JP2015165547A - 太陽電池封止材用樹脂組成物 - Google Patents

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隆彦 上杉
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啓介 増子
誠 柳澤
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誠 柳澤
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Abstract

【課題】太陽電池封止材に成形したときに入射光の光散乱を抑制できるため太陽電池の初期波長変換効率が向上し、さらに長期間太陽光にさらされても波長変換効果の低下および封止材の黄変を最小限に抑制することができ、長期間にわたり高い波長変換効率が維持できる太陽電池封止材用樹脂組成物および太陽電池封止材を提供する。【解決手段】特定構造の蛍光体(A)と、エチレン系樹脂(B)とを含むことを特徴とする太陽電池封止材用樹脂組成物。【選択図】図1

Description

本発明は、太陽電池部材の製造に使用できる太陽電池封止材用樹脂組成物に関する。
近年、太陽光発電は、地球温暖化対策および化石燃料代替の観点から、クリーンで持続的なエネルギーシステムとして、世界中で関心が高まっている。そのため、太陽電池市場は、急速に拡大している。また、昨今の原子力発電の安全性への懸念や、緊急時の自家発電等の面からも太陽光発電(以下、太陽電池ともいう)が注目されている。現在主流の太陽光発電は、結晶シリコンやアモルファスシリコン等のシリコン系やCdTe、CIGS等の化合物半導体系の発電素子、およびその周辺材料から構成されているが、太陽光発電のさらなる普及には、発電コストの低減が最大の課題となっている。ここ数年、発電コストは従来に比べて大幅に低減しているものの、現時点の発電コストは他のエネルギーと比較し依然割高であり、太陽電池には高効率化、長寿命化などが求められている。
ここで太陽電池の高効率化には、受光性、透明性、電気特性等の各種性能の向上が必要とされており、発電素子を環境から守る太陽電池封止材(以下、単に封止材ともいう)にもこれらの性能が求められている(特許文献1、2および3参照)。
しかし、これらの封止材は、もともと高い透明性を備える樹脂を用いているため、大幅な透明性の向上は難しかった。
一方、結晶シリコンの発電素子は、その特性上、太陽光の紫外線領域は分光感度が低く発電に寄与していないため太陽光を有効に活用できていない。そこで、特許文献4および5では、紫外光を吸収して、可視光領域で発光する有機金属錯体を配合して、変換効率が向上するとした、封止材、太陽電池が開示されている。
特開2000−183381号公報 特開2009−152543号公報 特開2008−153520号公報 国際公開第2008/047427 特開2010−258293号公報
しかし、従来の封止材は、有機金属錯体の配位子に耐光性が無いため、連続光照射によって急速に変換効率が低下するため、太陽電池の変換効率が時間の経過ともに低下する問題があった。また、有機金属錯体が光照射によって劣化することで封止材中の樹脂が黄変することでも変換効率が大幅に低下する問題があった。さらに、有機金属錯体と樹脂との屈折率差によって、波長変換に寄与しない波長の光が散乱することで、発電素子の受光性が低下する問題があった。
本発明は、入射光の光散乱の抑制、長期間太陽光にさらされても波長変換効果が低下し難く、黄変を抑制できる初期波長変換効率が良好な太陽電池封止材を成形できる太陽電池封止材用樹脂組成物および太陽電池封止材の提供を目的とする。
本発明の太陽電池封止材用樹脂組成物は、下記一般式(1)で表される蛍光体(A)と、エチレン系樹脂(B)とを含む。
一般式(1)
Figure 2015165547
(式中、R1およびR2は、それぞれ独立に、置換もしくは未置換のアルキル基を表す。
11〜R14は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシル基、置換もしくは未置換のアルケニル基、置換もしくは未置換のアルキル基、置換もしくは未置換のアルキルオキシ基、置換もしくは未置換のアリール基、置換もしくは未置換のアリールオキシ基、置換もしくは未置換の複素環基、置換もしくは未置換の複素環オキシ基、置換もしくは未置換のアシル基、置換もしくは未置換のアシルオキシ基、または、置換もしくは未置換のアミノ基を表す。ここで、R1およびR2、ならびにR11〜R14は、それぞれ、隣接した基が互いに結合して環を形成してもよい。)
上記の本発明は、特定構造の蛍光体が紫外線を吸収することで発電に寄与する可視領域の光を発する。この発光により発電素子の受光量が増加し、太陽電池の初期波長変換効率が向上できる。また、前記蛍光体は、2−ヒドロキシフェニル基が結合した4,5−ジアルキルイミダゾールの骨格が、非常に耐光性に富んでいるため、紫外線による劣化を抑制できることで波長変換効果が長期間持続する。さらに前記蛍光体は、封止材に配合した場合、封止材中の樹脂との屈折率差が少なく、光が散乱しにくいため太陽電池の初期波長変換効率をより向上できる。
本発明により、入射光の光散乱の抑制、長期間太陽光にさらされても波長変換効果が低下し難く、黄変を抑制できる初期波長変換効率が良好な太陽電池封止材を成形できる太陽電池封止材用樹脂組成物および太陽電池封止材を提供できた。
図1は、太陽陽電池モジュールの一例の断面を示した図である。 図2は、試験用サンプルを説明した断面図である。
まず、本発明を詳細に説明する。なお、本明細書において、「任意の数A以上、任意の数B以下」及び「任意の数A〜任意の数B」の記載は、数A及び数Aより大きい範囲であって、数B及び数Bより小さい範囲を意味する。
本発明は、特定構造の蛍光体(A)と、エチレン系樹脂(B)とを含む太陽電池封止材用樹脂組成物である。そして蛍光体(A)は、紫外線を可視光に変換する波長変換効果を有する有機蛍光体である。この波長変換効果とは、ある波長を他の波長へ変換することをいい、本発明では発電素子の分光感度が低い紫外光を、分光感度の高い可視領域の光に変換することをいう。また、波長変換による変換効率の向上は、蛍光体の吸収波長、発光波長、発光強度、および発電素子の受光量により決まるため、太陽光のうち、発電寄与率の小さい紫外線を吸収し、可視光のような長波長領域に発光するようなストークスシフトの大きい化合物が好ましい。なお、分光感度とは各波長での発電のし易さを示したものである。
