JP2015167639A - 睡眠改善装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】快適な目覚めを得やすい睡眠改善装置を提供する。
【解決手段】寝具1に備えられ、利用者Bの腰から上の上半身B1〜B3の一部の温度および腰より下の下半身B4,B5の一部の温度を各別に変更可能な熱源2を備え、覚醒時に上半身の一部B2の温度が、下半身の一部B5の温度に対して高温となるよう熱源2の温度制御を行う温度制御装置6を備えた。
【選択図】図1
【解決手段】寝具1に備えられ、利用者Bの腰から上の上半身B1〜B3の一部の温度および腰より下の下半身B4,B5の一部の温度を各別に変更可能な熱源2を備え、覚醒時に上半身の一部B2の温度が、下半身の一部B5の温度に対して高温となるよう熱源2の温度制御を行う温度制御装置6を備えた。
【選択図】図1
Description
本発明は、利用者の睡眠を改善する睡眠改善装置に関する。
一般に、入眠後の体温低下が大きいほど熟眠することができ、入眠後の体温低下を促進するほど速く熟眠状態(例えばレム睡眠とノンレム睡眠とが交互に現れる状態)に移行することができる。また、覚醒前の体温上昇が大きいほど快適な目覚めを得ることができる。
特許文献1には、入床している人の寝具温度などの外部環境温度を変化させることにより体温低下を促進して、入眠を誘導する従来の睡眠改善装置が記載されている。
この睡眠改善装置は、外部環境温度を制御して、入床時は外部環境温度を37℃〜42℃の高めの温度に維持した後、入眠後45分以内で外部環境温度を32℃〜38℃の範囲内に漸次下降させて、熟睡し易い環境を与える。
この睡眠改善装置は、外部環境温度を制御して、入床時は外部環境温度を37℃〜42℃の高めの温度に維持した後、入眠後45分以内で外部環境温度を32℃〜38℃の範囲内に漸次下降させて、熟睡し易い環境を与える。
上記従来の睡眠改善装置は、入床時の外部環境温度を高めの温度に維持することで入床している人の脳に「暑さ」を感じさせ、これにより、体全体からの放熱を増大させる体調機能を働かせて、入床後の体温低下を促進する。
ところが、体全体からの放熱を増大させているにもかかわらず、高めに維持されている外部環境温度に起因して体幹部(上半身)が加温されているので、入床した人が不快感を感じ易い。
また、入眠後45分以内で外部環境温度を32℃〜38℃の範囲内に漸次下降させることにより、体全体からの放熱量を増大させて入眠後の体温低下を促進しようとする。
ところが、低下させた外部環境温度に起因して末梢部(下半身)が冷やされるので、脳が「寒さ」を感じ、これにより、体全体からの放熱を減少させる体調機能が働いて、体温低下が抑制される。
ところが、体全体からの放熱を増大させているにもかかわらず、高めに維持されている外部環境温度に起因して体幹部(上半身)が加温されているので、入床した人が不快感を感じ易い。
また、入眠後45分以内で外部環境温度を32℃〜38℃の範囲内に漸次下降させることにより、体全体からの放熱量を増大させて入眠後の体温低下を促進しようとする。
ところが、低下させた外部環境温度に起因して末梢部(下半身)が冷やされるので、脳が「寒さ」を感じ、これにより、体全体からの放熱を減少させる体調機能が働いて、体温低下が抑制される。
つまり、従来の睡眠改善装置は、入床からの経過時間に応じて外部環境温度を変化させることで全身温度を変更して入眠を誘導する。
したがって、このような技術を類推適用して、快適な目覚めが得られるように、外部環境温度を高めて覚醒前の体温上昇を促進することが考えられる。
しかしながら、この場合は、高い外部環境温度に起因して末梢部が加温されるために、脳が「暑さ」を感じて体全体からの放熱量を増大させる体調機能が働き、体温上昇が抑制されて快適な目覚めを得にくい。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、快適な目覚めを得やすい睡眠改善装置を提供することを目的とする。
したがって、このような技術を類推適用して、快適な目覚めが得られるように、外部環境温度を高めて覚醒前の体温上昇を促進することが考えられる。
しかしながら、この場合は、高い外部環境温度に起因して末梢部が加温されるために、脳が「暑さ」を感じて体全体からの放熱量を増大させる体調機能が働き、体温上昇が抑制されて快適な目覚めを得にくい。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、快適な目覚めを得やすい睡眠改善装置を提供することを目的とする。
本発明による睡眠改善装置の特徴構成は、寝具に備えられ、利用者の腰から上の上半身の一部の温度および腰より下の下半身の一部の温度を各別に変更可能な熱源を備え、覚醒時に前記上半身の一部の温度が、前記下半身の一部の温度に対して高温となるよう前記熱源の温度制御を行う温度制御装置を備えた点にある。
本構成の睡眠改善装置は、覚醒時に、上半身の一部の温度が、下半身の一部の温度に対して高温となるよう熱源の温度制御を行う。
