JP2015162089A - 投資資金管理システムおよびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】顧客の投資資金の効率的な活用を図ることができる投資資金管理システムを提供する。【解決手段】投資資金管理システム10では、買付対象の金融商品が債券や投資信託等の募集商品であるときに、その買付注文の受付日から、当該金融商品について設定された受渡日または証券会社(第1の金融機関)と銀行(第2の金融機関)との間での送金に要する日数相当分だけ受渡日よりも前の日までの期間につき、買付のための顧客の投資資金(待機資金)を、銀行の満期日指定定期預金に預け入れ、満期解約後に、買付代金を銀行から証券会社へ送金し、証券会社において、満期日に買付代金充当処理を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、顧客による金融商品の買付注文を受け付ける第1の金融機関が管理するコンピュータからなる第1の金融機関システムと、顧客の普通預金を預かる第2の金融機関が管理するコンピュータからなる第2の金融機関システムとを連携させて顧客の投資資金を管理する投資資金管理システムおよびプログラムに係り、例えば、証券会社システムと銀行システムとを連携させて債券等の募集商品の買付のための顧客の資金を管理する場合等に利用できる。
一般に、証券会社では、債券等の募集商品の販売を行っているが、このような募集商品の買付に際しては、顧客は、予め買付代金を証券会社に開設している証券総合口座へ入金するのが通常である。そして、証券総合口座への入金が済んでいる状態で買付が行われると、買付(約定)後、買付代金の払込日(受渡日)までの間、証券総合口座へ入金された買付代金に相当する金額分は、証券会社によりMRF(マネー・リザーブ・ファンド)の状態で拘束される。この拘束金額については、買付(約定)から払込日(受渡日)までの期間は、MRFでの付利が行われるが、募集商品の買付代金に充当される資金であるため、他の商品の買付に充当することはできない。なお、例えば法人の顧客の場合等のように、証券会社システムで夜間バッチ等による預り金からMRFへの自動振替処理が行われない場合には、募集商品の買付代金に充当される資金が、MRFではなく、預り金の状態で拘束されることもある。
また、特定のサービスを受けている顧客については、募集商品の買付代金は、例えば夜間バッチ等で、証券総合口座のMRFから、その証券会社と提携している銀行に開設された当該顧客の口座の普通預金へ振り替えられ、普通預金での付利が行われることもあり、この場合には、買付代金に相当する金額分は、銀行により普通預金の状態で拘束される。
なお、顧客の資金を効率的に運用するシステムとしては、振込依頼を受けた資金を振込日まで運用し、利息相当額を振込依頼者に支払うシステムが知られている(特許文献1参照)。
特許第5250081号公報
しかしながら、前述したように、顧客の投資資金について、証券会社においてMRFでの付利が行われ、あるいは銀行において普通預金での付利が行われるものの、その金利は低く、さらには、証券会社や銀行で自己の投資資金が拘束されている間は、その拘束金額を他の商品の買付に充当することもできない。
このため、金利に敏感な顧客の場合、募集期間の前半での債券等の買付を避け、後半での買付を行う行動様式が見られる。すなわち、自己の投資資金が低い金利の状態で拘束される期間をなるべく短くすることにより、投資資金の効率的な活用の可能性を高めようとする顧客がいる。一方、証券会社としては、業務効率化や進捗管理の都合から、買付は可能な限り前倒し、あるいは募集期間中に平準化したい。
従って、上記のような金利に敏感な顧客の要望を満足させつつ、証券会社の業務効率化や進捗管理の適正化を図ることができるシステムの開発が望まれる。
本発明の目的は、顧客の投資資金の効率的な活用を図ることができる投資資金管理システムおよびプログラムを提供するところにある。
本発明は、顧客による金融商品の買付注文を受け付ける第1の金融機関が管理するコンピュータからなる第1の金融機関システムと、顧客の普通預金を預かる第2の金融機関が管理するコンピュータからなる第2の金融機関システムとを連携させて顧客の投資資金を管理する投資資金管理システムであって、第1の金融機関システムは、第1の金融機関に開設された第1の口座の預り金残高またはこの預り金残高に加えてMRF残高を、第1の金融機関用の顧客識別情報と関連付けて記憶する第1の口座データベースと、顧客またはその入力代行者が操作する端末装置から通信回線を介して送信されてくる顧客による金融商品の買付注文の入力を受け付ける処理を実行する注文受付手段と、この注文受付手段により前記買付注文の入力を受け付けた日を預入日とし、金融商品について設定された受渡日または第1の金融機関と第2の金融機関との間での送金に要する日数相当分だけ受渡日よりも前の日を満期日とし、買付注文の買付金額を預入金額とする満期日指定定期預金の預入伝票データを作成し、作成した預入伝票データを、第1の金融機関用の顧客識別情報と関連付けて注文データベースに記憶させる処理を実行する起票手段と、この起票手段により作成した預入伝票データを構成する預入日、満期日、および預入金額を含む満期日指定定期預金の預入を依頼するための預入依頼電文データを、第1の金融機関用の顧客識別情報またはこの第1の金融機関用の顧客識別情報を変換して得られた第2の金融機関用の顧客識別情報とともに、第2の金融機関システムへ通信回線を介して送信する処理を実行する定期預金預入依頼手段とを備え、第2の金融機関システムは、第2の金融機関に開設された第2の口座の普通預金残高および定期預金預入情報を、第2の金融機関用の顧客識別情報と関連付けて記憶する第2の口座データベースと、第1の金融機関システムから通信回線を介して送信されてくる預入依頼電文データを、第1の金融機関用の顧客識別情報または第2の金融機関用の顧客識別情報とともに受信し、受信した第1の金融機関用の顧客識別情報を変換して得られた第2の金融機関用の顧客識別情報または受信した第2の金融機関用の顧客識別情報に関連付けられて第2の口座データベースに記憶されている普通預金残高から、受信した預入依頼電文データに含まれる預入金額を減算するとともに、受信した預入依頼電文データに含まれる預入日、満期日、および預入金額を、定期預金預入情報として、第2の口座データベースに記憶させる預入処理を実行する預入処理手段と、第2の口座データベースに記憶されている満期日が到来したか否かを監視する処理を実行する満期日監視手段と、この満期日監視手段により満期日が到来したと判断した場合に、定期預金預入情報として第2の口座データベースに記憶されている預入金額について、預入日から満期日までの期間に応じた定期預金利息金額を算出し、第2の口座データベースに記憶されている普通預金残高に、預入金額および算出した定期預金利息金額を加算する満期解約処理を実行する解約手段とを備え、第1の金融機関システムは、さらに、金融商品について設定された受渡日または第1の金融機関と第2の金融機関との間での送金に要する日数相当分だけ受渡日よりも前の日に、注文データベースに記憶されている預入金額に相当する買付代金充当金額またはこれに加えて定期預金利息金額の送金を依頼する送金依頼電文データを、第1の金融機関用の顧客識別情報またはこの第1の金融機関用の顧客識別情報を変換して得られた第2の金融機関用の顧客識別情報とともに、第2の金融機関システムへ通信回線を介して送信する処理を実行する送金依頼手段を備え、第2の金融機関システムは、さらに、第1の金融機関システムから通信回線を介して送信されてくる送金依頼電文データを、第1の金融機関用の顧客識別情報または第2の金融機関用の顧客識別情報とともに受信し、受信した第1の金融機関用の顧客識別情報を変換して得られた第2の金融機関用の顧客識別情報または受信した第2の金融機関用の顧客識別情報に関連付けられて第2の口座データベースに記憶されている普通預金残高から、受信した送金依頼電文データに含まれる買付代金充当金額またはこれに加えて定期預金利息金額を減算し、第1の金融機関へ送金する処理を実行する買付代金送金手段を備え、第1の金融機関システムは、さらに、金融商品について設定された受渡日に、第1の口座データベースに記憶されている預り金残高またはMRF残高に、第2の金融機関システムから送金されてきた買付代金充当金額またはこれに加えて定期預金利息金額を加算する入金処理を実行する買付代金入金手段と、金融商品について設定された受渡日に、第1の口座データベースに記憶されている預り金残高またはMRF残高から、注文データベースに記憶されている預入金額に相当する買付代金充当金額を減算する出金処理を実行する買付代金充当処理手段とを備えたことを特徴とするものである。
