JP2015169501A - 電子時計 - Google Patents
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Abstract
【課題】ブランドロゴを表示するスペースと視認性のよい複数の小時計とを備え、デザインの美観を向上させた電子時計を提供する。
【解決手段】電子時計10は、文字板11と、文字板11に設けられた複数の小時計と、を備え、少なくとも一つの小時計の中心70a、80aと文字板11の中心11aとを結ぶ直線L1、L2と、文字板11の12時位置と文字板11の中心11aとを結ぶ基準線CLと、でなす中心角は、61度以上70度以下である。
【選択図】図5
【解決手段】電子時計10は、文字板11と、文字板11に設けられた複数の小時計と、を備え、少なくとも一つの小時計の中心70a、80aと文字板11の中心11aとを結ぶ直線L1、L2と、文字板11の12時位置と文字板11の中心11aとを結ぶ基準線CLと、でなす中心角は、61度以上70度以下である。
【選択図】図5
Description
本発明は、電子時計に関する。
従来、衛星信号を受信して現在地の現地時刻を表示するワールドタイム機能を備えた電子時計が知られていた。例えば、特許文献1には、地図が表示された文字板と、複数の指針とを備え、現在地のタイムゾーンと現地時刻とを表示する腕時計が開示されている。また、非特許文献1には、文字板の外周部に、協定世界時(UTC:Coordinated Universal Time)との時差で表されたタイムゾーン表示を備え、現在地のタイムゾーンと現地時刻とを表示する腕時計が開示されている。これらの腕時計は、GPS(Global Positioning System:全地球測位システム)などの航法衛星から衛星信号を受信する受信部を備え、4個の航法衛星からの信号を受信して現在地の位置情報と時刻情報とを求めて、タイムゾーンと時刻とを自動修正している。
「グッズプレス JULY 2013」株式会社徳間書店、平成25年7月10日、75−81頁
衛星信号を利用した電子時計は多くの機能を有しており、多くの機能を腕時計型の電子時計に表示させる必要がある。非特許文献に記載の電子時計では、文字板に設けられた小時計を用いて多くの機能を表示させている。さらにクロノグラフなどの機能を追加させた電子時計においては、視認性のよい複数の小時計を設ける必要がある。しかしながら、文字板に単に複数の小時計を設けると表示スペースの制限により、ブランドロゴを表示するスペースや文字板のデザインの自由度が失われ、デザインの美観が毀損される恐れがあった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る電子時計は、文字板と、前記文字板に設けられた複数の小時計と、を備え、少なくとも一つの前記小時計の中心と前記文字板の中心とを結ぶ直線と、前記文字板の12時位置と前記文字板の中心とを結ぶ基準線と、でなす中心角は、61度以上70度以下であることを特徴とする。
本適用例によれば、電子時計は、複数の小時計が設けられた文字板を備えている。一般的に、腕時計型の電子時計では、文字板の中心から12時方向に、ブランドロゴなどのデザインが施されるため、小時計は、12時方向を避けて設けられる。例えば、文字板に円形や扇形などの三つの小時計を、12時方向を避けて均等に設けた場合、一つの小時計の中心は、文字板の12時位置と文字板の中心とを結ぶ基準線と、小時計の中心と文字板の中心とを結ぶ直線と、でなす中心角が60度となる位置に設けられる。しかし、この配置では、小時計の視認性を考慮して小時計の外形を最大化させると、12時方向にブランドロゴなどのデザインを施すためのスペースを確保することができない。そこで、本適用例では、小時計の中心は、中心角が61度以上70度以下となる位置に設けられている。これにより、文字板は、文字板の12時方向にブランドロゴなどのデザインを施すスペースを確保して、視認性のよい大きさを有した複数の小時計を備えることができる。したがって、ブランドロゴを表示するスペースと視認性のよい複数の小時計とを備え、デザインの美観を向上させた電子時計を提供することができる。
[適用例2]上記適用例に記載の電子時計において、前記複数の小時計は、第1小時計および第2小時計を含み、前記第1小時計の中心と前記文字板の中心とを結ぶ第1直線と、前記基準線と、でなす第1の角は、61度以上70度以下であり、前記第2小時計の中心と前記文字板の中心とを結ぶ第2直線と、前記基準線と、でなす第2の角は、61度以上70度以下であることが好ましい。
本適用例によれば、電子時計は、第1小時計と第2小時計とを含む複数の小時計が設けられた文字板を備えている。一般的に、腕時計型の電子時計では、文字板の中心から12時方向に、ブランドロゴなどのデザインが施されるため、小時計は、12時方向を避けて設けられる。
文字板の12時位置と文字板の中心とを結ぶ直線を基準線、第1小時計の中心と文字板の中心とを結ぶ直線を第1直線として、例えば、文字板に円形や扇形などの三つの小時計を、12時方向を避けて均等に設けた場合、第1直線と基準線とでなす第1の角は60度となる。同様に、第2小時計の中心と文字板の中心とを結ぶ直線を第2直線とすると、第2直線と基準線とでなす第2の角は60度となる。
しかし、この角度では、小時計の視認性を考慮して小時計の外形を最大化させると、12時方向にデザインを施すためのスペースを確保することができない。そこで、本適用例では、第1の角および第2の角が、61度以上70度以下になっている。これにより、文字板は、文字板の12時方向にブランドロゴなどのデザインを施すスペースを確保して、視認性のよい大きさを有した複数の小時計を備えることができる。したがって、ブランドロゴを表示するスペースと視認性のよい複数の小時計とを備え、デザインの美観を向上させた電子時計を提供することができる。
文字板の12時位置と文字板の中心とを結ぶ直線を基準線、第1小時計の中心と文字板の中心とを結ぶ直線を第1直線として、例えば、文字板に円形や扇形などの三つの小時計を、12時方向を避けて均等に設けた場合、第1直線と基準線とでなす第1の角は60度となる。同様に、第2小時計の中心と文字板の中心とを結ぶ直線を第2直線とすると、第2直線と基準線とでなす第2の角は60度となる。
しかし、この角度では、小時計の視認性を考慮して小時計の外形を最大化させると、12時方向にデザインを施すためのスペースを確保することができない。そこで、本適用例では、第1の角および第2の角が、61度以上70度以下になっている。これにより、文字板は、文字板の12時方向にブランドロゴなどのデザインを施すスペースを確保して、視認性のよい大きさを有した複数の小時計を備えることができる。したがって、ブランドロゴを表示するスペースと視認性のよい複数の小時計とを備え、デザインの美観を向上させた電子時計を提供することができる。
[適用例3]上記適用例に記載の電子時計において、前記第1の角と前記第2の角とは、66度であることが好ましい。
本適用例によれば、電子時計は、第1小時計と第2小時計とを含む複数の小時計が設けられた文字板を備えている。一般的に、腕時計型の電子時計では、文字板の中心から12時方向に、ブランドロゴなどのデザインが施されるため、小時計は、12時方向を避けて設けられる。
文字板の12時位置と文字板の中心とを結ぶ直線を基準線、第1小時計の中心と文字板の中心とを結ぶ直線を第1直線として、例えば、文字板に円形や扇形などの三つの小時計を、12時方向を避けて均等に設けた場合、第1直線と基準線とでなす第1の角は60度となる。同様に、第2小時計の中心と文字板の中心とを結ぶ直線を第2直線とすると、第2直線と基準線とでなす第2の角は60度となる。
しかし、この角度では、小時計の視認性を考慮して小時計の外形を最大化させると、12時方向にデザインを施すためのスペースを確保することができない。そこで、本適用例では、第1の角および第2の角が、66度になっている。これにより、文字板は、文字板の12時方向にブランドロゴなどのデザインを施すための十分なスペースと、視認性を考慮した大きさの複数の小時計と、を備えることができる。したがって、ブランドロゴを表示するスペースと視認性のよい複数の小時計とを備え、デザインの美観を向上させた電子時計を提供することができる。
文字板の12時位置と文字板の中心とを結ぶ直線を基準線、第1小時計の中心と文字板の中心とを結ぶ直線を第1直線として、例えば、文字板に円形や扇形などの三つの小時計を、12時方向を避けて均等に設けた場合、第1直線と基準線とでなす第1の角は60度となる。同様に、第2小時計の中心と文字板の中心とを結ぶ直線を第2直線とすると、第2直線と基準線とでなす第2の角は60度となる。
しかし、この角度では、小時計の視認性を考慮して小時計の外形を最大化させると、12時方向にデザインを施すためのスペースを確保することができない。そこで、本適用例では、第1の角および第2の角が、66度になっている。これにより、文字板は、文字板の12時方向にブランドロゴなどのデザインを施すための十分なスペースと、視認性を考慮した大きさの複数の小時計と、を備えることができる。したがって、ブランドロゴを表示するスペースと視認性のよい複数の小時計とを備え、デザインの美観を向上させた電子時計を提供することができる。
[適用例4]上記適用例に記載の電子時計において、前記第1小時計と前記第2小時計とは、前記基準線に対して線対称の位置に配置されていることが好ましい。
本適用例によれば、電子時計の文字板には、第1小時計と第2小時計とが、文字板の中心と文字板の12時位置とを結ぶ基準線に対して、線対称の位置に配置されている。これにより、文字板は、12時方向に、ブランドロゴなどのデザインを施すスペースを確保させて、対称性の良いデザインを構成することができる。したがって、ブランドロゴを表示するスペースと複数の小時計とを備え、デザインの美観を向上させた電子時計を提供することができる。
[適用例5]上記適用例に記載の電子時計において、前記複数の小時計は三つであることが好ましい。