これにより、覚醒時に上半身の一部の温度が下半身の一部の温度に比べて高く設定され、下半身が上半身に対して相対的に低温となる。
その結果、利用者の脳が「寒さ」を感じて体全体からの放熱を抑制するように体調機能が働く。このため、体温上昇が促進されて覚醒時に体全体の体温が高められ、快適な目覚めを得ることができる。
これにより、覚醒時に上半身の一部の温度が下半身の一部の温度に比べて高く設定され、下半身が上半身に対して相対的に低温となる。
その結果、利用者の脳が「寒さ」を感じて体全体からの放熱を抑制するように体調機能が働く。このため、体温上昇が促進されて覚醒時に体全体の体温が高められ、快適な目覚めを得ることができる。
本発明の他の特徴構成は、前記温度制御装置が、入眠時に前記下半身の一部の温度が前記上半身の一部の温度に対して高温となるよう前記熱源を制御する点にある。
本構成であれば、入眠時に下半身の側を相対的に高温とすることで、利用者の脳が「暑さ」を感じて体全体からの放熱を促進するように体調機能が働く。このため、入眠後の体温低下が促進され、利用者を深い睡眠状態に誘導することができる。
本発明の他の特徴構成は、前記入眠時の下半身の一部の温度が相対的に高い第1状態から、前記覚醒時の上半身の一部の温度が相対的に高い第2状態に変化するよう、前記熱源である加熱熱源あるいは冷却熱源による調熱対象部位を、前記下半身の一部と前記上半身の一部との間で順次変更する点にある。
本構成の調熱操作は、入眠時には深い睡眠状態に誘導することができ、覚醒時には快適な目覚めが得られるように、加熱熱源あるいは冷却熱源を上半身と下半身との間で移動させるものである。例えば、冬であればヒータ等の加熱熱源による加熱部位を下半身の側から上半身の側に移動させればよく、夏であれば、送風機などの冷却熱源による冷却部位を上半身の側から下半身の側に移動させればよい。このように本構成であれば、少なくとも一種類の熱源のみを用いて第1状態と第2状態とを得ることができる。
本発明の他の特徴構成は、前記第1状態から前記第2状態に至る途中の前記調熱対象部位として、前記下半身の一部と前記上半身の一部との間に別の部位を設定してある点にある。
本構成の如く、上半身の一部の例である頸部や、下半身の一部の例である下腿部の他に、これらの中間位置である腰部などを調熱対象部位として設定することで、下半身と上半身との間の温度差が小さくなる。この結果、体調機能として放熱促進や放熱抑制が行われず、体全体の体温が維持されることとなる。これにより、入眠時と覚醒時の間において良好な睡眠状態を維持することができる。
本発明の他の特徴構成は、前記第1状態から前記第2状態に至る前記温度制御を、入眠タイミングあるいは覚醒タイミングに基づく時刻あるいは積算時間に基づいて行う点にある。
通常の利用者であれば、入眠から深い睡眠状態に移行するまでの所要時間、あるいは、睡眠程度の深い状態と浅い状態との繰返し周期は所定の値となる。よって、本構成の如く、入眠タイミングあるいは覚醒タイミングに基づいて温度制御を行うことで、装置構成を複雑にすることなく睡眠改善効果を高めることができる。
本発明の他の特徴構成は、前記第1状態から前記第2状態に至る前記温度制御を、前記利用者の睡眠状態をモニターするよう前記寝具に併設した睡眠モニタ装置の出力信号に基づいて行う点にある。
本構成の如く、睡眠モニタ装置を用いれば、利用者が入眠状態にあるか否かを知ることができ、さらには、睡眠状態のうち深く眠っている状態か浅く眠っている状態か等も知ることができる。よって、当該睡眠モニタ装置の出力信号に基づいて温度制御を行い、上記第1状態あるいは第2状態を形成することで、利用者の睡眠状態に応じて最適な温度設定を行うことができ、快適な入眠・覚醒環境を得ることができる。
本発明の他の特徴構成は、前記出力信号が、前記利用者の体の動きを示す体動信号である点にある。
通常、利用者の身体には睡眠の程度に応じて特定の症状が生じる。そのうちの一つが寝返り等の体動である。体動であれば、例えば寝具に簡単な荷重センサを備えることで容易に検出可能である。よって本構成の如く体動信号を利用することで、利用者の睡眠状態に良く適合した温度制御を簡易な構成で実現することができる。
本発明の他の特徴構成は、前記第1状態から前記第2状態に至る前記温度制御を、前記利用者の前記下半身の一部および前記上半身の一部のうち少なくとも何れか一方に取り付けた皮膚温度センサによる検出情報に基づいて行う点にある。
利用者の体温は睡眠状態の変化に伴って変化する。例えば、本発明の温度制御装置では入眠時に下半身の一部を相対的に加熱することで、利用者の体温を全体的に低下させる。また、覚醒時には、上半身の一部を相対的に加熱することで、利用者の体温を全体的に上昇させる。そこで、本構成では、睡眠程度に応じて現れる利用者の体温を直接測定することで、利用者の睡眠程度を間接的に把握し、当該睡眠程度に応じて温度制御を行うこととしている。これにより、利用者が快適に睡眠できる環境をより正確に現出させることができる。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
