JP6374843B2 - 滞留地抽出装置、方法、及びプログラム - Google Patents

滞留地抽出装置、方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、滞留地抽出装置、方法、及びプログラムに係り、特に、ユーザが滞留した地域を抽出するための滞留地抽出装置、方法、及びプログラムに関する。
携帯電話やスマートフォンなどの普及によって、GPSやWi-fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、携帯基地局等に基づくユーザの位置情報に関する測位データの取得は非常に容易になった。この測位データを用いて、ユーザが興味を持ち実際に滞留した地域を抽出することができれば、情報推薦や生活支援など幅広いサービスに応用可能である。
これまで、非特許文献1などにより、ユーザが一定期間以上、一定の距離範囲内に連続して滞留した測位点の集合を抽出する滞留地抽出技術が提案されてきた。
Y. Zheng、 L. Zhang、 X. Xie、 and W-Y Ma: Mining interesting locations and travel sequences from GPS trajectories. In WWW, pages 791-800, 2009.
しかし、前述した従来手法では、連続した測位点の集合を滞留地とするため、測位データにノイズが含まれる場合には滞留が途切れたと判定されるため、高い滞留地抽出精度を得ることができない。
本発明は、上記問題点を解決するために成されたものであり、測位位置にノイズが生じた場合でも、精度よく、ユーザが滞留した地域を抽出できる滞留地抽出装置、方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の発明に係る滞留地抽出装置は、ユーザの位置を計測する計測機器によって逐次的に計測された、ユーザが所在する緯度及び経度の組である測位位置と、前記測位位置が計測された時間である測位時間と、から構成される測位点の系列に基づいて、ユーザが一定期間以上滞留した地域に関する測位点の集合を抽出する滞留地抽出装置であって、i番目に与えられた測位点である、測位点iの各々について、前記測位点iを測位点記憶部に記録する測位点記録部と、前記測位点iの各々について、前記測位点iの近傍点集合を空集合で初期化する近傍点集合初期化部と、前記測位点iの各々について、予め定められた1以上の整数qに関して、前記測位点記憶部に記憶された、測位番号jが測位番号i−q及び1のいずれか大きい方の値以上かつi以下を満たす測位点jの各々について、前記測位点iの測位位置と、前記測位点jの測位位置との距離が一定距離以内である場合に、前記測位点iの近傍点集合に前記測位点jを追加し、かつ、前記測位点jの近傍点集合に前記測位点iを追加する近傍点集合更新部と、前記測位点iの各々について、前記測位番号i−qが1以上の場合、測位点i−qの近傍点集合に基づいて、前記測位点i−qが核点であるか否かを判定する核点判定部と、前記測位点iの各々について、前記測位点i−qが核点である場合に、前記測位点i−qの近傍点集合と、既存のクラスタとを結合可能な場合は、前記測位点i−qの近傍点集合を、前記既存のクラスタと結合し、前記測位点i−qの近傍点集合と、既存のクラスタとを結合可能でない場合は、前記測位点i−qの近傍点集合に基づいてクラスタを作成するクラスタリング部と、前記クラスタリング部により作成された前記クラスタの各々について、所属する測位点の測位時間に基づいて、前記クラスタが滞留地か否かを判定する滞留地判定部と、を含んで構成されている。
第2の発明に係る滞留地抽出装置は、ユーザの位置を計測する計測機器によって逐次的に計測された、ユーザが所在する緯度及び経度の組である測位位置と、前記測位位置が計測された時間である測位時間と、から構成される測位点の系列に基づいて、ユーザが一定期間以上滞留した地域に関する測位点の集合を抽出する滞留地抽出装置であって、i番目に与えられた測位点である、測位点iの各々について、前記測位点iを測位点記憶部に記録する測位点記録部と、前記測位点iの各々について、前記測位点iの近傍点集合を空集合で初期化する近傍点集合初期化部と、前記測位点iの各々について、予め定められた1以上の整数qに関して、前記測位点記憶部に記憶された、測位番号jがi−q及び1のいずれか大きい方の値以上かつi以下を満たす測位点jの各々について、前記測位点iの測位位置を中心とした確率密度分布において、前記測位点jの測位位置の確率密度が一定値以上である場合に、前記測位点iの近傍点集合に前記測位点jを追加し、かつ、前記測位点jの近傍点集合に前記測位点iを追加する近傍点集合更新部と、前記測位点iの各々について、前記測位番号i−qが1以上の場合、測位点i−qの近傍点集合に基づいて、前記測位点i−qが核点であるか否かを判定する核点判定部と、前記測位点iの各々について、前記測位点i−qが核点である場合に、前記測位点i−qの近傍点集合と、既存のクラスタとを結合可能な場合は、前記測位点i−qの近傍点集合を、前記既存のクラスタと結合し、前記測位点i−qの近傍点集合と、既存のクラスタとを結合可能でない場合は、前記測位点i−qの近傍点集合に基づいてクラスタを作成するクラスタリング部と、前記クラスタリング部により作成された前記クラスタの各々について、所属する測位点の測位時間に基づいて、前記クラスタが滞留地か否かを判定する滞留地判定部と、を含んで構成されている。
