JP2015161896A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】連通口107a、107bからシート部材51a、51bを除去する際の負荷を低減する。【解決手段】シート部材51a、51bは、巻き取り装置600による除去方向に関して一部が他の部分よりも広い面積で仕切り壁103に接着されている。したがって、この除去方向の一部で除去する際の負荷が大きくなる。CPUは、複数のシート部材51a、51bの除去方向の一部が、複数の現像装置100で互いに異なるタイミングで除去されるように、駆動モータと各現像装置100との間で駆動の切断と接続を切り換えるクラッチを制御する。これにより、シート部材51a、51bを除去する際に高負荷となるタイミングがずれるため、負荷を低減できる。【選択図】図4
Description
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複数の機能を備えた複合機などの画像形成装置に関し、特に、第一室と第二室とで現像剤の循環経路を形成する現像装置の初期状態で、現像剤が第一室に封入されている構成に関する。
電子写真方式や静電記録方式等の画像形成装置では、感光ドラムなどの像担持体の表面に潜像を形成し、この潜像をトナーにより現像することでトナー像を形成する。このように潜像をトナーにより現像する現像装置として、トナーとキャリアとを有する2成分現像剤を使用したものが従来から知られている。このような現像装置は、第一室と第二室とを有し、第一室と第二室とで現像剤を循環搬送することで、トナーとキャリアとを摺擦させてトナーを帯電させている。そして、第二室に配置された現像スリーブに現像剤を担持させることで、感光ドラムとの対向部に現像剤を搬送し、感光ドラム上の潜像をトナーにより現像している。
また、上述のような現像装置として、初期の現像剤を第一室に収納し、第一室と第二室との連通部を封止部材により封止することで、現像剤を現像装置の第一室内に封入する構成が提案されている(特許文献1)。
上述のように初期の現像剤を第一室に封止部材により封止する構成で、封止部材を現像装置の駆動源を使用して除去する構成が考えられる。この場合、封止部材を循環経路を形成するための複数の連通口の周囲に接着しておき、駆動源により駆動される除去装置で封止部材をそれぞれ連通口の周囲から剥がすことが考えられる。但し、このように構成した場合、複数の連通口で同時に封止部材の除去が開始されると、封止部材を剥がす際の負荷も同時に作用するため、駆動負荷が大きくなってしまう。
例えば、封止部材と連通口の周囲部分との接着部のうち、他の部分よりも接着面積が広い部分を剥がすタイミングが重なると、より駆動負荷が大きくなってしまう。また、フルカラーの画像形成装置のように各色毎に現像装置が存在し、それぞれの現像装置を1個の駆動源で駆動する場合、各現像装置の封止部材の除去タイミングが重なることで駆動負荷がより大きくなる。
本発明は、このような事情に鑑み、連通口から封止部材を除去する際の負荷を低減することを目的とする。
本発明は、初期状態で現像剤が収容される第一室と、使用時に前記第一室と現像剤の循環経路を形成する第二室と、前記第一室と前記第二室とを仕切ると共に前記第一室と前記第二室とを連通させる連通口が形成された隔壁と、初期状態で前記隔壁の前記連通口の周囲に接着されて前記連通口を封止する封止部材と、をそれぞれ有する複数の現像装置と、前記複数の現像装置に対してそれぞれ設けられ、前記封止部材を前記連通口から除去する複数の除去装置と、前記複数の除去装置を駆動する駆動源と、前記駆動源と前記複数の除去装置のそれぞれとの駆動の切断と接続を切り換える複数の切換装置と、前記複数の切換装置を制御する制御手段と、を備え、前記封止部材は、前記除去装置による除去方向に関して一部が他の部分よりも広い面積で前記隔壁に接着されており、前記制御手段は、複数の前記封止部材の前記一部が、前記複数の現像装置で互いに異なるタイミングで除去されるように前記切換装置を制御することを特徴とする画像形成装置にある。
本発明によれば、他の部分よりも広い面積で隔壁に接着され、除去する際の負荷が大きい封止部材の除去方向一部が、複数の現像装置で互いに異なるタイミングで除去されるため、連通口から封止部材を除去する際の負荷を低減することができる。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態について、図1ないし図12を用いて説明する。まず、本実施形態の画像形成装置の概略構成について、図1を用いて説明する。
本発明の第1の実施形態について、図1ないし図12を用いて説明する。まず、本実施形態の画像形成装置の概略構成について、図1を用いて説明する。
[画像形成装置]
画像形成装置200は、フルカラー画像形成装置の一例であり、中間転写体としての中間転写ベルト7の回転方向(矢印R7方向)に沿って4個の画像形成部(画像形成ステーション)Sa、Sb、Sc、Sdが配設されている。各画像形成部Sa、Sb、Sc、Sdは、この順に、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像を形成する画像形成部であり、それぞれ像担持体としてドラム形の電子写真感光体である感光ドラム1a、1b、1c、1dを備えている。
画像形成装置200は、フルカラー画像形成装置の一例であり、中間転写体としての中間転写ベルト7の回転方向(矢印R7方向)に沿って4個の画像形成部(画像形成ステーション)Sa、Sb、Sc、Sdが配設されている。各画像形成部Sa、Sb、Sc、Sdは、この順に、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像を形成する画像形成部であり、それぞれ像担持体としてドラム形の電子写真感光体である感光ドラム1a、1b、1c、1dを備えている。
感光ドラム1a、1b、1c、1d(以下、各色で同じ構成なので添え字を省略)は、それぞれ矢印Ra、Rb、Rc、Rdの方向(図1中の時計回り)に回転駆動されるようになっている。各感光ドラム1の周囲には、その回転方向に沿って順に、帯電手段である一次帯電器2a、2b、2c、2d、潜像形成手段である露光装置3a、3b、3c、3dが配設される。さらに、各感光ドラム1の周囲には、現像手段である現像装置100a、100b、100c、100d、一次転写手段である一次転写ローラ5a、5b、5c、5d、帯電補助手段である二次帯電器6a、6b、6c、6dが配設される。
一次転写ローラ5a〜5d、二次転写対向ローラ8、テンションローラ17、18には、中間転写体としての無端状の中間転写ベルト7が掛け渡されている。中間転写ベルト7は、その裏面側から一次転写ローラ5a〜5dによって押圧されていて、その表面を感光ドラム1に当接させている。これにより、感光ドラム1と中間転写ベルト7との間には、それぞれ一次転写部である一次転写ニップT1a、T1b、T1c、T1dが形成されている。中間転写ベルト7は、駆動ローラも兼ねる二次転写対向ローラ8の回転に伴って、矢印R7方向に回転するようになっている。この中間転写ベルト7の回転速度は、上述の各感光ドラム1の回転速度(プロセススピード)とほぼ同じに設定されている。