本適用例によれば、電子時計は、三つの小時計が設けられた文字板を備えている。これにより、文字板は、文字板の12時方向にブランドロゴなどのデザインを施すための十分なスペースと、視認性を考慮した大きさの複数の小時計と、を両立させて、備えることができる。また、三つの小時計は、文字板の12時方向にデザインを施すためのスペースを確保させて、文字板に対称性の良いデザインを構成させることができる。したがって、三つの小時計を備え、デザインの美観を向上させた電子時計を提供することができる。
[適用例6]上記適用例に記載の電子時計において、前記小時計は円形であることが好ましい。
本適用例によれば、電子時計は、複数の円形の小時計が設けられた文字板を備えている。円形の小時計は、文字板の12時方向にブランドロゴなどのデザインを施すスペースを効率よく確保させて、文字板に円形で統一されたデザインを構成させることができる。したがって、ブランドロゴを表示するスペースと複数の円形の小時計とを備え、デザインの美観を向上させた電子時計を提供することができる。
[適用例7]上記適用例に記載の電子時計において、前記複数の小時計のうち、少なくとも一つの前記小時計は、外径が異なっていることが好ましい。
本適用例によれば、電子時計は、複数の円形の小時計が設けられた文字板を備えている。複数の円形の小時計のうち、少なくとも一つの小時計は、外径が異なっている。少なくとも一つの小時計の外径を異ならせることにより、文字板のデザインの自由度および美観を向上させることができる。したがって、複数の円形の小時計を備え、デザインの美観を向上させた電子時計を提供することができる。
[適用例8]本適用例に係る電子時計は、文字板と、前記文字板に設けられた第1小時計および第2小時計を含む複数の小時計と、を備え、前記第1小時計の中心と前記文字板の中心とを結ぶ第1直線と、前記第2小時計の中心と前記文字板の中心とを結ぶ第2直線と、でなす中心角は、122度以上140度以下であることを特徴とする。
本適用例によれば、電子時計は、第1小時計と第2小時計とを含む複数の小時計が設けられた文字板を備えている。一般的に、腕時計型の電子時計は、ブランドロゴなどのデザインを施すためのスペースを要する。例えば、文字板に円形や扇形などの第1小時計と第2小時計とを含む三つの小時計を均等に設けた場合、第1小時計の中心と文字板の中心とを結ぶ直線と、第2小時計の中心と文字板の中心とを結ぶ直線と、でなす中心角は120度となる。しかし、この配置では、小時計の視認性を考慮して小時計の外形を最大化させると、12時方向にデザインを施すためのスペースを確保することができない。そこで、本適用例では、第1小時計の中心と文字板の中心とを結ぶ直線と、第2小時計の中心と文字板の中心とを結ぶ直線と、でなす中心角は122度以上140度以下になっている。これにより、文字板は、ブランドロゴなどのデザインを施すスペースを確保して、視認性のよい大きさを有した複数の小時計を備えることができる。したがって、ブランドロゴを表示するスペースと視認性のよい複数の小時計とを備え、デザインの美観を向上させた電子時計を提供することができる。
[適用例9]上記適用例に記載の電子時計において、前記中心角は、132度であることが好ましい。
本適用例によれば、電子時計は、電子時計は、第1小時計と第2小時計とを含む複数の小時計が設けられた文字板を備えている。一般的に、腕時計型の電子時計は、ブランドロゴなどのデザインを施すためのスペースを要する。例えば、円形や扇形などの文字板に第1小時計と第2小時計とを含む三つの小時計を均等に設けた場合、第1小時計の中心と文字板の中心とを結ぶ直線と、第2小時計の中心と文字板の中心とを結ぶ直線と、でなす中心角は120度となる。しかし、この配置では、小時計の視認性を考慮して小時計の外形を最大化させると、12時方向にデザインを施すためスペースを確保することができない。そこで、本適用例では、第1小時計の中心と文字板の中心とを結ぶ直線と、第2小時計の中心と文字板の中心とを結ぶ直線と、でなす中心角は132度になっている。これにより、文字板は、ブランドロゴなどのデザインを施すための十分なスペースと、視認性のよい大きさの複数の小時計と、を備えることができる。したがって、ブランドロゴを表示するスペースと視認性のよい複数の小時計とを備え、デザインの美観を向上させた電子時計を提供することができる。
[適用例10]上記適用例に記載の電子時計において、前記第1小時計と前記第2小時計とは、前記文字板の12時位置と6時位置とを結ぶ直線に対して線対称の位置に配置されていることが好ましい。
本適用例によれば、電子時計の文字板には、第1小時計と第2小時計とが、文字板の中心と文字板の12時位置とを結ぶ直線に対して、線対称の位置に配置されている。これにより、文字板は、12時方向(または6時方向)に、ブランドロゴなどのデザイン施すスペースを確保させて、対称性の良いデザインを構成することができる。したがって、ブランドロゴを表示するスペースと複数の小時計とを備え、デザインの美観を向上させた電子時計を提供することができる。
[適用例11]上記適用例に記載の電子時計において、前記複数の小時計は、三つであることが好ましい。
本適用例によれば、電子時計は、三つの小時計が設けられた文字板を備えている。文字板に備える小時計を三つに限定することにより、文字板は、ブランドロゴなどのデザインを施すための十分なスペースと、視認性を考慮した大きさの三つの小時計と、を両立させて、備えることができる。また、三つの小時計は、文字板にデザインを施すためのスペースを確保させて、対称性の良いデザインを構成させることができる。したがって、ブランドロゴを表示するスペースと三つの小時計とを備え、デザインの美観を向上させた電子時計を提供することができる。
[適用例12]上記適用例に記載の電子時計において、前記小時計は、円形であることが好ましい。
本適用例によれば、電子時計は、複数の円形の小時計が設けられた文字板を備えている。円形の小時計は、ブランドロゴなどのデザインを施すスペースを文字板の外周方向に効率よく確保させて、文字板に円形で統一されたデザインを構成させることができる。したがって、ブランドロゴを表示するスペースと複数の円形の小時計とを備え、デザインの美観を向上させた電子時計を提供することができる。
[適用例13]上記適用例に記載の電子時計において、少なくとも一つの前記小時計は、外径が異なっていることが好ましい。
本適用例によれば、電子時計は、複数の円形の小時計が設けられた文字板を備えている。複数の円形の小時計のうち、少なくとも一つの小時計は、外径が異なっている。少なくとも一つの小時計の外径を異ならせることにより、文字板のデザインの自由度および美観を向上させることができる。したがって、複数の円形の小時計を備え、デザインの美観を向上させた電子時計を提供することができる。
[適用例14]本適用例に係る電子時計は、文字板と、前記文字板に設けられた第1小時計と、第2小時計と、第3小時計と、を備え、前記第1小時計および前記第2小時計の少なくとも一方は、前記文字板の3時位置と9時位置とを結ぶ直線に重なる位置に設けられ、前記第3小時計は、前記文字板の中心と6時位置とを結ぶ直線に重なる位置に設けられ、前記第1小時計、前記第2小時計および前記第3小時計の少なくとも一つは、外径が異なっていることを特徴とする。
本適用例によれば、電子時計は、第1小時計、第2小時計および第3小時計が設けられた文字板を備えている。一般的に、腕時計型の電子時計は、文字板の中心から12時方向に、ブランドロゴなどのデザインを施すスペースを確保する必要がある。例えば、文字板に円形や扇形などの3つの小時計を、12時方向を避けて均等に設けた場合、三つの小時計は、文字板の中心と2時位置とを結ぶ直線上と、文字板の中心と6時位置とを結ぶ直線上と、文字板の中心と10時位置とを結ぶ直線上と、に設けられる。しかし、この配置では、小時計の視認性を考慮して小時計の外形を最大化させると、12時方向にデザインを施すためのスペースを確保することができない。そこで、本適用例では、第3小時計は、文字板の中心と6時位置とを結ぶ直線に重なる位置に設けられ、第1小時計および第2小時計の少なくとも一方の小時計が、文字板の3時位置と9時位置とを結ぶ直線に重なる位置に設けられている。これにより、文字板は、文字板の12時方向にブランドロゴなどのデザインを施すスペースを確保して、視認性のよい大きさを有した複数の小時計を備えることができる。また、第1小時計、第2小時計および第3小時計のうち、少なくとも一つの小時計は、外径が異なっている。少なくとも一つの小時計の外径を異ならせることにより、文字板のデザインの自由度および美観を向上させることができる。したがって、ブランドロゴを表示するスペースと視認性のよい三つの円形の小時計とを備え、デザインの美観を向上させた電子時計を提供することができる。
[適用例15]上記適用例に記載の電子時計において、前記第1小時計、前記第2小時計および前記第3小時計は、円形であることが好ましい。
本適用例によれば、電子時計は、円形の第1小時計、第2小時計および第3小時計が設けられた文字板を備えている。円形の小時計は、ブランドロゴなどのデザインを施すスペースを文字板の外周方向に効率よく確保させて、文字板に円形で統一されたデザインを構成させることができる。したがって、ブランドロゴを表示するスペースと三つの円形の小時計とを備え、デザインの美観を向上させた電子時計を提供することができる。
[適用例16]上記適用例に記載の電子時計において、前記第3小時計の外径は、前記第1小時計および前記第2小時計の外径より大きいことが好ましい。
本適用例によれば、電子時計は、円形の第1小時計、第2小時計および第3小時計が設けられた文字板を備えている。例えば、文字板の2時方向と、6時方向と、10時方向とに三つの同一外径の小時計を配置した場合、6時位置に配置された小時計は、人間の視覚の錯覚により他の小時計より小さい小時計と認識されてしまう。そこで、本適用例では、文字板の中心と6時位置とを結ぶ直線に重なる位置(6時方向)には、第1小時計、第2小時計より大きい外径を有する第3小時計が配置されている。外径の大きい第3小時計は、文字板に視覚の補正されたバランスのよいデザインを構成させることができる。したがって、三つの円形の小時計を備え、デザインの美観を向上させた電子時計を提供することができる。