また、第1及び第2の発明に係る滞留地抽出装置において、前記核点判定部は、前記測位点i−qの近傍点集合に含まれる測位点のうち、測位時間が最も新しい測位点の測位時間から、測位時間が最も古い測位点の測位時間を減算した値である滞留時間が予め定めた閾値以上である場合に、前記測位点i−qを核点と判定するようにしてもよい。
また、第1及び第2の発明に係る滞留地抽出装置において、前記クラスタリング部は、前記測位点i−qが核点である場合に、前記測位点i−qの近傍点集合に含まれる測位点が持つ最も古い測位時間と、最も新しい測位時間との期間が、既存のクラスタに所属する測位点集合に含まれる測位点が持つ最も古い測位時間と、最も新しい測位時間との期間と重なりを持つ場合は、前記既存のクラスタの測位点集合と、前記測位点i−qの近傍点集合とを結合し、前記重なりを持たない場合は、前記測位点i−qの近傍点集合をクラスタに所属する測位点集合としてクラスタを作成するようにしてもよい。
また、第1及び第2の発明に係る滞留地抽出装置において、前記滞留地判定部は、前記クラスタに所属する測位点集合に含まれる測位点が持つ最も新しい測位時間から最も古い測位時間を減算した値である滞留時間が、一定以上であった場合に前記クラスタを滞留地と判定するようにしてもよい。
第3の発明に係る滞留地抽出方法は、ユーザの位置を計測する計測機器によって逐次的に計測された、ユーザが所在する緯度及び経度の組である測位位置と、前記測位位置が計測された時間である測位時間と、から構成される測位点の系列に基づいて、ユーザが一定期間以上滞留した地域に関する測位点の集合を抽出する滞留地抽出装置における滞留地抽出方法であって、測位点記録部が、i番目に与えられた測位点である、測位点iの各々について、前記測位点iを測位点記憶部に記録するステップと、近傍点集合初期化部が、前記測位点iの各々について、前記測位点iの近傍点集合を空集合で初期化するステップと、近傍点集合更新部が、前記測位点iの各々について、予め定められた1以上の整数qに関して、前記測位点記憶部に記憶された、測位番号jが測位番号i−q及び1のいずれか大きい方の値以上かつi以下を満たす測位点jの各々について、前記測位点iの測位位置と、前記測位点jの測位位置との距離が一定距離以内である場合に、前記測位点iの近傍点集合に前記測位点jを追加し、かつ、前記測位点jの近傍点集合に前記測位点iを追加するステップと、核点判定部が、前記測位点iの各々について、前記測位番号i−qが1以上の場合、測位点i−qの近傍点集合に基づいて、前記測位点i−qが核点であるか否かを判定するステップと、クラスタリング部が、前記測位点iの各々について、前記測位点i−qが核点である場合に、前記測位点i−qの近傍点集合と、既存のクラスタとを結合可能な場合は、前記測位点i−qの近傍点集合を、前記既存のクラスタと結合し、前記測位点i−qの近傍点集合と、既存のクラスタとを結合可能でない場合は、前記測位点i−qの近傍点集合に基づいてクラスタを作成するステップと、滞留地判定部が、前記クラスタリング部により作成された前記クラスタの各々について、所属する測位点の測位時間に基づいて、前記クラスタが滞留地か否かを判定するステップと、を含んで実行することを特徴とする。
第4の発明に係る滞留地抽出方法は、ユーザの位置を計測する計測機器によって逐次的に計測された、ユーザが所在する緯度及び経度の組である測位位置と、前記測位位置が計測された時間である測位時間と、から構成される測位点の系列に基づいて、ユーザが一定期間以上滞留した地域に関する測位点の集合を抽出する滞留地抽出装置における滞留地抽出方法であって、測位点記録部が、i番目に与えられた測位点である、測位点iの各々について、前記測位点iを測位点記憶部に記録するステップと、近傍点集合初期化部が、前記測位点iの各々について、前記測位点iの近傍点集合を空集合で初期化するステップと、近傍点集合更新部が、前記測位点iの各々について、予め定められた1以上の整数qに関して、前記測位点記憶部に記憶された、測位番号jがi−q及び1のいずれか大きい方の値以上かつi以下を満たす測位点jの各々について、前記測位点iの測位位置を中心とした確率密度分布において、前記測位点jの測位位置の確率密度が一定値以上である場合に、前記測位点iの近傍点集合に前記測位点jを追加し、かつ、前記測位点jの近傍点集合に前記測位点iを追加するステップと、核点判定部が、前記測位点iの各々について、前記測位番号i−qが1以上の場合、測位点i−qの近傍点集合に基づいて、前記測位点i−qが核点であるか否かを判定するステップと、クラスタリング部が、前記測位点iの各々について、前記測位点i−qが核点である場合に、前記測位点i−qの近傍点集合と、既存のクラスタとを結合可能な場合は、前記測位点i−qの近傍点集合を、前記既存のクラスタと結合し、前記測位点i−qの近傍点集合と、既存のクラスタとを結合可能でない場合は、前記測位点i−qの近傍点集合に基づいてクラスタを作成するステップと、滞留地判定部が、前記クラスタリング部により作成された前記クラスタの各々について、所属する測位点の測位時間に基づいて、前記クラスタが滞留地か否かを判定するステップと、を含んで実行することを特徴とする。
また、第3及び第4の発明に係る滞留地抽出方法において、前記核点判定部が判定するステップは、前記測位点i−qの近傍点集合に含まれる測位点のうち、測位時間が最も新しい測位点の測位時間から、測位時間が最も古い測位点の測位時間を減算した値である滞留時間が予め定めた閾値以上である場合に、前記測位点i−qを核点と判定するようにしてもよい。
また、第3及び第4の発明に係る滞留地抽出方法において、前記クラスタリング部がクラスタを作成するステップは、前記測位点i−qが核点である場合に、前記測位点i−qの近傍点集合に含まれる測位点が持つ最も古い測位時間と、最も新しい測位時間との期間が、既存のクラスタに所属する測位点集合に含まれる測位点が持つ最も古い測位時間と、最も新しい測位時間との期間と重なりを持つ場合は、前記既存のクラスタの測位点集合と、前記測位点i−qの近傍点集合とを結合し、前記重なりを持たない場合は、前記測位点i−qの近傍点集合をクラスタに所属する測位点集合としてクラスタを作成するようにしてもよい。
また、第3及び第4の発明に係る滞留地抽出方法において、前記滞留地判定部が判定するステップは、前記クラスタに所属する測位点集合に含まれる測位点が持つ最も新しい測位時間から最も古い測位時間を減算した値である滞留時間が、一定以上であった場合に前記クラスタを滞留地と判定するようにしてもよい。
第5の発明に係るプログラムは、コンピュータを、第1又は第2の発明に係る滞留地抽出装置の各部として機能させるためのプログラムである。
本発明の滞留地抽出装置、方法、及びプログラムによれば、測位位置にノイズが生じた場合でも、精度よく、ユーザが滞留した地域を抽出できる、という効果が得られる。
本発明の実施の形態に係る滞留地抽出装置の構成を示すブロック図である。 測位点記憶部32における測位点の記憶形式の一例を示す図である。 クラスタ形成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る滞留地抽出装置における滞留地抽出処理ルーチンを示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。本発明の実施の形態に係る滞留地抽出装置は、直近に与えられた測位点の各々について、最も新しく与えられた測位点の近傍に存在するかを判定し、近傍に存在する測位点が一定以上存在する測位点に基づいてクラスタを形成し、クラスタが滞留地か否かを判定し、ユーザが一定期間以上滞留した地域に関する測位点の集合を抽出するものである。
<本発明の第1の実施の形態に係る滞留地抽出装置の構成>
まず、本発明の第1の実施の形態に係る滞留地抽出装置の構成について説明する。図1に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る滞留地抽出装置100は、CPUと、RAMと、後述する滞留地抽出処理ルーチンを実行するためのプログラムや各種データを記憶したROMと、を含むコンピュータで構成することが出来る。この滞留地抽出装置100は、機能的には図1に示すように入力部10と、演算部20と、出力部50とを備えている。
入力部10は、ユーザの位置を計測する計測機器によって逐次的に計測された測位点の系列を受け付ける。測位点の系列は、ユーザが所在する緯度及び経度の組である測位位置と、当該測位位置が計測された時間である測位時間と、から構成される。
演算部20は、測位点記録部30と、測位点記憶部32と、近傍点集合初期化部34と、近傍点集合更新部36と、核点判定部38と、クラスタリング部40と、滞留地判定部42とを含んで構成されている。
