JP2015162096A - ツール分析支援装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】予め決められた手順を含む作業に用いられるアプリケーションツールに内在する改善点の抽出を、従来に比して簡便に行えるようにする。
【解決手段】アプリケーションツールを用いて設備機器の保守作業を行ったときの手順を示す操作履歴情報から、操作した時間順と操作により表示させたウィンドウのIDとの関係を表す波形データを生成する波形データ変換部12と、生成された波形データと過去に生成された波形データを、各波形データの重心に基づきクラスタに分類するクラスタ分類部13と、クラスタ毎に代表波形データを生成する代表波形データ生成部14と、代表波形データを表示する表示処理部16と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ツール分析支援装置及びプログラム、特にユーザ操作に応じて表示画面を必要により切り替えながら動作するアプリケーションツールの分析支援に関する。
空調等のビル内の設備機器を保守するとき、設備機器にパーソナルコンピュータ(以下、PC)を接続し、同PCで動作する専用のアプリケーションツールにより、保守用に設備機器を動作させることがある。
アプリケーションツールは、設備機器の保守の手順に準じて、アプリケーションツール内のウィンドウ画面を遷移させ、ウィンドウ毎に保守の手順に応じた動作を設備機器にさせるように構成されており、複数の保守作業員に全く同じ保守作業を行わせることを意図している。
特開2012−14496号公報 特開2010−198191号公報
しかし、設備機器の高機能化に伴い保守の手順も複雑化し、アプリケーションツールを構成するウィンドウやウィンドウ内を構成する操作ボタン等のGUI(Graphical User Interface)部品も増大している。そのため、アプリケーションツールの設計が複雑になっており、開発者による不十分な設計のため、設備機器の保守の手順に準じて、ツール内のウィンドウ画面を遷移出来ないようなツールも現場に投入されてしまうこともある。
不十分な設計のアプリケーションツールを使うことで、保守作業員が、現場で間違った操作ボタンをウィンドウ画面の遷移、ボタン押下の順番で設備機器を動作させる可能性がある。この場合、単に保守作業員が保守作業の手順を改めればよいというわけではなく、適切な手順で保守作業が実施されるようにウィンドウ遷移、あるいはボタン押下の順番を保守作業員に誘導するようにアプリケーションツールを再設計する必要がある。
アプリケーションツールのより良い再設計のため、開発者は、保守作業員によるツールの利用状況(行動、操作)を大量に取得して、その内容を十分に理解しなければならない。
本発明は、開発者が、従来よりも簡易かつ高速にアプリケーションツールの利用状況を理解できるようにすることを目的とする。
本発明に係るツール分析支援装置は、複数のユーザのアプリケーションツールに対する操作の内容を記載した複数の操作履歴情報からユーザのアプリケーションツールの利用状況を分析するツール分析支援装置において、操作履歴情報に含まれるユーザの操作を識別する操作識別番号のリストを記憶する操作識別番号リスト記憶手段と、操作履歴情報から操作識別番号の波形データに変換する波形データ変換手段と、波形データを蓄積する波形データ蓄積手段と、を備えたものである。
また、波形データ変換手段が出力した波形データと波形データ蓄積手段に蓄積された過去の波形データを類似度に基づき複数のクラスタに分類するクラスタ分類手段を備えたものである。
また、クラスタに分類された複数の波形データから代表となる一つの波形データを生成する代表波形データ生成手段を備えたものである。
また、代表となる波形データ内の操作識別番号と操作識別番号のリストをもとに代表となる操作履歴情報を生成する代表操作履歴情報変換手段を備えたものである。
また、代表操作履歴情報に基づいてアプリケーションツールの画面表示を遷移させる遷移手段を備えたものである。
また、前記代表波形データ生成手段は、各クラスタに含まれる複数の波形データについて各順番で最も多い操作識別番号を選択して代表となる波形データを生成するものである。
また、標準的なユーザ操作の順番を示す標準操作情報を取得する標準操作情報取得手段と、標準となる操作履歴情報を記憶する標準操作情報記憶手段と、ユーザの操作を識別する操作識別番号のリストを生成する操作識別番号リスト生成手段と、を備え、操作識別番号のリストを標準となる操作履歴情報から生成するものである。
