JP2015184193A - 時計 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1では、通常時刻を表示する時刻モードで第1の押しボタンを押すと、水深計測モードに切り替わる。すると、モード針である第2機能針は、DIVゾーンに移動し、第1機能針が0mから50mまでの水深を指示する。
また、水深計測モードで0m表示の時に第1の押しボタンを押すと、クロノグラフモードに切り替わる。
クロノグラフモードでは、第2の押しボタンを押すとスタートし、第1機能針はクロノグラフの秒針として運針し、第2機能針はクロノグラフの分針として運針する。そして、再度第2の押しボタンを押すとストップする。また、ストップ状態で第2の押しボタンを操作するとリセット状態となり、リセット状態で第1の押しボタンを押すとクロノグラフモードがキャンセルされて、時刻モードに切り替わる。
また、各操作部は、対応する機能に関する表示を行う表示領域の近い位置に配置されているので、ユーザーは、第1表示領域の機能を実行する場合には第1操作部を操作し、第2表示領域の機能を実行する場合には第2操作部を操作すればよいことを、直感的に把握でき、ユーザビリティを向上できる。
さらに、ユーザーは、指針が指示する領域を見るだけで、現在実行されている機能を容易に把握でき、ユーザーが意図した機能が実行されているかを容易に確認できる。したがって、ユーザーは、多機能の時計を操作性よく扱うことができ、ユーザビリティを向上できる。
すなわち、本発明によれば、指針は、第1表示領域を指示することにより、第1機能である時間計測機能を指示するモード針として機能するほか、第1表示領域の目盛を指示することにより、計測された計測時間を表示するインジケーター針として機能する。したがって、ユーザーは、1つの指針の指示のみを確認すれば、クロノグラフ機能やタイマー機能などの時間計測機能が実行されていることと、その計測時間を把握でき、ユーザビリティを向上できる。
すなわち、本発明によれば、指針は、第2表示領域を指示することにより、第2機能である受信機能を指示するモード針として機能するほか、第2表示領域の目盛を指示することにより、実行中の受信機能が現在位置を算出して求める測位モードであるか、現在時刻を取得する測時モードであるかを示す受信モード指示針として機能したり、受信中の衛星信号の信号レベルを表示するインジケーター針として機能する。したがって、ユーザーは、1つの指針の指示のみを確認すれば、受信機能が実行されていることと、実行中の受信モードあるいは信号レベル等の受信状態を把握でき、ユーザビリティを向上できる。
さらに、各操作部を複数のボタンで構成すれば、各機能の実行や停止、キャンセルなどの複数の操作を複数のボタンを用いて実行でき、各操作部の操作性、すなわち、ユーザビリティを向上できる。
本発明では、第3表示領域が第1表示領域および第2表示領域とは異なる領域に配置されるので、ユーザーは、1つの指針がいずれの表示領域を指示しているかを確認することで、第1〜3機能のいずれが実行されているかを容易に確認でき、ユーザビリティを向上できる。特に、二次電池の電圧レベルを三段階程度で表示する機能を第3機能とすれば、ユーザーは、二次電池の残量を確認でき、充電が必要であるかを容易に判断できる。
[電子時計を含むGPSの概略構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る電子時計10を示す概略図である。まず、電子時計10が、外部信号としての電波を用いて、現在地の位置情報と、時刻情報とを求めるGPSの概要を説明する。
すなわち、電子時計10の三次元の位置を特定するためのx,y,zパラメーターに加えて時刻誤差も未知数になる。そのため、電子時計10は、一般的には4つ以上のGPS衛星8からそれぞれ送信された衛星信号を受信し、その中に含まれるGPS時刻情報と軌道情報を使用して測位計算を行い、現在地の位置情報を求める。
図2は、電子時計を表面側から見た平面図であり、図3は、電子時計の概略を示す部分断面図である。本実施形態の電子時計10は、詳細は後述するが、第1機能であるクロノグラフ機能を実行する第1機能部と、第2機能である衛星信号の受信機能を実行する第2機能部とを備える。
また、文字板11の裏面側にはカレンダー車(日車)16が配置され、このカレンダー車16はカレンダー小窓15から視認可能となっている。
なお、これら各小窓70,80,90の位置はこれに限られず、それぞれが異なる位置に設けられていてもよい。
なお、本実施形態では、Cボタン63およびDボタン64が第1機能(クロノグラフ機能)に関する操作を行う第1操作部157Aであり、Aボタン61およびBボタン62が第2機能(衛星信号の受信機能)に関する操作を行う第2操作部157Bである。
Aボタン61およびBボタン62は、後述する第3小窓90の目盛表示部93の第2表示領域93B(受信状態を指示する目盛が設けられる領域)に近接した位置である外装ケース30の左側面に設けられ、Cボタン63およびDボタン64は、目盛表示部93の第1表示領域93A(クロノグラフの目盛が設けられる領域)に近接した位置である外装ケース30の右側面に設けられている。