波長変換機能を有する化合物として、無機蛍光体、有機蛍光体、および有機金属錯体等が知られている。そして無機蛍光体は屈折率が高いものが多い。また、有機金属錯体は凝集し易く、樹脂に対する溶解度が低い化合物が多い。そのため、これらの化合物をエチレン系樹脂に添加した場合、エチレン系樹脂との屈折率差によって、光散乱が起きるため、発電素子表面での反射が増加することで変換効率が低下する。また、一般的な有機蛍光体は、紫外線の連続照射により、有機蛍光体自身が劣化する。この劣化は、有機金属錯体の配位子でも同様に起こり、波長変換機能が長期間維持できない。また、有機金属錯体の場合、金属イオン種によっては、樹脂の自動酸化反応を促進させる触媒作用を持ち、樹脂、その他の添加剤を劣化させる。そして金属による劣化作用は、温度や湿度に比例して大きくなる傾向にある。さらに熱による劣化も作用するため有機金属錯体を太陽電池用途に使用することは極めて困難であった。
そこで、本発明は、太陽電池用途のように長期間紫外線に曝露される状態であっても、蛍光体(A)を用いることで、紫外光による劣化が少なく波長変換効果を長期間維持し、樹脂黄変を低減することができる太陽電池封止材用樹脂組成物を可能とした。
本発明において蛍光体(A)は、下記一般式(1)で表される化合物である。前記化合物は4,5−ジアルキルイミダゾール環の2−位に2−ヒドロキシフェニル基が結合した構造を基本骨格として有することを特徴とする。前記化合物は、前記基本骨格を有することで、紫外線により劣化し難いため耐光性に優れるだけでなく、吸収波長と蛍光波長の差、すなわちストークスシフトを大きくできるので、高い波長変換特性を実現できる。そして、適宜置換基を導入することで樹脂に対する溶解性、融点、および光学特性をより向上させることができる。
一般式(1)
Figure 2015165547
(式中、R1およびR2は、それぞれ独立に、置換もしくは未置換のアルキル基を表す。
11〜R14は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシル基、置換もしくは未置換のアルケニル基、置換もしくは未置換のアルキル基、置換もしくは未置換のアルキルオキシ基、置換もしくは未置換のアリール基、置換もしくは未置換のアリールオキシ基、置換もしくは未置換の複素環基、置換もしくは未置換の複素環オキシ基、置換もしくは未置換のアシル基、置換もしくは未置換のアシルオキシ基、または、置換もしくは未置換のアミノ基を表す。ここで、R1とR2、および、R11〜R14は、それぞれ、隣接した基が互いに結合して環を形成してもよい。)
一般式(1)におけるR1およびR2について説明する。
1およびR2は、それぞれ独立に、置換もしくは未置換のアルキル基を表す。
ここで、R1およびR2におけるアルキル基は、炭素数1から18の直鎖状、分岐鎖状、単環状または縮合多環状アルキル基が好ましい。炭素数1から18の直鎖状、分岐鎖状、単環状または縮合多環状アルキル基は、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ドデシル基、オクタデシル基、イソプロピル基、イソブチル基、イソペンチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、sec−ペンチル基、tert−ペンチル基、tert−オクチル基、ネオペンチル基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、アダマンチル基、ノルボルニル基、および4−デシルシクロヘキシル基等を挙げられる。
一般式(1)におけるR11〜R14について説明する。
11〜R14は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシル基、置換もしくは未置換のアルケニル基、置換もしくは未置換のアルキル基、置換もしくは未置換のアルキルオキシ基、置換もしくは未置換のアリール基、置換もしくは未置換のアリールオキシ基、置換もしくは未置換の複素環基、置換もしくは未置換の複素環オキシ基、置換もしくは未置換のアシル基、置換もしくは未置換のアシルオキシ基、または、置換もしくは未置換のアミノ基を表す。
ここで、R11〜R14におけるハロゲン原子とは、フッ素原子、塩素原子、臭素原子およびヨウ素原子が挙げられる。
また、R11〜R14におけるアルケニル基は、炭素数1から18の直鎖状、分岐鎖状、単環状または縮合多環状アルケニル基が好ましい。それらは構造中に複数の炭素−炭素二重結合を有していても良い。具体的には、例えばビニル基、1−プロペニル基、アリル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基、イソプロペニル基、イソブテニル基、1−ペンテニル基、2−ペンテニル基、3−ペンテニル基、4−ペンテニル基、1−ヘキセニル基、2−ヘキセニル基、3−ヘキセニル基、4−ヘキセニル基、5−ヘキセニル基、シクロペンテニル基、シクロヘキセニル基、1,3−ブタジエニル基、シクロヘキサジエニル基およびシクロペンタジエニル基等が挙げられる。
また、R11〜R14におけるアルキル基は、炭素数1から18の直鎖状、分岐鎖状、単環状または縮合多環状アルキル基が好ましい。具体的には、炭素数1から18の直鎖状、分岐鎖状、単環状または縮合多環状アルキル基は、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ドデシル基、オクタデシル基、イソプロピル基、イソブチル基、イソペンチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、sec−ペンチル基、tert−ペンチル基、tert−オクチル基、ネオペンチル基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、アダマンチル基、ノルボルニル基、および4−デシルシクロヘキシル基等が挙げられる。
また、R11〜R14におけるアルキルオキシ基は、炭素数1から18の直鎖状、分岐鎖状、単環状または縮合多環状アルキルオキシ基が好ましい。炭素数1から18の直鎖状、分岐鎖状、単環状または縮合多環状アルキルオキシ基は、例えばメチルオキシ基、エチルオキシ基、プロピルオキシ基、ブチルオキシ基、ペンチルオキシ基、ヘキシルオキシ基、ヘプチルオキシ基、オクチルオキシ基、ノニルオキシ基、デシルオキシ基、ドデシルオキシ基、オクタデシルオキシ基、イソプロピルオキシ基、イソブチルオキシ基、イソペンチルオキシ基、sec−ブチルオキシ基、tert−ブチルオキシ基、sec−ペンチルオキシ基、tert−ペンチルオキシ基、tert−オクチルオキシ基、ネオペンチルオキシ基、シクロプロピルオキシ基、シクロブチルオキシ基、シクロペンチルオキシ基、シクロヘキシルオキシ基、アダマンチルオキシ基、ノルボルニルオキシ基、ボロニルオキシ基および4−デシルシクロヘキシルオキシ基等が挙げられる。
