JP2015161139A - トンネル掘削機 - Google Patents

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Abstract

【課題】チャンバと掘削機本体内とを連通する流路を有するロータリジョイントのメンテナンス等を容易に行うことができるようにする。
【解決手段】円筒形状のスキンプレート10と、前記スキンプレート10の前方部に設けられるカッタヘッド11と、前記カッタヘッド11の後方に位置して前記スキンプレート10に設けられるバルクヘッド15とを備えたトンネル掘削機1において、前記スキンプレート10の内周側における前記バルクヘッド15よりも前方のチャンバ10aと、前記バルクヘッド15よりも後方の本体内空間10bとを連通する連通流路51と、前記連通流路51と交差する挿通孔60と、前記挿通孔60内を移動可能に設けられて先端部71aが前記連通流路51と交差する位置まで到達可能な棒状のピストン部材71と、前記ピストン部材71の前記先端部71aに取り付けられる弾性部材72とを有する連通流路封止手段70とを備えて成る。
【選択図】図1

Description

本発明は、トンネル掘削機に関する。
トンネル掘削機は、円筒形状を成す掘削機本体(スキンプレート)の前方部に円盤形状を成すカッタヘッドがカッタ駆動装置により駆動回転可能に支持されると共に、掘削機本体の後方部に当該掘削機本体を前進させる複数の推進ジャッキと既設トンネルの内壁面(地山の周壁)にセグメントを組み付けるエレクタ装置とが装着されて成る。推進ジャッキを伸長させて既設のセグメントに押し当てることにより、セグメントからの反力を得て掘削機本体を前進させることができると共に、カッタ駆動装置を駆動させてカッタヘッドを回転させることにより、前方の地盤を掘削することができる。
また、カッタヘッドの後方にはバルクヘッドが備えられ、カッタヘッドとバルクヘッドとの間にチャンバが形成される。カッタヘッドによって掘削した土砂は、チャンバ内に前端部が開口して設けられるスクリューコンベアによって後方へ搬送され、スクリューコンベアの後端部からベルトコンベア等によって排出される。
例えば、トンネル掘削機の一つである泥土圧式シールド掘削機においては、チャンバ内に加泥剤を注入することによって、チャンバ内の圧力を保つと共に、掘削した土砂を排出するようにしている。このようなチャンバ内への加泥剤の注入等は、ロータリジョイント(回転式管継手)を介装して行っている(例えば、特許文献1)。
特開2003−314190号公報
しかし、ロータリジョイントにおける加泥剤を供給するための加泥剤供給流路はチャンバと連通しているため、ロータリジョイントを解体するとチャンバ内の土砂や地山の水等が当該加泥剤供給流路を逆流して掘削機本体内に浸入する虞があり、ロータリジョイントのメンテナンス等を行うことができなかった。なお、ロータリジョイントが故障した場合には、例えば、地山に薬液注入するなどの地盤改良を施した後にロータリジョイントを解体するなどの手間の掛かる作業を要していた。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、トンネル掘削機において、チャンバと掘削機本体内とを連通する流路を有するロータリジョイントのメンテナンス等を容易に行うことができるようにすることを目的とする。
上記課題を解決する第一の発明に係るトンネル掘削機は、円筒形状のスキンプレートと、前記スキンプレートの前方部に設けられるカッタヘッドと、前記カッタヘッドの後方に位置して前記スキンプレートに設けられるバルクヘッドとを備えたトンネル掘削機において、前記スキンプレートの内周側における前記バルクヘッドよりも前方のチャンバと、前記バルクヘッドよりも後方の本体内空間とを連通する連通流路と、前記連通流路と交差する挿通孔と、前記挿通孔内を移動可能に設けられて先端部が前記連通流路と交差する位置まで到達可能な棒状のピストン部材と、前記ピストン部材の前記先端部に取り付けられる弾性部材とを有する連通流路封止手段とを備えたことを特徴とする。
上記課題を解決する第二の発明に係るトンネル掘削機は、第一の発明に係るトンネル掘削機において、前記カッタヘッドと同軸心状に設けられて前記スキンプレートに支持される固定部と、前記固定部に回転可能に支持されて前記カッタヘッドと共に駆動回転可能な回転部とから成るロータリジョイントを備え、前記連通流路の一部が、前記回転部に形成されるものであることを特徴とする。
上記課題を解決する第三の発明に係るトンネル掘削機は、第二の発明に係るトンネル掘削機において、前記ロータリジョイントの前記回転部と着脱可能に連結され、前記カッタヘッドと共に駆動回転可能な回転体を備え、前記挿通孔が、前記回転体に形成されるものであることを特徴とする。