このような本発明においては、金融商品が債券や投資信託等の募集商品であるときに、その買付注文の受付日から、当該金融商品について設定された受渡日または第1の金融機関と第2の金融機関との間での送金に要する日数相当分だけ受渡日よりも前の日までの期間につき、買付のための顧客の投資資金(待機資金)は、本システムにより満期日指定定期預金に預け入れられる。
このため、顧客は、債券等の募集商品の買付のための投資資金(待機資金)について、MRFや普通預金の状態で拘束されていた従来の場合よりも、高い金利での運用が可能となる。
また、第1の金融機関(証券会社等)にとっては、顧客による早期入金買付のインセンティブが働くため、従来の場合に比べ、募集活動を前倒し、あるいは募集期間中において平準化することが可能となり、業務効率化や進捗管理の適正化を図ることが可能となる。
さらに、買付のための顧客の投資資金(待機資金)の満期日指定定期預金への預入処理は、本システムにより自動的に行われるので、第1の金融機関(証券会社等)の担当者(営業員やコールセンタのオペレータ等)の作業の手間はかからず、また、第2の金融機関(銀行等)の作業の手間も生じないことから、この点でも、業務効率化を図ることが可能となり、これらにより前記目的が達成される。
また、前述した投資資金管理システムでは、第2の金融機関(銀行等)での満期日指定定期預金の満期解約処理後に、買付代金充当金額を第2の金融機関(銀行等)から第1の金融機関(証券会社等)へ戻す処理は、第1の金融機関(証券会社等)から第2の金融機関(銀行等)への送金依頼電文データの送信を契機として行われていたが、次のように、第2の金融機関(銀行等)がこの送金のタイミングをコントロールしてもよく、そのような構成とした場合でも、前述した投資資金管理システムと同様な作用・効果が得られる。
すなわち、本発明は、顧客による金融商品の買付注文を受け付ける第1の金融機関が管理するコンピュータからなる第1の金融機関システムと、顧客の普通預金を預かる第2の金融機関が管理するコンピュータからなる第2の金融機関システムとを連携させて顧客の投資資金を管理する投資資金管理システムであって、第1の金融機関システムは、第1の金融機関に開設された第1の口座の預り金残高またはこの預り金残高に加えてMRF残高を、第1の金融機関用の顧客識別情報と関連付けて記憶する第1の口座データベースと、顧客またはその入力代行者が操作する端末装置から通信回線を介して送信されてくる顧客による金融商品の買付注文の入力を受け付ける処理を実行する注文受付手段と、この注文受付手段により買付注文の入力を受け付けた日を預入日とし、金融商品について設定された受渡日または第1の金融機関と第2の金融機関との間での送金に要する日数相当分だけ受渡日よりも前の日を満期日とし、買付注文の買付金額を預入金額とする満期日指定定期預金の預入伝票データを作成し、作成した預入伝票データを、第1の金融機関用の顧客識別情報と関連付けて注文データベースに記憶させる処理を実行する起票手段と、この起票手段により作成した預入伝票データを構成する預入日、満期日、および預入金額を含む満期日指定定期預金の預入を依頼するための預入依頼電文データを、第1の金融機関用の顧客識別情報またはこの第1の金融機関用の顧客識別情報を変換して得られた第2の金融機関用の顧客識別情報とともに、第2の金融機関システムへ通信回線を介して送信する処理を実行する定期預金預入依頼手段とを備え、第2の金融機関システムは、第2の金融機関に開設された第2の口座の普通預金残高および定期預金預入情報を、第2の金融機関用の顧客識別情報と関連付けて記憶する第2の口座データベースと、第1の金融機関システムから通信回線を介して送信されてくる預入依頼電文データを、第1の金融機関用の顧客識別情報または第2の金融機関用の顧客識別情報とともに受信し、受信した第1の金融機関用の顧客識別情報を変換して得られた第2の金融機関用の顧客識別情報または受信した第2の金融機関用の顧客識別情報に関連付けられて第2の口座データベースに記憶されている普通預金残高から、受信した預入依頼電文データに含まれる預入金額を減算するとともに、受信した預入依頼電文データに含まれる預入日、満期日、および預入金額を、定期預金預入情報として、第2の口座データベースに記憶させる預入処理を実行する預入処理手段と、第2の口座データベースに記憶されている満期日が到来したか否かを監視する処理を実行する満期日監視手段と、この満期日監視手段により満期日が到来したと判断した場合に、定期預金預入情報として第2の口座データベースに記憶されている預入金額について、預入日から満期日までの期間に応じた定期預金利息金額を算出し、第2の口座データベースに記憶されている普通預金残高に、預入金額および算出した定期預金利息金額を加算する満期解約処理を実行する解約手段と、この解約手段による満期解約処理後に、第2の口座データベースに記憶されている普通預金残高から、第2の口座データベースに記憶されている預入金額に相当する買付代金充当金額またはこれに加えて定期預金利息金額を減算し、第1の金融機関へ送金する処理を実行する買付代金送金手段を備え、第1の金融機関システムは、さらに、金融商品について設定された受渡日に、第1の口座データベースに記憶されている預り金残高またはMRF残高に、第2の金融機関システムから送金されてきた買付代金充当金額またはこれに加えて定期預金利息金額を加算する入金処理を実行する買付代金入金手段と、金融商品について設定された受渡日に、第1の口座データベースに記憶されている預り金残高またはMRF残高から、注文データベースに記憶されている預入金額に相当する買付代金充当金額を減算する出金処理を実行する買付代金充当処理手段とを備えたことを特徴とするものである。
さらに、以上に述べた投資資金管理システムは、買付注文を受け付けるときに、買付代金に相当する金額分(満期日指定定期預金への預入金額分)が、第2の金融機関(銀行等)に開設された第2の口座に既に存在している場合に適用されるが、この第2の口座に既に存在している場合とは、例えば、元々、第2の口座に債券等の募集商品の買付を行うのに十分な資金があった場合、今回、債券等の募集商品の買付を行うために、顧客が自ら第2の口座に買付代金を入金した場合、今回、債券等の募集商品の買付を行うために、またはその他の目的で顧客が他の商品を売却して得られた資金が第2の口座に入金された場合、今回、債券等の募集商品の買付を行うために、顧客の代行で第1の金融機関(証券会社等)の担当者(営業員やコールセンタのオペレータ等)が、第1の金融機関(証券会社等)に開設された第1の口座から第2の金融機関(銀行等)に開設された第2の口座へ買付代金を振り替えた場合等である。そして、買付代金に相当する金額分(満期日指定定期預金への預入金額分)が、第2の口座に存在していない場合、あるいは、第2の口座に既に存在しているものの、更に追加の資金(新たな資金)を投入して買付代金に当てたい場合には、次のような構成とすることができる。
すなわち、以上に述べた投資資金管理システムにおいて、第1の金融機関システムは、注文受付手段により買付注文の入力を受け付けた日に、第1の口座データベースに記憶されている預り金残高またはMRF残高から、起票手段により作成した預入伝票データを構成する預入金額を減算する出金処理を実行するとともに、預入金額を第2の口座データベースに記憶されている普通預金残高に加算する入金処理を依頼する入金依頼電文データを、第1の金融機関用の顧客識別情報またはこの第1の金融機関用の顧客識別情報を変換して得られた第2の金融機関用の顧客識別情報とともに、第2の金融機関システムへ通信回線を介して送信する処理を実行する預入金額送金手段を備え、第2の金融機関システムは、第1の金融機関システムから通信回線を介して送信されてくる入金依頼電文データを、第1の金融機関用の顧客識別情報または第2の金融機関用の顧客識別情報とともに受信し、受信した第1の金融機関用の顧客識別情報を変換して得られた第2の金融機関用の顧客識別情報または受信した第2の金融機関用の顧客識別情報に関連付けられて第2の口座データベースに記憶されている普通預金残高に、受信した入金依頼電文データに含まれる預入金額を加算する入金処理を実行する預入金額入金手段を備えた構成としてもよい。
このように買付注文の入力を受け付けた後に、満期日指定定期預金への預入金額を第1の金融機関システムから第2の金融機関システムへ送金する構成とした場合には、第1の金融機関システムから第2の金融機関システムへの預入金額の送金処理まで含めて、金融商品の買付代金を満期日指定定期預金へ預け入れる一連の処理を自動化することが可能となる。このため、買付代金に相当する金額分(満期日指定定期預金への預入金額分)が、第2の口座に存在していない場合、あるいは、第2の口座に既に存在しているものの、更に追加の資金(新たな資金)を投入して買付代金に当てたい場合のいずれの場合であっても、第1の金融機関(証券会社等)の担当者(営業員やコールセンタのオペレータ等)の作業負担を増やすことなく、満期日指定定期預金への預入に関する一連の処理を実現できるようになり、より一層、業務の効率化を図ることが可能となる。
