JP2015162762A - 通信装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 通信装置において、他の接続の状況に基づいて他の通信装置との間での直接接続の制御を行うこと。
【解決手段】 通信装置は、無線ネットワークに参加すると共に、その無線ネットワークに参加している他の通信装置と直接通信を行う。通信装置は、第1の他の通信装置と直接通信を行っている際に、第1の他の通信装置とは異なる第2の他の通信装置と直接通信を行っているか、および、第1の他の通信装置が第3の他の通信装置と直接通信を行っているか、の少なくともいずれかを判定する。そして、通信装置は、第2の他の通信装置と直接通信を行っている場合、又は第1の他の通信装置が第3の他の通信装置と直接通信を行っている場合に、第1の他の通信装置との間の直接通信によるチャネルの切り替えを制限する。
【選択図】 図2

Description

本発明は無線通信におけるチャネル切り替え制御技術に関する。
IEEE802.11規格シリーズに代表される無線LAN通信システムが広く利用されている。無線LANでは、アクセスポイント(以後、AP)と呼ばれる基地局と、APの電波到達範囲内に存在し、無線接続状態のステーション(以後、STA)とが接続を確立してネットワークを確立し、無線通信を行う。また、近年では、従来型のAPとSTAによる単純な無線ネットワーク構成だけでなく、さまざまな無線LANネットワークの形態で通信を行う方法が出現している。例えば、APに接続しているSTA同士が、直接接続(ダイレクトリンク)を用いて通信するための技術として、Tunneled Direct Link Setup(TDLS)がある。非特許文献1には、無線LAN端末間でAPを介してTDLS設定用の制御データを送受信することによって、無線STA間の直接接続を形成する技術が記載されている。直接接続を形成することにより、無線LAN端末が相手端末と直接通信することとなるため、APの能力に縛られない通信が可能となる。
また、TDLSでは、APが構成している無線ネットワークのチャネル(以下、「ベースチャネル」と呼ぶ。)に縛られずに、STA同士の直接通信のためにチャネルを別のチャネル(以下、「オフチャネル」と呼ぶ。)に切り替えることが可能である。これにより、例えば、APが2.4GHz帯で動作している場合でも、STAは、相手方のSTAとの間で、5GHz帯のチャネルを用いて直接通信をすることができる。
また、TDLSによる直接接続を利用した映像ストリーミング通信として、Wi−Fi Displayがある。Wi−Fi Displayは、Wi−Fi Allianceが規格化した無線ダイレクトストリーミング技術である。Wi−Fi Displayでは、映像ストリーミングを送信する側の装置がSinkと呼ばれ、映像ストリーミングを受信する側の装置がSourceと呼ばれる。Wi−Fi Displayでは、無線接続に、Wi−Fi DirectまたはTDLSのいずれかを使用する。Wi−Fi Displayを用いる通信装置同士は、TDLSを用いて直接接続を確立することにより、APを介さずに映像ストリーミングを送受信することができる。そして、TDLSによるチャネルの切り替えにより、通信装置は、例えば、比較的干渉の少ない5GHz帯で映像ストリーミングの送受信を行うことができるようになる。
IEEE Std 802.11−2012
現状、通信装置が、TDLSを用いた直接接続を確立し、そのチャネルの切り替えを行うことについて、その時点で確立している他の直接接続への影響は考慮されていない。すなわち、例えば、通信装置が複数の他の通信装置と直接接続を確立している場合に、その複数の他の通信装置のうちの1つとの直接通信においてチャネルを切り替えた場合の課題については検討されていない。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、通信装置において、他の接続の状況に基づいて他の通信装置との間での直接接続の制御を行うための技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明による通信装置は、無線ネットワークに参加すると共に、当該無線ネットワークに参加している他の通信装置と直接通信を行うための通信手段と、前記通信装置が第1の他の通信装置と直接通信を行っている際に、前記通信装置が前記第1の他の通信装置とは異なる第2の他の通信装置と直接通信を行っているか、および、前記第1の他の通信装置が前記通信装置とは異なる第3の他の通信装置と直接通信を行っているか、の少なくともいずれかを判定する判定手段と、前記通信装置が前記第2の他の通信装置と直接通信を行っている場合、又は前記第1の他の通信装置が前記第3の他の通信装置と直接通信を行っている場合に、前記通信装置と前記第1の他の通信装置との間の直接通信によるチャネルの切り替えを制限する制限手段と、を有する。
本発明によれば、通信装置において、他の接続の状況に基づいて他の通信装置との間での直接接続の制御を行うことができる。
無線通信システムの構成例を示す図。 実施形態1のSTA101の機能構成の一例を示すブロック図。 実施形態1のチャネルスイッチ設定制御の流れを示すフローチャート。 実施形態1の処理の流れの第1の例を示すシーケンス図。 実施形態1の処理の流れの第2の例を示すシーケンス図。 実施形態2のSTA103の機能構成の別の例を示すブロック図。 実施形態2の相手装置の直接接続数判定処理の流れを示すシーケンス図。 実施形態2において相手装置から受信する信号の構造を示す概念図。 実施形態2のチャネルスイッチ設定制御の流れを示すフローチャート。 実施形態3のチャネルスイッチ設定制御の流れを示すフローチャート。 実施形態3の処理の流れの第1の例を示すシーケンス図。 実施形態3の別のチャネルスイッチ設定制御の流れを示すフローチャート。 実施形態3の処理の流れの第2の例を示すシーケンス図。 実施形態4の処理の流れの例を示すシーケンス図。
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。以下では、IEEE802.11規格シリーズに準拠する無線LANが用いられる場合について説明する。ただし、以下の実施形態は一例を示すものであって、本発明はこれに限られず、他の同様のシステムが用いられる場合にも適用可能である。すなわち、通信装置が、複数の他の通信装置との間で直接接続を確立し、その直接接続のうちの1つにおいてチャネルの切り替えが生じうるシステムであれば、以下の議論を適用可能である。
なお、以下で説明する通信装置(STA)は、直接接続を確立するためにTunneled Direct Link Setup(TDLS)を用いるものとする。すなわち、通信装置は、アクセスポイント(AP)が構成するネットワークに参加している際に、そのネットワークに参加している他の通信装置との間で、そのAPが構成したネットワークを用いて、直接接続を確立する。
(無線通信システムの構成例)
以下に示す各実施形態における無線通信システムの構成例を図1に示す。本無線通信システムは、アクセスポイント(AP102)と、AP102によって構成された無線ネットワーク105に参加する複数の端末(STA101、STA103及びSTA104)を含む。
AP102は、無線ネットワーク105を構成する無線LANの基地局(AP)である。STA101は、IEEE802.11規格シリーズに準拠した無線LANの端末として動作可能であり、TDLSにより、例えばAP102を介してSTA103及びSTA104と直接通信を行うことができる通信装置である。同様に、STA103及びSTA104も、IEEE802.11規格シリーズに準拠した無線LANの端末として動作可能であり、TDLSにより、例えばAP102を介してSTA101と直接通信を行うことができる通信装置である。なお、図1の例では、STA101、STA103及びSTA104が全て無線ネットワーク105に参加しているが、これに限られない。例えば、STA103が第1のAPが構成する無線ネットワークに参加し、STA104が第2のAPが構成する無線ネットワークに参加し、STA101は、これらの両方の無線ネットワークに参加していてもよい。これにより、例えば、STA101とSTA103との直接接続は、第1のAPが構成する無線ネットワークを用いて確立され、STA101とSTA104との直接接続は、第2のAPが構成する無線ネットワークを用いて確立されうる。
