JP2015156615A - 画像処理装置、画像処理方法、制御プログラム、および記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、制御プログラム、および記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】高輝度領域の諧調が失われることなく、色信号毎の飽和レベルを調整して現像を行う。【解決手段】現像部2は未現像の撮影データにおいて色信号の各々の飽和レベルを算出するとともに、撮影データの画素の各々における色信号値を画素情報として得て、飽和レベルおよび画素情報に応じて前記色信号の置換を行うか否かを判定する。そして、現像部は置換を行うと判定すると、飽和レベルが2番目に大きい色信号を飽和レベルが最大の色信号に応じて置換し、飽和レベルが最小の色信号を飽和レベルが最大の色信号と飽和レベルが2番目に大きい色信号とに応じて置換して、置換処理が施された撮影データに所定の処理を施して現像データとする。【選択図】図1

Description

本発明は、未現像の撮影データを現像するための画像処理技術に関し、特に、未現像の撮影データにおけるダイナミックレンジを現像後の画像データに反映することができる画像処理技術に関する。
従来、未現像の撮影データを現像する際には、撮影データを取得した撮像装置の特性および撮影条件を加味して色信号を調整する所謂ホワイトバランス調整が行われている。ホワイトバランス調整によって、例えば、グレーの被写体の現像結果は色信号毎のレベルが揃ったグレーとして出力される。
しかしながら、ホワイトバランス調整の後に色信号毎の飽和レベルが異なる場合には、ホワイトバランス調整を行うことができず、画像の高輝度領域に所謂色付きが起こることがある。
このため、ホワイトバランス調整前又は調整後のRの色信号のレベルに応じてクリップレベルを設定して、当該クリップレベルにおいてホワイトバランス調整後のG、Bの色信号をクリップ処理するようにした手法がある(特許文献1参照)。
さらに、ホワイトバランス調整後において色信号毎に飽和状態であるか否かを判定して、飽和状態であると判定された色信号について当該色信号とは異なる他の色信号のレベルに応じた補正を行う手法がある(特許文献2参照)。
特開2000−13808号公報 特開2004−328564号公報
ところが、上述の特許文献1に記載の手法では、クリップレベルを超える色信号に係る情報が失われてしまう結果、現像結果において高輝度領域の階調を表現することができない。
また、上述の特許文献2に記載の手法では、色信号のレベルに応じた補正が不十分である。つまり、色および輝度が徐々に変化するグラデーションを現像すると、非飽和状態と飽和状態との境界において色信号が大きく変化するトーンジャンプが生じることがある。そして、飽和レベルの異なる色信号によって補正が行われる結果、高輝度領域に色付きが残ってしまう。
そこで、本発明の目的は、高輝度領域の諧調が失われることなく、色信号毎の飽和レベルを調整して現像を行うことのできる画像処理装置、画像処理方法、制御プログラム、および記録媒体を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明による画像処理装置は、未現像の撮影データを現像して現像データを得る画像処理装置であって、前記撮影データにおいて色信号の各々の飽和レベルを算出する飽和レベル算出手段と、前記撮影データの画素の各々における色信号値を画素情報として得る画素情報取得手段と、前記飽和レベルおよび前記画素情報に応じて前記色信号の置換を行うか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって前記置換を行うと判定されると、前記飽和レベルが2番目に大きい色信号を前記飽和レベルが最大の色信号に応じて置換し、前記飽和レベルが最小の色信号を前記飽和レベルが最大の色信号と前記飽和レベルが2番目に大きい色信号とに応じて置換する置換処理手段と、前記置換処理手段によって置換処理が施された撮影データに所定の処理を施して前記現像データとする現像処理手段と、を有することを特徴とする。
本発明による画像処理方法は、未現像の撮影データを現像して現像データを得る画像処理方法であって、前記撮影データにおいて色信号の各々の飽和レベルを算出する飽和レベル算出ステップと、前記撮影データの画素の各々における色信号値を画素情報として得る画素情報取得ステップと、前記飽和レベルおよび前記画素情報に応じて前記色信号の置換を行うか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップで前記置換を行うと判定されると、前記飽和レベルが2番目に大きい色信号を前記飽和レベルが最大の色信号に応じて置換し、前記飽和レベルが最小の色信号を前記飽和レベルが最大の色信号と前記飽和レベルが2番目に大きい色信号とに応じて置換する置換処理ステップと、前記置換処理ステップで置換処理が施された撮影データに所定の処理を施して前記現像データとする現像処理ステップと、を有することを特徴とする。
本発明による制御プログラムは、未現像の撮影データを現像して現像データを得る画像処理装置で用いられる制御プログラムであって、前記画像処理装置が備えるコンピュータに、前記撮影データにおいて色信号の各々の飽和レベルを算出する飽和レベル算出ステップと、前記撮影データの画素の各々における色信号値を画素情報として得る画素情報取得ステップと、前記飽和レベルおよび前記画素情報に応じて前記色信号の置換を行うか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップで前記置換を行うと判定されると、前記飽和レベルが2番目に大きい色信号を前記飽和レベルが最大の色信号に応じて置換し、前記飽和レベルが最小の色信号を前記飽和レベルが最大の色信号と前記飽和レベルが2番目に大きい色信号とに応じて置換する置換処理ステップと、前記置換処理ステップで置換処理が施された撮影データに所定の処理を施して前記現像データとする現像処理ステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明による記録媒体は、未現像の撮影データを現像して現像データを得る画像処理装置で用いられる制御プログラムを記録した記録媒体であって、前記画像処理装置が備えるコンピュータに、前記撮影データにおいて色信号の各々の飽和レベルを算出する飽和レベル算出ステップと、前記撮影データの画素の各々における色信号値を画素情報として得る画素情報取得ステップと、前記飽和レベルおよび前記画素情報に応じて前記色信号の置換を行うか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップで前記置換を行うと判定されると、前記飽和レベルが2番目に大きい色信号を前記飽和レベルが最大の色信号に応じて置換し、前記飽和レベルが最小の色信号を前記飽和レベルが最大の色信号と前記飽和レベルが2番目に大きい色信号とに応じて置換する置換処理ステップと、前記置換処理ステップで置換処理が施された撮影データに所定の処理を施して前記現像データとする現像処理ステップと、を実行させる制御プログラムを記録したコンピュータにより読み取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、飽和レベルおよび画素情報に応じて置換処理を実行するようにしたので、高輝度領域の諧調が失われることなく、色信号毎の飽和レベルを調整して現像を行うことができる。