測位点記録部30は、入力部10により受け付けた測位点の系列のi番目に与えられた測位点(測位番号がi)である測位点iの各々について、測位点iの情報を測位点記憶部32に記録する。図2に測位点記憶部32における測位点の記憶形式の例を示す。測位点記憶部32には、測位点の情報として、測位番号、測位点の測位位置を表す緯度及び経度の組、並びに測位点の測位を行った測位時間が記憶される。
測位点記憶部32には、測位点記録部30によって保存された測位点iについての測位番号、緯度及び経度の組、並びに測位時間が記憶されている。
近傍点集合初期化部34は、測位点記憶部32に記憶されている測位点iの各々の近傍点集合を空集合で初期化する。
近傍点集合更新部36は、測位点iの各々について、1以上の整数qに関して、測位点記憶部32に記憶された、測位番号jがi−q及び1のいずれか大きい方の値以上かつi以下を満たす測位点jの各々について、測位点iの測位位置と、測位点jの測位位置との距離が閾値ε以内である場合に、測位点iの近傍点集合に測位点jを追加し、かつ、測位点jの近傍点集合に測位点iを追加する。具体的には、閾値εの値は30メートル、時間窓のサイズを表す測位番号qの値は30などとする。
核点判定部38は、測位点iの各々について、測位番号i−qが1より大きい場合、当該測位点i−qの近傍点集合に含まれる測位点のうち、測位時間が最も新しい測位点の測位時間から、測位時間が最も古い測位点の測位時間を引いた滞留時間が閾値θ以上である場合に、当該測位点i−qを核点と判定する。また、核点判定部38は、測位点iの各々について、上記の滞留時間が閾値θ未満の場合は、核点ではないと判定する。具体的には、閾値θ=135秒などとする。このように測位点の数量でなく滞留時間を用いることにより、計測機器によりユーザの位置が計測できない期間がある場合も、精度良く核点を判定できる。
クラスタリング部40は、測位点iの各々について、測位点i−qが核点である場合に、測位点i−qの近傍点集合に含まれる測位点が持つ最も古い測位時間と、最も新しい測位時間との期間が、既存のクラスタに所属する測位点集合に含まれる測位点が持つ最も古い測位時間と、最も新しい測位時間との期間と重なりを持つ場合は、既存のクラスタの測位点集合と、測位点i−qの近傍点集合とを結合し、一方、重なりを持たない場合は、測位点i−qの近傍点集合をクラスタに所属する測位点集合としてクラスタを作成する。
図3にクラスタ形成の例を示す。この例では、q=3、θ=15としている。図3を参照して、まず重なりを持たない場合の一例を説明する。測位点4について注目すると、測位点4との距離が一定距離ε以下であり、かつ測位番号の差がq以下である測位点が近傍点集合となり、ここでは、測位点3、4、6、及び7が、測位点4の近傍点集合となる。また、測位点4の近傍点集合について、最も古い測位時間は7、最も新しい測位時間は25であるから、滞留時間25−7=18がθ以上であるため、核点判定部38により測位点4は核点と判定され、クラスタリング部40により、既存のクラスタが存在しないため測位点4の近傍点集合がクラスタとして形成される。
一方、測位点5、及び測位点6については、近傍点集合の滞留時間がθ未満となるため、核点判定部38において核点とは判定されない。
次に、重なりを持つ場合の一例を説明する。図3に示す様に、測位点7の近傍点集合は、測位点4、6、7、8、9、及び10が測位点7の近傍点集合となり、測位点7の近傍点集合の最も古い測位時間は10、最も新しい測位時間は34であるから、滞留時間34−10=24が閾値θ以上であるため、核点判定部38により測位点7は核点と判定される。既存のクラスタの滞留期間が[7、25]、測位番号7の近傍点集合の滞留期間が[10、34]であるため、重なりがあると判定され、既存のクラスタと測位点7の近傍点集合とが結合される。結合後のクラスタの測位点集合は、測位点3、4、6、7、8、9、及び10となる。
滞留地判定部42は、クラスタリング部40により作成されたクラスタの各々について、クラスタに所属する測位点の測位時間に基づいて、当該クラスタが滞留地か否かを判定する。具体的には、クラスタの各々について、当該クラスタに所属する測位点集合に含まれる測位点が持つ最も新しい測位時間から最も古い測位時間を減算した値である滞留時間が、閾値φ以上であった場合に当該クラスタを滞留地と判定し、滞留時間が閾値φ以上のクラスタの各々について、当該クラスタに所属する測位点集合を出力部50に出力する。ここでは、閾値φ=300秒などとする。
<本発明の第1の実施の形態に係る滞留地抽出装置の作用>
次に、本発明の第1の実施の形態に係る滞留地抽出装置100の作用について説明する。入力部10においてユーザの位置を計測する計測機器によって逐次的に計測された測位点の系列を受け付けると、滞留地抽出装置100は、図4に示す滞留地抽出処理ルーチンを実行する。
