JP2015154053A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】バンプの高さのばらつきを抑える半導体装置の製造方法を提供すること。【解決手段】半導体装置の製造方法は、半導体基板に、少なくとも1つの第1貫通孔を形成する工程と、少なくとも、第1貫通孔を埋めると共に、半導体基板の第1面側を覆うように、第1導電体を形成する工程と、第1導電体上に、マスクを形成する工程と、第1導電体が露出するように、マスクに少なくとも1つの第2貫通孔を形成する工程と、第2貫通孔内の少なくとも一部に、第2導電体を形成する工程と、マスクの少なくとも一部を除去する工程と、第1貫通孔内に存在する第1導電体の少なくとも一部と第2導電体の少なくとも一部との電気的接続を維持しながら、第1導電体のうち、マスクの下に存在していた部分の少なくとも一部を除去する工程と、を含む。【選択図】図25

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関する。特に、本発明は、貫通電極を有する半導体装置の製造方法に関する。
近年、半導体装置の集積度が年々向上し、それに伴って配線の微細化や多層化が進んでいる。一方、スマートフォーンなどのモバイル製品に組み込まれる各種半導体装置は、高密度実装化され、パッケージサイズの小型化及び薄膜化が要求されている。このような要求に対して、MCP(Multi Chip Package)と呼ばれる1つの配線基板上に複数の半導体チップを高密度実装する技術が開発されている。その中でも、TSV(Through Substrate Via/Through Silicon Via)と呼ばれる貫通電極を有する半導体装置(半導体チップ)を積層したチップ積層体を配線基板の主面に実装したCoC(Chip on Chip)型の半導体装置(半導体パッケージ)が注目されている。
上記貫通電極は、半導体装置の半導体基板を貫通する様に設けられている。貫通電極の両端は、バンプ電極を介して、配線基板、或いは他の半導体装置と電気的に接続されている。貫通電極(TSV;Through Silicon Via/Through Substrate Via)の形成方法としては、特許文献1にも開示されているようなビアミドル法とビアラスト法がある。ビアミドル法とは、半導体装置の製造工程の中で、素子(トランジスタ、メモリキャパシタ等)形成後に配線層を形成する初期段階で、貫通電極の孔形成と貫通電極材料の埋め込みを半導体基板の表面側から実施しておき、配線層形成後に半導体基板の裏面側からCMP(Chemical Mechanical Polishing)などで半導体基板の薄膜化を進め、貫通電極の一端を露出させて貫通電極を完成させるものである。それに対し、ビアラスト法とは、配線層形成後に、半導体基板の裏面側から所定の厚さまで薄膜化を進めた上で、貫通電極の孔形成と貫通電極材料の埋め込みを半導体基板の裏面側から実施して貫通電極を完成させるものである。
特許文献2には、半導体基板の一表面上に絶縁膜を介して形成された導電層と、半導体基板の他面上に形成されたバンプ部と、導電層とバンプ部とを接続する半導体基板を貫通する貫通電極部とを有する半導体装置の製造方法であって、半導体基板の他表面から導電層に接続する貫通孔を形成する工程と、半導体基板の他表面上及び貫通孔内表面に金属シード層を形成する工程と、半導体基板の他表面上に貫通孔開口部を包含し貫通孔開口部より大きい開口部を有するメッキマスク層を形成する工程と、メッキマスク層をマスクとして貫通孔及びメッキマスク層開口部内に電解メッキ法を用いて連続して第1メッキ膜を成膜して貫通電極部とバンプ部の少なくとも一部となる第1バンプ部とを一体に形成する工程と、を含む半導体装置の製造方法が開示されている。
特許文献3には、半導体基板の一主面側に露出する、第1金属接合層を有する第1主バンプと第1副バンプと、半導体基板の他方の主面側に露出する、第2金属接合層を有する第2主バンプと第2副バンプとを備え、第1主バンプと第2主バンプとは少なくとも半導体基板を貫通するプラグを介して電気的に接続されており、第1金属接合層と第2金属接合層のいずれか一方は、加熱により流動する層を含み、第1副バンプと第2副バンプのいずれか一方の半導体基板主面からの高さが、同主面に存在する第1主バンプと第2主バンプのいずれか一方の半導体基板主面からの高さよりも流動する層の厚みの範囲内で大きい半導体装置が開示されている。
特許文献4には、貫通電極用凹部を形成した基板の表面の該凹部表面を含む全表面に導電膜を形成し、基板表面の所定位置にレジストパターンを形成し、導電膜を給電層とした第1めっき条件で第1電解めっきを行って貫通電極用凹部内に第1めっき膜を埋込み、貫通電極用凹部内への第1めっき膜の埋込みが終了した後に、導電膜及び第1めっき膜を給電層とした第2めっき条件で第2電解めっきを行って、レジストパターンのレジスト開口部内に露出した導電膜及び第1めっき膜上に第2めっき膜を成長させる導電材料構造体の形成方法が開示されている。
特開2011−228419号公報 特開2012−231096号公報 特開2013−74263号公報 特開2010−10557号公報
以下の分析は、本発明の観点から与えられる。
例えば、CoC型の半導体パッケージにおいて複数のバンプの高さが異なっている場合、高いバンプにおいては半田が押し出されてしまい、隣接するバンプと短絡する接続不良が生じてしまう。また、低いバンプにおいては、対向するバンプと接触できず、導通を形成できない接続不良が生じてしまう。したがって、半導体装置においては、バンプの高さのばらつきが可能な限り小さいことが望まれている。
しかしながら、貫通電極を有する半導体装置においては、製造方法に起因してバンプの高さにばらつきが生じてしまうことがある。特許文献2〜4に記載の半導体装置においては、貫通電極上にバンプが形成されている。例えば、特許文献2及び特許文献3に記載の製造方法においては、バンプを形成するための貫通孔を有するマスクを形成した後に、貫通電極とバンプとを一体的に形成している。特許文献4に記載の製造方法においては、バンプを形成するための貫通孔を有するマスクを形成した後に、まず貫通電極を形成し、続けて、貫通電極上にバンプを形成している。これらの製造方法では、所定の領域間でバンプの密度が異なる場合、マスクの開口面積割合の局所的な差異に起因して、貫通電極及びバンプの堆積量が異なってしまうことがある。この場合には、バンプの高さにばらつきが生じてしまうことになる。特許文献4に記載の方法においても、貫通電極の高さのばらつきがそのままバンプの高さのばらつきに影響してしまうことになる。
本発明の第1視点によれば、半導体基板に、少なくとも1つの第1貫通孔を形成する工程と、第1貫通孔を埋めると共に、半導体基板の第1面側を覆うように、第1導電体を形成する工程と、第1導電体上に、マスクを形成する工程と、第1導電体が露出するように、マスクに少なくとも1つの第2貫通孔を形成する工程と、第2貫通孔内の少なくとも一部に、第2導電体を形成する工程と、マスクの少なくとも一部を除去する工程と、第1貫通孔内に存在する第1導電体の少なくとも一部と第2導電体の少なくとも一部との電気的接続を維持しながら、第1導電体のうち、マスクの下に存在していた部分の少なくとも一部を除去する工程と、を含む半導体装置の製造方法が提供される。
バンプの密度に関わらず、バンプの高さのばらつきを抑えることができる。これにより、半導体装置の積層時に接続不良が生じることを抑制することができる。