中間転写ベルト7表面における、二次転写対向ローラ8に対応する位置には、二次転写手段である二次転写ローラ9が配設されている。二次転写ローラ9は、二次転写対向ローラ8との間に中間転写ベルト7を挟持しており、二次転写ローラ9と中間転写ベルト7との間には、二次転写部である二次転写ニップ部T2が形成されている。また、中間転写ベルト7表面における、テンションローラ17に対応する位置には、中間転写体クリーナであるベルトクリーナ11が当接されている。
画像形成に供される記録材(例えば、用紙、OHPシートなどのシート材)Pは、カセット10に積載された状態で収納されている。この記録材Pは、給送ローラ、搬送ローラ、レジストローラ等を有する給搬送装置(いずれも不図示)によって、上述の二次転写ニップ部T2に供給されるようになっている。記録材Pの搬送方向に沿っての二次転写ニップ部T2の下流側には、定着ローラ14とこれに加圧された加圧ローラ15とを有する定着装置13が配設されており、さらに定着装置13の下流側には、排出トレイ(不図示)が配設されている。
上述構成の画像形成装置200においては、以下のようにして、記録材P上にフルカラーのトナー像が形成される。まず、不図示のスキャナにより原稿を読み取るとイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの成分による画像信号が決定される。なお、パーソナルコンピュータなどの外部端末から画像信号が送られる場合もある。続いて、感光ドラム1は、感光ドラム駆動モータ(不図示)によって矢印方向に所定のプロセススピードで回転駆動され、一次帯電器2a、2b、2c、2dによって所定の極性・電位に一様に帯電される。帯電後の感光ドラム1には、露光装置3a、3b、3c、3dによって画像情報に基づく露光が行われ、露光部分の電荷が除去されて各色毎の静電潜像が形成される。
これら感光ドラム1上の静電潜像は、現像装置100a、100b、100c、100d(以下、各色で同じ構成なので添え字を省略)によりそれぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像として現像される。これら4色のトナー像は、一次転写ニップT1a、T1b、T1c、T1dにおいて、一次転写ローラ5a、5b、5c、5dにより、中間転写ベルト7上に順次に一次転写される。こうして、4色のトナー像が中間転写ベルト7上で重ね合わされる。感光ドラム1上に残ったトナーは現像装置100の現像容器101a、101b、101c、101dの各々に回収される。
上述のようにして中間転写ベルト7上で重ね合わされた4色のトナー像は、記録材Pに二次転写される。カセット10から給搬送装置によって搬送された記録材Pは、レジストローラによって中間転写ベルト7上のトナー像にタイミングを合わせるようにして二次転写ニップ部T2に供給される。供給された記録材Pには、二次転写ニップ部T2において、二次転写ローラ9により、中間転写ベルト7上の4色のトナー像が一括で二次転写される。
4色のトナー像が二次転写された記録材Pは、定着装置13に搬送され、ここで加熱・加圧されて表面にトナー像が定着される。トナー像定着後の記録材Pは、排出トレイ(不図示)上に排出される。以上で、1枚の記録材Pの片面(表面)に対するフルカラーの画像形成が終了する。
[現像装置]
次に、本実施形態の現像装置100について、図2ないし図5を用いて説明する。なお、各色の現像装置100はそれぞれ収容されている現像剤が異なるだけで構成は同じであるため、以下、各色の画像形成部の構成であることを示す添え字(図1)を省略して説明する。まず、図2は、現像装置100の構成を図1の上方から見た断面図である。図2に示すように、現像装置100は現像容器101を備える。現像容器101の、感光ドラム1に近接対向する位置の開口部には、非磁性の現像剤担持体としての円筒状の現像スリーブ102が設けられる。
次に、本実施形態の現像装置100について、図2ないし図5を用いて説明する。なお、各色の現像装置100はそれぞれ収容されている現像剤が異なるだけで構成は同じであるため、以下、各色の画像形成部の構成であることを示す添え字(図1)を省略して説明する。まず、図2は、現像装置100の構成を図1の上方から見た断面図である。図2に示すように、現像装置100は現像容器101を備える。現像容器101の、感光ドラム1に近接対向する位置の開口部には、非磁性の現像剤担持体としての円筒状の現像スリーブ102が設けられる。
現像容器101の内部には、第一室としての撹拌室110と、第二室としての現像室111とが互いに平行になるように区画される。このために現像室111と撹拌室110との間は、隔壁としての仕切り壁103で仕切られる。撹拌室110の内部(第一室内)は、搬送部材としての第1撹拌スクリュー110aが回転自在に取り付けられる。また、現像室111の内部(第二室内)には、搬送部材として第2撹拌スクリュー111aが回転自在に取り付けられる。撹拌室110及び現像室111は、それぞれ非磁性のトナーと磁性を有するキャリアとの二成分現像剤を収容可能に構成される。そして、第1撹拌スクリュー110aが回転すると、二成分現像剤は、矢印Aに示すように撹拌室110の上流側から下流側に向かって搬送される。また、第2撹拌スクリュー111aが回転すると、二成分現像剤は、矢印Bに示すように現像室111の上流側から下流側に向かって搬送される。
また、仕切り壁103の第1撹拌スクリューの現像剤搬送方向上流側と下流側とには、それぞれ連通口107a、107bが形成されている。これにより、撹拌室110と現像室111とが連通口107a、107bとで連通し、現像剤の循環経路が形成される。即ち、撹拌室110から現像室111への現像剤の受け渡しは、連通口107aを介して、現像室111から撹拌室110への現像剤の受け渡しは、連通口107bを介して、それぞれ行われる。
また、撹拌室110の現像剤搬送方向上流側の上方には、トナー補給機構105が設けられている。不図示のトナーボトルに収容されたトナーは、不図示のトナー搬送経路を通じてトナー補給機構105まで搬送され、トナー補給口106を通過して撹拌室110内に落下補給される。なお、本実施形態の場合、後述する図3及び図4に示すように、撹拌室110内で、第1撹拌スクリュー110aの上方に第3撹拌スクリュー110bを配置している。そして、後述する現像装置100の初期状態からの立ち上げ時に、撹拌室110内に封入された現像剤を第1撹拌スクリュー110aの搬送方向(A方向)とは逆方向(C方向)に搬送することで、現像剤を撹拌室110内で循環させるようにしている。
本実施形態の現像装置100では、同一種のトナーおよび同一種のキャリアを用いた。ここで、トナー及びキャリアを用いた二成分現像剤においては、トナーの帯電量、及び、二成分現像剤中に含まれるトナーの割合(以下、『T/D』という。)には相関関係がある。トナーはキャリアとの接触摩擦により帯電することから、トナーはキャリアとの接触機会が多くなるほどに帯電量は大きくなる。したがって、T/Dが小さいほど、トナーの帯電量は大きくなる。
