JP2012211865A - 時計 - Google Patents

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Takashi Ihara
隆史 伊原
Shoichiro Morita
翔一郎 森田
Akihiko Kuroda
昭彦 黒田
Masashi Oki
雅史 大木
Kaori Aoba
香 青葉
Junichi Nishikawa
純一 西川
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Abstract

【課題】
文字板面の指標の増加を軽減しつつ、指標に正確な位置精度を要する時刻表示などに対しては位置精度が高い時刻指標を行うことができる可動文字板付きの時計を提供することである。
【解決手段】
本発明は時刻表示領域に正確な位置精度を要する時刻表示を行う第1指標部が設けられた第1文字板と、第1文字板の上に配置されるとともに、第1指標部を露呈するための窓穴を有する第2文字板と、第2指標部を有するとともに、第1文字板と第2文字板の間で複数の停止位置に移動可能な第3文字板を有し、複数の停止位置の少なくとも一つでは窓穴から第3文字板の第2指標部が露呈し、他の停止位置では窓穴から第1文字板の第1指標部が露呈するように前記文字板駆動部を制御する。
【選択図】 図1−1

Description

本発明は、文字板上の指標を指針で指し示すことにより、時刻、温度、湿度、天気、カレンダー、2次電池充電量、電波時計の受信結果等のセンサ情報や計時情報等を切り換え表示するものに関し、特に表示する情報に合わせて文字板上の時字や目盛などの指標を変化させるものに関する。
従来の多機能表示時計は、計時情報として例えば時刻、ストップウオッチ等の計測時間、日付や曜日等のカレンダー情報、センサからの温度、湿度、気圧や天候情報等を表示するものがあったが、上記従来の多機能表示時計は、その時計が有する機能に合わせて文字板面にそれぞれの機能に合う多数の指標を複数常時混在して配置しているため、指針がどの情報を指示しているのか、または通常の時刻を指示しているのかを瞬時に見分けることが困難であった。しかも多数の指標が混在しているので読取りにくくり、さらに、表示する情報の種類が増加するに伴って文字板面の指標がますます混雑してくるという問題があった。
この問題に対して特許文献1〜特許文献3のように固定された文字板と可動する文字板の2つを組み合わせて文字板面の指標の混雑を軽減する提案がされている。
特許第3027700号公報(図14〜図17、段落0018〜段落0024) 特許第3096217号公報 特開2011−27618号公報(図1〜図5、段落0016〜段落0031)
しかしながら、特許文献1の図14〜図17のような仕組みでは、可動する第2文字板48はモータから歯車などの伝達機構を経て動力が伝達されるため、伝達機構のバックラッシによって第2文字板48の停止位置が常に定位置にはならず、固定された第1文字板46の指標との位置関係に誤差が生じやすい。この場合、指針と指標との位置関係を見ると、指針は一方の文字板の指標との位置関係は良くても、他方の文字板の指標との位置関係がずれるという問題があった。
そのため、天気を現す指標などのように、一つ一つの指標同士の間隔が広くて、あまり位置精度を要しない表示指標の場合は指針と指標の関係は問題なかったが、表示指標と指針との位置関係に正確な位置精度を要する時刻表示などの場合は、満足な表示を行うことは困難であった。
時刻表示の場合は、固定した文字板の指標のみを使う例が特許文献1の図6〜図9に記載されているが、この場合は可動する文字板が時刻表示領域の外側、つまりケース領域に退避する構造なので、退避位置を確保する分だけ時計が大型化してしまう問題があった。
上記の問題は、特許文献2においても同様であった。
また特許文献3においても、開口部61〜66を有する文字板5の下に、標章を有する回転板21を配置し、回転板21を回転させて所定位置で停止させることによって、開口部61〜66から回転板21の標章を露出させる技術が記載されている。しかしこの場合も前述と同様に、輪列機構25を使って回転板21を駆動するので、バックラッシの影響によって回転板21の停止位置を常に定位置にすることができなかったため、同様の問題があった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、その目的は多機能表示時計において、文字板面の指標の増加を軽減しつつ、指標に正確な位置精度を要する時刻表示などに対しては位置精度が高い時刻指標を行うことができる可動文字板付きの時計を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、
指針によって時刻とその他の情報を切替えて表示する時計において、
時刻表示領域に第1指標部が設けられた第1文字板と、
前記第1文字板の上に配置されるとともに、前記第1指標部を露呈するための窓穴を有する第2文字板と、
第2指標部を有するとともに、前記第1文字板と前記第2文字板の間で複数の停止位置に移動可能な第3文字板と、
前記第3文字板を複数の停止位置のうちの一つの停止位置に移動させるための文字板駆動部と、
前記複数の停止位置の少なくとも一つでは前記窓穴から前記第3文字板の前記第2指標部が露呈し、
他の停止位置の少なくとも一つでは前記窓穴から前記第1文字板の第1指標部が露呈するように前記文字板駆動部を制御する制御部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、指標に正確な位置精度を要する時刻表示を行う場合は、可動する文字板の下側に配置した第1文字板の表示指標を用いることで、可動する文字板を使用したときに生じるバックラッシなどの誤差要因を除外できるので、指針と文字板の指標との関係は、正確な位置精度を実現することが可能となる。
実施例1に係る多機能表示時計を示す平面図である。 実施例1に係る多機能表示時計のブロック図である。 実施例1に係る多機能表示時計の断面図である。 図1−2に示す3つの文字板を示す平面図である。 図1−1に示す多機能時計の表示状態を切り替えたときの平面図である。 実施例2に係る多機能表示時計を示す平面図である。 実施例3に係る多機能表示時計を示す平面図である。 実施例4に係る多機能表示時計を示す平面図である。 実施例5に係る多機能表示時計を示す平面図である。 実施例5に係る多機能表示時計の第3文字板の位置を示す平面図である。 実施例5に係る多機能表示時計の3つの文字板を示す平面図である。 実施例6に係る多機能表示時計を示す平面図である。 実施例6に係る多機能表示時計の第3文字板の位置を示す平面図である。 実施例6に係る多機能表示時計の各文字板を示す平面図である。 実施例6に係る多機能表示時計の第1、第2文字板を省略した平面図である。 実施例6に係る多機能時計の文字板歯車の構成を示した平面図である。 実施例6に係るカレンダー表示モードの多機能時計の文字板歯車の構成を示した要部断面図である。 実施例6に係る都市受信表示モードの多機能時計の文字板歯車の構成を示した要部平面図である。 実施例6に係る多機能時計の文字板歯車の構成を示した要部平面図である。 実施例6に係る多機能時計の文字板歯車の構成を示した要部平面図である。 実施例6の効果を説明するための比較例である文字板歯車の構成を示した平面図である。
以下図面により本発明の実施形態を詳述する。
