JP2015170338A - 滞留点抽出方法、滞留点抽出装置及び滞留点抽出プログラム - Google Patents

滞留点抽出方法、滞留点抽出装置及び滞留点抽出プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが留まった滞留点の抽出精度を改善すること。【解決手段】測位データ抽出部12が、測位データDB11から取得した各測位データにそれぞれ含まれる測位誤差を用いて各測位データの測位精度をそれぞれ算出し、測位データ補間部13が、測位時間間隔が測位時間間隔閾値より大きく、かつ、測位点間が測位距離間隔閾値より小さい測位データ間に新たな測位データを追加し、滞留点抽出部14が、各測位データにおける各測位点をそれぞれクラスタとし、対象クラスタから一定半径以内かつ一定時間以内に含まれる複数の測位点を取得し、それら複数の測位点の測位精度および測位データを用いて測位精度を重みとする重み付き重心を算出し、その重み付き重心を対象クラスタの中心点とし、その中心点をユーザの滞留点として抽出する。【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザ端末の位置情報を用いてユーザの滞留点を求める技術に関する。
フィーチャーフォンやスマートフォンなどから、GPSや無線基地局、Wi−Fiなどを用いて取得された位置情報を測位データとして収集し、ユーザの地理的行動を分析することが行われている。そして、収集した測位データからユーザがどこへ訪問したかを理解するために、その測位データを用いてユーザが長時間留まった地点を滞留点として抽出する技術が存在する。具体的には、測位データに含まれる測位点、すなわち、測位された時刻における経度・緯度が示す地点が密である場所を滞留点として抽出する、カーネル密度ベースのクラスタリング手法であるMean−Shift技術(非特許文献1)が用いられている。
Dorin Comaniciu、外1名、"Mean Shift: A Robust Approach Toward Feature Space Analysis"、IEEE TRANSACTION ON PATTERN ANALYSIS AND MACHINE INTELLIGENCE、Vol.24、No.5、2002年5月、p.603-619
しかしながら、滞留点に測位点が集中していることを前提としているため、フィーチャーフォンなどの電池消費削減の観点から移動のない時に測位回数を抑制するなどして測位取得間隔が変化する場合、滞留点付近の測位点の数が減少してしまうという課題がある。また、GPSなどによる測位は、屋内や屋外、電波状況などの環境要因によって変化する。そのため、全ての測位点を等しく扱う従来技術では、測定誤差の大きい測位点に引き寄せられることにより滞留点がずれてしまうという課題もある。これら2つの課題より、滞留点の抽出精度が低下するおそれがあった。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、ユーザが留まった滞留点の抽出精度を改善することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の滞留点抽出方法は、コンピュータにより、ユーザ端末から収集した位置情報を測位データとして記憶手段に記憶する第1のステップと、前記記憶手段から各測位データを読み出して、前記各測位データにそれぞれ含まれる測位誤差データを用いて各測位データの測位精度をそれぞれ算出する第2のステップと、前記各測位データにおける各測位点をそれぞれクラスタとし、任意のクラスタから一定領域内かつ測位時刻の間隔が一定時間内に含まれる複数の測位点を取得する第3のステップと、前記複数の測位点の測位精度および測位データを用いて測位精度を重みとする重み付き重心を算出し、前記任意のクラスタの中心点とする第4のステップと、前記中心点をユーザの滞留点として抽出する第5のステップと、を有することを要旨とする。