[適用例17]上記適用例に記載の電子時計において、前記第1小時計、前記第2小時計および前記第3小時計は、機能情報を表示し、前記第3小時計は、前記第1小時計および前記第2小時計より多い機能情報を表示することが好ましい。
本適用例によれば、電子時計は、第1小時計、第2小時計および第3小時計が設けられた文字板を備えている。第1小時計、第2小時計および第3小時計は、電子時計に備えられている機能の機能情報を表示する。6時方向に備えられている第3小時計は、第1小時計、第2小時計より視点が近く視認性が良いため、第1小時計、第2小時計より多くの機能情報を表示させることができる。これにより、文字板は、視認性のよい多くの機能情報を表示させる三つの小時計を備えることができる。また、小時計に複数の機能情報の表示を集約することで、電子時計は、シンプルなデザインで構成された文字板を備えることができる。したがって、多くの機能情報を表示する三つの小時計を備え、デザインの美観を向上させた電子時計を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の各図においては、各層や各部材を認識可能な程度の大きさにするため、各層や各部材の尺度を実際とは異ならせている。
(実施形態)
本実施形態の電子時計は、ワールドタイム機能と、クロノグラフ機能と、を備えている。ワールドタイム機能とは、例えば、GPSなどの航法衛星(GPS衛星)から送信されている衛星信号を受信して現在地の位置情報と時刻情報とを算出して現地時刻を表示するものである。クロノグラフ機能とは、時間を積算表示する所謂ストップウォッチ(ストップウオッチ)機能を備えているものである。
図1は、実施形態に係る電子時計を含むGPSの全体図である。まず、電子時計10が、GPS衛星8から送信される衛星信号を用いて、現在地の位置情報と、時刻情報とを求めるGPSの概要を説明する。
本実施形態の電子時計は、ワールドタイム機能と、クロノグラフ機能と、を備えている。ワールドタイム機能とは、例えば、GPSなどの航法衛星(GPS衛星)から送信されている衛星信号を受信して現在地の位置情報と時刻情報とを算出して現地時刻を表示するものである。クロノグラフ機能とは、時間を積算表示する所謂ストップウォッチ(ストップウオッチ)機能を備えているものである。
図1は、実施形態に係る電子時計を含むGPSの全体図である。まず、電子時計10が、GPS衛星8から送信される衛星信号を用いて、現在地の位置情報と、時刻情報とを求めるGPSの概要を説明する。
電子時計10は、GPS衛星8からの電波(衛星信号)を受信して内部時刻を修正する腕時計であり、腕と接触する側の面(以下、裏面という)の反対側の面(以下、表面という)に時刻を表示する。GPS衛星8は、地球の上空において、所定の軌道上を周回する航法衛星であり、1.57542GHzの電波(L1波)に航法メッセージを重畳させて地上に送信している。以降の説明では、航法メッセージが重畳された1.57542GHzの電波を衛星信号という。衛星信号は、右旋偏波の円偏波である。
現在、地球の上空には約31個のGPS衛星8(図1においては、4個のみを図示)が周回しており、衛星信号がどのGPS衛星8から送信されたかを識別するために、各GPS衛星8はC/Aコード(Coarse/Acquisition Code)と呼ばれる1023チップ(1ms周期)の固有のパターンを衛星信号に重畳する。C/Aコードは、各チップが+1、または−1のいずれかであり、ランダムパターンのように見える。したがって、衛星信号と各C/Aコードのパターンの相関をとることにより、衛星信号に重畳されているC/Aコードを検出することができる。
GPS衛星8は原子時計を搭載しており、衛星信号には原子時計で計時された極めて正確なGPS時刻情報が含まれている。また、地上のコントロールセグメントにより各GPS衛星8に搭載されている原子時計のわずかな時刻誤差が測定されており、衛星信号にはその時刻誤差を補正するための時刻補正パラメーターも含まれている。電子時計10は、1つのGPS衛星8から送信された衛星信号を受信し、その中に含まれるGPS時刻情報と時刻補正パラメーターとを使用して得られた正確な時刻(時刻情報)を内部時刻とする。
衛星信号にはGPS衛星8の軌道上の位置を示す軌道情報も含まれている。電子時計10は、GPS時刻情報と軌道情報とを使用して測位計算を行うことができる。測位計算は、電子時計10の内部時刻にある程度の誤差が含まれていることを前提として行われる。
すなわち、電子時計10の三次元の位置を特定するためのx,y,zパラメーターに加えて時刻誤差も未知数になる。そのため、電子時計10は、一般的には4つ以上のGPS衛星8からそれぞれ送信された衛星信号を受信し、その中に含まれるGPS時刻情報と軌道情報を使用して測位計算を行い、現在地の位置情報を求める。
すなわち、電子時計10の三次元の位置を特定するためのx,y,zパラメーターに加えて時刻誤差も未知数になる。そのため、電子時計10は、一般的には4つ以上のGPS衛星8からそれぞれ送信された衛星信号を受信し、その中に含まれるGPS時刻情報と軌道情報を使用して測位計算を行い、現在地の位置情報を求める。
次に、電子時計10の概略構成について説明する。
以下の説明において、「n時方向」、「n時位置」(nは任意の自然数)とあるが、これはダイヤルリング40に表示されている「UTC」を12時として外周を12時間で表した時に、文字板11の中央から外周をみた方向または位置である。
図2は、電子時計の外観を示す斜視図であり、図3は、電子時計の外観を示す6面図である。図4は、電子時計の概略を示す部分断面図である。
なお、図3(a)は電子時計を表面側から見た平面図である。図3(b)は3時方向から9時方向を見た側面図である。図3(c)は12時方向から6時方向を見た側面図である。図3(d)は9時方向から3時方向を見た側面図である。図3(e)は6時方向から12時方向を見た側面図である。図3(f)は裏面側からみた平面図である。また、本実施形態の電子時計は、ワールドタイム機能とクロノグラフ機能を備えている。
以下の説明において、「n時方向」、「n時位置」(nは任意の自然数)とあるが、これはダイヤルリング40に表示されている「UTC」を12時として外周を12時間で表した時に、文字板11の中央から外周をみた方向または位置である。
図2は、電子時計の外観を示す斜視図であり、図3は、電子時計の外観を示す6面図である。図4は、電子時計の概略を示す部分断面図である。
なお、図3(a)は電子時計を表面側から見た平面図である。図3(b)は3時方向から9時方向を見た側面図である。図3(c)は12時方向から6時方向を見た側面図である。図3(d)は9時方向から3時方向を見た側面図である。図3(e)は6時方向から12時方向を見た側面図である。図3(f)は裏面側からみた平面図である。また、本実施形態の電子時計は、ワールドタイム機能とクロノグラフ機能を備えている。
図2および図3に示すように、電子時計10は、外装ケース30と、カバーガラス33と、裏蓋34とを備えている。外装ケース30は、金属で形成された円筒状のケース31に、セラミックで形成されたベゼル32が嵌合されて構成されている。このベゼル32の内周側に、プラスチックで形成されたリング状のダイヤルリング40を介して、円盤状の文字板11が設けられ、文字板11には指針21,22,23が備えられている。ダイヤルリング40には、円周を12分割にする棒状のバーインデックス43が、ダイヤルリング40の傾斜部分から文字板11の中心に向かって突出した状態で設けられている。
文字板11には、指針71を備えた第1小時計70と、指針81を備えた第2小時計80と、指針91を備えた第3小時計90およびカレンダー表示15が設けられている。
第1小時計70は文字板11の中心より2時方向かつ3時位置と9時位置とを結ぶ直線に重なる位置に設けられている。第2小時計80は文字板11の中心より10時方向かつ3時位置と9時位置とを結ぶ直線に重なる位置に設けられている。第3小時計90は文字板11の中心より6時方向かつ文字板の中心と6時位置とを結ぶ直線に重なる位置に設けられている。に設けられている。カレンダー表示15は文字板11の中心より4時方向に設けられている。
文字板11、指針21,22,23、第1小時計70、第2小時計80、第3小時計90およびカレンダー表示15などは、カバーガラス33を透して、視認可能となっている。
第1小時計70は文字板11の中心より2時方向かつ3時位置と9時位置とを結ぶ直線に重なる位置に設けられている。第2小時計80は文字板11の中心より10時方向かつ3時位置と9時位置とを結ぶ直線に重なる位置に設けられている。第3小時計90は文字板11の中心より6時方向かつ文字板の中心と6時位置とを結ぶ直線に重なる位置に設けられている。に設けられている。カレンダー表示15は文字板11の中心より4時方向に設けられている。
文字板11、指針21,22,23、第1小時計70、第2小時計80、第3小時計90およびカレンダー表示15などは、カバーガラス33を透して、視認可能となっている。
外装ケース30の側面には、文字板11の中心より、8時方向の位置にAボタン61と、10時方向の位置にBボタン62と、2時方向の位置にCボタン63と、4時方向の位置にDボタン64と、3時方向の位置にリュウズ50とが、設けられている。これらのAボタン61、Bボタン62、Cボタン63、Dボタン64およびリュウズ50が操作されることにより、操作に応じた入力信号が出力される。
図4に示すように、電子時計10は、金属製の外装ケース30の表裏に設けられた二つの開口のうち、文字板11が装着された表面側の開口は、ベゼル32を介してカバーガラス33で塞がれており、裏面側の開口は金属で形成された裏蓋34で塞がれている。
