JP2015155963A - 画像流れ検出装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】感光体ローラー表面の回転軸方向にわたって画像流れを検出できる画像流れ検出装置及び画像形成装置を提供する。【解決手段】画像流れ検出装置5は像担持体500と露光機34とトナー供給装置32と撮像部70と処理部61とを備える。像担持体500は回転軸に対して回転可能な感光体ローラー31を有する。トナー供給装置32は露光機34が感光体ローラー31を露光した後に感光体ローラー31にトナーを供給し、感光体ローラー31のうち露光機34によって露光された領域に基づいてトナー像を形成する。撮像部70は像担持体500に担持されたトナー像を撮像する。露光機34は感光体ローラー31を回転軸に平行な方向を長手方向とする露光パターンで露光し、撮像部70は露光パターンにしたがって形成されたトナー像を撮像し、処理部61はトナー像の撮像結果に基づいて画像流れを検出する。【選択図】図1

Description

本発明は、画像流れ検出装置及び画像形成装置に関する。
近年、アモルファスシリコン(以下a−Siと記載する)を感光層の主材料とする感光体ドラムを用いた画像形成装置が用いられている。これらの画像形成装置には、感光体ドラムの表面に放電生成物が付着することがある。高湿環境下において、これらの放電生成物がイオン化し、感光体ドラムの表面電位が低下することにより、画像の掠れ及び画像の周囲が滲むような現象(以下、画像流れと記載する)が発生することがある。そして、このような画像流れが発生すると画像品質が低下してしまう。そこで、特許文献1に記載の画像形成装置では、感光体ドラムに帯電するときの帯電電流を測定し、測定結果に基づいて画像流れを検出し、検出結果に基づいて感光体ローラー表面のクリーニングを実施している。
また、特許文献2に記載の画像形成装置では、中間転写ベルトの主走査方向の中心位置に画像流れ検出用パターン画像を中間転写ベルトの周回方向に延びて形成する。そして、濃度センサーで像流れ検出用パターン画像を読み取り、画像流れの発生を検出している。
特開2011−209490号公報 特開2010−032758号公報
しかしながら、特許文献1に記載の画像形成装置では、帯電電流は、温度や湿度などの環境の影響を受けやすいため、画像流れを正確に検出できないことがある。
また、特許文献2に記載の画像形成装置では、感光体ローラーの回転軸に対して回転軸方向の一部でしか画像流れを検知することができず、感光体ローラーの表面における全面で発生する画像流れを検知することができなかった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、感光体ローラーの表面に発生する画像流れを効率的に検出する画像流れ検出装置及び画像形成装置を提供することにある。
本発明に係る画像流れ検出装置は、像担持体と露光機とトナー供給装置と撮像部と処理部とを備える。前記像担持体は、回転軸に対して回転可能な感光体ローラーを有する。前記露光機は、前記感光体ローラーを露光する。前記トナー供給装置は、前記露光機が前記感光体ローラーを露光した後に前記感光体ローラーにトナーを供給し、前記感光体ローラーのうち、前記露光機によって露光された領域に基づいてトナー像を形成する。前記撮像部は、前記像担持体に担持されたトナー像を撮像する。前記処理部は、所定の処理を行う。前記露光機は、前記感光体ローラーを前記回転軸に平行な方向長手方向とする露光パターンで露光し、前記撮像部は、前記露光パターンにしたがって形成された前記トナー像を撮像し、前記処理部は、前記トナー像の撮像結果に基づいて画像流れを検出する。
本発明に係る画像形成装置は、上記に記載の画像流れ検出装置と原稿に基づいて被記録媒体に画像を形成する画像形成部とを備える。
本発明の画像流れ検出装置によれば、感光体ローラーの表面に発生する画像流れを効率的に検出することができる。
本発明の実施形態1に係る画像流れ検出装置を示す模式的な断面図である。 本発明の実施形態1に係る露光パターンを示す図である。 本発明の実施形態1に係るトナー像を示す図である。 本発明の実施形態1に係る感光体ローラーの周囲を展開した展開図である。 (a)は、本発明の実施形態1に係る感光体ローラーの表面電位と画像流れとの関係を示すグラフであり、(b)は、本発明の実施形態1に係る感光体ローラーの表面に形成されたトナー像の輝度値と画像流れの発生との関係を示すグラフである。 (a)は、本発明の実施形態1に係るトナー像の濃度と画像流れとの関係を示す図であり、(b)は、本発明の実施形態1に係る感光体ローラーの表面を示す模式図である。 本発明の実施形態2に係る中間転写ベルトに転写されたトナー像を示す模式図である。 本発明の実施形態4に係る画像形成装置を示す模式図である。 本発明の実施形態4に係るブロック図である。
以下、図面を参照して本発明に係る画像流れ検出装置及び画像形成装置の実施形態を説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
[実施形態1:基本構成]
図1〜図5を参照して、本発明の画像流れ検出装置の実施形態1を説明する。図1は、画像流れ検出装置を示す模式的な断面図である。図2は、感光体ローラーの表面に形成された露光パターンを示す図である。図3は、感光体ローラーの表面に形成されたトナー像を示す図である。図に示すX方向は感光体ローラーの回転軸に平行な方向である。Y方向は、X方向に直交する方向である。Z方向は鉛直方向である。本明細書においてトナー像の解像度は、600dpiであるとする。