第1実施形態に係る半導体チップの概略平面図。 図1のII−II線に沿った半導体装置の概略断面図。 図1のIII−III線に沿った半導体装置の概略断面図。 第1実施形態における半導体チップを製造する方法を説明するための概略上面図及び概略断面図。 第1実施形態における半導体チップを製造する方法を説明するための概略上面図及び概略断面図。 第1実施形態における半導体チップを製造する方法を説明するための概略上面図及び概略断面図。 第1実施形態における半導体チップを製造する方法を説明するための概略上面図及び概略断面図。 第1実施形態における半導体チップを製造する方法を説明するための概略上面図及び概略断面図。 第1実施形態における半導体チップを製造する方法を説明するための概略上面図及び概略断面図。 第1実施形態における半導体チップを製造する方法を説明するための概略上面図及び概略断面図。 第1実施形態における半導体チップを製造する方法を説明するための概略上面図及び概略断面図。 第1実施形態における半導体チップを製造する方法を説明するための概略上面図及び概略断面図。 第1実施形態における半導体チップを製造する方法を説明するための概略上面図及び概略断面図。 第1実施形態における半導体チップを製造する方法を説明するための概略上面図及び概略断面図。 第1実施形態における半導体チップを製造する方法を説明するための概略上面図及び概略断面図。 第1実施形態における半導体チップを製造する方法を説明するための概略上面図及び概略断面図。 第1実施形態における半導体チップを製造する方法を説明するための概略上面図及び概略断面図。 第1実施形態における半導体チップを製造する方法を説明するための概略上面図及び概略断面図。 第1実施形態における半導体チップを製造する方法を説明するための概略上面図及び概略断面図。 第1実施形態における半導体チップを製造する方法を説明するための概略上面図及び概略断面図。 第1実施形態における半導体チップを製造する方法を説明するための概略上面図及び概略断面図。 第1実施形態における半導体チップを製造する方法を説明するための概略上面図及び概略断面図。 第1実施形態における半導体チップを製造する方法を説明するための概略上面図及び概略断面図。 第1実施形態における半導体チップを製造する方法を説明するための概略上面図及び概略断面図。 第1実施形態における半導体チップを製造する方法を説明するための概略上面図及び概略断面図。 第1実施形態における半導体チップを製造する方法を説明するための概略上面図及び概略断面図。 第1実施形態における半導体チップを製造する方法を説明するための概略上面図及び概略断面図。 第1実施形態における半導体チップを製造する方法を説明するための概略上面図及び概略断面図。 第1実施形態における半導体チップを製造する方法を説明するための概略上面図及び概略断面図。 第1実施形態における半導体チップを製造する方法を説明するための概略上面図及び概略断面図。 第1実施形態における半導体チップを製造する方法を説明するための概略上面図及び概略断面図。 第1実施形態における半導体チップ積層体を製造する方法を説明するための概略断面図。 第1実施形態における半導体チップ積層体を製造する方法を説明するための概略断面図。 第2実施形態に係る半導体チップの概略平面図及び概略断面図。 第2実施形態に係る半導体チップ積層体の概略断面図。 第3実施形態に係る半導体チップの概略平面図。 第3実施形態に係る半導体チップの概略平面図及び概略断面図 第3実施形態に係る半導体チップ積層体の概略断面図。 第4実施形態に係る半導体チップの概略平面図。 第4実施形態に係る半導体チップの概略平面図及び概略断面図 第4実施形態に係る半導体チップ積層体の概略断面図。 第5実施形態に係る半導体チップの概略平面図。 第5実施形態における半導体チップを製造する方法を説明するための概略上面図及び概略断面図。 第5実施形態における半導体チップを製造する方法を説明するための概略上面図及び概略断面図。 第5実施形態における半導体チップを製造する方法を説明するための概略上面図及び概略断面図。 第5実施形態における半導体チップを製造する方法を説明するための概略上面図及び概略断面図。 第5実施形態に係る半導体チップ積層体の概略断面図。 第7実施形態に係る、貫通電極を有するDRAMチップを積層した半導体パッケージの概略断面図。 図48に示す半導体パッケージの概略分解図。 背景技術に係る半導体装置の製造方法を説明するための概略工程図。 背景技術に係る半導体装置の製造方法を説明するための概略工程図。 本発明者が検討した半導体装置の製造方法を説明するための概略工程図。 本発明者が検討した半導体装置の製造方法を説明するための概略工程図。 本発明者が検討した半導体装置の製造方法を説明するための概略工程図。
上記各視点の好ましい形態を以下に記載する。
上記第1視点の好ましい形態によれば、半導体装置の製造方法は、第1貫通孔の内壁及び半導体基板の第1面側を覆うように、第3導電体を形成する工程をさらに含む。第1導電体を形成する工程において、第3導電体をシード層として、第1の電解めっきによって第1導電体を形成する。
上記第1視点の好ましい形態によれば、半導体装置の製造方法は、第3導電体のうち、マスクの下に存在していた部分の少なくとも一部を除去する工程をさらに含む。
上記第1視点の好ましい形態によれば、第1貫通孔を形成する工程において、複数の第1貫通孔を形成し、第3導電体の一部を除去する工程において、複数の第1貫通孔内に存在する第1導電体同士が第3導電体を介して電気的に接続されないように第3導電体の一部を除去する。
上記第1視点の好ましい形態によれば、第3導電体及び第1導電体のうち少なくとも一方をシード層として、第2の電解めっきによって第2導電体を形成する。
上記第1視点の好ましい形態によれば、第1の電解めっきにおける電流密度は第2の電解めっきにおける電流密度よりも低い。
上記第1視点の好ましい形態によれば、第1の電解めっきにおける電流密度は1A/m〜100A/mである。
上記第1視点の好ましい形態によれば、第2の電解めっきにおける電流密度は500A/m〜1500A/mである。
上記第1視点の好ましい形態によれば、第1の電解めっきはめっき液を攪拌しながら行う。
上記第1視点の好ましい形態によれば、第1導電体は銅である。
上記第1視点の好ましい形態によれば、第2導電体は銅である。
上記第1視点の好ましい形態によれば、第2貫通孔を形成する工程において、半導体基板の第1面からの平面投影で、第1貫通孔と少なくとも部分的に重複する位置に第1の第2貫通孔と、第1貫通孔と重複しない位置に第2の第2貫通孔と、を形成する。第2導電体を形成する工程において、第1の第2貫通孔内に第1の第2導電体を形成し、第2の第2貫通孔内に第2の第2導電体を形成する。
上記第1視点の好ましい形態によれば、第1導電体の一部を除去する工程において、第1の第2導電体と第1貫通孔内に存在する第1導電体とが電気的に接続されるように、及び第2の第2導電体と第1貫通孔内に存在する第1導電体が電気的に遮断されるように、第1導電体の一部を除去する。
上記第1視点の好ましい形態によれば、半導体装置の製造方法は、半導体基板の第1面とは反対側の半導体基板の第2面側において、第1面又は第2面からの平面投影で第2の第2導電体と少なくとも部分的に重複する位置に第4導電体の少なくとも一部を形成する工程をさらに含む。
上記第1視点の好ましい形態によれば、半導体装置の製造方法は、第1貫通孔を形成する前に、第1面とは反対側の半導体基板の第2面側に第5導電体を形成する工程をさらに含む。第1貫通孔は、第5導電体が第1貫通孔から露出するように、第1面側から形成する。第1導電体は、第5導電体と電気的に接続するように形成する。
上記第1視点の好ましい形態によれば、半導体装置の製造方法は、半導体基板の第1面とは反対側の半導体基板の第2面側において、第1面又は第2面からの平面投影で第2導電体の少なくとも一部と少なくとも部分的に重複する位置に第4導電体の少なくとも一部を形成する工程をさらに含む。
