JP2015169360A - コージェネレーション装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】暖房運転時、室外熱交換器に霜が付着した場合であっても、暖房性能を低下させずに霜を取り除くようにしたコージェネレーション装置を提供する。【解決手段】貯湯槽42下部の温水を循環路44を介して第1熱交換器40に送って発電装置14の排熱と熱交換させた後、貯湯槽42上部に循環させるポンプ48と、膨張弁62、室外熱交換器64等を接続して冷媒を循環させる冷媒回路70を有するヒートポンプユニット18と、第1熱交換器40の下流側と上流側とを接続するバイパス路52と循環路44とを第1熱交換器40の上流側で接続する接続部に配置され、温水が循環する経路を第1経路Aと第2経路Bのいずれかに切り替え可能な三方弁54とを備えるコージェネレーション装置10において、第1熱交換器40と三方弁54の間を流れる温水を膨張弁62と室外熱交換器64の間を流れる冷媒と熱交換させる第2熱交換器76を循環路44に配置する。【選択図】図1

Description

この発明はコージェネレーション装置、より詳しくはヒートポンプユニットを備えたコージェネレーション装置に関する。
従来より、ヒートポンプユニットを備えたコージェネレーション装置が種々提案されており、その例として例えば特許文献1記載の技術を挙げることができる。特許文献1記載の技術は、エンジンによって駆動される発電機と、エンジンの排熱を利用して生成された温水を貯留する貯湯槽と、貯湯槽に供給する上水を一時的に貯留する受水槽と、受水槽の水を加熱するヒートポンプユニットとを備え、ヒートポンプユニットにより貯湯槽へ供給する上水を予め加熱しておくことで、温水を生成する際の熱エネルギの消費量を抑えるようにしている。
特開2005−257115号公報
ところで、ヒートポンプユニットの室外熱交換器は、暖房運転時、外気を取り込む際に大気中の水分が霜となって付着しやすく、付着した霜をそのまま放置すると外気との熱交換が阻害されて暖房性能が著しく低下するおそれがある。そのため、室外熱交換器に霜が付着した場合には四方弁によって冷媒の経路を冷房運転側へと切り替えて室外熱交換器に高温高圧の冷媒を流すことで、付着した霜を融解して取り除くという手法が一般的に行われている。
しかしながら、霜の融解には、本来暖房に使用するはずの空気から回収した熱を利用するため、暖房が途中で停止したり、暖房温度が低下するなどでして暖房性能が低下するという不都合があった。
従って、この発明の目的は上記した課題を解決し、暖房運転時、室外熱交換器に霜が付着した場合であっても、暖房性能を低下させずに霜を取り除くようにしたコージェネレーション装置を提供することにある。
上記した課題を解決するために、請求項1にあっては、貯湯槽に貯留される温水を前記貯湯槽の下部から吸入し、循環路を介してそこに配置される第1熱交換器に送って発電装置の排熱と熱交換させた後、前記貯湯槽の上部に循環させるポンプと、室内熱交換器と膨張弁と室外熱交換器と圧縮機と四方弁とを接続して冷媒を循環させる冷媒回路を有し、前記四方弁で冷媒の経路を切り替えることによって冷房運転と暖房運転とを選択的に切り替え可能なヒートポンプユニットと、前記循環路の前記第1熱交換器の配置位置の下流側と上流側とを接続するバイパス路と、前記バイパス路と前記循環路とを前記第1熱交換器の配置位置よりも上流側で接続する接続部と、前記接続部に配置され、温水が循環する経路を、前記循環路と前記バイパス路の間で温水が循環する第1経路と前記循環路と前記貯湯槽の間で温水が循環する第2経路のいずれかに切り替え可能な三方弁とを備えるコージェネレーション装置において、前記循環路の前記第1熱交換器の配置位置と前記三方弁の配置位置の間を流れる温水を前記冷媒回路において前記膨張弁と前記室外熱交換器の間を流れる冷媒と熱交換させる第2熱交換器を前記循環路に配置する如く構成した。
請求項2に係るコージェネレーション装置にあっては、前記ヒートポンプユニットが前記暖房運転を行っているか否か判定する暖房運転判定手段と、前記室外熱交換器の温度を検出する温度検出手段と、前記ヒートポンプユニットが前記暖房運転を行っていると判定されるとき、前記検出された室外熱交換器の温度に基づいて前記三方弁の動作を制御する三方弁制御手段とを備える如く構成した。
請求項3に係るコージェネレーション装置にあっては、前記ヒートポンプユニットが前記暖房運転を行っていると判定されるとき、前記検出された室外熱交換器の温度に基づいて前記発電装置の動作を制御する発電装置制御手段を備える如く構成した。
請求項4に係るコージェネレーション装置にあっては、前記三方弁制御手段は、前記ヒートポンプユニットが前記暖房運転を行っていると判定され、かつ前記検出された室外熱交換器の温度が所定温度以下のとき、温水が循環する経路を前記第1経路に切り替えるように前記三方弁の動作を制御する如く構成した。