図1に示すように、画像流れ検出装置5は、像担持体500と、露光機34と、トナー供給装置32と、撮像部70と、処理部61とを備える。
像担持体500は、感光体ローラー31を有する。感光体ローラー31は、円筒状の基材である。感光体ローラー31の表面には10μm〜数10μmの感光層が形成され、表面に静電潜像及びトナー像を担持する。感光体ローラー31の感光層の表面は、所定電位に帯電される。感光体ローラー31は、X方向を回転軸として時計周りに回転する。本実施形態における感光体ローラー31の感光層は、導電性を有するa−Siから構成されている。あるいは、感光体ローラー31は、セレン砒素感光体ローラー及び有機感光体ローラーなどであり得る。
露光機34は、感光体ローラー31の下方に配置され、露光パターンに基づいてレーザー光Lを感光体ローラー31に照射し、感光体ローラー31に静電潜像を形成する。本明細書では、露光機34が感光体ローラー31に露光可能な領域を露光領域700と記載する。
トナー供給装置32は、感光体ローラー31の表面に形成された静電潜像を現像する。すわわち、感光体ローラー31上の露光パターン710に基づいてトナー像610を形成する。本実施形態では、トナー供給装置32は、露光機34が感光体ローラー31に露光パターン710を露光した後に感光体ローラー31にトナーを供給し、感光体ローラー31のうち、露光機34によって露光された領域に基づいてトナー像610を形成する。
撮像部70は、撮像体71を含む。撮像部70は、トナー像610を撮像する。撮像部70は、感光体ローラー31が回転することにより、感光体ローラー31の表面に形成されたトナー像610を撮像する。撮像体71は、第1撮像体71aと第2撮像体71bとを含む。なお、撮像体71は、撮像体71aと撮像体71bのうち、一方を含んでいなくてもよい。
第1撮像体71aは、感光体ローラー31に対向して配置される。第1撮像体71aは、トナー供給装置32が感光体ローラー31の表面にトナー像610を形成した後であって、感光体ローラー31の表面から中間転写ベルト351にトナー像610が転写される前に、トナー像610を撮像できる位置に配置される。本実施形態では、撮像体71は、少なくとも撮像素子を含む。撮像体71は、光源と等倍結像レンズとを含んでいてもよい。
撮像素子は、画像を読み取る。光源は、被撮像体に光を照射する。等倍結像レンズは、被撮像体からの反射光を撮像素子に集光させる。本実施形態では、撮像素子は、CMOSイメージセンサー(Complementary Metal Oxide Semiconductor Image Sensor)である。光源は、LEDアレイである。等倍結像レンズは、ロッドレンズアレイである。
第1撮像体71aは、感光体ローラー31の表面に形成されたトナー像610を撮像する。本実施形態では、第1撮像体71aは、等倍率のレンズアレイを有するCIS(Contact Image Sensor:密着型イメージセンサー)である。CISの解像度は600dpiである。
処理部61は、各部からの信号を受け演算を行う。処理部61は、撮像部70からの信号を受けて撮像部70が撮像したトナー像610のトナー濃度を算出する。そして、処理部61は、トナー濃度に基づいて画像流れが発生している感光体ローラー31の回転軸方向D3に対する位置を検出する。すなわち、トナー像610の撮像結果に基づいて画像流れを検出する。本実施形態では、処理部61は、CPU(Central Processing Unit)などの中央演算装置を含む。
図2に示すように、露光機34は、感光体ローラー31の回転軸と平行に露光領域700の一端から他端に露光パターン710を露光する。すなわち、露光機34は、感光体ローラー31の回転軸方向D3に平行な方向を長手方向とする露光パターン710を露光する。なお、露光パターン710は露光領域700の一端から他端に連続していることが好ましい。
以上、図1及び図2を参照して画像流れ検出装置の基本構成について説明した。一般に、画像流れは、感光体ローラー31の周方向D1に沿って発生する傾向がある。回転軸方向D3の所定の領域で画像流れが発生している場合、周方向D1に沿って画像流れが発生している可能性がある。一方、本発明の画像流れ検出装置5によれば、処理部61は、回転軸方向D3における画像流れが発生している領域に基づいて感光体ローラー31の表面における画像流れの発生している領域を予測することができる。その結果、画像流れ検出装置5は、感光体ローラー31の表面に発生する画像流れを効率的に検出できる。
続いて、図3を参照して、露光パターン710について詳細に説明する。図3に示すように、露光パターン710は、第1露光パターン711と第2露光パターン721とを含む。第1露光パターン711は、感光体ローラー31の回転軸に直交する方向を短手方向とする。第2露光パターン721は、第1露光パターン711と平行である。第1露光パターン711の短手方向の幅は、第2露光パターン721の短手方向の幅よりも大きい。以下、露光パターンの短手方向の幅を幅と記載する。
