JP2015108531A - 電子時計 - Google Patents
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Abstract
Description
UTC表示を表記して、UTCを基点に文字板の中心回りに±180度の範囲をプラス時差とマイナス時差とに割り振って時差情報を表記すると、マイナス時差側よりプラス時差側の時差情報が多いため、時計のデザインの対称性と美観とが損なわれ、プラス時差側のタイムゾーン表示(時差情報)の視認性が低下してしまう。そこで、本適用例の電子時計では、プラス時差の時差情報は、UTCを基点に文字板の中心を右回りに180度を超える範囲に増順で表記され、マイナス時差の時差情報は、UTCを起点に左回りに180度未満の範囲に減順で表記されているので、時差情報を含むタイムゾーン表示を均等にレイアウトして視認性を向上させることができる。また、制御部が、指針で視認性のよいタイムゾーン表示を指示することにより、使用者は電子時計に表示されている時刻のタイムゾーンを認識することができる。したがって、デザインの美観を損ねることなくタイムゾーンを容易に認識可能な電子時計を提供することができる。
タイムゾーン表示には、時差の基準であるUTC表示が表記され、プラス時差の時差情報はUTC表記を基点に文字板の中心を右回りまたは左回りに表記されている。プラス時差の時差情報が記載されている部分の一端(UTC表記の基点)と文字板の中心とを結ぶ直線と、他端と文字板の中心とを結ぶ直線と、でなす角度は180を超えている。これにより、電子時計のデザインの自由度が向上し、時差情報を含むタイムゾーン表示を均等にレイアウトすることができる。したがって、デザイン性を向上させ、タイムゾーンを容易に認識可能な電子時計を提供することができる。
図1は、実施形態に係る電子時計を含むGPSの全体図である。まず、電子時計が、外部信号としてのGPS衛星信号を用いて、現在地の位置情報と、時刻情報とを求めるGPSの概要を説明する。
すなわち、電子時計10の3次元の位置を特定するためのx,y,zパラメーターに加えて時刻誤差も未知数になる。そのため、電子時計10は、一般的には4つ以上のGPS衛星8からそれぞれ送信された衛星信号を受信し、その中に含まれるGPS時刻情報と軌道情報を使用して測位計算を行い、現在地の位置情報を求める。
図3に示すように、外装ケース30の表面側の開口は、ベゼル32を介してカバーガラス33で塞がれており、カバーガラス33を通じて、内部の文字板11、指針21,22,23、第1小窓70、第2小窓80、第3小窓90およびカレンダー小窓15などが、視認可能となっている。
外装ケース30の内側には、ベゼル32の内周に取り付けられているダイヤルリング40と、光透過性の文字板11と、文字板11を貫通した指針軸25と、指針軸25を中心に周回する指針21,22,23と、指針21,22,23を駆動する駆動機構140などとが備えられている。
指針軸25は、外装ケース30の平面視中心を通り、表裏方向に延在する中心軸に沿って設けられている。
図4は、ダイヤルリング40の形状を示す斜視図であり、図5は、ダイヤルリングの形状を示す6面図である。
ダイヤルリング40は、平面視においてはリング形状となっており、断面視においてはすり鉢形状となっている。ダイヤルリング40は、プラスチックで形成され、外周側がカバーガラス33と平行しているリング状の平板部分41と、内周側が文字板11側に傾斜した傾斜部分42とで構成されている。ダイヤルリング40は、円周を12分割にする棒状のバーインデックス43が、傾斜部分42からダイヤルリング40の中心に向かって突出した状態で設けられている。
文字板11の最外周には、外周を60分割にする目盛と、さらに、その目盛を5分割にする1/5目盛とが、表記されている。この目盛を用いて、指針21はクロノグラフ機能の「秒」を表示し、指針22は内部時計の「分」を表示し、指針23は内部時計の「時」を表示する。なお、クロノグラフ機能は、Cボタン63と、Dボタン64との操作で、使用することができる。
また、第2小窓80の外周には、外周を12分割にする目盛と、「0」から「11」までの数字が表記されている。使用者がBボタン62を操作して、電子時計10に衛星信号を手動受信させた時、指針81は、衛星信号を受信可能なGPS衛星8の数を表す衛星捕捉数を「0」から「11」までのいずれかの数字を指し示す。これにより、衛星捕捉数が表示される。
なお、本実施形態では、52秒の位置に「Y」の英字が、38秒の位置に「N」の英字が、設けられているが、これに限定されるものではない。「Y」と「N」の英字の表記は、「Y」と「N」の英字を含む小窓が設けられる位置に応じて、視認しやすい位置に設けることが好ましい。