また、ユーザに波形データを表示する表示処理手段を備え、前記標準操作情報取得手段は、アプリケーションツールに対する標準的なユーザ操作の順番を示す情報を標準操作情報として取得し、標準操作情報に指定された一連のユーザ操作に対する識別番号の遷移を示す波形データと、前記生成手段により生成された波形データとを対比可能に出力するものである。
本発明に係るプログラムは、コンピュータを、ユーザ操作に応じて表示画面を必要により切り替えながら動作するアプリケーションツールに対して行われたユーザ操作の順番及び各ユーザ操作の内容を特定しうる情報を含む操作履歴情報を取得する操作履歴情報取得手段、各ユーザ操作の内容毎に割り振られた操作識別番号を含む操作識別情報を参照することにより前記操作履歴情報取得手段により取得された操作履歴情報から、当該操作履歴情報に含まれる一連のユーザ操作に対する操作識別番号の遷移を示す波形データを生成する波形データ生成手段、前記波形データ生成手段により生成された波形データを出力する出力手段、として機能させるためのものである。
本発明によれば、ユーザ操作を波形データの形態にて出力するようにしたので、アプリケーションツールに内在する改善点の抽出を、従来に比して簡便に行うことができる。
本発明に係るツール分析支援装置の一実施の形態を示したブロック構成図である。 本実施の形態におけるツール分析支援装置のハードウェア構成図である。 本実施の形態における操作履歴情報のデータ構成例を示す図である。 本実施の形態において、標準となるウィンドウ画面の遷移を示す概念図である。 図4Aに基づき生成されたIDリストのデータ構成例を示す図である。 本実施の形態における操作履歴情報のツール分析支援処理を示すフローチャートである。 本実施の形態における波形データのデータ構成例を示す図である。 本実施の形態における波形データをグラフ形式にて表示したときの図である。 本実施の形態においてクラスタに分類された波形データを示す図である。 本実施の形態における代表波形データのデータ構成例を示す図である。 本実施の形態における代表波形データをグラフ形式にて表示したときの図である。 本実施の形態における代表操作履歴情報のデータ構成例を示す図である。
以下、図面に基づいて、本発明の好適な実施の形態について説明する。
図1は、本発明に係るツール分析支援装置の一実施の形態を示したブロック構成図である。また、図2は、本実施の形態におけるツール分析支援装置10のハードウェア構成図である。本実施の形態におけるツール分析支援装置10は、PC等の汎用的なコンピュータのハードウェアで構成してよい。すなわち、本実施の形態におけるツール分析支援装置10を実現するコンピュータは、図2に示したようにCPU21、ROM22、RAM23、ハードディスクドライブ(HDD)24を接続したHDDコントローラ25、入力手段として設けられたマウス26とキーボード27、及び表示装置として設けられたディスプレイ28をそれぞれ接続する入出力コントローラ29、通信手段として設けられたネットワークコントローラ30を内部バス31に接続して構成される。
図1に戻り、本実施の形態におけるツール分析支援装置10は、ユーザ操作に応じて表示画面を必要により切り替えながら動作するアプリケーションツールの分析支援に適した装置であり、情報生成部100を有している。情報生成部100は、IDリスト生成部11、波形データ変換部12、クラスタ分類部13、代表波形データ生成部14、代表操作履歴情報変換部15、表示処理部16、標準操作情報記憶部17、IDリスト記憶部18及び波形データ蓄積部19を有している。
IDリスト生成部11は、操作識別番号リスト生成手段として設けられ、ユーザの操作を識別する操作識別番号のリストを生成する。また、IDリスト生成部11は、標準的なユーザ操作の順番を示す標準操作情報を取得する標準操作情報取得手段として設けられ、特にアプリケーションツールに対する標準的なユーザ操作の順番を示す情報を標準操作情報として取得する。波形データ変換部12は、操作履歴情報取得手段としての機能を有し、アプリケーションツールに対して行われたユーザ操作の履歴を含む操作履歴情報を取得する。また、波形データ変換部12は、操作履歴情報から操作識別番号の波形データに変換する波形データ変換手段、IDリスト記憶部18に記憶されたIDリストを参照することにより、取得した操作履歴情報から波形データを生成する波形データ生成手段として機能する。クラスタ分類部13は、クラスタ分類手段として設けられ、波形データ変換部12が出力した波形データと波形データ蓄積部19に蓄積された過去の波形データを類似度に基づき複数のクラスタに分類する。代表波形データ生成部14は、代表波形データ生成手段として設けられ、クラスタに分類された複数の波形データから代表となる一つの波形データを生成する。本実施の形態における代表波形データ生成部14は、各クラスタに含まれる複数の波形データについて各順番で最も多い操作識別番号を選択して代表となる波形データを生成する。