本発明によれば、各測位データにそれぞれ含まれる測位誤差データを用いて各測位データの測位精度をそれぞれ算出し、各測位データにおける各測位点をそれぞれクラスタとし、任意のクラスタから一定領域内かつ測位時刻の間隔が一定時間内に含まれる複数の測位点を取得し、それら複数の測位点の測位精度および測位データを用いて測位精度を重みとする重み付き重心を算出し、その重み付き重心を任意のクラスタの中心点とし、その中心点をユーザの滞留点として抽出するため、環境要因によって測位精度が変化する場合でも、精度の悪い測位点による影響で滞留点の場所がずれてしまうことを抑制できることから、ユーザが留まった滞留点を精度よく抽出することができる。
請求項2の滞留点抽出方法は、請求項1に記載の滞留点抽出方法において、前記第2のステップと前記第3のステップとの間に、測位時刻の間隔が一定時間より大きく、かつ、測位点間が一定距離より小さい測位データ間に新たな測位データを追加するステップを更に有することを要旨とする。
本発明によれば、測位時刻の間隔が一定時間より大きく、かつ、測位点間が一定距離より小さい測位データ間に新たな測位データを追加するため、測位データの測位取得間隔が変化する場合でも、滞留の可能性が高い地点に多くの測位データを補間できることから、ユーザが留まった滞留点を更に精度よく抽出することができる。
請求項3の滞留点抽出装置は、ユーザ端末から収集した位置情報を測位データとして記憶する記憶手段と、前記記憶手段から各測位データを読み出して、前記各測位データにそれぞれ含まれる測位誤差データを用いて各測位データの測位精度をそれぞれ算出する算出手段と、前記各測位データにおける各測位点をそれぞれクラスタとし、任意のクラスタから一定領域内かつ測位時刻の間隔が一定時間内に含まれる複数の測位点を取得する取得手段と、前記複数の測位点の測位精度および測位データを用いて測位精度を重みとする重み付き重心を算出し、前記任意のクラスタの中心点とする算出手段と、前記中心点をユーザの滞留点として抽出する抽出手段と、を有することを要旨とする。
請求項4の滞留点抽出装置は、請求項3に記載の滞留点抽出装置において、測位時刻の間隔が一定時間より大きく、かつ、測位点間が一定距離より小さい測位データ間に新たな測位データを追加する補間手段を更に有することを要旨とする。
請求項5の滞留点抽出プログラムは、請求項1又は2に記載の滞留点抽出方法をコンピュータに実行させることを要旨とする。
本発明によれば、ユーザが留まった滞留点の抽出精度を高めることができる。
滞留点抽出装置の機能ブロック構成を示す図である。 測位データDBの構成例を示す図である。 測位データ抽出部の処理フローを示す図である。 測位データ補間部の処理フローを示す図である。 測位データの線形補間例を示す図である。 滞留点抽出部の処理フローを示す図である。 滞留点DBの構成例を示す図である。 滞留点の抽出例を示す図である。
以下、本発明を実施する一実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本実施の形態に係る滞留点抽出装置1の機能ブロック構成を示す図である。この滞留点抽出装置1は、測位データDB11と、測位データ抽出部12と、測位データ補間部13と、滞留点抽出部14と、滞留点DB15と、を備えて構成される。以下、それら各部の機能について詳述する。
測位データDB11は、フィーチャーフォンやスマートフォンなどのユーザ端末から、GPSや携帯の無線基地局、Wi−Fiなどを利用して取得できる位置情報を測位データとして収集し、保存する機能部である。
測位データDB11の構成例を図2に示す。測位データは、ユーザID(uid)、測位時間(time)、経度(longitude)、緯度(latitude)、測位方法(method)、測位誤差(accuracy)などにより構成される。測位誤差とは、GPSなどで計測された測位の不正確度であり、収集した位置情報に既に含まれているパラメータ値である。図2の構成例では、メートルを単位としている。なお、高度や加速度など、その他の情報が測位データに含まれていても構わない。
測位データ抽出部12は、入力された対象ユーザIDリストに記載されたユーザIDに該当する測位データを測位データDB11から抽出する。このとき、後述する図3の手続きにしたがって、測位誤差から測位精度を算出し、抽出した測位データに付与した上で出力する。
測位データ補間部13は、測位データ抽出部12から出力された測位データを入力とし、後述する図4の手続きにしたがって、測位時間の間隔が一定時間より大きく、かつ、測位点間が一定距離より小さい測位データ間に新たな測位データを線形補間し、もとの測位データに加えた上で出力する。なお、測位点とは、測位された時間における経度・緯度が示す地点という。