また、R11〜R14におけるアリール基は、炭素数6から24の単環または縮合多環アリール基が好ましい。具体的には、例えばフェニル基、1−ナフチル基、2−ナフチル基、1−アンスリル基、9−アンスリル基、2−フェナントリル基、3−フェナントリル基、9−フェナントリル基、1−ピレニル基、5−ナフタセニル基、1−インデニル基、1−アセナフチル基、2−フルオレニル基、9−フルオレニル基および3−ペリレニル基等が挙げられる。
また、R11〜R14におけるアリールオキシ基は、炭素数4から18の単環または縮合多環アリールオキシ基が好ましい。具体的には、例えばフェノキシ基、1−ナフチルオキシ基、2−ナフチルオキシ基、9−アンスリルオキシ基、9−フェナントリルオキシ基、1−ピレニルオキシ基、5−ナフタセニルオキシ基、1−インデニルオキシ基、1−アセナフチルオキシ基および9−フルオレニルオキシ基等が挙げられる。
また、R11〜R14における複素環基は、窒素原子、酸素原子、硫黄原子、リン原子を含む、炭素原子数4から24の芳香族あるいは脂肪族の複素環基が好ましい。具体的には、例えば2−チエニル基、2−ベンゾチエニル基、ナフト[2,3−b]チエニル基、3−チアントレニル基、2−チアンスレニル基、2−フリル基、2−ベンゾフリル基、ピラニル基、イソベンゾフラニル基、クロメニル基、キサンテニル基、フェノキサチイニル基、2H−ピロリル基、ピロリル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、ピリジル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、インドリジニル基、イソインドリル基、3H−インドリル基、2−インドリル基、3−インドリル基、1H−インダゾリル基、プリニル基、4H−キノリジニル基、イソキノリル基、キノリル基、フタラジニル基、ナフチリジニル基、キノキサニリル基、キナゾリニル基、シンノリニル基、プテリジニル基、4aH−カルバゾリル基、2−カルバゾリル基、3−カルバゾリル基、β−カルボリニル基、フェナントリジニル基、2−アクリジニル基、ペリミジニル基、フェナントロリニル基、フェナジニル基、フェナルサジニル基、イソチアゾリル基、フェノチアジニル基、イソキサゾリル基、フラザニル基、3−フェニキサジニル基、イソクロマニル基、クロマニル基、ピロリジニル基、ピロリニル基、イミダゾリジニル基、イミダゾリニル基、ピラゾリジニル基、ピラゾリニル基、ピペリジル基、ピペラジニル基、インドリニル基、イソインドリニル基、キヌクリジニル基、モルホリニル基、チオキサントリル基、4−キノリニル基、4−イソキノリル基、3−フェノチアジニル基、2−フェノキサチイニル基、3−クマリニル基、2−ベンゾチアゾリル基、2−ベンゾイミダゾリル基、2−ベンゾオキサゾリル基および2−ベンゾトリアゾリル基等が挙げられる。
また、R11〜R14における複素環オキシ基は、窒素原子、酸素原子、硫黄原子、リン原子を含む、炭素数4から18の単環状または縮合多環状複素環オキシ基が好ましい。具体的には、例えば2−フラニルオキシ基、2−チエニルオキシ基、2−インドリルオキシ基、3−インドリルオキシ基、2−ベンゾフリルオキシ基、2−ベンゾチエニルオキシ基、2−カルバゾリルオキシ基、3−カルバゾリルオキシ基、4−カルバゾリルオキシ基および9−アクリジニルオキシ基等が挙げられる。
また、R11〜R14におけるアシル基は、水素原子または炭素数1から18の直鎖状、分岐鎖状、単環状または縮合多環状の脂肪族が結合したカルボニル基、炭素数2から20のアルキルオキシ基が置換したカルボニル基、炭素数6から18の単環状あるいは縮合多環状アリール基が結合したカルボニル基、炭素数6から18の単環状あるいは縮合多環状のアリールオキシ基が置換したカルボニル基、窒素原子、酸素原子、硫黄原子、リン原子を含む、炭素数4から18の単環または縮合多環状の複素環基が結合したカルボニル基が好ましい。具体的には、例えばホルミル基、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、イソブチリル基、バレリル基、イソバレリル基、ピバロイル基、ラウロイル基、ミリストイル基、パルミトイル基、ステアロイル基、シクロペンチルカルボニル基、シクロヘキシルカルボニル基、アクリロイル基、メタクリロイル基、クロトノイル基、イソクロトノイル基、オレオイル基、シンナモイル基ベンゾイル基、メチルオキシカルボニル基、エチルオキシカルボニル基、プロピルオキシカルボニル基、ブチルオキシカルボニル基、ヘキシルオキシカルボニル基、オクチルオキシカルボニル基、デシルオキシカルボニル基、オクタデシルオキシカルボニル基、ベンゾイル基、1−ナフトイル基、2−ナフトイル基、9−アンスリルカルボニル基、フェニルオキシカルボニル基、1−ナフトイルオキシカルボニル基、2−ナフトイルオキシカルボニル基、9−アンスルリルオキシカルボニル基、3−フロイル基、2−テノイル基、ニコチノイル基およびイソニコチノイル基等が挙げられる。
また、R11〜R14におけるアシルオキシ基は、炭素数2から20のアシルオキシ基が好ましい。具体的には、例えばアセチルオキシ基、プロパノイルオキシ基、ブタノイルオキシ基、ペンタノイルオキシ基、トリフルオロメチルカルボニルオキシ基、ベンゾイルオキシ基、1−ナフチルカルボニルオキシ基および2−ナフチルカルボニルオキシ基等が挙げられる。
また、R11〜R14におけるアミノ基は、例えばアミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アリールアミノ基、ジアリールアミノ基、アルキルアリールアミノ基等が挙げられる。
ここで、アルキルアミノ基は、例えばメチルアミノ基、エチルアミノ基、プロピルアミノ基、ブチルアミノ基、ペンチルアミノ基、ヘキシルアミノ基、ヘプチルアミノ基、オクチルアミノ基、ノニルアミノ基、デシルアミノ基、ドデシルアミノ基、オクタデシルアミノ基、イソプロピルアミノ基、イソブチルアミノ基、イソペンチルアミノ基、sec−ブチルアミノ基、tert−ブチルアミノ基、sec−ペンチルアミノ基、tert−ペンチルアミノ基、tert−オクチルアミノ基、ネオペンチルアミノ基、シクロプロピルアミノ基、シクロブチルアミノ基、シクロペンチルアミノ基、シクロヘキシルアミノ基、シクロヘプチルアミノ基、シクロオクチルアミノ基、シクロドデシルアミノ基、1−アダマンタミノ基および2−アダマンタミノ基等が挙げられる。
ジアルキルアミノ基は、例えばジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジプロピルアミノ基、ジブチルアミノ基、ジペンチルアミノ基、ジヘキシルアミノ基、ジヘプチルアミノ基、ジオクチルアミノ基、ジノニルアミノ基、ジデシルアミノ基、ジドデシルアミノ基、ジオクタデシルアミノ基、ジイソプロピルアミノ基、ジイソブチルアミノ基、ジイソペンチルアミノ基、メチルエチルアミノ基、メチルプロピルアミノ基、メチルブチルアミノ基、メチルイソブチルアミノ基、ジシクロプロピルアミノ基、ピロリジノ基、ピペリジノ基およびピペラジノ基等が挙げられる。
