、輝度データを取得すると、この輝度データをLED駆動回路80へ出力する。LED駆動回路80は、制御部100から出力された輝度データに応じてLEDの発光を制御する。具体的には、輝度データが表すR,G,B各色の輝度に従って、R,G,Bの各LEDへ流す電流を制御し、各LEDの輝度を制御する。
例えば、識別子が「0923」である発光装置1においては、周波数検知部60で検知された周波数が1000Hzである場合、輝度データ(0,0,0)が制御部100から出力されてLED駆動回路80に入力する。この場合、RGB各色の輝度は0となっているため、LED駆動回路80は、LED41−1〜4、LED42−1〜4、LED43−1〜4のいずれにも電流を流さず、各LEDを点灯させない。
一方、「イ」の文字を出現させるために点灯する発光装置1(識別子が「1015」の発光装置)においては、周波数検知部60で検知された周波数が1000Hzである場合、輝度データ(0,0,255)が制御部100から出力されてLED駆動回路80に入力する。この場合、赤の輝度は0となっているので、LED駆動回路80は、赤色の光を出力するLED41−1〜4には電流を流さず、LED41−1〜4を点灯させない。また、緑のLEDの輝度は0となっているので、LED駆動回路80は、LED42−1〜4には電流を流さず、LED42−1〜4を点灯させない。また、青のLEDの輝度は255となっているので、LED駆動回路80は、最大の輝度でLED43−1〜4が発光するようにLED43−1〜4に電流を流し、LED43−1〜4を点灯させる。
このように、発光装置1に入力される音の周波数が変わると、発光する発光装置1が替わり、特定の座席位置にある発光装置1のみが発光して「イ」という文字が観客席に出現する。以上説明したように本実施形態によれば、特定の周波数の音が出力されると、この音に応じて特定の発光装置1が発光して観客席に文字または絵が出現する。また、音の周波数を変えると、この音に応じて特定の発光装置1が発光し、他の周波数の音が出力された場合とは異なる文字または絵が観客席に出現する。このように、観客に複数の発光装置を持たせなくとも複数の絵や文字を出現させることができるので、観客への負担が少なくなる。また、スピーカSPから音が出力されると、観客席にある全ての発光装置1が、この出力された音に対して一斉に反応するので、特許文献2に開示された発明と比較して、文字または絵を出現させる際の発光のタイミングずれを抑えることが可能となる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形して本発明を実施してもよい。
野球やサッカー等のチームスポーツのイベントにおいて、特定のチームを応援する観客に発光装置1を配布してもよく、また、応援を指揮する指揮者の指示に応じて音波を出力し、応援メッセージ等を出現させるようにしてもよい。また、観客に配布するのではなく、観客が着席する座席に発光装置1を配置するようにしてもよい。
従来、スポーツイベントにおいて観客席にメッセージを出現させる際には、色の異なる複数枚のパネルを応援者が手に持ち、頭上に掲げるパネルの色を応援者が切替えることにより、観客席にメッセージを出現させるという方法があるが、この方法では、応援者が複数のパネルを操作するため、パネルの色を間違えたり、パネルを切替えるタイミングにバラツキが生じたりするといった問題があった。しかしながら、本発明によれば、応援者は何ら発光装置1を操作する必要がないので、パネルの色を間違えてメッセージがきれいに表示されなかったり、タイミングにバラツキが生じてメッセージがタイミング良くきれいに表示されなかったりするという問題が生じることがなくなる。
上述した実施形態においては、文字または絵を出現させるために発光装置1に対して出力する音波の周波数は、人間の可聴領域外であってもよい。また、音波の周波数に応じて発光する際、発光装置1は入力された音波の音圧レベルを検知し、検知した音圧レベルが一定の値以上となった時に発光するようにしてもよい。
上述した発光装置1は、コンサートやスポーツイベントのチケット、または観客に配布されるイベントの記念グッズと一体化させた構成としてもよい。また、このような構成においては、イベント会場への入場時にRFIDタグ110に各種データを送信するようにしてもよい。