また、本発明のプログラムは、以上に述べた投資資金管理システムとして、コンピュータを機能させるためのものである。
なお、上記のプログラムまたはその一部は、例えば、光磁気ディスク(MO)、コンパクトディスク(CD)を利用した読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)を利用した読出し専用メモリ(DVD−ROM)、DVDを利用したランダム・アクセス・メモリ(DVD−RAM)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去および書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)等の記録媒体に記録して保存や流通等させることが可能であるとともに、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等の有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにはこれらの組合せ等の伝送媒体を用いて伝送することが可能であり、また、搬送波に載せて搬送することも可能である。さらに、上記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。
以上に述べたように本発明によれば、債券や投資信託等の募集商品の買付のための顧客の投資資金(待機資金)が、満期日指定定期預金に預け入れられるので、顧客にとっては、投資資金の効率的な活用を図ることができ、第1の金融機関(証券会社等)にとっては、顧客による早期入金買付のインセンティブが働くため、募集活動を前倒し、あるいは募集期間中において平準化することができ、業務効率化や進捗管理の適正化を図ることができるという効果がある。
本発明の一実施形態の投資資金管理システムの全体構成図。 前記実施形態の投資資金管理システムによる顧客の投資資金の満期日指定定期預金への預入に関する一連の処理の流れを示すフローチャートの図。
以下に本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1には、本実施形態の投資資金管理システム10の全体構成が示されている。また、図2には、投資資金管理システム10による顧客の投資資金の満期日指定定期預金への預入に関する一連の処理の流れがフローチャートで示されるとともに、各データベース40,41,60の内容が示されている。
<投資資金管理システム10の全体構成>
図1において、投資資金管理システム10は、顧客による金融商品(例えば、債券や投資信託等のように、募集期間を設定して証券会社等が買い手の募集を行う募集商品)の買付注文を受け付ける第1の金融機関(本実施形態では、一例として証券会社とする。)が管理する1台または複数台のコンピュータ(サーバ)からなる第1の金融機関システムである証券会社システム20と、顧客の普通預金を預かる第2の金融機関(本実施形態では、一例として銀行とする。)が管理する1台または複数台のコンピュータ(サーバ)からなる第2の金融機関システムである銀行システム50とが通信回線1で接続されて構成されている。
また、証券会社システム20には、通信回線2,3を介して端末装置70,80がそれぞれ接続されているとともに、通信回線4を介して証券会社のATM(Automatic Teller Machine;現金自動預け払い機)90が接続されている。端末装置70は、例えば自宅や勤務先や移動先等でオンライントレードを行う顧客が操作するネット端末であり、端末装置80は、証券会社の店舗やコールセンタ等に設置された営業員やオペレータ(すなわち、顧客からの依頼を受けて入力操作を行う入力代行者)用の操作端末であり、これらの端末装置70,80は、いずれもコンピュータにより構成され、例えばマウスやキーボードやタッチパネル等の入力手段と、例えば液晶ディスプレイやCRTディスプレイ等の表示装置とを備えている。また、図示は省略されているが、顧客が操作する端末装置70は、通信回線2を介して銀行システム50にも接続され、顧客は、シングルサインオンで証券会社システム20から銀行システム50にもアクセスできるようになっている。なお、端末装置70,80は、例えば携帯電話機(PHSを含む。)や携帯情報端末(PDA)やタブレット端末等の携帯機器でもよい。
ここで、証券会社システム20と銀行システム50とを接続する通信回線1は、本実施形態では、一例として専用線とするが、ネットワークとしてもよい。また、証券会社システム20や銀行システム50と端末装置70とを接続する通信回線2は、ネットワークであり、例えば、インターネット、イントラネット、エクストラネット、LAN、MAN、WAN、あるいはこれらの組合せ等、様々な形態のものが含まれ、有線であるか無線であるか、さらには有線および無線の混在型であるかは問わない。さらに、証券会社システム20と端末装置80とを接続する通信回線3は、専用線でも、社内ネットワークでもよく、通信回線2のような外部ネットワークを通信経路の一部に含むものであってもよい。また、証券会社システム20とATM90とを接続する通信回線4は、専用線でも、社内ネットワーク等でもよい。
なお、図示は省略されているが、以上の他に、証券会社システム20には、通信回線を介してシステム管理者が操作する端末装置が接続され、各種の処理に必要なデータの設定作業やシステムトラブル等に対応できるようになっている。
証券会社システム20は、入出金受付手段21と、注文受付手段22と、起票手段23と、預入金額送金手段24と、定期預金預入依頼手段25と、送金依頼手段26と、買付代金入金手段27と、買付代金充当処理手段28と、注文データベース40と、第1の口座データベースである証券総合口座データベース41とを含んで構成されている。
銀行システム50は、預入金額入金手段51と、預入処理手段52と、満期日監視手段53と、解約手段54と、買付代金送金手段55と、第2の口座データベースである銀行口座データベース60とを含んで構成されている。
<証券会社システム20の詳細構成>
入出金受付手段21は、証券総合口座の預り金やMRFについて、顧客が操作する端末装置70から通信回線2を介して送信されてくる入出金要求信号、証券会社の担当者(営業員やコールセンタのオペレータ等のような顧客の入力代行者)が操作する端末装置80から通信回線3を介して送信されてくる入出金要求信号、証券会社のATM90から通信回線4を介して送信されてくる顧客の入出金要求信号を、証券会社用の顧客識別情報(本実施形態では、一例として証券総合口座の口座番号とする。なお、本実施形態では、支店コードも含めて口座番号というものとする。)とともに受信し、証券会社用の顧客識別情報に関連付けられて証券総合口座データベース41に記憶されている当該顧客の預り金残高やMRF残高の増減処理を実行するものである。
注文受付手段22は、顧客またはその入力代行者が操作する端末装置70,80から通信回線2,3を介してそれぞれ送信されてくる顧客による金融商品(債券等の募集商品)の買付注文の入力を受け付け、受け付けた注文に注文識別情報を自動付与し、受信した注文データ(買付対象の債券等の銘柄識別情報(銘柄コード)、買付数量、単価、買付金額(買付数量×単価)等)を、自動付与した注文識別情報、受信した証券会社用の顧客識別情報(証券総合口座の口座番号)、注文受付日(日時)、および当該買付対象銘柄について設定された受渡日等とともに、注文データベース40に記憶させる処理を実行するものである。なお、各金融商品(債券等の募集商品)の受渡日は、各金融商品の銘柄識別情報と関連付けて受渡日記憶手段(不図示)に記憶させておき、それを注文受付手段22を構成するプログラムで読み込むようにしてもよく、あるいはプログラム内部に記述しておいてもよい。
ここで、顧客が操作する端末装置70からの買付注文の入力を受け付ける際には、注文受付手段22は、オンライントレード用の買付注文の入力画面の表示用データ(Webデータ)を、通信回線2を介して端末装置70へ送信し、この画面での入力データを受信する。また、証券会社の担当者(入力代行者)が操作する端末装置80からの買付注文の入力を受け付ける際には、注文受付手段22は、証券会社の担当者用の買付注文の入力画面の表示用データ(Webデータ)を、通信回線3を介して端末装置80へ送信し、この画面での入力データを受信するか、または端末装置80にインストールされている社内専用のプログラム(Webブラウザ以外のプログラム)で表示された買付注文の入力画面での入力データを受信する。