第3小窓90の12時方向から6時方向までの範囲の外周には、この範囲を6分割する目盛と「0」から「5」までの数字が表記されている。指針91は、この目盛を用いて、クロノグラフ機能の「時」を表示する。なお、クロノグラフ機能では、指針21,71,91を使用して5時間59分59秒までの計時が可能となっている。
タイムゾーンとは、共通の標準時を使用する地域のことであり、現在、40種類のタイムゾーンが存在している。各タイムゾーンは、標準時とUTCとの時差で区別され、例えば、日本は、UTCより9時間進んだ標準時を使用する、+9時間のタイムゾーンに属している。各タイムゾーンで使用されている標準時は、UTCと、UTCとの時差とで求めることができる。また、UTCより進んでいるプラス時差の標準時を使用するタイムゾーンの数は、UTCより遅れているマイナス時差の標準時を使用するタイムゾーンの数より多い。
また、「CXI」のコードはキリスィマスィ島を表し、このコードに対応してダイヤルリング40に記載されている数字「14」より、キリスィマスィ島はUTC+14時間の標準時を使用していることを容易に判断することができる。
なお、本実施形態では、表示スペースの制約と視認性の向上との為、一部の時差情報45の時差に対応する代表都市名の表記は省略されている。また、代表都市名の表記方法は一例であり、他の方法で表記してもよい。時差情報45と都市情報35との表記をタイムゾーン表示46という。
図6は、電子時計の電気制御ブロック図である。図6に示すように、電子時計10は、CPU(中央処理装置)153、RAM(Random Access Memory)154、ROM(Read Only Memory)155を基本構成とする制御部150と、受信部(GPSモジュール)122、入力装置157、駆動機構140の周辺装置とを備えている。これらの各装置は、データバス159を介してデータを送受信する。入力装置157は、図3に示すリュウズ50、Aボタン61、Bボタン62、Cボタン63、Dボタン64である。なお、電子時計10は、電源となる充電可能な二次電池130(図3参照)を内蔵している。
ROM155には、CPU153に実行されるプログラムやタイムゾーン情報などが記憶される。タイムゾーン情報とは、共通の標準時を使用する地域(タイムゾーン)の位置情報(緯度・経度)と、UTCに対する時差と、を管理するデータである。
CPU153は、RAM154を作業領域として使用し、ROM155に記憶されたプログラムを実行することにより、各種の演算、制御および計時を行う。この計時は、例えば、図示しない発振回路からの基準信号のパルス数を計数することによって行われる。
図8は、変形例1に係る電子時計の外観を示す概略平面図である。
上記実施形態では、図2に示すように、電子時計10はクロノグラフ機能を有し、ベゼル32には代表都市名を表す都市情報35が表記されているものとして説明したが、この構成に限定するものではない。
以下、変形例1に係る電子時計200について説明する。なお、実施形態と同一の構成部位については、同一の符号を附し、重複する説明は省略する。
文字板12には、視認性のよい、中心より3時方向に矩形のカレンダー小窓16が設けられている。カレンダー小窓16は、文字板12を開口して設けられており、開口部から数字が視認可能となっている。この数字は、年月日の「日」を表す。
電子時計200は、クロノグラフ機能を省くことにより、電子時計200の操作性と視認性を向上させることができる。
また、ベゼル36には、デザインの不均等を補う装飾記号210が表記されているので、電子時計200の均等なデザインと美観とを保つことができる。
図9および図10は、変形例2に係る電子時計の外観を示す概略平面図である。
上記実施形態、および変形例1では、40種類のタイムゾーン表示46,47が表記されているものとして説明したが、この構成に限定するものではない。
以下、変形例2に係る電子時計300,400について説明する。なお、実施形態、および変形例1と同一の構成部位については、同一の符号を附し、重複する説明は省略する。
電子時計300は、現在使用されている標準時と異なるプラス時差を使用するタイムゾーンが新しく設けられた場合でも、タイムゾーン情報48を均等にデザインできる。
Claims (10)
- 文字板の周囲に設けられている外周部と、
指針と、
制御部と、を備え、
前記外周部には、協定世界時とタイムゾーンで使用されている標準時との時差を表す時差情報を含むタイムゾーン表示が表記され、
前記タイムゾーン表示には、前記時差の基準である前記協定世界時を示す表記がされ、