請求項5に係るコージェネレーション装置にあっては、前記発電装置制御手段は、前記ヒートポンプユニットが前記暖房運転を行っていると判定され、かつ前記検出された室外熱交換器の温度が前記所定温度以下のとき、前記発電装置を起動させるように前記発電装置の動作を制御する如く構成した。
請求項6に係るコージェネレーション装置にあっては、前記発電装置制御手段は、前記発電装置を起動させるように前記発電装置を制御した後、前記検出された室外熱交換器の温度が第2所定温度以上となったとき、前記発電装置を停止させるように前記発電装置の動作を制御する如く構成した。
請求項7に係るコージェネレーション装置にあっては、前記貯湯槽が満蓄状態か否か判定する満蓄状態判定手段を備え、前記発電装置制御手段は、前記ヒートポンプユニットが前記暖房運転を行っていると判定され、かつ前記検出された室外熱交換器の温度が前記所定温度以下の場合であっても、前記貯湯槽が満蓄状態と判定されるとき、前記発電装置を起動させないように前記発電装置の動作を制御する如く構成した。
請求項1にあっては、貯湯槽に貯留される温水を貯湯槽の下部から吸入し、循環路を介してそこに配置される第1熱交換器に送って発電装置の排熱と熱交換させた後、貯湯槽の上部に循環させるポンプと、膨張弁、室外熱交換器、四方弁などを接続して冷媒を循環させる冷媒回路を有し、四方弁で冷媒の経路を切り替えることで冷房運転と暖房運転とを切り替え可能なヒートポンプユニットと、循環路の第1熱交換器の配置位置の下流側と上流側とを接続するバイパス路と、バイパス路と循環路とを接続する接続部に配置され、温水が循環する経路を、循環路とバイパス路の間で温水が循環する第1経路と循環路と貯湯槽の間で温水が循環する第2経路のいずれかに切り替え可能な三方弁とを備えるコージェネレーション装置において、循環路の第1熱交換器の配置位置と三方弁の配置位置の間を流れる温水を冷媒回路において膨張弁と室外熱交換器の間を流れる冷媒と熱交換させる第2熱交換器を循環路に配置する如く構成、即ち、冷媒回路において膨張弁と室外熱交換器の間を流れる冷媒を、第2熱交換器を介して発電装置の排熱を利用して昇温された温水によって昇温させるように構成したので、暖房運転時、室外熱交換器に霜が付着した場合であっても、付着した霜を昇温された冷媒によって融解することができる。従って、霜を取り除くのに四方弁によって冷媒の経路を冷房運転側に切り替える必要がなく、暖房性能を低下させることはない。
請求項2に係るコージェネレーション装置にあっては、ヒートポンプユニットが暖房運転を行っているか否か判定すると共に、室外熱交換器の温度を検出し、ヒートポンプユニットが暖房運転を行っていると判定されるとき、検出された室外熱交換器の温度に基づいて三方弁の動作を制御する如く構成したので、上記した効果に加え、暖房運転時、室外熱交換器の温度に基づいて室外熱交換器に霜が付着したか否か推定すると共に、霜が付着したと推定されるとき、三方弁を制御して例えば温水が循環する経路を第1経路に切り替えることで、発電装置の排熱を利用して昇温された温水を第2熱交換器に流入させることができる。そのため、第2熱交換器を介して室外熱交換器に付着した霜を融解させて取り除くことができる。
請求項3に係るコージェネレーション装置にあっては、ヒートポンプユニットが暖房運転を行っていると判定されるとき、検出された室外熱交換器の温度に基づいて発電装置の動作を制御する如く構成したので、上記した効果に加え、暖房運転時、室外熱交換器に霜が付着したと推定されるとき、発電装置を制御することで、発電装置の排熱を利用して循環路やバイパス路を流れる温水を昇温させることができるため、第2熱交換器を介して室外熱交換器に付着した霜を融解させて取り除くことができる。
請求項4に係るコージェネレーション装置にあっては、ヒートポンプユニットが暖房運転を行っていると判定され、かつ検出された室外熱交換器の温度が所定温度以下のとき、温水が循環する経路を第1経路に切り替えるように三方弁の動作を制御する如く構成したので、上記した効果に加え、暖房運転時、室外熱交換器に霜が付着したと推定されるとき、温水が循環する経路を第1経路に切り替えることで、発電装置の排熱を利用して昇温された温水を第2熱交換器に流入させることができるため、室外熱交換器に付着した霜を融解させて取り除くことができる。
請求項5に係るコージェネレーション装置にあっては、ヒートポンプユニットが暖房運転を行っていると判定され、かつ検出された室外熱交換器の温度が所定温度以下のとき、発電装置を起動させるように発電装置の動作を制御する如く構成したので、上記した効果に加え、暖房運転時、室外熱交換器に霜が付着したと推定されるとき、発電装置を起動することで、発電装置の排熱を利用して循環路やバイパス路を流れる温水を昇温させることができるため、第2熱交換器を介して室外熱交換器に付着した霜を融解させて取り除くことができる。