上記第1視点の好ましい形態によれば、第4導電体のうちの第1の第4導電体の少なくとも一部は、第5導電体を介して、第1貫通孔内に存在する第1導電体と電気的に接続される。第4導電体のうちの第2の第4導電体の少なくとも一部は、半導体基板の第1面又は第2面からの平面投影において、第1貫通孔と重複しない位置に形成される。
上記第1視点の好ましい形態によれば、第2の第4導電体は、第2導電体のうち、半導体基板の第1面又は第2面からの平面投影において第1貫通孔と重複しない位置に形成された第2導電体と、半導体基板の第1面又は第2面からの平面投影において少なくとも部分的に重複する。
上記第1視点の好ましい形態によれば、マスクは感光性樹脂である。マスクの第2貫通孔をマスクの露光処理及び現像処理により形成する。
以下の説明において、図面参照符号は発明の理解のために付記しているものであり、図示の態様に限定することを意図するものではない。各実施形態において、同一または同様の要素には同一の符号を付してある。
以下の各実施形態においては、半導体チップとしての半導体装置、及び当該半導体チップを積層した半導体チップ積層体(半導体パッケージ)としての半導体装置を例にして説明する。
第1実施形態に係る半導体装置について説明する。図1に、第1実施形態に係る半導体チップとしての半導体装置の概略平面図を示す。図2に、図1のII−II線に沿った半導体装置の概略断面図を示す。図3に、図1のIII−III線に沿った半導体装置の概略断面図を示す。
図1に示す半導体装置100は、3つのエリアに区分けされている。第1エリアAは、半導体チップ間の信号経路として使用するバンプが形成された領域である。第1エリアAにおいては、貫通電極が形成され、バンプは貫通電極と電気的に接続されている。図1に示す形態において、第1エリアAは、半導体装置100面の中央領域に形成されている。第3エリアCは、例えば、個々の半導体チップの反りを防止するために半導体チップ間を接続固定するためのバンプ、副次的な電流経路に使用されるバンプ、静電気の放電経路に使用されるバンプ、放熱経路に使用されるバンプ等が形成された領域である。第3エリアCにおいても、貫通電極を必要に応じて形成することができ、バンプと貫通電極とを電気的に接続することができる。図1に示す形態においては、第3エリアCは、半導体装置100面の外縁領域に形成されている。第2エリアBは、第1エリアAと第3エリアCとの間の領域を示す。
図1に示す形態においては、第1エリアA及び第3エリアCには、貫通電極と接続された第1バンプ(図1において不図示)及び第2バンプ121が形成されている。例えば、図42に示すような形態においては、半導体装置100の中央領域にある第1エリアAにおけるバンプの密度は、半導体装置100の角部領域にある第3エリアCにおけるバンプの密度より高くなっている。そこで、半導体装置100の中央領域と角部領域とのバンプ密度がより近くなるように、第2エリアBには、貫通電極と接続されていない第1ダミーバンプ(図1において不図示)及び第2ダミーバンプ121Dが形成されている。第2エリアBにおいては、第3エリアCに近接する領域に、第3エリアCのバンプと隣接するようにバンプが形成されている。
図2に示す形態において、半導体装置100は、半導体基板101と、半導体基板101の第1面101aに接して配された素子形成層102と、素子形成層102に接して配された第1絶縁層104と、素子形成層102に接して配された配線層103と、を備える。素子形成層102は、トランジスタ等の半導体素子、キャパシタ等の電子素子等を形成した領域である。配線層103は、少なくとも1つの配線と、配線間を電気的に接続するビアと、を有する。
半導体装置100は、第1絶縁層104及び配線層103に接して配されたカバー膜105と、カバー膜105に接して配された第2絶縁層106と、をさらに備える。カバー膜105は、例えば、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜及びシリコン酸窒化膜からなる群から選択された単層膜又は積層膜とすることができる。第2絶縁層106は、例えばポリイミド膜で形成することができる。第2絶縁層106の膜厚は例えば5μmとすることができる。
第1エリアAにおいて、半導体装置100は、第2絶縁層106に接すると共に、第2絶縁層106及びカバー膜105を貫通して配線層103に電気的に接続された第1バンプ112をさらに備える。第1バンプ112は、配線層103に接して配された第1バリア膜108と、第1バリア膜108に接して配された第1下層導電膜110と、第1下層導電膜110に接して配された第1上層導電膜111と、を有する。第1バリア膜108は、例えばCu/Tiの積層膜とすることができる。第1下層導電膜110は、例えばCuで形成することができる。第1上層導電膜111は、例えばNi/Auの積層膜とすることができる。
第1エリアAにおいて、半導体装置100は、半導体基板101及び素子形成層102を貫通し、配線層103に電気的に接続された貫通電極123と、半導体基板101の第2面101b側に形成され、貫通電極123に電気的に接続された第2バンプ121と、をさらに備える。貫通電極123の周囲には、サイドウォール絶縁膜116及び第2バリア膜117が配されている。第2バンプは、貫通電極123と接して配された第2下層導電膜119と、第2下層導電膜119に接して配された第2上層導電膜120と、を有する。貫通電極123を介して、第1バンプ112と第2バンプ121とは電気的に接続されている。第2バリア膜117は、例えばCu/Tiの積層膜とすることができる。貫通電極123は、例えばCuとすることができる。サイドウォール絶縁膜116は、例えばシリコン窒化膜とすることができる。第2下層導電膜119は、例えばCuとすることができる。第2上層導電膜120は、例えばSnAgとすることができる。貫通電極123は、半導体基板101の第1面101a又は第2面101bと実質的に平行方向の面に対する平面投影(以下同じ)において、第1バンプ112と第2バンプ121はともに配線層103と少なくとも部分的に重複すると好ましい。また、第1バンプ112と第2バンプ121は平面投影において少なくとも部分的に重複すると好ましい。
第3エリアCは、第1エリアAと同様の構成を有している。
第2エリアBにおいては、第1エリアAとは異なり、貫通電極が形成されていない。半導体基板101及び素子形成層102には貫通孔は形成されていない。第1バンプの代わりに、第1ダミーバンプ112Dが形成されている。第1ダミーバンプ112Dは、第2絶縁層106に接して配され、配線層103とは接続されていない。ただし、第1ダミーバンプ112Dは、第1エリアAと同様にして、配線層103と接触させるように形成してもよい。また、第2バンプ121の代わりに、第2ダミーバンプ121Dが形成されている。第2ダミーバンプ121Dは、サイドウォール絶縁膜116に接して配されている。第1ダミーバンプ112Dの材料は、第1バンプ112と同様とすることができる。第2ダミーバンプ121Dの材料は、第2バンプ121と同様とすることができる。第1ダミーバンプ112Dと第2ダミーバンプ121Dは平面投影において少なくとも部分的に重複すると好ましい。
なお、第2エリアBにおいて、第1エリアAと同様にして、貫通電極を形成してもよい。また、第3エリアCにおいて、貫通電極を形成せずに、第1ダミーバンプ及び第2ダミーバンプを形成してもよい。