外装ケース30の内側には、ベゼル32の内周に取り付けられているダイヤルリング40と、光透過性の文字板11と、文字板11を貫通した指針軸25と、指針軸25を中心に周回する指針21,22,23と、指針21,22,23を駆動する駆動機構140などとが備えられている。
指針軸25は、外装ケース30の平面視で文字板11の中心を通り、表裏方向に延在する中心軸に沿って設けられている。
外装ケース30の内側には、ベゼル32の内周に取り付けられているダイヤルリング40と、光透過性の文字板11と、文字板11を貫通した指針軸25と、指針軸25を中心に周回する指針21,22,23と、指針21,22,23を駆動する駆動機構140などとが備えられている。
指針軸25は、外装ケース30の平面視で文字板11の中心を通り、表裏方向に延在する中心軸に沿って設けられている。
ダイヤルリング40は、外周端が、ベゼル32の内周面に接触しているとともに、一面がカバーガラス33と並行している平板部分と、内周端が文字板11に接触するように、文字板11側へ傾斜した傾斜部分を備えている。ダイヤルリング40は、平面視においてはリング形状となっており、断面視においてはすり鉢形状となっている。ダイヤルリング40の平板部分と、傾斜部分と、ベゼル32の内周面と、によりドーナツ形状の収納空間が形成されており、この収納空間内には、リング状のアンテナ体110が収納されている。
このアンテナ体110は、リング形状の誘電体を基材として、これに金属のアンテナパターンをメッキや銀ペースト印刷などにより形成したものである。このアンテナ体110は、文字板11の外周に配置されており、ベゼル32の内周面側に配置され、さらにプラスチックで形成されたダイヤルリング40、およびカバーガラス33で覆われているため、良好な受信を確保することが可能となっている。誘電体としては、酸化チタンなどの高周波で使える誘電材料を樹脂に混ぜて成形することができ、これにより誘電体の波長短縮と相俟ってアンテナをより小型化できる。
文字板11は、外装ケース30の内側で時刻を表示する円形の板材であり、プラスチックなどの光透過性の材料で形成され、カバーガラス33との間に指針21,22,23などを備え、ダイヤルリング40の内側に配置されている。
文字板11と、駆動機構140などが取り付けられている地板125との間には、光発電を行うソーラーパネル135が備えられている。ソーラーパネル135は、光エネルギーを電気エネルギー(電力)に変換する複数のソーラーセル(光発電素子)を直列接続した円形の平板である。また、ソーラーパネル135は、太陽光の検出機能も備えている。文字板11、ソーラーパネル135および地板125には、指針軸25と、第1小時計70の指針71、第2小時計80の指針81および第3小時計90の指針91の指針軸(図示せず)とが貫通する穴が形成されているとともに、カレンダー表示15の開口部が形成されている。
駆動機構140は、地板125に取り付けられ、回路基板120で裏面側から覆われている。駆動機構140は、ステップモーターと歯車などの輪列とを有し、当該ステップモーターが当該輪列を介して指針軸25を回転させることにより、指針21,22,23が駆動する。また、図2、図3に示す第1小時計70の指針71、第2小時計80の指針81および第3小時計90の指針91も同様の駆動機構(図示せず)を有し、各指針71,81,91が駆動する。
回路基板120は、バラン121、受信部(GPSモジュール)122、制御部150およびリチウムイオン電池などの二次電池130を備えている。二次電池130は、ソーラーパネル135が発電した電力で充電され、その電力を蓄積する。これにより、電子時計10を連続して駆動させることができる。また、この回路基板120とアンテナ体110とは、アンテナ接続ピン115を用い接続されている。バラン121は、平衡−不平衡の変換素子であり、平衡給電で作動するアンテナ体110からの平衡信号を、受信部122で扱うことができる不平衡信号に変換する。
アンテナ体110は、給電点を通じて給電され、この給電点には、アンテナ体110の裏面側に配置されたアンテナ接続ピン115が接続されている。アンテナ接続ピン115は金属で形成されたピン状のコネクターであり、回路基板120に突設されている。そして、アンテナ接続ピン115は地板125に開口された挿通孔を貫通されて収納空間内へ挿通されている。これにより、回路基板120と、収納空間内部のアンテナ体110とが、アンテナ接続ピン115で接続されている。
なお、本実施形態では、電子時計10はソーラーパネル135による発電と二次電池130とを駆動源とするものと説明したが、一次電池方式や、他の充電方式を用いてもよい。一次電池方式を駆動源とすることで外装ケース30内の機構を簡単にすることが可能となる。また、電磁誘導などの充電方式で蓄電する二次電池を駆動源とすることで光発電を行うには十分な光照射がない場所や電池交換が難しい場所においても、本発明の電子時計を利用することができる。
次に、円形の第1小時計70、第2小時計80、第3小時計90が文字板11に配置される位置について詳細に説明する。図5は、電子時計の文字板とダイヤルリングを示す概略平面図である。なお、指針21,22,23,71,81,91の図示は省略する。
基準線CLは、文字板11の12時位置と文字板11の中心11aとを結ぶ直線であり、第1直線L1は、第1小時計70の中心70aと文字板11の中心11aとを結ぶ直線であり、第2直線L2は、第2小時計80の中心80aと文字板11の中心11aとを結ぶ直線である。基準線CLと第1直線L1とでなす第1の角をθ1とし、基準線CLと第2直線L2とでなす第2の角をθ2とした場合、第1の角θ1および第2の角θ2は、66度になっている。
換言すると、第1小時計70の中心70aは文字板の中心11aを右回りに基準線CLから66度に位置する第1直線L1上に設けられ、第2小時計80の中心80aは文字板の中心11aを左回りに基準線CLから66度に位置する第2直線L2上に設けられ、第1小時計70と第2小時計80とは、基準線CLに対して線対称の位置に配置されている。そして、第1小時計70および第2小時計80は、文字板11の3時位置と9時位置とを結ぶ直線に重なる位置に設けられている。なお、第3小時計90は、文字板11の中心11aと6時位置とを結ぶ直線に重なる位置に設けられている。
一般的に、腕時計型の電子時計10では、文字板11の中心11aから12時方向に、ブランドロゴなどのデザインが施される。例えば、文字板11に三つの小時計を、12時方向を避けて均等に設けた場合、第1直線L1と基準線CLとでなす第1の角θ1は60度となる。同様に、第2直線L2と基準線CLとでなす第2の角θ2は60度となる。しかし、この角度では、第1直線L1上に配置された第1小時計70および第2直線L2上に配置された第2小時計80の視認性を考慮して第1小時計70および第2小時計80の外形を最大化させると、12時方向にデザインを施すためのスペースを確保することができない。
そこで、本実施形態の電子時計10は、第1の角θ1および第2の角θ2が、66度になっている。これにより、第1小時計70および第2小時計80の外形や3時位置のバーインデックス43aおよび9時位置のバーインデックス43bの長さを縮小させることなく、文字板11の12時方向にブランドロゴなどのデザインを施すためのスペースを確保することができる。また、第1小時計70および第2小時計80の形状を円形とすることで、隣り合う第1小時計70および第2小時計80の円弧に沿って、文字板11の外周方向に、デザインを施すためのスペースを効率的に確保することができる。円形の各小時計(第1小時計70、第2小時計80、第3小時計90)は、円形の文字板11と共に、円形で統一されたデザインを構成させることができる。
なお、第1の角θ1および第2の角θ2は、66度であるものと説明したが、第1の角θ1および第2の角θ2が、61度以上70度以下の範囲であれば同様の効果を得ることができる。例えば、第1の角θ1および第2の角θ2が、60度以下に設定された場合には、12時方向にデザインを施すためのスペースを確保することができない。また、第1の角θ1および第2の角θ2が、71度以上に設定された場合には、第1小時計70および第2小時計80が、第3小時計90と干渉するため、外形を小さくしなければならない。したがって、電子時計10は、第1の角θ1および第2の角θ2を61度以上70度以下の範囲にすることで、文字板11の12時方向にブランドロゴなどのデザインを施すためのスペースを確保することができる。
また、第1の角θ1および第2の角θ2の少なくとも一方が、61度以上70度以下であってもよい。例えば、第1の角θ1が60度であっても、第2の角θ2が61度以上70度以下であれば、文字板11の12時方向にブランドロゴなどのデザインを施すためのスペースを確保することができる。
また、本実施形態では、文字板11に、三つの小時計(第1小時計70、第2小時計80、第3小時計90)を配置した構成を示したが、この構成に限定するものではない。文字板11が第1小時計70、第2小時計80を含む三つ以上の複数の小時計を備えている場合でも、第1の角θ1および第2の角θ2が61度以上70度以下であり、文字板11の第1直線L1と第2直線L2とに挟まれた領域外に、第1小時計70および第2小時計80を除いた他の小時計を配置することで、同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態では、第1小時計70、第2小時計80および第3小時計90の形状は円形であるものと説明したが、他の形状を有した小時計であってもよい。例えば、扇形や楕円の形状を有する小時計であっても同様の効果を得ることができる。
次に、第1小時計70、第2小時計80および第3小時計90の外形寸法について説明する。