また、注文受付手段22は、買付代金に充当する資金として、証券総合口座の預り金またはMRFを用いるのか、あるいは銀行口座の普通預金を用いるのかの指定情報も受信し、注文データベース40に記憶させる構成としてもよい。
なお、注文受付手段22により買付注文の入力を受け付ける際には、端末装置70,80のいずれからの入力であっても、買付代金に充当するための資金が、証券総合口座の預り金またはMRF、あるいは銀行口座の普通預金に入金されている状態(元々、買付を行うのに十分な資金が口座に存在している場合も含む。)にあることが前提となる。従って、証券会社の担当者(営業員等)は、買付代金を顧客から証券会社の支店口座(証券会社名義の口座)に振り込んでもらった場合等には、その口座から顧客の証券総合口座への買付代金の移し替えを行ってから、買付注文の入力を行うことになる。
起票手段23は、注文受付手段22により買付注文の入力を受け付けた日(注文データベース40に記憶させた注文受付日)を預入日とし、買付対象銘柄について設定された受渡日(注文データベース40に記憶させた受渡日)または証券会社と銀行との間での送金に要する日数相当分だけ受渡日よりも前の日(例えば、外貨の場合には、受渡日よりも1日だけ前の日等)を満期日とし、買付注文の買付金額(注文データベース40に記憶させた買付金額)を預入金額とする満期日指定定期預金の預入伝票データを作成し、作成した預入伝票データ(預入日、満期日、預入金額を含む。)を、証券会社用の顧客識別情報(証券総合口座の口座番号)と関連付けて注文データベース40に記憶させる処理を実行するものである。
預入金額送金手段24は、注文受付手段22により買付注文の入力を受け付けた日に、証券総合口座データベース41に記憶されている預り金残高またはMRF残高から、起票手段23により作成した預入伝票データを構成する預入金額(注文データベース40に記憶させた預入金額)を減算する出金処理を実行するとともに、預入金額を銀行口座データベース60に記憶されている普通預金残高に加算する入金処理を依頼する入金依頼電文データを、証券会社用の顧客識別情報(証券総合口座の口座番号)またはこの証券会社用の顧客識別情報を変換して得られた銀行用の顧客識別情報(銀行口座の口座番号)とともに、銀行システム50へ通信回線1を介して送信する処理を実行するものである。
なお、証券会社用の顧客識別情報(証券総合口座の口座番号)から銀行用の顧客識別情報(銀行口座の口座番号)への変換処理は、両者の対応関係を記憶する顧客識別情報対応テーブル(不図示)を用いて行われる。また、注文受付手段22により、買付代金に充当する資金として、証券総合口座の預り金またはMRFではなく、銀行口座の普通預金を用いるという指定情報を受信している場合(この指定情報は、注文データベース40に記憶されている。)には、この預入金額送金手段24による処理は、省略することができる。さらに、この預入金額送金手段24による入金依頼電文データの送信処理は、下記の定期預金預入依頼手段25による預入依頼電文データの送信処理と同時に行ってもよい。すなわち、両者の電文データをまとめた送信処理を行ってもよい。
定期預金預入依頼手段25は、起票手段23により作成した預入伝票データを構成する預入日、満期日、および預入金額(注文データベース40に記憶させた預入日、満期日、および預入金額)を含む満期日指定定期預金の預入を依頼するための預入依頼電文データを、証券会社用の顧客識別情報(証券総合口座の口座番号)またはこの証券会社用の顧客識別情報を変換して得られた銀行用の顧客識別情報(銀行口座の口座番号)とともに、銀行システム50へ通信回線1を介して送信する処理を実行するものである。
送金依頼手段26は、注文データベース40に記憶されている受渡日を参照し、各注文について、買付対象銘柄について設定された受渡日(注文データベース40に記憶させた受渡日)または証券会社と銀行との間での送金に要する日数相当分だけ受渡日よりも前の日(例えば、外貨の場合には、受渡日よりも1日だけ前の日等)になったか否かを監視し(送金に要する日数相当分だけ受渡日よりも前の日についても注文データベース40に記憶させておき、それを監視してもよい。)、受渡日または送金に要する日数相当分だけ受渡日よりも前の日になったと判断した場合に、その注文について、注文データベース40に記憶されている預入金額に相当する買付代金充当金額またはこれに加えて定期預金利息金額の送金を依頼する送金依頼電文データを、証券会社用の顧客識別情報(証券総合口座の口座番号)またはこの証券会社用の顧客識別情報を変換して得られた銀行用の顧客識別情報(銀行口座の口座番号)とともに、銀行システム50へ通信回線1を介して送信する処理を実行するものである。なお、定期預金利息金額も含めた金額分(買付代金充当金額に定期預金利息金額を加算した金額)の送金を依頼する場合には、送金依頼手段26により、定期預金利息金額の算出処理を行う。従って、送金依頼手段26は、銀行システム50で行われる定期預金の付利処理の内容(金利の数値や計算方法)を把握しているので、その内容がプログラム内に記述されているか、あるいは全部または一部の内容を外部の記憶手段から読み込む。
ここで、証券会社と銀行との間での送金に要する日数相当分だけ受渡日よりも前の日に依頼するのは、証券会社が、丁度、受渡日に、銀行からの買付代金充当金額またはこれに加えて定期預金利息金額を受け取れるようにするためである。従って、証券会社と銀行との間での送金に要する日数を考慮し、定期預金の預入期間が最長になるようにしている。つまり、送金に要する日数を考慮しないと、受渡日になっても証券会社に買付代金が存在しないという不都合が生じ、一方、送金に要する日数よりも長い日数を考慮して前倒しの依頼をしてしまうと、定期預金の預入期間が短くなってしまい、顧客に不利が生じてしまうので、これらの事態を避けるためである。
買付代金入金手段27は、買付対象銘柄について設定された受渡日(注文データベース40に記憶させた受渡日)に、証券総合口座データベース41に記憶されている預り金残高またはMRF残高に、銀行システム50から送金されてきた買付代金充当金額またはこれに加えて定期預金利息金額を加算する入金処理を実行するものである。より具体的には、銀行システム50から、買付代金充当金額またはこれに加えて定期預金利息金額を、顧客の銀行口座の普通預金から、銀行に開設されている証券会社名義の口座へ振り替えた旨の送金完了電文データが、通信回線1を介して送信されてくるので、買付代金入金手段27は、それを受信し、証券会社システム20において、顧客の証券総合口座の預り金残高またはMRF残高を、送金分だけ増加させる入金処理を行う。
買付代金充当処理手段28は、注文データベース40に記憶されている買付対象銘柄について設定された受渡日を監視し、受渡日になったと判断した場合に、証券総合口座データベース41に記憶されている預り金残高またはMRF残高から、注文データベース40に記憶されている買付金額(すなわち、定期預金への預入金額とした金額)を減算する出金処理を実行するものである。この買付代金充当処理手段28は、受渡日が到来した注文について、その他の決済処理も行うが、決済処理自体は、従来と同様である。
注文データベース40は、図2に示すように、注文識別情報、証券会社用の顧客識別情報(証券総合口座の口座番号)、注文データ(買付対象の債券等の銘柄識別情報(銘柄コード)、買付数量、単価、買付金額(買付数量×単価)等)、注文受付日(日時)、当該買付対象銘柄について設定された受渡日、預入伝票データ(預入日、満期日、預入金額を含む。)等を対応付けて記憶するものである。また、注文データベース40には、買付代金に充当する資金として、証券総合口座の預り金またはMRFを用いるのか、あるいは銀行口座の普通預金を用いるのかの指定情報を記憶させてもよい。
なお、注文データベース40は、注文受付手段22により受け付けた注文データと、起票手段23により作成された満期日指定定期預金の預入伝票データとが、1つのデータベースにまとめて格納された状態で記載されているが、これは説明の便宜上のものであり、例えば、注文データと預入伝票データとを、別々のデータベースに格納し、注文データベース40を複数のデータベースにより構成してもよく、このような構成とする場合には、証券会社用の顧客識別情報(証券総合口座の口座番号)により、複数のデータベースに格納されたデータを互いに関連付けておけばよい。
証券総合口座データベース41は、図2に示すように、証券会社(第1の金融機関)に開設された証券総合口座(第1の口座)のデータとして、現金を一時的に預ける預り金残高、およびMRF(マネー・リザーブ・ファンド)残高等を、証券会社用の顧客識別情報(証券総合口座の口座番号)と関連付けて記憶するものである。
