JP7182682B1 - 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】デジタルマネーに関するサービスの利用を促進すること。【解決手段】本願に係る情報処理装置は、管理部と、提供部とを有する。管理部は、積立の目的ごとにユーザから受け付ける通貨の積立目標をユーザごとに管理する。提供部は、積立目標に従って自動積立される積立残高に関する情報とともに、積立の目的を早期に実現するための融資に関する情報を提供する。【選択図】図6

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
近年、個人による資産形成手段の一つとして、少額投資非課税制度などが見直されつつあるが、積立目的に沿った資産形成・資産管理という観点では、定期預金などによる目的別積立が存在する。
上述の目的別積立に関連して、たとえば、特許文献1には、顧客の積立目的に沿った残高管理を行う積立残高管理システムが開示されている。
特開2020-35359号公報
しかしながら、従来の技術は、ユーザのライフプランの早期実現を支援する上で改善の余地がある。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザのライフプランの早期実現を支援できる情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る情報処理装置は、管理部と、提供部とを有する。管理部は、積立の目的ごとにユーザから受け付ける通貨の積立目標をユーザごとに管理する。提供部は、積立目標に従って自動積立される積立残高に関する情報とともに、積立の目的を早期に実現するための融資に関する情報を提供する。
実施形態の一態様によれば、デジタルマネーに関するサービスの利用を促進できるという効果を奏する。
図1は、本実施形態に係る情報処理の概要を示す図(その1)である。 図2は、本実施形態に係る情報表示例(その1)を示す図である。 図3は、本実施形態に係る情報処理の概要を示す図(その2)である。 図4は、本実施形態に係る情報表示例(その2)を示す図である。 図5は、本実施形態に係る情報表示例(その3)を示す図である。 図6は、本実施形態に係るサービス提供装置の構成例を示すブロック図である。 図7は、本実施形態に係る積立情報の概要を示す図である。 図8は、本実施形態に係る口座情報の概要を示す図である。 図9は、本実施形態に係るユーザ情報の概要を示す図である。 図10は、本実施形態に係る積立目標登録処理手順の一例を示すフローチャートである。 図11は、本実施形態に係る積立状況提供処理手順の一例を示すフローチャートである。 図12は、本実施形態または変形例に係るサービス提供装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「本実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この本実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.本実施形態に係る情報処理の一例〕
以下、図1を用いて、本実施形態に係る情報処理の一例について説明する。図1は、本実施形態に係る情報処理の概要を示す図(その1)である。
図1に示すように、本実施形態に係る情報処理システムSYSは、端末装置10と、金融機関装置20と、本願に係る情報処理装置の一例であるサービス提供装置100とを含む。なお、図1は、本実施形態に係る情報処理システムSYSの一例を示しており、ユーザUXやサービス事業者UZが利用する銀行により運営及び管理される銀行システムなど、図1には示されていない他の装置が含まれていてもよい。
また、以下の説明において、端末装置10をユーザUXと表記して説明する場合がある。すなわち、ユーザUXを端末装置10と読み替えることができる。また、以下の説明において、金融機関装置20を金融業者UYと表記して説明する場合がある。すなわち、金融業者UYを金融機関装置20と読み替えることができる。また、以下の説明において、サービス提供装置100をサービス事業者UZと表記して説明する場合がある。すなわち、サービス事業者UZをサービス提供装置100と読み替えることができる。
端末装置10、金融機関装置20、及びサービス提供装置100は、有線または無線により、ネットワークN(たとえば、図6参照)に接続される。端末装置10、金融機関装置20、及びサービス提供装置100は、ネットワークNを通じて、相互に通信できる。
端末装置10は、サービス事業者UZにより提供されるデジタルマネー(電子マネー)に関する各種サービスを利用するユーザUXにより使用される情報処理装置である。なお、デジタルマネーとは、たとえば、各種企業が独自に用いるポイントや通貨などであってもよく、日本円やドルなどの国家により提供される貨幣を電子的に取引可能としたものであってもよい。
端末装置10は、たとえば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)や、ウェアラブル端末などの情報処理装置により実現される。
端末装置10は、所定の情報処理を実現する制御情報をサービス提供装置100から受け取った場合には、制御情報に従って情報処理を実現する。ここで、制御情報は、たとえば、JavaScript(登録商標)などのスクリプト言語やCSS(Cascading Style Sheets)などのスタイルシート言語、Java(登録商標)などのプログラミング言語、HTML(HyperText Markup Language)などのマークアップ言語などにより記述され得る。なお、本実施形態では、サービス提供装置100から配信される所定のアプリケーションそのものを制御情報とみなしてもよい。
金融機関装置20は、サービス事業者UZと業務提携する金融業者UYにより使用される情報処理装置である。たとえば、金融業者UYは、銀行やローン会社などの金融機関に該当する。金融機関装置20は、たとえば、金融業者UYが運営および管理を行う単独のサーバ装置やワークステーション、複数のサーバ装置及び複数のストレージ装置が協働して動作するクラウドシステムなどにより実現される。金融機関装置20は、たとえば、サービス提供装置100に対し、金融サービスやその付帯サービスなどに関するAPI(Application Programming Interface)サービスや、これらのサービスに関する各種データなどを提供できる。
サービス提供装置100は、デジタルマネー(電子マネー)に関する各種サービスを提供する事業を営むサービス事業者UZにより運営および管理される情報処理装置である。サービス提供装置100は、たとえば、単独のサーバ装置やワークステーション、複数のサーバ装置及び複数のストレージ装置が協働して動作するクラウドシステムなどにより実現される。なお、サービス提供装置100は、提供する各種サービスごとに、情報処理の主体が物理的または機能的に分散されている装置又はシステムとして構成されていてもよい。
サービス提供装置100が提供する各種サービスには、デジタルマネーを用いた電子決済サービスや、所定の目的に応じて資産形成を行うための目的別積立を実現する積立サービスなどが含まれる。これらのサービスは、サービス事業者UZがサービス利用者(たとえば、ユーザUX)に対して配布するアプリケーションや、専用のウェブサイトなどを通じて実現され得る。
サービス提供装置100は、電子決済サービスの提供に伴い、実店舗やオンラインなどでの商品購入に関する決済処理を実行する。たとえば、サービス提供装置100は、端末装置10を用いた電子決済に関する電子決済サービスを提供できる。具体的には、サービス提供装置100は、商品やサービスなどの取引対象を提供する事業者の口座と、取引対象が提供される利用者の口座とを管理し、利用者からの決済要求に従って、口座間において電子マネーの移行などを行うことで、各種決済を実現する。すなわち、サービス提供装置100は、電子決済サービスの提供に伴い、各サービス利用者が所有するデジタルマネーの決済口座(電子マネー口座)に対する入金や、この決済口座からの出金を管理する。