請求項6に係るコージェネレーション装置にあっては、発電装置を起動させるように発電装置を制御した後、検出された室外熱交換器の温度が第2所定温度以上となったとき、発電装置を停止させるように発電装置の動作を制御する如く構成したので、上記した効果に加え、室外熱交換器に付着した霜が融解して取り除かれたと推定されるときは発電装置を停止させることができる。
請求項7に係るコージェネレーション装置にあっては、貯湯槽が満蓄状態か否か判定すると共に、ヒートポンプユニットが暖房運転を行っていると判定され、かつ検出された室外熱交換器の温度が所定温度以下の場合であっても、貯湯槽が満蓄状態と判定されるときは発電装置を起動させないように発電装置の動作を制御する如く構成したので、上記した効果に加え、貯湯槽が満蓄状態において発電装置を起動させることで生じるエンジンの故障等を回避することができる。即ち、貯湯槽が満蓄状態で発電装置を起動させると、発電装置(特にエンジン)を冷却することができないため、発電装置の故障等が発生する場合があるが、貯湯槽が満蓄状態のときは発電装置を起動させないようにすることで、そのような不都合を回避することができる。
この発明の実施例に係るコージェネレーション装置を全体的に示すブロック図である。 図1に示す制御部の動作を示すフロー・チャートである。
以下、添付図面に即してこの発明に係るコージェネレーション装置を実施するための形態について説明する。
図1はこの発明の実施例に係るコージェネレーション装置を全体的に示すブロック図である。
図1において、符号10はコージェネレーション装置を示す。コージェネレーション装置10は、電気負荷(例えば家庭内の照明器具など)12に電力を供給可能な発電ユニット14と、熱負荷(例えば台所や風呂の給湯設備など。図示せず)に温水を供給可能な貯湯ユニット16と、冷媒を利用して低温部から高温部へと熱を移動させることで室内の冷暖房などが可能なヒートポンプユニット18と、発電ユニット14、貯湯ユニット16およびヒートポンプユニット18を制御する制御部20とを備える。
発電ユニット14は、商用電源(商用電力系統)22から電気負荷12に至る交流電力の給電路(電力線)24に接続可能な多極コイルからなる発電機(図1で「GEN」と示す)26と、発電機26を駆動する内燃機関(図1で「ENG」と示し、以下「エンジン」という)28などを備える。
商用電源22は、単相3線からAC100/200Vで50Hzまたは60Hzの交流電力を出力する。エンジン28は、都市ガスまたはLPガス(以下単に「ガス」という)を燃料とする水冷4サイクルの単気筒OHV型火花点火式エンジンからなり、例えば163ccの排気量を有する。
エンジン28に供給される吸気とガスはミキサで混合され、生成された混合気は燃焼室に流れて点火プラグで点火されて燃焼し、ピストンを駆動すると共に、ピストンに連結されるクランクシャフト(いずれも図示せず)を回転させる。これらの動作によって生じた排気は排気熱交換器30でエンジン28の冷却水と熱交換される。
発電機26は、クランクシャフトの上端に取り付けられるフライホイールの内側のクランクケース(いずれも図示せず)上に固定され、フライホイールとの間で相対回転するとき、交流電力を発電する。
エンジン28や排気熱交換器30を循環する冷却水は、エンジン28のシリンダブロックなどの発熱部位と排気熱交換器30を通ることから発熱部位と熱交換してエンジン28を冷却しつつ昇温させられると共に、排気熱交換器30によってエンジン28の排気と熱交換して昇温させられる。
冷却水の一部はエンジン側循環路32を流れるが、エンジン側循環路32においてエンジン28の冷却水出口28a付近には電気ヒータ34が設けられる。電気ヒータ34は例えば発電ユニット14で余剰電力が生じたときに通電されてエンジン側循環路32を流れる冷却水を昇温する。尚、エンジン側循環路32には冷却水を循環させる第1ポンプ36が設けられる。
エンジン28のシリンダブロックの下部にはエンジン28の潤滑オイルが貯留されるオイルパン38が形成される。潤滑オイルはギヤポンプ(図示せず)で掻き上げられてピストンなどの摺動部分を潤滑した後、コンロッド(図示せず)やシリンダ壁面を伝って落下し、オイルパン38に貯留される。
貯湯ユニット16は、第1熱交換器40でエンジン28の冷却水と熱交換されて昇温された温水を貯留して熱負荷に供給する貯湯槽(貯湯タンク)42などを備える。貯湯槽42には、貯湯槽42内の下部と上部を接続すると共に、第1熱交換器40が配置される貯湯槽側循環路(循環路)44が接続される。
第1熱交換器40は、貯湯槽側循環路44を流れる温水をエンジン側循環路32を流れる冷却水と熱交換させて昇温させる。具体的にはエンジン側循環路32と貯湯槽側循環路44とが局部的に接近して第1熱交換器40を形成し、第1熱交換器40でエンジン側循環路32を流れる冷却水は貯湯槽側循環路44を流れる温水に熱を伝えて冷却される。