なお、証券総合口座データベース41は、説明の便宜上、1つのデータベースのように記載しているが、例えば、預り金残高とMRF残高とを別々のデータベースで管理する等により、複数のデータベースにより構成してもよく、このような構成とする場合には、証券会社用の顧客識別情報(証券総合口座の口座番号)により、複数のデータベースに格納されたデータを互いに関連付けておけばよい。
そして、証券会社システム20の各処理手段21〜28は、証券会社システム20を構成するコンピュータ本体の内部に設けられた中央演算処理装置(CPU)、およびこのCPUの動作手順を規定する1つまたは複数のプログラムにより実現される。
また、証券会社システム20の各データベース40,41は、例えばハードディスク等により好適に実現されるが、記憶容量やアクセス速度等に問題が生じない範囲であれば、ROM、EEPROM、フラッシュ・メモリ、RAM、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、FD、磁気テープ、あるいはこれらの組合せ等を採用してもよい。
さらに、証券会社システム20は、1台のコンピュータあるいは1つのCPUにより実現されるものに限定されず、複数のコンピュータあるいは複数のCPUで分散処理を行うことにより実現されるものであってもよい。
<銀行システム50の詳細構成>
預入金額入金手段51は、証券会社システム20から通信回線1を介して送信されてくる入金依頼電文データを、証券会社用の顧客識別情報(証券総合口座の口座番号)または銀行用の顧客識別情報(銀行口座の口座番号)とともに受信し、受信した証券会社用の顧客識別情報を変換して得られた銀行用の顧客識別情報または受信した銀行用の顧客識別情報に関連付けられて銀行口座データベース60に記憶されている普通預金残高に、受信した入金依頼電文データに含まれる預入金額を加算する入金処理を実行するものである。
なお、証券会社用の顧客識別情報(証券総合口座の口座番号)から銀行用の顧客識別情報(銀行口座の口座番号)への変換処理は、両者の対応関係を記憶する顧客識別情報対応テーブル(不図示)を用いて行われる。また、証券会社システム20の注文受付手段22により、買付代金に充当する資金として、証券総合口座の預り金またはMRFではなく、銀行口座の普通預金を用いるという指定情報を受信している場合(この指定情報は、注文データベース40に記憶されている。)には、前述したように、証券会社システム20の預入金額送金手段24による処理は、省略することができるので、その場合には、預入金額入金手段51による処理も省略することができる。
預入処理手段52は、証券会社システム20から通信回線1を介して送信されてくる預入依頼電文データを、証券会社用の顧客識別情報(証券総合口座の口座番号)または銀行用の顧客識別情報(銀行口座の口座番号)とともに受信し、受信した証券会社用の顧客識別情報を変換して得られた銀行用の顧客識別情報または受信した銀行用の顧客識別情報に関連付けられて銀行口座データベース60に記憶されている普通預金残高から、受信した預入依頼電文データに含まれる預入金額を減算するとともに、受信した預入依頼電文データに含まれる預入日、満期日、および預入金額を、定期預金預入情報として、銀行用の顧客識別情報と関連付けて銀行口座データベース60に記憶させる預入処理を実行するものである。
満期日監視手段53は、銀行口座データベース60に記憶されている満期日が到来したか否かを監視する処理を実行するものである。
解約手段54は、満期日監視手段53により満期日が到来したと判断した場合に、定期預金預入情報として銀行口座データベース60に記憶されている預入金額について、預入日から満期日までの期間に応じた定期預金利息金額を算出し、銀行口座データベース60に記憶されている普通預金残高に、預入金額および算出した定期預金利息金額を加算する満期解約処理を実行するものである。
買付代金送金手段55は、証券会社システム20から通信回線1を介して送信されてくる送金依頼電文データを、証券会社用の顧客識別情報(証券総合口座の口座番号)または銀行用の顧客識別情報(銀行口座の口座番号)とともに受信し、受信した証券会社用の顧客識別情報を変換して得られた銀行用の顧客識別情報または受信した銀行用の顧客識別情報に関連付けられて銀行口座データベース60に記憶されている普通預金残高から、受信した送金依頼電文データに含まれる買付代金充当金額またはこれに加えて定期預金利息金額を減算し、証券会社へ送金する処理を実行するものである。より具体的には、買付代金送金手段55は、買付代金充当金額またはこれに加えて定期預金利息金額を、顧客の銀行口座の普通預金から、銀行に開設されている証券会社名義の口座へ振り替え、その旨の送金完了電文データを、通信回線1を介して証券会社システム20へ送信する。なお、定期預金利息金額も含めて送金する場合には、送金金額は、買付代金充当金額に定期預金利息金額を加算した金額とすればよく、買付代金充当金額と定期預金利息金額とを別々に取り扱う(別々に送金する)必要はない。
銀行口座データベース60は、図2に示すように、銀行(第2の金融機関)に開設された顧客の銀行口座(第2の口座)の普通預金残高および定期預金預入情報(定期預金識別情報、預入日、満期日、預入金額を含む。)等を、銀行用の顧客識別情報(銀行口座の口座番号)と関連付けて記憶するものである。ここで、定期預金識別情報とは、同一の顧客について複数の定期預金の預入がある場合に、それらを区別するためのものである。
なお、銀行口座データベース60では、普通預金残高と定期預金預入情報とが、1つのデータベースにまとめて格納された状態で記載されているが、これは説明の便宜上のものであり、別々のデータベースに格納し、銀行口座データベース60を複数のデータベースにより構成してもよく、このような構成とする場合には、銀行用の顧客識別情報(銀行口座の口座番号)により、複数のデータベースに格納されたデータを互いに関連付けておけばよい。さらに、別々のデータベースとする場合には、別々のサーバにより管理してもよく、その場合には、銀行システム50は、複数のサーバにより構成されることになる。
そして、銀行システム50の各処理手段51〜55は、銀行システム50を構成するコンピュータ本体の内部に設けられた中央演算処理装置(CPU)、およびこのCPUの動作手順を規定する1つまたは複数のプログラムにより実現される。
また、銀行システム50の銀行口座データベース60は、例えばハードディスク等により好適に実現されるが、記憶容量やアクセス速度等に問題が生じない範囲であれば、ROM、EEPROM、フラッシュ・メモリ、RAM、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、FD、磁気テープ、あるいはこれらの組合せ等を採用してもよい。
さらに、銀行システム50は、1台のコンピュータあるいは1つのCPUにより実現されるものに限定されず、複数のコンピュータあるいは複数のCPUで分散処理を行うことにより実現されるものであってもよい。
このような本実施形態においては、以下のようにして投資資金管理システム10により、証券会社システム20と銀行システム50との間のデータ連携で顧客の投資資金の効率的な活用を実現するための処理が行われる。
図2において、先ず、顧客は、金融商品(債券等の募集商品)の買付を行うに際し、買付代金を、予め証券会社または銀行に用意しておく必要がある。証券会社の証券総合口座に用意する場合には、例えば、顧客は、証券会社のATM90から、買付代金を入金することができ、この場合には、入出金受付手段21により、ATM90から通信回線4を介して送信されてくる顧客の入金要求信号を受信し、証券総合口座データベース41に記憶されている預り金残高またはMRF残高を増加させる入金処理を行う(ステップS1)。
また、顧客は、端末装置70を操作し、保有している有価証券の売却等のように、買付代金が、証券総合口座の預り金またはMRFに入金されるような処理を行うことができる。
さらに、証券会社の担当者(営業員やコールセンタのオペレータ等)は、顧客に買付代金を証券会社の支店口座(証券会社名義の口座)等に入金してもらった場合には、端末装置80を操作し、その買付代金を顧客の証券総合口座の預り金またはMRFに移し替える処理を行うことができ、この場合には、入出金受付手段21により、端末装置80から通信回線3を介して送信されてくる入金要求信号を受信し、証券総合口座データベース41に記憶されている預り金残高またはMRF残高を増加させる入金処理を行う(ステップS1)。
そして、顧客は、端末装置70を操作し、買付代金を、証券会社と提携している銀行に開設された自己の銀行口座の普通預金に入金する処理を行うことにより、買付代金を銀行に用意してもよい。