また、サービス提供装置100は、積立サービスの提供に伴い、専用のアプリケーションや専用のウェブサイトを通じて、積立サービスに関する各種操作や各種情報の提供などを実現するためのユーザインターフェイスを提供できる。ユーザインターフェイスは、GUI(Graphical User Interface)の形式で提供されてもよい。たとえば、サービス提供装置100は、サービス利用者(たとえば、ユーザUX)が指定する銀行口座からの自動振り込みなどを利用して、自動積立を実現できる。具体的には、サービス利用者に紐付く決済口座に対して、銀行口座から定期的に残高のチャージが行われ、この決済口座からサービス利用者に紐付く積立口座に対して、予め規定される積立金額を送金することにより自動積立が行われる。なお、積立対象は、広く一般に流通する現金やデジタルマネーなどを含む通貨であり、価値の保存機能、交換機能、及び価値の尺度機能などを有する媒体であれば、積立対象として採用できる。
このようなサービス提供装置100は、上述の積立サービスの提供に関連して、本実施形態に係る情報処理を実行する。以下、事例を交えつつ、本実施形態に係る情報処理について説明する。
〔1-1-1.積立目標登録処理〕
以下、図1を用いて、実施形態に係る情報処理システムSYSにおいて実行される積立目標登録処理について説明する。図1に示すように、端末装置10は、デジタルマネーの積立目標の設定をユーザUXから受け付けると、設定された積立目標に関する情報をサービス提供装置100に送信する(ステップS1)。たとえば、積立目標には、デジタルマネーの使途である積立の目的や、目標金額や、積立額(月額)などの情報が含まれ得る。
一方、サービス提供装置100は、端末装置10から積立目標に関する情報を受信すると、金融機関装置20に対して、仮審査要求を送信する(ステップS2)。仮審査要求は、ユーザUXに関する所定のデータ項目を用いて、金融業者UYが即時に実施可能な簡便な審査(仮審査)の要求である。仮審査に必要な情報の一例としては、仮審査対象(たとえば、ユーザUX)の生年月日や、他社借入件数および借入金額や、年収や、勤務年数や、借入希望金額などが想定される。ユーザUXの仮審査により、現時点でユーザUXに融資可能な金額を示す限度額や、融資の際に適用する金利などが仮決定される。なお、サービス提供装置100は、予め管理するユーザ情報から、たとえば提携先の複数の金融業者UYが仮審査を行うために必要な情報を取得してもよいし、仮審査要求の送信にあたり、ユーザUXに対して、金融業者UYが仮審査を行うために必要な情報をユーザUXに要求して取得してもよい。サービス提供装置100は、金融業者UYに対して仮審査要求を行う際、仮審査に必要な情報を提供する。なお、後述するように、サービス提供装置100は、提携先の複数の金融業者UYから仮審査の結果を取得し、取得した仮審査の結果の中から、ユーザUXにとって最良の融資条件を提示する仮審査の結果を選択し、融資に関する情報として提供できる。最良な融資の条件とは、たとえば、他の融資条件と比較して金利が安いことや、頭金ができるだけ少なくてよいことなどが考えられる。
サービス提供装置100は、積立の目的ごとに仮審査要求を申し込むことができる。また、サービス提供装置100は、仮審査に必要な情報として、積立の目的を含めてもよい。また、使用目的を問わずに融資を行う金融業者UYに対しては、積立の目的を仮審査に必要な情報に含めなくてもよい。
金融機関装置20は、サービス提供装置100からの仮審査要求を受けて仮審査処理を実行し、仮審査結果をサービス提供装置100に対して送信する(ステップS3)。
サービス提供装置100は、金融機関装置20から仮審査結果を受信すると、ユーザUXに関連付けて、ユーザUXにより設定された積立目標に関する情報とともに、ユーザUXについての仮審査結果を積立情報として登録する(ステップS4)。
なお、サービス提供装置100は、ユーザUXなどのサービス利用者により設定される積立目標に関する情報の取得に伴い、仮審査要求を即時に送信する必要はなく、任意のタイミングで送信してもよい。また、サービス提供装置100は、仮審査が通らなかったサービス利用者について個人情報の変更があった場合、仮審査要求を再度送信してもよい。
〔1-1-2.積立目標登録処理に伴う情報表示例〕
以下、図2を用いて、積立目標登録処理に伴って端末装置10に表示される情報の一例を説明する。図2は、本実施形態に係る情報表示例(その1)を示す図である。なお、以下では、積立サービスに関する各種機能を提供するアプリケーション(以下、「積立アプリ」と称する。)を通じて、端末装置10に表示される画面情報の一例を説明する。なお、この積立アプリは、決済サービスを利用するためのアプリケーション(以下、「決済アプリ」を称する。)内で起動するミニアプリとして構成されていてもよいし、決済アプリとは独立して設けられるアプリケーションであってもよい。
図2に示すように、端末装置10が備えるディスプレイ11には、積立アプリの実行に伴い、目的別積立を実行するための画像情報G1が積立アプリのトップ画面W1にオーバレイ表示される(ステップS11)。なお、図2では、画像情報G1がトップ画面W1にオーバレイ表示される例を示すが、画像情報G1の代わりに、目的別積立の機能を提供するためのミニアプリを起動させるアイコンがトップ画面W1に表示されていてもよい。この場合、このアイコンをユーザUXが操作することにより、後述する目的選択画面W2がディプレイ11に表示される。
また、ユーザUXが画像情報G1を操作すると、ディスプレイ11には、デジタルマネーの積立の目的の選択をユーザUXから受け付けるための目的選択画面W2が表示される(ステップS12)。
目的選択画面W2には、積立の目的として予めカテゴライズされた複数のアイコンOBが表示されている。アイコンOB1は、デジタルマネーの積立の目的が自動車(二輪を含む)購入である場合にユーザUXにより選択される。アイコンOB2は、積立の目的が結婚式の式場費用などの冠婚葬祭の費用である場合にユーザUXにより選択される。アイコンOB3は、積立の目的が教育資金や資格取得、スキルアップのための費用である場合にユーザUXにより選択される。アイコンOB4は、積立の目的がキャンプなどのアウトドアのための費用である場合にユーザUXにより選択される。アイコンOB5は、積立の目的が住宅購入やリフォームなどの住居関連費用である場合にユーザUXにより選択される。アイコンOB6は、スマートフォンの買い替えなどの電子機器の購入のための費用である場合にユーザUXにより選択される。アイコンOB7は、航空券の購入代金や旅行代金などの旅行関連費用である場合にユーザUXにより選択される。なお、図2に示すアイコンOBは一例であり、ユーザUXの希望事項を詳細にカテゴライズするために図2に示す例よりも多くのアイコンOBが含まれていてもよい。
また、目的選択画面W2において、たとえば、ユーザUXがアイコンOB1を操作すると、ディスプレイ11には、アイコンOB1に対応する積立の目的に応じた積立目標を設定するための積立目標設定画面W3が表示される(ステップS13)。このようにして、サービス提供装置100は、積立の目的ごとに積立目標の設定をユーザUXから受け付けることができる。
積立目標設定画面W3には、アイコンOB1に対応する「自動車購入」が積立の目的として表示されている。また、積立目標設定画面W3には、目標金額の入力を受け付ける入力ボックスBX1と、毎月の積立額の入力を受け付ける入力ボックスBX2が表示されている。また、積立目標設定画面W3には、積立の目的と、目標金額と、積立額の各情報を含む積立目標に関する情報をサービス提供装置100に送信するための送信ボタンG2が表示されている。
なお、積立目標設定画面W3には、詳細設定ボタンG3が表示されている。詳細設定ボタンG3は、積立の目的について、より詳細な設定をユーザUXから受け付けるためのボタンである。たとえば、ユーザUXは、詳細設定ボタンG3により、自動車購入であれば、購入を希望する自動車の車名や年式、グレードなどの詳細な情報を設定できる。
また、積立目標設定画面W3において、ユーザUXが送信ボタンG2を操作すると、ディスプレイ11には、送信完了画面W4が表示される(ステップS14)。送信完了画面W4には、積立の目的を追加するための目的追加ボタンG4や、トップ画面W1に戻るためのボタンG5などが表示されている。
たとえば、送信完了画面W4において、ユーザUXが目的追加ボタンG4を操作すると、ディスプレイ11には、ステップS12に示す目的選択画面W2が再表示される。また、送信完了画面W4において、ユーザUXがボタンG5を操作すると、ディスプレイ11には、ステップS11に示すトップ画面W1が再表示される。
〔1-2-1.積立状況提供処理〕
