JP2015154872A - 注射針穿刺部の止血用パッドおよびその使用方法、止血用貼付材キット - Google Patents

注射針穿刺部の止血用パッドおよびその使用方法、止血用貼付材キット Download PDF

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Abstract

【課題】 皮膚方向への圧迫効果をさらに高めることにより止血効果を改善する注射針穿刺部の止血用パッドおよびその使用方法、止血用貼付材キットを提供する。
【解決手段】 通水性基材で形成され、吸水性樹脂が封入された袋からなる注射針穿刺部の止血用パッドおよび該止血用パッドを上から固定するテープからなる止血用貼付材;該止血用パッドに水および/または生理食塩水を吸収させて吸水性樹脂を膨潤ゲル化させた後、該袋を注射針穿刺部に接触させる注射針穿刺部の止血用パッドの使用方法;該止血用パッド、所定量の水および/または生理食塩水が入った容器、および必要により該袋を固定するテープからなる注射針穿刺部の止血用貼付材キットである。
【選択図】 図1

Description

本発明は注射針穿刺部の止血用パッドおよびその使用方法、止血用貼付材キットに関し、さらに詳しくは採血、点滴、輸血、人工透析などの注射針などによる血管穿刺孔や皮膚表面穿刺孔に対して優れた圧迫効果および止血効果を有する注射針穿刺部の止血用パッドおよびその使用方法、止血用貼付材キットに関するものである。
採血、点滴、輸血、人工透析時などにおいては、皮膚表面から血管に注射針、カテーテル、医療用チューブなどを穿刺して行うが、これらの注射針などを抜いた後には血管の穿刺部から出血するため、血液の凝固作用によって閉じられるまで当該穿刺部に脱脂綿やガーゼを当てて指で強く圧迫し、さらに粘着テープ、伸縮バンドなどで押圧して止血されている。特に人工透析においては繰り返し穿刺が行われると同時に動脈などにも注射されるため、注射針などを抜いた際には大量の出血があり止血に時間がかかる場合が生じている。このような動脈の場合には、穿刺部にガ−ゼを置き、その上から止血圧迫綿などの枕状のパッドを当てて縛りつけ、動脈管を強く圧迫して止血している。しかし、こうした止血処置は面倒で、効率的でないところから、効率的で確実な止血を行なうことが出来る止血用パッドが望まれている。そして、このような注射針などを抜いた直後に穿刺孔に貼り付けて使用する種々の止血用貼付材が開発されている。
このような止血用貼付材として、たとえばパッドの大きさや厚さを特定して血管穿刺孔と皮膚表面穿刺孔を押圧するようにしたり、さらには圧迫効果を高める層、圧迫効果を有し、かつ血液を吸収する層および血液を早く吸収する層を順に積層したパッドを備えた止血用貼付材が提案されている(たとえば、引用文献1)。
また、圧迫効果を奏するものとして吸水性樹脂が用いられる場合があるが、このようなものとして、たとえば吸水性樹脂と粘着性のあるフィルムと滅菌ガーゼを組み合わせた救急ばんそうこうが提案されている(たとえば、引用文献2)。
特開平5−245173号公報、 特開平8−659号公報
しかしながら、前者の止血用貼付材において、パッドの表面が平坦であるため、注射針などを抜いた後の血管の穿刺部を圧迫するための押圧力が分散し、止血効果が充分でない場合がある。またパッドを複数の層で形成した場合には、パッド構造が複雑で、製造工程が煩雑となり、コスト高になるという問題がある。
後者の救急ばんそうこうにおいては、吸水性樹脂が血液を吸収して膨潤して皮膚を圧迫するが、圧迫する力が横方向に分散し圧迫効果が十分でなく、したがって止血効果も不十分であった。
本発明の目的は、皮膚方向への圧迫効果をさらに高めることにより止血効果を改善する注射針穿刺部の止血用パッドおよびその使用方法、止血用貼付材キットを提供することである。
本発明者らは、上記の課題に鑑み、鋭意研究の結果、吸水性樹脂を通水性基材で形成された袋に入れたパッドを皮膚に当てることにより達成できることを見出し本発明に至った。
すなわち、本発明は通水性基材で形成され、吸水性樹脂が封入された袋を用いる注射針穿刺部の止血用パッドである。