また、この態様においては、RFIDタグ110にチケットを一意に認識する識別子を記憶させておくようにしてもよい。そして、イベント会場への入場時にアンテナ3を介してこの識別子をコンピュータ2で読み取り、読み取った識別子が予めコンピュータ2に記憶されている場合には、各種データをRFIDタグ110に送信し、イベント会場への入場を許可するようにしてもよい。このような構成によれば、イベントチケットの偽造を防止することも可能となる。
また、上述した実施形態においては、各座席にアンテナ3を設け、各座席において各種データをRFIDタグ110に書き込むようにしてもよい。
また、各座席にアンテナ3を配置する場合には、コンピュータ2が記憶している全ての座席の識別子、および各識別子に対応付けられた全ての周波数データおよび輝度データとをRFIDタグ110に記憶させるようにしてもよい。そして、アンテナ3から座席の識別子を送信し、発光装置1は送信された識別子を受信して座席の位置を認識し、受信した識別子に対応する周波数データおよび輝度データとを使用して発光の制御を行うようにしてもよい。この態様によれば、自由席のように観客が席を移動する場合であっても、特定の文字または絵を出現させることができる。
上述した実施形態においては、発光装置1は超音波または電波を受信し、受信した超音波または電波の周波数に応じてLEDの発光を制御するようにしてもよい。また、電波を受信してLEDを発光させる態様においては、発光装置1は、受信した電波の電波強度を検出し、検出した電波強度に応じてLEDの発光態様を変化させるようにしてもよい。
例えば、各座席に電波の出力装置を配置し、発光装置1においては、この出力装置から出力された所定周波数の電波を受信した時に特定の文字が出現するようにする。
そして、発光装置1においては、受信した電波の電波強度に応じてLEDの輝度を制御するようにしてもよい。この態様によれば、各出力装置から出力される電波の強度を変化させることにより、出現させる絵や文字の明るさを制御することが可能となる。
なお、上述した実施形態においては、発光装置1に入力する音の音圧を検出し、検出した音圧に応じてLEDの輝度を制御するようにしてもよい。
本発明の実施形態の全体構成を例示した図である。 同実施形態に係る発光装置の外観図である。 同実施形態に係る発光装置のハードウェア構成を示したブロック図である。 データテーブルTB1のフォーマットを例示した図である。 コンサートホールの平面図を例示した図である。 輝度の設定を行う画面を例示した図である。 観客席に表示させる文字が描画された表示画面を例示した図である。 観客席に表示させる文字が描画された表示画面を例示した図である。
符号の説明
1・・・発光装置、2・・・コンピュータ、3・・・アンテナ、10・・・筐体、30・・・マイクロホン、41−1〜4,42−1〜4,43−1〜4・・・LED、50・・・アンプ、60・・・周波数検知部、80・・・LED駆動回路、90・・・電池、100・・・制御部、110・・・RFIDタグ。

Claims (2)

  1. 周波数を示す周波数データと、可視光の出力または非出力を指示する指示データとの組を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された周波数データと指示データとの組を記憶する記憶手段と、
    入力される音波の周波数を検知する周波数検知手段と、
    前記周波数検知手段により検知された周波数の周波数データと対になって前記記憶手段に記憶されている指示データが可視光の非出力を指示している場合には可視光を出力せず、可視光の出力を指示している場合には可視光を出力する光出力手段と
    を有する発光装置。
  2. 前記記憶手段は、位置を表す位置情報を複数記憶すると共に、前記周波数データと前記指示データとの組を該位置情報毎に複数記憶し、
    前記受信手段は位置情報を受信し、
    前記光出力手段は、該受信した位置情報に対応して前記記憶手段に記憶されている周波数データのうち、前記周波数検知手段により検知された周波数の周波数データと対になって前記記憶手段に記憶されている指示データに従って可視光の出力を行うこと
    を特徴とする請求項1に記載の発光装置。
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