滞留点抽出部14は、測位データ補間部13から出力された測位データを入力とし、後述する図6の手続きにしたがって、測位精度に応じて測位点に重みをつけたカーネル密度ベースのクラスタリング手法を用いて滞留点を抽出する。抽出した滞留点は、滞留点DB15に出力し、保存する。
次に、測位データ抽出部12、測位データ補間部13、滞留点抽出部14の各動作を詳述する。最初に、測位データ抽出部12について説明する。図3は、測位データ抽出部12の処理フローを示す図である。
まず、ステップS101において、事前に与えられた対象ユーザIDリストに含まれるユーザIDを入力とし、未処理のユーザIDに該当する全ての測位データを測位データDB11から取得する。以降のステップS102は、ユーザIDごとに実行される。
次に、ステップS102において、ステップS101で取得した各測位データにそれぞれ含まれる各測位誤差aを用いて、各測位データの測位精度A(a)を式(1)よりそれぞれ算出する。
Figure 2015170338
ここで、Aは測位精度を求める関数、aは測位誤差の値、Aは測位誤差がゼロの場合の測位精度、λは減衰定数である。式(1)を用いることにより、測位精度Aは、Aをピークとして測位誤差が大きくなるごとに指数関数的に減衰することになる。減衰の強さは減衰定数λの大きさによって調節できる。測位精度Aと減衰定数λは事前に人手によって任意に定めることができるが、共に正の値でなければならない。例えば、A=1、λ=0.01などを用いる。
なお、測位誤差が大きるなるほど測位精度が小さくなるような関数であり、負の値をとることがなければ、式(1)以外の関数を用いても構わない。また、GPS、無線基地局、Wi−Fiなどの測位方法に応じて測位精度Aや減衰定数λの値を変えるなど、測位誤差a以外の情報を考慮した関数を用いても構わない。
そして、このようにして算出した測位精度を、ステップS101で取得した測位データに付与し、新たな測位データとして測位データ補間部13に出力する。
その後、ステップS103において、未処理のユーザIDがあるか否かを判定し、未処理のユーザIDがある場合は、ステップS101に戻り、全てのユーザIDについてステップS101,S102を行う。一方、未処理のユーザIDがない場合は、処理を終了する。
続いて、測位データ補間部13の動作について説明する。図4は、測位データ補間部13の処理フローを示す図である。
まず、ステップS201において、測位データ抽出部12から出力された測位データを入力とし、未処理のユーザIDに該当する全ての測位データを取得する。以降のステップS202〜S205は、ユーザIDごとに実行される。
次に、ステップS202において、未処理の隣接測位データを取得する。具体的には、ステップS201で取得した各測位データから、測位点と当該測位点に時間的に隣接している測位点とを隣接測位データとして取得する。ここでは、測位データdの集合Dが{d,d,…,dnー1|n>2,n∈N}のように測位時間昇順に構成されているものとし、隣接測位データを含む集合D’を{(d,d),(d,d),…,(dnー2,dnー1)|n>2,n∈N}と表現する。なお、nは、現在処理中のユーザIDに該当する測位データの総数である。以降、この隣接測位データを用いて測位時間昇順で順に処理する。
次に、ステップS203において、事前に人手によって定められた測位時間間隔閾値Tlerpおよび測位距離間隔閾値Llerpを用いて、隣接測位データd,di+1(0≦i<n−1;i∈Z)にそれぞれ含まれる測位時間t,ti+1と測位点l,li+1が式(2)の条件を満たしているか否かを判定する。
Figure 2015170338
なお、distとは、与えられた2つの測位点l,li+1間における、回転楕円体上の最小距離をメートル単位で出力する関数である。例えば、ヒュベニの距離計算式などを用いる。
そして、式(2)の条件を満たす場合、前述したように測定回数の抑制処理が働いていることが考えられるため、ステップS204へ進み、隣接測位データd,di+1における2つの測位データ間に対して新たな測位データを追加する。一方、式(2)の条件を満たさない場合は、ステップS204を行うことなくステップS205へ進む。