また、STA101は、WiFi Display規格の映像受信側の端末(Sink)として、直接通信により、映像送信側の端末(Source)から映像のストリーミング受信を行う。一方、STA103及び104は、WiFi Display規格のSourceとして、直接通信により、Sinkへ映像のストリーミング送信を行う。このように、以下の各実施形態に係るSTA101は、WiFi Display規格を拡張し、TDLSにより、複数の他の通信装置(Source)との間で直接接続を確立し、映像をストリーミングで受信することができるものとする。
このような無線通信システムにおいて、通信装置(STA101)は、例えば、複数の他の通信装置との間で直接通信を行っている場合又は直接通信の相手装置が複数の通信装置と直接通信を行っている場合には、TDLSによるチャネルの切り替えを制限する。以下の各実施形態では、このような制限を行う通信装置の構成と、実行される具体的な処理の例について、詳細に説明する。
<<実施形態1>>
本実施形態では、STA101は、複数の他のSTAとの間で直接通信を行っている場合、他のSTAからチャネルの切り替えの要求があったとしても、チャネルの切り替えを禁止するように制御を行う。STA101は、これにより、複数の他のSTAのうちの1つとの間の直接通信のためにチャネルを切り替えたことにより、複数の他のSTAのうちの別の1つとの間の直接通信が途切れることを防ぐ。以下では、STA101の構成と、STA101が実行する処理について説明する。
(STA101の構成)
図2は、本実施形態に係るSTA101の機能構成の一例を示すブロック図である。STA101は、例えば、RF制御部201、端末局制御部202、直接通信制御部203、チャネルスイッチ設定制御部204、ストリーミング制御部205、表示部206、及び記憶部207を有する。
RF制御部201は、他の無線LANの通信装置との間で無線信号の送信または受信を行うためのアンテナ、回路、及びそれらを制御するプログラムを含んで構成される。端末局制御部202は、例えば、RF制御部201を制御して、無線LANのSTA(端末)として機能するためのハードウェア及びプログラムを含んで構成される。端末局制御部202は、STA101が無線ネットワーク105に参加し、AP102と通信をするための制御を行う。直接通信制御部203は、例えば、RF制御部201を制御して、AP102を介してSTA103及び104と直接接続を確立した後に、AP102を介さずにSTA103及び104と直接通信をするためのハードウェア及びプログラムを含んで構成される。
チャネルスイッチ設定制御部204は、例えば、TDLSによる直接接続の確立後に、チャネルの切り替えに関する設定制御を行うためのプログラムにより構成される。チャネルスイッチ設定制御部204が実行する設定制御の詳細については、図3を用いて後述する。
ストリーミング制御部205は、例えば、STA101が受信したストリーミングを制御するソフトウェアおよびハードウェアを含んで構成される。具体的には、ストリーミング制御部205は、例えば、RTPパケットを受信し、デコードをした上で、デコードした画像を表示部206に表示するための処理を行う。表示部206は、ストリーミング制御部205で処理されたストリーミング画像を表示するためのディスプレイ、及びそれを制御するソフトウェアおよびハードウェアを含んで構成される。記憶部207は、例えば、STA101が動作するためのプログラムおよびデータを保存するためのROMとRAMにより構成される。
(チャネルスイッチ設定制御)
続いて、図3を用いて、チャネルスイッチ設定制御部204が実行する処理について説明する。図3の処理は、STA101が、TDLSによる直接接続を確立しているSTAから、TDLS Channel Switch Requestを受信した場合に、実行される。
本処理においては、チャネルスイッチ設定制御部204は、まず、複数のSourceとの間でTDLSによる直接接続が確立されているかを判断する(S301)。そして、チャネルスイッチ設定制御部204は、複数のSourceとの間で接続が確立されている場合(S301でYES)は、TDLS Channel Switch Requestを拒否することを決定する(S302)。一方、チャネルスイッチ設定制御部204は、1つのSourceとの間だけでTDLSによる直接接続が確立されている場合(S301でNO)は、TDLS Channel Switch Requestを許容することを決定する(S303)。すなわち、チャネルスイッチ設定制御部204は、1つのSourceとの間だけで接続が確立されている場合には、チャネルの切り替えを許可し、複数のSourceとの間で接続が確立されている場合はチャネルの切り替えを拒否する。
続いて、図4及び図5を用いて、STA101が、STA103からTDLS Channel Switch Requestを受信したときの処理の流れについて説明する。なお、図4は、STA101は、1つのSource(STA103)との間のみでTDLSによる直接接続を確立しており、STA104とはTDLSによる直接接続を確立していない場合の処理の流れを示すシーケンス図である。また、図5は、STA101が、複数のSource(STA103及びSTA104)とTDLSによる直接接続を確立している場合の処理の流れを示すシーケンス図である。すなわち、図5では、STA101は、STA103及びSTA104から、それぞれ確立したTDLSによる直接接続を用いてフレームを受信し得る。
まず、図4の場合について説明する。図4の例において、STA103は、ストリーミングのデータを送信する前に、STA101にTDLS Channel Switch Requestを送信する(S401)。すなわち、STA103は、STA101に対して、チャネルの切り替えを要求する信号を送信する。なお、この要求は、無線ネットワーク105の無線チャネル(ベースチャネル)で送信される。TDLS Channel Switch Requestには、切り替え先のチャネル(STA103がチャネルの切り替え後に使用したいチャネル、オフチャネル)の情報が含まれる。
STA101はTDLS Channel Switch Requestを受信すると、チャネルスイッチ設定制御部204により、図3に示すチャネルスイッチ設定制御を行う(S402)。この場合、STA101は、STA103との間のみでTDLSによる直接接続を確立しているため、TDLS Channel Switch Requestを許可することを決定する(S303、S402)。そして、この場合、STA101は、TDLS Channel Switch ResponseのStatus CodeをSUCCESS(=0)としてSTA103に応答する(S403)。すなわち、STA101は、チャネルの切り替えを許容する旨の信号をSTA103へ送信する。
そして、STA101は、TDLS Channel Switch Responseを送信すると、S401において受信したTDLS Channel Switch Requestで指定されたオフチャネルに移動する(S404)。このとき、STA101は、不図示のPower Management bit=1のQoS Null Frameを、AP102に送信し、AP102からのフレームを受信できない状態にあることを、AP102に通知してもよい。
STA103は、S403でTDLS Channel Switch Responseを受信すると、S401において、自らがTDLS Channel Switch Requestで指定したオフチャネルに移動する(S405)。このときも、STA103は、Power Management bit=1のQoS Null FrameをAP102に送信してもよい。なお、S404とS405の処理は、STA101及びSTA103のそれぞれがオフチャネルに移動するタイミングに応じて、どちらが先に実行されてもよい。