図32及び図33に、第1実施形態に係る半導体チップ積層体としての半導体装置の概略断面図を示す。半導体チップ積層体130においては、複数の半導体チップ100が積層されている。第1エリアAにおいては、一方の半導体チップの第1バンプ112と、他方の半導体チップの第2バンプ121とが電気的に接続されている。同様に、第3エリアCにおいても、第1バンプ112と第2バンプ121とが電気的に接続されている。第2エリアBにおいては、一方の半導体チップの第1ダミーバンプ112Dと、他方の半導体チップの第2ダミーバンプ121Dとが接続されている。
次に、第1実施形態に係る半導体装置を製造する方法について説明する。図4〜図33に、第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための図面を示す。図4〜図31は、半導体チップを製造する工程を示す。図4〜図31の各図において、上側に概略上面図を示し、下側に概略断面図を示す。図4〜図31のうち偶数番号の図面は、図1のII−II線に沿った第1エリアAの概略断面図である。図4〜図31のうち奇数番号の図面は、図1のIII−III線に沿った第2エリアB及び第3エリアCの概略断面図である。なお、図4〜図13においては、図2、図3及び図14〜図31とは上下が逆転している。このため、図4〜図13は、図2、図3及び図14〜図31とは左右も逆転している。図32及び図33に、半導体チップ積層体の概略断面図を示す。
まず、半導体チップの製造工程について説明する。第1〜第3エリアA〜Cにおいて、半導体基板101の第1面101a上に、トランジスタ、キャパシタ等の半導体素子を形成した素子形成層102を形成する。次に、素子形成層102上に、配線及び配線間を接続するビアを有する配線層103、並びに、配線層103を露出するように第1絶縁層104を形成する(図4及び図5)。図5に示す第2エリアBにおいては貫通電極を形成しないので、配線層103は、適当な形状を選択することができる。
次に、第1〜第3エリアA〜Cにおいて、配線層103及び第1絶縁層104上に、カバー膜105を形成する。次に、カバー膜105上に、第2絶縁層106を形成する。次に、第1エリアA及び第3エリアCにおいて、配線層103に電気的に接続する第1バンプを形成する部分に、配線層103を露出するように第1貫通孔107を形成する。第1貫通孔107は、例えば、露光処理及び現像処理を含む感光処理によって第2絶縁層106に貫通孔を形成した後、第2絶縁層106をマスクとして、露出したカバー膜105をドライエッチング処理することにより形成することができる。第2エリアBに、第1貫通孔は形成する必要ないが、形成してもよい。次に、第2絶縁層106、配線層103の上面の一部、及び第1貫通孔107の内壁を覆うように、第1バリア膜の前駆膜108’を形成する(図6及び図7)。第1バリア膜の前駆膜108’は、例えばスパッタリングによりCu/Tiの積層膜として成膜することができる。
次に、第1〜第3エリアA〜Cにおいて、第1バリア膜の前駆膜108’上に、第1保護膜109を形成する。第1保護膜109は例えばレジストで形成することができる。次に、第1貫通孔107を露出するように、第1保護膜109に第2貫通孔109aを形成する(図8及び図9)。第2貫通孔109aは例えば感光処理と現像処理によって形成することができる。これにより、第1バンプを形成するための開口を形成することができる。第2貫通孔109aは、貫通電極を形成しない第2エリアBにも形成する。各エリアにおける第1バンプ112の高さを均一にするため、第1エリアAの第1バンプ112形成領域における第2貫通孔109aの開口率(面積割合)と、第2エリアB及び第3エリアCの第1バンプ112領域における第2貫通孔109aの開口率(面積割合)とが、同じか又は近い値となるように、第2エリアBにおける第2貫通孔109aの面積(第2貫通孔109aの数)を調節すると好ましい。
次に、第1貫通孔107及び第2貫通孔109a内に第1下層導電膜110を形成する。第1下層導電膜110は、例えば、第1保護膜109をマスクとし、第1バリア膜の前駆膜108’をシード膜とした電解めっき法によりCuを選択的に堆積させて形成することができる。次に、第1下層導電膜110上に、第1上層導電膜111を形成する。第1上層導電膜111は、例えば、第1保護膜109をマスクとし、第1バリア膜の前駆膜108’をシード膜とした電解めっき法によりNi/Au積層膜を選択的に堆積させて形成することができる。次に、第1保護膜109を除去する。次に、露出した第1バリア膜の前駆膜108’を部分的に除去して第1バリア膜108を形成する。第1バリア膜の前駆膜108’の部分除去は、例えば、スプレータイプのウェットエッチングで行うことができる。エッチング液は、例えば、HPO(15%)、H(5%)及びHO(80%)の混合液とすることができる。これにより、第1エリアA及び第3エリアCにおいて第1バンプ112が形成され、第2エリアBにおいて第1ダミーバンプ112Dが形成される(図10及び図11)。本実施形態では、第1バンプ112及び第1ダミーバンプ112Dは、第1バリア膜108、第1下層導電膜110及び第1上層導電膜111から形成されている。また、第1バンプ112及び第1ダミーバンプ112Dは、第2絶縁層106よりも高くしてある。すなわち、第1バンプ112及び第1ダミーバンプ112Dは、第2絶縁層106から突出し、側面が第2絶縁層106から露出している。第1バンプ112及び第1ダミーバンプ112Dは、平面投影において、配線層103と少なくとも部分的に重複すると好ましい。第1バンプ112の径は後述の第2バンプ121の径より3μm程度小さくすると好ましい。半導体チップを積層する際、位置ずれが生じたとしても必要な接続面積を確保するためである。
次に、第2絶縁層106並びに第1バンプ112及び第1ダミーバンプ112D上に、第1接着材113で支持体114を貼り付ける(図12及び図13)。支持体114は、後の薄化工程後における反りを防止すると共に、その後の処理のハンドリング性を高めるためのものである。支持体114は、例えば、石英で形成することができる。第1接着材113は、支持体114と共に容易に剥離可能となるものを使用すると好ましい。例えば、第1接着材113としては、レーザ光や紫外線の照射によって接着力を弱めることができるものを使用することができる。
次に、作製した中間製品を裏返す(図14及び図15)。
次に、半導体基板101を薄化する。例えば、半導体基板101の第2面101bをCMP(Chemical Mechanical Polishing;化学的機械的研磨)法を用いて研削する。半導体基板101の厚さが例えば40μmになるまで薄化する。次に、第1エリアA及び第3エリアCにおいて、配線層103が露出するように、半導体基板101及び素子形成層102に、第3貫通孔115を形成する(図16及び図17)。第3貫通孔115は、例えば、シリコン酸化膜(不図示)をマスクとして、ドライエッチングで形成することができる。第2エリアBには第3貫通孔は形成しなくてもよい。第3貫通孔115は、平面投影において、配線層並びに及び第1バンプ112と少なくとも部分的に重複すると好ましい。
次に、半導体基板101上及び第3貫通孔115の内壁にサイドウォール絶縁膜の前駆膜を形成する。次に、配線層103を露出させるように、第3貫通孔115の底面にあるサイドウォール絶縁膜の前駆膜を例えば異方性ドライエッチングで選択的に除去し、サイドウォール絶縁膜116を形成する(図18及び図19)。サイドウォール絶縁膜116は例えばシリコン窒化膜で形成することができる。
次に、サイドウォール絶縁膜116及び配線層103上に、第2バリア膜の前駆膜117’を形成する(図20及び図21)。第2バリア膜の前駆膜117’は、例えばCu/Tiの積層膜とすることができる。