さらに本発明は、上記吸水性樹脂が水および/または生理食塩水により膨潤させたゲルであることを特徴とする。
さらに本発明は、上記ゲルにおける水および/または生理食塩水の含有量は、前記ゲルを形成する吸水性樹脂の水および/または生理食塩水の吸収倍率の3重量%〜70重量%であることを特徴とする。
さらに本発明は、上記吸水性樹脂中の水可溶性成分が5重量%以下であることを特徴とする。
また本発明は、上記止血用パッドおよび該止血用パッドを上から固定するテープからなる注射針穿刺部の止血用貼付材である。
また本発明は、上記止血用パッドに水および/または生理食塩水を吸収させて吸水性樹脂を膨潤ゲル化させた後、該袋を注射針穿刺部に接触させる注射針穿刺部の止血用パッドの使用方法である。
また本発明は、上記止血用パッド、所定量の水および/または生理食塩水が入った容器、および必要により該袋を固定するテープからなる注射針穿刺部の止血用貼付材キットである。
本発明によれば、本発明の注射針穿刺部の止血用パッドは、通水性基材で形成され、吸水性樹脂が封入された袋を用いるので、吸水性樹脂は血液を吸収して膨潤する。そして吸水性樹脂は袋に封入されているので膨潤した圧力が袋の外に向かって働くが、横方向への圧力分散が抑制され、結局皮膚方向への圧力が増大し注射針穿刺部への圧迫効果が増大し、止血できる。
本発明によれば、吸水性樹脂は予め水および/または生理食塩水により膨潤させたゲルであるので、血液を吸収膨潤する速度が速く、そのため注射針穿刺部への圧迫効果が増大する。且つゲル粒子は血液を吸収膨潤してさらに大きくなり、ゲル粒子間の間隔が狭まり血液が段々と通りにくくなり、最後には血液が入らなくなるという目詰まり効果も奏する。二つの効果が相乗して非常に速く止血できることになる。
さらに本発明によれば、前記ゲルにおける水および/または生理食塩水の含有量は、前記ゲルを形成する吸水性樹脂の水および/または生理食塩水の吸収倍率の3%〜70%であるので、この範囲であると血液の吸収膨潤が速くなり圧迫効果も速く生じ、注射針穿刺部への止血効果もさらに急速に生じる。
本発明は、前記吸水性樹脂中の水可溶性成分が5重量%以下であるので、ゲルの表面から水可溶性成分の漏出が少なく皮膚に対して安全であり、表面のヌメリ感がなく取り扱いやすい。
本発明によれば、吸水性樹脂のゲルおよび該ゲルを上から固定するテープからなる注射針穿刺部の止血用パッドであるので、ゲルの血液を吸収膨潤する速度が速く急速に注射針穿刺部への圧迫効果が生じると共に、隣接するゲル粒子間の隙間が小さくなり、血液が段々と通りにくくなるという目詰まりし、上からテープで固定されるので増大する圧迫効果は注射針穿刺部に働き止血効果がさらに向上する。小さな注射針穿刺孔の場合は勿論のこと大きな穿刺孔が出来た場合にもこれによって確実に止血することができ、血管も静脈だけでなく、動脈の場合にも効果的に使用することができる。また使用に際しての操作も容易であるし、構造も簡素で経済的に製造することができる。
また本発明によれば、上記の止血用パッドに所定量の水および/または生理食塩水を吸収させて吸水性樹脂を膨潤ゲル化させた後、該袋を皮膚に接触させる注射針穿刺部の止血用パッドの使用方法であるので、簡単な方法で改善された注射針穿刺部への圧迫効果と止血効果を奏する。血液を吸収膨潤する速度が速く、注射針穿刺部への圧迫効果が速くなる。しかもゲル粒子は血液を吸収膨潤して大きくなり、ゲル粒子間の間隔が狭まり最後には血液は入らなくなるという目詰まり効果により止血されるという効果も奏する。これらの二つの効果が相乗して非常に速く止血できることになる。
また本発明によれば、上記の止血用パッド、所定量の水および/または生理食塩水、袋を固定するテープからなる注射針穿刺部の止血用貼付材キットであるので、簡単なキットで上記のように容易に注射針などを抜く際の血液を止血することができる。