図1〜図4は、本発明による睡眠改善装置を示す。
睡眠改善装置は、室内空間Aに、就寝しようとする利用者Bが入床する例えば敷き布団及び掛け布団を有するベッド(寝具の一例)1と、入床している利用者Bの身体温度を変更可能な熱源としての加熱装置(加熱熱源)2と、利用者Bの睡眠状態をモニターするようベッド1に併設した睡眠モニタ装置5と、加熱装置2の温度制御を行う温度制御装置6とを備えている。
本実施形態では熱源としての加熱装置2を設けてあるので、室内温度が低い冬季における使用に好適である。
〔第1実施形態〕
図1〜図4は、本発明による睡眠改善装置を示す。
睡眠改善装置は、室内空間Aに、就寝しようとする利用者Bが入床する例えば敷き布団及び掛け布団を有するベッド(寝具の一例)1と、入床している利用者Bの身体温度を変更可能な熱源としての加熱装置(加熱熱源)2と、利用者Bの睡眠状態をモニターするようベッド1に併設した睡眠モニタ装置5と、加熱装置2の温度制御を行う温度制御装置6とを備えている。
本実施形態では熱源としての加熱装置2を設けてあるので、室内温度が低い冬季における使用に好適である。
利用者Bは、頭部B1をベッド1の長手方向一端側に載せ、かつ、下腿部(足)B5をベッド1の長手方向他端側に載せて横臥する姿勢でベッド1に入床する。
加熱装置2は、加熱用の温調空気を敷き布団と掛け布団との間に給気する複数(本実施形態では三つ)の給気ファンユニット3a,3b,3cと、敷き布団と掛け布団との間に給気された温調空気を吸引して室内空間Aに放出する複数(本実施形態では二つ)の排気ファンユニット4a,4bとをベッド1長手方向で交互に隣り合う状態で配置して構成してある。
加熱装置2は、加熱用の温調空気を敷き布団と掛け布団との間に給気する複数(本実施形態では三つ)の給気ファンユニット3a,3b,3cと、敷き布団と掛け布団との間に給気された温調空気を吸引して室内空間Aに放出する複数(本実施形態では二つ)の排気ファンユニット4a,4bとをベッド1長手方向で交互に隣り合う状態で配置して構成してある。
三つの給気ファンユニット3a,3b,3cを、頭部B1を載せるベッド1の長手方向一端側に配置したものから順に、第1給気ファンユニット3a,第2給気ファンユニット3b,第3給気ファンユニット3cという。
二つの排気ファンユニット4a,4bを、頭部B1を載せるベッド1の長手方向一端側に配置したものから順に、第1排気ファンユニット4a,第2排気ファンユニット4bという。
二つの排気ファンユニット4a,4bを、頭部B1を載せるベッド1の長手方向一端側に配置したものから順に、第1排気ファンユニット4a,第2排気ファンユニット4bという。
各給気ファンユニット3a,3b,3cは、ベッド1の幅方向に並べた複数個(本実施形態では3個)の給気ファン3を一組として備えている。
各排気ファンユニット4a,4bは、ベッド1の幅方向に並べた複数個(本実施形態では3個)の排気ファン4を一組として備えている。
各排気ファンユニット4a,4bは、ベッド1の幅方向に並べた複数個(本実施形態では3個)の排気ファン4を一組として備えている。
温調空気は、いずれか一つの給気ファンユニット3a,3b,3cの駆動により、例えばベッド1の下部に設けた温調空気チャンバから敷き布団と掛け布団との間に給気され、給気された温調空気は当該給気ファンユニット3a,3b,3cに隣り合ういずれか一方の排気ファンユニット4a,4bの駆動により室内に放出される。
利用者Bの頸部から胸部又は背部に亘る部分B2の身体温度は、第1給気ファンユニット3aと第1排気ファンユニット4aとの組み合わせを作動させることにより変更可能である。利用者Bの腹部から腰部に亘る部分B3の身体温度は、第2給気ファンユニット3bと第1排気ファンユニット4aとの組み合わせを作動させることにより変更可能である。利用者Bの上腿部分B4の身体温度は、第2給気ファンユニット3bと第2排気ファンユニット4bとの組み合わせを作動させることにより変更可能である。利用者Bの足を含む下腿部分B5の身体温度は、第3給気ファンユニット3cと第2排気ファンユニット4bとの組み合わせを作動させることにより変更可能である。
利用者Bの身体のうち、頭部B1,頸部から胸部又は背部に亘る部分B2および腹部から腰部に亘る部分B3が腰から上の上半身に相当し、上腿部分B4および下腿部分B5が腰より下の下半身に相当している。
したがって、加熱装置2は、第1〜第3給気ファンユニット3a、3b、3cと、第1,第2排気ファンユニット4a,4bとの隣り合ういずれかの組み合わせを作動させることにより、利用者Bの上半身B1〜B3の一部の温度および下半身B4,B5の一部の温度を各別に変更可能に構成してある。
睡眠モニタ装置5は、ベッド1の荷重変化を検出して利用者Bが入床したことを判定する。また、睡眠モニタ装置5は、ベッド1の重心位置変化に基づいて利用者Bが寝返りなどで体を動かした回数(体動数)を検出し、その体動数から利用者Bの入眠タイミングや熟眠タイミング及び覚醒タイミングを判定する。