したがって、第1操作部157A(Cボタン63およびDボタン64)は、第2表示領域93Bより第1表示領域93Aに近い位置つまり第1表示領域93A側に配置されている。また、第2操作部157B(Aボタン61およびBボタン62)は、第1表示領域93Aより第2表示領域93Bに近い位置つまり第2表示領域93B側に配置されている。
外装ケース30の内側には、ベゼル32の内周に取り付けられているダイヤルリング40と、光透過性の文字板11と、文字板11を貫通した指針軸25と、指針軸25を中心に周回する指針21,22,23,71,81,91と、カレンダー車16と、指針21,22,23,71,81,91およびカレンダー車16を駆動する駆動機構140などが備えられている。
指針軸25は、外装ケース30の平面視中心を通り、表裏方向に延在する中心軸に沿って設けられている。
文字板11と、駆動機構140が取り付けられている地板125との間には、光発電を行うソーラーパネル135が備えられている。ソーラーパネル135は、光エネルギーを電気エネルギー(電力)に変換する複数のソーラーセル(光発電素子)を直列接続した円形の平板である。また、ソーラーパネル135は、太陽光の検出機能も有している。文字板11、ソーラーパネル135および地板125には、指針軸25と、第1小窓70の指針71、第2小窓80の指針81および第3小窓90の指針91の指針軸(図示せず)とが貫通する穴が形成されているとともに、カレンダー小窓15の開口部が形成されている。
すなわち、第1駆動機構は、内部時計(現在時刻)の「分」および「時」を示す指針(分針)22および指針(時針)23を駆動する。また、図2に示す指針21、第1小窓70の指針71、第2小窓80の指針81および第3小窓90の指針91も同様の駆動機構(図示略)で駆動される。すなわち、第2駆動機構はクロノグラフ機能の「秒」を示す指針(クロノグラフ秒針)21を駆動し、第3駆動機構はクロノグラフ機能の「分」を示す指針(クロノグラフ分針)71を駆動し、第4駆動機構は、内部時計の「秒」を示す指針(小秒針)81を駆動し、第5駆動機構はクロノグラフ機能の「時」を示す指針(クロノグラフ時針)91を駆動し、第6駆動機構は、カレンダー小窓15から視認されるカレンダー車16を駆動する。
なお、回路押さえ122には、二次電池130を外装ケース30内に収めるための開口が設けられている。また、回路基板120とアンテナ体110との間には、環状に形成された地板受リング116が配置されている。
文字板11の最外周には、図2に示すように、外周を60分割にする目盛と、さらに、その目盛を5分割にする1/5目盛とが、表記されている。この目盛を用いて、指針21はクロノグラフ機能の「秒」を表示し、指針22は内部時計の「分」を表示し、指針23は内部時計の「時」を表示する。なお、クロノグラフ機能は、Cボタン63と、Dボタン64との操作で、使用することができる。
第2小窓80の52秒の位置にアルファベットの「Y」と、38秒の位置にアルファベットの「N」の英字が表記されている。この英字は、本発明の小窓に設けられる受信結果を示す表示に該当し、衛星から受信した衛星信号に基づく各種情報の取得結果(Y:受信(取得)成功、N:受信(取得)失敗)と、衛星信号の自動受信(Y:自動受信ON、N:自動受信OFF)の設定とを表す。ユーザーがBボタン62を操作することにより、受信結果の表示モードに移行すると、指針81が「Y」または「N」のいずれか一方を指示し、衛星信号の取得結果を表示する。また、ユーザーがAボタン61とBボタン62とを操作して、指針81を「Y」または「N」に合わせることで、衛星信号の自動受信のON/OFFを設定することができる。
なお、本実施形態では、52秒の位置に「Y」の表記が、38秒の位置に「N」の表記が、設けられているが、これに限定されるものではない。「Y」と「N」との表記は、受信結果表示を含む小窓が設けられる位置に応じて、視認しやすい位置に設けることが好ましい。例えば、第2小窓80が文字板11の右半分の領域に位置している場合には、アルファベット「Y」,「N」を第2小窓80の右半分の領域の外縁近傍に配置するようにしてもよい。
目盛表示部93における第3小窓90の0時(12時)方向から6時方向までの領域(以下、第1表示領域93Aという)には、この第1表示領域93Aを6分割する目盛と「0」から「6」までの数字が表記されている。すなわち、目盛表示部93の第1表示領域93Aは目盛表示部93の0時(12時)と6時とを結んだ仮想線を基準とした右側に設けられている。なお、第3小窓90は、文字板11の6時位置側に設けられているので、時計の12時と6時を結んだ仮想線は、前記目盛表示部93の0時と6時とを結んだ仮想線と重なるため、前記第1表示領域93Aは時計の12時と6時を結んだ仮想線を基準とした右側に設けられている。指針91は、この第1表示領域93Aの目盛を用いて、第1機能(時間計測機能)であるクロノグラフ機能の「時」を表示する。なお、クロノグラフ機能では、指針21,71,91を使用して5時間59分59秒までの計時が可能となっている。
目盛表示部93の第2表示領域93Bは、時計の12時と6時を結んだ仮想線(目盛表示部93の0時と6時とを結んだ仮想線)を基準とした左側に設けられている。なお、本実施形態では、第3表示領域93Cおよび第4表示領域93Dも、第2表示領域93Bと同じ左側に設けられている。