(a)は、本発明の止血用パッドの一つの実施態様である斜視図であり、(b)は、(a)におけるX−Y軸を含み紙面に垂直な面で切断した断面図である。 本発明の止血用パッドにテープを取り付けた一実施態様の止血用貼付材を腕に取り付けた状態を示す斜視図である。 本発明の止血用パッドの圧迫効果を評価する装置の側面図である。 図3に示した装置で評価を行った結果を示す平面図である。(I)は本発明の止血用パッドであり、(II)は比較の止血用圧迫綿である。(a)は注射器側から見た平面図であり、(b)はその反対のデジタル天秤側から見た平面図である。 図3に示した装置で評価を行った結果を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態につき、説明する。なお、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではない。本発明と同一および均等の範囲内において、以下の実施の形態に対して種々の変更を加えることが可能である。
本発明における血液を吸収して膨潤ゲルを形成する吸水性樹脂としては、天然系でも合成系でも特に限定はないが、安価で、安全性、耐久性、血液吸収倍率や吸収速度などの吸収特性に優れ、かつ、腐敗の心配の無いものが好ましい。
このようなものとして特に合成系の吸水性樹脂が挙げられ、血液を吸収して膨潤するものであれば特に限定されるものではないが、たとえば、ポリアクリル酸部分中和物架橋体、デンプン−アクリル酸グラフト重合体の中和物、デンプン−アクリロニトリルグラフト重合体の加水分解物、酢酸ビニル−アクリル酸エステル共重合体のケン化物、イソブチレン−無水マレイン酸共重合架橋体、アクリロニトリル共重合体若しくはアクリルアミド共重合体の加水分解物またはこれらの架橋体、アクリル酸塩−アクリルアミド共重合架橋体、ポリビニルアルコール架橋体、変性ポリエチレンオキサイド架橋体、アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸塩共重合架橋体、(メタ)アクリロイルアルカンスルホン酸塩共重合架橋体、架橋カルボキシメチルセルロース塩、カチオン性モノマーの架橋重合体などが挙げられる。これらのうち、ポリアクリル酸部分中和物架橋体、および、デンプン−アクリル酸グラフト重合体の中和物が、吸収膨潤特性、血液保持性、安全性や経済性などが特に良好であるため好ましい。
上記の吸水性樹脂は、重合して得られる吸水性樹脂の含水ゲル状重合体を乾燥後、粉砕し、さらに必要により粒度調整して得られる粒子の表面近傍を、カルボキシル基などの酸基及び/又はその塩基と反応しうる官能基を少なくとも2個有する架橋剤で表面架橋して表面架橋型の吸水性樹脂とすることもできる。
このような表面架橋型の吸水性樹脂は、常圧下だけでなく加圧下においても血液や水の吸収性能と吸収速度に優れ、かつゲル強度も大きくなるので、加圧下での止血を行う本発明の止血用パッドには好適である。
表面架橋に使用する架橋剤としては、従来から使用されている公知の架橋剤であるポリグリシジルエーテル化合物、ポリアミン系樹脂及びアジリジン化合物などが使用できる。表面架橋における架橋剤の量も、架橋剤の種類、架橋させる条件、目標とする性能などにより種々変化させることができる。
これらの吸水性樹脂は、単独で用いてもよく、また、二種類以上を適宜混合して用いてもよい。上記吸水性樹脂は、所定形状に造粒されていてもよく、また、不定形破砕状、球状、鱗片状、繊維状、棒状、塊状、粉末状など、種々の形状であってもよいが、血液の吸収性能を向上させるために、粉末状であることがより好ましい。
粒子の平均粒子径について特に限定はないが、好ましくは30〜850μmであり、より好ましくは60〜400μmである。30μmより大きいと通水性基材から吸水性樹脂の粉末が漏れにくくなり、850μmより小さいと水および/または生理食塩水の吸収速度が良好である。粒度分布は特に限定はないが、好ましくは30〜850μmの範囲の粒子が95質量%以上になるような粒度分布である。ここで平均粒子径は質量平均粒子径を意味し、質量平均粒子径は、架橋重合体の各粒度分布を横軸が粒子径、縦軸が質量基準の含有量の対数確率紙にプロットし、全体の50%を占めるところの粒子径を求める方法により測定する。たとえば、通常の篩振とう法が適用できる。