STA103は、チャネルを移動すると、映像ストリーミングのパケットであるRTPパケットを、移動したチャネルにおいてSTA101へ送信する(S406)。そして、STA103は、RTPパケットを送信後、AP102がBeaconを送信するタイミングが近付くと、TDLS Channel Switch ResponseをSTA101へ送信する(S407)。これは、STA103がベースチャネルに戻ることをSTA101に通知するために行われる。ここで、ベースチャネルに戻るためのTDLS Channel Switch Responseは、STA101から送信されてもよい。また、STA101又はSTA103は、AP102がBeaconを送信するタイミングでなくとも、その前の任意のタイミングで、ベースチャネルに戻るためのTDLS Channel Switch Responseを送信してもよい。
STA101は、TDLS Channel Switch Responseを受信すると、チャネルをベースチャネルに戻す(S408)。また、STA103はTDLS Channel Switch Responseを送信した後に、チャネルをベースチャネルに戻す(S409)。このとき、S408とS409の処理が実行される順序はどちらが先であってもよい。そして、STA101及びSTA103は、チャネルをベースチャネルに戻したことにより、AP102からのBeaconを受信することができる(S410)。
続いて、図5の場合について説明する。ここでは、STA101が、STA103及びSTA104との間でTDLSによる直接接続を確立している場合に、STA103からTDLS Channel Switch Requestを受信した場合について説明する。なお、STA101が、STA104からTDLS Channel Switch Requestを受信した場合についても同様の処理が行われる。
STA103は、TDLS Channel Switch RequestをベースチャネルでSTA101へ送信する(S501)。STA101は、TDLS Channel Switch Requestを受信すると、図4の場合と同様に、図3に示すチャネルスイッチ設定制御を行う(S502)。このとき、図3で説明したように、STA101は、複数のSTAとTDLSによる直接接続を確立しているため、TDLS Channel Switch Requestを拒否することを決定する(S302)。
STA101は、S502でTDLS Channel Switch Requestを拒否することを決定すると、S501の要求に対する応答(TDLS Channel Switch Response)をSTA103へ送信する(S503)。ここで、STA101は、Status CodeをREFUSED(=1)として、TDLS Channel Switch Responseを送信する(S503)。なお、ここでは、STA101は、Status CodeをREFUSEDとせずに、S501の応答を拒否することを示す他の情報としてもよい。
STA103は、TDLS Channel Switch Responseで、チャネルの切り替えの拒否を通知されると、オフチャネルに移動せずに、ベースチャネルでRTPパケットを送信する(S504)。また、このとき、STA101は、チャネルをベースチャネルから移していないため、STA104から送信されたRTPパケットを受信することもできる(S505)。また、STA101、STA103及びSTA104は、チャネルをベースチャネルとしたままであるため、AP102からのビーコンを受信することもできる(S506)。なお、図5においては、STA103からRTPパケットが送信された後に、STA104からRTPパケットが送信されているが、この順序は逆であってもよい。どちらのSTAがフレームを送信するかは、例えば、通常の無線LANにおけるCSMA/CA方式で決定され得る。
図4のケースとは異なり、図5のケースでは、STA101は、複数のSTAとの間でTDLSによる直接接続を確立している。したがって、STA101は、S501においてTDLS Channel Switch Requestを受信後に、チャネルを切り替えてしまうと、チャネルを切り替えている間、STA104からのRTPパケットを受信できなくなってしまう。そのため、STA101において、映像ストリーミングが遅延してしまったり、それにより画面が乱れてしまったりする場合が考えられる。しかし、本実施形態に係るSTA101は、S503でチャネル切り替えを拒否するため、このような遅延や画面の乱れを未然に防ぐことができる。
以上のように、本実施形態では、通信装置(STA101)は、複数の他の通信装置(STA103及びSTA104)との間で直接接続を確立している場合に、TDLS Channel Switchを禁止するように制御を行う。
なお、STAは、複数の他のSTAとの間でTDLSによる直接接続を確立している場合には、TDLS Channel Switchの要求を拒否するように制御するのであれば、どのような制御を行ってもよい。例えば、STAは、既に一台の他のSTAとTDLSの直接接続を確立後に、別のSTAからTDLS Setup Requestを受信した場合に、TDLS Setup Responseの情報要素により、チャネルの切り替えを拒否してもよい。具体的には、STAは、TDLS Setup ResponseのExtended Capabilities Information ElementのTDLS channel switching bitで0を指定する。これにより、STAは、TDLS Channel Switchができないことを相手装置に通知することができる。また、この場合、STAは、既にTDLSの直接接続を確立済みの相手方STAに対して、TDLS Channel Switchをサポートしていることを通知してしまっている。そのため、STAは、一度、TDLS TeardownでTDLSの直接接続を切断した後に、再度TDLS channel switching bitを0にしてTDLS Setup Requestをその相手方STAへ送信してもよい。または、STAは、既にTDLSを確立済みの相手方STAに対しては、図5で示したように、TDLS Channel Switch Requestを拒否するように設定してもよい。
また、STAは、TDLS Channel Switch Requestに対してStatus CodeをREFUSEDとして送信するのではなく、TDLS Channel Switch Requestに応答しないようにしてもよい。また、これ以外にも、STAは、複数の他のSTAとTDLSの直接接続を確立している場合は、TDLS Channel Switchを禁止するようにできる各種方法が用いられてもよい。
<<実施形態2>>
本実施形態では、STA103は、直接接続の相手方のSTA101が、複数の他のSTAとの間で直接通信を行っている場合、STA101との間のチャネルの切り替えを禁止するように制御を行う。STA103は、これにより、STA101との間の直接通信のためにチャネルを切り替えたことにより、STA101と他のSTAとの間の直接通信が途切れることを防ぐ。以下では、このような制御を行うSTA103の構成と、その処理の内容について説明する。
(STA103の構成)
図6は、STA103の機能構成例を示すブロック図である。STA103は、例えば、RF制御部601、端末制御部602、直接通信制御部603、相手装置直接通信確立判断部604、チャネルスイッチ設定制御部605、ストリーミング制御部606、表示部607及び記憶部608を有する。これらのうち、RF制御部601、端末制御部602、直接通信制御部603、記憶部608は、図2に示すSTA101の同名の機能部と同様の機能であるため、説明を省略する。
相手装置直接通信確立判断部604は、例えば、TDLSの直接接続を確立した相手方のSTAが、複数のSTAとTDLSの直接接続を確立しているかを判断するためのソフトウェアを含んで構成される。相手装置直接通信確立判断部604の詳細な処理の内容は図7及び図8を用いて後述する。
チャネルスイッチ設定制御部605は、例えば、TDLSの直接接続の確立後に、チャネルスイッチに関する設定制御を決定するためのプログラムにより構成される。チャネルスイッチ設定制御部605の詳細な処理については、図9を用いて後述する。
ストリーミング制御部606は、例えば、映像をストリーミング送信するためのソフトウェアおよびハードウェアを含んで構成される。映像のストリーミング送信のためのRTPパケット生成などは、Wi−Fi Displayに準拠して実行される。表示部607は、例えば、STA103に備えられたディスプレイおよびそれを制御するソフトウェアにより構成される。