まず、ステップS98では、入力部10で受け付けた測位点の系列を測位点記憶部32に記録する。
次に、ステップS100では、ステップS98で測位点記憶部32に記憶された測位点の系列における測位点iの各々の近傍点集合を空集合で初期化する。
ステップS102では、i=1として測位点iを選択する。
ステップS104では、測位点iについて、1以上の整数qに関して、測位点記憶部32に記憶された、測位番号jがi−q及び1のいずれか大きい値以上かつi以下を満たす測位点jの各々について、測位点iの測位位置と、測位点jの測位位置との距離が閾値ε以内である場合に、測位点iの近傍点集合に測位点jを追加し、かつ、測位点jの近傍点集合に測位点iを追加する。
ステップS105では、測位番号i−qが1以上の場合、測位点i−qの近傍点集合に基づいて、当該測位点i−qの近傍点集合に含まれる測位点のうち、測位時間が最も新しい測位点の測位時間から、測位時間が最も古い測位点の測位時間を引いた滞留時間が閾値θ以上である場合に、当該測位点i−qを核点と判定する。一方、滞留時間が閾値θ未満の場合は、核点ではないと判定する。
ステップS106では、測位点i−qが核点である場合、測位点i−qの近傍点集合に含まれる測位点が持つ最も古い測位時間と、最も新しい測位時間との期間が、既存のクラスタに所属する測位点集合に含まれる測位点が持つ最も古い測位時間と、最も新しい測位時間との期間に対して重なりを持つ場合は、既存のクラスタの測位点集合と、測位点i−qの近傍点集合とを結合する。また、既存のクラスタが存在しない場合、又は重なりを持たない場合は、測位点i−qの近傍点集合をクラスタに所属する測位点集合としてクラスタを作成する。
ステップS108では、全ての測位点iについて処理を終了したかを判定し、全ての測位点iについて処理を終了していればステップS109へ移行して測位点i=i+1として測位点iについてステップS104〜S106の処理を行い、全ての測位点iについて処理を終了していればステップS110へ移行する。
ステップS110では、クラスタリング部40により作成されたクラスタの各々について、当該クラスタに所属する測位点集合に含まれる測位点が持つ最も新しい測位時間から最も古い測位時間を減算した値である滞留時間が、閾値φ以上であった場合に当該クラスタを滞留地であると判定し、滞留時間が閾値φ以上のクラスタの各々について、当該クラスタに所属する測位点集合を出力部50に出力して滞留地抽出処理ルーチンを終了する。
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態に係る滞留地抽出装置によれば、測位点iを測位点記憶部32に記録し、測位点iの各々について、測位点iの近傍点集合を空集合で初期化し、1以上の整数qに関して、測位点記憶部32に記憶された、測位番号jが測位番号i−q及び1のいずれか大きい方の値以上かつi以下を満たす測位点jの各々について、測位点iの測位位置と、測位点jの測位位置との距離が閾値ε以内である場合に、測位点iの近傍点集合に測位点jを追加し、かつ、測位点jの近傍点集合に測位点iを追加し、測位点iの各々について、測位番号i−qが1以上の場合、測位点i−qの近傍点集合に基づいて、測位点i−qが核点であるか否かを判定し、測位点iの各々について、測位点i−qが核点である場合に、測位点i−qの近傍点集合と、既存のクラスタとを結合可能な場合は、測位点i−qの近傍点集合を、既存のクラスタと結合し、測位点i−qの近傍点集合と、既存のクラスタとを結合可能でない場合は、測位点i−qの近傍点集合に基づいてクラスタを作成し、所属する測位点の測位時間に基づいて、クラスタが滞留地か否かを判定することにより、測位位置にノイズが生じた場合でも、精度よく、ユーザが滞留した地域を抽出できる。
<本発明の第2の実施の形態に係る滞留地抽出装置の構成>
次に、本発明の第2の実施の形態に係る滞留地抽出装置の構成について説明する。なお、第1の実施の形態と同様となる箇所については同一符号を付して説明を省略する。
上記図1に示すように、本発明の第2の実施の形態に係る滞留地抽出装置100は、CPUと、RAMと、後述する滞留地抽出処理ルーチンを実行するためのプログラムや各種データを記憶したROMと、を含むコンピュータで構成することが出来る。この滞留地抽出装置100は、機能的には図1に示すように入力部10と、演算部20と、出力部50とを備えている。
第2の実施の形態に係る演算部20は、第1の実施の形態と同様に、測位点記録部30と、測位点記憶部32と、近傍点集合初期化部34と、近傍点集合更新部36と、核点判定部38と、クラスタリング部40と、滞留地判定部42とを含んで構成されている。