次に、ステップS204において、新たな測位データを補間間隔閾値Slerpの間隔で線形補間する。具体的には、隣接測位データd,di+1間を線形補間する場合、式(3)より算出した補間測位データDi,i+1を新たな測位データとして追加する。
Figure 2015170338
すなわち、隣接する2つの測位点間の線分を補間間隔閾値Slerpで分割し、分割された各点に補間測位点を新たに追加する。これにより、(Slerp−1)個の補間測位点が増加することになる。なお、lonは測位点lにおける経度を表し、latは測位点lにおける緯度を表している。図5は、測位データの線形補間例を示す図である。測位時間間隔閾値Tlerp=15、測位距離間隔閾値Llerp=200、補間間隔閾値Slerp=4の場合を例示している。
次に、ステップS205において、未処理の隣接測位データがあるか否かを判定し、未処理の隣接測位データがある場合は、ステップS202へ戻り、全ての未処理の隣接測位データについてステップS202〜S204を行う。一方、未処理の隣接測位データがない場合は、ステップS206へ進む。
次に、ステップS206において、未処理のユーザIDがあるか否かを判定し、未処理のユーザIDがある場合は、ステップS201へ戻り、全てのユーザIDについてステップS201〜S205を行う。一方、未処理のユーザIDがない場合、ステップS207へ進む。
最後に、ステップS207において、これまでの処理によって線形補間が行われた測位データ、又は線形補間を行う必要がなかったそのままの測位データを滞留点抽出部14に出力する。
続いて、滞留点抽出部14の動作について説明する。図6は、滞留点抽出部14の処理フローを示す図である。
まず、ステップS301において、測位データ補間部13から出力された測位データを入力とし、未処理のユーザIDに該当する全ての測位データを処理する。以降のステップS302〜S311は、ユーザIDごとに実行される。
次に、ステップS302において、ステップS301で取得した測位データdに含まれる全ての各測位点lをそれぞれクラスタとして初期化し、ループ回数をゼロに設定する。なお、ここでいう初期化とは、各クラスタの中心点d を測位点lそのものの値にそれぞれ設定することをいう。すなわち、i番目のクラスタの中心点d の初期値は測位データdとなる。
なお、クラスタとは、ユーザが所定の位置に留まっていたと考えられる範囲の最小単位である。ステップS302〜S308では、各測位点をそれぞれクラスタとし、その後、ステップS309,S310において、クラスタを併合又は併合後のクラスタを分割することにより、一定時間ごとに留まったユーザの滞留点を抽出する。
次に、ステップS303において、未処理のクラスタ(以降、対象クラスタ)の中心から、事前に人手によって定められた半径R(単位はメートル)以内かつ時間T以内(単位は秒)に含まれる複数の測位点を取得する。具体的には、半径Rかつ時間T以内に含まれる測位点のインデックスの集合Kを式(4)より算出する。
Figure 2015170338
ここで、nは、現在処理中のユーザIDに該当する測位データの総数である。
次に、ステップS304において、ステップS303で取得した複数の測位点lの測位精度A(a)および測位データdを用いて、測位精度を重みとする重み付き重心d’ を式(5)より算出する。
Figure 2015170338
ここで、重み付き重心d’ の算出方法を具体的に説明する。例えば、ステップS303で3つの測位データdが取得され、取得された各測位データd〜dの実データが以下であるとする。右辺に示すデータ構造は、左から順に、測位時間,経度,緯度,測位精度である。
={2014/1/1 00:00,[140,40],0.5}
={2014/1/1 00:10,[141,41],0.3}
={2014/1/1 00:20,[142,42],0.2}
これらの測位データd〜dを用いて、測位時間,経度,緯度,測位精度の各重み付き重心をそれぞれ算出し、算出し終えた全てを対象クラスタの重み付き重心とする。例えば、測位時間tであれば、t=(0.5×[2014/1/1 00:00]+0.3×[2014/1/1 00:10]+0.2×[2014/1/1 00:20])÷(0.5+0.3+0.2)=[2014/1/1 00:07]が重み付き測位時間となる。