実施例1に係る多機能表示時計は、時刻を表示する時刻表示モードと2次電池の充電量を表示する充電表示モードと標準時刻を載せた電波信号を受信したときの受信状態を表示する受信表示モードを有する多機能時計である。
図1−1は実施例1に係る多機能表示時計を示す平面図、図1−2は本発明の実施例1に係る多機能表示時計のブロック図、図1−3は本発明の実施例1に係る多機能表示時計の断面図、図1−4は3つの文字板を示す平面図、図1−5は図1−1に示す多機能時計の各モードの平面図と各モード時の第3文字板1−17の回転位置を示した平面図である。
なお、各実施例の図において、図面をわかりやすくするために、指針を省略した時計の図面を用いる場合がある。
図1−1において1−1はケースであり、その正面中央には窓部1−2が設けられており、この窓部1−2内が時刻等を表示する表示領域1−3となっている。この表示領域1−3内には、第2文字板1−10と、第2文字板1−10に設けられた文字板窓部1−12を通して視認される第1文字板1−11と、時針1−7、分針1−8、秒針1−9、入力手段としてのプッシュボタン(以下、PBと省略する。)1−4、PB1−5、リューズ1−6が設けられている。
図1−3に示したように第1文字板1−11と第2文字板1−10の間には、回転可能な第3文字板1−17が配置されており、第3文字板1−17は第1文字板1−11と第2文字板1−10とで挟まれた間の空間で回転可能に配置されている。
1−13は時針1−7を駆動するための時歯車、1−14は分針1−8を駆動するための分歯車、1−15は秒針1−9を駆動するための秒歯車、1−16は第3文字板1−17を駆動するための文字板歯車であり、地板1−27などによって回転可能に支持されている。
図1−1の状態においては文字板窓部1−12と第3文字板1−17に設けられた、後述の切り欠き部1−22を通して第1文字板1−11が視認できるようになっている。また第1文字板1−11と第2文字板1−10は、図示しない固定用支柱を有しており、それが地板1−27に固定されており、互いの位置関係は常に一定に保たれており、変化することはない。
実施例1の時計は、図1−1に示すPB1−4を操作する毎に第3文字板1−17が回転し、現在時刻を表示する時刻表示モード、2次電池の充電量を表示する充電表示モード
、電波時計機能で受信した結果を表示する受信表示モードの3モードを順番に切り替えることが出来る。
次に各文字板の構造を図1−4を用いて説明する。
第2文字板1−10は、図1−4(a)に示すように第2文字板1−10より下面側(図面奥側)に配置される第1文字板1−11と第3文字板1−17を視認するための文字板窓部1−12と時刻表示用の指標を有しており、前述のように図示しない固定用支柱で地板1−27に固定されている。
第1文字板1−11は図1−4(c)に示すように時刻表示指標1−24を有しており、前述のように図示しない固定用支柱で地板1−27に固定されている。
第3文字板1−17は図1−4(b)に示すように充電表示モードで使用する充電表示指標1−25、受信表示モードで使用する受信表示指標1−26、時刻表示モードのときに第1文字板1−11を視認させるための切り欠き部1−22を有している。第3文字板1−17は地板1−27とは固定されず、文字板歯車1−16を介して動くように構成されている。
次に図1−2に基づき、実施例1に係る多機能表示時計のブロック図を説明する。なおすでに説明した構成についてはその説明を省略する。図において、1−25は時歯車1−13を回転駆動するための時モータ、1−18は分歯車1−14を回転駆動するための分モータ、1−19は秒歯車1−15を回転駆動するための秒モータ、1−20は文字板歯車1−16を回転駆動するための文字板モータである。1−21は、PB1−4、PB1−5、リューズ1−6からの信号などに基づいて、上記各モータの動作を適宜駆動するための駆動制御信号を出力する制御部である。
上記構成からなる実施例1の表示切換動作について説明する。
本実施例1において、時計はPB1−4が操作されて信号が制御部1−21に入力されることにより、制御部1−21が文字板モータ1−20に駆動制御信号を出力し、文字板歯車1−16を介して第3文字板1−17を時計回りに回転させ、文字板窓部1−12を介して視認される表示指標を各モードに合わせて変更できるようになっている。
次に各モードの表示状態について図1−5を用いて説明を行う。図1−5は、時刻表示モード、充電表示モード、受信表示モードのときの第2文字板1−10と第3文字板1−17との位置関係を対応させて表した平面図である。
時刻表示モードにおいては、図1−5(a)に示す表示状態となり、制御部1−21からの駆動制御信号によって、図示しない時針1−7で現在時刻の時、分針1−8で現在時刻の分、秒針1−9で現在時刻の秒を表示するように動作する。
このとき、第3文字板1−17の位置は図1−5(d)のような位置となり、文字板窓部1−12の直下に切り欠き部1−22が位置するため、文字板窓部1−12からは第1文字板1−11の時刻表示指標1−24が視認できる。
第2文字板1−10と第1文字板1−11の文字板窓部1−12で視認される時刻表示指標1−24の許容される相対誤差角度は1目盛りが6度であることから、望ましくは1目盛りの1/4の精度が無いと視認が困難であることから、±1.25度の位置精度が必要となる。この場合、第2文字板1−10と第1文字板1−11は前述の通り地板1−2
7に固定されており、設計上この精度を十分満足させるための2枚の文字板固定構造を実現するのは十分に可能なので、実施例1の時刻表示モードにおいては、一枚の固定文字板を使用しているときと同じ感覚で時刻を読み取ることができる。
なお、第1指標部となる第1文字板1−11の時刻表示指標1−24の目盛間隔は、秒針1−9の最小ステップに対応している。
次に充電表示モードにおいては、図1−5(b)に示す表示状態となり、図示しない時針1−7で現在時刻の時、分針1−8で現在時刻の分、秒針1−9で時計の2次電池の充電量の表示を行う。
このとき、PB1−4を操作して充電表示モードにすると、制御部1−21からの駆動制御信号によって文字板モータ1−20を駆動し、文字板歯車1−16を介して第3文字板1−17を回転させることにより、第3文字板1−17の位置は図1−5(e)のような位置となり、文字板窓部1−12の直下に充電表示指標1−25が位置し、文字板窓部1−12からは第3文字板1−17の充電表示指標1−25が視認できる。
2次電池の充電量の具体的な表示は次の通りである。2次電池の充電量が充分に充電されている場合は、図示しない秒針1−9が充電表示指標1−25のH表示を指し示す位置に移動する。また2次電池の充電量が全体の半分程度充電されている場合は、秒針1−9が充電表示指標1−25のM表示を指し示す位置に移動する。さらに2次電池の充電量がほとんど無い場合は、秒針1−9が充電表示指標1−25のL表示を指し示す位置に移動する。それぞれ秒針1−9は制御部からの駆動制御信号により秒モータ1−19を駆動し、秒歯車1−15を介して秒針1−9を適宜適切な位置に動かしている。
第2文字板1−10と文字板窓部1−12で視認される充電表示指標1−25の許容される相対誤差角度は1目盛りが30度であり、望ましくは1メモリの1/4の精度が無いと視認が困難であることから、少なくとも±7.25度の位置精度が必要となる。この場合、2次電池の充電表示指標1−25を設けた第3文字板1−17は、文字板歯車などの輪列を介して回転し、輪列によるバックラッシの影響を受けるため、固定された第2文字板との相対的な位置精度は時刻表示モードで使用した第1文字板よりは落ちるが、充電表示指標1−25のH、M、L同士の配置間隔が時刻表示指標1−24よりも粗く、つまり目盛間隔が異なっており、要求される位置精度が時刻表示モードのときよりも低いので、2次電池の充電表示指標1−25に対して十分な位置精度を保って秒針1−9を位置させることができる。