[初期状態]
次に、現像装置100の初期状態について、図3及び図4を用いて説明する。本実施形態の場合、各色の現像装置100は、画像形成装置200の装置本体201(図1)に着脱自在であり、交換可能となっている。このため、例えば、感光ドラム1や一次帯電器2a、2b、2c、2dなどと共に、装置本体201に対して着脱自在なプロセスカートリッジを構成する。なお、これらの部材とは別の現像装置100のみから構成されて、装置本体201に対して着脱自在とするトナーカートリッジであっても良い。何れにしても、現像装置100の交換直後などの新品の状態(初期状態)では、図3及び図4に示すように、現像剤(梨地部分)が撹拌室110に封入されている。
次に、現像装置100の初期状態について、図3及び図4を用いて説明する。本実施形態の場合、各色の現像装置100は、画像形成装置200の装置本体201(図1)に着脱自在であり、交換可能となっている。このため、例えば、感光ドラム1や一次帯電器2a、2b、2c、2dなどと共に、装置本体201に対して着脱自在なプロセスカートリッジを構成する。なお、これらの部材とは別の現像装置100のみから構成されて、装置本体201に対して着脱自在とするトナーカートリッジであっても良い。何れにしても、現像装置100の交換直後などの新品の状態(初期状態)では、図3及び図4に示すように、現像剤(梨地部分)が撹拌室110に封入されている。
また、本実施形態の場合、図1に示すように、各現像装置100には、その現像装置を識別するための識別手段であるタグ700(700a、700b、700c、700d)が設けられている。また、装置本体201側には、それぞれのタグ700を読み取り可能な読取手段であるセンサ701(701a、701b、701c、701d)が設けられている。これにより、センサ701がタグ700を読み取ることで、新品の(連通口が封止された)現像装置100が装置本体201に装着されたことを検知できる。即ち、センサ701は、連通口107a、107bがシート部材51a、51bにより封止されていることを検知する検知手段である。CPU300は、この情報に基づいて、後述する現像剤の初期立ち上げ動作を行う。即ち、センサ701が連通口107a、107bがシート部材51a、51bにより封止されていることを検知した場合に、CPU300は、シート部材51a、51bの除去動作を含む後述する初期立ち上げ動作を自動的に行う。但し、この動作は、ユーザの指示により行っても良い。
なお、センサ701に磁気などの情報を書き込む書き込み手段を設け、例えば、その現像装置100の初期立ち上げ動作が完了した場合に、その情報をタグ700に書き込むようにしても良い。或いは、その現像装置100の識別情報をタグ700を介してセンサ701が読み込んで、その情報を装置本体201のRAMなどの記憶手段に記憶しておいても良い。これにより、初期立ち上げ動作を完了した現像装置100を、何らかの理由で取り外して再度装着した場合に、再度初期立ち上げ動作を実行してしまうことを防止できる。
[シート部材]
このために、撹拌室110と現像室111とを連通させる連通口107a、107bには、それぞれ封止部材であるシート状のシート部材(封止シール)51a、51bが設けられている。即ち、シート部材51aは、仕切り壁103の連通口107aの周囲に接着されてこの連通口107aを封止し、シート部材51bは、仕切り壁103の連通口107bの周囲に接着されてこの連通口107bを封止する。これにより、初期状態では、現像剤は撹拌室110にのみ充填されて、現像室111の内部には現像剤はキャリア、トナーともに存在しない。
このために、撹拌室110と現像室111とを連通させる連通口107a、107bには、それぞれ封止部材であるシート状のシート部材(封止シール)51a、51bが設けられている。即ち、シート部材51aは、仕切り壁103の連通口107aの周囲に接着されてこの連通口107aを封止し、シート部材51bは、仕切り壁103の連通口107bの周囲に接着されてこの連通口107bを封止する。これにより、初期状態では、現像剤は撹拌室110にのみ充填されて、現像室111の内部には現像剤はキャリア、トナーともに存在しない。
このようにシート部材51a、51bにより封止される連通口107a、107bは、それぞれ図5に示すように、略矩形状に開口されている。後述するように、シート部材51a、51bは、図5の上方向(除去方向)に剥がされることで除去されるが、連通口107a、107bは、この除去方向と略平行な辺を有する略矩形状に形成されている。また、シート部材51a、51bは、連通口107a、107bを囲むように周囲4辺(周囲全体)で接着されている。具体的には、連通口107a、107bの周囲のうち、除去方向両端部の2個所である除去方向と直交する幅方向に延びる2辺の接着部52a、52b、及び、幅方向両端部の2個所で除去方向に延びる2辺の接着部52c、52dを有する。
この結果、シート部材51a、51bは、除去方向に関して一部(接着部52a、52b)が他の部分(接着部52c、52d)よりも広い面積で仕切り壁103に接着されることになる。即ち、除去方向に直交する幅方向の面積が、除去方向に関して接着部52a、52bで広くなる。一方、接着部52c、52dは、除去方向に延びるように形成されているため、除去方向の同一位置で見た場合に幅方向の面積が、両方合わせたとしても、接着部52a、52bの何れか一方の面積よりも狭くなる。したがって、本実施形態の場合、シート部材51a、51bは、接着部52a、52bが接着部52c、52dよりも、それぞれ広い面積で仕切り壁103に接着されることになる。なお、シート部材51a、51bと仕切り壁103との接着は、接着剤によるもの以外に、例えば、熱によりシート部材51a、51bの接着部を溶かすこと(溶着)などで行っても良い。要は、シート部材51a、51bにより連通口107a、107bを密封できれば良い。
[シート部材の除去構成]
次に、上述のようなシート部材51a、51bを除去するための構成について、図3、図4及び図6を用いて説明する。なお、シート部材51a、51bを除去するための基本的な構成は同じであるため、以下、代表してシート部材51aについて説明する。シート部材51aは、図4(a)に示すように、シート部材51aの一端部から中間部の間で仕切り壁103に接着されて連通口107aを覆う封止部500と、封止部500の他端部から折り返された折り返し部501とを有する。
次に、上述のようなシート部材51a、51bを除去するための構成について、図3、図4及び図6を用いて説明する。なお、シート部材51a、51bを除去するための基本的な構成は同じであるため、以下、代表してシート部材51aについて説明する。シート部材51aは、図4(a)に示すように、シート部材51aの一端部から中間部の間で仕切り壁103に接着されて連通口107aを覆う封止部500と、封止部500の他端部から折り返された折り返し部501とを有する。
