JP2015155739A - シール機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】シールリップを有すると共に極低温で用いられるシール機構において、極低温であってもシールリップの軸とシャフトの軸とを一致させることで良好なシールを行う。【解決手段】シャフトに対して同軸配置されると共にシャフトの周面に当接する環状かつ樹脂製のシールリップを備えるシール機構であって、シャフトを囲う金属製のハウジングに設けられると共に、シールリップのシャフトと直接当接する縁部を除く箇所とシャフトとの間にシャフトの周面と離間して配置されるストッパを備え、ストッパは、シールリップの形成材料よりも熱膨張係数が小さい材料からなり、冷却時に縮径するシールリップと当接することにより、シールリップの軸をシャフトの軸と一致させる。【選択図】図1

Description

本発明は、シール機構に関するものである。
従来から、例えば特許文献1及び特許文献2に示すようなシールリップを用いたシール機構が用いられている。このようなシール機構では、環状のシールリップの内側の縁部がシャフトの周面に当接された状態で配置され、シャフトが回転するときにはシールリップがシャフトに対して摺動した状態でシールを行う。
国際公開第2010/061670号 国際公開第2006/068047号
一方、ロケットエンジン用のターボポンプ等では、極低温(例えば、−200℃程度)となることから、シールリップを用いたシール機構は用いられてこなかった。これは、一般的にシールリップがエラストマ等の極低温において脆くなる材料によって形成されていることによる。ただし、近年の技術の進歩により、極低温においても信頼性の高い樹脂材料が開発されてきており、このような材料からなるシールリップを用いたシール機構を上述のような極低温の環境で使用する装置に取り入れることが今後考えられる。
しかしながら、極低温においても信頼性が高い材料であっても、樹脂材であることから、金属製のシャフトや同様に金属製のハウジングに対して熱膨張係数が大きい。つまり、常温から極低温となったときの収縮率は、樹脂製のシールリップと、金属製のシャフトやハウジングとで大きく異なる。このような場合に、シールリップがシャフトと同軸状態を維持して収縮するには、シールリップが軸周りに均等な力で保持される必要があるが、当然に存在する組み付け誤差等によってシールリップが軸周りに均等な力で保持されている保証はない。このため、常温において、シールリップとシャフトとの芯出しが正確に行われていたとしても、極低温においてシールリップの軸とシャフトの軸とが一致している保証はない。シールリップの軸とシャフトの軸とがずれた場合には、シールリップのシャフトに対する押圧力分布の周方向における偏りが生じ、シャフトの回転抵抗が増加したり、シール性が悪化したりすることになる。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、シールリップを有すると共に極低温で用いられるシール機構において、極低温であってもシールリップの軸とシャフトの軸とを一致させることで良好なシールを行うことを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
第1の発明は、 シャフトに対して同軸配置されると共に上記シャフトの周面に当接する環状かつ樹脂製のシールリップを備えるシール機構であって、上記シャフトを囲う金属製のハウジングに設けられると共に、上記シールリップの上記シャフトと直接当接する縁部を除く箇所と上記シャフトとの間に上記シャフトの周面と離間して配置されるストッパを備え、上記ストッパが、上記シールリップの形成材料よりも熱膨張係数が小さい材料からなり、冷却時に縮径する上記シールリップと当接することにより、上記シールリップの軸を上記シャフトの軸と一致させるという構成を採用する。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記ストッパが、上記シャフトの軸を中心として環状に設けられているという構成を採用する。
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、上記ストッパが、上記ハウジングと同一材料によって形成されているという構成を採用する。
第4の発明は、上記第1〜第3いずれかの発明において、上記シールリップが、上記縁部よりも上記シャフトから離間した位置に設けられると共に上記シャフト側に向けられた当接面を有する屈曲部を有し、上記ストッパが、上記屈曲部の上記当接面と上記シャフトとの間に配置されているという構成を採用する。