次に受信表示モードにおいては、図1−5(C)に示す表示状態となり、図示しない時針1−7で現在時刻の時、分針1−8で現在時刻の分、秒針1−9で時計の前回受信した受信結果の表示を行う。
前述の充電表示モードのときと同様に、PB1−4を操作して受信表示モードにすると、第3文字板1−17の位置は図1−5(f)のような位置となり、文字板窓部1−12の直下に受信表示指標1−26が位置し、文字板窓部1−12からは第3文字板1−17の受信表示指標1−26が視認できる。
受信結果の具体的な表示は次の通りである。電波時計機能によって前回受信した受信状況が良好で、正確に時刻情報が受信された場合は、秒針1−9で受信表示指標1−26のH表示を指し示す。ノイズなどがある受信環境で時刻情報を受信したため、必ずしも正確ではない時刻情報が受信された場合は、秒針1−9で受信表示指標1−26のM表示を指し示す。ノイズなどがかなり多い受信環境で時刻情報を受信したため、正確ではないと判
断される時刻情報が受信された場合は、秒針1−9で受信表示指標1−26のL表示を指し示す。ノイズなどにより時刻情報が受信できなかった場合は秒針1−9で受信表示指標1−26のNO表示を指し示すように制御部が適宜秒針を制御している。
第2文字板1−10と文字板窓部1−12で視認される充電表示指標1−26の許容される相対誤差角度は1メモリが20度であり、望ましくは1メモリの1/4の精度が無いと視認が困難であることから、少なくとも±5度の位置精度が必要となる。前述の充電表示モードと同じように、この場合も受信表示指標1−26を設けた第3文字板1−17は、文字板歯車1−16などの輪列を介して回転し、輪列によるバックラッシの影響を受けるため、固定された第2文字板との相対的な位置精度は時刻表示モードで使用した第1文字板よりは落ちるが、受信表示指標1−26のH、M、L、NO同士の配置間隔が時刻表示指標1−24よりも粗く、要求される位置精度が時刻表示モードのときよりも低いので、受信表示指標1−26のH、M、L、NOに対して十分な位置精度を保って秒針1−9を移動させることができる。
なお、第2指標部となる第3文字板1−17の受信表示指標1−26のH、M、L、NOの目盛間隔は、秒針1−9の複数ステップに対応している。
本実施例1では、第2文字板1−10と文字板窓部1−12で視認される表示指標の許容される相対誤差角度の位置精度が最も要求されるモードは時刻表示モードであるが、時刻表示モードで使用する第1文字板1−11と第2文字板1−10の位置は固定されており、互いの位置関係がずれることはないため、バックラッシなどの不安定要因による位置ずれは発生しない。
一方、第2文字板1−10と文字板窓部1−12で視認される表示指標の許容される相対誤差角度の位置精度は受信表示モードの±5度の位置精度までが許容値となるが、それに対しても識別して十分認識できる表示を達成することができる。
以上に説明したように、本実施例1によれば、指標に正確な位置精度を要する時刻表示を行う場合は、固定された第1文字板1−11と第2文字板1−12の表示指標を用いることで、バックラッシなどの誤差要因を除外でき、正確な位置精度を実現することにより、多機能表示時計において文字板面の指標の混雑を軽減しつつ、指標に正確な位置精度を要する時刻表示などに対しては位置精度が高い時刻指標を行う時計を提供することができる。
次に実施例2について説明する。
実施例2に係る多機能表示時計は、時刻を表示する時刻表示モードと標準時刻を載せた電波信号を受信したときの受信状態を表示する受信表示モードを有する。
図2は本発明の実施例1を応用した実施例2に係る多機能表示時計を示す平面図であり、図において実施例1に記載しているケース、時針、分針、秒針は省略している。なお、ブロック図は実施例1の図1−2と同様なので、その説明は省略する。その他の構成で、実施例1と同じものは図示するがその説明は省略する。なお、以下の実施例でも省略の仕方は同様とする。
図2(a)は時刻表示モードを示す平面図であり、図2(b)は受信表示モードを示す平面図であり、実施例1と同一の働きをするものには同一の符号を設けて説明は省略する。
図2において、第1文字板1−11、第2文字板1−10と、第3文字板2−17(a)、2−17(b)との上下位置関係は、実施例1と同様である。
上記構成からなる実施例2の表示切換動作について説明する。本実施例の一番の特徴は、第3文字板を2枚で構成した点である。
本実施例において、本時計は現在時刻を表示する時刻表示モードと電波を受信した受信結果を表示する受信表示モードを備え、前述の実施例1と同様にPB1−4が操作されて信号が制御部1−21に入力されることにより、制御部1−21が文字板モータ1−20に駆動制御信号を出力し、文字板歯車1−16を介して第3文字板2−17(a)と第3文字板2−17(b)を回転させ、文字板窓部1−12を介して視認される表示指標が各モードに合わせて変更される。
ここで第3文字板2−17(a)と第3文字板2−17(b)は、6個の歯車で構成された環状輪列のうち、その回転方向が逆方向となる2つの歯車にそれぞれ固定されている。6個の歯車のうちの一つには、図1−2に示した文字板モータ1−20から回転が伝達されて、第3文字板2−17(a)と第3文字板2−17(b)が固定された歯車の回転方向は、互いに常に逆方向の回転となる。
次に各モードの表示状態について図2を用いて説明を行う。
時刻表示モードにおいては図2(a)に示す表示状態となり、図示しない時針、分針、秒針で現在時刻を表示する。
第3文字板2−17(a)、第3文字板2−17(b)の位置は図2(a)のように文字板窓部1−12にかからないように、第2文字板1−10によって隠れるように位置するため、文字板窓部1−12からは第1文字板1−11の時刻表示指標1−24が視認できる。
次にPB1−4が操作されて受信表示モードになると、図2(b)に示す表示状態となる。
第3文字板2−17(a)と第3文字板2−17(b)は、図2(b)のように文字板窓部1−12の直下に移動して、受信表示指標1−26(a)、受信表示指標1−26(b)が露呈するため、文字板窓部1−12からは第3文字板2−17(a)の受信表示指標2−26(a)、第3文字板2−17(b)の受信表示指標2−26(b)が視認できる。
そして前回受信した受信結果に応じて、図示しない秒針が受信表示指標2−26(a)、(b)の対応する位置を指し示すようになっている。
以上に説明したように、本実施例2によれば、実施例1と同様に多機能表示時計において文字板面の指標の混雑を軽減しつつ、指標に正確な位置精度を要する時刻表示などに対しては位置精度が高い時刻指標を行う時計を提供することができる。
次に実施例3について説明する。
実施例3に係る多機能表示時計は時刻を表示する時刻表示モードと2次電池の充電残量と標準時刻を載せた電波信号を受信したときの受信状態を表示する充電受信表示モードを
有する。前述の実施例と異なるのは、文字板窓部を2つ設けた点と、第3文字板の形状が、図3(c)に示したように、2つの文字板窓部に合わせた形状になっている点である。
図3(a)は時刻表示モードを示す平面図であり、図3(b)は2次電池の充電量の表示と電波時計などの受信した結果を表示する充電受信表示モード示す平面図である。