代表操作履歴情報変換部15は、代表操作履歴情報変換手段として設けられ、代表となる波形データ内の操作識別番号と操作識別番号のリストをもとに代表となる操作履歴情報を生成する。表示処理部16は、ユーザに波形データを表示する表示処理手段及び代表操作履歴情報に基づいてアプリケーションツールの画面表示を遷移させる遷移手段である。なお、本実施の形態では、出力手段として各種情報をディスプレイ28に表示する表示処理部16を設けたが、各種情報をディスプレイ28に表示するだけでなく、HDD24等にファイル形式にて保存させるための手段や外部の装置で記憶、表示させたりするための通信手段を設けるようにしてもよい。
標準操作情報記憶部17は標準となる操作履歴情報を記憶する標準操作情報記憶手段、IDリスト記憶部18は操作履歴情報に含まれるユーザの操作を識別する操作識別番号のリストを記憶する操作識別番号リスト記憶手段、波形データ蓄積部19は波形データを蓄積する波形データ蓄積手段、として設けられている。各記憶部17〜19に関しては、以下に説明する処理において、記憶された情報を用いるときに合わせて説明する。
ツール分析支援装置10における各構成要素11〜16は、ツール分析支援装置10を形成するコンピュータと、コンピュータに搭載されたCPU21で動作するプログラムとの協調動作により実現される。また、各記憶部17〜19は、ツール分析支援装置10に搭載されたHDD24にて実現される。あるいは、RAM23又は外部にある記憶手段をネットワーク経由で利用してもよい。
また、本実施の形態で用いるプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD−ROMやDVD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して提供することも可能である。通信手段や記録媒体から提供されたプログラムはコンピュータにインストールされ、コンピュータのCPUがプログラムを順次実行することで各種処理が実現される。
本実施の形態においては、ビル等に設置された設備機器の保守作業用のアプリケーションツールを分析支援の対象とする場合を例にして説明する。このアプリケーションツールは、通常、保守作業員が現場に持ち込み保守作業を行う際に用いるコンピュータに搭載されるが、形成されたテスト環境上のコンピュータに搭載され実行される場合もある。いずれにしても、本実施の形態におけるツール分析支援装置10は、アプリケーションツールを操作することで得られた操作履歴情報に基づいてそのアプリケーションツールの使い勝手の善し悪しなどの分析に用いられる。
本実施の形態において分析支援対象とされるアプリケーションツールの開発者は、アプリケーションツールを利用して保守が実施される場合、その保守作業に適合したウィンドウ画面やボタン操作の遷移を標準的な作業手順と想定して開発する。つまり、開発者は、標準的な作業手順に従って保守作業が進行されやすいように、換言すると次の作業のためのウィンドウ画面が選択されやすいように、アプリケーションツールに含まれる各ウィンドウ画面に操作ボタンのGUI部品を組み込む。ただ、現場の設備機器の設置環境等によって次に行う作業が一意とは限らないので、1つのウィンドウ画面から複数のウィンドウ画面に遷移可能に設計される場合がある。なお、本実施の形態では、保守作業を行う際にコンピュータのディスプレイに表示される画面のことを「ウィンドウ画面」と称している。各ウィンドウ画面には、他のウィンドウ画面に表示を切り替えるための操作ボタン等保守作業を実施する上で必要なGUI部品が表示される。
本実施の形態では、アプリケーションツールの分析支援を行うために、アプリケーションツールを操作することで得られた操作履歴情報に基づきユーザ操作を分析することになる。この操作履歴情報のデータ構成例を図3に示す。本実施の形態における操作履歴情報には、ボタンが操作された日時(操作日時)と、操作されたボタンが表示されていたウィンドウ画面の名称(ウィンドウ名)と、操作されたボタンに付与された名称(ボタン名)と、を組にしたレコード(操作ログ)が1又は複数含まれる。操作履歴情報には、ユーザ操作の内容を特定しうる情報としてウィンドウ名及びボタン名が含まれている。この操作履歴情報に基づきユーザ操作の傾向の分析を行う前準備としてIDリストを生成しておく必要がある。ここで、IDリスト生成部11により生成されるIDリストについて説明する。