アリールアミノ基は、例えばアニリノ基、1−ナフチルアミノ基、2−ナフチルアミノ基、o−トルイジノ基、m−トルイジノ基、p−トルイジノ基、2−ビフェニルアミノ基、3−ビフェニルアミノ基、4−ビフェニルアミノ基、1−フルオレンアミノ基、2−フルオレンアミノ基、2−チアゾールアミノ基およびp−ターフェニルアミノ基等が挙げられる。
ジアリールアミノ基は、例えばジフェニルアミノ基、ジトリルアミノ基、N−フェニル−N−(1−ナフチル)アミノ基およびN−フェニル−2−ナフチルアミノ基等が挙げられる。
アルキルアリールアミノ基は、例えばN−メチルアニリノ基、N−メチル−2−ピリジノ基、N−エチルアニリノ基、N−プロピルアニリノ基、N−ブチルアニリノ基、N−イソプロピルアニリノ基、N−ペンチルアニリノ基、N−エチルアニリノ基およびN−メチル−N−(1−ナフチル)アミノ基等が挙げられる。
上記R11〜R14における置換基のうち、原料入手のし易さと蛍光量子収率の観点から、R11〜R14は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、アルケニル基、アルキル基、アルキルオキシ基から選ばれる置換基であることが好ましい。
さらに、上記のR11〜R14における置換基は、樹脂との相溶性、ならびに光および酸素に対する安定性をさらに向上させる観点から、少なくとも1つがスタッキング防止効果と立体保護効果の高い3級アルキル基であることが好ましく、tert−ブチル基あるいはtert−ペンチル基がより好ましい。さらに、R11およびR13が同時に3級アルキル基となることが蛍光材料の長期安定性と製造コストの面から最も好ましい。
さらに、上記のR1、R2およびR11〜R14における置換基上の水素原子は、他の置換基で置換されていても良い。前記他の置換基は、例えばハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシル基、アルケニル基、アルキル基、アルキルオキシ基、アリール基、アリールオキシ基、複素環基、複素環オキシ基、アシル基、アシルオキシ基およびアミノ基が挙げられる。
ここで、ハロゲン原子、アルケニル基、アルキル基、アルキルオキシ基、アリール基、アリールオキシ基、複素環基、複素環オキシ基、アシル基、アシルオキシ基、アミノ基とは、R11〜R14における置換基で記載した置換基と同一である。
さらに、R1とR2、および、R11〜R14は、それぞれ隣接した基が互いに結合して環を形成してもよい。
以下、一般式(1)で表される蛍光体(A)の代表例を示すが、本発明はこれらの代表例に限定されるものではない。
Figure 2015165547
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一般式(1)で表される蛍光体(A)を合成する方法は、公知の反応を使用して合成できる。ここで代表的な反応例として、2−(2−ヒドロキシフェニル)イミダゾール骨格の合成反応を反応式(1)に示した。式中、R1、R2、およびR11〜R14はそれぞれ、一般式(1)に示した置換基に対応する。
前記合成反応は、酢酸等の溶媒中でα−ジケトン化合物、サリチルアルデヒド誘導体および酢酸アンモニウムを加熱することにより、2−(2−ヒドロキシフェニル)イミダゾール骨格を形成する反応である。この時、α−ジケトン化合物として、R1およびR2に、それぞれ置換もしくは未置換のアルキル基を有する原料を、R11〜R14に所望の置換基をそれぞれ有する原料を適宜選択して使用すれば、本発明の蛍光体(A)を得ることが可能である。
反応式(1)
Figure 2015165547
上記反応式(1)において、酢酸アンモニウムの代わりにアンモニア水を使用しても、本発明の蛍光体(A)を高い収率で得ることが可能である。
本発明の蛍光体(A)を合成するに際して、オイルバスやマントルヒーター等のような通常の加熱手段で上記の反応が進行しにくい場合は、加熱手段としてマイクロ波を利用してもよく、特に立体障害の大きい3級アルキル基の場合には反応促進効果が大きく、有効である。
本発明においてエチレン系樹脂(B)は、エチレン系共重合体樹脂が好ましい。さらに好ましくは、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレンアクリル酸メチル共重合体、エチレンアクリル酸エチル共重合体、エチレンメタクリル酸メチル共重合体、エチレンメタクリル酸エチル共重合体、及びエチレン系アイオノマー、ポリビニルブチラール樹脂からなる群より選択される1種以上の共重合体である。エチレン系共重合体樹脂は、二種類以上の単量体の共重合体であり、単量体の少なくとも一種類がエチレン単量体であれば特に限定されることはない。具体的には、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレンアクリル酸メチル共重合体、エチレンアクリル酸エチル共重合体、エチレンメタクリル酸メチル共重合体、エチレンメタクリル酸エチル共重合体、エチレン系アイオノマー、エチレン酢酸ビニル系多元共重合体、エチレンアクリル酸メチル系多元共重合体、エチレンアクリル酸エチル系多元共重合体、エチレンメタクリル酸メチル系多元共重合体、エチレンメタクリル酸エチル系多元共重合体などが挙げられる。これらの中でもラミネート工程におけるセルの損傷低減、封止材の透明性および生産性をより向上する観点からエチレン酢酸ビニル共重合体が好ましく、酢酸ビニルを15〜40重量%使用したエチレン酢酸ビニル共重合体がより好ましく、酢酸ビニルを25〜35重量%重量%使用したエチレン酢酸ビニル共重合体がさらに好ましい。
また、本発明において、エチレン系樹脂(B)は、成形性、機械的強度などを考慮すると、メルトフローレート(以下、単にMFRという)が0.1〜60g/10minであることが好ましく、0.5〜45g/10minがより好ましい。なおメルトフローレートは、JIS K7210に準拠して測定した数値である。
一般式(1)で表される蛍光体(A)は、エチレン系樹脂(A)100重量部に対して、0.01〜1.5重量部を使用することが好ましく、0.01〜1重量部がより好ましい。0.01〜1.5重量部を使用することで、透明性、初期波長変換効率および波長変換効果をより高い水準にできる。