本発明における吸水性樹脂は、常圧下25℃の水(イオン交換水)の吸収倍率が20〜1000倍であるのが好ましく、80〜600倍がより好ましい。また、生理食塩水に対する常圧下吸収倍率が40倍以上、20g/cmの加圧下吸水倍率が20倍以上であるのが好ましい。より好ましくは、常圧下吸収倍率が45〜70倍、加圧下吸収倍率が22〜50倍である。水の常圧下吸収倍率が20倍以上、または生理食塩水の常圧下吸収倍率が40倍以上で加圧下吸収倍率が20倍以上の場合、止血用パッドを押圧しても血液を吸収膨潤し圧迫効果および止血効果を奏することができる。
尚、常圧下吸収量および加圧下吸収量は後述する方法で測定される値である。
また、吸水性樹脂の水および/または生理食塩水に対する吸収速度は、好ましくは5〜100秒であり、より好ましくは5〜50秒である。吸収速度が5秒以上であると、空気中の湿度の影響で吸水性樹脂同士のブロッキングなどが生じにくくなり、使う前に「ままこ」がないので使いやすい。吸収速度が100秒以下であると、血液を吸収した時の吸収速度が十分に速く膨潤して注射針穿刺部への圧迫効果を付与できる。
水でも生理食塩水でも同様の効果が生じるが、血液の吸収量、吸収速度などの数値は生理食塩水の場合の3〜5倍であり、生理食塩水が血液と同程度の塩分を含んでいるから血液の吸収に際しては生理食塩水でゲル化させたものを用いる方がゲルの収縮なども起こらず水の場合よりもスムーズにいくと思われるので好ましい。
常圧下吸収量:250メッシュのナイロン製布で作成した10×20cmの大きさのティーバッグに吸水性樹脂1.00gを入れ、過剰の水および/または生理食塩水(0.9%塩化ナトリウム水溶液)中に30分間浸漬した後、垂直にティーバッグを吊り下げて15分間水切りし、増加質量を求める。この値を常圧下吸収量とした。
加圧下吸収量:250メッシュのナイロン製布を底面に貼った円筒形プラスチック筒(内径28mm、高さ50mm)の中に吸水性樹脂0.100gを入れて均一に広げる。この上に20g/cm2の荷重になるように外径28mmの分銅を乗せる。これをナイロン製布側を下面にして生理食塩水25mlの入ったシャーレ(直径11cm)の中央に浸漬する。30分間浸漬後の増加重量の10倍値を加圧下吸収量とした。
吸収速度:100mlのビーカーに水および/または生理食塩水50gと磁気スターラーピース(長さ30mm)を入れ、マグネチックスターラーを用いて600rpmで撹拌しながら吸水性樹脂2.0gを素早く投入する。吸水性樹脂の投入完了から、吸水性樹脂が水および/または生理食塩水を吸収してゲル化していき、渦が消失して液面が平らになった時点までの時間を秒単位で測定して吸収速度とした。
また、吸水性樹脂としては、低分子の水可溶性成分、たとえば、アクリル酸のオリゴマーなどの低分子などは少ない方が好ましい。これらの水可溶性成分は、ゲルを手で触ったときに、ヌメリ感を与え感触がよくない。吸水性樹脂中の水可溶性成分が5重量%以下であるとヌメリ感が少なく感じられ、1重量%以下のものが、触った時にヌメリ感がないのでより好ましい。水可溶性成分の測定法は、特開2005−445公報などに記載された重量測定法や電滴法などの方法で測定できる。
本発明において、吸水性樹脂が通水性基材で形成された袋に封入されている。吸水性樹脂は粉末、シートやゲルが用いられるが、使用時にこれらが漏れないことが必要である。このような袋を形成する通水性基材としては、吸水性樹脂の粉末またはゲルが漏れず柔軟性を有するものが使用でき、たとえば綿、麻、羊毛、絹、セルロース、パルプなどの天然繊維、ポリエステル、ナイロン、アクリル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリスチレン、ポバールなど及びその変性物などの合成樹脂又は繊維、レーヨン、アセテートなどの半合成繊維など及びこれらの混合素材が適用できる。好ましいのは吸水性のある天然繊維、およびそれらと他の繊維の混合素材である。
形態としては、たとえば、編布、織布、不織布等の布;ポリエチレン、ポリプロピレン等のシートに微細な孔を数多く開けたもの等のメッシュフィルム;洋紙、和紙等の紙等が挙げられる。これらの中で不織布が特に好ましい。不織布については、「不織布の基礎と応用」(日本繊維機械学会発行)に詳細に記載されている。また、熱融着法で固定する場合は熱融着繊維及び/又はフィルム等の熱融着物質を含んだものを使用するが、「熱融着不織布の実態と熱融着繊維全容」1989年4月24日発行、(株)大阪ケミカルマーケッティングセンターに詳細に記載されているものが挙げられる。