なお、証券総合口座の預り金またはMRF、あるいは銀行口座の普通預金に、元々、買付を行うのに十分な資金が存在している場合には、必ずしも、以上に述べたような入金処理を改めて行う必要はないが、そのような場合であっても、買付のために更なる追加の資金を投入すべく、改めて入金処理を行ってもよい。
続いて、顧客またはその入力代行者は、端末装置70,80を操作し、金融商品(債券等の募集商品)の買付注文の入力画面を表示させ、この画面上で買付注文の入力を行う。すると、入力された注文データは、証券会社用の顧客識別情報(証券総合口座の口座番号)とともに、通信回線2,3を介して証券会社システム20へ送信される。証券会社システム20では、注文受付手段22により、端末装置70,80から送信されてくる注文データを受信すると、受け付けた注文に注文識別情報を自動付与し、受信した注文データ(買付対象の債券等の銘柄識別情報(銘柄コード)、買付数量、単価、買付金額(買付数量×単価)等)を、自動付与した注文識別情報、受信した証券会社用の顧客識別情報(証券総合口座の口座番号)、注文受付日(日時)、および当該買付対象銘柄について設定された受渡日等とともに、注文データベース40に記憶させる(ステップS2)。
また、顧客またはその入力代行者が、端末装置70,80を操作し、金融商品(債券等の募集商品)の買付注文の入力画面上で、買付代金に充当する資金として、証券総合口座の預り金またはMRFを用いるのか、あるいは銀行口座の普通預金を用いるのかの指定情報を入力するようにしてもよい。すると、入力された指定情報は、注文データ等とともに、通信回線2,3を介して証券会社システム20へ送信されるので、注文受付手段22により、この指定情報も受信し、注文データベース40に記憶させる。
それから、起票手段23により、注文受付手段22により買付注文の入力を受け付けた日(注文データベース40に記憶させた注文受付日)を預入日とし、買付対象銘柄について設定された受渡日(注文データベース40に記憶させた受渡日)または証券会社と銀行との間での送金に要する日数相当分だけ受渡日よりも前の日(例えば、外貨の場合には、受渡日よりも1日だけ前の日等)を満期日とし、買付注文の買付金額(注文データベース40に記憶させた買付金額)を預入金額とする満期日指定定期預金の預入伝票データを作成し、作成した預入伝票データ(預入日、満期日、預入金額を含む。)を、証券会社用の顧客識別情報(証券総合口座の口座番号)と関連付けて注文データベース40に記憶させる(ステップS3)。
その後、預入金額送金手段24により、注文受付手段22により買付注文の入力を受け付けた日に、証券総合口座データベース41に記憶されている預り金残高またはMRF残高から、起票手段23により作成した預入伝票データを構成する預入金額(注文データベース40に記憶させた預入金額)を減算する出金処理を実行するとともに、預入金額を銀行口座データベース60に記憶されている普通預金残高に加算する入金処理を依頼する入金依頼電文データを、証券会社用の顧客識別情報(証券総合口座の口座番号)またはこの証券会社用の顧客識別情報を変換して得られた銀行用の顧客識別情報(銀行口座の口座番号)とともに、銀行システム50へ通信回線1を介して送信する(ステップS4)。
なお、注文受付手段22により、買付代金に充当する資金として、証券総合口座の預り金またはMRFではなく、銀行口座の普通預金を用いるという指定情報を受信している場合(この指定情報は、注文データベース40に記憶されている。)には、この預入金額送金手段24によるステップS4の処理は、省略することができる。
銀行システム50では、預入金額入金手段51により、証券会社システム20から通信回線1を介して送信されてくる入金依頼電文データを、証券会社用の顧客識別情報(証券総合口座の口座番号)または銀行用の顧客識別情報(銀行口座の口座番号)とともに受信し、受信した証券会社用の顧客識別情報を変換して得られた銀行用の顧客識別情報または受信した銀行用の顧客識別情報に関連付けられて銀行口座データベース60に記憶されている普通預金残高に、受信した入金依頼電文データに含まれる預入金額を加算する入金処理を行う(ステップS5)。
なお、前述したように、預入金額送金手段24によるステップS4の処理が省略された場合には、この預入金額入金手段51によるステップS5の処理も省略される。
続いて、定期預金預入依頼手段25により、起票手段23により作成した預入伝票データを構成する預入日、満期日、および預入金額(注文データベース40に記憶させた預入日、満期日、および預入金額)を含む満期日指定定期預金の預入を依頼するための預入依頼電文データを、証券会社用の顧客識別情報(証券総合口座の口座番号)またはこの証券会社用の顧客識別情報を変換して得られた銀行用の顧客識別情報(銀行口座の口座番号)とともに、銀行システム50へ通信回線1を介して送信する(ステップS6)。
銀行システム50では、預入処理手段52により、証券会社システム20から通信回線1を介して送信されてくる預入依頼電文データを、証券会社用の顧客識別情報(証券総合口座の口座番号)または銀行用の顧客識別情報(銀行口座の口座番号)とともに受信し(ステップS7)、受信した証券会社用の顧客識別情報を変換して得られた銀行用の顧客識別情報または受信した銀行用の顧客識別情報に関連付けられて銀行口座データベース60に記憶されている普通預金残高から、受信した預入依頼電文データに含まれる預入金額を減算するとともに、受信した預入依頼電文データに含まれる預入日、満期日、および預入金額を、定期預金預入情報として、銀行用の顧客識別情報と関連付けて銀行口座データベース60に記憶させる預入処理を行う(ステップS8)。
なお、証券会社システム20側のステップS4における預入金額送金手段24による入金依頼電文データの送信処理と、ステップS6における定期預金預入依頼手段25による預入依頼電文データの送信処理とは、同時に行ってもよい。すなわち、両者の電文データをまとめた送信処理を行ってもよい。そして、まとめた送信処理を行った場合には、銀行システム50側のステップS5の処理およびステップS7,S8の処理は連続して行われる。
その後、銀行システム50では、満期日監視手段53により、銀行口座データベース60に記憶されている満期日が到来したか否かを監視する処理を行う(ステップS9)。
そして、満期日監視手段53により満期日が到来したと判断した場合には、解約手段54により、定期預金預入情報として銀行口座データベース60に記憶されている預入金額について、預入日から満期日までの期間に応じた定期預金利息金額を算出し、銀行口座データベース60に記憶されている普通預金残高に、預入金額および算出した定期預金利息金額を加算する満期解約処理を行う(ステップS10)。
それから、証券会社システム20では、送金依頼手段26により、買付対象銘柄について設定された受渡日(注文データベース40に記憶させた受渡日)または証券会社と銀行との間での送金に要する日数相当分だけ受渡日よりも前の日(例えば、外貨の場合には、受渡日よりも1日だけ前の日等)に、注文データベース40に記憶されている預入金額に相当する買付代金充当金額またはこれに加えて定期預金利息金額の送金を依頼する送金依頼電文データを、証券会社用の顧客識別情報(証券総合口座の口座番号)またはこの証券会社用の顧客識別情報を変換して得られた銀行用の顧客識別情報(銀行口座の口座番号)とともに、銀行システム50へ通信回線1を介して送信する(ステップS11)。なお、定期預金利息金額も含めた金額分の送金を依頼する場合には、送金依頼手段26により、定期預金利息金額の算出処理を行う。
銀行システム50では、買付代金送金手段55により、証券会社システム20から通信回線1を介して送信されてくる送金依頼電文データを、証券会社用の顧客識別情報(証券総合口座の口座番号)または銀行用の顧客識別情報(銀行口座の口座番号)とともに受信し(ステップS12)、受信した証券会社用の顧客識別情報を変換して得られた銀行用の顧客識別情報または受信した銀行用の顧客識別情報に関連付けられて銀行口座データベース60に記憶されている普通預金残高から、受信した送金依頼電文データに含まれる買付代金充当金額またはこれに加えて定期預金利息金額を減算し、証券会社へ送金する(ステップS13)。より具体的には、買付代金送金手段55により、買付代金充当金額またはこれに加えて定期預金利息金額を、顧客の銀行口座の普通預金から、銀行に開設されている証券会社名義の口座へ振り替え、その旨の送金完了電文データを、通信回線1を介して証券会社システム20へ送信する(ステップS13)。
証券会社システム20では、買付代金入金手段27により、買付対象銘柄について設定された受渡日(注文データベース40に記憶させた受渡日)に、証券総合口座データベース41に記憶されている預り金残高またはMRF残高に、銀行システム50から送金されてきた買付代金充当金額またはこれに加えて定期預金利息金額を加算する入金処理を行う(ステップS14)。より具体的には、買付代金入金手段27により、銀行システム50から通信回線1を介して送信されてくる送金完了電文データを受信し、顧客の証券総合口座の預り金残高またはMRF残高を、送金分だけ増加させる入金処理を行う(ステップS14)。