(相手装置の直接通信確立数の判定処理)
図7は、直接接続の相手装置であるSTA101が、複数の他のSTAとTDLSの直接接続を確立しているかを、STA103が判定する処理の流れを示すシーケンス図である。この判定処理は、通常のTDLSの直接接続を確立するのと同様に、STA101とSTA103との間で、AP102を介して、TDLS Setup RequestおよびTDLS Setup Responseを送受信して行われる。
STA103は、TDLSの直接接続を確立するために、AP102を介して、TDLS Setup RequestをSTA101に送信する(S701)。STA101は、TDLS Setup Requestを受信すると、AP102を介して、TDLS Setup Responseを送信する(S702)。このとき、TDLS Setup Responseには図8に示すような情報が含められる。
図8は、Wi−Fi Display規格を拡張したWi−Fi Display Information Elementの構造を示したものである。図8の構造では、Wi−Fi Display規格に、Subelement IDとしてWFD Multi Informationが追加されている。これは、例えば1 Octetで構成され、Multi−Source bit、Multi−Sink bit、Reserved bitを含んで構成される。
Multi−Source bitは、Sinkが複数のSourceに接続されているかを示す情報である。Multi−Source bitには、TDLS Setup Responseを送信後に複数のSourceに接続されている状況になる場合は1が、1台のSourceに接続されている状況となる場合には0が、それぞれ設定される。
Multi−Sink bitは、Sourceが複数のSinkに接続されているかを示す情報である。Multi−Sink bitには、TDLS Setup Responseを送信後に複数のSinkに接続されることとなる場合、又はSinkに接続されない場合には1が、1台のSinkに接続されることとなる場合には0が、それぞれ設定される。
S702において、STA101は、複数のSourceに接続されている場合、すなわち複数のSTAとTDLSの直接接続を確立している場合には、Multi−Source bitを1に設定する。STA103は、TDLS Setup Responseを受信すると、STA101にTDLS Setup Confirmを送信する(S703)。これにより、TDLSの直接接続の確立が完了する。そして、STA103は、S702で受信したTDLS Setup Responseの情報から、STA101が複数のSTAとTDLSの直接接続を確立することとなるかを判定することできる(S704)。一方、STA101は、TDLS Setupにより、STA103のみが接続されることとなる場合には、Multi−Source bitを0に設定する。これにより、STA103は、STA101が複数のSTAとTDLSの直接接続を確立していないと判断することができる(S704)。
(チャネルスイッチ設定制御)
続いて、本実施形態に係るチャネルスイッチ設定制御について説明する。図9は、本実施形態における、チャネルスイッチ設定制御部605が実行する当該処理の流れを示すフローチャートである。本処理は、STA103がRTPパケットを送信する前に実行される。
本処理においては、チャネルスイッチ設定制御部605は、まず、相手方のSTA、すなわちSTA101が、複数のSTAとTDLSの直接接続を確立しているかを判定する(S901)。この判定は、図7及び図8を用いて説明した、相手装置直接通信確立判断部604が実行する判定処理の結果によって行われる。このとき、STA101が、TDLSの直接接続を複数のSTAと確立していない場合(S901でNO)は、チャネルスイッチ設定制御部605は、TDLS Channel Switchを行うことを決定する(S902)。STA103は、TDLS Channel Switchを行うことを決定すると、通常のTDLSの仕様に従って、チャネルの切り替えをSTA101に要求する。
一方、チャネルスイッチ設定制御部605は、STA101がTDLSを複数のSTAと確立している場合(S901でYES)は、TDLS Channel Switchを行わないことを決定する(S903)。STA103は、TDLS Channel Switchを行わないことを決定すると、チャネルの切り替えをせずに、ベースチャネルのままRTPパケットを送信する。
これにより、例えばSTA101が、STA103の他に、STA104とも直接接続を確立していた場合には、STA103は、STA101にチャネルの切り替えを要求せずに、ベースチャネルでRTPパケットを送信する。したがって、STA101がチャネルの切り替えを行うことがないため、STA104も、ベースチャネルでSTA101にRTPパケットを送信することができる。これにより、通信装置は、チャネルの切り替えによる、他の通信装置(Source)から相手装置(Sink)への映像のストリーミング送信の妨害を防ぐことができる。一方、例えばSTA101が、STA103の他には直接接続を確立していない場合には、STA103は、STA101にチャネルの切り替えを要求し、オフチャネルでRTPパケットを送信する。このように、本実施形態に係るチャネルスイッチ設定制御によって、通信装置は、相手装置の状況に応じて、チャネルの切り替えを行うかを決定することができる。
なお、本実施形態では、図7及び図8の処理において、相手装置の直接接続の確立数を確認するのに、TDLS Setup Responseに付随するWFD Multi Informationの情報が用いられる例を示したが、これに限られない。すなわち、相手装置が複数の直接接続を確立しているか否かを判別することができる別の情報が用いられてもよい。例えば、TDLS Setup Responseの情報要素により、相手装置が複数の直接接続を確立しているかを判別するようにしてもよい。この場合、例えば、Extended Capabilities Information ElementのTDLS channel switching bitで0を指定しているかに応じて、複数の直接接続が確立されているかの情報が取得される。
また、複数のSTAと直接接続を確立しているかの状況は、動的に変わり得る。そのため、通信装置は、定期的に相手装置に対して、複数STAと直接接続を確立しているかを問い合わせてもよい。また、通信装置は、相手装置からの、直接接続を確立しているSTAの数が変更された旨の通知により、相手装置の接続状況の情報を取得してもよい。この通知は、定期的に行われてもよいし、相手装置の接続状況が変化した場合に行われてもよい。
<<実施形態3>>
本実施形態では、通信装置(STA101)は、自らがTDLSの直接接続を確立している相手方のSTAの全てに対して同時にオフチャネルへの移行を促す。これにより、STA101は、直接接続を確立しているSTAが異なるチャネルに滞在することにより、通信不能状態となることを防ぐことができる。なお、本実施形態に係るSTA101の構成は、図2に示すのと同様の構成を有するため、説明を省略する。本実施形態では、チャネルスイッチ設定制御部204の処理が異なる。このため、チャネルスイッチ設定制御部204の処理について、図10及び図12を用いて詳細に説明する。
(チャネルスイッチ設定制御)
図10に、本実施形態におけるチャネルスイッチ設定制御部のフローチャートを示す。本処理は、STA101が、AP102からのBeaconを受信する度に行われる。
チャネルスイッチ設定制御部204は、まず複数のSourceとの間で接続が確立されているか、すなわち複数のTDLSの直接接続が確立されているかを判定する(S1001)。ここで、チャネルスイッチ設定制御部204は、複数のSourceとの間で接続が確立されている場合(S1001でYES)は、続いて、全てのSourceが使えるチャネルがあるかを判定する(S1002)。すなわち、STA101は、STA103及びSTA104とTDLSを確立している場合は、STA103及びSTA104が使えるチャネルを確認し、共通して使用できるチャネルを特定する。この特定は、例えば、TDLS Setup RequestまたはTDLS Setup Responseに含まれるInformation elementを用いて行うことができる。