不織布としては、工業的に使用されている不織布が使用できる。不織布の繊維素材としては、合成繊維(ポリエステル、ポリアミド、アクリル、ポリオレフィン繊維など)、半合成繊維(アセテート、レーヨンなど)、天然繊維(綿、絹、羊毛など)、炭素繊維、およびこれらの混合品(混紡品など)などの繊維素材が適用できる。これらの中でも合成繊維からなる不織布が好ましい。
不織布の目付量は、10g/m2以上100g/m2以下が好ましい。10g/m2以上であると吸水性樹脂またはそのゲルが通過しにくく、漏れを抑制できる。100g/m2以下であると不織布が柔軟であり、止血用パッドとして血液が容易に袋を通過し、吸水性樹脂にすばやく吸収される。より好ましくは15g/m2以上50g/m2以下であり、特に好ましくは15g/m2以上30g/m2以下である。
通水性は100mlの25℃のイオン交換水が100cmの面積を通過する時間(秒)で表すと20秒以下であり、好ましくは10秒以下であり、特に好ましくは5秒以下である。常態強度は縦/横とも2kg/cm以上、好ましくは3kg/cm以上の引裂強度が必要であり、湿潤強度(25℃のイオン交換水に1分浸漬後の引張強度)は0.05kg/cm以上、好ましくは0.1kg/cm以上必要である。
本発明の止血用パッドは、通水性基材で形成され、吸水性樹脂が封入された袋からなる。袋の製造法は上記基材を通常の製造法で製造でき、たとえば吸水性樹脂が入れられた後、周囲は縫製、接着、ヒートシールなどで閉じられる。
本発明の止血用パッドにおいて、袋の中に封入される吸水性樹脂の形態は限定はなく粉末、シート、ゲルなどが使用できる。好ましくはシートでありより好ましくはゲルである。粉末、シートの場合はそのまま袋の中に入れればよい。ゲルの場合は、ゲルとしたものを袋に入れてもよいが、吸水性樹脂の粉末やシートを袋に封入してから所定量の生理食塩水または水を加え膨潤させてゲルとするのが好ましい。
シートは吸水性樹脂を含んだ公知の吸水シートが使用できる。ゲルにする場合は、水および/または生理食塩水を吸収してゲルになりさらに血液を吸収する余力があれば限定はないが、好ましくは吸水性樹脂の水および/または生理食塩水の吸収倍率の3%〜70%であり、より好ましくは5%〜60%である。3%以上であれば、吸水性樹脂はゲル化され、ゲルは急速に血液を吸収膨潤し急速に注射針穿刺部への圧迫効果を生じると共に目詰まり効果も生じ注射針穿刺部への止血効果が生じる。70%以下であれば、さらに血液を吸収膨潤する余力があり同様な止血効果を生じる。
止血用パッドの形状は、長方形、正方形、丸形、楕円形、小判形、多角形などの適宜の形状に形成することができる。楕円形、小判形、長方形等の場合には、短辺と長辺の割合が約1:4位までのものが好ましく、正方形や円形のものではこの比率が1:1になっているから、その範囲としては約1:1〜1:4程度のものにするとよい。また、長方形、正方形、多角形その他の角のある形状のものでは、その角の部分を弧状に面取りすれば、押圧したときの皮膚表面に対する刺激が少く、一層好ましいものとなる。
止血用パッドの大きさは、従来の止血用パッドと同じものが同様に使用できるのでよく、たとえば辺または径が0.5cm〜10cmのものが挙げられ、使用に応じて選択すればよい。厚さは特に限定はないが、ゲルが入っている場合は、好ましくは3〜15mmであり、より好ましくは4〜12mmである。3〜15mmであると従来の止血用圧迫綿と同様に使用できるので使いやすい。吸水性樹脂の粉末やシートが入っている場合は厚さは薄いが、血液を吸収して厚くなり使いやすくなる。
吸水性樹脂が用いられる特開平8−659号公報に記載の救急ばんそうこうでは、吸水性樹脂は袋に封入されておらず、吸水性樹脂が膨潤しても上から押圧するので、押圧の少ない横方向に膨潤しがちであり、上下への圧力が少なく注射針穿刺部への圧迫効果は小さい。したがって、特開平8−659号公報に記載の救急ばんそうこうでは、人工透析などの際の出血量の多い場合には適用できない。これに対して、本発明の止血用パッドは通水性の袋に封入されているので、横方向への膨潤は限度があり皮膚表面への圧迫は大となる。