本発明によれば、シールリップのシャフトと直接当接する縁部を除く箇所とシャフトとの間にシャフトの周面と離間して配置されるストッパを備えている。このようなストッパは、シャフトの周囲に設けられたハウジングに設けられており、冷却時にシールリップに当接する。この結果、シールリップは当該ストッパに支えられた状態で収縮することになり、シールリップの収縮過程における位置を規定することができる。よって、ストッパによって、収縮するシールリップの軸をシャフトの軸と一致させることが可能となる。したがって、本発明によれば、シールリップを有すると共に極低温で用いられるシール機構において、極低温であってもシールリップの軸とシャフトの軸とを一致させることで良好なシールを行うことが可能となる。
(a)が本実施形態の第1実施形態のシール機構の概略構成を模式的に示す断面図であり、(b)が本実施形態の第1実施形態のシール機構が備えるシールリップの斜視図である。 (a)が常温時の第1実施形態のシール機構の一部を含む模式的な拡大断面図であり、(b)が極低温時の第1実施形態のシール機構の一部を含む模式的な拡大断面図である。 (a)が常温時の第2実施形態のシール機構の一部を含む模式的な拡大断面図であり、(b)が極低温時の第2実施形態のシール機構の一部を含む模式的な拡大断面図である。 (a)が変形例の常温時の模式的な拡大断面図であり、(b)が変形例の極低温時の模式的な拡大断面図である。
以下、図面を参照して、本発明に係るシール機構の一実施形態について説明する。なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
(第1実施形態)
図1(a)は、本実施形態のシール機構1の概略構成を模式的に示す断面図である。本実施形態のシール機構1は、図1に示すようにシャフトSと当該シャフトSを囲うハウジングHとを有すると共に極低温にて用いられる装置(例えば、ロケットエンジン用ターボポンプ)に組み込まれて用いられる。なお、シャフトS及びハウジングHは、例えば、ニッケル基合金やステンレス鋼によって形成された金属製の部材である。また、図1(a)においては、シャフトS及びハウジングHの一部のみを図示している。
このようなシール機構1は、図1(a)に示すように、シールリップ2と、取付部品3とを備えている。図1(b)は、シールリップ2の斜視図である。この図に示すように、シールリップ2は、軸L1を中心とする環状の部材であり、軸L1と直交方向における略中央部にて屈曲されている。
屈曲された箇所(以下、屈曲箇所20と称する)の内側に位置する内側部21は、軸L1側の縁部21aが高圧側(図1(a)においてシール機構1の左側)に位置し、屈曲箇所20側の根元部21bが低圧側(図1(a)においてシール機構1の右側)に位置するテーパ形状とされている。つまり、内側部21は、高圧側に向けて窄むように形状設定されている。このような内側部21の縁部21aは、図1(a)に示すようにシャフトSの周面に対して当接されており、シャフトSが回転したときにはシャフトSに対して摺接される。
屈曲箇所20の外側に位置する外側部22は、内側部21の外側に配置された部位であり、軸L1に対して直交する表裏面を有する薄板状の環状部である。このような外側部22は、図1(a)に示すように、取付部品3とハウジングHとに狭持される部位であり、ハウジングHに対して取り付けられる取付部として機能する。
このシールリップ2は、極低温において脆くなり難い樹脂材料によって形成された樹脂製の部材である。例えば、このようなシールリップ2の材料としては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)等が挙げられる。また、ポリテトラフルオロエチレンをベース材としてポリエーテルエーテルケトンを添加した材料や、ポリエーテルエーテルケトンをベース材としてポリテトラフルオロエチレン(その他フッ素系樹脂でも良い)を添加した材料を用いてシールリップ2を形成することもできる。
上述の材料は、どれも樹脂材料であり、シャフトSやハウジングHを形成する金属材料よりも熱膨張係数が高い。このため、シールリップ2は、常温から極低温に冷却されたときには、シャフトSやハウジングHよりも大きく収縮する。
このようなシールリップ2は、常温において、軸L1がシャフトSの軸LS(図1(a)参照)と重なるように組み付けられる。つまり、シールリップ2は、シャフトSに対して同軸配置されている。
取付部品3は、シールリップ2をハウジングHに対して取り付けると共に、冷却時に収縮するシールリップ2の芯出しを行うものであり、ベース部31と、ストッパ32とを備えている。