本発明の太陽電池封止材用樹脂組成物は、必要に応じて架橋剤、架橋助剤、シランカップリング剤、紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止剤、着色剤、難燃剤、分散剤、受酸剤、絶縁剤等の添加剤を配合することも可能である。さらに、各種添加剤を蛍光体(A)、エチレン系樹脂(B)と一緒に配合して製造することも、太陽電池封止材を製造する際に、別途添加することも可能である。
前記架橋剤は、エチレン酢酸ビニル共重合体の高温使用下における熱変形を防止するために用いられる。エチレン酢酸ビニル共重合体の場合、有機過酸化物が一般的に使用される。添加量は特に限定されないが、エチレン酢酸ビニル共重合体と、蛍光体との合計100重量部に対して、0.05〜3重量部使用することが好ましい。具体的には、例えばtert−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート、tert−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキシルイソプロピルカーボネート、tert−ブチルパーオキシアセテート、tert−ブチルクミルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチルパーオキシ)ヘキサン、ジ−tert−ブチルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3、2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチルパーオキシ)ヘキサン、1,1−ジ(tert−ヘキシルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ジ(tert−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、1,1−ジ(tert−ヘキシルパーオキシ)シクロヘキサン、1,1−ジ(tert−アミルパーオキシ)シクロヘキサン、2,2−ジ(tert−ブチルパーオキシ)ブタン、メチルエチルケトンパーオキサイド、2,5−ジメチルヘキシル−2,5−ジパーオキシベンゾエート、tert−ブチルハイドロパーオキサイド、p−メンタンハイドロパーオキサイド、ジベンゾイルパーオキサイド、p−クロルベンゾイルパーオキサイド、tert−ブチルパーオキシイソブチレート、n−ブチル−4,4−ジ(tert−ブチルパーオキシ)バレレート、エチル−3,3−ジ(tert−ブチルパーオキシ)ブチレート、ヒドロキシヘプチルパーオキサイド、ジクロヘキサノンパーオキサイド、1,1−ジ(tert−ブチルパーオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、n−ブチル−4,4−ジ(tert−ブチルパーオキシ)バレレートおよび2,2−ジ(tert−ブチルパーオキシ)ブタン等が挙げられる。
前記架橋助剤は、上記架橋反応を効率良く行うために用いる。前記架橋助剤は、ポリアリル化合物やポリアクリロキシ化合物のような多不飽和化合物が好ましい。また前記架橋助剤はエチレン酢酸ビニル共重合体と蛍光体との合計エ100重量部に対して、0.05〜3重量部用いるのが好ましい。具体的には、例えばトリアリルイソシアヌレート、トリアリルシアヌレート、ジアリルフタレート、ジアリルフマレート、ジアリルマレエート、エチレングリコールジアクリレート、エチレングリコールジメタクリレートおよびトリメチロールプロパントリメタクリレート等が挙げられる。
前記シランカップリング剤は、表面保護部材や発電素子等に対する接着性を向上させるために用いる。前記シランカップリング剤は、ビニル基、アクリロキシ基、メタクリロキシ基等の不飽和基、およびアルコキシシリル基のような加水分解性基を有する化合物がこ好ましい。シランカップリング剤は、エチレン系樹脂と蛍光体との合計100重量部に対して、0.05〜3重量部用いるのが好ましい。具体的には、例えばビニルトリクロルシラン、ビニルトリス(βメトキシエトキシ)シラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシランおよびγ−クロロプロピルトリメトキシシランなどが挙げられる。
前記紫外線吸収剤は、耐候性を付与するために用いる。前記紫外線吸収剤は、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、トリアジン系、サリチル酸エステル系等の化合物が好ましい。紫外線吸収剤は、エチレン系樹脂と蛍光体との合計100重量部に対して、0.01〜3重量部用いるのが好ましい。具体的には、例えば2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−2’−カルボキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−n−ドデシルオキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−n−オクタデシルオキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−ベンジルオキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−5−スルホベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−5−クロロベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−メチル−4−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3−メチル−5−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3、5−ジメチルフェニル)−5−メトキシベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3−t−ブチル−5−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−[4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン−2−イル]−5−(オクチルオキシ)フェノール、2−(4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン−2−イル)−5−(ヘキシルオキシ)フェノール、フェニルサリチレートおよびp−オクチルフェニルサリチレート等が挙げられる。