同様に、経度lon,緯度latであれば、[lon,lat]=(0.5×[140,40]+0.3×[141,41]+0.2×[142,42])÷(0.5+0.3+0.2)=[140.7,40.7]が重み付き経度,緯度となる。
このように、測位精度および測位データを式(5)に代入して計算することにより、測位データに含まれる経度・緯度や時間など、多次元情報の重み付き重心が算出される。なお、高度など、経度・緯度や時間以外の情報が測位データに含まれていてもよく、その場合にはその重心を更に追加してもよい。
次に、ステップS305において、対象クラスタの中心点d を、ステップS304で算出した重み付き重心d’ に移動する。ここでいう移動とは、対象クラスタの中心点d を重み付き重心d’ に変更することをいう。これにより、対象クラスタの中心が測位精度に応じた位置に移動することになる。
次に、ステップS306において、未処理のクラスタがあるか否かを判定し、未処理のクラスタがある場合は、ステップS303へ戻り、全てのクラスタについてステップS303〜S305を行う。一方、未処理のクラスタがない場合は、ステップS307へ進む。
次に、ステップS307において、全てのクラスタについて、各クラスタの中心d を重み付き重心d’ に変更する処理を1回行ったので、ループ回数をインクリメントし、再度、全てのクラスタを未処理とする。
次に、ステップS308において、現時点のループ回数が、事前に人手によって設定されたループ限界数閾値Iの回数に到達しているか否かを判定し、ループ限界数閾値Iに到達していない場合は、ステップS303へ戻り、今度は、ステップS305で移動した移動後の中心点を基準にしてステップS303〜S305を行う。
ここまでの処理において、例えば100個の測位データがある場合、ステップS302により、100個のクラスタが初期に生成され、ステップS303〜S305により、各クラスタの中心点が測位精度に応じた位置に移動するので、100個のクラスタが測位データの密な場所に集合することになる。一方、ループ限界数閾値Iに到達した場合は、ステップS309へ進む。
次に、ステップS309において、集合したクラスタを併合することにより、測位データが密になっている場所の数だけクラスタを残す。具体的には、クラスタの中心点間の距離が、事前に人手によって設定されたクラスタ中心点間距離閾値C以下であるクラスタを併合する。なお、クラスタの中心点間距離は関数distを用いて計算する。また、併合した新しいクラスタの中心点は、式(5)に基づき重み付き重心により算出する。その際、インデックスの集合Kの要素は、併合対象となるクラスタに含まれる測位点の和集合を用いる。
次に、ステップS310において、クラスタ内の測位データ集合が、事前に人手によって設定された時間間隔閾値Sより大きい場合は、該当するクラスタを分割する。つまり、クラスタ内の測位点を時間昇順で順番に確認したとき、時間hと時間h+1とにおける時間間隔が時間間隔閾値Sより大きい場合には、時間hまでの測位データで構成されるクラスタと、時間h+1以降の測位データで構成されるクラスタとに分離する。その際、分離した2つの各クラスタの中心点の位置は、いずれも元のクラスタの中心点の位置を設定する。この処理により、ステップS309で距離的観点から併合されてしまった、行きと帰りで同じ場所となるようなクラスタを、時間的観点から区別することができる。
次に、ステップS311において、残存する各クラスタの中心点をユーザの滞留点としてそれぞれ出力し、滞留点DB15に保存する。滞留点DB15の構成例を図7に示す。図7の構成例では、あるユーザが1つの地点に滞留した場合を例示している。滞留点における滞留開始時間(begin_time)および滞留終了時間(end_time)は、それぞれ、クラスタに含まれる測位点の最小時間および最大時間で定義される。また、滞留時間(stay_time)は、滞留終了時間(end_time)から滞留開始時間(begin_time)を引くことで求められる。経度(longitude)および緯度(latitude)は、クラスタの中心点、すなわちユーザの滞留点である。