以下、図3を用いて、実施形態に係る情報処理システムSYSにおいて実行される積立状況提供処理について説明する。図3は、本実施形態に係る情報処理の概要を示す図(その2)である。
図3に示すように、端末装置10は、デジタルマネーの積立状況の表示要求をユーザUXから受け付けると、積立状況の表示要求をサービス提供装置100に送信する(ステップS21)。
一方、サービス提供装置100は、端末装置10から積立状況の表示要求を受信すると、表示要求に紐付くユーザUXの積立状況に関する情報を取得する(ステップS22)。積立状況に関する情報には、現時点での積立残高の情報などが含まれる。そして、サービス提供装置100は、取得した積立状況に関する情報を、表示要求の送信元である端末装置10に送信する(ステップS23)。
ここで、サービス提供装置100は、表示要求の送信元であるユーザUXから、融資に関する情報の取得要求を受け付けるためのボタン(たとえば、図4に示すボタンG9,G10)を積立状況に関する情報とともに提供できる。図4に示すボタンG9,G10は、融資に関する情報の取得要求をユーザUXから受け付けるための受付手段として機能する。なお、受付手段は、ボタンにより構成される場合に限られず、タップやスライド、ロングタッチやスワイプなどの各種タッチ操作により操作可能な操作用アイコンにより構成されてもよいし、後述するウィッシュリスト表示画面W6(たとえば、図4参照)に対する所定のタッチジェスチャ自体を受付手段としてもよい。サービス提供装置100は、融資に関する情報の取得要求を受け付けるためのボタンを通じて、融資に関する情報の取得要求をユーザUXから受け付けた場合、提携先の複数の金融業者UYに対してユーザUXの仮審査を要求し、複数の金融業者UYから取得した仮審査の結果の中から、ユーザUXにとって最良の融資条件を提示する仮審査の結果を選択し、融資に関する情報として提供する。なお、融資に関する情報の取得要求を受け付けるためのボタン(たとえば、図4に示すボタンG9,G10)は、ユーザUXが予め実施される融資に関する仮審査にユーザUXが通ることを条件として、積立状況に関する情報とともに提供してもよい。なお、仮審査は、サービス提供装置100は、金融業者UYに代わって、ユーザUXの仮審査を行ってもよい。
また、サービス提供装置100は、融資に関する情報を提供する際、融資を受けるための審査申込ボタン(たとえば、図4に示すボタンG12)を提供する。審査申込ボタンは、融資を受けるための審査申込手段として機能する。なお、審査申込手段は、ボタンにより構成される場合に限られず、タップやスライド、ロングタッチやスワイプなどの各種タッチ操作により操作可能な操作用アイコンにより構成されてもよいし、後述する審査申込画面W7(たとえば、図4参照)に対する所定のタッチジェスチャ自体を受付手段としてもよい。
〔1-2-2.積立状況提供処理に伴う情報表示例〕
以下、図4を用いて、積立状況提供処理に伴って端末装置10に表示される情報の一例を説明する。図4は、本実施形態に係る情報表示例(その2)を示す図である。なお、以下では、積立アプリを通じて、端末装置10に表示される画面情報の一例を説明する。
図4に示すように、端末装置10が備えるディスプレイ11に表示されるトップ画面W1には、積立目標の設定が完了すると、それ以降、目的別積立の画像G6が表示される(ステップS31)。
また、ユーザUXが、トップ画面W1において画像G6を操作すると、ディスプレイ11には、積立状況を示す情報をユーザUXに提示するための積立状況表示画面W5が表示される(ステップS32)。積立状況表示画面W5には、積立状況を示す情報として、現在の積立残高や、目標金額の達成率や、毎月の積立額などが表示される。また、図4に示す例では、積立状況表示画面W5に借入可能額などの情報が表示されている。
また、積立状況表示画面W5には、ユーザUXが設定した積立の目的ごとに積立状況を一覧で提示するウィッシュリストを表示させるためのウィッシュリスト表示ボタンG7が表示されている。
また、積立状況表示画面W5において、たとえば、ユーザUXがウィッシュリスト表示ボタンG7を操作すると、ディスプレイ11には、ウィッシュリスト表示画面W6が表示される(ステップS33)。なお、図4に示す例では、説明の便宜上、ウィッシュリスト表示画面W6に表示される情報の詳細を拡大して示している。
ウィッシュリスト表示画面W6には、ウィッシュリストと、持ち物リストとを相互に切り換えて表示するための切換表示ボタンG8が表示されている。後述するが、持ち物リストは、ウィッシュリストに表示される商品などのうち、積立目標を達成し、積み立てたデジタルマネーを用いた決済により、ユーザUXの所有物となった商品などを一覧で提示するためのリストである。
また、ウィッシュリスト表示画面W6には、積立の目的ごとに積立残高および積立設定(積立額)の情報が表示されている。図4に示す例では、自動車購入を積立の目的とする情報と、結婚式の式場費用を積立の目的とする情報とが表示されている。一方の自動車購入を積立の目的とする情報は、ユーザUXが購入を希望する車名「EX1-1」の自動車の画像と、積立残高:「120万円」と、積立設定:「2万円/月」とを対応付けて構成されている。もう一方の結婚式の式場費用を積立の目的とする情報は、ユーザUXが挙式を予定している結婚式場「EX2」の画像と、積立残高:「100万円」と、積立設定:「2万円/月」とを対応付けて構成されている。
なお、サービス提供装置100は、積立の目的である対象物が市場に流通していない場合、対象物に代わる代替物の情報を取得して管理し、積立残高の情報を提供する際、対象物の情報に差し替えて代替物の情報を提供する。たとえば、サービス提供装置100は、ウィッシュリスト表示画面W6に表示されている商品について欠品やモデルチェンジの情報を取得した場合、ウィッシュリスト表示画面W6に表示されている商品の画像を代替品として管理している同等の商品に自動的に差し替える。
また、ウィッシュリスト表示画面W6には、積立の目的に対応する積立状況を示す情報のそれぞれに、積立目標を早期に実現するための融資に関する情報の取得要求をユーザUXから受け付けるためのボタンG9やボタンG10が表示されている。これらのボタンG9,G10は、所定条件を満たす場合に表示される。たとえば、これらのボタンG9,G10は、ユーザUXが予め実施される融資に関する仮審査にユーザUXが通ることを条件として表示される。図4に示す例では、自動車購入を積立の目的とする情報に対応付けて、「すぐ買う」と表記されたボタンG9が表示されている。また、図4に示す例では、結婚式の式場費用を積立の目的とする情報に対応付けて、「すぐ予約」と表記されたボタンG10が表示されている。
たとえば、ユーザUXが、ウィッシュリスト表示画面W6においてボタンG9を操作すると、ディスプレイ11には、融資を受け付けるための審査申込画面W7が表示される(ステップS34)。
審査申込画面W7には、融資を受けることによるユーザUXのメリットを示すユーザメリット情報J1や、融資の内容を示す融資情報J2が表示されている。図4では、審査申込画面W7に表示されるユーザメリット情報J1として、積立目標として設定した積立額と同額の返済で、積立の目的である自動車購入を即時実現可能であることが示されている。
また、サービス提供装置100は、仮審査要求に対して金融業者UYから取得される仮審査の結果として、暫定的な融資条件を合わせて取得する。具体的には、サービス提供装置100は、仮審査要求の際、金融機関装置20に対し、積立サービスを利用してユーザUXがこれまでに積み立てた積立残高を頭金とする融資希望条件を合わせて提供する。たとえば、サービス提供装置100は、融資金の使用目的:自動車購入、頭金:120万円(これまでの積立残高の一例)、希望金額:80万円、毎月の返済金額:2万円を融資希望条件として設定する。サービス提供装置100は、融資希望条件に組み込む毎月の返済金額として、積立サービスにおいて設定した積立額(たとえば、2万円)と同額を設定できる。図4では、審査申込画面W7に表示される融資情報J2として、支払期間(たとえば、47ヵ月)や、金利(たとえば、8%)や、ローン利用金額(たとえば、80万円)や、総支払額(たとえば、94万円)などの情報が示されている。
なお、サービス提供装置100は、融資情報J2として、提携先の複数の金融業者UYに対してユーザUXの仮審査を要求し、複数の金融業者UYから取得した仮審査の結果の中から、ユーザUXにとって最良の融資条件を提示する仮審査の結果を選択し、融資に関する情報としてユーザUXに提供する。最良の融資条件とは、たとえば、他の融資条件と比較して金利が安いことや、頭金ができるだけ少なくてよいことなどが考えられる。