図3において第3文字板3−17は実施例1の第3文字板1−17と同一の働きを行い、第1文字板1−11、第2文字板1−10との位置関係も実施例1と同様である。
また、第2文字板1−10は2つの文字板窓部3−12(a)、文字板窓部3−12(b)を有し、複数の文字板窓部で視認される表示指標が各モードに合わせて変更できるようになっている。
上記構成からなる実施例3の表示切換動作について説明する。
本実施例において、PB1−4が操作されて信号が制御部1−21に入力されることにより、制御部1−21が文字板モータ1−20に駆動制御信号を出力し、文字板歯車1−16を介して第3文字板3−17を回転させ、文字板窓部3−12(a)、文字板窓部3−12(b)を介して視認される表示指標を各モードに合わせて変更できるようになっている。
次に各モードの表示状態について図3を用いて説明を行う。
時刻表示モードにおいては図3(a)に示す表示状態となり、図示しない時針1−7で現在時刻の時、分針1−8で現在時刻の分、秒針1−9で現在時刻の秒を表示する。第3文字板3−17の位置は図3(a)のように文字板窓部3−12(a)、文字板窓部3−12(b)にかからないように、第2文字板1−10によって隠れるように位置するため、文字板窓部1−12(a)からは第1文字板1−11の時刻表示指標3−24(a)、文字板窓部1−12(b)からは第1文字板1−11の時刻表示指標3−24(b)が視認できる。
充電受信表示モードにおいては図3(b)に示す表示状態となり、図示しない時針1−7で現在時刻の時、分針1−8で2次電池充電量、秒針1−9で前回受信した受信結果の表示を行う。
第3文字板3−17の位置は図3(b)のように文字板窓部3−12(a)の直下に受信表示指標1−25、文字板窓部3−12(b)の直下に充電表示指標1−26が位置するため、文字板窓部3−12(a)からは第3文字板3−17の受信表示指標1−25、文字板窓部3−12(b)からは充電表示指標1−26が視認できる。
以上に説明したように、本実施例3によれば、実施例1と同様に多機能表示時計において文字板面の指標の混雑を軽減しつつ、指標に正確な位置精度を要する時刻表示などに対しては位置精度が高い時刻指標を行う時計を提供することができる。
なお、実施例3では2次電池の充電残量と受信状態を表す指標を同時に表示させるモードを示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、この多機能表示時計が電波受信機能を有する場合は、第3文字板3−17の一方の指標に受信した受信局を示す指標を設け、他方には受信状態を表す指標を設けてもよい。
また、この多機能表示時計が充電機能を有する場合は、第3文字板3−17の一方の指
標に充電残量を示す指標を設け、他方には発電量を表す指標を設けてもよい。
但し、どのような情報を同時に表示する場合であっても、情報の切替りが一番速い情報を表示するための指針は、秒針で表す方が追従性の面で有利である。
次に実施例4について説明する。
実施例4に係る多機能表示時計は時刻を表示する時刻表示モードと、2次電池の充電量と標準時刻を載せた電波信号を受信したときの受信状態を表示する充電受信表示モードを有する。実施例4は実施例3と同様に2つの文字板窓部を有する点では同じであるが、前述の実施例3と異なるのは、第3文字板の形状が、図4(c)に示したように、半円形状である。そして、第3文字板の一方の指標が一方の文字板窓部に露出しているときに、他方の文字板窓部からは第1文字板の指標を露出するようにしている。以下で詳しく説明する。
図4において、図4(a)は時刻表示モードを示す平面図であり、図4(b)は充電受信表示モードを示す平面図であり、実施例1、実施例3と同一の働きをするものには同一の符号を設けて説明は省略する。
図4において第3文字板4−17は実施例1の第3文字板1−17と同様に第1文字板1−11、第2文字板1−10との間で回転可能に配置されている。第3文字板4−17には図4(c)に示すように充電表示指標1−25と、機能的指標ではないロゴマーク4−23を有している。
また、第2文字板1−10は2つの文字板窓部3−12(a)、3−12(b)を有し、複数の文字板窓部で視認される表示指標が各モードに合わせてそれぞれの文字板窓部に表示できるようになっている。
上記構成からなる実施例4の表示切換動作について説明する。本実施例において、本時計は現在時刻を表示する時刻表示モードと、時計の2次電池の充電量と電波を受信した受信結果を表示する充電受信表示モードを備え、PB1−4が操作されると、前述の実施例1と同様に、文字板歯車1−16を介して第3文字板4−17が回転し、文字板窓部3−12(a)、文字板窓部3−12(b)を介して視認される表示指標が各モードに合わせて変更される。
次に各モードの表示状態について図4を用いて説明を行う。
時刻表示モードにおいては図4(a)に示す表示状態となり、図示しない時針で現在時刻の時、分針で現在時刻の分、秒針で現在時刻の秒を表示する。
第3文字板4−17の位置は図3(a)のように文字板窓部3−12(a)の直下に位置精度を必要としないロゴマーク4−23の部分が位置し、文字板窓部3−12(b)の直下には第3文字板4−17が位置しないため、文字板窓部3−12(b)からは第1文字板1−11の時刻表示指標1−24が、文字板窓部3−12(a)からはロゴマーク4−23が視認できる。
充電受信表示モードにおいては図4(b)に示す表示状態となり、図示しない時針で現在時刻の時、分針で時計の電池充電量、秒針で前回受信した受信結果の表示を行う。
第3文字板4−17の位置は図4(b)のように文字板窓部3−12(b)の直下に充電表示指標1−25が露出するが、文字板窓部3−12(a)の直下には第3文字板4−17が位置せず、文字板窓部3−12(a)からは第1文字板1−11の受信表示指標4−26が視認できる。充電受信表示モードにおける受信表示指標1−26と秒針、充電表示指標1−25と分針の動作は前述の実施例と同様であるため説明は省略する。
次に実施例5について説明する。
実施例5に係る多機能表示時計は、時刻を表示する時刻表示モードと、2次電池の充電量と30分計のクロノグラフ計測が可能な充電クロノ表示モードと、最大20分のタイマー計測と24時間表示が可能なタイマー24H表示モードとを有する。
図5−1は本発明の実施例5に係る多機能表示時計を示す平面図で、図5−2は実施例5に係る多機能表示時計の第3文字板の位置を示す平面図、図5−3は実施例5に係る多機能表示時計の3つの文字板を示す平面図である。
図5−1(a)は充電クロノ表示モードを示す図であり、図5−1(b)はタイマー24H表示モードを示す図である。図5−2(a)は充電クロノ表示モード時の第3文字板5−17(a)と第3文字板5−17(b)の配置関係を分かりやすく見せるために時針1−7、分針1−8、秒針1−9、第4針5−8、第5針5−9、第2文字板1−10を省略した図である。図5−2(b)はタイマー24H表示モード時の第3文字板5−17(a)と第3文字板5−17(b)の配置関係を分かりやすく見せるために時針1−7、分針1−8、秒針1−9、第4針5−8、第5針5−9、第2文字板1−10を省略した図であり、実施例1と同一の働きをするものには同一の符号を設けて説明は省略する。
また、時計動作としてはPB1−4を操作する毎に第3文字板5−17(a)、第3文字板5−17(b)が回転し、充電クロノ表示モードとタイマー24H表示モードとを交互に切り替えることが出来る。