タイムゾーンとは、共通の標準時を使用する地域のことであり、現在、40種類のタイムゾーンが存在している。各タイムゾーンは、標準時とUTCとの時差で区別され、例えば、日本は、UTCより9時間進んだ標準時を使用する、+9時間のタイムゾーンに属している。各タイムゾーンで使用されている標準時は、UTCと、UTCとの時差とで求めることができる。
また、ダイヤルリング40の周囲に設けられているベゼル32には、ダイヤルリング40に表記されている時差情報45の時差に対応した標準時を使用しているタイムゾーンの代表都市名を表す都市情報35が、時差情報45に併記されている。ここで、時差情報45と都市情報35との表記をタイムゾーン表示46という。本実施形態では、全世界で使用されているタイムゾーンの数と等しいタイムゾーン表示46が表記されている。
図4は、電子時計の電気制御ブロック図である。
電子時計10は、図4に示すように、CPU(中央処理装置)で構成される制御装置300と、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)で構成される記憶装置150と、受信装置(GPSモジュール)121、操作部157、駆動機構140、計時装置155の周辺装置とを備えている。これらの各装置は、データバスを介してデータを送受信する。操作部157は、リューズ50と、第1操作部157AであるCボタン63およびDボタン64と、第2操作部157BであるAボタン61およびBボタン62とを備える。なお、電子時計10は、電源となる充電可能な二次電池130(図3参照)を内蔵している。二次電池130は、ソーラーパネル135から充電回路136を介して供給される電力で充電される。
計時装置155は、二次電池130に蓄積された電力で駆動される水晶振動子等を備え、水晶振動子の発振信号に基づく基準信号を用いて時刻データを更新する。
電子時計10の記憶装置150は、前述したように、ROMおよびRAMを備える。ROMには、制御装置300で実行されるプログラムやタイムゾーン情報などが記憶される。タイムゾーン情報とは、共通の標準時を使用する地域(タイムゾーン)の位置情報(緯度・経度)と、UTCに対する時差と、を管理するデータである。
制御装置300は、記憶装置150のRAMを作業領域として使用し、ROMに記憶されたプログラムを実行することにより、各種の演算、制御および計時を行う。この計時は、例えば、図示しない発振回路からの基準信号のパルス数を計数することによって行われる。
制御装置300は、電子時計10を制御するCPUで構成されている。制御装置300は、第2機能部301と、第1機能部(クロノグラフ部)330と、タイムゾーン設定部340と、タイムゾーン修正部350と、時刻修正部360を備える。また、第2機能部301は、測時用第2機能部310と測位用第2機能部320とを備える。
測時用第2機能部310は、受信部121を作動して測時モードでの受信処理を行う測時部で構成される。本実施形態では、測時用第2機能部310は、自動受信処理と手動受信処理とで測時モードでの受信処理を実行する。
自動受信処理は、定時自動受信処理と、光自動受信処理の2種類がある。すなわち、測時用第2機能部310は、計時している内部時刻データが、記憶装置150に記憶された定時受信時刻になった場合に、受信部121を作動して測時モードでの定時自動受信処理を行う。
また、測時用第2機能部310は、ソーラーパネル135の発電電圧または発電電流が設定値以上となり、屋外においてソーラーパネル135に日光が照射していると判断できる場合に、受信部121を作動して測時モードでの光自動受信処理を行う。なお、ソーラーパネル135の発電状態で受信部121を作動する処理の回数は、1日に1回などに制約してもよい。
さらに、ユーザーが第2操作部157BのBボタン62を第1設定時間(3秒以上、6秒未満)押して強制受信操作を行った場合、測時用第2機能部310は、受信部121を作動して測時モードでの手動受信処理を行う。
測位用第2機能部320は、ユーザーが第2操作部157BのBボタン62を第2設定時間(6秒以上)押して離した場合に、受信部121を作動して測位モードでの受信処理を行う。したがって、Bボタン62は、測時モードおよび測位モードの受信処理の実行を指示する受信ボタンである。
そして、制御装置300は、位置情報の取得に成功した場合、取得した位置情報(緯度、経度)に基づいてタイムゾーンデータ(時差情報)を取得して設定する。
例えば、日本標準時(JST)は、UTCに対して9時間進めた時刻(UTC+9)であるため、測位モードで取得した位置情報が日本である場合には、制御装置300は、日本標準時の時差情報(+9時間)を設定する。このため、指針22,23,81で表示される時刻は、UTCにタイムゾーンデータを加算した時刻となる。
第1機能部330は、本実施形態ではクロノグラフ機能を実行する。時刻表示モードにおいて、第1操作部157AのCボタン63が押されると、第1機能部330が実行され、クロノグラフがスタートする。また、Cボタン63が再度押されると、クロノグラフがストップし、ストップ状態で第1操作部157AのDボタン64が押されると、クロノグラフがリセットされて時刻表示モードに戻る。したがって、Cボタン63およびDボタン64は、第1機能部330の実行を指示する機能ボタンであり、第1機能に関する操作を行う第1操作部157Aである。