荷重変化や重心位置変化は、ベッド1と床面との間に介在させた荷重センサ7の出力値に基づいて検出する。
荷重変化や重心位置変化は、ベッド1と床面との間に介在させた荷重センサ7の出力値に基づいて検出する。
睡眠モニタ装置5は、入床した利用者Bが眠り就こうとする入眠開始状態に移行したか否かを判定する入眠判定機能と、眠りに就いている利用者Bが熟眠状態に移行したか否かを判定する熟眠判定機能と、利用者Bが覚醒しようとする状態に移行したか否かを判定する覚醒判定機能とを有している。
入眠判定機能は、例えば入床した利用者Bの体動数が入眠判定用設定回数以下になったときに、入眠開始状態に移行したと判定する機能である。
熟眠判定機能は、入眠開始状態に移行したと判定した後の利用者Bの体動数が熟眠判定用設定回数以下になったときに、熟眠状態に移行したと判定する機能である。
覚醒判定機能は、熟眠状態に移行したと判定した後の利用者Bの体動数が覚醒判定用設定回数以上になったときに、覚醒状態に移行したと判定する機能である。
睡眠モニタ装置5は、これらの判定結果を、利用者Bの体の動きを示す体動信号として温度制御装置6に出力する。
熟眠判定機能は、入眠開始状態に移行したと判定した後の利用者Bの体動数が熟眠判定用設定回数以下になったときに、熟眠状態に移行したと判定する機能である。
覚醒判定機能は、熟眠状態に移行したと判定した後の利用者Bの体動数が覚醒判定用設定回数以上になったときに、覚醒状態に移行したと判定する機能である。
睡眠モニタ装置5は、これらの判定結果を、利用者Bの体の動きを示す体動信号として温度制御装置6に出力する。
温度制御装置6による制御動作を、図2のフローチャートおよび図3,図4を参照しながら説明する。
本実施形態における温度制御装置6は、利用者Bが入床したことを判定した後、加熱装置2の作動を睡眠モニタ装置5からの入力信号に基づいて所定時間間隔で制御する。
本実施形態における温度制御装置6は、利用者Bが入床したことを判定した後、加熱装置2の作動を睡眠モニタ装置5からの入力信号に基づいて所定時間間隔で制御する。
すなわち、ステップ#1において、利用者Bが熟眠状態に移行していないと判定し、かつ、ステップ#2において、入眠状態に移行していないと判定したとき(入床時)は、「入眠促進刺激」を付与する動作を実行する(ステップ#3)。
「入眠促進刺激」の付与は、図4(a)に示すように、下半身の一部である下腿部分B5を加熱して、下腿部分B5の温度が少なくとも上半身の一部である頸部から胸部又は背部に亘る部分B2の温度に対して高温となるように加熱装置2を制御することにより実行する。
具体的には、第3給気ファンユニット3cと第2排気ファンユニット4bとの組み合わせを作動させて、下腿部分B5の温度を例えば34℃以上42℃未満の加温温度に維持する。
具体的には、第3給気ファンユニット3cと第2排気ファンユニット4bとの組み合わせを作動させて、下腿部分B5の温度を例えば34℃以上42℃未満の加温温度に維持する。
「入眠促進刺激」を付与することにより、利用者Bの脳が「暑さ」を感じ、これにより、身体末梢からの熱放散を促す体調機能が働いて、図3に示すように入床後の上半身体温が低下し、入眠準備が促進される。
尚、加温温度は、定性的には「皮膚温」以上で「不快を伴う温度」未満の温度である。
尚、加温温度は、定性的には「皮膚温」以上で「不快を伴う温度」未満の温度である。
ステップ#1において利用者Bが熟眠状態に移行していないと判定し、かつ、ステップ#2において利用者Bが入眠状態に移行していると判定したとき(入眠時)は、「熟眠促進刺激」を付与する動作を実行する(ステップ#4)。
「熟眠促進刺激」の付与は、図4(b)に示すように、下半身の一部である上腿部分B4を加熱して、上腿部分B4の温度が少なくとも上半身の一部である頸部から胸部又は背部に亘る部分B2の温度に対して高温となるよう加熱装置2を制御することにより実行する。
具体的には、第2給気ファンユニット3bと第2排気ファンユニット4bとの組み合わせを作動させて、上腿部分B4の温度を例えば34℃以上42℃未満の加温温度に維持する。
「熟眠促進刺激」の付与は、図4(b)に示すように、下半身の一部である上腿部分B4を加熱して、上腿部分B4の温度が少なくとも上半身の一部である頸部から胸部又は背部に亘る部分B2の温度に対して高温となるよう加熱装置2を制御することにより実行する。
具体的には、第2給気ファンユニット3bと第2排気ファンユニット4bとの組み合わせを作動させて、上腿部分B4の温度を例えば34℃以上42℃未満の加温温度に維持する。
「熟眠促進刺激」を付与することにより、利用者Bの脳が「暑さ」を感じ、これにより、人体末梢からの熱放散を維持する体調機能が働き、図3に示すように上半身体温の降下勾配が大きくなって入眠後の上半身体温の低下が促進され、利用者Bを早期に熟眠状態に誘導することができる。