第2文字板5−10は図5−1〜図5−2に示すように、第2文字板5−10より下面側に配置した第1文字板5−11、第3文字板5−17(a)、第3文字板5−17(b)を視認させるための文字板窓部5−12(a)、文字板窓部5−12(b)、文字板窓部5−12(c)、文字板窓部5−12(d)を有しており、地板1−27と固定されている。
第1文字板5−11はタイマー表示指標5−1、タイマーモード表示指標5−2、クロノ表示指標5−3、クロノモード表示指標5−7を有しており、地板1−27と固定されている。
第3文字板5−17(a)は24H表示指標5−4(a)、24Hモード表示指標5−5、充電表示指標5−6(b)を有し、3文字板5−17(b)は24H表示指標5−4(b)、充電モード表示指標5−8、充電表示指標5−6(a)を有しており、制御部1−21から文字板モータ1−20、文字板歯車1−16を介して動かすことが出来る。
なお、本実施例5においても、第3文字板を移動させるための輪列構造は実施例2と同様な6個の歯車で構成された環状輪列で構成されており、6個の歯車のうちの一つには、図1−2に示した文字板モータ1−20から回転が伝達されて第3文字板を移動させている。
上記構成からなる実施例5の表示切換動作について説明する。
本実施例において、本時計はPB1−4が操作されて信号が制御部1−21に入力されることにより、制御部1−21が文字板モータ1−20に駆動制御信号を出力する。例えば、充電クロノ表示モードからタイマー24H表示モードへ移行する場合、文字板歯車1−16を介して第3文字板5−17(a)は反時計回りに、第3文字板5−17(b)は時計回りに回転する。輪列構造は、前述の実施例2と同様の構造を有している。また、タイマー24H表示モードから充電クロノ表示モードへ移行する場合、文字板歯車1−16を介して第3文字板5−17(a)は時計回りに、第3文字板5−17(b)は反時計回りに回転し、文字板窓部5−12(a)、文字板窓部5−12(b)、文字板窓部5−12(c)、文字板窓部5−12(d)を介して視認される表示指標が各モードに合わせて変更される。
次に各モードの表示状態について図5−1を用いて説明を行う。例えば、タイマー24H表示モードから充電クロノ表示モードに切替った状態においては図5−1(a)に示す表示状態となる。
第3文字板5−17(a)と第3文字板5−17(b)の位置は、図5−2(a)のように、文字板窓部5−12(a)には充電モード表示指標5−8が位置して表示され、以下同様に文字板窓部5−12(b)には充電表示指標5−6(a)と充電表示指標5−6(b)が、文字板窓部5−12(c)にはクロノ表示指標5−3が、文字板窓部6−12(d)にはクロノモード表示指標5−7が位置して表示される。
また、タイマー24H表示モードから充電クロノ表示モードへ移行すると、時針1−7は現在時刻の時、分針は現在時刻の分を表示し、秒針1−9は0秒位置に移動して、クロノグラフ動作のスタート待機状態になる。
さらに、第5針5−9はクロノ分を表示するために文字板窓部5−12(c)のクロノ表示指標5−3の0位置に移動してクロノグラフ動作のスタート待機状態になる。第4針5−8は2次電池の充電残量を表示するために文字板窓部5−12(b)の充電表示指標5−6(a)、充電表示指標5−6(b)の領域に移動し、2次電池の充電量に応じて、該当する指標位置を指し示す。そしてタイマー24H表示モードから充電クロノ表示モードへ移行してから10秒以上PB1−5に入力がない場合、秒針1−9は各々に対応した時刻表示を行う。このとき、PB1−5はクロノグラフ機能のスタート、ストップ、リセットを制御するためのスイッチとして機能している。
図5−1(a)の時針1−7、分針1−8、秒針1−9、第4針5−8、第5針5−9の表示内容は、10時10分、クロノ時間は11分35秒、2次電池の充電残量は全体の半分程度充電されている中間を示している。
次に充電クロノ表示モードからタイマー24H表示モードに切替えると、図5−1(b)に示す表示状態となる。第3文字板5−17(a)と第3文字板5−17(b)の位置は図5−2(b)のようになり、文字板窓部5−12(a)にはタイマーモード表示指標5−2が位置して表示され、同様に文字板窓部5−12(b)にはタイマー表示指標5−1が、文字板窓部5−12(c)には24H表示指標5−4(a)と24H表示指標5−4(b)が、文字板窓部5−12(d)には24Hモード表示指標5−5がそれぞれ位置して表示される。
また、充電クロノ表示モードからタイマー24H表示モードへ移行すると、時針1−7は現在時刻の時、分針は現在時刻の分を表示し、秒針1−9は0秒位置に移動して、タイ
マー動作のスタート待機状態になる。
さらに、第4針5−8はタイマー分を表示するために文字板窓部5−12(b)のタイマー表示指標5−1の0位置に移動して、タイマー動作の待機状態になる。第5針5−9は現在時刻の24時間表示をするために文字板窓部5−12(c)の24H表示指標5−6(a)の領域に移動し、現在時間に対応して24H表示指標5−6(b)の指標を指し示す。そして充電クロノ表示モードからタイマー24H表示モードへ移行してから10秒以上PB1−5に入力がない場合、秒針1−9は各々に対応した時刻表示を行う。このとき、PB1−5はタイマー機能のセット、スタート、リセットを制御するためのスイッチとして機能している。
図5−1(b)の時針1−7、分針1−8、秒針1−9、第4針5−8、第5針5−9の表示内容はAM10時10分、タイマー残時間は15分35秒を指し示している。
以上のように実施例5においては、右側の文字板窓部5−12(b)に第3文字板5−17(a)、第3文字板5−17(b)の表示指標を表示する場合、左側の文字板窓部5−12(c)は第1文字板5−11に記載された表示指標を表示し、逆に右側に位置する文字板窓部5−12(b)に第1文字板5−11の表示指標を表示する場合、左側の文字板窓部5−12(c)は第3文字板5−17(a)、第3文字板5−17(b)に記載された表示指標を表示するので、表示指標の大幅な変更が出来る。また、文字板窓部5−12(b)の表示内容に対応して文字板窓部5−12(a)で表示されている情報名を表示し、文字板窓部5−12(c)の表示内容に対応して文字板窓部5−12(d)で表示されている情報名を表示するので、各文字板窓部の指標内容が分かりやすくなっている。
さらに本実施例5では、第3文字板5−17(a)と第3文字板5−17(b)の互いに組合される形状が、表示される指標に応じて任意に決められるので、デザイン面から見ても面白い表示を構成することができる。
次に実施例6について説明する。
実施例6に係る多機能表示時計は、現在時刻を表示しながらカレンダー表示が可能なカレンダー表示モードと、サマータイムのON、OFF状態と標準時刻を載せた電波信号を受信したときの受信状態とワールドタイムの選択都市が確認できる、都市受信表示モードとの2つのモードを有する。
図6−1は本発明の実施例6に係る多機能表示時計を示す平面図で、図6−2は実施例6に係る多機能表示時計の第3文字板の位置を示す平面図である。
図6−1(a)は暦の月、日、曜日と現在時刻を示すカレンダー表示モードの図である。図6−1(b)はワールドタイムの選択都市と選択した都市でのサマータイムON、OFF状態と電波受信機能での受信結果を示す都市受信表示モードの図である。図6−2(a)はカレンダー表示モードの時の第3文字板6−17(a)、第3文字板6−17(b)、第3文字板6−17(c)の配置を分かりやすく見せるために時針1−7、分針1−8、秒針1−9、第2文字板1−10を省略した図でる。図6−2(b)は都市受信表示モードの時の第3文字板6−17(a)、第3文字板6−17(b)、第3文字板6−17(c)の配置を分かりやすく見せるために時針1−7、分針1−8、秒針1−9、第2文字板1−10を省略した図である。図6−3は実施例6の第1文字板6−11と第2文字板6−10と3枚の第3文字板6−17(a)、6−17(b)、6−17(c)をそれぞれ別々に示した平面図である。実施例1と同一の働きをするものには同一の符号を設