また、審査申込画面W7には、融資の対象として選択中である自動車の画像を切換表示するためのボタンG11-1およびボタンG11-2や、審査申込を行うためのボタンG12や、販売店の情報を検索するためのボタンG13が表示されている。
審査申込画面W7に表示されているボタンG11-1およびボタンG11-2は、融資の対象として選択中である車名「EX1-1」の自動車の画像を右回りまたは左回りに回転させて、車名「EX1-2」の自動車や車名「EX1-3」の自動車の画像に切換表示させるためのボタンである。すなわち、サービス提供装置100は、積立の目的である対象物(たとえば、車名「EX1-1」の自動車)を元に選定される選定物(たとえば、車名「EX1-2」の自動車や車名「EX1-3」の自動車)の情報を予め取得して管理する。たとえば、車名「EX1-2」の自動車や車名「EX1-3」の自動車は、サービス提供装置100により、ユーザUXが設定したウィッシュリスト上に掲載される車名「EX1-1」の自動車に基づいて自動的に抽出される。これらの自動車は、融資の対象物として選択中であるウィッシュリスト上の自動車に類似する車種の自動車であってもよいし、ウィッシュリスト上の自動車よりもハイグレード仕様の自動車であってもよいし、ウィッシュリスト上の自動車よりも維持費や税金が安価な経済性を重視した仕様の自動車であってもよい。そして、サービス提供装置100は、対象物の情報を提供する際、対象物の情報とともに選定物の情報を提供できる。
また、審査申込画面W7は、ユーザUXによるボタンG11-1およびボタンG11-2により切換表示された他の自動車に対応する概要情報J1や融資情報J2を表示できる。すなわち、サービス提供装置100は、対象物(たとえば、車名「EX1-1」の自動車)についての融資に関する情報の取得要求をユーザUXから受け付けた場合、提携先の複数の金融業者に対して対象物および選定物(たとえば、車名「EX1-2」の自動車や車名「EX1-3」の自動車)を含めてユーザUXの仮審査を要求する。そして、サービス提供装置100は、複数の金融業者から取得した仮審査の結果の中から、ユーザUXにとって最良の融資条件を提示する仮審査の結果を対象物および選定物の各々について選択し、融資に関する情報としてユーザUXに提供する。たとえば、サービス提供装置100は、審査申込画面W7において、車名「EX1-1」の自動車から車名「EX1-2」の自動車への切換操作をユーザUXから受け付けた場合、車名「EX1-2」の自動車についての融資に関する情報を審査申込画面W7に表示できる。
なお、サービス提供装置100は、ユーザUXによるボタンG11-1およびボタンG11-2の操作に応じて、選定物(たとえば、車名「EX1-2」の自動車や車名「EX1-3」の自動車)に対応する概要情報J1を切換表示してもよい。そして、サービス提供装置100は、切換表示した選定物について、改めて、融資に関する情報の取得要求をユーザUXから受け付けるようにしてもよい。
また、端末装置10において実行される積立アプリは、審査申込を行うためのボタンG12の操作を受け付けることにより、金融機関装置20に対して正式な審査申込を送信する。この場合、サービス提供装置100は、融資を受けるための正式な審査(本審査)に必要な情報を金融業者UYに提供する。本審査に必要な情報の一例としては、上述した仮審査に必要な情報に加えて、ユーザUXの氏名や、住所や、性別や、家族構成や、(借入がある場合の)残りの返済期間や、勤務先の名称や、居住形態や、居住年数などが想定される。また、積立アプリは、ユーザUXから、中古車販売店の情報を検索するためのボタンG17の操作を受け付けることにより、提携先の販売店や正規代理店の一覧を表示できる。
〔1-3.持ち物リストの情報表示例〕
以下、図5を用いて、積立状況提供処理に伴って端末装置10に表示される情報の一例を説明する。図5は、本実施形態に係る情報表示例(その3)を示す図である。なお、以下では、積立アプリを通じて、端末装置10に表示される画面情報の一例を説明する。
図5に示すように、端末装置10が備えるディスプレイ11に表示されるトップ画面W1には、図4に示すステップS21と同様に、目的別積立の画像G6が表示される(ステップS41)。
また、ユーザUXが、トップ画面W1において画像G6を操作すると、ディスプレイ11には、積立状況を示す情報をユーザUXに提示するための積立状況表示画面W5が表示される(ステップ42)。積立状況表示画面W5には、図4に示すステップS22と同様に、積立状況を示す情報として、現在の積立残高や、目標金額の達成率や、毎月の積立額などが表示される。
また、積立状況表示画面W5には、ウィッシュリスト表示ボタンG7の他、図4に示すステップS22とは異なり、持ち物リスト表示ボタンG14が表示されている。持ち物リスト表示ボタンG14は、ユーザUXの所有物の一覧を提示する持ち物リストを表示させるためのボタンである。持ち物リスト表示ボタンG14は、ユーザUXが積立の目的を達成し、積み立てたデジタルマネーを原資として、電子決済サービスを用いた決済により、ウィッシュリストに掲載されている商品などを購入することを契機として積立状況表示画面W5に表示される。
また、積立状況表示画面W5において、たとえば、ユーザUXが持ち物リスト表示ボタンG14を操作すると、ディスプレイ11には、持ち物リスト表示画面W8が表示される(ステップS43)。なお、図5に示す例では、説明の便宜上、持ち物リスト表示画面W8に表示される情報の詳細を拡大して示している。
持ち物リスト表示画面W8には、ウィッシュリスト表示画面W6(図4参照)と同様に、ウィッシュリストと持ち物リストとを相互に切り換えて表示するための切換表示ボタンG8が表示されている。
また、持ち物リスト表示画面W8には、購入した商品などの所有物の情報が表示されている。図5に示す例では、所有物の情報として、車名「EX1-1」の自動車の画像と、購入年月日:「2021/10/10」と、購入時価格:「200万円」とが表示されている。
また、持ち物リスト表示画面W8には、所有物の情報のそれぞれに、所有物の買取査定の要求をユーザUXから受け付けるためのボタンG15が表示されている。このボタンG15は、所定条件を満たす場合に表示されてもよい。たとえば、このボタンG15は、持ち物リストに所有物の情報を掲載した後、所定期間の経過を条件として表示されてもよい。あるいは、このボタンG15は、予めユーザUXから受け付ける設定に基づいて表示されてもよい。あるいは、このボタンG15は、市場における所有物の需要と供給の関係に基づいて、売り手市場のタイミングであることを条件として表示されてもよい。
たとえば、ユーザUXが、持ち物リスト表示画面W8においてボタンG15を操作すると、ディスプレイ11には、ボタンG15に対応付けられている車名「EX1-1」の自動車の買取査定の申し込みを行うための買取査定申込画面W9が表示される(ステップS44)。
買取査定申込画面W9には、車名「EX1-1」の自動車の買取相場を示す情報J3や、年式および走行距離を示す情報J4が表示されている。たとえば、サービス提供装置100は、買取相場として、現在までの所定期間における市場の平均価格を表示してもよい。また、サービス提供装置100は、市場の最低価格と最高価格とによる価格帯で買取相場を表示してもよい。また、買取査定申込画面W9には、買取査定の申込を行うためのボタンG16や、中古車販売店の情報を検索するためのボタンG17が表示されている。
端末装置10において実行される積立アプリは、ユーザUXから、買取査定の申し込みを行うためのボタンG16の操作を受け付けることにより、提携先の中古車販売店に対して、正式な買取査定の申込を送信する。また、積立アプリは、ユーザUXから、中古車販売店の情報を検索するためのボタンG17の操作を受け付けることにより、提携先の中古車販売店の一覧を表示できる。
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置の一例であるサービス提供装置100は、サービス利用者から、たとえば、積立の目的ごとに、通貨の積立目標の設定を受け付けて、サービス利用者ごとに管理する。また、サービス提供装置100は、設定に応じて自動積立させる積立残高の情報とともに、積立の目的を早期に実現するための融資に関する情報を提供する。このように、サービス提供装置100は、通貨の貯蓄スキームおよび融資取付スキームを通じて、サービス利用者のライフプランの早期実現を支援できる。