ステップ#1において利用者Bが熟眠状態に移行していると判定し、かつ、ステップ#5において利用者Bが覚醒状態に移行していないと判定したときは、「熟眠維持刺激」を付与する動作を実行する(ステップ#6)。
「熟眠維持刺激」の付与は、図4(c)に示すように、上半身の一部である腹部から腰部に亘る部分B3を加熱して、腹部から腰部に亘る部分B3の温度が少なくとも下半身の一部である下腿部分B5の温度よりも高温になるように加熱装置2を制御することにより実行する。
具体的には、第2給気ファンユニット3bと第1排気ファンユニット4aとの組み合わせを作動させて、腹部から腰部に亘る部分B3の温度を例えば34℃以上42℃未満の加温温度に維持する。
「熟眠維持刺激」を付与することにより、上半身体温が低下している状態が維持されて、汗の気化が促進されると共に発汗防止および冷え防止が図られ、図3に示すように上半身温度が熟眠に適した温度に維持される。
具体的には、第2給気ファンユニット3bと第1排気ファンユニット4aとの組み合わせを作動させて、腹部から腰部に亘る部分B3の温度を例えば34℃以上42℃未満の加温温度に維持する。
「熟眠維持刺激」を付与することにより、上半身体温が低下している状態が維持されて、汗の気化が促進されると共に発汗防止および冷え防止が図られ、図3に示すように上半身温度が熟眠に適した温度に維持される。
ステップ#1において利用者Bが熟眠状態に移行していると判定し、かつ、ステップ#5において利用者Bが覚醒状態に移行していると判定したとき(覚醒時)は、「覚醒促進刺激」を付与する動作を実行する(ステップ#7)。
「覚醒促進刺激」の付与は、図4(d)に示すように、上半身の一部である頸部から胸部又は背部に亘る部分B2を加熱して、頸部から胸部又は背部に亘る部分B2の温度が、下半身の一部である下腿部分B5の温度よりも高温になるよう加熱装置2を制御することにより実行する(図4(d))。
具体的には、第1給気ファンユニット3aと第1排気ファンユニット4aとの組み合わせを作動させて、頸部から胸部又は背部に亘る部分B2の温度を例えば34℃以上42℃未満の加温温度に維持する。
「覚醒促進刺激」を付与することにより、熱放散が減少又は抑制されて、図3に示すように上半身温度が上昇し、覚醒時に快適な目覚めを誘導することができる。
具体的には、第1給気ファンユニット3aと第1排気ファンユニット4aとの組み合わせを作動させて、頸部から胸部又は背部に亘る部分B2の温度を例えば34℃以上42℃未満の加温温度に維持する。
「覚醒促進刺激」を付与することにより、熱放散が減少又は抑制されて、図3に示すように上半身温度が上昇し、覚醒時に快適な目覚めを誘導することができる。
入眠時の「熟眠促進刺激」における上腿部分B4の温度が残りの部分に比べて相対的に高い状態を第1状態という。
覚醒時の「覚醒促進刺激」における頸部から胸部又は背部に亘る部分B2の温度が残りの部分に比べて相対的に高い状態を第2状態という。
覚醒時の「覚醒促進刺激」における頸部から胸部又は背部に亘る部分B2の温度が残りの部分に比べて相対的に高い状態を第2状態という。
したがって、温度制御装置6は、第1状態から第2状態に至る温度制御を、睡眠モニタ装置5からの出力信号に基づいて行う。
そして、第1状態から第2状態に変化するように、図4に示すように、加熱装置2による調熱(加熱)対象部位を、下腿部分B5、上腿部分B4、腹部から腰部に亘る部分B3、頸部から胸部又は背部に亘る部分B2の順に変更する。
本実施形態では、腹部から腰部に亘る部分B3が、第1状態から第2状態に至る途中の調熱対象部位に相当する。
そして、第1状態から第2状態に変化するように、図4に示すように、加熱装置2による調熱(加熱)対象部位を、下腿部分B5、上腿部分B4、腹部から腰部に亘る部分B3、頸部から胸部又は背部に亘る部分B2の順に変更する。
本実施形態では、腹部から腰部に亘る部分B3が、第1状態から第2状態に至る途中の調熱対象部位に相当する。
〔第2実施形態〕
本実施形態では、図示しないが、温度制御装置6による第1状態から第2状態に至る温度制御を、入眠タイミングあるいは覚醒タイミングに基づく時刻あるいは積算時間に基づいて行う。
本実施形態における温度制御装置6による判定機能を説明する。
本実施形態では、図示しないが、温度制御装置6による第1状態から第2状態に至る温度制御を、入眠タイミングあるいは覚醒タイミングに基づく時刻あるいは積算時間に基づいて行う。
本実施形態における温度制御装置6による判定機能を説明する。
利用者Bが入眠状態に移行した後は約90分間隔で眠りが浅くなり、入眠から約45分が経過したときに最初の深い眠りが出現し、入眠から約2時間15分が経過したときに二回目の深い眠りが出現すると考えられる。
このため、熟眠判定機能は、ステップ#1において、利用者Bが入床してから熟眠判定用の所定時間(例えば入眠判定後2時間15分(入床後2時間30分))が経過したときの二回目の眠りが深くなった状態を熟眠状態に移行したと判定する。
すなわち、眠りの深さは90分周期で変化することが多いため、入眠後の二回目に眠りが深くなった状態を熟眠状態に移行したと判定するものである。