前記光安定剤は、紫外線吸収剤と併用して耐候性を向上させるために用いる。前記光安定剤は、ヒンダードアミン光安定剤が好ましい。光安定剤は、エチレン系樹脂と蛍光体との合計100重量部に対して、0.01〜3重量部用いるのが好ましい。具体的には、例えばコハク酸ジメチル−1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン重縮合物、ポリ[{6−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)アミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル}{(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ}ヘキサメチレン{{2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ}]、N,N’−ビス(3−アミノプロピル)エチレンジアミン−2,4−ビス[N−ブチル−N−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)アミノ]−6−クロロ−1,3,5−トリアジン縮合物、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セパレートおよび2−(3,5−ジ−tert−4−ヒドロキシベンジル)−2−n−ブチルマロン酸ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)等が挙げられる。
前記酸化防止剤は、高温下での安定性を付与するために用いる。前記酸化防止剤は、モノフェノール系、ビスフェノール系、高分子型フェノール系、硫黄系、燐酸系等の化合物が好ましい。酸化防止剤は、エチレン系樹脂と蛍光体との合計100重量部に対して、0.05〜3重量部用いるのが好ましい。具体的には、例えば2,6−ジ−tert−ブチル−p−クレゾール、ブチル化ヒドロキシアニゾール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−エチルフェノール、2,2’−メチレン−ビス−(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、2,2’−メチレン−ビス−(4−エチル−6−tert−ブチルフェノール)、4,4’−チオビス−(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、4,4’−ブチリデン−ビス−(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、3,9−ビス〔{1,1−ジメチル−2−{β−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ}エチル}2,4,8,10−テトラオキサスピロ〕5,5−ウンデカン、1,1,3−トリス−(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニル)ブタン、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、テトラキス−{メチレン−3−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−4’−ヒドロキスフェニル)プロピオネート}メタン、ビス{(3,3’−ビス−4’−ヒドロキシ−3’−tert−ブチルフェニル)ブチリックアシッド}グルコールエステル、ジラウリルチオジプロピオネート、ジミリスチルチオジプロピオネート、ジステアリルチオプロピオネート、トリフェニルホスファイト、ジフェニルイソデシルホスファイト、フェニルジイソデシルホスファイト、4,4’−ブチリデン−ビス−(3−メチル−6−tert−ブチルフェニル−ジ−トリデシル)ホスファイト、サイクリックネオペンタンテトライルビス(オクタデシルホスファイト)、トリスジフェニルホスファイト、ジイソデシノレペンタエリスリトールジホスファイト、9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−ホスファフェナスレン−10−オキサイド、10−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−ホスファフェナンスレン−10−オキサイド、10−デシロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−ホスファフェナンスレン、サイクリックネオペンタンテトライルビス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイト、サイクリックネオペンタンテトライルビス(2,6−ジ−tert−メチルフェニル)ホスファイトおよび2,2−メチレンビス(4,6−tert−ブチルフェニル)オクチルホスファイト等が挙げられる。
本発明の太陽電池封止材用樹脂組成物は、蛍光体(A)と、エチレン系樹脂(B)を含む原料を混合し、溶融混練し、ペレット状に成形することで製造できる。この時、蛍光体(A)を高濃度に配合したマスターバッチとして製造することも好ましい。ここで太陽電池封止材用樹脂組成物をマスターバッチとして製造する場合は、エチレン系樹脂(B)100重量部に対して、蛍光体(A)を4〜15重量部配合することが好ましく、4〜10重量部がより好ましい。前記混合は、一般的な高速せん断型混合機や回転混合機であるヘンシェルミキサー、スーパーミキサー、タンブラーミキサー等を用いるのが好ましい。
また、溶融混練は、二本ロール、三本ロール、加圧ニーダー、バンバリーミキサー、単軸混練押出し機、二軸混練押出し機等を用いるのが好ましい。
本発明の太陽電池封止材は、太陽電池封止材用樹脂組成物を溶融混練し、成形することで製造できる。成形方法は、T−ダイ押出機やカレンダー成形機等を使用できる。太陽電池封止材の厚みは、0.1〜1mm程度が好ましい。
また、太陽電池封止材は、マスターバッチとして得られた太陽電池封止材用樹脂組成物と、希釈用のエチレン系樹脂とを溶融混錬し、押し出し成形することで製造することが好ましい。マスターバッチの配合量は、分配性、すなわち蛍光体(A)を封止材全体に分散しやすくなる観点からエチレン系樹脂100重量部に対して、1〜30重量部用いることが好ましく、1〜15重量部がより好ましい。