露光パターン710は、図1及び図2を参照して説明したように、トナー供給装置32によってトナーが供給され、トナー像610となる。本実施形態では、第1露光パターン711は、トナー像611となり、第2露光パターン721は、トナー像621となる。トナー像の形成可能な領域をトナー像形成領域600とする。
トナー像621は、トナー像611に平行である。トナー像621は、トナー像形成領域600の一端から他端に延び、感光体ローラー31の回転軸に直交する方向を短手方向とする。トナー像611の短手方向の幅W1(以下、トナー像の短方向の幅を幅Wと記載する。)は、トナー像621の幅W2より大きい。また、トナー像611とトナー像621との間隔nは、トナー像621とトナー像631との間隔nに等しい。本実施形態では、トナー像611の幅W1は238dot(10mm)である。トナー像621の幅W2は2dot(0.084mm)である。トナー像611とトナー像621との間隔nは71dot(3mm)である。トナー像611の幅は238dot(10mm)以上が好ましい。トナー像621の幅は1dot(0.042mm)〜6dot(0.252mm)が好ましい。露光パターン710の各々の間隔nは、24dot(1mm)以上が好ましい。なお、600dpi環境下において1dotは0.0042mmである。
次に、図1、図4及び図5を参照して、画像流れの発生とトナー像610との関係について詳細に説明する。図4は、感光体ローラー31の周面を展開した展開図である。図5(a)は、感光体ローラー31の表面電位Svと画像流れとの関係を示すグラフである。図5(b)は、感光体ローラー31の表面に形成されたトナー像の輝度値(濃度)と画像流れとの関係を示すグラフである。一般に、画像流れの影響は、トナー像610(露光パターン710)の幅によって異なる。
図4に示すように、感光体ローラー31の表面には、トナー像610が形成されている。トナー像610は、トナー像形成領域600の一端から他端まで連続して形成されている。トナー像610は、トナー像610aとトナー像610bとトナー像610cとを含む。トナー像610aの幅Waは、2dotである。トナー像610bの幅Wbは、4dotである。トナー像610cの幅Wcは、6dotである。位置Pは、回転軸方向D3に直交する方向の感光体ローラー31の表面の位置を示す。
露光領域tは、感光体ローラー31のうち、露光開始位置Psから露光終了位置Peまでの位置を示す。すなわち、露光領域tは、トナー像形成領域600のうちトナー像610が形成された領域を示す。非露光領域fは、感光体ローラー31のうち、露光終了位置Peから露光開始位置Psまでの位置を示す。すなわち、非露光領域fは、トナー像形成領域600のうちトナー像610が形成されていない領域を示す。露光領域tと非露光領域fとは隣接する。
図5を参照して、感光体ローラー31の表面電位Svと画像流れとの関係について説明する。図5(a)に示すグラフの横軸は、回転軸方向D3に直交する方向の図4に示す感光体ローラー31の表面の位置Pを示す。縦軸は、図4に示す感光体ローラー31の表面電位Svを示す。実線sは、画像流れが発生していない場合における感光体ローラー31の位置Pと感光体ローラー31の表面電位Svとの関係を示す。破線bは、画像流れが発生している場合における感光体ローラー31の位置Pと感光体ローラー31の表面電位Svとの関係を示す。
感光体ローラー31の表面は、帯電装置33によって所定電位に帯電される。露光機34が感光体ローラー31の表面を露光することによって感光体ローラー31の表面電位は低下する。
実線sが示すように、画像流れが発生していない場合において、露光領域tにおける表面電位Svは一定の値まで低下している。露光領域tの表面電位Svと非露光領域fの表面電位Svとの変化の差は大きく、露光領域tの表面電位Svと非露光領域fの表面電位Svとの境界は明確である。
一方、破線bが示すように、画像流れが発生している場合において、露光領域tと非露光領域fとの境界部分の表面電位Svの低下は緩やかであり、露光領域tの表面電位と非露光領域fの表面電位との境界は不明確である。特に、トナー像610aが形成されている露光領域taでは、表面電位Svの低下が緩やかであり、露光領域tの表面電位Svの変化と非露光領域fの表面電位Svの変化との差も小さい。このことから、画像流れは、露光による表面電位の低下した領域の面積が小さい露光領域taほど、顕著に発生しやすく、表面電位の低下した領域の面積が大きい露光領域tcでは、発生しにくいことがわかる。わずかな画像流れの検出を行うためには、露光の幅(露光時間)を小さくすることが有効である。すなわち、画像流れの検知装置10は、わずかな画像流れを検知するために、トナー供給装置32は、1dotの幅のトナー像610を形成することがより好ましい。
次に、図5(b)を参照して、トナー像の輝度値(トナー濃度)と画像流れとの関係について説明する。図5(b)に示すグラフの横軸は、回転軸方向D3に直交する方向の感光体ローラー31の表面の位置Pを示す。縦軸は、感光体ローラー31の表面に形成されたトナー像610(トナー像610a、トナー像610b及びトナー像610c)の輝度値Brを示す。実線sは、画像流れが発生していない場合における回転軸方向D3に直交する方向の感光体ローラー31の位置Pとトナー像610の輝度値Brとの関係を示す。破線bは、画像流れが発生している場合における回転軸方向D3に直交する方向の感光体ローラー31の位置Pとトナー像610の輝度値Brとの関係を示す。