このため、熟眠判定機能は、ステップ#1において、利用者Bが入床してから熟眠判定用の所定時間(例えば入眠判定後2時間15分(入床後2時間30分))が経過したときの二回目の眠りが深くなった状態を熟眠状態に移行したと判定する。
すなわち、眠りの深さは90分周期で変化することが多いため、入眠後の二回目に眠りが深くなった状態を熟眠状態に移行したと判定するものである。
入眠判定機能は、ステップ#2において、利用者Bが入床してからの経過時間が入眠判定用の所定時間(例えば15分)を越えたときに、入眠開始状態に移行したと判定する。
利用者Bが入床してからの経過時間が入眠判定用の所定時間を越えたタイミングが入眠タイミングに相当する。
利用者Bが入床してからの経過時間が入眠判定用の所定時間を越えたタイミングが入眠タイミングに相当する。
覚醒判定機能は、ステップ#5において、利用者Bが入床してからの経過時間が覚醒判定用の時間(例えば予め設定した覚醒予定時刻の30分前までに対応する入床してからの経過時間)に達したときに、覚醒状態に移行したと判定する。
利用者Bが入床してからの経過時間が覚醒判定用の時間に達したタイミングが覚醒タイミングに相当する。
その他の構成は第1実施形態と同様である。
利用者Bが入床してからの経過時間が覚醒判定用の時間に達したタイミングが覚醒タイミングに相当する。
その他の構成は第1実施形態と同様である。
〔第3実施形態〕
本実施形態では、図示しないが、利用者Bの体温が睡眠状態に応じて変化する現象を利用して、温度制御装置6による第1状態から第2状態に至る温度制御を、利用者Bの下半身B4,B5の一部および上半身B1〜B3の一部のうち少なくとも何れか一方に取り付けた皮膚温度センサ(図示せず)による検出情報に基づいて行う。
本実施形態では、図示しないが、利用者Bの体温が睡眠状態に応じて変化する現象を利用して、温度制御装置6による第1状態から第2状態に至る温度制御を、利用者Bの下半身B4,B5の一部および上半身B1〜B3の一部のうち少なくとも何れか一方に取り付けた皮膚温度センサ(図示せず)による検出情報に基づいて行う。
このため、睡眠モニタ装置5は、入床した利用者Bの皮膚温度を検出し、検出した皮膚温度に基づいて第1状態の開始・終了タイミングおよび第2状態の開始タイミングを判定し、それらの判定したタイミングを示すタイミング信号を出力信号として温度制御装置6に出力する。
したがって、睡眠モニタ装置5は、入床した利用者Bの皮膚温度に基づいて、入眠開始状態への移行、覚醒状態への移行、および、熟眠状態への移行を判定する。
熟眠判定機能では、ステップ#1において、皮膚温度が熟眠判定用の所定温度に達したときに、熟眠状態に移行したと判定する。
入眠判定機能では、ステップ#2において、皮膚温度が入眠判定用の所定温度に達したときに、入眠開始状態に移行したと判定する。
覚醒判定機能では、ステップ#5において、皮膚温度が覚醒判定用の所定温度に達したときに、覚醒状態に移行したと判定する。
その他の構成は第1実施形態と同様である。
熟眠判定機能では、ステップ#1において、皮膚温度が熟眠判定用の所定温度に達したときに、熟眠状態に移行したと判定する。
入眠判定機能では、ステップ#2において、皮膚温度が入眠判定用の所定温度に達したときに、入眠開始状態に移行したと判定する。
覚醒判定機能では、ステップ#5において、皮膚温度が覚醒判定用の所定温度に達したときに、覚醒状態に移行したと判定する。
その他の構成は第1実施形態と同様である。
〔第4実施形態〕
本実施形態では、図示しないが、入床している利用者Bの身体温度を変更可能な熱源としての冷却装置(冷却熱源)(図示せず)と、冷却装置の温度制御を行う温度制御装置6とを備えている。
本実施形態では熱源としての冷却装置を設けてあるので、室内温度が高い夏季における使用に好適である。
本実施形態では、図示しないが、入床している利用者Bの身体温度を変更可能な熱源としての冷却装置(冷却熱源)(図示せず)と、冷却装置の温度制御を行う温度制御装置6とを備えている。
本実施形態では熱源としての冷却装置を設けてあるので、室内温度が高い夏季における使用に好適である。
本実施形態が備える冷却装置は、第1実施形態において示した温調空気チャンバから、加熱用の温調空気に代えて、冷却用の温調空気を第1〜第3給気ファンユニット3cに供給することによって実施することができる。
本実施形態における「入眠促進刺激」,「熟眠促進刺激」,「熟眠維持刺激」および「覚醒促進刺激」の付与について、図5を参照しながら説明する。
「入眠促進刺激」の付与は、図5(a)に示すように、上半身の一部である頸部から胸部又は背部に亘る部分B2を冷却して、下腿部分B5の温度が少なくとも頸部から胸部又は背部に亘る部分B2の温度よりも相対的に高くなるように冷却装置を制御することにより実行する。
具体的には、第1給気ファンユニット3aと第1排気ファンユニット4aとの組み合わせを作動させて頸部から胸部又は背部に亘る部分B2の温度を例えば17℃以上34℃未満の冷却温度に維持する。