本発明の第1の実施形態による画像処理装置を備える撮像装置の一例についてその構成を示すブロック図である。 図1に示すWB調整部で行われるWB調整処理の一例を示す図である。 図1に示す置換処理部で行われる置換処理の一例を説明するためのフローチャートである。 図3に示す置換処理によって生成された置換処理後のRAWデータを説明するための図であり、(a)はWB調整後において色信号の全てが飽和レベルに達している状態を示す図、(b)はWB調整後において色信号の一部が飽和レベルに達している状態の一例を示す図、(c)はWB調整後において色信号の一部が飽和レベルに達している状態の他の例を示す図、(d)はWB調整後において色信号の1つが飽和レベルに達している状態を示す図である。 図1に示すガンマ補正部で用いられるガンマカーブの一例を示す図である。 図1に示す色処理部で用いられる色抑圧テーブルの一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態による画像処理装置において置換処理部13で行われる置換処理の一例を説明するためのフローチャートである。 図7に示す置換処理によって生成された置換処理後のRAWデータを説明するための図であり、(a)はWB調整後において色信号の全てが飽和レベルに達している状態を示す図、(b)はWB調整後において色信号の一部が飽和レベルに達している状態の一例を示す図、(c)はWB調整後において色信号の一部が飽和レベルに達している状態の他の例を示す図、(d)はWB調整後において色信号の1つが飽和レベルに達している状態を示す図である。 本発明の第3の実施形態による画像処理装置において置換処理部13で行われる置換処理の一例を説明するためのフローチャートである。 図9に示す置換処理において置換割合を調整した際の置換結果の一例を示す図である。 図1に示す現像部2で行われた置換処理による高輝度領域における階調の改善を説明するための図であり、(a)は従来の現像結果を示す図、(b)は第2の実施形態による現像結果を示す図、(c)は第3の実施形態による現像結果を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態による画像処理装置の一例について、図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態による画像処理装置である撮像装置の一例についてその構成を示すブロック図である。
図示の撮像装置は、例えば、デジタルカメラ(以下単にカメラと呼ぶ)であり、撮像部1を備えている。撮像部1は撮影レンズユニット(以下単にレンズと呼ぶ)、撮像素子、および測光部を有しており、未現像の撮影データ(以下RAWデータと呼ぶ)を出力する。
現像部2は、撮像部1の出力であるRAWデータを現像して現像データ(つまり、画像データ)を生成する。記録再生部3は撮像部1の出力であるRAWデータおよび現像部2の出力である現像データを外部の記録装置(図示せず)に記録データとして記録するとともに、外部の記録装置に記録された記録データを読み出して現像部2に与える。
上述のように、図示のカメラは撮像部1、現像部2、および記録再生部3を備えているので、撮影とともに現像を行うことができる。そして、撮影の際には、現像データを外部の記録装置に記録して、任意のタイミングで外部の記録装置からRAWデータを読み出して当該RAWデータを現像することができる。
なお、カメラが撮像部1および記録再生部3のみを備えて、現像部および記録再生部を備える外部の情報処理装置でRAWデータを現像するようにしてもよい。
図示の現像部2は、ホワイトバランス(WB)調整部10、光学補正部11、色補間部12、置換処理部13、ノイズ除去部14、ガンマ補正部15、シャープネス処理部16、および色処理部17を有している。そして、これらは相互に接続されている。
WB調整部10はRAWデータにおいて色信号の各々の信号値にWB係数(ホワイトバランス係数)を乗算する。これによって、WB調整部10は色信号のレベルを調整して、グレーの被写体を、各色信号のレベルが揃ったグレーとして出力する。
ここでは、撮像部1がRAWデータの一部領域から色信号の信号値を抽出してWB係数を求め、撮像部1がRAWデータとともにWB係数を現像部2に送るものとする。なお、撮像部1が測光部の測光結果などその他の公知方法によってWB係数を求めてもよい。
WB係数は、色信号毎に求められる、各色信号に対するゲイン量を示す値であって、色信号の信号値にWB係数を乗算すると、グレーの被写体において各色信号が同一の信号値となる。ここでは、上述のように、撮像部1がRAWデータとともにWB係数を現像部2に送るものとしたが、標準的な光源下の撮影におけるWB係数を予め現像部2に設定するようにしてもよい。さらには、ユーザーが入力した色温度に基づいて、WB調整部10がWB係数を算出するようにしてもよい。また、WB調整部10は、RAWデータに付加されたWB係数を用いることなく、現像の際にユーザーが指定した手法でWB係数を算出するようにしてもよい。
図2は、図1に示すWB調整部10で行われるWB調整処理の一例を示す図である。図2において、縦軸は、各色信号(R,G,B)の信号値の大きさを示す。図示のように、RAWデータは色信号R、G、およびBを有しており、ここでは、撮像素子(イメージセンサー)のセンサー飽和値が参照番号21で示されている。このセンサー飽和値21は撮像素子の分光感度特性、撮像部1の処理精度、および所定の閾値によって定まる色信号の信号値の上限値である。なお、図示の例では、色信号の各々についてセンサー飽和値21は同一であるが、センサー飽和値21は色信号毎に異なるようにしてもよい。
図示のRAWデータについて、WB調整部10がWB係数を乗算した結果がWB調整後の信号値である。WB係数を乗算することによって、色信号毎の上限値が変わる。図示の例では、色信号Rに係るWB係数が”2”、色信号Bに係るWB係数が”1.5”、そして、色信号GのWB係数が”1”とした。