近傍点集合更新部36は、測位点iの各々について、1以上の整数qに関して、測位点記憶部32に記憶された、測位番号jがi−q及び1のいずれか大きい方の値以上かつi以下を満たす測位点jの各々について、測位点iの測位位置を中心とした確率密度分布において、下記(1)式に示すように、測位点jの測位位置の確率密度が一定値α以上である場合に、測位点iの近傍点集合に測位点jを追加し、かつ、測位点jの近傍点集合に測位点iを追加する。
ここで、Gaussian(p|p、σ)は、pを中心、σを標準偏差とした確率密度分布である正規分布を表す。正規分布に限定されず、他の確率密度分布を使用しても良い。具体的には、σ=30、α=0.1などと設定する。
なお、第2の実施の形態に係る他の構成及び作用は第1の実施の形態と同様であるため説明を省略する。
以上説明したように、本発明の第2の実施の形態に係る滞留地抽出装置によれば、測位点iを測位点記憶部32に記録し、測位点iの各々について、測位点iの近傍点集合を空集合で初期化し、1以上の整数qに関して、測位点記憶部32に記憶された、測位番号jがi−q及び1のいずれか大きい方の値以上かつi以下を満たす測位点jの各々について、測位点iの測位位置を中心とした確率密度分布において、測位点jの測位位置の確率密度が一定値α以上である場合に、測位点iの近傍点集合に測位点jを追加し、かつ、測位点jの近傍点集合に測位点iを追加し、測位点iの各々について、測位番号i−qが1以上の場合、測位点i−qの近傍点集合に基づいて、測位点i−qが核点であるか否かを判定し、測位点iの各々について、測位点i−qが核点である場合に、測位点i−qの近傍点集合と、既存のクラスタとを結合可能な場合は、測位点i−qの近傍点集合を、既存のクラスタと結合し、測位点i−qの近傍点集合と、既存のクラスタとを結合可能でない場合は、測位点i−qの近傍点集合に基づいてクラスタを作成し、所属する測位点の測位時間に基づいて、クラスタが滞留地か否かを判定することにより、測位位置にノイズが生じた場合でも、精度よく、ユーザが滞留した地域を抽出できる。
また、本発明の第1及び第2の実施の形態に係る滞留地抽出装置によれば、直近に与えられた測位点の各々について、最も新しく与えられた測位点と近傍に存在するかを判定し、近傍に存在する点が一定以上存在する測位点に基づいてクラスタを形成するので、真に存在する位置と測位位置が大きく異なるノイズが含まれる場合でも、測位データからノイズを発見して取り除く事無く、ユーザが滞留した地域を精度良く抽出することが可能になる。
また、本発明の第1及び第2の実施の形態に係る手法は、計測機器によって得られたユーザの位置情報の測位結果と測位時間の系列である測位データから、ユーザが実際に訪問した場所を抽出可能な手法であり、情報推薦、生活支援などに利用可能である。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
本発明は、図1に示す構成要素の動作をプログラムとして構築し、滞留地抽出装置として利用されるコンピュータにインストールして実行させる、または、ネットワークを介して流通させることが可能である。
また、構築されたプログラムをハードディスクやフレキシブルディスク、CD−ROM等の可搬記憶媒体に格納し、コンピュータにインストールする、または、配布することが可能である。
10 入力部
20 演算部
30 測位点記録部
32 測位点記憶部
34 近傍点集合初期化部
36 近傍点集合更新部
38 核点判定部
40 クラスタリング部
42 滞留地判定部
50 出力部
100 滞留地抽出装置

Claims (11)

  1. ユーザの位置を計測する計測機器によって逐次的に計測された、ユーザが所在する緯度及び経度の組である測位位置と、前記測位位置が計測された時間である測位時間と、から構成される測位点の系列に基づいて、ユーザが一定期間以上滞留した地域に関する測位点の集合を抽出する滞留地抽出装置であって、
    i番目に与えられた測位点である、測位点iの各々について、前記測位点iを測位点記憶部に記録する測位点記録部と、
    前記測位点iの各々について、前記測位点iの近傍点集合を空集合で初期化する近傍点集合初期化部と、
    前記測位点iの各々について、予め定められた1以上の整数qに関して、前記測位点記憶部に記憶された、測位番号jが測位番号i−q及び1のいずれか大きい方の値以上かつi以下を満たす測位点jの各々について、前記測位点iの測位位置と、前記測位点jの測位位置との距離が一定距離以内である場合に、前記測位点iの近傍点集合に前記測位点jを追加し、かつ、前記測位点jの近傍点集合に前記測位点iを追加する近傍点集合更新部と、
    前記測位点iの各々について、前記測位番号i−qが1以上の場合、測位点i−qの近傍点集合に基づいて、前記測位点i−qが核点であるか否かを判定する核点判定部と、