実線sが示すように、画像流れが発生していない場合において、トナー像610の輝度値Brは高い値を示している。露光領域tの輝度値Brの変化と非露光領域fの輝度値Brの変化との差は大きく、露光領域tの輝度値Brと非露光領域fの輝度値Brと境界は明確である。
一方、画像流れが発生している場合において、露光領域tの境界部分の輝度値Brと非露光領域fの境界部分の輝度値Brとの上昇は緩やかであり、露光領域tの輝度値Brと非露光領域fの輝度値Brとの境界が不明確である。特に、トナー像610aが形成されている露光領域taでは、画像流れが発生していない場合に比べ輝度値Brは低い。更に、露光領域taと非露光領域fとの境界も不明確である。すなわち、画像流れが発生している場合は、電荷の横流れが発生するため、表面電位Svの境界が不明確になり、現像後のトナー像610は、画像流れのレベルに応じてトナー像610の輝度値Brに変化が起こる。
以上のように、幅Wcが大きいトナー像610cは、画像流れの影響を受けにくく、幅Waが小さいトナー像610aは画像流れの影響を受けやすい。また、温度又は湿度等の環境の変化によりトナー像610のトナー濃度(輝度値)は変化することがある。したがって、処理部61は、幅Wcの大きいトナー像610cのトナー濃度を算出し、基準濃度を決定する。その後、幅Waの小さいトナー像610aのトナー濃度を算出することで、基準濃度に対するトナー像610cのトナー濃度を算出することができる。その結果、基準濃度が低い値を示す場合における画像流れの誤検知を低減することができる。
続いて、処理部61によるトナー濃度の算出方法について詳細に説明する。例えば、露光パターン710は、図3に示すように、第2露光パターン721と平行な第3露光パターン731を更に含むこともできる。第3露光パターン731は、第2露光パターン721と同様にトナー供給装置32によってトナーが供給されトナー像631となる。図3に示すようにトナー像621の幅W2と、トナー像631との幅W3は等しい。すなわち、第2露光パターン721の幅と第3露光パターン731の幅とは等しい。なお、本実施形態では、幅の等しい露光パターン710は、2つであるが、3つ以上であってもよい。
第1撮像体71aは、感光体ローラー31の表面に形成されたトナー像610を撮像する。第1撮像体71aは、まず、トナー像611を撮像し、次に、トナー像621及びトナー像631の順に撮像する。
処理部61は、第1撮像体71aの撮像結果に基づいてトナー濃度を算出する。トナー濃度比Tcの算出は以下の式1で求められる。
Tc=Ac/Bc(式1)
Acは、互いに幅の等しいトナー像621及びトナー像631のトナー濃度の平均濃度を示す。Bcは、幅の大きいトナー像611のトナー濃度の値を示す。
処理部61は、まず、トナー像611のトナー濃度から基準濃度Bcを算出する。その後、処理部61は、トナー像621及びトナー像631のトナー濃度の値を平均化し、トナー濃度の平均濃度Acを算出する。そして、基準濃度Bcに対するトナー濃度の平均濃度Acの割合(%)を算出する。
一般に、第1撮像体71aが撮像する過程において発生するノイズが、第1撮像体71aの撮像結果に影響を及ぼすことが知られている。そこで、露光パターン710は、第3露光パターン731を更に含むことができる。第3露光パターン731は、第2露光パターン721と平行である。そして、第2露光パターン721の幅W2と第3露光パターン731の幅W3とは等しい。このため、第1撮像体71aは、複数回にわたって幅の等しいトナー像610を撮像することができ、撮像結果を平均化することができる。したがって、画像流れ検出装置5は、ノイズの発生による第1撮像体71aのトナー像610の撮像に及ぼす影響を低減することができる。その結果、画像流れをより正確に検知し得る。
続いて、図1及び図6を参照して処理部61によるトナー濃度比Tcに基づく画像流れの検出について説明する。図6は、トナー濃度比Tcと感光体ローラー31の表面の位置Pとの関係を示すグラフである。
図6に示すグラフの横軸は回転軸方向D3における感光体ローラー31の表面の位置Pを示す。縦軸は、トナー濃度比Tcを示す。グラフ上の点線Amは閾値を示す。なお、閾値Amは任意に設定される。
図6に示す領域Dp1及び領域Dp2では、処理部61が算出したトナー濃度比Tcの値は閾値Am以下である。このことから、処理部61は感光体ローラー31の表面における領域Dp1及び領域Dp2において画像流れが発生していることを検知できる。
以上より、処理部61は、トナー濃度比Tcが閾値Am以下の場合に、感光体ローラー31の表面における画像流れが発生している領域を検出することができる。したがって、処理部61は、回転軸方向D3における画像流れが発生している領域に基づいて感光体ローラー31の表面における画像流れ検出が発生している領域を予測することができる。その結果、画像流れ検出装置5は、感光体ローラー31の表面における画像流れを効率的に検出することができる。
[実施形態2]
次に、図1、図7及び図8を参照して、本発明の実施形態2に係る画像流れ検出装置について説明する。図7は、中間転写ベルトに転写されたトナー像を示す。図8は、本発明の実施形態2に係る画像形成装置を示す模式図である。実施形態1と実施形態2とでは、撮像体71が撮像する像担持体が異なる。以下、実施形態2について、実施形態1と異なる事項を説明し、実施形態1と重複する事項の説明は割愛する。