貯湯槽42は、周囲を断熱(保温)材で被覆された密閉式のタンクからなり、その内部には温水が層状(上部から下部にいくに従って温水の温度が低下していく層)に貯留される。貯湯槽42の下部には水道水などの上水が供給される給水口42aが設けられ、上部には貯湯槽42内に貯留された温水を熱負荷に供給するための出湯口42bが設けられる。また、貯湯槽42の内部の最下部またはその近傍には貯湯槽42内下部の温水の温度TAを検出する槽内温度センサ46が設けられる。
貯湯槽側循環路44において第1熱交換器40の下流側には、温水を貯湯槽42内の下部から吸入し、第1熱交換器40を経由させて貯湯槽42の上部から貯湯槽42内へ循環させる第2ポンプ48が設けられる。従って、第2ポンプ48によって貯湯槽42の下部から吸入された低温の温水は第1熱交換器40で昇温された後、貯湯槽42の上部から貯湯槽42内に戻される。尚、貯湯槽側循環路44において第1熱交換器40の上流側には第1熱交換器40に流入する温水の温度TBを検出する循環路温度センサ50が設けられる。
貯湯槽側循環路44には、第1熱交換器40の下流側から分岐して第1熱交換器40の上流側(より具体的には後述する第2熱交換器76の上流側)に接続されるバイパス路52が設けられる。また、バイパス路52と貯湯槽側循環路44とを第1熱交換器40の上流側で接続する接続部には三方弁54が設けられる。
三方弁54は、温水が循環する経路を、貯湯槽側循環路44とバイパス路52の間で温水が循環する(貯湯槽42をバイパスする)第1経路Aと、貯湯槽側循環路44と貯湯槽42の間で温水が循環する第2経路Bのいずれかに切り替え可能なように構成される。
ヒートポンプユニット18は、室内熱交換器60、膨張弁62、室外熱交換器64、圧縮機66および四方弁68をこの順で接続した第1冷媒回路(冷媒回路)70からなり、第1冷媒回路70を循環する冷媒の経路を四方弁68によって切り替えることで冷房運転と暖房運転とを選択的に切り替える。
室内熱交換器60は冷媒と室内の空気との熱交換を行い、膨張弁62は冷媒を減圧して低温・低圧にする。また、室外熱交換器64は冷媒と外気との熱交換を行い、圧縮機66は駆動装置(図示せず)によって駆動され、吸引した冷媒を圧縮し高温・高圧として吐出する。尚、室外熱交換器64の近傍には冷却ファン72aおよびそれを駆動するファンモータ72bが設けられる。また、室外熱交換器64またはその近傍には室外熱交換器64またはその周囲の温度(以下単に「室外熱交換器64の温度」という)TCを検出する室外熱交換器温度センサ74が設けられる。
四方弁68は、圧縮機66から吐出された冷媒が室内熱交換器60方向(図1において第1冷媒回路70を時計回り)に流れる(循環する)経路と室外熱交換器64方向(図1において第1冷媒回路70を反時計回り)に流れる経路のいずれかに切り替え可能なように構成される。四方弁68を制御して圧縮後の冷媒が室内熱交換器60方向に流れる経路を選択するとヒートポンプユニット18は暖房運転を行い、室外熱交換器64方向に流れる経路を選択すると冷房運転を行う。
ヒートポンプユニット18は、第2熱交換器76を介して貯湯ユニット16に接続される。具体的には貯湯ユニット16の貯湯槽側循環路44とヒートポンプユニット18の第1冷媒回路70の間に第2冷媒回路(内部に冷媒が循環する閉回路)78が配置され、貯湯槽側循環路44と第2冷媒回路78が第2熱交換器76を介して接続される一方、第1冷媒回路70と第2冷媒回路78が第3熱交換器80を介して接続される。尚、第2冷媒回路78には冷媒を循環させる第3ポンプ82が設けられる。
第2熱交換器76は、貯湯槽側循環路44において第1熱交換器40の上流側に配置され、そこを流れる温水と第2冷媒回路78を流れる冷媒との熱交換を行う。また、第3熱交換器80は、第1冷媒回路70において膨張弁62と室外熱交換器64の間に配置され、膨張弁62と室外熱交換器64の間を流れる冷媒と第2冷媒回路78を流れる冷媒との熱交換を行う。
従って、第2冷媒回路78を流れる冷媒は、第2熱交換器76によって貯湯槽側循環路44を流れる温水の熱を回収して昇温される。さらに、第1冷媒回路70において膨張弁62と室外熱交換64の間を流れる冷媒は、第3熱交換器80によって第2冷媒回路78を流れる冷媒から熱を回収して昇温される。このように、暖房運転時、第1冷媒回路70において膨張弁62と室外熱交換器64の間を流れる冷媒は、第2熱交換器76、第2冷媒回路78および第3熱交換器80を介して貯湯槽側循環路44を流れる温水の熱によって昇温される。
制御部20は、CPU,ROM,RAMなどを備えたマイクロコンピュータからなり、コージェネレーション装置10の動作を制御する。