そして、ステップS312において、未処理のユーザIDがあるか否かを判定し、未処理のユーザIDがある場合は、ステップS301へ戻り、全てのユーザIDについてステップS301〜S311を行う。一方、未処理のユーザIDがない場合は、処理を終了する。
以上より、本実施の形態によれば、測位データ抽出部12により、各測位データにそれぞれ含まれる測位誤差を用いて各測位データの測位精度をそれぞれ算出し、滞留点抽出部14により、各測位データにおける各測位点をそれぞれクラスタとし、対象クラスタから半径R以内かつ時間T以内に含まれる複数の測位点を取得し、それら複数の測位点の測位精度および測位データを用いて測位精度を重みとする重み付き重心を算出し、その重み付き重心を対象クラスタの中心点とし、その中心点をユーザの滞留点として抽出するので、環境要因によって測位精度が変化する場合でも、精度の悪い測位点による影響で滞留点の場所がずれてしまうことを抑制できる。
また、本実施の形態によれば、測位データ補間部13により、測位時間間隔が測位時間間隔閾値より大きく、かつ、測位点間が測位距離間隔閾値より小さい測位データ間に新たな測位データを追加するので、測位データの測位取得間隔が変化する場合でも、滞留の可能性が高い地点に多くの測位データを補間できる。
以上説明した大きく2つの処理を行うことにより、図8に示すように、ユーザが留まった滞留点を精度よく抽出することができる。
最後に、本実施の形態で説明した滞留点抽出装置1は、メモリやCPUを備えたコンピュータにより実現できる。また、滞留点抽出装置1の各動作をプログラムとして構築し、コンピュータにインストールして実行させることや、通信ネットワークを介して流通させることも可能である。
1…滞留点抽出装置
11…測位データDB
12…測位データ抽出部
13…測位データ補間部
14…滞留点抽出部
15…滞留点DB
S101〜S103、S201〜S207、S301〜S312…ステップ

Claims (5)

  1. コンピュータにより、
    ユーザ端末から収集した位置情報を測位データとして記憶手段に記憶する第1のステップと、
    前記記憶手段から各測位データを読み出して、前記各測位データにそれぞれ含まれる測位誤差データを用いて各測位データの測位精度をそれぞれ算出する第2のステップと、
    前記各測位データにおける各測位点をそれぞれクラスタとし、任意のクラスタから一定領域内かつ測位時刻の間隔が一定時間内に含まれる複数の測位点を取得する第3のステップと、
    前記複数の測位点の測位精度および測位データを用いて測位精度を重みとする重み付き重心を算出し、前記任意のクラスタの中心点とする第4のステップと、
    前記中心点をユーザの滞留点として抽出する第5のステップと、
    を有することを特徴とする滞留点抽出方法。
  2. 前記第2のステップと前記第3のステップとの間に、測位時刻の間隔が一定時間より大きく、かつ、測位点間が一定距離より小さい測位データ間に新たな測位データを追加するステップを更に有することを特徴とする請求項1に記載の滞留点抽出方法。
  3. ユーザ端末から収集した位置情報を測位データとして記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段から各測位データを読み出して、前記各測位データにそれぞれ含まれる測位誤差データを用いて各測位データの測位精度をそれぞれ算出する算出手段と、
    前記各測位データにおける各測位点をそれぞれクラスタとし、任意のクラスタから一定領域内かつ測位時刻の間隔が一定時間内に含まれる複数の測位点を取得する取得手段と、
    前記複数の測位点の測位精度および測位データを用いて測位精度を重みとする重み付き重心を算出し、前記任意のクラスタの中心点とする算出手段と、
    前記中心点をユーザの滞留点として抽出する抽出手段と、
    を有することを特徴とする滞留点抽出装置。
  4. 測位時刻の間隔が一定時間より大きく、かつ、測位点間が一定距離より小さい測位データ間に新たな測位データを追加する補間手段を更に有することを特徴とする請求項3に記載の滞留点抽出装置。
  5. 請求項1又は2に記載の滞留点抽出方法をコンピュータに実行させることを特徴とする滞留点抽出プログラム。
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