図1にて、本発明の太陽電池モジュールの構成の一例を示す。図1中の符号11は透明基板、12Aが表面太陽電池封止材、12Bが裏面太陽電池封止材、13が発電素子、14が保護部材である。発電素子13は、表面太陽電池封止材12A及び裏面太陽電池封止材12Bに挟持されている。そして、この積層体は、透明基板11及び保護部材14に挟持されている。太陽電池モジュールは、太陽電池素子の上下に太陽電池封止材を固定することにより作製することができる。一般的には、真空ラミネーターを用いて加熱圧着により製造される。このような太陽電池モジュールとしては、例えば、図1の例のように、透明基板/太陽電池封止材/太陽電池素子/太陽電池封止材/保護部材のように太陽電池素子の両側から太陽電池封止材で挟むスーパーストレート構造のものや、透明基板/太陽電池素子/太陽電池封止材/保護部材のように、基板の表面に形成させた太陽電池素子を太陽電池封止材と保護部材で積層されたものが挙げられる。透明基板には、熱強化白板ガラスや透明フィルムなどが利用され、封止材には耐湿性に優れたエチレン酢酸ビニル共重合体などが用いられる。また、防湿・絶縁性が要求される保護部材にはアルミニウムをフッ化ビニルフィルムで挟んだ構造のシートやアルミニウムを耐加水分解性ポリエチレンテレフタレートフィルムで挟んだものなどが用いられている。また、封止材と保護部材との密着性を上げるために、耐加水分解ポリエチレンテレフタレート等の上面に直鎖状低密度ポリエチレンや、ポリプロピレンを積層した保護部材も用いられる。
以下に、実施例により、本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらにより何ら限定されるものではない。部は重量部、%は重量%を意味する。
(A)蛍光体
本発明の実施例で使用した蛍光体(A)の構造を表1に示す。
Figure 2015165547
以下、蛍光体(A)の合成例を説明する。
合成例(1);蛍光体(1)の合成
サリチルアルデヒド7.09gを室温にてエタノール200mlに溶解し、アンモニア水35.3gを加えて5分間撹拌した。得られた溶液に2,3−ブタンジオン5.00gを少量ずつ添加し、室温にて1時間撹拌した後、80℃で1時間加熱撹拌した。得られた反応溶液を室温まで冷却し、氷水800gにあけて塩酸にて中和した。析出物をろ過して水洗した後、減圧乾燥した。得られた個体をトルエンにて再結晶し、蛍光体(1)を4.15g得た(収率:38%)。
合成例(2);蛍光体(2)
合成例(1)のサリチルアルデヒドを3−t−ブチルサリチルアルデヒドに置き換えた以外は、合成例(1)と同様に行うことで蛍光体(2)を得た(収率26%)。
合成例(3);蛍光体(3)
3,5−ジ−t−ブチルサリチルアルデヒド8.16g、2,3−ブタンジオン3.00gを室温にてエタノール50mlに溶解し、アンモニア水10.60gを数回に分けて添加して10分間撹拌した。得られた溶液を80℃で4時間加熱撹拌した後、この溶液を氷水200gにあけ、塩酸にて中和した。この混合物をトルエン200mlで抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を溜去した。得られた油状物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、展開溶媒:トルエン)で精製し、得られた化合物をヘキサンから再結晶することにより、蛍光体(3)を2.36g得た(収率23%)。
合成例(4);蛍光体(4)の合成
2,2,5,5−テトラメチル−3,4−ヘキサンジオン6.20g、3,5−ジ−t−ブチルサリチルアルデヒド8.53g、酢酸アンモニウム56.10g、酢酸87.40gをフラスコに仕込み、マイクロ波反応装置(μリアクター、四国計測工業社製)を用いて、混合物の温度を130℃〜140℃に保ちながら4時間、加熱還流をした。この反応液を水500mlにあけ、ヘキサン200mlで抽出した。得られた有機層を、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、次いで、水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を溜去した。得られた油状物をカラムクロマトグラフィーで精製し、さらにヘキサンから再結晶することにより、蛍光体(4)を3.08g得た(収率22%)。
合成例(5);蛍光体(5)の合成
合成例(4)の3,5−ジ−t−ブチルサリチルアルデヒドを5−メトキシサリチルアルデヒドに置き換えた以外は、合成例(4)と同様に行うことで蛍光体(5)を得た(収率21%)。
(B)エチレン系樹脂
(B−1)東ソー社製(ウルトラセン751、エチレン酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニル含有量:28重量%、MFR:5.7)
(B−2)三井・デュポンポリケミカル社製(エバフレックスV523、エチレン酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニル含有量:33重量%、MFR:14)
[実施例1]
ウルトラセン751 90重量部と蛍光体(1)10重量部をタンブラーミキサー(カワタ社製)に投入し、温度25℃、時間3分の条件で撹拌した後、二軸押出し機(日本プラコン社製)に投入し、温度100℃で溶融混練することで太陽電池封止材用マスターバッチを得た。
別途、ウルトラセン751に架橋剤、架橋助剤、シランカップリング剤を配合した架橋剤マスターバッチと、熱可塑性樹脂に紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止剤を配合した安定化剤マスターバッチを作製した。
得られた太陽電池封止材用のマスターバッチと、架橋剤マスターバッチと、安定化剤マスターバッチと、表2の配合量になるように、希釈樹脂としてウルトラセン751を投入し、これらを全てT−ダイ押出機に投入した。次いで90℃にて押し出し成形を行うことで太陽電池封止材12A、12Bおよび16(それぞれ厚さ0.5mm)を得た。なお、太陽電池封止材中の架橋剤、架橋助剤、シランカップリング剤、紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止剤の種類および配合量は、ウルトラセン751と蛍光体(1)の合計100重量部に対して、下記配合量になるよう使用した。
架橋剤:t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキシルモノカーボネート0.8重量部
架橋助剤:トリアリルイソシアヌレート0.4重量部
シランカップリング剤:γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン0.3重量部
紫外線吸収剤:2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン0.1重量部
光安定剤:N,N’−ビス(3−アミノプロピル)エチレンジアミン−2,4−ビス[N−ブチル−N−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)アミノ]−6−クロロ−1,3,5−トリアジン縮合物0.1重量部