制御部20は、発電ユニット14の図示しない電子制御ユニットと通信自在に接続され、発電機26やエンジン28の動作(発電ユニット14の起動、停止動作等)を制御する。また、制御部20は、エンジン側循環路32の第1ポンプ36、貯湯槽側循環路44の第2ポンプ48や三方弁54、あるいは第1冷媒回路70の四方弁68や第2冷媒回路78の第3ポンプ82などの動作を制御する。尚、槽内温度センサ46、循環路温度センサ50および室外熱交換器温度センサ74の出力値は制御部20に入力される。
以上がこの実施例に係るコージェネレーション装置10の構成であるが、次に図2を参照してコージェネレーション装置10の動作について説明する。
図2は制御部20の動作を示すフロー・チャートである。尚、図示のプログラムはコージェネレーション装置10が起動された後、所定時間ごとに実行される。
以下説明すると、先ずS(S:処理ステップ)10において、ヒートポンプユニット18が暖房運転を行っているか否か判断(判定)する。暖房運転を行っているか否かは、ヒートポンプユニット18の操作用リモコンの暖房運転開始ボタンが押されたか否かを監視することで判断する。尚、暖房運転開始ボタンが押されると、ヒートポンプユニット18は暖房運転を開始するが、具体的には圧縮機66が起動させられると共に、冷媒回路70における冷媒の経路が室内熱交換器60方向となるように四方弁68が切り替えられる。
次いでS12に進み、室外熱交換器温度センサ74の出力値に基づき、室外熱交換器64の温度TCが第1所定温度(所定温度)T1以下か否か判断する。第1所定温度T1は室外熱交換器64に霜が付着すると推定される温度であり、例えば5度に設定される。
S12で肯定されるときはS14に進み、貯湯槽42が満蓄状態か否か判断(判定)する。貯湯槽42が満蓄状態か否かは槽内温度センサ46の出力値に基づいて判断し、槽内温度センサ46の出力値、即ち、貯湯槽42内下部の温水の温度TAが例えば給湯温度付近である75度以上になったとき、貯湯槽42は満蓄状態であると判断する。
尚、S14において貯湯槽42が満蓄状態か否かを判断するのは次の理由による。室外熱交換器64の温度TCが第1所定温度T1以下のときは室外熱交換器64に霜が付着したと推定し、後述するようにS16以降の処理で発電ユニット14を起動させるなどして付着した霜を取り除く処理を行う。しかしながら、貯湯槽42が満蓄状態で発電ユニット14を起動させると、エンジン28を冷却することができないため、エンジン28等を故障させるおそれがある。そこで、室外熱交換器64の温度TCが第1所定温度T1以下であっても、発電ユニット14を起動させる処理を行う前に、貯湯槽42が満蓄状態か否かを判断するようにした。
S14で否定、即ち、貯湯槽42が満蓄状態でないと判断するときはS16に進んで三方弁54の第1経路A側を開(全開)にする。これにより、貯湯槽側循環路44の温水はバイパス路52を流れて再び貯湯槽側循環路44(の第2熱交換器76の上流側)に戻る第1経路Aを循環するようになる。
次いでS18に進み、発電ユニット14を起動させる。具体的にはDC/DCコンバータ(図示せず)等の出力を制御することで発電機26に電力を供給し、発電機26のロータを回転させることでエンジン28をクランキングして始動させる。尚、発電ユニット14の起動と共に、または起動の前後に第1ポンプ36も起動させる(このとき、第2ポンプ48が起動していない場合には第2ポンプ48も併せて起動させる)。
次いでS20に進んで循環路温度センサ50の出力値に基づき、貯湯槽側循環路44において第1熱交換器40と第2熱交換器76の間を流れる温水の温度TBが既定温度T10以上か否か判断する。
S20は、貯湯槽側循環路44において第1熱交換器40と第2熱交換器76の間を流れる温水が、室外熱交換器64に付着した霜を融解させるのに十分なだけ昇温(加熱)されたか否かを判断するための処理であり、既定温度T10は例えば65度に設定される。
従って、S20で否定されるときは温水の温度TBが既定温度T10になるまで次の処理には進まない一方、肯定されるときはS22に進んで第3ポンプ82を起動し、第2、第3熱交換器76,80による熱交換を開始する。
このように、コージェネレーション装置10では、暖房運転が行われると(S10)、室外熱交換器64の温度TCが第1所定温度T1以下か否か判断し(S12)、室外熱交換器64の温度TCが第1所定温度T1以下の場合には室外熱交換器64に霜が付着したと推定して付着した霜を取り除く処理(S16,S18)が行われる。霜を取り除く処理は、三方弁54を制御して(S16)第1経路Aを温水が循環するようにすると共に、発電ユニット14を起動させて(S18)エンジン28の排熱で第1経路Aを循環する温水を昇温させることによって行われる。このような処理により、第2冷媒回路78を流れる冷媒が第2熱交換器76で昇温され、さらに、第1冷媒回路70において膨張弁62と室外熱交換器64の間を流れる冷媒が第3熱交換器80で昇温されるようになるため、室外熱交換器64に付着した霜はこの昇温された冷媒によって融解されて取り除かれる。