また、吸水性樹脂の中でも、止血用パッドの中がゲルであると粉末の場合に比較してゲルが血液を急速に吸収して膨潤するので好ましい。当然この場合のゲルは吸水性樹脂の吸収能力に余力がある状態のゲルのことである。吸水性樹脂の吸水と膨潤は、吸水性樹脂の乾燥状態から吸い始めると吸水の立ち上がりはゆるやかであり、ある程度吸水してゲル状態となればさらに速く吸水膨潤するという性質を有する。また吸収能力が飽和に近付くと当然吸収速度は低下する。血液の場合も同様である。すなわち、ゲルを用いると粉末を用いる場合に比べて血液の吸収膨潤が急速に生じ注射針穿刺部への急速圧迫が可能となる。
またゲル粒子の吸収膨潤が速いと血液が移動分散する前に粒子が吸収膨潤するので、その部分のみが膨潤して、部分的に膨れやすいという効果が生じる。このことがまた注射針穿刺部への圧迫効果につながりやすい。
また、吸水性樹脂は次の効果も奏する。吸水性樹脂の粒子の膨潤度が大きくなると、膨潤したゲル粒子と隣接する膨潤したゲル粒子の隙間がどんどん狭くなり、最後には隙間がなくなり血液が通らなくなり、いわゆる目詰まり効果が生ずる。この目詰まり効果もゲルの場合が当然急速に生じる。すなわち、吸水性樹脂のゲルが血液を吸収すると吸収膨潤速度が速くなり急速圧迫が可能となると同時に目詰まり効果も生ずるので相乗的に優れた止血効果を生ずることになる。
図1(a)に、本発明の止血用パッドの一つの実施態様である斜視図を示した。図1(b)は、図1(a)におけるX−Y軸を含み紙面に垂直な面で切断した断面図である。止血用パッド1は三方が縫製3されて閉じており、袋2には吸水性樹脂のゲル粒子4がぎっしりと封入されている。ゲル粒子4は膨潤して止血用パッド1の厚さは厚くなっている。
図2に、本発明の止血用パッドにテープを取り付けた一実施態様の止血用貼付材を腕に取り付けた状態を斜視図で示した。
本発明における止血用パッドは、上記のように人工透析などにおける注射針を抜くときに抜いた後の皮膚に当てその上から手で押さえてもよいが、好ましくはテープで腕に固定するのが効率面でよい。すなわち、止血用パッドおよび該止血用パッド1を上から固定するテープ5からなる注射針の止血用貼付材として用いるのが好ましい。この止血用貼付材は、テープ基材に設けた粘着剤層6によって腕7の穿刺部に貼付けることができるように、通例、基材の中央部分に定置される。この基材は、正方形、円形、楕円形、などに形成することもあるが、長片状に形成すると好ましいことが多い。
止血用貼付材を腕などに取り付ける方法は、従来からの方法が適用できる。テープ5は腕7にバンドのように巻き回してもよいし、テープ5の片面に粘着剤層6を設けて腕7に当てて固定してもよい。好ましくは粘着剤層が設けられたテープである。テープの一面に形成する粘着剤層の粘着剤としては、アクリル系、ゴム系、シリコン系、ビニル系その他適宜の粘着剤を使用することができ、特に皮膚に対する刺激の少ないものが好ましい。また、テープ基材に伸縮性のあるものが使用されている場合には、このテープ基材を引伸ばすようにしながら皮膚に貼付けると、伸ばされたテープ基材が収縮しようとする作用によって、更に確実な圧迫を行うことができる。上記粘着剤層の上には、止血用パッドを定置する。こうして、本品を貼付けたままで一定時間が経過すると止血が完了するので、これを皮膚表面より取り除けばよく、出血によって服などを汚したりすることもない。
また本発明は、上記の止血用パッドに水または生理食塩水を吸収させて吸水性樹脂を膨潤ゲル化させた後、該袋を皮膚に接触させる注射針穿刺部の止血用パッドの使用方法である。この方法には上記の止血用パッド、所定量の水および/または生理食塩水が入った容器、および必要により該袋を固定するテープからなる注射針穿刺孔の止血用貼付材キットを用いると効果的である。この容器は金属でもプラスチックでもよく、必要な量の水および/または生理食塩水が入って漏れなければ限定はない。上記のキッドを用いれば容易に使用することができる。