尚、冷却温度は、定性的には「不快を伴う温度」以上で「皮膚温」未満の温度である。
「入眠促進刺激」の付与は、図5(a)に示すように、上半身の一部である頸部から胸部又は背部に亘る部分B2を冷却して、下腿部分B5の温度が少なくとも頸部から胸部又は背部に亘る部分B2の温度よりも相対的に高くなるように冷却装置を制御することにより実行する。
具体的には、第1給気ファンユニット3aと第1排気ファンユニット4aとの組み合わせを作動させて頸部から胸部又は背部に亘る部分B2の温度を例えば17℃以上34℃未満の冷却温度に維持する。
尚、冷却温度は、定性的には「不快を伴う温度」以上で「皮膚温」未満の温度である。
「熟眠促進刺激」の付与は、図5(b)に示すように、上半身の一部である腹部から腰部に亘る部分B3を冷却して、下半身の一部である下腿部分B5の温度が少なくとも腹部から腰部に亘る部分B3の温度よりも相対的に高温になるように冷却装置を制御することにより実行する。
具体的には、第2給気ファンユニット3bと第1排気ファンユニット4aとの組み合わせを作動させて腹部から腰部に亘る部分B3の温度を例えば17℃以上34℃未満の冷却温度に維持する。
具体的には、第2給気ファンユニット3bと第1排気ファンユニット4aとの組み合わせを作動させて腹部から腰部に亘る部分B3の温度を例えば17℃以上34℃未満の冷却温度に維持する。
「熟眠維持刺激」の付与は、図5(c)に示すように、下半身の一部である上腿部分B4を冷却して、上半身の一部である腹部から腰部に亘る部分B3の温度が少なくとも上腿部分B4の温度よりも相対的に高温になるよう冷却装置を制御することにより実行する。
具体的には、第2給気ファンユニット3bと第2排気ファンユニット4bとの組み合わせを作動させて、上腿部分B4の温度を例えば34℃以上42℃未満の冷却温度に維持する。
具体的には、第2給気ファンユニット3bと第2排気ファンユニット4bとの組み合わせを作動させて、上腿部分B4の温度を例えば34℃以上42℃未満の冷却温度に維持する。
「覚醒促進刺激」の付与は、図5(d)に示すように、下半身の一部である下腿部分B5を冷却して、上半身の一部である頸部から胸部又は背部に亘る部分B2の温度が少なくとも下腿部分B5の温度よりも相対的に高温になるよう冷却装置を制御することにより実行する。
具体的には、第3給気ファンユニット3cと第2排気ファンユニット4bとの組み合わせを作動させて、下腿部分B5の温度を例えば34℃以上42℃未満の冷却温度に維持する。
具体的には、第3給気ファンユニット3cと第2排気ファンユニット4bとの組み合わせを作動させて、下腿部分B5の温度を例えば34℃以上42℃未満の冷却温度に維持する。
したがって、温度制御装置6は、第1状態から第2状態に至る温度制御を、睡眠モニタ装置5からの出力信号に基づいて行う。
そして、第1状態から第2状態に変化するように、図5に示すように、冷却装置による調熱(冷却)対象部位を、頸部から胸部又は背部に亘る部分B2、腹部から腰部に亘る部分B3、上腿部分B4、下腿部分B5の順に変更する。
本実施形態では、上腿部分B4が、第1状態から第2状態に至る途中の調熱対象部位に相当する。
その他の構成は第1実施形態と同様である。
そして、第1状態から第2状態に変化するように、図5に示すように、冷却装置による調熱(冷却)対象部位を、頸部から胸部又は背部に亘る部分B2、腹部から腰部に亘る部分B3、上腿部分B4、下腿部分B5の順に変更する。
本実施形態では、上腿部分B4が、第1状態から第2状態に至る途中の調熱対象部位に相当する。
その他の構成は第1実施形態と同様である。
〔第5実施形態〕
図示しないが、室内を快適な温度に維持し易い春季や秋季において、第1実施形態で示した加熱装置による加熱と第4実施形態で示した冷却装置による冷却とを同時に実行してもよい。
図示しないが、室内を快適な温度に維持し易い春季や秋季において、第1実施形態で示した加熱装置による加熱と第4実施形態で示した冷却装置による冷却とを同時に実行してもよい。
本実施形態における「入眠促進刺激」,「熟眠促進刺激」,「熟眠維持刺激」および「覚醒促進刺激」の付与について、図6を参照しながら説明する。
「入眠促進刺激」の付与は、図6(a)に示すように、下半身の一部である下腿部分B5を加熱し、同時に、上半身の一部である頸部から胸部又は背部に亘る部分B2を冷却するように熱源を制御することにより実行する。
「入眠促進刺激」の付与は、図6(a)に示すように、下半身の一部である下腿部分B5を加熱し、同時に、上半身の一部である頸部から胸部又は背部に亘る部分B2を冷却するように熱源を制御することにより実行する。
「熟眠促進刺激」の付与は、図6(b)に示すように、下半身の一部である上腿部分B4を加熱し、同時に、上半身の一部である腹部から腰部に亘る部分B3を冷却するように熱源を制御することにより実行する。
「熟眠維持刺激」の付与は、図6(c)に示すように、上半身の一部である腹部から腰部に亘る部分B3を加熱し、同時に、下半身の一部である上腿部分B4を冷却するように熱源を制御することにより実行する。