図4Aは、標準的な保守作業の流れに従って表示されるウィンドウ画面の遷移の一例を示した概念図であり、標準操作情報記憶部17に記憶された標準操作情報を模式的に示した図である。図4Aにおいて、丸の中に示されているW1〜Wnはウィンドウ画面の名称(ウィンドウ名)であり、開発者が意図した標準的な作業の流れが矢印にて示されている。IDリスト生成部11は、標準操作情報を標準操作情報記憶部17から読み出し、このウィンドウ画面の遷移に含まれているウィンドウ画面に対してそれぞれ識別番号(ウィンドウID)を割り当てることでIDリストを生成し、IDリスト記憶部18に登録する。この処理により生成されたIDリストの一例を図4Bに示す。
本実施の形態では、便宜的に標準的な保守作業として1つの流れを示した。ただ、ビルに設置した設備機器の配置、数、種類等によっては、複数のパターンを標準的な作業手順として設定してもよい。
なお、図4A,Bに例示したように、本実施の形態では、ウィンドウ画面の遷移に基づいてIDリストを生成したが、ウィンドウ画面の遷移に代えて、あるいはウィンドウ画面の遷移と共にボタン操作の遷移に基づくIDリストを生成してもよい。本実施の形態では、便宜的にウィンドウ画面の遷移に基づくIDリストのみを図示することにした。
次に、本実施の形態においてアプリケーションツールの分析支援を行うために操作履歴情報に基づきユーザ操作の傾向を分析する処理について図5に示したフローチャートを用いて説明する。
波形データ変換部12は、保守作業員などのユーザによる一連の操作に基づき表示されたウィンドウ画面の遷移を記録した操作履歴情報を取得する(ステップ110)。取得する操作履歴情報のデータ構成は、図3に例示したが、以下に説明するようにウィンドウ画面の遷移のみに基づき後述する処理を行う場合には、ボタンIDを操作履歴情報に含める必要はない。その逆に、ボタン操作の遷移のみに基づき後述する処理を行う場合には、ウィンドウ名を操作履歴情報に含める必要はない。波形データ変換部12は、IDリスト生成部11により生成されたIDリストを参照して、操作履歴情報に含まれているウィンドウ名をウィンドウIDに変換し、また時間順(操作日時の並び順)にウィンドウIDを並べて操作の内容をグラフィック表示するための元となる波形データを生成する(ステップ120)。この生成された波形データのデータ構成例を図6に示す。また、生成された波形データをグラフ形式にて表した場合の例を図7に示す。図7に例示したように、波形データは、横軸をボタン操作によりウィンドウ画面が遷移された順(時間順、あるいは操作順ともいう)、縦軸をウィンドウIDで表される。
ところで、「波形」とは、横軸に時間,縦軸に時間的に変化する量の瞬時値をとって描いたグラフ、あるいは、何らかの物理量の変化を、時間または距離を横軸としてグラフ表示したものである、などと定義される。このように、縦軸は、何らかの物理量の時間的な変化を表すことになるが、本実施の形態では、時間に対する値として縦軸に、物理量ではないウィンドウIDという値を割り付けることによってウィンドウ画面の遷移を波形にて表すことを特徴としている。
続いて、クラスタ分類部13は、波形データ変換部12により生成された波形データと、波形データ蓄積部19に蓄積された波形データの類似度に基づき波形データ変換部12により生成された波形データをいずれかのクラスタに分類する(ステップ130)。波形データ蓄積部19には、波形データ変換部12により過去に生成された波形データが蓄積されている。本実施の形態では、例えばk平均法というクラスタ分類手法に用いてステップ120により生成された波形データをいずれかのクラスタに分類する。図8は、波形データをクラスタに分類をした結果を概念的に示した図である。なお、図8において、各ドットは各波形データの重心を表している。
なお、本実施の形態では、クラスタの分類手法としてk平均法を用いたが、これ以外の手法を用いてもよい。また、ステップ130では、ステップ120により生成された波形データを既存のいずれかのクラスタに分類するのではなく、全ての波形データを対象に最初からクラスタに分類し直すようにしてもよい。以上のようにして波形データをクラスタに分類すると、クラスタ分類部13は、その分類したクラスタの番号を付加して波形データを波形データ蓄積部19に登録する。