タイムゾーン設定部340は、測位用第2機能部320で位置情報の取得に成功した場合、取得した位置情報(緯度、経度)に基づいてタイムゾーンデータを設定する。具体的には、記憶装置150に記憶されたタイムゾーンデータ記憶部から位置情報に対応するタイムゾーンデータ(タイムゾーン情報つまり時差情報)を選択して取得し、タイムゾーンデータとして設定する。
タイムゾーン修正部350は、タイムゾーン設定部340がタイムゾーン情報を設定すると、指針22,23,81で表示される時刻を、前記タイムゾーンデータを用いて修正する。
時刻修正部360は、測時用第2機能部310や測位用第2機能部320の受信処理で時刻情報の取得に成功した場合、取得した時刻情報に基づいて駆動機構140によって指針21,22,23を移動し、時刻表示を更新する。
次に、電子時計10の制御処理について、図5〜9のフローチャートも参照して説明する。
[通常時刻表示モード]
図5は、電子時計10において、通常時刻を表示する通常時刻表示モードS1の処理を示すフローチャートである。この通常時刻表示モードでは、計時装置155で計時される通常時刻が指針(時針)23、指針(分針)22、指針(小秒針)81により表示される。また、カレンダー小窓15に表示される日車の数字で日を示す。
次に、制御装置300は、S4で検出した電池電圧(電池残量)が第1閾値(例えば、4.0V)以上であるかを判定する(S5)。
制御装置300は、S5でNoと判定すると、S4で検出した電池電圧が第2閾値(例えば、3.6V)以上であるかを判定する(S7)。
制御装置300は、S7でYesと判定すると、つまり検出した電池電圧が3.6V以上、4.0V未満の場合、指針(モード針)91を第3小窓90の目盛表示部93のうちの第2表示領域93Bの「M」を指示する位置に移動し、受信許可モードに設定する(S8)。
制御装置300は、S7でNo判定すると、つまり検出した電池電圧が3.6V未満(検出できなかった場合も含む)の場合、指針(モード針)91を第3小窓90の目盛表示部93のうちの第2表示領域93Bの「E」を指示する位置に移動し、受信禁止モードに設定する(S9)。
そして、制御装置300は、S6,S8,S9の処理後は、通常時刻表示モードS1のスタートに戻る。
機能実行処理S10が実行されると、制御装置300は、Aボタン61、Bボタン62、Cボタン63、Dボタン64のいずれのボタンがどのように操作されたかを判定する。
具体的には、受信関係の機能を実行する第2操作部157BのBボタン62を操作した場合、制御装置300は、Bボタン62が第1設定時間(例えば、3秒以上、6秒未満)押されたかを判定し(S11)、S11でNoの場合はBボタン62が第2設定時間(例えば、6秒以上)押されたかを判定し(S12)、S12でNoの場合はBボタン62が第1設定時間未満(例えば、3秒未満)押されたかを判定する(S13)。
また、制御装置300は、S13でNoの場合は第2操作部157BのAボタン61が所定時間(例えば、3秒以上)押されたかを判定し(S14)、S14でNoの場合は第1操作部157AのCボタン63が押されたかを判定し(S15)、S15でNoの場合はリューズが0段目から1段目に引かれた状態(1段引き状態)で第2操作部157BのBボタン62が所定時間(例えば、3秒以上)押されたかを判定する(S16)。
また、制御装置300は、S14でYesと判定した場合は、受信の許可(ON)、禁止(OFF)の切替処理を実行し(S18)、S15でYesと判定した場合は、第1機能部330を実行し(S40)、S16でYesと判定した場合は、DST(サマータイム)のON/OFFの切替処理を実行する(S19)。
そして、制御装置300は、各処理S20,S30,S17,S18,S40,S19を実行した場合と、S16でNoと判定した場合は、図5の通常時刻表示モードS1に戻る。
以下に前記各処理S20,S30,S17,S18,S40,S19について説明する。
図7は測時用第2機能部実行処理(測時受信処理)S20を示すフローチャートである。
第2操作部157BのBボタン62を第1設定時間押したことで、測時用第2機能部310の実行処理S20が開始されると、図7に示すように、測時用第2機能部310は測時モードでの受信を開始する(S21)。また、測時用第2機能部310は、指針(モード針)91を測時モードを指示する位置、つまり目盛表示部93の第2表示領域93Bに表示される「TIME」を指示する位置に移動する(S22)。
すなわち、本実施形態では、受信中に、クロノグラフ機能のスタートボタン(Cボタン63)が押された場合には、受信を中止してクロノグラフをスタートする。第1機能部330の実行処理S40の詳細は後述する。
そして、測時用第2機能部310は、S25でNoと判定した場合、測時モードでの受信に成功したかを判定する(S26)。測時用第2機能部310は、S26でNoと判定した場合、予め設定された受信時間(例えば30秒)が経過したかを判定し(S27)、S27でNoと判定した場合はS23に戻って処理を継続する。