〔2.装置構成例〕
以下、本実施形態に係るサービス提供装置100の構成について説明する。図6は、本実施形態に係るサービス提供装置の構成例を示すブロック図である。
図6に示すように、サービス提供装置300は、サービス事業者UZ(図1など参照)がサービス利用者であるユーザUX(たとえば、図1など参照)に提供するデジタルマネーに関する各種サービスに関する処理を実行する。図6に示すように、サービス提供装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。
(通信部110について)
通信部110は、有線又は無線により、ネットワークNに接続される。通信部110は、ネットワークNを介して、端末装置10や、金融機関装置20などとの間で情報の送受信を行う。通信部110は、たとえば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。
(記憶部120について)
記憶部120は、制御部130による制御及び演算に用いられるプログラム及びデータを記憶する。記憶部120は、たとえば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置によって実現される。図2に示すように、記憶部120は、積立情報記憶部121と、口座情報記憶部122と、ユーザ情報記憶部123とを有する。
(積立情報記憶部121について)
積立情報記憶部121は、積立の目的ごとに各サービス利用者から受け付けるデジタルマネーの積立目標に関する積立情報を記憶する。図7は、本実施形態に係る積立情報の概要を示す図である。なお、図7は、本実施形態に係る積立情報の一例を示すものであり、図7に示す例とは異なる形態で構成されていてもよい。
図7に示すように、積立情報記憶部121が記憶する積立情報は、「ユーザID」の項目や、「目的」の項目や、「目標金額」の項目や、「積立額(毎月)」の項目や、「仮審査結果」の項目や、「融資条件(融資額|金利(年率))」の項目などを有する。積立情報が有するこれらの項目は、相互に対応付けられている。
「ユーザID」の項目には、サービス事業者UZが提供する積立サービスなどの利用登録の際に、各サービス利用者(たとえば、ユーザUX)に対して個別に割り振るユーザID(識別情報)が記憶される。
「目的」の項目には、積立の目的を示す情報が記憶される。積立の目的を示す情報は、たとえば、上述の目的選択画面W2(たとえば、図2参照)を通じて、各サービス利用者から受け付けられる。
「目標金額」の項目には、積立を行う際に設定される目標金額を示す情報が記憶される。目標金額を示す情報は、たとえば、上述の積立目標設定画面W3(たとえば、図2参照)を通じて、各サービス利用者から受け付けられる。
「積立額(毎月)」の項目には、積立を行う際に設定される毎月の積立金額を示す情報が記憶される。積立金額を示す情報は、たとえば、上述の積立目標設定画面W3(たとえば、図2参照)を通じて、各サービス利用者から受け付けられる。
「仮審査結果」の項目には、各サービス利用者に対する融資が可能かどうかを仮決定する仮審査の結果を示す情報が記憶される。仮審査の結果を示す情報は、サービス事業者UZが、積立目標の設定を行ったサービス利用者の仮審査を金融業者UYに依頼することにより、金融業者UYから取得される。
「融資条件」の項目には、融資条件に関する情報が記憶される。融資条件に関する情報は、金融業者UYによる仮審査により決定されたユーザUXに融資可能な金額を示す限度額を示す情報や、融資の際に適用する金利を示す情報を含む融資条件に関する情報が記憶される。融資条件に関する情報は、仮審査の結果を示す情報とともには、金融業者UYから取得する。
たとえば、図7によれば、ユーザIDが「U#001」であるサービス利用者について、自動車購入を積立の目的として、目標金額が200万円、毎月の積立金額が2万円の積立目標が示されている。また、図7によれば、このユーザに対する仮審査の結果、融資が可能であり、限度額:200万円で、金利(年率):8%の融資条件が示されている。
(口座情報記憶部122について)
口座情報記憶部122は、サービス利用者に紐付くデジタルマネーの積立口座に関する情報が記憶されている。図8は、本実施形態に係る口座情報の概要を示す図である。なお、図8は、本実施形態に係る口座情報の一例を示すものであり、図7に示す例とは異なる形態で構成されていてもよい。
図8に示すように、口座情報記憶部122が記憶する口座情報は、「口座ID」の項目や、「所有者ID」の項目や、「総残高」の項目などの複数の項目を有する。口座情報が有するこれらの項目は相互に対応付けられている。
「口座ID」の項目には、各サービス利用者の積立口座を識別するために積立口座ごとに固有に割り振られる口座ID(識別情報)が記憶される。
「所有者ID」の項目には、口座IDに紐付けられた積立口座を所有する所有者を識別するために所有者ごとに個別に割り振られる所有者ID(識別情報)が記憶される。一例として、所有者IDには、積立サービスを利用する際にサービス利用者ごとに個別に割り振られるユーザIDがそのまま利用される場合が考えられる。
「総残高」の項目には、積立口座に保有されているデジタルマネーの総残高(積立残高)を示す情報が記憶される。
たとえば、図3によれば、口座ID:「AC#1」に紐づく積立口座の所有者は、所有者ID:「U#001」が割り振られているサービス利用者であり、「1,150,000円」の積立残高が積立口座に保有されることが示されている。
なお、「総残高」の項目は、デジタルマネーの管理方法に応じて、さらに細かく区分けされていてもよい。たとえば、「総残高」の項目を、「給与」の項目および「給与以外」の項目に区分けしてもよい。この場合、「給与」の項目は、「総残高」項目に記憶された総残高のうち、給与として入金されたデジタルマネーの残高を示す情報を記憶する。そして、「給与以外」の項目は、「総残高」項目に記憶された総残高のうち、給与以外の名目で入金されたデジタルマネーの残高を示す情報を記憶する。
また、「給与以外」の項目を、「通常」の項目および「利益」の項目などの項目にさらに区分けしてもよい。この場合、「通常」の項目は、決済口座の所有者が自らチャージしたデジタルマネーの残高を示す情報を記憶する。たとえば、「通常」の項目に記憶される情報には、決済口座に紐付けられたクレジットカードまたは銀行口座から入金されたデジタルマネーの残高を示す情報などが考えられる。また、たとえば、「利益」の項目に記憶される情報には、事業者Yがサービス利用者に提供する電子決済サービスを利用した際に決済金額に対してキャッシュバックされたデジタルマネーの残高を示す情報などが考えられる。
また、サービス提供装置100は、銀行システムからの入金通知などにより、各サービス利用者からの入金を確認すると、各サービス利用者の積立口座に対して、入金額に相当する残高を加算する。たとえば、サービス提供装置100は、ユーザUXから2万円の入金を確認すると、ユーザUXに紐付く積立口座に対して、2万円相当のデジタルマネーの残高を加算する。
(ユーザ情報記憶部123について)
ユーザ情報記憶部123は、サービス利用者に関する各種ユーザ情報を記憶する。図9は、本実施形態に係るユーザ情報の概要を示す図である。なお、図9は、本実施形態に係るユーザ情報の一例を示すものであり、図9に示す例とは異なる形態で構成されていてもよい。
図9に示すように、ユーザ情報記憶部123に記憶されるユーザ情報は、「ユーザID」の項目や、「個人情報」の項目や、「居住情報」の項目や、「勤務先情報」の項目や、「借入情報」の項目などの複数の項目を有する。ユーザ情報が有するこれらの項目は相互に対応付けられている。
「ユーザID」の項目には、サービス事業者UZが提供する積立サービスなどの利用登録の際に、各サービス利用者(たとえば、ユーザUX)に対して個別に割り振るユーザID(識別情報)が記憶される。
「個人情報」の項目には、サービス利用者に関する個人情報が記憶される。個人情報には、名前や性別、家族構成、年収などの情報が含まれる。「居住情報」の項目には、郵便番号や住所、居住形態などの情報が含まれる。
「勤務先情報」の項目には、勤務先名や、勤務先住所・連絡先や、勤務形態や、業種・職種や、部署や、入社年月などの情報が含まれる。「借入情報」の項目には、住宅ローンやカードローンの有無や、他社借入金額などの情報が含まれる。