一方、シート部材51aを除去する除去装置である巻き取り装置600は、巻き取り部である巻き取り軸601を有する。巻き取り軸601には、シート部材51aの折り返し部501の封止部500と反対側の端部が接続されている。そして、巻き取り軸601が回転することで、シート部材51aがこの巻き取り軸601に折り返し部501から巻き取られ、封止部500が連通口107aから剥ぎ取られる。
ここで、巻き取り軸601は、1個の現像装置100に対して1個配置され、この1個の巻き取り軸601が、仕切り壁103に形成された2個の連通口107a、107bをそれぞれ封止する2個のシート部材51a、51bを巻き取る。即ち、シート部材51bの折り返し部501も巻き取り軸601に接続されている。そして、巻き取り軸601が回転することで、シート部材51a、51bがそれぞれこの巻き取り軸601に折り返し部501から巻き取られ、それぞれの封止部500が連通口107a、107bから剥ぎ取られる。なお、本実施形態では、このように巻き取り軸601に巻き取るために、シート部材51a、51bは、例えば厚さ0.1mm程度のポリエステルを含む薄板シート状の樹脂を用いた。なお、それぞれに用いられる材料および形状に関しては、本実施形態で述べるものに限らない。
このようにシート部材51a、51を巻き取るために回転する巻き取り軸601は、図3に示すように、現像装置100を駆動する駆動源としての駆動モータMにより駆動される。ここで、現像装置100を構成する現像スリーブ102、第1撹拌スクリュー110a、第2撹拌スクリュー111a、第3撹拌スクリュー110b、巻き取り軸601は、図6に示すギア列により連結されている。駆動モータMは、図3に示すように、クラッチ602を介して現像スリーブ102の回転軸に接続されている。なお、現像スリーブ102には、高圧電源(HV)120により現像バイアスが印加可能となっている。駆動モータM、クラッチ602及び高圧電源120は、制御手段としてのCPU300の指令によりそれぞれ制御される。CPU300は、操作部として装置本体201に設けられた操作パネル301の操作に応じて、画像形成装置200の各部を動作させる。
また、本実施形態の画像形成装置200は、図1に示すように、4個の現像装置100a、100b、100c、100dが1個の駆動モータMにより駆動される。このために、駆動モータMとそれぞれの現像装置100a、100b、100c、100dとの間には、駆動の切断と接続を切り換える切換装置としてのクラッチ602a、602b、602c、602dが設けられている。これらクラッチ602a、602b、602c、602dは、それぞれCPU300(図3)の指令により動作して、駆動モータMからの駆動の伝達及び切断を切り換える。なお、各クラッチの構成自体は同じであるため、以下では、特に必要がない限り、各色の画像形成部の構成であることを示す添え字を省略して説明する。
CPU300の指令により、駆動モータMが回転すると共にクラッチ602が接続されて現像スリーブ102が回転すると、図3及び図6に示すように、ギア列を介して各部に回転が伝達される。即ち、ギア150、151により第2撹拌スクリュー111aが、ギア151、152により第1撹拌スクリュー110aが、ギア153、156により第3撹拌スクリュー110bが、それぞれ連動して回転する。また、ギア154、155、157により巻き取り軸601が連動して回動する。即ち、現像装置100は、同一の駆動源である駆動モータMにより、現像スリーブ102、各撹拌スクリュー110a、110b、110c、及び、巻き取り軸601が回転駆動される。
それぞれの回転数は、例えば、現像スリーブ102は250rpm、第2撹拌スクリュー111aは300rpm、第1撹拌スクリュー110aは400rpm、第3撹拌スクリュー110bは300rpmに設定される。また、巻き取り軸601は、例えば20rpmに設定される。このように第1撹拌スクリュー110aの撹拌力は、第2撹拌スクリュー111aの撹拌力に比べて大きく設定される。また、巻き取り軸601は、シート部材51a、51bを剥がす時に必要なトルクが発生できるようにウォームギアを用いて減速する設定となっている。また、巻き取り軸601とギア155との接続は、2つのシート部材51a、51bの内、後述するように先に剥ぎ取りが開始されるシート部材51aに近い位置で行われる。
[シート部材51a、51bの剥ぎ取り開始タイミング]
次に、1個の現像装置100における2個のシート部材51a、51bの剥ぎ取り開始タイミングについて説明する。上述のように初期状態の現像装置100は、撹拌室110内に現像剤が封入されており、現像室111内には現像剤がない。このため、現像装置100の初期立ち上げ時には、上述の巻き取り軸601を回転させてシート部材51a、51bを巻き取ることで、連通口107a、107bからシート部材51a、51bを除去する。そして、撹拌室110と現像室111とを連通させることで、現像剤を現像室111内にも行き渡らせるようにする。即ち、使用時には、撹拌室110と現像室111とで現像剤の循環経路を形成する。
次に、1個の現像装置100における2個のシート部材51a、51bの剥ぎ取り開始タイミングについて説明する。上述のように初期状態の現像装置100は、撹拌室110内に現像剤が封入されており、現像室111内には現像剤がない。このため、現像装置100の初期立ち上げ時には、上述の巻き取り軸601を回転させてシート部材51a、51bを巻き取ることで、連通口107a、107bからシート部材51a、51bを除去する。そして、撹拌室110と現像室111とを連通させることで、現像剤を現像室111内にも行き渡らせるようにする。即ち、使用時には、撹拌室110と現像室111とで現像剤の循環経路を形成する。
上述の図5に示したように、シート部材51a、51bは、接着部52a、52bが接着部52c、52dよりも、それぞれ広い面積で仕切り壁103に接着されている。このため、シート部材51a、51bの剥ぎ取り開始時には、広い面積である接着部52aで剥ぎ取られ、剥ぎ取り終了時には、広い面積である接着部52bで剥ぎ取られる。このため、1個の現像装置100の初期立ち上げ時の1個のシート部材51a(又は51b)の剥ぎ取りにより駆動モータMにかかるトルクは、図7に示すようになる。即ち、剥ぎ取り開始時には、広い面積である接着部52aを剥ぎ取るために負荷が上がり、その次に狭い面積である接着部52c、52dを直線状に剥ぎ取るために、負荷は剥ぎ取り開始時より低くなる。最後の剥ぎ取り終了時には、広い面積である接着部52bを剥ぎ取るために、再び負荷が大きくなる。
このため、2個のシート部材51a、51bの両方で、高負荷となる接着部52a、52bの剥ぎ取りタイミングが重なると駆動モータMにかかる負荷が大きくなってしまう。したがって、本実施形態の場合、2個(複数)のシート部材51a、51bは、互いに折り返し部501の長さが異なるようにしている。そして、2個のシート部材51a、51bの高負荷となる接着部52a、52bが、互いに異なるタイミングで除去される(剥ぎ取られる)ようにしている。
