JP2015163008A - ハーネスの支持構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構成により、コネクタの接触不良の発生を未然に防止し、取付パネルに装着された種々の装着物等にハーネスの余長が干渉しないようにハーネスを支持できるようにする。
【解決手段】ハーネス5の固定具7による固定部分よりも操作スイッチ2のコネクタ2a寄りの位置をガイド体9により支持し、このときハーネス5のガイド体9による支持部分と、ハーネス5のコネクタ2aとの接続部分とがほぼ平行に保持された状態でずれ、かつ、ガイド体9による支持部分とコネクタ2aとの接続部分との間がS字を成すように、ガイド体9によりハーネス5の余長を支持する。
【選択図】図3
【解決手段】ハーネス5の固定具7による固定部分よりも操作スイッチ2のコネクタ2a寄りの位置をガイド体9により支持し、このときハーネス5のガイド体9による支持部分と、ハーネス5のコネクタ2aとの接続部分とがほぼ平行に保持された状態でずれ、かつ、ガイド体9による支持部分とコネクタ2aとの接続部分との間がS字を成すように、ガイド体9によりハーネス5の余長を支持する。
【選択図】図3
Description
本発明は、取付パネルに取り付けられた操作スイッチのコネクタに端部が接続されたハーネスを、固定具により車体部材に固定し、固定具とコネクタとの間のハーネスの余長を支持するハーネスの支持構造に関する。
一般に、車両のインストルメントパネルには、スピードやエンジン回転数などを表示する液晶ディスプレイのほか、エンジンスタートスイッチや電動ミラースイッチ、電動ミラーレべリングスイッチなどの各種操作スイッチが取り付けられ、インストルメントパネル内側において、ハーネスの端部がこれら操作スイッチのコネクタに接続されることにより、電気的配線が行われている。
このとき、操作スイッチのインストルメントパネルへの組付けを容易に行えるようにするために、ハーネスの長さに余裕を持たせることが行われ、インストルメントパネルに組み付け後の操作スイッチに接続されたハーネスの余長を、インストルメントパネルに装着された小物入れなどの装着物やその他の機器に干渉しないように支持すべく、ゴム紐と、その両端に取り付けられハーネスに係止されるクリップとを有する伸縮索を使用し、ハーネスの余長を屈曲状態に引き留めておくことが、従来提案されている(例えば、特許文献1)。
しかし、上記した特許文献1の構造の場合、伸縮索がゴム紐であるため、ハーネスの剛性が強すぎると、伸縮索の引っ張り力に抗してハーネスが伸張してしまい、ハーネスの余長を屈曲した状態に保持することができなくなり、ハーネスの余長がインストルメントパネルの装着物に干渉する一方、伸縮索の引っ張り力をハーネスの剛性よりも大きくすると、スイッチをインストルメントパネルに組付けた後にハーネス端部のコネクタを結合する際に、作業者は伸縮索の引っ張り力よりも大きな力でハーネスを引っ張ってコネクタの結合作業をしなければならず、作業性の悪化を招くという問題がある。
本発明は、簡単な構成により、コネクタの接触不良の発生を未然に防止し、取付パネルに装着された種々の装着物等にハーネスの余長が干渉しないようにハーネスを支持できるようにすることを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明のハーネスの支持構造は、取付パネルに取り付けられた操作スイッチのコネクタに端部が接続されたハーネスを、固定具により車体部材に固定し、前記固定具と前記コネクタとの間の前記ハーネスの余長を支持するハーネスの支持構造において、前記ハーネスの前記固定具による固定部分よりも前記コネクタ寄りの位置を支持する支持部材を備え、前記ハーネスの前記支持部材による支持部分と、前記ハーネスの前記コネクタとの接続部分とがほぼ平行に保持された状態でずれ、かつ、前記支持部材による前記支持部分と前記接続部分との間がS字を成すように、前記支持部材により前記ハーネスの余長が支持されることを特徴としている(請求項1)。
請求項1に係る発明によれば、ハーネスの固定具による固定部分よりもコネクタ寄りの位置を支持部材により支持し、このときハーネスの支持部材による支持部分と、ハーネスのコネクタとの接続部分とがほぼ平行に保持された状態でずれ、かつ、支持部材による支持部分と接続部分との間がS字を成すように、支持部材によりハーネスの余長を支持するため、ハーネスのコネクタとの接続部分に過大な応力が加わることがなくコネクタの接触不良の発生を未然に防止することができ、取付パネルに装着された小物入れやスイッチ類など種々の装着物に、ハーネスの余長が干渉しないようにハーネスを支持することができる。
本発明の一実施形態について、図1ないし図3を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、取付パネルであるインストルメントパネル1には、様々な車両用電気機器を操作するための操作スイッチ2をはじめ、小物入れ3などの装着物が取り付けられ、操作スイッチ2のコネクタ2aに端部にワイヤハーネス5が接続されており、操作スイッチ2のインストルメントパネル1への組付けを容易に行えるようにするために、ハーネス5の長さに余裕を持たせつつ車体部材であるピラートゥピラーメンバ(以下、PPメンバという)6に固定されて支持されている。このとき、以下に詳述する固定具7によりハーネス5の余長の処理が行われる。
この固定具7はいわゆる結束バンド構造を有し、一面に凸条が多数配列して一体形成された樹脂製バンド部7a、および、該バンド部7aの途中の他面側に一体的に設けられたクリップ部7b、バンド部7aの一端に設けられバンド部7aの他端が一方側から挿入される透孔を有し凸条の係止によってバンド部7aの他端が他方側に抜けることを阻止する係止体を備える。