チャネルスイッチ設定制御部204は、全てのSourceが使えるチャネルがあると判定した場合(S1002でYES)、そのチャネルをTDLS Channel Switchで指定するオフチャネルとして決定する(S1003)。このとき、全てのSourceで使えるチャネルが複数存在する場合には、そのチャネルの中の少なくともいずれかが選択される。なお、全てのSourceが使えるチャネルがない場合(S1002でNO)には、チャネルの切り替えは許容されない。
チャネルスイッチ設定制御部204がオフチャネルを決定すると、STA101は、全てのSource、すなわちSTA103及びSTA104に対して、TDLS Channel Switch Requestを送信する(S1004)。このとき、STA101は、オフチャネル先として、S1003で決定したチャネルを指定する。STA101は、TDLS Channel Switch Requestを送信すると、全てのSourceからのTDLS Channel Switch Responseを待ち受ける(S1005)。そして、STA101は、全てのSourceからChannel Switch Responseを受信できると(S1005でYES)、チャネルをオフチャネルに移す(S1006)。そして、これ以降の処理は、通常のTDLSのチャネルスイッチの動作に従って実行される。
一方、STA101は、S1005において、全てのSourceからChannel Switch Responseが受信できない状態にある場合(S1005でNO)は、一定時間受信できないかどうかを待つ(S1007)。その結果、一定時間受信できなかった場合には、次にChannel Switch Responseが1つ以上受信できたかを判定する(S1008)。1つ以上Channel Switch Responseが受信できた場合(S1008でYES)には、少なくとも1つ以上のSourceがチャネルをオフチャネルに移していることとなる。このため、STA101もチャネルをオフチャネルに移す(S1006)。なお、全てのSourceからChannel Switch Responseを受信できなかった場合は、STA101は、チャネルの切り替えを行わないことを決定してもよい。一方、STA101は、どのSourceからもTDLS Channel Switch Responseを受信しなかった場合(S1008でNO)は、チャネルをオフチャネルへ移さない(S1009)。これは、チャネルをオフチャネルに移したとしても、STA101がどのSourceとも通信を行うことができないからである。
また、STA101は、S1001において、1台のSourceだけとの間に接続が確立されている場合(S1001でNO)は、通常のTDLS仕様に則って、オフチャネルへチャネルの切り替えを行う(S1010)。
続いて、図11を用いて、AP102からBeacon受信後にSTA101が直接接続を確立しているSTA103及びSTA104に対してチャネル切り替えを要求する処理の流れについて説明する。
本処理においては、まず、STA101が、AP102からBeaconを受信する(S1101)。STA101は、Beaconを受信すると、図10で説明したように、S1001の、複数のSourceとの接続が確立されているかの判定を行う。ここで、本例では、STA101は、2つのSource(STA103及びSTA104)との接続が確立されているため、処理をS1002へ進める。なお、ここでは、STA103及びSTA104が共に用いることができるチャネルが存在するものとする(S1002でYES)。このため、STA101は、STA103及びSTA104が共通して使用できるチャネルのいずれかを指定したTDLS Channel Switch Requestを、STA103及びSTA104へ送信する(S1003、S1004、S1102)。
STA103及びSTA104は、TDLS Channel Switch Requestを受信すると、TDLS Channel Switch Responseにより応答する(S1103、S1104)。なお、図11では、STA103の後にSTA104がTDLS Channel Switch Responseを送信しているが、この送信の順序は逆であってもよい。
STA101は、STA103及びSTA104の両方からTDLS Channel Switch Responseを受信すると(S1005でYES)、使用するチャネルをオフチャネルへ移す(S1006、S1105)。また、STA103及びSTA104も、TDLS Channel Switch Responseを送信した時点でチャネルをオフチャネルに移す(S1106、S1107)。なお、S1105〜S1107の、チャネルの切り替えが行われるタイミングは、その後にRTPパケットが正確に送受信されうるタイミングであれば、どのようなものであってもよい。
STA103及びSTA104は、チャネルをオフチャネルに移した後に、映像ストリーミングのRTPパケットを送信する(S1108、S1109)。実施形態1でも述べたようにS1108、S1109の送信順序は、図12のように順番に送信されるとは限らない。RTPパケットの送信後に、STA101、STA103、及びSTA104は、TDLSの仕様に従って、ベースチャネルに戻り(S1110〜S1112)、AP102のBeaconを受信する(S1113)。
ここまでは、通信装置が、自らがチャネルの切り替えを要求する場合の処理について説明した。続いて、以下では、通信装置が、直接接続を確立している相手装置からチャネルの切り替えを要求された場合の処理について説明する。図12は、STA101が、TDLSの直接接続を確立している他のSTAからTDLS Channel Switch Requestを受信した場合の処理の流れを示すフローチャートである。本処理は、他のSTAからTDLS Channel Switch Requestを受信した場合に、チャネルスイッチ設定制御部204が実行する。
本処理において、チャネルスイッチ設定制御部204は、まず、直接接続の相手装置からTDLS Channel Switch Requestを受信すると、複数のSourceとの間で接続が確立されているかを判定する(S1201)。すなわち、チャネルスイッチ設定制御部204は、TDLSの直接接続を確立しているSTAが複数存在するかを判定する。
チャネルスイッチ設定制御部204は、複数のSourceとの間で接続が確立されていると判定した場合(S1201でYES)は、続いて、TDLS Channel Switch Requestに含まれるオフチャネルを確認する(S1202)。そして、チャネルスイッチ設定制御部204は、このオフチャネルが、接続を確立している全てのSourceが使えるチャネルであるかを判定する(S1202)。この判定は、S1002と同様の処理により実行することができる。なお、チャネルスイッチ設定制御部204は、複数のSourceとの間で接続が確立されていないと判定した場合(S1201でYES)は、チャネルの切り替えを許容する(S1208)。この場合、STA101は、TDLS Channel Switch ResponseのStatus CodeをSUCCESSとして、チャネルの切り替え要求に応答する(S1208)。この場合は、TDLS Channel Switch Requestの送信元のSTA以外に直接接続を確立しているSTAがおらず、チャネルを切り替えても通信ができなくなるSourceは存在しないため、チャネルの切り替えが許可される。
指定されたオフチャネルが他の全てのSourceにとっても使えるチャネルであった場合(S1202でYES)は、STA101は、他のSourceに対してTDLS Channel Switch Requestを送信する(S1203)。このとき、STA101は、受信したTDLS Channel Switch Requestで指定されたオフチャネルを、オフチャネル先として指定する。