上記課題を解決する第四の発明に係るトンネル掘削機は、第一から第三のいずれか一つの発明に係るトンネル掘削機において、前記弾性部材に中空部を形成したことを特徴とする。
上記課題を解決する第五の発明に係るトンネル掘削機は、第四の発明に係るトンネル掘削機において、前記中空部に流体を供給する流体供給手段を備えたことを特徴とする。
上記課題を解決する第六の発明に係るトンネル掘削機は、第一から第五のいずれか一つの発明に係るトンネル掘削機において、前記挿通孔に弁手段を備え、前記弁手段が、弁閉時には当該挿通孔を遮断し、弁開時には前記ピストン部材を挿通可能とすることを特徴とする。
第一の発明に係るトンネル掘削機によれば、円筒形状のスキンプレートと、前記スキンプレートの前方部に設けられるカッタヘッドと、前記カッタヘッドの後方に位置して前記スキンプレートに設けられるバルクヘッドとを備えたトンネル掘削機において、前記スキンプレートの内周側における前記バルクヘッドよりも前方のチャンバと、前記バルクヘッドよりも後方の本体内空間とを連通する連通流路と、前記連通流路と交差する挿通孔と、前記挿通孔内を移動可能に設けられて先端部が前記連通流路と交差する位置まで到達可能な棒状のピストン部材と、前記ピストン部材の前記先端部に取り付けられる弾性部材とを有する連通流路封止手段とを備えたことにより、チャンバと本体内空間とを連通する連通流路を封止することができるので、チャンバ内の土砂や地山の水等の本体内空間への浸入を防ぐことができる。よって、チャンバと本体内空間とを連通する流路を有する部材等のメンテナンスを行うことができる。
第二の発明に係るトンネル掘削機によれば、第一の発明に係るトンネル掘削機において、前記カッタヘッドと同軸心状に設けられて前記スキンプレートに支持される固定部と、前記固定部に回転可能に支持されて前記カッタヘッドと共に駆動回転可能な回転部とから成るロータリジョイントを備え、前記連通流路の一部が、前記回転部に形成されるものであることにより、ロータリジョイントをチャンバと連通しない状態にすることができるので、ロータリジョイントのメンテナンス等を行うことができる。
第三の発明に係るトンネル掘削機によれば、第二の発明に係るトンネル掘削機において、前記ロータリジョイントの前記回転部と着脱可能に連結され、前記カッタヘッドと共に駆動回転可能な回転体を備え、前記挿通孔が、前記回転体に形成されるものであることにより、ロータリジョイントの回転部と着脱可能な回転体において連通流路を封止することができるので、ロータリジョイントを取り外してメンテナンス等を行うことができる。
第四の発明に係るトンネル掘削機によれば、第一から第三のいずれか一つの発明に係るトンネル掘削機において、前記弾性部材に中空部を形成したことにより、弾性部材の変形量を大きくすることができるので、連通流路をより確実に封止することができる。
第五の発明に係るトンネル掘削機によれば、第四の発明に係るトンネル掘削機において、前記中空部に流体を供給する流体供給手段を備えたことにより、弾性部材を膨張させることができるので、連通流路をより確実に封止することができる。
第六の発明に係るトンネル掘削機によれば、第一から第五のいずれか一つの発明に係るトンネル掘削機において、前記挿通孔に弁手段を備え、前記弁手段が、弁閉時には当該挿通孔を遮断し、弁開時には前記ピストン部材を挿通可能とすることにより、弁閉時には弁手段によって挿通孔が遮断されているので、連通流路封止手段における弾性部材の劣化を抑えることができる。
実施例1に係るトンネル掘削機における流路封止手段を示す説明図である。 実施例1に係るトンネル掘削機を示す説明図である。 実施例1に係るトンネル掘削機におけるロータリジョイント近傍を示す部分縦断面図である。 実施例1に係るトンネル掘削機における流路封止手段近傍を示す横断面図である。 実施例1に係るトンネル掘削機における流路封止手段の変更例を示す説明である。
以下に、本発明に係るトンネル掘削機の実施例について、添付図面を参照して詳細に説明する。もちろん、本発明は以下の実施例に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各種変更が可能であることは言うまでもない。
本発明の実施例1に係るトンネル掘削機の構造について、図1から図5を参照して説明する。
図2に示すように、トンネル掘削機1は、掘削機本体としての円筒形状を成すスキンプレート(掘削機本体)10と、スキンプレート10の前方部(図2における左方側)に回転自在に装着される円盤形状のカッタヘッド11と、スキンプレート10の後方部(図2における右方側)に設けられる推進ジャッキ(推進手段)12およびエレクタ装置13とから構成されている。