ベース部31は、シャフトSの軸LSに沿った方向から見て、シールリップ2の外側部22と略同一の大きさとされた環状のブロック状の部位である。このベース部31は、図1(a)に示すように、シールリップ2の外側部22を挟み込むようにしてハウジングHに対して不図示のボルト等によって固定されている。
ストッパ32は、ベース部31よりもシャフトSの軸LS側に設けられており、軸LS側の先端32a(図2参照)がシールリップ2の内側部21寄りに位置し、根元部32b(図2参照)が先端32aよりもシールリップ2から遠方に位置するテーパ形状とされている。つまり、ストッパ32は、シールリップ2側に向けて窄むように形状設定されている。このようなストッパ32は、先端32aがシールリップ2の根元部21bとシャフトSとの間に入り込むように配置されている。
つまり、このようストッパ32は、シールリップ2の根元部21b(シャフトSと直接当接する縁部21aを除く箇所)シャフトSとの間にシャフトSの周面と離間して配置されており、シャフトSの軸LSを中心として環状に設けられている。
また、ストッパ32は、シールリップ2の形成材料よりも熱膨張係数が小さい材料からなり、本実施形態においては、ハウジングHと同一の材料から形成されている。つまり、ハウジングHがニッケル基合金によって形成されている場合いは、ストッパ32もニッケル基合金によって形成される。なお、ベース部31もストッパ32と同一材料によって形成されている。これらのベース部31とストッパ32とが一体化されて1つの取付部品3が形成されている。このような取付部品3がハウジングHに対して固定されることにより、ハウジングHに対してストッパ32が設けられている。
このようなストッパ32は、冷却時に縮径するシールリップ2の根元部21bと当接することによって、シールリップ2の軸L1がシャフトSの軸LSと一致するように、シールリップ2の縮径時における変形をガイドする。
図2(a)は常温時のシール機構1の一部を含む模式的な拡大断面図であり、図2(b)は極低温時のシール機構1の一部を含む模式的な拡大断面図である。図2(a)に示すように、常温時には、ストッパ32とシールリップ2の根元部21bとの間には隙間が形成されている。これが冷却されて、ハウジングH、シャフトS及びストッパ32に対して、シールリップ2が大きく収縮すると、図2(b)に示すように、シールリップ2の根元部21bがストッパ32に当接する。ここでストッパ32がシャフトSの軸LSを中心とする環状形状とされていることから、ストッパ32によって、シールリップ2の軸L1がシャフトSの軸LSと一致するようにシールリップ2の変形がサポートされる。
以上のような本実施形態のシール機構1によれば、シールリップ2の根元部21b(シャフトSと直接当接する縁部21aを除く箇所)とシャフトSとの間にシャフトSの周面と離間して配置されるストッパ32を備えている。このようなストッパ32は、シャフトSの周囲に設けられたハウジングHに設けられており、冷却時にシールリップ2に当接する。この結果、シールリップ2は当該ストッパ32に支えられた状態で収縮することになり、シールリップ2の収縮過程における位置を規定することができる。よって、ストッパ32によって、収縮するシールリップ2の軸L1をシャフトSの軸LSと一致させることが可能となる。したがって、本実施形態のシール機構1によれば、極低温であってもシールリップ2の軸L1とシャフトSの軸LSとを一致させることで良好なシールを行うことが可能となる。
また、本実施形態のシール機構1においては、ストッパ32が、シャフトSの軸LSを中心として環状に設けられている。このため、シールリップ2がどのように収縮した場合であっても、確実にストッパ32がシールリップ2と当接することができ、より確実にシールリップ2の軸L1とシャフトSの軸LSとを一致させることが可能となる。
また、本実施形態のシール機構1においては、ストッパ32がハウジングHと同一材料によって形成されている。このため、冷却時にストッパ32とハウジングHとが同様に収縮することになり、ハウジングHに対するストッパ32の相対的な位置関係が変化しない。よって、冷却時においてもストッパ32のシャフトSの軸LSに対する相対的な位置関係が変化することを防止し、より確実にシールリップ2の軸L1とシャフトSの軸LSとを一致させることが可能となる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本実施形態において、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略する。