次に、第1エリアA及び第3エリアCにおいて、少なくとも第3貫通孔115内に、貫通電極の前駆体123’を形成する(図22及び図23)。貫通電極の前駆体123’は、例えば、Cuで形成することができる。貫通電極の前駆体123’は、第2バリア膜の前駆膜117’をシード膜とした電解めっき法により選択的に堆積させることができる。貫通電極の前駆体123’は、第3貫通孔115内部に加えて、第3貫通孔115以外の第2バリア膜の前駆膜117’上に、例えば2μm〜3μmの厚さで堆積させてもよい。
保護膜またはマスクなしで貫通電極の前駆体123’を形成するので、貫通電極の前駆体123’の上面はほぼ平面となる。第3貫通孔115上方の貫通電極の前駆体123’の上面の高さは以後の工程において変化はないので、第1エリアA〜第3エリアCにおいて、保護膜またはマスクの開口面積割合に依存することなく、貫通電極123の高さのばらつきを抑えることができる。
表1に、貫通電極の前駆体123’を形成するためのめっき液の組成の一例を示す。抑制剤としては、例えば、ポリエチレングリコール等のポリエーテル化合物を使用することができる。促進剤としては、例えば、ビス3−スルフォプロピルジスルフィド(SPS)等の硫黄系化合物を使用することができる。平滑剤としては、例えば、ポリアミン誘導体等を使用することができる。第3貫通孔115はアスペクト比が高いので、抑制剤の濃度を高めにすると好ましい。
表2に、貫通電極の前駆体123’を形成するためのめっき条件の一例を示す。貫通電極の前駆体123’を形成するための電解めっきは、例えば、第1条件で行うことができる。後述の第2下層導電膜119を形成するための電解めっきは、例えば、第2条件で行うことができる。貫通電極123のアスペクト比は高く、第2下層導電膜119のアスペクト比は低い。このため、第1条件の電流密度は、第2条件の電流密度よりも低くすると好ましい。また、第3貫通孔115内においてめっき液が巡回するように、めっき時にパドル等を用いてめっき液を攪拌すると好ましい。
Figure 2015154053
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次に、第1〜第3エリアA〜Cにおいて、貫通電極の前駆体123’上に、第2保護膜118を形成する。第2保護膜118は例えばレジストで形成することができる。次に、第2保護膜118に、第2バンプ121及び第2ダミーバンプを形成するための第4貫通孔118aを形成する(図24及び図25)。第4貫通孔118aは例えば感光処理及び現像処理によって形成することができる。第1〜第3エリアA〜Cにおいて、第4貫通孔118aを形成する。第1エリアA及び第3エリアCにおいては、少なくとも第3貫通孔115の上方の領域を露出するように、第4貫通孔118aを形成すると好ましい。すなわち、平面投影において、第3貫通孔115の開口と第4貫通孔118aの開口とは少なくとも部分的に重複すると好ましい。第1〜第3エリアA〜Cにおいては、第4貫通孔118aの開口と、第1バンプ112及び第1ダミーバンプ112Dとは、平面投影において少なくとも部分的に重複すると好ましい。第2エリアBにおいては、第4貫通孔118aは、第3貫通孔115が形成されていない位置に形成することができる。すなわち、第4貫通孔118aは、平面投影において、第3貫通孔115と重複しない位置に形成することができる。
次に、第4貫通孔118a内に第2下層導電膜119を形成する。第2下層導電膜119は、例えば、Cuで形成することができる。第2下層導電膜119は、例えば、第2保護膜118をマスクとし、第2バリア膜の前駆膜117’及び/又は貫通電極の前駆体123’をシード膜とした電解めっき法により選択的に堆積させることができる。次に、第2下層導電膜119上に、第2上層導電膜120を形成する(図26及び図27)。第1実施形態においては、第2上層導電膜120を積層時に溶融させる導電体としている。第2上層導電膜120は、例えば、SnAg膜とすることができる。第2上層導電膜120は、例えば、第2保護膜118をマスクとし、第2バリア膜の前駆膜117’及び/又は貫通電極の前駆体123’をシード膜とした電解めっき法により選択的に堆積させることができる。電解めっきの条件は、例えば、表2の第2条件を採用することができる。第2下層導電膜119及び第2上層導電膜120の堆積量は少ないので、第1エリアAと第3エリアCとの間において、第4貫通孔118aの開口面積割合に差異があるとしても、第2下層導電膜119及び第2上層導電膜120の高さのばらつきは小さくすることができる。
次に、第2保護膜118を除去する。次に、露出した貫通電極の前駆体123’及びその下の第2バリア膜の前駆膜117’を部分的に除去して貫通電極123及び第2バリア膜117を形成する(図28及び図29)。貫通電極の前駆体123’及び第2バリア膜の前駆膜117’の除去は、第2下層導電膜119と第3貫通孔115内の導電体との電気的接続を確保すると共に、所望の電気経路を確保するように、例えば、第2バリア膜の前駆膜117’を介して、隣接する貫通電極123間の電気的接続を形成しないように、及び/又は隣接する第2下層導電膜119間の電気的接続を形成しないように、行うと好ましい。好ましくは、貫通電極の前駆体123’及び第2バリア膜の前駆膜117’のうち、第2保護膜118の下に存在していた部分を除去すると好ましい。貫通電極の前駆体123’及び第2バリア膜の前駆膜117’の部分的除去は、例えばスプレータイプのウェットエッチングで行うことができる。エッチング液は、例えば、HPO(15%)、H(5%)及びHO(80%)の混合液とすることができる。この場合、SnAg膜である第2上層導電膜120をマスクとして作用させることができる。これにより、第1エリアA及び第3エリアCにおいて、貫通電極123と電気的に接続された第2バンプ121を形成することができる。また、第2エリアBにおいて、貫通電極123と接続されていない第2ダミーバンプ121Dを形成することができる。本実施形態では、第2バンプ121は、第2バリア膜117、第2下層導電膜119及び第2上層導電膜120から形成されている。第2バンプ121の径は、第1バンプ112の径よりも3μm程度大きくすると好ましい。バンプ接続の際、位置ずれが生じたとしても、所望の接続面積(接続強度)を確保するためである。
次に、ダイシングテープを第2バンプ121側に貼り付け、支持体114をはがす。次に、ダイシングによる半導体チップの個片化を行い、ダイシングテープをはがして、半導体チップとしての半導体装置100を完成させる(図30及び図31)。
次に、半導体チップ100の積層方法について説明する。半導体チップ100の積層は、例えば、フリップチップボンディング装置を使用して実施することができる。第1バンプ112、貫通電極123及び第2バンプ121が貫通電極123の延在方向上に存在している、すなわち、平面投影において第1バンプ112、貫通電極123及び第2バンプ121が少なくとも部分的に重複していると、半導体チップ100間の電気的接続の確立が容易となる。
積層する半導体チップ100と、半導体チップまたは複数の半導体チップが積層された半導体チップ積層体とを対向するように配置する。一方の第1バンプ112と他方の第2バンプ121が対向するように配置する。
次に、半導体チップ100を第2上層導電膜120が溶融するような温度まで加熱する。これにより、第1バンプ112と第2バンプ121とが接続され、半導体チップ100の積層が完了する。上記積層工程を繰り返すことにより、所望の積層数を有する半導体チップ積層体(半導体パッケージ)130としての半導体装置を製造することができる(図32および図33)。積層された半導体チップ100間には樹脂を配してもよい。