ユーザ情報には、上述の項目に該当する情報の他、サービス利用者のアカウント管理に用いられるメールアドレスやパスワードなどの情報などが含まれ得る。
(制御部130について)
制御部130は、サービス提供装置100の制御や演算を実行するコントローラ(controller)である。制御部130の各部は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などによって、サービス提供装置100の内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)、SoC(System on a Chip)などの集積回路により実現される。
図6に示すように、制御部130は、管理部131と、提供部132とを有する。制御部130は、図6に示す各部により、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、説明は省略するが、制御部130の内部構成は、図6に示す各部に限られず、デジタルマネーの総残高のうち少なくとも給与残高を分けて管理するための情報処理の機能や作用を実現または実行する各部を有していてもよい。
(管理部131について)
管理部131は、積立の目的ごとにサービス利用者から受け付けるデジタルマネーの積立目標をサービス利用者ごとに管理する。
たとえば、管理部131は、通信部110を通じて、サービス利用者(たとえば、ユーザUX)から積立目標に関する情報を受け付けると、金融機関装置20に対して、仮審査要求を送信する。なお、管理部131は、積立の目的ごとに仮審査要求を申し込むことができる。また、サービス提供装置100は、仮審査に必要な情報として、積立の目的が含まれていてもよい。また、使用目的を問わずに融資を行う金融業者UYに対しては、積立の目的を仮審査に必要な情報に含めなくてもよい。そして、管理部131は、通信部110を通じて、金融機関装置20から仮審査結果を取得すると、サービス利用者に関連付けて、サービス利用者により設定された積立目標に関する積立情報とともに、サービス利用者についての仮審査結果を積立情報記憶部121に登録する。
また、管理部131は、積立の目的ごとに積立目標の設定をサービス利用者から受け付けることができる。
また、たとえば、管理部131は、積立の目的である対象物が市場に流通していない場合、対象物に代わる代替物の情報を取得して管理できる。
また、たとえば、管理部131は、対象物を元に選定される選定物の情報を取得して管理できる。
(提供部132について)
提供部132は、積立目標に従って自動積立される積立残高の情報とともに、積立の目的を早期に実現するための融資に関する情報を提供する。
たとえば、提供部132は、通信部110を通じて、サービス利用者(たとえば、ユーザUX)から積立状況の表示要求を受け付けると、表示要求に紐付くサービス利用者の積立状況に関する情報を口座情報記憶部122から取得する。積立状況に関する情報には、積立情報記憶部121に記憶されている現時点での積立残高の情報などが含まれる。そして、提供部132は、取得した積立状況に関する情報(たとえば、図4に示す積立状況表示画面W5)を、通信部110を通じて送信することにより、表示要求の送信元であるサービス利用者に提供する。
また、たとえば、提供部132は、融資に関する情報の取得要求をユーザから受け付けるための受付手段(たとえば、図4に示すボタンG9,G10)を積立残高に関する情報とともに提供できる。
また、たとえば、提供部132は、受付手段を通じて、融資に関する情報の取得要求をサービス利用者から受け付けた場合、複数の金融業者に対してサービス利用者の仮審査を要求し、複数の金融業者から取得した仮審査の結果の中から、サービス利用者にとって最良の融資条件を提示する仮審査の結果を選択し、融資に関する情報として提供する。
また、たとえば、提供部132は、融資に関する情報とともに、融資の受けるための審査申込手段(たとえば、図4に示すボタンG12)を提供できる。
また、たとえば、提供部132は、積立残高を頭金とした場合の支払期間、金利、及び利用金額を含む融資に関する情報を提供できる。
また、たとえば、提供部132は、積立残高の情報を提供する際、対象物の情報に差し替えて代替物の情報を提供できる。
また、たとえば、提供部132は、対象物の情報を提供する際、対象物の情報とともに選定物の情報を提供できる。
また、たとえば、提供部132は、対象物についての融資に関する情報の取得要求をサービス利用者から受け付けた場合、複数の金融業者に対して対象物および選定物を含めてサービス利用者の仮審査を要求し、複数の金融業者から取得した仮審査の結果の中から、サービス利用者にとって最良の融資条件を提示する仮審査の結果を対象物および選定物の各々について選択し、融資に関する情報として提供できる。また、提供部132は、選定物について、融資を受けるための審査申込をユーザから受け付けることができる。
〔3.処理手順〕
(3-1.積立目標登録処理)
以下、本実施形態に係るサービス提供装置100による処理手順について説明する。まず、図10を用いて、本実施形態に係る積立目標登録処理手順の一例を説明する。図10は、本実施形態に係る積立目標登録処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、以下に示す処理手順は、サービス提供装置100が有する制御部130により繰り返し実行される。
図10に示すように、管理部131は、サービス利用者(たとえば、ユーザUX)から積立目標に関する情報を受け付ける(ステップS101)。次に、管理部131は、金融機関装置20に対して、仮審査要求を送信する(ステップS102)。
次に、管理部131は、通信部110を通じて、金融機関装置20から仮審査結果を取得する(ステップS103)。そして、管理部131は、サービス利用者により設定された積立目標に関する積立情報とともに、サービス利用者についての仮審査結果を積立情報記憶部121に登録して(ステップS104)、図10に示す処理手順を終了する。
(3-2.積立状況提供処理)
以下、図11を用いて、本実施形態に係る積立状況提供処理手順の一例を説明する。図11は、本実施形態に係る積立状況提供処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、以下に示す処理手順は、サービス提供装置100が有する制御部130により繰り返し実行される。
図11に示すように、提供部132は、サービス利用者(たとえば、ユーザUX)から積立状況の表示要求を受け付ける(ステップS201)。
次に、提供部132は、表示要求に紐付くサービス利用者の積立状況に関する情報を口座情報記憶部122から取得する(ステップS202)。
次に、提供部132は、表示要求に紐付くサービス利用者に対して、積立残高の情報とともに、融資に関する情報を提供して(ステップS203)、図11に示す処理手順を終了する。
〔4.ハードウェア構成〕
また、上述してきた本実施形態に係るサービス提供装置100は、たとえば、図12に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図12は、本実施形態に係るサービス提供装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、一次記憶装置1040、二次記憶装置1050、出力IF(Interface)1060、入力IF1070、ネットワークIF1080がバス1090により接続された形態を有する。
演算装置1030は、一次記憶装置1040や二次記憶装置1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラムなどに基づいて動作し、各種の処理を実行する。一次記憶装置1040は、RAMなど、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一次的に記憶するメモリ装置である。また、二次記憶装置1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが登録される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD、フラッシュメモリ等により実現される。