具体的には、第1撹拌スクリュー110aの現像剤搬送方向下流側の連通口107aを封止するシート部材51aの折り返し部501の方が、現像剤搬送方向上流側の連通口107bを封止するシート部材51bの折り返し部501よりも短い。言い換えれば、シート部材51bの封止部500から折り返してから巻き取り軸601までの長さが、シート部材51aの封止部500から折り返してから巻き取り軸601までの長さよりも長くしている。このため、巻き取り軸601を回転させると、折り返し部501の長さが短いシート部材51aの方が先に封止部500の剥ぎ取りが開始される。
このような1個の現像装置100における初期立ち上げ時の工程を、図8に沿って、図4及び図9を参照しつつ説明する。まず、初期状態の現像装置100を装置本体201に装着(セット)する(S1)。次に、CPU300の指示により駆動モータMが回転し現像スリーブ102が回転する(S2)。現像スリーブ102の回転に連動して第1撹拌スクリュー110a、第2撹拌スクリュー111a、第3撹拌スクリュー110b、巻き取り軸601が回転する。
このとき、第1撹拌スクリュー110aが回転し現像剤を搬送するが、図4に示すように、現像剤搬送方向下流の連通口107aを封止するシート部材51aはまだ剥がれていない。このため、第1撹拌スクリュー104bの搬送方向下流側に現像剤が集まってくる。集まってきた現像剤は第3撹拌スクリュー110bが矢印C方向へ搬送される。これにより、現像剤が撹拌室110内を循環し、第1撹拌スクリュー110aに過剰なトルクが発生する事を防止している。
その間にも巻き取り軸601の回転によりシート部材51a、51bの折り返し部501が巻き取られていく。そして、折り返し部501の長さが短いシート部材51aの封止部500が先に剥がれていくことにより、下流側の連通口107aが開封し始める(S3)。このとき、開封した隙間から徐々に撹拌室110から現像室111へ現像剤が搬送される。ここで、まだ隙間が小さい間は第1撹拌スクリュー110aと第3撹拌スクリュー110bにより現像剤が循環している。そして、しばらくすると、図9(a)(b)に示すように、シート部材51aが剥がれた隙間から現像剤が第1撹拌スクリュー110aにより現像室111内に搬送される。現像室111に搬送された現像剤は、第2撹拌スクリュー111aにより搬送される。
次いで、シート部材51aに遅れてシート部材51bの封止部500が剥がされ、上流側の連通口107bも開封し始める(S4)。そして、現像室111内を第2撹拌スクリュー111aにより搬送される現像剤が連通口107bに到達する頃にはシート部材51bも剥がれ始めてしばらく経過している。このため、現像剤はシート部材51bにせき止められることなく第2撹拌スクリュー111aにより撹拌室110へ搬送されて、現像剤が循環を開始する(S5)。
シート部材51aの封止部500の一端部(除去方向下流端部)が剥がれて巻き取り軸601に巻き取り終わると、連通口107aの開封が終了された状態になる(S6)。遅れてシート部材51bが巻き取り軸601に巻き取り終わると連通口107bの開封が終了された状態になる(S7)。この状態で、現像スリーブ102、第2撹拌スクリュー111a及び第1撹拌スクリュー110a、第3撹拌スクリュー110bを所定時間(例えば120秒間)回転させる。これにより、図9(c)(d)に示すように、現像容器101に充填された二成分現像剤を十分撹拌混合し、現像装置100の初期立上げは終了となる(S8)。このとき、巻き取り軸601も連動して回転しているがシート部材51a、51bを空回ししているだけなので現像剤の撹拌には影響を与えない。
本実施形態の場合、このように第1撹拌スクリュー110aの現像剤搬送方向下流側のシート部材51aを先に除去するため、先に下流側の連通口107aが開放される。このため、第1撹拌スクリュー110aに搬送される現像剤が早期に連通口107aから現像室111内に流れ込み、第1撹拌スクリュー110aによる現像剤の搬送負荷が上昇することを抑制でき、駆動モータMの負荷も低減できる。更に、このとき、現像スリーブ102も回転しているため、現像室111内に流れ込んだ現像剤が現像スリーブ102に担持搬送されるため、現像剤の搬送負荷を更に低減できる。
ここで、上述の図8のステップに対応した時間に駆動モータMにかかるトルクを図10に示す。本実施形態では、シート部材51bの折り返し部501の長さがシート部材51aの折り返し部501の長さよりも長くなるようにしている。このため、シート部材51a、51bの剥ぎ取り時に高負荷となる接着部52a、52bを剥がすタイミングが異なる。即ち、それぞれ封止部500の剥ぎ取り開始時と剥ぎ取り終了時に負荷が高くなるが、シート部材51aとシート部材51bとで封止部500の剥ぎ取り開始タイミングと剥ぎ取り終了タイミングとがずれる。この結果、巻き取り軸601にかかる負荷が分散して、駆動モータMに掛かる負荷が軽減される。
具体的には、図10に示すように、まず、駆動モータMの回転開始により現像スリーブ102などが回転を開始するため、S2の位置で若干負荷が大きくなる。その後、S3でシート部材51aの接着部52aが剥がれ始めるため、この位置で負荷が大きくなる(極大値)。次いで、S4でシート部材51bの接着部52aが剥がれ始めるため、この位置でも負荷が大きくなる(極大値)。その後、S6及びS7で、それぞれシート部材51a、51bの接着部52bが異なるタイミングで剥がれ始めるため、それぞれ負荷が大きくなる(極大値)。
このように、現像剤の撹拌搬送にかかる負荷に加えて、シート部材51a、51bを剥がす負荷が掛かるため、初期立ち上げ開始後の所定時間(例えば15秒間)は現像剤搬送のみの負荷T0よりも大きな負荷がかかる。但し、本実施形態では、高負荷となるシート部材51a、51bの封止部500の剥ぎ取り開始時と剥ぎ取り終了時のタイミングをずらしている。言い換えれば、シート部材51a、51bを除去する際の負荷の極大値が互いにずれるようにしている。このため、駆動モータMにかかる負荷の最大値を小さくでき、図10では、負荷T0よりも最大で約2倍の負荷に抑えられている。
[複数の現像装置の初期立ち上げ動作]
次に、複数の現像装置100の初期立ち上げ動作について、図11及び図12を用いて説明する。まず、本発明の比較例について、図11を用いて説明する。
次に、複数の現像装置100の初期立ち上げ動作について、図11及び図12を用いて説明する。まず、本発明の比較例について、図11を用いて説明する。
[比較例]
図11は、比較例における初期立ち上げ時に、複数の現像装置100a、100b、100c、100dのクラッチ602a、602b、602c、602d(図1)をON(接続)にして駆動を開始するタイミングである。これは画像形成時における各クラッチの接続タイミング(即ち、現像駆動開始タイミング)と同一である。なお、図11の駆動ONとは、駆動モータMの回転が開始してクラッチが接続された状態を示し、駆動OFFとは、駆動モータMが回転していてもクラッチが切断されている状態を示す。比較例では、画像形成開始の時間差である800msずれてY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)で順次駆動開始する。このとき、駆動モータMには現像装置4つ分の負荷が順次かかり、全てのシート部材の剥ぎ取りが終了するまでの負荷が大きくなる。ここで、現像剤搬送のみの負荷T0に対してシート部材剥ぎ取り時の負荷が2T0になるとすると、比較例では駆動モータMに現像装置4つの現像剤搬送のみの負荷4T0に加えてシート部材剥ぎ取り時の負荷が8T0かかることになる。このため比較例では、初期立ち上げ時の大きい負荷に耐えるために駆動モータMのコストが高くなる。