図8に示すように、感光体ローラー31は、感光体ローラー31Yと感光体ローラー31Cと感光体ローラー31Mと感光体ローラー31Kとを含む。各々の感光体ローラー31には、露光機34によって露光パターン710が露光される。その後、トナー供給装置32は、感光体ローラー31Yにイエロー色のトナー像610Yを供給する。トナー供給装置32は、感光体ローラー31Cにシアン色のトナー像610Cを供給する。トナー供給装置32は、感光体ローラー31Mにマゼンダ色のトナー像610Mを供給する。トナー供給装置32は、感光体ローラー31Kにブラック色のトナー像610Kを供給する。
像担持体500は、中間転写ベルト351をも含む。中間転写ベルト351には、感光体ローラー31の表面からトナー像610が転写される。中間転写ベルト351は、複数のローラーの周囲を反時計回り(周方向D2)に周回する。中間転写ベルト351は、第1次転写ローラー354と感光体ローラー31との間に挟まれる。中間転写ベルト351は、第1次転写ローラー354によって感光体ローラー31に圧接される。これにより、トナー像610が、感光体ローラー31の表面から中間転写ベルト351に転写される。
図7に示すように、中間転写ベルト351には、各色に対応する感光体ローラー31の表面からトナー像610が転写される。トナー像610は、トナー像610K、610M、610C及び610Yを含む。
トナー像610Kは、中間転写ベルト351上にトナー像610の転写可能な領域(以下トナー像転写領域900と記載する)の一端から他端まで連続して転写される。トナー像610Kは、トナー像611K、621K、631K及び641Kを含む。各々のトナー像610は互いに平行である。トナー像621K、631K及び641Kの幅は互いに等しい。また、各々のトナー像610の周方向D2に対する間隔は等しい。
トナー像610Mは、トナー像611M、621M、631M及び641Mを含む。シアン色のトナー像610Cは、トナー像611C、621C、631C及び641Cを含む。イエロー色のトナー像610Yは、トナー像611Y、621Y、631Y及び641Yを含む。各々のトナー像610の幅及び間隔はトナー像610Kと同様であり説明を省略する。
図1に示すように、第2撮像体71bは、中間転写ベルト351の周回方向D2に沿った感光体ローラー31の下流に配置される。第2撮像体71bは、中間転写ベルト351にトナー像610が転写された後に、中間転写ベルト351上のトナー像610をトナー像610K、610M、610C及び610Yの順に撮像する。なお、撮像順序は各々のトナー像610に対応する感光体ローラー31の配置に従う。また、モノクロ複合機の場合は、第1撮像体71aを用いて感光体ローラー31の表面に形成されたトナー像610を撮像してもよい。更にまた、第2撮像体71bが配置される位置は中間転写ベルト361の周方向D2に沿った転写領域900に対向する位置であればよい。
一般的に中間転写ベルト351の色は黒色であることが多い。中間転写ベルト351の色が黒色である場合、中間転写ベルト351にブラック色のトナー像610Kを転写しても、第2撮像体71bはトナー像610Kを正確に撮像できない。そこで、ブラック色のトナー像610Kを用いて画像流れを検出する場合において、画像流れ検出装置5は、イエロー色のトナー像610Yの上にブラック色のトナー像610Kを重ねて形成することもできる。すなわち、画像流れ検出装置5は、複数のカラーのうち所定カラーのトナー像610を、所定カラーとは異なるカラーのトナー像610に重ねて形成することもできる。
処理部61は、第2撮像体71bによるトナー像610Kの撮像した結果に基づいてトナー濃度比Tcを算出する。処理部61は、トナー像610Kと同様に、トナー像610M、610C及び610Yのトナー濃度比Tcを算出する。トナー色毎にトナー濃度比Tcを算出した後、算出したトナー濃度比Tcと任意に設定された閾値Amとに基づいて感光体ローラー31の表面における画像流れを検出する。
以上より、画像流れ検出装置5は、像担持体500として感光体ローラー31の表面からトナー像610の転写される中間転写ベルト351を更に含み、中間転写ベルト351上に形成されたトナー像610を撮像することもできる。したがって、画像流れ検出装置5は、複数の感光体ローラー31を有する場合に複数の撮像体71を設ける必要がなくなる。その結果、画像流れ検出装置5を安価かつ省スペースに設計することができる。
[実施形態3]
次に、図1〜図4及び図5を参照して、本発明の実施形態3における撮像体71による撮像について説明する。実施形態3と実施形態1とでは撮像体71の解像度が異なる。以下、実施形態3について、実施形態1と異なる事項を説明し、実施形態1と重複する事項の説明は割愛する。
一般に、露光機34の露光サイズ(画素)によりトナー像の解像度が決定される。本実施形態では、露光機34は、解像度600dpiのトナー像610に対応する露光サイズで感光体ローラー31の表面を露光する。そして、トナー供給装置32は感光体ローラー31にトナーを供給し、露光機34が露光した露光パターン710にしたがって、トナー像610を形成する。なお、露光機34による露光の出力パワー及び出力時間は一定であり、トナー像610の濃度は一定である。