ここで、色信号Rに係る飽和レベルは飽和レベル23であり、当該飽和レベル23はセンサー飽和値21の2倍となる。色信号Bに係る飽和レベルは飽和レベル24であり、当該飽和レベル24はセンサー飽和値21の1.5倍となる。色信号Gに係る飽和レベルは飽和レベル25であり、当該飽和レベル23はセンサー飽和値21と等しい。
再び図1を参照して、光学補正部11は、撮像部1に備えられたレンズに起因する周辺光量の減光、倍率色収差の補正、軸上色収差の除去、および歪曲の補正などを行う。色補間部12は、単色の信号で構成された画素の各々をデベイヤー処理又はモザイク処理する。置換処理部13は、各画素において飽和付近の色信号を他の色信号で置換する。ノイズ除去部14は、フィルター処理又は階層処理などによって輝度ノイズおよび色ノイズを除去する。
ガンマ補正部15は、ガンマカーブを用いて画像全体のコントラストおよびダイナミックレンジを調整する。シャープネス処理部16は、画像におけるエッジを強調して画像全体のシャープネスを調整する。色処理部17は、画像において色相の調整および高輝度領域の色曲がりを抑圧する。
上述の説明では、現像部2で行われる好ましい処理の順に各構成要素を説明したが、現像部2で行われる処理の順は上述の順序で行う必要はない。但し、上述の順で処理を行えば、画像におけるノイズを低減して、かつエッジ部の色付きを軽減することができるなどの効果がある。
ところで、光学補正部11は、置換処理部13による置換処理が行われないことを考慮して、レンズの機種、焦点距離、およびフォーカス位置毎に光学補正テーブルを保持している。よって、光学補正部11による処理の前に、置換処理部13によって色信号の置換処理が行われると、光学補正結果が過補正となる。
例えば、置換処理部13による置換処理によってレンズの色収差による赤色付きが除去されてしまうと、光学補正部11では同量の赤色付きを消去するように緑色を強調する補正を行う。このため、画像において緑色に色付いてしまうことになる。
置換処理部13による置換処理を、光学補正部11による補正処理よりも前に行う場合には、光学補正部11は置換処理部13による色付きの軽減効果を考慮した光学補正テーブルを備える必要がある。
なお、図1に示す現像部2の構成要素の一部を撮像部1が備えるようにしてもよく、さらには、現像部2は他の構成要素を備えるようにしてもよい。
図3は、図1に示す置換処理部13で行われる置換処理の一例を説明するためのフローチャートである。
なお、図示のフローチャートに係る処理においては、WB調整後の信号値において、色信号Gの飽和レベルが最小であり、色信号Rの飽和レベルが最大又は2番目であるものとして説明を行う。このように、色信号における飽和レベルを規定すると、撮像部1の特性によって起こりえない処理を省いて処理を高速化することができる。
置換処理を開始すると、置換処理部13はRAWデータにおいて色信号毎の飽和レベルを求める(ステップS1)。例えば、置換処理部13は、RAWデータに応じてセンサー飽和値21を求める。そして、置換処理部13は、WB調整部10で用いられるWB係数をセンサー飽和値21に乗算して、色信号Rの飽和レベル23をMr、色信号Bの飽和レベル24をMb、色信号Gの飽和レベル25をMgとして算出する。
続いて、置換処理部13は、画像(つまり、RAWデータ)において第1番目の画素の信号値(色信号値)r(赤)、g(緑)、およびb(青)を取得する(ステップS2)。色補間部12においてデベイヤー処理が事前に行われていない場合には、置換処理部13は不足分の色信号値を周囲の画素を参照して求めることになる。
次に、置換処理部13は、RAWデータの画素毎に次の処理を行う。まず、置換処理部13は、色信号Rの飽和レベルMrと色信号Bの飽和レベルMbとを比較して、飽和レベルMb<飽和レベルMrであるか否かを判定する(ステップS3)。
飽和レベルMb<飽和レベルMrであると(ステップS3において、YES)、置換処理部13は、色信号値bが飽和レベルMbに達し(つまり、Mb≦b)、かつ色信号値rが色信号値bより大きい(つまり、b<r)か否かを判定する(ステップS4)。
飽和レベルMb≦色信号値bでかつ色信号値b<色信号値rであると(ステップS4において、YES)、置換処理部13は、色信号値b(置換対象)を色信号値r(置換元)で置換する。つまり、置換処理部13は、信号値b=信号値rとする(ステップS5)。
飽和レベルMb≧飽和レベルMrであると(ステップS3において、NO)、置換処理部13は、色信号値rが飽和レベルMrに達し(つまり、Mr≦r)、かつ色信号値bが色信号値rより大きい(つまり、r<b)か否かを判定する(ステップS6)。
飽和レベルMr≦色信号値rでかつ色信号値r<色信号値bであると(ステップS6において、YES)、置換処理部13は、色信号値rを色信号値bで置換する。つまり、置換処理部13は、信号値r=信号値bとする(ステップS7)。
続いて、置換処理部13は、色信号値gを置換する置換候補値mixを求める。例えば、置換処理部13は、色信号値rと色信号値bとの平均値を置換候補値mixとする。つまり、置換処理部13は、置換候補値mix=(r+b)/2とする(ステップS8)。
ステップS5において色信号値bの置換を行っている場合には、置換処理後の色信号値bを置換候補値mixの算出に用いることになる。置換処理後の色信号値bを置換候補値mixの算出に用いれば、置換処理後の色信号値gの飽和レベルを色信号値rおよび置換処理後の色信号値bの飽和レベルに統一することができる。
また、ステップS5において色信号値bの置換を行う前に色信号値bの飽和レベルMbが飽和レベルMrとなるよう正規化した上で、ステップS8において置換候補値mix=(r+b・Mr/Mb)/2としてもよい。飽和レベルMbを飽和レベルMrに正規化した色信号値bを置換候補値mixの算出に用いれば、置換処理後の色信号値gの飽和レベルを色信号値rおよび置換処理後の色信号値bの飽和レベルに統一することができる。
同様にして、ステップS7において色信号値rの置換を行っている場合には、置換処理後の色信号値rを置換候補値mixの算出に用いることになる。置換処理後の色信号値rを置換候補値mixの算出に用いれば、置換処理後の色信号値gの飽和レベルを色信号値bおよび置換処理後の色信号値rの飽和レベルに統一することができる。この場合も、上述したのと同様に、ステップS7において色信号値rの置換を行う前に色信号値rの飽和レベルMrが飽和レベルMbとなるよう正規化した上で、ステップS8において置換候補値mix=(b+r・Mr/Mb)/2としてもよい。