波形データがクラスタに分類されると、代表波形データ生成部14は、代表波形データをクラスタ毎に生成する(ステップ140)。これは、次のようにして行う。すなわち、代表波形データ生成部14は、処理対象とするクラスタに属する波形データを波形データ蓄積部19から読み出し、その読み出した波形データを時間順(操作日時の並び順)毎に各ウィンドウIDの数を集計し、各時間順において最も発生頻度の高いウィンドウIDを、その時間順を代表するウィンドウID(以下、「代表ウィンドウID」)とする。このようにして時間順毎に得られた代表ウィンドIDを時間順に並べることで当該クラスタの代表波形データを生成する。以上の処理を全てのクラスタに対して繰り返し行う。この処理の結果得られたいずれかの1つの代表波形データを図9に、図9に示した代表波形データをグラフ形式にて表したときの例を図10に示す。
通常の物理量であれば、例えば平均値などの算出値を各時間順の代表値として用いるかもしれないが、本実施の形態では、前述したように時間に対する値として縦軸に物理量ではないウィンドウIDを割り付けている。そのため、平均値は意味のない数値となるので、本実施の形態においては、最も発生頻度の高いウィンドウID、すなわち集計結果が最大値のウィンドウIDを当該時間順の代表ウィンドウIDとして採用することにした。最大値のウィンドウIDが複数存在する場合、何らかの基準によりいずれか1つのウィンドウIDを選択するようにしてもよいが、本実施の形態においては、それぞれを代表ウィンドウIDとして採用する。この場合、グラフ表示された線は分岐することになる。複数の作業手順を標準とする場合、図4Aに例示したように分岐する場合があるので、複数のウィンドウIDを代表波形データとして採用するのが好適である。これにより、1つの代表波形データにて複数の作業手順を代表的な作業手順として表現することが可能になる。
表示処理部16は、以上のようにして求めた代表波形データを図10に示したようにグラフ形式にてディスプレイ28に表示する(ステップ150)。開発者は、この表示を参照することで標準的な作業手順との相違を認識しやすくなる。グラフ形式にて作業手順を表示することで、例えば、ある作業A(ウィンドウID=2)の後には常に作業B(ウィンドウID=2)を行う必要があるような場合、開発者は、図10を参照してウィンドウIDが2の代表波形データが存在した場合、続けて3に遷移しているかどうかを極めて簡単に確認することができる。また、標準的な作業手順と対比しやすいように図4Bに示した標準的な作業手順の波形データのグラフを図10と同一グラフ上に、あるいは並べてディスプレイ28に表示してもよい。複数パターンの標準的な作業手順が存在する場合は、それぞれを各代表波形データと対比しやすいように表示してもよい。
また、その他の形態にて代表波形データを表示するようにしてもよい。例えば、代表操作履歴情報変換部15は、IDリスト記憶部18に記憶されたIDリストを参照することにより代表波形データに含まれるウィンドウIDをウィンドウ名に変換することで、図3に示した操作履歴情報に対応する代表操作履歴情報を生成し、表示処理部16に表示させる。この生成した代表操作履歴情報のデータ構成例を図11に示す。本実施の形態では、便宜的にボタンIDを用いずに説明したので、図11には、ボタン名が含まれていないが、ウィンドウ名と同様にボタン名を処理対象とすることで、代表操作履歴情報にボタン名が含まれるようにして処理してもよい。
また、表示処理部16は、代表操作履歴情報に基づきウィンドウ画面を所定の時間間隔で遷移させるよう表示してもよい。操作履歴情報には、操作日時が含まれているので、一定間隔ではなく操作日時を参照に時間間隔に変化をつけながら表示するようにしてもよい。また、表示処理部16は、代表波形データに限らず、入力された操作履歴情報に基づき波形データ変換部12により生成された波形データを表示してもよい。
以上説明したように、本実施の形態では、操作履歴を波形データにて提示するようにしたので、標準的な作業手順との差異が見つけやすくなる。表示した代表波形データにより表される作業手順と標準的な作業手順との間に差異があるということは、開発者の想定している標準的な作業手順が現場で実施される作業手順とずれているか、保守作業員が適切な手順に従って保守作業を行っていないことが考えられる。従って、開発者は、代表波形データが表す作業手順と標準的な作業手順とを対比した結果に基づき、想定していた標準的な作業手順の見直しを行い、その見直した標準的な作業手順に適合するようにアプリケーションツールの改良を行う。また、想定している標準的な作業手順が適切であると再認識したのであれば、正しくない操作が頻発しているということである。この原因の1つとしてアプリケーションツールが提示する作業指示等の説明文あるいは操作ボタン等のレイアウト等が保守作業員にとってわかりにくいとも考えられるので、開発者は、保守作業員を標準的な作業手順に誘導できるようにアプリケーションツールの改良を行う。