「覚醒促進刺激」の付与は、図6(d)に示すように、上半身の一部である頸部から胸部又は背部に亘る部分B2を加熱し、同時に、下半身の一部である下腿部分B5を冷却するように熱源を制御することにより実行する。
本実施形態によれば、少ない加熱量と冷却量でありながら、身体に大きな温度差を与えて所望の体調機能を働かせることができる。
その他の構成は第1又は第4実施形態と同様である。
その他の構成は第1又は第4実施形態と同様である。
〔その他の実施形態〕
1.本発明による睡眠改善装置は、電気ヒータ或いはペルチェ素子を利用した熱源を備えていてもよい。
2.本発明による睡眠改善装置は、加熱機能と冷却機能とを択一的に作動させることができる熱源を備えていてもよい。
3.本発明による睡眠改善装置は、家庭や宿泊施設、各種医療施設、各種看護施設などに設置するために利用可能である。
1.本発明による睡眠改善装置は、電気ヒータ或いはペルチェ素子を利用した熱源を備えていてもよい。
2.本発明による睡眠改善装置は、加熱機能と冷却機能とを択一的に作動させることができる熱源を備えていてもよい。
3.本発明による睡眠改善装置は、家庭や宿泊施設、各種医療施設、各種看護施設などに設置するために利用可能である。
1 寝具
2 熱源
5 睡眠モニタ装置
6 温度制御装置
B 利用者
B1〜B3 上半身
B4,B5 下半身
2 熱源
5 睡眠モニタ装置
6 温度制御装置
B 利用者
B1〜B3 上半身
B4,B5 下半身
Claims (8)
- 寝具に備えられ、利用者の腰から上の上半身の一部の温度および腰より下の下半身の一部の温度を各別に変更可能な熱源を備え、
覚醒時に前記上半身の一部の温度が、前記下半身の一部の温度に対して高温となるよう前記熱源の温度制御を行う温度制御装置を備えた睡眠改善装置。 - 前記温度制御装置が、入眠時に前記下半身の一部の温度が前記上半身の一部の温度に対して高温となるよう前記熱源を制御する請求項1に記載の睡眠改善装置。
- 前記入眠時の下半身の一部の温度が相対的に高い第1状態から、前記覚醒時の上半身の一部の温度が相対的に高い第2状態に変化するよう、
前記熱源である加熱熱源あるいは冷却熱源による調熱対象部位を、前記下半身の一部と前記上半身の一部との間で順次変更する請求項1または2に記載の睡眠改善装置。 - 前記第1状態から前記第2状態に至る途中の前記調熱対象部位として、前記下半身の一部と前記上半身の一部との間に別の部位を設定してある請求項3に記載の睡眠改善装置。
- 前記第1状態から前記第2状態に至る前記温度制御を、入眠タイミングあるいは覚醒タイミングに基づく時刻あるいは積算時間に基づいて行う請求項3または4に記載の睡眠改善装置。
- 前記第1状態から前記第2状態に至る前記温度制御を、前記利用者の睡眠状態をモニターするよう前記寝具に併設した睡眠モニタ装置の出力信号に基づいて行う請求項3または4に記載の睡眠改善装置。
- 前記出力信号が、前記利用者の体の動きを示す体動信号である請求項6に記載の睡眠改善装置。
- 前記第1状態から前記第2状態に至る前記温度制御を、前記利用者の前記下半身の一部および前記上半身の一部のうち少なくとも何れか一方に取り付けた皮膚温度センサによる検出情報に基づいて行う請求項3または4に記載の睡眠改善装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Applications Claiming Priority (1)
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ID=54200948
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Country | Link |
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003010230A (ja) * | 2001-07-03 | 2003-01-14 | Nippon Riko Igaku Kenkyusho:Kk | 温熱治療装置 |
JP2003052490A (ja) * | 2001-08-10 | 2003-02-25 | Combi Corp | 寝 具 |
JP2003125908A (ja) * | 2001-10-25 | 2003-05-07 | Sanyo Electric Co Ltd | 睡眠制御温熱器具 |
JP2008119454A (ja) * | 2006-09-20 | 2008-05-29 | Cb System Kaihatsu:Kk | 寝床内温度管理装置 |
-
2014
- 2014-03-05 JP JP2014043074A patent/JP2015167639A/ja active Pending
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