続いて、買付代金充当処理手段28により、買付対象銘柄について設定された受渡日(注文データベース40に記憶させた受渡日)に、証券総合口座データベース41に記憶されている預り金残高またはMRF残高から、注文データベース40に記憶されている買付金額(すなわち、定期預金への預入金額とした金額)を減算する出金処理を行うとともに、その他の決済処理も行う(ステップS15)。なお、決済処理自体は、従来と同様である。
このような本実施形態によれば、次のような効果を得ることができる。すなわち、投資資金管理システム10では、金融商品が債券や投資信託等の募集商品であるときに、その買付注文の受付日から、当該金融商品について設定された受渡日または証券会社(第1の金融機関)と銀行(第2の金融機関)との間での送金に要する日数相当分だけ受渡日よりも前の日までの期間につき、買付のための顧客の投資資金(待機資金)を、満期日指定定期預金に預け入れることができる。
このため、顧客は、債券等の募集商品の買付のための投資資金(待機資金)について、MRFや普通預金の状態で拘束されていた従来の場合よりも、高い金利での運用を実現することができる。
なお、証券会社(第1の金融機関)で受渡日に買付代金充当処理を行うために、銀行(第2の金融機関)から証券会社(第1の金融機関)への送金を行うが、その際の送金金額は、買付代金充当金額としてもよく、あるいはそれに定期預金利息金額を加算した金額としてもよい。前者のように買付代金充当金額を送金する場合には、定期預金利息金額は、銀行(第2の金融機関)の普通預金に残り、後者のように買付代金充当金額に定期預金利息金額を加算した金額を送金する場合には、定期預金利息金額は、証券会社(第1の金融機関)の預り金またはMRFに残ることになる。いずれにしても、顧客は、定期預金利息金額という高い金利による利息分を得ることができる。
また、証券会社(第1の金融機関)にとっては、顧客による早期入金買付のインセンティブが働くため、従来の場合に比べ、募集活動を前倒し、あるいは募集期間中において平準化することができ、業務効率化や進捗管理の適正化を図ることができる。
さらに、買付のための顧客の投資資金(待機資金)の満期日指定定期預金への預入処理は、投資資金管理システム10により自動的に行われるので、証券会社(第1の金融機関)の担当者(営業員やコールセンタのオペレータ等)の作業の手間はかからず、また、銀行(第2の金融機関)の作業の手間も生じないことから、この点でも、業務効率化を図ることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲内での変形等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態では、第1の金融機関システムは、証券会社システム20となっていたが、これに限定されるものではなく、例えば、証券仲介業を営む業者のシステムや、銀行システム等であってもよい。
また、前記実施形態では、第2の金融機関システムは、銀行システム50となっていたが、これに限定されるものではなく、例えば、信用金庫システム、信用組合システム、労働金庫システム等であってもよい。
さらに、前記実施形態では、第1の金融機関(証券会社)用の顧客識別情報と、第2の金融機関(銀行)用の顧客識別情報とは、異なるものとして説明されていたが、これらの顧客識別情報が共通化(共用)されていることを妨げるものではなく、共通化(共用)されている場合には、変換処理は不要となる。
また、前記実施形態の投資資金管理システム10では、第2の金融機関(銀行)での満期日指定定期預金の満期解約処理後に、買付に必要な資金を第2の金融機関(銀行)から第1の金融機関(証券会社)へ戻す送金処理は、第1の金融機関(証券会社)から第2の金融機関(銀行)への送金依頼電文データの送信を契機として行われていたが、第2の金融機関(銀行)がこの送金のタイミングをコントロールする構成としてもよい。このような構成とする場合には、前記実施形態の投資資金管理システム10における送金依頼手段26は不要であり、ステップS11,S12(図2参照)の処理もなくなる。また、前記実施形態の銀行システム50における買付代金送金手段55は、証券会社システム20からの送金依頼電文データを受信してから(図2のステップS12参照)、証券会社システム20への送金処理を行っていたが(図2のステップS13参照)、上記のような構成とする場合には、買付代金送金手段は、前記実施形態の解約手段54による処理(図2のステップS10の処理)が終了したら、その処理の終了を契機として送金処理を行う構成とすればよい。
以上のように、本発明の投資資金管理システムおよびプログラムは、例えば、証券会社システムと銀行システムとを連携させて債券等の募集商品の買付のための顧客の資金を管理する場合等に用いるのに適している。
1,2,3 通信回線
10 投資資金管理システム
20 第1の金融機関システムである証券会社システム
22 注文受付手段
23 起票手段
24 預入金額送金手段
25 定期預金預入依頼手段
26 送金依頼手段
27 買付代金入金手段
28 買付代金充当処理手段
40 注文データベース
41 第1の口座データベースである証券総合口座データベース
50 第2の金融機関システムである銀行システム
51 預入金額入金手段
52 預入処理手段
53 満期日監視手段
54 解約手段
55 買付代金送金手段
60 第2の口座データベースである銀行口座データベース

Claims (4)

  1. 顧客による金融商品の買付注文を受け付ける第1の金融機関が管理するコンピュータからなる第1の金融機関システムと、顧客の普通預金を預かる第2の金融機関が管理するコンピュータからなる第2の金融機関システムとを連携させて顧客の投資資金を管理する投資資金管理システムであって、
    前記第1の金融機関システムは、
    前記第1の金融機関に開設された第1の口座の預り金残高またはこの預り金残高に加えてMRF残高を、第1の金融機関用の顧客識別情報と関連付けて記憶する第1の口座データベースと、
    顧客またはその入力代行者が操作する端末装置から通信回線を介して送信されてくる顧客による金融商品の買付注文の入力を受け付ける処理を実行する注文受付手段と、
    この注文受付手段により前記買付注文の入力を受け付けた日を預入日とし、前記金融商品について設定された受渡日または前記第1の金融機関と前記第2の金融機関との間での送金に要する日数相当分だけ前記受渡日よりも前の日を満期日とし、前記買付注文の買付金額を預入金額とする満期日指定定期預金の預入伝票データを作成し、作成した前記預入伝票データを、第1の金融機関用の顧客識別情報と関連付けて注文データベースに記憶させる処理を実行する起票手段と、
    この起票手段により作成した前記預入伝票データを構成する前記預入日、前記満期日、および前記預入金額を含む前記満期日指定定期預金の預入を依頼するための預入依頼電文データを、前記第1の金融機関用の顧客識別情報またはこの第1の金融機関用の顧客識別情報を変換して得られた第2の金融機関用の顧客識別情報とともに、前記第2の金融機関システムへ通信回線を介して送信する処理を実行する定期預金預入依頼手段とを備え、
    前記第2の金融機関システムは、
    前記第2の金融機関に開設された第2の口座の普通預金残高および定期預金預入情報を、第2の金融機関用の顧客識別情報と関連付けて記憶する第2の口座データベースと、
    前記第1の金融機関システムから通信回線を介して送信されてくる前記預入依頼電文データを、前記第1の金融機関用の顧客識別情報または前記第2の金融機関用の顧客識別情報とともに受信し、受信した前記第1の金融機関用の顧客識別情報を変換して得られた第2の金融機関用の顧客識別情報または受信した前記第2の金融機関用の顧客識別情報に関連付けられて前記第2の口座データベースに記憶されている前記普通預金残高から、受信した前記預入依頼電文データに含まれる前記預入金額を減算するとともに、受信した前記預入依頼電文データに含まれる前記預入日、前記満期日、および前記預入金額を、前記定期預金預入情報として、前記第2の口座データベースに記憶させる預入処理を実行する預入処理手段と、
    前記第2の口座データベースに記憶されている前記満期日が到来したか否かを監視する処理を実行する満期日監視手段と、