図3は、本実施形態のシール機構1Aの一部を含む模式的な拡大断面図である。なお、図3(a)は、常温時のシール機構1の一部を含む模式的な拡大断面図であり、図3(b)は極低温時のシール機構1の一部を含む模式的な拡大断面図である。
これらの図に示すように、本実施形態のシール機構1Aは、上記第1実施形態において説明したストッパ32を有していない取付部品3と、屈曲部41を有するシールリップ4と、ハウジングHに対して一体的に設けられたストッパ5とを備えている。
シールリップ4は、上記第1実施形態のシールリップ2と同様の環状とされており、内側の縁部42がシャフトSの周面に当接するように配置されている。シールリップ4の屈曲部41は、シャフトSに当接する縁部42よりもシャフトSから離間した位置であるシールリップ4の上端部に設けられており、シャフトSに向けて配置される当接面41aを有している。このようなシールリップ4は、第1実施形態のシールリップ2と同様の材料によって形成されている。
ストッパ5は、ハウジングHと同一材料から形成されており、屈曲部41とシャフトSとの間に配置されている。このストッパ5は、屈曲部41の当接面41aよりも径の小さな環状とされており、図3(a)に示すように、外周面が屈曲部41の当接面41aに対向配置されている。このようなストッパ5は、図3(b)に示すように、冷却時に縮径するシールリップ4の当接面41aと当接することによって、シールリップ4の軸がシャフトSの軸と一致するように、シールリップ2の縮径時における変形をガイドする。
このような本実施形態のシール機構1Aにおいても、上記第1実施形態のシール機構と同様に、ストッパ5によって、収縮するシールリップ4の軸をシャフトSの軸と一致させることが可能となる。したがって、本実施形態のシール機構1Aによれば、極低温であってもシールリップ4の軸とシャフトSの軸とを一致させることで良好なシールを行うことが可能となる。
さらに、本実施形態のシール機構1Aにおいては、屈曲部41の当接面41aがシャフトSの半径方向と直交するようにシャフトS側に向けられているため、収縮方向の正面からストッパ5をシールリップ4に対して当接させることができる。よって、確実にシールリップ4をガイドすることが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
図4は、本発明の変形例を模式的に示す拡大断面図である。図4(a)は、常温時の拡大断面図であり、図4(b)は極低温時の拡大断面図である。これらの図に示すように、上記第1実施形態のシール機構1のさらに高圧側に、シール機構1と形状が反転されたシール機構1Bを設置するようにしても良い。このような場合には、これらのシール機構1とシール機構1Aとの間にフラッシングガスを封入してよりシール性の高い構造とすることができる。
1……シール機構、1A……シール機構、1B……シール機構、2……シールリップ、3……取付部品、4……シールリップ、5……ストッパ、20……屈曲箇所、21……内側部、21a……縁部、21b……根元部、22……外側部、31……ベース部、32……ストッパ、32a……先端、32b……根元部、41……屈曲部、41a……当接面、42……縁部、H……ハウジング、L1……軸、LS……軸、S……シャフト

Claims (4)

  1. シャフトに対して同軸配置されると共に前記シャフトの周面に当接する環状かつ樹脂製のシールリップを備えるシール機構であって、
    前記シャフトを囲う金属製のハウジングに設けられると共に、前記シールリップの前記シャフトと直接当接する縁部を除く箇所と前記シャフトとの間に前記シャフトの周面と離間して配置されるストッパを備え、
    前記ストッパは、前記シールリップの形成材料よりも熱膨張係数が小さい材料からなり、冷却時に縮径する前記シールリップと当接することにより、前記シールリップの軸を前記シャフトの軸と一致させる
    ことを特徴とするシール機構。
  2. 前記ストッパは、前記シャフトの軸を中心として環状に設けられていることを特徴とする請求項1記載のシール機構。
  3. 前記ストッパが、前記ハウジングと同一材料によって形成されていることを特徴とする請求項1または2記載のシール機構。
  4. 前記シールリップが、前記縁部よりも前記シャフトから離間した位置に設けられると共に前記シャフト側に向けられた当接面を有する屈曲部を有し、
    前記ストッパは、前記屈曲部の前記当接面と前記シャフトとの間に配置されている
    ことを特徴とする請求項1〜3いずれか一項に記載のシール機構。
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