第1実施形態によれば、第2保護膜118を形成する前に、第3貫通孔115を充填するので、貫通電極の前駆膜123’の高さを各エリアA〜Cにおいて同一又は同様にすることができる。すなわち、第2保護膜118の開口面積割合や開口分布に関係なく、また、貫通電極の有無に関係なく、貫通電極の前駆膜123’の高さを合わせることができる。これにより、各エリアA〜C間の第2バンプ121及び第2ダミーバンプの高さのばらつきを抑えることができる。
第2実施形態に係る半導体装置及びその製造方法について説明する。図34に、第2実施形態に係る半導体チップとしての半導体装置の概略平面図及び概略断面図を示す。図35に、第2実施形態に係る半導体チップ積層体としての半導体装置の概略断面図を示す。図34及び図35は、第2エリアB及び第3エリアCの概略図である。半導体チップ及び半導体チップ積層体における第1エリアAについては、図2及び図32に示す形態と同様であるので図示は省略する。
第1実施形態においては、第2エリアの両面にダミーバンプを形成したが、本実施形態に係る半導体装置200においては、半導体基板101の第2面101b側に第2ダミーバンプ121Dが存在するが、第1面101a側に第1ダミーバンプは存在していない。したがって、半導体チップ積層体230においては、第2エリアBにおいて、半導体チップ間のバンプ接続は形成されていない。
第2実施形態における上記以外の形態は第1実施形態と同様である。
第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、半導体チップ積層体230において、第2エリアBにおける第1ダミーバンプと第2ダミーバンプとの接続不良に伴う歩留まり低下を抑制することができる。また、第2エリアBには各種素子が形成されており、バンプ接続時の応力の影響が各素子に及ぶことを回避することができる。
第3実施形態に係る半導体装置及びその製造方法について説明する。図36に、第3実施形態に係る半導体装置の概略平面図を示す。図37に、図36のXXXVII−XXXVII線に沿った半導体装置の概略断面図を示す。図37は、第3実施形態に係る半導体チップとしての半導体装置の概略平面図及び概略断面図である。図38は、第3実施形態に係る半導体チップ積層体としての半導体装置の概略断面図を示す。図37及び図38は、第2エリアBの概略図である。半導体チップ及び半導体チップ積層体における第1エリアAについては、図2及び図32に示す形態と同様であるので図示は省略する。
第3実施形態においては、第3エリアを形成していない。すなわち、第2エリアBの周縁領域において、貫通電極が形成されておらず、第1ダミーバンプ112D及び第2ダミーバンプ121Dが形成されている。第1エリアAにおける第2バンプ121が占める面積割合と、第2エリアBのダミーバンプが形成されている領域におけるダミーバンプ121Dが占める面積割合とは、同一または近い値になるように設定すると好ましい。この場合、バンプ及びダミーバンプを電解めっきで形成する場合の保護膜の開口の面積割合を第1エリアAと第2エリアBとで同一または近い値にすることができる。これにより、第1エリアAにおける第2バンプの高さと第2エリアBにおける第2ダミーバンプの高さを均等またはより近い値にすることができる。したがって、第1エリアAと第2エリアBとで貫通電極のみならず、バンプの高さもそろえることができ、バンプ上面の高さのばらつきを抑制することができる。
第3実施形態における上記以外の形態は第1実施形態と同様である。
第3実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、第3エリアCを削減することができ、半導体チップの省スペース化を図ることができる。
第4実施形態に係る半導体装置及びその製造方法について説明する。図39に、第4実施形態に係る半導体装置の概略平面図を示す。図40に、図39のXXXX−XXXX線に沿った半導体装置の概略断面図を示す。図40は、第4実施形態に係る半導体チップとしての半導体装置の概略平面図及び概略断面図である。図41は、第4実施形態に係る半導体チップ積層体としての半導体装置の概略断面図を示す。図40及び図41は、第2エリアBの概略図である。半導体チップ及び半導体チップ積層体における第1エリアAについては、図2及び図32に示す形態と同様であるので図示は省略する。
第4実施形態においては、第3実施形態と同様にして、第3エリアを形成していない。第4実施形態においては、第1エリアAにおける第2バンプ121が占める面積割合と、第2エリアBのダミーバンプが形成されている領域における第2ダミーバンプ121が占める面積割合との差は、第3実施形態より大きくなっている。しかしながら、第1実施形態において説明したように、第2バンプ121および第2ダミーバンプ121Dは、高さのばらつきの小さい貫通電極を形成した後に、第2バンプ121および第2ダミーバンプ121D用の保護膜を形成して第2バンプ121および第2ダミーバンプ121Dを電解めっきにより形成する。保護膜の開口率がバンプの高さに及ぼす影響は、第2バンプ121および第2ダミーバンプ121Dの電解めっき時だけであるので、第1エリアAの第2バンプ121と第2エリアBの第2ダミーバンプ121Dとで高さにばらつきが生じたとしても、その程度を小さく抑えることができる。
第4実施形態における上記以外の形態は第1実施形態と同様である。
第4実施形態によれば、第1実施形態及び第3実施形態と同様の効果を得ることができる。また、ダミーバンプの数を減少させることによって、接続不良に伴う歩留まり低下を抑制することができる。
第5実施形態に係る半導体装置及びその製造方法について説明する。図42に、第5実施形態に係る半導体チップとしての半導体装置の概略平面図を示す。第5実施形態に係る半導体装置500は、ダミーバンプを有していない。すなわち、第2エリアBには、バンプもダミーバンプも形成されていない。図43〜図46に、第5実施形態に係る半導体チップとしての半導体装置を製造する方法を説明するための概略工程図を示す。図43〜図46は、図42のXXXXIII−XXXXIII線に沿った概略断面図である。図47に、第5実施形態に係る半導体チップ積層体としての半導体装置の概略断面図を示す。図43〜図47は、第2エリアB及び第3エリアCの概略図である。半導体チップ及び半導体チップ積層体における第1エリアAについては、第1実施形態と同様であるので図示は省略する。
図43〜図47は、第2エリアBに、第1ダミーバンプ及び第2ダミーバンプを形成しないこと以外は、第1実施形態における図21、図23、図25及び図31と同様である。詳細な説明は省略する。
第5実施形態における上記以外の形態は第1実施形態と同様である。
第5実施形態によれば、第1実施形態及び第4実施形態と同様の効果を得ることができる。
第6実施形態に係る半導体装置及びその製造方法について説明する。第1〜第5実施形態においては、半導体基板を貫通する貫通孔を形成して、その貫通孔に導電体を充填して貫通電極を形成した。第1〜第5実施形態に係る装置及び方法は、半導体基板に形成した凹部に導電体を充電する場合にも適用することができる。第6実施形態においては、第1〜第5実施形態における「第3貫通孔」を「凹部」と読み替えて適用することができる。第3貫通孔が半導体基板を貫通していない凹部となること及び貫通電極が凹部に充填された導電体(電極)となること以外は、上記実施形態と同様とすることができる。また、第6実施形態においては、平面投影において凹部と部分的に重複する配線層及び/又は第1バンプは形成しなくてもよい。