一方、測時用第2機能部310は、S27でYesと判定した場合、つまり30秒経過しても衛星信号の受信に成功しない場合は、電子時計10が衛星信号を受信できない環境に配置されていると判断し、測時用第2機能部実行処理S20を終了する。
図8は測位用第2機能部実行処理(測位受信処理)S30を示すフローチャートである。
第2操作部157BのBボタン62を第2設定時間押したことで、測位用第2機能部320の実行処理S30が開始されると、図8に示すように、測位用第2機能部320は測位モードでの受信を開始する(S31)。また、測位用第2機能部320は、指針(モード針)91を測位モードを指示する位置、つまり目盛表示部93の第2表示領域93Bに表示される「FIX」を指示する位置に移動する(S32)。
そして、測位用第2機能部320は、S35でNoと判定した場合、測位モードでの受信に成功したかを判定する(S36)。測位用第2機能部320は、S36でNoと判定した場合、予め設定された受信時間(例えば2分)が経過したかを判定し(S37)、S37でNoと判定した場合はS33に戻って処理を継続する。
一方、測位用第2機能部320は、S37でYesと判定した場合、つまり2分経過しても衛星信号の受信に成功しない場合は、電子時計10が少なくとも3つのGPS衛星8を捕捉して衛星信号を受信できない環境に配置されていると判断し、測位用第2機能部実行処理S30を終了する。
第2操作部157BのBボタン62を第1設定時間(例えば3秒)未満押したことで、受信結果表示処理S17が実行されると、制御装置300は、前回の受信結果を表示する。具体的には、制御装置300は、指針(モード針)91を、前回の受信モードが測時モードであればTIMEを指示する位置に移動し、測位モードであればFIXを指示する位置に移動する。また、制御装置300は、指針(小秒針)81を、前回の受信結果が成功であれば第2小窓80の「Y」を指示する位置に移動し、前回の受信結果が失敗であれば第2小窓80の「N」を指示する位置に移動する。この受信結果表示は、所定時間(例えば5秒)経過すると終了し、通常時刻表示モードS1に戻る。また、受信結果表示は、Bボタン62を再度押したり、表示キャンセル用に設定されたボタン(例えばDボタン64)を押すことで終了したりしてもよい。
第2操作部157BのAボタン61を設定時間(例えば3秒以上)押したことで、受信ON/OFF切替処理S18が実行されると、制御装置300は、受信の許可(ON)、禁止(OFF)の各モードを交互に切り替える。具体的には、制御装置300は、受信禁止モード(OFFモード、機内モード)であれば、指針(モード針)91を目盛表示部93の第2表示領域93Bに表示された「OFF」を指示する位置に移動する。すなわち、指針91を目盛表示部93の「F」と「TIME」の間の「OFF」を指示する位置に移動する。
一方、制御装置300は、受信許可モード(ON)であれば、指針91を通常時刻表示モードと同じく電池電圧レベルを指示する位置(F,M,Eのいずれか)に移動する。
そして、制御装置300は、受信禁止モード(OFFモード)に設定されている場合は、測時用第2機能部310、測位用第2機能部320の受信処理(自動受信、手動受信の両方)を禁止する。すなわち、第2操作部157BのBボタン62が第1設定時間や第2設定時間押されても、測時用第2機能部310や測位用第2機能部320は処理を開始せず、指針91を「OFF」の位置に移動する。このため、飛行機に搭乗している場合に衛星信号の受信動作が開始されることを禁止でき、受信操作を行っても指針91が「OFF」の位置を指示するため、ユーザーは受信禁止モードに設定されていることを容易に把握できる。
この受信禁止モード(OFF)の表示は、所定時間(例えば5秒)経過すると終了し、通常時刻表示モードS1に戻る。また、受信禁止モード(OFF)の表示は、Aボタン61を再度押したり、表示キャンセル用に設定されたボタン(例えばDボタン64)を押すことで終了してもよい。
図9は第1機能部実行処理(クロノグラフ処理)S40を示すフローチャートである。
第1操作部157AのCボタン63を押したことで、第1機能部330の実行処理S40が開始されると、図9に示すように、第1機能部330はクロノグラフ機能をスタートする(S41)。
すると、第1機能部330は、指針(1/5秒クロノグラフ針)21、指針(分クロノグラフ針)71、指針(時クロノグラフ針)91の運針を開始する(S42)。具体的には、指針21が12時位置(0秒位置)から時計回りに動き出す。また、指針91は、0時間である0時位置の初期位置に移動する。なお、指針71は、通常時刻表示モードで0分である60分位置に位置しているので、その状態のままスタートする。
指針91は最大で6時間の位置まで移動する。したがって、第1機能部実行処理(クロノグラフ処理)S40は、最大で6時間計測できる。
第1機能部330は、クロノグラフ動作の停止中に、第1操作部157AのDボタン64が押されたかを判定し(S46)、S46でNoの場合、Cボタン63が押されたかを判定する(S47)。
第1機能部330は、S47でNoの場合は、S46に戻って処理を継続する。