カッタヘッド11は、図示しないリングギヤ等のギヤ機構を介して、その後方に設けられるカッタ駆動モータ14と連結され、カッタ駆動モータ14を駆動することにより、ギヤ機構を介してカッタヘッド11を回転させることができる。
また、スキンプレート10には、カッタヘッド11の後方に位置してバルクヘッド15が取り付けられ、カッタヘッド11とバルクヘッド15との間にチャンバ10aが形成されている。つまり、バルクヘッド15によってチャンバ10aと掘削機本体内の空間(本体内空間)10bとが隔てられている。なお、カッタヘッド11、カッタ駆動モータ14および図示しないギヤ機構は、バルクヘッド15を介してスキンプレート10に支持されている。
カッタヘッド11を駆動回転させて前方の地山を掘削した土砂は、チャンバ10a内に前端部が開口して設けられるスクリューコンベア16によって後方へ搬送され、スクリューコンベア16の後端部から図示しないベルトコンベア等によって排出される。
図3に示すように、カッタヘッド11には、その回転中心部から後方側(図3における右方側)へ延出する回転軸部(回転体)20が設けられている。バルクヘッド15には、回転軸部20の外径と略同径の内径を有する貫通穴15aが形成され、回転軸部20は、バルクヘッド15を貫通して設けられている。なお、バルクヘッド15と回転軸部20との間にはシール部材30が設けられ、チャンバ10aと本体内空間10bとは隔離された状態である。
回転軸部20の後端(図3における右方端)には、第一の接続ブロック(回転体)21を介して後述する流路封止機構を備えた中間軸部(回転体)22が連結され、中間軸部22の後端には、第二の接続ブロック(回転体)23を介してロータリジョイント(回転式管継手)40が連結されている。
ロータリジョイント40は、略円筒形状のアウトサイドボディ(固定部)41と、当該アウトサイドボディ41の内周側に係合して回転自在の略円柱形状のインサイドボディ(回転部)42とを備えている。
アウトサイドボディ41は、図示しないブラケットを介してバルクヘッド15(固定側)に支持され、軸方向および周方向の動き(移動)が制限されている。つまり、アウトサイドボディ41は、インサイドボディ42の回転を許容しつつ掘削機本体側(固定側)に支持されている。
一方、インサイドボディ42は、回転軸部20、第一の接続ブロック21、中間軸部22、第二の接続ブロック23を介してカッタヘッド11に連結されている。つまり、回転軸部20、第一の接続ブロック21、中間軸部22、第二の接続ブロック23、インサイドボディ42は、それぞれボルト(機械的締結手段)によってカッタヘッド11と同軸心状に連結され、カッタヘッド11と共に駆動回転される。
アウトサイドボディ41には、加泥剤をロータリジョイント40内に取り入れるための開口部41aが形成され、当該開口部41aには加泥剤を供給するための図示しない加泥剤供給装置と連通する加泥剤供給管50が連結されている。また、アウトサイドボディ41には、開口部41aに対応する位置(軸方向の位置を同じくする位置)の全周に亘って、内周面に開口する凹状の溝41bが形成されている。
インサイドボディ42には、軸方向前端面(図3における左方側端面)およびアウトサイドボディ41に形成された溝41bに対応する外周面に開口する連通孔(連通流路)42aが形成されている。この連通孔42aは、図示しない加泥剤供給装置から供給される加泥剤をチャンバ10a内へ送るための加泥剤供給流路(連通流路)51の一部である。
また、第二の接続ブロック23、中間軸部22、第一の接続ブロック21および回転軸部20には、インサイドボディ42における連通孔42aと互いに連通する連通孔(連通流路)23a,22a,21a,20aが設けられている。つまり、インサイドボディ42、第二の接続ブロック23、中間軸部22、第一の接続ブロック21および回転軸部20に設けた連通孔42a,23a,22a,21a,20aによって、加泥剤供給流路51が形成されている。
よって、図示しない加泥剤供給装置から供給される加泥剤は、加泥剤供給管50から、ロータリジョイント40におけるアウトサイドボディ41に供給され、更に、ロータリジョイント40におけるインサイドボディ42、第二の接続ブロック23、中間軸部22、第一の接続ブロック21、回転軸部20を介して、カッタヘッド11の前方(チャンバ10a)に供給されるようになっている。
なお、図3においては、図を明瞭にするために、ロータリジョイント40等におけるチャンバ10a内への加泥剤の供給やコピーカッタ等への作動油の供給などを行うための多数の流路の図示を省略し、一本の加泥剤供給流路(連通流路)51のみを示している。