本実施形態では、第1小時計70、第2小時計80および第3小時計90の少なくとも一つの小時計の外形が異なっている。具体的には、第3小時計90の外径D2は、第1小時計70および第2小時計80の外径D1と異なっている。外径D1は、第1小時計70および第2小時計80の直径を表し、外径D2は、第3小時計90の直径を表す。外径D1と外径D2とは、D2>D1の関係である。さらに具体的には、第3小時計90は、外径D1よりも0.4mm大きい外径D2を有している。
本実施形態では、第1小時計70、第2小時計80および第3小時計90の少なくとも一つの小時計の外形が異なっている。具体的には、第3小時計90の外径D2は、第1小時計70および第2小時計80の外径D1と異なっている。外径D1は、第1小時計70および第2小時計80の直径を表し、外径D2は、第3小時計90の直径を表す。外径D1と外径D2とは、D2>D1の関係である。さらに具体的には、第3小時計90は、外径D1よりも0.4mm大きい外径D2を有している。
例えば、第1小時計70および第2小時計80の外径D1と、第3小時計90の外径D2とを等しくした場合、第3小時計90は、人間の視覚の錯覚により第1小時計70および第2小時計80より外径寸法の小さい小時計と認識されてしまう。本実施形態の文字板11には、第1小時計70および第2小時計80の外径D1より0.4mm大きい外径D2を有する第3小時計90が配置されている。これにより、文字板11には、人間の視覚による錯覚が補正されたバランスのよいデザインを構成させることができる。また、錯覚補正とは別に、第1小時計70、第2小時計80、第3小時計90の少なくとも1つの外径を異ならせることで、文字板11のデザインの自由度と美観とを向上させることもできる。
次に、電子時計10の機能情報の表示について説明する。図6は、電子時計の外観を示す概略平面図である。
ます、本実施形態の電子時計10が備えている機能情報について列記する。
電子時計10は、時刻情報、積算時間情報、タイムソーン情報、捕捉している衛星数の衛星捕捉数情報、衛星信号の受信結果情報、サマータイム情報、2次電池の充電量情報、衛星信号の受信禁止設定情報、衛星信号の受信モード情報、カレンダー情報などの機能情報を有している。
ます、本実施形態の電子時計10が備えている機能情報について列記する。
電子時計10は、時刻情報、積算時間情報、タイムソーン情報、捕捉している衛星数の衛星捕捉数情報、衛星信号の受信結果情報、サマータイム情報、2次電池の充電量情報、衛星信号の受信禁止設定情報、衛星信号の受信モード情報、カレンダー情報などの機能情報を有している。
本実施形態の電子時計10は、文字板11に、ワールドタイム機能で求められた現地時刻(内部時刻)の時刻情報が示される時刻表示と、クロノグラフ機能で積算された積算時間情報が示される積算表示とを備えている。
時刻表示とは、「時」を表す時刻時表示と、「分」を表す時刻分表示と、「秒」を表す時刻秒表示との総称である。
積算表示とは、「時」を表す積算時表示と、「分」を表す積算分表示と、「秒」を表す積算秒表示との総称である。
時刻表示とは、「時」を表す時刻時表示と、「分」を表す時刻分表示と、「秒」を表す時刻秒表示との総称である。
積算表示とは、「時」を表す積算時表示と、「分」を表す積算分表示と、「秒」を表す積算秒表示との総称である。
まず、文字板11の機能情報の表示について説明する。文字板11は、時刻情報が示される時刻表示(時刻時表示43、時刻分表示24)および積算情報が示される積算表示(積算秒表示)を備えている。
図6に示すように、文字板11は、外周を60分割にする目盛が表記された時刻分表示24、および外周を12分割にする目盛が設けられた時刻時表示(バーインデックス)43を備えている。指針22は、時刻分表示24を用いてワールドタイム機能で求められた現地時刻(内部時刻)の「分」を指し示す。また、指針23は、時刻時表示43を用いてワールドタイム機能で求められた現地時刻(内部時刻)の「時」を指し示す。
文字板11の最外周は、時刻分表示24の目盛をさらに5分割にする1/5目盛が表記された積算秒表示を備えている。指針21は、積算秒表示を用いてクロノグラフ機能で積算された時間の「秒」を指し示す。
図6に示すように、文字板11は、外周を60分割にする目盛が表記された時刻分表示24、および外周を12分割にする目盛が設けられた時刻時表示(バーインデックス)43を備えている。指針22は、時刻分表示24を用いてワールドタイム機能で求められた現地時刻(内部時刻)の「分」を指し示す。また、指針23は、時刻時表示43を用いてワールドタイム機能で求められた現地時刻(内部時刻)の「時」を指し示す。
文字板11の最外周は、時刻分表示24の目盛をさらに5分割にする1/5目盛が表記された積算秒表示を備えている。指針21は、積算秒表示を用いてクロノグラフ機能で積算された時間の「秒」を指し示す。
次に、第1小時計70の機能情報の表示について説明する。第1小時計70は、積算時間情報が示される積算表示(積算分表示72)を備えている。第1小時計70には、第1小時計70の外周を60分割にする目盛と、10から60までの10刻みの数字とが表記され、指針71は、積算分表示72を用いてクロノグラフ機能で積算された時間の「分」を指し示す。
次に、第2小時計80の機能情報の表示について説明する。第2小時計80は、衛星捕捉数情報が示される衛星捕捉数表示82、受信結果情報が示される受信結果表示83、現地時刻(内部時計)の秒が示される時刻秒表示84を備えている。
衛星捕捉数表示82は、第2小時計80の外周に設けられている。衛星捕捉数表示82には、外周を12分割にする目盛と、「0」から「11」までの数字とが表記されている。使用者がBボタン62を操作することにより、指針81は、GPS衛星8の捕捉数を表す衛星捕捉数を「0」から「11」までのいずれかの数字で指し示す。これにより、衛星捕捉数が表示される。
時刻秒表示84は、第2小時計80の外周に設けられている。時刻秒表示84には、外周を60分割にする目盛が表記されている。指針81は、時刻秒表示84を用いて現地時刻(内部時刻)の「秒」を指し示す。
受信結果表示83は、第2小時計80の内周に設けられている。受信結果表示83には、時刻秒表示84において、45秒から60秒までの範囲に英字の「Y」表記83aと、30秒から45秒までの範囲に英字の「N」表記83bとが表記されている。「Y」表記83aと、「N」表記83bとは、15秒と45秒とを結ぶ直線に対して線対称、かつ第2小時計80の外周を12分割にする目盛(長い目盛)と重ならない位置に設けられている。これにより、第2小時計80の外周を12分割にする目盛と、60分割する目盛と、受信結果表示83とを面積の狭い第2小時計80の中に、判読性を確保しながらバランスよくレイアウトすることができる。「Y」表記83aと、「N」表記83bとの英字は、衛星信号の受信結果(Y:受信成功、N:受信失敗)と、衛星信号の自動受信(Y:自動受信ON、N:自動受信OFF)の設定とを表す。
使用者がBボタン62を操作することにより、指針81が「Y」表記83aまたは「N」表記83bのいずれか一方を指し示し、衛星信号の受信結果を表示する。また、使用者がAボタン61とBボタン62とを操作して、指針81を「Y」表記83aまたは「N」表記83bに合わせることで、衛星信号の自動受信のON/OFFを設定することができる。
なお、本実施形態では、52秒の位置に「Y」表記83aが、38秒の位置に「N」表記83bが、設けられているが、これに限定されるものではない。「Y」表記83aと「N」表記83bとの表記は、受信結果表示83を含む小時計が設けられる位置に応じて、視認しやすい位置に設けることが好ましい。
なお、本実施形態では、52秒の位置に「Y」表記83aが、38秒の位置に「N」表記83bが、設けられているが、これに限定されるものではない。「Y」表記83aと「N」表記83bとの表記は、受信結果表示83を含む小時計が設けられる位置に応じて、視認しやすい位置に設けることが好ましい。
次に、第3小時計90の機能情報の表示について説明する。第3小時計90の外周には、積算時間情報が示される積算表示(積算時表示92)と、サマータイム情報が示されるサマータイム表示93と、充電量情報が示される充電量表示94と、受信禁止情報が示される受信禁止表示95と、受信モード情報が示される受信モード表示96と、が組み合わされて表示されるように設けられている。
以下の外周の範囲の説明において、「n時方向」(nは任意の自然数)とあるが、これは第3小時計90に表示されている「0」を12時として外周を12時間で表した時に、円形の中央から外周をみた方向である。また、「n時方向からm時方向までの範囲」(n、mは任意の自然数)とあるが、これは第3小時計90の中心を右回りで表した範囲である。
以下の外周の範囲の説明において、「n時方向」(nは任意の自然数)とあるが、これは第3小時計90に表示されている「0」を12時として外周を12時間で表した時に、円形の中央から外周をみた方向である。また、「n時方向からm時方向までの範囲」(n、mは任意の自然数)とあるが、これは第3小時計90の中心を右回りで表した範囲である。
積算時表示92は、第3小時計90の外周において、12時方向から6時方向までの範囲に設けられている。積算時表示92には、この範囲を6分割にする目盛と、「0」から「5」までの数字とが表記されている。指針91は、積算時表示92を用いて、クロノグラフ機能で積算された時間の「時」を指し示す。
サマータイム表示93は、第3小時計90の外周において、6時方向から7時方向までの範囲に設けられている。サマータイム表示93には、「DST」の英字と「○」の記号とが表記されている。DST(daylight saving time)は夏時間を意味しており、これらの英字と記号とは、夏時間(DST:夏時間ON、○:夏時間OFF)の設定を表す。使用者がリュウズ50とBボタン62を操作して、指針91を「DST」または「○」に合わせることで、電子時計10に夏時間のON/OFFを設定することができる。
充電量表示94は、第3小時計90の外周において、7時方向から9時方向までの範囲に設けられている。充電量表示94には、外周の円周に沿って、9時方向の基端が太く、7時方向の先端が細い三日月鎌状の記号で、二次電池130(図4参照)のパワーインジケーターが表記されている。指針91は、電池の残量に応じて、基端、中間、先端のいずれかを指し示す。