第1機能部330は、S47でYesの場合、つまり再度Cボタン63が押された場合は、S41に戻ってクロノグラフ動作を再開する。
そして、第1機能部330は第1機能部実行処理S40を終了し、図5,6に示すように、通常時刻表示モードS1に戻る。
リューズ50を1段引き状態にすると、設定中のタイムゾーンが確認できる。制御装置300は、指針21を現在設定されているタイムゾーンの都市名および時差表示を指示する位置に移動する。
この状態で、リューズ50を正転(時計回り)に回転すると、制御装置300は、タイムゾーンの時差を「+1」して、指針21も時計回りに移動する。リューズ50を逆転(反時計回り)に回転すると、制御装置300は、タイムゾーンの時差を「−1」して、指針21も反時計回りに移動する。
このタイムゾーンの変更に伴い、制御装置300は、指針22,23の指示位置を指針21が示すタイムゾーンの時刻に変更する。
そして、リューズ50が1段引き状態では、指針91は、第4表示領域93DのDSTのON/OFFを指示する。この状態で、第1操作部157AのBボタン62を3秒以上押すと、制御装置300は、DSTのON/OFF切替処理S19を実行する。制御装置300は、DSTのON、OFFの各モードを交互に切り替える。
そして、リューズ50を0段位置まで押し込むと、DSTのON/OFF切替処理S19が終了し、通常時刻表示モードS1に戻る。
上述した本発明の実施形態における電子時計10によれば、以下の効果を奏する。
本実施形態によれば、クロノグラフ機能を実行する第1操作部157AのCボタン63およびDボタン64と、衛星信号受信機能を実行する第2操作部157BのAボタン61およびBボタン62とが、別々に設けられているので、Cボタン63およびDボタン64を操作すればクロノグラフ機能を直接実行でき、Aボタン61およびBボタン62を操作すれば測時受信および測位受信機能を直接実行できる。
また、各操作部157A,157Bは、対応する表示領域93A,93Bの近い位置に配置されているので、ユーザーは、クロノグラフ機能を実行する場合には、Cボタン63およびDボタン64を操作し、測時受信および測位受信機能を実行する場合には、Aボタン61およびBボタン62を操作すればよいことを直感的に把握できる。
さらにユーザーは、指針91が指示する各表示領域93A〜93Dを見るだけで現在実行されている機能を容易に把握でき、ユーザーが意図した機能が実行されているかを容易に確認できる。したがって、ユーザーは、多機能の電子時計10を操作性よく扱うことができ、ユーザビリティを向上できる。
したがって、ユーザーは、指針91の指示のみを確認すれば、クロノグラフ機能が実行されていること、その計測時間を把握できる。
さらに、第2表示領域93Bには測時用第2機能部310および測位用第2機能部320により受信される衛星信号の受信モードを表示する目盛(標記「TIME」、「FIX」、「OFF」)が設けられているので、ユーザーは、当該第2表示領域93Bに近い位置に設けられるAボタン61およびBボタン62を操作すれば、衛星信号受信機能が実行されることを容易に認識できる。また、第2表示領域93Bを指針が指示していれば、現在実行されている機能が衛星信号受信機能であることも容易に認識でき、また、その指針91の指示する目盛の位置を見ることで、受信モードを容易に認識できる。
その上、小窓90は、文字板11の6時側つまり文字板11の左右方向の中心に配置されているので、小窓90の右半分の領域は時計の右半分に関連し、小窓90の左半分の領域は時計の左半分に関連することをイメージしやすくできる。このため、小窓90の右側に設けられる第1表示領域93Aと第1操作部157Aとが関連し、小窓90の左側に設けられる第2表示領域93Bと第2操作部157Bとが関連することを、ユーザーは容易に把握でき、この点でもユーザビリティを向上できる。
さらに、第1操作部157Aおよび第2操作部157Bは複数のボタンを備えているので、各機能の実行や停止、キャンセルなどの複数の操作を複数のボタンを用いて実行できる。すなわち、他の操作部のボタンを用いずに、第1機能は第1操作部157Aのボタンのみで操作でき、第2機能は第2操作部157Bのボタンのみで操作できるので、各操作部157A,157Bの操作性、すなわち、ユーザビリティを向上できる。
また、電池残量を示す「F,M,E」の標記が設けられる目盛表示部93の第3表示領域93Cが、12時と6時とを結ぶ仮想線を基準とした左半分の領域に設けられている(当該仮想線を基準とした右半分の領域に設けられていない)ので、第1表示領域93Aを当該右半分の領域全域に設けることができるので、クロノグラフの目盛を認識しやすくでき、この点でもユーザビリティを向上できる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
なお、受信モードの標記「FIX、TIME,OFF」の代わりに「4+」、「1」、飛行機のマークとしてもよい。以下の各変形例でも同様に「FIX、TIME,OFF」の標記を変更してもよい。
目盛表示部93の右半分の第1表示領域93Aは、時クロノグラフ針として機能する場合の目盛であり、上記実施形態と同じである。