また止血用パッドは冷蔵庫などで冷やして使用することができる。特にゲルを含む止血用パッドをたとえば0〜10℃に冷やせば、保冷材のようにして使用できるので、注射針穿刺部を冷やしながら止血できる。
本発明の止血用パッドまたは止血用貼付材を、16〜18ゲ−ジ(直径1.55〜1.22mm)などの太い針を使用して採血、輸血等をし、この針を抜く前に、穿刺部の針の刺さっている方向、すなわち血管の走っている方向に、その長辺を合せるようにして止血用パッドを当て、押圧しつつ針を抜き、更に止血用パッドを押圧しながら露出している粘着剤層を、血管の走っている方向とは交叉する方向に向けて皮膚に貼付ける。
注射針穿刺部から出た血液がパッドに吸収され部分的に膨潤し血液が出る注射針を抜いた孔の周囲を圧迫する効果と目詰まり効果が相乗することによって急速に止血することができる。
以下実施例により本発明をさらに説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
製造例1(吸水性樹脂の製造)
容量1リットルのガラス製反応容器にアクリル酸ナトリウム76.6g、アクリル酸23g、N,N'-メチレンビスアクリルアミド0.4gおよび脱イオン水295gを仕込み、攪拌・混合しながら内容物の温度を5℃に保った。内容物に窒素を流入して溶存酸素量を1ppm以下とした後、過酸化水素の1%水溶液1g、アスコルビン酸の0.2%水溶液1.2gおよび2,2'-アゾビスアミジノプロパンジハイドロクロライドの2%水溶液2.4gを添加して重合を開始させ、約5時間重合することにより吸水性樹脂濃度25%の含水ゲル状重合体を得た。これを乾燥して平均粒子径400μmの吸水性樹脂粉末を得た。さらにこの粉末90gに水360gを加えて含水ゲルとし、「デナコールEX−313」(グリセロールポリグリシジルエーテル、ナガセケムテックス社製)10gを添加して混練し、140℃で3時間反応した後、この混練物を90℃で減圧乾燥し、ピンミルで粉砕した後、50〜750ミクロンの粒度が約95%となるように粒度調整して、平均粒径350μmの表面架橋型の吸水性樹脂を得た。この吸水性樹脂の生理食塩水の吸収倍率は常圧下吸収量53g/g、加圧下吸収量30g/g、水可溶性成分量2.5重量%であった。
製造例2(人工血液の製造)
食塩 1重量部、炭酸ナトリウム 0.4重量部、グリセリン 10.0重量部、CMC 0.46重量部、蒸留水 88.14重量部、赤色色素(AカラーピンクB)5滴を配合して人工血液を製造した。
実施例1(止血用パッドの作製)
目付30g/mのポリオレフィン処理されたポリエステル不織布を40mm×50mmの大きさに切り取り、二枚重ねて三方をヒートシールして開口部を有する袋を作成した。この中に上記製造例1で製造した吸水性樹脂の粉末1.0gを入れ、開口部をヒートシーして密封した袋を作成した。この上から生理食塩水(0.9%食塩水)4.5gを加えてゲル化させ本発明のパッドを作成した。ゲルの最大厚みは約8mmであった。
実施例2(止血用貼付材の作製)
図2のように実施例1で作成したパッドの上に幅3cm×長さ15cmのポリエステル製テープ(片方の面にアクリル系粘着剤が塗布されている)を付けて、本発明の止血用貼付材を作成した。この止血用貼付材を図2のように取り付けた。
(試験方法)
実施例1で作成した本発明の止血用パッドおよび比較として円筒状の止血用圧迫綿(径20mm、長さ30mm)を用いて圧迫効果の評価を行った。評価は次に説明する手製の装置を用いて行った。
図3に、本発明の止血用パッドの圧迫効果を評価する装置の側面図を示した。
装置は、注射器(針は除去しておく)8(注射器内筒9、外筒10)、シャーレ11、荷重12、ストッパー13、デジタル天秤14、ジャッキ15、クランプ16、架台17から構成される。各部材との関係、部材の機能は以下のようである。
まずシャーレ11の中に止血用パッド1を入れ、その上に人工血液の入った注射器8(針は試料に刺さるため除いておく)をクランプ16で固定し、注射器8の先端(下端)を止血用パッド1に当接し注射器8の上端に荷重12をかけセットし、ストッパー13で荷重が下がるのを一時的に留めておく。シャーレ11の下にはデジタル天秤14を置き、止血用パッド1にかかる負荷を測定できるようにする。デジタル天秤14の下にはジャッキ15を置き、ジャッキ15の上げ下げにより注射器8の先端を試料に当接させ最初に所定の負荷に調整する。