けて説明は省略する。
また、時計動作としてはPB1−4を操作する毎に第3文字板6−17(a)、第3文字板6−17(b)、第3文字板6−17(c)が回転し、カレンダー表示モードと都市受信表示モードを交互に切り替えることが出来る。
次に各文字板の構造は図6−3を用いて説明する。
第2文字板6−10は図6−3(c)に示すように第2文字板6−10より下面(第2文字板6−10より秒歯車1−15の方向)の第1文字板6−11、第3文字板6−17を視認させるための文字板窓部6−12(a)、文字板窓部6−12(b)、文字板窓部6−12(c)、文字板窓部6−12(d)、文字板窓部6−12(e)、文字板窓部6−12(f)を有しており、地板1−27と固定されている。
図6−3(a)に示すように第1文字板6−11は日表示指標6−3(a)、日表示指標6−3(b)、ロゴマーク4−23、受信表示指標6−5、サマータイム指標6−6、曜日指標6−7、を有しており、地板1−27に固定されている。
図6−3(b)に示すように第3文字板6−17(a)は月表示指標6−2(a)、都市名表示指標6−1(a)有し、3文字板6−17(b)は月表示指標6−2(b)、都市名表示指標6−1(b)有し、3文字板6−17(c)は月表示指標6−2(c)、都市名表示指標6−1(c)有しており、制御部1−21から文字板モータ1−20、文字板歯車1−16を介して動かすことが出来る。
ここで第3文字板の構造を図6−2に基づいてさらに詳しく説明する。実施例6では第3文字板が3つあるが、すべて同じ構成なので、一つだけを説明する。本実施例の第3文字板6−17(a)は、移動するときの回転中心となる中心部6−20(a)を一端に有する第1アーム部6−21(a)と、第1アーム部6−21(a)の他端に設けた本発明の第2指標部である月表示指標6−2(a)と、月表示指標6−2(a)からさらに延出した第2アーム部6−22(a)と、第2アーム部6−22(a)の端部に設けた本発明の第3指標部である都市名表示指標6−1(a)とから構成されている。
また、月表示指標6−2(a)と都市名表示指標6−1(a)は、第1文字板6−11に設けた同心円状の文字板窓部6−12(d)と文字板窓部6−12(a)の形状に合わせて、それぞれ湾曲して形成している。
第3文字板6−17(a)の中心部6−20(a)は、時計の指針の回転中心から脇にずれた位置に配置されており、ここで第1アーム部6−21(a)を回転させるように配置されている。
そして、第1アーム部6−21(a)の中心部6−20(a)から月表示指標6−2(a)に向かっては右に湾曲して構成している。このようにすることによって、第3文字板6−17(a)を時計の中心側に移動させたときは、隣合う他の第3文字板6−17(b)、6−17(c)とは巴の関係となるので、第3文字板6−17(a)を時計の中心の近くまで移動させることが可能となり、第3文字板6−17(a)の移動できる範囲を広くすることが可能である。それにより、同心円状に複数の文字板窓部を配置する領域を確保できた。
次に図6−3(c)に示すように第2文字板1−10は外側に配置された文字板窓部6−12a、文字板窓部6−12(b)、文字板窓部6−12(c)と文字板窓部6−12
(a)、文字板窓部6−12(b)、文字板窓部6−12(c)より時刻表示領域の中心側に配置された文字板窓部6−12(d)、文字板窓部6−12(e)、文字板窓部6−12(f)を有し、地板1−27と固定されている。
上記構成からなる実施例6の表示切換動作について説明する。なお、回路ブロックは図1−2と同様である。
本実施例において、本時計はPB1−4が操作されて信号が制御部1−21に入力されることにより、制御部1−21が文字板モータ1−20に信号を出力する。例えば通常時刻とカレンダーを表示しているカレンダー表示モードから都市受信表示モードへ移行する場合、文字板歯車1−16を介して第3文字板6−17(a)、第3文字板6−17(b)、第3文字板6−17(c)は時計回りに回転する。輪列構造は前述の実施例2、実施例6とほぼ同様の構造であるが、詳しい構造は後述する。都市受信表示モードからカレンダー表示モードへ移行する場合、文字板歯車1−16を介して第3文字板6−17(a)、第3文字板6−17(b)、第3文字板6−17(c)は反時計回りに回転し、文字板窓部6−12(a)、文字板窓部6−12(b)、文字板窓部6−12(c)、文字板窓部6−12(d)、文字板窓部6−12(e)、文字板窓部6−12(f)を介して視認される表示指標が各モードに合わせて変更される。
次に各モードの表示状態について図6−1を用いて説明を行う。
(カレンダー表示について)
カレンダー表示モードにおいては図6−1(a)に示す表示状態となる。
第3文字板6−17(a)、第3文字板6−17(b)、第3文字板6−17(c)の位置は図6−1(a)のようになる。文字板窓部6−12(a)には第1文字板6−11の日表示指標6−3(b)が露呈し、同様に文字板窓部6−12(b)には第1文字板6−11の曜日指標6−7、文字板窓部6−12(c)には第1文字板6−11の日表示指標6−3(a)が露呈する。また、文字板窓部6−12(d)には第3文字板6−17(a)の月表示指標6−2(a)露呈し、同様に文字板窓部6−12(e)には第3文字板6−17(b)の月表示指標6−2(b)、文字板窓部6−12(f)には第3文字板6−17(c)の月表示指標6−2(c)がそれぞれ露呈する。
また、時針1−7、分針1−8、秒針1−9は都市受信表示モードからカレンダー表示モードへ移行後、時針1−7はカレンダーの月を示す位置に移動する。同様に分針1−8はカレンダーの曜日を示す位置に移動する。また同様に秒針1−9はカレンダーの日にちを示す位置に移動する。そしてカレンダー表示モードへ移行してから10秒後に時針1−7、分針1−8、秒針1−9は各々に対応した時刻表示を行う位置に移動して時刻表示動作をする。
図6−1(a)は都市受信表示モードからカレンダー表示モードへ移行してからの経過時間が10秒未満の状態を示しており、時針1−7、分針1−8、秒針1−9は2月7日金曜日を指し示している。
(都市受信表示モード)
都市受信表示モードにおいては図6−1(b)に示す表示状態となる。
第3文字板6−17(a)、第3文字板6−17(b)、第3文字板6−17(c)の位置は図6−1(b)のようになる。文字板窓部6−12(a)には第3文字板6−17(a)の都市名指標6−1(a)が露呈し、同様に文字板窓部6−12(b)には第3文字板6−17(b)の都市名指標6−1(b)、文字板窓部6−12(c)には第3文字板6−17(c)の都市名指標6−1(c)、文字板窓部6−12(d)には第1文字板
6−11のロゴマーク4−23、文字板窓部6−12(e)には第1文字板6−11のサマータイム指標6−6、文字板窓部6−12(f)には第1文字板6−11の受信表示指標6−5がそれぞれ露呈する。
また、時針1−7、分針1−8、秒針1−9はカレンダー表示モードから都市受信表示モードへ移行後、時針1−7はサマータイム情報を示す位置に移動する。同様に分針1−8は時計の前回受信した受信結果を示す位置に移動する。秒針1−9はワールドタイムにおける選択都市を示す位置に移動する。