    前記測位点iの各々について、前記測位点i−qが核点である場合に、前記測位点i−qの近傍点集合と、既存のクラスタとを結合可能な場合は、前記測位点i−qの近傍点集合を、前記既存のクラスタと結合し、前記測位点i−qの近傍点集合と、既存のクラスタとを結合可能でない場合は、前記測位点i−qの近傍点集合に基づいてクラスタを作成するクラスタリング部と、
    前記クラスタリング部により作成された前記クラスタの各々について、所属する測位点の測位時間に基づいて、前記クラスタが滞留地か否かを判定する滞留地判定部と、
    を含む滞留地抽出装置。
  2. ユーザの位置を計測する計測機器によって逐次的に計測された、ユーザが所在する緯度及び経度の組である測位位置と、前記測位位置が計測された時間である測位時間と、から構成される測位点の系列に基づいて、ユーザが一定期間以上滞留した地域に関する測位点の集合を抽出する滞留地抽出装置であって、
    i番目に与えられた測位点である、測位点iの各々について、前記測位点iを測位点記憶部に記録する測位点記録部と、
    前記測位点iの各々について、前記測位点iの近傍点集合を空集合で初期化する近傍点集合初期化部と、
    前記測位点iの各々について、予め定められた1以上の整数qに関して、前記測位点記憶部に記憶された、測位番号jがi−q及び1のいずれか大きい方の値以上かつi以下を満たす測位点jの各々について、前記測位点iの測位位置を中心とした確率密度分布において、前記測位点jの測位位置の確率密度が一定値以上である場合に、前記測位点iの近傍点集合に前記測位点jを追加し、かつ、前記測位点jの近傍点集合に前記測位点iを追加する近傍点集合更新部と、
    前記測位点iの各々について、前記測位番号i−qが1以上の場合、測位点i−qの近傍点集合に基づいて、前記測位点i−qが核点であるか否かを判定する核点判定部と、
    前記測位点iの各々について、前記測位点i−qが核点である場合に、前記測位点i−qの近傍点集合と、既存のクラスタとを結合可能な場合は、前記測位点i−qの近傍点集合を、前記既存のクラスタと結合し、前記測位点i−qの近傍点集合と、既存のクラスタとを結合可能でない場合は、前記測位点i−qの近傍点集合に基づいてクラスタを作成するクラスタリング部と、
    前記クラスタリング部により作成された前記クラスタの各々について、所属する測位点の測位時間に基づいて、前記クラスタが滞留地か否かを判定する滞留地判定部と、
    を含む滞留地抽出装置。
  3. 前記核点判定部は、
    前記測位点i−qの近傍点集合に含まれる測位点のうち、測位時間が最も新しい測位点の測位時間から、測位時間が最も古い測位点の測位時間を減算した値である滞留時間が予め定めた閾値以上である場合に、前記測位点i−qを核点と判定する請求項1又は請求項2に記載の滞留地抽出装置。
  4. 前記クラスタリング部は、
    前記測位点i−qが核点である場合に、前記測位点i−qの近傍点集合に含まれる測位点が持つ最も古い測位時間と、最も新しい測位時間との期間が、既存のクラスタに所属する測位点集合に含まれる測位点が持つ最も古い測位時間と、最も新しい測位時間との期間と重なりを持つ場合は、前記既存のクラスタの測位点集合と、前記測位点i−qの近傍点集合とを結合し、
    前記重なりを持たない場合は、前記測位点i−qの近傍点集合をクラスタに所属する測位点集合としてクラスタを作成する請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の滞留地抽出装置。
  5. 前記滞留地判定部は、
    前記クラスタに所属する測位点集合に含まれる測位点が持つ最も新しい測位時間から最も古い測位時間を減算した値である滞留時間が、一定以上であった場合に前記クラスタを滞留地と判定する請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の滞留地抽出装置。
  6. ユーザの位置を計測する計測機器によって逐次的に計測された、ユーザが所在する緯度及び経度の組である測位位置と、前記測位位置が計測された時間である測位時間と、から構成される測位点の系列に基づいて、ユーザが一定期間以上滞留した地域に関する測位点の集合を抽出する滞留地抽出装置における滞留地抽出方法であって、
    測位点記録部が、i番目に与えられた測位点である、測位点iの各々について、前記測位点iを測位点記憶部に記録するステップと、
    近傍点集合初期化部が、前記測位点iの各々について、前記測位点iの近傍点集合を空集合で初期化するステップと、
    近傍点集合更新部が、前記測位点iの各々について、予め定められた1以上の整数qに関して、前記測位点記憶部に記憶された、測位番号jが測位番号i−q及び1のいずれか大きい方の値以上かつi以下を満たす測位点jの各々について、前記測位点iの測位位置と、前記測位点jの測位位置との距離が一定距離以内である場合に、前記測位点iの近傍点集合に前記測位点jを追加し、かつ、前記測位点jの近傍点集合に前記測位点iを追加するステップと、