そして、図2に示すように、全体がL字形状で横断面もL字状を有する本発明における支持部材に相当するガイド体9が設けられ、このガイド体9の前側の一端がハーネス5とともに固定具7により結束されるとともに、ガイド体9の後側の他端がビニールテープ等のテープ10によりハーネス5に固定され、この状態で、固定具7のクリップ部7bの先端の拡開した突起がPPメンバ6の係合孔6aに嵌挿されて係合され、ハーネス5がピラートゥピラーメンバ6に固定支持される。
このとき、特に図3の平面図に示されるように、ガイド体9の後側の他端つまり後端Aは、コネクタ2aの前端Bよりも後方に位置するため、ガイド体9はハーネス5の固定具7による固定部分よりもコネクタ2a寄りの位置を支持することになり、ハーネス5のガイド体9による支持部分と、ハーネス5のコネクタ2aとの接続部分とがほぼ平行に保持された状態でずれ、かつ、ガイド体9による支持部分とコネクタ2aとの接続部分との間がS字を保ちつつガイド体9によりハーネス5の余長が支持されるようになっている。
その結果、ハーネス5がS字を成してガイド体9により余長分が下方に垂れ下がることなく支持されることになり、ハーネス5は折れ曲がることなく真っ直ぐな状態でコネクタ2aに接続されるので、ハーネス5のコネクタ2aとの接続部分に過大な応力が加わることが防止され、しかもハーネス5は、インストルメントパネル1に装着された小物入れ3など種々の装着物やその他のスイッチ類に余長が干渉することもなく支持される。
したがって、上記した実施形態によれば、ハーネス5の固定具7による固定部分よりも操作スイッチ2のコネクタ2a寄りの位置をガイド体9により支持し、このときハーネス5のガイド体9による支持部分と、ハーネス5のコネクタ2aとの接続部分とがほぼ平行に保持された状態でずれ、かつ、ガイド体9による支持部分とコネクタ2aとの接続部分との間がS字を成すように、ガイド体9によりハーネス5の余長を支持するため、ハーネス5のコネクタ2aとの接続部分に過大な応力が加わることがなくコネクタ2aの電気的接触不良の発生を未然に防止することができ、インストルメントパネル1に装着された小物入れ3等に、ハーネス5の余長が垂れ下がって干渉しないようにハーネス5を支持することができる。
また、固定具7を一緒にガイド体9をハーネス5に結束できるため、作業性に優れたハーネス支持構造を提供することができる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、上記した実施形態では、取付パネルをインストルメントパネル1とした例について説明したが、取付パネルはインストルメントパネル1に限定されるものではなく、固定具も上記した結束バンド構造のものに限定されないのはいうまでもない。
また、支持部材も、上記した形状のガイド体9に限定されるものではなく、要するにハーネス5の固定具7による固定部分よりもコネクタ2a寄りの位置を支持し得るものであって、ハーネス5の支持部分と、ハーネス5のコネクタ2aとの接続部分とがほぼ平行に保持された状態でずれ、かつ、支持部分と接続部分との間がS字を成すように、ハーネス5の余長を支持できるものであればよい。
1 …インストルメントパネル(取付パネル)
2 …操作スイッチ
5 …ワイヤハーネス
6 …PPメンバ(車体部材)
7 …固定具
9 …ガイド体(支持部材)
2 …操作スイッチ
5 …ワイヤハーネス
6 …PPメンバ(車体部材)
7 …固定具
9 …ガイド体(支持部材)
Claims (1)
- 取付パネルに取り付けられた操作スイッチのコネクタに端部が接続されたハーネスを、固定具により車体部材に固定し、前記固定具と前記コネクタとの間の前記ハーネスの余長を支持するハーネスの支持構造において、
前記ハーネスの前記固定具による固定部分よりも前記コネクタ寄りの位置を支持する支持部材を備え、
前記ハーネスの前記支持部材による支持部分と、前記ハーネスの前記コネクタとの接続部分とがほぼ平行に保持された状態でずれ、かつ、前記支持部材による前記支持部分と前記接続部分との間がS字を成すように、前記支持部材により前記ハーネスの余長が支持されることを特徴とするハーネスの支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014037959A JP2015163008A (ja) | 2014-02-28 | 2014-02-28 | ハーネスの支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014037959A JP2015163008A (ja) | 2014-02-28 | 2014-02-28 | ハーネスの支持構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015163008A true JP2015163008A (ja) | 2015-09-07 |
Family
ID=54185772
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014037959A Pending JP2015163008A (ja) | 2014-02-28 | 2014-02-28 | ハーネスの支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015163008A (ja) |
-
2014
- 2014-02-28 JP JP2014037959A patent/JP2015163008A/ja active Pending
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