なお、飽和レベルMb>色信号値bであるか又は色信号値b≧色信号値rであると(ステップS4において、NO)、置換処理部13はステップS8の処理に進む。同様にして、飽和レベルMr>色信号値rであるか又は色信号値r≧色信号値bであると(ステップS6において、NO)、置換処理部13はステップS8の処理に進む。
続いて、置換処理部13は、色信号値gが飽和レベルMgに達し(つまり、Mg≦g)、かつ置換候補値mixが色信号値gより大きい(つまり、g<mix)か否かを判定する(ステップS9)。
飽和レベルMg≦色信号値gでかつ色信号値g<置換候補値mixであると(ステップS9において、YES)、置換処理部13は色信号値gを置換候補値mixで置換する。つまり、置換処理部13は色信号値g=置換候補値mixとする(ステップS10)。そして、置換処理部13は、RAWデータの全ての画素について置換処理が終了したか否かを判定する。つまり、置換処理部13は、最終画素まで置換処理が終了したか否かを判定する(ステップS11)。
最終画素まで置換処理が終了していないと(ステップS11において、NO)、置換処理部13は、ステップS2の処理に戻って、次の画素について色信号値r、g、およびbを取得する。一方、最終画素まで置換処理が終了すると(ステップS11において、YES)、置換処理部13は、RAWデータに係る置換処理を終了する。
なお、飽和レベルMg>色信号値gであるか又は色信号値g≧置換候補値mixであると(ステップS9において、NO)、置換処理部13はステップS11の処理に進む。
ステップS8における置換候補値mixの算出方法は、上記の方法(平均値)以外であってもよい。例えば、置換候補値mix=r・b/(r+b)とする手法や、色信号値rまたは色信号値bの大きい方を選択する大値選択によって求めてもよい。ただし、置換候補値mix≫色信号値rまたは置換候補値mix≫色信号値bとなりうる算出方法を採用する場合には、ステップS10において色信号値rまたは色信号値bの小さい方に置換候補値mix−色信号値gに所定の係数を乗算した値を加算する。このように色信号値gに加算した値を他の信号値にも加算することで、置換による色比の変化を抑制することができる。
図4は、図3に示す置換処理によって生成された置換処理後のRAWデータを説明するための図である。そして、図4(a)はWB調整後において色信号R、G、およびBの全てが飽和レベルに達している状態を示す図であり、図4(b)はWB調整後において色信号GおよびBが飽和レベルに達している状態を示す図である。また、図4(c)はWB調整後において色信号RおよびGが飽和レベルに達している状態を示す図であり、図4(d)はWB調整後において色信号Gのみが飽和レベルに達している状態を示す図である。
図4において、図4の縦軸は、信号値(つまり、色信号値)の大きさを示す。図4(a)に示す例では、WB調整後の色信号R、G、およびBの信号値の全てがそれぞれ飽和レベル23、25、および24に達している。これら色信号R、G、およびBについて、図3で説明した置換処理を行うと、ステップS5において色信号Bが色信号Rで置換され、さらに、ステップS10において色信号Gが置換候補値mixで置換される。この結果、置換後の色信号R、G、およびBの信号値は飽和レベル23に達することになる。
図4(b)に示す例では、WB調整後の色信号GおよびBの信号値がそれぞれ飽和レベル25および24に達している。色信号R、G、およびBについて、図3で説明した置換処理を行うと、ステップS4において、色信号Rが色信号Bより小さいので、色信号Bの置換は行われない。一方、ステップS10において、色信号Gが置換候補値mixで置換される。
この結果、置換後の色信号Rの信号値はWB調整後の色信号Rの信号値と同一となり、置換後の色信号Gの信号値は、WB調整後の色信号RおよびBの信号値の平均値となる。そして、置換後の色信号Bの信号値はWB調整後の色信号Bの信号値と同一となる。
図4(c)に示す例では、WB調整後の色信号RおよびGの信号値がそれぞれ飽和レベル23および25に達している。色信号R、G、およびBについて、図3で説明した置換処理を行うと、ステップS4において、色信号Bが飽和していないので、色信号Bの置換は行われない。一方、ステップS10において、色信号Gが置換候補値mixで置換される。
この結果、置換後の色信号Rの信号値はWB調整後の色信号Rの信号値と同一となり、置換後の色信号Gの信号値は、WB調整後の色信号RおよびBの信号値の平均値となる。そして、置換後の色信号Bの信号値はWB調整後の色信号Bの信号値と同一となる。
図4(d)に示す例では、WB調整後の色信号Gの信号値が飽和レベル25に達している。色信号R、G、およびBについて、図3で説明した置換処理を行うと、ステップS4において、色信号Bが飽和していないので、色信号Bの置換は行われない。一方、ステップS9において、置換候補値mixが色信号Gの信号値よりも小さいので、色信号Gについても置換は行われない。この結果、置換後の色信号R、G、およびBの信号値はWB調整後の色信号R、G、およびBの信号値と同一となる。
図5は、図1に示すガンマ補正部15で用いられるガンマカーブの一例を示す図である。
図5において、横軸はガンマ補正前の信号値を示し、縦軸はガンマ補正後の信号値を示す。ガンマカーブ30は飽和レベル25を基準として設定された、ガンマ補正部15で用いられるガンマカーブを示す。当該ガンマカーブ30の入力上限値は参照番号31で示されており、飽和レベル25である。そして、ガンマ補正後の出力上限値は参照番号32で示され、飽和レベル25である。ガンマ補正精度を高めるため、出力上限値32は飽和レベル25より大きな値を用いても構わない。また、出力上限値32を飽和レベル25より小さくしても構わない。なお、出力上限値32の変更は後段の処理に影響が出るため、後段の処理についても変更する必要がある。
ガンマカーブ33は、置換処理部13によって置換処理を行う場合に、ガンマ補正部15で用いられるガンマカーブを示す。当該ガンマカーブ33の入力上限値は参照番号34で示され、最大の飽和レベルである。
ガンマカーブ33は、ガンマカーブ30の入力上限値31を線型的に入力上限値34まで延長することによって生成される。ガンマカーブ33を用いてガンマ補正を行うと、入力上限値31から入力上限値34までの階調をガンマ補正部15の出力上限値32に反映することができる。
図6は、図1に示す色処理部17で用いられる色抑圧テーブルの一例を示す図である。
図6において、横軸は輝度を示し、縦軸は彩度に対するゲインを示す。色処理部17は、RAWデータの画素毎の信号値に基づいて色抑圧テーブルを参照して、各画素の彩度にゲインを乗算する。これによって、色処理部17は画像の高輝度領域における色を抑圧する。