次いでS24に進み、発電ユニット14を起動してから所定時間(例えば5分)が経過したか否か判断する。S24は、発電ユニット14を起動してから所定時間経過するまでは次の処理に進まないようにすることで、室外熱交換器64の温度TCがある程度上昇するのを待つ処理である。
従って、S24で否定されるときは次の処理には進まない一方、肯定されるときはS26に進んで室外熱交換器温度センサ74の出力値に基づき、室外熱交換器64の温度TCが第2所定温度T2以上か否か判断する。第2所定温度T2は室外熱交換器64に付着した霜が融解すると推定される温度であり、例えば15度に設定される。
S26で否定されるときはS24に戻る一方、肯定されるときはS28に進み、出湯要求がないか否か判断する。出湯要求の有無は、例えば出湯用配管に設置された流量センサ(図示せず)の出力値に基づいて判断する。具体的には流量センサの出力値に基づき、出湯用配管内の温水の流量変化量を監視し、流量変化量が所定値以上のときは出湯要求がある(即ち、ユーザによって熱負荷が使用されている)と判断する。
S28で肯定、即ち、出湯要求がないと判断した場合にはS30に進んで発電ユニット14を停止させた後、S32に進んで暖房運転停止要求があったか否か判断する。尚、暖房運転停止要求があったか否かは、ヒートポンプユニット18の操作用リモコンの暖房運転停止ボタンを監視することにより判断する。
S32で否定されるときはS12に戻る一方、肯定されるときはS34に進んで暖房運転を停止した後、処理を終了する。
また、S28で否定、即ち、出湯要求があると判断したときはS36に進み、S14の処理と同様、貯湯槽42が満蓄状態か否か判断する。S36で肯定されるときはS30に進んで発電ユニット14を停止させる一方、否定されるときはS38に進んで循環路温度センサ50の出力値に基づき、第1熱交換器40に流入する温水の温度TBが既定温度T10以上か否か判断する。
S38は、第1熱交換器40に流入する温水の温度TBがエンジン28の冷却水との熱交換に適した温度、即ち、冷却水を冷却するのに適した温度(第1熱交換器40を介して冷却水を冷却するとき、冷却水が過冷却にならない程度の温度を意味し、例えばS20の処理で用いられる規定温度T10と同様、65度に設定される)か否かを判断するための処理である。
尚、このプログラムにおいて最初にS38の処理を行うとき、S20の判断によって第1熱交換器40に流入する温水の温度TBは通例既定温度T10以上になっていることからS38では肯定されてS40に進む。S40では全開状態(S16)の三方弁54の第1経路A側の開度を減少させて昇温された温水の循環路44への流入量を減らすことで第1熱交換器40に流入する温水の温度TBを下げるようにする。
一方、S38で否定されるときはS42に進み、三方弁54の第1経路A側の開度を増加させて第1熱交換器40で昇温された温水を貯湯槽側循環路44により多く戻すことで第1熱交換器40に流入する温水の温度TBを上昇させる。このように、出湯要求がある間(S28で否定)は三方弁54の第1経路A側の開度を調節することにより(S40,S42)、第1熱交換器40に流入する温水の温度TBを冷却水を冷却するのに適した温度に維持するようにする。尚、S40またはS42の処理が終了した後はS28に戻る。
以上のように、S28からS42の処理は、室外熱交換器64に付着した霜を取り除いたと判断した場合(S26で肯定)であっても、出湯要求があるときは発電ユニット14を停止させずにそのまま第1熱交換器40によって温水を生成し、その温水を貯湯槽42に貯湯するようにしたものである。
また、S12で否定、即ち、室外熱交換器64の温度TCが第1所定温度T1を超えると判断するときは室外熱交換器64に霜が付着していないと推定されることから、S14からS30の霜を取り除く等の処理は行わずに(スキップして)S32に進む。また、S14で肯定、即ち、貯湯槽42が満蓄状態と判断するときもS16からS30の発電ユニット14の起動等の処理は行わずにS32に進む。
上記の如く、この発明の実施例にあっては、貯湯槽42に貯留される温水を前記貯湯槽の下部から吸入し、循環路(貯湯槽側循環路)44を介してそこに配置される第1熱交換器40に送って発電装置(発電ユニット。