そしてカレンダー表示モードから都市受信表示モードへ移行してから10秒後に時針1−7、分針1−8、秒針1−9は各々に対応した時刻表示を行う位置に移動して時刻表示動作をする。
この場合、時針1−7、分針1−8のそれぞれがサマータイム情報、前回受信した受信結果情報のどちらを指し示しているのかを分かりやすくするために時針1−7、サマータイム指標6−6の色を赤、分針1−8、受信表示指標6−5の色を青に色分けして認識しやすくしても良い。
図6−1(b)はカレンダー表示モードから都市受信表示モードへ移行してから10秒未満の状態示しており、時針1−7、分針1−8、秒針1−9はワールドタイムの選択都市が東京であることを示し、受信結果はOKであり、選択した都市である東京の時刻はサマータームがOFF状態であることを指し示している。
以上のように実施例6においては、可動する第3文字板は時刻表示領域の中心側から外側にかけて移動させることができるので、文字板全体の領域を使って多くの指標を大幅に切替えることが可能である。また時刻表示領域の外側と内側にそれぞれ文字板窓部を設けたので、表示する情報も増やすことが可能である。さらに、単なる回転での指標の切替ではなく、第3文字板の直線的な移動で指標が切替るので、その動作が従来よりも斬新である。
次に実施例6で行っている文字板歯車1−16のバックラッシ対策について説明する。図7−1はいずれも第1文字板1−11と第2文字板1−10と時針1−7と分針1−8と秒針1−9を省略した状態での多機能時計の平面図であり、図7−1(a)は都市受信表示モードでの状態を示し、図7−1(b)はカレンダー表示モードでの状態を示している。なお、第3文字板にあるはずの指標表示部はそれぞれ省略してある。図7−2は図7−1(a)の領域7−1を拡大した平面図、図7−3は図7−2の要部断面図である。図7−4は図7−2の要部をさらに拡大した要部平面図である。図7−5と図7−6は、実施例6の文字板歯車の構成を示した変形例を示す要部平面図、図7−7は実施例6の効果を説明するための比較例である文字板歯車の構成を示した平面図である。
最初に輪列構成を説明する。実施例6の文字板歯車1−16の構成は、実施例2のそれと基本構成は同じで、5つの伝達歯車7−3〜7−7と、1つのバックラッシ除去用のバックラッシ歯車7−8とで構成された環状輪列となっている。環状輪列を構成する6つの歯車のうちの伝達歯車7−3には、図1−2に示した文字板モータ1−20からの回転が動力歯車7−2によって伝達され、環状輪列のうちその回転方向が同じになる3つの伝達歯車7−3、7−5、7−7にそれぞれ第3の文字板6−17(a)、6−17(b)、6−17(c)を固定している。
図7−2に示すように、第3文字板6−17(a)、第3文字板6−17(b)、第3文字板6−17(c)はその中心部6−20が伝達歯車7−3、伝達歯車7−5、伝達歯
車7−7と固定されており、伝達歯車7−3、伝達歯車7−5、伝達歯車7−7が回転することによって第3文字板6−17(a)、第3文字板6−17(b)、第3文字板6−17(c)は時刻表示領域の中心側と外側の間を回動するように移動し、都市受信表示モード、カレンダー表示モードに対応した表示文字板窓部で行うことが出来る。
ここで、バックラッシ除去用のバックラッシ歯車7−8の構造とその働きを説明する。バックラッシ除去用のバックラッシ歯車7−8は、伝達歯車7−5と伝達歯車7−7とに噛合う歯車部7−8(a)と、星車7−8(b)とを有しており、星車7−8(b)はバックラッシ歯車7−8を所定の停止位置に一定の保持力で停止させるためのバネ部7−9と常時噛合っている。
なお本実施例6は、都市受信表示モードからカレンダー表示モードに切替るときは、バックラッシ歯車7−8が回転して星車7−8(b)の歯が一つ送られることで切替るように設定されている。
次にバックラッシ歯車7−8の作用を説明する。バックラッシ歯車7−8の歯車部7−8(a)には伝達歯車7−5と伝達歯車7−7が噛合っているので、動力歯車7−2の回転は伝達歯車7−3に伝わり、伝達歯車7−3から伝達歯車7−4と伝達歯車7−5を介してバックラッシ歯車7−8の歯車部7−8(a)に伝わるとともに、伝達歯車7−3から伝達歯車7−6と伝達歯車7−7を介してバックラッシ歯車7−8の歯車部7−8(a)に伝わるようになっている。
このとき、バックラッシ歯車7−8に固定された星車7−10は、バネ部7−9のバネ力により、バックラッシ歯車7−8を所定の位置に停止しようとするので、文字板モータ1−20がバネ部7−9のバネ力に抗して回転する過程で、動力歯車7−2から伝達歯車7−3、伝達歯車7−4、伝達歯車7−5、バックラッシ歯車7−8の歯車部7−8(a)の間のバックラッシは詰まって少なくなる。同様に動力歯車7−2から伝達歯車7−3、伝達歯車7−6、伝達歯車7−7、バックラッシ歯車7−8の歯車部7−8(a)の間のバックラッシも詰まって少なくなる。
従って、動力歯車7−2の回転が停止したときには、バックラッシが詰まって少なくなった状態でバックラッシ歯車と伝達歯車の歯形形状によって、第3文字板を停止させることができる。
これにより、3つの第3文字板は、バックラッシをほとんど無視した状態で停止させることができるので、その停止位置を安定させることができる。
本実施例の環状輪列構成においては、バックラッシに起因する第3文字板の位置ズレを最小限にするものであるが、その最小の位置ズレ量はバネ部7−9によってその停止位置がほぼ一定に定められるバックラッシ歯車7−8を基準にして考えられる。つまりバックラッシ歯車7−8を基準にして他の伝達歯車の停止位置精度を考えると、第3文字板の停止位置精度が最も出ない伝達歯車、すなわち一番歯形形状の影響をうけるのは、バックラッシ歯車7−8から最も遠い位置にある伝達歯車7−3に固定された第3文字板である。そしてその停止位置はバックラッシ歯車7−8、伝達歯車7−7、7−6、7−3又はバックラッシ歯車7−8、伝達歯車7−5、7−4、7−3の2つの伝達経路のうち、歯形精度の悪い方の伝達経路の影響を受けることになり、3つの歯車の歯形形状によって決まる。本実施例は、本実施例の環状輪列構造を採用しないで、単純な一つの伝達経路で構成した輪列に3つの第3文字板を固定するよりもバックラッシの影響を少なくできるものである。次にその理由を説明する。
ここで実施例6では図7−2のようにバックラッシ歯車7−9から2つの伝達経路で動力歯車7−2の位置規制を行っているが、1つの伝達経路で動力歯車7−2の位置規制を
行った場合を例にして比較検討してみる。図7−7は動力歯車7−2からバックラッシ歯車7−8までを1つの伝達経路で構成した輪列である。この場合、伝達歯車7−4を廃止し、バックラッシ歯車7−9の位置を伝達歯車7−5の位置と入れ替えて伝達歯車7−5の位置を安定させている。
しかし、この歯車構成における伝達歯車7−3の停止位置精度はバックラッシュ歯車7−8、伝達歯車7−5、伝達歯車7−7、伝達歯車7−6、伝達歯車7−3の4つの歯車の歯形形状が影響するので、3つの第3文字板のうち、特に伝達歯車7−3に固定した第3文字板を文字板窓部に正確に位置させることが難しくなってしまい、指標の間隔が狭い場合は、指針と指標との位置関係を正確に一致させることができないという問題が発生してしまった。
これに対して、本実施例6のように環状輪列構成にすれば、最も停止位置精度が悪い第3文字板は、3つの歯車の歯形形状の影響を受けるため、停止位置ずれ量を低減させることができる。なお、3つの第3文字板と文字板窓部との位置関係は、時計組み立て時に、バックラッシ歯車7−8とバネ部7−9の位置関係を考慮しながら、それぞれの伝達歯車を適宜組み立てることで位置ズレなく組み込むことが可能である。