色抑圧テーブル40は飽和レベル25を基準として設定された、色処理部17で用いられる色抑圧テーブルを示す。制御点41は色抑圧の開始点を示す。制御点42は色抑圧の終了点を示す。色抑圧テーブル40においては制御点41までは色抑圧が行われず、制御点41から制御点42までは徐々に色抑圧を強めて、制御点42以降は完全に色を抑制する。
色抑圧テーブル43は置換処理部13によって置換処理が行われる場合に、色処理部17で用いられる色抑圧テーブルを示す。制御点44は色抑圧の開始点を示す。色抑圧テーブル43は、色抑圧テーブル40の制御点41を線型的に制御点44まで延長することによって生成される。ここでは、前述の入力上限値34の入力上限値31に対する延長倍率に所定の係数を乗算して、制御点41を線型的に制御点44まで延長する。色抑圧テーブル43を用いることによって、制御点41から制御点42までの色抑圧を弱めることができる。
色抑圧テーブル43は、色信号の各々が最小の飽和レベルに合わせてクリップされることを考慮して設定される。置換処理を行う場合にはクリップを行わず、色信号の各々は最大の飽和レベルに統一される。
従って、最小の飽和レベルに合わせた色抑圧テーブル40を、最大の飽和レベルに合わせて延長した色抑圧テーブル43とすれば、クリップと色抑圧とによって失われた彩度を再現することができる。
制御点45は色抑圧の終了点を示す。制御点44の制御点41に対する延長倍率に所定の係数を乗算して、制御点42を線型的に制御点45まで延長する。これによって、色抑圧テーブル46が得られる。色抑圧テーブル46を用いると、さらに制御点44から制御点45において色抑圧で失われた彩度を再現することができる。
このようにして、本発明の第1の実施形態では、置換処理部13による置換処理によって画像の高輝度領域における階調が改善されて、そして、色処理部17において高輝度領域のゲインを高めれば高輝度領域における色を忠実に表現することができるという効果がある。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態による画像処理装置であるカメラについて説明する。なお、第2の実施形態によるカメラの構成は、図1に示すカメラと同様であるので、ここでは説明を省略する。
図7は、本発明の第2の実施形態による画像処理装置において置換処理部13で行われる置換処理の一例を説明するためのフローチャートである。
なお、図示のフローチャートにおいて、図3に示すフローチャートと同一のステップについては同一の参照符号を付して説明を省略する。
置換処理を開始すると、置換処理部13は、図3で説明したステップS1およびS2の処理を行う。続いて、置換処理部13は、RAWデータの画素毎に次の処理を行う。まず、置換処理部13は、飽和レベルMr、Mg、およびMbと色信号値r、g、bとを飽和レベルの降順に飽和レベルMx、My、およびMzと色信号値x、y、およびzに並び替える。つまり、置換処理部13は飽和レベルの降順にソートを行うことになる(ステップS22)。
なお、図2に示す飽和レベルにおいては、Mx=Mr、My=Mb、Mz=Mg、x=r、y=b、z=gとなる。
続いて、置換処理部13は、色信号値yが飽和レベルMyに達し(つまり、My≦y)、かつ色信号値xが色信号値yより大きい(つまり、y<x)か否かを判定する(ステップS23)。
飽和レベルMy≦色信号値yで、かつ色信号値y<色信号値xであると(ステップS23において、YES)、置換処理部13は色信号値yを色信号値xで置換する(ステップS24)。つまり、置換処理部13は、色信号値y=色信号値xとする。
続いて、置換処理部13は、色信号値zを置換する置換候補値mixを算出する(ステップS25)。ここでは、置換処理部13は色信号値xと色信号値yとの平均値(mix=(x+y)/2)を置換候補値mixとする。
なお、飽和レベルMy>色信号値yであるか又は色信号値y≧色信号値xであると(ステップS23において、NO)、置換処理部13は置換を行うことなく、ステップS25の処理に進む。
ステップS24の処理において、色信号値yの置換を行っている場合には、置換処理後の色信号値yが置換候補値mixの算出に用いられる。置換処理後の色信号値yを置換候補値mixの算出に用いると、置換処理後の色信号値zの飽和レベルを色信号値xおよび置換処理後の色信号値yの飽和レベルに統一することができる。
続いて、置換処理部13は、色信号値zが飽和レベルMzに達し(つまり、Mz≦z)、かつ置換候補値mixが色信号値zよりも大きい(つまり、z<mix)か否かを判定する(ステップS26)。
飽和レベルMz≦色信号値zで、色信号値z<置換候補値mixであると(ステップS26において、YES)、置換処理部13は色信号値zを置換候補値mixで置換する(ステップS27)。つまり、置換処理部13は、色信号値z=置換候補値mixとする。そして、置換処理部13は、図3で説明したステップS11の処理に進む。
なお、飽和レベルMz>色信号値zであるか又は色信号値z≧置換候補値mixであると(ステップS26において、NO)、置換処理部13はステップS11の処理に進む。
図8は、図7に示す置換処理によって生成された置換処理後のRAWデータを説明するための図である。そして、図8(a)はWB調整後において色信号X、Y、およびZの全てが飽和レベルに達している状態を示す図であり、図8(b)はWB調整後において色信号YおよびZが飽和レベルに達している状態を示す図である。また、図8(c)はWB調整後において色信号XおよびZが飽和レベルに達している状態を示す図であり、図8(d)はWB調整後において色信号Zのみが飽和レベルに達している状態を示す図である。
図8において、縦軸は、信号値の大きさを示し、飽和レベル50は色信号Xの飽和レベルMxである。また、飽和レベル51は色信号Yの飽和レベルMyであり、飽和レベル52は色信号Zの飽和レベルMzである。
図8(a)に示す例では、WB調整後の色信号X、Z、およびYの信号値の全てがそれぞれ飽和レベル50、52、および51に達している。これら色信号X、Z、およびYについて、図7で説明した置換処理を行うと、ステップS24において色信号Yが色信号Xで置換され、さらに、ステップS27において色信号Zが置換候補値mixで置換される。この結果、置換後の色信号X、Z、およびYの信号値は飽和レベル50に達することになる。
図8(b)に示す例では、WB調整後の色信号ZおよびYの信号値がそれぞれ飽和レベル52および51に達している。色信号X、Z、およびYについて、図7で説明した置換処理を行うと、ステップS23において、色信号Xが色信号Yより小さいので、色信号Yの置換は行われない。一方、ステップS27において、色信号Zが置換候補値mixで置換される。