この変形例では、通常時刻表示中は、指針91は「OFF」を指示する。第2操作部157BのBボタン62が押下されると、第2機能部301によって衛星信号の受信処理が行われ、指針91は「TIME」、「FIX」のいずれかを指示する。第1操作部157AのCボタン63が押下されると、前記実施形態と同じくクロノグラフ機能に切り替わり、指針91は12時側の「0」を指示する。
この変形例では、指針91は、モード針として機能する場合は、受信モードのみを指示するため、3つの受信モードを指示する目盛の間隔を大きく設定でき、ユーザーは指針91がどの目盛を指示しているのかを確認しやすくなり、この点でもユーザビリティを向上できる。
この変形例においても、通常時刻表示中は、指針91は「OFF」を指示する。第2操作部157BのBボタン62が押下されると、第2機能部301によって衛星信号の受信処理が行われ、指針91は「TIME」、「FIX」、「LS.」のいずれかを指示する。第1操作部157AのCボタン63が押下されると、前記実施形態と同じくクロノグラフ機能に切り替わり、指針91は12時側の「0」を指示する。
この変形例では、受信モードに、閏秒受信モードを示す「LS.」を追加しているので、ユーザーは閏秒情報の受信中であるかを確認でき、この点でもユーザビリティを向上できる。
この変形例においても、通常時刻表示中は、指針91は「OFF」を指示する。第2操作部157BのBボタン62が押下されると、第2機能部301によって衛星信号の受信処理が行われ、指針91は「TIME」、「FIX」のいずれかを指示する。第1操作部157AのCボタン63が押下されると、前記実施形態と同じくクロノグラフ機能に切り替わり、指針91は12時側の「0」を指示する。
そして、受信結果表示処理S17では、前回の受信モードを指針91が指示し、一定時間経過後、あるいはBボタン62を再度押した場合に、指針91は前回の受信結果を第2表示領域93Bの成功(YES)、失敗(NO)を指示して示す。
この例では、第2表示領域93Bに、受信モードと受信結果の目盛を設定したので、ユーザーは1つの指針91の指示のみを確認することで、受信モードおよび受信結果を確認できる。このため、受信モードを指示する指針と、受信結果を指示する指針を別々に設けた場合に比べて、指示内容を確認しやすくなり、この点でもユーザビリティを向上できる。
これらの変形例では、通常時刻表示中は、指針91は第3表示領域93Cの電池残量を指示する。第2操作部157BのBボタン62が押下されると、第2機能部301によって衛星信号の受信処理が行われ、指針91は「TIME」、「FIX」のいずれかを指示する。第1操作部157AのCボタン63が押下されると、前記実施形態と同じくクロノグラフ機能に切り替わり、指針91は12時側の「0」を指示する。
これらの表示例によれば、上記実施形態に比べて、DSTの設定表示、すなわち、目盛表示部93に第4表示領域93Dが設けられていないため、指針91の指示を確認しやすく、ユーザビリティを向上できる。
この変形例によれば、電池残量(電池電圧)をレベルを意味するL0〜L2で表示し、受信モードを4つ以上の衛星信号を受信する測位モード、1つの衛星信号でよい測時モード、受信を禁止する飛行機の機内モードを表示することで、ユーザーによっては理解しやすい場合があり、ユーザビリティを向上できる場合もある。
なお、目盛表示部93の右半分の第1表示領域93Aは、時クロノグラフ針として機能する場合の目盛であり、上記実施形態と同じである。
この変形例では、通常時刻表示中は、指針91は第5表示領域93Eの「S、M、T、W,T,F、S」のいずれかを指示する。第2操作部157BのBボタン62が押下されると、第2機能部301によって衛星信号の受信処理が行われ、指針91は「TIME」、「FIX」のいずれかを指示する。第1操作部157AのCボタン63が押下されると、前記実施形態と同じくクロノグラフ機能に切り替わり、指針91は12時側の「0」を指示する。
この表示例によれば、曜日を指針91で指示できるので、ユーザビリティを向上できる。
なお、目盛表示部93の右半分の第1表示領域93Aは、時クロノグラフ針として機能する場合の目盛であり、上記実施形態と同じである。
この変形例では、通常時刻表示中は、指針91は第3表示領域93Cの電池残量を指示する。第2操作部157BのBボタン62が押下されると、第5表示領域93Eの「S、M、T、W,T,F、S」のいずれかを指針91が指示する。第1操作部157AのCボタン63が押下されると、前記実施形態と同じくクロノグラフ機能に切り替わり、指針91は12時側の「0」を指示する。
この表示例によれば、曜日を指針91で指示できるので、ユーザビリティを向上できる。
なお、目盛表示部93の右半分の第1表示領域93Aは、時クロノグラフ針として機能する場合の目盛であり、上記実施形態と同じである。
この変形例では、通常時刻表示中は、指針91は第5表示領域93E1の「S、M、T、W,T,F、S」のいずれかを指示する。第2操作部157BのBボタン62が押下されると、第2機能部301によって衛星信号の受信処理が行われ、指針91は「TIME」、「FIX」のいずれかを指示する。第1操作部157AのCボタン63が押下されると、前記実施形態と同じくクロノグラフ機能に切り替わり、指針91は12時側の「0」を指示する。