出力IF1060は、モニタやプリンタといった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインターフェイスであり、たとえば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現される。また、入力IF1070は、マウス、キーボード、およびスキャナなどといった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインターフェイスであり、たとえば、USBなどにより実現される。
なお、入力装置1020は、たとえば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)などの光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリなどから情報を読み出す装置であってもよい。また、入力装置1020は、USBメモリなどの外付け記憶媒体であってもよい。
ネットワークIF1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する。
演算装置1030は、出力IF1060や入力IF1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行う。たとえば、演算装置1030は、入力装置1020や二次記憶装置1050からプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。
たとえば、コンピュータ1000が本実施形態に係る情報処理装置の一例であるサービス提供装置100として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラム(たとえば、情報処理プログラム)を実行することにより、制御部130と同様の機能を実現する。すなわち、演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラム(たとえば、情報処理プログラム)との協働により、本実施形態に係るサービス提供装置100による処理を実現する。
〔5.効果〕
上述してきたように、本実施形態に係る情報処理装置の一例であるサービス提供装置100は、管理部131と、提供部132とを有する。管理部131は、積立の目的ごとにユーザから受け付ける通貨の積立目標をユーザごとに管理する。提供部132は、積立目標に従って自動積立される積立残高に関する情報とともに、積立の目的を早期に実現するための融資に関する情報を提供する。
たとえば、提供部132は、融資に関する情報の取得要求をユーザから受け付けるための受付手段(たとえば、図4に示すボタンG9,G10)を積立残高に関する情報とともに提供する。
また、提供部132は、融資に関する情報とともに、融資を受けるための審査申込手段(たとえば、図4に示すボタンG12)を提供する。
これらにより、サービス提供装置100は、デジタルマネーの貯蓄スキームや融資取付スキームを連携させ、これらのスキームを通じて、サービス利用者のライフプランの早期実現を支援できる。
また、提供部132は、受付手段を通じて、融資に関する情報の取得要求をユーザから受け付けた場合、複数の金融業者に対してユーザの仮審査を要求し、複数の金融業者から取得した仮審査の結果の中から、ユーザにとって最良の融資条件を提示する仮審査の結果を選択し、融資に関する情報として提供する。これにより、積立状況に応じた最良の融資条件をユーザに提示でき、積立サービスのユーザビリティをさらに向上できる。
また、提供部132は、積立残高を頭金とした場合の支払期間、金利、及び利用金額を含む融資に関する情報を提供する。これにより、積立残高を活用した融資条件をユーザに提供でき、積立サービスのユーザビリティをさらに向上できる。
また、管理部131は、積立の目的ごとに積立目標の設定をサービス利用者から受け付ける。これにより、積立残高を積立の目的ごとに管理でき、積立サービスのユーザビリティをさらに向上できる。
また、管理部131は、積立の目的である対象物が市場に流通していない場合、対象物に代わる代替物の情報を取得して管理する。また、提供部132は、積立残高に関する情報を提供する際、対象物の情報に差し替えて代替物の情報を提供する。
また、管理部131は、対象物を元に選定される選定物の情報を取得して管理する。また、提供部132は、対象物の情報を提供する際、対象物の情報とともに選定物の情報を提供する。
また、提供部132は、対象物についての融資に関する情報の取得要求をユーザから受け付けた場合、複数の金融業者に対して対象物および選定物を含めてユーザの仮審査を要求し、複数の金融業者から取得した仮審査の結果の中から、ユーザにとって最良の融資条件を提示する仮審査の結果を対象物および前記選定物の各々について選択し、融資に関する情報として提供する。
これらにより、サービス提供装置100は、積立サービスのユーザビリティをさらに向上できる。
〔6.その他〕
以上、本実施形態および変形例のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述したサービス提供装置100は、機能によっては外部のプラットフォームなどをAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、その構成を柔軟に変更できる。
また、特許請求の範囲に記載した「部」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、制御部は、制御手段や制御回路に読み替えることができる。
また、本願の実施形態に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本願の実施形態は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、実施形態の記載から当業者にとって明らかな他の効果を奏しうる。
10 端末装置
20 金融機関装置
100 サービス提供装置
110 通信部
120 記憶部
121 積立情報記憶部
122 口座情報記憶部
123 ユーザ情報記憶部
130 制御部
131 管理部
132 提供部

Claims (15)

  1. 積立の目的ごとにユーザにより設定された通貨の積立目標に関する情報の受信に応じて、前記積立目標に関する情報を、前記ユーザに対して個別に割り振られる識別情報に対応付けて管理する管理部と、
    前記ユーザからの積立状況の表示要求の受信に応じて、前記積立目標に従って自動積立される積立残高に関する情報とともに、前記積立の目的を早期に実現するための融資に関する情報を提供する提供部と、
    を有し、
    前記提供部は、
    前記融資に関する情報の取得要求を前記ユーザから受け付けるための受付手段を前記積立残高に関する情報とともに提供し、
    前記受付手段を通じて、前記融資に関する情報の取得要求を前記ユーザから受け付けた場合、前記ユーザに対する融資が可能かどうかの即時の審査を要求するための仮審査要求を提携先の複数の金融業者に対して送信し、前記複数の金融業者から取得した仮審査の結果の中から、他の融資条件よりも融資に適用される金利が安い融資条件を提示する仮審査結果を選択し、前記融資に関する情報として提供する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記提供部は、
    前記複数の金融業者から取得した前記仮審査の結果の中から、他の融資条件よりも融資を受ける際の頭金が少ない融資条件を提示する仮審査の結果を選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記提供部は、
    前記融資に関する情報とともに、前記融資を受けるための審査申込手段を提供する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記提供部は、
    前記積立残高を頭金とした場合の支払期間、金利、及び利用金額を含む前記融資に関する情報を提供する
    ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  5. 前記管理部は、
    積立の目的ごとに前記積立目標の設定を前記ユーザから受け付ける
    ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  6. 積立の目的ごとにユーザにより設定された通貨の積立目標に関する情報の受信に応じて、前記積立目標に関する情報を、前記ユーザに対して個別に割り振られる識別情報に対応付けて管理する管理部と、