具体的には発電機26を駆動するエンジン28)14の排熱と熱交換させた後、前記貯湯槽の上部に循環させるポンプ(第2ポンプ)48と、室内熱交換器60と膨張弁62と室外熱交換器64と圧縮機66と四方弁68とを接続して冷媒を循環させる冷媒回路(第1冷媒回路)70を有し、前記四方弁で冷媒の経路を切り替えることによって冷房運転と暖房運転とを選択的に切り替え可能なヒートポンプユニット18と、前記循環路の前記第1熱交換器の配置位置の下流側と上流側とを接続するバイパス路52と、前記バイパス路と前記循環路とを前記第1熱交換器の配置位置よりも上流側で接続する接続部(三方弁54が設置される接続部)と、前記接続部に配置され、温水が循環する経路を、前記循環路と前記バイパス路の間で温水が循環する第1経路Aと前記循環路と前記貯湯槽の間で温水が循環する第2経路Bのいずれかに切り替え可能な三方弁54とを備えるコージェネレーション装置10において、前記循環路の前記第1熱交換器の配置位置と前記三方弁の配置位置の間を流れる温水を前記冷媒回路において前記膨張弁と前記室外熱交換器の間を流れる冷媒と熱交換させる第2熱交換器76を前記循環路に配置する如く構成、即ち、第1冷媒回路70において膨張弁62と室外熱交換器64の間を流れる冷媒を、第2熱交換器76を介して発電ユニット14の排熱を利用して昇温された温水によって昇温させるように構成したので、暖房運転時、室外熱交換器64に霜が付着した場合であっても、付着した霜を昇温された冷媒によって融解することができる。従って、霜を取り除くのに四方弁68によって冷媒の経路を冷房運転側に切り替える必要がなく、暖房性能を低下させることはない。
また、前記ヒートポンプユニットが前記暖房運転を行っているか否か判定する暖房運転判定手段(制御部20。S10)と、前記室外熱交換器の温度を検出する温度検出手段(室外熱交換器温度センサ74。S12)と、前記ヒートポンプユニットが前記暖房運転を行っていると判定されるとき、前記検出された室外熱交換器の温度に基づいて前記三方弁の動作を制御する三方弁制御手段(制御部20。S10,S12,S16)とを備える如く構成したので、暖房運転時、室外熱交換器64の温度TCに基づいて室外熱交換器64に霜が付着したか否か推定すると共に、霜が付着したと推定されるとき、三方弁54を制御して例えば温水が循環する経路を第1経路Aに切り替えることで、発電ユニット14の排熱を利用して昇温された温水を第2熱交換器76に流入させることができる。そのため、第2熱交換器76を介して室外熱交換器64に付着した霜を融解させて取り除くことができる。
また、前記ヒートポンプユニットが前記暖房運転を行っていると判定されるとき、前記検出された室外熱交換器の温度に基づいて前記発電装置の動作を制御する発電装置制御手段(制御部20。S10,S12,S18)を備える如く構成したので、暖房運転時、室外熱交換器64に霜が付着したと推定されるとき、発電ユニット14を制御することで、発電ユニット14の排熱を利用して貯湯槽側循環路44やバイパス路52を流れる温水を昇温させることができるため、第2熱交換器76を介して室外熱交換器64に付着した霜を融解させて取り除くことができる。
また、前記三方弁制御手段は、前記ヒートポンプユニットが前記暖房運転を行っていると判定され、かつ前記検出された室外熱交換器の温度が所定温度(第1所定温度)T1以下のとき、温水が循環する経路を前記第1経路に切り替えるように前記三方弁の動作を制御する(制御部20。S10,S12,S16)如く構成したので、暖房運転時、室外熱交換器64に霜が付着したと推定されるとき、温水が循環する経路を第1経路Aに切り替えることで、発電ユニット14の排熱を利用して昇温された温水を第2熱交換器76に流入させることができるため、室外熱交換器64に付着した霜を融解させて取り除くことができる。
また、前記発電装置制御手段は、前記ヒートポンプユニットが前記暖房運転を行っていると判定され、かつ前記検出された室外熱交換器の温度が前記所定温度以下のとき、前記発電装置を起動させるように前記発電装置の動作を制御する(制御部20。S10,S12,S18)如く構成したので、暖房運転時、室外熱交換器64に霜が付着したと推定されるとき、発電ユニット14を起動することで、発電ユニット14の排熱を利用して貯湯槽側循環路44やバイパス路52を流れる温水を昇温させることができるため、第2熱交換器76を介して室外熱交換器64に付着した霜を融解させて取り除くことができる。
また、前記発電装置制御手段は、前記発電装置を起動させるように前記発電装置を制御した後、前記検出された室外熱交換器の温度が第2所定温度T2以上となったとき、前記発電装置を停止させるように前記発電装置の動作を制御する(制御部20。S18,S26,S30)如く構成したので、室外熱交換器64に付着した霜が融解して取り除かれたと推定されるときは発電ユニット14を停止させることができる。
また、前記貯湯槽が満蓄状態か否か判定する満蓄状態判定手段(制御部20。S14)を備え、前記発電装置制御手段は、前記ヒートポンプユニットが前記暖房運転を行っていると判定され、かつ前記検出された室外熱交換器の温度が前記所定温度以下の場合であっても、前記貯湯槽が満蓄状態と判定されるとき、前記発電装置を起動させないように前記発電装置の動作を制御する(制御部20。S10,S12,S14)如く構成したので、貯湯槽42が満蓄状態において発電ユニット14を起動させることで生じるエンジン28の故障等を回避することができる。即ち、貯湯槽42が満蓄状態で発電ユニット14を起動させると、発電ユニット14(特にエンジン28)を冷却することができないため、発電ユニット14の故障等が発生する場合があるが、貯湯槽42が満蓄状態のときは発電ユニット14を起動させないようにすることで、そのような不都合を回避することができる。