この表示例によれば、上記図13(A)の表示例に比べて、第5表示領域93E1が目盛表示部93の外周、すなわち文字板11に設けられているので、指示する目盛の間隔を大きく設定でき、ユーザーは指針91がどの目盛を指示しているのかを確認しやすく、ユーザビリティを向上できる。
また、当該変形例では、クロノグラフ機能がカウントダウンタイマー機能に変更されている点のみ上記実施形態と異なるので、各種ボタン61〜64が操作されると上記実施形態と同様に指針91が駆動される。
この例では、第1機能部330をカウントダウンタイマーとして機能させることができるので、残り時間を計測する場合に利便性が高い。なお、この例では、計測時間を最大30分としたが、これに限られない。例えば、目盛表示部93の構成を図2の右半分と同一とし、最大6時間のカウントダウンタイマーとして機能させてもよい。これによれば、指針91は、1時間が経過する度に反時計回りに−1目盛分移動するので、より長い時間のカウントダウンタイマーとして利用でき、この点でもユーザビリティを向上できる。
要するに、測時用第2機能部310、測位用第2機能部320は、測時受信、測位受信の機能であるが、第1機能部330はそれ以外の機能を実行できるものであればよい。さらに、受信機能以外の機能は複数設定してもよい。例えば、前記実施形態や変形例のように、クロノグラフ機能を実行する第1機能部330に加えて、電池残量表示機能や、温度計、高度計、脈拍計などの測定機能を第4機能部として設けてもよいし、さらに他の機能を第5機能部として設けてもよい。
ただし、クロノグラフ機能の操作性を考慮した場合、通常、時計は左腕に装着されて使用されるので、前記実施形態の各表示領域の配置が最も望ましい。
また、操作部としては、1つのボタンの押す時間を変えることで各機能部を選択してもよい。例えば、Bボタン62を第1設定時間(例えば3秒以上、6秒未満)押すと測時用第2機能部310が実行され、第2設定時間(例えば6秒以上)押すと測位用第2機能部320が実行されるように構成してもよい。要するに、各機能を実行する各操作部と当該各機能の内容が表示される表示領域とが関連していればよい。
このボタン数は、機能部の数と電子時計10のデザインなどを考慮して設定すればよい。
また、各表示領域93A〜93Dは、同じ指針91で指示できればよいので、上記実施形態のように同一円周上に配置されるものに限らず、指針91の回転軸から各表示領域93A〜93Dまでの距離(半径)を異ならせてもよい。
なお、上記実施形態において、各小窓70,80,90の位置はこれに限られず、それぞれが異なる位置に設けられていてもよい。
Claims (6)
- 第1機能に関する表示を行う第1表示領域と、
第2機能に関する表示を行う第2表示領域と、
前記第2表示領域より前記第1表示領域に近い位置に配置され、前記第1機能に関する操作を行う第1操作部と、
前記第1表示領域より前記第2表示領域に近い位置に配置され、前記第2機能に関する操作を行う第2操作部と、
前記第1機能が実行されている際に前記第1表示領域を指示し、前記第2機能が実行されている際に前記第2表示領域を指示する指針と、を有する
ことを特徴とする時計。 - 請求項1に記載の時計において、
前記第1機能は、前記第1操作部の操作に基づいて実行される時間計測機能であり、
前記第1表示領域には、前記時間計測機能により計測される計測時間を示す目盛が設けられ、
前記指針は、前記第1機能が実行されている際に前記第1表示領域の目盛を指示することにより前記計測時間を表示する
ことを特徴とする時計。 - 請求項1または請求項2に記載の時計において、
衛星信号を受信する受信手段を有し、
前記第2機能は、前記第2操作部の操作に基づいて実行される前記衛星信号の受信機能であり、
前記第2表示領域には、前記衛星信号の受信状態を示す目盛が設けられ、
前記指針は、前記第2機能が実行されている際に前記第2表示領域の目盛を指示することにより前記受信状態を表示する
ことを特徴とする時計。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の時計において、
円環状の表示領域を有し、
前記第1表示領域は、平面視で前記円環状の表示領域の右半分の領域に配置され、
前記第2表示領域は、平面視で前記円環状の表示領域の左半分の領域に配置され、
前記第1操作部は、平面視で時計ケースの右側に配置され、
前記第2操作部は、平面視で前記時計ケースの左側に配置される
ことを特徴とする時計。 - 請求項4に記載の時計において、
小窓を有する文字板を備え、
前記円環状の表示領域は、前記小窓に設けられ、
前記第1操作部および前記第2操作部は、それぞれ複数のボタンを備える
ことを特徴とする時計。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載の時計において、
第3機能に関する表示を行う第3表示領域を有し、
前記指針は、前記第1機能が実行されている際に前記第1表示領域を指示し、前記第2機能が実行されている際に前記第2表示領域を指示し、前記第3機能が実行されている際に前記第3表示領域を指示する
ことを特徴とする時計。
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