また、充電量表示94は、受信許可表示を兼用している。使用者はAボタン61を操作し、指針91が示す先を、後述する受信禁止表示95から充電量表示94に移動させることで、電子時計10に衛星信号を受信させることができる。なお、本実施形態では、受信許可表示は充電量表示94と兼用されるものとして説明したが、受信許可表示と充電量表示94とが各々に設けられていてもよい。
また、充電量表示94は、受信許可表示を兼用している。使用者はAボタン61を操作し、指針91が示す先を、後述する受信禁止表示95から充電量表示94に移動させることで、電子時計10に衛星信号を受信させることができる。なお、本実施形態では、受信許可表示は充電量表示94と兼用されるものとして説明したが、受信許可表示と充電量表示94とが各々に設けられていてもよい。
受信禁止表示95は、第3小時計90の外周において、9時方向から10時方向までの範囲に設けられている。受信禁止表示95には、飛行機形状の記号が表記されており、衛星信号の受信禁止設定を表す。航空機の離着陸時は、航空法によって衛星信号の受信が禁止されていることより、この設定を機内モードとも呼ぶ。使用者はAボタン61を操作し、指針91が示す先を移動させて受信禁止表示95(機内モード)を選択することで、電子時計10に衛星信号の受信を停止させることができる。
受信モード表示96は、第3小時計90の外周において、10時方向から12時方向までの範囲に設けられている。受信モード表示96には、「1」および「4+」の数字と、記号とが表記されており、これらの数字と記号は、衛星信号の受信モードを表す。「1」はGPS時刻情報を受信し内部時刻が修正されたことを、「4+」はGPS時刻情報と軌道情報とを受信し、内部時刻と後述するタイムゾーンとが修正されたことを意味する。使用者がBボタン62を操作することで、指針91は、「1」または「4+」のいずれかを指し示し、電子時計10が直前に受信した衛星信号の受信モードを表す。
上述したように、第3小時計90は、第1小時計70および第2小時計80より多い機能情報の表示を備えている。第3小時計90は第1小時計70および第2小時計80の外径D1より大きい外径D2を有し、第1小時計70、第2小時計80より視点が近く視認性が良いため、第1小時計70、第2小時計80より多くの機能情報の表示を備えることができる。これにより、電子時計10の文字板11は、視認性がよく、電子時計10の備える多くの機能情報を表示させることができる。
なお、Aボタン61、Bボタン62、Cボタン63、Dボタン64、リュウズ50を用いた操作は一例であり、説明と異なる入力装置を使用して操作させてもよい。
次にカレンダー情報が示されるカレンダー表示15について説明する。
カレンダー表示15は、文字板11を矩形状に開口した開口部に設けられており、開口部から数字が視認可能となっている。この数字は、年月日の「日」を表す。
カレンダー表示15は、文字板11を矩形状に開口した開口部に設けられており、開口部から数字が視認可能となっている。この数字は、年月日の「日」を表す。
ここで、協定世界時(UTC)と、時差と、標準時と、タイムゾーン(Time zone)との関係を説明する。
タイムゾーンとは、共通の標準時を使用する地域のことであり、現在、40種類のタイムゾーンが存在している。各タイムゾーンは、標準時とUTCとの時差で区別され、例えば、日本は、UTCより9時間進んだ標準時を使用する、+9時間(時差)のタイムゾーンに属している。各タイムゾーンで使用されている標準時は、UTCと、UTCとの時差とで求めることができる。
タイムゾーンとは、共通の標準時を使用する地域のことであり、現在、40種類のタイムゾーンが存在している。各タイムゾーンは、標準時とUTCとの時差で区別され、例えば、日本は、UTCより9時間進んだ標準時を使用する、+9時間(時差)のタイムゾーンに属している。各タイムゾーンで使用されている標準時は、UTCと、UTCとの時差とで求めることができる。
次に、ダイヤルリング40とベゼル32とに設けられているタイムゾーン表示46について説明する。タイムゾーン表示46とは、ダイヤルリング40に表記されている時差表示45と、ベゼル32に表記されている都市表示35と、の総称である。
表面側からの平面視において、ダイヤルリング40には、時差の基準となる協定世界時を示す「UTC」の英字と、タイムゾーンで使用されている標準時とUTCとの時差を表す数値または記号とを表記した時差表示45が設けられている。
指針21,22,23で指し示された現地時刻と、UTCとの時差は、リュウズ50を操作することにより指針21の指し示す時差表示45で確認することができる。なお、本実施形態では、世界協定時は「UTC」の英字で表記し、標準時とUTCとの時差は整数および「・」の記号で表記しているが、他の英数字、または記号を用いて表現してもよい。
表面側からの平面視において、ダイヤルリング40には、時差の基準となる協定世界時を示す「UTC」の英字と、タイムゾーンで使用されている標準時とUTCとの時差を表す数値または記号とを表記した時差表示45が設けられている。
指針21,22,23で指し示された現地時刻と、UTCとの時差は、リュウズ50を操作することにより指針21の指し示す時差表示45で確認することができる。なお、本実施形態では、世界協定時は「UTC」の英字で表記し、標準時とUTCとの時差は整数および「・」の記号で表記しているが、他の英数字、または記号を用いて表現してもよい。
ベゼル32には、ダイヤルリング40に表記されている時差に対応したタイムゾーンの代表都市名を表すコードを表記した都市表示35が設けられている。本実施形態では、代表都市名に三文字の英字で略したスリーレターコードが使用されている。「LON」はロンドン、「PAR」はパリ、「CAI」はカイロ、「JED」はジッダ、「DXB」はドバイ、「KHI」はカラチ、「DEL」はデリー、「DAC」はダッカ、「BKK」はバンコク、「BJS」は北京、「TYO」は東京、「ADL」はアデレード、「SYD」はシドニー、「NOU」ネーメア、「WLG」はウェリントン、「TBU」はヌクアロファ、「CXI」はキリスィマスィ島、「MDY」はミッドウェー島、「HNL」はホノルル、「ANC」はアンカレッジ、「LAX」はロサンゼルス、「DEN」はデンバー、「CHI」はシカゴ、「NYC」はニューヨーク、「CCS」はカラカス、「SCL」はサンティアゴ、「RIO」はリオデジャネイロ、「FEN」はフェルナンド・デ・ノローニャ諸島、「PDL」はアゾレス諸島をそれぞれ表している。例えば、「TYO」のコードは東京を表し、このコードに対応してダイヤルリング40に併記されている時差表示45の数字「9」より、東京はUTC+9時間の標準時を使用していることを容易に判断することができる。
なお、本実施形態では、表示スペースの制約と視認性の向上との為、一部の時差表示45の時差に対応する代表都市名の表記が省略されている。また、代表都市名の表記方法は一例であり、他の方法で表記してもよい。
なお、本実施形態では、表示スペースの制約と視認性の向上との為、一部の時差表示45の時差に対応する代表都市名の表記が省略されている。また、代表都市名の表記方法は一例であり、他の方法で表記してもよい。
指針21,22,23で表示された現地時刻(内部時刻)のタイムゾーンは、リュウズ50を操作することにより指針21の指し示すタイムゾーン表示46で確認することができる。例えば、指針21がタイムゾーン表示46の「TYO」と「9」とを指し示すことにより、現在、使用者は東京を代表都市とする+9時間のタイムゾーンに居ることがわかる。
次に、電子時計10の電気的構成について説明する。
図7は、電子時計の電気制御ブロック図である。図7に示すように、電子時計10は、CPU(中央処理装置)153、RAM(Random Access Memory)154、ROM(Read Only Memory)155を基本構成とする制御部150と、受信部(GPSモジュール)122、入力装置157、駆動機構140の周辺装置とを備えている。これらの各装置は、データバス159を介してデータを送受信する。入力装置157は、図2および図3に示すリュウズ50、Aボタン61、Bボタン62、Cボタン63、Dボタン64である。なお、電子時計10は、電源となる充電可能な二次電池130(図4参照)を内蔵している。
図7は、電子時計の電気制御ブロック図である。図7に示すように、電子時計10は、CPU(中央処理装置)153、RAM(Random Access Memory)154、ROM(Read Only Memory)155を基本構成とする制御部150と、受信部(GPSモジュール)122、入力装置157、駆動機構140の周辺装置とを備えている。これらの各装置は、データバス159を介してデータを送受信する。入力装置157は、図2および図3に示すリュウズ50、Aボタン61、Bボタン62、Cボタン63、Dボタン64である。なお、電子時計10は、電源となる充電可能な二次電池130(図4参照)を内蔵している。
受信部122は、アンテナ体110を備え、アンテナ体110を介して受信した衛星信号を処理してGPS時刻情報や位置情報を取得する。アンテナ体110は、地球の上空を所定の軌道で周回している複数のGPS衛星8(図1参照)から送信され、図4に示すカバーガラス33とダイヤルリング40とを通過した衛星信号の電波を受信する。
そして、受信部122は、図示を略すが、通常のGPS装置と同様に、GPS衛星8(図1参照)から送信される衛星信号を受信してデジタル信号に変換するRF(Radio Frequency)部と、受信した衛星信号の相関判定を実行して航法メッセージを復調するBB部(ベースバンド部)と、BB部で復調された航法メッセージからGPS時刻情報や軌道情報を取得して出力する情報取得部とを備えている。つまり、受信部122は、GPS衛星8から送信される衛星信号を受信し、受信結果に基づいてGPS時刻情報と軌道情報とを出力する受信部として機能する。