なお本実施例6は、都市受信表示モードからカレンダー表示モードに切替るときは、バックラッシ歯車7−8が回転して星車7−8(b)の歯が一つ送られることで切替るように設定されているので、図7−4に示したように星車7−8(b)の歯をバネ部7−9が越した瞬間は、伝達歯車間にバックラッシが発生する方向に星車7−8(b)を送るようにバネ力が作用するが、その後も動力歯車7−2からの回転が伝達され、動力歯車7−2の回転が停止したときには、バックラッシが詰まって少なくなった状態で第3文字板を停止させることができるように設定すれば良い。
以上のようにバックラッシに対する対応は実施例6のように2つの伝達経路で動力歯車7−2の位置規制を行うことが効果的である。
次に、実施例6の変形例を説明する。前述の図7−2に示したバックラッシ除去構造は、環状の輪列に対して常に負荷をかける状態となっているため、第3文字板6−17(a)、第3文字板6−17(b)、第3文字板6−17(c)を動作させる動力の消費電力が少々大きくなることがある。
図7−5、図7−6に示した構造は、図7−2のバックラッシ除去構造をさらに改善したもので、各表示モードへ移行が終了する直前でのみバネ部7−11でのバックラッシ除去効果が出るようにする事によって、モード移行中のバネ部による輪列への負荷を軽減し、消費電流の軽減を行っている。
図7−5はカレンダー表示モード中の領域7−1を示した平面図であり、バックラッシ歯車7−10は切り欠き部7−14を有し、バネ部7−11の先端部が切り欠き部7−14に位置している。
都市受信表示モードからカレンダー表示モードに移行する直前から図7−5のようにバネ部7−11は切り欠き部7−14のバックラッシ壁7−13に接触し、歯車の回転方向とは逆方向に負荷をかけてバックラッシ除去効果を発揮する。基本的な作用効果は前述と同様なので省略する。
また、カレンダー表示モードから都市受信表示モード移行するとき、バックラッシ歯車7−10は時計回りに回転するため、都市受信表示モードに移行する直前まではバネ部7
−11は切り欠き部7−14に接触しないため、バックラッシ歯車7−10に負荷がかからない。
さらにカレンダー表示モードから都市受信表示モード移行する直前から図7−6のようにバネ部7−11は切り欠き部7−14のバックラッシ壁7−14に接触し、歯車の回転方向とは逆方向に負荷をかけてバックラッシ除去効果を発揮する。
以上のように図7−5、図7−6のような構成にすることで各表示モードへ移行が終了する直前でのみバネ部7−11のバネ規制によるバックラッシ除去の効果が出るようになり、モード移行中のバネ部による伝達歯車への負荷を軽減し、消費電流の軽減を行うことができる。
1−1 ケース
1−2 窓部
1−3 表示領域
1−4、1−5 プッシュボタン
1−6 リューズ
1−7 時針
1−8 分針
1−9 秒針
1−10 第2文字板
1−12 文字板窓部
1−11 第1文字板
1−17 第3文字板

Claims (15)

  1. 指針によって時刻とその他の情報を切替えて表示する時計において、
    時刻表示領域に第1指標部が設けられた第1文字板と、
    前記第1文字板の上に配置されるとともに、前記第1指標部を露呈するための窓穴を有する第2文字板と、
    第2指標部を有するとともに、前記第1文字板と前記第2文字板の間で複数の停止位置に移動可能な第3文字板と、
    前記第3文字板を複数の停止位置のうちの一つの停止位置に移動させるための文字板駆動部と、
    前記複数の停止位置の少なくとも一つでは前記窓穴から前記第3文字板の前記第2指標部が露呈し、
    他の停止位置の少なくとも一つでは前記窓穴から前記第1文字板の第1指標部が露呈するように前記文字板駆動部を制御する制御部とを有する時計。
  2. 前記窓穴から前記第1文字板の第1指標部を露呈している状態のとき、前記第3文字板は第2文字板で隠れる位置に停止している請求項1に記載の時計。
  3. 前記第3文字板を複数有し、
    前記複数の第3文字板の少なくとも一つが前記窓穴に露呈して前記第2指標部を表示する請求項1〜2の何れか一つに記載の時計。
  4. 前記第2文字板が前記窓穴を複数有している請求項1〜3の何れか一つに記載の時計。
  5. 少なくとも一つの前記窓穴に前記第3文字板の前記第2指標部を露呈した状態では、少なくとも一つの他の前記窓穴には第1文字板の第1指標部を露呈させ、
    少なくとも一つの前記窓穴に前記第1文字板の前記第1指標部を露呈した状態では、少なくとも一つの他の前記窓穴には前記第3文字板の第2指標部を露呈させる請求項4に記載の時計。
  6. 前記第3文字板には複数種類の第2指標部が設けられている請求項1〜5の何れか一つに記載の時計。
  7. 前記第3文字板には複数種類の前記第2指標部が設けられており、
    少なくとも一つの前記窓穴に露呈する前記第3文字板の前記第2指標部と、少なくとも一つの他の前記窓穴に露呈する前記第2指標部が異なる種類の指標である請求項5に記載の時計。
  8. 前記時刻表示領域の中央には指針軸が配置されており、
    前記指針軸に隣接する位置には、前記文字板駆動部として前記第3文字板を回動させるための回転車が配置されており、
    前記回転車が回転することにより、前記第3文字板の第2指標部が前記第2文字板に隠れる位置と前記窓穴から露呈する位置の間を移動するようにした請求項1〜7の何れか一つに記載の時計。
  9. 前記第1文字板の前記第1指標部と前記第3文字板の前記第2指標部の目盛間隔が異なっている請求項1〜8の何れか一つに記載の時計。
  10. 前記指針はステップ運針するように前記制御部で制御されており、
    前記第1指標部の目盛間隔は、前記指針の最小ステップ間隔に対応し、第2指標部の間隔
    は前記指針の複数ステップ間隔に対応している請求項9に記載の時計。
  11. 前記第3文字板は回転中心になる中心部を有するアーム部と、前記中心部の反対側に設けた前記第2指標部を有し、
    前記回転軸が回転することにより、前記第3文字板の前記第2指標部が時刻表示領域の中心側と外周側の間を移動するようにした請求項8〜10の何れか一つに記載の時計。
  12. 前記第3文字板は第2指標部から更に延出した第2アーム部と、前記第2アーム部に設けた第3指標部を有し、
    前記第2文字板は、第2指標部を露呈するための第1窓穴と、第3指標部を露呈するための第2窓穴を有し、
    第1窓穴が第2窓穴よりも時刻表示領域の中心側に設けられている請求項11に記載の時計。
  13. 前記第1窓穴に前記第2指標部を露呈した状態では前記第2窓穴には第1文字板の第1指標部を露呈させ、
    前記第2窓穴に前記第3指標部を露呈した状態では前記第1窓穴には第1文字板の指標を露呈させる請求項12に記載の時計。
  14. 隣合う歯車同士が噛合うように、偶数個の歯車をループ状に配置し、少なくとも1つの歯車は前記第3文字板を有しており、
    前記偶数個の歯車のうち一つが主動車として駆動し、前記主動車から最も噛合い距離の遠い位置に位置する歯車に、バックラッシを詰めるために歯車の回転に負荷をかけるバックラッシ除去部を設けた請求項11〜13の何れか一つに記載の時計。
  15. 前記歯車が少なくとも4つ以上である請求項14に記載の時計。
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