    前記ユーザからの積立状況の表示要求の受信に応じて、前記積立目標に従って自動積立される積立残高に関する情報とともに、前記積立の目的を早期に実現するための融資に関する情報を提供する提供部と、
    を有し、
    前記管理部は、
    前記積立の目的である対象物が市場に流通していないことを示す情報を取得した場合、前記対象物に代わる代替物の情報を取得して管理し、
    前記提供部は、
    前記積立残高に関する情報を提供する際、前記対象物の情報に差し替えて前記代替物の情報を提供する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  7. 前記管理部は、
    前記対象物を元に選定される選定物の情報を取得して管理し、
    前記提供部は、
    前記対象物の情報を提供する際、前記対象物の情報とともに前記選定物の情報を提供する
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記提供部は、
    前記対象物についての前記融資に関する情報の取得要求を前記ユーザから受け付けた場合、複数の金融業者に対して前記対象物および前記選定物を含めて前記ユーザの仮審査を要求し、前記複数の金融業者から取得した仮審査の結果の中から、前記ユーザにとって最良の融資条件を提示する仮審査の結果を前記対象物および前記選定物の各々について選択し、前記融資に関する情報として提供する
    ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. コンピュータが実行する情報処理方法であって、
    積立の目的ごとにユーザにより設定された通貨の積立目標に関する情報の受信に応じて、前記積立目標に関する情報を、前記ユーザに対して個別に割り振られる識別情報に対応付けて管理する管理工程と、
    前記ユーザからの積立状況の表示要求の受信に応じて、前記積立目標に従って自動積立される積立残高に関する情報とともに、前記積立の目的を早期に実現するための融資に関する情報を提供する提供工程と、
    を含み、
    前記提供工程は、
    前記融資に関する情報の取得要求を前記ユーザから受け付けるための受付手段を前記積立残高に関する情報とともに提供し、
    前記受付手段を通じて、前記融資に関する情報の取得要求を前記ユーザから受け付けた場合、前記ユーザに対する融資が可能かどうかの即時の審査を要求するための仮審査要求を提携先の複数の金融業者に対して送信し、前記複数の金融業者から取得した仮審査結果の中から、他の融資条件よりも融資に適用される金利が安い融資条件を提示する仮審査の結果を選択し、前記融資に関する情報として提供する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  10. 積立の目的ごとにユーザにより設定された通貨の積立目標に関する情報の受信に応じて、前記積立目標に関する情報を、前記ユーザに対して個別に割り振られる識別情報に対応付けて管理する管理手順と、
    前記ユーザからの積立状況の表示要求の受信に応じて、前記積立目標に従って自動積立される積立残高に関する情報とともに、前記積立の目的を早期に実現するための融資に関する情報を提供する提供手順と、
    をコンピュータに実行させ、
    前記提供手順は、
    前記融資に関する情報の取得要求を前記ユーザから受け付けるための受付手段を前記積立残高に関する情報とともに提供し、
    前記受付手段を通じて、前記融資に関する情報の取得要求を前記ユーザから受け付けた場合、前記ユーザに対する融資が可能かどうかの即時の審査を要求するための仮審査要求を提携先の複数の金融業者に対して送信し、前記複数の金融業者から取得した仮審査結果の中から、他の融資条件よりも融資に適用される金利が安い融資条件を提示する仮審査の結果を選択し、前記融資に関する情報として提供する
    ことを特徴とする情報処理プログラム。
  11. コンピュータが実行する情報処理方法であって、
    積立の目的ごとにユーザにより設定された通貨の積立目標に関する情報の受信に応じて、前記積立目標に関する情報を、前記ユーザに対して個別に割り振られる識別情報に対応付けて管理する管理工程と、
    前記ユーザからの積立状況の表示要求の受信に応じて、前記積立目標に従って自動積立される積立残高に関する情報とともに、前記積立の目的を早期に実現するための融資に関する情報を提供する提供工程と、
    を含み、
    前記管理工程は、
    前記積立の目的である対象物が市場に流通していないことを示す情報を取得した場合、前記対象物に代わる代替物の情報を取得して管理し、
    前記提供工程は、
    前記積立残高に関する情報を提供する際、前記対象物の情報に差し替えて前記代替物の情報を提供する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  12. 積立の目的ごとにユーザにより設定された通貨の積立目標に関する情報の受信に応じて、前記積立目標に関する情報を、前記ユーザに対して個別に割り振られる識別情報に対応付けて管理する管理手順と、
    前記ユーザからの積立状況の表示要求の受信に応じて、前記積立目標に従って自動積立される積立残高に関する情報とともに、前記積立の目的を早期に実現するための融資に関する情報を提供する提供手順と、
    をコンピュータに実行させ、
    前記管理手順は、
    前記積立の目的である対象物が市場に流通していないことを示す情報を取得した場合、前記対象物に代わる代替物の情報を取得して管理し、
    前記提供手順は、
    前記積立残高に関する情報を提供する際、前記対象物の情報に差し替えて前記代替物の情報を提供する
    ことを特徴とする情報処理プログラム。
  13. 積立の目的ごとにユーザにより設定された通貨の積立目標に関する情報の受信に応じて、前記ユーザに対する融資が可能かどうかの即時の審査を要求するための仮審査要求を提携先の金融業者に対して送信し、前記金融業者から仮審査結果を受信すると、前記仮審査結果に関する情報および前記積立目標に関する情報を、前記ユーザに対して個別に割り振られる識別情報に対応付けて管理する管理部と、
    前記ユーザからの積立状況の表示要求の受信に応じて、前記積立目標に従って自動積立される積立残高に関する情報とともに、前記仮審査結果に基づく前記融資に関する情報を提供する提供部と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  14. コンピュータが実行する情報処理方法であって、
    積立の目的ごとにユーザにより設定された通貨の積立目標に関する情報の受信に応じて、前記ユーザに対する融資が可能かどうかの即時の審査を要求するための仮審査要求を提携先の金融業者に対して送信し、前記金融業者から仮審査結果を受信すると、前記仮審査結果に関する情報および前記積立目標に関する情報を、前記ユーザに対して個別に割り振られる識別情報に対応付けて管理する管理工程と、
    前記ユーザからの積立状況の表示要求の受信に応じて、前記積立目標に従って自動積立される積立残高に関する情報とともに、前記仮審査結果に基づく前記融資に関する情報を提供する提供工程と
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  15. 積立の目的ごとにユーザにより設定された通貨の積立目標に関する情報の受信に応じて、前記ユーザに対する融資が可能かどうかの即時の審査を要求するための仮審査要求を提携先の金融業者に対して送信し、前記金融業者から仮審査結果を受信すると、前記仮審査結果に関する情報および前記積立目標に関する情報を、前記ユーザに対して個別に割り振られる識別情報に対応付けて管理する管理手順と、
    前記ユーザからの積立状況の表示要求の受信に応じて、前記積立目標に従って自動積立される積立残高に関する情報とともに、前記仮審査結果に基づく前記融資に関する情報を提供する提供手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
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