酸化防止剤:フェニルジイソデシルホスファイト0.1重量部
Figure 2015165547
[実施例2〜10]
エチレン系樹脂(B)および蛍光体(A)をそれぞれ表2に示す比率になるように変更した以外は実施例1と同様に行うことで、太陽電池封止材12A、12Bおよび16を得た。
[比較例1〜5]
比較例1〜5は、それぞれ表4に示すエチレン系樹脂90重量部と、表3に示す蛍光体10重量部をタンブラーミキサー(カワタ社製)に投入し温度25℃、時間3分の条件で撹拌した後、二軸押出し機(日本プラコン社製)に投入し、温度100℃で溶融混練を行うことで太陽電池封止材用マスターバッチを得た。それ以外は実施例1と同様に行い架橋剤マスターバッチと、安定化剤マスターバッチを得た。得られた太陽電池封止材用マスターバッチと、架橋剤マスターバッチと、安定化剤マスターバッチと、さらにエチレン系樹脂を配合し、表4の配合比率にした以外は実施例1と同様にして太陽電池封止材12A、12Bおよび16を得た。
Figure 2015165547
Figure 2015165547
実施例1〜10及び比較例1〜5で得られた太陽電池封止材を以下の基準で評価し、評価結果を表5に示した。
[試験用サンプル1の作成]
得られた太陽電池封止材16を厚さ3mmのガラス製透明基板15および17とで挟み込んで重ねた。その後、真空ラミネーターを使用して真空下で、150℃で5分間加熱し、その後15分間加熱圧着して、前記太陽電池封止材を架橋させることで図2の試験用サンプル1を得た。
[蛍光強度]
図2の試験用サンプル1の蛍光強度を、分光蛍光光度計(日立ハイテク製)を使用して測定した。
[黄変性]
封止材の黄変性を黄色度により評価した。すなわち試験用サンプル1をスーパーキセノンウェザーメーター(スガ試験機製)を使用して加速試験を行い、紫外線により封止材が黄色に変色したかどうかをコンピューターカラーマッチングシステム(KURABO製)により評価した。評価は、試験前後の黄色度(YI)を測定する。そして試験前後の黄色度(YI)の差(ΔYI)が小さいものほど封止材の変色が少ない。前記加速試験は、耐久試験用サンプル1を温度63℃、湿度50%RH、放射照度180W/m2の環境下、1500時間静置することで行った。
[耐光性]
封止材の耐光性を蛍光強度保持率で評価した。すなわち試験用サンプル1をスーパーキセノンウェザーメーター(スガ試験機製)を使用して加速試験を行った。そして、試験前後の蛍光強度を分光蛍光光度計で測定することで、紫外線による封止材の劣化を蛍光強度の観点から評価した。加速試験前のサンプルの蛍光強度を100としたとき、加速試験後のサンプルの蛍光強度を保持率で評価した。前記加速試験は、温度63℃、湿度50%RH、放射照度180W/m2の環境下、500、1000および1500時間静置することで行った。
[試験用サンプル2の作成]
得られた太陽電池封止材12A、12Bを用いて発電素子を挟み込み、その上面と下面を、それぞれ厚さ1mmのガラス製透明基板11と、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂/耐加水分解ポリエチレンテレフタレート/アルミ/耐加水分解ポリエチレンテレフタレートの4層(合計厚さ1mm)の保護部材14とで挟んで重ねた。次いで、真空ラミネーターを使用して真空下で、150℃で5分間加熱し、その後15分間加熱圧着して、封止材を架橋させることで試験用サンプル2を得た。
[変換効率]
試験用サンプル2について、スーパーキセノンウェザーメーターを使用した加速試験、および恒温恒湿試験機を使用した加熱加湿試験(ダンプヒート試験)をそれぞれ行った。それぞれの試験後のサンプルについて、変換効率の変化を評価した。この変換効率は、入光エネルギーと最適動作点での出力と、発電素子の面積から算出した。評価方法は、発電素子単体の変換効率を100として、サンプル試験前の変換効率と、それぞれの試験後の変換効率を計算した。
Figure 2015165547
表5の結果より、実施例1〜10は、黄変性、耐光性および波長変換効率という3つの耐久性評価において比較例を上回る優れた耐久性が得られた。本発明では、特定構造の蛍光体(A)を用いることで、従来の蛍光体を用いた場合と比較して波長変換効果が長期間低下しにくい。さらに太陽電池封止材が黄色に変色しにくいため、時間が経過しても発電効率が保持できるという驚くべき結果が得られた。
11 透明基板
12A 表面太陽電池封止材
12B 裏面太陽電池封止材
13 発電素子
14 保護部材
15 透明基板
16 太陽電池封止材
17 透明基板

Claims (4)

  1. 下記一般式(1)で表される蛍光体(A)と、エチレン系樹脂(B)とを含むことを特徴とする太陽電池封止材用樹脂組成物。
    一般式(1)
    Figure 2015165547
    (式中、R1およびR2は、それぞれ独立に、置換もしくは未置換のアルキル基を表す。
    11〜R14は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシル基、置換もしくは未置換のアルケニル基、置換もしくは未置換のアルキル基、置換もしくは未置換のアルキルオキシ基、置換もしくは未置換のアリール基、置換もしくは未置換のアリールオキシ基、置換もしくは未置換の複素環基、置換もしくは未置換の複素環オキシ基、置換もしくは未置換のアシル基、置換もしくは未置換のアシルオキシ基、または、置換もしくは未置換のアミノ基を表す。ここで、R1とR2、およびR11〜R14は、それぞれ、隣接した基が互いに結合して環を形成してもよい。)
  2. エチレン系樹脂(B)が、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレンアクリル酸メチル共重合体、エチレンアクリル酸エチル共重合体、エチレンメタクリル酸メチル共重合体、エチレンメタクリル酸エチル共重合体、エチレン系アイオノマー、およびポリビニルブチラール樹脂からなる群より選択される1種以上の共重合体であることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池用樹脂組成物。
  3. 請求項1または2に記載の太陽電池用樹脂組成物を用いて成形してなる太陽電池封止材。
  4. 請求項3記載の太陽電池封止材を備えた太陽電池モジュール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2017056369A1 (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 太陽電池モジュール

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