この結果、置換後の色信号Xの信号値はWB調整後の色信号Xの信号値と同一となり、置換後の色信号Zの信号値は、WB調整後の色信号XおよびYの信号値の平均値となる。そして、置換後の色信号Yの信号値はWB調整後の色信号Yの信号値と同一となる。
図8(c)に示す例では、WB調整後の色信号XおよびZの信号値がそれぞれ飽和レベル50および52に達している。色信号X、Z、およびYについて、図7で説明した置換処理を行うと、ステップS23において、色信号Yが飽和していないので、色信号Yの置換は行われない。一方、ステップS27において、色信号Zが置換候補値mixで置換される。
この結果、置換後の色信号Xの信号値はWB調整後の色信号Xの信号値と同一となり、置換後の色信号Zの信号値は、WB調整後の色信号XおよびYの信号値の平均値となる。そして、置換後の色信号Yの信号値はWB調整後の色信号Yの信号値と同一となる。
図8(d)に示す例では、WB調整後の色信号Zの信号値が飽和レベル52に達している。色信号X、Z、およびYについて、図8で説明した置換処理を行うと、ステップS23において、色信号Yが飽和していないので、色信号Yの置換は行われない。一方、ステップS26において、置換候補値mixが色信号Zの信号値よりも小さいので、色信号Zについても置換は行われない。この結果、置換後の色信号X、Z、およびYの信号値はWB調整後の色信号X、Z、およびYの信号値と同一となる。
なお、第2の実施形態において、ガンマ補正部15および色処理部17における処理については、第1の実施形態における処理と同様であるので、ここでは、説明を省略する。
このように、本発明の第2の実施形態では、色信号を飽和レベルの順にソートして置換処理を行うようにしたので、色信号Gの飽和レベルが色信号RおよびBの飽和レベルよりも大きくなったとしても、置換処理部13による置換処理によって高輝度領域における階調が改善される。そして、色処理部17による色抑圧テーブルを弱めることによって高輝度領域における色を忠実に表現することができる。
[第3の実施形態]
続いて、本発明の第3の実施形態による画像処理装置であるカメラについて説明する。なお、第3の実施形態によるカメラの構成は、図1に示すカメラと同様であるので、ここでは説明を省略する。
図9は、本発明の第3の実施形態による画像処理装置において置換処理部13で行われる置換処理の一例を説明するためのフローチャートである。
なお、図示のフローチャートにおいて、図3に示すフローチャートと同一のステップについては同一の参照符号を付して説明を省略する。
置換処理を開始すると、置換処理部13は、図3で説明したステップS1の処理を行う。続いて、置換処理部13は、予め設定された所定の値pと飽和レベルMr、Mg、およびMbとに基づいて置換開始を判定するための閾値THr、THg、およびTHbを求める(ステップS31)。
例えば、置換処理部13は、飽和レベルMr、Mg、およびMbに対する割合が所定の値(係数ともいう)pとして設定された際、閾値THr=p×Mr、閾値THb=p×Mb、そして、THg=p×Mgを算出する。係数pはトーンジャンプ解消のため、色信号値に影響を与える範囲(影響範囲)を増減するためのものである。
係数pが小さい程、影響範囲は広がり、係数Pが0になると、全ての色信号値が置換の影響を受ける。一方、係数pが大きい程、影響範囲は狭まり、係数pが1になると、色信号値の飽和値のみが置換の対象となる。
係数p=0.7とすると、色信号値の各々の飽和レベルの70%を超える色信号値が置換される。なお、飽和レベルMr、Mg、およびMbから所定の値qを減算して閾値を求めるようにしてもよく、さらには、色信号ごとに所定の値p又はqを設定するようにしてもよい。
ステップS31の処理の後、置換処理部13は、図3で説明したステップS2の処理を行う。
続いて、置換処理部13は、飽和レベルMr、Mg、Mbと、色信号値r、g、bと、閾値THr、THg、THbを飽和レベルの降順に飽和レベルMx、My、Mz、色信号値x、y、zと、閾値THx、Thy、THzに並び替える。つまり、置換処理部13は飽和レベルの降順にソートを行うことになる(ステップS33)。
なお、図2に示す飽和レベルにおいては、Mx=Mr、My=Mb、Mz=Mg、x=r、y=b、z=g、THx=THr、THy=THb、THz=THgとなる。
続いて、置換処理部13は、色信号値yが閾値THyに達し(つまり、THy≦y)、かつ色信号値xが色信号値yより大きい(つまり、y<x)か否かを判定する(ステップS34)。
閾値THy≦色信号値yで、かつ色信号値y<色信号値xであると(ステップS34において、YES)、置換処理部13は色信号値yを色信号値xで置換する(ステップS35)。ここでは、置換処理部13は、色信号値yが飽和レベルに近い程、色信号値xに対する置換割合が高まるようにする。例えば、置換処理部13は色信号値xと色信号値y信号との差分に、色信号値yと閾値THyとの差分を飽和レベルMyと閾値THyとの差分で除算した置換割合を乗算した後、当該乗算結果を色信号値yに加算する。つまり、置換処理部13は、y+(x−y)×(y−THy)/(My−THy)に色信号値yを置換処理する(ステップS35)。
続いて、置換処理部13は、色信号値zを置換する置換候補値mixを算出する(ステップS36)。ここでは、置換処理部13は色信号値xと色信号値yとの平均値(mix=(x+y)/2)を置換候補値mixとする。
なお、閾値THy>色信号値yであるか又は色信号値y≧色信号値xであると(ステップS34において、NO)、置換処理部13は置換を行うことなく、ステップS36の処理に進む。
ステップS35の処理において、色信号値yの置換を行っている場合には、置換処理後の色信号値yが置換候補値mixの算出に用いられる。置換処理後の色信号値yを置換候補値mixの算出に用いると、置換処理後の色信号値zの飽和レベルを色信号値xおよび置換処理後の色信号値yの飽和レベルに統一することができる。
次に、置換処理部13は、色信号値zが閾値THzに達し(つまり、THz≦z)、かつ置換候補値mixが色信号値zよりも大きい(つまり、z<mix)か否かを判定する(ステップS37)。
閾値THz≦色信号値zで、かつ色信号値z<置換候補値mixであると(ステップS37において、YES)、置換処理部13は色信号値zを置換候補値mixで置換する。ここでは、置換処理部13は、色信号値z飽和レベルに近い程、置換候補値mixに対する置換割合が高まるようにする。例えば、置換処理部13は置換候補値mixと色信号値zとの差分に、色信号値zと閾値THzとの差分を飽和レベルMzと閾値THzとの差分で除算した置換割合を乗算した後、色信号値zに加算する。つまり、置換処理部13は、z+(mix−z)×(z−THz)/(Mz−THz)に色信号値zを置換処理する(ステップS38)。そして、置換処理部13は、図3で説明したステップS11の処理に進む。