RF部は、バンドパスフィルター、PLL回路、IFフィルター、VCO(Voltage Controlled Oscillator)、ADC(A/D変換器)、ミキサー、LNA(Low Noise Amplifier)、IFアンプ等を備えている。バンドパスフィルターで抜き出された衛星信号は、LNAで増幅された後、ミキサーでVCOの信号とミキシングされ、IF(Intermediate Frequency:中間周波数)にダウンコンバートされる。ミキサーでミキシングされたIFは、IFアンプ、IFフィルターを通り、ADCでデジタル信号に変換される。
BB部は、GPS衛星8で送信時に使用されたものと同一のC/Aコードからなるローカルコードを生成するローカルコード生成部と、ローカルコードとRF部から出力される受信信号との相関値を算出する相関部とを備える。そして、相関部で算出された相関値が所定の閾値以上であれば、受信した衛星信号に用いられたC/Aコードと、生成したローカルコードとが一致していることになり、衛星信号を捕捉(同期)することができる。このため、受信した衛星信号を、ローカルコードを用いて相関処理することで、航法メッセージを復調することができる。
情報取得部は、BB部で復調した航法メッセージからGPS時刻情報や軌道情報を取得する。航法メッセージには、プリアンブルデータおよびHOWワードのTOW(Time of Week、「Zカウント」ともいう)、サブフレームデータが含まれている。サブフレームデータは、サブフレーム1からサブフレーム5まであり、各サブフレームには、例えば、週番号データや衛星健康状態データを含む衛星補正データ等や、エフェメリス(GPS衛星8毎の詳細な軌道情報)や、アルマナック(全GPS衛星8の概略軌道情報)などのデータが含まれている。したがって、情報取得部は、受信した航法メッセージから所定のデータ部分を抽出することにより、GPS時刻情報や軌道情報を取得することができる。
RAM154とROM155とは、電子時計10の記憶部である。
ROM155には、CPU153に実行されるプログラムやタイムゾーン情報などが記憶される。タイムゾーン情報とは、共通の標準時を使用する地域(タイムゾーン)の位置情報(緯度・経度)と、UTCに対する時差と、を管理するデータである。
CPU153は、RAM154を作業領域として使用し、ROM155に記憶されたプログラムを実行することにより、各種の演算、制御および計時を行う。この計時は、例えば、図示しない発振回路からの基準信号のパルス数を計数することによって行われる。
ROM155には、CPU153に実行されるプログラムやタイムゾーン情報などが記憶される。タイムゾーン情報とは、共通の標準時を使用する地域(タイムゾーン)の位置情報(緯度・経度)と、UTCに対する時差と、を管理するデータである。
CPU153は、RAM154を作業領域として使用し、ROM155に記憶されたプログラムを実行することにより、各種の演算、制御および計時を行う。この計時は、例えば、図示しない発振回路からの基準信号のパルス数を計数することによって行われる。
CPU153は、GPS時刻情報と時刻補正パラメーターとから算出した時刻情報と、GPS時刻情報と軌道情報とから算出した現在地の位置情報(緯度、経度)と、ROM155(記憶部)に記憶されたタイムゾーン情報と、に基づいて現在地のタイムゾーンをRAM154に設定し、内部時刻を修正する。CPU153は、内部時刻が示されるように、駆動機構140の駆動制御を行う。これにより、電子時計10には、指針21,22,23(図6参照)で指し示される時刻表示により内部時刻が示される。
なお、本実施形態では、衛星信号としてGPS衛星8から送信される電波を用いるものとして説明したが、これに限定するのもではない。例えば、ガリレオ(Galileo)、GLONASS(Global Navigation Satellite System)などの全地球航法衛星システム(GNSS:Global Navigation Satellite System)の衛星信号(電波)を使用することができる。
以上述べたように、本実施形態に係る電子時計10によれば、以下の効果を得ることができる。
電子時計10は、第1小時計70、第2小時計80、第3小時計90の複数の円形の小時計が設けられた文字板11を備えている。第1小時計70の中心70aが配置されている第1直線L1と基準線CLとでなす第1の角θ1と、第2小時計80の中心80aが配置されている第2直線L2と基準線CLとでなす第2の角θ2とは、66度である。そして、第1小時計70および第2小時計80は、文字板11の3時位置と9時位置とを結ぶ直線に重なる位置に設けられる。これにより、文字板11は、隣り合う円形の第1小時計70および第2小時計80の円弧に沿って、文字板11の12時の外周方向にブランドロゴなどのデザインを施すスペースを効率的に確保して、視認性のよい大きさを有した三つの小時計(第1小時計70、第2小時計80、第3小時計90)を備えることができる。
文字板11には、第1小時計70および第2小時計80の外径D1より0.4mm大きい外径D2を有する第3小時計90が配置されているため、人間の視覚による錯覚が補正されたバランスのよいデザインを構成させることができる。また、第3小時計90は、外径D3が大きく、視点が近いため、第1小時計70、第2小時計80よりも、視認性よく多くの機能情報を表示させることができる。
したがって、ブランドロゴを表示するスペースと視認性のよい複数の円形の小時計(第1小時計70、第2小時計80、第3小時計90)とを備え、デザインの自由度と美観とを向上させた電子時計10を提供することができる。
電子時計10は、第1小時計70、第2小時計80、第3小時計90の複数の円形の小時計が設けられた文字板11を備えている。第1小時計70の中心70aが配置されている第1直線L1と基準線CLとでなす第1の角θ1と、第2小時計80の中心80aが配置されている第2直線L2と基準線CLとでなす第2の角θ2とは、66度である。そして、第1小時計70および第2小時計80は、文字板11の3時位置と9時位置とを結ぶ直線に重なる位置に設けられる。これにより、文字板11は、隣り合う円形の第1小時計70および第2小時計80の円弧に沿って、文字板11の12時の外周方向にブランドロゴなどのデザインを施すスペースを効率的に確保して、視認性のよい大きさを有した三つの小時計(第1小時計70、第2小時計80、第3小時計90)を備えることができる。
文字板11には、第1小時計70および第2小時計80の外径D1より0.4mm大きい外径D2を有する第3小時計90が配置されているため、人間の視覚による錯覚が補正されたバランスのよいデザインを構成させることができる。また、第3小時計90は、外径D3が大きく、視点が近いため、第1小時計70、第2小時計80よりも、視認性よく多くの機能情報を表示させることができる。
したがって、ブランドロゴを表示するスペースと視認性のよい複数の円形の小時計(第1小時計70、第2小時計80、第3小時計90)とを備え、デザインの自由度と美観とを向上させた電子時計10を提供することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良などを加えることが可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例)
図8は、変形例に係る電子時計の文字板とダイヤルリングを示す概略平面図である。
上記実施形態では、第1小時計70の中心70aが配置されている第1直線L1と基準線CLとでなす第1の角θ1と、第2小時計80の中心80aが配置されている第2直線L2と基準線CLとでなす第2の角θ2とは、66度であるものと説明したが、この構成に限定するものではない。
以下、変形例に係る電子時計200について説明する。なお、実施形態と同一の構成部位については、同一の符号を附し、重複する説明は省略する。
図8は、変形例に係る電子時計の文字板とダイヤルリングを示す概略平面図である。
上記実施形態では、第1小時計70の中心70aが配置されている第1直線L1と基準線CLとでなす第1の角θ1と、第2小時計80の中心80aが配置されている第2直線L2と基準線CLとでなす第2の角θ2とは、66度であるものと説明したが、この構成に限定するものではない。
以下、変形例に係る電子時計200について説明する。なお、実施形態と同一の構成部位については、同一の符号を附し、重複する説明は省略する。
図8に示すように、電子時計200の文字板11には、円形の第1小時計70、第2小時計80、第3小時計90の三つの小時計が設けられている。第1直線L1と第2直線L2とでなす中心角をθ3とした場合、電子時計200は、中心角θ3が132度になっている。換言すると、第1小時計70の中心70aは第1直線L1上に設けられ、第2小時計80の中心80aは第1直線L1から132度に位置する第2直線L2上に設けられている。これにより、文字板11は、ブランドロゴなどのデザインを施すための十分なスペースと、視認性のよい大きさの三つの小時計(第1小時計70、第2小時計80、第3小時計90)と、を備えることができる。
また、第1小時計70と第2小時計80とは、文字板11の12時位置と6時位置とを結ぶ直線対して線対称の位置に配置されている。これにより、文字板11は、12時方向(または6時方向)に、ブランドロゴなどのデザインを施すスペースを確保させて、対称性の良いデザインを構成させることができる。
また、第1小時計70と第2小時計80とは、文字板11の12時位置と6時位置とを結ぶ直線対して線対称の位置に配置されている。これにより、文字板11は、12時方向(または6時方向)に、ブランドロゴなどのデザインを施すスペースを確保させて、対称性の良いデザインを構成させることができる。