図11は、比較例における初期立ち上げ時に、複数の現像装置100a、100b、100c、100dのクラッチ602a、602b、602c、602d(図1)をON(接続)にして駆動を開始するタイミングである。これは画像形成時における各クラッチの接続タイミング(即ち、現像駆動開始タイミング)と同一である。なお、図11の駆動ONとは、駆動モータMの回転が開始してクラッチが接続された状態を示し、駆動OFFとは、駆動モータMが回転していてもクラッチが切断されている状態を示す。比較例では、画像形成開始の時間差である800msずれてY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)で順次駆動開始する。このとき、駆動モータMには現像装置4つ分の負荷が順次かかり、全てのシート部材の剥ぎ取りが終了するまでの負荷が大きくなる。ここで、現像剤搬送のみの負荷T0に対してシート部材剥ぎ取り時の負荷が2T0になるとすると、比較例では駆動モータMに現像装置4つの現像剤搬送のみの負荷4T0に加えてシート部材剥ぎ取り時の負荷が8T0かかることになる。このため比較例では、初期立ち上げ時の大きい負荷に耐えるために駆動モータMのコストが高くなる。
[本実施形態の初期立ち上げ動作]
次に、本実施形態における複数の現像装置100a、100b、100c、100d(以下、各色で同じ構成なので添え字を省略)の初期立ち上げ動作について、図12を用いて説明する。本実施形態の場合、CPU300(図3)は、複数のシート部材51a、51bの接着部52a、52bが、複数の現像装置100で互いに異なるタイミングで除去されるようにクラッチ602a、602b、602c、602dを制御している。具体的には、複数のシート部材51a、51bの除去開始タイミングを複数の現像装置100で異ならせることで、高負荷となる封止部500の接着部52a、52bが異なるタイミングで剥がされるようにしている。なお、クラッチについても各色で同じ構成なので、特に必要がない場合には、以下、添え字を省略して説明する。また、図12の駆動ONとは、駆動モータMの回転している状態でクラッチ602が接続された状態を示し、駆動OFFとは、駆動モータMが回転していてもクラッチ602が切断されている状態を示す。
次に、本実施形態における複数の現像装置100a、100b、100c、100d(以下、各色で同じ構成なので添え字を省略)の初期立ち上げ動作について、図12を用いて説明する。本実施形態の場合、CPU300(図3)は、複数のシート部材51a、51bの接着部52a、52bが、複数の現像装置100で互いに異なるタイミングで除去されるようにクラッチ602a、602b、602c、602dを制御している。具体的には、複数のシート部材51a、51bの除去開始タイミングを複数の現像装置100で異ならせることで、高負荷となる封止部500の接着部52a、52bが異なるタイミングで剥がされるようにしている。なお、クラッチについても各色で同じ構成なので、特に必要がない場合には、以下、添え字を省略して説明する。また、図12の駆動ONとは、駆動モータMの回転している状態でクラッチ602が接続された状態を示し、駆動OFFとは、駆動モータMが回転していてもクラッチ602が切断されている状態を示す。
具体的に説明する。本実施形態の場合、負荷が大きいシート部材51a、51bの巻き取り動作を、複数の現像装置100で同時に行わないようにしている。前述の図10に示したように、1個の現像装置100でシート部材51a、51bの巻き取りにかかる時間は約15秒間(所定時間)である。即ち、シート部材51a、51bの折り返し部51の長さを異ならせた構成で、駆動モータMの駆動を開始してクラッチ602を接続してからシート部材51a、51bの巻き取りが完了するまでの時間を所定時間する。この場合に、本実施形態では所定時間が約15秒間であった。このために本実施形態では、この巻き取り動作の所定時間ずつ(15秒ずつ)ずらして、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の順で順次駆動開始、即ち、クラッチ602をONにしている。このため、各現像装置100で、一つずつ順番にシート部材51a、51bの巻き取り動作を15秒間駆動するため、合計60秒間で全ての現像装置100のシート部材が剥ぎ取られる。また、本実施形態の場合、最後のブラックの現像装置100以外では、シート部材51a、51bの巻き取り動作が完了、即ち、それぞれクラッチ602をON(接続)から15秒間経過して時点で、クラッチ602をOFF(切断)している。
このような本実施形態の場合、他の部分よりも広い面積で仕切り壁103に接着され、除去する際の負荷が大きいシート部材51a、51bの接着部52a、52bが、複数の現像装置100で互いに異なるタイミングで除去される。即ち、図10に示したように、1個の現像装置100で、高負荷となるシート部材51a、51bの封止部500の剥ぎ取り開始時と剥ぎ取り終了時のタイミングをずらしている。これに加えて、複数の現像装置100でシート部材51a、51bを剥ぎ取る期間をずらしている。このため、連通口107a、107bからシート部材51a、51bを除去する際の負荷を低減することができる。
前述の図10に示したように、1個の現像装置100で、シート部材51a、51bの剥ぎ取りの負荷を含めた駆動モータMにかかる最大負荷が2T0である。また、各現像装置100でシート部材51a、51bを剥ぎ取る期間をずらしている。このため、本実施形態では、全ての現像装置100のシート部材51a、51bを1個の駆動モータMの駆動により除去したとしても、駆動モータMにかかる最大負荷が2T0となる。即ち、各現像装置100のシート部材51a、51bの剥ぎ取り動作を行ってい間は、駆動モータMにかかる最大負荷は一つの現像装置100のシート部材51a、51bの剥ぎ取りにかかる2T0である。