第6実施形態によれば、半導体基板に、少なくとも1つの凹部を形成する工程と、少なくとも、凹部を埋めると共に、半導体基板の第1面側を覆うように、第1導電体を形成する工程と、第1導電体上に、マスクを形成する工程と、第1導電体が露出するように、マスクに少なくとも1つの第2貫通孔を形成する工程と、第2貫通孔内の少なくとも一部に、第2導電体を形成する工程と、マスクの少なくとも一部を除去する工程と、凹部内に存在する第1導電体の少なくとも一部と第2導電体の少なくとも一部との電気的接続を維持しながら、第1導電体のうち、マスクの下に存在していた部分の少なくとも一部を除去する工程と、を含む半導体装置の製造方法が提供される。
第6実施形態によれば、特許請求の範囲における「第1貫通孔」を「凹部」と読み替えた各請求項を請求することができる。
第6実施形態における上記以外の形態は第1〜第5実施形態と同様である。
第6実施形態によれば、第1〜第5実施形態と同様の効果を得ることができる。例えば、凹部に充填した導電体上に形成したバンプの高さのばらつきを抑制することができる。
次に、第7実施形態に係る半導体装置及びその製造方法について説明する。第7実施形態においては、本発明における半導体チップをDRAM(Dynamic Random Access Memory)チップとして適用した半導体パッケージの一例について説明する。図48に、半導体パッケージの概略断面図を示す。図49に、図48に示す半導体パッケージの概略分解図を示す。図48及び図49に示す形態においては、DRAMチップは第1実施形態に係る半導体チップとしてある。DRAMチップとしては、第2〜第5実施形態に係る半導体チップも適用することができる。
半導体パッケージ600は、半田ボール601と、再配線層602と、インターフェイスチップ603と、積層された複数のDRAMチップ100と、リードフレーム604と、を備え、いわゆるCOC(chip on chip)構造から構成されている。各DRAMチップ100は、半導体基板101と、半導体基板101を貫通する貫通電極123と、を備える。各DRAMチップ100は、貫通電極123によって電気的に接続されている。貫通電極123によって接続することにより、メモリとして機能する半導体パッケージ600をより小型化かつ高性能化することができる。
次に、比較形態として、背景技術に係る半導体装置の製造方法及びその問題点について説明する。図50及び図51に、背景技術に係る半導体装置の製造方法を説明するための概略工程図を示す。図50及び図51は、第1エリアA〜第3エリアCの概略断面図である。図50及び図51においては、理解を容易にするため、上記実施形態と同じ符号を用いている。図50及び図51は、第1実施形態における図21の後の工程に対応する。
背景技術においては、第1エリアA及び第3エリアCにおいて貫通電極及び第2バンプを形成するが、第2エリアBにおいては貫通電極及び第2バンプを形成しない。まず、第1エリアA及び第3エリアCにおいて、半導体基板101に、第3貫通孔115を形成した後、シード層となる第2バリア膜の前駆膜117’を形成する。次に、貫通電極123を形成する前に、半導体基板101の第2面101b側に、第1エリアA及び第3エリアCにおいて第2バンプのための第4貫通孔118aを有する第2保護膜118を形成する(図50)。このとき、第3エリアC付近における第2保護膜118の開口面積割合は、第1エリアAにおける第2保護膜118の開口面積割合よりも小さくなっている。
次に、貫通電極123及び第2バンプ121の第2下層導電膜119を電解めっきにより一体的に形成する。次に、第2下層導電膜119上に第2上層導電膜120を形成する(図51)。このとき、第1エリアAにおける第2バンプ121の高さH91と第3エリアCにおける第2バンプ121の高さH93とでは差が生じてしまう。第1エリアAにおける第4貫通孔の開口面積割合が第3エリアCよりも大きい場合には、第1エリアAにおける第2バンプ121の高さH91が第3エリアCにおける第2バンプ121の高さH93よりも高くなることが確認されている。本発明者は、第2バンプ121の高さに差が生じたのは、第2保護膜118の開口面積の割合が貫通電極の堆積量の差異をもたらしたもの考えた。
そこで、本発明者は、第1エリアAと第3エリアCとの第2バンプの高さのばらつきをなくすため、第3エリアCに隣接する第2エリアB上の第2保護膜118にも第4貫通孔118aを形成して、第1エリアAにおける開口面積割合と、第3エリアC付近における開口面積割合とがより近い値になるように調整した。また、貫通電極123と第2下層導電膜119とを別個の電解めっき工程で形成した。図52〜図54に、当該方法を説明するための概略工程図を示す。図52〜図54は、第1エリアA〜第3エリアCの概略断面図である。図52〜図54においては、理解を容易にするため、上記実施形態と同じ符号を用いている。図52は、第1実施形態における図21の後の工程に対応し、背景技術に係る図50の工程に対応する。
まず、半導体基板101に、第1エリアA及び第3エリアCにおいて第3貫通孔115を形成した後、貫通電極123を形成する前に、半導体基板101の第2面101b側に、第1エリアA〜第3エリアCにおいて第2バンプ及び第2ダミーバンプのための第4貫通孔118aを有する第2保護膜118を形成する(図52)。
次に、第3貫通孔115を埋めるように、電解めっきによる貫通電極123を形成した(図52)。その結果、第4貫通孔118a内(第2バリア膜の前駆膜117’上)にも第2下層導電膜の一部となる部分119a〜119cが形成された。第1エリアAにおける第2下層導電膜119の第1部119aの、第2バリア膜の前駆膜117’からの高さH81と、第3エリアCにおける第2下層導電膜119の第3部119cの、第2バリア膜の前駆膜117’からの高さH83とは、同じ高さにすることができた。しかしながら、第2エリアBにおける第2下層導電膜119の第2部119bの、第2バリア膜の前駆膜117’からの高さH82は、高さH81及びH83よりも高くなってしまった。
次に、第1エリアA〜第3エリアCにおいて、電解めっきにより、第2下層導電膜119を形成する。次に、第2下層導電膜119上に第2上層導電膜120を形成して、第2バンプ121及び第2ダミーバンプ121Dを形成する(図52)。この電解めっき工程において堆積される第2下層導電膜119及び第2上層導電膜120の厚さは、各エリアにおいて同等となる。したがって、貫通電極123形成時に堆積された第2部119bと第1部119a及び第3部119cの高さの差が、第2エリアBの第2ダミーバンプ121Dの高さと、第1エリアA及び第3エリアCの第2バンプ121の高さの差となってしまう。したがって、第1エリアA〜第3エリアCにおいて同一の高さを有するバンプは形成することができない。
上記の特許文献および非特許文献の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の半導体装置の製造方法は、上記実施形態に基づいて説明されているが、上記実施形態に限定されることなく、本発明の全開示に枠内において、かつ本発明の基本的技術思想に基づいて、種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態ないし実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)に対し種々の変形、変更及び改良を含むことができることはいうまでもない。また、本発明の全開示の枠内において、種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態ないし実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ・置換ないし選択が可能である。
本発明のさらなる課題、目的及び展開形態は、請求の範囲を含む本発明の全開示事項からも明らかにされる。