なお、本実施の形態におけるツール分析支援装置10は、以上説明したように操作履歴情報を分析してアプリケーションツールの改良等のための情報を提供するが、これらの一連処理を複数のコンピュータに分散して行うようにしてもよい。
10 ツール分析支援装置、11 IDリスト生成部、12 波形データ変換部、13 クラスタ分類部、14 代表波形データ生成部、15 代表操作履歴情報変換部、16 表示処理部、17 標準操作情報記憶部、18 IDリスト記憶部、19 波形データ蓄積部、21 CPU、22 ROM、23 RAM、24 ハードディスクドライブ(HDD)、25 HDDコントローラ、26 マウス、27 キーボード、28 ディスプレイ、29 入出力コントローラ、30 ネットワークコントローラ、31 内部バス、100 情報生成部。

Claims (9)

  1. 複数のユーザのアプリケーションツールに対する操作の内容を記載した複数の操作履歴情報からユーザのアプリケーションツールの利用状況を分析するツール分析支援装置において、
    操作履歴情報に含まれるユーザの操作を識別する操作識別番号のリストを記憶する操作識別番号リスト記憶手段と、
    操作履歴情報から操作識別番号の波形データに変換する波形データ変換手段と、
    波形データを蓄積する波形データ蓄積手段と、
    を備えたことを特徴とするツール分析支援装置。
  2. 波形データ変換手段が出力した波形データと波形データ蓄積手段に蓄積された過去の波形データを類似度に基づき複数のクラスタに分類するクラスタ分類手段、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載のツール分析支援装置。
  3. クラスタに分類された複数の波形データから代表となる一つの波形データを生成する代表波形データ生成手段、
    を備えたことを特徴とする請求項2に記載のツール分析支援装置。
  4. 代表となる波形データ内の操作識別番号と操作識別番号のリストをもとに代表となる操作履歴情報を生成する代表操作履歴情報変換手段、
    を備えたことを特徴とする請求項3に記載のツール分析支援装置。
  5. 代表操作履歴情報に基づいてアプリケーションツールの画面表示を遷移させる遷移手段、
    を備えたことを特徴とする請求項4に記載のツール分析支援装置。
  6. 前記代表波形データ生成手段は、各クラスタに含まれる複数の波形データについて各順番で最も多い操作識別番号を選択して代表となる波形データを生成する、
    ことを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれか1項に記載のツール分析支援装置。
  7. 標準的なユーザ操作の順番を示す標準操作情報を取得する標準操作情報取得手段と、
    標準となる操作履歴情報を記憶する標準操作情報記憶手段と、
    ユーザの操作を識別する操作識別番号のリストを生成する操作識別番号リスト生成手段と、
    を備え、
    操作識別番号のリストを標準となる操作履歴情報から生成することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のツール分析支援装置。
  8. ユーザに波形データを表示する表示処理手段を備え、
    前記標準操作情報取得手段は、アプリケーションツールに対する標準的なユーザ操作の順番を示す情報を標準操作情報として取得し、
    標準操作情報に指定された一連のユーザ操作に対する識別番号の遷移を示す波形データと、前記生成手段により生成された波形データとを対比可能に出力することを特徴とする請求項7に記載のツール分析支援装置。
  9. コンピュータを、
    ユーザ操作に応じて表示画面を必要により切り替えながら動作するアプリケーションツールに対して行われたユーザ操作の順番及び各ユーザ操作の内容を特定しうる情報を含む操作履歴情報を取得する操作履歴情報取得手段、
    各ユーザ操作の内容毎に割り振られた操作識別番号を含む操作識別情報を参照することにより前記操作履歴情報取得手段により取得された操作履歴情報から、当該操作履歴情報に含まれる一連のユーザ操作に対する操作識別番号の遷移を示す波形データを生成する波形データ生成手段、
    前記波形データ生成手段により生成された波形データを出力する出力手段、
    として機能させるためのプログラム。
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