前記協定世界時に対して進んでいる前記時差の前記時差情報は、前記協定世界時の表記を基点として、前記文字板の中心を右回りに180度を超える範囲に増順で表記され、
前記協定世界時に対して遅れている前記時差の前記時差情報は、前記協定世界時の表記を基点として、前記文字板の中心を左回りに180度未満の範囲に減順で表記され、
前記制御部は、前記指針で所定の前記タイムゾーン表示を指示することを特徴とする電子時計。 - 前記外周部は、ベゼルおよびダイヤルリングの少なくとも一方であることを特徴とする請求項1に記載の電子時計。
- 前記時差情報は、数字と数字以外の記号とで表記されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電子時計。
- 前記時差情報は、整数の場合には数字で表記され、整数以外の場合には記号で表記されていることを特徴とする請求項3に記載の電子時計。
- 前記タイムゾーン表示には、前記時差に対応した前記標準時を使用している代表都市名を表す都市情報が含まれていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の電子時計。
- 前記都市情報には、装飾記号が含まれていることを特徴とする請求項5に記載の電子時計。
- 前記タイムゾーン表示には、+14時間の前記時差情報と、+14時間に対応した前記標準時を使用している前記都市情報とが、前記協定世界時を基点として、前記文字板の中心を右回りに180度を超えた位置に表記されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の電子時計。
- 外部信号から現在地の位置情報および時刻情報を算出する機能と、
記憶部と、を有し、
前記記憶部には、前記時差情報に含まれる前記時差と、前記時差に対応した前記標準時を使用している地域と、の情報を含むタイムゾーン情報が記憶され、
前記制御部は、前記位置情報と、時刻情報と、前記タイムゾーン情報と、に基づいて現在地のタイムゾーンを設定することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の電子時計。 - 前記現在地のタイムゾーンを、手動で設定できることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の電子時計。
- 文字板の外周部には、協定世界時とタイムゾーンで使用されている標準時との時差を表す時差情報を含むタイムゾーン表示が表記され、
前記タイムゾーン表示には、前記時差の基準である前記協定世界時を示す表記がされ、
前記協定世界時に対して進んでいる前記時差の前記時差情報は、前記文字板の外周部に記載されてなり、前記協定世界時に対して進んでいる前記時差の前記時差情報が記載されている部分の両端と前記文字板の中心とでなす中心角は180度を超えていることを特徴とする電子時計。
Priority Applications (1)
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JP2013250840A JP2015108531A (ja) | 2013-12-04 | 2013-12-04 | 電子時計 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113219811A (zh) * | 2020-01-21 | 2021-08-06 | 精工爱普生株式会社 | 电子钟表 |
RU2820982C1 (ru) * | 2020-04-22 | 2024-06-14 | Юропиан Спейс Эйдженси (Еса) | Электронные часы для исследований космоса и/или поверхности |
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---|---|---|---|---|
JP3040160U (ja) * | 1996-11-05 | 1997-08-15 | 昭博 金井 | 世界時差早見時計 |
JP2009229106A (ja) * | 2008-03-19 | 2009-10-08 | Seiko Epson Corp | 衛星信号受信装置および衛星信号受信装置の制御方法 |
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2013
- 2013-12-04 JP JP2013250840A patent/JP2015108531A/ja not_active Withdrawn
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