具体的な試験は以下のように行った。
まず注射器で製造例2で製造した人工血液を2cc吸いあげ、ストッパーで支えたまま、注射器の上端に荷重を240g置く。シャーレ内に止血用パッドか止血用圧迫綿を置いた後、デジタル天秤の目盛りを0gにした。その後ジャッキを上昇させて上記試料と注射器先端を接触させ、天秤の目盛りが350gになるまでジャッキを上に上げた。調整した後ストッパーを外すと、注射器の内筒が下がり中の人工血液が押されて、人工血液が止血用パッドか止血用圧迫綿に吸収された。止血用パッドか止血用圧迫綿にかかる負荷の経時変化をデジタル天秤で読み取った。
ここで荷重240gは血圧約230mmHgに相当する。
(注射器内筒の断面積=0.8cm、240g/0.8cm=300g/cm、760mmHg×300/1013=約230mmHg)
図4に、図3に示した装置で評価を行った結果である、止血用パッドか止血用圧迫綿の血液吸収の状態を平面図で示した。(I)は本発明の止血用パッド1であり、(II)は比較の止血用圧迫綿18である。(a)は注射器側から見た平面図であり、(b)はその反対のデジタル天秤側から見た平面図である。黒く塗った部分が血液を吸収した箇所19である。
また、図5に図3に示した装置で圧迫効果の評価を行った結果である、止血用パッド(A)か止血用圧迫綿(B)にかかる負荷の大きさを経時に対してグラフで示した。縦軸は止血用パッドまたは止血用圧迫綿にかかる負荷(g)、横軸は時間(分)で示した。
円筒状の止血用圧迫綿(径20mm×長さ30mm)は図5に示すように5分で大幅に負荷が減った(減少量200g)。血液を吸収して図4に示すように人工血液はほぼ反対側に達している。5分以降負荷はほとんど下がっていない。すなわち、止血用圧迫綿の圧迫効果は弱いものであることがわかる。これに対して、本願発明の止血用パッドは負荷の減り方は少なかった(減少量50g)。止血用パッドをみると注射器の先端付近が盛り上がっており、止血用パッドのゲルの厚みは約8mmと薄いけれども反対側には人工血液は達していない。すなわち、注射器先端の周辺だけで止血されており、圧迫効果は非常に優れていることがわかる。
1 止血用パッド
2 袋
3 縫製
4 吸水性樹脂のゲル粒子
5 テープ
6 粘着剤層
7 腕
8 注射器
9 注射器内筒
10 注射器外筒
11 シャーレ
12 荷重
13 ストッパー
14 デジタル天秤
15 ジャッキ
16 クランプ
17 架台
18 止血用圧迫綿
19 血液を吸収した箇所
A 止血用パッド
B 止血用圧迫綿

Claims (7)

  1. 通水性基材で形成され、吸水性樹脂が封入された袋からなる注射針穿刺部の止血用パッド。
  2. 前記吸水性樹脂が、水および/または生理食塩水により膨潤させたゲルであることを特徴とする請求項1記載の注射針穿刺部の止血用パッド。
  3. 前記ゲルにおける水および/または生理食塩水の含有量は、前記ゲルを形成する吸水性樹脂の水および/または生理食塩水の吸収倍率の3%〜70%であることを特徴とする請求項2記載の注射針穿刺部の止血用パッド。
  4. 前記吸水性樹脂の水可溶性成分が5重量%以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の注射針穿刺部の止血用パッド。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の止血用パッドおよび該止血用パッドを上から固定するテープからなる止血用貼付材。
  6. 請求項1記載の止血用パッドに水および/または生理食塩水を吸収させて吸水性樹脂を膨潤ゲル化させた後、該袋を注射針穿刺部に接触させる注射針穿刺部の止血用パッドの使用方法。
  7. 請求項1記載の止血用パッド、所定量の水および/または生理食塩水が入った容器、および必要により該袋を固定するテープからなる注射針穿刺部の止血用貼付材キット。
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