そして、STA101は、他の全てのSourceからTDLS Channel Switch Responseが受信されるのを待つ(S1204)。そして、STA101は、他の全てのSourceからTDLS Channel Switch Responseを受信できた場合(S1204でYES)は、TDLS Channel Switch Requestを受諾する。すなわち、STA101は、チャネルの切り替えを許可する。この場合、STA101は、TDLS Channel Switch ResponseのStatus CodeをSUCCESSとして、チャネルの切り替え要求に応答する(S1205)。これにより、STA101は、直接接続を確立している全てのSTAと同時にチャネルをオフチャネルに移すこととなり、全てのSourceとの間で、オフチャネルにおいて継続的に通信をすることができる。
一方、S1204で、他のSourceからChannel Switch Responseが受信できない状態である場合は、STA101は、そのまま応答を一定時間待ち受ける(S1206、S1204)。そして、STA101は、Channel Switch Responseを一定時間受信できなかった場合には、受信したTDLS Channel Switch Requestを拒否する。すなわち、STA101は、チャネルの切り替えを許可しない。この場合、STA101は、TDLS Channel Switch ResponseでStatus CodeをREFUSEDとして、要求に対して応答する(S1207)。また、S1202で、受信したTDLS Channel Switch Requestに含まれるオフチャネルを使用することができない他のSourceがいた場合にも、STA101は、チャネルの切り替え要求を拒否する(S1207)。これにより、一部のSourceがチャネルスイッチできない場合に、チャネルの切り替えによって、その一部のSourceとの通信ができなくなってしまうことを防ぐことができる。
続いて、図13を用いて、STA101がTDLSの直接接続を確立しているSTA103からTDLS Channel Switch Requestを受信した場合の処理の流れについて説明する。STA101はSTA103とSTA104とTDLSを確立しているものとする。
本例では、STA101は、AP102からBeaconを受信した(S1301)直後に、TDLS Channel Switch RequestをSTA103から受信する(S1302)。このとき、図12で説明したように、S1201の、複数のSourceとの接続が確立されているかの判定を行う。本例では、STA101は、2つのSource(STA103及びSTA104)との接続が確立されているため、処理をS1202へ進める。なお、ここでは、STA104は、STA101が受信したTDLS Channel Switch Requestで指定されるオフチャネルを使えるものとする(S1202でYES)。このため、STA101は、STA103以外に直接接続を確立しているSource、すなわちSTA104に対して、TDLS Channel Switch Requestを送信する(S1203、S1303)。図12の説明で述べた通り、受信したTDLS Channel Switch Requestで指定されたオフチャネルが、このときのTDLS Channel Switch Requestにおいてオフチャネルとして指定される。
STA104は、TDLS Channel Switch Requestを受信すると、TDLS Channel Switch ResponseをSTA101に送信する(S1304)。STA101は、STA104からTDLS Channel Switch Requestを受信すると(S1204でYES)、チャネルの切り替えを許可することを決定する(S1205)。したがって、STA101は、S1302のTDLS Channel Switch Requestに対して、Status CodeをSUCCESSとして、TDLS Channel Switch Responseを送信する(S1305)。
STA101は、S1305でTDLS Channel Switch Responseを送信すると、チャネルをオフチャネルに移す(S1306)。STA103は、TDLS Channel Switch Responseを受信すると、チャネルをオフチャネルに移す(S1307)。STA104は、S1304でTDLS Channel Switch Responseを送信すると、チャネルをオフチャネルに移す(S1308)。なお、S1306〜S1308の各手順が実行される順序はどのようなものであってもよい。オフチャネルに移動した後の処理(S1309〜S1314)は、図11のS1108〜S1113と同様であるため、説明を省略する。
STA101は、AP102からのBeaconを受信後に、STA101がTDLS Channel Switch Requestの送信と受信とのどちらを先に行ったかに応じて、図10の処理と図12の処理とのいずれかを実行する。すなわち、例えば、STA101は、自身がTDLS Channel Switch Requestを送信した後に、相手方のSTAからTDLS Channel Switch Requestを受信した場合は、図10の処理を実行する。一方、STA101は、自身がTDLS Channel Switch Requestを送信する前に、相手方のSTAからTDLS Channel Switch Requestを受信した場合は、図12の処理を実行する。
以上のように、本実施形態では、通信装置は、オフチャネルに移る際に、直接接続を確立している相手装置の全てがオフチャネルに移ることができるかを判定する。そして、全ての相手装置がオフチャネルに移ることができる場合に、チャネルの切り替えを行うようにすることで、オフチャネルに移っている間に、特定の相手方STAとの通信ができなくなることを防ぐことができる。また、本実施形態では、実施形態1及び2とは異なり、通信装置は、チャネルをオフチャネルに移すことができるため、ベースチャネルが混雑している場合に、混んでいないオフチャネルで通信を行うことができる。
なお、上述の説明のS1007及びS1206の一定期間は、その時々の状況に応じて変更されてもよい。例えば、同時に接続を確立している相手装置の数に応じて、その長さを変更してもよい。すなわち、TDLSを確立しているSTAの数が多ければ多いほど、S1005及びS1204で、TDLS Channel Switch Responseを全てのSourceから受信するのにかかる時間が長くなるため、待ち受け時間を長くしてもよい。この場合、S1004及びS1203のTDLS Channel Switch Requestにおいて、Channel Switch Timing elementのSwitch Timeの値とSwitch Timeoutの値とが変更される。これらの値は、チャネル切り替えを行うまでの時間を設定するための期限を設定するための値である。
また、一定回数以上、一部のSourceからしかTDLS Switch Responseを受信できなかった場合には、以降はチャネルをオフチャネルへ移さないようにしてもよい。これにより、一部のSourceとの間のみでチャネルの切り替えが繰り返される状態となるのを防ぐことができる。また、STA101は、S1302で受信されるTDLS Channel Switch Requestに含まれるChannel Switching Timing又はSwitch Timeoutの値によっては、その要求を拒否してもよい。すなわち、STA101は、他のSourceに対してTDLS Channel Switchを送信せずに、受信したTDLS Channel Switch Requestを拒否してもよい。この場合は、他の全てのSourceとTDLS Channel Switch RequestおよびResponseのやりとりをすると、通常よりもチャネルスイッチにかかる時間が長くなる可能性がある。そのため、接続しているSourceの数が多く、またChannel Switching Time又はSwitch Timeoutの値が小さい場合は、チャネルの切り替えにかかる時間が足りなくなる場合がある。したがって、このような場合は、STA101は、チャネル切り替えを許可しなくてもよい。