幅の小さいトナー像610(図4に示すトナー像610a)は画像流れの影響を受けやすい。このため、画像流れを精度よく検出するために、画像流れ検出装置5は、1dotのトナー像610を形成することが望ましい。しかし、画像流れが発生している場合、露光領域tの表面電位Svと非露光領域fの表面電位Svとの境界が不明確となる。このため感光体ローラー31の表面に形成されるトナー像610は、本来形成されるべき領域とはわずかに異なる領域(以下、わずかにずれた位置と記載する)に形成される可能性がある。
このような場合、解像度の600dpiである撮像体71を用いてトナー像610を撮像すると、撮像体71は、わずかにずれた位置に形成されたトナー像610を正しく撮像できず、画像流れを検出できない場合がある。そのため、トナー像610の解像度に対して2倍の分解能を有する解像度1200dpiの撮像体71を用いて撮像する。解像度1200dpiの撮像体71は、解像度1200dpiの撮像体71に比べ、被撮像体を細かく分割して撮像することができる。したがって、撮像体71は、わずかにずれた位置に形成されたトナー像610を撮像することができる。その結果、画像流れ検出装置5はわずかな画像流れを検出することができる。
[実施形態4]
次に、図1、図8及び図9を参照して、本発明の実施形態3に係る画像流れ検出装置を備える画像形成装置について説明する。図9は画像形成装置のブロック図である。
図8に示すように、画像形成装置1は、読取部80と、画像形成部400と、制御部60と、画像流れ検出装置5とを備える。画像形成装置1は、複写機、プリンター、ファクシミリ又はこれらの機能を兼ね備えた複合機であり得る。
読取部80は、画像を読み取り画像データを生成する。読取部80は、センサー81と、原稿台82と、可動ユニット85と含む。
原稿台82は、例えば、透明であり、ガラスから形成されている。可動ユニット85は、光源、レンズ及びセンサー81を含む。可動ユニット85は、原稿台82の下方で移動する。本実施形態では、センサー81はCISである。
例えば、読取部80は、自動原稿送り装置83を更に含む。自動原稿送り装置83は、載置台831と、ピックアップローラー832と、ピックアップローラー833aと、搬送ローラー833bと、排紙台835とを含む。原稿搬送路834は、載置台831から、読取部80にて読み取りが行われる読取位置Qを経由して、排紙台835に通じる原稿Mの搬送路である。
載置台831の上に複数枚の原稿Mを載置することにより、複数枚の原稿Mを一度に処理することができる。自動原稿送り装置83を用いて原稿Mを読み込む場合、ピックアップローラー832は、載置台831の上に載置された原稿Mを1枚ずつ原稿搬送路834内に引き出し、原稿Mをピックアップローラー833aと搬送ローラー833bとに送る。ピックアップローラー833aと搬送ローラー833bとは原稿Mを引き出し、原稿Mが読取位置Qを通過するときに、読取部80は、原稿Mを読み取る。
画像形成部400は、給紙部10と、用紙搬送部20と、作像部30と、定着部90と、用紙排出部50とを含む。画像形成部400は、読取部80によって読み取られた画像データに基づいて画像を形成する。
給紙部10には、印刷用の被記録媒体Pが収容されている。印刷を行う際、給紙部10内の被記録媒体Pは、作像部30と定着装置90とを経由して排出部50から排出されるように、用紙搬送部20によって搬送される。
用紙搬送部20は、被記録媒体Pを画像形成部400に搬送する。用紙搬送部20は、レジストローラー対381を含む。
作像部30は、トナー像を被記録媒体Pに形成する。作像部30は、感光体ローラー31と、トナー供給装置32と、帯電装置33と、露光機34と、転写装置35とを含む。
帯電装置33は、感光体ローラー31の表面に接触して配置された帯電ローラー331を含む。帯電装置33は、帯電ローラー331を回転させることで感光体ローラー31の表面を所定電位に帯電させる。
露光機34は、読取部80で生成された原稿の画像データに基づいて感光体ローラー31の表面をレーザー光で露光し、静電潜像を形成する。
トナー供給装置32は、現像ローラー321を含む。現像ローラー321は、トナー収容部(不図示)に収容されたトナーを感光体ローラー31に供給して静電潜像を現像させる。
感光体ローラー31は、原稿の画像データに基づいて形成した静電潜像及びトナー像を担持する。感光体ローラー31は、対向して配置される第1次転写ローラー354との間に中間転写ベルト351を挟み、感光体ローラー31の表面から中間転写ベルト351にトナー像を転写する。
転写装置35は、無端状の中間転写ベルト351と駆動ローラー352と従動ローラー353と1次転写ローラー354と2次転写ローラー355とを含む。
中間転写ベルト351は、駆動ローラー352と従動ローラー353と1次転写ローラー354とに周回可能に張架される。中間転写ベルト351は、駆動ローラー352により図8において反時計周りに周回する。
1次転写ローラー354は、感光体ローラー31に対向して配置される。1次転写ローラー354は、感光体ローラー31に中間転写ベルト351を圧接し、中間転写ベルト351にトナー像を転写する。
2次転写ローラー355は、中間転写ベルト351に転写されたトナー像を被記録媒体Pに転写する。被記録媒体Pは、レジストローラー対381によって、中間転写ベルト351に形成されるトナー像とタイミングを合わせて中間転写ベルト351と2次転写ローラー355とのニップ部Nに搬送される。これにより中間転写ベルト351から被記録媒体Pにトナー像が転写される。