    この満期日監視手段により前記満期日が到来したと判断した場合に、前記定期預金預入情報として前記第2の口座データベースに記憶されている前記預入金額について、前記預入日から前記満期日までの期間に応じた定期預金利息金額を算出し、前記第2の口座データベースに記憶されている前記普通預金残高に、前記預入金額および算出した前記定期預金利息金額を加算する満期解約処理を実行する解約手段とを備え、
    前記第1の金融機関システムは、
    さらに、前記金融商品について設定された前記受渡日または前記第1の金融機関と前記第2の金融機関との間での送金に要する日数相当分だけ前記受渡日よりも前の日に、前記注文データベースに記憶されている前記預入金額に相当する買付代金充当金額またはこれに加えて定期預金利息金額の送金を依頼する送金依頼電文データを、前記第1の金融機関用の顧客識別情報またはこの第1の金融機関用の顧客識別情報を変換して得られた第2の金融機関用の顧客識別情報とともに、前記第2の金融機関システムへ通信回線を介して送信する処理を実行する送金依頼手段を備え、
    前記第2の金融機関システムは、
    さらに、前記第1の金融機関システムから通信回線を介して送信されてくる前記送金依頼電文データを、前記第1の金融機関用の顧客識別情報または前記第2の金融機関用の顧客識別情報とともに受信し、受信した前記第1の金融機関用の顧客識別情報を変換して得られた第2の金融機関用の顧客識別情報または受信した前記第2の金融機関用の顧客識別情報に関連付けられて前記第2の口座データベースに記憶されている前記普通預金残高から、受信した前記送金依頼電文データに含まれる前記買付代金充当金額またはこれに加えて前記定期預金利息金額を減算し、前記第1の金融機関へ送金する処理を実行する買付代金送金手段を備え、
    前記第1の金融機関システムは、
    さらに、前記金融商品について設定された前記受渡日に、前記第1の口座データベースに記憶されている前記預り金残高または前記MRF残高に、前記第2の金融機関システムから送金されてきた前記買付代金充当金額またはこれに加えて前記定期預金利息金額を加算する入金処理を実行する買付代金入金手段と、
    前記金融商品について設定された前記受渡日に、前記第1の口座データベースに記憶されている前記預り金残高または前記MRF残高から、前記注文データベースに記憶されている前記預入金額に相当する前記買付代金充当金額を減算する出金処理を実行する買付代金充当処理手段とを備えた
    ことを特徴とする投資資金管理システム。
  2. 顧客による金融商品の買付注文を受け付ける第1の金融機関が管理するコンピュータからなる第1の金融機関システムと、顧客の普通預金を預かる第2の金融機関が管理するコンピュータからなる第2の金融機関システムとを連携させて顧客の投資資金を管理する投資資金管理システムであって、
    前記第1の金融機関システムは、
    前記第1の金融機関に開設された第1の口座の預り金残高またはこの預り金残高に加えてMRF残高を、第1の金融機関用の顧客識別情報と関連付けて記憶する第1の口座データベースと、
    顧客またはその入力代行者が操作する端末装置から通信回線を介して送信されてくる顧客による金融商品の買付注文の入力を受け付ける処理を実行する注文受付手段と、
    この注文受付手段により前記買付注文の入力を受け付けた日を預入日とし、前記金融商品について設定された受渡日または前記第1の金融機関と前記第2の金融機関との間での送金に要する日数相当分だけ前記受渡日よりも前の日を満期日とし、前記買付注文の買付金額を預入金額とする満期日指定定期預金の預入伝票データを作成し、作成した前記預入伝票データを、第1の金融機関用の顧客識別情報と関連付けて注文データベースに記憶させる処理を実行する起票手段と、
    この起票手段により作成した前記預入伝票データを構成する前記預入日、前記満期日、および前記預入金額を含む前記満期日指定定期預金の預入を依頼するための預入依頼電文データを、前記第1の金融機関用の顧客識別情報またはこの第1の金融機関用の顧客識別情報を変換して得られた第2の金融機関用の顧客識別情報とともに、前記第2の金融機関システムへ通信回線を介して送信する処理を実行する定期預金預入依頼手段とを備え、
    前記第2の金融機関システムは、
    前記第2の金融機関に開設された第2の口座の普通預金残高および定期預金預入情報を、第2の金融機関用の顧客識別情報と関連付けて記憶する第2の口座データベースと、
    前記第1の金融機関システムから通信回線を介して送信されてくる前記預入依頼電文データを、前記第1の金融機関用の顧客識別情報または前記第2の金融機関用の顧客識別情報とともに受信し、受信した前記第1の金融機関用の顧客識別情報を変換して得られた第2の金融機関用の顧客識別情報または受信した前記第2の金融機関用の顧客識別情報に関連付けられて前記第2の口座データベースに記憶されている前記普通預金残高から、受信した前記預入依頼電文データに含まれる前記預入金額を減算するとともに、受信した前記預入依頼電文データに含まれる前記預入日、前記満期日、および前記預入金額を、前記定期預金預入情報として、前記第2の口座データベースに記憶させる預入処理を実行する預入処理手段と、
    前記第2の口座データベースに記憶されている前記満期日が到来したか否かを監視する処理を実行する満期日監視手段と、
    この満期日監視手段により前記満期日が到来したと判断した場合に、前記定期預金預入情報として前記第2の口座データベースに記憶されている前記預入金額について、前記預入日から前記満期日までの期間に応じた定期預金利息金額を算出し、前記第2の口座データベースに記憶されている前記普通預金残高に、前記預入金額および算出した前記定期預金利息金額を加算する満期解約処理を実行する解約手段と、
    この解約手段による満期解約処理後に、前記第2の口座データベースに記憶されている前記普通預金残高から、前記第2の口座データベースに記憶されている前記預入金額に相当する買付代金充当金額またはこれに加えて前記定期預金利息金額を減算し、前記第1の金融機関へ送金する処理を実行する買付代金送金手段を備え、
    前記第1の金融機関システムは、
    さらに、前記金融商品について設定された前記受渡日に、前記第1の口座データベースに記憶されている前記預り金残高または前記MRF残高に、前記第2の金融機関システムから送金されてきた前記買付代金充当金額またはこれに加えて前記定期預金利息金額を加算する入金処理を実行する買付代金入金手段と、
    前記金融商品について設定された前記受渡日に、前記第1の口座データベースに記憶されている前記預り金残高または前記MRF残高から、前記注文データベースに記憶されている前記預入金額に相当する前記買付代金充当金額を減算する出金処理を実行する買付代金充当処理手段とを備えた
    ことを特徴とする投資資金管理システム。
  3. 前記第1の金融機関システムは、
    前記注文受付手段により前記買付注文の入力を受け付けた日に、前記第1の口座データベースに記憶されている前記預り金残高または前記MRF残高から、前記起票手段により作成した前記預入伝票データを構成する前記預入金額を減算する出金処理を実行するとともに、前記預入金額を前記第2の口座データベースに記憶されている前記普通預金残高に加算する入金処理を依頼する入金依頼電文データを、前記第1の金融機関用の顧客識別情報またはこの第1の金融機関用の顧客識別情報を変換して得られた第2の金融機関用の顧客識別情報とともに、前記第2の金融機関システムへ通信回線を介して送信する処理を実行する預入金額送金手段を備え、
    前記第2の金融機関システムは、
    前記第1の金融機関システムから通信回線を介して送信されてくる前記入金依頼電文データを、前記第1の金融機関用の顧客識別情報または前記第2の金融機関用の顧客識別情報とともに受信し、受信した前記第1の金融機関用の顧客識別情報を変換して得られた第2の金融機関用の顧客識別情報または受信した前記第2の金融機関用の顧客識別情報に関連付けられて前記第2の口座データベースに記憶されている前記普通預金残高に、受信した前記入金依頼電文データに含まれる前記預入金額を加算する入金処理を実行する預入金額入金手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の投資資金管理システム。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の投資資金管理システムとして、コンピュータを機能させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022160175A (ja) * 2021-04-06 2022-10-19 株式会社Arent プログラム、方法、情報処理装置
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