なお、閾値THz>色信号値zであるか又は色信号値z≧置換候補値mixであると(ステップS37において、NO)、置換処理部13はステップS11の処理に進む。
図10は、図9に示す置換処理において置換割合を調整した際の置換結果の一例を示す図である。
図10に示す例は、図9に示すステップS35の処理を行った結果(置換結果)が示されており、図示の例では、RAWデータは、図中左から右にかけて徐々に輝度が高くなるグラデーションを有している。図10において、横軸はRAWデータの水平方向の座標を示し、縦軸は置換処理後の出力(置換結果、つまり、信号値)を示す。
置換前の色信号Y信号が参照番号60で示され、色信号Y信号の飽和レベルMyが参照番号61で示されている。また、色信号Xが参照番号62で示され、図7のステップS24で説明した色信号Yの置換結果が参照番号63で示されている。
置換前の色信号Y(60)が飽和レベルMy(61)に到達すると、色信号Xによる置換によって信号値が大きく変化する。この変化が、所謂トーンジャンプとなって現像結果に現れることになる。
図9で説明した置換処理においては、置換前の色信号Y60が閾値THy65に到達すると、色信号Xとの置換が開始されることになる。そして、ステップS35による色信号Yの置換結果64は、置換前の色信号Y60が飽和レベルMyに近づく程、色信号Xに対する置換割合が高まって、飽和の際には色信号Xに置換される(つまり、Y=X)。
なお、第3の実施形態において、ガンマ補正部15および色処理部17における処理については、第1の実施形態における処理と同様であるので、ここでは、説明を省略する。
また、図10においては、ステップS35の処理について説明したが、つまり、色信号Yを色信号Xで置換する場合について説明したが、ステップS36で求めた置換候補値mixを色信号X(62)とし、色信号Y(60)を色信号Zとすれば、同様にして、ステップS38の処理において色信号Zのトーンジャンプが解消される。
このように、本発明の第3の実施形態では、置換処理を開始する閾値を設定して、飽和レベルに向かって置換割合が増加するようにしたので、画素間で色信号値が連続的に変化することになって、トーンジャンプを解消することができる。
ここで、上述の置換処理によって得られたRAWデータの一例について説明する。
図11は、図1に示す現像部2で行われた置換処理による高輝度領域における階調の改善を説明するための図である。図11(a)は従来の現像結果を示す図であり、図11(b)は第2の実施形態による現像結果を示す図である。そして、図11(c)は第3の実施形態による現像結果を示す図である。
図11において、太陽70の周辺にはフレア71が生じており、さらに、太陽70の光を反射する雲72が存在する。少なくともこれら太陽70、フレア71、および雲72は高輝度領域である。
WB調整の後に、最小の色信号に合わせてクリップを行う現像結果(図11(a))においては、ダイナミックレンジが不足して雲72が白く飛んでいる。一方、図11(b)に示す現像結果においては、RAWデータの階調を最大限に用いることができる結果、雲73を解像する(雲73の階調を表現する)ことができる。
さらに、図11(c)に示す現像結果においては、閾値を超えた色信号が徐々に置換処理されるので、トーンジャンプが生じることなく太陽70の周辺に位置するフレア74を的確に表現することができる。
上述の説明から明らかなように、図1に示す例においては、置換処理部13が飽和レベル算出手段、画素情報取得手段、判定手段、および置換処理手段として機能する。そして、少なくともノイズ除去部14、ガンマ補正部15、シャープネス処理部16、および色処理部17が現像処理手段として機能する。
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
例えば、上記の実施形態では、画像処理装置の例として撮像装置(カメラ)を挙げたが、パソコン、タブレット端末、スマートフォン、、モニタ、スキャナ、プリンタなどであってもよい。
また、上記の実施の形態の機能を制御方法(画像処理方法)として、この制御方法を画像処理装置に実行させるようにすればよい。また、上述の実施の形態の機能を有するプログラムを制御プログラムとして、当該制御プログラムを画像処理装置が備えるコンピュータに実行させるようにしてもよい。なお、制御プログラムは、例えば、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録される。
上記の制御方法および制御プログラムの各々は、少なくとも飽和レベル算出ステップ、画素情報取得ステップ、判定ステップ、置換処理ステップ、および現像処理ステップを有している。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。つまり、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種の記録媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPUなど)がプログラムを読み出して実行する処理である。
1 撮像部
2 現像部
3 記録再生部
10 ホワイトバランス(WB)調整部
11 光学補正部
12 色補間部
13 置換処理部
14 ノイズ除去部
15 ガンマ補正部
16 シャープネス処理部
17 色処理部

Claims (14)

  1. 未現像の撮影データを現像して現像データを得る画像処理装置であって、
    前記撮影データにおいて色信号の各々の飽和レベルを算出する飽和レベル算出手段と、
    前記撮影データの画素の各々における色信号値を画素情報として得る画素情報取得手段と、
    前記飽和レベルおよび前記画素情報に応じて前記色信号の置換を行うか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記置換を行うと判定されると、前記飽和レベルが2番目に大きい色信号を前記飽和レベルが最大の色信号に応じて置換し、前記飽和レベルが最小の色信号を前記飽和レベルが最大の色信号と前記飽和レベルが2番目に大きい色信号とに応じて置換する置換処理手段と、