    核点判定部が、前記測位点iの各々について、前記測位番号i−qが1以上の場合、測位点i−qの近傍点集合に基づいて、前記測位点i−qが核点であるか否かを判定するステップと、
    クラスタリング部が、前記測位点iの各々について、前記測位点i−qが核点である場合に、前記測位点i−qの近傍点集合と、既存のクラスタとを結合可能な場合は、前記測位点i−qの近傍点集合を、前記既存のクラスタと結合し、前記測位点i−qの近傍点集合と、既存のクラスタとを結合可能でない場合は、前記測位点i−qの近傍点集合に基づいてクラスタを作成するステップと、
    滞留地判定部が、前記クラスタリング部により作成された前記クラスタの各々について、所属する測位点の測位時間に基づいて、前記クラスタが滞留地か否かを判定するステップと、
    を含む滞留地抽出方法。
  7. ユーザの位置を計測する計測機器によって逐次的に計測された、ユーザが所在する緯度及び経度の組である測位位置と、前記測位位置が計測された時間である測位時間と、から構成される測位点の系列に基づいて、ユーザが一定期間以上滞留した地域に関する測位点の集合を抽出する滞留地抽出装置における滞留地抽出方法であって、
    測位点記録部が、i番目に与えられた測位点である、測位点iの各々について、前記測位点iを測位点記憶部に記録するステップと、
    近傍点集合初期化部が、前記測位点iの各々について、前記測位点iの近傍点集合を空集合で初期化するステップと、
    近傍点集合更新部が、前記測位点iの各々について、予め定められた1以上の整数qに関して、前記測位点記憶部に記憶された、測位番号jがi−q及び1のいずれか大きい方の値以上かつi以下を満たす測位点jの各々について、前記測位点iの測位位置を中心とした確率密度分布において、前記測位点jの測位位置の確率密度が一定値以上である場合に、前記測位点iの近傍点集合に前記測位点jを追加し、かつ、前記測位点jの近傍点集合に前記測位点iを追加するステップと、
    核点判定部が、前記測位点iの各々について、前記測位番号i−qが1以上の場合、測位点i−qの近傍点集合に基づいて、前記測位点i−qが核点であるか否かを判定するステップと、
    クラスタリング部が、前記測位点iの各々について、前記測位点i−qが核点である場合に、前記測位点i−qの近傍点集合と、既存のクラスタとを結合可能な場合は、前記測位点i−qの近傍点集合を、前記既存のクラスタと結合し、前記測位点i−qの近傍点集合と、既存のクラスタとを結合可能でない場合は、前記測位点i−qの近傍点集合に基づいてクラスタを作成するステップと、
    滞留地判定部が、前記クラスタリング部により作成された前記クラスタの各々について、所属する測位点の測位時間に基づいて、前記クラスタが滞留地か否かを判定するステップと、
    を含む滞留地抽出方法。
  8. 前記核点判定部が判定するステップは、
    前記測位点i−qの近傍点集合に含まれる測位点のうち、測位時間が最も新しい測位点の測位時間から、測位時間が最も古い測位点の測位時間を減算した値である滞留時間が予め定めた閾値以上である場合に、前記測位点i−qを核点と判定する請求項6又は請求項7に記載の滞留地抽出方法。
  9. 前記クラスタリング部がクラスタを作成するステップは、
    前記測位点i−qが核点である場合に、前記測位点i−qの近傍点集合に含まれる測位点が持つ最も古い測位時間と、最も新しい測位時間との期間が、既存のクラスタに所属する測位点集合に含まれる測位点が持つ最も古い測位時間と、最も新しい測位時間との期間と重なりを持つ場合は、前記既存のクラスタの測位点集合と、前記測位点i−qの近傍点集合とを結合し、
    前記重なりを持たない場合は、前記測位点i−qの近傍点集合をクラスタに所属する測位点集合としてクラスタを作成する請求項6〜請求項8のいずれか1項に記載の滞留地抽出方法。
  10. 前記滞留地判定部が判定するステップは、
    前記クラスタに所属する測位点集合に含まれる測位点が持つ最も新しい測位時間から最も古い測位時間を減算した値である滞留時間が、一定以上であった場合に前記クラスタを滞留地と判定する請求項6〜請求項9のいずれか1項に記載の滞留地抽出方法。
  11. コンピュータを、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の滞留地抽出装置の各部として機能させるためのプログラム。
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