定着部90では、定着部材91と加圧部材92とによって被記録媒体Pを加熱及び加圧することで、トナー供給装置32において形成された未定着のトナー像を溶融させて被記録媒体Pに定着させる。
清掃部40は、画像流れ検出結果に基づいて、感光体ローラー31の表面を清掃する。
用紙排出部50は、被記録媒体Pを排出する。
制御部60は、各部を制御する。図9に示すように、制御部60は、処理部61、記憶部62及び制御回路63を含む。処理部61は、画像の形成又は画像の読み込みなど所定の処理を行う。記憶部62は、データ又はファームウェアなどを記憶する。記憶部62は、RAM(Random Access Memory)又はROM(Read Only Memory)を含む。
制御回路63は、各部を電気的に制御する。制御回路63は、1つの専用制御回路で撮像部70と読取部80とを制御する。なお、制御回路63は、撮像部70と読取部80との双方を制御するために、専用制御回路と同一基板上に形成される個別制御回路を更に2つ以上含んでいてもよい。制御回路63は、駆動用IC(Integrated Circuit)、画像処理用IC、又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)を含む。
画像流れ検出装置5は、感光体ローラー31と、トナー供給装置32と、露光機34と、中間転写ベルト351と、処理部61と含む。感光体ローラー31と、トナー供給装置32と、露光機34と、中間転写ベルト351と、処理部61とは、画像形成装置1と兼用される。
以上より、図1、図8及び図9を参照して説明したように、制御部60は、第1制御回路63aと第2制御回路63bとの一部又は全部を共通とすることができる。すなわち、制御部60は、撮像部70と読取部80とを制御する。したがって、制御部60は、複数機能の制御を共通化することができる。その結果、画像流れ検出装置5を安価かつ高速に設計することができる。
次に、撮像体71の解像度とトナー像610との関係について説明する。例えば、画像形成装置1は、画像形成部400が被記録媒体Pに画像形成を行う印刷モードPmと、処理部61が画像流れを検出する画像流れ検出モードKmとで動作する。1dotの幅のトナー像610を用いることにより画像流れ検出装置5は、わずかな画像流れを検出することができる。1dotの幅のトナー像610を撮像するためには、撮像体71の解像度をトナー像610の解像度に対して2倍以上にすることが好ましい(実施形態3参照)。しかし、高い解像度を有する撮像体71はコストがかかる。そこで、600dpiの解像度を有する撮像体71を用いて撮像する場合であっても画像流れ検出モードKmにおける感光体ローラー31の回転速度Rkを印刷モードPmにおける感光体ローラー31の回転速度Rpの半分にすることにより、1200dpiの解像度を有する撮像体を用いて撮像することと同様の効果が得られる。
具体的には、画像流れ検出モードKmにおいて回転速度Rkが回転速度Rpの半分である場合、撮像体71による被撮像体の撮像される範囲は半分になる。すなわち、画像流れ検出モードKmにおける被撮像体の撮像される範囲は、印刷モードPmにおける被撮像体の撮像される範囲の半分となる。したがって、感光体ローラー31の回転速度Rkを調整することによって、撮像体71は、被撮像体を細かく分割して撮像できる。その結果、画像形成装置1は、安価な設計で、わずかな画像流れを検出することができる。なお、画像流れ形成装置1は、画像流れ検出モードKmにおいて中間転写ベルト351の周回速度Akを印刷モードPmにおける周回速度Apの半分にし、中間転写ベルト351に転写されたトナー像610を撮像することで画像流れを検知してもよい。
以上より、画像形成装置1は、印刷モードPmと画像流れ検出モードKmとで感光体ローラーの回転速度を調整可能である。また、中間転写ベルトの周回速度をも、印刷モードPmと画像流れ検出モードKmとで調整可能である。したがって、高い解像度を有する撮像体71を用いることなく、撮像体71は、わずかにずれた位置に形成されたトナー像610を撮像することができる。その結果、画像流れ検出装置5はわずかな画像流れを検出することができる。
次に、画像形成装置1の画像流れ検出結果に基づく、感光体ローラー31の表面の清掃について説明する。例えば、画像形成装置1は、感光体ローラー31の表面に露光パターンを露光し、画像流れの検出を行い、その後、画像形成装置1は、画像流れ検出結果に基づいて、清掃部40による感光体ローラー31の表面の清掃を行う。画像形成装置1は、感光体ローラー31の表面に付着した放電生成物が除去されるまで、画像流れの検出と感光体ローラー31の表面の清掃とを繰り返すこともできる。
以上、本発明の実施形態について、図面(図1〜図9)を参照しながら説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数等は、図面作成の都合上から実際とは異なる。また、上記の実施形態で示す各構成要素の形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本発明は、画像形成装置の分野に利用可能である。
1 画像形成装置
5 画像流れ検出装置
60 制御部
61 処理部