また、上述の説明では、STA101は、S1005及びS1204において、相手方のSTAから、TDLS Channel Switch Responseが受信されたかのみを判定したが、これに限られない。例えば、STA101は、TDLS Channel Switch Responseにおいて、チャネルの切り替えを拒否する相手方のSTAが存在するかを判定してもよい。この場合、STA101は、例えば、1つでもチャネルの切り替えを拒否する相手方のSTAが存在する場合は、チャネルの切り替えを行わないことを決定してもよい。
<<実施形態4>>
本実施形態では、通信装置は、オフチャネルで動作する時間を制限することにより、直接接続を確立しているSTAが異なるチャネルで動作することによって、映像ストリーミングが長時間に渡って送信できない状況となることを防ぐ。なお、本実施形態に係るSTA101の構成は、図2に示すのと同様の構成を有するため、説明を省略する。本実施形態では、チャネルスイッチ設定制御部204の処理が異なる。このため、チャネルスイッチ設定制御部204の処理について説明する。
本実施形態のチャネルスイッチ設定制御部204は、直接接続を確立している各STAに対して、チャネル切り替えをする期間を決定する。具体的には、チャネルスイッチ設定制御部204は、AP102のBeacon間隔を、TDLSの直接接続を確立している相手方STAの総数で割った時間を、おおよそ1つの相手方STAのためにチャネル切り替えを行う期間とする。例えば、STA101は、AP102のBeacon間隔が100msecの場合で、STA103及びSTA104の2台の直接接続を確立済みのSourceが存在する場合、それぞれのSTAのためのチャネル切り替えを行う時間を45msecとする。すなわち、STA101は、STA103と共にオフチャネルに移る期間を45msec、STA104と共にオフチャネルに移る期間を45msecとする。なお、残りの10msecは、TDLS Channel Switch Request/Responseのやりとりや、オフチャネルに移るのに要する時間、およびベースチャネルに戻るのに要する時間として確保される。
図14は、本実施形態における処理の流れを示すシーケンス図である。本処理においては、STA101は、AP102からBeaconを受信すると(S1401)、TDLS Channel Switch RequestをSTA103に送信する(S1402)。STA103は、TDLS Channel Switch Requestを受信すると、TDLS Channel Switch Responseを送信する(S1403)。STA101及びSTA103は、その後、チャネルをオフチャネルに移す(S1404、S1405)。ここで、S1404及びS1405の手順が実行される順序はどちらが先であってもよい。
チャネルをオフチャネルに移した後に、STA103は、映像ストリーミングのRTPパケットをSTA101へ送信する(S1406)。そしてSTA101は、オフチャネルに移ってから、45msec経過すると、TDLS Channel Switch ResponseをSTA103に送信し、ベースチャネルに戻ることを促す(S1407)。STA101とSTA103は、その後、チャネルをベースチャネルに移す(S1410、S1411)。ここでS1410及びS1411の手順が実行される順序はどちらが先であってもよい。
STA101は、ベースチャネルに移ると、次は、STA104に対して、TDLS Channel Switch Requestを送信する(S1410)。STA104は、TDLS Channel Switch Requestを受信すると、TDLS Channel Switch Responseを送信する(S1411)。その後、STA101及びSTA104は、チャネルをオフチャネルに移す(S1412、S1413)。ここで、S1412及びS1413の手順が実行される順序はどちらが先であってもよい。
チャネルをオフチャネルに移すと、STA104は映像ストリーミングのRTPパケットをSTA101へ送信する(S1414)。そして、STA101は、チャネルをオフチャネルに移してから45msec経過すると、TDLS Channel Switch ResponseをSTA104に送信し、ベースチャネルに戻ることを促す(S1415)。その後、STA101及びSTA104は、チャネルをベースチャネルに移す(S1416、S1417)。ここで、S1416及びS1417の手順が実行される順序はどちらが先であってもよい。
以上により、直接接続を確立しているSTAに対して、順々にオフチャネルへの移動を促すことによって、一部のSTAから映像ストリーミングの受信ができなくなることを防ぐことができる。また、実施形態3と異なり、STA101は、全ての相手方のSTAが同じチャネルを使えない場合でも、オフチャネルへの移動を促すことができる。
なお、本実施形態では、STA101は、少なくとも55msecの期間は、STA103及びSTA104のいずれか一方からの映像ストリーミングを受信できない期間が存在してしまう。そのため、STA101は、55msecの期間、映像ストリーミングを受信できない場合でも、映像の乱れが生じないように映像ストリーミングのバッファを用意しておいてもよい。
なお、本実施形態では、Beacon間隔をもとにチャネルスイッチする時間を決定したが、STA101は、映像ストリーミングのバッファサイズに応じてチャネルを切り替える期間を決定してもよい。例えば、1秒間のバッファサイズを有しており、2台のSourceと接続を確立している場合には、450msecずつチャネルを切り替えるようにしてもよい。なお、残りの100msecの時間は、上述のように、TDLS Channel Switch Request/Responseのやりとり、オフチャネルへ移るための処理、およびベースチャネルへ戻るための処理に、それぞれ用いられる。
また、必ずしも直接接続を確立しているSTAのそれぞれに対してチャネルを切り替える期間の長さを均等に設定しなくてもよい。例えば、無線通信のデータレートが高いSTAとの間では短時間で比較的多くのデータを受信できることから、そのSTAについては、チャネルを切り替える期間の長さを比較的短めに設定してもよい。また、映像ソースのビットレートが高いストリーミングを送信するSTAはパケットを受信できる時間を長く設定しないと映像が一時的に表示されなくなったりする可能性が比較的高いため、チャネルを切り替える期間の長さを比較的長めに設定してもよい。
また、本実施形態において、STA101が、TDLS Channel Switch Requestを受信した場合には、これを許可しなくてもよい。例えば、STA101が、STA103との通信のためにチャネルを切り替えて通信を行った後にベースチャネルに戻ってきた場合に、STA103からTDLS Channel Switch Requestを受信した場合、これを拒否してもよい。また、STA101は、自らの自発的なチャネル切り替えだけを許容するようにして、相手方のSTAからのTDLS Channel Switch Requestを全て拒否するようにしてもよい。
<<その他の実施形態>>
図12及び図14において、AP102からBeaconが受信される度にTDLS Channel Switch Requestが送信されているが、Beaconが受信される度にこの要求がなされなければならないわけではない。例えば、STA101が他に送信するデータがある場合、AP102から受信するパケットがある場合などでは、その期間は、TDLS Channel Switch Requestが送信されなくてもよい。また、Beaconが受信された直後ではなく、Beaconが受信された後、所定期間だけ待ってから、要求が送信されるようにしてもよい。また、TDLS Channel Switch Requestは、Beaconが受信される度に送信されるのではなく、所定回数のBeaconが受信されるたびに送信されるようにしてもよい。また、TDLS Channel Switch Requestは、Beaconと非同期で送信されてもよい。ただし、AP102から、Beaconに含まれるTIMやDTIMを受信するタイミングにおいては、ベースチャネルに戻っている必要はある。