一方、全ての現像装置100のシート部材51a、51bの剥ぎ取りが終了し駆動モータMへの負荷が安定かつ小さくなった状態で、Kのクラッチ602を接続のまま、Y、M、Cのクラッチ602を再度接続する。このとき、全ての現像装置100の現像スリーブ102、第2撹拌スクリュー111a及び第1撹拌スクリュー110a、第3撹拌スクリュー110bを120秒間回転させる。これにより、各現像装置100の現像容器101内で二成分現像剤を十分撹拌混合し、各現像装置100の初期立上げ動作は終了となる。この間、駆動モータMにかかる最大負荷は4つの現像装置100の現像剤の搬送にかかる4T0となる。このように本実施形態の場合、比較例に対して、駆動モータMにかかる最大負荷を8T0から4T0に低減できる。この結果、駆動モータMとしてより安価なものを使用できる。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態について、図13及び図14を用いて説明する。上述の第1の実施形態では、複数の現像装置100の初期立ち上げ時に、各現像装置100のシート部材51a、51bを剥ぎ取る期間(15秒)、クラッチ602の接続タイミングをずらした。しかし、剥ぎ取り動作にかかる15秒が4個分の60秒になり初期立ち上げ動作が、1個の場合の立ち上げ動作に対して45秒長くなってしまう。これに対して本実施形態では、このような初期立ち上げ動作を第1の実施形態よりも短くするように、クラッチ602の接続タイミングを工夫している。その他の構成及び作用は、上述の第1の実施形態と同様であるため、重複する図示及び説明を省略又は簡略にし、以下、本実施形態の特徴部分を中心に説明する。
本発明の第2の実施形態について、図13及び図14を用いて説明する。上述の第1の実施形態では、複数の現像装置100の初期立ち上げ時に、各現像装置100のシート部材51a、51bを剥ぎ取る期間(15秒)、クラッチ602の接続タイミングをずらした。しかし、剥ぎ取り動作にかかる15秒が4個分の60秒になり初期立ち上げ動作が、1個の場合の立ち上げ動作に対して45秒長くなってしまう。これに対して本実施形態では、このような初期立ち上げ動作を第1の実施形態よりも短くするように、クラッチ602の接続タイミングを工夫している。その他の構成及び作用は、上述の第1の実施形態と同様であるため、重複する図示及び説明を省略又は簡略にし、以下、本実施形態の特徴部分を中心に説明する。
前述の図10に示したように、初期立ち上げ時にシート部材51a、51bの剥ぎ取りの開始時と終了時の負荷が、特に大きくなる。この時間は、それぞれ駆動開始から3秒(S3)、6秒(S4)、11秒(S6)、14秒(S7)となる。したがって、本実施形態では、図13に示すように、シート部材51a、51bの剥ぎ取り時の負荷が特に大きくなるタイミングが複数の現像装置で同時にならないように、現像装置100aの駆動開始タイミングを2秒ずつ遅らせている。即ち、Y、M、C、Kの順で、クラッチ602のONタイミングを2秒ずつずらしている。
このようにクラッチ602のONタイミングをずらした場合の、初期立ち上げ動作を開始してから、各現像装置100でのシート部材51a、51bのそれぞれの剥ぎ取り開始時間及び終了時間を、図14に示す。図14から明らかなように、高負荷となるシート部材51a、51bの剥ぎ取り開始時間及び終了時間が各現像装置100でずれている。したがって、本実施形態の場合も、駆動モータMの負荷を低減できる。しかも、本実施形態の場合、図13に示すように、全ての現像装置100のシート部材51a、51bの巻き取り動作にかかる時間は21秒であり、1個の場合に比べて6秒しか増加していない。したがって、このようなシート部材51a、51bの剥ぎ取りを行う初期立ち上げ動作の時間を大幅に短くできる。なお、各現像装置100の駆動開始タイミングをずらす時間は現像装置100の構成に依存し、この値によらない。
<他の実施形態>
なお、上述の各実施形態では、略矩形状の連通口の周囲にシート部材を接着させ、剥ぎ取りの開始と終了のタイミングで負荷が大きくなる構成について説明した。但し、シート部材の剥ぎ取りの負荷は、接着面積だけでなく、接着剤の量にも影響される。即ち、接着剤の量が少ない場合は負荷が軽減され、接着剤が多い場合は負荷が大きくなる。また、連通口の形状によっては、シート部材を接着する位置や接着部の形状も様々となり、必ずしも剥ぎ取りの開始と終了のタイミングで負荷が大きくなると限らない。したがって、このような接着剤の量や接着する位置、接着部の形状などに応じて、高負荷となるタイミング(極大値)がずれるように、シート部材の剥ぎ取りのタイミングをずらしたり、折り返し部501の長さを異ならせたりする。
なお、上述の各実施形態では、略矩形状の連通口の周囲にシート部材を接着させ、剥ぎ取りの開始と終了のタイミングで負荷が大きくなる構成について説明した。但し、シート部材の剥ぎ取りの負荷は、接着面積だけでなく、接着剤の量にも影響される。即ち、接着剤の量が少ない場合は負荷が軽減され、接着剤が多い場合は負荷が大きくなる。また、連通口の形状によっては、シート部材を接着する位置や接着部の形状も様々となり、必ずしも剥ぎ取りの開始と終了のタイミングで負荷が大きくなると限らない。したがって、このような接着剤の量や接着する位置、接着部の形状などに応じて、高負荷となるタイミング(極大値)がずれるように、シート部材の剥ぎ取りのタイミングをずらしたり、折り返し部501の長さを異ならせたりする。
また、上述の説明では、クラッチ602の接続タイミングを各現像装置100でずらしているが、折り返し部501の長さを異ならせるのみで、高負荷となるタイミングをずらすようにしても良い。即ち、全ての現像装置100のシート部材51a、51bの折り返し部501の長さを異ならせることで、同時に巻き取りを開始しても、剥ぎ取りが開始されるタイミングをずらすようにする。これにより、クラッチ602を省略できる。
また、全ての現像装置100のシート部材51a、51bの剥ぎ取り時に高負荷となるタイミングを全てずらす必要はなく、何れかが重なっても良い。この場合でも、全ての現像装置100で高負荷となるタイミングが重なる場合に比べて負荷を小さくできる。例えば、複数のシート部材51a、51bの少なくとも何れかを、他のシート部材51a、51bと折り返し部510の長さを異ならせて、少なくとも何れかのシート部材の剥ぎ取り時の高負荷となるタイミングをずらすようにする。
また、上述の説明では、駆動モータMにより全ての現像装置100を駆動した。但し、本発明は、複数の現像装置を1個の駆動モータで駆動する構成であれば適用可能である。例えば、Y、M、Cの現像装置を1個のモータで、Kの現像装置を別のモータで駆動する場合、Y、M、Cの現像装置を駆動する構成に本発明を適用できる。また、また、本発明は、全ての現像装置の初期立ち上げを行う場合に限らず、交換等で複数の現像装置の初期立ち上げを同時に行う場合にも適用可能である。
また、上述の説明では、連通口を封止する封止部材としてシート状のシート部材を連通口の周囲に接着した。但し、封止部材としてはこのような構成に限らず、例えば、ゴムなどの弾性部材をその弾性力により連通口に密着させるような構成であっても良い。この場合に、この弾性部材を連通口から除去する際にあるタイミングで高負荷となるのであれば、そのタイミングをずらすようにする。
更に、封止部材を除去する除去装置は、上述のような巻き取り装置以外に、例えば、シート部材や弾性部材をスライドさせたり引っ張ったりして連通口から除去するような装置など他の構成であっても良い。