70 撮像部
71 撮像体
80 読取部
31 感光体ローラー
32 トナー供給装置
34 露光機
351 中間転写ベルト
400 画像形成部
500 像担持体
710 露光パターン
711 第1露光パターン
721 第2露光パターン
731 第3露光パターン
Am 閾値
Tc トナー濃度比
Pm 印刷モード
Km 画像流れ検出モード

Claims (15)

  1. 回転軸に対して回転可能な感光体ローラーを有する像担持体と、
    前記感光体ローラーを露光する露光機と、
    前記露光機が前記感光体ローラーを露光した後に前記感光体ローラーにトナーを供給し、前記感光体ローラーのうち、前記露光機によって露光された領域に基づいてトナー像を形成するトナー供給装置と、
    前記像担持体に担持されたトナー像を撮像する撮像部と、
    所定の処理を行う処理部と
    を備え、
    前記露光機は、前記感光体ローラーを前記回転軸に平行な方向を長手方向とする露光パターンで露光し、
    前記撮像部は、前記露光パターンにしたがって形成された前記トナー像を撮像し、
    前記処理部は、前記トナー像の撮像結果に基づいて画像流れを検出する、画像流れ検出装置。
  2. 前記露光パターンは、第1露光パターンと第2露光パターンとを含み、
    前記第1露光パターンは、前記感光体ローラーの前記回転軸に直交する方向を短手方向とし、
    前記第2露光パターンは、前記第1露光パターンと平行であり、
    前記第1露光パターンの短手方向の幅は、前記第2露光パターンの短手方向の幅よりも大きい、請求項1に記載の画像流れ検出装置。
  3. 前記露光パターンは、前記第2露光パターンと平行な第3露光パターンを更に含み、
    前記第2露光パターンの短手方向の幅と前記第3露光パターンの短手方向の幅とは等しい、請求項2に記載の画像流れ検出装置。
  4. 前記処理部は、前記トナー像の撮像結果に基づいてトナー濃度を算出し、
    閾値と前記トナー濃度とに基づいて画像流れを検出する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像流れ検出装置。
  5. 前記撮像部は、前記感光体ローラーに形成された前記トナー像を撮像する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記像担持体は、前記感光体ローラーから前記トナー像の転写される中間転写ベルトを更に有し、
    前記撮像部は、前記中間転写ベルトに転写された前記トナー像を撮像する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像流れ検出装置。
  7. 前記撮像部は、密着型イメージセンサーを含む、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の画像流れ検出装置。
  8. 前記撮像部は撮像体を有し、
    前記撮像体の解像度は、前記トナー像の解像度に対して2倍以上を有する、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の画像流れ検出装置。
  9. 前記撮像体の解像度は1200dpiであり、
    前記トナー像の解像度は600dpiである、請求項8に記載の画像流れ検出装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の画像流れ検出装置と、
    原稿に基づいて被記録媒体に画像を形成する画像形成部と
    を備える、画像形成装置。
  11. 前記原稿を読み取る読取部と、
    前記読取部と前記撮像部とを制御する制御部と
    を備える、請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 画像形成装置は、
    前記画像形成部が被記録媒体に画像形成を行う印刷モードと、
    前記処理部が画像流れを検出する画像流れ検出モードと
    で動作し、
    前記感光体ローラーの回転速度は、前記印刷モードと前記画像流れ検出モードとで調整可能である、請求項10に記載の画像形成装置。
  13. 画像形成装置は、
    前記画像形成部が被記録媒体に画像形成を行う印刷モードと、
    前記処理部が画像流れを検出する画像流れ検出モードと
    で動作し、
    前記感光体ローラーの回転速度は、前記印刷モードと前記画像流れ検出モードとで調整可能である、請求項11に記載の画像形成装置。
  14. 画像形成装置は、
    前記画像形成部が被記録媒体に画像形成を行う印刷モードと、
    前記処理部が画像流れを検出する画像流れ検出モードと
    で動作し、
    前記中間転写ベルトの周回速度は、前記印刷モードと前記画像流れ検出モードとで調整可能である、請求項10に記載の画像形成装置。
  15. 画像形成装置は、
    前記画像形成部が被記録媒体に画像形成を行う印刷モードと、
    前記処理部が画像流れを検出する画像流れ検出モードと
    で動作し、
    前記中間転写ベルトの周回速度は、前記印刷モードと前記画像流れ検出モードとで調整可能である、請求項11に記載の画像形成装置。
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