    前記置換処理手段によって置換処理が施された撮影データに所定の処理を施して前記現像データとする現像処理手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記飽和レベル算出手段は、前記未現像の撮影データを得た撮像素子の飽和値と前記未現像の撮影データのホワイトバランスを調整する際のホワイトバランス係数とに基づいて前記飽和レベルを算出することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記現像処理手段は、画像のコントラストとダイナミックレンジとを補正するガンマ補正手段を備え、
    前記ガンマ補正手段は、最大の飽和レベルに応じてガンマカーブを線型的に延長して当該延長されたガンマカーブに応じて前記コントラストおよび前記ダイナミックレンジを補正することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記現像処理手段は、画像の色相の調整を行うとともに画像の高輝度領域における色曲がりを抑圧する色処理手段を備え、
    前記色処理手段は、最大の飽和レベルに応じて色抑圧テーブルを線型的に延長して、当該延長された色抑圧テーブルに応じて前記色相の調整を行うとともに前記高輝度領域における色曲がりを抑圧することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記判定手段は、前記飽和レベルに応じて前記色信号の各々に対する閾値を設定し、前記閾値および前記画素情報に応じて前記色信号の置換を行うか否かを判定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記置換処理手段は、前記判定手段によって前記置換を行うと判定されると、前記色信号が前記閾値を超えると前記色信号が前記飽和レベルに近づくにつれて置換割合を大きくして、当該置換割合に応じて置換を行うことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記置換処理手段は、置換対象の色信号と置換元の色信号との差分に前記置換割合を乗算して得られた乗算結果に応じて置換を行うことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記未現像の撮影データを得るための撮像部に備えられたレンズに起因する周辺光量の減光を行うとともに、倍率色収差および色収差の除去と歪曲の補正とを行う光学補正手段を備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記置換処理手段は、前記光学補正手段によって補正された撮影データについて置換処理を行うことを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 前記光学補正手段は、前記置換処理手段によって置換処理が施された撮影データについて前記周辺光量の減光を行うとともに、前記倍率色収差および前記色収差の除去と前記歪曲の補正とを行うことを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  11. 前記現像処理手段は、前記置換処理手段によって置換処理が施された撮影データについてフィルター処理又は階層処理を行って輝度ノイズおよび色ノイズを除去するノイズ除去手段を有することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  12. 未現像の撮影データを現像して現像データを得る画像処理方法であって、
    前記撮影データにおいて色信号の各々の飽和レベルを算出する飽和レベル算出ステップと、
    前記撮影データの画素の各々における色信号値を画素情報として得る画素情報取得ステップと、
    前記飽和レベルおよび前記画素情報に応じて前記色信号の置換を行うか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで前記置換を行うと判定されると、前記飽和レベルが2番目に大きい色信号を前記飽和レベルが最大の色信号に応じて置換し、前記飽和レベルが最小の色信号を前記飽和レベルが最大の色信号と前記飽和レベルが2番目に大きい色信号とに応じて置換する置換処理ステップと、
    前記置換処理ステップで置換処理が施された撮影データに所定の処理を施して前記現像データとする現像処理ステップと、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  13. 未現像の撮影データを現像して現像データを得る画像処理装置で用いられる制御プログラムであって、
    前記画像処理装置が備えるコンピュータに、
    前記撮影データにおいて色信号の各々の飽和レベルを算出する飽和レベル算出ステップと、
    前記撮影データの画素の各々における色信号値を画素情報として得る画素情報取得ステップと、
    前記飽和レベルおよび前記画素情報に応じて前記色信号の置換を行うか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで前記置換を行うと判定されると、前記飽和レベルが2番目に大きい色信号を前記飽和レベルが最大の色信号に応じて置換し、前記飽和レベルが最小の色信号を前記飽和レベルが最大の色信号と前記飽和レベルが2番目に大きい色信号とに応じて置換する置換処理ステップと、
    前記置換処理ステップで置換処理が施された撮影データに所定の処理を施して前記現像データとする現像処理ステップと、
    を実行させることを特徴とする制御プログラム。
  14. 未現像の撮影データを現像して現像データを得る画像処理装置で用いられる制御プログラムを記録した記録媒体であって、
    前記画像処理装置が備えるコンピュータに、
    前記撮影データにおいて色信号の各々の飽和レベルを算出する飽和レベル算出ステップと、
    前記撮影データの画素の各々における色信号値を画素情報として得る画素情報取得ステップと、
    前記飽和レベルおよび前記画素情報に応じて前記色信号の置換を行うか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで前記置換を行うと判定されると、前記飽和レベルが2番目に大きい色信号を前記飽和レベルが最大の色信号に応じて置換し、前記飽和レベルが最小の色信号を前記飽和レベルが最大の色信号と前記飽和レベルが2番目に大きい色信号とに応じて置換する置換処理ステップと、
    前記置換処理ステップで置換処理が施された撮影データに所定の処理を施して前記現像データとする現像処理ステップと、
    を実行させる制御プログラムを記録したコンピュータにより読み取り可能な記録媒体。
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