なお、第1直線L1と第2直線L2とでなす中心角θ3は、132度であると説明したが、中心角θ3が122度以上140度以下の範囲であれば同様の効果を得ることができる。例えば、中心角θ3が121度以下に設定された場合には、デザインを施すための十分なスペースを確保することができない。また、中心角θ3が140度以上に設定された場合には、第1小時計70および第2小時計80が、第3小時計90と干渉するため、外形を小さくしなければならない。したがって、電子時計10は、中心角θ3を122度以上140度以下の範囲に設定することで、文字板11にブランドロゴなどのデザインを施すためのスペースを確保することができる。
また、第1小時計70と第2小時計80とは、文字板11の12時位置と6時位置とを結ぶ直線に対して線対称の位置に配置されているものと説明したが、これに限定するものではない。第1小時計70と第2小時計80とが、文字板11の12時位置と6時位置とを結ぶ直線に対して非対称の位置に配置されても、文字板11のいずれかの位置に、デザインを施すためのスペースを確保することができる。
また、本変形例では、文字板11に、三つの小時計(第1小時計70、第2小時計80、第3小時計90)を配置した構成を示したが、この構成に限定するもではない。文字板11が第1小時計70、第2小時計80を含む三つ以上の複数の小時計を備えていたとしても、第1直線L1と第2直線L2とでなす中心角θ3が、122度以上140度以下であり、文字板11の第1直線L1と第2直線L2とに挟まれた領域外に、第1小時計70および第2小時計80を除いた他の小時計を配置することで、同様の効果を得ることができる。
また、本変形例では、第1小時計70、第2小時計80および第3小時計90の形状は円形であるものと説明したが、他の形状を有した小時計であってもよい。例えば、扇形や楕円の形状を有する小時計であっても同様の効果を得ることができる。
第1小時計70、第2小時計80および第3小時計90の少なくとも一つの小時計の外形が異なっている。具体的には、第3小時計90の外径D2は、第1小時計70および第2小時計80の外径D1と異なっている。少なくとも一つの小時計の外径を異ならせることにより、文字板11のデザインの自由度および美観を向上させることができる。
以上述べたように、本変形例に係る電子時計200によれば、以下の効果を得ることができる。
電子時計200は、第1小時計70、第2小時計80、第3小時計90の複数の円形の小時計が設けられた文字板11を備えている。第1小時計70の中心70aは第1直線L1上に設けられ、第2小時計80の中心80aは第1直線L1から132度に位置する第2直線L2上に設けられている。第1小時計70と第2小時計80とは、文字板11の12時位置と6時位置とを結ぶ直線に対して線対称の位置に配置されている。これにより、文字板11は、隣り合う円形の第1小時計70および第2小時計80の円弧に沿って、文字板11の12時の外周方向にブランドロゴなどのデザインを施すスペースを効率的に確保して、視認性のよい大きさを有した三つの小時計(第1小時計70、第2小時計80、第3小時計90)を備えることができる。
また、文字板11には、第1小時計70および第2小時計80の外径D1より大きい外径D2を有する第3小時計90が配置されているため、文字板のデザインの自由度および美観を向上させることができる。
したがって、ブランドロゴを表示するスペースと複数の円形の小時計(第1小時計70、第2小時計80、第3小時計90)とを備え、デザインの自由度と美観とを向上させた電子時計200を提供することができる。
電子時計200は、第1小時計70、第2小時計80、第3小時計90の複数の円形の小時計が設けられた文字板11を備えている。第1小時計70の中心70aは第1直線L1上に設けられ、第2小時計80の中心80aは第1直線L1から132度に位置する第2直線L2上に設けられている。第1小時計70と第2小時計80とは、文字板11の12時位置と6時位置とを結ぶ直線に対して線対称の位置に配置されている。これにより、文字板11は、隣り合う円形の第1小時計70および第2小時計80の円弧に沿って、文字板11の12時の外周方向にブランドロゴなどのデザインを施すスペースを効率的に確保して、視認性のよい大きさを有した三つの小時計(第1小時計70、第2小時計80、第3小時計90)を備えることができる。
また、文字板11には、第1小時計70および第2小時計80の外径D1より大きい外径D2を有する第3小時計90が配置されているため、文字板のデザインの自由度および美観を向上させることができる。
したがって、ブランドロゴを表示するスペースと複数の円形の小時計(第1小時計70、第2小時計80、第3小時計90)とを備え、デザインの自由度と美観とを向上させた電子時計200を提供することができる。
8…GPS衛星、10,200…電子時計、11…文字板、15…カレンダー表示、21,22,23,71,81,91…指針、24…時刻分表示、25…指針軸、30…外装ケース、31…ケース、32…ベゼル、33…カバーガラス、34…裏蓋、35…都市表示、40…ダイヤルリング、43…時刻時表示(バーインデックス)、45…時差表示、46…タイムゾーン表示、50…リュウズ、61…Aボタン、62…Bボタン、63…Cボタン、64…Dボタン、70…第1小時計、72…積算分表示、80…第2小時計、82…衛星捕捉数表示、83…受信結果表示、84…時刻秒表示、90…第3小時計、92…積算時表示、93…サマータイム表示、94…充電量表示、95…受信禁止表示、96…受信モード表示、110…アンテナ体、120…回路基板、122…受信部、125…地板、130…二次電池、135…ソーラーパネル、140…駆動機構、150…制御部、153…CPU、154…RAM、155…ROM、157…入力装置、159…データバス。
Claims (17)
- 文字板と、
前記文字板に設けられた複数の小時計と、を備え、
少なくとも一つの前記小時計の中心と前記文字板の中心とを結ぶ直線と、前記文字板の12時位置と前記文字板の中心とを結ぶ基準線と、でなす中心角は、61度以上70度以下であることを特徴とする電子時計。 - 前記複数の小時計は、第1小時計および第2小時計を含み、
前記第1小時計の中心と前記文字板の中心とを結ぶ第1直線と、前記基準線と、でなす第1の角は、61度以上70度以下であり、
前記第2小時計の中心と前記文字板の中心とを結ぶ第2直線と、前記基準線と、でなす第2の角は、61度以上70度以下であることを特徴とする請求項1に記載の電子時計。 - 前記第1の角と前記第2の角とは、66度であることを特徴とする請求項2に記載の電子時計。
- 前記第1小時計と前記第2小時計とは、前記基準線に対して線対称の位置に配置されていることを特徴とする請求項2または3に記載の電子時計。
- 前記複数の小時計は三つであることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の電子時計。
- 前記小時計は円形であることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の電子時計。
- 前記複数の小時計のうち、少なくとも一つの前記小時計は、外径が異なっていることを特徴とする請求項6に記載の電子時計。
- 文字板と、
前記文字板に設けられた第1小時計および第2小時計を含む複数の小時計と、を備え、
前記第1小時計の中心と前記文字板の中心とを結ぶ第1直線と、前記第2小時計の中心と前記文字板の中心とを結ぶ第2直線と、でなす中心角は、122度以上140度以下であることを特徴とする電子時計。 - 前記中心角は、132度であることを特徴とする請求項8に記載の電子時計。
- 前記第1小時計と前記第2小時計とは、前記文字板の12時位置と6時位置とを結ぶ直線に対して線対称の位置に配置されていることを特徴とする請求項8または9に記載の電子時計。
- 前記複数の小時計は、三つであることを特徴とする請求項8から10のいずれか一項に記載の電子時計。
- 前記小時計は、円形であることを特徴とする請求項7から10のいずれか一項に記載の電子時計。
- 少なくとも一つの前記小時計は、外径が異なっていることを特徴とする請求項12に記載の電子時計。
- 文字板と、
前記文字板に設けられた第1小時計と、第2小時計と、第3小時計と、を備え、
前記第1小時計および前記第2小時計の少なくとも一方は、前記文字板の3時位置と9時位置とを結ぶ直線に重なる位置に設けられ、
前記第3小時計は、前記文字板の中心と6時位置とを結ぶ直線に重なる位置に設けられ、
前記第1小時計、前記第2小時計および前記第3小時計の少なくとも一つは、外径が異なっていることを特徴とする電子時計。 - 前記第1小時計、前記第2小時計および前記第3小時計は、円形であることを特徴とする請求項14に記載の電子時計。
- 前記第3小時計の外径は、前記第1小時計および前記第2小時計の外径より大きいことを特徴とする請求項14または15に記載の電子時計。
- 前記第1小時計、前記第2小時計および前記第3小時計は、機能情報を表示し、
前記第3小時計は、前記第1小時計および前記第2小時計より多い機能情報を表示することを特徴とする請求項14から16のいずれか一項に記載の電子時計。
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Cited By (3)
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JP2018141733A (ja) * | 2017-02-28 | 2018-09-13 | シチズン時計株式会社 | 電波時計 |
JP2019158343A (ja) * | 2018-03-07 | 2019-09-19 | セイコーエプソン株式会社 | 電子時計 |
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2014
- 2014-03-06 JP JP2014043604A patent/JP2015169501A/ja active Pending
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