図1に示すように、中間軸部22には、加泥剤供給流路51の流路封止手段として、加泥剤供給流路51と交差する挿通孔60を備えると共に、挿通孔60内を移動可能に設けられて先端部71aが加泥剤供給流路51と交差する位置まで到達可能な棒状の挿通棒(ピストン部材)71と、挿通棒71の先端部71aに取り付けられる弾性部材72とを有する流路封止装置(連通流路封止手段)70を備えている。
つまり、流路封止装置70は、挿通孔60に挿通棒71を挿入し、その先端部71aに設けられた弾性部材72によって加泥剤供給流路51を封止するものである。これにより、チャンバ10aにおける加泥剤等が、加泥剤供給流路51を逆流し、ロータリジョイント40および挿通孔60を介して、本体内空間10bへ浸入することを防ぐことができる。なお、本実施例においては、加泥剤供給流路51を確実に封止することができるように、挿通孔60を加泥剤供給流路51と略同径に形成すると共に、弾性部材72を、挿通孔60と交差する加泥剤供給流路51(連通孔22a)に対応した形状に形成している。つまり、弾性部材72は、挿通孔60の内面に対応する形状、すなわち、挿通孔60の内径と略同径の外径で挿通孔60の軸方向に沿う形状の円柱部と、加泥剤供給流路51の内面に対応する形状、すなわち、円柱部の先端に形成される加泥剤供給流路51の内径と略同径の外径の半球部とから成る。
また、本発明における弾性部材は、本実施例の図1に示すように、中実の弾性部材72に限定されるものではない。例えば、図5に示すように、弾性部材172に中空部172aを設けると共に、挿通棒171に流路171bを設けることにより、流体供給手段178によって挿通棒171の流路171bを介して空気等の流体を弾性部材172の中空部172aに送り込むことができる。これによれば、弾性部材172が中空部172aに送り込まれる流体によって膨張し、加泥剤供給流路51をより確実に封止することができる。
更に、流路封止装置70は、図示しないブラケットを介してバルクヘッド15に支持される支持プレート73と、支持プレート73に固定されてねじ切り加工が施されたガイド棒74と、ガイド棒74と係合してガイド棒74に沿って移動可能な移動プレート75と、ガイド棒74と螺合して図示しない駆動回転手段によって回転されることでガイド棒74に沿って移動するナット76とを備えている。
また、支持プレート73には挿通棒71を挿通可能な挿通孔73aが設けられ、移動プレート75には挿通棒71の一端が連結され、移動プレート75の上下に隣接するようにナット76が配置されている。このような構成により、図示しない駆動回転手段によってナット76を回転させると、ナット76と共に移動プレート75および移動プレート75に連結された挿通棒71をガイド棒74に沿って移動させることができる。もちろん、油圧ジャッキやモータ等の駆動手段を利用して、挿通棒71を挿通孔60内で移動させるようにしても良い。
また、図1に示すように、中間軸部22の挿入孔(挿通孔)60には、ボールバルブ(弁手段)77を備えている。ボールバルブ77は、弁閉時には挿通孔60を遮断して加泥剤供給流路51から加泥剤等が流出するのを防止し、弁開時には挿通棒71を挿通可能とするものである。よって、ボールバルブ77の弁開口部77aは、挿入孔60と同軸心状であり、挿通棒71を挿通することができる程度の内径を有している。
もちろん、本発明における弁手段は、本実施例におけるボールバルブ77に限定されず、弁閉時には挿通孔(挿入孔60)を遮断し、弁開時にはピストン部材(挿通棒71)を挿通可能とするものであれば良く、本発明における弁手段として、コック弁など種々のバルブを採用することができる。
本実施例においては、挿入孔60を加泥剤供給流路51と直交して設けているが、本発明における挿通孔はこれに限定されず、本発明における挿通孔としては、角度によらず連通流路と交差してピストン部材(挿通棒71)を挿入することができるものであれば良い。
多数の流路に対して、それぞれ流路封止装置70を設ける場合には、図4に示すように、多数の流路封止装置70を中間軸部22の周方向に間隔を空けて放射状に配設することにより、設置スペースを確保することができる。また、流路封止装置70を周方向にずらして配設するだけでなく、中間軸部22の軸方向に間隔を空けて配設することにより設置スペースを確保するようにしても良く、中間軸部22の軸方向に対する流路封止装置70の設置角度が異なるように配設することにより設置スペースを確保するようにしても良い。
本発明の実施例1に係るトンネル掘削機1におけるロータリジョイント40のメンテナンス等の動作について、図1を参照して説明する。