51a、51b・・・シート部材(封止部材)/100(100a、100b、100c、100d)・・・現像装置/102(102a、102b、102c、102d)・・・現像スリーブ(現像剤担持体)/103・・・仕切り壁(隔壁)/107a、107b・・・連通口/110・・・撹拌室(第一室)/110a・・・第1撹拌スクリュー(搬送部材)/110b・・・第3撹拌スクリュー/111・・・現像室(第二室)/111a・・・第2撹拌スクリュー/200・・・画像形成装置/201・・・装置本体/300・・・CPU(制御手段)/500・・・封止部/501・・・折り返し部/600・・・巻き取り装置(除去装置)/601・・・巻き取り軸(巻き取り部)/602(602a、602b、602c、602d)・・・クラッチ(切換装置)/700(700a、700b、700c、700d)・・・タグ/701(701a、701b、701c、701d)・・・センサ(検知手段)/M・・・駆動モータ(駆動源)
Claims (10)
- 初期状態で現像剤が収容される第一室と、使用時に前記第一室と現像剤の循環経路を形成する第二室と、前記第一室と前記第二室とを仕切ると共に前記第一室と前記第二室とを連通させる連通口が形成された隔壁と、初期状態で前記隔壁の前記連通口の周囲に接着されて前記連通口を封止する封止部材と、をそれぞれ有する複数の現像装置と、
前記複数の現像装置に対してそれぞれ設けられ、前記封止部材を前記連通口から除去する複数の除去装置と、
前記複数の除去装置を駆動する駆動源と、
前記駆動源と前記複数の除去装置のそれぞれとの駆動の切断と接続を切り換える複数の切換装置と、
前記複数の切換装置を制御する制御手段と、を備え、
前記封止部材は、前記除去装置による除去方向に関して一部が他の部分よりも広い面積で前記隔壁に接着されており、
前記制御手段は、複数の前記封止部材の前記一部が、前記複数の現像装置で互いに異なるタイミングで除去されるように前記切換装置を制御する、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御手段は、複数の前記封止部材の除去開始タイミングを前記複数の現像装置で異ならせる、
ことを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記封止部材は、シート部材であり、前記シート部材の一端部から中間部の間で前記隔壁に接着されて前記連通口を覆う封止部と、前記封止部の他端部から折り返された折り返し部と、を有し、
前記除去装置は、前記シート部材を前記折り返し部の前記封止部と反対側の端部から巻き取る巻き取り部を有し、
複数の前記シート部材の少なくとも何れかは、他の前記シート部材と前記折り返し部の長さが異なる、
ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の画像形成装置。 - 前記現像装置は、前記駆動源により駆動されて前記第一室内で現像剤を搬送する搬送部材を有し、
前記隔壁は、前記搬送部材の現像剤搬送方向上流側と下流側とにそれぞれ前記連通口が形成され、
前記巻き取り部は、1個の現像装置に対して1個配置され、前記1個の巻き取り部が、前記隔壁に形成された2個の前記連通口をそれぞれ封止する2個の前記シート部材を巻き取り、
前記2個のシート部材のうち、前記第一室の前記搬送部材の現像剤搬送方向下流側の前記連通口を封止するシート部材の前記折り返し部の方が、前記現像剤搬送方向上流側の前記連通口を封止するシート部材の前記折り返し部よりも短い、
ことを特徴とする、請求項3に記載の画像形成装置。 - 前記現像装置は、前記駆動源により駆動されて、前記第二室内の現像剤を担持して搬送する現像剤担持体を有する、
ことを特徴とする、請求項1ないし4のうちの何れか1項に記載の画像形成装置。 - 前記連通口は、前記除去方向と略平行な辺を有する略矩形状に開口され、
前記封止部材は、前記連通口の周囲全体で前記隔壁に接着され、
前記封止部材の前記一部は、前記連通口の周囲のうち、前記除去方向両端部の2個所である、
ことを特徴とする、請求項1ないし5のうちの何れか1項に記載の画像形成装置。 - 前記現像装置の前記連通口が前記封止部材に封止されていることを検知する検知手段を有し、
前記制御手段は、前記検知手段により前記連通口が前記封止部材により封止されていることを検知した場合に、前記封止部材の除去動作を自動的に行う、
ことを特徴とする、請求項1ないし6のうちの何れか1項に記載の画像形成装置。 - 初期状態で現像剤が収容される第一室と、使用時に前記第一室と現像剤の循環経路を形成する第二室と、前記第一室と前記第二室とを仕切ると共に前記第一室と前記第二室とを連通させる連通口が形成された隔壁と、初期状態で前記隔壁の前記連通口の周囲に接着されて前記連通口を封止するシート部材と、をそれぞれ有する複数の現像装置と、
前記複数の現像装置に対してそれぞれ設けられ、前記シート部材を巻き取ることで前記シート部材を前記連通口から除去する複数の巻き取り装置と、
前記複数の巻き取り装置を駆動する駆動源と、を備え、
前記シート部材は、前記シート部材の一端部から中間部の間で前記隔壁に接着されて前記連通口を覆う封止部と、前記封止部の他端部から折り返され、前記封止部と反対側の端部から前記巻き取り装置に巻き取られる折り返し部とを、有し、
複数の前記シート部材の少なくとも何れかは、他の前記シート部材と前記折り返し部の長さが異なる、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 初期状態で現像剤が収容される第一室と、使用時に前記第一室と現像剤の循環経路を形成する第二室と、前記第一室と前記第二室とを仕切ると共に前記第一室と前記第二室とを連通させる連通口が形成された隔壁と、初期状態で前記連通口を封止する封止部材と、をそれぞれ有する複数の現像装置と、
前記複数の現像装置に対してそれぞれ設けられ、前記封止部材を前記連通口から除去する複数の除去装置と、
前記複数の除去装置を駆動する駆動源と、を備え、
複数の前記封止部材を除去する際の負荷の極大値が互いにずれるように、複数の封止部材を除去する、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 初期状態で現像剤が収容される第一室と、使用時に前記第一室と現像剤の循環経路を形成する第二室と、前記第一室と前記第二室とを仕切ると共に前記第一室と前記第二室とを連通させる複数の連通口が形成された隔壁と、初期状態で前記隔壁の前記連通口の周囲に接着されて前記複数の連通口をそれぞれ封止するシート部材と、を有する現像装置と、
前記シート部材を巻き取ることで前記シート部材をそれぞれの前記連通口から除去する1個の巻き取り装置と、
前記巻き取り装置を駆動する駆動源と、を備え、
前記シート部材は、前記シート部材の一端部から中間部の間で前記隔壁に接着されて前記連通口を覆う封止部と、前記封止部の他端部から折り返され、前記封止部と反対側の端部から前記巻き取り装置に巻き取られる折り返し部とを、有し、
複数の前記シート部材は、互いに前記折り返し部の長さが異なる、
ことを特徴とする画像形成装置。
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