尚、実施例では、発電ユニット14として、エンジン28により駆動される発電機26を例に説明したが、例えば発電ユニット14として燃料電池を用いても良い。
また、暖房運転開始または暖房運転停止は、操作用リモコンの暖房運転開始ボタンまたは暖房運転停止ボタンを監視することで判断していたが、例えば四方弁68に対する経路を切り替えるための制御指令信号を監視することで判断するようにしても良い。
また、所定温度T1,T2,T10、エンジン28の排気量、発電ユニット14を起動してからの所定時間、貯湯槽42が満蓄状態か否かを判断するための貯湯槽42内下部の温水の温度などを具体的な値で示したが、それらは例示であって限定されるものではない。
10 コージェネレーション装置、14 発電ユニット(発電装置)、16 貯湯ユニット、18 ヒートポンプユニット、20 制御部、26 発電機、28 エンジン(内燃機関)、40 第1熱交換器、42 貯湯槽、44 貯湯槽側循環路(循環路)、48 第2ポンプ(ポンプ)、52 バイパス路、54 三方弁、60 室内熱交換器、62 膨張弁、64 室外熱交換器、66 圧縮機、68 四方弁、70 第1冷媒回路(冷媒回路)、74 室外熱交換器温度センサ、76 第2熱交換器

Claims (7)

  1. 貯湯槽に貯留される温水を前記貯湯槽の下部から吸入し、循環路を介してそこに配置される第1熱交換器に送って発電装置の排熱と熱交換させた後、前記貯湯槽の上部に循環させるポンプと、室内熱交換器と膨張弁と室外熱交換器と圧縮機と四方弁とを接続して冷媒を循環させる冷媒回路を有し、前記四方弁で冷媒の経路を切り替えることによって冷房運転と暖房運転とを選択的に切り替え可能なヒートポンプユニットと、前記循環路の前記第1熱交換器の配置位置の下流側と上流側とを接続するバイパス路と、前記バイパス路と前記循環路とを前記第1熱交換器の配置位置よりも上流側で接続する接続部と、前記接続部に配置され、温水が循環する経路を、前記循環路と前記バイパス路の間で温水が循環する第1経路と前記循環路と前記貯湯槽の間で温水が循環する第2経路のいずれかに切り替え可能な三方弁とを備えるコージェネレーション装置において、前記循環路の前記第1熱交換器の配置位置と前記三方弁の配置位置の間を流れる温水を前記冷媒回路において前記膨張弁と前記室外熱交換器の間を流れる冷媒と熱交換させる第2熱交換器を前記循環路に配置したことを特徴とするコージェネレーション装置。
  2. 前記ヒートポンプユニットが前記暖房運転を行っているか否か判定する暖房運転判定手段と、前記室外熱交換器の温度を検出する温度検出手段と、前記ヒートポンプユニットが前記暖房運転を行っていると判定されるとき、前記検出された室外熱交換器の温度に基づいて前記三方弁の動作を制御する三方弁制御手段とを備えることを特徴とする請求項1記載のコージェネレーション装置。
  3. 前記ヒートポンプユニットが前記暖房運転を行っていると判定されるとき、前記検出された室外熱交換器の温度に基づいて前記発電装置の動作を制御する発電装置制御手段を備えることを特徴とする請求項2記載のコージェネレーション装置。
  4. 前記三方弁制御手段は、前記ヒートポンプユニットが前記暖房運転を行っていると判定され、かつ前記検出された室外熱交換器の温度が所定温度以下のとき、温水が循環する経路を前記第1経路に切り替えるように前記三方弁の動作を制御することを特徴とする請求項2または3記載のコージェネレーション装置。
  5. 前記発電装置制御手段は、前記ヒートポンプユニットが前記暖房運転を行っていると判定され、かつ前記検出された室外熱交換器の温度が前記所定温度以下のとき、前記発電装置を起動させるように前記発電装置の動作を制御することを特徴とする請求項3または4記載のコージェネレーション装置。
  6. 前記発電装置制御手段は、前記発電装置を起動させるように前記発電装置を制御した後、前記検出された室外熱交換器の温度が第2所定温度以上となったとき、前記発電装置を停止させるように前記発電装置の動作を制御することを特徴とする請求項5記載のコージェネレーション装置。
  7. 前記貯湯槽が満蓄状態か否か判定する満蓄状態判定手段を備え、前記発電装置制御手段は、前記ヒートポンプユニットが前記暖房運転を行っていると判定され、かつ前記検出された室外熱交換器の温度が前記所定温度以下の場合であっても、前記貯湯槽が満蓄状態と判定されるとき、前記発電装置を起動させないように前記発電装置の動作を制御することを特徴とする請求項5記載のコージェネレーション装置。
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