まず、図示しない加泥剤供給手段によるチャンバ10aへの加泥剤の供給を停止する。そして、ボールバルブ77を開弁すると共に、図示しない駆動回転手段によってナット76を回転させ、ナット76と共に移動プレート75および移動プレート75に連結された挿通棒71をガイド棒74に沿って移動させる。
挿通棒71の先端部71aに設けた弾性部材72は、挿入孔60と加泥剤供給流路51(連通孔22a)とが交差する位置に達する、すなわち、加泥剤供給流路51(連通孔22a)に突き当たり、僅かに弾性変形することによって、加泥剤供給流路51は確実に封止される。つまり、チャンバ10aにおける加泥剤等が、加泥剤供給流路51を逆流し、ロータリジョイント40および挿通孔60を介して、本体内空間10bへ浸入することはない。
よって、ロータリジョイント40のアウトサイドボディ41をインサイドボディ42から取り外して、ロータリジョイント40のメンテナンス等を行うことができる。
また、本実施例においては、ロータリジョイント40のインサイドボディ42とは別の中間軸部22に挿入孔60および流路封止装置70を備えているので、ロータリジョイント40のインサイドボディ42を第二の接続ブロック23から取り外して、ロータリジョイント40のメンテナンス等を行うことができる。
このようにして、本実施例に係るトンネル掘削機1によれば、チャンバ10aと本体内空間10bとを連通する加泥剤供給流路51を有するロータリジョイント40のメンテナンス等を、地山に薬液注入するなどの地盤改良を施すことなく、容易に行うことができる。
1 トンネル掘削機
10 スキンプレート(掘削機本体)
10a チャンバ
10b 掘削機本体内の空間(本体内空間)
11 カッタヘッド
12 推進ジャッキ
13 エレクタ装置
14 カッタ駆動モータ
15 バルクヘッド
15a 貫通穴
16 スクリューコンベア
20 回転軸部(回転体)
20a 連通孔(連通流路)
21 第一の接続ブロック(回転体)
21a 連通孔(連通流路)
22 中間軸部(回転体)
22a 連通孔(連通流路)
23 第二の接続ブロック(回転体)
23a 連通孔(連通流路)
30 シール部材
40 ロータリジョイント(回転式管継手)
41 アウトサイドボディ(固定部)
42 インサイドボディ(回転部)
42a 連通孔(連通流路)
50 加泥剤供給管
51 加泥剤供給流路(連通流路)
60 挿入孔(挿通孔)
70 流路封止装置(連通流路封止手段)
71 挿通棒(ピストン部材)
71a 先端部
72 弾性部材
73 支持プレート
73a 挿通孔
74 ガイド棒
75 移動プレート
76 ナット
77 ボールバルブ(弁手段)
77a 弁開口部
100 トンネル
S セグメント

Claims (6)

  1. 円筒形状のスキンプレートと、前記スキンプレートの前方部に設けられるカッタヘッドと、前記カッタヘッドの後方に位置して前記スキンプレートに設けられるバルクヘッドとを備えたトンネル掘削機において、
    前記スキンプレートの内周側における前記バルクヘッドよりも前方のチャンバと、前記バルクヘッドよりも後方の本体内空間とを連通する連通流路と、
    前記連通流路と交差する挿通孔と、前記挿通孔内を移動可能に設けられて先端部が前記連通流路と交差する位置まで到達可能な棒状のピストン部材と、前記ピストン部材の前記先端部に取り付けられる弾性部材とを有する連通流路封止手段と
    を備えたことを特徴とするトンネル掘削機。
  2. 前記カッタヘッドと同軸心状に設けられて前記スキンプレートに支持される固定部と、前記固定部に回転可能に支持されて前記カッタヘッドと共に駆動回転可能な回転部とから成るロータリジョイントを備え、
    前記連通流路の一部が、前記回転部に形成されるものである
    ことを特徴とする請求項1に記載のトンネル掘削機。
  3. 前記ロータリジョイントの前記回転部と着脱可能に連結され、前記カッタヘッドと共に駆動回転可能な回転体を備え、
    前記挿通孔が、前記回転体に形成されるものである
    ことを特徴とする請求項2に記載のトンネル掘削機。
  4. 前記弾性部材に中空部を形成した
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のトンネル掘削機。
  5. 前記中空部に流体を供給する流体供給手段を備えた
    ことを特徴とする請求項4に記載のトンネル掘削機。
  6. 前記挿通孔に弁手段を備え、
    前記弁手段が、弁閉時には当該挿通孔を遮断し、弁開時には前記ピストン部材を挿通可能とする
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のトンネル掘削機。
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