本書に記載した数値範囲については、当該範囲内に含まれる任意の数値ないし小範囲が、別段の記載のない場合でも具体的に記載されているものと解釈されるべきである。
100,200,300,400,500 半導体チップ
101 半導体基板
101a 第1面
101b 第2面
102 素子形成層
103 配線層
104 第1絶縁層
105 カバー膜
106 第2絶縁層
107 第1貫通孔
108 第1バリア膜
108’ 第1バリア膜の前駆膜
109 第1保護膜
109a 第2貫通孔
110 第1下層導電膜
111 第1上層導電膜
112 第1バンプ
112D 第1ダミーバンプ
113 第1接着材
114 支持体
115 第3貫通孔
116 サイドウォール絶縁膜
117 第2バリア膜
117’ 第2バリア膜の前駆膜
118 第2保護膜
118a 第4貫通孔
119 第2下層導電膜
119a〜119c 第1〜第3部
120 第2上層導電膜
121 第2バンプ
121D 第2ダミーバンプ
123 貫通電極
123’ 貫通電極の前駆膜
130,230,330,430,530 半導体チップ積層体
600 半導体パッケージ
601 半田ボール
602 再配線層
603 インターフェイスチップ
604 リードフレーム

Claims (19)

  1. 半導体基板に、少なくとも1つの第1貫通孔を形成する工程と、
    前記第1貫通孔を埋めると共に、前記半導体基板の第1面側を覆うように、第1導電体を形成する工程と、
    前記第1導電体上に、マスクを形成する工程と、
    前記第1導電体が露出するように、前記マスクに少なくとも1つの第2貫通孔を形成する工程と、
    前記第2貫通孔内の少なくとも一部に、第2導電体を形成する工程と、
    前記マスクの少なくとも一部を除去する工程と、
    前記第1貫通孔内に存在する前記第1導電体の少なくとも一部と前記第2導電体の少なくとも一部との電気的接続を維持しながら、前記第1導電体のうち、前記マスクの下に存在していた部分の少なくとも一部を除去する工程と、
    を含む半導体装置の製造方法。
  2. 前記第1貫通孔の内壁及び前記半導体基板の前記第1面側を覆うように、第3導電体を形成する工程をさらに含み、
    前記第1導電体を形成する工程において、前記第3導電体をシード層として、第1の電解めっきによって前記第1導電体を形成する、請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第3導電体のうち、前記マスクの下に存在していた部分の少なくとも一部を除去する工程をさらに含む、請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第1貫通孔を形成する工程において、複数の前記第1貫通孔を形成し、
    前記第3導電体の一部を除去する工程において、複数の前記第1貫通孔内に存在する前記第1導電体同士が前記第3導電体を介して電気的に接続されないように前記第3導電体の一部を除去する、請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記第3導電体及び前記第1導電体のうち少なくとも一方をシード層として、第2の電解めっきによって前記第2導電体を形成する、請求項2〜4のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記第1の電解めっきにおける電流密度は前記第2の電解めっきにおける電流密度よりも低い、請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記第1の電解めっきにおける電流密度は1A/m〜100A/mである、請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記第2の電解めっきにおける電流密度は500A/m〜1500A/mである、請求項6又は7に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記第1の電解めっきはめっき液を攪拌しながら行う、請求項2〜8のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記第1導電体は銅である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記第2導電体は銅である、請求項1〜10のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  12. 前記第2貫通孔を形成する工程において、前記半導体基板の前記第1面からの平面投影で、前記第1貫通孔と少なくとも部分的に重複する位置に第1の第2貫通孔と、前記第1貫通孔と重複しない位置に第2の第2貫通孔と、を形成し、
    前記第2導電体を形成する工程において、前記第1の第2貫通孔内に第1の第2導電体を形成し、前記第2の第2貫通孔内に第2の第2導電体を形成する、請求項1〜11のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  13. 前記第1導電体の一部を除去する工程において、前記第1の第2導電体と前記第1貫通孔内に存在する前記第1導電体とが電気的に接続されるように、及び前記第2の第2導電体と前記第1貫通孔内に存在する前記第1導電体が電気的に遮断されるように、前記第1導電体の一部を除去する、請求項12に記載の半導体装置の製造方法。
  14. 前記半導体基板の前記第1面とは反対側の前記半導体基板の第2面側において、前記第1面又は前記第2面からの平面投影で前記第2の第2導電体と少なくとも部分的に重複する位置に第4導電体の少なくとも一部を形成する工程をさらに含む、請求項12又は13に記載の半導体装置の製造方法。
  15. 前記第1貫通孔を形成する前に、前記第1面とは反対側の前記半導体基板の第2面側に第5導電体を形成する工程をさらに含み、
    前記第1貫通孔は、前記第5導電体が前記第1貫通孔から露出するように、前記第1面側から形成し、
    前記第1導電体は、前記第5導電体と電気的に接続するように形成する、請求項1〜13のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  16. 前記半導体基板の前記第1面とは反対側の前記半導体基板の第2面側において、前記第1面又は前記第2面からの平面投影で前記第2導電体の少なくとも一部と少なくとも部分的に重複する位置に第4導電体の少なくとも一部を形成する工程をさらに含む、請求項15に記載の半導体装置の製造方法。
  17. 前記第4導電体のうちの第1の第4導電体の少なくとも一部は、前記第5導電体を介して、前記第1貫通孔内に存在する前記第1導電体と電気的に接続され、
    前記第4導電体のうちの第2の第4導電体の少なくとも一部は、前記半導体基板の前記第1面又は前記第2面からの平面投影において、前記第1貫通孔と重複しない位置に形成される、請求項16に記載の半導体装置の製造方法。
  18. 前記第2の第4導電体は、前記第2導電体のうち、前記半導体基板の前記第1面又は前記第2面からの平面投影において前記第1貫通孔と重複しない位置に形成された前記第2導電体と、前記半導体基板の前記第1面又は前記第2面からの平面投影において少なくとも部分的に重複する、請求項17に記載の半導体装置の製造方法。
  19. 前記マスクは感光性樹脂であり、
    前記マスクの前記第2貫通孔を前記マスクの露光処理及び現像処理により形成する、請求項1〜18のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
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