各実施形態において、STA101がTDLSの直接接続を確立している相手方のSTAは、全てSourceである場合について説明した。しかしながら、SourceではないSTAとTDLSの直接接続が確立されている場合にも、上述の各実施形態に係る手法が適用されてもよい。例えば、1つのSourceが複数のSinkに対して映像を送信する場合でも、上述の各実施形態に係る手法が適用されてもよい。また、直接接続が確立されている場合に上述の各実施形態に係る手法が適用されうるのであって、必ずしも映像ストリーミングが送受信される必要はない。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
101、103、104:無線LAN端末(STA)、102:無線LANアクセスポイント(AP)、105:無線ネットワーク、204、605:チャネルスイッチ設定制御部、605:相手装置直接通信確立判断部

Claims (15)

  1. 通信装置であって、
    無線ネットワークに参加すると共に、当該無線ネットワークに参加している他の通信装置と直接通信を行うための通信手段と、
    前記通信装置が第1の他の通信装置と直接通信を行っている際に、前記通信装置が前記第1の他の通信装置とは異なる第2の他の通信装置と直接通信を行っているか、および、前記第1の他の通信装置が前記通信装置とは異なる第3の他の通信装置と直接通信を行っているか、の少なくともいずれかを判定する判定手段と、
    前記通信装置が前記第2の他の通信装置と直接通信を行っている場合、又は前記第1の他の通信装置が前記第3の他の通信装置と直接通信を行っている場合に、前記通信装置と前記第1の他の通信装置との間の直接通信によるチャネルの切り替えを制限する制限手段と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記第1の他の通信装置から、前記第1の他の通信装置が前記第3の他の通信装置と直接通信を行っているかの情報を取得する取得手段をさらに有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記取得手段は、前記第1の他の通信装置との直接通信を確立する際に受信される信号によって、前記情報を取得する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記制限手段は、前記通信装置が前記第2の他の通信装置と直接通信を行っている場合、又は前記第1の他の通信装置が前記第3の他の通信装置と直接通信を行っている場合に、前記チャネルの切り替えを禁止する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 前記通信装置と前記第1の他の通信装置との間のチャネルの切り替えを行う前に、前記通信装置が前記第2の他の通信装置と直接通信を行っている場合に、前記第1の他の通信装置と前記第2の他の通信装置とに対してチャネルの切り替えを要求する第1の信号を送信する送信手段と、
    前記第1の信号に対する応答を前記第1の他の通信装置と前記第2の他の通信装置とから受信する受信手段と、
    をさらに有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 前記制限手段は、前記受信手段が前記第1の他の通信装置と前記第2の他の通信装置とから前記要求を許容する旨の前記応答を受信した場合に、前記チャネルの切り替えを行うことを決定する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の通信装置。
  7. 前記制限手段は、前記通信装置が複数の前記第2の他の通信装置と直接通信を行っている場合であって、前記受信手段が、前記第1の他の通信装置とその複数の前記第2の他の通信装置との少なくともいずれかから前記要求を拒否する旨の前記応答を受信した場合に、前記チャネルの切り替えを行わないことを決定する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の通信装置。
  8. 前記制限手段は、前記通信装置が複数の前記第2の他の通信装置と直接通信を行っている場合であって、前記受信手段が前記第1の他の通信装置とその複数の前記第2の他の通信装置との全てから前記要求を許容することを示す前記応答を受信した場合に、前記チャネルの切り替えを行うことを決定する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の通信装置。
  9. 前記制限手段は、前記通信装置が複数の前記第2の他の通信装置と直接通信を行っている場合であって、前記受信手段が前記第1の他の通信装置とその複数の前記第2の他の通信装置の少なくともいずれかから前記要求を許容することを示す前記応答を受信した場合に、前記チャネルの切り替えを行うことを決定する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の通信装置。
  10. 前記送信手段は、予め取得した前記第1の他の通信装置と前記第2の他の通信装置とが共通して切り替えることができるチャネルの情報に基づいて、その共通して切り替えることができるチャネルの少なくともいずれかを指定して、前記第1の他の通信装置と前記第2の他の通信装置とに対して、前記第1の信号を送信する、
    ことを特徴とする請求項5から9のいずれか1項に記載の通信装置。
  11. 前記受信手段は、さらに、前記第1の他の通信装置がチャネルの切り替えを要求することを示す第2の信号を、当該第1の他の通信装置から受信し、
    前記送信手段は、前記第2の信号を受信した場合に、前記第2の他の通信装置に対して、前記第1の信号を送信し、
    前記送信手段は、さらに、前記受信手段が受信した前記第2の他の通信装置からの応答に応じて、前記第1の他の通信装置によるチャネルの切り替えの要求を許容するか拒否するかを示す応答を、前記第1の通信装置へ送信する、
    ことを特徴とする請求項5から10のいずれか1項に記載の通信装置。
  12. 前記制限手段は、前記通信装置が前記第2の他の通信装置と直接通信を行っている場合、前記第1の他の通信装置との間の直接通信において切り替えた後のチャネルでの通信の期間の長さを所定の長さ以下に制限する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  13. 前記所定の長さは、前記第1の他の通信装置と前記第2の他の通信装置との総数に応じて定まる、
    ことを特徴とする請求項12に記載の通信装置。
  14. 無線ネットワークに参加すると共に、当該無線ネットワークに参加している他の通信装置と直接通信を行うための通信手段を有する通信装置の制御方法であって、
    判定手段が、前記通信装置が第1の他の通信装置と直接通信を行っている際に、前記通信装置が前記第1の他の通信装置とは異なる第2の他の通信装置と直接通信を行っているか、および、前記第1の他の通信装置が前記通信装置とは異なる第3の他の通信装置と直接通信を行っているか、の少なくともいずれかを判定する判定工程と、
    制限手段が、前記通信装置が前記第2の他の通信装置と直接通信を行っている場合、又は前記第1の他の通信装置が前記第3の他の通信装置と直接通信を行っている場合に、前記通信装置と前記第1の他の通信装置との間の直接通信によるチャネルの切り替えを制限する制限工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  15. 無線ネットワークに参加すると共に、当該無線ネットワークに参加している他の通信装置と直接通信を行うための通信手段を有する通信装置に備えられたコンピュータに、
    前記通信装置が第1の他の通信装置と直接通信を行っている際に、前記通信装置が前記第1の他の通信装置とは異なる第2の他の通信装置と直接通信を行っているか、および、前記第1の他の通信装置が前記通信装置とは異なる第3の他の通信装置と直接通信を行っているか、の少なくともいずれかを判定する判定工程と、
    前記通信装置が前記第2の他の通信装置と直接通信を行っている場合、又は前記第1の他の通信装置が前記第3の他の通信装置と直接通信を行っている場合に、前記通信装置と前記第1の他の通信装置との間の直接通信によるチャネルの切り替えを制限する制限工程と、
    を実行させるためのプログラム。
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